JP2005095969A - ワーク把持装置およびワーク把持方法 - Google Patents

ワーク把持装置およびワーク把持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 生産上無駄な時間を排除し、作業効率を向上させる。
【解決手段】 ワークWの一部位を把持する一対の第1ワーク把持治具15A,15Bおよび、ワークWの他の部位を把持する一対の第2ワーク把持治具17A,17Bを、回転治具ベース13上にそれぞれ設置する。第1ワーク把持治具15A,15Bは、回転治具ベース13上の第1ガイドレール19に沿って互いに接近離反する方向に移動可能であり、第2ワーク把持治具17A,17Bは、回転治具ベース13上の第2ガイドレール21に沿って互いに接近離反する方向に移動可能である。回転治具ベース13は、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が、互いに入れ替わるように、180度回転可能である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ワークを把持するワーク把持装置およびワーク把持方法に関する。
従来、例えば自動車の車体部品を把持する装置として下記特許文献に記載のものがある。
特許第2505279号公報
このようなワーク把持装置において、ワークの投入を一定方向から実施し、ワーク投入後、ワーク把持装置全体を水平面内にて180度回転させることで、上記ワーク投入時でのワーク投入側の被加工部位となる一部位を、投入側と反対側に位置させ、この反対側から被加工部位に対し所定の加工を行う場合がある。
この場合、加工済みのワークを搬出した後、次に加工するワークを投入する際には、ワークを把持していない状態の空のワーク把持装置全体を、元のワーク投入可能な状態となるよう180度回転して戻す必要がある。
上述したように、従来のワーク把持装置は、次に加工するワークを投入する際には、ワークを把持していない空の状態で、前回投入時の元の状態まで回転させる必要があるので、生産上無駄な時間が発生し、作業効率の低下を招いている。
そこで、この発明は、生産上無駄な時間を排除し、作業効率を向上させることを目的としている。
前記目的を達成するために、この発明は、ワークの一部位を把持する一対の第1ワーク把持治具と、前記ワークの他の部位を把持する一対の第2ワーク把持治具と、前記一対の第1ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持するとともに、前記一対の第2ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具と第2ワーク把持治具との位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベースと、をそれぞれ備える構成としてある。
この発明によれば、一対の第1ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持するとともに、一対の第2ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具と第2ワーク把持治具との位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベースを設けたため、投入後のワークを180度回転させて、ワーク投入時での投入側のワークの一部位をこの投入側と反対側から加工する場合であっても、加工済みのワークを搬出した後、一対の第1ワーク把持治具相互の間隔を変化させるとともに、一対の第2ワーク把持治具相互の間隔を変化させるべく、それぞれ回転治具ベース上で移動させればよく、ワークを把持していない空の状態のワーク把持装置全体をワーク投入時の元の位置まで回転させるという、生産上無駄な時間を排除することができ、作業効率を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、この発明の一実施形態を示すワーク把持装置1を中心とした加工設備の全体構成図で、図2は、ワーク把持装置1のみを示す斜視図である。この加工設備は、ワーク把持装置1に対し、図中で矢印Aで示す方向からワークWを投入するワーク投入口3を備え、このワーク投入口3と反対側に、スポット溶接を行う溶接用ロボット5を配置してある。さらに、ワーク把持装置1の側方には、加工後のワークWを矢印Bで示す方向に搬出する搬出用ロボット7を配置してある。
ここでのワークWは、自動車の車体前部に設けてあるエンジンフードを構成するインナパネル9と、インナパネル9の車体前部側内面に溶接固定する別部品となるストライカ取付ブラケット11とで構成している。
ワーク把持装置1は、回転治具ベース13上に、インナパネル9の一部位である車体前方側を把持する一対の第1ワーク把持治具15A,15Bと、インナパネル9の他の部位である車体後方側を把持する一対の第2ワーク把持治具17A,17Bとを、それぞれ備えている。
回転治具ベース13は、その中心部を中心として、図1に示す状態から、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が互いに入れ替わるように、矢印Cで示すように、水平面内にて180度回転可能である。また、一対の第1ワーク把持治具15A,15Bは、回転治具ベース13上に設けてある第1ガイドレール19に沿って互いに接近離反する方向に移動可能であり、一対の第2ワーク把持治具17A,17Bは、回転ベース13上に設けてある第2ガイドレール21に沿って互いに接近離反する方向に移動可能である。
上記した第1ワーク把持治具15A,15Bおよび第2ワーク把持治具17A,17Bは、それぞれ単体としての構造が基本的に同等であり、この基本的な構造を、図3に示す第2ワーク把持治具17Bを用いて説明する。
この第2ワーク把持治具17Bは、回転ベース治具13上の第2ガイドレール21に沿って移動する第1スライド機構23と、第1スライド機構23の駆動によって、第1スライド機構23の移動方向と直交する方向に移動する第2スライド機構25と、第2スライド機構25の駆動によって、第1スライド機構23の第2ガイドレール21に沿った移動方向と同方向に移動する第3スライド機構27とを、それぞれ備えている。
そして、この第3スライド機構27の上部には、連結具29を介して上方に向けて突出するアーム31を設け、このアーム31の先端に、インナパネル9を把持するワーク把持部33を設けている。すなわち、第1,第2各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bは、そのワーク把持部33を、前記各ガイドレール19,21に沿った接近離反移動する方向と直交する方向に移動させる第1スライド機構23と、前記ワーク把持部33を第1スライド機構23による移動方向と直交する方向に移動させる第2スライド機構25と、前記ワーク把持部33を第1,第2各スライド機構23,25による各移動方向を含む平面に直交する方向に移動させる第3スライド機構27とを、それぞれ備えていることになる。
第3スライド機構27は、第3サーボモータ35と、この第3サーボモータ35の駆動によって連結具29を図中で矢印Zで示す上下方向に移動させる上下方向可動軸部37とをそれぞれ備える。上下方向可動軸部37は、第3サーボモータ35の駆動によって回転する図示しないねじ棒を備え、このねじ棒に螺合する図示しないボールガイドナットを連結具29に固定し、これらによってボールねじ機構を構成している。第3サーボモータ35の駆動力をこのボールねじ機構に伝達することで、連結具29にアーム31を介して一体となっているワーク把持部33を上下動させる。
第2スライド機構25は、第2サーボモータ39と、この第2サーボモータ39の駆動によって第3スライド機構27をワーク投入口3から見て左右方向(図3中で矢印X方向)に移動させる左右方向可動軸部41とをそれぞれ備える。左右方向可動軸部41は、第2サーボモータ39の駆動によって回転する図示しないねじ棒を備え、このねじ棒に螺合する図示しないボールガイドナットを上下方向可動軸部37に固定し、これらによってボールねじ機構を構成している。第2サーボモータ39の駆動力をこのボールねじ機構に伝達することで、ワーク把持部33を第3スライド機構27とともに上記した左右方向に移動させる。
第1スライド機構23は、第1サーボモータ43と、この第1サーボモータ43の駆動によって第2スライド機構25をワーク投入口3から見て前後方向(図3中で矢印Y方向)に移動させる前後方向可動軸部45とをそれぞれ備える。前後方向可動軸部45は、第1サーボモータ43の駆動によって回転する図示しないねじ棒を備え、このねじ棒に螺合する図示しないボールガイドナットを左右方向可動軸部41に固定し、これらによってボールねじ機構を構成している。第1サーボモータ43の駆動力をこのボールねじ機構に伝達することで、ワーク把持部33を第2,3各スライド機構25,27とともに上記した前後方向に移動させる。
なお、第1ワーク把持治具15A,15Bについては、アーム31が連結具29に対し、上下方向を中心軸として回転可能な構成とし、ワーク把持部33の位置をさらに細かく調整可能としている。このような回転機構は、第2ワーク把持治具17A,17Bに設けてもよい。
ワーク把持部33は、図4に詳細を示すように、インナパネル9を載置するワーク受け面47aを備えたワーク受け具47の上端に、上方に向けて突出る位置決めピン49を設け、位置決めピン49内に形成してあるスリット49a内に、クランプアーム51を移動可能に収容している。
位置決めピン49は、インナパネル9に形成してある位置決め孔9aに下方から挿入して位置決めを行う。一方クランプアーム51は、その全体がスリット51a内に収容される二点鎖線で示す収容位置と、先端に形成したクランプ爪51aがスリット49aから外部に突出する実線で示す突出位置との間を移動可能である。この突出位置でクランプ爪51aが、ワーク受け面47aとの間でインナパネル9をクランプ固定する。
クランプアーム51を移動させるクランプエアシリンダ53は、その上方に突出するロッド55の先端に連結ピン57を介してクランプアーム51を回転可能に連結している。また、クランプアーム51にはカム溝51bを形成し、このカム溝51bに、ワーク受け具47側に固定してあるカムピン59を相対移動可能に挿入する。
すなわち、クランプエアシリンダ53の駆動により、ロッド55とともにクランプアーム51を前進させると、カムピン59がカム溝51bの屈曲した下端部に相対移動してクランプアーム51が二点鎖線で示す収容位置となる。一方、ロッド55とともにクランプアーム51を後退させると、カムピン59がカム溝51bの上端部に相対移動してクランプアーム51が実線で示す突出位置となる。
図5は、前記図1に示した加工設備の動作を制御する制御ブロック図である。車体工程生産指示装置61によって設備制御装置63を制御し、設備制御装置63は、ロボット制御装置65,ワーク把持治具制御装置67,回転治具ベース駆動装置69およびその他付帯装置71を、それぞれ制御する。
ロボット制御装置63は、前記図1に示した溶接用ロボット5および搬出用ロボット7を駆動制御する。ワーク把持治具制御装置67は、サーボアンプ73を備え、このサーボアンプ73によって前記図3に示した第1〜第3各サーボモータ43,39,35を駆動制御するとともに、前記図4に示したクランプエアシリンダ53を駆動制御する。回転治具ベース駆動装置69は、前記図1に示した回転治具ベース13を回転駆動制御する。その他付帯装置71としては、各種検知装置や安全装置などである。
次に、上記した加工設備の動作を、図6に示すフローチャートに基づき説明する。図7は、回転治具ベース13上における、第1ワーク把持治具15A,15B,第2ワーク把持治具17A,17Bにおけるそれぞれの位置決めピン49の位置および、ワークWに対するスポット溶接加工点位置Sを、それぞれ示している。このスポット溶接加工点位置Sは、インナパネル9にストライカ取付ブラケット11を溶接固定する際の加工点である。また、図7における、第1ワーク把持治具15A,15B,第2ワーク把持治具17A,17Bのそれぞれの周囲における二点鎖線で囲んだ領域L1,L2,L3,L4は、各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bにおけるそれぞれの位置決めピン49の可動範囲を示している。
まず、図1に示すように、作業者75(図7参照)がワークWをワーク投入口3から矢印Aで示す方向に投入してワーク把持装置1にセットする(ステップ101)。図2もこのワーク投入時と同様の状態を示している。このワークWの投入作業は、インナパネル9を第1,第2各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bにセットした後、このインナパネル9の車体前方側の上面にストライカ取付ブラケット11をセットする。
このとき、第1ワーク把持治具15A,15Bは、それぞれの位置決めピン49相互の間隔が、インナパネル9の車体前方側の被把持位置(二つの位置決め孔9a)に対応する第1の間隔H1となっている。一方、第2ワーク把持治具17A,17Bは、それぞれの位置決めピン49相互の間隔が、インナパネル9の車体後方側の被把持位置(二つの位置決め孔9a)に対応する、前記第1の間隔H1より広い第2の間隔H2となっている。
インナパネル9を、第1,第2各ワーク把持治具15A,15B,17A,17Bによって把持する際には、前記図4に示した位置決めピン49をインナパネル9の対応する位置決め孔9aに挿入した後、クランプエアシリンダ53を駆動してクランプアーム51を図4における実線で示す突出位置とする。これにより、クランプアーム51のクランプ爪51aが、ワーク受け面47aとの間でインナパネル9をクランプ固定する(ステップ103)。
このときの第1ワーク把持治具15A,15Bおよび第2ワーク把持治具17A,17Bにおけるそれぞれの位置決めピン49の位置および、ワークWに対するスポット溶接加工点位置Sは、図7(a)のようになる。すなわち、インナパネル9の車体前方側を把持する第1ワーク把持治具15A,15B相互の間隔は第1の間隔H1と狭く、一方インナパネル9の車体後方側を把持する第2ワーク把持治具17A,17B相互の間隔は第2の間隔H2と広くなっている。また、スポット溶接加工点位置Sは、作業者75側すなわちワーク投入口3に近い側となっている。
インナパネル9をクランプ固定した後は、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が互いに入れ替わるように、回転治具ベース13を180度回転させる(ステップ107)。すなわち、このとき図7(b)および図8に示すように、第1ワーク把持治具15A,15Bは、溶接用ロボット5側に位置してこれら相互の間隔は第1の間隔H1のままであり、一方第2ワーク把持治具17A,17Bは、ワーク投入口3側に位置してこれら相互の間隔は第2間隔H2のままである。
また、スポット溶接加工点位置Sは、溶接用ロボット5側となっており、この状態で図8に示すように、溶接用ロボット5によって、ストライカ取付ブラケット11をインナパネル9にスポット溶接により固定する作業を行う(ステップ107)。
溶接加工作業が終了したら、前記図4に示したクランプエアシリンダ53を前進駆動し、クランプアーム51を二点鎖線で示す収納位置としてクランプ動作を解除する(ステップ109)。その後、図9に示すように、搬出用ロボット7により、加工後のワークWを、前記図1における矢印Bで示す方向に搬出する(ステップ111)。
次に、回転治具ベース13を回転させずにそのままの状態で、図10に示すように、第2の間隔H2と広くなっている第2ワーク把持治具17A,17B相互の間隔を、第1の間隔H1となるよう狭くする。これと同時に、第2ワーク把持治具17A,17Bにおける第1〜第3各スライド機構23,25,27のそれぞれのサーボモータ43,39,35を駆動して、各位置決めピン49がインナパネル9の車体前方側の二つの位置決め孔9aに整合するよう位置調整する(ステップ113)。これにより、今までインナパネル9の車体後方側を把持していた第2ワーク把持治具17A,17Bは、相互間の間隔を図7(c)に示すように第1の間隔H1と狭くすることで、インナパネル9の車体前方側を把持可能となる。
一方、図7(b)にて第1の間隔H1となっている第1ワーク把持治具15A,15B相互の間隔は、第2の間隔H2となるよう広くする。これと同時に、第1ワーク把持治具15A,15Bにおける第1〜第3各スライド機構23,25,27のそれぞれのサーボモータ43,39,35を駆動して、各位置決めピン49がインナパネル9の車体前方側の二つの位置決め孔9aに整合するよう位置調整する(ステップ113)。これにより、今までインナパネル9の車体前方側を把持していた第1ワーク把持治具15A,15Bは、相互間の間隔を図7(c)に示すように第2の間隔H2と広くすることで、インナパネル9の車体後方側を把持可能となる。
この状態で、次に加工するワークWを前回と同様にして作業者75がワーク投入口3から矢印Aで示す方向に投入してワーク把持装置1にセットする(ステップ115)。
なお、次に加工するワークが前回加工したワークと形状が異なりクランプ位置が異なる場合には、各位置決めピン49の位置を適宜調整する。
このように、上記した本発明の実施形態によれば、一対の第1ワーク把持治具15A,15Bを互いに接近離反移動可能に支持するとともに、一対の第2ワーク把持治具17A,17Bを互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具15A,15Bと第2ワーク把持治具17A,17Bとの位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベース13を設けたため、投入後のワークWを180度回転させて、ワーク投入時での投入側の一部位をワーク投入口3と反対側から溶接用ロボット5によって加工する場合には、加工済みのワークWを搬出した後、一対の第1ワーク把持治具15A,15B相互の間隔および、一対の第2ワーク把持治具17A,17B相互の間隔を、それぞれ変化させるべく回転治具ベース13上で移動させることで、次に加工するワークの投入が可能となる。このため、ワークWを把持していない空の状態のワーク把持装置1全体を元の位置まで回転させるという、生産上無駄な時間を排除することができ、作業効率を向上させることができる。
また、第1,第2各ワーク把持治具は、そのワーク把持部を第1または第2ワーク把持治具が接近離反移動する方向と直交する方向に移動させる第1スライド機構と、ワーク把持部を第1スライド機構による移動方向と直交する方向に移動させる第2スライド機構と、ワーク把持部を第1,第2各スライド機構による各移動方向を含む平面に直交する方向に移動させる第3スライド機構とを、それぞれ備えているので、ワークの形状が変化するなどしてワークに対するクランプ位置が変化しても、ワークに対するクランプ動作を確実に行うことができる。
そしてワークを、自動車の車体前部に位置するエンジンフードおよび、このエンジンフードの一部位に溶接接合固定する別部品として使用することで、車体組立作業における作業効率を向上させることができる。
この発明の一実施形態を示すワーク把持装置を中心とした加工設備の全体構成図である。 図1のワーク把持装置にてワークを投入した状態を示す動作説明図である。 第1,第2各ワーク把持治具の単体としての基本的な構造を示す斜視図である。 図1のワーク把持装置におけるワーク把持部の詳細を示す一部断面を含む側面図である。 図1に示す加工設備の動作を制御する制御ブロック図である。 図1に示す加工設備の動作を表すフローチャートである。 図1のワーク把持装置における第1,第2各ワーク把持治具それぞれの位置決めピンの位置および、ワークに対するスポット溶接加工点位置を示す平面図で、(a)はワーク投入後の状態、(b)は(a)の状態から回転治具ベースを180度回転した状態、(c)は(b)の状態から回転治具ベース上で第1,第2各ワーク把持治具のそれぞれの間隔を変化させた状態を、それぞれ示す。 図1のワーク把持装置にてワークに対し溶接加工を行っている状態を示す動作説明図である。 図8にて溶接加工した後のワークを搬出する状態を示す動作説明図である。 図9にてワークを搬出後、第1,第2各ワーク把持治具を回転治具ベース上で移動させる状態を示す動作説明図である。 図10にて第1,第2各ワーク把持治具を移動させた後、次に加工するワークを投入した状態を示す動作説明図である。
符号の説明
9 インナパネル(エンジンフード)
11 ストライカ取付ブラケット(別部品)
13 回転治具ベース
15A,15B 第1ワーク把持治具
17A,17B 第2ワーク把持治具
23 第1スライド機構
25 第2スライド機構
27 第3スライド機構
W ワーク
H1 第1の間隔
H2 第2の間隔

Claims (4)

  1. ワークの一部位を把持する一対の第1ワーク把持治具と、前記ワークの他の部位を把持する一対の第2ワーク把持治具と、前記一対の第1ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持するとともに、前記一対の第2ワーク把持治具を互いに接近離反移動可能に支持して、第1ワーク把持治具と第2ワーク把持治具との位置が互いに入れ替わるように回転可能な回転治具ベースと、をそれぞれ備えることを特徴とするワーク把持装置。
  2. 前記第1,第2各ワーク把持治具は、そのワーク把持部を前記接近離反移動する方向と直交する方向に移動させるる第1スライド機構と、前記ワーク把持部を前記第1スライド機構による移動方向と直交する方向に移動させる第2スライド機構と、前記ワーク把持部を第1,第2各スライド機構による各移動方向を含む平面に直交する方向に移動させる第3スライド機構とを、それぞれ備えていることを特徴とする請求項1記載のワーク把持装置。
  3. 第1の間隔を隔てて配置した一対の第1ワーク把持治具によりワークの一部位を把持するとともに、前記第1ワーク把持治具による第1の間隔と異なる第2の間隔を隔てて配置した一対の第2ワーク把持治具により前記ワークの他の部位を把持し、この把持状態で、前記第1,第2各ワーク把持治具を支持する回転治具ベースを、第1ワーク把持治具と第2ワーク把持治具との位置が互いに入れ替わるように回転させ、その後、ワークの前記一部位近傍に対して所定の加工を行い、加工後のワークを搬出してから、前記一対の第1ワーク把持治具相互の間隔を、前記第1の間隔から前記第2の間隔となるよう前記回転治具ベース上で移動させるとともに、前記一対の第2ワーク把持治具相互の間隔を、前記第2の間隔から前記第1の間隔となるよう前記回転治具ベース上で移動させることを特徴とするワーク把持方法。
  4. 前記ワークは、自動車の車体前部に位置するエンジンフードおよび、このエンジンフードの一部位に溶接により接合固定する別部品であることを特徴とする請求項3記載のワーク把持方法。
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