JPH0356415Y2 - - Google Patents

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JPH0356415Y2
JPH0356415Y2 JP1985138795U JP13879585U JPH0356415Y2 JP H0356415 Y2 JPH0356415 Y2 JP H0356415Y2 JP 1985138795 U JP1985138795 U JP 1985138795U JP 13879585 U JP13879585 U JP 13879585U JP H0356415 Y2 JPH0356415 Y2 JP H0356415Y2
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JP
Japan
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deflector
roof
opening
roof opening
hood
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JP1985138795U
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JPS6246222U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、ボデーのルーフ開口部に開閉可能
な幌を設けた幌天井構造に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
ボデーのルーフ部のほぼ全体を開口させたルー
フ開口部に幌を開閉可能に設けた幌天井車は、一
般に第4図に示すように構成されている。すなわ
ち、1はボデーであり、このルーフ部にはフロン
トルーフレール2、リヤルーフレール3およびサ
イドルーフレール4,4に囲繞されるルーフ開口
部5が設けられている。そして、このルーフ開口
部5には幌骨によつて支持されたシートからなる
幌6が開閉可能に設けられ、幌6を開口させるこ
とによつて走行中に風を車内に導入できるように
なつている。さらに、前記ルーフ開口部5の前
縁、すなわち前記フロントルーフレール2には後
方へ傾倒させたデイフレクタ7が設けられ、ルー
フ開口部5を開口させた状態で走行したときに発
生する気柱共鳴音(wind threob)を防止してい
る。
しかしながら、前述したようにルーフ開口部5
の前縁にデイフレクタ7を設けた場合、走行時に
デイフレクタ7の後方に空気の渦が発生し、幌6
を全閉時に幌6のバタツキが大きく、バタツキ音
が発生し、幌全閉、全開時とも風切り音が大き
く、さらに、幌全閉時にこもり音が大となる。
そこで、従来からデイフレクタを左右に二分割
して中央部に通風路を設けたり、左右のサンバイ
ザをデイフレクタとして使用するなどの手段が講
じられているが、前述したバタツキ音、風切り音
およびこもり音を抑制することはできない。
〔考案の目的〕
この考案は、前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構成であり
ながら、デイフレクタによつて幌のバタツキ音、
風切り音およびこもり音を抑制することができ、
走行中の不快感を防止することができる幌天井構
造を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、前記目的を達成するために、フロ
ントルーフレール、リヤルーフレールおよびサイ
ドルーフレールに囲繞されボデーのルーフ部のほ
ぼ全体を開口するルーフ開口部と、同ルーフ開口
部を開閉可能に覆う幌と、上記ルーフ開口部の前
縁における車幅方向全体に設けられた板状のデイ
フレクタと、車幅方向に伸びて上記デイフレクタ
の中央部のみに形成された通風口と、上記デイフ
レクタの上記通風口の上縁に沿つて設けられ後方
へ突出する風案内板とから構成し、車両走行時に
デイフレクタが受ける空気の一部をデイフレクタ
の上縁および通風口に分けて通過させることがで
き、しかも風案内板により積極的に通風口を通過
した空気を層流に近い状態にしたことにある。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
第1図中11はボデー1のルーフ開口部5の前
縁に設けたデイフレクタで、これはたとえば合成
樹脂材料によつて成形され、フロントルーフレー
ル2の車幅方向全体に亘つて設けられている。そ
して、このデイフレクタ11は走行時の通風抵抗
を低減するために長手方向および幅方向に円弧状
をなしている。さらに、このデイフレクタ11の
長手方向の中央部には車幅方向に長い長孔からな
る通風口12が設けられ、この通風口12の上縁
に沿うデイフレクタ11の後部には後方へ突出す
る風案内板13が一体に設けられている。
このように構成されたデイフレクタ11を幌天
井車のルーフ開口部5の前縁に取付けることによ
つて、幌全閉した状態で走行した場合、第2図お
よび第3図に示すように、空気の一部はデイフレ
クタ11の上縁および通風口12を通過する。こ
のとき、通風口12を通過した空気は層流に近い
状態で幌6の上面に沿つてルーフ部の後方に流れ
る。したがつて、幌6の上面で渦流が発生するこ
とはなく、幌6のバタツキおよびこもりを防止す
ることができ、バタツキ音およびこもり音を防止
できる。さらに、前記デイフレクタ11の長手方
向両端部は通風口12が設けられていないため、
デイフレクタ11の両端部の後方、すなわちルー
フ開口部5の両サイドには渦流が発生し、この渦
流によつて気柱共鳴音を抑制することができる。
さらに、デイフレクタ11の後部に風案内板13
を有しているために、整流効果があり、風切り音
を抑制することができ、従来、幌天井車で問題と
なつていた幌のバタツキ音、こもり音および風切
り音を抑制することができる。
なお、前記一実施例においては、デイフレクタ
11の後部に風案内板13を一体に突設したが、
デイフレクタを金属板によつて形成し、その板の
一部をねじつて風案内板を形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、幌天
井車のルーフ開口部の前縁にデイフレクタを設
け、このデイフレクタの中央部に通風口およびこ
の通風口の上縁に沿つて後方に突出する風案内板
を設けたから、走行時に空気が通風口を通過して
層流に近い流れとなり、幌のバタツキによるバタ
ツキ音を防止できるとともに、ルーフ開口部の両
サイドに渦流を発生させて気柱共鳴音を抑制する
ことができる。さらに、デイフレクタの後部に風
案内板を突設することによつて風切り音を防止す
ることができ、幌天井車における走行中の騒音を
解消することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例を示す
もので、第1図は幌天井車の一部の斜視図、第2
図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は走
行中における空気の流れを示す説明図、第4図は
一般的な幌天井車の斜視図である。 1……ボデー、5……ルーフ開口部、6……
幌、11……デイフレクタ、12……通風口、1
3……風案内板、2……フロントルーフレール、
3……リヤルーフレール、4……サイドルーフレ
ール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントルーフレール、リヤルーフレールおよ
    びサイドルーフレールに囲繞されボデーのルーフ
    部のほぼ全体を開口するルーフ開口部と、同ルー
    フ開口部を開閉可能に覆う幌と、上記ルーフ開口
    部の前縁における車幅方向全体に設けられた板状
    のデイフレクタと、車幅方向に伸びて上記デイフ
    レクタの中央部のみに形成された通風口と、上記
    デイフレクタの上記通風口の上縁に沿つて設けら
    れ後方へ突出する風案内板とから構成されたこと
    を特徴とする幌天井構造。
JP1985138795U 1985-09-11 1985-09-11 Expired JPH0356415Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985138795U JPH0356415Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985138795U JPH0356415Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6246222U JPS6246222U (ja) 1987-03-20
JPH0356415Y2 true JPH0356415Y2 (ja) 1991-12-18

Family

ID=31044097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985138795U Expired JPH0356415Y2 (ja) 1985-09-11 1985-09-11

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326016Y2 (ja) * 1986-01-18 1991-06-05
DE60306665T2 (de) * 2003-12-18 2007-06-14 Inalfa Roof Systems Group B.V. Windabweiser und damit ausgestattete öffnungsfähige Dachkonstruktion

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743696Y2 (ja) * 1978-11-07 1982-09-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6246222U (ja) 1987-03-20

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