JPH0317224Y2 - - Google Patents

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JPH0317224Y2
JPH0317224Y2 JP10082485U JP10082485U JPH0317224Y2 JP H0317224 Y2 JPH0317224 Y2 JP H0317224Y2 JP 10082485 U JP10082485 U JP 10082485U JP 10082485 U JP10082485 U JP 10082485U JP H0317224 Y2 JPH0317224 Y2 JP H0317224Y2
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impeller
case
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liquid
storage case
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JP10082485U
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  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Details Of Flowmeters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば水道メータなどに使用される
軸流羽根車式流量計に関するもので、その目的と
するところは、正流時の器差の状態を損ねること
なく逆流時の器差の状態を改善させることがで
き、しかも小型の軸流羽根車式流量計にも容易に
適用できる軸流羽根車式流量計を提供することに
ある。
上記目的を達成するための本考案の軸流羽根車
式流量計は、リブの内方側であつて前記流量表示
機構収容ケースから羽根車収容ケースに向けて延
びる環状体の外周面に、複数の抵抗片を突設し
て、該抵抗片に、前記リブ間から流れ込む逆流時
の液を衝突させるようにしたものである。
以下、本考案を第1図〜第4図に示す一実施例
に基づいて説明する。
第1図には、たて型軸流羽根車式流量計が示さ
れており、この流量計は、中央部を仕切壁7cで
上下2室に区画すると共に両端部に該下室に連な
る流入口7a及び該上室から連なる流出口7bを
設けた下ケース7と、下ケース7内に配設された
整流器1、及び上インナーケース8の羽根車収容
ケース2内に配設された羽根車3とを具備する。
整流器1は、前記下ケース7の仕切壁7cに突
設せる開口部に円筒枠状のケース1bを係合固定
し、該ケース1bの中心部位に上方に突出するピ
ボット軸12を備えたボス体1cを配置し、ケー
ス1bとボス体1cとの間に複数の案内羽根1a
…(この実施例では6枚)をピボット軸12を中
心とする放射状に配設してなる。
整流器1の下面部とその直下の下ケース底壁部
分7dとの間には所定の間隔が確保されていて、
流入口7aから下ケース7内に導入された液A
が、整流器1下に導かれた上で案内羽根1a…を
通過上昇せしめられるようになされている。
整流器1の直上位には羽根車3が回転自在に設
けられているが、この羽根車3は、第1図に示す
如く、整流器1のケース1bの上面部に同心状に
取付けられた上インナーケース8の羽根車収容ケ
ース2内に、その下部を前記ピボット軸12に回
転自在に支持された状態で収納されている。した
がつて、整流器1下に導入され案内羽根1a…を
通過した液Aが引続いて羽根車3を通過して上イ
ンナーケース8の排出口8aから下ケース7の流
出口7bへと流出され、この液Aの流れによつて
羽根車3が回転せしめられるようになされてい
る。
さらに、上インナーケース8の上部には流量表
示機構収容ケース14が一体に形成されていて、
この収容ケース14内に、羽根車3の上部を回転
自在に支持すると共に液Aの流量を羽根車3の回
転に変換させて表示する流量表示機構が配設され
ている。この流量表示機構は、公知のものと同様
構造であるからその詳細は省略するが、羽根車3
の回転を歯車群4を介して指針5に伝達し、この
指針5の回転量を目盛板6にて読み取ることによ
り、液Aの流量を表示しうるよう構成されたもの
である。前記目盛板6は、下ケース7の中央部の
上面に開口された窓孔に臨ませて位置されてお
り、この下ケース7の開口部に装着された上ケー
ス10のガラス板9でカバーされている。なお、
上ケース10には開閉可能な上蓋11が取付けら
れていて、目盛板6及びガラス板9を被覆する。
また、この実施例のものでは、前記案内羽根1
a…のうち適当数(この実施例では3枚)のもの
を、第1図に示す如く、上下に2分割し、その上
側の本体羽根部1a′…を他の案内羽根1a…と同
様にケース1b及びボス体1cに固定すると共
に、下側の羽動羽根部1a″…をケース1b及びボ
ス体1cにピボット軸12回りで所定量回動可能
に支持させてある。
すなわち、各回転羽根部1a″は、その上位の本
体羽根部1a′に重合する位置(第2図位置)から
該本体羽根部1a′に対して円周方向にずれた位置
(例えば第3図位置)へと回動させ得るように構
成されており、一定の回動範囲内において任意の
位置に固定しうるようになされている。したがつ
て、可動羽根部1a″…を第3図に示す如く本体羽
根部1a′…に重合しない位置にずらせておくこと
によつて、案内羽根1a…によつて羽根車3へと
流れる液流の方向を変化させることができ、これ
によつて羽根車3のトルク(回転数)を変化させ
得て、器差調整を行いうる。
しかして、下ケース7の流入口7aからストレ
ーナ13を介して整流器1下に導入された液A
は、整流器1の案内羽根1a…に沿つて上昇する
ことによつて流れが整流され、羽根車収容ケース
2内の羽根車3に噴流となつて当り、液Aの流量
に対応した回転量となるよう羽根車3を回転させ
る。この羽根車3の回転が歯車群4を介して指針
5を回転させ、この指針5の位置を目盛板6にて
読み取ることにより液Aの流量が計量されるので
ある。
ところで、このような流量計にあつて、前記羽
根車収容ケース2の上面と流量表示機構収容ケー
ス14の下面との間の周部には、第1図さらに第
4図,第5図に示す如く、複数のリブ15…が所
定間隔ごとに一体的に設けられており、その各リ
ブ15…の両側面には傾斜面15a,15a′が形
成されている。また、前記リブ15…の内方側で
あつて前記流量表示機構収容ケース14から羽根
車収容ケース2に向けて延びる環状体16の外周
面には、複数の抵抗片17…が等間隔おきに一体
的に突設されている。
このような構成にすると、今、液Aが下ケース
7の流入口7aから下ケース7の流出口7bに向
う正流状態のときには、羽根車3を通過した液A
は、第5図に示す如く、各リブ15…の一側面に
形成した傾斜面15a…に沿つて一方向に整流さ
れながら下ケース7の流出口7bへと向うことと
なる。そのため、この傾斜面15a…による整流
作用によつて、正流状態のときの器差を平坦にす
ることができ、計測誤差を効果的に改善させるこ
とができる。
一方、下ケース7の流出口7bから下ケース7
の流入口7aに向う逆流状態のときには、前記他
側面の傾斜面15a′によつて、逆流液A′に、この
傾斜面15aに沿う方向の旋回力を与えすぎてし
まうため、羽根車3が必要以上に逆回転し、逆流
時の器差の状態を悪化させることとなる。(この
ような逆流液A′の流れを第6図に示す)。しか
し、この場合第5図に示すように、環状体16…
の外周面には、複数の抵抗片17…が突設されて
いて該抵抗片17…に前記リブ15…間から流れ
込む逆流液A′を衝突させるようにしているから、
この衝突された逆流液A′の流れと他の逆流液
A′の流れとが衝突し合つて渦状態となり、前記
旋回力を与えすぎる逆流液A′の流れを抑止する
ことができる。従つて、羽根車3には必要以上の
回転力が加わらず、逆流時の器差の状態を効果的
に改善することができるのである。
このように、本考案は、非常に簡単な構成であ
りながら、その効果はバツグンであり、近時要求
されつつある正流及び逆流の器差の国際規格にも
十分に対処できるものである。
しかも、本考案の構成であれば、スペース的に
制約がある小型のたて型軸流羽根車式流量計にも
容易に適用することができ、実用上の効果も非常
に大である。
尚、本考案は、上記実施例の構成に限定される
ものではなく、例えばリブが周方向に4個配設さ
れ且つ各リブの両側面に傾斜面がないものにも適
用できる。このようなリブであつても、上インナ
ーケースの構造、下ケースの構造、その他別の部
分で構造的に変化があれば、逆流時に、羽根車に
回転力を与えすぎるというケースが生じるからで
ある。何れにせよ、本考案は、リブを有する軸流
羽根車式流量計の全てに適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示
し、第1図はたて型軸流羽根車式流量計の縦断面
図、第2図は整流器の底面図、第3図は同整流器
の器差調整を行う状態を示した底面図、第4図は
上インナーケースの正面図、第5図は第1図のV
−V線に沿う要部断面図、第6図は従来例を示す
前記第5図相当の要部断面図である。 2……羽根車収納ケース、14……流量表示機
構収容ケース、15……リブ、16……環状体、
17……抵抗片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 羽根車収容ケースの上面と流量表示機構収容ケ
    ースの下面との間の周部に複数のリブを所定間隔
    ごとに設けた軸流羽根車式流量計において、前記
    リブの内方側であつて前記流量表示機構収容ケー
    スから羽根車収容ケースに向けて延びる環状体の
    外周面に、複数の抵抗片を突設して、該抵抗片
    に、前記リブ間から流れ込む逆流時の液を衝突さ
    せるようにしたことを特徴とする軸流羽根車式流
    量計。
JP10082485U 1985-07-01 1985-07-01 Expired JPH0317224Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10082485U JPH0317224Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10082485U JPH0317224Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS629126U JPS629126U (ja) 1987-01-20
JPH0317224Y2 true JPH0317224Y2 (ja) 1991-04-11

Family

ID=30970999

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JP10082485U Expired JPH0317224Y2 (ja) 1985-07-01 1985-07-01

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JPH0719854Y2 (ja) * 1988-04-30 1995-05-10 スズキ株式会社 車両のスタビライザーバー支持構造
JP2005227230A (ja) * 2004-02-16 2005-08-25 Ricoh Elemex Corp 流量計

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Publication number Publication date
JPS629126U (ja) 1987-01-20

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