JP2000182889A - 積層セラミック電子部品の製造方法、これに用いるインキジェット用インキおよびその製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法、これに用いるインキジェット用インキおよびその製造方法

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JP2000182889A
JP2000182889A JP35751098A JP35751098A JP2000182889A JP 2000182889 A JP2000182889 A JP 2000182889A JP 35751098 A JP35751098 A JP 35751098A JP 35751098 A JP35751098 A JP 35751098A JP 2000182889 A JP2000182889 A JP 2000182889A
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ceramic
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ceramic green
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Keiichi Nakao
恵一 中尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック生シートが薄くなっても品質の向
上した積層セラミック電子部品の製造方法、これに用い
るインキジェット用インキおよびその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。 【解決手段】 ベースフィルム60に固着して設けられ
たセラミック生シート61から、このベースフィルム6
0を剥離し、剥離されたセラミック生シート61のベー
スフィルム面62にインキジェット装置71によりイン
キパターン81を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる積層セラミックコンデンサや積層圧電素子等の
積層セラミック電子部品の製造方法、これに用いるイン
キジェット用インキおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の積層セラミック電子部品の製造方
法は、特開昭58−50795号公報に、セラミック生
シート上にインキジェット方法により直接電極パターン
を形成するものが開示されている。
【0003】また、特開平9−219339号公報に
は、電極パターンの凹凸を吸収するためにセラミック生
シートの上面にインキジェット方法により段差解消用の
セラミックパターンを形成するものが開示されている。
【0004】以下、従来の積層セラミック電子部品の製
造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0005】図14〜図16は従来の積層セラミック電
子部品の製造方法の要部であるセラミック生シート形成
を説明する図である。
【0006】まず、図14に示すように、ベースフィル
ム1上にセラミック粉2を充填してなるセラミックスラ
リー3をコータヘッド11により所定の厚みに調整し、
乾燥機12内に送り出す。この際、乾燥機12内でセラ
ミックスラリー3から溶剤成分4が蒸発する。
【0007】次に、乾燥機12内を通過すると、図15
に示すように、ベースフィルム1に固着されたセラミッ
ク生シート21が形成される。このセラミック生シート
21は、ベースフィルム1と接するベースフィルム面2
2と対向する乾燥面23に、溶剤成分4(本図では、図
示せず)の乾燥に伴う微細な穴、窪みおよび隙間による
凹凸の面が形成される。
【0008】次に、図16に示すように、セラミック生
シート21の乾燥面23に向かってインキジェット装置
31からインキ滴41を塗出して所望のインキパターン
51を形成するものである。この際、インキ滴41は、
セラミック生シート21の乾燥面23に着地すると、イ
ンキ中の溶剤成分の一部がセラミック生シート21の内
部に吸収する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のインキジェット
方法により形成されるインキパターン51はベースフィ
ルム1に固着されたセラミック生シート21の凹凸を有
する乾燥面23に形成するため、セラミック生シート2
1が薄くなった場合、ショート等による不良が発生する
という課題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、セラミック生シートが薄くなっても品質の向上した
積層セラミック電子部品の製造方法、これに用いるイン
キジェット用インキおよびその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ベースフィル
ムに固着して設けられたセラミック生シートから、この
ベースフィルムを剥離し、剥離された前記セラミック生
シートのベースフィルム面にインキジェット方法により
所定のインキパターンを形成するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ベースフィルムに固着して設けられたセラミック生
シートから、このベースフィルムを剥離する工程と、剥
離された前記セラミック生シートのベースフィルム面に
インキジェットにより所定のインキパターンを形成する
工程とを複数回繰り返した後、このインキパターンを形
成した前記セラミック生シートを複数枚積層してセラミ
ック生積層体を形成し、所定形状に切断し、焼成し、そ
の後外部電極を形成するもので、被印刷体に染み込みや
すい低粘度や含有量溶剤の高い電極インキやセラミック
インキであっても、インキや溶剤の染み込み等による不
良が抑えられるので、生産性が向上するという作用を有
するものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、少なくと
も内部に内部電極を有する内部電極付セラミック生積層
体の表面に、ベースフィルムに固着されたセラミック生
シートの乾燥面を圧着し、このセラミック生シートから
前記ベースフィルムを剥離し、剥離された前記セラミッ
ク生シートのベースフィルム面にインキジェットにより
所定のインキパターンを形成する工程とを複数回繰り返
した後、所定形状に切断し、焼成し、その後外部電極を
形成するもので、被印刷体に染み込みやすい低粘度や含
有量溶剤の高い電極インキやセラミックインキであって
も、インキや溶剤の染み込み等による不良が抑えられる
ので、生産性が向上するという作用を有するものであ
る。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、パレット
上に少なくとも内部に内部電極を有する内部電極付セラ
ミック生積層体を形成し、この内部電極付セラミック生
積層体の前記パレットと接する面と反対側の面の表面
に、ベースフィルムに固着されたセラミック生シートの
乾燥面と接するように圧着し、このセラミック生シート
を圧着した内部電極付セラミック生積層体から前記ベー
スフィルムを剥離し、剥離された前記セラミック生シー
トのベースフィルム面にインキジェットにより所定のイ
ンキパターンを形成する工程とを1回または複数回繰り
返して第1の内部電極付セラミック生積層体を複数形成
した後、この第1の内部電極付セラミック生積層体を複
数積層して第2の内部電極付セラミック生積層体を形成
し、所定形状に切断、焼成し、その後外部電極を形成す
るもので、内パレットに固定した状態で各工程を進める
ことができるのでインキの乾燥や硬化の速度の違いを生
産技術的に吸収でき生産設備の変更および改善が容易に
できるという作用を有するものである。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、上面に凹
凸面を有するとともに少なくとも内部に内部電極を有す
る内部電極付セラミック生積層体に、この内部電極付セ
ラミック生積層体の凹凸面を埋める補助パターン修正部
を有するベースフィルムに固着された補助パターン修正
部付セラミック生シートを圧着し、この補助パターン付
セラミック生シートを有する内部電極付セラミック生積
層体から前記ベースフィルムを剥離し、剥離された前記
セラミック生シートのベースフィルム面にインキジェッ
トにより所定のインキパターンを形成する工程と、所定
形状に切断・焼成し、その後外部電極を形成するもの
で、積層時のセラミック生シートの段差を解消できると
いう作用を有するものである。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、上面に凹
凸面を有するとともに少なくとも内部に内部電極を有す
る内部電極付セラミック生積層体に、この内部電極付セ
ラミック生積層体の凹凸面を埋める補助パターン修正部
のみを固着したベースフィルムを圧着し、この補助パタ
ーン修正部付ベースフィルムから前記ベースフィルムを
剥離し、この剥離された面にインキジェットにより所定
のインキパターンを形成する工程と、所定形状に切断・
焼成し、その後外部電極を形成するもので、内蔵された
電極に起因する凹凸の発生を防止できるという作用を有
するものである。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
〜5の何れか一つに記載の剥離されたセラミック生シー
トのベースフィルム面にインキジェット方法により所定
のインキパターンを形成する工程は、前記セラミック生
シートのベースフィルム上にインキジェットにより異な
るインキを用いて所定の複数のインキパターンを形成す
る工程とからなるもので、セラミック生シートの上面に
発生する凹凸を防止できるという作用を有するものであ
る。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
〜5の何れか一つに記載の剥離されたセラミック生シー
トのベースフィルム面にインキジェットにより所定のイ
ンキパターンを形成する工程は、前記セラミック生シー
トのベースフィルム上にインキジェットにより所定の第
1のインキパターンを形成した後、この第1のインキパ
ターンを覆うように前記セラミック生シートのベースフ
ィルム上にインキジェットにより第2のインキパターン
を形成する工程とからなるもので、セラミック生シート
の上面の凹凸の発生を防止できるという作用を有するも
のである。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
〜5の何れか一つに記載のインキパターンを形成したセ
ラミック生シートを複数枚積層してセラミック生積層体
を形成する工程は、パレットの上面にインキパターンを
形成したセラミック生シートを複数枚積層して複数の第
1のセラミック生積層体を形成した後、この第1のセラ
ミック生積層体を複数枚で積層して第2のセラミック生
積層体を形成する工程であるもので、生産性が向上する
という作用を有するものである。
【0020】また、請求項9に記載の発明は、有機溶剤
または水と、この有機溶剤または水に分散された平均粒
径0.001以上3μm以下で1以上60重量%以下の
金属粉末と、この金属粉末に分散された樹脂または分散
材とからなるもので、セラミック生シートの表面に必要
以上に染み込みにくいという作用を有するものである。
【0021】また、請求項10に記載の発明は、有機溶
剤または水と、この有機溶剤または水に分散された平均
粒径5μm以下で1以上60重量%以下のセラミック粉
末と、このセラミック粉末に分散された樹脂または分散
材とからなるもので、インキのセラミック生シート表面
に余分な染み込みを防止できるという作用を有するもの
である。
【0022】また、請求項11に記載の発明は、請求項
9または10記載の水溶性有機溶剤を含有してなるもの
で、各種粉体の濡れ性を分散媒側より改善できるためイ
ンキの分散安定性を高めることができるという作用を有
するものである。
【0023】また、請求項12に記載の発明は、請求項
9または10記載の熱、紫外線、電子線で硬化する硬化
性樹脂を0.1以上2000重量%以下含有してなるも
ので、インキの硬化時間を短縮できるという作用を有す
るものである。
【0024】また、請求項13に記載の発明は、少なく
とも有機溶剤または水に平均粒径0.001以上3μm
以下で1以上60重量%以下の金属粉末を混合して高圧
分散した後、分散混合してなるもので、極めて広い粒度
分布の金属粉末に高圧で分散することで必要量だけの分
散状態をより安価に得られるとともに、インキ吐出量を
安定化できるという作用を有するものである。
【0025】また、請求項14に記載の発明は、少なく
とも有機溶剤または水に平均粒径5μm以下で1以上6
0重量%以下のセラミック粉末を混合して高圧分散した
後、分散混合し、濾過してなるもので、従来の着色顔料
タイプのインキに代わり電気的特性を劣化させることな
く長時間安定した印字が可能となるという作用を有する
ものである。
【0026】また、請求項15に記載の発明は、少なく
とも有機溶剤または水に平均粒径0.001以上3μm
以下で1以上60重量%以下の金属粉末を混合してビー
ズミルで分散混合した後、濾過してなるもので、より安
価に製造できるという作用を有するものである。
【0027】また、請求項16に記載の発明は、少なく
とも有機溶剤または水に平均粒径5μm以下で1以上6
0重量%以下のセラミック粉末を混合してビーズミルで
分散混合した後、濾過してなるもので、より安価に製造
できるという作用を有するものである。
【0028】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0029】図1(a)は本発明の実施の形態1におけ
る積層セラミック電子部品の製造方法の要部であるセラ
ミック生シートにインキパターンを形成する工程を説明
する図、図1(b)は同要部であるセラミック生積層体
を形成する工程を説明する図である。
【0030】まず、従来の技術と同様の工程により、ベ
ースフィルムに固着したセラミック生シートを形成す
る。
【0031】次に、図1(a)に示すように、セラミッ
ク生シート61からベースフィルム60を剥離してベー
スフィルム面62を露出させる。このベースフィルム面
62の表面粗さは、このベースフィルム面62に接する
ベースフィルム60の表面粗さと同じ粗さに形成され、
乾燥面63と比較して極めて小さく、微細な穴、窪みお
よび隙間が無いものである。
【0032】次に、同図に示すように、このベースフィ
ルム面62に向かってインキジェット装置71によりイ
ンキ滴72を噴射して、ベースフィルム面62に付着さ
せ所望のインキパターン81を形成する。
【0033】次に、図1(b)に示すように、ベースフ
ィルム面62にインキパターン81を形成したセラミッ
ク生シート61を所望の枚数積層し、上から下に向かっ
てプレス装置91によりプレスして一体化し、セラミッ
ク生積層体を形成する。
【0034】最後に、このセラミック生積層体を所定形
状に切断、焼成した後、外部電極を形成して積層セラミ
ック電子部品を形成するものである。
【0035】以下に本実施の形態における積層セラミッ
ク電子部品と従来の技術で説明した積層セラミック電子
部品とを、積層セラミックコンデンサを例にとり比較す
る。
【0036】この比較に用いる積層セラミックコンデン
サは、以下の条件を用いたもので比較した。セラミック
生シートの厚みを20μmとし、セラミック生シートに
形成するインキパターンを電極インキパターンとし、セ
ラミック生シートの溶解や膨張を防止する複数種類の有
機溶剤を混合し、これにニッケル粉末を高度に分散させ
たインキを用いて形成するものである。形成したセラミ
ック生積層体を、1.1mm*0.6mmの形状となる
ように切断したものを用いた積層セラミックコンデンサ
である。
【0037】本実施の形態における積層セラミック電子
部品と従来の技術で説明した積層セラミック電子部品を
それぞれ積層セラミックコンデンサを形成して比較す
る。セラミック生シートの厚みを20μmとすると、従
来の技術のものは、セラミック生シートの乾燥面に電極
パターンを形成しているので、セラミック生積層体とす
る際に内部電極の凹凸により50枚しか積層できなかっ
た。歩留まりについて調べると、本実施の形態のものは
90%であったのに対して従来の技術で説明したものは
10%であった。また、セラミック生シートの厚みを1
00μmとすると歩留まりは、本実施の形態のものは9
5%であったのに対して従来の技術で説明したものは8
0%であった。さらに、セラミック生シートの表面をレ
ーザー式非接触表面粗さ計等で観察すると、乾燥面には
深さ10μm前後のマイクロクラックが多数検出できた
が、ベースフィルム面には殆どなかった。これは、ベー
スフィルム面にベースフィルムの柔らかい樹脂と接して
いるために、マイクロクラックを防止できたものであ
る。
【0038】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0039】図2は本発明の実施の形態2における積層
セラミック電子部品の製造方法の要部であるセラミック
生シートにインキパターンを形成する工程を説明する
図、図3は同要部であるセラミック生シートのベースフ
ィルム面に第1、第2のインキパターンを形成する工程
を説明する図、図4は同要部であるセラミック生積層体
を形成する工程を説明する図である。ここで、実施の形
態1と同様のものは同一符号を付し、詳細な説明は省略
する。
【0040】本実施の形態2と実施の形態1と相違する
点は、実施の形態1の「セラミック生シート61のベー
スフィルム面62に向かってインキジェット装置71に
よりインキ滴72を噴射して、ベースフィルム面62に
付着させ所望のインキパターン81を形成する工程」
を、「複数種類のインキを用いてセラミック生シートの
ベースフィルム面に向かってそれぞれのインキジェット
装置によりインキ滴を噴射して、ベースフィルム面に付
着させ所望のインキパターンを形成する」ものである。
【0041】この工程は、図2に示すように、セラミッ
ク生シート61からベースフィルム60を剥離してベー
スフィルム面62を露出させ、このベースフィルム面6
2に向かって第1、第2のインキジェット装置73,7
4により第1、第2のインキ滴75,76を噴射して、
ベースフィルム面62に付着させ所望の第1、第2のイ
ンキパターン82,83を形成する。この際、第1、第
2のインキジェット装置73,74に挿入される第1、
第2のインキ滴75,76は、インキがそれぞれ異なる
ものである。この第1のインキ滴75によりベースフィ
ルム面62に形成される第1のインキパターン82は、
内部電極となる電極パターンである。また、第2のイン
キ滴76によりベースフィルム面62に形成される第2
のインキパターン83は、第1のインキパターン82と
反転するパターンで、第1、第2のインキパターン8
2,83を有するセラミック生シート61を積層してセ
ラミック生シートを形成する際の凹凸を防ぐ補助パター
ンである。この工程をさらに詳述すると、図3に示すよ
うに、セラミック生シート61のベースフィルム面62
に矢印の通りに第1、第2のインキジェット装置73,
74を第1、第2のインキ滴75,76(本図では、図
示せず。)を噴射させながら移動すると、電極パターン
である第1のインキパターン82と、この第1のインキ
パターン82を有していないベースフィルム面62に補
助パターンである第2のパターンが形成できる。
【0042】次に、図4に示すように、ベースフィルム
面62に第1、第2のインキパターン82,83を形成
したセラミック生シート61を所望の枚数積層し、上か
ら下に向かってプレス装置91によりプレスして一体化
し、セラミック生積層体を形成し、このセラミック生積
層体を所定形状に切断、焼成した後、外部電極を形成し
て積層セラミック電子部品を形成するものである。
【0043】本実施の形態における積層セラミック電子
部品と従来の技術で説明した積層セラミック電子部品を
それぞれ積層セラミックコンデンサを形成して比較す
る。ここで、従来の技術で説明した積層セラミックコン
デンサは、第2のインキパターンを形成しないものとす
る。セラミック生シートの厚みを20μmおよび50μ
m、積層枚数を300枚として歩留まりについて調べる
と、本実施の形態のものは90%であったのに対して従
来の技術で説明したものは5%であった。本実施の形態
の積層セラミックコンデンサは、第2のインキパターン
を形成しているため、セラミック生積層体の表面の凹凸
は発生しなかった。また、セラミック生シートの厚みを
100μmとして300枚積層すると歩留まりは、本実
施の形態のものは90%であったのに対して従来の技術
で説明したものは50%であった。
【0044】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0045】図5(a)は本発明の実施の形態3におけ
る積層セラミック電子部品の製造方法の要部であるセラ
ミック生積層体にセラミック生シートを圧着する工程を
説明する図、図5(b)は同要部であるセラミック生積
層体に圧着されたセラミック生シートの表面にインキパ
ターンを形成する工程を説明する図である。
【0046】まず、内部および上面に内部電極101を
有する内部電極付セラミック生積層体102の上面に、
ベースフィルム60に固着されたセラミック生シート6
1の乾燥面63と接するように配置し、上から下に向か
ってプレス装置91によりプレスして圧着する。
【0047】次に、図5(b)に示すように、内部電極
付セラミック生積層体102に圧着されたセラミック生
シート61からベースフィルム60を剥離してベースフ
ィルム面62を露出させる。その後、同図に示すよう
に、このベースフィルム面62に向かってインキジェッ
ト装置71によりインキ滴72を噴射して、ベースフィ
ルム面62に付着させ所望のインキパターン81を形成
する。
【0048】次に、前述した内部電極付セラミック生積
層体にセラミック生シートを圧着する工程と、インキパ
ターン81を形成する工程と、所望の回数繰り返して行
う。
【0049】最後に、このセラミック生積層体を所定形
状に切断、焼成した後、外部電極を形成して積層セラミ
ック電子部品を形成するものである。
【0050】本実施の形態3における積層セラミック電
子部品と従来の技術で説明した積層セラミック電子部品
をそれぞれ積層セラミックコンデンサを形成して比較す
る。セラミック生シートの厚みを20μmおよび50μ
m、積層枚数を300枚として歩留まりについて調べる
と、本実施の形態のものは90%であったのに対して従
来の技術で説明したものは5%であった。
【0051】本実施の形態3における製造方法を用いて
積層セラミック電子部品を製造すると、薄くて破れやす
いセラミック生シートを用いてもインキジェット方法に
より所定のインキパターンを高精度に形成できるもので
ある。
【0052】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0053】図6は本発明の実施の形態4における積層
セラミック電子部品の製造方法の要部であるセラミック
生積層体にインキパターンを形成する工程を説明する図
である。ここで、実施の形態2および実施の形態3と同
様のものは同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0054】本実施の形態4および実施の形態3と相違
する点は、実施の形態3の「ベースフィルム面62に向
かってインキジェット装置71によりインキ滴72を噴
射して、ベースフィルム面62に付着させ所望のインキ
パターン81を形成する工程」を、「複数種類のインキ
を用いてセラミック生シートのベースフィルム面に向か
ってそれぞれのインキジェット装置によりインキ滴を噴
射して、ベースフィルム面に付着させ所望のインキパタ
ーンを形成する」ものである。
【0055】この工程は、図6に示すように、パレット
111の上面に固定されたセラミック生シート61から
ベースフィルム60(本図では、図示せず)を剥離して
ベースフィルム面62を露出させ、このベースフィルム
面62に向かって第1、第2のインキジェット装置7
3,74により第1、第2のインキ滴75,76を噴射
して、ベースフィルム面62の付着させ所望の第1、第
2のインキパターン82,83を形成する。この際、第
1、第2のインキジェット装置73,74に挿入される
第1、第2のインキ滴75,76は、インキの種類がそ
れぞれ異なるものである。この第1のインキ滴75によ
りベースフィルム面62に形成される第1のインキパタ
ーン82は、内部電極となる電極パターンである。ま
た、第2のインキ滴76によりベースフィルム面62に
形成される第2のインキパターン83は、第1のインキ
パターン82と反転するパターンで、第1、第2のイン
キパターン82,83を有するセラミック生シート61
を積層してセラミック生シートを形成する際の凹凸を防
ぐ補助パターンであり、これら第1、第2のインキパタ
ーン82,83は実施の形態2で説明したものと同様で
ある。
【0056】最後に、ベースフィルム面62に第1、第
2のインキパターン82,83を形成したセラミック生
シート61を所望の枚数積層し、上から下に向かってプ
レス装置によりプレスして一体化し、セラミック生積層
体を形成し、このセラミック生積層体を所定形状に切
断、焼成した後、外部電極を形成して積層セラミック電
子部品を形成するものである。
【0057】本実施の形態4における積層セラミック電
子部品と従来の技術で説明した積層セラミック電子部品
をそれぞれ積層セラミックコンデンサを形成して比較す
る。ここで、従来の技術で説明した積層セラミックコン
デンサは、第2のインキパターンを形成しないものとす
る。セラミック生シートの厚みを10μm、積層枚数を
400枚として歩留まりについて調べると、本実施の形
態のものは90%であったのに対して従来の技術で説明
したものは5%であった。本実施の形態の積層セラミッ
クコンデンサは、第2のインキパターンを形成している
ため、セラミック生積層体の表面の凹凸は発生しなか
た。
【0058】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0059】図7は本発明の実施の形態5における積層
セラミック電子部品の製造方法の要部であるセラミック
生積層体にインキパターンを形成する工程を説明する図
である。ここで、実施の形態3および実施の形態4と同
様のものは同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0060】本実施の形態3および実施の形態4と相違
する点は、実施の形態4の「ベースフィルム面62に向
かってインキジェット装置71によりインキ滴72を噴
射して、ベースフィルム面62に付着させ所望のインキ
パターン81を形成する工程」を、「第1のインキジェ
ット装置を用いてセラミック生シートのベースフィルム
面に向かって第1のインキ滴を噴射して、ベースフィル
ム面に付着させ所望の第1のインキパターンを形成した
後、この第1のインキパターンを覆うように第2のイン
キジェット装置を用いてセラミック生シートのベースフ
ィルム面に向かって第2のインキ滴を噴射して第2のイ
ンキパターンを形成する工程」とするものである。
【0061】この工程は、図7に示すように、パレット
111の上面に固定された内部に内部電極101を有す
る内部電極付セラミック生積層体103の上面にベース
フィルム60を有するセラミック生シート61(本図で
は、図示せず)の乾燥面63(本図では、図示せず)と
接するように圧着する。
【0062】次に、セラミック生シート61からベース
フィルム60(本図では、図示せず)を剥離してベース
フィルム面62を露出させ、このベースフィルム面62
に向かって第1のインキジェット装置73(本図では、
図示せず)により電極パターンとなる第1のインキ滴7
5(本図では、図示せず)を噴射して、ベースフィルム
面62に付着させ第1のインキパターン82を形成す
る。
【0063】次に、この第1のインキパターン82を覆
うようにベースフィルム面62に向かって第2のインキ
ジェット装置74により補助パターンとなる第2のイン
キ滴76を噴射して、第1のインキパターン82および
ベースフィルム面62に付着させ第2のインキパターン
83を形成したセラミック生積層体を得る。この際、第
1、第2のインキジェット装置73,74に挿入される
第1、第2のインキ滴75,76は、インキの種類がそ
れぞれ異なるものである。
【0064】最後に、このセラミック生積層体を所定形
状に切断、焼成した後、外部電極を形成して積層セラミ
ック電子部品を形成するものである。
【0065】(実施の形態6)以下、本発明の実施の形
態6における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0066】図8(a)は本発明の実施の形態6におけ
る積層セラミック電子部品の製造方法の要部であるセラ
ミック生積層体にインキパターンを形成する工程を説明
する図、図8(b)は同要部である複数枚のパレット毎
に同時に乾燥または硬化させる工程を説明する図、図8
(c)は同複数のセラミック生シートを積層する工程を
説明する図である。
【0067】まず、パレット111の上面に、内部およ
び上面に内部電極101を有する内部電極付セラミック
生積層体103のパレット111と反対側の面に、ベー
スフィルム60に固着されたセラミック生シート61の
乾燥面63と接するように配置し、上から下に向かって
プレス装置91によりプレスして圧着する。
【0068】次に、内部電極付セラミック生積層体10
3に圧着されたセラミック生シート61からベースフィ
ルム60を剥離してベースフィルム面62を露出させ
る。
【0069】次に、図8(a)に示すように、このベー
スフィルム面62に向かってインキジェット装置71に
よりインキ滴72を噴射して、ベースフィルム面62に
付着させ所望のインキパターン81を形成し、インキパ
ターン81を有する第1の内部電極付セラミック生積層
体104を得る。これら工程を複数回繰り返して、パレ
ット111の上面に、インキパターン81を有する第1
の内部電極付セラミック生積層体104を複数枚形成す
る。
【0070】次に、図8(b)に示すように、第1の内
部電極付セラミック生積層体104をパレット111
毎、複数枚同時に乾燥機または硬化炉に挿入して乾燥ま
たは硬化させる。
【0071】次に、パレット111の上面にインキパタ
ーン81を有する第1の内部電極付セラミック生積層体
104のインキパターン81の上面に、パレット111
を外した別の第1の内部電極付セラミック生積層体10
4を積層し、上から下に向かってプレス装置によりプレ
スして一体化し、第2の内部電極付セラミック生積層体
を形成する。この工程を、所望の回数複数回繰り返し行
う。
【0072】最後に、この第2の内部電極付セラミック
生積層体を所定形状に切断、焼成した後、外部電極を形
成して積層セラミック電子部品を形成するものである。
【0073】なお、本実施の形態6では「セラミック生
シート61からベースフィルム60を剥離してベースフ
ィルム面62を露出させ、このベースフィルム面62に
向かってインキジェット装置71によりインキ滴72を
噴射して、ベースフィルム面62に付着させ所望のイン
キパターン81を形成し、インキパターン81を有する
第1の内部電極付セラミック生積層体104を得た」
が、本実施の形態2または4で説明したように「複数種
類のインキを用いてセラミック生シートのベースフィル
ム面に向かってそれぞれのインキジェット装置によりイ
ンキ滴を噴射して、ベースフィルム面に付着させ所望の
インキパターンを形成」しても良い。
【0074】(実施の形態7)以下、本発明の実施の形
態7における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0075】図9(a)は本発明の実施の形態7におけ
る積層セラミック電子部品の製造方法の要部である内部
電極付セラミック生積層体に補助パターンを有するセラ
ミック生シートを積層する工程を説明する図、図9
(b)は同要部であるセラミック生積層体にインキパタ
ーンを形成する工程を説明する図である。
【0076】まず、パレット111に固定され、このパ
レット111の接触面と対向する面に凹凸部121を有
するとともに内部に内部電極101を有する内部電極付
セラミック生積層体103の上面に、凹凸部121を埋
める補助パターン修正部122を有するベースフィルム
60に固着された補助パターン修正部付セラミック生シ
ート123の補助パターン修正部122と接するように
配置し、上から下に向かってプレス装置91によりプレ
スして圧着する。
【0077】次に、図9(b)に示すように、内部電極
付セラミック生積層体103に圧着された補助パターン
修正部付セラミック生シート123からベースフィルム
60を剥離してベースフィルム面62を露出させる。そ
の後、同図に示すように、このベースフィルム面62に
向かってインキジェット装置71によりインキ滴72を
噴射して、ベースフィルム面62に付着させ所望のイン
キパターン81を形成する。
【0078】次に、前工程で得られた内部電極付セラミ
ック生積層体103をパレット111毎、複数枚同時に
乾燥機または硬化炉に挿入して乾燥または硬化させる。
【0079】次に、必要によりパレット111の上面に
インキパターン81を有する内部電極付セラミック生積
層体103のインキパターン81の上面に、パレット1
11を外した別の第1の内部電極付セラミック生積層体
104を積層し、上から下に向かってプレス装置により
プレスして一体化し、更なる内部電極付セラミック生積
層体を形成する。これら上記した工程を、所望の回数複
数回繰り返し行う。
【0080】最後に、前工程までに得られた内部電極付
セラミック生積層体からパレット111を外し、所定形
状に切断、焼成した後、外部電極を形成して積層セラミ
ック電子部品を形成するものである。
【0081】なお、本実施の形態7では補助パターン修
正部付セラミック生シート123のベースフィルム面6
2にインキパターン81を形成したが、内部電極付セラ
ミック生積層体を所定形状に切断する前の工程では、イ
ンキパターン81を形成しなくても良い。
【0082】また、補助パターン修正部付セラミック生
シート123のベースフィルム面62にインキパターン
81を形成した後に、実施の形態5の図7に示すよう
に、このインキパターン81を覆うように第1のインキ
ジェット装置と別の第2のインキジェット装置を用いて
少なくともインキパターン81を覆うように第1のイン
キ滴と別の第2のインキ滴を噴射して他のインキパター
ンを形成しても良い。
【0083】(実施の形態8)以下、本発明の実施の形
態8における積層セラミック電子部品の製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0084】図10(a)は本発明の実施の形態8にお
ける積層セラミック電子部品の製造方法の要部である内
部電極付セラミック生積層体に補助パターンを有するセ
ラミック生シートを積層する工程を説明する図、図10
(b)は同要部であるセラミック生積層体にインキパタ
ーンを形成する工程を説明する図である。
【0085】まず、図10(a)に示すように、パレッ
ト111に固定され、このパレット111の接触面と対
向する面に凹凸部121を有するとともに内部に内部電
極101を有する内部電極付セラミック生積層体103
の上面に、凹凸部121を埋める補助パターン修正部1
22を固着したベースフィルム60の補助パターン修正
部122と接するように配置し、上から下に向かってプ
レス装置91によりプレスして圧着する。
【0086】次に、図10(b)に示すように、内部電
極付セラミック生積層体103に圧着されたベースフィ
ルム60を剥離する。その後、同図に示すように、この
ベースフィルム60を剥離した面に向かってインキジェ
ット装置71によりインキ滴72を噴射して、ベースフ
ィルム60を剥離した面に付着させ所望のインキパター
ン81を形成する。ここで、インキパターン81は、補
助パターン修正部122および内部電極付セラミック生
積層体103の少なくともいずれか一方の上面に形成さ
れるものである。
【0087】次に、前工程で得られた内部電極付セラミ
ック生積層体103をパレット111毎、複数枚同時に
乾燥機または硬化炉に挿入して乾燥または硬化させる。
【0088】次に、必要によりパレット111の上面に
インキパターン81を有する内部電極付セラミック生積
層体103のインキパターン81の上面に、パレット1
11を外した別の第1の内部電極付セラミック生積層体
104を積層し、上から下に向かってプレス装置により
プレスして一体化し、更なる内部電極付セラミック生積
層体を形成する。これら上記した工程を、所望の回数複
数回繰り返し行う。
【0089】最後に、前工程までに得られた内部電極付
セラミック生積層体からパレット111を外し、所定形
状に切断、焼成した後、外部電極を形成して積層セラミ
ック電子部品を形成するものである。
【0090】なお、本実施の形態8では補助パターン修
正部付セラミック生シート123のベースフィルム面6
2にインキパターン81を形成したが、内部電極付セラ
ミック生積層体を所定形状に切断する前の工程では、イ
ンキパターン81を形成しなくても良い。
【0091】また、補助パターン修正部付セラミック生
シート123のベースフィルム面62にインキパターン
81を形成した後に、実施の形態5の図7に示すよう
に、このインキパターン81を覆うように第1のインキ
ジェット装置と別の第2のインキジェット装置を用いて
少なくともインキパターン81を覆うように第1のイン
キ滴と別の第2のインキ滴を噴射して他のインキパター
ンを形成しても良い。
【0092】(実施の形態9)以下、上述した実施の形
態1〜8に用いるインキジェット用インキについて説明
する。
【0093】本実施の形態9のインキジェット用インキ
は、「有機溶剤または水と、この有機溶剤または水に分
散された平均粒径が3μm以下で1以上60重量%以下
の金属粉末と、この金属粉末に分散された樹脂または分
散材とからなり、粘度が0.0001以上10ポイズ以
下」の電極インキである。
【0094】また、有機溶剤または水に分散する金属粉
末は、主成分がニッケル、銅、パラジウムまたは白金等
からなり、これらを微粒子化したもので、焼成してもセ
ラミック材料と反応して発色や定着が生じないものであ
る。平均粒径は、金属粉末の直径が大きくなるほど沈殿
および凝集しやすくなるため3μm以下が望ましい。さ
らに、金属粉末の濃度は、0.5重量%以下では導通が
取れなくなり70重量%以上粘度が高くなりインキジェ
ット用の噴出ヘッドからインキが噴出できなくなるので
1以上60重量%以下が望ましい。
【0095】また、金属粉末に分散される樹脂または分
散材は、ブチラール樹脂、セルロース樹脂、アクリル樹
脂またはアルコール樹脂等が望ましい。
【0096】また、粘度は水自体の粘度が0.01ポイ
ズ未満を作成するには特殊な低粘度溶剤と分散剤を用い
るため、0.01ポイズ以上が望ましい。
【0097】以上のように構成されたインキジェット用
インキについて、以下にその製造方法について説明す
る。
【0098】図11は本発明の実施の形態9におけるイ
ンキジェット用インキの製造方法を説明する図である。
【0099】まず、金属粉末として平均粒子径0.02
μmのニッケル粉末20重量部と、純水100重量部と
を投入口141より投入して混合する。
【0100】次に、ここに所望の量の分散剤を添加し、
回転架台で攪拌した後、高圧分散機である圧力部142
で分散圧力1000kg/cm2で複数回高圧分散す
る。この圧力部142は、油圧ポンプ等により高圧状態
にする。
【0101】次に、分散されたインキを分散混合部14
3で開口部5μmのメンブランフィルタで複数回濾過
し、同様に1μmのメンブランフィルタで濾過した樹脂
溶液を所望の量添加して粘度0.1〜0.5ポイズ程度
に調整する。この分散混合部143は、図12に示すよ
うに、投入口141(本図では、図示せず)から投入さ
れたインキ材料を第1、第2の分散混合部投入道15
1,152から矢印方向に沿って高圧で高速流入させ、
回収部153で互いに激しくぶつけ合わせることで、混
合、分散および均一化できるものである。また、図13
に示すように、回収部153を、ダイヤモンドからなる
衝突部161に高圧でかつ激しく衝突させることによ
り、元々金属粉末中に存在していた金属粉末同士の凝集
体であっても、ダメージを最小限にしながら綺麗に混
合、分散および均一化ができる。
【0102】その後、排出口144より排出し、市販の
インキジェットプリンタのインキカートリッジに入れて
電極ペーストとして用いるものである。
【0103】なお、本実施の形態9による分散混合部1
43を複数個とすることで、排出口144からの電極ペ
ーストの塗出時の脈流を防止でき、均一な圧力での均一
な分散が行えるのでさらに良い。この時、圧力印加部分
を排出口144に近い部分とすると、バックプレッシャ
を圧力部142に近い部分にかけられるため、設備の長
寿命化を行うことができるという効果を奏するものであ
る。
【0104】また、金属粉末をニッケル粉末で説明した
が、タングステン、銅、ニッケル、アルミニウム、パラ
ジウム、白金の単体粉または合金粉を用いても良い。
【0105】また、金属粉末の代わりに誘電体、ガラ
ス、磁性材料等のセラミック材料を用いてインキジェッ
ト用のセラミックインキを作成しても良い。
【0106】また、インキジェット用インキにエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール等の水溶性有機溶
剤を含んでいると、各種粉体の濡れ性を分散媒側より改
善できるためインキの分散安定性を高めることができる
ため望ましい。
【0107】また、インキジェット用インキに熱、紫外
線、電子線等で硬化、重合する硬化性樹脂を含んでいる
と、インキの硬化時間を短縮できるため望ましい。この
際、硬化性樹脂は、インキの粉体に対して0.5重量%
以下では接着力が不足し、3000重量%以上では焼成
時にデラミネーション等が発生するため、0.1以上2
000重量%の範囲が望ましい。
【0108】(実施の形態10)以下、本発明の実施の
形態10におけるインキジェット用インキについて、以
下にその製造方法について説明する。
【0109】まず、金属粉末として平均粒子径0.02
μmのニッケル粉末20重量部と、純水100重量部と
を投入口より投入して混合する。
【0110】次に、ここに所望の量の分散剤を添加し、
回転架台で攪拌した後、ビーズミルで分散する。
【0111】次に、メンブランフィルタで濾過し、5μ
m以上の凝集体を除去し、電極インキとしてのインキジ
ェット用インキを製造するものである。
【0112】なお、ビーズミルで分散する場合の金属粒
子は細かいほど良く、特に1μm以下であれば、フレー
クが発生しにくいため良い。
【0113】
【発明の効果】以上のように本発明は、セラミック生シ
ートが薄くなっても品質の向上した積層セラミック電子
部品の製造方法、これに用いるインキジェット用インキ
およびその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における積層セラ
ミック電子部品の製造方法の要部であるセラミック生シ
ートにインキパターンを形成する工程を説明する図 (b)同要部であるセラミック生積層体を形成する工程
を説明する図
【図2】本発明の実施の形態2における積層セラミック
電子部品の製造方法の要部であるセラミック生シートに
インキパターンを形成する工程を説明する図
【図3】同要部であるセラミック生シートのベースフィ
ルム面に第1、第2のインキパターンを形成する工程を
説明する図
【図4】同要部であるセラミック生積層体を形成する工
程を説明する図
【図5】(a)本発明の実施の形態3における積層セラ
ミック電子部品の製造方法の要部であるセラミック生積
層体にセラミック生シートを圧着する工程を説明する図 (b)同要部であるセラミック生積層体に圧着されたセ
ラミック生シートの表面にインキパターンを形成する工
程を説明する図
【図6】本発明の実施の形態4における積層セラミック
電子部品の製造方法の要部であるセラミック生積層体に
インキパターンを形成する工程を説明する図
【図7】本発明の実施の形態5における積層セラミック
電子部品の製造方法の要部であるセラミック生積層体に
インキパターンを形成する工程を説明する図
【図8】(a)本発明の実施の形態6における積層セラ
ミック電子部品の製造方法の要部であるセラミック生積
層体にインキパターンを形成する工程を説明する図 (b)同要部である複数枚のパレット毎に同時に乾燥ま
たは硬化させる工程を説明する図 (c)同複数のセラミック生シートを積層する工程を説
明する図
【図9】(a)本発明の実施の形態7における積層セラ
ミック電子部品の製造方法の要部である内部電極付セラ
ミック生積層体に補助パターンを有するセラミック生シ
ートを積層する工程を説明する図 (b)同要部であるセラミック生積層体にインキパター
ンを形成する工程を説明する図
【図10】(a)本発明の実施の形態8における積層セ
ラミック電子部品の製造方法の要部である内部電極付セ
ラミック生積層体に補助パターンを有するセラミック生
シートを積層する工程を説明する図 (b)同要部であるセラミック生積層体にインキパター
ンを形成する工程を説明する図
【図11】本発明の実施の形態9におけるインキジェッ
ト用インキの製造方法を説明する図
【図12】同要部である分散混合部の断面図
【図13】同要部であるビーズミルの断面図
【図14】従来の積層セラミック電子部品の製造方法の
要部であるセラミック生シート形成を説明する図
【図15】同要部であるセラミック生シート形成を説明
する図
【図16】同要部であるセラミック生シート形成を説明
する図
【符号の説明】
60 ベースフィルム 61 セラミック生シート 62 ベースフィルム面 63 乾燥面 71 インキジェット装置 73 第1のインキジェット装置 74 第2のインキジェット装置 81 インキパターン 82 第1のインキパターン 83 第2のインキパターン 101 内部電極 102 セラミック生積層体 103 内部電極付セラミック生積層体 111 パレット 121 凹凸部 122 補助パターン修正部 123 補助パターン修正部付セラミック生シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FB01 FB08 FC01 FD20 4J039 AB02 AD06 AD07 AD09 BA06 BA12 BA38 BA39 BD02 BE12 CA05 DA02 DA05 EA03 EA04 EA06 EA42 EA44 EA46 FA06 GA24 5E001 AB03 AC09 AF06 AH00 AH01 AH05 AH06 AH09 AJ01 AJ03 5E082 AB03 BC36 BC38 EE04 EE19 EE23 EE24 EE26 EE35 FG06 FG18 FG26 FG54 JJ03 LL01 LL02 MM22 MM24 PP03 PP09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースフィルムに固着して設けられたセ
    ラミック生シートから、このベースフィルムを剥離する
    工程と、剥離された前記セラミック生シートのベースフ
    ィルム面にインキジェットにより所定のインキパターン
    を形成する工程とを複数回繰り返した後、このインキパ
    ターンを形成した前記セラミック生シートを複数枚積層
    してセラミック生積層体を形成し、所定形状に切断し、
    焼成し、その後外部電極を形成する積層セラミック電子
    部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも内部に内部電極を有する内部
    電極付セラミック生積層体の表面に、ベースフィルムに
    固着されたセラミック生シートの乾燥面を圧着し、この
    セラミック生シートから前記ベースフィルムを剥離し、
    剥離された前記セラミック生シートのベースフィルム面
    にインキジェットにより所定のインキパターンを形成す
    る工程とを複数回繰り返した後、所定形状に切断し、焼
    成し、その後外部電極を形成する積層セラミック電子部
    品の製造方法。
  3. 【請求項3】 パレット上に少なくとも内部に内部電極
    を有する内部電極付セラミック生積層体を形成し、この
    内部電極付セラミック生積層体の前記パレットと接する
    面と反対側の面の表面に、ベースフィルムに固着された
    セラミック生シートの乾燥面を圧着する工程と、このセ
    ラミック生シートから前記ベースフィルムを剥離する工
    程と、剥離された前記セラミック生シートのベースフィ
    ルム面にインキジェットにより所定のインキパターンを
    形成する工程とを1回または複数回繰り返して第1の内
    部電極付セラミック生積層体を複数形成した後、この第
    1の内部電極付セラミック生積層体を複数積層して第2
    の内部電極付セラミック生積層体を形成し、所定形状に
    切断し、焼成し、その後外部電極を形成する積層セラミ
    ック電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 上面に凹凸面を有するとともに少なくと
    も内部に内部電極を有する内部電極付セラミック生積層
    体に、この内部電極付セラミック生積層体の凹凸面を埋
    める補助パターン修正部を有するベースフィルムに固着
    された補助パターン修正部付セラミック生シートを圧着
    し、この補助パターン付セラミック生シートを有する内
    部電極付セラミック生積層体から前記ベースフィルムを
    剥離し、剥離された前記セラミック生シートのベースフ
    ィルム面にインキジェットにより所定のインキパターン
    を形成する工程と、所定形状に切断・焼成し、その後外
    部電極を形成する積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 上面に凹凸面を有するとともに少なくと
    も内部に内部電極を有する内部電極付セラミック生積層
    体に、この内部電極付セラミック生積層体の凹凸面を埋
    める補助パターン修正部のみを固着したベースフィルム
    を圧着し、この補助パターン修正部付ベースフィルムか
    ら前記ベースフィルムを剥離し、この剥離された面にイ
    ンキジェットにより所定のインキパターンを形成する工
    程と、所定形状に切断・焼成し、その後外部電極を形成
    する積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 剥離されたセラミック生シートのベース
    フィルム面にインキジェットにより所定のインキパター
    ンを形成する工程は、前記セラミック生シートのベース
    フィルム上にインキジェットにより異なるインキを用い
    て所定の複数のインキパターンを形成する工程である請
    求項1〜5の何れか一つに記載の積層セラミック電子部
    品の製造方法。
  7. 【請求項7】 剥離されたセラミック生シートのベース
    フィルム面にインキジェット方法により所定のインキパ
    ターンを形成する工程は、前記セラミック生シートのベ
    ースフィルム上にインキジェットにより所定の第1のイ
    ンキパターンを形成した後、この第1のインキパターン
    を覆うように前記セラミック生シートのベースフィルム
    上にインキジェットにより第2のインキパターンを形成
    する工程である請求項1〜5の何れか一つに記載の積層
    セラミック電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 インキパターンを形成したセラミック生
    シートを複数枚積層してセラミック生積層体を形成する
    工程は、パレットの上面にインキパターンを形成したセ
    ラミック生シートを複数枚積層して複数の第1のセラミ
    ック生積層体を形成した後、この第1のセラミック生積
    層体を複数枚積層して第2のセラミック生積層体を形成
    する工程である請求項1〜5の何れか一つに記載の積層
    セラミック電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 有機溶剤または水と、この有機溶剤また
    は水に分散された平均粒径0.001以上3μm以下で
    1以上60重量%以下の金属粉末と、この金属粉末に分
    散された樹脂または分散材とからなるインキジェット用
    インキ。
  10. 【請求項10】 有機溶剤または水と、この有機溶剤ま
    たは水に分散された平均粒径5μm以下で1以上60重
    量%以下のセラミック粉末と、このセラミック粉末に分
    散された樹脂または分散材とからなるインキジェット用
    インキ。
  11. 【請求項11】 水溶性有機溶剤を含有してなる請求項
    9または10記載のインキジェット用インキ。
  12. 【請求項12】 熱、紫外線、電子線で硬化する硬化性
    樹脂を0.1以上2000重量%以下含有してなる請求
    項9または10記載のインキジェット用インキ。
  13. 【請求項13】 少なくとも有機溶剤または水に平均粒
    径0.001以上3μm以下で1以上60重量%以下の
    金属粉末を混合して高圧分散した後、分散混合してなる
    インキジェット用インキの製造方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも有機溶剤または水に平均粒
    径5μm以下で1以上60重量%以下のセラミック粉末
    を混合して高圧分散した後、分散混合し、濾過してなる
    インキジェット用インキの製造方法。
  15. 【請求項15】 少なくとも有機溶剤または水に平均粒
    径0.001以上3μm以下で1以上60重量%以下の
    金属粉末を混合してビーズミルで分散混合した後、濾過
    してなるインキジェット用インキの製造方法。
  16. 【請求項16】 少なくとも有機溶剤または水に平均粒
    径5μm以下で1以上60重量%以下のセラミック粉末
    を混合してビーズミルで分散混合した後、濾過してなる
    インキジェット用インキの製造方法。
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