JP2000199714A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2000199714A
JP2000199714A JP11001353A JP135399A JP2000199714A JP 2000199714 A JP2000199714 A JP 2000199714A JP 11001353 A JP11001353 A JP 11001353A JP 135399 A JP135399 A JP 135399A JP 2000199714 A JP2000199714 A JP 2000199714A
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beams
wide
beam portion
angular velocity
vibration
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JP11001353A
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Hidekazu Takada
英一 高田
Yoshihiro Konaka
義宏 小中
Shinji Kobayashi
真司 小林
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】励振周波数に対する励振振幅のヒステリシス特
性を低減して励振振動を安定させ、駆動用梁と検出用梁
の温度特性を低減して角速度検出感度の温度ドリフトを
改善し、オフセット電圧を低減して角速度検出感度およ
び角速度検出分解能を向上させた角速度センサを提供す
る。 【解決手段】支持体1と、この支持体1に個別に支持され
ている複数の梁2〜5と、これらの複数の梁2〜5が共通
結合している結合郎6と、この結合部6に形成された振動
重り6aと、よりなる角速度センサにおいて、前記各梁2
〜5は、庄電素子の形成される圧電梁部2a〜5aと、ビー
ム成形梁部2b〜5bと、よりなることを特徴とする角速度
センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振れ防止カメ
ラ、カーナビゲーション装置などに使用される角速度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の角速度センサとして、図
18と図19を参照して、特開平6−174739号公
報に開示されている角速度センサ80について説明す
る。81はシリコン基板を加工して形成した枠体で、こ
の枠体81の内壁からそれぞれ直角に伸びる梁82a〜
82dが枠体81の中心部で結合している。そして、こ
の中心部の下部には振動重り83が形成されている。こ
れらの梁82a〜82dおよび振動重り83は、枠体8
1と同じシリコン基板によりフォトエッチングなどの半
導体微細加工技術を用いて一体に形成される。
【0003】そして、対向する梁82a、82cの上面
側には、それぞれ駆動用圧電素子84a、84cが形成
され、また、対向する梁82b、82dの上面側には、
それぞれ検出用圧電素子84b、84dが形成される。
これらの駆動用圧電素子84a、84bおよび検出用圧
電素子84b、84dは、上部電極86aと下部電極8
6bとの間に、酸化亜鉛膜87を介在させた構造よりな
る。
【0004】そして、駆動用圧電素子86aと86cと
に、180゜位相の異なる駆動信号をそれぞれ加える
と、梁82aと82cは、反転位相のために破線と2点
鎖線で示すように、基点85を節にして上下に振動し、
振動重り83の下部先端はX軸方向に振動するようにな
る。
【0005】このように、振動重り83が振動している
ときに、振動重り83の中心を通るZ軸回りに回転が加
わると、振動重り83の下部先端は、コリオリ力により
Y軸方向にも振動するようになる。この振動を検出用圧
電素子84b、84dにより電圧として検出して、これ
らの差動増幅を行うことにより回転角速度を求める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の角速度センサ80においては、梁82a〜82dを
構成するシリコンの上に酸化亜鉛膜を形成する際、酸化
亜鉛の結晶化の際の収縮により、梁82a〜82dは内
部応力を残留させることになる。これにより、励振周波
数を変化させると励振振幅がヒステリシス特性を示し、
励振振動が不安定になる。
【0007】また、従来の角速度センサ80において
は、梁82a〜82dを構成するシリコンと酸化亜鉛の
熱膨張係数の相違から、梁82a〜82dの応力が温度
により変化する。これにより、駆動用梁82a、82c
と検出用梁82b、82dの共振周波数が別々に変化し
て、角速度検出感度の温度ドリフトが大きくなる。
【0008】また、従来の角速度センサ80において
は、梁82a〜82dの製作時の誤差から正確な対称性
が得られないため、X軸方向の振動がY軸方向に漏れ、
振動重り83の下部先端は図18に破線で示すように、
X2−X2線からある偏角をもつ軸を長軸とする楕円運
動を行うようになる。このため、静止時に検出用圧電素
子84b、84dにオフセット電圧が生じて角速度検出
感度および角速度検出分解能が低下していた。
【0009】そこで、本発明は、上述した従来の欠点を
解決し、角速度検出感度を安定にし、角速度検出分解能
を向上させた角速度センサを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、支持体と、該支持体に個別に支持されている複数の
梁と、該複数の梁が共通結合している結合部と、該結合
部に形成された振動重りと、よりなる角速度センサにお
いて、前記各梁は、広梁部と、この広梁部よりも細い細
梁部と、よりなるものである。
【0011】この発明においては、各梁が広梁部と細梁
部を連結した構成よりなる。細梁部の梁幅は広梁部の梁
幅よりも狭い。細梁部は、広梁部と結合部の間に位置す
る場合、及び広梁部と支持体との間に位置する場合があ
り、広梁部と結合部または支持体との間を変形自在に継
ぐ継ぎ手としての働きをする。
【0012】先ず、各梁と結合部を形成した際に構造的
に発生する内部応力は、細梁部の捻れ或いは撓みなどの
形状変形により吸収される。即ち、広梁部と結合部また
は支持体との当初の位置関係が内部応力に応じて変化し
た状態になる。温度変化により応力の大きさが変わって
も同様に細梁部により吸収される。この細梁部による内
部応力の吸収は、形態的に細梁部の変形として角速度セ
ンサの静止時にも動作時にも維持される。
【0013】また、梁を励振振動させて振動重りを一定
の方向、即ち、梁の伸張方向または梁と梁の間を2分す
る方向に振動させた場合、細梁部が広梁部と結合部の間
にあるときは、振動重りの振動により影響を受ける梁の
広梁部は恰も片持梁に近似する動作をし、片持梁の自由
端に相当する位置にある細梁部で大きく屈曲して振動重
りの傾きを大きくする。
【0014】そして、振動重りが梁の伸張方向に振動す
るとき、振動重りの振動方向と直交する方向にある梁で
は、細梁部がねじれ、その広梁部には振動重りの振動が
伝わらない。即ち、励振振動している梁の振動が漏れて
その振動方向と直交方向にある梁を振動させることはな
い。また、振動重りが隣接する梁を2分する方向に振動
するとき、全ての梁の細梁部が変形し、各梁の広梁部に
は振動重りの振動が殆ど伝わらない。
【0015】また、細梁部が広梁部と支持体との間にあ
るときには、振動重りの一定方向への振動により、広梁
部と結合部の結合体が恰も自由振動体の如く振動する。
このとき、振動重りの振動により影響を受ける梁の細梁
部は、恰も自由振動体の自由端の如くなり、一方に於い
て振動重りと広梁部を支える支点となる。そして、振動
重りの振動方向と一定の角度を有する方向にある梁の広
梁部は、振動重りの振動と一緒に振動する。この場合、
振動重りが梁の伸張方向に振動するときには、振動重り
の振動方向と直交する方向にある細梁部のねじれにより
振動重りの振動エネルギーが支持体に漏れることがな
い。また、振動重りが隣接する梁を2分する方向に振動
するときには、全ての細梁部の変形により振動重りの振
動が支持体により抑制されることはない。
【0016】更に、振動重りを一定の方向に励振振動し
ているときに、振動重りにコリオリ力が加わったときに
は、結合部または支持体に対する内部応力が吸収された
状態でコリオリ力の影響を受ける梁の広梁部が振動す
る。
【0017】このとき、振動重りを励振振動させる梁の
細梁部が変形し、コリオリ力による振動を抑制すること
はない。
【0018】請求項2に記載の発明は、前記各梁の細梁
部が前記結合部に結合し、前記広梁部が前記支持体に結
合していることを特徴とするものである。
【0019】この発明はにおいては、広梁部は支持体に
結合され、細梁部は広梁部と結合部の間に形成されてい
る。広梁部と結合部の間の内部応力は、細梁部のねじれ
或いは撓み等の形状変形により吸収され、広梁部の応力
が結合部(振動重り)へ作用するのが阻止される。
【0020】また、振動重りを一定の方向に振動させた
場合、この振動方向と直角な方向の振動成分の作用を受
ける梁では、細梁部が広梁部と振動重りの間を柔らかく
結合するので、その梁の広梁部には振動重りの振動が伝
達されない。
【0021】請求項3に記載の発明は、前記各梁の細梁
部が前記支持体に結合し、前記広梁部が前記結合部に結
合していることを特徴とするものである。
【0022】この発明においては、広梁部は結合部に結
合され、細梁部は広梁部と支持体の間に形成されてい
る。広梁部と支持体との間の内部応力は、細梁部のねじ
れ或いは撓み等の形状変形により吸収される。振動重り
を一定の方向に振動させた場合、広梁部と結合部の部分
が恰も細梁部の部分を自由端とした自由振動体のような
形態の振動をする。
【0023】このとき結合部に結合された広梁部も振動
重りと一体的に振動する。この振動に伴う広梁部の支持
体に対する応力は細梁部により軽減され、振動重りの振
動が促進される。
【0024】請求項4に記載の発明は、少なくとも1つ
の梁の広梁部に少なくとも1つの圧電素子を形成したこ
とを特徴とするものである。
【0025】この発明においては、圧電素子を形成した
際に広梁部に生じる初期応力は、細梁部のねじれ或いは
撓みなどの形状変形により吸収される。即ち、広梁部と
結合部または支持体との当初の位置関係が初期応力に応
じて変化した状態で維持される。
【0026】圧電素子に交流の駆動信号を供給すること
により、圧電素子を振動源として広梁部を屈曲振動さ
せ、振動重りを一定の方向に振動させる。即ち、圧電素
子が1つの梁に設けられている場合は、その梁の伸張方
向に振動重りを振動させ、また、圧電素子が2つ以上の
梁に設けられている場合は、各梁の振動方向を合成した
振動方向に振動重りを振動させる。また、1つの圧電素
子を駆動用と検出用に兼用する場合を除き、駆動用の圧
電素子と検出用の圧電素子を分離して共通の梁の広梁部
に設けるかまたは別々の梁の広梁部に設ける。
【0027】そして、細梁部を広梁部と結合部の間に形
成している場合、圧電素子の伸縮動作により振動重りを
一定方向に駆動振動しているとき、これと直交方向の成
分を有する振動は細梁部で吸収され、圧電素子に作用し
ない。また、細梁部を広梁部と支持体の間に形成してい
る場合には、広梁部の支持体に対する応力が軽減される
ため、圧電素子により広梁部と結合部からなる結合体を
駆動振動しても、結合体は支持体の拘束を殆ど受けずに
屈曲振動することができる。
【0028】請求項5に記載の発明は、支持体と、該支
持体に個別に支持されている4つの梁と、該4つの梁が
直交するように結合している結合部と、該結合部に形成
された振動重りと、からなる角速度センサにおいて、前
記各梁が、広梁部と細梁部からなり、広梁部の一端を支
持体に結合すると共に広梁部と結合部の間に細梁部を結
合し、各広梁部には少なくとも1つの圧電素子を形成し
てなることを特徴とするものである。
【0029】この発明においては、各梁の広梁部に1つ
の圧電素子が形成されている場合には、各梁は振動重り
を励振振動するための梁(励振用梁)と振動重りの振動
を検出する梁(検出用梁)とに分けられる。励振用梁の
圧電素子に交流の駆動信号を印加して振動重りを励振用
梁の伸張方向に振動させたとき、励振用梁に直角な検出
用梁には、その細梁部がねじれて振動重りの振動が伝わ
らない。従って、検出用梁の圧電素子には電気信号が発
生しない。この励振振動時に振動重りにコリオリ力が作
用すると、検出用梁の広梁部が振動し圧電素子は電気信
号を出力する。この場合、励振用梁には細梁部のねじれ
によりコリオリ力は作用しない。
【0030】次ぎに、隣接の2つの励振用梁の圧電素子
を用いて振動重りを2つの駆動梁の間を2分する方向に
振動させたときには、2つの検出用梁はその伸張方向の
同じ向きの力の成分により振動し、広梁部の圧電素子に
電気信号が発生するが、この出力信号は差動増幅回路で
差動を取ることにより打消すことができる。しかし、振
動重りにコリオリ力が作用した場合は、2つの検出用梁
は互いに逆向きの力の成分を受けて振動し、2つの圧電
素子には逆極性の電気信号が発生する。この信号を差動
増幅して角速度信号を得ることができる。
【0031】また、各梁の広梁部に2つの圧電素子が形
成されている場合には、各梁毎に励振用圧電素子と検出
用圧電素子に分けられる。この場合も、細梁部は上述同
様に働き、4つの圧電素子から選択した圧電素子で振動
重りを振動し、また、4つの検出用圧電素子から選択し
た圧電素子から出力信号を得ることができる。
【0032】請求項6に記載の発明は、支持体と、該支
持体に個別に支持されている4つの梁と、該4つの梁が
直交するように結合している結合部と、該結合部に形成
された振動重りと、からなる角速度センサにおいて、前
記各梁が、広梁部と細梁部からなり、広梁部の一端を結
合部に結合して十字型の結合体とすると共に広梁部と支
持体の間に細梁部を結合し、各広梁部には少なくとも1
つの圧電素子を形成してなることを特徴とするものであ
る。
【0033】この発明においては、結合部と4つの広梁
部からなる十字型の結合体は、励振用梁の圧電素子によ
り振動する。結合体が振動すると検出用梁の圧電素子に
電気信号が発生するが、この出力信号は差動増幅回路で
差動を取ることにより打消すことができる。コリオリ力
が作用した場合は、圧電素子の信号を差動増幅して角速
度信号を得ることができる。
【0034】請求項7に記載の発明は、細梁部が、少な
くとも1つのビームで構成したビーム成形体であること
を特徴とするものである。
【0035】この発明においては、ビーム成形体は、1
つのビームからなる直線形状、2つ以上のビームでY字
形状、T字形状、直線とリングの結合形状などにより構
成される。ビーム成形体の構成により、ねじれ、撓み、
伸び、圧縮などの形状変形で広梁部と結合部または支持
体とをしなやかに連結し、内部応力や初期応力を吸収
し、減衰し、或いは緩和させる。
【0036】請求項8に記載の発明においては、ビーム
成形体は、直線形状、Y字形状、T字形状、直線とリン
グとの結合形状などの少なくとも一つのビームで構成し
たことを特徴とするものである。
【0037】この発明はにおいては、ビーム成形体の形
状に応じて細梁部は撓み、屈曲、捩じれ、伸び、圧縮な
どの形状変形する。ビーム成形体が直線形状である場合
には、そのねじれにより広梁部の応力は吸収され、広梁
部の圧電駆動力はこの捩じれた状態で振動重りに伝達さ
れる。また、ビーム成形体がY字形状またはT字形状で
ある場合には、その直線部分のねじれにより広梁部の応
力が吸収され、圧電駆動力はこのねじれた状態で分散な
いし合成されて振動重りに伝達される。また、細梁部が
直線とリングの結合形状である場合には、直線部の捩じ
れとリング部の形状変形により、広梁部の応力が吸収さ
れ、広梁部の圧電駆動力はこの捩じれと変形の状態で振
動重りのに伝達される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、図1および図2を参照し
て、本発明の第1実施例の角速度センサ10について説
明する。1は矩形状の枠形支持体で、シリコン基板1
a、シリコン酸化膜1bおよび活性層1cの3層構造よ
りなるSOI(Silicon On Insulator)基板を加工して
形成される。2〜5は梁で、矩形状の広梁部2a〜5a
とY字形状の細梁部2b〜5bとからなる。そして、広
梁部2a〜5aの一方の端面は枠形支持体1の内側面に
それぞれ結合し、他方の端面は細梁部2b〜5bのビー
ムb1の一端に結合している。ビームb1の他端は、コ
字形ビームb2の中央部に結合して、細梁部は全体とし
てY字形状となっている。そして、コ字形ビームb2の
二つの先端は結合部6にそれぞれ結合している。細梁部
2b〜5bは、梁2〜5の広梁部2a〜5aと結合部6
を連結する自在継手としての働きをする。各ビームb
1、b2の幅は、広梁部2a〜5aの1/3〜1/6程
度である。なお、細梁部2b〜5bの長さは、梁2〜5
の構造により異なり、広梁部2a、5aの1/3〜1/
5程度である。また、結合部6の下部には振動重り6a
が設けられる。4つの梁2〜5は、結合部6を中心に直
角配置になっている。
【0039】枠形支持体1、梁2〜5および結合部6の
上面にはシリコン酸化膜7が形成される。広梁部2a〜
5aと枠形支持体1との上面のシリコン酸化膜7の上に
は、下部電極8とその引出端子が形成される。広梁部2
a〜5aの上面の下部電極8の上には、酸化亜鉛、チタ
ン酸ジルコン酸鉛などの圧電膜9が形成される。この圧
電膜9の上には、分割形状の2つの上部電極2c(2
d)〜5c(5d)がそれぞれ形成され、これらの上部
電極2c(2d)〜5c(5d)からは、引出端子が枠
形支持体1の上側のシリコン酸化膜7の上にそれぞれ導
出される。
【0040】圧電膜9を上部電極2c(2d)〜5c
(5d)と下部電極8との間にそれぞれ介在させること
により圧電素子を構成し、これらの圧電素子が設けられ
た梁2〜5は、圧電振動梁2〜5を構成する。これらの
圧電振動梁2〜5は、用途により駆動用梁または検出用
梁とも呼ばれる。なお、上記の梁2〜5および結合部6
はSOI基板のシリコン活性層1cを加工して一体に形
成される。
【0041】つぎに、本実施例の角速度センサ10の動
作について説明する。下部電極8を共通のグランドにし
て、Y軸上に対向している圧電振動梁2と4との上部電
極2c(2d)と4c(4d)とに、直流電圧を重畳し
た互いに180゜位相の異なる交流電圧をそれぞれ印加
する。すると、圧電振動梁2と4とは、結合部6の基点
6bを節にして、図19に破線で示すように、例えば、
圧電振動梁2が上方に湾曲し、圧電振動梁4が下方に湾
曲するような屈曲運動(振動)、またこの逆方向の屈曲
運動(振動)を継続して行う。この上下方向の屈曲振動
により、振動重り6aの下部中心点6cは、X軸方向に
振動する。
【0042】このように、振動重り6aが振動して慣性
状態にあるときに、結合部6の基点6bの(振動重り6
aの)中心を通るZ軸回りに回転が加わると、コリオリ
力により振動重り6aの下部中心点6cはY軸方向にも
振動するようになる。この振動により、圧電振動梁3と
5は、図19に破線で示すように、一方は上方に湾曲
し、他方は下方に湾曲する。この湾曲により、それらの
圧電素子に位相の反転した逆極性の電圧が発生する。こ
の発生電圧が上部電極3c(3d)と5c(5d)より
取り出されて、これらの差動増幅を行うことにより回転
角速度を求める。
【0043】本実施例に係る角速度センサ10において
は、梁2〜5は、上述のように、シリコン活性層1cに
より加工されて、広梁部2a〜5aと細梁部2b〜5b
とからなる。そして広梁部2a〜5aの活性層1cの上
には、圧電膜9が設けられている。広梁部2a〜5a
は、圧電膜9と活性層1cとの熱膨張係数の相違により
常温において初期応力を残存させている。
【0044】しかしながら、本実施例の角速度センサ1
0においては、圧電膜9により梁2〜5の広梁部2a〜
5aに生じた応力は、広梁部2a〜5aよりも柔らかい
細梁部2b〜5bの主にビームb1、b2の捩じれや撓
み及び変形により吸収されて、振動重り6aへの応力の
伝達を阻止する作用を有する。また、この細梁部2b〜
5bは梁2〜5の加工変形に伴う内部応力も吸収する作
用を有する。
【0045】梁2と4の圧電素子を駆動して駆動重りを
X軸方向に振動させると、梁2、4は細梁部2b、4b
で屈曲し、振動重りの振動を大きくする。梁2、4に直
交するY軸方向の梁3、5では、細梁部3b、5bの主
にビームb1が捩じれ、振動重りの振動作用が広梁部3
a、5aに伝わらない。即ち、X軸方向とY軸方向の振
動で相互干渉を生じない。細梁部2b〜5bのこれらの
作用により、駆動用梁の振動が検出用梁側に漏れるのが
低減し、振動重り6aの楕円運動が縮小する。
【0046】角速度センサをZ軸回りに回転すると、コ
リオリ力により、梁3、5の細梁部3b、5bで屈曲し
た広梁部3a、5aの自由端相当部を大きく動かして広
梁部3a、5aを振動させ、圧電素子から電気出力を得
る。この動作において、梁2、4の細梁部3a、5a
は、主にビームb1部分で捩じれるのでコリオリ力によ
る振動を抑制しない。
【0047】これにより、励振周波数に対する励振振幅
のヒステリシス特性による励振振動が安定し、また駆動
用梁と検出用梁の温度特性の相違により角速度検出出力
のドリフトが低減し、更にオフセット電圧も低減して、
角速度検出感度および角速度検出分解能が向上する。
【0048】つぎに、図3を参照して、角速度センサ1
0を用いて構成した自励発振回路による角速度検出回路
10aについて説明する。圧電振動梁2を駆動用とし、
圧電振動梁4を帰還用とし、圧電振動梁3、5を角速度
の検出用とする。そして、帰還用の圧電振動梁4の出力
端子は移相回路11に接続され、この移相回路11の出
力端子はAGC回路(自動利得調整回路)12に接続さ
れ、このAGC回路12の出力端子は駆動用の圧電振動
梁2に接続される。駆動用の圧電振動梁2は結合部6
(振動重り6a)を介して帰還用の圧電振動梁4に機械
的に結合している。そして、これらの圧電振動梁4〜移
相回路〜AGC回路12〜圧電振動梁4をループとする
閉回路は自励発振回路を構成する。また、検出用の圧電
振動梁3、5の出力端子は差動増幅回路13にそれぞれ
接続される。
【0049】つぎに、図3に示す角速度検出回路10a
の動作について説明する。この角速度検出回路10a
は、図示しない電源のスイッチをオンすると、前記自励
発振回路の発振が立上がり、圧電振動梁2〜5および振
動重り6aによって決まる機械共振周波数により発振が
継続するようになる。発振の態様については、駆動用の
圧電振動梁2と帰還用の圧電振動梁4とは位相を180
゜相違させているので、帰還用の圧電振動梁4の出力を
移相回路11で180゜移相し、かつ、AGC回路12
で増幅して駆動用の圧電振動梁2に入力し、位相と利得
の発振の条件を満足させる。
【0050】このように、振動重り6aが圧電振動梁
2、4により励振駆動されているときに、紙面に垂直な
振動重り6aの中心を通る軸回りに回転が加わると、振
動重り6aがコリオリ力により回転前の振動方向に対し
直角方向に振動するようになり、検出用の圧電振動梁
3、5がそれぞれ上下方向で反対方向に屈曲振動して、
位相の反転した逆極性の電圧を発生させる。この逆極性
の電圧を差動増幅回路13で差動増幅することにより回
転角速度を求める。
【0051】つぎに、図4を参照して、角速度センサ1
0を用いた自励発振回路による他の角速度検出回路10
bについて説明する。この角速度検出回路10bは、隣
接の圧電振動梁2、3を駆動用とし、圧電振動梁4、5
を検出用および帰還用とする。自励発振回路は検出用の
圧電振動梁4、5、加算回路14、移相回路15、AG
C回路16、駆動用の圧電振動梁2、3、結合部6(振
動重り6a)、圧電振動梁4、5の閉回路で構成され
る。そして、圧電振動梁4、5の出力端子が差動増幅回
路17に接続される。
【0052】つぎに、図10に示す角速度検出回路10
bの動作について説明する。この角速度検出回路10b
は、図示しない電源のスイッチをオンすると、自励発振
回路の発振が立上がり、圧電振動梁2〜5および振動重
り6aによって決まる機械共振周波数により発振が継続
するようになる。圧電振動梁2、3に同相の電圧を加え
て同時に励振駆動する。その結果、振動重り6aの下部
中心点は圧電駆動梁2と3の間を2等分する矢印aの方
向に振動するようになる。
【0053】このように、振動重り6aが圧電振動梁
2、4により矢印a方向に励振駆動されているときに、
角速度センサ10が紙面に垂直な振動重り6aの中心を
通る軸回りに回転すると、コリオリ力に基づく振動が矢
印a方向と直角方向の矢印b方向に発生する。この矢印
b方向の振動による圧電振動梁4、5の発生電圧は、そ
れぞれ位相の反転した逆極性の電圧となるので、差動増
幅回路17で差動増幅することにより回転角速度を求め
ることができる。また、圧電振動梁4、5は、圧電振動
梁2、3による励振駆動により矢印a方向の同極性の電
圧も発生しているので、圧電振動梁4、5に発生した逆
極性の電圧は加算回路14で加算されて打ち消されると
共に、同極性の電圧は加算回路14で加算されて、圧電
駆動梁2、3に印加される駆動電圧とほぼ同相の信号を
出力する。この信号を移相回路15を通して帰還するこ
とで、閉回路は自励発振回路となる。
【0054】つぎに、図5を参照して、本発明の第2実
施例の角速度センサ20について説明する。枠形支持体
21の4つの内側面から矩形状の広梁部22aが伸びて
いる。この広梁部22aの上面には、第1実施例と同様
に、圧電素子22cが形成されている。広梁部22aの
先端には、直線形状の1本のビームb3からなる細梁部
22bが形成されている。このビーム形成梁部22bの
先端は、結合部26に結合している。この結合部26の
下側には、振動重り26aが形成されている。そして、
広梁部22aと細梁部22bは、直線状の圧電振動梁2
2を構成する。
【0055】このビーム成形部22bは、捩じれと撓み
の動作をし梁2〜5と結合部26の間を柔らかく結合す
る。その他の作用および効果は、第1実施例における細
梁部2b〜5bの作用および効果と同様である。
【0056】つぎに、図6を参照して、本発明の第3実
施例の角速度センサ30について説明する。L字型の梁
32は、矩形状の広梁部32aと、この広梁部32aの
先端面の一つの角部から広梁部32aの長手方向に対し
90゜方向に伸長する細梁部32bとを有する。このL
字型の梁32は、枠形支持体31の4つの内側面に広梁
部32aの根元部を結合させ、細梁部32bの先端を結
合部36の角部に結合させ、全体としては渦巻き型とな
っている。そして、結合部36の下部には振動重り36
aが設けられる。また、広梁部32aの上面には、第1
実施例と同様に圧電素子32cが設けられる。
【0057】本実施例においては、細梁部32bが広梁
部32aの角と結合部36の角に結合しているので、駆
動用梁の広梁部32aは捩れ振動をし、結合部36(振
動重り36a)は、検出用梁の細梁部32bを軸として
回転するように振動する。この場合、駆動用梁の細梁部
32bのビームb4は撓み動作をし、検出用梁のビーム
b4は捩じれ作用をする。本実施例のその他の作用およ
び効果は、第1実施例における細梁部2b〜5bの作用
および効果と同様である。
【0058】つぎに、図7を参照して、本発明の第4実
施例の角速度センサ40について説明する。枠形支持体
41の4つの内側面に矩形状の広梁部42aの根元部が
それぞれ結合している。これらの広梁部42aの先端に
は、ビーム形状のビームb6とその両側に直線形状のビ
ームb5からなるリング形状のビームb6の細梁部42
bの一方のビームb5が結合し、他方のビームは結合部
46に結合している。そして、結合部46の下部には振
動重り46aが設けられる。また、広梁部42aの上に
は、第1実施例と同様に圧電素子42cが設けられる。
【0059】本実施例においては、細梁部42bは2本
のビームb5の捩じれにビーム6の変形が加わって容易
に捩じれ、主に2本のビームb5の撓みで大きく撓む。
また、細梁部42bに加わる引っ張り応力に対しては、
ビームb6が変形して伸び、逆に細梁部42bに加わわ
る圧縮応力に対してはビームb6が変形し、ビームb5
が撓む。その他の作用および効果は、第1実施例におけ
る細梁部2b〜5bの作用および効果と同様である。
【0060】つぎに、図8を参照して、本発明の第5実
施例の角速度センサ50について説明する。この実施例
の特徴は、細梁部52bが支持体5と広梁部52bの間
に設けられる点にある。梁52は矩形状の広梁部52a
とT字形の細梁部52bとよりなる。細梁部52bの直
線形状のビームb8の両端が枠形支持体51に結合し、
ビームb8の中央部と広梁部52aの間には直線形状の
ビーム7が結合している。広梁部52aの他端面は結合
部56に結合している。そして、結合部56の下部には
振動重り56aが設けられる。また、広梁部52aの上
面には、第1実施例と同様に圧電素子52cが設けられ
る。
【0061】本実施例の角速度センサ50は、圧電振動
梁52を2次振動モードで振動させると、4つの広梁部
52aと結合部56からなる結合体は、駆動用の梁の広
梁部52aと細梁部52bの結合部分を節n1、n2と
し、結合部56の中央を節n3として、屈曲振動をする
ようになる。この場合、駆動用梁の細梁部52bのビー
ムb8が捩じれ作用をし、また検出用梁の細梁部52b
のビームb7が捩じれ動作をして結合体を自由振動のよ
うな形態で振動させる。本実施例のその他の作用および
効果は、第1実施例における細梁部2b〜5bの作用お
よび効果と同様である。
【0062】つぎに、図9を参照して、本発明の第6実
施例の角速度センサ60について説明する。この実施例
も梁62の細梁部62bを広梁部62aと支持体61の
間に設けた点に特徴がある。梁62は、矩形状の広梁部
62aと、この広梁部62aの一方の端面の両角部から
長手方向と直角方向にそれぞれ伸びる細梁部62bとよ
りなる。ビーム成形梁部62bの両端がそれぞれ枠形支
持体61の内側面に結合し、広梁部62aの他方の端面
は結合部66に結合している。そして、結合部66の下
部には振動重り66aが設けられる。また、広梁部62
aの上面には、第1実施例と同様に圧電素子62cが設
けられる。
【0063】本実施例の角速度センサ60は、圧電振動
梁62を2次振動モードで振動させると、第5実施例と
同様に、3つの節n1、n2、n3を節として屈曲振動
をするようになる。X軸方向の圧電振動梁62が屈曲振
動をするときには細梁部62bのビームb9は捩じれ動
作をし、コリオリ力によるY軸方向の振動に対しては検
出用梁の細梁部62bのビームb9が捩じれ作用をす
る。本実施例のその他の作用および効果は、第1実施例
における細梁部2b〜5bの作用および効果と同様であ
る。
【0064】つぎに、図10を参照して本発明の第7実
施例の角速度センサ70について説明する。この角速度
センサ70は、図1に示す角速度センサ10が4つの圧
電振動梁を備えているのに対し、3つの圧電振動梁72
で構成したものである。圧電振動梁72の形状は図1記
載のものとほぼ同様である。即ち、圧電振動梁72は、
圧電素子72cの形成された矩形上の広梁部72aと細
梁部72bとよりなる。3個の圧電振動梁72が120
゜の角度をもって、枠形支持体71の内側面に、広梁部
72aの根元部を結合させ、細梁部72bの二つの先端
部を結合部76に結合させている。そして、この結合部
76の下部には振動重り76aが形成される。
【0065】本実施例における圧電振動梁72の作用に
ついては、角速度センサ10において説明したところと
同様である。また、本実施例においては、例えば、3つ
の圧電振動梁72のうち、二つを駆動用兼検出用とし、
残りを帰還用とすることにより動作させることができ
る。
【0066】つぎに、図1に示す角速度センサ10の製
造方法について説明する。図11において、500μm
の厚みを有するシリコン基板1a、シリコン酸化膜1b
および20μmの厚みを有する活性層1cの3層構造よ
りなるSOI(Silicon On Insulator)基板1dを用意
する。このSOI基板1dの活性層1cの上面に、スパ
ッタ法、化学気相成長法などによりシリコン酸化膜7を
形成する。
【0067】図12において、シリコン酸化膜7の上面
に蒸着法、スパッタ法により、厚みが0.1〜0.3μ
mの金(Au)/クロム(Cr)、アルミニュウム(A
l)などの金属膜を形成する。そして、この金属膜をフ
ォトエッチング技術を用いて加工して下部電極8を形成
する。
【0068】図13において、下部電極8を含むシリコ
ン酸化膜7の上に、RFマグネトロンスパッタ法、化学
気相成長方法などを用いて、厚みが2〜10μmの酸化
亜鉛(ZnO)膜9aを形成する。この工程で圧電素子
が完成する。
【0069】図14において、リフトオフ法を用いて、
金(Au)/クロム(Cr)、アルミニュウム(Al)
などの金属膜により、厚みが0.1〜0.3μmの上部
電極2c(2d)〜5c(5d)を形成する。図15に
おいて、レジストマスクを用いてドライエッチングによ
り酸化亜鉛膜9aをパターニングして圧電膜9を形成す
る。
【0070】図16において、図1に示す角速度センサ
10の表面形状にレジストマスクm1を形成する。この
レジストマスクm1を用いて、ドライエッチングによ
り、それぞれエッチングガスを取り替えて、シリコン酸
化膜7、活性層1cおよびシリコン酸化膜1aを垂直加
工する。
【0071】図17において、枠形支持体1および振動
重り6aの裏面形状にレジストマスクm2を形成する。
このレジストマスクm2を用いて、ドライエッチングに
より、それぞれエッチングガスを取り替えて、シリコン
基板1aおよびシリコン酸化膜1aを垂直加工する。そ
して、振動重り6a、圧電振動梁2〜5および枠形支持
体1を形成する。
【0072】そして、レジストマスクm2を酸素(O2
)アッシングにより除去して、図2のような角速度セ
ンサ10を製造する。
【0073】なお、上記実施例においては、圧電駆動、
圧電検出型の角速度センサを例示したが、静電駆動、静
電検出型の角速度センサ、または、これらの組み合わせ
よりなる角速度センサとして構成してもよい。この場
合、静電駆動、静電検出型の構造としては、広梁部の下
側の支持体に静電電極を設けて、この静電電極と広梁部
とに電圧を印加して梁を駆動し、検出も同様の構造のも
ので行う。
【0074】上記の説明では、細梁部は、広梁部よりも
梁幅が狭い例を述べたが、細梁部の梁幅が広梁部の梁幅
よりも狭く且つ細梁部の厚みが広梁部の厚みよりも薄い
場合でもよい。
【0075】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、梁を広梁部と
細梁部の結合体として構成しているので、梁、結合部お
よび支持体の製造時に発生する内部応力を細梁部で吸収
することができ、角速度センサを応力が内在しない状態
で安定動作させ、検出感度を安定にることができる。
【0076】また、梁を励振して振動重りを一定の方
向、即ち、梁の伸張方向または梁と梁の間を2分する方
向に振動させた場合、細梁部が広梁部と結合部の間にあ
るときは、振動重りの振動はコリオリ力発生方向の梁の
細梁部で吸収されてその梁の広梁部には伝達されないの
で、コリオリ力を検出した検出信号に含まれる励振振動
の漏れによるオフセットやノイズを低減できる。これに
より、角速度センサの検出分解能を向上させることがで
きる。そして、コリオリ力検出の際に、振動重りを励振
振動させる梁の細梁部が変形してコリオリ力を検出する
梁の振動を抑制しないので、コリオリ力の検出感度を向
上させることができる。また、細梁部が広梁部と支持体
との間にあるときには、広梁部と結合部の結合体が支持
体から分離された如くなり、振動重りの振動エネルギー
を結合体に閉じこめ、結合体を機械的Qの高い状態で振
動させることができるため、コリオリ力による検出出力
を大きくすることができる。
【0077】請求項2に記載の発明は、梁部分の内部応
力が広梁部と振動重りの間で吸収されるので、特定の梁
の広梁部による励振振動を他の梁で抑制することなく行
うことができ、また、振動重りにコリオリ力が作用した
ときには、コリオリ力を検出する梁の振動を励振振動の
梁の抑制を受けることなく行うことができる。これによ
り、各梁に於いて、励振方向の振動とコリオリ力発生方
向の振動とが相互に干渉することなく行われる。
【0078】請求項3に記載の発明は、梁部分の内部応
力が広梁部と支持体の間で吸収されるので、広梁部と結
合部の結合体を細梁部を端部として自由振動体のように
振動させることができる。従って、結合体から支持体へ
の振動エネルギーの漏れを最小にして結合体を高い機械
的Qを保持した状態で振動させるこことができ、角速度
センサの検出感度を向上させることができる。
【0079】また、特定の梁を励振振動すると、振動重
りの振動と共に全ての梁が振動するが、振動に伴う応力
は細梁部で吸収され、励振振動が支持体により抑制され
ることは殆どない。これは、振動重りにコリオリ力が作
用しているときにも同様である。
【0080】請求項4に記載の発明は、広梁部に圧電素
子を形成したことに起因する初期応力を細梁部で吸収す
ることにより、角速度センサを初期応力が内在しない状
態で安定動作させ、角速度感度を安定にることができ
る。特に、圧電素子を形成した広梁部においては、励振
周波数に対する励振振幅のヒステリシス特性を小さく
し、このヒステリシス特性による梁の不安定な励振振動
を細梁部により軽減することができる。
【0081】また、温度変化により圧電素子を形成した
広梁部の初期応力が大きく変化しても、その初期応力は
細梁部で吸収されるので、励振振動する梁の共振周波数
とコリオリ力を検出する梁の共振周波数の変化を低減で
き、角速度センサの出力の温度変化に起因するドリフト
を小さくすると共に、検出感度の温度依存性を改善し検
出感度を安定にすることができる。
【0082】請求項5に記載の発明は、各広梁部に圧電
素子を形成し、梁を励振振動させる圧電素子とコリオリ
力を検出する圧電素子を分離することができる。この場
合にも、細梁部の働きにより、検出用梁の圧電素子に加
わる不要な振動を軽減することができる。
【0083】請求項6に記載の発明は、十字型結合体と
支持体との間に細梁部が設けられているから、支持体に
よる結合体の励振振動の抑制が軽減され、圧電素子によ
り効率よく結合体を振動させることができる。
【0084】請求項7に記載の発明は、ビーム成形体の
構成により、梁のねじれ、撓み、伸び、圧縮など自在な
変形に対応できるので、梁の内部応力及び初期応力を吸
収し、また、他の梁の干渉を最小限にでき、詳述すれ
ば、広梁部と結合部または支持体の機械的結合を弱く
し、一つの広梁部の振動が他の広梁部に応力を生じさせ
ることがなくなる。
【0085】請求項8に記載の発明は、ビーム成形体
は、自在に変形し、不要な力の伝達を軽減し、必要な力
の伝達をする効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の角速度センサの第1実施例の斜視図
【図2】 図1のX1−X1線断面形態図
【図3】 第1実施例の角速度センサの一つの動作ブロ
ック回路図
【図4】 同じく、第1実施例の角速度センサの他の動
作ブロック回路図
【図5】 本発明の角速度センサの第2実施例の平面図
【図6】 本発明の角速度センサの第3実施例の平面図
【図7】 本発明の角速度センサの第4実施例の平面図
【図8】 本発明の角速度センサの第5実施例の平面図
【図9】 本発明の角速度センサの第6実施例の平面図
【図10】 本発明の角速度センサの第7実施例の平面
【図11】 SOI基板にシリコン酸化膜を形成する工程
【図12】 下部電極を形成する工程図
【図13】 酸化亜鉛膜を形成する工程図
【図14】 上部電極を形成する工程図
【図15】 酸化亜鉛膜を形成する工程図
【図16】 活性層などを垂直加工して梁などを形成す
る工程図
【図17】 シリコン基板を垂直加工して、振動重り、
梁およぴ枠形支持体を形成する工程図
【図18】 従来の角速度センサの平面図
【図19】 図18のX2−X2線断面による振動形態
【符号の説明】
1、21、31、41、51、61、71 枠形支
持体 1a シリコ
ン基板 1b シリコ
ン酸化膜 1c 活性層 2〜5、22、32、42、52、62、72 梁
(圧電振動梁) 2a〜5a、22a、32a、42a、52a、62
a、72a 庄電梁部 2b〜5b、22b、32b、42b、52b、62
b、72b ビーム成形梁部 2c〜5c、2d〜5d 上部電極 6、26、36、46、56、66、76 結合部 6a、26a、36a、46a、56a、66a、76
a 振動重り 7 シリコン酸化膜 8 下部電極 9 圧電膜 10〜70 加速度センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、該支持体に個別に支持されて
    いる複数の梁と、該複数の梁が共通結合している結合部
    と、該結合部に形成された振動重りと、よりなる角速度
    センサにおいて、 前記各梁は、広梁部と、この広梁部よりも細い細梁部
    と、よりなることを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記各梁の細梁部は前記結合部に結合
    し、前記広梁部は前記支持体に結合していることを特徴
    とする請求項1に記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記各梁の細梁部は前記支持体に結合
    し、前記広梁部は前記結合部に結合していることを特徴
    とする請求項1に記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの梁の広梁部に少なくと
    も1つの圧電素子を形成したことを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3に記載の角速度センサ。
  5. 【請求項5】 支持体と、該支持体に個別に支持されて
    いる4つの梁と、該4つの梁が直交するように結合して
    いる結合部と、該結合部に形成された振動重りと、から
    なる角速度センサにおいて、 前記各梁は、広梁部と細梁部からなり、広梁部の一端を
    支持体に結合すると共に広梁部と結合部の間に細梁部を
    結合し、各広梁部には少なくとも1つの圧電素子を形成
    してなることを特徴とする角速度センサ。
  6. 【請求項6】 支持体と、該支持体に個別に支持されて
    いる4つの梁と、該4つの梁が直交するように結合して
    いる結合部と、該結合部に形成された振動重りと、から
    なる角速度センサにおいて、 前記各梁は、広梁部と細梁部からなり、広梁部の一端を
    結合部に結合して十字型の結合体とすると共に広梁部と
    支持体の間に細梁部を結合し、各広梁部には少なくとも
    1つの圧電素子を形成してなることを特徴とする角速度
    センサ。
  7. 【請求項7】 細梁部は、少なくとも1つのビームで構
    成したビーム成形体であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項6の何れか1つに記載の角速度センサ。
  8. 【請求項8】 ビーム成形体は、直線形状、Y字形状、
    T字形状、直線とリングとの結合形状などの少なくとも
    一つのビームで構成したことを特徴とする請求項7に記
    載の角速度センサ。
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