JP2000085366A - 自動車のサンルーフ用ウィンドデフレクタ - Google Patents

自動車のサンルーフ用ウィンドデフレクタ

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JP2000085366A
JP2000085366A JP10252803A JP25280398A JP2000085366A JP 2000085366 A JP2000085366 A JP 2000085366A JP 10252803 A JP10252803 A JP 10252803A JP 25280398 A JP25280398 A JP 25280398A JP 2000085366 A JP2000085366 A JP 2000085366A
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JP
Japan
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wind deflector
sunroof
air
wind
vehicle
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JP10252803A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Matsunobu
知昭 松延
Kouzou Oodoi
耕三 大土井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気の流れを効率よく整流することにより、
車内への空気の流入を最小限に抑制する自動車のサンル
ーフ用ウィンドデフレクタの提供。 【解決手段】 自動車のサンルーフ用ウィンドデフレク
タ1には、空気の通過穴(開孔部)が複数設けられてい
ると共に、その通過穴の車体下方向の縁部には、導風板
5が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサンルー
フ用ウィンドデフレクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所謂サンルーフを有する自動
車においては、開閉可能なルーフ部分を開放した状態で
走行したときに、車内への風(空気の流れ)の流入を防
止すべく、ルーフ開口部の車体前方方向の縁部に、風の
方向を整流する板(以下、ウィンドデフレクタ)が設け
られている。
【0003】また、実用新案出願公告平成3−1673
4号においては、サンルーフ用のウィンドデフレクタに
空気の通過穴(開孔部)を設けることにより、風の整流
効果を向上することが可能なウィンドデフレクタが開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は、ウィンドデフレクタの通過穴を通過した空気の
流れにより、当該ウィンドデフレクタの上部を超えて通
過した空気の流れが車内に流れ込むような空気の渦を発
生するのを防止するのに有効ではあるが、当該通過穴を
通過した空気の流れは、当該ウィンドデフレクタの上部
を超えて通過した空気の流れによる車内方向への力によ
り、当該通過穴の後方近傍にてすぐに車内方向に押し下
げられ始める。
【0005】そこで本発明は、空気の流れを効率よく整
流することにより、車内への空気の流入を最小限に抑制
する自動車のサンルーフ用ウィンドデフレクタの提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る自動車のサンルーフ用ウィンドデフレ
クタは、以下の構成を特徴とする。
【0007】即ち、自動車のサンルーフ用開口部の前縁
部に設けられるウィンドデフレクタであって、空気の通
過穴が設けられると共に、その通過穴の開口縁部のうち
前記前縁部近傍の縁部に、前記自動車の後方向に延びる
導風部材が設けられてることを特徴とする。
【0008】また、例えば、前記導風部材の導風面の方
向と、前記自動車のルーフ稜線との位置関係は、平行ま
たはその平行な場合に前記ウィンドデフレクタと該導風
面とがなす角度がより小さくなるような位置関係にある
とよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車のサン
ルーフ用ウィンドデフレクタの一実施形態を、図面を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施形態におけるサン
ルーフ用ウィンドデフレクタが設けられた自動車の概略
断面図である。また、図2は、本発明の一実施形態にお
けるサンルーフ用ウィンドデフレクタの、サンルーフへ
の取り付け状態を示す斜視図である。
【0011】図1及び図2は、開閉可能なルーフ部材3
が自動車のボディ2において開放状態のときに、ルーフ
開口部10の車体前方方向の縁部に設けられたウィンド
デフレクタ1が、ボディ2の外部に起立したときの状態
(以下、起立状態と称する)を示している。このとき、
ルーフ部材3は、ボディ2の後方のルーフと、車内の天
井を構成するカバー部材4との間に収納されている。
【0012】ウィンドデフレクタ1には、図2に示すよ
うに空気の通過穴(開孔部)が複数設けられていると共
に、その通過穴の車体下方向の縁部には、別部材である
導風板5が取り付けられている。
【0013】この導風板5は、ウィンドデフレクタ1の
通過穴を通過した空気の流れが、当該ウィンドデフレク
タの上部を超えて通過した空気の流れによる車内方向へ
の力により、当該通過穴の後方近傍にてすぐに車内方向
に押し下げられ始める位置を、ボディ2の後ろ方向にず
らすことができる。これにより、ウィンドデフレクタ1
の上部を超えて通過した空気の流れが車内に流れ込むよ
うな空気の渦を発生するのを防止することができると共
に、更に、ウィンドデフレクタ1の通過穴を通過した空
気の流れ自体が車内に流れ込むのを効果的に防止するこ
とができる。
【0014】本実施形態では、ウィンドデフレクタ1を
金属部材、導風板5を樹脂部材として形成したが、これ
に限られるものではなく、導風板5も金属部材としても
よいことは言うまでもない。また、本実施形態において
導風板5を別部材としたのは、ボディ形状が異なる複数
の車種に採用可能とし、コストの低減を図るためであ
る。
【0015】図3及び図4は、本発明の一実施形態にお
けるウィンドデフレクタが設けられたボディ構造を示す
断面図であり、何れもウィンドデフレクタが起立状態の
場合を示している。
【0016】図3及び図4において、ボディ2とカバー
部材4との間に設けられたサンルーフ収納パネル6の車
体前方側(図4の左側)には、不図示のルーフ部材開閉
機構が設けられている。ウィンドデフレクタ1は、カバ
ー部材4の開閉に従って、回転軸7を支軸として同図に
示す起立状態または破線で示す収納状態に回動可能であ
る。尚、ルーフ部材開閉機構及びルーフ開口部10の構
造自体は一般的なため本実施形態における説明は省略す
る。
【0017】ウィンドデフレクタ1及び導風板5の形
状、ウィンドデフレクタ1と導風板5とのなす角度、並
びにウィンドデフレクタ1の起立状態のときのボディ2
のルーフの稜線とのなす角度は、当該ウィンドデフレク
タを取り付けるボディの形状及びルーフ開口部10の大
きさに応じて、適宜設計する必要があることは言うまで
もない。ここで、ウィンドデフレクタ1が起立状態のと
きに導風板5の導風面が向く方向は、少なくともボディ
2のルーフの稜線に平行、またはその平行な場合にウィ
ンドデフレクタ1と導風板5の導風面とがなす角度がよ
り小さくなるような状態(但し、通過穴を大きく塞ぐ状
態ではないことは言うまでもない)に設計するとよい。
【0018】<実施形態の変形例>図5及び図6は、本
発明の一実施形態の変形例におけるサンルーフ用ウィン
ドデフレクタを示す斜視図である。
【0019】本変形例において、図5及び図6に示すウ
ィンドデフレクタ1Aと導風板5Aとは、図2の場合と
異なり複数の車種に適用することはできないが、一体に
成形されており、金属製または樹脂製何れであっても良
い。この方法は、例えば生産数量が多い車種等に採用し
て好適である。
【0020】ここで、金属により一体成形する場合に
は、平面状の板金からウィンドデフレクタ1Aの外形形
状を打ち出す工程、またはその工程の次の工程におい
て、空気の通過穴を形成するために当該部分の金属を打
ち抜くのではなく、その通過穴の車体下方向の縁部に相
当する1辺は残しておき、その1辺の部分を以降の工程
にて所定の角度に曲げ加工することにより、ウィンドデ
フレクタ部材に導風板を組み付ける作業行程を省略する
ことができ、導風板5Aを含むウィンドデフレクタ1A
を容易且つ低コストで作成することができる。
【0021】尚、上述した実施形態においては、ボディ
2をワゴンタイプとしたがこれに限られるものではな
く、一般的な所謂2ボックスまたは3ボックスタイプの
ボディに上述したウィンドデフレクタ1(1A)を採用
しても、同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空気の流れを効率よく整流することにより、車内への空
気の流入を最小限に抑制する自動車のサンルーフ用ウィ
ンドデフレクタの提供が実現することができ、自動車の
乗員にとって不快な車内空気圧の変動を防止することが
できる。
【0023】即ち、請求項1の発明によれば、空気の流
れを高効率に整流することにより、車内への空気の流入
を最小限に抑制することができる。
【0024】また、請求項2の発明によれば、導風部材
をボディ形状が異なる複数の車種に適用でき、コストの
低減を図ることができる。
【0025】また、請求項3の発明によれば、ウィンド
デフレクタ部材に導風部材を組み付ける作業行程を省略
すること、並びに部材費を低減することができ、コスト
の低減を図ることができる。
【0026】また、請求項4の発明によれば、車内への
空気の流入を、より最小限に抑制することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるサンルーフ用ウィ
ンドデフレクタが設けられた自動車の概略断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態におけるサンルーフ用ウィ
ンドデフレクタの、サンルーフへの取り付け状態を示す
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるウィンドデフレク
タが設けられたボディ構造を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるウィンドデフレク
タが設けられたボディ構造の一部を拡大した断面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態の変形例におけるサンルー
フ用ウィンドデフレクタを示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態の変形例におけるサンルー
フ用ウィンドデフレクタの一部をカットして拡大した斜
視図である。
【符号の説明】
1:ウィンドデフレクタ, 2:ボディ, 3:ルーフ部材, 4:カバー部材, 5:導風板, 6:サンルーフ収納パネル, 10:ルーフ開口部,

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のサンルーフ用開口部の前縁部に
    設けられるウィンドデフレクタであって、 空気の通過穴が設けられると共に、その通過穴の開口縁
    部のうち前記前縁部近傍の縁部に、前記自動車の後方向
    に延びる導風部材が設けられてることを特徴とする自動
    車のサンルーフ用ウィンドデフレクタ。
  2. 【請求項2】 前記導風部材は、前記ウィンドデフレク
    タ本体とは別部材として構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の自動車のサンルーフ用ウィンドデフレ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記ウィンドデフレクタと前記導風部材
    とは金属製であって、一体に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の自動車のサンルーフ用ウィンドデ
    フレクタ。
  4. 【請求項4】 前記導風部材の導風面の方向と、前記自
    動車のルーフ稜線との位置関係は、平行またはその平行
    な場合に前記ウィンドデフレクタと該導風面とがなす角
    度がより小さくなるような位置関係にあることを特徴と
    する請求項1記載の自動車のサンルーフ用ウィンドデフ
    レクタ。
  5. 【請求項5】 前記ウィンドデフレクタは、前記サンル
    ーフ用開口部が開口状態のときに起立し、閉じられた状
    態のときには該開口部を塞ぐルーフ部材より車室側に収
    納されることを特徴とする請求項1記載の自動車のサン
    ルーフ用ウィンドデフレクタ。
JP10252803A 1998-09-07 1998-09-07 自動車のサンルーフ用ウィンドデフレクタ Pending JP2000085366A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1207070A3 (de) * 2000-11-16 2003-05-07 DaimlerChrysler AG Windabweiser für eine Schiebedachöffnung eines Kraftwagens
CN108944354A (zh) * 2018-06-26 2018-12-07 梁芳平 一种汽车用进风口配件
US11511609B2 (en) * 2020-04-03 2022-11-29 Robert Benjamin Jackson Wind-deflecting attachment for open-air motor vehicles

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CN108944354A (zh) * 2018-06-26 2018-12-07 梁芳平 一种汽车用进风口配件
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