JP2000168791A - 食品包装用シートおよび袋状物 - Google Patents

食品包装用シートおよび袋状物

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JP2000168791A
JP2000168791A JP10345376A JP34537698A JP2000168791A JP 2000168791 A JP2000168791 A JP 2000168791A JP 10345376 A JP10345376 A JP 10345376A JP 34537698 A JP34537698 A JP 34537698A JP 2000168791 A JP2000168791 A JP 2000168791A
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sheet
water
food
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layer sheet
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JP10345376A
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Kazufumi Kato
一史 加藤
Toshiharu Harada
俊治 原田
Tatsujiro Yoshino
龍二郎 吉野
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】結露水(ドリップ水)等の食品への濡れ戻りを
低減させて食品のベタツキや風味の低下を防止すること
ができ、さらに食品の取り出しが容易である食品包装用
シートおよび袋状物を提供する。 【解決手段】(1) 少なくとも外装シートと吸水性シート
と通液性の内層シートから構成される食品包装用シート
であって、前記吸水性シートは、その一方の面が前記外
装シートと全面的に接合され、かつ他方の面が前記内層
シートと部分的に接合されている食品包装用シート。
(2) 前記内層シートと吸水性シートの接合面積が1〜7
0%である食品包装用シート。(3) 前記内層シートがポ
リオレフィン系繊維で構成された不織布からなる食品包
装用シート。(4) 前記内層シートが長繊維系スパンボン
ド法による不織布からなる食品包装用シート。(5) 前記
食品包装用シートを使用した食品包装用袋状物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品包装用シートお
よび袋状物に関し、特にご飯や揚げ物、ホットドックや
ハンバーガーなどの食品を熱いうちに収納し、または食
品を包装したまま電子レンジなどで再加熱処理した際
に、食品から出る余分な水分や油によって食品の風味が
損なわれるのを防ぎ、また食品の取り出しが容易である
食品包装用シートおよびこれを用いた袋状物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、販売店等で売られているお弁当
や揚げ物など、コンビニエンスストア等で販売されてい
るホットドックやハンバーガーなどは、紙やプラスチッ
ク素材で形成された容器(袋を含む、以下同じ)または
シートに入れられており、通常、これらの食品を食する
前には、容器やシートに入れたまま電子レンジなどによ
り食品の再加熱が行われる。しかし、電子レンジで加熱
を行うと内部で蒸気が発生し、この蒸気が外部に逃げる
ことなく内部に留まって結露し、この結露水が食品の表
面に付着するという問題があった。また調理された食品
を熱いうちに袋やシートに入れた場合も同様であった。
さらに食品を結露水の発生した容器に放置すると、食品
がべたつき、見栄えが悪くなり、また食品の味覚が損な
われるという問題があった。
【0003】このような問題を改良するため、不織布や
通液性素材を用いた種々なシートが提案されている。た
とえば、食品と接する内層に通液性をもたせ、該内層上
に吸水層を積層したシートが提案されている(実開平3
−108671号公報、実開平5−19171号公報、
特開平5−305978号公報、特開平7−13297
4号公報、特開平8−324654号公報等)。このシ
ートは、食品と接する内層シートを通液性とし、該通液
性の内層シート上にパルプ等からなる吸水層を配置する
ことにより、発生した結露水を内層シートを通過させて
吸水層に移行させ、保持し、内層シートに結露水を残さ
ないようして食品表面への濡れ戻り等を防いだものであ
る。
【0004】しかし、上記シートでは、内層シートと吸
水層が一体化されているため、吸水層にいったん保持さ
れた結露水が、内層シートを通して食品側に再度戻りや
すいという欠点があった。特に内層シートが、吸水性を
有している場合または疎水性の繊維素材からなり、その
目付が低い場合には、内層シートの繊維間の毛細管現象
によって吸水層に保持された結露水が食品に戻り易いと
いう問題があった。
【0005】また、吸水層から内層シートへの濡れ戻り
を防ぐため、内層シートに防水性の高いメルトブロー不
織布を用いる方法が提案がなされている(特開平3−2
89455号公報、特開平4−57768号公報、特開
平9−40033号公報等)。これらのメルトブロー不
織布は構成する繊維が非常に細く、かつ緻密化されてい
るため、蒸気は通すが水は通し難いという性質があり、
吸水層に保持された水分が内層シートを通過して食品表
面に再度移行するのを防ぐ機能を有する。しかし、食品
の加熱で発生した水蒸気が、食品と接触しない吸水層で
結露した場合には良好な結果が得られるが、実際には、
食品の加熱で発生した水蒸気は内層シートの内側、すな
わち食品側で結露する場合の方が圧倒的に多い。従っ
て、内層シートの内側で発生した結露水が防水性の高い
不織布を通過することができず、食品側に残る確率が高
くなるため、かえって悪い結果を招いていた。このよう
な点から、食品と接する内層シートとしては緻密化され
ていないシートのほうが好ましいと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、結露水(ドリップ水)等の
食品への濡れ戻りを低減させて食品のベタツキや風味の
低下を防止することができ、さらに食品の取り出しが容
易である食品包装用シートおよび袋状物を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み、鋭意検討した結果、水分を保持する吸水層と、
食品に接触する内層シートとを部分的に接合し、非接合
部(空隙部)を設けて構造的に分けることにより、水蒸
気の結露やドリップによる食品のべたつき等を防止で
き、また食品に接する素材としてポリオレフィン素材を
使用することにより、上記効果に加えてパンなどのシー
トに付着し易い食品もスムーズに取り出すことができる
ことを見いだし、本発明に到達したものである。すなわ
ち、本願で特許請求される発明は以下の通りである。
【0008】(1)少なくとも外装シートと吸水性シー
トと通液性の内層シートから構成される食品包装用シー
トであって、前記吸水性シートは、その一方の面が前記
外装シートと全面的に接合され、かつ他方の面が前記内
層シートと部分的に接合されていることを特徴とする食
品包装用シート。 (2)前記内層シートと吸水性シートの接合面積率が1
〜70%であることを特徴とする(1)の食品包装用シ
ート。 (3)前記内層シートがポリオレフィン系繊維で構成さ
れた不織布からなることを特徴とする(1)または
(2)の食品包装用シート。 (4)前記内層シートが長繊維系スパンボンド法による
不織布からなることを特徴とする(1)〜(3)のいず
れかの食品包装用シート。 (5)(1)〜(4)のいずれかの食品包装用シートを
使用した食品包装用袋状物。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
食品包装用シートの断面図である。図1において、食品
包装用シート10は、食品と接し、該食品から発生する
余分な水分や水蒸気を通過させる通液性の内層シート3
と、該内層シート3を通過した水分等を吸収して保持す
る吸水性シート2と、外装シート1とからなる。外装シ
ート1は、吸水性シート2と接合部5で全面的に積層一
体化され、また内層シート3は、上記一体化されたシー
トの吸水性シート側の面と部分的に接合され、内層シー
ト3と吸水性シート2の間には接合部5と非接合部6が
形成されている。この食品包装用シート10を用いて内
層シート側を内側にして食品を包むことにより、食品か
ら発生した水分等は内層シートを素早く通過して吸水性
シート2に保持され、かつ該吸水性シートに保持された
水分は、内層シート3と吸水性シートとの間に非接合部
すなわち空隙部が存在するため、内層シート3を経て食
品側に戻るのが抑制される。
【0010】本発明において、外装シートは、食品を包
んで電子レンジ等で加熱した場合に内部で発生した余分
な油や水分が外部に漏れ出るのを防ぎ、また加熱後に電
子レンジ等から取り出す際や食する際の火傷等を防ぐ役
割を有する。このような外装シートとしては、上記役割
を有するものであれば特に制限はなく、例えば、紙類、
紙にポリエチレンやポリプロピレン樹脂等を薄くコーテ
ィングしたシート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール等の樹
脂製シート、またはこれらの樹脂やポリスチレン等の樹
脂発泡シート、フラッシュ紡糸法等で得られた不織布シ
ート、微多孔フィルムなどの透湿防水性のあるシートな
どが挙げられる。これらのうち、熱が伝わりにくく、外
部への油分や水分のにじみ出しを防止する点から、紙類
にポリエチレンやポリプロピレン樹脂等のポリオレフィ
ン系樹脂を薄くコーティングしたシートが好ましい。
【0011】外装シートは透湿性を有していてもよく、
例えば、シートの一部に孔あけ加工を施したものでもよ
い。該透湿性の程度は、電子レンジ等で加熱した際に生
じる余分な水蒸気をシートや袋の外に追い出すことを目
的に、食品から発生する水分量に応じて適宜選定するこ
とが好ましい。外装シートの目付および厚みは、包装の
外観や型くずれ、破れやゴミ等の混入防止および加熱後
の食品の取出し時や食する際の火傷や食品の保温の点か
ら、目付は10〜100g/ m2 の範囲が好ましく、厚
みは0.02〜1mmの範囲が好ましい。目付10g/
2 未満または厚み0.02mm未満では、型くずれし
やすく、破れやすくなる。また、加熱後食品の取出し時
や食する際に火傷しやすくなる。目付100g/ m2
超えると、または厚み1mmを超えると、製袋時のヒー
トシール性が悪くなり、コスト高となりやすい。
【0012】本発明において、吸水性シートは、後述す
る内層シートを通過した水分等を保持する役割を有す
る。従って、吸水性シートとしては、吸水性を有するシ
ート状物であれば特に制限はなく、例えば、紙、天然繊
維や合成繊維などから作られる不織布、スポンジ等を用
いることができる。これらのうち、吸水性、取扱性、価
格等の点から、パルプからなる紙、レーヨンなどのセル
ロース繊維からなる不織布が好ましい。吸水性シートの
目付は、8〜50g/m2 が好ましく、より好ましくは
15〜40g/m2 である。目付が8g/m2 未満で
は、水分や水蒸気の吸収量が少なく、余剰の水蒸気が食
品側で結露し易くなり、食品がべたつきやすい。一方、
目付が50g/m2 を超えると、シートの厚さが厚くな
り、熱伝導率が低下し、熱接着しにくくなり、シート状
に加工したり、袋や容器などの袋状物に加工する際の加
工性が低下する場合がある。
【0013】本発明において、内層シートは、食品と接
触し、食品から発生した水蒸気やドリップ水等を吸収せ
ずに素早く通過させて上記吸水性シートに移行させ、か
つ該吸水性シート2に吸収された水分等が食品側へ濡れ
戻りするのを最小限に抑える等の役割を有する。内層シ
ートとしては、使用状況下で発生した水分を吸水性シー
トに移行させることができる通液性があればよく、この
点から、内層シートの耐水圧は300mm以下であるの
が好ましく、より好ましくは150mm以下である。水
蒸気やドリップ水の通液性に優れた素材としては、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の
合成繊維からなる不織布またはこれらの複合繊維からな
る不織布、メッシュ状の編物や織物などが挙げられる。
熱可塑性樹脂からなる不織布の使用は、シート製造時や
製袋加工の際に有利となる。
【0014】本発明において、好ましい内層シートはポ
リオレフィン系繊維からなる不織布であり、該不織布を
構成する繊維素材としては、エチレン、プロピレン、ブ
テン等のモノオレフィン重合体またはこれらの共重合体
を主成分とするポリオレフィン樹脂が挙げられる。また
不織布を構成する繊維は単一成分でも混合成分でもよ
く、例えば、ポリエチレン/ポリプロピレン等を混合し
た複合繊維であってもよく、また単一繊維内部での複合
品、すなわち鞘芯型繊維やサイドバイサイド繊維などで
もよい。鞘芯型複合繊維の場合、食品にあたる表面の素
材、すなわち鞘の素材がポリオレフィンであればよく、
芯の素材は何であってもよい。具体的には、鞘/芯がポ
リプロピレン/ポリエステル、ポリエチレン/ポリエス
テル等の複合繊維が挙げられる。
【0015】オレフィン系繊維素材は親水性が低いた
め、該素材からなる不織布を食品包装素材として使用す
ることにより、パンやハンバーガー等の食品を電子レン
ジ加熱した場合、食品が内層シートに付着しにくく、剥
離性が向上し、その結果、食品が取り出しやすくなる。
これは、被包装物であるパンやハンバーガー、ご飯等
は、いずれも高い親水性を有するでんぷん質やセルロー
ス質で主として構成されているためである。さらに内層
シート表面には、撥水性を向上させるため、または親水
性を低下させるために、紙製品を食品包装に使用する場
合に剥離の目的でパラフィンやシリコン系の撥水処理を
施していた従来の方法と同様に、撥水加工剤を塗布する
ことができるが、このような後加工剤は、使用時や製品
加工時に脱離して食品に吸着し、人体に入る恐れがあ
り、食品に接する内層シートの表面素材にはポリオレフ
ィン系のポリマー単独からなるものを用いるのが好まし
い。
【0016】またポリオレフィン系素材の使用は、ヒー
トシール性、製袋性等の二次加工性の点からも好まし
い。さらに電子レンジ対応を考慮した場合、ポリオレフ
ィン素材は、他のポリマーと比較して誘電率が低く、誘
電損失が少ないため、有効に電子レンジのエネルギーが
食品に伝わり、効率よく温めることが可能である点から
も好ましい。さらにポリオレフィン系素材の使用は、内
層シートに必要な、食品から発生した余分な水分等を素
早く通過させて吸水性シート側に移行させ、さらには食
品に対して余分なドリップ水の濡れ戻りを最小限に抑え
る機能を確保する点からも好ましい。これはポリオレフ
ィン系素材が撥水性素材であり、水がこれらのシートに
接すると水滴となるか、ひと固まりとなって不織布表面
に留まらせる性質を有するためである。
【0017】本発明において、内層シートに用いられる
繊維は、丸形断面糸のみならず、扁平やC型等の異形断
面糸であってもよく、またクリンプ等のかかった繊維で
あってもよい。吸水層と食品を物理的にへだてるという
内層シートの役割を考慮すれば、異形糸やクリンプ糸を
用いることが好ましい。また内層シートの上記特性を得
るため、内層シートに用いる不織布等の目付、嵩密度お
よび繊維径を適宜選定して用いるのが好ましい。
【0018】内層シートの目付としては、5〜50g/
2 が好ましく、より好ましくは15〜30g/m2
ある。目付が5g/m2 未満では、内層シートの厚みが
薄くなり、吸収性シートが直接食品に接触しやすくな
り、吸収性シートに吸収された水分が食品に戻りやす
く、食品がべたつき易くなる。またシートの製造が困難
となる場合がある。一方、目付が50g/m2 を超える
と、内層シートの厚みが厚くなり、食品から発生した水
蒸気や水分が通過しにくくなり、食品側で結露して食品
がべたつき易くなる。
【0019】内層シートの嵩密度は、食品から発生した
余分な油や水分を素早く通過させる点から、0.01〜
0.3g/cm3 の範囲が好ましく、より好ましくは
0.05〜0.2g/cm3 である。嵩密度が0.3g
/cm3 を超えると、繊維間のバルキー性がなくなり、
通液性が低下し易く、一方、0.01g/cm3 未満で
は製造が困難になる場合がある。
【0020】内層シートに用いる繊維の単糸の平均繊度
は、通液性の点から、0.1〜50デニールが好まし
く、より好ましくは0.5〜20デニールである。平均
繊度が0.1デニール未満ではシートが緻密化されるた
め通液性が低下し、また毛細管現象による吸水性シート
からの水分の濡れ戻りが多くなる。また食品と内層シー
トの接触面積が大きくなるため、食品が内層シートに付
着し易くなり、また不織布の強度が不足し、摩擦等でシ
ートが破れたり、繊維が切れやすくなり、食品の汚染が
生じ易くなる。一方、繊度が50デニールを超えると、
実質上、製造困難な場合がある。
【0021】内層シートに用いられる不織布は、カード
法、抄造法等の短繊維不織布製造法やスパンボンド法等
の長繊維不織布製造方法で作られたいずれの不織布でも
使用可能である。不織布を形成する繊維は長繊維であっ
ても短繊維であってもよいが、短繊維の脱落による食品
への異物の混入防止、シートの強度や摩耗耐久性の点か
ら長繊維がより好ましい。また不織布の接合には、接着
剤による接合、超音波ウェルダー接合、部分熱風接合、
ニードルパンチ接合等の方法を採用することができる
が、摩耗強度、ゴミやリントが発生しにくい点、または
余分なつなぎの樹脂や糊の使用がない点から、部分熱圧
着する方法が最も好ましい。これらの点を総合すれば、
内層シートに用いる不織布としては、耐摩耗性がよく、
糸くずなどが食品に移行しづらい点から、長繊維タイプ
のスパンボンド不織布がより好ましい。またスパンボン
ド不織布を使用したSMS等の複合不織布を使用するこ
ともできる。本発明で内層シート用の不織布を形成する
繊維は、丸断面のみならず、偏平やC型等の異形糸であ
っても良く、またクリンプ等がかかった繊維を使用する
こともできる。結露水を吸収した層と食品を物理的に隔
てるという内層シートの使用目的を考慮すれば、内層シ
ートに用いる繊維としては異形糸やクリンプ糸を用いる
事がより好ましい。
【0022】本発明において、外装シートと吸収性シー
トは、全面的に接合して一体化される。これらのシート
の一体化は、樹脂の押出しラミネート、熱接着、ホット
メルト樹脂や溶剤等を使用した接着剤による貼り合わせ
等により行うことができるが、余分なものを介在させる
ことがなく、かつ生産性がよい点から、熱による接着が
好ましい。例えば、フィルムや紙等からなる外装シート
と不織布からなる吸水性シートを、そのまま熱によりラ
ミネートする方法、ポリエチレンやポリプロピレンなど
の押出し樹脂を中間に介在させて貼り合わせる方法等が
挙げられる。なお、紙を外層に使用する場合には、熱に
よるヒートシールし易さを目的としてポリオレフィン等
の樹脂をあらかじめ薄くコーティングしておくのが好ま
しい。吸水性シートを外装シートと全面的に接合する目
的は、いったん吸収された余分な水分を、内層シートを
通して食材側に濡れ戻らせないためである。すなわち、
吸水性シートの外装シート側への固定が悪いと、水分を
含んだ吸水性シートが、内層シート側にくっつきやすく
なり、これによって濡れ戻りやすくなる。このため、外
装シートと吸水性シートは全面的に接合されて一体化さ
れる必要があり、外装シートと吸水性シートの接合面積
率は、好ましくは70%以上、さらに好ましくは85%
以上である。
【0023】また本発明では、上記一体化されたシート
の吸水性シート側の面は、内層シートと部分的に接合さ
れる。内層シートと吸水性シートとの接合面積は、水分
等を吸収した吸水性シートと、食品と直接接触する内層
シートとを物理的に隔て、吸水性シートからの水分等の
食品への濡れ戻りを防止する点からできるだけ少ないの
が好ましく、本発明においては1〜70%の範囲とする
のが好ましく、より好ましくは3〜60%である。接合
面積率1%未満では、内層シートと吸水シートが剥離し
やすい。すなわち、使用時に吸水シートと内層シートが
一体化されていればよく、使用時に内層シートがはがれ
ない程度に、シートの端や袋の口部が接合されていれば
よい。また内層シートの接合面積70%を超えると、吸
水層で保持した水分が濡れ戻りしやすくなる。また上記
一体化されたシートと内層シートは、食品の出し入れの
便宜上、両シートの端部または容器または袋状とした場
合の出し入れ口部がしっかり接合されているのが好まし
い。
【0024】内層シートと吸水性シートと部分接合は、
上記した外装シートと吸水性シートを一体化する際の接
合方法と同様の方法で行うことができ、また好ましい接
合方法も同様の理由から熱による接着である。両シート
の部分接合は、例えば、一体化されたシートの吸水性シ
ート上または内層シート上に押出し樹脂を塗布し、両シ
ートを重ね合わせ、凸凹の彫刻ロールを使用した熱ロー
ル間を通過させて熱プレスすることにより行うことがで
きる。またこのような部分接合は、後述するように両シ
ートを用いて容器または袋を製造する際に同時に行うこ
とができる。接合面積は、熱エンボスロールの凸部また
は凹部の面積を適宜選択することにより調整することが
できる。このときの熱エンボスロールは、片側または双
方のロールが凸凹のエンボスロールであってもよい。
【0025】本発明における食品包装用シートは、シー
ト状態のままで食品を包んで用いてもよく、また該シー
トを容器や袋などの袋状物に加工して用いてもよい。最
終的な使用形態は使用者の使用状況や目的によって適宜
選択されるが、電子レンジ等での再加熱において、適度
な密閉性を持たせて食品をふっくらと仕上げるため、ま
た取扱いが容易でしかも虫や異物等の混入を防止するた
めには、容器や袋などの袋状物に加工して用いるのが好
ましい。
【0026】袋状物に加工して使用する場合には、容器
や袋に適宜工夫を凝らすこともできる。例えば、内部の
食品である被包装体を見知できるように窓部を設けるこ
とができる。この窓部は、被包装体を見知できればどの
ようなものでもよく、例えば、帯状の窓、円や四角形の
窓をシートの中央に設けたもの、袋の一部分に透明フィ
ルムを用いたものなどが挙げられる。また、袋状にした
ときに余分な蒸気を外へ出す微少な孔等を設けてもよ
く、さらに密閉性を上げるためにファスナー等を具備さ
せてもよい。また袋状物を容易に破りやすくするために
切り欠き等を設けてもよい。
【0027】図2は、本発明における一実施例を示す食
品包装用袋状物の説明図である。この食品包装用袋状物
は食品包装用シート10と透明樹脂フィルム7とからな
る。食品包装用シート10は、あらかじめ外装シート1
と吸水性シート2を接合部5で全面的に接合した後、該
吸水性シート2の他方の面と内層シート3とを部分的に
接合し、両シートの間に接合部5と実質的に空隙部を形
成する非接合部6を形成することにより得られるが、こ
のときの部分接合は一体化されたシートと内層シートと
を重ね合わせて袋状に加工する際に同時に行われる。す
なわち、あらかじめ外装シートと吸水性シートからなる
一体化シートを作製し、これに内層シートが吸水性シー
ト側に接するようにかつ内側になるように重ね合わせて
袋状に加工する際の熱接着により行われる。このように
製袋加工時に同時に部分接合することにより、内層シー
トの端部のみを吸水性シートに接合させることができ、
内層シート3と吸水性シート2との間の非接合部6の面
積、すなわち空隙部が多く形成されるため、吸水性シー
ト2からの食品側への水分等の濡れ戻りを少なくするこ
とができる。透明樹脂フィルム7は、内層シート3が内
側となるようにガゼット状に折り込まれた食品包装用シ
ート10の両側縁にその両端が融着され、食品包装用袋
状物に窓部を形成する。また食品包装用シート10と透
明樹脂フィルム7で形成された筒状袋の一端はヒートシ
ールされ、他方が食品の出し入れ口とされる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。 実施例1 外装シートとしての純白紙(目付40g/m2 )と吸水
性シートとしてのパルプ紙(目付18g/m2 )を、全
面的に押出しラミネートで積層一体化した。このときの
押出しラミネートには変性ポリプロピレン樹脂を用い、
その厚みは15μmとした。次に内層シートとしてのポ
リプロピレン製スパンボンド法不織布(目付20g/m
2 、嵩密度0.12g/cm3 )を、上記で用意した一
体化シートの吸水性シート側に部分的に熱シールし、食
品包装用シートを得た。このときの接合面積率は25%
とし、格子状に部分ラミネートした。次に食品包装用シ
ートを用い、図2に示した形状の窓付きガゼット袋を作
製した。袋の形状は縦21cm、横12cmで、ガゼッ
ト部6cmを有し、かつポリプロピレン製防曇フィルム
で袋の上面に幅8cmの窓部を形成し、さらに筒状袋の
一端をヒートシールし、他端は出し入れ口とした。
【0029】実施例2 実施例1において、外装シートと吸水性シートを全面接
合した一体化シートと内層シートとの部分ラミネート
を、製袋時に一気に熱シールして食品包装用シートの端
部のみを部分接合した以外は実施例1と同様にして窓付
きガゼット袋を得た。この袋は窓部以外は一体化シート
と内層シートとの積層構造をなし、内層シートは窓部お
よび背部のみで一体化シートと接合され、接合面積率は
4%であった。
【0030】実施例3 実施例1において、内層シートの接合面積率を45%と
する以外は実施例1と同様にして食品包装用袋を作製し
た。 実施例4 実施例1において、内層シートとしてポリエステル製ス
パンボンド法不織布(目付20g/m2 、嵩密度0.2
2g/cm3 )を用いた以外は実施例1と同様にして食
品包装用袋を作製した。
【0031】実施例5 実施例1において、内層シートとしてポリプロピレン製
スパンボンド法不織布(目付12g/m2 、嵩密度0.
14g/cm3 )を用いた以外は実施例1と同様にして
食品包装用袋を作製した。 実施例6 実施例1において、内層シートとしてポリプロピレン製
の複合不織布(スパンボンド法不織布+メルトブロー法
不織布+スパンボンド法不織布:全体の目付は15g/
2 でそれぞれの目付は順に7g/m2 +3g/m2
7g/m2 で、全体の嵩密度は0.14g/cm3 )を
用いた以外は実施例1と同様にして食品包装用袋を作製
した。
【0032】実施例7 実施例2において、内層シートとして乾式の短繊維不織
布(ポリプロピレン製短繊維+レ−ヨン製短繊維:全体
の目付は20g/m2 で、各素材の割合はそれぞれ50
重量%、嵩密度は0.18g/cm3 )を用いた以外は
実施例2と同様にして食品包装用袋を得た。 実施例8 実施例1において、内層シートの接合面積率を80%と
した以外は実施例1と同様にして食品包装用袋を作製し
た。
【0033】比較例1 実施例1において、食品包装用シートとして、市販のポ
リプロピレンのフィルムを用いて実施例1と同じ形状の
食品包装用袋を作製した。なお、窓部用フィルムは用い
ず、袋全体をこのシートで作製した。 比較例2 実施例1において、吸水性シートを用いず、外装シート
と内層シートを直接貼り合せ、接合面積率が25%とな
るように格子状に部分ラミネートした以外は実施例1と
同様にして食品包装用袋を作製した。
【0034】比較例3 実施例1において、外装シートに、内層シートとして吸
水性のある吸水紙(ユニチャーム製ニューソフロンF
X、目付22g/m2 )を、接合面積率が25%となる
ように格子状に部分ラミネートした以外は実施例1と同
様にして食品包装用袋を作製した。なお、この袋には撥
水性のシートは使用されていない。 比較例4 実施例1において、吸水性シートと内層シートを熱シー
ルによって全面接合して一体化し、さらに一体化シート
の吸水性シートの面に外装シートを、接合面積率が25
%となるように格子状に部分ラミネートした以外は、実
施例1と同様にして食品包装用袋を作製した。
【0035】比較例5 実施例1において、吸水性シートに、内層シートとして
ポリプロピレン製のメルトブロー法の不織布を熱シール
によって積層一体化し、該積層シートの吸水性シートの
面に外装シートを、接合面積率が25%となるように格
子状に部分ラミネートした以外は実施例1と同様にして
食品包装用袋を作製した。 比較例6 比較例5において、吸水性シートと内層シートとを接合
した一体化シートと、外装シートとを、あらかじめ部分
ラミネートすることなく、製袋時に一気に熱シールして
実施例1と同じ形状の食品包装用袋を得た。この袋は、
窓部以外は一体化シートと外装シートの積層構造をな
し、外装シートは窓部および背部のみで貼り合わされ、
このときの接合面積率は4%であった。
【0036】<試験例>実施例1〜8および比較例1〜
6で得られた食品包装用袋について下記の評価を行っ
た。 (1) 電子レンジによるハンバーガーテスト 得られた袋(試料)に、市販のハンバーガーを入れて6
00ワットの電子レンジで30秒間加熱し、その後取り
出して食味(美味しさ)を判定した。判定は下記の4段
階で行った。また電子レンジにかけるときは、袋の上端
部を3cm折り曲げて、折り曲げた口をテープでとめ
た。この評価は1試料につき5点行い、その平均した結
果を表1に示した。 判定基準 ◎:水分が適度にあり、大変美味しかった。 ○:パンの底部が少しぬれているが、美味しかった。 △:水分がパンの底部に集まりやや美味しくなかった。 ×:水分がパンの底部に集まりぐしゃぐしゃになって美
味しくなかった。
【0037】また、各袋に厚切り食パン1/2枚を袋に
入れ、電子レンジで1分間加熱後、電子レンジから取り
出して1時間放置し、食パンと試料のくっつき具合を官
能評価した。操作は3回行い、判定は以下の4段階で評
価をし、その結果を表1に示した。 判定基準 ◎:食パンと試料がくっつかず、簡単に取り出せた ○:食パンと試料はくっつかなかったが、少し取り出し
に苦労した。 △:食パンと試料がややくっついており、無理に取り出
すと試料にパンが少し残った。 ×:食パンと試料がくっつき、無理に取り出すとシート
にパンがかなり残った。
【0038】
【表1】
【0039】表1から、本発明で得られた食品包装用袋
を用いて電子レンジで加熱しても食品の美味しさが維持
され、かつ食品とくっつきにくく、取り出し易いことが
示される。
【0040】(2) ドリップ水の濡れ戻りおよび不織布内
への水分保持テスト 300ccのビーカーに水10ccを浸した濾紙を入れて
から、このビーカーの口(孔面積50cm2 )に試料
(張合わせシート:14cm×14cm、製袋時に貼り
合わせたものは袋を解体して評価用シートとした)を置
き、輪ゴムでセットした。その後600ワットの電子レ
ンジで2分間加熱し、試料を電子レンジから恒温・恒湿
(20℃、65%rh)の部屋に取り出し、15分後お
よび30分後に試料をはずし、天秤で試料の重量を測定
した。次に、試料の上に濾紙(目付120g/m2 大き
さ15cm×15cm)を置き、その上に、ガラス板と
おもり(1kg)を置き、10秒経過後濾紙および試料
の重量を測定し、下記の項目について算出した。測定は
各試料5回行い、その結果を平均し、表2にまとめて示
した。
【0041】 蒸気発生吸着量A(mg)=W1 −W00 電子レンジ加熱前の試料重量(mg) W1 : 電子レンジ加熱後の試料重量(mg) 濡れ戻り量B1 および濡れ戻り率B2 濡れ戻り量B1 (mg)=R1 −R0 濡れ戻り率B2 (%)=〔(R1 −R0 )/A〕×10
0 R0 :初めの濾紙の重量 R1 :試料と濾紙を重ねて10秒経過の濾紙の重量 試料の保水量C1 および保水率C2 試料の保水量C1 (mg)=W2 −W0 試料の保水率C2 (%)=〔(W2 −W0 )/A〕×1
00 W0 : 電子レンジ加熱前の試料重量 W2 : 試料と濾紙を重ねて10秒経過の試料の重量
【0042】(3)不織布の目付、厚み、嵩密度は以下
の方法で求めた。JIS L 1906に準じて目付
(g/m2 )、厚み(mm)(測定条件:ピーコック厚
み計、加圧子;直径30mm、荷重5g/cm2 )を測
定、次式にて求めた。 嵩密度(g/cm3 )=(目付/厚み)×100000 (4)接合面積率は以下の方法で求めた。吸水性シート
と内層シートまたは吸水性シートと外装シートを剥離し
て吸水性シートに接した内層シートまたは外装シートの
表面をマイクロスコープで接写する。そして接着部分と
非接着部分の比率より、接着部分の面積率(%)を求
め、この値を接合面積率とする。
【0043】
【表2】 A:上記発生吸着量(mg) C1 :試料の保水量(mg) B1 :濡れ戻り量(mg) C2 :試料の保水率(%) B2 :濡れ戻り率(%)
【0044】表2から、本発明における食品包装用シー
トは電子レンジ加熱後の水分の濡れ戻りが少なく、かつ
吸水性シートによる保水量が多いことが示される。
【0045】
【発明の効果】本発明の食品包装用シートおよび袋状物
によれば、ハンバーガーなどを電子レンジで再加熱する
際に発生する余分な水分や油分を取り、水分蒸発による
食品の乾燥や硬化を防ぎ、水蒸気の結露やドリップによ
る食品のベタつき等を防止することができる。またパン
などのシートにくっつきやすい素材の食品もシートにく
っつかずにスムーズに取り出すことができ、再加熱後の
食品の食味を美味しく保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による食品包装用シートの断
面図
【図2】本発明の一実施例による食品包装用袋状物の説
明図
【符号の説明】
1…外装シート、2…吸水性シート、3…内層シート、
5…接合部、6…非接合部、7…透明樹脂フィルム、1
0…食品包装用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 龍二郎 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号 旭化成工業株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA13 BA24 BB03 BC06 BC20 EA17 EA18 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外装シートと吸水性シートと
    通液性の内層シートから構成される食品包装用シートで
    あって、前記吸水性シートは、その一方の面が前記外装
    シートと全面的に接合され、かつ他方の面が前記内層シ
    ートと部分的に接合されていることを特徴とする食品包
    装用シート。
  2. 【請求項2】 前記内層シートと吸水性シートの接合面
    積率が1〜70%であることを特徴とする請求項1記載
    の食品包装用シート。
  3. 【請求項3】 前記内層シートがポリオレフィン系繊維
    で構成された不織布からなることを特徴とする請求項1
    または2記載の食品包装用シート。
  4. 【請求項4】 前記内層シートが長繊維系スパンボンド
    法による不織布からなることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の食品包装用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の食品包
    装用シートを使用した食品包装用袋状物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080062A (ja) * 2000-06-30 2002-03-19 Idemitsu Petrochem Co Ltd 包装材料用シーラント、包装材料および食品包装体
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JP2005119073A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Aoto Seitai Kk ドリップ吸収シート
JP2007246140A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Dainippon Printing Co Ltd 咬合具及び咬合具の製造方法、並びに咬合具付き包装袋
US8034740B2 (en) 2004-02-05 2011-10-11 Taiyo Kagaku Co., Ltd. Adsorptivity imparting agent containing porous silica
JP2016037291A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 凸版印刷株式会社 パウチ

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