JP2000071353A - 乗客コンベア用移動手摺及びその製造方法 - Google Patents

乗客コンベア用移動手摺及びその製造方法

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JP2000071353A
JP2000071353A JP25601098A JP25601098A JP2000071353A JP 2000071353 A JP2000071353 A JP 2000071353A JP 25601098 A JP25601098 A JP 25601098A JP 25601098 A JP25601098 A JP 25601098A JP 2000071353 A JP2000071353 A JP 2000071353A
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Yuji Kawamura
村 雄 治 川
Atsushi Sato
藤 篤 佐
Shigeru Kubota
保 田 繁 久
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TOYO TAKASAGO DRY BATTERY CO L
TOYO TAKASAGO DRY BATTERY CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客コンベア用移動手摺において、その剛性
と握力等の手摺特性が常に安定して製造できるばかりで
なく、従来使用していた熱硬化性ゴムに代えて熱可塑性
エラストマーを使用することによる製造工程の簡略化を
実現できる構造の移動手摺、及びその製造方法を提供す
ること。 【解決手段】 厚織り布1aを断面C字状の筒状に形成し
た筒状体1内にゴム層2を充填して芯体Aを形成し、該
芯体Aの下端部辺を除く外層に化粧ゴム層3を設けて構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータや動く
歩道等の乗客コンベアにおいて使用する移動手摺に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗客コンベアで使用する移動手摺
としては、厚織り布と抗張体を一体に形成した補強用芯
体の表面に、熱硬化性の化粧ゴムを加圧プレスを用いて
加硫し被覆したものが公知である。この移動手摺は、手
摺を曲げたときの反発力(剛性)と手摺の開口部を押広
げる力(握力)を最適値に調整するために、内部に用い
る布の幅や枚数を精密に調整し、加硫の際には布の位置
がずれないようにして製造されていた。特に、布の位置
がずれると手摺の左右のバランスが崩れて、剛性及び握
力が不均等になり、その不均等な部分において屈曲時に
大きな変形を生じたり、顕著な握力低下が起こるなどの
問題が発生する。そのため、布がずれないように細心の
注意を払って製造されており、高度な製造技術が必要と
されていた。
【0003】また、従来の移動手摺は、熱硬化性ゴムを
用いる関係上、製造に際しては、加硫工程が必要であっ
た。しかし、加硫工程は長時間を要するばかりでなく、
加硫剤を添加した配合ゴムは熱安定性が悪いため長期保
存に適さないし、また、保存時間の異なる配合ゴムを用
いた場合には、加硫時間を一定にできないなどの問題が
あった。
【0004】上記のような問題を解決するために、熱硬
化性ゴムの代わりに熱可塑性樹脂を使用した移動手摺
が、実開昭57-203064号公報、実開昭58-16769号公報に
開示されている。しかしながら、前者の移動手摺は、剛
性調整を成形体の厚さなどの形状変化により行っている
ので、材料選定の自由度が少なく、また、上側材料に厚
織り綿布を使用しているために、任意の色に着色するこ
とが極めて困難であるなどの問題がある。一方、後者の
移動手摺は、補強用芯体として内部の布の間に熱可塑性
樹脂層を設けて作製されているが、この場合も、手摺の
曲げ剛性調整は布幅と布枚数で調整されるため、布の位
置ずれ等は完全には回避できず、更には、芯体外層が全
て熱可塑性樹脂で覆われているので、手摺の走行面も熱
可塑性樹脂で覆われることになり、手摺駆動装置との走
行抵抗が増加するなどの問題が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術に鑑み、乗客コンベア用移動手摺において、
その剛性と握力等の手摺特性が常に安定して製造できる
ばかりでなく、従来使用していた熱硬化性ゴムに代えて
熱可塑性エラストマーを使用することによる製造工程の
簡略化を実現できる構造の移動手摺、及びその製造方法
を提供することを、その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明移動手摺の構成は、帆布の
ような厚織り布を断面C字状の筒状に形成した筒状体内
にゴム層を充填して芯体を形成し、該芯体の下端部辺を
除く外層に化粧ゴム層を設けたことを主な特徴とするも
のであり、また、その製造方法の構成は、筒状に形成さ
れた厚織り布から成る筒状体の内側に一定量のゴムを連
続的に充填し付着させる工程と、前記筒状体をその内部
のゴム層に空隙が残らずかつ断面がC字状の芯体に成形
する工程と、前記芯体の外側に化粧ゴムを被覆する工
程、及び、化粧ゴムを被覆した芯体の両端を接続して目
的長さのループ状に加工する工程とから成ることを主な
特徴とするものである。
【0007】すなわち、本発明の移動手摺は、従来の手
摺の補強用の芯体を構成する表面帆布と内層帆布に代え
て、厚織り布を断面C字状の筒状に形成して筒状体にす
ることにより、最終の手摺を作製する際の布ずれ発生要
因が取り除くことができ、その結果、手摺左右の対象性
を容易に確保することができるようにした。更に、芯体
において、筒状に一体形成された厚織り布から成る筒状
体内にゴム層を充填した構造とすることにより、ゴムの
特性(硬度や機械的特性等)を適切に選択したり、厚織
り布の性能(厚みや材質、織り方等)を適切に選定して
ゴムの特性と組み合わせることによって、剛性及び握力
を所望の値に設計することができるようにした。こうす
ることにより、手摺の剛性や握力の均一性が優れ、従来
の製造方法よりもより容易に高性能の手摺の製造を行う
ことができる。
【0008】また、本発明では、筒状に形成した厚織り
布から成る筒状体内に充填するゴム層用のゴムと、筒状
体の外層に被覆する化粧ゴムとを使用するが、これらの
ゴムとしては、熱可塑性エラストマーを用いることが望
ましい。この熱可塑性エラストマーの例として、ポリウ
レタン系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエ
ステル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系エラストマ
ーなどを挙げることができ、これらのゴムは単独或いは
適当に混合して使用することができる。また、ゴム物性
を向上させるために他の添加材を加えた組成物として使
用することもできる。ゴムの硬度は用途により変化させ
る。すなわち、化粧ゴムに用いる場合は60〜90度(いず
れもJISショアーA)の範囲内が選択される。60度以下の
場合は傷が付き易く、90度以上の場合には屈曲により亀
裂が発生する等の問題がある。また、筒状体内のゴム層
に用いる場合には、70度(JISショアーA)〜80度(JIS
ショアーD)の範囲内が選択される。70度(JISショアー
A)以下では手摺の握力が低くなり、80度(JISショアー
D)以上の場合には手摺の曲げ剛性が高くなりすぎるな
どの問題が発生し、いずれも手摺の正常な運転を妨げる
要因となる。化粧ゴムの場合には、任意の色に調合また
は着色して用いることができる。更に、手摺用ゴムとし
ての特性を損なわない範囲で抗菌剤を添加して抗菌性を
付加させることも可能である。
【0009】本発明においては、厚織り布を筒状に形成
した筒状体を使用するが、厚織り布としては、綿、麻な
どの天然繊維や、ナイロン、ポリエステル、テトロン、
アクリル、ビニロン、ポリプロピレン、ウレタンなどの
合成繊維から紡糸された糸を用いて作製されたものが挙
げられるが、これらの繊維を適当に組み合わせて混紡し
た糸から作製した布を用いることもできる。布の厚さと
しては、0.3〜3.0mmの範囲内が好ましい。0.3mm以下で
は、手摺が運転された場合に駆動装置との摩擦を受けて
短時間で摩耗し、また、3.0mmよりも大きいと、手摺を
曲げたときの剛性が強くなりすぎて、手摺運転時のロス
が大きくなる。なお、厚織り布は単独で使用しても、適
当な厚さの布を貼り合わせたり縫い合わせて使用しても
よい。
【0010】本発明の手摺においては、手摺の補強部材
として芯体を用いているが、手摺が運転中に駆動力によ
り引っ張られて伸び、乗客コンベア装置の頻繁な調整が
必要になったり、最悪の場合には手摺が切断するなどの
問題の発生が想定される。その問題を未然に防止するた
めに、芯体の内部、すなわち、筒状体内に抗張体を設け
るとよい。抗張体としては、スチールやステンレスの板
状ベルト、スチールやステンレス線を縒り合わせたワイ
ヤ、炭素繊維、アラミド繊維、超延伸合成繊維などから
なる縒糸や板状に織り込んだ布ベルトを用いることがで
きる。これらの抗張体は油や汚れを除去した後、直接そ
のまま使用しても良いが、ゴム層との接着をさらに向上
させるために、板状ベルトでは接着剤やゴムを均一塗布
した後に使用することができる。更に、ワイヤや縒糸や
布ベルトの場合にはカップリング剤や化学処理剤等で表
面処理した後に使用することができる。また、ワイヤや
縒糸を抗張体として使用する場合には、予め必要本数の
ワイヤや縒糸を束ねてゴムや接着剤等で板状に成形して
おくことが作業性の観点から好ましい。
【0011】本発明の移動手摺の製造方法の一例は、筒
状に形成された厚織り布から成る筒状体の内側に一定量
のゴムを連続的に付着させる工程と、内部のゴム層に空
隙が残らずかつ横断面がC字状の芯体に成形する工程
と、前記芯体の下端部辺を除く外側に化粧ゴムを被覆す
る工程、及び両端を相互に接続して目的長さのループ状
に加工する工程を経て製造する方法である。更に、抗張
体を設けた手摺の場合には、筒状に形成された厚織り布
から成る筒状体の内側に抗張体を設け、かつ筒状体の内
側に一定量のゴムを連続的に付着させる工程の後、前述
した製造方法と同様の工程を経て製造すればよい。な
お、この抗張体を設けた手摺の場合には、抗張体を包み
込むような状態に複数の糸を連続して織り込んで厚織り
布を筒状に一体化させつつ、前述の工程を経て製造する
ようにしてもよい。
【0012】更に、本発明の手摺を製造する方法とし
て、平面状に展開された厚織り布の内面に一定量のゴム
を連続的に付着させると共に前記ゴムの内側に抗張体を
設ける工程と、前記布の端面同士を接合して筒状体に形
成する工程と、筒状体をその内部のゴム層に空隙が残ら
ずかつ横断面がC字状の芯体に成形する工程と、前記芯
体の下端部辺を除く外側に化粧ゴムを被覆する工程、及
び両端を相互に接続して目的長さのループ状に加工する
工程を含む工程を経て製造する方法もある。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例を図
により説明する。図1は本発明の移動手摺の断面図であ
る。
【0014】図1において、1は厚織り布1aを断面C字
状の筒状に一体形成した筒状体、2はその内部に熱可塑
性エラストマーを充填して形成したゴム層で、以上1,
2により芯体Aを構成する。3は芯体Aの下端部辺を除
く外側に形成した化粧ゴム層であって、以上により本発
明移動手摺の一例を構成する。なお、上記におけるゴム
層2の形成に際しては、筒状体1の内部に空隙が残らな
いようにすることが必要である。
【0015】図2は図1の移動手摺における筒状体1内
に抗張体4を設けたものであって、この抗張体4によ
り、コンベア装置の運転中の駆動力により手摺に伸びが
生じるのを未然に防止できる。
【0016】次に、本発明における抗張体を設けた移動
手摺の製造方法を、図3乃至図8により説明する。図3
に示すように、厚織り布1aを筒状に形成した筒状体1の
ほぼ中央に抗張体4を配置する。この場合、厚織り布1a
を筒状に形成する必要があるが、その方法として、1)予
め布1aを筒状になるように織上げる、2)裁断した布1aの
両端面を突き合わせ縫い合せる、3)裁断した布1aの両端
面を適当に重ね合わせ、重ねた部分を糊付けする、4)裁
断した布の両端面を適当に重ね合わせ、重ねた部分を借
り留めする、などを挙げることができる。更には、抗張
体4を包み込むような状態に複数の糸を連続して織り込
んで布1aを筒状に形成するようにしてもよい。なお、筒
状に形成するには、目的の断面C字形状が得られるよう
予め布幅の長さを設計しておくことが必要である。ま
た、ゴム層2との接着性を高めるため、内側の布面をカ
ップリング剤や化学処理剤等で表面処理しておくことも
有用である。次いで、筒状体1の内側に一定量のゴムを
連続的に付着させて、ゴム層2を形成する。この場合、
ゴムを布に付着させる方法はいくつか考えられるが、押
出し成形機を用いる方法が効果的である。特に、ゴム層
として熱可塑性エラストマーを使用する場合には、布と
熱融着させることにより、接着性も向上するので好まし
い。ゴムの付着量は、最終製品の形状を維持するための
量が必要になるが、この量は、数回の試作を行うことよ
り容易に決定できる。
【0017】次の工程を図4に示す。押出したゴムが流
動性を保持している間に断面がC字状を示すような形状
に成形して芯体Aを作製する。この場合、内部のゴム層
2に空隙が残らないようにすることが重要である。もし
空隙が残った場合は、手摺を運転する際に悪影響が現わ
れ、手摺の寿命が低下する。本工程においても、熱可塑
性エラストマーを用いる場合には、エラストマーの流動
性は温度の関数のみにより支配されるので、容易に目的
の形状に整えることができる。
【0018】次いで、図5に示すように、前工程で形成
した芯体Aの外側に化粧ゴム3を被覆する。化粧ゴム3
を被覆する方法として、プレスにより圧着する方法、押
出し成形機で圧着被覆する方法等が考えられる。手摺を
連続的に製造するためには、熱可塑性エラストマーを用
いることが容易な後者の押出し成形機を用いる方法が好
適である。
【0019】最終段階として、図示しないが、両端を相
互に接続して目的長さのループ状に加工する工程を経
て、手摺は完成される。このループ状の加工方法は従来
の手法を用いることができる。接続部における厚織り
布、抗張体、内層ゴム等の接続は従来の方法が利用でき
る。化粧ゴムの被覆においても、従来のプレスによる圧
着方法や、化粧ゴムとして熱可塑性エラストマーを使用
する場合などでは、射出成形法を用いることができる。
【0020】以上は予め一体化された厚織り布を用いた
手摺製造方法についての説明であるが、以下、プロセス
の途中で厚織り布を一体化しつつ手摺を製造する方法の
一例を図6乃至図8により説明する。まず、図6に示す
ように、厚織り布1aを平面状に保ち、該布1aの内側にゴ
ム2を均一に連続して付着させる。この場合、布1aの片
端の一部にはゴム2が付着しないようにしておくことが
ある。ゴム2を付着させない部分を設けておくと、その
部分を布1aを筒状に形成する際の糊代1bとして利用でき
る。次にゴム幅の中央部に抗張体4を設けるが、前工程
と連動して行うことが好ましい。
【0021】次いで、厚織り布1aの端面同士を重ねて該
布1aを一体化させる。前述の工程で糊代1bを設けた場合
には、布1aを該糊代1bの部分で貼り合わせる。また、糊
代1bとなる部分を設けない場合には、端面を突き合わせ
るようにして一体化させる。突き合わせる方が手摺構造
の左右の対称性が得られるので、好適である。なお、重
ね合わせた部分又は突き合わせた個所を縫い合わせるな
どの方法で仮留めすると、以下の工程での作業性が向上
する。
【0022】図7に示した工程は、芯体Aを形成する工
程で、この工程では内部のゴム層2に空隙が残らないよ
うに行うことが重要である。次いで、図8の工程に入る
が、この工程は、図5により説明した化粧ゴム3の被覆
工程と同様である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、移動手摺
の補強用芯体を、厚織り布を筒状に形成した筒状体で内
部にゴム層が充填された構造とすることにより、芯体の
製造時にその左右の対称性を容易に得ることができるの
で、移動手摺を曲げる際の剛性や握力の均一化に優れる
ばかりでなく、従来の製造方法よりも容易に製造するこ
とができる。更に、厚織り布の織り方,厚み,材質と、
ゴム層の硬度,伸び,機械強度等を適当に組み合わせる
ことにより、乗客コンベアに対応した剛性及び握力を具
えた移動手摺を設計することができる。また、熱可塑性
エラストマーをゴム層及び化粧ゴムとして用いることに
より、製造工程の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の移動手摺の断面図。
【図2】本発明の別例の移動手摺の断面図。
【図3】本発明移動手摺の製造方法の一例におけるゴム
を厚織り布に付着させる工程を示す断面図。
【図4】図3の工程の次の、芯体を形成する工程を示す
断面図。
【図5】図4の工程の次の、化粧ゴムを被覆する工程を
示す断面図。
【図6】本発明の抗張体を設けた移動手摺の製造方法の
別例におけるゴムを厚織り布に付着させる工程を示す断
面図。
【図7】図6の工程の次の、芯体を形成する工程を示す
断面図。
【図8】図7の工程の次の、化粧ゴムを被覆する工程を
示す断面図。
【符号の説明】
1 厚織り布の筒状体 1a 厚織り布 2 内層ゴム層 3 化粧ゴム層 4 抗張体 A 芯体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久 保 田 繁 千葉県松戸市稔台333 東洋高砂乾電池株 式会社内 Fターム(参考) 3F321 AA07 CF02 4F213 AA45 AD12 AD16 AG03 AH81 WA14 WA53 WA56 WA73 WB01 WB18 WF01 WF23 WF27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚織り布を断面C字状の筒状に形成した
    筒状体内にゴム層を充填して芯体を形成し、該芯体の下
    端部辺を除く外層に化粧ゴム層を設けたことを特徴とす
    る乗客コンベア用移動手摺。
  2. 【請求項2】 厚織り布を断面C字状の筒状に形成した
    筒状体内にゴム層を充填すると共に抗張体を設けて芯体
    を形成し、該芯体の下端部辺を除く外層に化粧ゴム層を
    設けたことを特徴とする乗客コンベア用移動手摺。
  3. 【請求項3】 筒状体内のゴム層及び芯体の外層に設け
    る化粧ゴム層は、熱可塑性エラストマーを用いて形成し
    た請求項1又は2に記載の乗客コンベア用移動手摺。
  4. 【請求項4】 筒状に形成された厚織り布から成る筒状
    体の内側に一定量のゴムを連続的に充填し付着させる工
    程と、前記筒状体をその内部のゴム層に空隙が残らずか
    つ断面がC字状の芯体に成形する工程と、前記芯体の外
    側に化粧ゴムを被覆する工程、及び、化粧ゴムを被覆し
    た芯体の両端を接続して目的長さのループ状に加工する
    工程とから成ることを特徴とする乗客コンベア用移動手
    摺の製造方法。
  5. 【請求項5】 筒状に成形された厚織り布から成る筒状
    体の内側に抗張体を設けると共に筒状体の内側に一定量
    のゴムを連続的に充填し付着させる工程と、前記筒状体
    をその内部のゴム層に空隙が残らずかつ断面がC字状の
    芯体に成形する工程と、前記芯体の外側に化粧ゴムを被
    覆する工程、及び化粧ゴムを被覆した芯体の両端を接続
    して目的長さのループ状に加工する工程とから成ること
    を特徴とする乗客コンベア用移動手摺の製造方法。
  6. 【請求項6】 抗張体を包み込むような状態に複数の糸
    を連続して織り込んで厚織り布を筒状体に成形する工程
    と、筒状体の内側に一定量のゴムを連続的に充填し付着
    させる工程と、前記筒状体をその内部のゴム層に空隙が
    残らずかつ断面がC字状の芯体を成形する工程と、前記
    芯体の外側に化粧ゴムを被覆する工程、及び化粧ゴムを
    被覆した芯体の両端を接続して目的長さのループ状に加
    工する工程とから成ることを特徴とする乗客コンベア用
    移動手摺の製造方法。
  7. 【請求項7】 平面状に展開された厚織り布の内面に一
    定量のゴムを連続的に付着させると共に前記ゴムの内側
    に抗張体を設ける工程と、前記布の端面を接合して筒状
    体に成形する工程と、前記筒状体をその内部のゴム層に
    空隙が残らずかつ断面がC字状の芯体に成形する工程
    と、前記芯体の外側に化粧ゴムを被覆する工程、及び化
    粧ゴムを被覆した芯体の両端を接続して目的長さのルー
    プ状に加工する工程とから成ることを特長とする乗客コ
    ンベア用移動手摺の製造方法。
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