JP2000234944A - 水道メータ - Google Patents

水道メータ

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JP2000234944A
JP2000234944A JP11038309A JP3830999A JP2000234944A JP 2000234944 A JP2000234944 A JP 2000234944A JP 11038309 A JP11038309 A JP 11038309A JP 3830999 A JP3830999 A JP 3830999A JP 2000234944 A JP2000234944 A JP 2000234944A
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lower inner
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根車の耐久性の向上を図る。微少流量精度
を犠牲にすることなく最大流量を増加させる。最大流量
を増加する場合の流入ノズルの設計変更を容易にする。 【解決手段】 下インナーケース7の流入ノズル9を、
上面22と左右の面18,19の3面で形成してその下
側23を開口する。前記左右の面18,19で流入ノズ
ル9を、その流出口側が小径になるように絞る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道メータに関す
る。
【0002】
【従来の技術と問題点】従来、水道メータにおいて、図
10乃至図12に示すように、上流側に水道水の流入口
101を形成し、下流側に流出口102を形成した本体
ケース103内に下インナーケース104を配設し、該
下インナーケース104に、その下部に位置して複数の
流入ノズル105を形成し、上部に位置して複数の流出
ノズル106を形成し、更に、下インナーケース104
の底壁の中央部に羽根車支承軸固定穴107を形成し
て、該羽根車支承軸固定穴107に羽根車支承軸108
を固植し、該羽根車支承軸108に羽根車109を回転
可能に備えたものが知られている。
【0003】そして、前記流入ノズル105は図10及
び図11に示すように、上面110と下面111と左右
面112,113の4面で絞られて形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のように流入
ノズル105を4面で形成するものにおいては、夫々の
面での流通抵抗により流入ノズルでの圧力損失が大きく
なる問題がある。
【0005】更に、最大流量を数%増加したい場合及び
耐久性向上のため回転数を減少させたい場合には流入ノ
ズルの4面全体を変更対象とする必要があるが、その場
合、微流量の計測性能が悪化する問題があった。そこで
本発明は、前記の問題を解決する水道メータを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、本体ケース内に下
インナーケースを備え、該下インナーケース内に羽根車
を回転可能に備え、下インナーケースの周壁に、下部に
位置して流入ノズルを形成し、上部に位置して流出ノズ
ルを形成した水道メータにおいて、前記下インナーケー
スの流入ノズルを、上面と左右の面の3面で形成してそ
の流入ノズルの下側を本体ケース内の流入側室に開口
し、更に、前記左右の面を、流入ノズルの流出口側が絞
られるように形成したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の第2の発明は、前記第1の
発明において、前記流入ノズルの上面を、その流入口側
から流出口側に向って下降する曲面と流出口側部におけ
る平面とで形成したことを特徴とするものである。
【0008】水道水が流入ノズルを通過するとき、流入
ノズルが、その下側を開放した3面のみの絞り通路であ
るため、羽根車へ衝突する流速が、従来の4面の流入ノ
ズルに比べて低減される。そのため、従来構造のものと
同一流量で羽根車回転数を低減でき、羽根車への衝撃が
緩和する。
【0009】また、流入ノズルは3面のみであるため、
従来の4面の流入ノズルに比べて流入ノズルでの圧力損
失が低減される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図9に示す実施例に基い
て本発明の実施の形態について説明する。図1におい
て、1は本体ケースで、その上流側に流入口2を形成
し、下流側に流出口3を形成し、かつ、隔壁4によって
上流側室5と下流側室6が形成されている。
【0011】更に本体ケース1内には、下インナーケー
ス7が、その外周に形成した段部8を前記隔壁4上に載
置して収納されている。該下インナーケース7における
段部8の下側、すなわち上流側室5部に位置する部分に
は流入ノズル9が形成され、段部8の上側、すなわち下
流側室6に位置する部分には流出ノズル10が形成され
ている。
【0012】下インナーケース7の底壁中央部には羽根
車支承軸固定穴11が貫通形成され、該穴11に羽根車
支承軸12が固植されている。下インナーケース7の羽
根車室7a内には、前記羽根車支承軸12によって羽根
車13が回転可能に支承されている。該羽根車13には
マグネット14が固着され、該マグネット14が上イン
ナーケース15内に設けた歯車列のマグネット16と対
向し、羽根車13の回転が両マグネット14,16を介
して歯車列を回転し、指示部によって流量積算値を表示
するようになっている。
【0013】次に前記下インナーケース7について詳述
する。下インナーケース7の流入ノズル9は、下インナ
ーケース7の周壁17に、周方向に所定の間隔を有して
複数個貫通形成されている。更に、該流入ノズル9の平
形状は図6及び図7(a)に示すように、下インナーケ
ース7の中心、すなわち、羽根車支承軸固定穴11の中
心(羽根車13の回転中心)からの放射線Xに対して傾
斜して形成されている。更に、左右方向の一方の面18
の放射線Xに対する角度αが他方の面19の放射線Xに
対する角度βよりも大きく設定されている。これによ
り、流入ノズル9は、その流入口側20が広く、流出口
側21が狭くなるように絞られている。
【0014】更に、流入ノズル9の上面22は、図7
(c)及び図8に示すように、その流入口側20から流
出口側21に向って下降する曲面22aと、流出口側2
1部の平面22bとで構成されている。
【0015】更に、流入ノズル9の下側23は開放され
て無壁状態になっている。また、下インナーケース7の
底壁24の内部外周には、図1、図3、図5に示すよう
にリング25が形成され、底壁24の内面には放射状の
リブ26が形成されている。
【0016】また、前記流出ノズル10は、図9に示す
ように、前記放射線Xに対して、前記流入ノズル9の傾
斜方向と反対の方向に所定の角度γで傾斜して形成され
ている。
【0017】なお、前記下インナーケース7は樹脂で成
形されている。前記の構造の下インナーケース7を図1
に示すように設置することにより、その下インナーケー
ス7に形成した流入ノズル9の下側23は、流入側室5
に連通状態で開口する。
【0018】以上の構造において、流入口2から流入し
た水道水は、ストレーナ27を通じて上流側室5内に入
り、更に、下インナーケース7の流入ノズル9における
外側の開口部と下側の開口部から流入ノズル9内に流入
し、流出口側21から羽根車室7a内へ略接線方向へ噴
出する。そして、この噴出された水道水が羽根車13に
衝突し、羽根車13を回転し、周知のように流量が積算
される。
【0019】前記水道水が流入ノズル9を通過すると
き、流入ノズル9が、その下側23を開放した3面のみ
の絞り通路であるため、羽根車13へ衝突する流速が、
従来の4面構造に比べて低減される。そのため、従来構
造のものと同一流量での羽根車回転数を低減し、これに
対応して歯車列を構成することにより、同一流量での羽
根車への衝撃を緩和して、羽根車の回転寿命を従来構造
のものに比べて向上させることができる。
【0020】また、流入ノズル9は3面のみであるた
め、従来の4面構造に比べて流入ノズルでの圧力損失が
低減する。そのため、流入ノズル9の流出口側21の口
径を従来構造と同等に設定することにより、微少流量精
度を犠牲にすることなく最大流量が増加できる。
【0021】このように、流入ノズルを3面構造にした
本発明と従来の4面構造のものを試験して得た器差特性
と圧力損失特性を図13に示す。該図13において、実
線Aは本発明における器差特性、破線Bは従来構造の器
差特性、実線Cは本発明の圧力損失特性、破線Dは従来
の圧力損失特性を示す。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の4
面の流入ノズルに比べて、同一流量で羽根車回転数を低
減して羽根車の耐久性を向上することができる。
【0023】更に、従来の4面の流入ノズルに比べて流
入ノズルでの圧力損失を低減でき、微少流量精度を犠牲
にすることなく最大流量が増加できる。更に、最大流量
を増加したい場合には流入ノズルの3面を変更対象とす
るのみでよく、従来の4面の全面を対象とするものに比
べて設計変更が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す水道メータの要部断面
図。
【図2】本発明の下インナーケースの斜視図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図2の側面図。
【図5】図2の側断面図。
【図6】図5におけるE−E線断面図。
【図7】(a)は図6における一部拡大断面図、(b)
は(a)における流入ノズルを矢印H側から見た図、
(c)は(a)におけるI−I線断面図。
【図8】図5におけるF−F線断面図。
【図9】図5におけるG−G線断面図。
【図10】従来構造の水道メータを示す側断面図。
【図11】(a)は図10における下インナーケースの
流入ノズル部の平断面図、(b)は同下インナーケース
の流入ノズル部の側面図。
【図12】図10における下インナーケースの流出ノズ
ル部の平断面図。
【図13】本発明と従来構造における器差と圧力損失を
比較した特性図。
【符号の説明】
1 本体ケース 5 流入側室 7 下インナーケース 9 流入ノズル 10 流出ノズル 13 羽根車 20 流入口側 21 流出口側 22 上面 22a 曲面 22b 平面 23 下側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内に下インナーケースを備
    え、該下インナーケース内に羽根車を回転可能に備え、
    下インナーケースの周壁に、下部に位置して流入ノズル
    を形成し、上部に位置して流出ノズルを形成した水道メ
    ータにおいて、 前記下インナーケースの流入ノズルを、上面と左右の面
    の3面で形成してその流入ノズルの下側を本体ケース内
    の流入側室に開口し、更に、前記左右の面を、流入ノズ
    ルの流出口側が絞られるように形成したことを特徴とす
    る水道メータ。
  2. 【請求項2】 前記流入ノズルの上面を、その流入口側
    から流出口側に向って下降する曲面と流出口側部におけ
    る平面とで形成したことを特徴とする請求項1記載の水
    道メータ。
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