JP2000108390A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2000108390A
JP2000108390A JP10281134A JP28113498A JP2000108390A JP 2000108390 A JP2000108390 A JP 2000108390A JP 10281134 A JP10281134 A JP 10281134A JP 28113498 A JP28113498 A JP 28113498A JP 2000108390 A JP2000108390 A JP 2000108390A
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thermal head
platen
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JP10281134A
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English (en)
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Hirotoshi Ishitobi
裕才 石飛
Hidenori Yorozu
秀紀 萬
Hideo Kawase
英夫 川瀬
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドのプラテンに対する圧接圧を
異ならせて印刷しても、印刷位置にずれのない良好な印
刷結果を得ること。 【解決手段】 サーマルヘッド6のプラテン2に対する
圧接力を印刷モードによって選択可能にするとともに選
択された印刷モードに応じて印刷設定位置を制御する制
御手段60を有し、圧接力の相違により異なる印刷位置
を是正して印刷位置にずれのない良好な印刷結果を得る
ことができるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写プリンタに
係り、特に、印刷モードに応じて適切なサーマルヘッド
の圧接圧を得るとともに、1枚の印刷媒体に異なる印刷
モードで印刷する場合にも、印刷ずれが生じることがな
く良好な印刷画像を得ることができるようにした熱転写
プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に熱転写プリンタは、インクリボ
ンと用紙などの印刷媒体を介してサーマルヘッドをプラ
テンに圧接させた状態でキャリッジを前記プラテンに沿
って移動させながら、前記サーマルヘッドの発熱素子を
印刷データに基づいて選択的に駆動し、前記インクリボ
ンのインクを前記印刷媒体に転写して、所望の画像の印
刷を行うようになっている。そして、このような熱転写
プリンタは、その高印刷品質、低騒音、低コストおよび
メンテナンスの容易性などの理由により、コンピュー
タ、ワードプロセッサなどの出力装置として広く使用さ
れている。
【0003】図3および図4は、一般的な熱転写プリン
タの要部を示すもので、図3はキャリッジを示す斜視
図、図4は図3の駆動系を示す平面図である。
【0004】図3および図4において、プラテン2に沿
って往復動自在とされたキャリッジ5には、複数の発熱
素子(図示せず)整列配置されているサーマルヘッド6
のプラテン2への接離機構およびインクリボンの巻取り
機構を駆動するモータ14が配設されており、このモー
タ14の出力ピニオンギア15には伝達ギア16が噛合
されている。この伝達ギア16には、カム17の外周面
に形成されたギア部18が噛合されており、このカム1
7の上面には、ヘッド接離用カム溝19が、下面にはリ
ボン巻取り用カム溝20がそれぞれ形成されている。
【0005】また、前記キャリッジ5のプラテン2寄り
には鉛直方向の支持軸21が配設されている。この支持
軸21にはヘッド接離機構を構成するほぼT字状のヘッ
ドレバー22がこの支持軸21を支点として回動自在に
取付けられており、このヘッドレバー22のプラテン2
寄り部分には、前記プラテン2に対向するヘッド取付台
23が固着されている。このヘッド取付台23のプラテ
ン2の対向面には、サーマルヘッド6が装着されてお
り、前記ヘッド取付台23には、ストッパ24が前記ヘ
ッド取付台23の裏面に対して所定の間隔を有して突設
されている。
【0006】さらに、前記支持軸21には、ほぼL字状
のヘッド圧接レバー25がこの支持軸21を支点として
揺動自在に取付けられており、このヘッド圧接レバー2
5の一端部には、前記カム17のヘッド接離用カム溝1
9に係合されるピン26が突設されている。また、前記
ヘッド圧接レバー25の他端部は、前記ヘッド圧接レバ
ー22のヘッド取付台23の裏面とストッパ24との間
に配置されており、このヘッド圧接レバー22の他端部
には、ばね保持部27が立設されている。さらに、前記
ばね保持部27とヘッド取付台23との間には、強圧接
ばね28が介装されており、この強圧接ばね28の付勢
力により、前記ヘッド圧接レバー25が前記ヘッドレバ
ー22のストッパ24に当接された状態に保持され、こ
の状態で、ヘッドアップダウン時にヘッド圧接レバー2
5とヘッドレバー22とがカム17の回転により一体に
回動動動作されるようになっている。
【0007】また、前記キャリッジ5には、図示しない
プリンタ本体に形成されたラック29に噛合される駆動
ギア30が支軸31を中心として回転自在に配設されて
おり、この支軸31と前記ヘッドレバー22との間に
は、前記強圧接ばね28より弱いばね圧を有する弱圧接
ばね32が、前記ヘッドレバー22に常にサーマルヘッ
ド6をプラテン2に押圧する方向の付勢力を付与するよ
うに掛け渡されている。
【0008】さらに、前記支軸31には、回動板33が
この支軸31を支点として回動自在に取付けられてお
り、この回動板33の一端部には、前記カム17のリボ
ン巻取り用カム溝20に係合されるピン34が突設され
ている。また、前記回動板33の他端部には、支軸35
が突設されており、この支軸35には、前記駆動ギア3
0に噛合される伝達ギア36が回転自在に取付けられて
いる。
【0009】さらにまた、前記キャリッジ5には、イン
クリボンの巻取りボビン7および送出しボビン8がそれ
ぞれ配設されており、図4に示すように、前記巻取りボ
ビン7の下方には、前記伝達ギア36に噛合される巻取
りギア37が図示しない摩擦機構を介して同軸状に取付
けられている。また、前記キャリッジ5には、第2巻取
りボビン38および第2送出しボビン39がそれぞれ配
設されており、前記第2巻取りボビン38の下方には、
前記巻取りボビン7の巻取りギア37に伝達ギア40を
介して噛合される第2巻取りギア41が図示しない摩擦
機構を介して同軸状に取付けられている。前記巻取りボ
ビン7および第2巻取りボビン38は、前記回動板33
の回動による伝達ギア36の巻取りギア37への噛合に
よりそれぞれ回転駆動されるものであり、また前記第2
送出しボビン39は図示しない摩擦機構を介してキャリ
ッジ5上に配設されている。
【0010】なお、前記カム17のヘッド接離用カム溝
19には、図5に示すように、第1カムポジション19
a、第2カムポジション19b、第3カムポジション1
9cおよび第4カムポジション19dが、所定の回転角
度において、カム17の回転中心から異なる半径寸法r
1,r2,r3、r4となるようにそれぞれ形成されて
おり、そのカム曲線は、図6に示すように、それぞれの
カムポジション19a〜19dの部分が平坦状の平行部
になるように形成されている。
【0011】そして、例えば、熱溶融性インクリボンを
用いての印刷、メタリックインクリボンを用いての印
刷、あるいは熱昇華性インクリボンを用いての印刷など
という印刷モードに応じて前記モータ14の回転量を制
御することにより、前記カム17の回転角度を制御し、
ヘッド圧接レバー25のピン26の位置するヘッド接離
用カム溝19のカムポジションを選択し、サーマルヘッ
ド6がプラテン2に対して適切な圧接圧で圧接するよう
にしている。
【0012】すなわち、ヘッド接離用カム溝19の前記
第4カムポジション19dはサーマルヘッド6がプラテ
ン2から離間したヘッドアップ位置、前記第3カムポジ
ション19cは最も弱い圧接力で印刷を行う場合の弱圧
接位置、前記第1カムポジション19aは最も強い圧接
力で印刷する場合の強圧接位置、さらに、前記第2ポジ
ション19bは弱圧接力と強圧接力との中間の圧接力が
得られる中圧接位置である。そして、熱昇華性インクリ
ボンを用いる印刷モードにおいては、ヘッド圧接レバー
25のピン26がヘッド接離用カム溝19の第3カムポ
ジション19cに位置する弱圧接位置が選択され、ま
た、メタリックインクリボンを用いる印刷モードにおい
ては、ヘッド圧接レバー25のピン26がヘッド接離用
カム溝19の第2カムポジション19bに位置する中圧
接位置が選択され、さらに、熱溶融性インクリボンを用
いる印刷モードにおいては、ヘッド圧接レバー25のピ
ン26がヘッド接離用カム溝19の第1カムポジション
19aに位置し最も強い圧接力を得ることのできる強圧
接位置が選択されるようになっている。
【0013】さらにまた、前記キャリッジ5の上面に
は、長尺状のインクリボン43を収納し、このインクリ
ボン43の中間部を前記サーマルヘッド6の前方に案内
するリボンカセット44が装着可能とされている。この
リボンカセット44には、キャリッジ5に装着された際
に、前記巻取りボビン7および供給ボビン8にそれぞれ
係合される図示しない巻取りリールおよび送出しリール
が回転可能に配設されている。また、前記リボンカセッ
ト44には、前記第2巻取りボビン38および第2送出
しボビン39にそれぞれ係合される図示しない1対のピ
ンチローラが配設されており、前記リボンカセット44
のプラテン2側中央部には、サーマルヘッド6が挿入さ
れる凹部45が形成され、この凹部45の両側対称位置
には略U字状の切り欠き部46が形成されている。な
お、前記リボンカセット44に収納されるインクリボン
としては、熱溶融性のイエロー、シアン、マゼンタ、ブ
ラックなどの着色インク層を有する熱溶融性インクリボ
ン、金属光沢を有するメタリックインクリボン、熱昇華
性の着色インク層が塗布された熱昇華性インクリボン、
下地印刷あるいはオーバーコート印刷などに使用される
熱溶融性の透明インク層を有するインクリボンなどの種
類がある。そして、このインクリボン43の種類は、キ
ャリッジ5上の選択スイッチ(図示せず)によって、リ
ボンカセット44に形成された検出孔を検出することに
より検出できるようになっている。
【0014】また、プリンタ本体の所定の位置には、図
7に示すように、この熱転写プリンタ1の前記サーマル
ヘッド6、ヘッド接離機構、リボン走行機構、紙送り機
構などの動作を制御するための制御手段50が配設され
ており、この制御手段50は、少なくともCPU51
と、適宜な容量のROM52a、RAM52bなどによ
り構成されたメモリ52と、熱転写プリンタの前記各機
構を駆動制御するためのコントローラ53とを有してい
る。
【0015】前記メモリ52には、少なくとも印刷のた
めの印刷情報が印刷データとして格納されるようになっ
ており、この印刷データをコントローラ53へ出力し、
このコントローラ53がサーマルヘッド6の発熱素子を
印刷データに応じて選択的に駆動するようになってい
る。
【0016】さらに、前記メモリ52には、印刷データ
に基づいて、少なくとも印刷時のサーマルヘッド6の発
熱素子への通電制御、プラテン2に対するサーマルヘッ
ド6の接離動作、キャリッジ5の駆動制御、あるいは紙
送り機構による用紙の搬送動作などの各部の動作を制御
するプログラムなどが格納されている。
【0017】このような熱転写プリンタにあっては、図
示しないコンピュータなどの外部装置より印刷情報が入
力されると、その印刷情報に基づいて印刷が行われる。
【0018】なお、前述したように、印刷情報に基づく
印刷が、通常の熱溶融性インクリボンを用いて行われる
場合は、サーマルヘッドはプラテンに対して最も強圧接
で圧接される。また、熱昇華性インクリボンを用いる場
合は、最も弱い圧接力で圧接される。さらに、メタリッ
クインクリボンを用いての印刷においては、それらの中
間の圧接力で圧接されて印刷が行われる。なお、このサ
ーマルヘッドのプラテンに対する圧接力は、カム17の
回転位置を制御することにより選択されるようになって
いる。
【0019】そして、1枚の用紙において、熱溶融性イ
ンクリボンとメタリックインクリボンでの印刷、あるい
は熱昇華性インクリボンとメタリックリボンでの印刷な
ど、サーマルヘッドのプラテンに対する圧接圧を異なら
せて印刷を行う必要がある場合がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、1枚の用紙に異なる圧接圧で印刷を行う場
合、圧接力が弱いと圧接が強い場合と比較してヘッドダ
ウン時の印刷位置がずり下がるため、圧接力が強いと圧
接力が弱い場合と比較してヘッドダウン時の印刷位置が
ずり上がることになるため、強い圧接圧で印刷を行った
後に同じ印刷位置において弱い圧接圧で重ねて印刷を行
ったり、あるいは、弱い圧接圧で印刷を行った後に同じ
印刷位置において強い圧接圧で重ねて印刷を行った場
合、印刷位置が紙送り方向にずれ、図8A、Bに示す印
刷結果となってしまい、印刷結果が劣化するといった不
具合があった。
【0021】このうち、図8Aは、強圧接印刷後の中圧
接印刷の場合であり、先の強圧接印刷に対し後の中圧接
印刷は印刷用紙の送り方向すなわち印刷方向にずれるこ
とになる。一方、図8Bは、中圧接印刷後の強圧接印刷
の場合であり、先の中圧接印刷に対し後の強圧接印刷は
印刷用紙の送り方向と逆方向にずれることになる。
【0022】さらに、圧接力が強いと圧接力が弱い場合
と比較してヘッドダウン時のインクリボンの転写位置が
桁方向にずれる量が大きくなり、一方、圧接力が弱いと
圧接力が強い場合と比較してヘッドダウン時のインクリ
ボンの転写位置が桁方向にずれる量が小さくなるため、
強い圧接圧で印刷を行った後、同じ印刷位置において弱
い圧接圧で重ねて印刷を行なったり、あるいは、弱い圧
接圧で印刷を行った後に同じ印刷位置において強い圧接
圧で重ねて印刷を行った場合、印刷位置が横方向すなわ
ちサーマルヘッドの移動方向にずれ、図9に示す印刷結
果となってしまい、印刷結果が劣化するといった不具合
があった。
【0023】本発明は、このような点に鑑み、1枚の用
紙上に異なる印刷モードにて印刷を行う際に、サーマル
ヘッドのプラテンに対する圧接圧を異ならせて印刷して
も、印刷位置にずれのない良好な印刷結果を得ることが
できる熱転写プリンタを提供することを目的としてい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に係る本発明の熱転写プリンタの特徴は、
サーマルヘッドのプラテンに対する圧接力を印刷モード
によって選択可能にするとともに選択された印刷モード
に応じて印刷設定位置を制御する制御手段を有する点に
ある。
【0025】請求項2に係る本発明の熱転写プリンタの
特徴は、制御手段が、印刷媒体の設定位置と前記サーマ
ルヘッドへの通電開始位置を制御することにより印刷設
定位置を制御するように構成されている点にある。
【0026】請求項3に係る本発明の熱転写プリンタの
特徴は、前記制御手段が、印刷データのイメージ展開時
において、ダミードットスペースを制御することにより
印刷設定位置を制御するように構成されている点にあ
る。
【0027】そして、請求項1ないし請求項3の構成を
採用したことにより、圧接力の相違により異なる印刷位
置を是正して印刷位置にずれのない良好な印刷結果を得
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本実施形態の熱転写プリンタは、
前述した従来のもの図3ないし図6と同様であり、本実
施形態は、前述した図7に示す制御手段を変更したもの
である。そこで、共通する図3ないし図6に示す構成に
ついては、同一の符号を付して説明する。
【0029】図1は本実施形態における熱転写プリンタ
の制御手段を示すものである。この制御手段60は、熱
転写プリンタ1のサーマルヘッド6、ヘッド接離機構、
リボン走行機構、紙送り機構などの動作を制御するため
のものであり、この制御手段60は、少なくともCPU
61と、適宜な容量のROM62a、RAM62bなど
により構成されたメモリ62と、熱転写プリンタの前記
各機構を駆動制御するためのコントローラ63とを有し
ている。
【0030】前記メモリ62には、少なくとも印刷のた
めの印刷情報が印刷データとして格納されるようになっ
ており、この印刷データをコントローラ63へ出力し、
このコントローラ63がサーマルヘッド6の発熱素子を
印刷データに応じて選択的に駆動するようになってい
る。
【0031】さらに、前記メモリ62には、印刷データ
に基づいて、少なくとも印刷時のサーマルヘッド6の発
熱素子への通電制御、プラテン2に対するサーマルヘッ
ド6の接離動作、キャリッジ5の駆動制御、あるいは紙
送り機構による用紙の搬送動作などの各部の動作を制御
するプログラムなどが格納されている。
【0032】そして、前記メモリ62には、印刷モード
に応じて印刷設定位置を制御するため、プラテン2に対
するサーマルヘッド6の圧接力の相違に基づく、印刷媒
体としての用紙を搬送する紙送りモータの逆回転量やサ
ーマルヘッド6の発熱素子による印刷開始位置などを変
更するようなデータがあらかじめ実際の熱転写プリンタ
におけるずれ量を計測したうえで記憶されている。
【0033】すなわち、前記制御手段60は、用紙の設
定位置とサーマルヘッド6への通電開始位置を制御する
ことにより前記印刷設定位置を制御するように構成され
ている。なお、サーマルヘッド6の移動方向の印刷位置
の設定については、前記制御手段60が、印刷データが
コンピュータなどから制御手段60のメモリ62に入力
されたときのイメージ展開時に、CPU61がダミード
ットスペースを付加あるいは削減するように制御するこ
とにより前記印刷設定位置を制御するように構成しても
よい。
【0034】以下、前述した本実施形態の熱転写プリン
タにおける制御手段60の具体的作用について説明す
る。
【0035】まず、外部装置から入力された印刷信号に
基づき、最初に熱溶融性インクリボン43を用いての印
刷を行う。このため、図4に示すカム17のヘッド接離
用カム溝19の第1カムポジション19aにヘッド圧接
レバー25のピン26が位置するようにカム17の位置
制御が行われる。そして、サーマルヘッド6の発熱素子
を選択的に通電制御することにより印刷が行われる。1
行の印刷を終えると、カム17が回転されてサーマルヘ
ッド6はプラテン2から離間した状態に保持され、キャ
リッジ5がリターンされる。これとともに、紙送りモー
タが駆動されて1スキャン分の改行動作が行われる。つ
ぎに、再度カム17が回転されてサーマルヘッド6はプ
ラテン2に圧接され、次行の印刷が行われる。前述した
動作の繰り返しにより1頁分の印刷が行われると、用紙
は最初の印刷開始位置まで逆搬送される。
【0036】つぎに、異なる色のインクからなる熱溶融
性インクリボン43を用いての重ね印刷が行われる場合
は、前述した印刷動作と同様の印刷動作が繰返されて重
ね印刷が行われる。
【0037】そして、熱溶融性インクリボン43での印
刷が終了すると、例えば、メタリックインクリボン43
を用いて、最初の印刷よりも弱い圧接力での印刷が行わ
れる。このとき、サーマルヘッド6のプラテン2に対する
圧接力をメタリックインクリボン43に対応した適切な
圧接力とするために、ヘッド圧接レバー25のピン26
がカム17のヘッド接離用カム溝19の第2カムポジシ
ョン19bに位置するようにモータ14の回転量が制御
される。
【0038】この状態におけるプラテン2に対するサー
マルヘッド6の圧接力は、熱溶融性インクリボン43で
印刷するときの圧接力よりも若干弱い圧接力となるため
に、用紙に対してサーマルヘッド6が下側にずり下がっ
た位置となるので、あらかじめ、制御手段60により制
御される紙送りモータの用紙の戻し量をこのずり下がり
量分だけ少なく戻しておく。これにより、縦方向すなわち
紙送り方向における印刷位置のずれ量は生ずることがな
く、印刷位置が最初の熱溶融性インクリボンでの印刷位
置と一致することになる。
【0039】また、横方向すなわちサーマルヘッド6の
移動方向についても、インクリボンのインク転写位置が
ずれるために、そのままでは印刷位置にずれが生じてし
まう。このため、コンピュータなどからの印刷情報を印刷
データとして制御手段60のメモリ62に展開するとき
に、そのずれ量をCPU61が印刷データを加工するよ
うに補正して記憶する。
【0040】具体的には、メモリの最初のダミー印刷ド
ットの数を調整することにより印刷データに基づいてサ
ーマルヘッド6の発熱素子に通電が開始される位置であ
る実印刷の開始位置を変えるようにしてある。すなわち、
プラテン2に対するサーマルヘッド6の強圧接の場合
は、弱圧接の場合に比較して、インクリボン43の転写位
置がサーマルヘッド6の移動方向下流側にずれることに
なるので、弱圧接においては、最初のダミードットの数を
増やすことにより、そのずれ量を調整するようになって
いる。なお、このプラテン2に対するサーマルヘッド6の
圧接圧の違いによるずれ量は、前述したように、あらか
じめ実際の熱転写プリンタにおいて測定しておき、デー
タとしてメモリ62に記憶しておくことにより、圧接圧
の切換えによる印刷位置の縦方向および横方向のずれ量
を紙送り量の補正、印刷データのイメージ展開の仕方に
よって補正するものである。
【0041】この補正を模式的に図示すると図2のよう
になる。図2によれば、縦方向および横方向のいずれに
おいても、強圧接による印刷と弱圧接による印刷とを同
じ位置に行なう場合がずれ量が大きくなるので、補正量
も大きくしなければならないことがわかる。
【0042】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、圧接圧の相違による印刷位置のずれを補正すること
ができるので、同一の印刷位置に複数のインクにより複
数の圧接圧により印刷する場合に、印刷のずれが生じ
ず、良好な印刷結果を得ることができる。
【0043】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々の変更が可能である。たとえ
ば、サーマルヘッドのプラテンへの圧接圧の違いによる
印刷位置のずれ量の補正としては、前述した印刷媒体の
送り方向である縦方向のずれ量の補正を、サーマルヘッ
ドの移動方向である横方向と同様に、イメージデータの
展開の際に、上部データをダミードットとして展開する
ことにより行うことも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては、
1枚の印刷媒体上に異なる印刷モードにて印刷を行う場
合、サーマルヘッドのプラテンに対する圧接圧を異にし
て印刷を行っても印刷位置にずれのない良好な印刷結果
を得ることができるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱転写プリンタの実施形態を示
す制御手段の構成を示すブロック図
【図2】 図1の実施形態により補正される熱転写プリ
ンタの印刷モードにおける縦方向と横方向のずれ量を模
式的に示す説明図
【図3】 従来および本実施形態による熱転写プリンタ
のキャリッジを示す斜視図
【図4】 図3の駆動系を示す平面図
【図5】 図4のカムの構成を説明するための平面図
【図6】 図5のカムのカム溝のカム曲線を説明するた
めの展開図
【図7】 従来の熱転写プリンタにおける制御手段の構
成を示すブロック図
【図8】 A,Bは従来の熱転写プリンタおけるヘッド
圧接圧の違いによる印刷位置の縦方向のずれをそれぞれ
説明するための説明図
【図9】 従来の熱転写プリンタおけるヘッド圧接圧の
違いによる印刷位置の横方向のずれを説明するための説
明図
【符号の説明】
2 プラテン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 17 カム 19 ヘッド接離用カム溝 19a 第1カムポジション(強圧接) 19b 第2カムポジション(中圧接) 19c 第3カムポジション(弱圧接) 19d 第4カムポジション(ヘッドアップ) 25 ヘッド圧接レバー 60 制御手段 61 CPU 62 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 英夫 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 2C064 EE01 EE05 EE15 FF09 2C065 AA02 AB03 AB10 AC01 CC09 CC12 CZ02 CZ06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復移動自在とされた
    キャリッジと、このキャリッジ上に搭載されたサーマル
    ヘッドと、このサーマルヘッドを前記プラテンに対して
    接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記キャリ
    ッジを往復移動させるためのキャリッジ移動機構とを備
    え、前記サーマルヘッドを前記プラテンに圧接させた状
    態で前記キャリッジを移動させながら前記サーマルヘッ
    ドを駆動して印刷媒体に印刷を行なうように構成した熱
    転写プリンタであって、前記サーマルヘッドの前記プラ
    テンに対する圧接力を印刷モードによって選択可能にす
    るとともに選択された前記印刷モードに応じて印刷設定
    位置を制御する制御手段を有することを特徴とする熱転
    写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記印刷媒体の設定位
    置と前記サーマルヘッドへの通電開始位置を制御するこ
    とにより前記印刷設定位置を制御するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の熱転写プリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、印刷データのイメージ
    展開時において、ダミードットスペースを制御すること
    により前記印刷設定位置を制御するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の熱転写プリンタ。
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