JP2003207377A - 水道メータ及び、そのインナーケース及び、インナーケースの成形用金型及び、インナーユニット - Google Patents

水道メータ及び、そのインナーケース及び、インナーケースの成形用金型及び、インナーユニット

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JP2003207377A
JP2003207377A JP2002002985A JP2002002985A JP2003207377A JP 2003207377 A JP2003207377 A JP 2003207377A JP 2002002985 A JP2002002985 A JP 2002002985A JP 2002002985 A JP2002002985 A JP 2002002985A JP 2003207377 A JP2003207377 A JP 2003207377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水道メータ及び、そのインナーケース及び、
インナーケースの成形用金型及び、インナーユニットの
製造費を下げると共に、水道メータの計測精度及び耐久
性の向上を目的とする。 【解決手段】 本発明のインナーケース21では、軸方
向で導入孔29を挟んで底壁27から離れる側の内筒壁
22の内面22Aと、底壁27側の内筒壁22の外面2
2Bとを面一にしたから、内筒壁22の内面22Aを成
形する内面成形型61Aの外面に、内筒壁22の外面2
2Bを成形する外面成形型62Aの一部を摺り合わせ
て、その摺り合わせ部分で、前記導入孔29を成形する
ことができる。これにより、従来では必要とされたスラ
イドピンを廃止して、製造費の低減を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、羽根車をインナー
ケースに収容して備えた水道メータ及びそのインナーケ
ース及びインナーケースの成形用金型及びインナーユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】図12には、羽根車1をインナーケース
2に収容して備えた水道メータが示されている。そのイ
ンナーケース2の周壁2Sには、図13に示すように、
径方向と交差する方向を向いた複数の導入孔3が形成さ
れ、周壁2S内で水道水を旋回させて、羽根車1の回転
効率を上げることで、計測精度の向上を図っている。ま
た、周壁2Sの周りを覆う外筒壁(図示せず)をインナ
ーケース2に設け、その外筒壁にて水道水を導入孔3に
案内することで、計測精度の更なる向上を図ったものも
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したイ
ンナーケース2は、一般に合成樹脂の射出成形品として
製造されている。ところが、従来では、複数の導入孔3
が、複数方向を向いてインナーケース2の周壁2Sを貫
通しているので、インナーケース2の成形用金型には、
その型開き方向と直交する平面内に、複数のスライドピ
ンを設ける必要が生じ、金型製作費が高くなると共に、
スライドピンが多くなることで、一品当たりの成形サイ
クルも長くなり、このため、インナーケースの製造費が
高くなっていた。また、インナーケース2の周壁2Sの
周りを外筒壁で覆ったものでは、導入孔3を成形するた
めに、インナーケース2を複数の部品に分割する必要が
生じ、それら複数の部品を別々に成形してから、組み付
けなければならないので、製造費が高くなっていた。さ
らに、上記した製造費等の問題以外にも、計測精度及び
耐久性の更なる向上も求められている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、水道メータ及び、そのインナーケース及び、インナ
ーケースの成形用金型及び、インナーユニットの製造費
を下げると共に、水道メータの計測精度及び耐久性の向
上を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の発明に係る水道メータのインナー
ケースは、水道メータの内部で、流量に応じて回転する
羽根車の周りを覆う内筒壁と、内筒壁の一端を閉じた底
壁とを備えてなるインナーケースであって、射出成形し
た合成樹脂で構成され、内筒壁のうち底壁寄り位置に
は、径方向と斜めに交差する方向に向けて、内筒壁内に
水道水を取り込むための導入孔が周方向に複数設けられ
ると共に、内筒壁のうち底壁から離れた端部寄り位置に
は、内筒壁から水道水を排出するための排出孔が設けら
れたインナーケースにおいて、各導入孔の縁部のうち内
筒壁の軸方向に延びた一側縁部から、それら各導入孔を
覆うように斜め外方に向けて誘導突片を張り出し形成
し、軸方向で導入孔を挟んで底壁から離れる側の内筒壁
の内面と、底壁側の内筒壁の外面とを面一にしたところ
に特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の水道メ
ータのインナーケースにおいて、内筒壁の周りを覆う両
端開放筒形の外筒壁と、導入孔のうち底壁から離れた側
の縁部と誘導突片との間を繋ぐと共に、内筒壁と外筒壁
との間の隙間を、導入孔が開放した流入部屋と、排出孔
が開放した流出部屋とに隔絶する中間壁とを設け、外筒
壁には、流入部屋を外方に開放した流入口と、排出部屋
を外方に開放した流出口とが形成されたところに特徴を
有する。
【0007】請求項3の発明は、請求項2又は3に記載
の水道メータのインナーケースにおいて、内筒壁の外面
又は外筒壁の内面に、乱流生成用の凹凸部を設けたとこ
ろに特徴を有する。
【0008】請求項4の発明に係る水道メータは、請求
項1乃至請求項3の何れかに記載の水道メータのインナ
ーケースを備えたところに特徴を有する。
【0009】請求項5の発明に係る水道メータのインナ
ーユニットは、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
水道メータのインナーケースと、インナーケースに収容
される羽根車と、インナーケースの底壁から起立し、先
端を羽根車の一部に突き当てて軸支するピンとを備えて
なるインナーユニットであって、羽根車には、導入孔か
ら内筒壁内に流入した水道水の水圧を、羽根車をピンか
ら浮かす方向に受ける浮圧壁が設けられたところに特徴
を有する。
【0010】請求項6の発明に係る水道メータは、請求
項5に記載のインナーユニットを備えたところに特徴を
有する。
【0011】請求項7の発明に係るインナーケースの成
形用金型は、水道メータの内部で、流量に応じて回転す
る羽根車の周りを覆う内筒壁と、内筒壁の一端に配され
た底壁とを備え、内筒壁のうち底壁寄り位置には、径方
向と斜めに交差する方向に向けて、内筒壁内に水道水を
取り込むための導入孔が周方向に複数設けられると共
に、内筒壁のうち底壁から離れた端部寄り位置には、内
筒壁から水道水を排出するための排出孔が設けられたイ
ンナーケースの成形用金型であって、内筒壁の軸方向に
型開きする1対の開閉型と、一方の開閉型に設けられて
内筒壁の内面を成形する内面成形型と、他方の開閉型に
設けられて、内筒壁の外面を成形する外面成形型の一部
とを、両開閉型を型閉めしたときに摺り合わせ、その摺
り合わせ部分によって、導入孔を形成可能としたところ
に特徴を有する。
【0012】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>請求項1の
発明のインナーケースでは、内筒壁の周りを流れる水
は、誘導突片に案内されて導入孔から内筒壁内に流れて
旋回し、羽根車を回転させることができる。ここで、本
発明のインナーケースでは、軸方向で導入孔を挟んで底
壁から離れる側の内筒壁の内面と、底壁側の内筒壁の外
面とを面一にしたから、内筒壁の内面を成形する金型の
外面に、内筒壁の外面を成形する金型の一部を摺り合わ
せて、その摺り合わせ部分で、前記導入孔を成形するこ
とができる。これにより、従来では必要とされたスライ
ドピンを廃止して、製造費の低減を図ることができる。
【0013】<請求項2の発明>請求項2のインナーケ
ースによれば、内筒壁の内面を成形する金型の外面に、
内筒壁の外面及び外筒壁の内面を成形する金型の一部を
摺り合わせて、その摺り合わせ部分で、前記導入孔を成
形することができる。これにより、内筒壁の周りを外筒
壁で覆ったインナーケースにおいて、従来では、複数の
部品に分割していたものを、一体化することができ、製
造費の低減を図ることができる。
【0014】<請求項3の発明>請求項3の発明では、
内筒壁の外面又は外筒壁の内面に設けた凹凸部により、
乱流が生成され、羽根車がその乱流を受けて回転する。
これにより、水道メータの計測精度のばらつきを小さく
することが可能になった。
【0015】<請求項4の発明>請求項4の水道メータ
は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の水道メータ
のインナーケースを備えたので製造費を下げることがで
きる。
【0016】<請求項5の発明>請求項5の発明によれ
ば、導入孔から内筒壁内に流入した水道水の水圧を羽根
車の浮圧壁で受けることで、羽根車がピンから浮く方向
に力を受け、ピンとの羽根車との摩擦が低減して、耐久
性が向上する。
【0017】<請求項6の発明>請求項6の水道メータ
は、請求項5に記載のインナーユニットを備えたので製
造費を下げることができる。
【0018】<請求項7の発明>請求項7のインナーケ
ースの成形用金型によれば、一方の開閉型に設けた内面
成形型と、他方の開閉型に設けた外面成形型との摺り合
わせ部分によって、導入孔を形成するから、従来では必
要とされたスライドピンを廃止して、製造費の低減を図
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1〜図10に基づいて説明する。図1に示した本実施形
態の水道メータは、本体ケース10の内部を水没部屋1
0Aと乾燥部屋10Bとに分けた、所謂、乾式水道メー
タである。具体的には、本体ケース10は、鋳物下ケー
ス11の上端面に鋳物上ケース15を組み付けてなる。
鋳物下ケース11は、上端開放の円筒部13の周壁から
相反する方向に1対の管部14,14を延設した構造を
なし、これら管部14,14が、図示しない水道管に連
結される。
【0020】円筒部13の内周面には、開放端寄り位置
に段差部が形成され、その段差部にOリング16を配し
て、その上方から区画蓋17を被せてある。そして、区
画蓋17を境界にして、上方側が前記乾燥部屋10Bを
なす一方、下方側が前記水没部屋10Aをなす。
【0021】乾燥部屋10Bは、円筒部13の上端に鋳
物上ケース15を螺合することで密閉されており、内部
に積算表示部を収容している。積算表示部は、図示しな
い複数のギヤを連結してなり、水道水の積算流量を計数
して表示する。そして、鋳物上ケース15に備えた上面
蓋15Fを開けると、鋳物上ケース15の上壁に設けた
ガラス窓を通して、積算表示部の表示を見ることができ
る。
【0022】水没部屋10Aには、管部14,14が連
通しており、図1における左側に示された一方の管部1
4から水没部屋10Aを通って、右側に示された他方の
管部14へと水道水が流される、
【0023】水没部屋10Aの内部には、本発明に係る
インナーユニット20が収容されている。インナーユニ
ット20は、インナーケース21の内部に羽根車50を
収容し、そのインナーケース21の収容口を上面蓋39
で閉塞してなる。
【0024】羽根車50は、合成樹脂製の射出成形品で
あり、図2に示すように、上下方向に延びた軸部51の
外周面に、複数の羽根52を張り出し形成して備える。
複数の羽根52は、平坦は突片状をなし、図3に示すよ
うに、軸部51を周方向で7等配した位置から径方向を
向いて真っ直ぐ延びている。
【0025】軸部51は、図2に示すように、羽根52
が一体形成された円筒体53の上面から断面十字形状の
支柱体54を延ばしてなり、その支柱54の上端に備え
た小皿部55に、マグネットカップリング55Mの一方
が固着されている。マグネットカップリングの他方(図
示せず)は、前記10B内の積算表示部を構成する図示
しない初段ギヤに固定されており、前記区画蓋17を介
して、これら両マグネットカップリングが対向配置され
ている。これにより、羽根車50の回転が、積算表示部
の前記初段ギヤの回転として伝達される。
【0026】支柱54の下端面のうち、円筒体53の内
部空間と対向した部分は、支柱54を構成する壁体が上
方に向けて一部切除され、後述するピン59との突き当
て部58になっている。また、円筒体53の内部には、
ピン59との摩擦を低減するための軸受57が勘合され
ている。
【0027】軸部51のうち軸方向の下端部寄り位置に
は、円筒体53の外面から側方に向けて、円板状の浮圧
壁56が張り出している。(なお、浮圧壁56の張り出
し量は、羽根52の外径程度まで可能とする)。
【0028】インナーケース21は、合成樹脂製の射出
成形品であり、図1に示すように、羽根車50を収容し
た内筒壁22の周りを外筒壁23で覆ってなる。
【0029】内筒壁22は、図4に大まかな全体形状が
示されており、全体として、下端有底円筒状をなし、軸
方向の中間部分から側方に向けて中間壁24が張り出さ
れている。
【0030】図5に示すように、内筒壁22の下端を閉
塞する底壁27の内面には、中心にエンボス部28が設
けられ、そのエンボス部28から放射状に複数のリブ2
8Lが延びている。エンボス部28の中心には、図1に
示すように、貫通孔が形成され、そこには金属製のピン
59が上方から挿通されている。また、ピン59のうち
エンボス部28を貫通した下端部には、抜け止め用金属
板59Kが係止されている。
【0031】図4に示すように、内筒壁22のうち中間
壁24より上側には、周方向で3等配した位置に、上方
に開放した切り欠き状の排出孔25が形成されている。
排出孔25の側縁部からは、図5に示すように、径方向
と斜めに交差する方向に向けて案内突条26が突出して
いる。
【0032】図4に示すように、内筒壁22のうち中間
壁24より下側には、周方向の複数位置に導入孔29が
形成されている。各導入孔29は、内筒壁22の一部を
底壁27の上面(内面)から中間壁24の下面まで切除
してなる矩形状をなしている。
【0033】内筒壁22の外面には、各導入孔29の開
口縁のうち内筒壁22の軸方向を向いた一側縁部(例え
ば、導入孔29に外方から向かって右側の縁部)から、
それら各導入孔29を覆うように斜め外方に向けて誘導
突片30を張り出し形成されている。また、各導入孔2
9の下縁部と誘導突片30との間は開放しており、一
方、導入孔29の上縁部と誘導突片30との間は、前記
中間壁24にて閉塞されている。
【0034】さて、本実施形態のインナーケース21で
は、その軸方向で導入孔29を挟んで底壁27から離れ
る側の内筒壁22の内面22A(図5及び図6参照)
と、底壁27側の内筒壁22の外面22B(図7参照)
とが面一になっている。より詳細には、内筒壁22の軸
方向で、導入孔29を挟んで底壁27から離れる側の内
筒壁22の内面22Aの曲率半径(内径)は、図5及び
図6において半径R1で示されており、底壁27側の内
筒壁22の外面22Bの曲率半径(外径)は、図7にお
いて半径R2で示されている。ここで、型抜き用の傾斜
を無視した場合に、これら半径R1と半径R2とが同じ
大きさ、即ちR1=R2となっている。つまり、前述の
通り、導入孔29を挟んで軸方向で並んだ内筒壁22の
内面22Aと内筒壁22の外面22Bとが面一になって
いる。
【0035】図5に示すように、内筒壁22の周りを覆
う前記外筒壁23は、内筒壁22と同心円でかつ両端開
放の円筒形状をなしている。そして、図8に示すよう
に、内筒壁22と外筒壁23との間の隙間23Sが、中
間壁24によって、導入孔29が開放した流入部屋と排
出孔25が開放した流出部屋とに区画されている。ま
た、外筒壁23には、図5に示すように、前記流入部屋
を外側に開放する流入口32と、前記流出部屋を外側に
開放した流出口33とが形成されいる。
【0036】より具体的には、図9(A)及び図9
(B)に示すように、流入口32及び流出口33とも矩
形状をなし、上下の端縁が、外筒壁23の軸方向の両端
寄り位置に達している。そして、流入口32の奥では、
中間壁24が斜め上方に傾斜して流入口32の上縁部に
繋がっている。一方、流出口33の奥では、中間壁24
が斜め下方に傾斜して流出口33の下縁部に繋がってい
る。なお、流出口33の縁部には、矩形パッキン33P
が装着されている。
【0037】外筒壁23の内面には、図6に示すよう
に、周方向の複数位置に、乱流生成突条34(本発明の
「乱流生用の凹凸部」に相当する)が設けられている。
乱流生成突条34は、外筒壁23の軸方向に延びて、互
いに並行している。
【0038】図1に示すように、内筒壁22と外筒壁2
3との間の隙間23Sの下面開放口は、鋳物下ケース1
1の底面にて閉塞されている。一方、内外の筒壁22,
23の上面の開放口は、合成樹脂製の上面蓋39にて閉
塞され、その上面蓋39の中心に形成した貫通孔から、
羽根車50の軸部51が突出している。
【0039】なお、図1に示すように、インナーケース
21には、中間壁24から下方に向けて位置決め突部2
1Pが突出しており、この突部21Pが、鋳物下ケース
11に形成された位置決め孔11Pに挿入されて、イン
ナーケース21と鋳物下ケース11との位相が一義的に
決められる。これにより、流入口32及び流出口33
が、それぞれ管部14,14に対向した状態にセットさ
れる。また、図5〜図7に示すように、インナーケース
21には、中間壁24を上下方向に連絡するバイパス路
21Bが設けられており、このバイパス21Bに、概円
柱状の調整弁(図示せず)が嵌合されている。そして、
この調整弁の位相を変更することで、バイパス路21B
の開閉度が変更され、管部14を流れる水道水のうち内
筒壁22内を通過する水道水の量を微調整することがで
きる。
【0040】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。水道メータを水道管の途中に接続すると、
一方の管部14を通ってきた水道水が、インナーユニッ
ト20のうち外筒壁23に形成した流入口32からイン
ナーユニット20内に流入する。インナーユニット20
内で、水道水は、内筒壁22と外筒壁23との隙間23
Sを通る。このとき、乱流生成突条34により乱流化さ
れると共に、誘導突片30の案内により、インナーユニ
ット20の径方向と斜めに交差する方向に案内されて、
導入孔29から内筒壁22内に流入する。これにより、
内筒壁22内で水道水が旋回しながら、内筒壁22内を
上方に向かう。そして、排出孔25から隙間23S及び
流出口33を通って、他方の管部14へと排出される。
【0041】内筒壁22に収容された羽根車50は、内
筒壁22内で旋回する水道水によって回転される。羽根
車50の回転は、マグネットカップリング55Mを介し
て、積算表示部に伝達され、水道水の流量が計測され
る。ここで、羽根車50は、導入孔29から内筒壁22
内に流入した水道水の水圧を浮圧壁56で受けて、ピン
59から浮く方向に力を受ける。これにより、ピン59
と羽根車50との摩擦が低減して、耐久性が向上する。
【0042】上述の如く機能するインナーケース21
は、合成樹脂を射出成形機にて製造される。特に、本発
明に係る導入孔29は、以下のようにして成形される。
即ち、図10には、射出成形機に備えた樹脂成形用金型
60の一部が示されており、この樹脂成形用金型60
は、内筒壁22の軸方向に型開きする1対の開閉型6
1,62を備えてなる。一方の開閉型61には、内筒壁
22の内面を成形するための内面成形型61Aが設けら
れ、他方の開閉型62には、内筒壁22の外面と外筒壁
23の内面とを成形するための外面成形型62Aが設け
られている。そして、両開閉型61,62を型閉じ状態
にすると、図10に示すように、内面成形型61Aの外
周面に、外面成形型62Aの一部が摺り合わせられる。
この状態で溶融樹脂を金型内に充填すると、内面成形型
61Aと外面成形型62Aとの摺り合わせ部分(図10
の符合S1で示した部分)で、内筒壁22の導入孔29
が成形される。
【0043】このように本実施形態のインナーケース2
1では、軸方向で導入孔29を挟んで底壁27から離れ
る側の内筒壁22の内面22Aと、底壁27側の内筒壁
22の外面22Bとを面一にしたから、内筒壁22の内
面22Aを成形する内面成形型61Aの外面に、内筒壁
22の外面22Bを成形する外面成形型62Aの一部を
摺り合わせて、その摺り合わせ部分で、前記導入孔29
を成形することができる。これにより、従来では必要と
されたスライドピンを廃止して、製造費の低減を図るこ
とができる。また、内筒壁22の周りを外筒壁23で覆
ったインナーケース21において、従来では、複数の部
品に分割していたものを、一体化することができ、製造
費の低減を図ることができる。しかも、乱流生成突条3
4で生成した乱流で、羽根車50を回転させるので、後
述の実験結果にも示したように、水道メータの計測精度
のばらつきを小さくすることができる。
【0044】<実施例1>本発明に係る「乱流生成用の
凹凸部」の効果を調べるべく以下の実験を行った。実験
の手順は、以下の〜の通りである。
【0045】20台の従来の水道メータで通水試験を
行い、それら20台のうち流量を多めに計測する傾向に
あるもの5台と、少なめに計測する傾向にあるもの5台
と選び出し、これら計10台を、従来の水道メータとし
てのNo1〜No10のノーマル水道メータとした。 設定流量を、1250,1857,2500,350
0[L/H]にして、所定時間の間で各ノーマル水道メ
ータに流して流量を実測した。
【0046】設定流量毎に、全部のノーマル水道メー
タによる器差の平均値を求め、その平均値とNo1〜N
o10のノーマル水道メータの器差の平均値との差を求
めた。その結果が、表1に示されている。 設定流量毎に、器差の平均値Χと標準偏差σとを求め
た。
【0047】各ノーマル水道メータに備えたインナー
ケースの外筒壁の内面に、前記実施形態の乱流生成突条
34と同様の本発明に係る「乱流生成用の凹凸部」を設
け、No1〜No10の乱流器付き水道メータを製作し
た。 各乱流器付き水道メータに対し、前記ノーマル水道メ
ータと同様の実験(上記〜)を行った。その結果
が、表2に示されている。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】[実験結果]表1に示すように、ノーマル
水道メータでは、設定流量毎の測水道メータの器差のば
らつきが、
【0051】σ=0.80、1.15、1.13、1.
23、であったのに対し、
【0052】表2に示すように、乱流器付き水道メータ
では、設定流量毎の測水道メータの器差のばらつきは、
【0053】σ=1.01、0.90、0.84、0.
70であり、
【0054】全体として、乱流器付き水道メータの方
が、ノーマル水道メータより器差のばらつきが小さくな
った。これにより、本発明の係る「乱流生成用の凹凸
部」により、器差のばらつきを小さくすることが可能で
あることが分かった。
【0055】また、これらの結果を、前記した流量を多
めに計測する傾向にあるもの5台と、少なめに計測する
傾向にあるもの5台とに分けて解析すると、以下のよう
になった。
【0056】ノーマル水道メータで、流量を多めに計測
する傾向にあるもの5台による設定流量毎の器差のばら
つきをσ1とし、少なめに計測する傾向にある5台のば
らつきをσ2とし、また、乱流器付き水道メータでも同
様に、流量を多めに計測する傾向にあるもの5台のばら
つきをσ3、流量を少なめに計測する傾向にあるもの5
台のばらつきをσ4とすると、
【0057】 σ1=0.47,0.47,0.43,0.51 σ2=0.24,0.35,0.40,0.38 σ3=0.36,0.39,0.24,0.32 σ4=0.21,0.16,0.37,0.44
【0058】となり、多めに計測する傾向のものか、少
なめに計測する傾向のものかに関わらず、乱流生成用の
凹凸部を設けることで、器差のばらつきを小さくするこ
とができると分かった。
【0059】<実施例2>本発明に係る羽根車に備えた
「浮圧壁」の効果を調べるべく以下の実験を行った。実
験方法は以下の通りである。 従来の羽根車を備えた8台の旧型水道メータと、前記
実施形態の浮圧壁56と同様の浮圧壁を有する羽根車を
備えた8台の新型水道メータとに、それぞれ1000時
間の間、所定の流量で水道水を流す。 設定流量毎に、8台の旧型水道メータの器差平均と、
8台の新型水道メータの器差平均とを求めてグラフ化す
る。
【0060】[実験結果]実験結果は、図11のグラフ
に示すように、浮圧壁を有する羽根車を備えた8台の新
型水道メータが、旧型水道メータより、計測精度が良い
ことがわかる。このことから、羽根車に「浮圧壁」を設
けることとで、耐久性が向上することがわかった。
【0061】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0062】(1)前記実施形態では、本発明に係る乱
流生成用の凹凸部としての乱流生成突条34を、外筒壁
23の内面に配置していたが、乱流生成用の凹凸部は、
内筒壁の外面に配置してもよい。
【0063】(2)前記実施形態では、乾式水道メータ
に本発明を適用したものを例示したが、インナーケース
を備えたものであれば、湿式水道メータに本発明を適用
してもよい。
【0064】(3)前記実施形態の羽根車50には、円
盤状の浮圧壁56を羽根52とは別個に設けた合った
が、例えば、羽根52の下端部を斜めに屈曲させて、羽
根車を浮かせる構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る水道メータの側断面
【図2】羽根車の側断面図
【図3】羽根車の平面図
【図4】内筒壁の下方斜視図
【図5】インナーケースを上方から見た平断面図(図8
のA−A断面図)
【図6】インナーケースを下方から見た平断面図(図8
のB−B断面図)
【図7】インナーケースの下方から見た下面近傍の平断
面図(図8のC−C断面図)
【図8】インナーケースの側断面図(図5のD−D断面
図)
【図9】外筒壁の部分側面図
【図10】インナーケースの成型用金型の部分斜視図
【図11】実験2の結果を示したグラフ
【図12】従来の水道メータの部分破断斜視図
【図13】従来の水道メータの平断面図
【符号の説明】 20…インナーユニット 21…インナーケース 22…内筒壁 22A…内面 22B…外面 23…外筒壁 23S…隙間 24…中間壁 25…排出孔 27…底壁 29…導入孔 30…誘導突片 32…流入口 33…流出口 34…乱流生成突条 50…羽根車 56…浮圧壁 59…ピン 60…樹脂成形用金型 61,62…開閉型 61A…内面成形型 62A…外面成形型

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道メータの内部で、流量に応じて回転
    する羽根車の周りを覆う内筒壁と、前記内筒壁の一端を
    閉じた底壁とを備えてなるインナーケースであって、射
    出成形した合成樹脂で構成され、前記内筒壁のうち前記
    底壁寄り位置には、径方向と斜めに交差する方向に向け
    て、前記内筒壁内に水道水を取り込むための導入孔が周
    方向に複数設けられると共に、前記内筒壁のうち前記底
    壁から離れた端部寄り位置には、前記内筒壁から水道水
    を排出するための排出孔が設けられたインナーケースに
    おいて、 前記各導入孔の縁部のうち前記内筒壁の軸方向に延びた
    一側縁部から、それら各導入孔を覆うように斜め外方に
    向けて誘導突片を張り出し形成し、 前記軸方向で前記導入孔を挟んで前記底壁から離れる側
    の前記内筒壁の内面と、前記底壁側の前記内筒壁の外面
    とを面一にしたことを特徴とする水道メータのインナー
    ケース。
  2. 【請求項2】 前記内筒壁の周りを覆う両端開放筒形の
    外筒壁と、 前記導入孔のうち前記底壁から離れた側の縁部と前記誘
    導突片との間を繋ぐと共に、前記内筒壁と前記外筒壁と
    の間の隙間を、前記導入孔が開放した流入部屋と、前記
    排出孔が開放した流出部屋とに隔絶する中間壁とを設
    け、 前記外筒壁には、前記流入部屋を外方に開放した流入口
    と、前記排出部屋を外方に開放した流出口とが形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の水道メータのインナ
    ーケース。
  3. 【請求項3】 前記内筒壁の外面又は前記外筒壁の内面
    に、乱流生成用の凹凸部を設けたことを特徴とする請求
    項2又は3に記載の水道メータのインナーケース。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    水道メータのインナーケースを備えたことを特徴とする
    水道メータ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    水道メータのインナーケースと、前記インナーケースに
    収容される羽根車と、前記インナーケースの前記底壁か
    ら起立し、先端を前記羽根車の一部に突き当てて軸支す
    るピンとを備えてなるインナーユニットであって、 前記羽根車には、前記導入孔から前記内筒壁内に流入し
    た水道水の水圧を、前記羽根車を前記ピンから浮かす方
    向に受ける浮圧壁が設けられたことを特徴とする水道メ
    ータのインナーユニット。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインナーユニットを備
    えたことを特徴とする水道メータ。
  7. 【請求項7】 水道メータの内部で、流量に応じて回転
    する羽根車の周りを覆う内筒壁と、前記内筒壁の一端に
    配された底壁とを備え、前記内筒壁のうち前記底壁寄り
    位置には、径方向と斜めに交差する方向に向けて、前記
    内筒壁内に水道水を取り込むための導入孔が周方向に複
    数設けられると共に、前記内筒壁のうち前記底壁から離
    れた端部寄り位置には、前記内筒壁から水道水を排出す
    るための排出孔が設けられたインナーケースの成形用金
    型であって、 前記内筒壁の軸方向に型開きする1対の開閉型と、 一方の開閉型に設けられて前記内筒壁の内面を成形する
    内面成形型と、他方の開閉型に設けられて、前記内筒壁
    の外面を成形する外面成形型の一部とを、前記両開閉型
    を型閉めしたときに摺り合わせ、その摺り合わせ部分に
    よって、前記導入孔を形成可能としたことを特徴とする
    インナーケースの成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5022511B1 (ja) * 2011-11-15 2012-09-12 株式会社エム・ケイ企画 羽根車式水道メータ用インナーケース、羽根車式水道メータ用計量装置、及び、羽根車式水道メータ
JP2014095611A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toshin Corp 複箱式水道メータ、及びその組付け方法
JP2014231991A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 前澤給装工業株式会社 複箱式水道メータ

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