JPH051782Y2 - - Google Patents

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JPH051782Y2
JPH051782Y2 JP12574186U JP12574186U JPH051782Y2 JP H051782 Y2 JPH051782 Y2 JP H051782Y2 JP 12574186 U JP12574186 U JP 12574186U JP 12574186 U JP12574186 U JP 12574186U JP H051782 Y2 JPH051782 Y2 JP H051782Y2
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rectifier
impeller
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water meter
fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、整流器を備えた軸流羽根車式水道
メータに関する。
(従来の技術) 従来の軸流羽根車式水道メータの基本的構成
は、たとえば第5図に示すように構成されてい
る。すなわち、図中1は本体で、この本体1の一
端には流入口体2、他端には流出口体3が設けら
れている。この本体1内には流入側と流出側とを
区画する隔壁4が一体に設けられ、この隔壁4に
は連通口5が穿設されている。そして、この連通
口5には羽根車ケース6と一体の整流器7が設け
られている。すなわち、この整流器7の器体8に
はフランジ部9が設けられ、このフランジ部9が
前記連通口5の口縁に係合固定されている。ま
た、前記整流器7の上下方向ほぼ中間部より下側
すなわち上流側には前記器体8の軸心と同心的に
整流ボス10が設けられ、この整流ボス10の外
周には放射状に複数の整流リブ11…が一体的に
設けられている。さらに、前記整流ボス10の軸
心にはブツシユ12を介してピボツト軸13が垂
直に突出している。そして、このピボツト軸13
には羽根軸14が回転自在に支承され、この羽根
車軸14には傾斜した複数の羽根を持つた羽根車
15が一体に嵌着されている。そして、この羽根
車15は前記羽根車ケース6内において回転する
ようになつている。さらに前記羽根車ケース6の
外周にはケーシング16が嵌着され、このケーシ
ング16には複数の流出口17…が設けられてい
る。さらに、ケーシング16の上部にはギヤケー
ス18が一体に設けられ、このギヤケース18内
には前記羽根車軸14と連動する積算指示機構1
9が収納されている。また、この積算指示機構1
9は前記本体1の上部に設けた透明ガラス20、
カバー21によつて覆われている。
さらに、前記整流器7の器体8と整流ボス10
との間の流通器22…は流入側から流出側に向か
つて漸次狭幅に形成され、また、整流ボス10
は、その外周面が平滑に形成され、整流リブ11
も両側面に平滑に形成されている。
したがつて、前記流入口体2から流入した流体
は整流器7の各流通路22…を通つて羽根車ケー
ス6内に入り、その流体圧によつて羽根車15を
回転させる。そして、この羽根車15の回転は羽
根車軸14を介して積算指示機構19に伝達し、
流体流量が積算指示されることになる。また、羽
根車ケース6を出た流体はケーシング16の流出
口17から流出口体3に向かつて流出する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来の軸流羽根車式水道メ
ータは、その整流器7の流通器22に対面する整
流ボス10および整流リブ11が平滑に形成され
ている。したがつて、流通路22を流れる流体が
一様な流れになつて羽根車15に向かうことにな
る。流通路22を流れる流体が一様な流れになる
と、大流量時には流速と羽根車15の回転角速度
が比例関係にあり、正確に計量できるが、微少流
量になると流速に羽根車15が追従できず、実際
の流量よりマイナス計量となり正確に計量できな
い。この考案の考案者の実験によれば、第4図の
器差特性図の曲線Aで示すように、50l/hで器
差が−4%となり、さらに微小流量になるにつれ
て器差のマイナスが増加する。
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、微少流量であつて
も流体が羽根車に有効に作用し、流速と羽根車の
回転角速度の比例関係ができるだけ微少流量域ま
で保ち、器差性能の向上を図ることができる軸流
羽根車式水道メータを提供しようとするものであ
る。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は、羽根車ケースの流入側に設けた整
流器の内周壁に複数の斜流発生部を設け、羽根車
ケース内を流通する流体を羽根車に対して有効に
作用させるように構成したことにある。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第3図
に基づいて説明するが、第5図に示した従来の軸
流羽根車式水道メータと同一構成部分については
同一番号を付して説明を省略する。
まず整流器7について説明すると、第1図およ
び第2図に示すように、整流器7の器体8と整流
ボス10との間には、たとえば7本の整流リブ1
1…が設けられ、これら整流リブ11…相互間の
各流通路22…には斜流発生部31…が設けられ
ている。これら斜流発生部31…は同一構造であ
るため、その1つについて説明すると、前記器体
8の内周壁に横断面がたとえば円弧状の溝からな
る凹陥部32によつて形成されている。この凹陥
部32は整流器7の軸方向に延長しており、その
下端33は整流器7の下端開口部7aに連通し、
上端には器体8の上下方向ほぼ中間部に整流器7
の軸心に対してほぼ直角に設けた水衝突壁34が
設けられている。そして、流通路22…をその流
入側から流出側に向かつて流通する水道水の一部
が凹陥部32の内部を流れ、水衝突壁34に衝突
して斜流が発生するようになつている。つまり、
凹陥部32に沿つて上昇した水道水が水衝突壁3
4の付近で斜流となり、流通路22の内方に向か
つて斜めに加速されながら進行することになる。
この現象による影響は、特に微少流量時すなわ
ち流通路22…内の流速が遅く、機械的損失など
のため羽根車15の回転が流速に比例しない場合
に著しく表われる。すなわち、斜流により加速さ
れた水道水が羽根車15に作用することによつて
流体流量が微少流量であつても羽根車15の回転
角速度が流速に近ずくことになる。
なお、前記一実施例においては、器体8の内周
壁に横断面が円弧溝の凹陥部32を設けたが、こ
の凹陥部32の形状は円弧溝に限定されず、角溝
の凹陥部であつても同様な効果がある。さらに、
凹陥部は整流器7の下端開口部7aから器体8の
上下方向ほぼ中間部までの全内周拡大径としたも
のでも、従来の水道メータより、器差性能を向上
することができる。
ここで、この考案者の実験結果について述べる
と、まず、整流器7の下端開口部7aから器体8
の上下方向ほぼ中間部までの全内周拡大径とした
斜流発生部を設けた場合、第4図の曲線Bで示さ
れるような42l/hで器差が−4%となる。
つぎに、整流器7の円弧溝からなる凹陥部32
を持つた斜流発生部31を設けると、同図の曲線
Cとなる。すなわち、32l/hで器差が−4%と
なり、斜流発生の手段を全く講じていない従来の
軸流羽根式水道メータに比較して大幅に器差性能
を向上することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、整流
器に斜流発生部を設けるという簡単な構成で、流
通路を流れる流体流量が微少流量であつても羽根
車に有効に作用させることができる。この結果、
流速と羽根車の回転角速度の比例関係を微少流量
域まで保つことができ、第4図の曲線Cに示すよ
うに器差性能を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は軸流羽根車式水道メータの縦断
正面図、第2図は整流器の下面図、第3図は斜流
発生部を拡大して示す縦断正面図、第4図は器差
特性図、第5図は従来の軸流羽根車式水道メータ
の縦断正面図である。 1……本体、4……隔壁、5……連通口、6…
…羽根車ケース、7……整流器、31……斜流発
生部、32……凹陥部、34……水衝突壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水道メータ本体の流入側と流出側とを区画する
    隔壁に連通口を設け、この連通口に流入された流
    体を整流する整流器およびこの整流器によつて整
    流された流体の流体圧を受けて回転する羽根車を
    設けた羽根車ケースを有する軸流羽根車式水道メ
    ータにおいて、前記整流器の内周壁に、下端が整
    流器の下端開口部に連通するとともに、上端に整
    流器の軸心に対してほぼ直角な水衝突壁を有する
    凹陥部からなる複数の斜流発生部を設けたことを
    特徴とする軸流羽根車式水道メータ。
JP12574186U 1986-08-18 1986-08-18 Expired - Lifetime JPH051782Y2 (ja)

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JP12574186U JPH051782Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JP12574186U JPH051782Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JPS6331328U JPS6331328U (ja) 1988-02-29
JPH051782Y2 true JPH051782Y2 (ja) 1993-01-18

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JP5042489B2 (ja) * 2005-11-30 2012-10-03 アズビル金門株式会社 軸流羽根車式水道メーター

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JPS6331328U (ja) 1988-02-29

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