JP2000184260A - 電子的撮像装置 - Google Patents

電子的撮像装置

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JP2000184260A
JP2000184260A JP10359666A JP35966698A JP2000184260A JP 2000184260 A JP2000184260 A JP 2000184260A JP 10359666 A JP10359666 A JP 10359666A JP 35966698 A JP35966698 A JP 35966698A JP 2000184260 A JP2000184260 A JP 2000184260A
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    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度な焦点検出を行なうと共に安定した電力
供給を確保しながら消費電力を抑制し得る電子的撮像装
置を提供する。 【解決手段】撮影光学系により得た被写体像を画像信号
に変換する撮像手段5と、この画像信号から高周波成分
を検出する高周波成分検出手段14と、発光手段及び受
光手段とからなる光検出手段30と、撮影光学系の焦点
位置を調整する駆動手段22と、被写体の明るさを検出
する輝度検出手段13と、高周波検出手段又は光検出手
段の出力に基いて駆動手段を制御する駆動制御手段19
とを具備し、駆動制御手段は、被写体の明るさが明るい
ときには高周波検出手段の出力に基づいて撮影光学系を
合焦位置となるように駆動制御し、被写体の明るさが暗
いときには撮像手段への電流を遮断するか又は相対的に
低電流となるように電源電池を制御すると共に光検出手
段の出力に基づいて撮影光学系を合焦位置となるように
駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子的撮像装
置、詳しくは撮影光学系により結像される被写体像を光
電変換する撮像素子を利用して電気的な画像信号を取得
する電子的撮像装置における自動焦点調節装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影光学系によって結像された被
写体像をCCD等の撮像素子を利用して電気信号に光電
変換し、これにより得られた画像信号を記録媒体等に記
録するように構成された電子スチルカメラ等の電子的撮
像装置が広く普及している。
【0003】このような電子的撮像装置等においては、
焦点検出手段を有し、これによって得られた焦点検出結
果に基づいて自動的に焦点調節を行なう自動焦点調節装
置、いわゆるオートフォーカス手段(以下、単にAF手
段という)を具備したものが一般的に実用化されてい
る。
【0004】従来の電子的撮像装置に適用されている自
動焦点調節装置としては、例えば撮像素子によって取得
した画像信号に含まれる高周波成分量の差異(コントラ
スト)に基いて被写体像の合焦状態を検出し、撮影光学
系の焦点位置を検出するようにした、いわゆるコントラ
スト検出方式のAF手段(以下、イメージャAF手段と
いう)を利用したものや、赤外光等を被写体に向けて照
射して、この照射光が被写体により反射された後の反射
光束を受光し、照射光束と反射光束とのなす角度から被
写体距離を算出する三角測量法を応用した、いわゆる赤
外アクティブ方式のAF手段(以下、赤外アクティブA
F手段という)等がある。
【0005】このうち上述のイメージャAF手段を用い
た電子的撮像装置等においては、撮影時の周囲環境が暗
い場合や被写体輝度が低い場合、被写体のコントラスト
が低い場合等の環境下で被写体像の合焦状態を検出する
ことが困難な場合があり、これに起因して誤検出等を生
じることがある。
【0006】そこで、イメージャAF手段を備えた従来
の電子的撮像装置等では、このような場合においても確
実に焦点検出動作を行なうべく、被写体に対して補助的
な照明光(以下、AF補助光という)を照射するAF補
助光照射手段を備え、焦点検出動作の誤検出の虞がある
ような環境下にある場合には、AF補助光照射手段によ
るAF補助光を被写体に向けて照射させるよう制御し、
これによって常に確実な焦点検出動作を確保し得るよう
にしたものが、例えば特開平8−327891号公報等
によって種々提案されている。
【0007】この特開平8−327891号公報に開示
されている焦点調節装置は、撮像手段によって得られた
画像信号に基いて被写体のコントラストや所定の周波数
帯域を増大させるための投光パターンを生成し、被写体
が低コントラストであったり暗い場合等には、上記生成
された投光パターンを被写体に向けて投光することで被
写体像のコントラスト等を増大させて、焦点検出の精度
を大幅に向上させというものである。
【0008】また、赤外アクティブAF手段を用いたも
のとしては、例えば特開平5−2129号公報等によっ
て種々の提案がなされている。この特開平5−2129
号公報に開示されている電子的撮像装置の測距装置は、
被写体に向けて赤外光等をレンズを介して照射して、そ
の反射光を撮影光学系に入射させ、その入射光を撮像素
子(CCD)上に受光させるように構成されている。そ
して、その入射光の撮像素子上での入射位置や入射パタ
ーンの大きさ等から被写体距離に応じた信号を取得し
て、これに基いて被写体像の焦点状態を検出するように
したものである。
【0009】さらに、従来の電子的撮像装置等において
は、複数のAF手段を備え、必要に応じて適切なAF手
段に切り換えるようにしたものについても、種々の提案
がなされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の電子的撮像装置等においては、AF補助光照
射手段や赤外アクティブAF手段を用いて焦点検出動作
を行なう場合には、これらの手段を構成する各機器に対
して多大な電力を供給する必要が生じる。
【0011】通常の場合、撮影動作時には、撮像素子
(CCD)等の撮像部は連続的に駆動されており、これ
らの構成部材に対しても常に電力が供給されているのが
普通である。したがって、撮影環境によっては、撮像部
への電力供給を継続させながら、さらに上述のAF補助
光照射手段や赤外アクティブAF手段等に対して電力を
供給する場合があるために、より大容量の電源が必要に
なる。
【0012】しかし、従来の電子的撮像装置等を動作さ
せるための駆動電源としては、携帯性や入手性等を考慮
して、例えば乾電池等の一般的な小型電池等の比較的小
容量のものが使用されているのが普通である。このこと
から、過大な電力供給状態となることによって電源電圧
が一時的に低下して不安定な状態になったり、装置自体
が動作不能状態になってしまうといった場合も考えられ
る。また、大きな電力が必要となる撮像部やAF補助光
手段・赤外アクティブAF手段等への電力供給状態が一
時点に集中すると電流ピークが非常に高くなり、これに
起因して誤動作等の原因となったり動作不能となる場合
もある。
【0013】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、イメージャAF
手段と赤外アクティブAF手段とを備えた電子的撮像装
置において、必要に応じて最適なAF手段を自動的に切
り換えるようにすることで、より精度の高い焦点検出動
作を行ない得ると共に、常に安定した電力供給状態を確
保しながら消費電力を抑制し省電力化に寄与することの
できる電子的撮像装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電子的撮像装置は、被写体像を結
像させる撮影光学系と、この撮影光学系により結像され
た被写体像を画像信号に変換する撮像手段と、この撮像
手段により変換された画像信号から高周波成分を検出す
る高周波成分検出手段と、被写体に光を照射する発光手
段とこの発光手段による被写体からの反射光を受光する
受光手段とからなる光検出手段と、上記撮影光学系の焦
点位置を調整する駆動手段と、被写体の明るさを検出す
る輝度検出手段と、上記高周波検出手段又は上記光検出
手段の出力に基いて上記駆動手段を制御する駆動制御手
段とを具備し、上記駆動制御手段は上記輝度検出手段に
よる検出結果に基いて被写体の明るさが所定の輝度より
も明るいと判断された場合には上記高周波検出手段の出
力に基づいて上記撮影光学系を合焦位置となるように駆
動制御し、上記輝度検出手段による検出結果に基いて被
写体の明るさが所定の輝度よりも暗いと判断された場合
には上記撮像手段への電流を遮断するか又は相対的に低
電流となるように電源電池を制御した後、上記光検出手
段を駆動させて被写体に照明光を照射しその反射光を受
光して得られる上記光検出手段の出力に基づいて上記撮
影光学系を合焦位置となるように駆動制御することを特
徴とする。
【0015】また、第2の発明による電子的撮像装置
は、被写体像を結像させる撮影光学系と、この撮影光学
系により結像された被写体像を画像信号に変換する撮像
手段と、この撮像手段により変換された画像信号を表示
出力する画像表示手段と、上記撮像手段により変換され
た画像信号を記録するための記録手段と、上記撮像手段
により変換された画像信号から高周波成分を検出する高
周波成分検出手段と、照明光を照射する発光手段とこの
発光手段による被写体からの反射光を受光する受光手段
とからなる光検出手段と、上記撮影光学系の焦点位置を
調整する駆動手段と、被写体の明るさを検出する輝度検
出手段と、上記高周波検出手段又は上記光検出手段の出
力に基いて上記駆動手段を制御する駆動制御手段とを具
備し、上記駆動制御手段は、上記輝度検出手段の検出結
果に基いて被写体の明るさが所定の輝度よりも明るいと
判断された場合には、上記高周波成分検出手段の出力に
基づいて上記撮影光学系を合焦位置となるように駆動制
御し、上記輝度検出手段に基いて得被写体の明るさが所
定の輝度よりも暗いと判断された場合には、上記画像表
示手段に対して上記記録手段に記録された画像信号を表
示出力すると共に上記撮像手段への電流を遮断するか又
は相対的に低電流となるように電源電池を制御した後、
上記光検出手段を駆動させて被写体に照明光を照射しそ
の反射光を受光して得られる上記光検出手段の出力に基
づいて上記撮影光学系を合焦位置となるように駆動制御
することを特徴とする。
【0016】そして、第3の発明による電子的撮像装置
は、被写体像を結像させる撮影光学系と、この撮影光学
系により結像された被写体像を画像信号に変換する撮像
手段と、この撮像手段により変換された画像信号から高
周波成分を検出する高周波成分検出手段と、被写体に光
を照射する発光手段と、この発光手段による被写体から
の反射光を受光する受光手段とからなる光検出手段と、
上記撮影光学系の焦点位置を調整する駆動手段と、被写
体の明るさを検出する輝度検出手段と、上記高周波検出
手段又は上記光検出手段の出力に基いて上記駆動手段を
制御する駆動制御手段と、電池電圧を検出する電池電圧
検出手段とを具備し、上記駆動制御手段は、上記輝度検
出手段による検出結果に基いて被写体の明るさが所定の
輝度よりも明るいと判断された場合には、上記高周波検
出手段の出力に基づいて上記撮影光学系を合焦位置とな
るように駆動制御し、上記輝度検出手段による検出結果
に基いて被写体の明るさが所定の輝度よりも暗くかつ上
記電池電圧検出手段による検出結果が所定の値よりも低
いと判断された場合には、上記撮像手段への電流を遮断
するか又は相対的に低電流となるように電源電池を制御
した後、上記光検出手段を駆動させて被写体に照明光を
照射しその反射光を受光して得られる上記光検出手段の
出力に基づいて上記撮影光学系を合焦位置となるように
駆動制御することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
電子的撮像装置を示すブロック構成図である。
【0018】本実施形態の電子的撮像装置1は、変倍光
学系(ズーム光学系)を構成するズームレンズ群2及び
合焦光学系を構成するフォーカスレンズ群3等からなる
撮像光学系及びこの撮影光学系を透過する光束の光量を
調整する光量調節手段であり露光手段である絞り部4等
からなる撮影レンズ鏡筒31と、撮影光学系により結像
された被写体像を光電変換する撮像手段であるCCD等
の固体撮像素子(以下、CCDという)5と、このCC
D5によって光電変換された電気信号を受けて各種の画
像処理を施すことにより所定の画像信号を生成する撮像
回路6と、この撮像回路6により生成された画像信号
(アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換
回路7と、このA/D変換回路7の出力を受けて画像信
号を一時的に記憶する一時記憶手段であるバッファメモ
リ等のメモリ8と、このメモリ8を制御するメモリコン
トローラ32と、メモリ8に一時記憶された画像信号を
読み出してこれをアナログ信号に変換すると共に再生出
力に適する形態の画像信号に変換するD/A変換回路9
と、この画像信号を画像として表示する液晶表示装置
(LCD)等の画像表示装置(以下、LCDという)1
0と、データ化された画像信号等を記録する記録媒体で
あり半導体メモリ等からなる記録用メモリ12と、メモ
リ8に一時記憶された画像信号を読み出してこれを記録
用メモリ12に対して記録に適する形態とするために画
像信号の圧縮処理や符号化等のデータ化を施す圧縮回路
及び記録用メモリ12に記録された画像データを再生表
示等を実行するのに最適な形態とするために復号化や伸
長処理等を施す伸長回路とからなる圧縮/伸長回路11
と、本電子的撮像装置1の全体を制御するCPU等の制
御手段(以下、CPUという)15と、A/D変換回路
7からの出力を受けて自動露光動作(AE)を行なうの
に必要なAE信号を検出するAE処理回路13と、同様
にA/D変換回路7からの出力を受けて自動焦点調節動
作(オートフォーカス(AF))を行なうのに必要なA
F信号を検出するAF処理回路14と、所定のタイミン
グ信号を発生させるタイミングジェネレータ(以下、T
Gという)16と、CCD5の駆動制御を行なうCCD
ドライバ17と、絞り部4を駆動する第1モータである
絞り駆動モータ21と、この絞り駆動モータ21を駆動
制御する第1モータ駆動回路18と、フォーカスレンズ
群3を駆動する駆動手段であり第2モータであるフォー
カスモータ22と、このフォーカスモータ22を駆動制
御する駆動制御手段である第2モータ駆動回路19と、
ズームレンズ群2を駆動する第3モータであるズームモ
ータ23と、このズームモータ23を駆動制御する第3
モータ駆動回路20と、本電子的撮像装置1を構成する
各電気回路等に電力を供給する電源電池(以下、単に電
池という)26と、CPU15に電気的に接続されこれ
を介して各種の制御等を行なうプログラムや各種の動作
を行なわしめるために使用するデータ等が予め記憶され
ており、電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ等
のEEPROM25と、CPU15に電気的に接続され
ており各種の動作を行なわしめる指令信号を発生させて
これをCPU15に伝達する各種の操作スイッチ群から
なる操作SW24と、被写体に向けて照明光を照射する
ストロボ発光手段であるストロボ発光部28と、このス
トロボ発光部28による閃光発光を制御する発光制御手
段であるスイッチング回路27と、被写体に向けて赤外
光を照射する発光手段である発光ダイオード(LED)
等及びこのLEDによる照射光の被写体からの反射光を
受光する受光手段である光位置検出素子(PSD;Pos
ition Sensitive Device)等からなり、このPSDの
出力、即ち被写体までの距離(以下、被写体距離とい
う)に応じた信号を出力する赤外光検出手段である赤外
アクティブAF手段30等によって構成されている。
【0019】なお、電子的撮像装置1における画像デー
タ等の記録媒体12としては、例えばフラッシュメモリ
等の固定型の半導体メモリや、カード形状やスティック
形状からなり、装置に対して着脱自在に形成されるカー
ド型フラッシュメモリ等の半導体メモリのほか、ハード
ディスクやフロッピーディスク等の磁気記憶媒体等、様
々な形態のものが適用され得る。本実施形態における電
子的撮像装置1の記録媒体としては、上述のように半導
体メモリ等の記録用メモリ12が適用されている。
【0020】操作SW24としては、例えば本電子的撮
像装置1を起動させ電源供給を行なわしめるための指令
信号を発生させる主電源スイッチや、撮影動作(記録動
作)等を開始させるための指令信号を発生させるレリー
ズスイッチ、再生動作を開始させるための指令信号を発
生させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレンズ群2
を移動させて変倍動作を開始させるための指令信号を発
生させるズームスイッチ(ズームアップSW及びズーム
ダウンSW)等がある。
【0021】また、レリーズSWは、撮影動作に先立っ
て行なうAE処理及びAF処理を開始させる指示信号を
発生させる第1段スイッチ(以下、1st.レリーズS
Wという)と、実際の露光処理を開始させる指示信号を
発生させる第2段スイッチ(以下、2nd.レリーズS
Wという)との二段スイッチによって構成された一般的
なものが使用されている。
【0022】このように構成された本実施形態の電子的
撮像装置における動作を、以下に説明する。まず、本電
子的撮像装置1の撮影レンズ鏡筒31における撮影光学
系を透過した被写体からの光束(以下、被写体光束とい
う)は、絞り部4によってその光量が調整された後、C
CD5の受光面に至りここに被写体像が結像される。な
お、絞り部4は、通常の状態又は1st.レリーズ信号
を受けて行なわれるAE処理の実行時には開放状態とな
っており、2nd.レリーズ信号を受けて開始される露
光処理(後述する図2のステップS7の処理)の実行時
に駆動されるものである。
【0023】CCD5の受光面状に結像された被写体像
は、同CCD5による光電変換処理により電気的な信号
に変換されて撮像回路6に出力される。この撮像回路6
では、上述したようにCCD5から入力された信号に対
して各種の画像処理が施され、これによって所定の画像
信号が生成される。この画像信号は、A/D変換回路7
に出力されてデジタル信号(画像データ)に変換された
後、メモリ8に一時的に格納される。
【0024】メモリ8に格納された画像データは、D/
A変換回路9へと出力されてアナログ信号に変換される
と共に表示出力するのに最適な形態の画像信号に変換さ
れた後、LCD10に画像として表示出力される。つま
り、このLCD10は、撮影モードにあるときには、C
CD5により取得した画像信号を連続的に表示し続ける
ことによって、撮影範囲を決定するためのファインダ手
段としての役目をしている。
【0025】一方、2nd.レリーズ信号を受けて露光
処理が実行されると、その指令信号の発生時点において
メモリ8に格納されている画像データは、圧縮/伸長回
路11にも出力される。このとき同画像データに対して
は、圧縮/伸長回路11の圧縮回路によって圧縮処理が
施され、その後、記録するのに最適な形態の画像データ
に変換されて記録用メモリ12に記録される。
【0026】また、操作SW24のうち再生動作を行な
うべき指令信号を発生させる再生SW(図示せず)が操
作されオン状態になると、これによって再生動作が開始
される。すると、記録用メモリ12に圧縮された形態で
記録されている画像データは圧縮/伸長回路11に出力
され、伸長回路によって復号化処理や伸長処理等が施さ
れた後、メモリ8に出力されて一時的に記憶される。さ
らに、この画像信号はD/A変換回路9に出力され、こ
こでアナログ信号化されて表示出力するのに最適な形態
の画像信号に変換された後、LCD10に出力されて再
生表示がなされる。
【0027】他方、A/D変換回路7によってデジタル
化された画像データは、上述のメモリ8とは別にAE処
理回路13及びAF処理回路14に対しても出力され
る。まずAE処理回路13においては、入力されたデジ
タル画像信号を受けて一画面分の画像データの輝度値に
対して累積加算等の演算処理等が行なわれる。これによ
り被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。こ
のAE評価値はCPU15に出力される。つまり、AE
処理回路13は、CCD5により取得された画像信号に
基いて被写体の明るさを検出する輝度検出手段の役目を
している。
【0028】次にAF処理回路14においては、入力さ
れたデジタル画像信号を受けて一画面分の画像データの
高周波成分がハイパスフィルタ(HPF)等を介して抽
出され、これに対して累積加算等の演算処理等が行なわ
れる。これによって高域側の輪郭成分量等に対応するA
F評価値が算出される。そして、このAF評価値はCP
U15に出力される。このようにAF処理回路14は、
AF処理を行なう過程において、CCD5によって生成
された画像信号から所定の高周波成分を検出する高周波
成分検出手段の役目をしている。
【0029】また、TG16からは所定のタイミング信
号がCPU15・撮像回路6・CCDドライバ17へと
出力されており、CPU15は、このタイミング信号に
同期させて各種の制御を行なう。また、撮像回路6は、
TG16のタイミング信号を受けて、これに同期させて
色信号の分離等の各種の画像処理を行なう。さらに、C
CDドライバ17は、TG16のタイミング信号を受け
て、これに同期させてCCD5の駆動制御を行なう。
【0030】また、CPU15は、第1モータ駆動回路
18・第2モータ駆動回路19・第3モータ駆動回路2
0をそれぞれ制御することによって、絞り駆動モータ2
1・フォーカスモータ22・ズームモータ23を介して
絞り部4・フォーカスレンズ群3・ズームレンズ群2を
それぞれ駆動制御している。
【0031】つまり、CPU15は、AE処理回路13
において算出されるAE評価値等に基いて第1モータ駆
動回路18を制御して絞りモータ21を駆動すること
で、絞り部4の絞り量を適正なものとなるように調整す
るAE制御を行なう。
【0032】さらに、CPU15は、AF処理回路14
において算出されるAF評価値や赤外アクティブAF手
段30からの出力等に基いて、第2モータ駆動回路19
を介してフォーカスモータ22を駆動制御することによ
りフォーカスレンズ群3を駆動して、これを合焦状態と
なるように所定の位置に移動させるAF制御を行なう。
したがってフォーカスモータ22及び第2モータ駆動回
路19は、フォーカスレンズ群3を移動させることで合
焦調節動作を行なう合焦調節駆動手段としての役目をし
ている。
【0033】また、操作SW24のうちズームSW(図
示せず)が操作された場合においては、これを受けてC
PU15は、第3モータ駆動回路20を介してズームモ
ータ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を
光軸方向に移動させるズーム制御を行なう。したがって
ズームモータ23及び第3モータ駆動回路20は、ズー
ムレンズ群2を移動させることにより撮影光学系の変倍
動作(ズーム動作)を行なわしめるズーム駆動手段の役
目をしている。
【0034】そして、CPU15は、赤外光検出手段で
ある赤外アクティブAF手段30を制御して、発光手段
(LED)により赤外光を被写体に向けて照射し、この
LEDから照射された照射光が被写体によって反射した
反射光は、受光手段(PSD)によって受光される。こ
のPSDの出力に基いて赤外アクティブAF手段30
は、被写体までの距離に応じた信号を出力する。これを
受けてCPU15は、所定の演算を行なって被写体まで
の距離を算出する。
【0035】電池26は、本電子的撮像装置1を構成す
る各電気回路等、即ちCCD5や撮像回路6等によって
構成される撮像部、AE処理回路13・AF処理回路1
4等の信号処理部、各モータ21〜23及びこれらを駆
動制御する各駆動回路18〜20等の駆動部、ストロボ
発光部28及びスイッチング回路27、赤外アクティブ
AF手段30等に対して必要に応じて適量の電力を供給
している。なお、図1において電池26として示すもの
は、乾電池等の電源電池自体とこれを制御する電源制御
回路等を含んでなるユニットを指すものとする。
【0036】この電池26は、CPU15に対して電気
的に接続されており、このCPU15によって制御され
ている。また、CPU15は、電池26の残存容量を検
出し得る電池電圧検出機能、即ちバッテリチェック機能
をも有している。
【0037】次に、本電子的撮像装置において撮影処理
が実行される際の作用を図2のフローチャート及び図3
・図4のタイムチャートによって、以下に説明する。図
2は、本実施形態の電子的撮像装置において撮影処理が
実行される際の作用を示すフローチャートである。ま
た、図3・図4は、本実施形態の電子的撮像装置におい
て撮影動作が行なわれる際の各処理を示すタイムチャー
トであって、図3はイメージャAF手段を用いた場合
を、図4は赤外アクティブAF手段を用いた場合をそれ
ぞれ示している。なお、図3・図4において示す符合S
番号は、図2に示す各処理に付されたステップ番号に対
応している。
【0038】本電子的撮像装置1の主電源SWがオン状
態にあって、同装置1の動作モードが撮影(記録)モー
ドにあり撮影待機状態にある場合に、この撮影処理のシ
ーケンスは実行される。なお、この状態においては、C
CD5への電力供給はなされていない状態(オフ状態)
となっている。
【0039】この状態にあるときに、まずステップS1
において、CPU15は、1st.レリーズSWの状態
を確認する。ここで、使用者によってレリーズSWが操
作され1st.レリーズSWがオン状態となったことを
CPU15が確認すると、次のステップS2の処理に進
み、同CPU15は、電池26を制御してCCD5への
電力供給を開始させる(CCD−ON(オン)状態とす
る)。次いでステップS3において、通常のAE処理が
実行され、AE処理回路13によって被写体の明るさに
関する情報(輝度情報等)が取得される。
【0040】次にステップS4において、CPU15
は、AE処理の結果を参照して撮影すべき所望の被写体
を含む撮影画像の状態が暗いか否かを判断する。このと
きの暗いか否かの判断基準は、イメージャAF手段を用
いてAF処理を行なった場合に確実な焦点検出動作を行
ない得るか否かの輝度情報等を基準であり、例えば実験
的に取得されたデータ等に基いて予め設定されたもので
ある。そして、この基準値は、予めEEPROM25に
格納されており、CPU15は、このステップS4の処
理を実行するに際しては、EEPROM25から読み出
した基準値等を参照してAE処理結果とを比較すること
により判断を行なう。
【0041】このステップS4において、撮影すべき所
望の被写体を含む撮影画像の状態が暗い状態にあると判
断された場合には、赤外アクティブAF処理を実行する
ために、ステップS8の処理に進む。
【0042】ステップS8において、CPU15は、電
池26を制御してCCD5への電力供給を遮断してこれ
をオフ(OFF状態)とした後(CCD−OFF)、ス
テップS9において、赤外アクティブAF処理を実行す
る。そして、このAF処理が完了すると、CPU15
は、再度CCD5への電力供給を開始させて、これをオ
ン状態に復帰させる。そして、ステップS6の処理に進
む。
【0043】また、上述のステップS4において、被写
体が充分に明るい状態にあると判断された場合には、ス
テップS5の処理に進み、このステップS5において、
通常のイメージャAF処理が実行された後、次のステッ
プS6の処理に進む。このときCCD5への電力供給は
継続されている。
【0044】このようにして所定のAF処理が実行され
た後、ステップS6の処理に進むと、このステップS6
において、CPU15は2nd.レリーズSWからの指
示信号の確認を行ない、同信号が確認された場合には、
次のステップS7において、実際の露光処理が実行さ
れ、この露光処理が完了すると、CPU15は電池26
を制御してCCD5への電力供給を遮断してこれをオフ
状態とする。これにより一連の撮影処理のシーケンスが
終了する(エンド)。
【0045】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、AE処理の結果、即ち被写体の明るさに応じて
AF手段を切り換えるように制御し、被写体が暗いと判
断された場合において赤外アクティブAF手段30を使
用して焦点検出動作を行なう際には、そのAF処理の実
行中には、CCD5への電力供給を遮断するようにして
いる。
【0046】つまり、赤外アクティブAF手段30の発
光手段であるLEDによって被写体に向けて赤外光を照
射しているときには、CCD5への電力供給を遮断する
ように制御しているので、これによって電池26への過
負荷を抑制することができる。したがって、常に安定し
た電力供給を行ない得ることができることから、電力消
費の過負荷に起因した各種回路の誤動作等を防止するこ
とができると共に、消費電力を抑制しかつ省電力化に寄
与することができる。
【0047】なお、上述の第1の実施形態においては、
被写体の明るさが暗いと判断されて赤外アクティブAF
手段30を用いて焦点検出動作を行なう場合には、その
AF処理の実行中には、CCD5をオフ状態、つまりC
CD5への電力供給を遮断するようにしている。しか
し、CCD5への電力供給を遮断して、これを完全なオ
フ状態にしてしまうと、AF処理の完了後にCCD5を
再起動する場合に、ある程度の起動時間が必要になって
しまう。すると、次に続けて実行される露光処理を開始
するまでに、いわゆるタイムラグが生じてしまうことに
なる。
【0048】そこで、AF処理を実行するに際しては、
CCD5を完全なオフ状態とすることなく、CCD5へ
の電力供給を低電流とするスタンバイ状態に切り換える
ようにしても良い。このスタンバイ状態とは、CCD5
への電力供給はなされているが、CCD5に入力される
全てのクロックが停止されている状態を指し、所定のの
クロックが入力されることにより、ただちに動作を再開
し得る状態である。
【0049】このような構成とすれば、CCD5は、図
2のステップS10において再起動指令を受けるとただ
ちに再起動され動作可能な状態となる。したがって、続
けて2nd.レリーズSWからの指令信号が発生したと
きには、すぐに露光処理を開始することができ、CCD
5の再起動時間によるタイムラグを解消することができ
る。
【0050】次に、本発明の第2の実施形態の電子的撮
像装置について、以下に説明する。本実施形態の電子的
撮像装置の基本的な構成は、上述の第1の実施形態と同
様の構成からなるものである。上述の第1の実施形態で
は、その撮影処理のシーケンス中において、赤外アクテ
ィブAF処理とイメージャAF処理との何れのAF処理
を実行するかは、AE処理の結果を参照して切り換えを
制御するようにしているが、本実施形態では、これに加
えて制御手段(CPU)15が自己の有する電池電圧検
出機能を利用して検出した電池26の残存容量の電圧値
を参照して、AF処理の実行の切換制御をさらに細かく
行なうようにしている点が異なるものである。したがっ
て本実施形態では、その構成についての図示は省略し、
図1を参照するものとする。また、その作用に付いても
上述の第1の実施形態と同様の部分があるので、説明が
重複する部分については、簡単に説明するものとする。
【0051】図5は、本実施形態の電子的撮像装置にお
いて撮影処理が実行される際の作用を示すフローチャー
トである。本実施形態においても、電子的撮像装置1の
主電源SWがオン状態にあって、動作モードが撮影(記
録)モードにあり撮影待機状態にある場合に、撮影処理
のシーケンスが実行される。このときCCD5への電力
供給はなされていない状態である。
【0052】まずステップS11において、CPU15
は1st.レリーズSWの状態を確認する。ここで1s
t.レリーズSWがオン状態となると、次のステップS
12の処理に進み、CCD5への電力供給が開始される
(CCD−ON(オン))。次いでステップS13にお
いて、通常のAE処理が実行され、輝度情報等が取得さ
れる。
【0053】次にステップS14において、CPU15
はAE処理の結果を参照して撮影すべき所望の被写体を
含む撮影画像の状態が暗いか否かを判断する。ここで、
被写体が充分に明るい状態にあると判断されると、次の
ステップS15の処理に進み、このステップS15にお
いて、通常のイメージャAF処理が実行された後、ステ
ップS16の処理に進む。このときCCD5への電力供
給は継続されている。
【0054】次いでステップS16において、CPU1
5は2nd.レリーズSWからの指示信号を確認する
と、次のステップS17において、実際の露光処理を実
行し、この露光処理が完了すると、CCD5への電力供
給を遮断又はスタンバイ状態とする。これにより一連の
撮影処理のシーケンスが終了する(エンド)。
【0055】このようにイメージャAF処理を用いて一
連の撮影処理が実行される場合のシーケンス(図5のス
テップS11〜S17の処理)は、上述の第1の実施形
態における同処理(図2のステップS1〜S7までの処
理)と全く同様である。
【0056】一方、上述のステップS14において、撮
影すべき所望の被写体を含む撮影画像の状態が暗い状態
にあると判断された場合には、赤外アクティブAF処理
を実行すべく、ステップS18の処理に進む。
【0057】ステップS18において、CPU15は電
池電圧検出機能を用いて電池26の残存容量を検出し、
その結果(電池残量)と所定の基準容量との比較を行な
う。この場合における判断基準は、CCD5への電力供
給を行ないながら赤外アクティブAF手段30の動作を
確実に行なうことのできる電力容量が電池26に残存し
ている状態の所定の値であり、例えば実験的に取得され
たデータ等に基いて予め設定されたものである。そし
て、この基準値は、予めEEPROM25に格納されて
おり、CPU15は、このステップS18の処理を実行
するに際しては、EEPROM25から読み出した基準
値等を参照して電源電圧検出機能による検出結果とを比
較することにより判断を行なう。
【0058】このステップS18において、CPU15
は、電池26の残存容量が充分にある(多い)と判断し
た場合には、ステップS22の処理に進み、このステッ
プS22において赤外アクティブAF処理を実行する。
このときCCD5への電力供給は継続されている。そし
て、赤外アクティブAF処理が完了すると、上述のステ
ップS16に進み、同様にステップS16以降の処理を
実行する。
【0059】また、上述のステップS18において、C
PU15は、電池26の残存容量が不充分である(少な
い)と判断した場合には、ステップS19の処理に進
み、このステップS19において、CPU15は、電池
26を制御してCCD5への電力供給を遮断又はスタン
バイ状態とした後(CCD−OFF)、次のステップS
20において、赤外アクティブAF処理を実行する。そ
して、この赤外アクティブAF処理が完了すると、CP
U15は、再度CCD5への電力供給を開始させて、上
述のステップS16の処理に進み、以降は同様の処理を
実行する。本実施形態の電子的撮像装置1において赤外
アクティブAF手段30を用いて撮影処理を実行する際
のシーケンスは、以上の通りである。
【0060】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。これに加えて、さらにCPU15の電源電圧
検出機能による検出結果、即ち電池26の残存容量に応
じて赤外アクティブAF処理を実行する際のCCD5へ
の電力供給を行なうか否かを切り換えるように制御した
ので、より確実なAF処理を実現することができると共
に、電池26の電力を効率的に利用してさらなる省電化
に寄与することができる。
【0061】ところで、上述の第1・第2の実施形態に
おいては、赤外アクティブAF処理の実行中は、CCD
5への電力供給を遮断又はスタンバイ状態とするように
制御がなされている(図2のステップS8〜S10又は
図5のステップS19〜S21参照)。この場合におい
ては、赤外アクティブAF処理を実行している期間中に
は、CCD5による画像信号の取得が停止されることと
なるので、同信号の画像表示装置(LCD)10への供
給も遮断されることとなる。したがって、このときLC
D10には画像が全く表示されず、よって撮影動作時に
おける撮影範囲を確認するためのファインダ手段として
利用することができないことになり、電子的撮像装置の
使用感を損ねる原因になる。
【0062】そこで、この点を考慮した本発明の第3の
実施形態の電子的撮像装置について、以下に説明する。
なお、本実施形態の電子的撮像装置の基本的な構成は、
上述の第1の実施形態と同様の構成からなるものであ
る。したがって本実施形態では、その構成についての図
示は省略し、図1を参照するものとする。また、その作
用に付いても上述の第1の実施形態と同様の部分につい
ては、説明の重複を避けるため、その詳細な説明は省略
するものとする。
【0063】図6は、本実施形態の電子的撮像装置にお
いて撮影処理が実行される際の作用を示すフローチャー
トである。本実施形態においても、電子的撮像装置1の
主電源SWがオン状態にあって、動作モードが撮影(記
録)モードにあり撮影待機状態にある場合に、撮影処理
のシーケンスが実行される。
【0064】まずステップS31において、CPU15
は主電源SW等のオン信号を受けて電源26を制御して
本装置1をオン状態にする。このときCCD5等の撮像
部に対しても電力供給が開始される(CCD−ON)。
次いでCPU15は、ステップS32において、1s
t.レリーズSWの状態を確認する。ここで1st.レ
リーズSWがオン状態となると、次のステップS33の
処理に進み、以降の処理が実行される。ここで、ステッ
プS33以降ステップS37までの処理については、上
述の図2のステップS3〜S7までの処理と全く同様の
処理である。
【0065】一方、ステップS34(図2のステップS
4参照)において、撮影すべき所望の被写体を含む撮影
画像の状態が暗い状態にあると判断された場合には、ス
テップS38の処理に進む。
【0066】ステップ38において、CPU15は、メ
モリコントローラ32を介してメモリ8を制御して、そ
の時点(AE処理後赤外アクティブAF処理開始直前)
においてCCD5に結像されている被写体像の画像信号
をメモリ8に一時的に記憶する。続いてステップS39
において、CPU15はD/A変換回路9を制御して、
メモリ8に記憶されている画像信号を読み出し、表示す
るのに最適な形態(アナログ信号)に変換した後、同信
号をLCD10に対して出力する。これを受けてLCD
10は、ステップS40において、入力された画像信号
を静止画像として表示する。
【0067】そして、次のステップS41において、C
PU15は、CCD5への電力供給を遮断又はスタンバ
イ状態とし、ステップS42において赤外アクティブA
F処理を実行し、ステップS43において、CCD5を
再起動する(図2のステップS8〜S9の処理参照)。
その後、ステップS36の処理に進み、2nd.レリー
ズSWからの指令信号を待って、同指令信号を受けてス
テップS7において、露光処理を実行し、一連の撮影処
理のシーケンスを終了する(エンド)。
【0068】以上説明したように上記第3の実施形態に
よれば、LCD10を用いてAF処理を実行する直前の
画像を表示するようにしたので、赤外アクティブAF処
理の実行中において、撮影をしようとする直前の画像を
静止画像として確認することができるので、電子的撮像
装置1の使用感を損なうことがない。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イメ
ージャAF手段と赤外アクティブAF手段とを備えた電
子的撮像装置において、必要に応じて最適なAF手段を
自動的に切り換えるようにすることで、より精度の高い
焦点検出動作を行ない得ると共に、常に安定した電力供
給状態を確保しながら消費電力を抑制し省電力化に寄与
し得る電子的撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の電子的撮像装置を示
すブロック構成図。
【図2】図1の電子的撮像装置において撮影処理が実行
される際の作用を示すフローチャート。
【図3】図1の実施形態の電子的撮像装置において、イ
メージャAF手段を用いて撮影動作を行なう際の各処理
を示すタイムチャート。
【図4】図1の実施形態の電子的撮像装置において、赤
外アクティブAF手段を用いて撮影動作を行なう際の各
処理を示すタイムチャート。
【図5】本発明の第2の実施形態の電子的撮像装置にお
いて撮影処理が実行される際の作用を示すフローチャー
ト。
【図6】本発明の第3の実施形態の電子的撮像装置にお
いて撮影処理が実行される際の作用を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1……電子的撮像装置 2……ズームレンズ群(変倍光学系、ズーム光学系;撮
影光学系) 3……フォーカスレンズ群(合焦光学系;撮影光学系) 4……絞り部(光量調節手段;露出手段) 5……CCD(固体撮像素子;撮像手段) 10……LCD(液晶ディスプレイ;画像表示手段) 12……記録用メモリ(記録媒体) 13……自動露出処理回路(AE処理回路;輝度検出手
段) 14……自動焦点調節処理回路(AF処理回路;高周波
成分検出手段) 15……CPU(制御手段) 18……第1モータ駆動回路 19……第2モータ駆動回路(合焦調節駆動手段;駆動
制御手段) 20……第3モータ駆動回路(ズーム駆動手段) 21……絞り駆動モータ(第1モータ) 22……フォーカスモータ(第2モータ;合焦調節駆動
手段;駆動手段) 23……ズームモータ(第3モータ;ズーム駆動手段) 26……電源電池 27……スイッチング回路(発光制御手段) 28……ストロボ発光部(ストロボ発光手段) 30……赤外アクティブAF手段(赤外光検出手段) 31……撮影レンズ鏡筒 32……メモリコントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像させる撮影光学系と、 この撮影光学系により結像された被写体像を画像信号に
    変換する撮像手段と、 この撮像手段により変換された画像信号から高周波成分
    を検出する高周波成分検出手段と、 被写体に光を照射する発光手段と、この発光手段による
    被写体からの反射光を受光する受光手段とからなる光検
    出手段と、 上記撮影光学系の焦点位置を調整する駆動手段と、 被写体の明るさを検出する輝度検出手段と、 上記高周波検出手段又は上記光検出手段の出力に基いて
    上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、 を具備し、 上記駆動制御手段は、上記輝度検出手段による検出結果
    に基いて被写体の明るさが所定の輝度よりも明るいと判
    断された場合には、上記高周波検出手段の出力に基づい
    て上記撮影光学系を合焦位置となるように駆動制御し、
    上記輝度検出手段による検出結果に基いて被写体の明る
    さが所定の輝度よりも暗いと判断された場合には、上記
    撮像手段への電流を遮断するか又は相対的に低電流とな
    るように電源電池を制御した後、上記光検出手段を駆動
    させて被写体に照明光を照射しその反射光を受光して得
    られる上記光検出手段の出力に基づいて上記撮影光学系
    を合焦位置となるように駆動制御することを特徴とする
    電子的撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体像を結像させる撮影光学系と、 この撮影光学系により結像された被写体像を画像信号に
    変換する撮像手段と、 この撮像手段により変換された画像信号を表示出力する
    画像表示手段と、 上記撮像手段により変換された画像信号を記録するため
    の記録手段と、 上記撮像手段により変換された画像信号から高周波成分
    を検出する高周波成分検出手段と、 照明光を照射する発光手段と、この発光手段による被写
    体からの反射光を受光する受光手段とからなる光検出手
    段と、 上記撮影光学系の焦点位置を調整する駆動手段と、 被写体の明るさを検出する輝度検出手段と、 上記高周波検出手段又は上記光検出手段の出力に基いて
    上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、 を具備し、 上記駆動制御手段は、上記輝度検出手段の検出結果に基
    いて被写体の明るさが所定の輝度よりも明るいと判断さ
    れた場合には、上記高周波成分検出手段の出力に基づい
    て上記撮影光学系を合焦位置となるように駆動制御し、
    上記輝度検出手段に基いて得被写体の明るさが所定の輝
    度よりも暗いと判断された場合には、上記画像表示手段
    に対して上記記録手段に記録された画像信号を表示出力
    すると共に、上記撮像手段への電流を遮断するか又は相
    対的に低電流となるように電源電池を制御した後、上記
    光検出手段を駆動させて被写体に照明光を照射しその反
    射光を受光して得られる上記光検出手段の出力に基づい
    て上記撮影光学系を合焦位置となるように駆動制御する
    ことを特徴とする電子的撮像装置。
  3. 【請求項3】 被写体像を結像させる撮影光学系と、 この撮影光学系により結像された被写体像を画像信号に
    変換する撮像手段と、 この撮像手段により変換された画像信号から高周波成分
    を検出する高周波成分検出手段と、 被写体に光を照射する発光手段と、この発光手段による
    被写体からの反射光を受光する受光手段とからなる光検
    出手段と、 上記撮影光学系の焦点位置を調整する駆動手段と、 被写体の明るさを検出する輝度検出手段と、 上記高周波検出手段又は上記光検出手段の出力に基いて
    上記駆動手段を制御する駆動制御手段と、 電池電圧を検出する電池電圧検出手段と、 を具備し、 上記駆動制御手段は、上記輝度検出手段による検出結果
    に基いて被写体の明るさが所定の輝度よりも明るいと判
    断された場合には、上記高周波検出手段の出力に基づい
    て上記撮影光学系を合焦位置となるように駆動制御し、
    上記輝度検出手段による検出結果に基いて被写体の明る
    さが所定の輝度よりも暗く、かつ上記電池電圧検出手段
    による検出結果が所定の値よりも低いと判断された場合
    には、上記撮像手段への電流を遮断するか又は相対的に
    低電流となるように電源電池を制御した後、上記光検出
    手段を駆動させて被写体に照明光を照射しその反射光を
    受光して得られる上記光検出手段の出力に基づいて上記
    撮影光学系を合焦位置となるように駆動制御することを
    特徴とする電子的撮像装置。
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