JP2005141005A - 望遠鏡本体および望遠鏡 - Google Patents

望遠鏡本体および望遠鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、周囲の明るさの度合いにかかわらず、ピントが合った撮影画像を得ることができる望遠鏡本体および望遠鏡を提供すること。
【解決手段】本発明の地上望遠鏡本体1は、対物光学系11、フォーカスレンズ31、ビームスプリッター56、縮小光学系18および光学フィルターユニット17からなる撮像光学系と、撮像光学系を介して形成される被写体像を撮像するCCD撮像素子16と、被写体像の結像位置を移動させるフォーカス駆動手段としての縮小光学系駆動機構19と、周囲の明るさを検出する明るさセンサー71と、明るさセンサー71により検出された明るさに基づいて縮小光学系駆動機構19の駆動位置を制御する制御手段とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、望遠鏡本体および望遠鏡に関する。
アイピースから覗いた観察像と同じ電子画像を撮影可能なデジタル撮影機能付きの望遠鏡(地上望遠鏡)が知られている(例えば、特許文献1参照)。デジタル撮影機能付き望遠鏡は、対物光学系およびフォーカスレンズを経た光をビームスプリッターで分岐させ、分岐した一方の光を接眼光学系へ導き、他方の光を例えばCCD等の撮像素子へ導くように構成されている。
このようなデジタル撮影機能付き望遠鏡では、使用者がピントリングを回すことによってアイピースから覗いた観察像のピントを合わせたとき、撮像素子の受光面上の被写体像にもピントが合うように設計されている。よって、通常は、観察像のピントを合わせた状態で撮影すれば、ピントが合った撮影画像を得ることができる。
しかしながら、夜間など、周囲が暗い状態で撮影した場合には、撮影画像のピントがずれ、ボケた画像になることがあった。
登録実用新案第3074642号公報
本発明の目的は、簡単な構成で、周囲の明るさの度合いにかかわらず、ピントが合った撮影画像を得ることができる望遠鏡本体および望遠鏡を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)の本発明により達成される。
(1) 対物光学系と、
ピント合わせを行う際に操作するピント操作部材と、前記ピント操作部材の操作によって光軸方向に移動するフォーカスレンズとを有する合焦手段と、
前記対物光学系および前記フォーカスレンズを介して形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
前記フォーカスレンズを経た光路を、接眼光学系へ向かう第1光路と前記撮像素子へ向かう第2光路とに分岐させるビームスプリッターと、
前記被写体像の結像位置を前記撮像素子の受光面に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、
前記明るさ検出手段により検出された明るさに基づいて前記フォーカス駆動手段の駆動位置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする望遠鏡本体。
これにより、簡単な構成で、周囲の明るさの度合いにかかわらず、ピントが合った撮影画像を得ることができる望遠鏡本体を提供することができる。
(2) 前記制御手段は、周囲の明るさに応じて視感度のピーク波長が変化することに起因して使用者が前記接眼光学系を介して観察する観察像のピントが合ったと認識したときの前記フォーカスレンズの位置が変化するのに対応して、前記被写体像が前記受光面上に合焦するように前記フォーカス駆動手段の駆動位置を補正する上記(1)に記載の望遠鏡本体。
これにより、周囲の明るさに応じて視感度のピーク波長が変化することに起因する撮影画像のピントずれを確実に補正することができる。
(3) 前記制御手段は、前記明るさ検出手段により検出された明るさが所定のしきい値より大きい場合と小さい場合とで、前記フォーカス駆動手段の駆動位置を変更する上記(1)または(2)に記載の望遠鏡本体。
これにより、簡単な制御で上記効果を達成することができる。
(4) 前記明るさ検出手段は、受光した光を光電変換する受光素子を有し、該受光素子は、前記対物光学系を通って入射した光の一部を受光する位置に設置されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の望遠鏡本体。
これにより、明るさ検出手段は、実際の撮影画像により近い明るさを検出することができる、という利点がある。
(5) 前記明るさ検出手段は、受光した光を光電変換する受光素子を有し、該受光素子は、前記対物光学系を通らない外部の光を受光する位置に設置されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の望遠鏡本体。
これにより、明るさ検出手段が外付けとなることにより、より簡易な構成となり、また、明るさ検出手段への光量がビームスプリッタなどで減ることがない、という利点がある。
(6) 前記明るさ検出手段は、前記撮像素子の出力信号を利用して明るさを検出するものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の望遠鏡本体。
これにより、部品点数を増やすことなく明るさ検出手段を構成することができるので、製造コストの低減が図れる。
(7) 前記第2光路に配置された焦点調節光学系をさらに備える上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の望遠鏡本体。
これにより、簡単な構造でフォーカス駆動手段を構成することができる。
(8) 前記フォーカス駆動手段は、前記撮像素子に対し前記焦点調節光学系を相対的に光軸方向に移動させるものである上記(7)に記載の望遠鏡本体。
これにより、簡単な構造でフォーカス駆動手段を構成することができる。
(9) 前記対物光学系を含む前記対物光学系から前記撮像素子の受光面までの間に配置された光学系全系で前記撮像素子の撮像光学系が構成され、この撮像光学系の焦点距離が、35mmフィルム判換算で800mm以上である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の望遠鏡本体。
撮像光学系の焦点距離が上記のような範囲にある場合、本発明の効果がより顕著に発揮される。
(10) 上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の望遠鏡本体と、接眼光学系とを有することを特徴とする望遠鏡。
これにより、簡単な構成で、周囲の明るさの度合いにかかわらず、ピントが合った撮影画像を得ることができる望遠鏡を提供することができる。
本発明によれば、簡単な構成で、周囲の明るさの度合いにかかわらず、ピントが合った撮影画像を得ることができる望遠鏡本体および望遠鏡を提供することができる。
以下、本発明の望遠鏡本体および望遠鏡を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の望遠鏡本体を地上望遠鏡本体に適用した場合の実施形態を示す斜め前方から見た斜視図、図2は、図1に示す地上望遠鏡本体を斜め後方から見た斜視図、図3は、図1に示す地上望遠鏡本体の断面側面図、図4は、本発明の地上望遠鏡の光学系を示す斜視図、図5は、プリズムユニットを図3と反対側から見た側面図、図6は、図1に示す地上望遠鏡本体のブロック図である。
これらの図に示す本発明の地上望遠鏡本体1は、アイピース2と組み合わせることにより、地上望遠鏡(スポッティングスコープ)10を構成するものである。地上望遠鏡10は、例えば野鳥観察などの目的に好適に用いることができる。
図1に示すように、地上望遠鏡本体1は、対物光学系11を内蔵した鏡筒12と、鏡筒12の基端側に設けられた筐体13とを有している。筐体13の正面側上方には、ピント操作部材としてのピントリング32が回転可能に設置されている。
さらに、筐体13の正面側上方には、周囲の明るさ(照度)を検出する明るさ検出手段としての明るさセンサー71が設置されている。明るさセンサー71は、対物光学系11を通らない外部の光を受光し、この受光光を受光素子で光電変換して、周囲の明るさに応じた信号を出力する。
図2に示すように、筐体13の背面側には、アイピース2を着脱自在に装着可能な円筒状のアイピース取付口14と、ディスプレイ15と、各種の操作スイッチ類4とが設置されている。
アイピース取付口14には、図4に示すような、接眼光学系21を内蔵したアイピース2を着脱自在に装着することができる。アイピース2を焦点距離の異なる他のアイピースに交換することにより、地上望遠鏡10の倍率を変更することができる。また、アイピース取付口14には、可変焦点式(ズームタイプ)のアイピースを装着することもできる。
図示の構成では、アイピース取付口14に装着されたアイピース2の光軸が対物光学系11の光軸に対し上向きに所定角度傾斜するアングルタイプの地上望遠鏡となっているが、これに限らず、本発明は、両者が平行とされたストレートタイプのものにも適用することができる。
また、本実施形態の地上望遠鏡10は、アイピース2が地上望遠鏡本体1から着脱自在で交換可能なものであるが、本発明では、これに限らず、アイピースが一体化していて交換できないものであってもよい。
ディスプレイ15は、例えば液晶表示素子などで構成されている。ディスプレイ15には、メニュー画面、各種モードの設定画面や、後述するCCD(Charge Coupled Device)撮像素子16で撮像した画像などを表示することができる。
操作スイッチ類4としては、電源のON/OFFを切り替えるメインスイッチ41と、レリーズボタン42と、メニューキー43と、ディスプレイ15のON/OFFを切り替えるディスプレイキー44と、ディスプレイ15に表示されるカーソル等を移動させる上方向キー451、下方向キー452、左方向キー453および右方向キー454からなる4方向キー45と、選択した内容を確定するOKボタン46とが設けられている。
図3に示すように、鏡筒12の先端付近には、対物光学系11が設置されている。また、筐体13内には、フォーカスレンズ(焦点調節レンズ)31が対物光学系11と同軸上に設置されている。フォーカスレンズ31は、ピントリング32を回転操作することによって光軸方向に移動し、これによりピント合わせを行うことができる。ピントリング32の回転運動をフォーカスレンズ31の直進運動に変換するフォーカスレンズ移動機構33(図示せず)としては、例えば円筒カム機構や送りねじ機構などを用いることができる。フォーカスレンズ31と、ピントリング32と、フォーカスレンズ移動機構33とで、合焦手段3が構成される。
筐体13内におけるフォーカスレンズ31の後方には、プリズムユニット5が設置されている。プリズムユニット5は、第1の直角プリズム51と、第2の直角プリズム52と、第3の直角プリズム53と、第4の直角プリズム54と、プリズム55とを有している。
第1の直角プリズム51の短辺側の面と第2の直角プリズム52の長辺側の面とは接合されており、この接合面がビームスプリッター56を構成している。また、図4に示すように、プリズム55には、接眼光学系21(アイピース取付口14)へ向かう光が出射する出射面551が設けられている。
図3に示すように、対物光学系11およびフォーカスレンズ31を経た光は、まず、第1の直角プリズム51へ入射する。この光の光路Lは、ビームスプリッター56にて、接眼光学系21へ向かう第1光路Lと、CCD撮像素子16へ向かう第2光路Lとに分岐する。
接眼光学系21へ向かう第1光路Lは、ビームスプリッター56での反射と、第1の直角プリズム51の他方の短辺側の面での反射とにより、180°向きが変わる。図5に示すように、第1光路Lは、第3の直角プリズム53にて2回反射して再度180°向きが変わり、さらにプリズム55にて2回反射することにより上向きに傾斜し、出射面551より出射して接眼光学系21へ向かうように構成されている。
第1の直角プリズム51と第3の直角プリズム53とは、正立光学系(ポロプリズム)を構成する。これにより、アイピース2において正立像を観察することができる。
図3に示すように、CCD撮像素子16へ向かう第2光路Lは、ビームスプリッター56を透過して第4の直角プリズム54内へ進み、第4の直角プリズム54にて2回反射することにより180°向きが変わって前方へ進む。
筐体13内には、さらに、CCD撮像素子16と、光学フィルターユニット17と、縮小光学系18とが設置されている。
CCD撮像素子16は、第2光路Lに沿って進んだ光を受光する位置に配置されており、対物光学系11およびフォーカスレンズ31により得られた像を撮像可能になっている。これにより、地上望遠鏡10では、アイピース2での観察像と同じ電子画像をCCD撮像素子16によって撮影することができる。なお、撮像素子としては、CCD撮像素子16に限らず、例えばCMOSセンサー等を用いてもよい。
光学フィルターユニット17は、CCD撮像素子16の受光面161側に重ねて設置されている。この光学フィルターユニット17は、光学ローパスフィルターと、赤外線カットフィルターとが積層されてなるものである。光学ローパスフィルターは、被写体光の空間周波数の中から、CCD撮像素子16の画素間隔で決まる標本化空間周波数に近い空間周波数成分を低減させるものである。光学ローパスフィルターを設けたことにより、偽色(モアレ)が生じるのを防止することができる。
また、赤外線カットフィルターは、赤外波長成分を除去するものである。赤外線カットフィルターを設置したことにより、CCD撮像素子16が人間の目に見えない赤外光を受光してしまうのを防止することができる。この赤外線カットフィルターとしては、例えば図8に示すような分光透過率特性のものを用いることができる。
第4の直角プリズム54と、CCD撮像素子16および光学フィルターユニット17との間には、縮小光学系18が設置されている。フォーカスレンズ31からの、第2光路Lを通った光束は、縮小光学系18によってCCD撮像素子16のサイズに合うように縮小され、CCD撮像素子16の受光面161上に結像する。
以上説明したように、地上望遠鏡本体1では、対物光学系11を含む対物光学系11からCCD撮像素子16の受光面161までの間に配置された光学系全系、すなわち、対物光学系11、フォーカスレンズ31、ビームスプリッター56、縮小光学系18および光学フィルターユニット17によって、CCD撮像素子16に対する撮像光学系が構成される。
この撮像光学系の焦点距離は、35mmフィルム判換算で800mm以上であるのが好ましい。ここで、35mmフィルム判換算の焦点距離とは、CCD撮像素子16の有効受光面を35mm銀塩フィルムカメラのフィルム露光面(36mm×24mm)の面積に拡大したとき、その拡大受光面に同じ画角で被写体像を結像させるような焦点距離を言う。
また、この撮像光学系の焦点距離の上限は特にないが、実際に実用されると想定される本発明の望遠鏡における撮像光学系の焦点距離としては、35mmフィルム判換算で20000mm以下程度である。
縮小光学系18は、その光軸方向へ移動可能に設置されており、縮小光学系駆動機構19の駆動により縮小光学系18が光軸方向へ移動するように構成されている(図6参照)。本実施形態における縮小光学系駆動機構19は、その詳細な図示を省略するが、送りねじとこれを回転させるステッピングモータとを用いて縮小光学系18を直進駆動する構造になっている。縮小光学系駆動機構19の作動は、縮小光学系駆動コントローラ(制御手段)68により制御される。
縮小光学系18が光軸方向に移動すると、対物光学系11およびフォーカスレンズ31を介して形成される被写体像の結像位置がCCD撮像素子16の受光面161に対して光軸方向に移動する。すなわち、縮小光学系18は、撮像素子16の受光面161上における被写体像の合焦状態を調節するCCD撮像素子16用の焦点調節光学系として機能する。また、縮小光学系駆動機構19は、被写体像の結像位置を受光面161に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段として機能する。
なお、本発明におけるフォーカス駆動手段としては、上記の構成に限らず、CCD撮像素子16を光軸方向に移動することによって被写体像の結像位置を受光面161に対し相対的に移動させるように構成されたものでもよい。本実施形態においては、構成の簡単化を優先し、縮小光学系18を移動させて焦点調節を行うようにしている。
縮小光学系18に対しては、縮小光学系18が基準位置Psにあるのを検出する位置センサ69が設けられている。位置センサ69の出力信号は、縮小光学系駆動コントローラ68に入力される。縮小光学系18が基準位置Psにあるとき、受光面161は、アイピース2の視野枠22(予定焦点位置)と光学的に等価な位置に位置する。
図6に示すように、地上望遠鏡本体1は、電気的回路構成として、CPU(Central Processing Unit)60と、DSP(Digital Signal Processor)61と、記憶手段としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)62と、撮像信号処理回路63と、タイミングジェネレータ64と、画像データ圧縮回路65と、メモリインターフェース66と、記憶手段としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)67とを有している。また、筐体13内には、メモリーカード(記録媒体)100を装填可能なスロット(図示せず)が設けられている。
CPU60は、予め記憶されたプログラムや操作スイッチ類4からの入力信号に基づいて地上望遠鏡本体1を統括的に制御する制御手段であり、撮影制御、縮小光学系駆動コントローラ68に対する制御等の各種動作制御を行う。
DSP61は、CCD撮像素子16の駆動制御およびCCD撮像素子16からの画素信号から画像データを生成する画像生成手段として機能したり、画像データの圧縮処理やメモリーカード100への画像データ記録処理など、画像処理および画像記録の処理動作を統括して制御する制御手段として機能したりするプロセッサであり、CPU60と接続され相互に通信して制御の連携が可能な構成となっている。
SDRAM62には、画像データ生成等の作業を行う作業領域や、ディスプレイ15用領域等が予め定められている。
タイミングジェネレータ64は、DSP61の制御に基づき、CCD撮像素子16、撮像信号処理回路63および縮小光学系駆動コントローラ68に対してサンプルパルスなどを出力し、これらの動作制御を行う。
ディスプレイ15には、次のようにして、アイピース2から覗く観察像と同様の、CCD撮像素子16で撮像したリアルタイムの画像をライブビュー表示(モニター表示)することができる。CCD撮像素子16の受光面161上に結像した被写体像は、光電変換されて電荷データとなり、この電荷データ(信号)は、ライブビュー画像データ作成のため、CCD撮像素子16から所定画素分ずつ間引かれて順次読み出され、撮像信号処理回路63にて相関二重サンプリング(CDS)、自動利得制御(AGC)およびアナログ−デジタル変換がなされた後、DSP61へ入力される。DSP61においては、入力された信号に対して所定のカラープロセス処理やγ補正等の信号処理が施され、ライブビュー画像データ(輝度信号データY、二つの色差信号データCr、Cb)が生成される。このライブビュー画像データは、ディスプレイ15の表示画素数に対応して、CCD撮像素子16の有効画素数よりも少ない画素数(間引きしたデータ数)の画像データであり、このライブビュー画像データに基づいてディスプレイ15の表示がなされる。ライブビュー画像データの生成処理は、CCD撮像素子16の読み出しとともに周期的に更新され、ディスプレイ15上では、リアルタイムの動画として表示される。
このような地上望遠鏡10の使用者は、アイピース2を覗いて観察を行う際、観察対象物までの距離に応じてピントリング32を操作することにより、観察像のピントを合わせることができる。このとき、観察像の結像位置(空中像)が視野枠22の位置に来たときにアイピース2から覗いた観察像のピントが合うと認識できるように設計されている。別言すると、使用者は、視野枠22の位置(予定焦点位置)に形成される像が明瞭に見えるように、ピントリング32を回してピント合わせを行うように設計されている。
そして、使用者は、撮影・記録しておきたい観察像に出会った場合、レリーズボタン42を操作して撮影を行うことにより、その観察像と同じ電子画像を撮影・記録することができる。前述したように、縮小光学系18が基準位置PsにあるときのCCD撮像素子16の受光面161は視野枠22の位置(予定焦点位置)と光学的に等価な位置にあるので、この状態ではCCD撮像素子16の受光面161上でも被写体像が結像しており、ピントの合った画像を撮影することができる。
しかしながら、従来のデジタル撮影機能付き望遠鏡では、夜間など、周囲が暗い状態で撮影した場合には、撮影画像のピントがずれ、ボケた画像になるという問題があった。本発明者は、この問題が以下に述べるような原因によるものであることを見出した。
撮像光学系を介して形成される被写体像には縦色収差があることから、被写体像の結像位置は光の波長によって光軸方向に異なる位置になる。縦色収差は焦点距離に比例するので、地上望遠鏡10のような長焦点光学系においては、光の波長の違いよる、被写体像の結像位置のずれが大きい。
一方、人間の目は一定のエネルギーの光を当てた場合であっても波長によって明るさの感じ方(視感度)が異なり、図8に示す明順応比視感度(明所視の比視感度)特性から分かるように、周囲が明るい場合には、波長が555nm付近の光に対して最も感度が高く、よって、人間の目には波長が555nm付近の光が最もよく見える。したがって、周囲が明るい場合、使用者がピントリング32を操作してアイピース2からの観察像のピント合わせをした場合、被写体像のうちの波長が555nm付近の光に対応する色の被写体についての結像位置が視野枠22の位置に合った状態のときに、使用者は観察像のピントが合ったものと認識する。
また、上記の視感度特性は周囲の明るさによって変化し、周囲が暗い場合には、図8に示す暗順応比視感度(暗所視の比視感度)特性のようになる。この場合には、波長が507nm付近の光に対して最も感度が高く、よって、人間の目には波長が507nm付近の光が最もよく見える。したがって、周囲が暗い場合、使用者がピントリング32を操作してアイピース2からの観察像のピント合わせをした場合、被写体像のうちの波長が507nm付近の光に対応する色の被写体についての結像位置が視野枠22の位置に合った状態のときに、使用者は観察像のピントが合ったものと認識する。
このように、同じ距離にある観察対象物を観察したときであっても、周囲が明るい場合と暗い場合とでは、使用者が観察像のピントが合ったものと認識したときのフォーカスレンズ31の位置が異なる。このため、従来のデジタル撮影機能付き望遠鏡では、周囲が明るい場合のフォーカスレンズ31の位置のときに被写体像がCCD撮像素子16の受光面161上に合焦するように設計されているので、周囲が暗かった場合には、フォーカスレンズ31の位置の違いによって受光面161上での被写体像のピントがずれ、撮影画像がボケてしまう。
以上のような原因によって夜間撮影時の撮影画像のピンボケが生じることを見出した本発明者は、この問題を解決するために鋭意研究を続けた結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の地上望遠鏡本体1は、前述した明るさセンサー71によって周囲の明るさを検出し、検出された明るさに基づいて周囲が明るいときには縮小光学系駆動機構19による縮小光学系18の駆動位置を基準位置Psとし、暗いときには基準位置Psから所定量DDだけ縮小光学系18をCCD撮像素子16に近づけた補正位置Pcへ移動することにより、周囲の明るさの度合いにかかわらず、ピントが正確に合った撮影画像を得ることができる。
ここで、上記所定量DDは、視感度特性が図8に示す明順応比視感度特性のようになるときと暗順応比視感度特性のようになるときとでの、フォーカスレンズ31の位置の違いによる被写体像の結像位置のずれを補正するような量として、撮像光学系の縦色収差特性等に基づき予め算出・決定される。
以下、上述した本発明の特徴点を含め、地上望遠鏡本体1の制御動作について詳細に説明する。
図7は、本発明の地上望遠鏡におけるメイン制御動作を示すフローチャートである。電源オフ状態からメインスイッチ41が押されてオンすると(図7中のステップS001)、CPU60が起動して各種設定値の読み込みを行う。
CPU60は、縮小光学系18を基準位置Psから補正位置Pcへシフト駆動したか否かをフラグF_Dを用いて管理しており、F_D=0はシフト駆動の非実行すなわち縮小光学系18が基準位置Psにあることを示し、F_D=1はシフト駆動が実行されたこと、すなわち縮小光学系18が補正位置Pcにあることを示す。電源オン後の初期値は、F_D=0とされる(ステップS002)。
次いで、CPU60は、縮小光学系駆動コントローラ68を介して縮小光学系駆動機構19を駆動制御することにより、縮小光学系18を基準位置Psに移動させ(ステップS003)、初期化する。
なお、CPU60は、縮小光学系18を移動させたとき、その駆動方向Kおよび駆動量Δを管理することにより、縮小光学系18の絶対位置(現在位置)Pを把握する。駆動方向Kは、所定方向(例えばCCD撮像素子16に近づく方向)をプラス(+)、その反対の方向をマイナス(−)の符合として、管理する。駆動量Δは、縮小光学系駆動機構19のステッピングモータに対する駆動パルス数で管理する。
なお、縮小光学系駆動機構19は、1駆動パルスの入力で、縮小光学系18を前記撮像光学系の焦点深度の半分の長さだけ移動させるものとして設計されている。例えば、撮像光学系の焦点深度が12μmだとすると、縮小光学系駆動機構19への1駆動パルスの入力で縮小光学系18は6μm移動し、縮小光学系18を焦点深度分の距離だけ駆動するには、2駆動パルスを必要とする。
レリーズボタン42が半押しされて測光スイッチ421がオンすると(ステップS004)、CPU60は、明るさセンサー71の出力信号を取り込み(ステップS005)、明るさセンサー71の出力信号で示される輝度が所定のしきい値Bthより大きいか否かを判断する(ステップS006)。しきい値Bthは、周囲の明るさが、視感度特性が図8に示す明順応比視感度特性のようになる範囲と暗順応比視感度特性のようになる範囲との境界の明るさ(ほぼ10−2ルクス程度)であるときの明るさセンサー71の出力値に対応している。すなわち、輝度>Bthである場合には、視感度特性は明順応比視感度特性となり、輝度≦Bthである場合には、視感度特性は暗順応比視感度特性となる。
ステップS006で輝度>Bthである場合には、CPU60は、F_D=0すなわち縮小光学系18が基準位置Psにあるのを確認した後(ステップS007)、CCD撮像素子16の出力信号に基づいて露出演算(ステップS008)を行う。さらにレリーズボタン42が全押しされてレリーズスイッチ422がオンすると(ステップS009)、CPU60は、DSP61へ本露光動作を指示する。本露光指令を受けたDSP61は、CCD撮像素子16の不要電荷掃き出し制御や露出制御(電荷蓄積時間制御)を行った後、前記と同様に撮像信号処理回路63を介し、CCD撮像素子16から画素間引きせずに電荷データを読み出し、SDRAM62に一旦保持する。そして、DSP61は、SDRAM62から読み出した電荷データに対し所定の信号処理を施すことにより、画素データ数の多い記録用静止原画像データを生成する(ステップS010)。
さらに、DSP61は、生成された記録用静止原画像データから画素データ間引き処理をして、表示用静止画像のスクリーンネイル(例えば640×480画素)を生成し、一定時間、ディスプレイ15に表示させる(ステップS011)。また、DSP61は、生成された記録用静止原画像データに画像データ圧縮回路65にて画像データ圧縮処理を施し、これにより得られた例えばJPEG、TIFF等の所定のフォーマットの圧縮画像データをメモリインターフェース66を介して出力して、メモリーカード100に記録する(ステップS012)。
なお、ステップS007においてF_D=1だった場合、すなわち、前回撮影時に縮小光学系18が補正位置Pcへ駆動されていた場合には、F_D=0にフラグの値を変更するとともに(ステップS013)、縮小光学系18を補正位置Pcから所定量DDだけ逆方向に駆動して、縮小光学系18を基準位置Psへ戻した後(ステップS014)、上記ステップS008〜S012を行う。
以上のようにして、周囲が明るい場合には、縮小光学系18が基準位置Psにある状態で撮影することにより、ピントが合った撮影画像が得られる。
これに対し、ステップS006において明るさセンサー71から得られた輝度がしきい値Bth以下(輝度≦Bth)である場合には、使用者の視感度特性は暗順応比視感度特性となるので、使用者がアイピース2から覗いた観察像のピントを合わせたときのフォーカスレンズ31の位置は、周囲が明るいときに比べてずれている。よって、この場合には、縮小光学系18を補正位置Pcに位置させた状態で撮影することにより、ピントが合った撮影画像が得られる。したがって、CPU60は、F_D=1であるか否かを判断し(ステップS015)、F_D=1でない場合にはF_D=1にフラグの値を変更するとともに(ステップS016)、縮小光学系18を基準位置Psから所定量DDだけ正方向に駆動して補正位置Pcへ移動させた後(ステップS017)、上記ステップS008〜S012を行う。また、ステップS015でF_D=1だった場合、すなわち、前回撮影時に縮小光学系18が補正位置Pcへ駆動されており、縮小光学系18がすでに補正位置Pcにある場合には、そのまま続けて上記ステップS008〜S012を行う。
使用者が観察および撮影を終えて、メインスイッチ41が再度押してオフした場合には、CPU60は電源オフ状態となる(ステップS018)。
なお、縮小光学系18の駆動は、レリーズスイッチ422がオンした後に行ってもよいが、本実施形態のように測光スイッチ421のオンを契機として行うのが好ましい。これにより、レリーズボタン42が全押しされてから実際に撮影がなされるまでのレリーズタイムラグを短くすることができ、シャッターチャンスを逃さずに撮影することができる。
また、本実施形態では、明るさ検出手段として、対物光学系11を通らない外部の光を受光・検出する明るさセンサー71を用いたが、これにより、簡易な構成となり、またビームスプリッタなどで光量を減らすことがない、という利点がある。
また、図6に示すように、本発明では、明るさ検出手段としては、明るさセンサー71に代えて、対物光学系11を通って入射した光の一部を受光・検出する明るさセンサー72を用いてもよい。このような明るさセンサー72を用いた場合には、より撮影画像に近い明るさを得ることができる、という利点がある。なお、この場合の明るさセンサー72の設置個所は対物光学系11を通って入射した光の一部を受光できる場所であればいかなる場所でもよく、例えばプリズムユニット5の近傍に配置することができる。
また、本発明における明るさ検出手段としては、独立の明るさセンサーを設けることなく、撮像素子の出力信号を利用し、この出力信号に所定の処理・演算を施すことによって明るさを検出するように構成してもよい。この場合には、部品点数を増やすことなく明るさ検出手段を構成することができるので、製造コストの低減が図れる。
また、上述した実施形態においては、明るさ検出手段の検出結果に基づいてフォーカス駆動手段の駆動位置を2段階に切り替えているが、駆動位置を3段階以上に切り替えたり、無段階に調整するように構成してもよい。
以上、本発明の望遠鏡本体および望遠鏡を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、望遠鏡本体および望遠鏡を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、上述した実施形態において本発明を地上望遠鏡に適用した場合について説明したが、本発明は、これに限らず、天体望遠鏡を含めた各種の望遠鏡に適用することができる。
本発明の望遠鏡本体を地上望遠鏡本体に適用した場合の実施形態を示す斜め前方から見た斜視図である。 図1に示す地上望遠鏡本体を斜め後方から見た斜視図である。 図1に示す地上望遠鏡本体の断面側面図である。 本発明の地上望遠鏡の光学系を示す斜視図である。 プリズムユニットを図3と反対側から見た側面図である。 図1に示す地上望遠鏡本体のブロック図である。 本発明の地上望遠鏡におけるメイン制御動作を示すフローチャートである。 分光透過率特性および分光感度特性を示すグラフである。
符号の説明
1 地上望遠鏡本体
10 地上望遠鏡
11 対物光学系
12 鏡筒
13 筐体
14 アイピース取付口
15 ディスプレイ
16 CCD撮像素子
161 受光面
17 光学フィルターユニット
18 縮小光学系
19 縮小光学系駆動機構
2 アイピース
21 接眼光学系
22 視野枠
3 合焦手段
31 フォーカスレンズ
32 ピントリング
33 フォーカスレンズ移動機構
4 操作スイッチ類
41 メインスイッチ
42 レリーズボタン
421 測光スイッチ
422 レリーズスイッチ
43 メニューキー
44 ディスプレイキー
45 4方向キー
451 上方向キー
452 下方向キー
453 左方向キー
454 右方向キー
46 OKボタン
5 プリズムユニット
51 第1の直角プリズム
52 第2の直角プリズム
53 第3の直角プリズム
54 第4の直角プリズム
55 プリズム
56 ビームスプリッター
60 CPU
61 DSP
62 SDRAM
63 撮像信号処理回路
64 タイミングジェネレータ
65 画像データ圧縮回路
66 メモリインターフェース
67 EEPROM
68 縮小光学系駆動コントローラ
69 位置センサ
71、72 明るさセンサー
100 メモリーカード
光路
第1光路
第2光路
S001〜S018 ステップ

Claims (10)

  1. 対物光学系と、
    ピント合わせを行う際に操作するピント操作部材と、前記ピント操作部材の操作によって光軸方向に移動するフォーカスレンズとを有する合焦手段と、
    前記対物光学系および前記フォーカスレンズを介して形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記フォーカスレンズを経た光路を、接眼光学系へ向かう第1光路と前記撮像素子へ向かう第2光路とに分岐させるビームスプリッターと、
    前記被写体像の結像位置を前記撮像素子の受光面に対し光軸方向に相対的に移動させるフォーカス駆動手段と、
    周囲の明るさを検出する明るさ検出手段と、
    前記明るさ検出手段により検出された明るさに基づいて前記フォーカス駆動手段の駆動位置を制御する制御手段とを備えることを特徴とする望遠鏡本体。
  2. 前記制御手段は、周囲の明るさに応じて視感度のピーク波長が変化することに起因して使用者が前記接眼光学系を介して観察する観察像のピントが合ったと認識したときの前記フォーカスレンズの位置が変化するのに対応して、前記被写体像が前記受光面上に合焦するように前記フォーカス駆動手段の駆動位置を補正する請求項1に記載の望遠鏡本体。
  3. 前記制御手段は、前記明るさ検出手段により検出された明るさが所定のしきい値より大きい場合と小さい場合とで、前記フォーカス駆動手段の駆動位置を変更する請求項1または2に記載の望遠鏡本体。
  4. 前記明るさ検出手段は、受光した光を光電変換する受光素子を有し、該受光素子は、前記対物光学系を通って入射した光の一部を受光する位置に設置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の望遠鏡本体。
  5. 前記明るさ検出手段は、受光した光を光電変換する受光素子を有し、該受光素子は、前記対物光学系を通らない外部の光を受光する位置に設置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の望遠鏡本体。
  6. 前記明るさ検出手段は、前記撮像素子の出力信号を利用して明るさを検出するものである請求項1ないし3のいずれかに記載の望遠鏡本体。
  7. 前記第2光路に配置された焦点調節光学系をさらに備える請求項1ないし6のいずれかに記載の望遠鏡本体。
  8. 前記フォーカス駆動手段は、前記撮像素子に対し前記焦点調節光学系を相対的に光軸方向に移動させるものである請求項7に記載の望遠鏡本体。
  9. 前記対物光学系を含む前記対物光学系から前記撮像素子の受光面までの間に配置された光学系全系で前記撮像素子の撮像光学系が構成され、この撮像光学系の焦点距離が、35mmフィルム判換算で800mm以上である請求項1ないし8のいずれかに記載の望遠鏡本体。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の望遠鏡本体と、接眼光学系とを有することを特徴とする望遠鏡。
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