JP2000131598A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

Info

Publication number
JP2000131598A
JP2000131598A JP10302915A JP30291598A JP2000131598A JP 2000131598 A JP2000131598 A JP 2000131598A JP 10302915 A JP10302915 A JP 10302915A JP 30291598 A JP30291598 A JP 30291598A JP 2000131598 A JP2000131598 A JP 2000131598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
range
subject
distance
focus
lens group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10302915A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hashimoto
仁史 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10302915A priority Critical patent/JP2000131598A/ja
Priority to US09/421,678 priority patent/US6704054B1/en
Publication of JP2000131598A publication Critical patent/JP2000131598A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/18Eye characteristics, e.g. of the iris
    • G06V40/19Sensors therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】近距離撮影時にも確実かつ高速な測距動作とし
常に高精度な測距結果を得る自動焦点調節装置を提供す
る。 【解決手段】撮像素子5と撮影光学系を含む撮像手段
と、予め設定された第1の範囲又はこれより狭い第2の
範囲で撮像手段を駆動させる駆動手段19,22と、第
1の範囲又は第2の範囲で撮像手段を所定量ずつ移動さ
せ画像信号を得る際に、画像信号から高周波成分を検出
する高周波成分検出手段14と、その出力に基いて画像
の焦点状態を調節する焦点調節駆動手段と、赤外光の発
光手段と被写体反射光の受光手段とからなり受光手段の
出力に基いて被写体距離に応じた出力を検出する赤外光
検出手段30と、その出力に基いて被写体距離を演算す
る演算手段と、算出された被写体距離が所定の距離より
近い場合に撮像手段を第1の範囲で駆動させ、算出され
た被写体距離が所定の距離以上の場合に撮像手段を第2
の範囲で駆動するよう制御する制御手段15とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動焦点調節装
置、詳しくは撮影光学系により結像される被写体像を光
電変換する撮像素子を利用して電気的な画像信号を取得
する電子的撮像装置等に使用される自動焦点調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影光学系によって結像された被
写体像をCCD等の撮像素子を利用して電気信号に光電
変換し、これにより得られた画像信号を記録媒体等に記
録するように構成された電子スチルカメラ等の電子的撮
像装置が広く普及している。
【0003】このような電子的撮像装置においては、焦
点検出手段を有し、これによって得られた焦点位置の検
出結果に基づいて自動的に焦点調節を行なう自動焦点調
節装置、いわゆるオートフォーカス手段(以下、単にA
F手段という)を具備したものが一般的に実用化されて
いる。
【0004】従来の電子的撮像装置に適用される自動焦
点調節装置としては、例えば撮像素子によって取得した
画像信号に含まれる高周波成分の差異(コントラスト)
に基づいて被写体像の焦点位置を検出するようにした、
いわゆるコントラスト検出方式のAF手段(以下、イメ
ージャAF手段という)を利用したものや、赤外光等の
光束を被写体に向けて照射し、この照射光が被写体によ
り反射された後の反射光束を受光し、照射光束と反射光
束とのなす角度から被写体までの距離を算出する三角測
量法を応用した、いわゆる赤外アクティブ方式のAF手
段(以下、赤外アクティブAF手段という)等がある。
【0005】この赤外アクティブAF手段は、撮影光学
系にあって合焦動作を行なうための所定のレンズ群(以
下、合焦レンズ群又はフォーカスレンズ群という)を検
出された測距結果に応じて予め設定されている所定の移
動量で移動させるように制御する、いわゆるオープンル
ープ制御が行なわれる。
【0006】したがって、赤外アクティブAF手段を適
用した電子的撮像装置等では、測距動作の開始(レリー
ズ指示信号の発生)時点から実際の自動焦点調節動作
(AF動作)が完了するまでに要する時間が短くて済む
ことから、レリーズ信号の発生時点から実際の露光動作
が開始されるまでの時間、いわゆるレリーズタイムラグ
が短いという利点がある。また、撮影時における周囲の
環境が低輝度である場合にも、確実に測距結果を得るこ
とができるという利点もある。その反面、照射する赤外
光等の照射光束の到達し得る距離には限りがあるため
に、遠距離にある被写体に対しては、正確な測距結果を
得ることができないという欠点がある。また、赤外アク
ティブAF手段によって得られる測距結果に基づいてフ
ォーカスレンズ群を移動させる際に、撮影光学系を保持
するレンズ鏡筒等に何らかの外的要因が働くことで機械
的な位置ズレ等が生じると、フォーカスレンズ群を適切
な位置に移動させることができない場合も考えられる。
【0007】一方、イメージャAF手段は、撮影光学系
のフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させながら撮像
素子によって取得される画像信号からハイパスフイルタ
(HPF)を介して高周波成分を抽出し、各フォーカス
レンズ位置に対応する各高周波成分量を比較して、高周
波成分量が最も高コントラストとなる点(ピーク値を示
す点)に対応するフォーカスレンズ位置を検出するよう
にした、いわゆるフィードバック制御が行なわれる(い
わゆる山登り方式のAF手段)。
【0008】したがって、イメージャAF手段を適用し
た電子的撮像装置等では、撮影画像のコントラストを検
出することができれば、被写体までの距離に関わらず確
実に測距結果を得ることができるという利点がある。そ
の反面、フォーカスレンズ群を移動させながら各位置に
おける高周波成分量の検出を行なうようにしているため
に測距動作に要する時間が多く必要となる。このことか
らレリーズタイムラグが長くなってしまうという欠点が
ある。また、撮影時の環境条件が低輝度環境であるよう
な場合や所望の被写体が低コントラスト条件となってい
るような場合等、被写体の条件によっては撮影画像のコ
ントラストを明確に検出することができないことがあ
り、これに起因して測距動作に要する時間がさらに多く
必要となったり、測距不能になってしまう場合がある。
【0009】そこで、従来の電子的撮像装置等において
は、赤外アクティブAF手段とイメージャAF手段とを
備え、必要に応じて適切な測距結果を得ることのできる
AF手段を選択し切り換えるようにしたものが、例えば
特開平5−119250号公報等によって種々提案され
ている。
【0010】この特開平5−119250号公報によっ
て開示されている自動焦点調節装置は、通常の撮影動作
時にはイメージャAF手段を用いて焦点調節動作を行な
う一方で、このイメージャAF手段による測距動作が困
難となるような撮影環境下においてのみ赤外アクティブ
AF手段に切り換えて、所望の被写体に対する測距動作
及びAF動作を行なうようにしている。したがって、こ
れによれば被写体の明るさに関わらず適切な測距結果を
得ることができるというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、赤外アクテ
ィブAF手段においては、投受光手段の光軸、即ち光線
経路と撮影光学系の光軸との不一致によって、例えば近
距離にある被写体を撮影するような場合には、同AF手
段による測距点と撮影しようとする所望の被写体の位置
とに微妙なズレが生じてしまい、いわゆる視差(パララ
ックス)が生じるという問題がある。このパララックス
の問題は、被写体までの距離が近付く程、大きくなる傾
向にある。
【0012】一般的に被写体までの距離が近い場合の撮
影(以下、近距離撮影又は近接撮影という)では、被写
界深度が狭くなることからパララックス等によって測距
点がズレてしまうと、この測距点に対していかに確実な
測距動作を行なったとしても、所望の被写体に対するピ
ンボケ等の焦点誤差は大きいものになってしまう可能性
がある。
【0013】なお、上記特開平5−119250号公報
等によって開示されている手段は、被写体の明るさのみ
に着目して二つのAF手段を切り換えるようにしたもの
であって、近距離撮影時におけるパララックス等の問題
が生じることについては、何ら記載されておらず、パラ
ラックスの問題は解消されているものではない。
【0014】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、イメージャAF
手段と赤外アクティブAF手段とを備えた電子的撮像装
置において、被写体までの距離に関わらず近距離撮影時
にも確実にかつ高速に測距動作を実行し常に高精度な測
距結果を得ることのできる自動焦点調節装置を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による自動焦点調節装置は、撮影光学系
により結像される被写体像を光電変換して電気的な画像
信号を生成する撮像素子と、上記撮影光学系を含む被写
体を撮像するための撮像手段と、この撮像手段を予め設
定された第1の範囲内又はこの第1の範囲よりも狭い第
2の範囲内において駆動させる駆動手段と、上記第1の
範囲内又は上記第2の範囲内において、上記撮像手段の
少なくとも一部を上記駆動手段により所定量ずつ移動さ
せながら被写体像の画像信号を取得する際に、この取得
された画像信号から高周波成分を検出する高周波成分検
出手段と、この高周波成分検出手段の出力に基づいて上
記撮像手段により生成される画像の焦点状態を調節する
焦点調節駆動手段と、被写体に向けて赤外光を照射する
発光手段とこの発光手段による照射光が被写体により反
射した反射光を受光する受光手段とからなり、この受光
手段の出力に基づいて被写体までの距離に応じた出力信
号を検出する赤外光検出手段と、この赤外光検出手段の
出力に基づいて被写体までの距離を演算する演算手段
と、この演算手段により算出された被写体までの距離が
所定の距離よりも近い場合には上記撮像手段を上記第1
の範囲において駆動させ、上記演算手段により算出され
た被写体までの距離が所定の距離以上となる場合には、
上記撮像手段を上記第2の範囲で駆動するよう制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る自動焦点調節装置において、上記第1の範囲又は上記
第2の範囲において駆動される場合には、上記撮像手段
は、上記第1の範囲又は上記第2の範囲のそれぞれの一
端部を始点としてその駆動が開始されるように制御され
ていることを特徴とする。
【0017】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よる自動焦点調節装置において、上記撮像手段は、上記
第1の範囲又は上記第2の範囲の全ての範囲内を走査し
た後、合焦位置を検出するように制御されていることを
特徴とする。
【0018】第4の発明は、上記第1の発明による自動
焦点調節装置において、上記撮像手段は、上記赤外光検
出手段の出力に基づいて算出された被写体までの距離に
対応する位置を始点としてその駆動が開始されるように
制御されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態の自動
焦点調節装置を備えた電子的撮像装置を示すブロック構
成図である。
【0020】本実施形態の電子的撮像装置1は、ズーム
レンズ群2及びフォーカスレンズ群3等の撮像光学系及
び同撮影光学系を透過する光束の光量を調整する光量調
節手段であり露出手段である絞り部4等からなる撮影レ
ンズ鏡筒31と、撮影光学系を透過した被写体像が結像
し、これを光電変換するCCD等の固体撮像素子(以
下、CCDという)5と、このCCD5によって光電変
換された電気信号を受けて各種の画像処理を施すことに
より所定の画像信号を生成する撮像回路6と、この撮像
回路6により生成された画像信号(アナログ信号)をデ
ジタル信号に変換するA/D変換回路7と、このA/D
変換回路7の出力を受けてこの画像信号を一時的に記憶
する一時記憶手段でありバッファメモリ等のメモリ8
と、このメモリ8に一時記憶された画像信号を読み出し
てこれをアナログ信号に変換すると共に再生出力に適す
る形態の画像信号に変換するD/A変換回路9と、この
画像信号を画像として表示する液晶表示装置(LCD)
等の画像表示装置(以下、LCDという)10と、画像
データ等を記録する記録媒体であり半導体メモリ等から
なる記録用メモリ12と、メモリ8に一時記憶された画
像信号を読み出してこれを記録用メモリ12に対して記
録に適する形態とするために画像データの圧縮処理や符
号化等を施す圧縮回路及び記録用メモリ12に記録され
た画像データを再生表示等を実行するのに最適な形態と
するために復号化や伸長処理等を施す伸長回路とからな
る圧縮/伸長回路11と、本電子的撮像装置1の全体を
制御するCPU等の制御手段(以下、CPUという)1
5と、A/D変換回路7からの出力を受けて自動露出
(AE)処理を行なうAE処理回路13と、同様にA/
D変換回路7からの出力を受けて自動焦点調節処理(オ
ートフォーカス(AF)処理)を行なうAF処理回路1
4と、所定のタイミング信号を発生させるタイミングジ
ェネレータ(以下、TGという)16と、CCD5の駆
動制御を行なうCCDドライバ17と、絞り部4を駆動
する第1モータである絞り駆動モータ21と、この絞り
駆動モータ21を駆動制御する第1モータ駆動回路18
と、フォーカスレンズ群3を駆動する第2モータである
フォーカスモータ22と、このフォーカスモータ22を
駆動制御する第2モータ駆動回路19と、ズームレンズ
群2を駆動する第3モータであるズームモータ23と、
このズームモータ23を駆動制御する第3モータ駆動回
路20と、本電子的撮像装置1を構成する各電気回路等
に電力を供給する電源電池(以下、単に電池という)2
6と、CPU15に電気的に接続されこれを介して各種
の制御等を行なうプログラムや各種の動作を行なわしめ
るために使用するデータ等が予め記憶されており、電気
的に書き換え可能な読み出し専用メモリであるEEPR
OM25と、CPU15に電気的に接続されており各種
の動作を行なわしめる指令信号を発生させてこれをCP
U15に伝達する各種の操作スイッチ群からなる操作S
W24と、被写体に向けて補助光としての閃光を照射す
るストロボ発光部28と、このストロボ発光部28によ
る閃光発光を制御するスイッチング回路27と、被写体
に向けて赤外光を照射する発光手段である発光ダイオー
ド(LED)等及びこのLEDによる照射光の被写体か
らの反射光を受光する受光手段である光位置検出素子
(PSD;Position Sensitive Device)等からな
り、このPSDの出力、即ち被写体までの距離(以下、
被写体距離という)に応じた出力信号を検出する赤外光
検出手段である赤外アクティブAF手段30等によって
構成されている。
【0021】なお、画像データ等の記録媒体である記録
用メモリ12は、例えばフラッシュメモリ等の固定型の
半導体メモリや、カード形状やスティック形状からなり
装置に対して着脱自在に形成されるカード型フラッシュ
メモリ等の半導体メモリのほか、ハードディスクやフロ
ッピーディスク等の磁気記憶媒体等、様々な形態のもの
が適用され得る。本実施形態における記録用メモリ12
としては、上述のように半導体メモリが適用されてい
る。
【0022】また、操作SW24としては、例えば本電
子的撮像装置1を起動させ電源供給を行なわしめるため
の指令信号を発生させる主電源スイッチや、撮影動作
(記録動作)等を開始させるための指令信号を発生させ
るレリーズスイッチ、再生動作を開始させるための指令
信号を発生させる再生スイッチ、撮影光学系のズームレ
ンズ群2を移動させて変倍動作を開始させるための指令
信号を発生させるズームスイッチ(ズームアップSW及
びズームダウンSW)等がある。
【0023】そして、レリーズSWは、撮影動作に先立
って行なうAE処理及びAF処理を開始させる指示信号
を発生させる第1段スイッチ(以下、1st.レリーズ
SWという)と、この1st.レリーズSWからの信号
を受けて実際の露光処理を開始させる指示信号を発生さ
せる第2段スイッチ(以下、2nd.レリーズSWとい
う)との二段スイッチによって構成された一般的なもの
が使用されている。
【0024】また、以下の説明においては、撮像光学系
(ズームレンズ群2・フォーカスレンズ群3等)及び絞
り部4等からなる撮影レンズ鏡筒31と、CCD5等か
らなる撮像動作を実行するための撮像系のユニット全体
を撮像手段と言うものとする。
【0025】このように構成された本実施形態の電子的
撮像装置における動作を、以下に説明する。まず、本電
子的撮像装置1の撮影レンズ鏡筒31における撮影光学
系を透過した被写体からの光束(以下、被写体光束とい
う)は、絞り部4によってその光量が調整された後、C
CD5の受光面に至りここに被写体像が結像される。
【0026】この被写体像は、CCD5による光電変換
処理により電気的な信号に変換されて撮像回路6に出力
される。この撮像回路6では、上述したようにCCD5
から入力された信号に対して各種の画像処理が施され、
これによって所定の画像信号が生成される。この画像信
号は、A/D変換回路7に出力されてデジタル信号(画
像データ)に変換された後、メモリ8に一時的に格納さ
れる。
【0027】メモリ8に格納された画像データは、D/
A変換回路9へと出力されてアナログ信号に変換される
と共に表示出力するのに最適な形態の画像信号に変換さ
れた後、LCD10に画像として表示(出力)される。
一方、メモリ8に格納された画像データは、圧縮/伸長
回路11にも出力されて、この圧縮/伸長回路11にお
ける圧縮回路によって圧縮処理が施された後、記録する
のに最適な形態の画像データに変換されて、記録用メモ
リ12に記録される。
【0028】また、例えば操作SW24のうち再生動作
を行なうべき指令信号を発生させる再生SW(図示せ
ず)が操作されオン状態になると、これによって再生動
作が開始される。すると、記録用メモリ12に圧縮され
た形態で記録されている画像データは圧縮/伸長回路1
1に出力され、伸長回路によって復号化処理や伸長処理
等が施された後、メモリ8に出力されて一時的に記憶さ
れる。さらに、この画像信号はD/A変換回路9に出力
され、ここでアナログ信号化されて表示出力するのに最
適な形態の画像信号に変換された後、LCD10に出力
されて再生表示がなされる。
【0029】他方、A/D変換回路7によってデジタル
化された画像データは、上述のメモリ8とは別にAE処
理回路13及びAF処理回路14に対しても出力され
る。まずAE処理回路13においては、入力されたデジ
タル画像信号を受けて一画面分の画像データの輝度値に
対して累積加算等の演算処理等が行なわれる。これによ
り被写体の明るさに応じたAE評価値が算出される。こ
のAE評価値はCPU15に出力される。
【0030】またAF処理回路14においては、入力さ
れたデジタル画像信号を受けて一画面分の画像データの
高周波成分がハイパスフィルタ(HPF)等を介して抽
出され、これに対して累積加算等の演算処理等が行なわ
れる。これによって高域側の輪郭成分量等に対応するA
F評価値が算出される。そして、このAF評価値はCP
U15に出力される。このようにAF処理回路14は、
AF処理を行なう過程において、CCD5によって生成
された画像信号から所定の高周波成分を検出する高周波
成分検出手段の役目をしている。
【0031】他方、TG16からは所定のタイミング信
号がCPU15・撮像回路6・CCDドライバ17へと
出力されており、CPU15は、このタイミング信号に
同期させて各種の制御を行なう。また、撮像回路6は、
TG16のタイミング信号を受けて、これに同期させて
色信号の分離等の各種の画像処理を行なう。さらに、C
CDドライバ17は、TG16のタイミング信号を受け
て、これに同期させてCCD5の駆動制御を行なう。
【0032】またCPU15は、第1モータ駆動回路1
8・第2モータ駆動回路19・第3モータ駆動回路20
をそれぞれ制御することによって、絞り駆動モータ21
・フォーカスモータ22・ズームモータ23を介して絞
り部4・フォーカスレンズ群3・ズームレンズ群2をそ
れぞれ駆動制御している。
【0033】つまりCPU15は、AE処理回路13に
おいて算出されるAE評価値等に基づいて第1モータ駆
動回路18を制御して絞りモータ21を駆動すること
で、絞り部4の絞り量を適正なものとなるように調整す
るAE制御を行なう。
【0034】またCPU15は、AF処理回路14にお
いて算出されるAF評価値や赤外アクティブAF手段3
0からの出力等に基づいて、第2モータ駆動回路19を
介してフォーカスモータ22を駆動制御することにより
フォーカスレンズ群3を駆動制御し、これにより合焦状
態となるようにフォーカスレンズ群3を所定の位置に移
動させるAF制御を行なう。したがってフォーカスモー
タ22及び第2モータ駆動回路19は、フォーカスレン
ズ群3を移動させることで合焦調節動作を行なう合焦調
節駆動手段としての役目をしている。
【0035】また操作SW24のうちズームSW(図示
せず)が操作された場合においては、これを受けてCP
U15は、第3モータ駆動回路20を介してズームモー
タ23を駆動制御することによりズームレンズ群2を光
軸方向に移動させるズーム制御を行なう。したがってズ
ームモータ23及び第3モータ駆動回路20は、ズーム
レンズ群2を移動させることにより撮影光学系の変倍動
作(ズーム動作)を行なわしめるズーム駆動手段の役目
をしている。
【0036】次に、本電子的撮像装置1において撮影処
理が実行される際の作用を図2のフローチャートによっ
て、以下に説明する。本電子的撮像装置1の主電源SW
がオン状態にあって、同装置1の動作モードが撮影(記
録)モードにある撮影待機状態にある場合に、この撮影
処理のシーケンスは実行される。
【0037】まずステップS1において、CPU15
は、1st.レリーズSWの状態を確認する。ここで、
使用者によってレリーズSWが操作され1st.レリー
ズSWがオン状態となったことをCPU15が確認する
と、次のステップS2の処理に進み、通常のAE処理が
実行され、続いてステップS3において、CPU15
は、赤外アクティブAF手段30を制御することによ
り、LEDを発光させその反射光をPSDにより受光
し、このPSDの出力を受ける。そして、このPSDの
出力に基づいて被写体距離等を算出する所定の演算を行
なう赤外アクティブAF処理を実行する。つまりCPU
15は、赤外アクティブAF手段30の出力に基づいて
被写体距離を演算する演算手段の役目もしているわけで
ある。
【0038】このようにして行なわれる赤外アクティブ
AF処理は、所望の被写体に対するおおまかな被写体距
離(フォーカスレンズ群3の合焦位置)を検出するため
の処理であって、いわゆる粗調整のためのAF処理であ
る。そして以降の処理において、CPU15は、赤外ア
クティブAF処理による測距結果(演算結果)に基づい
てイメージャAF手段等を制御し、被写体距離に応じた
範囲における合焦位置を検出する微調整のためのAF処
理を行なう。
【0039】即ち、次のステップS4において、まず上
述のステップS3における赤外アクティブAF処理によ
って算出された被写体距離(演算結果)が予め設定され
た所定の距離以上であるか否かの判断を行なう。なお、
ここで演算結果と比較されるべき所定の距離データは、
EEPROM25等に予め記憶されているものであっ
て、ステップS4の処理が実行されるときにCPU15
によってEEPROM25から読み出される。
【0040】このステップS4において、上述の赤外ア
クティブAF処理により算出された被写体距離が所定の
距離以上である、即ち被写体距離が所定の距離と同等か
又はそれよりも遠距離であると判断された場合には、ス
テップS5の処理に進み、このステップS5において予
め設定された所定の第1の範囲よりも狭い第2の範囲で
のイメージャAF処理が実行される。ここで行なわれる
第2の範囲でのイメージャAF処理については、図3・
図4によって詳述する。
【0041】一方、上述のステップS3において算出さ
れた被写体距離が所定の距離よりも小である、即ち被写
体距離が近距離であると判断された場合には、ステップ
S6の処理に進み、このステップS6において、予め設
定された第1の範囲でのイメージャAF処理が実行され
る。ここで行なわれる第1の範囲でのイメージャAF処
理については、図5によって詳述する。
【0042】このようにして所定のAF処理が終了する
とCPU15は、ステップS7において2nd.レリー
ズSWからの指示信号の確認を行ない、同信号を確認し
た後、次のステップS8において、実際の露光処理を実
行し一連の撮影処理のシーケンスを終了する(エン
ド)。
【0043】次に、本電子的撮像装置1において実行さ
れるイメージャAF処理(図2のステップS5及びステ
ップS6参照)の詳細を図3・図4・図5によって、以
下に詳述する。図3は、本電子的撮像装置によって行な
われる撮影処理のシーケンスにおいて実行されるサブル
ーチンのうち第2の範囲でのイメージャAF処理のシー
ケンスを示すフローチャートである。また図4は、この
第2の範囲でのイメージャAF処理が実行される際の高
周波成分量とフォーカスレンズ位置との関係を示す図で
ある。
【0044】上述したように、本電子的撮像装置1にお
いては、1st.レリーズSWからの指示信号を受けて
AE処理及びAF処理が実行される。このうちAF処理
は、まず赤外アクティブAF処理(図2のステップS3
参照)によって粗調整がなされた後、この測距結果に基
づいて被写体距離に応じた範囲でのイメージャAF処理
がなされる。このイメージャAF処理は、上述の赤外ア
クティブAF処理によって算出された測距結果に基づい
て行なわれるもので、同測距結果を中心値とする所定の
範囲において行なわれることとなる。そのために微調整
のためのイメージャAF処理を行なう際の所定の範囲を
予め設定しておく必要がある。
【0045】ところで、一般的な電子的撮像装置等にお
いては、撮影動作に先立って所望の被写体に対する焦点
調節動作が行なわれる。この焦点調節動作は、撮影光学
系によって集光された所望の被写体からの光束を撮像素
子(CCD)の撮像面(受光面)上に合焦状態で結像さ
せるための動作であって、具体的には撮影光学系の一部
を構成する所定のレンズ群であるフォーカスレンズ群を
光軸方向に移動させることにより行なわれる。
【0046】この場合において、被写体距離が電子的撮
像装置側に近付く程、フォーカスレンズ群の移動量は多
くなる傾向にある。つまり、所定のレンズ移動量によっ
て焦点調節動作が行なわれる被写体距離の範囲は、近距
離撮影になる程狭くなる傾向がある。したがって、合焦
位置の微調整のために行なわれるイメージャAF処理の
検出範囲は、被写体距離に応じて適切な範囲を設定する
ことが望ましいと言える。
【0047】そこで、本実施形態の電子的撮像装置1に
おいては、図2のフローチャートによって簡単に説明し
たように、赤外アクティブAF処理により算出された被
写体距離と予め設定された所定の被写体距離とを比較し
て後者よりも近いと判断された場合には、撮像手段(フ
ォーカスレンズ群3)を所定の第1の範囲において駆動
させる一方、赤外アクティブAF処理により算出された
被写体距離が所定の距離以上であると判断された場合に
は、撮像手段(フォーカスレンズ群3)を第1の範囲よ
りも狭い第2の範囲で駆動するよう制御するようにして
いる。なお、第1の範囲及び第2の範囲は、被写体距離
に応じて予め設定されたフォーカスレンズ群3の移動範
囲を示すものである。
【0048】ここで、まず第2の範囲でのイメージャA
F処理が実行される際の作用を、以下に説明する。図3
のステップS11において、CPU15は、イメージャ
AF処理による焦点位置の検出動作を行なうためにフォ
ーカスレンズ群3を駆動させる際の開始位置(スタート
位置)及び停止位置(ストップ位置)とを、赤外アクテ
ィブAF処理の演算結果(以下、赤外結果と略称する)
に基づいて設定する。ここで設定されるスタート位置の
設定値は、赤外結果である被写体距離値に対応するフォ
ーカスレンズ群3の位置を示す設定値から変数Gsを減
じた値となる。また、ストップ位置の設定値は、赤外結
果である被写体距離値に対応するフォーカスレンズ群3
の位置を示す設定値に変数Gsを加えた値となる。つま
り、イメージャAF処理を実行する範囲は、赤外結果に
よる被写体距離値を中心とする所定の範囲(第2の範
囲)としている。そして、この第2の範囲は、後述する
第1の範囲よりも狭い範囲に設定されているわけであ
る。
【0049】なお、変数Gsは、赤外アクティブAF処
理において想定される測距誤差等を考慮した値であっ
て、例えば電子的撮像装置1の製造時の調整工程におけ
る調整誤差や撮影レンズ鏡筒31の環境温度変化によっ
て生じる歪み等に起因する温度誤差、赤外アクティブA
F手段30を構成する各部材等の機械的な誤差に起因す
る測距誤差、PSDの出力を受けてCPU15による行
なわれる被写体距離に応じたフォーカスレンズ群3の移
動量の演算等に起因する演算誤差等である。そしてこの
変数Gsは、各電子的撮像装置に固有の値であって、E
EPROM25等に予め記憶されており、このステップ
S11の処理がなされる際に、CPU15によって読み
出される。
【0050】ステップS12において、CPU15は、
第2モータ駆動回路19を介してフォーカスモータ22
を駆動させフォーカスレンズ群3を上述のステップS1
1において設定されたスタート位置となるように駆動制
御した後、このスタート位置を基点として所定の移動量
でフォーカスレンズ群3を移動させながら実際のイメー
ジャAF処理を実行する。
【0051】ステップS13において、CPU15は、
フォーカスレンズ群3が上述のステップS11において
設定されたストップ位置に到達(到着)したか否かを確
認する。ここで、フォーカスレンズ群3がストップ位置
に到達していない場合には、CPU15は撮像手段等を
制御して、その時点におけるフォーカスレンズ群3の位
置に対応する検出信号(画像データ)を取得する。この
検出信号は、上述したように撮像回路6及びA/D変換
回路7を介してAF処理回路14に出力され、ステップ
S14に示すようにAF評価値が算出(取得)される。
このAF評価値はCPU15に出力される。これを受け
てCPU15は、次のステップS15において、所定の
移動量だけフォーカスレンズ群3を移動させる。その
後、上述のステップS13の処理に戻り、同様の処理を
繰り返す。
【0052】そしてステップS13において、フォーカ
スレンズ群3がストップ位置に到達したことが確認され
ると、次のステップS16の処理に進み、このステップ
S16において、CPU15は、上述のAF評価値に基
づいて合焦位置の算出(演算)を行なう。この演算結果
に基づいてCPU15は、ステップS17において第2
モータ駆動回路19を介してフォーカスモータ22を駆
動制御してフォーカスレンズ群3が合焦位置となるよう
に駆動する。フォーカスレンズ群3が設定された合焦位
置に移動し、この位置に停止すると一連のシーケンスは
終了する(リターン)。その後、上述の図2のステップ
S7の処理に進む。
【0053】この一連の動作を図4によって説明すると
以下のようになる。例えばフォーカスレンズ群3が図4
の符合Aで示す位置にある状態において、フォーカスレ
ンズ群3は、まず位置Aから上述のステップS11で設
定されたスタート位置Bまで移動する。このスタート位
置Bを基点としてフォーカスレンズ群3がストップ位置
Cに到達するまでの間イメージャAF処理が実行される
(ステップS12〜S15)。そして、これにより取得
されたAF評価値に基づいてCPU15は合焦位置の演
算を行なう(ステップS16)。これにより、図4の符
合Dで示す位置、即ち高周波成分量のピーク値に対応す
るフォーカスレンズ群3の位置が合焦位置として検出さ
れる。そこでCPU15は、フォーカスレンズ群3がこ
の合焦位置Dとなるように、その駆動制御を実行する
(ステップS17)。
【0054】一方、図5は、本電子的撮像装置1におけ
る撮影処理のシーケンスのサブルーチンであって、第1
の範囲でのイメージャAF処理のシーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【0055】ここで、第1の範囲においてイメージャA
F処理を行なう場合とは、上述したように赤外アクティ
ブAF処理によって得られた被写体距離が所定の距離よ
りも近い場合、即ち近距離撮影を行なう場合である。
【0056】この場合においては、まず図5のステップ
S21において、CPU15はイメージャAF処理によ
る焦点位置の検出動作を行なうためにフォーカスレンズ
群3を駆動させる際の開始位置(スタート位置)及び停
止位置(ストップ位置)とを、上述の赤外結果に基づい
て設定する。ここで設定されるスタート位置の設定値
は、赤外結果である被写体距離値に対応するフォーカス
レンズ群3の位置を示す設定値から変数Gsを減じ、さ
らに変数Gpを減じた値である。また、ストップ位置の
設定値は、赤外結果の設定値に変数Gsを加え、さらに
変数Gpを加えた値である。つまり、イメージャAF処
理を実行する範囲は、赤外結果による被写体距離値を中
心とする所定の範囲である第1の範囲としている。そし
て、この第1の範囲は、上述の第2の範囲よりも広い範
囲に設定されているわけである。
【0057】なお、変数Gpは、パララックス等によっ
て生じる誤差等を想定した所定値である。そしてこの変
数Gpは、上述の変数Gsと同様に各電子的撮像装置に
固有の値であって、EEPROM25等に予め記憶され
ており、このステップS21の処理がなされる際にCP
U15によって読み出される。
【0058】ステップS22において、CPU15は、
第2モータ駆動回路19を介してフォーカスモータ22
を駆動させフォーカスレンズ群3を上述のステップS2
1において設定されたスタート位置となるように駆動制
御した後、このスタート位置を基点として所定の移動量
でフォーカスレンズ群3を移動させながら実際のイメー
ジャAF処理を実行する。
【0059】つまり、ステップS23〜S26におい
て、上述の図2のステップS13〜S16と全く同様の
処理が行なわれた後、ステップS26においてフォーカ
スレンズ群3の合焦位置が検出された後、ステップS2
7において同レンズ群3がその合焦位置に移動し、この
位置に停止すると一連のシーケンスは終了する(リター
ン)。その後、上述の図2におけるステップS7の処理
に進む。なお、ステップS23以降のシーケンスについ
ては、上述の図2におけるステップS13〜S17の処
理に対応し、全く同じ処理がなされる。したがって、そ
の説明を省略する。
【0060】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、赤外アクティブAF手段とイメージャAF手段とを
備え、撮影動作に先立って行なわれるAF処理の際に
は、まず赤外アクティブAF処理を実行して、所望の被
写体に対するおおまかな被写体距離を算出し、これに基
づいてイメージャAF処理を実行することで、焦点調節
動作の微調整を行なうようにしている。この場合におい
て、イメージャAF処理を実行する際の検出範囲(走査
範囲)は、赤外アクティブAF処理によって算出された
被写体距離(赤外結果)に応じて、第1の範囲と、この
第1の範囲よりも狭い第2の範囲とを設定し、被写体距
離が近距離にある場合には、イメージャAF処理をより
広い範囲で検出するように、その検出範囲を切り換える
制御を行なうようにしたので、近距離撮影時に生じるパ
ララックス等に起因した誤差等の影響を受けることな
く、常に高い精度の焦点調節動作を確保することができ
る。
【0061】なお、本実施形態において第1の範囲にお
けるイメージャAF処理を行なう場合の検出範囲として
は、赤外アクティブAF処理によって算出される演算結
果に基づいて、つまり赤外結果を中心値として所定の変
数Gs及び変数Gp等を考慮した検出範囲を設定するよ
うにしている。しかし、これに限らず、例えばスタート
位置を無限遠位置とし、ストップ位置を最至近位置とす
ることで、フォーカスレンズ群3が移動し得る全範囲に
おいて、イメージャAF処理による焦点位置の検出動作
を行なうようにしても良い。この場合には、イメージャ
AF処理に時間を要することとなるが、全範囲の検出を
実行することから、さらに高精度な焦点調節動作を行な
うことができ、よって良好な撮影結果を得ることができ
る。
【0062】また、上記一実施形態においては、イメー
ジャAF処理を行なう際のフォーカスレンズ群3のスタ
ート位置とストップ位置とを、赤外アクティブAF処理
によって算出された被写体距離に応じて設定される検出
範囲(第1の範囲又は第2の範囲)の両端点(図4の符
合B点及び符合C点)とするように設定している(図3
のステップS11)。
【0063】しかし、イメージャAF処理による検出範
囲のスタート位置は、これに限らず、次に示す別の実施
形態のようにしても良い。即ち、図6・図7・図8は、
本発明の別の実施形態の電子的撮像装置の撮影処理が行
なわれる際に実行されるイメージャAF処理(図2のス
テップS5及びステップS6参照)の詳細を示してお
り、図6は、本電子的撮像装置による撮影処理のシーケ
ンスのサブルーチンであって、第2の範囲でのイメージ
ャAF処理のシーケンスを示すフローチャートであり、
図7は、この第2の範囲でイメージャAF処理が実行さ
れる際の高周波成分量とフォーカスレンズ位置との関係
を示す図である。また、図8は、本電子的撮像装置によ
って行なわれる撮影処理のシーケンスのサブルーチンで
あって、第1の範囲でのイメージャAF処理のシーケン
スを示すフローチャートである。
【0064】この別の実施形態の電子的撮像装置の基本
的な構成は、上述の一実施形態と全く同様であって、上
述したようにイメージャAF処理を実行する際の制御が
若干異なるのみである。したがって、その詳細な構成及
び撮影処理の際に行なわれる主な作用については、その
図示を省略し、図1・図2を参照するものとする。
【0065】まず、本実施形態の電子的撮像装置におけ
る撮影処理(図2参照)において実行される第2の範囲
でのイメージャAF処理の作用を、以下に説明する。図
6のステップS31において、CPU15は、第2モー
タ駆動回路19を介してフォーカスモータ22を駆動さ
せフォーカスレンズ群3を駆動制御して、これを赤外ア
クティブAF処理によって算出された被写体距離(赤外
結果)に対応するフォーカスレンズ位置(図7の符合B
1で示す位置)へと移動させる。本実施形態において
は、このフォーカスレンズ位置B1をスタート位置とす
る。
【0066】次にステップS32において、CPU15
は、イメージャAF処理を実行する際にフォーカスレン
ズ群3を駆動させる所定の範囲、即ち検出範囲(この場
合には第2の範囲)の両端位置を赤外結果に基づいて設
定する。ここで設定される第2の範囲の一方の端位置
(第1端位置)の設定値は、赤外結果である被写体距離
値に対応するフォーカスレンズ群3の位置を示す設定値
から変数Gsを減じた値である。また、他方の端位置
(第2端位置)の設定値は、赤外結果である被写体距離
値に対応するフォーカスレンズ群3の位置を示す設定値
に変数Gsを加えた値である。つまり、第1端位置は、
上述の一実施形態における第2の範囲のスタート位置
に、また第2端位置は、上述の一実施形態の第2の範囲
のストップ位置に相当する(図3参照)。なお、変数G
sについては、上述の一実施形態において説明した通
り、赤外アクティブAF処理において想定される測距誤
差等を考慮した値であって、EEPROM25等に予め
記憶され、ステップS32の処理が実行される際にCP
U15によって読み出される。
【0067】このようにして第1端位置と第2端位置と
を設定した後、CPU15は、上述のステップS31に
おいて設定したスタート位置を基点として、まず第1端
位置側に向かう方向に所定の移動量でフォーカスレンズ
群3を移動させながら焦点検出動作を行なう。
【0068】即ちステップS33において、CPU15
はフォーカスレンズ群3が上述のステップS32で設定
された第1端位置に到達(到着)したか否かを確認す
る。ここで、フォーカスレンズ群3が第1端位置に到達
していない場合には、次のステップS34の処理に進
み、CPU15は撮像手段等を制御して、その時点にお
けるフォーカスレンズ群3の位置に対応する検出信号
(画像データ)を取得すると共に、この検出信号を受け
てAF処理回路14がAF評価値を算出(取得)し、そ
の結果をCPU15に出力する。続いてCPU15は、
ステップS35において次のAF評価値を取得するべく
所定の移動量だけフォーカスレンズ群3を移動させる。
【0069】ステップS36において、CPU15は、
これ以前に取得済みのAF評価値と、上述のステップS
34において取得されたAF評価値との比較(逐次比較
処理)を行ない、次のステップS37において、今回ス
テップS34で取得されたAF評価値が最大値であるか
否か、即ち合焦状態であるか否かの判断を行なう。この
判断の結果、今回ステップS34で取得されたAF評価
値が最大値である(合焦状態である)と判断された場合
には、ステップS38の処理に進み、このステップS3
8において、CPU15は、検出された合焦位置(図7
の符合C1で示す位置)となるようにフォーカスレンズ
群3を移動させた後、この一連のシーケンスを終了し、
撮影処理のシーケンス(図2参照)に戻る(リター
ン)。
【0070】また、上述のステップS37の判断の結
果、今回ステップS34で取得されたAF評価値が最大
値ではない(合焦状態ではない)と判断された場合に
は、上述のステップS33の処理に戻り、以降の処理を
繰り返す。
【0071】一方、上述のステップS33において、フ
ォーカスレンズ群3が第1端位置に到達したことが確認
されると、スタート位置(赤外結果である図7の位置B
1)から第1端位置までの間には、高周波成分量が最大
値となる位置はないものと推定される。したがって、こ
の場合にはステップS39の処理に進み、このステップ
S39において、CPU15は、フォーカスレンズ群3
をスタート位置(位置B1)に移動させると共に、この
スタート位置からさらに第2端位置側に向かう方向に所
定の移動量だけ移動させる。その後、以降の処理におい
て第2端位置側に向かう方向への焦点検出動作を行な
う。
【0072】まずステップS40において、CPU15
は、フォーカスレンズ群3が上述のステップS32で設
定された第2端位置に到達(到着)したか否かを確認す
る。ここで、フォーカスレンズ群3が第2端位置にない
場合には、次のステップS41の処理に進み、、CPU
15は撮像手段等を制御して、その時点のフォーカスレ
ンズ群3の位置に対応する検出信号(画像データ)を取
得すると共に、この検出信号を受けてAF処理回路14
がAF評価値を算出(取得)し、これをCPU15に出
力する。続いてCPU15は、ステップS42において
次のAF評価値を取得するべく所定の移動量だけフォー
カスレンズ群3を移動させる。
【0073】次いでステップS43において、CPU1
5は、上述のステップS36と同様に逐次比較処理を行
ない、次のステップS44において、上述のステップS
37と同様に、今回ステップS41において取得された
AF評価値が最大値であるか否か、即ち合焦状態である
か否かの判断を行なう。この判断の結果、合焦状態では
ないと判断された場合には、上述のステップS40の処
理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0074】また、上述のステップS44による判断の
結果、今回ステップS41で取得されたAF評価値が最
大値である(合焦状態である)と判断された場合には、
ステップS38の処理に進み、このステップS38にお
いて、フォーカスレンズ群3を検出された合焦位置(図
7の符合C1で示す位置)へと移動させた後、この一連
のシーケンスを終了し、撮影処理のシーケンス(図2参
照)に戻る(リターン)。
【0075】そして、上述のステップS40において、
フォーカスレンズ群3が第2端位置に到達したことが確
認されると、スタート位置(赤外結果の位置B1)から
第2端位置までの間には、高周波成分量が最大値となる
位置はないものと推定される。つまり、第2の範囲にお
けるイメージャAF処理の結果では、焦点位置の検出が
なされなかったことになる。したがってこの場合には、
ステップS45のAFエラー処理、例えば測距不能であ
ることを表示手段(図示せず)等によって使用者に警告
する等の処理を実行した後、一連のシーケンスを終了す
る(リターン)。
【0076】次に、本実施形態の電子的撮像装置におけ
る撮影処理(図2参照)において実行される第1の範囲
でのイメージャAF処理の作用は、以下に示す通りであ
る。なお、この第1の範囲でのイメージャAF処理のシ
ーケンスは、上述の図6を用いて説明した第2の範囲で
のイメージャAF処理のシーケンスと略同様の流れとな
っており、ステップS52に示すように第1端位置を赤
外結果である被写体距離値に対応するフォーカスレンズ
群3の位置を示す設定値から変数Gsを減じ、さらに変
数Gpを減じた値である。また第2端位置の設定値は、
赤外結果の設定値に変数Gsを加え、さらに変数Gpを
加えた値とした点が異なるのみである。つまり、イメー
ジャAF処理を実行する範囲が、上述の図6のシーケン
スの場合(第2の範囲)よりも広い範囲(第1の範囲)
に設定されている。
【0077】まず図8のステップS51において、CP
U15は赤外結果に基づいてスタート位置を設定した
後、同位置にフォーカスレンズ群3を移動させる。次に
ステップS52において、CPU15は、フォーカスレ
ンズ群3を駆動させる所定の範囲(この場合には第1の
範囲)の両端位置を赤外結果に基づいて設定する。ここ
で設定される第1の範囲の一方の端位置(第1端位置)
の設定値は、赤外結果である被写体距離値に対応するフ
ォーカスレンズ群3の位置を示す設定値から変数Gsを
減じた値からさらに変数Gpを減じた値である。また、
他方の端位置(第2端位置)の設定値は、赤外結果であ
る被写体距離値に対応するフォーカスレンズ群3の位置
を示す設定値に変数Gsを加え、さらに変数Gpを加え
た値である。
【0078】このようにして第1端位置と第2端位置と
を設定した後、CPU15は、上述のステップS51で
設定したスタート位置を基点として、まず第1端位置側
に向かう方向に所定の移動量でフォーカスレンズ群3を
移動させながら焦点検出動作を行なう。
【0079】即ちステップS53において、CPU15
はフォーカスレンズ群3が第1端位置に到達(到着)し
たか否かを確認する。ここで、フォーカスレンズ群3が
第1端位置に到達していない場合には、次のステップS
54の処理に進み、CPU15は撮像手段等を制御し
て、その時点におけるフォーカスレンズ群3の位置に対
応するAF評価値を算出(取得)し、これがCPU15
に出力される。続いてCPU15は、ステップS55に
おいて所定の移動量だけフォーカスレンズ群3を移動さ
せる。
【0080】ステップS56において、CPU15は上
述のステップS54で取得したAF評価値の比較(逐次
比較処理)を行ない、次のステップS57において、取
得されたAF評価値が最大値であるか否か、即ち合焦状
態であるか否かの判断を行なう。この判断の結果、今回
取得されたAF評価値が最大値である(合焦状態であ
る)と判断された場合には、ステップS58の処理に進
み、このステップS58において、CPU15は、検出
された合焦位置となるようにフォーカスレンズ群3を移
動させた後、この一連のシーケンスを終了し、撮影処理
のシーケンス(図2参照)に戻る(リターン)。
【0081】また、上述のステップS57の判断の結
果、今回取得されたAF評価値が最大値ではない(合焦
状態ではない)と判断された場合には、上述のステップ
S53の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0082】一方、上述のステップS53において、フ
ォーカスレンズ群3が第1端位置に到達したことが確認
されると、スタート位置から第1端位置までの間には、
高周波成分量が最大値となる位置(合焦位置)はないも
のと推定される。したがって、この場合にはステップS
59の処理に進み、このステップS59において、CP
U15は、フォーカスレンズ群3をスタート位置に移動
させると共に、このスタート位置からさらに第2端位置
側に向かう方向に所定の移動量だけ移動させる。その
後、以降の処理において第2端位置側に向かう方向への
焦点検出動作を行なう。
【0083】即ち、ステップS60において、CPU1
5は、フォーカスレンズ群3が第2端位置に到達したか
否かを確認する。ここで、フォーカスレンズ群3が第2
端位置にない場合には、次のステップS61の処理に進
み、その時点のAF評価値が算出(取得)され、これが
CPU15に出力される。続いてCPU15は、ステッ
プS62において所定の移動量だけフォーカスレンズ群
3を移動させる。
【0084】次いでステップS63において、CPU1
5は逐次比較処理を行ない、次のステップS64におい
て、今回取得されたAF評価値が最大値であるか否か、
即ち合焦状態であるか否かの判断を行なう。この判断の
結果、今回取得されたAF評価値が最大値である(合焦
状態である)と判断された場合には、上述のステップS
60の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。また、上述
のステップS64による判断の結果、合焦状態ではない
と判断された場合には、ステップS58の処理に進み、
このステップS58において、フォーカスレンズ群3を
検出された合焦位置へと移動させた後、この一連のシー
ケンスを終了し、撮影処理のシーケンス(図2参照)に
戻る(リターン)。
【0085】また、上述のステップS60において、フ
ォーカスレンズ群3が第2端位置に到達したことが確認
されると、スタート位置から第2端位置までの間には、
高周波成分量が最大値となる位置(合焦位置)はないも
のと推定される。つまり、第1の範囲におけるイメージ
ャAF処理の結果では、焦点位置の検出がなされなかっ
たことになる。したがってこの場合には、上述の図6の
ステップS45と同様にステップS65においてAFエ
ラー処理を実行した後、一連のシーケンスを終了する
(リターン)。
【0086】このような制御を行なう上記別の実施形態
によれば、上述の一実施形態と同様の効果を得ることが
できると共に、イメージャAF処理を行なうに際してス
タート位置を赤外アクティブAF処理による検出結果
(赤外結果)に対応する位置に設定し、同位置を基点と
して焦点検出動作を開始するようにしたので、上述の一
実施形態のように所定の範囲の全範囲を検出するように
した手段に比べて、より高速化を実現することが可能と
なる。
【0087】なお、図6〜図8によって示す本実施形態
においては、所定の範囲(第1の範囲又は第2の範囲)
内でのイメージャAF手段による焦点検出動作を行なっ
た結果、焦点位置の検出がなされなかった場合にAFエ
ラー処理を実行するようにしている(図6のステップS
45及び図8のステップS65)。これは、本発明の主
な目的、即ちより高精度な焦点調節動作を確保するとい
う目的のためになされている措置である。しかし、場合
によっては高精度な焦点調節動作よりも撮影動作を優先
させたいといった要求も考えられる。
【0088】そこで、本実施形態の電子的撮像装置1で
は、まず赤外アクティブAF処理を行なっており、これ
によっておおまかな焦点検出動作がなされていることか
ら、撮影動作を優先させたいという上述のような要求に
答えるために、次に示すような制御を行なうようにする
ことも考えられる。即ち、図6のステップS45又は図
8のステップS65におけるAFエラー処理に代えて、
次に示すような処理を行なうようにしても良い。つま
り、図6のステップS40又は図8のステップS60に
おいてフォーカスレンズ群3が第2端位置に到達したこ
とが確認された場合には、ステップS45又はステップ
S65に進み、ここで赤外アクティブAF処理の結果を
採用することとする。その後、図6のステップS38又
は図8のステップS58において、赤外結果に対応する
位置にフォーカスレンズ群3を移動させる。
【0089】このような制御によれば、所定の範囲にお
けるイメージャAF処理によって焦点位置が検出された
場合には、より高精度な焦点調節動作を確保することが
できる一方、例えイメージャAF処理によって焦点位置
の検出がなされなかったような場合には、赤外アクティ
ブAF手段による測距結果を採用することで測距不能と
なるようなことはなく、所望の被写体に対する撮影動作
を実行することができる。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、イメ
ージャAF手段と赤外アクティブAF手段とを備えた電
子的撮像装置において、被写体までの距離に関わらず近
距離撮影時にも確実にかつ高速に測距動作を実行し常に
高精度な測距結果を得ることのできる自動焦点調節装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の自動焦点調節装置を備え
た電子的撮像装置を示すブロック構成図。
【図2】図1の電子的撮像装置において撮影処理が実行
される際の作用を示すフローチャート。
【図3】図1の電子的撮像装置によって実行される撮影
処理のシーケンスのうち第2の範囲でのイメージャAF
処理のシーケンスを示すフローチャート。
【図4】図1の電子的撮像装置において実行される撮影
処理のシーケンスのうち第2の範囲でのイメージャAF
処理の実行時の高周波成分量とフォーカスレンズ位置と
の関係を示す図。
【図5】図1の電子的撮像装置において実行される撮影
処理のシーケンスのうち第1の範囲でのイメージャAF
処理のシーケンスを示すフローチャート。
【図6】本発明の別の実施形態の自動焦点調節装置を備
えた電子的撮像装置において実行される撮影処理のシー
ケンスのサブルーチンであって、第2の範囲でのイメー
ジャAF処理のシーケンスを示すフローチャート。
【図7】図6の実施形態における電子的撮像装置におけ
る第2の範囲でのイメージャAF処理の実行時の高周波
成分量とフォーカスレンズ位置との関係を示す図。
【図8】図6の実施形態における電子的撮像装置におい
て実行される撮影処理のシーケンスのサブルーチンであ
って、第1の範囲でのイメージャAF処理のシーケンス
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1……電子的撮像装置 2……ズームレンズ群(撮影光学系;撮像手段) 3……フォーカスレンズ群(撮影光学系;撮像手段) 4……絞り部(光量調節手段;露出手段;撮像手段) 5……CCD(固体撮像素子;撮像手段) 10……LCD(液晶ディスプレイ;画像表示手段) 12……記録用メモリ(記録媒体) 13……自動露出処理回路(AE処理回路) 14……自動焦点調節処理回路(AF処理回路) 15……CPU(制御手段) 18……第1モータ駆動回路 19……第2モータ駆動回路(合焦調節駆動手段) 20……第3モータ駆動回路(ズーム駆動手段) 21……絞り駆動モータ(第1モータ) 22……フォーカスモータ(第2モータ;合焦調節駆動
手段) 23……ズームモータ(第3モータ;ズーム駆動手段) 30……赤外アクティブAF手段 31……撮影レンズ鏡筒(撮像手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 AA03 BA11 BA31 BB04 CA19 CA21 CA29 2H051 AA00 BA47 BA66 BB11 CC03 CE14 DA18 DD16 DD20 FA38 FA47 5C022 AA13 AB03 AB12 AB15 AB24 AB29 AB66 AC03 AC31 AC32 AC42 AC54 AC56 AC69 AC73 AC74

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系により結像される被写体像
    を光電変換して電気的な画像信号を生成する撮像素子
    と、上記撮影光学系を含む被写体を撮像するための撮像
    手段と、 この撮像手段を予め設定された第1の範囲内又はこの第
    1の範囲よりも狭い第2の範囲内において駆動させる駆
    動手段と、 上記第1の範囲内又は上記第2の範囲内において、上記
    撮像手段の少なくとも一部を上記駆動手段により所定量
    ずつ移動させながら被写体像の画像信号を取得する際
    に、この取得された画像信号から高周波成分を検出する
    高周波成分検出手段と、 この高周波成分検出手段の出力に基づいて上記撮像手段
    により生成される画像の焦点状態を調節する焦点調節駆
    動手段と、 被写体に向けて赤外光を照射する発光手段とこの発光手
    段による照射光が被写体により反射した反射光を受光す
    る受光手段とからなり、この受光手段の出力に基づいて
    被写体までの距離に応じた出力信号を検出する赤外光検
    出手段と、 この赤外光検出手段の出力に基づいて被写体までの距離
    を演算する演算手段と、 この演算手段により算出された被写体までの距離が所定
    の距離よりも近い場合には上記撮像手段を上記第1の範
    囲において駆動させ、上記演算手段により算出された被
    写体までの距離が所定の距離以上となる場合には、上記
    撮像手段を上記第2の範囲で駆動するよう制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像手段は、上記第1の範囲又は
    上記第2の範囲において駆動される場合には、上記第1
    の範囲又は上記第2の範囲のそれぞれの一端部を始点と
    してその駆動が開始されるように制御されていることを
    特徴とする請求項1に記載の自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 上記撮像手段は、上記第1の範囲又は
    上記第2の範囲の全ての範囲内を走査した後、合焦位置
    を検出するように制御されていることを特徴とする請求
    項1に記載の自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 上記撮像手段は、上記赤外光検出手段
    の出力に基づいて算出された被写体までの距離に対応す
    る位置を始点としてその駆動が開始されるように制御さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の自動焦点調
    節装置。
JP10302915A 1998-10-23 1998-10-23 自動焦点調節装置 Withdrawn JP2000131598A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302915A JP2000131598A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 自動焦点調節装置
US09/421,678 US6704054B1 (en) 1998-10-23 1999-10-20 Autofocusing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10302915A JP2000131598A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 自動焦点調節装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000131598A true JP2000131598A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17914657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10302915A Withdrawn JP2000131598A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 自動焦点調節装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6704054B1 (ja)
JP (1) JP2000131598A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241614A2 (en) * 2001-03-15 2002-09-18 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for adjusting focus position in iris recognition system
JP2002311481A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Ricoh Co Ltd 撮像装置
WO2002093482A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif d'authentifcation d'un objet par capture d'image
EP1564988A3 (en) * 2004-01-14 2007-10-24 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus, a focusing method, a focus control method and a recording medium storing a program for executing such a method
US7382901B2 (en) 2003-10-01 2008-06-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Eye image imaging device
WO2012086966A2 (ko) * 2010-12-19 2012-06-28 Kim Insun 무선통신장치를 이용하여 양질의 홍채 및 피사체 영상을 편리하게 촬영하기 위한 방법 및 한 개의 밴드패스필터로 가시광선과 근적외선 일부영역을 투과시키는 카메라 장치
KR20130015884A (ko) * 2011-08-05 2013-02-14 삼성전자주식회사 자동 초점 조절 방법, 자동 초점 조절 장치, 및 이를 포함하는 디지털 촬영장치
KR20160080458A (ko) * 2014-12-29 2016-07-08 주식회사 슈프리마 생체 인증 장치와 그 생체 영상 출력제어 방법

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001208959A (ja) * 2000-01-24 2001-08-03 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置、自動合焦方法及び合焦の手順を記録した記録媒体
JP3679693B2 (ja) * 2000-07-31 2005-08-03 三洋電機株式会社 オートフォーカスカメラ
JP4264920B2 (ja) * 2001-06-22 2009-05-20 ソニー株式会社 デジタルカメラの露出制御方法および露出制御装置
JP3797543B2 (ja) * 2001-10-26 2006-07-19 富士写真フイルム株式会社 自動焦点調節装置
JP4478377B2 (ja) * 2002-09-03 2010-06-09 キヤノン株式会社 自動合焦方法及び撮像装置
JP3944039B2 (ja) * 2002-09-13 2007-07-11 キヤノン株式会社 焦点調節装置及びプログラム
JP4094458B2 (ja) * 2003-03-14 2008-06-04 株式会社リコー 画像入力装置
JP4478419B2 (ja) * 2003-09-02 2010-06-09 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、光学機器およびレンズ制御方法
JP4775930B2 (ja) * 2004-02-20 2011-09-21 キヤノン株式会社 レンズ制御装置、撮像装置およびレンズ制御方法
US20050207655A1 (en) * 2004-03-22 2005-09-22 Nasreen Chopra Inspection system and method for providing feedback
JP2006058572A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Fujitsu Ltd 電子機器および撮影モードの切り替え方法並びに撮影モードの切り替え用ソフトウェアプログラム
JP4466400B2 (ja) * 2005-02-16 2010-05-26 カシオ計算機株式会社 撮像装置及びそのプログラム
JP2011055086A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
US9413939B2 (en) * 2011-12-15 2016-08-09 Blackberry Limited Apparatus and method for controlling a camera and infrared illuminator in an electronic device
US9088708B2 (en) * 2013-07-19 2015-07-21 Htc Corporation Image processing device and method for controlling the same
CN104796616A (zh) * 2015-04-27 2015-07-22 惠州Tcl移动通信有限公司 一种基于移动终端距离传感器的对焦方法及对焦***

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4592638A (en) * 1983-09-03 1986-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Automatic focus adjusting device
US4621292A (en) * 1983-10-19 1986-11-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic focusing device for a video camera
WO1988004122A1 (en) * 1984-02-21 1988-06-02 Hiroshi Makino Automatic focusing device
JPS60182274A (ja) * 1984-02-29 1985-09-17 Canon Inc ビデオカメラにおける焦点検出装置
US5157435A (en) * 1990-09-29 1992-10-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Automatic focusing apparatus for a video camera and the method thereof
JPH05119250A (ja) 1991-10-30 1993-05-18 Casio Comput Co Ltd オートフオーカス装置
JP3206980B2 (ja) * 1992-09-11 2001-09-10 旭光学工業株式会社 自動焦点制御装置
DE69331874T2 (de) * 1992-12-28 2002-11-14 Canon Kk One-chip integrated circuit for use in a controlling focusing means

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241614A3 (en) * 2001-03-15 2003-12-17 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for adjusting focus position in iris recognition system
EP1241614A2 (en) * 2001-03-15 2002-09-18 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for adjusting focus position in iris recognition system
JP2002311481A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Ricoh Co Ltd 撮像装置
JP4516236B2 (ja) * 2001-04-19 2010-08-04 株式会社リコー 撮像装置
WO2002093482A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif d'authentifcation d'un objet par capture d'image
US7181049B2 (en) 2001-05-11 2007-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Authentication object image-pickup method and device therefor
US7382901B2 (en) 2003-10-01 2008-06-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Eye image imaging device
US7598997B2 (en) 2004-01-14 2009-10-06 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus and focus control method based on a number of automatic focus scan stages, and recording medium storing a program for executing such a method
CN100366058C (zh) * 2004-01-14 2008-01-30 株式会社理光 成像设备、聚焦方法、聚焦控制方法
EP1564988A3 (en) * 2004-01-14 2007-10-24 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus, a focusing method, a focus control method and a recording medium storing a program for executing such a method
EP2352278A1 (en) * 2004-01-14 2011-08-03 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus, a focusing method, a focus control method and a recording medium storing a program for executing such a method
WO2012086966A2 (ko) * 2010-12-19 2012-06-28 Kim Insun 무선통신장치를 이용하여 양질의 홍채 및 피사체 영상을 편리하게 촬영하기 위한 방법 및 한 개의 밴드패스필터로 가시광선과 근적외선 일부영역을 투과시키는 카메라 장치
WO2012086966A3 (ko) * 2010-12-19 2012-10-04 Kim Insun 무선통신장치를 이용하여 양질의 홍채 및 피사체 영상을 편리하게 촬영하기 위한 방법 및 한 개의 밴드패스필터로 가시광선과 근적외선 일부영역을 투과시키는 카메라 장치
KR20130015884A (ko) * 2011-08-05 2013-02-14 삼성전자주식회사 자동 초점 조절 방법, 자동 초점 조절 장치, 및 이를 포함하는 디지털 촬영장치
KR101710633B1 (ko) 2011-08-05 2017-02-27 삼성전자주식회사 자동 초점 조절 방법, 자동 초점 조절 장치, 및 이를 포함하는 디지털 촬영장치
US9667856B2 (en) 2011-08-05 2017-05-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Auto focus adjusting method, auto focus adjusting apparatus, and digital photographing apparatus including the same
KR20160080458A (ko) * 2014-12-29 2016-07-08 주식회사 슈프리마 생체 인증 장치와 그 생체 영상 출력제어 방법
KR101714349B1 (ko) * 2014-12-29 2017-03-09 주식회사 슈프리마 생체 인증 장치와 그 생체 영상 출력제어 방법
US10068079B2 (en) 2014-12-29 2018-09-04 Suprema Hq Inc. Biometric authentication device and biometric image output control method

Also Published As

Publication number Publication date
US6704054B1 (en) 2004-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000131598A (ja) 自動焦点調節装置
JP5911531B2 (ja) 光学機器
JP4024404B2 (ja) カメラ
JP3992992B2 (ja) 被写体像取得装置
JP4390286B2 (ja) カメラ及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
US7365789B2 (en) Autofocus method and apparatus
JP2002122778A (ja) 自動焦点調節装置および電子的撮像装置
JP2006053545A (ja) 光学機器
JP2010139666A (ja) 撮像装置
JP2001255456A (ja) 測距装置
JP2004279683A (ja) 画像入力装置
US7570298B2 (en) Image-taking apparatus with first focus control such that in-focus position is searched for based on first signal and second focus control such that one of in-focus position and drive amount is determined based on second signal
JP2005157268A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
KR100211531B1 (ko) 전자스틸카메라
JP2003302571A (ja) 自動焦点調節方法、自動焦点調節装置及び撮像装置
JP2000184260A (ja) 電子的撮像装置
JP2000111792A (ja) 自動焦点調節装置
JP2006023653A (ja) 光学機器
JP2009198975A (ja) 焦点調整装置およびその焦点調整方法
JP2003043344A (ja) カメラおよびカメラシステム
JP4510436B2 (ja) 自動焦点調整装置及びこれを有する撮像装置
JP4888068B2 (ja) 電子カメラ
JP2004191424A (ja) 撮像装置
JPH11305115A (ja) 電子カメラ
JP2004069953A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110