JP2000204027A - カチオン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン、それらのケラチン繊維の染色における用途、それらを含有する組成物及び染色方法 - Google Patents
カチオン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン、それらのケラチン繊維の染色における用途、それらを含有する組成物及び染色方法Info
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Abstract
対して優れた耐性を有し、広範囲の色調において強い着
色に至らしめることができる直接染料として使用される
化合物を提供する。 【解決手段】 5員で不飽和の多窒素含有複素環に非局
在化した少なくとも1つのカチオン電荷を含有する脂肪
族鎖から選択される少なくとも1つのカチオン性基を有
するモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類を使用
する。
Description
窒素(polynitrogenous)含有複素環に非局在化(delocali
ze)した少なくとも1つのカチオン電荷を含有する脂肪
族鎖から選択される少なくとも1つのカチオン性基を有
するモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類、ケラ
チン物質、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の染色に適
用される直接染料としてのそれらの用途、特にそれらを
含有する染色用組成物に関する。
ン繊維、特に毛髪を、直接染料を含有する染色用組成
物、すなわち該繊維と親和性を有する染料分子で染色す
ることが知られている。それらを使用する染色方法は、
いわゆる直接染色法であり、直接染料を繊維に適用し、
ついでそれらをすすぐことからなる。得られる着色は一
時的又は半永久的な着色であり、ケラチン繊維に直接染
料が結合しているといった相互作用の性質のために、そ
の染色力は弱く、染料が繊維の表面及び/又は芯部から
脱着し、洗浄及び発汗に対する耐性は貧しいものであっ
た。カチオン性ニトロフェニレンジアミン類は公知の直
接染料において既に記載されているが、それらのカチオ
ン電荷は、一窒素含有複素環又は脂肪鎖の窒素原子上に
位置している。このようなニトロフェニレンジアミン類
は、例えば英国特許第1164824号及び米国特許第
4018556号に開示されている。しかしながら、毛
髪の染色においては、より好ましい特性を示す直接染料
が常に探求されている。
こで、この問題に関し多くの研究を行ったところ、本出
願人は、全く予期しないことに、また驚くべきことに、
少なくとも1つのカチオン電荷が5員で不飽和の多窒素
含有複素環において非局在化しており、よって、少なく
とも1つのカチオン性基Zを含有し、Zが第四級化され
た脂肪族鎖、少なくとも1つの第四級化され飽和した環
を有する脂肪鎖及び少なくとも1つの第四級化された不
飽和の環を有する脂肪鎖から選択されるものである、新
規のカチオン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジア
ミン類を見出した。
量に溶解するという非常に好ましい特徴を示し、またこ
れら新規の染料は、直接染色により、(毛髪が被るであ
ろう種々の攻撃:光、摩擦、悪天候、シャンプー、発汗
に対し)耐性及び保持力を有し、カチオン電荷が一窒素
含有複素環又は脂肪鎖の窒素原子に位置している従来か
ら公知のカチオン性ニトロフェニレンジアミン類による
発色よりもかなり改善された色調を生じせしめる。この
発見が本発明の基礎を形成する。
(I):
よく、水素原子;以下に記載するZ基;(C1-C6)ア
ルキル基;モノヒドロキシ(C1-C6)アルキル基;ポ
リヒドロキシ(C2-C6)アルキル基;(C1-C6)アル
コキシ(C1-C6)アルキル基;アリール基;ベンジル
基;シアノ(C1-C6)アルキル基;カルバミル(C1-
C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキルカルバミル
(C1-C6)アルキル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキル
カルバミル(C1-C6)アルキル基;チオカルバミル(C
1-C6)アルキル基;トリフルオロ(C1-C6)アルキ
ル基;スルホ(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アル
キルカルボキシ(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)ア
ルキルスルフィニル(C1-C6)アルキル基;アミノス
ルホニル(C1-C6)アルキル基;N-Z-アミノスルホ
ニル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキル
アミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N,N-ジ(C
1-C6)アルキルアミノスルホニル(C1-C6)アルキ
ル基;(C1-C6)アルキルカルボニル(C1-C6)アル
キル基;アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換
されるか非置換のアミノ(C1-C6)アルキル基;又は
アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換されるか
非置換で、アミンがアルキル、モノヒドロキシ(C1-C
6)アルキル、ポリヒドロキシ(C2-C6)アルキル、
(C1-C6)アルキルカルボニル、カルバミル、N-(C
1-C6)アルキルカルバミル又はN,N-ジ(C1-C6)
アルキルカルバミル、(C1-C6)アルキルスルホニ
ル、ホルミル、トリフルオロ(C1-C6)アルキルカル
ボニル、(C1-C6)アルキルカルボキシル又はチオカ
ルバミル基から選択される一又は二の同一でも異なって
いてもよい基、又は以下に記載するZ基で置換されたア
ミノ(C1-C6)アルキル基を表すか、又はそれらが結
合している窒素原子と共同して、炭素性(carbonaceous)
の5又は6員環もしくは一又は複数のヘテロ原子を含有
する5又は6員環を形成し得るものであり; ・R5及びR6は同一でも異なっていてもよく、水素原
子;ハロゲン原子;以下に記載するZ基;(C1-C6)
アルキルカルボニル基;アミノ(C1-C6)アルキルカ
ルボニル基;N-Z-アミノ(C1-C6)アルキルカルボ
ニル基;N-(C1-C 6)アルキルアミノ(C1-C6)ア
ルキルカルボニル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキルア
ミノ(C1-C6)アルキルカルボニル基;アミノ(C1-
C6)アルキルカルボニル(C1-C6)アルキル基;N-
Z-アミノ(C1-C6)アルキルカルボニル(C1-C6)
アルキル基;N-(C1-C6)アルキルアミノ(C1-
C6)アルキルカルボニル(C1-C6)アルキル基;N,
N-ジ(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C 6)アルキル
カルボニル(C1-C6)アルキル基;カルボキシル基;
(C1-C6)アルキルカルボキシル基;(C1-C6)アル
キルスルホニル基;アミノスルホニル基;N-Z-アミノ
スルホニル基;N-(C1-C6)アルキルアミノスルホニ
ル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキルアミノスルホニル
基;アミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N-Z-
アミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C
6)アルキルアミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;
N,N-ジ(C1-C6)アルキルアミノスルホニル(C1-
C6)アルキル基;カルバミル基;N-(C1-C 6)アル
キルカルバミル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキルカル
バミル基;カルバミル(C1-C6)アルキル基;N-(C
1-C6)アルキルカルバミル(C1-C6)アルキル基;
N,N-ジ(C1-C6)アルキルカルバミル(C1-C6)ア
ルキル基;(C1-C6)アルキル基;モノヒドロキシ(C
1-C6)アルキル基;ポリヒドロキシ(C2-C6)アル
キル基;(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル
基;トリフルオロ(C1-C6)アルキル基;シアノ基;
アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換されるか
非置換で、アミンが(C1-C6)アルキル、モノヒドロ
キシ(C1-C6)アルキル、ポリヒドロキシ(C2-C6)
アルキル、(C1-C6)アルキルカルボニル、カルバミ
ル、N-(C1-C6)アルキルカルバミル又はN,N-ジ
(C1-C6)アルキルカルバミル、(C1-C6)アルキル
スルホニル、ホルミル、トリフルオロ(C1-C6)アル
キルカルボニル、(C1-C6)アルキルカルボキシル又
はチオカルバミル基から選択される一又は二の同一でも
異なっていてもよい基で、又は以下に記載するZ基で置
換されるか非置換のアミノ(C1-C6)アルキル基を表
すか、又はそれらが結合している窒素原子と共同して、
炭素性の5又は6員環もしくは一又は複数のヘテロ原子
を含有する5又は6員環を形成し得るものであるか;又
は以下に記載するOR7又は-SR7基を表し; ・R7は、水素原子;(C1-C6)アルキル基;モノヒ
ドロキシ(C1-C6)アルキル基;ポリヒドロキシ(C2
-C6)アルキル基;Z基;(C1-C6)アルコキシ(C1
-C6)アルキル基;アリール基;ベンジル基;カルボキ
シ(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルカルボ
キシ(C1-C6)アルキル基;シアノ(C1-C6)アルキ
ル基;カルバミル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C
6)アルキルカルバミル(C1-C6)アルキル基;N,N-
ジ(C1-C6)アルキルカルバミル(C1-C6)アルキル
基;トリフルオロ(C1-C6)アルキル基;アミノスル
ホニル(C1-C6)アルキル基;N-Z-アミノスルホニ
ル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキルア
ミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N,N-ジ(C1
-C6)アルキルアミノスルホニル(C1-C6)アルキル
基;(C1-C6)アルキルスルフィニル(C1-C6)アル
キル基;(C1-C6)アルキルスルホニル(C1-C 6)ア
ルキル基;(C1-C6)アルキルカルボニル(C1-C6)
アルキル基;アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で
置換されるか非置換のアミノ(C1-C6)アルキル基;
又はアルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換され
るか非置換で、アミンが(C1-C6)アルキル、モノヒ
ドロキシ(C1-C6)アルキル、ポリヒドロキシ(C2-
C6)アルキル、(C1-C6)アルキルカルボニル、ホル
ミル、トリフルオロ(C1-C6)アルキルカルボニル、
(C1-C6)アルキルカルボキシル、カルバミル、N-
(C1-C6)アルキルカルバミル、N,N-ジ(C1-C6)
アルキルカルバミル、チオカルバミル、又は(C1-
C6)アルキルスルホニル基から選択される一又は二の
同一でも異なっていてもよい基で、又は以下に記載する
Z基で置換されたアミノ(C1-C6)アルキル基を表す
か、又はそれらが結合している窒素原子と共同して、炭
素性の5又は6員環もしくは一又は複数のヘテロ原子を
含有する5又は6員環を形成し得るものであり; ・Zは次の式(II)及び(III)の不飽和のカチオン性
基、及び次の式(IV)の飽和したカチオン性基:
又は分枝状のアルキル鎖を表す結合手で、これは、酸
素、硫黄又は窒素原子等の一又は複数のヘテロ原子が挿
入可能で、一又は複数のヒドロキシル又は(C1-C6)
アルコキシ基で置換可能であり、一又は複数のケトン官
能基を担持可能であり; ・頂点E、G、J、L及びMは、同一でも異なっていて
もよく、炭素、酸素、硫黄又は窒素原子を表し; ・nは0〜4の整数であり; ・mは0〜5の整数であり; ・R基は同一でも異なっていてもよく、第1のZ基と同
一又は異なる第2のZ基、ハロゲン原子、ヒドロキシル
基、(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C1-C
6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C6)アルキル
基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C1-C6)アルキル
基、(C1-C6)アルコキシ基、トリ(C1-C6)アルキ
ルシリル(C1-C6)アルキル基、アミド基、ホルミル
基、カルボキシル基、(C1-C6)アルキルカルボニル
基、チオ基、チオ(C1-C6)アルキル基、(C1-C6)
アルキルチオ基、アミノ基、(C1-C6)アルキルカル
ボニル、カルバミル又は(C1-C6)アルキルスルホニ
ル基で保護されたアミノ基、又はR''及びR'''が同一
でも異なっていてもよく、(C1-C6)アルキル基、モ
ノヒドロキシ(C1-C6)アルキル基又はポリヒドロキ
シ(C2-C6)アルキル基を表すNHR''又はNR''
R'''基を表し; ・R8は、(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C
1-C6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C6)アル
キル基、シアノ(C1-C6)アルキル基、トリ(C1-C
6)アルキルシリル(C1-C6)アルキル基、(C1-
C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル基、カルバミル
(C1-C6)アルキル基、(C1-C6)アルキルカルボキ
シ(C1-C6)アルキル基、ベンジル基、又は第1のZ
基と同一又は異なる第2のZ基を表し; ・R9、R10及びR11は同一でも異なっていてもよ
く、(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C1-C
6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C 6)アルキル
基、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル基、シ
アノ(C1-C6)アルキル基、アリール基、ベンジル
基、アミド(C1-C6)アルキル基、トリ(C1-C6)ア
ルキルシリル(C1-C6)アルキル基、又はアミンが(C
1-C6)アルキルカルボニル、カルバミル又は(C1-C
6)アルキルスルホニル基で保護されたアミノ(C1-C
6)アルキル基を表し;R9、R10及びR11基の2
つが、それらが結合している窒素原子と共に、ピロリジ
ン環、ピペリジン環、ピペラジン環又はモルホリン環等
の一又は複数のヘテロ原子を含有し得る飽和した5又は
6員環もしくは飽和した炭素性の5又は6員環を形成可
能であり;該環は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、
(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C1-C6)ア
ルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C6)アルキル基、ニ
トロ基、シアノ基、シアノ(C1-C6)アルキル基、(C
1-C6)アルコキシ基、トリ(C1-C6)アルキルシリ
ル(C1-C6)アルキル基、アミド基、ホルミル基、カ
ルボキシル基、ケト(C1-C6)アルキル基、チオ基、
チオ(C1-C6)アルキル基、(C1-C6)アルキルチオ
基、アミノ基、又は(C1-C6)アルキルカルボニル、
カルバミル又は(C1-C6)アルキルスルホニル基で保
護されたアミノ基で置換されるか非置換のものであり;
また、R9、R10及びR11基の1つは、第1のZ基
と同一又は異なる第2のZ基を表し得るものであり; ・R12は、(C1-C6)アルキル基;モノヒドロキシ
(C1-C6)アルキル基;ポリヒドロキシ(C2-C6)ア
ルキル基;アリール基;ベンジル基;アミノ(C1-
C6)アルキル基、アミンが(C1-C6)アルキルカルボ
ニル、カルバミル又は(C1-C6)アルキルスルホニル
基で保護されたアミノ(C1-C6)アルキル基;カルボ
キシ(C1-C6)アルキル基;シアノ(C1-C6)アルキ
ル基;カルバミル(C1-C6)アルキル基;トリフルオ
ロ(C1-C6)アルキル基;トリ(C 1-C6)アルキルシ
リル(C1-C6)アルキル基;スルホンアミド(C1-C
6)アルキル基;(C1-C6)アルキルカルボキシ(C1-
C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルスルフィニル
(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルスルホニ
ル(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルケト
(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキルカル
バミル(C1-C6)アルキル基;又はN-(C1-C6)ア
ルキルスルホンアミド(C1-C6)アルキル基を表し; ・x及びyは0又は1の整数で;次の条件: − 式(II)の不飽和のカチオン性基においては; − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
り; − x=1の場合、結合手Dは頂点E、G、J又はLの
一つに結合しており; − yは: 1)頂点E、G、J及びLが同時に炭素原子であり、R
8基が不飽和の環の窒素原子により担持されている場合
か;又は 2)頂点E、G、J及びLの少なくとも1つが、R8基
が結合している窒素原子を表す場合:にのみ1を示し得
るもので; − 式(III)の不飽和のカチオン性基においては: − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
り; − x=1の場合、結合手Dは頂点E、G、J、L又は
Mの一つに結合しており; − yは、頂点E、G、J、L及びMの少なくとも1つ
が2価の原子を表し、R8基が不飽和の環の窒素原子に
より担持されている場合にのみ1を示し得るもので; − 式(IV)のカチオン性基においては: − y=0の場合、結合手Dは、R9ないしR11基を
担持する窒素原子に結合しており; − y=1の場合、R9ないしR11基の2つは、それ
らが結合している窒素原子と共同して、上述した5又は
6員の飽和した環を形成し;結合手Dは該飽和した環の
炭素原子により担持されている;を有するものであり、 ・X−は一価又は二価のアニオンを表し、好ましくは塩
素、臭素、フッ素又はヨウ素等のハロゲン原子、水酸化
物、硫酸水素、又は硫酸メチルもしくは硫酸エチル等の
(C1-C6)硫酸アルキルから選択される]から選択さ
れ; − 頂点E、G、J及びLの少なくとも1つが窒素原子
を表す式(II)の不飽和のカチオン性のZ基の数は少な
くとも1であり、 − R1ないしR4又はR7の一つで一つのみが、結合
手Dがケトン官能基を含有するアルキル鎖を表すZ基を
示す場合、該ケトン官能基はNR1R2又はNR3R4
基の窒素原子又はOR7基の酸素原子に直接結合しな
い、と理解される}のカチオン性のモノベンゼン性ニト
ロフェニレンジアミン類にある。
(IV)において、アルキル及びアルコキシ基は、直鎖状
又は分枝状であり得る。式(I)の化合物は、強無機酸、
例えばHCl、HBr又はH2SO4、又は有機酸、例
えば酢酸、酒石酸、乳酸、クエン酸又はコハク酸で塩化
してもよい。
て、例えば特に、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、オキサゾール、チアゾール及びトリアゾール環を挙
げることができる。上述した式(III)の不飽和のZ基
の環として、例えば特に、ピリジン、ピリミジン、ピラ
ジン、オキサジン及びトリアジン環を挙げることができ
る。
1ないし(I)15の:
ェニルアミノ)プロピル]-3-メチル-3H-イミダゾー
ル-1-イウム-ブロミド、
ェニルアミノ)エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-
1-イウム-クロリド、
ェニルアミノ)エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-
1-イウム-ブロミド、
ェニルアミノ)エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-
1-イウム-ブロミド、
-5-ニトロフェニルアミノ)エチル]-3-メチル-3H-
イミダゾール-1-イウム-ブロミド、
ノ)エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-
クロリド、
ニルアミノ)プロピル]-1-メチル-3H-イミダゾール-
1-イウム-メチルスルファート、
アミノ]-2-ニトロフェニルアミノ}プロピル]-1-メ
チル-3H-イミダゾール-1-イウム-メチルスルファー
ト、
トロフェニルアミノ)プロピル]-3H-イミダゾール-1
-イウム-メチルスルファート、
H-イミダゾール-1-イオ)プロピルアミノ]-4-ニトロ
フェニルアミノ}プロピル)-1-メチル-3H-イミダゾー
ル-1-イウム-ジ(ハイドロジェンスルファート)、
ンモニオ)プロピルアミノ]-2-ニトロフェニルアミノ}
プロピル)-1-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-ジ
(メチルスルファート)、
オ)エチルアミノ]-4-ニトロフェニルアミノ}プロピ
ル]-1-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-ジ(メチ
ルスルファート)、
ェニルアミノ)エチル]-2-メチル-2H-ピラゾール-1
-イウム-ブロミド、
-5-ニトロフェニルアミノ)エチル]-2-メチル-2H-
ピラゾール-1-イウム-ブロミド、
ノ-3-ニトロフェニル)アミノ]エチル}-3H-イミダゾ
ール-1-イウム-クロリド-モノヒドラート、から選択さ
れる。
化アミンの製法において、従来からでよく知られている
方法により容易に得ることができる。例えば以下の方法
がある。 −単一工程の方法では、第3級アミン基を担持する化合
物とハロアルキル基を含有するニトロフェニレンジアミ
ンを縮合させるか、又はハロアルキル基を担持する化合
物と第3級アミン基を含有するニトロフェニレンジアミ
ンを縮合させる。 −2つの工程の方法では、第2級アミンを担持する化合
物とハロアルキル基を含有するニトロフェニレンジアミ
ンを縮合させるか、又は(二置換されるアミノ)アルキル
アミンとハロゲン化ニトロフェニレンジアミンを縮合さ
せ、ついでアルキル化剤により第四級化させる。
最終工程であるが、式(I)の化合物の調製に至る一連の
反応において、より初期の段階で行ってもよい。
た媒体に、上述した少なくとも1つの式(I)のカチオン
性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミンを有効量
含有せしめてなることを特徴とする、ケラチン物質の染
色用組成物にある。
した媒体に、上述した少なくとも1つの式(I)のカチオ
ン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミンを有効
量含有せしめてなることを特徴とする、毛髪等のヒトの
ケラチン繊維の直接染色用組成物にある。
ン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類から
なり、ケラチン物質、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維
の染色用組成物又はそれらの調製に使用される直接染料
にある。
び利点は、本発明の例証を意図し、限定するものではな
い以下の記載並びに種々の実施例を読むことにより、よ
り明らかになるであろう。
ン性ニトロフェニレンジアミン(類)及び/又はそれらの
酸付加塩類は、染色用組成物の全重量に対して、好まし
くは約0.005〜12重量%、より好ましくはこの重
量に対して約0.05〜6重量%である。
ベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類は、酸化染料
(酸化染料先駆物質及び場合によってはカップラー)を使
用するよく知られている酸化染色方法において、酸化染
料で得られる色調のハイライトを富ませるため、又は色
調を変化させるために使用することもできる。
広げ、種々の色相を得るために、式(I)のカチオン性の
モノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類に加えて、
従来的に使用されている他の直接染料、特に本発明の式
(I)のカチオン性ニトロフェニレンジアミン類以外のニ
トロベンゼン染料、例えばニトロジフェニルアミン類、
ニトロフェノールエーテル類又はニトロフェノール類、
ニトロピリジン類、アントラキノン染料、ニトロアニリ
ン類、モノ-又はジアゾ、トリアリールメタン、アジ
ン、アクリジン及びキサンテン染料、又は金属複合染料
をさらに含有してもよい。これら他の付加的な直接染料
の割合は、染色用組成物の全重量に対して約0.5〜1
0重量%の間で変わり得る。
的に、水、又は水に十分には溶解しない化合物を溶解さ
せるための少なくとも1種の有機溶媒と水との混合物か
らなる。有機溶媒の例としては、例えば、C1-C4低
級アルカノール類、例えばエタノール及びイソプロパノ
ール、グリセロール、グリコール類及びグリコールエー
テル類、例えば2-ブトキシエタノール、プロピレング
リコール又はプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、及び芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコー
ル又はフェノキシエタノール、それらの類似物及び混合
物を挙げることができる。溶媒類は、染色用組成物の全
重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さらに好
ましくは約5〜30重量%の割合で存在し得る。
酸及びオレイン酸から誘導される酸のモノ-及びジエタ
ノールアミド等の脂肪アミド類を、約0.05〜10重
量%の濃度で添加することもできる。
知られている、アニオン性、カチオン性、非イオン性、
両性又は双性型の界面活性剤、又はそれらの混合物を、
組成物の全重量に対して好ましくは約0.1〜50重量
%、有利には約1〜20重量%の割合で添加することが
できる。またさらに、約0.2〜5%の範囲の割合で増
粘剤を使用することもできる。
なアジュバント類、例えば、酸化防止剤、香料、金属イ
オン封鎖剤、分散剤、毛髪用コンディショニング剤、防
腐剤、不透明化剤、並びにケラチン物質の染色に通常使
用される任意の他のアジュバントをさらに含有してもよ
い。
の染色用組成物に固有の有利な特性が考えられる添加に
より悪影響を受けないか、実質的に受けないように留意
して、上述した任意の付加的な化合物を選択するであろ
う。
アルカリ性のpHで調製可能で、pHは例えば約3〜1
2、好ましくは約5〜11の間で変えることができ、こ
れは、ケラチン物質の染色で通常使用されている酸性化
剤又は塩基性化剤又はバッファーにより所望の値に調節
することができる。
機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、乳酸及びスルホン
酸類を挙げることができる。バッファーとしては、例え
ばリン酸二水素カリウム/水酸化ナトリウムを挙げるこ
とができる。
水、アルカリ性の炭酸塩類、アルカノールアミン類、例
えばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミンとその誘導
体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の式:
ル基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R
13、R14、R15及びR16は、同時に又は互いに
独立して、水素原子、(C1-C6)アルキル又はヒドロ
キシ(C1-C6)アルキル基を表す]の化合物を挙げるこ
とができる。
ば、液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン物
質、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の染色に適した任
意の他の形態にすることができる。特に、噴霧剤が存在
するエアゾール缶に加圧下にて包装することもでき、ま
たフォームの形態にすることもできる。
も1つの式(I)のカチオン性のモノベンゼン性ニトロフ
ェニレンジアミンを含有する染色用組成物を、乾燥した
又は湿ったケラチン繊維に適用して作用させることから
なる、直接染色によるケラチン繊維、特に毛髪等のヒト
のケラチン繊維の染色方法にある。本発明の組成物は、
そのまま残る組成物、すなわち繊維に組成物を適用した
後、中間のすすぎをすることなく乾燥させる組成物とし
て使用することができる。
60分、好ましくは約5〜45分のさらし時間、繊維に
作用させ、すすぎを行い、場合によっては洗浄し、再度
すすいで乾燥させる。
-2-クロロ-5-ニトロフェニルアミノ)プロピル]-3-
メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-ブロミドの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニル)
-N-(3-ブロモプロピル)ベンゼンスルホンアミドの合
成 98.3g(0.3モル)のN-(4-アミノ-2-クロロ-5
-ニトロフェニル)ベンゼンスルホンアミド(RN 84741-80
-0)、25.3gの酸化カルシウム及び250mlのジ
メチルホルムアミドの懸濁液を、反応器中で還流水浴に
て加熱した。61.2ml(0.6モル)の1,3-ジブロ
モプロパンを攪拌しながら全て一度に添加し、加熱を1
時間延長した。反応混合物を温状態のまま濾過し、3k
gの氷冷水に注ぎ;沈殿したガム状物と静置して分離さ
せ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル相を硫酸ナトリ
ウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発乾固させた。
得られた化合物をシリカゲルカラム(ヘプタンと酢酸エ
チルの勾配有り)を通して精製した。55.8gの黄色
結晶が得られ、この結晶は116℃[コフラー(Kofle
r)]で溶解するものであった。C15H15N3O4S
BrClとして算出したその元素分析は次の通りであっ
た: % C H N O S Br Cl 理論値 40.15 3.37 9.36 14.26 7.15 17.81 7.90 実測値 40.24 3.37 9.32 14.53 6.50 17.58 7.69
ロロ-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンの合成 上述の工程1で得られた化合物(55.8g、0.12
5モル)を、激しく攪拌した98%の硫酸170mlに
何回かに分けて入れ、氷浴中で15℃から20℃に保持
した。添加終了時に、溶液をさらに1時間、15〜20
℃で攪拌した。続いて溶液を1kgの氷に注ぎ、20%
のアンモニア水で、部分的にpH5に中和し;結晶化し
た沈殿物を濾過し、水中で再度スラリー状にし、五酸化
リン上で真空下、40℃にて乾燥させた。35.4gの
赤色結晶が得られ、この結晶は還流酢酸イソプロピルか
ら再結晶化させて精製した後に、128℃(コフラー)で
溶解した。その元素分析は、C9H11N3O2BrC
lとして算出して、次の通りであった: % C H N O Br Cl 理論値 35.03 3.59 13.62 10.37 25.90 11.49 実測値 35.13 3.65 13.62 10.27 25.69 11.49
級化 工程2で得られたN1-(3-ブロモプロピル)-2-クロロ
-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンを12.3g(0.
04モル)、3.9g(0.048モル)の1-メチル-1
H-イミダゾール(RN 616-47-7)及び40mlのトルエン
の懸濁液を調製した。混合物を4時間攪拌しつつ、トル
エンの還流により加熱し、還流条件下で濾過し、酢酸エ
チル、ついで無水エタノールで2回再度スラリー状にし
た。真空下、40℃で乾燥させた後、15.0gの暗赤
色結晶の1-[3-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェ
ニルアミノ)プロピル]-3-メチル-3H-イミダゾール-
1-イウム-ブロミドが得られ、この結晶は260℃以上
(コフラー)で溶解するものであった。その元素分析は、
C13H17N5O2BrClとして算出して、次の通
りであった: % C H N O Br Cl 理論値 39.89 4.39 17.93 8.19 20.45 9.07 実測値 39.86 4.39 18.26 8.14 20.39 8.94
[2-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニルアミノ)
エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-ク
ロリドの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニル)
-N-(2-クロロエチル)ベンゼンスルホンアミドの合成 実施例1(工程1)に記載の手順に従った。98.3g
(0.3モル)のN-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフ
ェニル)ベンゼンスルホンアミド(RN 84741-80-0)と5
9.3g(0.6モル)の1,2-ジクロロエタンから8
0.2gの黄色結晶が得られ、この結晶は還流酢酸エチ
ルから再結晶化させて精製した後に144℃(コフラー)
で溶解した。その元素分析は、C 14H13N3O4S
Cl2として算出して、次の通りであった: % C H N O S Cl 理論値 43.09 3.36 10.77 16.40 8.22 18.17 実測値 43.28 3.55 10.76 16.39 7.54 17.95
ル)-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンの合成 実施例1(工程2)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニ
ル)-N-(2-クロロエチル)ベンゼンスルホンアミドを7
9.5g(0.203モル)から、45.0gの赤褐色結
晶が得られ、この結晶は還流トルエンから再結晶化させ
て精製した後に117℃(コフラー)で溶解した。その元
素分析は、C8H9N3O 2Cl2として算出して、次
の通りであった: % C H N O Cl 理論値 38.42 3.63 16.80 12.80 28.35 実測値 38.85 3.68 16.70 13.47 27.40
化 実施例1(工程3)に記載の手順に従った。工程2で得ら
れた2-クロロ-N1-(2-クロロエチル)-5-ニトロベン
ゼン-1,4-ジアミンを10.0g(0.04モル)と、
3.9g(0.048モル)の1-メチル-1H-イミダゾ
ール(RN 616-47-7)から、6.2gの赤煉瓦色の結晶が
得られ、この結晶は221℃(コフラー)で溶解するもの
であった。その元素分析は、C12H15N5O2Cl
2+1/2H2Oとして算出して、次の通りであった: % C H N O Cl 理論値 42.24 4.73 20.53 11.72 20.78 実測値 42.83 4.56 20.49 11.50 20.87
[2-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニルアミノ)
エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-ブ
ロミドの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニル)
-N-(2-ブロモエチル)ベンゼンスルホンアミドの合成 実施例1(工程1)に記載の手順に従った。145.5g
(0.44モル)のN-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロ
フェニル)ベンゼンスルホンアミド(RN 84741-80-0)と1
15ml(1.32モル)の1,2-ジブロモエタンから黄
色結晶が得られ、この結晶は還流した96゜のエチルア
ルコールから再結晶化させて精製した後に115℃(コ
フラー)で溶解した。その元素分析は、C14H13N
3O4SBrClとして算出して、次の通りであった: % C H N O S 理論値 38.68 3.01 9.67 14.72 7.38 実測値 38.83 3.15 9.55 14.87 6.55
ロ-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンの合成 実施例1(工程2)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN-(4-アミノ-2-クロロ-5-ニトロフェニ
ル)-N-(2-ブロモエチル)ベンゼンスルホンアミドを1
91.0g(0.44モル)から、114.5gの暗赤色
結晶が得られ、この結晶は還流酢酸イソプロピルから再
結晶化させて精製した後に120℃(コフラー)で溶解し
た。その元素分析は、C8H9N3O2BrClとして
算出して、次の通りであった: % C H N O Br Cl 理論値 32.62 3.08 14.27 10.86 27.13 12.04 実測値 32.78 3.08 14.20 10.98 27.03 12.30
化 実施例1(工程3)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN1-(2-ブロモエチル)-2-クロロ-5-ニト
ロベンゼン-1,4-ジアミンを11.8g(0.04モ
ル)と、3.9g(0.048モル)の1-メチル-1H-イ
ミダゾール(RN 616-47-7)から、11.9gの赤煉瓦色
の結晶が得られ、この結晶は224℃(コフラー)で溶解
するものであった。その元素分析は、C12H15N5
O2BrClとして算出して、次の通りであった: % C H N O Br Cl 理論値 38.27 4.01 18.59 8.50 21.21 9.41 実測値 38.11 4.04 18.33 8.79 20.87 9.48
[2-(4-アミノ-2-メチル-5-ニトロフェニルアミノ)
エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-ブ
ロミドの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N-(4-アミノ-2-メチル-5-ニトロフェニル)
-N-(2-ブロモエチル)-4-メチルベンゼンスルホンア
ミドの合成 実施例1(工程1)に記載の手順に従った。57.0g
(0.177モル)のN-(4-アミノ-2-メチル-5-ニト
ロフェニル)-4-メチルベンゼンスルホンアミド(RN 825
76-78-1)と38.2ml(0.44モル)の1,2-ジブロ
モエタンから66.0gの黄色結晶が得られ、この結晶
は還流酢酸エチルから再結晶化させて精製した後に15
9℃(コフラー)で溶解した。その元素分析は、C16H
18N3O4SBrとして算出して、次の通りであっ
た: % C H N O S Br 理論値 44.87 4.24 9.81 14.94 7.49 18.66 実測値 44.79 4.25 9.62 14.93 7.05 18.48
ル-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンの合成 実施例1(工程2)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN-(4-アミノ-2-メチル-5-ニトロフェニ
ル)-N-(2-ブロモエチル)-4-メチルベンゼンスルホン
アミドを66.0g(0.154モル)から、36.0g
の赤褐色結晶が得られ、この結晶は還流酢酸イソプロピ
ルから再結晶化させて精製した後に120℃(コフラー)
で溶解した。その元素分析は、C9H12N3O2Br
として算出して、次の通りであった: % C H N O Br 理論値 39.44 4.41 15.33 11.67 29.15 実測値 38.55 4.44 5.00 11.60 29.37
化 実施例1(工程3)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN1-(2-ブロモエチル)-2-メチル-5-ニト
ロベンゼン-1,4-ジアミンを11.0g(0.04モ
ル)と、イソブタノールに入った3.9g(0.048モ
ル)の1-メチル-1H-イミダゾール(RN 616-47-7)か
ら、9.9gの赤褐色結晶が得られ、この結晶は200
℃(コフラー)で溶解するものであった。その元素分析
は、C13H18N5O2Brとして算出して、次の通
りであった: % C H N O Br 理論値 43.83 5.09 19.66 11.67 22.43 実測値 45.37 5.24 19.45 10.18 19.78
[2-(4-アミノ-2-メチルスルファニル-5-ニトロフ
ェニルアミノ)エチル]-3-メチル-3H-イミダゾール-
1-イウム-ブロミドの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N-(4-アミノ-2-メチルスルファニル-5-ニ
トロフェニル)ベンゼンスルホンアミドの合成 132g(0.662モル)の2-メチルスルファニル-5
-ニトロベンゼン-1,4-ジアミン(RN 171968-54-0)を、
反応器に入った400mlのピリジンに室温で溶解させ
た。120.8g(0.684モル)のベンゼンスルホニ
ルクロリドを攪拌しつつ滴下し、40℃〜45℃で発熱
反応を持続させ;1/2時間以上かけて赤色溶液をオレ
ンジ色がかった黄色にし;2.7kgの氷に注ぎ、40
0mlの36%塩酸を用いて酸性化させた。得られた黄
土色の結晶性沈殿物を濾過し、水で再度スラリー状にし
て中性にし、五酸化リン上にて、真空下、40℃で乾燥
させた。黄色結晶が得られ、この結晶は還流アセトニト
リルから再結晶化させた後に212℃(コフラー)で溶解
した。その元素分析は、C13H13N3O4S2とし
て算出して、次の通りであった: % C H N O S 理論値 46.01 3.86 12.38 18.86 18.89 実測値 45.94 3.86 12.35 18.61 18.24
ァニル-5-ニトロフェニル)-N-(2-ブロモエチル)ベン
ゼンスルホンアミドの合成 実施例1(工程1)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN-(4-アミノ-2-メチルスルファニル-5-
ニトロフェニル)ベンゼンスルホンアミドを116.0
g(0.33モル)と57.0ml(0.66モル)の1,
2-ジブロモエタンから黄色結晶が得られ、この結晶は
還流メチルエチルケトンから再結晶化させて精製した後
に216℃(コフラー)で溶解した。その元素分析は、C
15H16N3O4S2Brとして算出して、次の通り
であった: % C H N O S Br 理論値 40.37 3.61 9.41 14.34 14.37 17.90 実測値 40.23 3.73 9.10 15.19 13.55 17.84
ルスルファニル-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンの
合成 実施例1(工程2)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN-(4-アミノ-2-メチルスルファニル-5-
ニトロフェニル)-N-(2-ブロモエチル)ベンゼンスルホ
ンアミドを147.3g(0.33モル)から、72.0
gの赤色結晶が得られ、この結晶は還流酢酸エチルから
再結晶化させて精製した後に131℃(コフラー)で溶解
した。その元素分析は、C9H12N3O2SBrとし
て算出して、次の通りであった: % C H N O S Br 理論値 35.31 3.95 13.72 10.45 10.47 26.10 実測値 35.56 4.06 13.72 10.57 10.14 26.39
化 実施例1(工程3)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN1-(2-ブロモエチル)-2-メチルスルファ
ニル-5-ニトロベンゼン-1,4-ジアミンを12.2g
(0.04モル)と、トルエンに入った3.9g(0.0
48モル)の1-メチル-1H-イミダゾール(RN 616-47-
7)から、11.0gの赤煉瓦色の結晶が得られ、この結
晶は196℃(コフラー)で溶解するものであった。その
元素分析は、C13H18N5O2SBrとして算出し
て、次の通りであった: % C H N O S Br 理論値 39.30 4.82 17.63 10.07 8.07 20.11 実測値 40.44 4.69 17.49 9.44 8.56 18.96
[2-(4-アミノ-3-ニトロフェニルアミノ)エチル]-
3-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-クロリドの調
製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N-(4-アミノ-3-ニトロフェニル)-N-(2-ク
ロロエチル)-4-メチルベンゼンスルホンアミドの合成 実施例1(工程1)に記載の手順に従った。23.0g
(0.075モル)のN-(4-アミノ-3-ニトロフェニル)
-4-メチルベンゼンスルホンアミド(RN 59457-54-4)
と、29.7g(0.3モル)の1,2-ジクロロエタンか
ら黄色結晶が得られ、この結晶は還流した96゜エチル
アルコールから再結晶化させて精製した後に146℃
(コフラー)で溶解した。その元素分析は、C15H16
N3O4SClとして算出して、次の通りであった: % C H N O S Cl 理論値 48.72 4.36 11.36 17.30 8.67 9.59 実測値 48.89 4.38 11.29 17.43 8.64 9.72
ロベンゼン-1,4-ジアミンの合成と第四級化 実施例1(工程2)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られたN-(4-アミノ-3-ニトロフェニル)-N-(2-
クロロエチル)-4-メチルベンゼンスルホンアミドを1
36.0g(0.365モル)から、75.7gのN4-
(2-クロロエチル)-2-ニトロベンゼン-1,4-ジアミン
の赤褐色結晶が得られ、この結晶はベンゼンで還流して
再結晶化させて精製した後に107℃(コフラー)で溶解
した。実施例1(工程3)に記載の手順に従った。上述に
て得られたN4-(2-クロロエチル)-2-ニトロベンゼン
-1,4-ジアミンを10.8g(0.05モル)と、トル
エンに入った4.9g(0.06モル)の1-メチル-1H
-イミダゾール(RN 616-47-7)から、11.5gの赤褐色
結晶が得られ、この結晶は204℃(コフラー)で溶解す
るものであった。その元素分析は、C12H16N5O
2Cl+1/2H2Oとして算出して、次の通りであっ
た: % C H N O Cl 理論値 47.69 5.50 23.17 11.91 11.73 実測値 47.52 5.50 23.20 11.98 11.85
[3-(4-ジエチルアミノ-2-ニトロフェニルアミノ)プ
ロピル]-1-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム-メ
チルスルファートの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :ジエチル(4-フルオロ-3-ニトロフェニル)ア
ミンの合成 197ml(1.5モル)の硫酸ジエチルを、63.0g
(0.5モル)の4-フルオロ-3-ニトロフェニルアミン
(RN 364-76-1)、110gの炭酸カルシウム及び150
mlのジメチルホルムアミドを含有し、65℃で加熱さ
れた混合物に、攪拌しつつ2時間以上かけて流し込み、
ついで混合物を85℃〜90℃で2時間加熱した。混合
物を温状態のまま濾過し、2kgの氷冷水に注ぎ込ん
だ。静置により分離した油分を酢酸エチルで抽出し、酢
酸エチル抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過
し、減圧下で蒸発乾固させた。46.3gのオレンジ色
がかった赤色の油が得られ、この油をシリカゲルカラム
(ヘプタンと酢酸エチルの勾配有り)を通して精製して結
晶化させた(M.p.<50℃、コフラー)。そのの元素分
析は、C10H13N2O2Fとして算出して、次の通
りであった:
(イミダゾール-1-イル)プロピル)-2-ニトロベンゼン-
1,4-ジアミンの合成 先行する工程で得られたジエチル(4-フルオロ-3-ニト
ロフェニル)アミンを8.8g(0.041モル)と6.
7mlのトリエチルアミンを2時間攪拌しつつ還流して
加熱した。混合物を100gの氷冷水に注ぎ;静置によ
り分離した油分を酢酸エチルで抽出した。ついで、酢酸
エチル抽出物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、
減圧下で蒸発乾固させた。12.8gの紫色の油が得ら
れ、この油をシリカゲルカラム(ヘプタンと酢酸エチル
の勾配有り)を通して精製して結晶化させた(M.p.>2
60℃、コフラー)。その元素分析は、C16H23N
5O2として算出して、次の通りであった:
化 先行する工程で得られたN4,N4-ジエチル-N1-(3-
(イミダゾール-1-イル)プロピル)-2-ニトロベンゼン-
1,4-ジアミンを6.3g(0.02モル)、2.09m
l(0.022モル)の硫酸ジメチル及び100mlの酢
酸エチルの懸濁液を調製し、攪拌しつつ室温で3時間放
置しておいた。得られた結晶性沈殿物を濾過し、酢酸エ
チルで数回洗浄し、真空下、50℃で乾燥させた。8.
2gの暗紫色の結晶が得られ、この結晶は101℃(コ
フラー)で溶解するものであった。その元素分析は、C
18H29N5O6Sとして算出して、次の通りであっ
た: % C H N O S 理論値 48.75 6.59 15.79 21.64 7.23 実測値 48.50 6.66 15.79 22.16 7.21
-{4-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-2-ニトロ
フェニルアミノ}プロピル)-1-メチル-3H-イミダゾー
ル-1-イウム-メチルスルファートの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :2-{(2-ヒドロキシエチル)[4-(3-(イミダ
ゾール-1-イル)プロピルアミノ)-3-ニトロフェニル]
アミノ}エタノールの合成 実施例7(工程2)に記載の手順を使用した。29.3g
(0.12モル)の2-[(4-フルオロ-3-ニトロフェニ
ル)(2-ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール(RN 2970
5-38-2)と50.0g(0.4モル)の3-(イミダゾール-
1-イル)プロピルアミン(RN 5036-48-6)から、39.0
gの紫色結晶が得られ、この結晶は還流する96゜エチ
ルアルコールから再結晶化させて精製した後に141℃
(コフラー)で溶解した。その元素分析は、C16H2 3
N5O4として算出して、次の通りであった:
化 実施例7(工程3)に記載の手順を使用した。先行する工
程で得られた2-{(2-ヒドロキシエチル)[4-(3-(イ
ミダゾール-1-イル)プロピルアミノ)-3-ニトロフェニ
ル]アミノ}エタノールを14.0g(0.04モル)と
4.2ml(0.044モル)の硫酸ジメチルから、1
7.9gの青紫色の結晶が得られ、その元素分析をC
18H29N5O8S+1/2H2Oとして算出した: % C H N O S 理論値 44.62 6.24 14.45 28.07 6.62 実測値 44.49 6.54 13.88 28.22 6.67
チル-3-[3-(3-メチルアミノ-4-ニトロフェニルア
ミノ)プロピル]-3H-イミダゾール-1-イウム-メチル
スルファートの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :N1-(3-(イミダゾール-1-イル)プロピル)N
3-メチル-4-ニトロベンゼン-1,3-ジアミンの合成 実施例7(工程2)に記載の手順を使用した。37.3g
(0.2モル)の(5-クロロ-2-ニトロフェニル)メチル
アミン(RN 35966-84-8)と37.5g(0.3モル)の3-
(イミダゾール-1-イル)プロピルアミン(RN 5036-48-6)
から、黄色結晶(52.0g)が得られ、この結晶は還流
する96゜エチルアルコールから再結晶化させて精製し
た後に145℃(コフラー)で溶解した。その元素分析
は、C13H17N5O2として算出して、次の通りで
あった:
化 実施例7(工程3)に記載の手順を使用した。先行する工
程で得られたN1-(3-(イミダゾール-1-イル)プロピ
ル)N3-メチル-4-ニトロベンゼン-1,3-ジアミンを
8.2g(0.03モル)と3.2ml(0.034モル)
の硫酸ジメチルから、11.9gの黄色結晶が得られ、
この結晶は120℃(コフラー)で溶解するものであっ
た。その元素分析は、C15H 23N5O6Sとして算
出して、次の通りであった: % C H N O S 理論値 44.88 5.77 17.45 23.91 7.99 実測値 44.75 5.80 17.61 24.12 7.90
-(3-{2-クロロ-5-[3-(3-メチル-3H-イミダゾー
ル-1-イオ)プロピルアミノ]-4-ニトロフェニルアミ
ノ}プロピル)-1-メチル-3H-イミダゾール-1-イウム
-ジ(ハイドロジェンスルファート)の調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)工程1 :4-クロロ-N1,N3-ビス(3-(イミダゾール-
1-イル)プロピル)-6-ニトロベンゼン-1,3-ジアミン
の合成 113.2g(0.5モル)の1,2,4-トリクロロ-5-
ニトロベンゼン(RN 89-69-0)、250.4g(2モル)の
3-(イミダゾール-1-イル)プロピルアミン(RN5036-48-
6)、138g(1モル)の炭酸カルシウム及び660ml
のジオキサンの混合物を、9時間攪拌しつつ還流して加
熱した。混合物を3.3lの氷冷水に注ぎ。結晶性沈殿
物を濾過し、水で再度スラリー状にし、五酸化リン上に
て、真空下、50℃で乾燥させた。還流無水アルコール
から再結晶化させて精製した後に、139.3gの黄色
結晶が得られ、この結晶は108〜110℃(コフラー)
で溶解するものであった。その元素分析は、C18H
22N7O2Cl+1.5H2Oとして算出して、次の
通りであった: % C H N O Cl 理論値 50.17 5.85 22.75 13.00 8.23 実測値 50.57 6.07 22.85 13.10 8.00
化 実施例7(工程3)に記載の手順に従った。先行する工程
で得られた1.5分子の水を有する結晶化した4-クロ
ロ-N1,N3-ビス(3-(イミダゾール-1-イル)プロピ
ル)-6-ニトロベンゼン-1,3-ジアミンを21.5g
(0.05モル)と14.3g(0.133モル)の硫酸ジ
メチルから、30℃に暖めた無水アルコールで再度スラ
リー状にさせた後、12.0gの黄色結晶が得られ、こ
の結晶は188〜190℃で溶解するものであった(コ
フラー)。このものの元素分析をC20H30N7O
10S2Clとして算出した: % C H N O Cl S 理論値 38.25 4.81 15.61 25.47 5.64 10.21 実測値 37.90 4.88 15.46 25.42 5.45 10.23
-メチル-1-{2-[メチル(4-メチルアミノ-3-ニトロ
フェニル)アミノ]エチル}-3H-イミダゾール-1-イウ
ム-クロリド-モノヒドラートの調製 (イミダゾール環に非局在化した電荷)実施例1(工程3)
に記載の手順に従った。41.4g(0.17モル)のN
4-(2-クロロエチル)-N1,N4-ジメチル-2-ニトロ
ベンゼン-1,4-ジアミン(RN 14607-54-6)、41.8g
(0.51モル)の1-メチル-1H-イミダゾール(RN 616
-47-7)及び100mlのトルエンから、還流エタノール
から再結晶化させた後に、37.8gの3-メチル-1-
{2-[メチル(4-メチルアミノ-3-ニトロフェニル)ア
ミノ]エチル}-3H-イミダゾール-1-イウム-クロリド
-モノヒドラートの紫色結晶が得られ、この結晶は13
5℃(コフラー)で溶解するものであった。その元素分析
は、C14H20N5O2Cl+H2Oとして算出し
て、次の通りであった: % C H N O C 理論値 48.91 6.45 20.37 13.96 10.31 実測値 48.65 6.50 20.29 14.00 10.28
量はグラムで表し、A.M.は活性物質を示す) 式(I)9の染料 0.344 アクアロン社(Aqualon)からナトロソール(Nat rosol)250MRの名称で販売されているヒド ロキシエチルセルロース 0.72 ベンジルアルコール 4 6エチレンオキシド単位を有するポリエチレン グリコール 6 セピック社(Seppic)からオラミックス(Oramix) CG110の名称で販売されている、60%の A.M.を含有する水溶液としての(C8-C10) アルキルポリグルコシド 4.5A.M. リン酸バッファー、pH9(ホウ酸/塩化カリ ウム/水酸化ナトリウム) 全体を100にする量 上述した組成物を、白髪を90%含有するパーマネント
ウエーブがかかった又はナチュラルなグレイの髪の束に
適用し、20分間放置しておいた。通常の水ですすぎ、
乾燥させたところ、毛髪は真珠光沢のある紫色に染色さ
れた。
物を調製した:(全ての含有量はグラムで表す)
ネントウエーブがかかったグレイの髪の束に適用し、2
0分間放置しておいた。通常の水ですすぎ、乾燥させた
ところ、毛髪は次の表に示す色調に染色された。
を調製した:(全ての含有量はグラムで表す)
ネントウエーブがかかったグレイの髪の束に適用し、2
0分間放置しておいた。通常の水ですすぎ、乾燥させた
ところ、毛髪は次の表に示す色調に染色された。
Claims (17)
- 【請求項1】 以下の式(I): 【化1】 {上式中、 ・R1、R2、R3及びR4は同一でも異なっていても
よく、水素原子;以下に記載するZ基;(C1-C6)ア
ルキル基;モノヒドロキシ(C1-C6)アルキル基;ポ
リヒドロキシ(C2-C6)アルキル基;(C1-C6)アル
コキシ(C1-C6)アルキル基;アリール基;ベンジル
基;シアノ(C1-C6)アルキル基;カルバミル(C1-
C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキルカルバミル
(C1-C6)アルキル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキル
カルバミル(C1-C6)アルキル基;チオカルバミル(C
1-C6)アルキル基;トリフルオロ(C1-C6)アルキ
ル基;スルホ(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アル
キルカルボキシ(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)ア
ルキルスルフィニル(C1-C6)アルキル基;アミノス
ルホニル(C1-C6)アルキル基;N-Z-アミノスルホ
ニル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキル
アミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N,N-ジ(C
1-C6)アルキルアミノスルホニル(C1-C6)アルキ
ル基;(C1-C6)アルキルカルボニル(C1-C6)アル
キル基;アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換
されるか非置換のアミノ(C1-C6)アルキル基;又は
アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換されるか
非置換で、アミンがアルキル、モノヒドロキシ(C1-C
6)アルキル、ポリヒドロキシ(C2-C6)アルキル、
(C1-C6)アルキルカルボニル、カルバミル、N-(C
1-C6)アルキルカルバミル又はN,N-ジ(C1-C6)
アルキルカルバミル、(C1-C6)アルキルスルホニ
ル、ホルミル、トリフルオロ(C1-C6)アルキルカル
ボニル、(C1-C6)アルキルカルボキシル又はチオカ
ルバミル基から選択される一又は二の同一でも異なって
いてもよい基、又は以下に記載するZ基で置換されたア
ミノ(C1-C6)アルキル基を表すか、又はそれらが結
合している窒素原子と共同して、炭素性の5又は6員環
もしくは一又は複数のヘテロ原子を含有する5又は6員
環を形成し得るものであり; ・R5及びR6は同一でも異なっていてもよく、水素原
子;ハロゲン原子;以下に記載するZ基;(C1-C6)
アルキルカルボニル基;アミノ(C1-C6)アルキルカ
ルボニル基;N-Z-アミノ(C1-C6)アルキルカルボ
ニル基;N-(C1-C 6)アルキルアミノ(C1-C6)ア
ルキルカルボニル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキルア
ミノ(C1-C6)アルキルカルボニル基;アミノ(C1-
C6)アルキルカルボニル(C1-C6)アルキル基;N-
Z-アミノ(C1-C6)アルキルカルボニル(C1-C6)
アルキル基;N-(C1-C6)アルキルアミノ(C1-
C6)アルキルカルボニル(C1-C6)アルキル基;N,
N-ジ(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C 6)アルキル
カルボニル(C1-C6)アルキル基;カルボキシル基;
(C1-C6)アルキルカルボキシル基;(C1-C6)アル
キルスルホニル基;アミノスルホニル基;N-Z-アミノ
スルホニル基;N-(C1-C6)アルキルアミノスルホニ
ル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキルアミノスルホニル
基;アミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N-Z-
アミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C
6)アルキルアミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;
N,N-ジ(C1-C6)アルキルアミノスルホニル(C1-
C6)アルキル基;カルバミル基;N-(C1-C 6)アル
キルカルバミル基;N,N-ジ(C1-C6)アルキルカル
バミル基;カルバミル(C1-C6)アルキル基;N-(C
1-C6)アルキルカルバミル(C1-C6)アルキル基;
N,N-ジ(C1-C6)アルキルカルバミル(C1-C6)ア
ルキル基;(C1-C6)アルキル基;モノヒドロキシ(C
1-C6)アルキル基;ポリヒドロキシ(C2-C6)アル
キル基;(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル
基;トリフルオロ(C1-C6)アルキル基;シアノ基;
アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換されるか
非置換で、アミンが(C1-C6)アルキル、モノヒドロ
キシ(C1-C6)アルキル、ポリヒドロキシ(C2-C6)
アルキル、(C1-C6)アルキルカルボニル、カルバミ
ル、N-(C1-C6)アルキルカルバミル又はN,N-ジ
(C1-C6)アルキルカルバミル、(C1-C6)アルキル
スルホニル、ホルミル、トリフルオロ(C1-C6)アル
キルカルボニル、(C1-C6)アルキルカルボキシル又
はチオカルバミル基から選択される一又は二の同一でも
異なっていてもよい基で、又は以下に記載するZ基で置
換されるか非置換のアミノ(C1-C6)アルキル基を表
すか、又はそれらが結合している窒素原子と共同して、
炭素性の5又は6員環もしくは一又は複数のヘテロ原子
を含有する5又は6員環を形成し得るものであるか;又
は以下に記載するOR7又は-SR7基を表し; ・R7は、水素原子;(C1-C6)アルキル基;モノヒ
ドロキシ(C1-C6)アルキル基;ポリヒドロキシ(C2
-C6)アルキル基;Z基;(C1-C6)アルコキシ(C1
-C6)アルキル基;アリール基;ベンジル基;カルボキ
シ(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルカルボ
キシ(C1-C6)アルキル基;シアノ(C1-C6)アルキ
ル基;カルバミル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C
6)アルキルカルバミル(C1-C6)アルキル基;N,N-
ジ(C1-C6)アルキルカルバミル(C1-C6)アルキル
基;トリフルオロ(C1-C6)アルキル基;アミノスル
ホニル(C1-C6)アルキル基;N-Z-アミノスルホニ
ル(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキルア
ミノスルホニル(C1-C6)アルキル基;N,N-ジ(C1
-C6)アルキルアミノスルホニル(C1-C6)アルキル
基;(C1-C6)アルキルスルフィニル(C1-C6)アル
キル基;(C1-C6)アルキルスルホニル(C1-C 6)ア
ルキル基;(C1-C6)アルキルカルボニル(C1-C6)
アルキル基;アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で
置換されるか非置換のアミノ(C1-C6)アルキル基;
又はアルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換され
るか非置換で、アミンが(C1-C6)アルキル、モノヒ
ドロキシ(C1-C6)アルキル、ポリヒドロキシ(C2-
C6)アルキル、(C1-C6)アルキルカルボニル、ホル
ミル、トリフルオロ(C1-C6)アルキルカルボニル、
(C1-C6)アルキルカルボキシル、カルバミル、N-
(C1-C6)アルキルカルバミル、N,N-ジ(C1-C6)
アルキルカルバミル、チオカルバミル、又は(C1-
C6)アルキルスルホニル基から選択される一又は二の
同一でも異なっていてもよい基で、又は以下に記載する
Z基で置換されたアミノ(C1-C6)アルキル基を表す
か、又はそれらが結合している窒素原子と共同して、炭
素性の5又は6員環もしくは一又は複数のヘテロ原子を
含有する5又は6員環を形成し得るものであり; ・Zは次の式(II)及び(III)の不飽和のカチオン性
基、及び次の式(IV)の飽和したカチオン性基: 【化2】 【化3】 [上式中: ・Dは、好ましくは1〜14の炭素原子を有する直鎖状
又は分枝状のアルキル鎖を表す結合手であり、これは、
酸素、硫黄又は窒素原子等の一又は複数のヘテロ原子が
挿入可能で、一又は複数のヒドロキシル又は(C1-
C6)アルコキシ基で置換可能であり、一又は複数のケ
トン官能基を担持可能であり; ・頂点E、G、J、L及びMは、同一でも異なっていて
もよく、炭素、酸素、硫黄又は窒素原子を表し; ・nは0〜4の整数であり; ・mは0〜5の整数であり; ・R基は同一でも異なっていてもよく、第1のZ基と同
一又は異なる第2のZ基、ハロゲン原子、ヒドロキシル
基、(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C1-C
6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C6)アルキル
基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C1-C6)アルキル
基、(C1-C6)アルコキシ基、トリ(C1-C6)アルキ
ルシリル(C1-C6)アルキル基、アミド基、ホルミル
基、カルボキシル基、(C1-C6)アルキルカルボニル
基、チオ基、チオ(C1-C6)アルキル基、(C1-C6)
アルキルチオ基、アミノ基、(C1-C6)アルキルカル
ボニル、カルバミル又は(C1-C6)アルキルスルホニ
ル基で保護されたアミノ基、又はR''及びR'''が同一
でも異なっていてもよく、(C1-C6)アルキル基、モ
ノヒドロキシ(C1-C6)アルキル基又はポリヒドロキ
シ(C2-C6)アルキル基を表すNHR''又はNR''
R'''基を表し; ・R8は、(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C
1-C6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C6)アル
キル基、シアノ(C1-C6)アルキル基、トリ(C1-C
6)アルキルシリル(C1-C6)アルキル基、(C1-
C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル基、カルバミル
(C1-C6)アルキル基、(C1-C6)アルキルカルボキ
シ(C1-C6)アルキル基、ベンジル基、又は第1のZ
基と同一又は異なる第2のZ基を表し; ・R9、R10及びR11は同一でも異なっていてもよ
く、(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C1-C
6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C 6)アルキル
基、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル基、シ
アノ(C1-C6)アルキル基、アリール基、ベンジル
基、アミド(C1-C6)アルキル基、トリ(C1-C6)ア
ルキルシリル(C1-C6)アルキル基、又はアミンが(C
1-C6)アルキルカルボニル、カルバミル又は(C1-C
6)アルキルスルホニル基で保護されたアミノ(C1-C
6)アルキル基を表し;R9、R10及びR11基の2
つが、それらが結合している窒素原子と共に、ピロリジ
ン環、ピペリジン環、ピペラジン環又はモルホリン環等
の一又は複数のヘテロ原子を含有し得る飽和した5又は
6員環もしくは飽和した炭素性の5又は6員環を形成可
能であり;該環は、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、
(C1-C6)アルキル基、モノヒドロキシ(C1-C6)ア
ルキル基、ポリヒドロキシ(C2-C6)アルキル基、ニ
トロ基、シアノ基、シアノ(C1-C6)アルキル基、(C
1-C6)アルコキシ基、トリ(C1-C6)アルキルシリ
ル(C1-C6)アルキル基、アミド基、ホルミル基、カ
ルボキシル基、ケト(C1-C6)アルキル基、チオ基、
チオ(C1-C6)アルキル基、(C1-C6)アルキルチオ
基、アミノ基、又は(C1-C6)アルキルカルボニル、
カルバミル又は(C1-C6)アルキルスルホニル基で保
護されたアミノ基で置換又は非置換され得るものであ
り;また、R9、R10及びR11基の1つは、第1の
Z基と同一又は異なる第2のZ基を表し得るものであ
り; ・R12は、(C1-C6)アルキル基;モノヒドロキシ
(C1-C6)アルキル基;ポリヒドロキシ(C2-C6)ア
ルキル基;アリール基;ベンジル基;アミノ(C1-
C6)アルキル基、アミンが(C1-C6)アルキルカルボ
ニル、カルバミル又は(C1-C6)アルキルスルホニル
基で保護されたアミノ(C1-C6)アルキル基;カルボ
キシ(C1-C6)アルキル基;シアノ(C1-C6)アルキ
ル基;カルバミル(C1-C6)アルキル基;トリフルオ
ロ(C1-C6)アルキル基;トリ(C 1-C6)アルキルシ
リル(C1-C6)アルキル基;スルホンアミド(C1-C
6)アルキル基;(C1-C6)アルキルカルボキシ(C1-
C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルスルフィニル
(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルスルホニ
ル(C1-C6)アルキル基;(C1-C6)アルキルケト
(C1-C6)アルキル基;N-(C1-C6)アルキルカル
バミル(C1-C6)アルキル基;又はN-(C1-C6)ア
ルキルスルホンアミド(C1-C6)アルキル基を表し; ・x及びyは0又は1の整数で;次の条件: − 式(II)の不飽和のカチオン性基においては; − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
り; − x=1の場合、結合手Dは頂点E、G、J又はLの
一つに結合しており; − yは: 1)頂点E、G、J及びLが同時に炭素原子であり、R
8基が不飽和の環の窒素原子により担持されている場合
か;又は 2)頂点E、G、J及びLの少なくとも1つが、R8基
が結合している窒素原子を表す場合:にのみ1を示し得
るもので; − 式(III)の不飽和のカチオン性基においては: − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
り; − x=1の場合、結合手Dは頂点E、G、J、L又は
Mの一つに結合しており; − yは、頂点E、G、J、L及びMの少なくとも1つ
が2価の原子を表し、R8基が不飽和の環の窒素原子に
より担持されている場合にのみ1を示し得るもので; − 式(IV)のカチオン性基においては: − y=0の場合、結合手Dは、R9ないしR11基を
担持する窒素原子に結合しており; − y=1の場合、R9ないしR11基の2つは、それ
らが結合している窒素原子と共同して、上述した5又は
6員の飽和した環を形成し;結合手Dは該飽和した環の
炭素原子により担持されている;を有するものであり、 ・X−は一価又は二価のアニオンを表す]から選択さ
れ; − 頂点E、G、J及びLの少なくとも1つが窒素原子
を表す式(II)の不飽和のカチオン性のZ基の数は少な
くとも1であり、 − R1ないしR4又はR7の一つで一つのみが、結合
手Dがケトン官能基を含有するアルキル鎖を表すZ基を
示す場合、該ケトン官能基はNR1R2又はNR3R4
基の窒素原子又はOR7基の酸素原子に直接結合しな
い、と理解される}のカチオン性のモノベンゼン性ニト
ロフェニレンジアミン類及びそれらの酸付加塩類。 - 【請求項2】 式(II)の不飽和のZ基の環が、ピロー
ル、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、チアゾ
ール及びトリアゾール環から選択されることを特徴とす
る請求項1に記載のカチオン性のモノベンゼン性ニトロ
フェニレンジアミン類。 - 【請求項3】 式(III)の不飽和のZ基の環が、ピリ
ジン、ピリミジン、ピラジン、オキサジン及びトリアジ
ン環から選択されることを特徴とする請求項1に記載の
カチオン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン
類。 - 【請求項4】 式(IV)において、R9、R10及びR
11基の2つが、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラ
ジン環又はモルホリン環を形成し;該環が、ハロゲン原
子、ヒドロキシル基、(C1-C6)アルキル基、モノヒ
ドロキシ(C1-C6)アルキル基、ポリヒドロキシ(C2
-C6)アルキル基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C1-
C6)アルキル基、(C1-C6)アルコキシ基、トリ(C
1-C6)アルキルシリル(C1-C6)アルキル基、アミ
ド基、ホルミル基、カルボキシル基、(C1-C6)アル
キルカルボニル基、チオ基、チオ(C1-C6)アルキル
基、(C1-C6)アルキルチオ基、アミノ基、又は(C1
-C6)アルキルカルボニル、カルバミル又は(C1-
C6)アルキルスルホニル基で保護されたアミノ基で置
換又は非置換され得るものであることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれか1項に記載のカチオン性のモノ
ベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類。 - 【請求項5】 X−が、ハロゲン原子、水酸化物、硫酸
水素塩又は(C1-C 6)硫酸アルキルから選択されるこ
とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
のカチオン性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミ
ン類。 - 【請求項6】 次の式(I)1ないし(I)15: 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】 【化17】 【化18】 から選択されることを特徴とする請求項1ないし5のい
ずれか1項に記載のカチオン性のモノベンゼン性ニトロ
フェニレンジアミン類。 - 【請求項7】 酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸塩
類、硫酸塩類、クエン酸塩類、コハク酸塩類、酒石酸塩
類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択されることを特徴と
する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカチオン
性のモノベンゼン性ニトロフェニレンジアミン類。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
の式(I)のカチオン性のモノベンゼン性ニトロフェニレ
ンジアミン類からなり、ヒトの毛髪等のケラチン物質の
染色用組成物又はその製造に使用される直接染料。 - 【請求項9】 染色に適した媒体に、請求項1ないし7
のいずれか1項に記載の式(I)のカチオン性のモノベン
ゼン性ニトロフェニレンジアミン類の少なくとも1つを
有効量含有せしめてなることを特徴とするケラチン物質
の染色用組成物。 - 【請求項10】 染色に適した媒体に、請求項1ないし
7のいずれか1項に記載の式(I)のカチオン性のモノベ
ンゼン性ニトロフェニレンジアミン類の少なくとも1つ
を有効量含有せしめてなることを特徴とする毛髪等のヒ
トのケラチン繊維の直接染色用組成物。 - 【請求項11】 3〜12のpHを有することを特徴と
する請求項9又は10に記載の組成物。 - 【請求項12】 式(I)のカチオン性モノベンゼン性ニ
トロフェニレンジアミン類が、組成物の全重量に対して
0.005〜12重量%の範囲の濃度で存在しているこ
とを特徴とする、請求項9ないし11のいずれか1項に
記載の組成物。 - 【請求項13】 式(I)のカチオン性モノベンゼン性ニ
トロフェニレンジアミン類が、組成物の全重量に対して
0.05〜6重量%の範囲の濃度で存在していることを
特徴とする請求項12に記載の組成物。 - 【請求項14】 金属複合染料、キサンテン、アクリジ
ン、アジン、モノ-又はジアゾ、トリアリールメタン染
料、アントラキノン染料、ニトロピリジン類、ニトロフ
ェノール類、ニトロフェノールエーテル類、ニトロアニ
リン類又はニトロジフェニルアミン類等の式(I)のカチ
オン性ニトロフェニレンジアミン類以外のニトロベンゼ
ン染料から選択される他の直接染料をさらに含有してい
ることを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項
に記載の組成物。 - 【請求項15】 染色に適した媒体が、アルコール、グ
リコール及びグリコールエーテル類から選択される有機
溶媒及び/又は水からなる水性媒体であり、組成物の全
重量に対して1〜40重量%の割合であることを特徴と
する請求項9ないし14のいずれか1項に記載の組成
物。 - 【請求項16】 請求項9ないし15のいずれか1項に
記載の染色用組成物を乾燥した又は湿ったケラチン繊維
に適用し、これらの繊維を中間のすすぎなしに乾燥させ
ることを特徴とする、直接染色によるヒトの毛髪等のケ
ラチン繊維の染色方法。 - 【請求項17】 請求項9ないし15のいずれか1項に
記載の染色用組成物を乾燥した又は湿ったケラチン繊維
に適用し、該組成物を約3〜60分作用させて、繊維を
すすぎ、場合によっては洗浄し、再度すすいで乾燥させ
ることを特徴とする、直接染料によるヒトの毛髪等のケ
ラチン繊維の染色方法。
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