JP2000202616A - アルミ鋳物の仕上げ装置 - Google Patents

アルミ鋳物の仕上げ装置

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JP2000202616A
JP2000202616A JP11003545A JP354599A JP2000202616A JP 2000202616 A JP2000202616 A JP 2000202616A JP 11003545 A JP11003545 A JP 11003545A JP 354599 A JP354599 A JP 354599A JP 2000202616 A JP2000202616 A JP 2000202616A
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JP
Japan
Prior art keywords
aluminum casting
casting
finishing
guide ring
small hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP11003545A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Sofue
祖父江澄雄
Toshimitsu Morita
森田敏充
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ鋳物の小孔内に発生した鋳バリを工具
の交換あるいは手作業によることなく仕上げ面の仕上げ
加工にともなって自動的に除去できるアルミ鋳物の仕上
げ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】アルミ鋳物Wを搬入搬出させる多軸多関節
ロボット2と位置制御式エンドミル機3とを間隔をおい
て配設すると共に両者間に変位可能保持テーブル4を配
置し、前記多軸多関節ロボット2のアーム2A先端に垂
直回転関節5を介してクランパー7とトリム刃11とを
上下に背中合わせ状にして設けた構成にしたアルミ鋳物
の仕上げ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複雑形状のアルミ
鋳物の表面を仕上げ加工する装置、特にアルミ鋳物の小
孔に発生した鋳バリをも表面仕上げの際に加工除去する
アルミ鋳物の仕上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミ鋳物の仕上げ加工は、アル
ミ鋳物を変位可能保持テーブルに固定し、外径8mm以
上(好ましくは10mm以上)のエンドミル工具を使用
した位置制御式エンドミル機により行っている。しかし
仕上げ部位の中に非常に小さな孔(内径5mm以下)の
中に発生している鋳バリを加工除去する部位がある場
合、エンドミル工具を交換する必要があるが、このエン
ドミル工具の交換作業は効率的でなく、場合によっては
手作業により鋳バリ除去を行うこともある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなエンドミ
ル工具の交換あるいは手作業による小孔内の鋳バリ除去
は、仕上げ工数が増え作業効率を悪化させる問題があっ
た。本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、ア
ルミ鋳物の小孔内に発生した鋳バリを工具の交換あるい
は手作業によることなく仕上げ面の仕上げ加工にともな
って自動的に除去できるアルミ鋳物の仕上げ装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明におけるアルミ鋳物の仕上げ装置は、多軸多
関節ロボットと、位置制御式エンドミル機とを間隔をお
いて配設すると共にその中間位置に変位可能保持テーブ
ルを配設し、前記多軸多関節ロボットのアーム先端に垂
直回転関節を介してブラケットを連結し、該ブラケット
の下面にクランパーを取付けると共に上面に3点支持の
フレキシブルマウント、取付板及び支持棒を介してトリ
ム刃を取付け、該支持棒に対しガイド環体を昇降可能に
嵌合させると共に該ガイド環体を前記取付板にコイル押
えばねを介して連結したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1において基台1の上部
に、多軸多関節ロボット2と位置制御式エンドミル機3
とが適当な間隔をおいて配設されており、その中間部に
変位可能保持テーブル4が配設されている。前記多軸多
関節ロボット2のアーム2A先端には、垂直回転関節5
(実施例では180度正逆回転関節)を介してコ字形の
ブラケット6が連結されており、該コ字形のブラケット
6の下面にはアルミ鋳物を保持するクランパー7が取付
けられている。
【0006】また前記コ字形のブラケット6の上面(以
下コ字形のブラケット6を180度垂直回転させた図2
(イ)を参照)には、3点支持のフレキシブルマウント
8、8、取付板9及び垂直外方に延びる支持棒10を介
して外径5mm以下の小さなトリム刃11が取付けられ
ている。さらに前記支持棒10に対し、ガイド環体12
が昇降可能にして嵌合されていると共に該ガイド環体1
2は前記取付板9にコイル押えばね13を介して連結さ
れている。なお前記ガイド環体12の外側(トリム刃1
1側)が後述するアルミ鋳物Wの小孔Hに嵌合可能な段
付14に形成されている。
【0007】また前記位置制御式エンドミル機3は、前
後方向(図1紙面の手前側と奥側)に延びるガイドレー
ル15、15に走行自在にして移動台車16が係合され
て、全体が前後方向に移動制御され、移動台車16上に
は外径10mm以上のエンドミルカッター17を上向シ
リンダ18により昇降制御されると共に図示されない作
動機構により左右方向に移動制御されて仕上げ加工をす
る構成にされている。
【0008】さらに前記変位可能保持テーブル4は、移
動案内機構19により左右方向に移動制御される支持フ
レーム20の上部に反転機21を介して保持テーブル2
2が回動可能にして設けられている。なお該保持テーブ
ル22にはアルミ鋳物Wを支持するための支持ピン23
及びアルミ鋳物Wを固定するため図示されないクランプ
爪が設けられている。またアルミ鋳物Wには内径5mm
程度の小孔Hが形成されていて(図2参照)該小孔H内
には鋳バリが発生しているが図示はされていない。
【0009】次に上記のように構成されたものの作動を
説明する。図1は多軸多関節ロボット2が図示されない
アルミ鋳物Wのストックヤードにおいてクランパー7に
よりアルミ鋳物Wをクランプ保持して変位可能保持テー
ブル4の位置に移動させ、アルミ鋳物Wを支持ピン23
上に移し替え、クランパー7を解除すると共に図示され
ないクランプ爪により固定し、さらに多軸多関節ロボッ
ト2が作動してクランパー7を上昇させると共にトリム
刃11がアルミ鋳物Wの小孔Hに対応する上方位置まで
移動されて停止した状態にある。
【0010】この状態で垂直回転関節5が作動してコ字
形のブラケット6を180度垂直回転させてトリム刃1
1を小孔Hに対向させると共にアーム2Aを下降させて
図2(イ)の状態からさらに下降を続ける。これにより
トリム刃11が小孔H内に挿入されると共にガイド環体
12の下面の段付14部が小孔Hに嵌合してコイル押え
ばね13により押えつけられトリム刃11の位置決めが
なされて図2(ロ)の状態になる。なおトリム刃11及
びガイド環体12は、3点支持のフレキシブルマウント
8、8を介して支持されていることにより、わずかな芯
ずれ分はここで吸収される。さらにアーム2Aの下降が
続けられて図2(ハ)のようにトリム刃11が小孔H内
を下降してゆき発生している鋳バリを切削除去する。こ
のようにしてトリム刃11による小孔H内の鋳バリの除
去が終わると多軸多関節ロボット2が逆作動して図1の
状態に戻される。
【0011】次に位置制御式エンドミル機3及び変位可
能保持テーブル4が作動してエンドミルカッター17の
位置とアルミ鋳物Wの姿勢を制御しながらエンドミルカ
ッター17によりアルミ鋳物Wの各仕上げ面を順次仕上
げ加工してゆく。このようにしてアルミ鋳物Wの小孔H
内の鋳バリ除去及び各仕上げ面の仕上げ加工が終わると
位置制御式エンドミル機3及び変位可能保持テーブル4
が図1の状態に戻され、仕上げ加工を済ませたアルミ鋳
物Wを、多軸多関節ロボット2の作動によりクランパー
7でクランプ保持すると共に図示されないクランプ爪を
アルミ鋳物Wからはずし、多軸多関節ロボット2により
アルミ鋳物Wを機外に移動させ、クランパー7をはずし
た後クランパー7を図示されないストックヤードに移動
させて次のアルミ鋳物Wをクランプさせて前記の作動を
繰り返し行う。
【0012】なお上記実施の形態においては多軸多関節
ロボット2のアーム2A先端に垂直回転関節5として1
80度正逆回転関節を使用しているが180度間歇回転
の関節であってもよい。またガイド環体12の外側(ト
リム刃11側)をアルミ鋳物Wの小孔Hに嵌合可能な段
付14に形成して、トリム刃11の小孔Hに対する位置
決めを正確に成し得るようにしてトリム刃11による小
孔Hのみ食いを無くすようにしているが、若干のみ食い
が許されるものにおいてはガイド環体12の外側(トリ
ム刃11側)を平面に形成してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記の説明から明らかなよう
に、アルミ鋳物を搬入搬出させる多軸多関節ロボットと
位置制御式エンドミル機とを間隔をおいて配設すると共
に両者間に変位可能保持テーブルを配置し、前記多軸多
関節ロボットのアーム先端に垂直回転関節を介してクラ
ンパーとトリム刃とを上下に背中合わせ状にして設けた
構成にしたから、アルミ鋳物は小孔内の鋳バリの除去及
び各仕上げ面の仕上げ加工を工具の交換あるいは手作業
をなくして自動的に成し得るようになる。またガイド環
体の外側(トリム刃側)をアルミ鋳物の小孔に嵌合可能
な段付に形成することによりトリム刃の小孔に対する位
置決めを正確に成し得るようになりトリム刃による小孔
のみ食いをなくすことができるようになる等種々の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】小孔内の鋳バリ除去過程を示す工程説明図であ
る。
【符号の説明】
2 多軸多関節ロボット 3 位置制御式エンドミル機 4 変位可能保持テーブル 5 垂直回転関節 6 ブラケット 7 クランパー 8 フレキシブルマウント 10 支持棒 11 トリム刃 12 ガイド環体 13 コイル押えばね 14 段付 W アルミ鋳物 H 小孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多軸多関節ロボット2と、位置制御式エン
    ドミル機3とを間隔をおいて配設すると共にその中間位
    置に変位可能保持テーブル4を配設し、前記多軸多関節
    ロボット2のアーム2A先端に垂直回転関節5を介して
    ブラケット6を連結し、該ブラケット6の下面にクラン
    パー7を取付けると共に上面に3点支持のフレキシブル
    マウント8、取付板9及び支持棒10を介してトリム刃
    11を取付け、該支持棒10に対しガイド環体12を昇
    降可能に嵌合させると共に該ガイド環体12を前記取付
    板9にコイル押えばね13を介して連結したことを特徴
    とするアルミ鋳物の仕上げ装置。
  2. 【請求項2】前記垂直回転関節5が180度正逆回転可
    能関節にされていることを特徴とする請求項1記載のア
    ルミ鋳物の仕上げ装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド環体12の外側がアルミ鋳物W
    の小孔Hに嵌合可能な段付14に形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載のアルミ鋳物の仕上げ装
    置。
JP11003545A 1999-01-11 1999-01-11 アルミ鋳物の仕上げ装置 Pending JP2000202616A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015069492A1 (en) * 2013-11-11 2015-05-14 United Technologies Corporation Refractory metal core finishing technique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015069492A1 (en) * 2013-11-11 2015-05-14 United Technologies Corporation Refractory metal core finishing technique
US10744557B2 (en) 2013-11-11 2020-08-18 Raytheon Technologies Corporation Refractory metal core finishing technique

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