JP2000214793A - 表示装置におけるバックライト構造 - Google Patents
表示装置におけるバックライト構造Info
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Abstract
を固定する部位に生じていた光照射ムラを防止する。 【解決手段】 導光体1を支持するために設けられた凸
部8における導光体1の外周辺に連続して接する部分を
略円弧形状11とし、ランプから出射された光Lが略円
弧形状11部分に当たった場合、光Lが外部に抜けるこ
とがないようにして、凸部8部分における光の反射状態
の変化などを発生させない。
Description
の表示部を照射するためのバックライトの構造に関する
ものである。
置の薄型,軽量化を目的として各種の表示装置に使用さ
れており、例えば液晶表示パネルの分野においても使用
されている。
量,省スペースなど、従来のディスプレィにない特徴を
有し、周辺技術の進歩により商品力が高まり、さまざま
な製品に使用されている。マトリクス表示を行う液晶表
示装置は、構造としてアクティブ・マトリクスと単純マ
トリクスとに分類されるが、中でも、画素ごとにスイッ
チング素子として薄膜トランジスタを用いたアクティブ
・マトリクス方式の液晶表示装置においては、クロスト
ークのない鮮明な画像表示が得られることから、ノート
ブックタイプのパソコンのディスプレイ、あるいはEW
S用ディスプレイなどに使用され、急速に市場を拡大し
ている。この液晶表示装置においては、低消費電力ある
いはコンパクト性の要求により、主にエッジライト方式
のバックライトが用いられている。
イト部分の構造を示す側面縦断面図、図6はエッジライ
ト方式のバックライト部分の構造を示す正面横断面図で
ある。この方式のバックライトは光の物質差による臨界
角現象を利用したものであり、アクリル樹脂などからな
る透明部材からなる導光体1の端面からランプ2の光を
入射して導光体内部を導光させ、導光体1の裏面に配置
された反射パターン3と反射板4とによって均一に光を
導光体1表面から効率よく照射し、表示パネル5の光源
として利用するものである。
ネル5における表示部面積以外の外周部分が小さくなっ
ている。その際、導光体1は表示サイズよりも大きくな
ければ表示部全面を照らす光源として機能しないため、
導光体1は外形ぎりぎりまでの設計となり、導光板1を
支えるための部材が表示部近傍まで接近してきている現
状である。
は、図6に示すように、導光体1の厚み方向側面より凸
部8を突設し、その凸部8を、外枠6内に設けられてラ
ンプ2などを保持するための筐体7外周に形成された凹
部9に嵌合するものであり、この構造によって導光体1
を装置内において位置決めし、かつ外部からの応力など
によって移動しないようにしている。
クタイプのパソコンには、機能性を重視する点と省エネ
ルギの観点からディスプレイとして液晶表示装置が使わ
れ、またディスクトップタイプの表示部としても、低消
費電力,省スペース化が図られ、発熱量も少ないディス
プレイとして液晶表示装置が使われるようになってい
る。これらに用いられる液晶表示装置は、現在では画面
対角寸法が30cm(12.1インチ)〜35cm(14イ
ンチ)にシフトしてきている。そのために液晶表示装置
に用いるバックライトサイズも対角で30cmを超えてし
まう。
し、重量がかさむため確実な固定をおこなわないと落下
衝撃などにより導光体が移動し、ランプと衝突してラン
プが割れるといった不具合が発生してしまう。それを解
決するために図6に示すような導光体1の支持構造が採
用されている。
に、ランプ2から出射した光Lが、凸部8における導光
体1の外周部に連続する辺の壁面10部分では臨界角を
超えた大きな角度で当たるため、この部分で光Lが抜け
てしまい、その部位が暗くなったり、また抜けた光Lが
反射して、照射ムラとして見える現象が起こってしまう
という問題がある。
の余裕があれば、表示範囲より離れているために、問題
にならなかったが、昨今の小型化により、導光体自体も
表示範囲ぎりぎりのサイズとなっており、前記のような
照射ムラが無視できなくなった。
のものであり、表示装置の大画面化に反して装置外形の
小型化が原因して生じる、導光体を支持する部位におけ
る照射ムラの発生を防ぐことができる表示装置のバック
ライト構造を提供することを目的とする。
め、本発明は、導光体の端面からランプの光を入射さ
せ、導光体内部を導光させて表示部を照射する構成であ
り、前記導光体の一部に凸部が設けられている表示装置
におけるバックライト構造において、前記凸部の外周を
前記導光体の外周に対して略円弧形状にて連続するよう
に形成したことを特徴とする。
光を入射させ、導光体内部を導光させて表示部を照射す
る構成であり、前記導光体の一部に凹部が設けられてい
る表示装置におけるバックライト構造において、前記凹
部の内周を該凹部の底辺に対して略円弧形状にて連続す
るように形成したことを特徴とする。
部もしくは凹部から光が抜けることがなくなり、光が抜
けたときに生じていた照射ムラによる表示品位の低下を
防ぐことを実現できる。
基づいて説明する。なお、図5ないし図7に基づいて説
明した部材と同様な作用をなす部材には同一符号を付し
て詳しい説明は省略する。
めの液晶表示装置のエッジライト方式のバックライト構
造を示す正面横断面図であり、第1実施形態におけるバ
ックライト構造は、略矩形状の導光体1外周に複数(図
では4箇所)の凸部8が設けられ、導光体1を支持する
筐体7内周には各凸部8に嵌合する凹部9が設けられて
いる。図1に示す状態において、導光体1は筐体7との
嵌合により位置決めされるため、落下衝撃などが加わっ
ても導光体1が所定の位置よりずれることがない。な
お、凸部8および凹部9の設置個数,間隔は仕様によっ
て適宜設定し、導光体1を支えることができれば本例に
限定されるものではない。
に連続して接する部分を略円弧形状11としている。こ
の略円弧形状11は導光体1の外周辺と連続して形成さ
れているため、図2に示すように、ランプ2から出射さ
れた光Lが略円弧形状11部分に当たった場合、導光体
1の外周に近い部分で入射角0°に極めて近いため、光
Lは外部に抜けることはないし、また凸部8の先端に向
かっていってもなだらかに入射角が変化するだけであ
る。これにより、凸部8における導光体1の外周辺に接
する点が分からない状態になり、よって、光の反射の変
化が発生しない。
めの幅があればよく、あまり大きくしすぎると、その部
分の筐体7が切り欠かれるため、筐体7自体の剛性が落
ち、強度の小さいバックライト構造になるおそれがあ
る。
支持用の凸部8を設け、さらに凸部8に対応する箇所の
筐体7に凹部9を設けて、凸部8と凹部9とを嵌合させ
導光体1を筐体7に固定させることによって、導光板1
がずれてランプ2が割れたりすることを防止することが
できると共に、凸部8の存在によって生じていた従来の
ような配光(照射)ムラを発生させることのない構造と
なる。
における右側のものには、ランプ2からの入光側と反入
光側との両側を略円弧形状11にしてあるが、左側のも
ののように反入光側のみを略円弧形状11にしても、同
様に前記配光ムラを防ぐことができる。
例では導光体1の外周辺に接する略円弧としたが、図3
に示すように、接線でなく接触角Aが生じても同様な効
果を得ることができる。さらに、略円弧としては真円で
なく楕円などの曲線にしても問題はない。
めの液晶表示装置のエッジライト方式のバックライト構
造を示す正面横断面図であり、第2実施形態におけるバ
ックライト構造が第1実施形態のバックライト構造と異
なる点は、略矩形状の導光体1の外周に複数(図では4
箇所)の凹部15を設け、導光体1を支持する筐体7内
周に各凹部15に嵌合する凸部16を設けた構成にあ
る。
該凹部15の底辺15bに連続して接する部分を略円弧
形状11としている。この凹部15における略円弧形状
11は凹部15の底辺15bと連続して形成されている
ため、ランプ2から出射された光Lが略円弧形状11部
分に当たった場合、凹部15の底辺15bに近い部分で
入射角0°に極めて近いため、光Lは外部に抜けること
はないし、また凹部15の開口側に向かっていってもな
だらかに入射角が変化するだけである。これにより、凹
部15の内周15aが底辺15bに接する点が分からな
い状態になり、よって、光の反射の変化が発生しない。
に支持用の凹部15を設け、さらに凹部15に対応する
箇所の筐体7に凸部16を設けて、凸部16と凹部15
とを嵌合させ導光体1を筐体7に固定させることによっ
て、導光板1がずれてランプ2が割れたりすることを防
止することができると共に、凹部15の存在によって生
じていた従来のような配光(照射)ムラを発生させるこ
とのない構造となる。
ける右側のものには、ランプ2からの入光側と反入光側
との両側を略円弧形状11にしてあるが、左側のものの
ように入光側のみを略円弧形状11にしても、同様に前
記配光ムラを防ぐことができる。
本例では凹部15の内周を底辺に接する略円弧とした
が、円弧形状の形成としては、第1実施形態において説
明したように、接線でなく接触角が生じても同様な効果
を得ることができる。さらに、略円弧としては真円でな
く楕円などの曲線にしても問題はない。
る凸部8あるいは凹部15の配置を、図に示すように、
ランプ2の出射光方向と平行な導光体1における上下各
側辺に設けているが、導光体1を支持することができれ
ば、各辺すべてに設けなくても1辺であっても構成によ
っては同様な効果が得られる。
造によれば、表示装置の導光体に凸部あるいは凹部を設
け、その凸部あるいは凹部の導光体の外周辺に連続する
部分を略円弧形状にしたことによって、凸部や凹部によ
って生じる配光ムラをなくした表示装置を実現すること
ができる。
の対応する部分に設けられた凹凸形状部と嵌合させるこ
とによって、導光体が衝撃などによって移動することを
防止することができる。
示装置のバックライト構造を示す正面横断面図
光の進行状態の説明図
円弧形状の他の例を示す図
示装置のバックライト構造を示す正面横断面図
構造を示す側面縦断面図
構造を示す正面横断面図
における光の進行状態の説明図
Claims (8)
- 【請求項1】 導光体の端面からランプの光を入射さ
せ、導光体内部を導光させて表示部を照射する構成であ
り、前記導光体の一部に凸部が設けられている表示装置
におけるバックライト構造において、前記凸部の外周を
前記導光体の外周に対して略円弧形状にて連続するよう
に形成したことを特徴とする表示装置におけるバックラ
イト構造。 - 【請求項2】 前記凸部の外周における反入光側の形状
を略円弧状にしたことを特徴とする請求項1記載の表示
装置におけるバックライト構造。 - 【請求項3】 前記凸部が導光体支持用の筐体に形成さ
れた凹部と嵌合する支持部であることを特徴とする請求
項1または2記載の表示装置におけるバックライト構
造。 - 【請求項4】 前記導光体を略矩形状とし、導光体の厚
み方向4辺のうち、少なくとも1辺に凸部を設けたこと
を特徴とする請求項1,2または3記載の表示装置にお
けるバックライト構造。 - 【請求項5】 導光体の端面からランプの光を入射さ
せ、導光体内部を導光させて表示部を照射する構成であ
り、前記導光体の一部に凹部が設けられている表示装置
におけるバックライト構造において、前記凹部の内周を
該凹部の底辺に対して略円弧形状にて連続するように形
成したことを特徴とする表示装置におけるバックライト
構造。 - 【請求項6】 前記凹部の内周における入光側の形状を
略円弧状にしたことを特徴とする請求項5記載の表示装
置におけるバックライト構造。 - 【請求項7】 前記凹部が導光体支持用の筐体に形成さ
れた凸部と嵌合する支持部であることを特徴とする請求
項5または6記載の表示装置におけるバックライト構
造。 - 【請求項8】 前記導光体を略矩形状とし、導光体の厚
み方向4辺のうち、少なくとも1辺に凹部を設けたこと
を特徴とする請求項5,6または7記載の表示装置にお
けるバックライト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01724999A JP3300679B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 表示装置におけるバックライト構造 |
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JP01724999A JP3300679B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 表示装置におけるバックライト構造 |
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JP3300679B2 JP3300679B2 (ja) | 2002-07-08 |
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ID=11938688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01724999A Expired - Lifetime JP3300679B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 表示装置におけるバックライト構造 |
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