JP2000145835A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JP2000145835A JP2000145835A JP10313532A JP31353298A JP2000145835A JP 2000145835 A JP2000145835 A JP 2000145835A JP 10313532 A JP10313532 A JP 10313532A JP 31353298 A JP31353298 A JP 31353298A JP 2000145835 A JP2000145835 A JP 2000145835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- pad
- support
- pair
- end surfaces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/02—Braking members; Mounting thereof
- F16D65/04—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
- F16D65/092—Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
- F16D65/095—Pivots or supporting members therefor
- F16D65/097—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts
- F16D65/0973—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces
- F16D65/0974—Resilient means interposed between pads and supporting members or other brake parts not subjected to brake forces acting on or in the vicinity of the pad rim in a direction substantially transverse to the brake disc axis
- F16D65/0977—Springs made from sheet metal
- F16D65/0978—Springs made from sheet metal acting on one pad only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 がたつき等による異音の発生を防止し、且
つ、腐食生成物の発生時にも、サポート２ａに対するパ
ッド６ａの変位が確実に行なわれる様にする。 【解決手段】 パッド６ａとサポート２ａとの間に、係
合凸部８ａ、８ａと係合溝９ａ、９ａとによる係合部を
設ける。係合凸部８ａ、８ａの先端面１５、１５と係合
溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４とを傾斜させる。又、
パッドクリップ１２ａ、１２ａにより上記パッド６ａ
を、上記両端面１５、１４同士の間隔が狭くなる方向に
押圧する。
つ、腐食生成物の発生時にも、サポート２ａに対するパ
ッド６ａの変位が確実に行なわれる様にする。 【解決手段】 パッド６ａとサポート２ａとの間に、係
合凸部８ａ、８ａと係合溝９ａ、９ａとによる係合部を
設ける。係合凸部８ａ、８ａの先端面１５、１５と係合
溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４とを傾斜させる。又、
パッドクリップ１２ａ、１２ａにより上記パッド６ａ
を、上記両端面１５、１４同士の間隔が狭くなる方向に
押圧する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明に係るディスクブレ
ーキは、自動車の制動を行なう為に利用するもので、本
発明はこの様なディスクブレーキに組み込むパッドとサ
ポートとの係合部が制動時に異音を発するのを防止する
ものである。
ーキは、自動車の制動を行なう為に利用するもので、本
発明はこの様なディスクブレーキに組み込むパッドとサ
ポートとの係合部が制動時に異音を発するのを防止する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の制動を行なう為のディスクブレ
ーキとして従来から、図６〜７に示す様な構造のものが
使用されている。この図６〜７に示したディスクブレー
キは、特開平９−７９２９６号公報に記載されたもので
あり、車輪（図示せず）と共に回転するロータ１の一部
に隣接させる状態で設けたサポート２を、車体側に設け
た懸架装置（図示せず）に支持固定している。このサポ
ート２にはキャリパ３を、上記ロータ１の軸方向（図６
の表裏方向、図７の上下方向）に亙る変位自在に支持し
ている。又、このサポート２の両端部で、上記ロータ１
の周方向に離隔した位置に、前後１対の回入側、回出側
両支持部４、５を設けている。これら各支持部４、５
は、上記ロータ１の外周部を、図６の表裏方向、図７の
上下方向に跨ぐ様に先端が略Ｕ字形に屈曲しており、こ
れら両支持部４、５にパッド６、６の両端部を、上記ロ
ータ１の軸方向の摺動自在に係合させている。このうち
の回出側端部（上記ロータ１が、図６〜７に矢印ａで示
す様に、右から左に回転する場合、図６〜７の左端部）
に設けた回出側支持部５は、制動時に上記ロータ１の側
面と上記パッド６、６との摩擦に伴ってこれら両パッド
６、６に加わるブレーキトルクを支承する役目を有す
る。
ーキとして従来から、図６〜７に示す様な構造のものが
使用されている。この図６〜７に示したディスクブレー
キは、特開平９−７９２９６号公報に記載されたもので
あり、車輪（図示せず）と共に回転するロータ１の一部
に隣接させる状態で設けたサポート２を、車体側に設け
た懸架装置（図示せず）に支持固定している。このサポ
ート２にはキャリパ３を、上記ロータ１の軸方向（図６
の表裏方向、図７の上下方向）に亙る変位自在に支持し
ている。又、このサポート２の両端部で、上記ロータ１
の周方向に離隔した位置に、前後１対の回入側、回出側
両支持部４、５を設けている。これら各支持部４、５
は、上記ロータ１の外周部を、図６の表裏方向、図７の
上下方向に跨ぐ様に先端が略Ｕ字形に屈曲しており、こ
れら両支持部４、５にパッド６、６の両端部を、上記ロ
ータ１の軸方向の摺動自在に係合させている。このうち
の回出側端部（上記ロータ１が、図６〜７に矢印ａで示
す様に、右から左に回転する場合、図６〜７の左端部）
に設けた回出側支持部５は、制動時に上記ロータ１の側
面と上記パッド６、６との摩擦に伴ってこれら両パッド
６、６に加わるブレーキトルクを支承する役目を有す
る。
【０００３】上記各パッド６、６の裏金７の両端部に係
合凸部８、８を、上記回入側、回出側両支持部４、５の
内側面に係合溝９、９を、それぞれ形成している。そし
て、上記各係合凸部８、８をこれら各係合溝９、９に、
上記ロータ１の軸方向に亙る変位自在に係合させて、回
入側係合部及び回出側係合部としている。従って、上記
各パッド６、６は、上記ロータ１の両側面に対する遠近
動を自在として、上記サポート２に支持されている。
合凸部８、８を、上記回入側、回出側両支持部４、５の
内側面に係合溝９、９を、それぞれ形成している。そし
て、上記各係合凸部８、８をこれら各係合溝９、９に、
上記ロータ１の軸方向に亙る変位自在に係合させて、回
入側係合部及び回出側係合部としている。従って、上記
各パッド６、６は、上記ロータ１の両側面に対する遠近
動を自在として、上記サポート２に支持されている。
【０００４】又、上記キャリパ３は、上記１対のパッド
６、６を跨ぐ様な状態で、上記サポート２に支持してい
る。上記キャリパ３は、シリンダ部１０、１０とキャリ
パ爪１１、１１とを有し、このうちのシリンダ部１０、
１０に、上記各パッド６、６を上記ロータ１に対して押
圧する為のピストンを内蔵している。
６、６を跨ぐ様な状態で、上記サポート２に支持してい
る。上記キャリパ３は、シリンダ部１０、１０とキャリ
パ爪１１、１１とを有し、このうちのシリンダ部１０、
１０に、上記各パッド６、６を上記ロータ１に対して押
圧する為のピストンを内蔵している。
【０００５】更に、上記サポート２のうちで上記各パッ
ド６、６の両端部を支承する部分には、ステンレス鋼板
等の弾性金属板製のパッドクリップ１２、１２を装着し
ている。このパッドクリップ１２、１２は、上記各パッ
ド６、６を弾性的に押圧して、走行時の振動等により、
これら各パッド６、６ががたつく事を防止する。上記各
パッドクリップ１２、１２の一部は、上記各係合溝９、
９の内面を覆っているが、これら各係合溝９、９の内面
を覆う上記各パッドクリップ１２、１２の一部と上記各
係合凸部８、８との間には、若干の隙間１３、１３を介
在させている。これら各隙間１３、１３の大きさは、通
常時は勿論、鋼板製の前記各裏金７、７又は鋳鉄製のサ
ポート２が錆びて、これら各裏金７、７の外寸が腐食生
成物の発生に基づいて多少大きくなったり、或は上記各
係合溝９、９の内寸が小さくなった場合でも、上記各パ
ッド６、６が上記ロータ１の軸方向に亙り円滑に変位で
きる程度、確保している。
ド６、６の両端部を支承する部分には、ステンレス鋼板
等の弾性金属板製のパッドクリップ１２、１２を装着し
ている。このパッドクリップ１２、１２は、上記各パッ
ド６、６を弾性的に押圧して、走行時の振動等により、
これら各パッド６、６ががたつく事を防止する。上記各
パッドクリップ１２、１２の一部は、上記各係合溝９、
９の内面を覆っているが、これら各係合溝９、９の内面
を覆う上記各パッドクリップ１２、１２の一部と上記各
係合凸部８、８との間には、若干の隙間１３、１３を介
在させている。これら各隙間１３、１３の大きさは、通
常時は勿論、鋼板製の前記各裏金７、７又は鋳鉄製のサ
ポート２が錆びて、これら各裏金７、７の外寸が腐食生
成物の発生に基づいて多少大きくなったり、或は上記各
係合溝９、９の内寸が小さくなった場合でも、上記各パ
ッド６、６が上記ロータ１の軸方向に亙り円滑に変位で
きる程度、確保している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図６〜７に示した構造
を含めて、従来のディスクブレーキの場合には、裏金
７、７の外周縁や鋳鉄製のサポート２が錆びてこれら各
裏金７、７の外寸が大きくなったり、各係合溝９、９の
内寸が小さくなった場合にも、各パッド６、６の変位を
十分に可能にするだけの、十分な隙間１３、１３を設け
ていた。この為、これら各パッド６、６がサポート２に
対してがたつく場合がある。即ち、上記各隙間１３、１
３は、非制動時に上記各裏金７、７の両端部に形成した
係合凸部８、８とパッドクリップ１２、１２の一部との
間に介在する。この為、制動時に上記各パッド６、６
が、ロータ１との摩擦に伴ってこのロータ１の円周方向
に変位すると、回出側支持部５に対応する隙間１３が消
滅すると同時に、上記裏金７、７とパッドクリップ１
２、１２の一部とが勢い良く衝突し、クロンク音と呼ば
れる打音が発生する。又、非制動時に於いても、上記各
パッド６、６が上記各パッドクリップ１２、１２の弾力
に抗して変位し、ラトル音と呼ばれる振動騒音が発生す
る場合がある。これら各パッドクリップ１２、１２の弾
力を強くすれば、この様な振動騒音の発生は防止できる
が、ディスクブレーキの組立作業が面倒になるだけでな
く、上記弾力に基づいて上記各パッド６、６の移動が制
約され、非制動時に於ける、パッド６、６とロータ１と
の引き摺り抵抗が大きくなる為、好ましくない。本発明
のディスクブレーキは、上述の様な事情に鑑みて、サポ
ートに対するパッドの変位を確実に行なわせる事がで
き、しかもこのサポートに対してパッドががたつく事を
防止できる構造を実現すべく発明したものである。
を含めて、従来のディスクブレーキの場合には、裏金
７、７の外周縁や鋳鉄製のサポート２が錆びてこれら各
裏金７、７の外寸が大きくなったり、各係合溝９、９の
内寸が小さくなった場合にも、各パッド６、６の変位を
十分に可能にするだけの、十分な隙間１３、１３を設け
ていた。この為、これら各パッド６、６がサポート２に
対してがたつく場合がある。即ち、上記各隙間１３、１
３は、非制動時に上記各裏金７、７の両端部に形成した
係合凸部８、８とパッドクリップ１２、１２の一部との
間に介在する。この為、制動時に上記各パッド６、６
が、ロータ１との摩擦に伴ってこのロータ１の円周方向
に変位すると、回出側支持部５に対応する隙間１３が消
滅すると同時に、上記裏金７、７とパッドクリップ１
２、１２の一部とが勢い良く衝突し、クロンク音と呼ば
れる打音が発生する。又、非制動時に於いても、上記各
パッド６、６が上記各パッドクリップ１２、１２の弾力
に抗して変位し、ラトル音と呼ばれる振動騒音が発生す
る場合がある。これら各パッドクリップ１２、１２の弾
力を強くすれば、この様な振動騒音の発生は防止できる
が、ディスクブレーキの組立作業が面倒になるだけでな
く、上記弾力に基づいて上記各パッド６、６の移動が制
約され、非制動時に於ける、パッド６、６とロータ１と
の引き摺り抵抗が大きくなる為、好ましくない。本発明
のディスクブレーキは、上述の様な事情に鑑みて、サポ
ートに対するパッドの変位を確実に行なわせる事がで
き、しかもこのサポートに対してパッドががたつく事を
防止できる構造を実現すべく発明したものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクブレー
キは、前述した従来から知られているディスクブレーキ
と同様に、車輪と共に回転するロータを跨いで車体側に
支持するサポートと、このサポートに支持された状態で
上記ロータの両側に配置された１対のパッドと、上記サ
ポートの一部で上記ロータを挟む位置に、このロータの
回入側端部とロータの回出側端部とにそれぞれ１対ずつ
設けた、それぞれが上記サポートと上記各パッドとのう
ちの一方の部材に形成した係合溝と他方の部材に形成し
た係合凸部とを上記ロータの軸方向に亙る摺動自在に係
合させて成る、回入側係合部及び回出側係合部と、上記
サポートに装着して上記各パッドが上記サポートに対し
てがたつく事を防止する弾性部材と、上記サポートに付
属のキャリパと、このキャリパに内蔵したピストンとを
備える。そして、このピストンの押し出しに伴い、上記
１対のパッドにより上記ロータを挟持する事で制動を行
なう。
キは、前述した従来から知られているディスクブレーキ
と同様に、車輪と共に回転するロータを跨いで車体側に
支持するサポートと、このサポートに支持された状態で
上記ロータの両側に配置された１対のパッドと、上記サ
ポートの一部で上記ロータを挟む位置に、このロータの
回入側端部とロータの回出側端部とにそれぞれ１対ずつ
設けた、それぞれが上記サポートと上記各パッドとのう
ちの一方の部材に形成した係合溝と他方の部材に形成し
た係合凸部とを上記ロータの軸方向に亙る摺動自在に係
合させて成る、回入側係合部及び回出側係合部と、上記
サポートに装着して上記各パッドが上記サポートに対し
てがたつく事を防止する弾性部材と、上記サポートに付
属のキャリパと、このキャリパに内蔵したピストンとを
備える。そして、このピストンの押し出しに伴い、上記
１対のパッドにより上記ロータを挟持する事で制動を行
なう。
【０００８】特に、本発明のディスクブレーキに於いて
は、上記回入側係合部及び回出側係合部を構成する１対
の係合溝の奥端面、並びにこれら両係合部を構成する１
対の係合凸部の先端面は、これら１対の奥端面同士、並
びに１対の先端面同士の間隔が、上記ロータの直径方向
に亙り漸次変化する方向に傾斜している。又、上記ロー
タの直径方向に関する上記各係合溝の幅は、同じく上記
各係合凸部の幅よりも大きくして、これら各係合凸部が
これら各係合溝内で上記ロータの直径方向に変位自在と
している。そして、上記弾性部材は、上記１対の奥端面
同士、並びに１対の先端面同士の間隔が狭くなる方向に
上記パッドを押圧するものである。
は、上記回入側係合部及び回出側係合部を構成する１対
の係合溝の奥端面、並びにこれら両係合部を構成する１
対の係合凸部の先端面は、これら１対の奥端面同士、並
びに１対の先端面同士の間隔が、上記ロータの直径方向
に亙り漸次変化する方向に傾斜している。又、上記ロー
タの直径方向に関する上記各係合溝の幅は、同じく上記
各係合凸部の幅よりも大きくして、これら各係合凸部が
これら各係合溝内で上記ロータの直径方向に変位自在と
している。そして、上記弾性部材は、上記１対の奥端面
同士、並びに１対の先端面同士の間隔が狭くなる方向に
上記パッドを押圧するものである。
【０００９】
【作用】上述の様に構成する本発明のディスクブレーキ
により制動を行なう際の作用は、前述した従来のディス
クブレーキと同様である。特に、本発明のディスクブレ
ーキの場合には、サポートに対してパッドを、騒音の原
因となる程大きながたつきをなくした状態で、しかも腐
食生成物の発生により上記サポートやパッドの裏金の寸
法が多少変化した場合でもこのパッドが確実に変位自在
な状態で支持できる。
により制動を行なう際の作用は、前述した従来のディス
クブレーキと同様である。特に、本発明のディスクブレ
ーキの場合には、サポートに対してパッドを、騒音の原
因となる程大きながたつきをなくした状態で、しかも腐
食生成物の発生により上記サポートやパッドの裏金の寸
法が多少変化した場合でもこのパッドが確実に変位自在
な状態で支持できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施の形態の第
１例を示している。尚、本発明の特徴は、サポート２ａ
に対してパッド６ａの裏金７ａの両端部を支持する部分
の構造の改良に関する。その他の部分の構造及び作用
は、前述の図６〜７に示した構造を含めて、従来から一
般的に知られているディスクブレーキと同様である。そ
こで、従来構造と同様の部分に関する図示並びに説明
は、省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を
中心に説明する。
１例を示している。尚、本発明の特徴は、サポート２ａ
に対してパッド６ａの裏金７ａの両端部を支持する部分
の構造の改良に関する。その他の部分の構造及び作用
は、前述の図６〜７に示した構造を含めて、従来から一
般的に知られているディスクブレーキと同様である。そ
こで、従来構造と同様の部分に関する図示並びに説明
は、省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を
中心に説明する。
【００１１】車輪と共に回転するロータ１（図６〜７参
照。図１には省略。）を跨いで設けたサポート２ａに、
回入側支持部４ａ及び回出側支持部５ａを設けている。
そして、これら回入側支持部４ａ及び回出側支持部５ａ
に形成した係合溝９ａ、９ａに、それぞれパッド６ａを
構成する裏金７ａの両端部に設けた係合凸部８ａ、８ａ
を、上記ロータ１の軸方向（図１の表裏方向）に亙る摺
動自在に係合させている。この状態で１対のパッド６ａ
（図１には一方のパッド６ａのみを図示）を、上記ロー
タ１を挟む位置に設けている。又、上記回入側支持部４
ａ及び回出側支持部５ａと上記パッド６ａの裏金７ａと
の間にそれぞれ、弾性部材であるパッドクリップ１２
ａ、１２ａを設けている。これら両パッドクリップ１２
ａ、１２ａは、それぞれステンレスのばね鋼製の板材を
曲げ形成して成る。
照。図１には省略。）を跨いで設けたサポート２ａに、
回入側支持部４ａ及び回出側支持部５ａを設けている。
そして、これら回入側支持部４ａ及び回出側支持部５ａ
に形成した係合溝９ａ、９ａに、それぞれパッド６ａを
構成する裏金７ａの両端部に設けた係合凸部８ａ、８ａ
を、上記ロータ１の軸方向（図１の表裏方向）に亙る摺
動自在に係合させている。この状態で１対のパッド６ａ
（図１には一方のパッド６ａのみを図示）を、上記ロー
タ１を挟む位置に設けている。又、上記回入側支持部４
ａ及び回出側支持部５ａと上記パッド６ａの裏金７ａと
の間にそれぞれ、弾性部材であるパッドクリップ１２
ａ、１２ａを設けている。これら両パッドクリップ１２
ａ、１２ａは、それぞれステンレスのばね鋼製の板材を
曲げ形成して成る。
【００１２】特に、本発明のディスクブレーキの場合に
は、上記各係合溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４同士
を、互いに非平行にし、且つ、それぞれ上記パッド６ａ
と上記ロータ１の側面との摩擦に基づいてこのパッド６
ａに作用する力の方向に対し傾斜させている。即ち、上
記各奥端面１４、１４を、上記ロータ１の直径方向で上
記パッド６ａの中心を通る仮想直線ｘに対し、角度α
（例えばα≒３０度）ずつ傾斜させている。傾斜方向
は、上記両奥端面１４、１４で互いに逆にして、これら
両奥端面１４、１４同士の間隔が、上記ロータ１の直径
方向内方に向かう程大きくなる様にしている。ちなみ
に、上記力の作用方向は、上記仮想直線ｘに対しほぼ直
交する、図１の矢印ｙ方向である。又、これら両奥端面
１４、１４に対向する、上記各係合凸部８ａ、８ａの先
端面１５、１５は、当該先端面１５、１５が対向する奥
端面１４、１４と同方向に同一角度傾斜している。
は、上記各係合溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４同士
を、互いに非平行にし、且つ、それぞれ上記パッド６ａ
と上記ロータ１の側面との摩擦に基づいてこのパッド６
ａに作用する力の方向に対し傾斜させている。即ち、上
記各奥端面１４、１４を、上記ロータ１の直径方向で上
記パッド６ａの中心を通る仮想直線ｘに対し、角度α
（例えばα≒３０度）ずつ傾斜させている。傾斜方向
は、上記両奥端面１４、１４で互いに逆にして、これら
両奥端面１４、１４同士の間隔が、上記ロータ１の直径
方向内方に向かう程大きくなる様にしている。ちなみ
に、上記力の作用方向は、上記仮想直線ｘに対しほぼ直
交する、図１の矢印ｙ方向である。又、これら両奥端面
１４、１４に対向する、上記各係合凸部８ａ、８ａの先
端面１５、１５は、当該先端面１５、１５が対向する奥
端面１４、１４と同方向に同一角度傾斜している。
【００１３】又、上記ロータ１の直径方向（図１の上下
方向）に関する上記各係合溝９ａ、９ａの幅Ｗ9aは、同
じく上記各係合凸部８ａ、８ａの幅Ｗ8aよりも大きくし
て、これら各係合凸部８ａ、８ａが上記各係合溝９ａ、
９ａ内で幅方向（図１の上下方向）に変位自在としてい
る。この為に本例の場合には、上記各係合溝９ａ、９ａ
の幅Ｗ9aを、上記各係合凸部８ａ、８ａの幅Ｗ8aに、上
記各パッドクリップ１２ａ、１２ａを構成する金属板の
厚さＴ12a の２倍を加えた値よりも少し（例えば０．７
mm程度）大きく（Ｗ9a≒Ｗ8a＋２Ｔ12a ＋０．７mm）し
ている。
方向）に関する上記各係合溝９ａ、９ａの幅Ｗ9aは、同
じく上記各係合凸部８ａ、８ａの幅Ｗ8aよりも大きくし
て、これら各係合凸部８ａ、８ａが上記各係合溝９ａ、
９ａ内で幅方向（図１の上下方向）に変位自在としてい
る。この為に本例の場合には、上記各係合溝９ａ、９ａ
の幅Ｗ9aを、上記各係合凸部８ａ、８ａの幅Ｗ8aに、上
記各パッドクリップ１２ａ、１２ａを構成する金属板の
厚さＴ12a の２倍を加えた値よりも少し（例えば０．７
mm程度）大きく（Ｗ9a≒Ｗ8a＋２Ｔ12a ＋０．７mm）し
ている。
【００１４】更に、上記各パッドクリップ１２ａ、１２
ａは、上記各奥端面１４、１４と先端面１５、１５とが
互いに近づき合う方向に上記パッド６ａを押圧する弾力
を有する。この為に本例の場合には、上記ロータ１の直
径方向に関して、上記各パッドクリップ１２ａ、１２ａ
の内端部（図１の下端部）に、外方（図１の上方）に向
く弾力を有する弾性片１６、１６を形成し、これら各弾
性片１６、１６の先端部を、上記パッド６ａの裏金７ａ
の内端縁に当接させている。従って、このパッド６ａは
前記サポート２ａに対して、上記ロータ１の直径方向外
方に向け弾性的に押圧された状態となっている。この
為、他の力が加わらない状態では、上記各奥端面１４、
１４と先端面１５、１５とが、上記各パッドクリップ１
２ａ、１２ａの一部を介して、ほぼ隙間なく（隙間の寸
法が０〜０．２mm程度で）当接若しくは近接対向する。
ａは、上記各奥端面１４、１４と先端面１５、１５とが
互いに近づき合う方向に上記パッド６ａを押圧する弾力
を有する。この為に本例の場合には、上記ロータ１の直
径方向に関して、上記各パッドクリップ１２ａ、１２ａ
の内端部（図１の下端部）に、外方（図１の上方）に向
く弾力を有する弾性片１６、１６を形成し、これら各弾
性片１６、１６の先端部を、上記パッド６ａの裏金７ａ
の内端縁に当接させている。従って、このパッド６ａは
前記サポート２ａに対して、上記ロータ１の直径方向外
方に向け弾性的に押圧された状態となっている。この
為、他の力が加わらない状態では、上記各奥端面１４、
１４と先端面１５、１５とが、上記各パッドクリップ１
２ａ、１２ａの一部を介して、ほぼ隙間なく（隙間の寸
法が０〜０．２mm程度で）当接若しくは近接対向する。
【００１５】上述の様に構成する本発明のディスクブレ
ーキの場合には、上記サポート２ａに対して上記パッド
６ａを、騒音の原因となる程大きながたつきをなくした
状態で、しかも腐食生成物の発生により上記パッド６ａ
の裏金７ａの外寸が多少大きくなったり、或は上記各係
合溝９ａ、９ａの内寸が多少小さくなった場合でも、上
記パッド６ａが確実に変位自在な状態で支持できる。
ーキの場合には、上記サポート２ａに対して上記パッド
６ａを、騒音の原因となる程大きながたつきをなくした
状態で、しかも腐食生成物の発生により上記パッド６ａ
の裏金７ａの外寸が多少大きくなったり、或は上記各係
合溝９ａ、９ａの内寸が多少小さくなった場合でも、上
記パッド６ａが確実に変位自在な状態で支持できる。
【００１６】先ず、初期状態、即ち、上記裏金７ａの両
端部に形成した係合凸部８ａ、８ａの先端面１５、１５
や係合溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４に腐食生成物が
存在せず、上記裏金７ａの外寸が最も小さく、上記奥端
面１４、１４同士の間隔が最も大きい状態で、且つ非制
動状態に就いて説明する。この状態では、上記パッド６
ａが上記各パッドクリップ１２ａ、１２ａの弾力によ
り、上記ロータ１の直径方向に関して、最も外径側に変
位する。この状態では上述の様に、上記各奥端面１４、
１４と先端面１５、１５とが、上記各パッドクリップ１
２ａ、１２ａの一部を介して、ほぼ隙間なく当接若しく
は近接対向する。上記各端面１４、１５同士は、上記各
パッドクリップ１２ａ、１２ａの弾力に基づき、くさび
状に係合する。この為、これら各パッドクリップ１２
ａ、１２ａの弾性をあまり大きくしなくても、上記両端
面１４、１５同士を当接若しくは近接対向させたままの
状態として、非制動時に上記パッド６ａがサポート２ａ
に対してがたつき、ラトル音と呼ばれる騒音が発生する
事を防止する。
端部に形成した係合凸部８ａ、８ａの先端面１５、１５
や係合溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４に腐食生成物が
存在せず、上記裏金７ａの外寸が最も小さく、上記奥端
面１４、１４同士の間隔が最も大きい状態で、且つ非制
動状態に就いて説明する。この状態では、上記パッド６
ａが上記各パッドクリップ１２ａ、１２ａの弾力によ
り、上記ロータ１の直径方向に関して、最も外径側に変
位する。この状態では上述の様に、上記各奥端面１４、
１４と先端面１５、１５とが、上記各パッドクリップ１
２ａ、１２ａの一部を介して、ほぼ隙間なく当接若しく
は近接対向する。上記各端面１４、１５同士は、上記各
パッドクリップ１２ａ、１２ａの弾力に基づき、くさび
状に係合する。この為、これら各パッドクリップ１２
ａ、１２ａの弾性をあまり大きくしなくても、上記両端
面１４、１５同士を当接若しくは近接対向させたままの
状態として、非制動時に上記パッド６ａがサポート２ａ
に対してがたつき、ラトル音と呼ばれる騒音が発生する
事を防止する。
【００１７】次に、制動時の状態に就いて説明する。制
動時には、上記ロータ１の側面と上記パッド６ａの摩擦
材との摩擦に基づいてこのパッド６ａに、図１の矢印ｙ
方向の力が加わる。この力に基づき、前記回出側支持部
５ａ側で、上記先端面１５が奥端面１４に向け押し付け
られる。これら両端面１５、１４は、それぞれ上記力の
作用方向（矢印ｙ方向）に対し傾斜しているので、これ
ら両端面１５、１４同士の摺動に基づいて上記パッド６
ａには、上記ロータ１の直径方向に亙る力、即ち、上記
矢印ｙ方向の力の分力が、上記ロータ１の直径方向内方
（図１の下方）に向く力として発生する。この力の為に
上記パッド６ａは、前記各弾性片１６、１６を弾性変形
させつつ変位し、上記ロータ１の直径方向に関して内径
側で、上記係合溝９ａ、９ａの内側面と上記奥端面１４
とにより拘束される。この様にパッド６ａが移動する
際、仮に裏金７ａが錆で固着していても、制動に伴って
この固着を解除する。但し、この状態では上記ロータ１
の側面と上記パッド６ａの摩擦材とが強く摩擦係合して
いるので、このパッド６ａが上記ロータ１の径方向に変
位する事はない。又、回出側の係合凸部８ａの先端面１
５と係合溝９ａの奥端面１４との間の隙間は、前述の様
に０〜０．２mm程度と、零若しくは僅少である。この
為、これら先端面１５と奥端面１４とを含み、回出側の
係合凸部８ａの外面と係合溝９ａの内面とが勢い良く衝
突して、耳障りな異音を発生する事はない。上記パッド
６ａがロータ１の内径側に変位する事に伴う、上記各係
合凸部８ａ、８ａの外側面と上記各係合溝９ａ、９ａの
内側面との衝合は、比較的緩徐に行なわれる為、上記異
音の発生には結び付きにくい。
動時には、上記ロータ１の側面と上記パッド６ａの摩擦
材との摩擦に基づいてこのパッド６ａに、図１の矢印ｙ
方向の力が加わる。この力に基づき、前記回出側支持部
５ａ側で、上記先端面１５が奥端面１４に向け押し付け
られる。これら両端面１５、１４は、それぞれ上記力の
作用方向（矢印ｙ方向）に対し傾斜しているので、これ
ら両端面１５、１４同士の摺動に基づいて上記パッド６
ａには、上記ロータ１の直径方向に亙る力、即ち、上記
矢印ｙ方向の力の分力が、上記ロータ１の直径方向内方
（図１の下方）に向く力として発生する。この力の為に
上記パッド６ａは、前記各弾性片１６、１６を弾性変形
させつつ変位し、上記ロータ１の直径方向に関して内径
側で、上記係合溝９ａ、９ａの内側面と上記奥端面１４
とにより拘束される。この様にパッド６ａが移動する
際、仮に裏金７ａが錆で固着していても、制動に伴って
この固着を解除する。但し、この状態では上記ロータ１
の側面と上記パッド６ａの摩擦材とが強く摩擦係合して
いるので、このパッド６ａが上記ロータ１の径方向に変
位する事はない。又、回出側の係合凸部８ａの先端面１
５と係合溝９ａの奥端面１４との間の隙間は、前述の様
に０〜０．２mm程度と、零若しくは僅少である。この
為、これら先端面１５と奥端面１４とを含み、回出側の
係合凸部８ａの外面と係合溝９ａの内面とが勢い良く衝
突して、耳障りな異音を発生する事はない。上記パッド
６ａがロータ１の内径側に変位する事に伴う、上記各係
合凸部８ａ、８ａの外側面と上記各係合溝９ａ、９ａの
内側面との衝合は、比較的緩徐に行なわれる為、上記異
音の発生には結び付きにくい。
【００１８】更に、上記パッド６ａの裏金７ａのうち、
各係合凸部８ａ、８ａの外面や上記サポート２ａの係合
溝９ａ、９ａの内面に腐食生成物が発生し、この裏金７
ａの外寸、即ち、この裏金７ａ全体の図１の左右に亙る
長さＬ7a、或は上記各係合凸部８ａ、８ａの幅Ｗ8aが大
きくなったり、或は係合溝９ａ、９ａの内寸が小さくな
った場合に就いて説明する。先ず、上記長さＬ7aが大き
くなったり、前記１対の奥端面１４、１４同士の間隔が
短くなった場合には、上記両係合凸部８ａ、８ａの先端
面１５、１５と各係合溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４
とが強く押圧し合う状態となる。又、制動時には、ロー
タ１が図１の矢印ｂ方向に回転している場合に、上記パ
ッド６ａに同図に矢印Ｍで示すパッド偶力（ブレーキト
ルクに基づいて、パッドが回転しようとする力）が働
き、上記パッド６ａが回転しようとする。加えて、これ
ら両端面１５、１４同士の摺動係合に基づき、上記ロー
タ１の直径方向内方（図１の下方）に向く分力が発生
し、上記パッド６ａが上記パッドクリップ１２ａ、１２
ａの弾力に抗して、上記ロータ１の直径方向内方に向け
て変位する。この結果、上記各係合凸部８ａ、８ａの外
面と上記各係合溝９ａ、９ａとの間の隙間が増大する傾
向になり、上記腐食生成物の発生に拘らず、これら各係
合溝９ａ、９ａの内側での上記各係合凸部８ａ、８ａの
変位を円滑に行なえる様にできる。上記各係合凸部８
ａ、８ａの幅Ｗ8aが大きくなったり、上記各係合溝９
ａ、９ａの幅Ｗ9aが小さくなった場合も、同様に上記パ
ッド６ａが上記パッドクリップ１２ａ、１２ａの弾力に
抗して、上記ロータ１の直径方向内方に向けて変位し、
上記各係合凸部８ａ、８ａの変位の円滑性を確保する。
以上の説明から明らかな通り、前記角度αは、発錆時に
上記パッド６ａを、上記各パッドクリップ１２ａ、１２
ａの弾力に抗して変位させられるだけの分力を生じさせ
る大きさが必要である。この様な角度αの値は摺動部の
摩擦係数等に鑑みて、設計的に定めるが、例えば裏金７
ａが鋼板、パッドクリップ１２ａがステンレス鋼板の場
合で、５〜４０度程度とする。
各係合凸部８ａ、８ａの外面や上記サポート２ａの係合
溝９ａ、９ａの内面に腐食生成物が発生し、この裏金７
ａの外寸、即ち、この裏金７ａ全体の図１の左右に亙る
長さＬ7a、或は上記各係合凸部８ａ、８ａの幅Ｗ8aが大
きくなったり、或は係合溝９ａ、９ａの内寸が小さくな
った場合に就いて説明する。先ず、上記長さＬ7aが大き
くなったり、前記１対の奥端面１４、１４同士の間隔が
短くなった場合には、上記両係合凸部８ａ、８ａの先端
面１５、１５と各係合溝９ａ、９ａの奥端面１４、１４
とが強く押圧し合う状態となる。又、制動時には、ロー
タ１が図１の矢印ｂ方向に回転している場合に、上記パ
ッド６ａに同図に矢印Ｍで示すパッド偶力（ブレーキト
ルクに基づいて、パッドが回転しようとする力）が働
き、上記パッド６ａが回転しようとする。加えて、これ
ら両端面１５、１４同士の摺動係合に基づき、上記ロー
タ１の直径方向内方（図１の下方）に向く分力が発生
し、上記パッド６ａが上記パッドクリップ１２ａ、１２
ａの弾力に抗して、上記ロータ１の直径方向内方に向け
て変位する。この結果、上記各係合凸部８ａ、８ａの外
面と上記各係合溝９ａ、９ａとの間の隙間が増大する傾
向になり、上記腐食生成物の発生に拘らず、これら各係
合溝９ａ、９ａの内側での上記各係合凸部８ａ、８ａの
変位を円滑に行なえる様にできる。上記各係合凸部８
ａ、８ａの幅Ｗ8aが大きくなったり、上記各係合溝９
ａ、９ａの幅Ｗ9aが小さくなった場合も、同様に上記パ
ッド６ａが上記パッドクリップ１２ａ、１２ａの弾力に
抗して、上記ロータ１の直径方向内方に向けて変位し、
上記各係合凸部８ａ、８ａの変位の円滑性を確保する。
以上の説明から明らかな通り、前記角度αは、発錆時に
上記パッド６ａを、上記各パッドクリップ１２ａ、１２
ａの弾力に抗して変位させられるだけの分力を生じさせ
る大きさが必要である。この様な角度αの値は摺動部の
摩擦係数等に鑑みて、設計的に定めるが、例えば裏金７
ａが鋼板、パッドクリップ１２ａがステンレス鋼板の場
合で、５〜４０度程度とする。
【００１９】次に、図２は、本発明の実施の形態の第２
例を示している。本例の場合には、係合凸部８ｂの先端
面１５ａと係合溝９ｂの奥端面１４ａとを、上述した第
１例の場合とは逆方向に傾斜させている。この様な本例
の構造の場合も、第１例の場合と同様に、サポート２ｂ
に対してパッド６ｂを、騒音の原因となる程大きながた
つきをなくした状態で、しかも腐食生成物の発生により
上記パッド６ｂの裏金７ｂやサポート２ｂの寸法が多少
変化した場合でも、このパッド６ｂが確実に変位自在な
状態で支持できる。その他の部分の構成及び作用は、上
述した第１例の場合と同様であるから、同等部分に関す
る図示並びに説明は省略する。
例を示している。本例の場合には、係合凸部８ｂの先端
面１５ａと係合溝９ｂの奥端面１４ａとを、上述した第
１例の場合とは逆方向に傾斜させている。この様な本例
の構造の場合も、第１例の場合と同様に、サポート２ｂ
に対してパッド６ｂを、騒音の原因となる程大きながた
つきをなくした状態で、しかも腐食生成物の発生により
上記パッド６ｂの裏金７ｂやサポート２ｂの寸法が多少
変化した場合でも、このパッド６ｂが確実に変位自在な
状態で支持できる。その他の部分の構成及び作用は、上
述した第１例の場合と同様であるから、同等部分に関す
る図示並びに説明は省略する。
【００２０】次に、図３は、本発明の実施の形態の第３
例を示している。本例の場合には、上述した第１〜２例
の場合とは逆に、サポート２ｃの側に係合凸部８ｃを、
パッド６ｃの裏金７ｃの側に係合溝９ｃを、それぞれ形
成している。そして、これら係合凸部８ｃの先端面１５
ｂと係合溝９ｃの奥端面１４ｂとを、上述した第１例の
場合と同方向に傾斜させている。この様な本例の構造の
場合も、第１〜２例の場合と同様に、サポート２ｃに対
してパッド６ｃを、騒音の原因となる程大きながたつき
をなくした状態で、しかも腐食生成物の発生により上記
パッド６ｃの裏金７ｃやサポート２ｃの寸法が多少変化
した場合でも、このパッド６ｃが確実に変位自在な状態
で支持できる。尚、本例の構造の場合も、上記先端面１
５ｂ及び奥端面１４ｂの傾斜方向を、上述した第２例と
同方向にする事もできる。その他の部分の構成及び作用
は、前述した第１例の場合と同様であるから、同等部分
に関する図示並びに説明は省略する。
例を示している。本例の場合には、上述した第１〜２例
の場合とは逆に、サポート２ｃの側に係合凸部８ｃを、
パッド６ｃの裏金７ｃの側に係合溝９ｃを、それぞれ形
成している。そして、これら係合凸部８ｃの先端面１５
ｂと係合溝９ｃの奥端面１４ｂとを、上述した第１例の
場合と同方向に傾斜させている。この様な本例の構造の
場合も、第１〜２例の場合と同様に、サポート２ｃに対
してパッド６ｃを、騒音の原因となる程大きながたつき
をなくした状態で、しかも腐食生成物の発生により上記
パッド６ｃの裏金７ｃやサポート２ｃの寸法が多少変化
した場合でも、このパッド６ｃが確実に変位自在な状態
で支持できる。尚、本例の構造の場合も、上記先端面１
５ｂ及び奥端面１４ｂの傾斜方向を、上述した第２例と
同方向にする事もできる。その他の部分の構成及び作用
は、前述した第１例の場合と同様であるから、同等部分
に関する図示並びに説明は省略する。
【００２１】次に、図４〜５は、本発明の実施の形態の
第４例を示している。本例の場合には、サポート２ａの
中央部に、各パッド６ａ毎に１個ずつのパッドクリップ
１２ｂを設け、このパッドクリップ１２ｂにより、各パ
ッド６ａをロータ１（図６〜７）の直径方向外方に押圧
した場合に就いて示している。上述した第１〜３例の様
な、回入側、回出側支持部毎のパッドクリップは省略し
ている。この様な本例の構造の場合も、上述した第１〜
３例の場合と同様に、上記サポート２ａに対する上記パ
ッド６ａの変位を確実に行なわせ、しかもこのパッド６
ａががたつく事を有効に防止できる。
第４例を示している。本例の場合には、サポート２ａの
中央部に、各パッド６ａ毎に１個ずつのパッドクリップ
１２ｂを設け、このパッドクリップ１２ｂにより、各パ
ッド６ａをロータ１（図６〜７）の直径方向外方に押圧
した場合に就いて示している。上述した第１〜３例の様
な、回入側、回出側支持部毎のパッドクリップは省略し
ている。この様な本例の構造の場合も、上述した第１〜
３例の場合と同様に、上記サポート２ａに対する上記パ
ッド６ａの変位を確実に行なわせ、しかもこのパッド６
ａががたつく事を有効に防止できる。
【００２２】
【発明の効果】本発明のディスクブレーキは、以上に述
べた通り構成され作用するが、サポートに対するパッド
の変位を確実に行なわせる事ができ、しかもこのサポー
トに対してパッドががたつく事を防止できるので、高い
信頼性を有し、しかも不快な騒音を発生しない構造を実
現できる。
べた通り構成され作用するが、サポートに対するパッド
の変位を確実に行なわせる事ができ、しかもこのサポー
トに対してパッドががたつく事を防止できるので、高い
信頼性を有し、しかも不快な騒音を発生しない構造を実
現できる。
【図１】本発明の実施の形態の第１例を、一部の部材を
省略して示す正面図。
省略して示す正面図。
【図２】同第２例を示す、図１の左端部に相当する図。
【図３】同第３例を示す、図１の左端部に相当する図。
【図４】同第４例を示す、図１の中央部から左端部に相
当する図。
当する図。
【図５】図４のＡ−Ａ断面図。
【図６】従来構造の第１例を示す正面図。
【図７】同じく底面図。
１ ロータ ２、２ａ、２ｂ、２ｃ サポート ３ キャリパ ４、４ａ 回入側支持部 ５、５ａ 回出側支持部 ６、６ａ、６ｂ、６ｃ パッド ７、７ａ、７ｂ、７ｃ 裏金 ８、８ａ、８ｂ、８ｃ 係合凸部 ９、９ａ、９ｂ、９ｃ 係合溝 １０ シリンダ部 １１ キャリパ爪 １２、１２ａ、１２ｂ パッドクリップ １３ 隙間 １４、１４ａ、１４ｂ 奥端面 １５、１５ａ、１５ｂ 先端面 １６ 弾性片
Claims (1)
- 【請求項１】 車輪と共に回転するロータを跨いで車体
側に支持するサポートと、このサポートに支持された状
態で上記ロータの両側に配置された１対のパッドと、上
記サポートの一部で上記ロータを挟む位置に、このロー
タの回入側端部とロータの回出側端部とにそれぞれ１対
ずつ設けた、それぞれが上記サポートと上記各パッドと
のうちの一方の部材に形成した係合溝と他方の部材に形
成した係合凸部とを、上記ロータの軸方向に亙る摺動自
在に係合させて成る、回入側係合部及び回出側係合部
と、上記サポートに装着して上記各パッドが上記サポー
トに対してがたつく事を防止する弾性部材と、上記サポ
ートに付属のキャリパと、このキャリパに内蔵したピス
トンとを備え、このピストンの押し出しに伴い、上記１
対のパッドにより上記ロータを挟持する事で制動を行な
うディスクブレーキに於いて、上記回入側係合部及び回
出側係合部を構成する１対の係合溝の奥端面、並びにこ
れら両係合部を構成する１対の係合凸部の先端面は、こ
れら１対の奥端面同士、並びに１対の先端面同士の間隔
が、上記ロータの直径方向に亙り漸次変化する方向に傾
斜しており、上記ロータの直径方向に関する上記各係合
溝の幅は、同じく上記各係合凸部の幅よりも大きくし
て、これら各係合凸部がこれら各係合溝内で上記ロータ
の直径方向に変位自在とすると共に、上記弾性部材は、
上記１対の奥端面同士、並びに１対の先端面同士の間隔
が狭くなる方向に上記パッドを押圧するものである事を
特徴とするディスクブレーキ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31353298A JP4039753B2 (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | ディスクブレーキ |
| US09/433,305 US6286636B1 (en) | 1998-11-04 | 1999-11-03 | Disc brake |
| DE19953159A DE19953159A1 (de) | 1998-11-04 | 1999-11-04 | Scheibenbremse |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31353298A JP4039753B2 (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | ディスクブレーキ |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000145835A true JP2000145835A (ja) | 2000-05-26 |
| JP2000145835A5 JP2000145835A5 (ja) | 2005-10-27 |
| JP4039753B2 JP4039753B2 (ja) | 2008-01-30 |
Family
ID=18042459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31353298A Expired - Fee Related JP4039753B2 (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | ディスクブレーキ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6286636B1 (ja) |
| JP (1) | JP4039753B2 (ja) |
| DE (1) | DE19953159A1 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005064194A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-07-14 | Freni Brembo S.P.A. | Pad spring or resilient member for a disc brake |
| WO2005064193A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-07-14 | Freni Brembo S.P.A. | Spring element for fixing a brake pad in a caliper of a disc brake |
| JP2005240904A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ディスクブレーキ |
| JP2005249134A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Honda Motor Co Ltd | ディスクブレーキ |
| JP2014526662A (ja) * | 2011-09-14 | 2014-10-06 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動車のディスクブレーキおよびブレーキライニング |
| JP2015507155A (ja) * | 2012-02-10 | 2015-03-05 | クノール−ブレミゼ ジュステーメ フューア ヌッツファーツォィゲ ゲーエムベーハーＫＮＯＲＲ−ＢＲＥＭＳＥ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｕｅｒ Ｎｕｔｚｆａｈｒｚｅｕｇｅ ＧｍｂＨ | 自動車のディスクブレーキのパッド保持装置 |
| JP2015152034A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 日信工業株式会社 | 車両用ディスクブレーキ |
| JP2019203571A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
Families Citing this family (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2800140B1 (fr) * | 1999-10-26 | 2002-01-11 | Bosch Gmbh Robert | Ressort de guidage d'elements de friction et frein a disque comportant au moins un tel ressort |
| JP2001304311A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-10-31 | Akebono Brake Ind Co Ltd | フローティングキャリパ型ディスクブレーキ |
| GB0214705D0 (en) * | 2002-06-26 | 2002-08-07 | Meritor Heavy Vehicle Braking | Pad spring and disc brake incorporating a pad spring |
| US7128809B2 (en) * | 2002-11-05 | 2006-10-31 | The Procter & Gamble Company | High caliper web and web-making belt for producing the same |
| US7318503B2 (en) | 2004-04-26 | 2008-01-15 | Akebono Corporation (North America) | Pad retaining clips |
| US7163089B2 (en) * | 2004-06-14 | 2007-01-16 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Pad clip of disc brake apparatus |
| US7051848B2 (en) | 2004-08-03 | 2006-05-30 | Akebono Corporation (North America) | Temperature specific mechanism retaining brake pads in a caliper assembly during shipping |
| US20060037821A1 (en) * | 2004-08-20 | 2006-02-23 | Manuel Barbosa | Pad spring for opposed piston calipers |
| JP4650400B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2011-03-16 | トヨタ自動車株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
| US8397880B2 (en) * | 2010-05-27 | 2013-03-19 | Akebono Brake Corporation | Pad retraction device |
| US8393441B2 (en) | 2011-01-24 | 2013-03-12 | Akebono Brake Corporation | Spreader spring |
| US8376092B2 (en) | 2011-02-10 | 2013-02-19 | Akebono Brake Corp. | Pad retraction device |
| FR2984438B1 (fr) * | 2011-12-15 | 2014-01-17 | Bosch Gmbh Robert | Ressort radial de patin de frein a disque et patins de frein ainsi que freins equipes de tels ressorts radiaux |
| US9568055B2 (en) | 2012-01-26 | 2017-02-14 | Kelsey-Hayes Company | Clip for use in a disc brake assembly and disc brake assembly including such a clip |
| DE102013012547B4 (de) | 2013-07-29 | 2021-08-19 | Wabco Europe Bvba | Scheibenbremse, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie Bremsbelag einer solchen Scheibenbremse |
| DE102013013686A1 (de) | 2013-08-16 | 2015-02-19 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Belaghaltefeder eines Bremsbelags und Bremsbelaghalterung für eine Scheibenbremse eines Kraftfahrzeugs |
| JP6338346B2 (ja) * | 2013-10-15 | 2018-06-06 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキ用パッド及びディスクブレーキ装置 |
| US9206867B2 (en) | 2014-02-25 | 2015-12-08 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Pad clip with nonlinear stiffness |
| CN107429767B (zh) | 2015-03-05 | 2020-03-20 | 凯尔西-海耶斯公司 | 用于盘式制动器组件的制动器夹头以及包括该制动器夹头的盘式制动器组件 |
| US9726243B2 (en) * | 2015-03-20 | 2017-08-08 | Bendix Spicer Foundation Brake Llc | Disc brake pad retention system and mounting method |
| US9506514B1 (en) * | 2015-09-09 | 2016-11-29 | Bendix Spicer Foundation Brake Llc | Wedge spring clip |
| DE102016104967A1 (de) | 2015-10-09 | 2017-04-13 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Bremsträger |
| DE102015119509B4 (de) * | 2015-11-12 | 2022-09-15 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse |
| JP6693375B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2020-05-13 | 株式会社アドヴィックス | キャリパアセンブリ |
| US10415660B2 (en) | 2016-12-08 | 2019-09-17 | Kelsey-Hayes Company | Brake clip for disc brake assembly and disc brake assembly including such a brake clip |
| US11835100B2 (en) * | 2018-07-25 | 2023-12-05 | Hitachi Astemo, Ltd. | Disc brake |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2255678C3 (de) * | 1972-11-14 | 1975-09-11 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Bremsbackenhalte- und -abstützeinrichtung |
| US4940119A (en) * | 1987-11-30 | 1990-07-10 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Disc brake assembly |
| JP2724757B2 (ja) * | 1989-09-13 | 1998-03-09 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキ装置 |
| US5535856A (en) * | 1994-07-15 | 1996-07-16 | Kelsey-Hayes Company | Antivibration clip which biases friction pad and caliper in same direction |
| JP3688770B2 (ja) | 1995-09-18 | 2005-08-31 | 株式会社日立製作所 | ディスクブレーキ |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP31353298A patent/JP4039753B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-11-03 US US09/433,305 patent/US6286636B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-11-04 DE DE19953159A patent/DE19953159A1/de not_active Ceased
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005064194A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-07-14 | Freni Brembo S.P.A. | Pad spring or resilient member for a disc brake |
| WO2005064193A1 (en) * | 2003-12-30 | 2005-07-14 | Freni Brembo S.P.A. | Spring element for fixing a brake pad in a caliper of a disc brake |
| JP2005240904A (ja) * | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ディスクブレーキ |
| JP2005249134A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Honda Motor Co Ltd | ディスクブレーキ |
| JP2014526662A (ja) * | 2011-09-14 | 2014-10-06 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動車のディスクブレーキおよびブレーキライニング |
| JP2014526661A (ja) * | 2011-09-14 | 2014-10-06 | クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 自動車のディスクブレーキおよびブレーキライニング |
| JP2015507155A (ja) * | 2012-02-10 | 2015-03-05 | クノール−ブレミゼ ジュステーメ フューア ヌッツファーツォィゲ ゲーエムベーハーＫＮＯＲＲ−ＢＲＥＭＳＥ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｕｅｒ Ｎｕｔｚｆａｈｒｚｅｕｇｅ ＧｍｂＨ | 自動車のディスクブレーキのパッド保持装置 |
| US10724589B2 (en) | 2012-02-10 | 2020-07-28 | Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh | Brake pad retention system of a disc brake of a motor vehicle |
| JP2015152034A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | 日信工業株式会社 | 車両用ディスクブレーキ |
| JP2019203571A (ja) * | 2018-05-24 | 2019-11-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE19953159A1 (de) | 2000-06-08 |
| US6286636B1 (en) | 2001-09-11 |
| JP4039753B2 (ja) | 2008-01-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000145835A (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP5855398B2 (ja) | ディスクブレーキ用パッド組立体 | |
| JP6189718B2 (ja) | ディスクブレーキ用パッド及びディスクブレーキ装置 | |
| US7163089B2 (en) | Pad clip of disc brake apparatus | |
| JPH10122278A (ja) | ディスクブレーキ用パッドクリップ | |
| JP5855397B2 (ja) | ディスクブレーキ用パッド組立体 | |
| JP2015090201A (ja) | ディスクブレーキ用パッドスプリング | |
| JP4698147B2 (ja) | ディスクブレーキ組立体 | |
| JP2008064232A (ja) | ディスクブレーキ | |
| WO2020059823A1 (ja) | ディスクブレーキ用パッドスプリング及びディスクブレーキ装置 | |
| JP6746789B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH09210104A (ja) | ディスクブレーキのラトルスプリング | |
| EP1211433B1 (en) | Method and apparatus for mounting a brake disc | |
| JP4589191B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP7426245B2 (ja) | ピン受金具付きディスクブレーキ用パッド及びディスクブレーキ装置 | |
| JP2005249133A (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP2594087Y2 (ja) | パッド戻し機構付きパッドクリップ | |
| JP4332049B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| EP3951207A1 (en) | Brake pad arrangement | |
| JP3487030B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP4159371B2 (ja) | ディスクブレーキ用パッドクリップ | |
| US20230010464A1 (en) | Pad clip for disc brake apparatus and disc brake apparatus | |
| WO2024116541A1 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP2007211808A (ja) | ディスクブレーキ | |
| JP2004324755A (ja) | ディスクブレーキ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050901 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050901 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070220 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070220 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070417 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071106 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071106 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |