JP2000066536A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000066536A
JP2000066536A JP10234094A JP23409498A JP2000066536A JP 2000066536 A JP2000066536 A JP 2000066536A JP 10234094 A JP10234094 A JP 10234094A JP 23409498 A JP23409498 A JP 23409498A JP 2000066536 A JP2000066536 A JP 2000066536A
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隆史 楢原
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貴康 弓納持
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高湿環境における転写材の尾引きの発生を防止
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】感光ドラム1上のトナー像を転写材19に
転写する転写ローラ14と、感光ドラム1から転写材を
分離するために転写材を除電する除電部材8と、を有
し、前記除電部材8が印加する電位を複数レベル有し、
前記転写ローラ14の定電流バイアス印加時の検出電圧
により、前記除電部材に印加する電位レベルを切り替え
る切り替え手段15を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上のトナ
ー像を転写材に転写するポリマーもしくはイオン導電系
の転写ローラと、像担持体から転写材を分離するために
転写材を除電する除電部材と、を有し、除電部材が転写
材を除電するときに印加する電位を複数レベル有する画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】像担持体である感光ドラム上に形成され
たトナー像を電圧を印加した転写ローラによって転写材
へ転写する画像形成装置において、転写を終了した転写
材は感光ドラムと静電吸着しており、感光ドラムから転
写材を分離する際に転写材の後端が剥離帯電により転写
電圧と同極性に帯電され、感光ドラムから転写材後端の
分離が遅れることがある。
【0003】ドラムから転写材後端の分離が遅れると、
ドラムが回転する方向に転写材後端が引っ張られて転写
材後端がドラムヘ近づくようにはねる転写材後端はねに
よって、転写材後端がクリーニング容器の底部に接触し
て転写材上の未定着像を乱して像擦れとなったり、クリ
ーニング容器の底部に飛散して付着したトナーが転写材
へ転移して転写材後端の木端汚れが生じる。
【0004】また、両面印字を行う場合には、第2面印
字時には第1面印字終了後のドラムの曲率と同方向にカ
ールした転写材を通紙することになり、曲率分離の作用
が小さくなり転写材先端のドラムからの分離ができなく
なって、紙詰まりが発生するという問題が生じる。
【0005】したがって、除電針に所定の電位を印加し
て転写材の除電を行い感光ドラムからの分離を促進す
る。このときのシーケンスを図6に示す。
【0006】転写材後端付近に−2.5kVを印加して
除電することにより転写材後端はねによる像擦れや汚れ
などの画像不良を防止することができ、転写材の第2面
の先端に−2.5kVを印加して除電することにより、
感光ドラムと同方向の曲率のカールがついた転写材の第
2面の先端における感光ドラムからの分離を良好に行う
ことができる。
【0007】また、転写材の中央部にも−1.5kVの
除電針バイアスをかけて搬送ガイドヘの静電的な吸着に
よる搬送不良を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、装置の使用環境によって以下のような問題が
生じた。
【0009】高湿環境では、転写電荷として乗るべき電
流が転写材の抵抗が低下するために転写材上に保持でき
なくなり、トナーを転写材に留めておく静電的な力は弱
くなる。このような状態では、定着時に転写材に含まれ
る水分が激しく蒸発して、転写材上に乗った未定着卜ナ
ーが紙搬送方向と逆方向に飛散して定着することがあ
る。これを尾引きといい、図10に示すような画像が形
成される。
【0010】高湿環境下で吸湿紙を使用した場合、転写
材後端で除電針に転写バイアスと逆極性の大きなバイア
スを印加すると、転写材の抵抗が低いために、転写材上
の未定着部分の電荷が除電されてしまい、図11のよう
な1面目後端に広範囲の尾引きが発生することがあっ
た。尾引きの発生範囲は、除電−定着間の距離である。
低湿環境において転写材が薄くコシが弱い場合、あるい
は感光ドラムの外径が大きいため転写材のコシによるド
ラムからの分離作用(曲率分離)が期待できない場合に
は、1面目の先端でもドラムからの分離ができなくなっ
て紙詰まりが発生するという問題があった。例えば、バ
ジャーボンドなどの坪量60g/m2 以下の薄紙を転写
材として用いた場合や感光ドラムの外径が40mm以上
の場合に紙詰まりが起こりやすい。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願に係る第1の発明は、像担持体上のトナー像
を転写材に転写するポリマーもしくはイオン導電系の転
写ローラと、前記像担持体から転写材を分離するために
転写材を除電する除電部材と、を有し、前記除電部材が
転写材を除電するときに印加する電位を複数レベル有す
る画像形成装置において、前記転写ローラの定電流バイ
アス印加時の検出電圧が所定の電圧以下である場合に前
記除電部材が転写材を除電するときに印加する電位レベ
ルを切り替える切り替え手段を有することを特徴とす
る。
【0012】上記構成において、切り替え手段は高湿環
境における適正な除電バイアスを印加し、転写材が吸湿
したときの尾引きの発生を抑えるように作用する。
【0013】上記目的を達成するために、本出願に係る
第2の発明は、像担持体上のトナー像を転写材に転写す
るポリマーもしくはイオン導電系の転写ローラと、前記
像担持体から転写材を分離するために転写材を除電する
除電部材と、を有し、前記除電部材が転写材を除電する
ときに印加する電位を複数レベル有する画像形成装置に
おいて、前記転写ローラの定電流バイアス印加時の検出
電圧が所定の電圧以上である場合に前記除電部材が転写
材を除電するときに印加する電位レベルを切り替える手
段を有することを特徴とする。また、薄紙設定に対して
前記除電部材が転写材を除電するときに印加する電位レ
ベルを切り替える切り替え手段を有することを特徴とす
る。
【0014】上記構成において、切り替え手段は低湿環
境における適正な除電バイアスを印加し、低湿環境で転
写材が薄い場合に発生する紙詰まりを抑えるように作用
する。
【0015】上記目的を達成するために、本出願に係る
第3の発明は、像担持体上のトナー像を転写材に転写す
るポリマーもしくはイオン導電系の転写ローラと、前記
像担持体から転写材を分離するために転写材を除電する
除電部材と、を有し、前記除電部材が転写材を除電する
ときに印加する電位を複数レベル有する画像形成装置に
おいて、複数のモード設定に対して前記除電部材が転写
材を除電するときに印加する電位レベルを切り替える手
段を有することを特徴とする。
【0016】上記構成において、切り替え手段は転写材
の種類に応じて適正な除電バイアスを印加し、厚紙設定
の場合には高速の画像形成装置の電源・駆動負荷を低減
するように作用する。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に本発
明の第1の実施の形態を説明する。図2は転写材への両
面印字を行う画像形成装置の例である。両面印字を行う
場合、まず、紙カセット36上の紙19を給紙ローラ2
5により1枚ずつ給紙し、ガイド34に沿って搬送ロー
ラ対33へ搬送する。紙19は、搬送ローラ対33の回
転により更に搬送されガイド32に沿ってレジストロー
ラ対31へ搬送される。
【0018】レジストローラ対31は、ドラム1上に形
成されたトナー像に合わせて回転し転写ニップヘ紙を搬
送する。感光ドラム1上への画像形成は、まず帯電器2
9により感光ドラム1を均一帯電した後、露光装置28
により露光を行って静電潜像を形成する。この潜像を現
像器30により現像することによってトナー像を得る。
【0019】転写部でトナー像の転写を行った紙19
は、定着器13により定着され固定画像を得る。定着器
13から排出された紙は、回転自在に取り付けられたフ
ラッパ37により下向きに排出され、ガイド39に沿っ
て反転ローラ40に搬送される。紙19はガイド41に
支持されながら、反転ローラ40の正・逆回転により、
進行方向と表裏を逆転されてガイド42に沿って搬送ロ
ーラ対43へ搬送される。搬送ローラ43は、紙19を
搬送ローラ対33へ搬送し、紙19は再び画像転写定着
工程に供される。転写材への二面目の定着を終了した紙
19はフラッパ37により上向きに排出されガイド38
に沿って搬送され排紙ローラ45により排紙トレイ46
上に排出される。なお、図2に示した47は画像形成装
置の筐体である。
【0020】図1は本実施の形態の主要部であり、画像
形成装置の転写部の側面図を示している。図1において
図2と同じ部材には同じ番号を符している。
【0021】図1において、1はアルミシリンダ表面に
有機感光体(OPC)層を設けた感光ドラムである。感
光ドラム1の外径は30mmである。感光ドラム1は不
図示の帯電装置により負に均一帯電された後、像露光さ
れて潜像を形成し、不図示の現像手段により反転現像を
行うことでその表面にトナー像を形成する。
【0022】トナー像は、転写ガイド14に沿って搬送
されてきた転写材である紙19に転写される。転写は、
金属製の芯金3上に導電性の弾性層2を有した外径が2
0mmの転写ローラ4に転写高圧電源5よりトナー像の
帯電極性と逆極性の正の電圧を印加することにより、感
光ドラム1と転写帯電器としての転写ローラ4で形成す
る転写ニップNで行われる。
【0023】転写ローラ4の弾性層2の体積抵抗率は、
20℃,60%Rhの環境下で2×108 Ωcm程度で
あり、転写ローラの芯金3に印加する転写電圧は0Vか
ら+6kV程度である。
【0024】転写ローラに印加する電圧は、転写ローラ
の抵抗値によってその大小を変更したり、転写時と非転
写時または停止時にその大きさを切り替え制御する。そ
の制御は、CPU15、I/Oポート16、バスライン
18、メモリー17から構成される制御系によって行わ
れる。
【0025】転写を終了した紙19は、感光ドラムと静
電吸着しているが、これを分離するのが除電針6であ
る。除電針6は、厚さ0.1mmのSUSの板で、その
先端は図3に示すように尖端状(のこぎり形状)をして
いる。除電針6の先端部のピッチaは1mm、山の高さ
bは2mmである。除電針6は、絶縁部材7により挟持
され除電針ユニット8を形成している。
【0026】分離を終了した紙19は、絶縁性の樹脂製
の搬送ガイド10上を搬送され、定着装置13へ搬送さ
れる。定着装置13はアルミニウム製の筒状の芯金にP
FA(パーフロロアルコキシ)をコートした定着ローラ
20とこれを内側から暖めるためのハロゲンヒータ2
1、紙19を定着ローラ20に圧接するための加圧ロー
ラ22と紙19を定着20と加圧ローラ22のニップヘ
導くための定着入口ガイド23から構成される。
【0027】転写を終了した紙19は、この定着ニップ
を通過することにより、トナー像を紙面上に定着する。
なお、転写工程で紙19に転写されずに感光ドラム1上
に残ったトナーは、クリーニング装置12により回収さ
れる。クリーニング装置は、残トナーをドラム上からか
きとるためのクリーニングブレード24と、廃トナーを
ためておくためのクリーニング容器25から構成されて
いる。
【0028】ここで、転写バイアスの制御を具体的に説
明する。転写ローラに印加する電圧値Vt は、非通紙時
のドラム電位が暗電位のときに転写電流に定電流バイア
スを印加し、このとき発生した電圧Vt0をもとに決定す
る。
【0029】すなわち、良好な画像を得るために転写ロ
ーラの抵抗値の製造時のばらつきや環境変動、耐久変動
に応じて適した転写電圧を印加するように制御してい
る。転写ローラの抵抗値が小さいときは検出される電圧
t0も小さくなり、逆に抵抗値が大きいときは検出電圧
t0も大きくなる。
【0030】特に、NBRやエピクロルヒドリンゴムを
主成分とするポリマー導電系の転写ローラやイオン導電
剤により抵抗調整を行ったイオン導電系の転写ローラを
用いた場合には、抵抗値の環境変動が大きい。
【0031】例えば20℃、60%Rhの環境下で抵抗
値が2×108 Ωの転写ローラの場合、32.5℃、8
5%Rhの高温高湿環境においては抵抗値は1×108
Ω、15℃,10%Rhの低温低湿環境においては抵抗
値は5×108 Ωとなる。
【0032】図5に転写ローラの抵抗値と検出電圧Vt0
の関係を示す。この図より転写ローラの抵抗が大きくな
るにつれて、検出電圧Vt0の値も大きくなっていること
がわかる。本実施の形態の転写ローラの場合、幅が30
0mmで、プロセススピードを150mm/sec、定
電流値を10μAとして測定すると、検出電圧Vt0の値
は20℃,60%Rhの環境下で1.4kV、32.5
℃,85%Rh環境下で0.7kV、15℃,10%R
hの環境下で3kVの出力値となる。
【0033】本実施の形態では、除電針にバイアスを印
加して転写材の二面目の先端分離、後端はね、搬送ガイ
ドヘの貼り付きを防止しているのは従来例と同じである
が、検出電圧Vt0の値で除電針バイアス制御を切り替え
ることを特徴としている。
【0034】図7は検出電圧Vt0の値が小さい場合のシ
ーケンスを示す。転写ローラの検出電圧Vt0の値が0.
8kV以下であるときには、高湿環境と判断し、紙が吸
湿している1面目後端では除電針に大きなバイアスを印
加しないようにする。
【0035】これにより、定着−除電針間の電荷を除電
してしまうのを防止し、後端100数十mmの極端にレ
ベルの悪い尾引きの発生を防止することができる。
【0036】高湿環境では、紙の抵抗は低下しているた
め、帯電は小さく感光ドラムからの分離が遅れることが
なく、後端はねは起こりにくい。したがって、大きなバ
イアスを印加しなくても像擦れや木端汚れなどの問題は
生じない。
【0037】また、紙の第2面の先端に−2.5kVを
印加することにより、紙の感光ドラムからの分離を良好
に行い、中央部に−1.5kVを印加することにより搬
送ガイドヘの貼り付きを防止し、2面目の後端に−2.
5kVを印加することにより後端はねを防止しており、
2面目の通紙性能も確保している。
【0038】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
低湿環境において薄紙等のコシの弱い紙に印字する場合
について説明する。図4に画像形成装置の転写部の側面
図を示す。図4において図2と同じ部材には同じ符号を
符しており、第1の実施の形態と同様である箇所につい
ては説明を省略する。また、転写後の搬送ガイドは、紙
と接する部分をくし歯状に並んだ絶縁性の樹脂性のリブ
27で構成されており、そのリブ27とリブ27との間
に紙吸着用の電気的に接地した板金11を置くことで、
紙のカールや空気との抵抗による揚力で紙の搬送が不安
定になることを防いでいる。
【0039】図4に示した画像形成装置は特殊紙モード
を有しており、装置のオペレータ操作パネル45に特殊
紙設定を行うスイッチが設けられ、ユーザーがモードを
選択することにより転写材の厚さに応じて、転写材の搬
送スピードや定着温度等のプロセス条件を一部変更する
ことができる。
【0040】例えば、坪量65g/m2 以下の紙では、
薄紙モードに設定するようにユーザーに推奨している。
このような特殊紙モードを有する装置においては、特殊
紙設定とも組み合わせて、除電針のバイアス制御を切り
替える。
【0041】転写ローラの検出電圧Vt0の値が大きく、
かつ、薄紙設定になっているときのシーケンスを図8に
示す。
【0042】検出電圧Vt0の値が2kV以上であるとき
には低湿環境と判断し、さらに薄紙を通紙する場合に
は、1面目の先端でも除電針に−2.5kVの大きな電
位レベルを印加する。これにより、除電針による1面目
先端での静電分離の効果を大きくすることができるの
で、低湿環境下での薄紙の紙詰まりを防止することがで
きる。
【0043】さらに、2面目の先端にも−2.5kVを
印加することにより、紙の感光ドラムからの分離を良好
に行える。また、紙先端から後端手前までは−1.2k
Vを印加して搬送ガイドヘの静電吸着を防止して貼り付
きによる紙詰まりを防止し、紙後端では陰電針に−2.
5kVを印加することで後端はねを防止できる。
【0044】なお、本実施の形態は転写ローラの検出電
圧Vt0の値が大きい場合、あるいは薄紙設定になってい
るときにそれぞれ単独に適用してもよい。
【0045】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
環境に関わらず厚紙に印字する場合について説明する。
図4に示した特殊紙設定を有する装置において、例え
ば、坪量115g/m2 以上の紙では、厚紙モードに設
定するようにユーザーに推奨する。厚紙設定になってい
るときのシーケンスを図9に示す。厚紙の場合には、紙
にコシがあるため、曲率分離の性能低下による紙詰まり
や後端はね等は発生しなくなるので、除電針バイアスは
搬送ガイドヘの紙の貼り付きを防止する−1.2kVの
低いレベルの電圧のみとする。
【0046】これにより、除電針印加バイアスのON・
OFFの回数を減らし、より高速の画像形成装置の場合
の電源・駆動負荷を低減することができる。
【0047】以上述べてきた第1の実施の形態〜第3の
実施の形態において、除電針に印加する電位レベルを切
り替える場合について示したが、印加するタイミングを
変更してもよい。また、片面印字の場合にも同様に実施
することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポリマーもしくはイオン導電系の転写ローラの定電流バ
イアス印加時の検出電圧が所定の電圧以下の場合に高湿
環境であると判断して、除電針バイアスを切り替えるこ
とにより、高湿環境における転写材の尾引きの発生を防
止することができる。
【0049】また、転写ローラの定電流バイアス印加時
の検出電圧が所定の電圧以下の場合に低湿環境であると
判断して、薄紙を通紙する場合に除電針バイアスを切り
替えることにより、低湿環境における薄紙の紙詰まりを
防止することができる。
【0050】さらに、モードの設定に応じて除電針バイ
アスを切り替えることにより、例えば厚紙設定の場合に
は除電針バイアスは低いレベルの電圧のみとして高速の
画像形成装置の電源・駆動負荷を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態の画像形成装置の転写部の側面
図。
【図2】転写材への両面印字を行う画像形成装置の構成
図。
【図3】除電針の拡大正面図。
【図4】第2実施の形態の画像形成装置の転写部の側面
図。
【図5】転写ローラの抵抗値とVt0の関係を示す図。
【図6】従来の除電針への印加電圧シーケンスを示す
図。
【図7】第1実施の形態の除電針への印加電圧シーケン
スを示す図。
【図8】第2実施の形態の除電針への印加電圧シーケン
スを示す図。
【図9】第3実施の形態の除電針への印加電圧シーケン
スを示す図。
【図10】尾引き現象を示す説明図。
【図11】尾引き発生範囲を示す説明図。
【符号の説明】
1 感光体 4 転写ローラ 6 除電針 9 除電針の電源 10 搬送ガイド 13 定着器 19 紙 25 クリーニング容器
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA01 EA10 EC06 ED26 EE07 EF09 2H032 AA05 BA01 DA02 DA23 DA24 DA28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上のトナー像を転写材に転写す
    る転写ローラと、前記像担持体から転写材を分離するた
    めに転写材を除電する除電部材と、を有し、前記除電部
    材が印加する電位を複数レベル有する画像形成装置にお
    いて、 前記転写ローラの定電流バイアス印加時の検出電圧によ
    り、前記除電部材に印加する電位レベルを切り替える切
    り替え手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ローラの定電流バイアス印加時
    の検出電圧により、前記除電部材に電圧を印加するタイ
    ミングを切り替える切り替え手段を有することを特徴と
    する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写ローラは、NBRやヒドリンゴ
    ムを成分として含むことを特徴とする請求項1または2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記転写ローラは、イオン系の導電剤を
    含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記除電部材には、前記転写ローラの帯
    電極性と逆極性の電位を印加することを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 転写材の第1面に像転写した後転写材の
    第2面に像転写する手段を有し、前記転写ローラの定電
    流バイアス印加時の検出電圧が所定の電圧以下の場合に
    は、転写材搬送方向において転写材の第1面の後端部付
    近における前記除電部材に印加する電位レベルを小さく
    設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    一つに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 転写材の第1面に像転写した後転写材の
    第2面に像転写する手段を有し、前記転写ローラの定電
    流バイアス印加時の検出電圧が所定の電圧以上の場合に
    は、転写材搬送方向において転写材の第1面の先端部付
    近における除電部材に印加する電位レベルを大きく設定
    することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つ
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 作像、転写、定着のプロセス条件が変更
    可能な複数のモードを有しており、そのモードのうち少
    なくとも1つのモードの設定の場合には転写材搬送方向
    において転写材の第1面の先端部付近における除電部材
    に印加する電位レベルを大きく設定することを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか一つに記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 作像、転写、定着のプロセス条件が変更
    可能な複数のモードを有しており、そのモードのうち少
    なくとも1つのモードの設定の場合には転写材の第1面
    および第2面の除電部材に印加する電位レベルを小さく
    設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    一つに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記像担持体の直径は40mm以下で
    あることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、7ま
    たは8に記載の画像形成装置。
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