JPH1124443A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1124443A
JPH1124443A JP9179635A JP17963597A JPH1124443A JP H1124443 A JPH1124443 A JP H1124443A JP 9179635 A JP9179635 A JP 9179635A JP 17963597 A JP17963597 A JP 17963597A JP H1124443 A JPH1124443 A JP H1124443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】像担持体上に形成されたトナーによる可視像を
転写材に転写する方式の画像形成装置において、普通紙
やOHPシートのみならず、より広範な最終画像担持体
に良好な画像を形成できるようにする。 【解決手段】像担持体上のトナーによる可視像を転写材
へ静電転写する画像形成装置において、可視像に対し像
担持体側から静電斥力を作用させて転写を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】像担持体上に形成された「トナーによる
可視像」を転写材に転写する方式の画像形成装置は、ア
ナログ方式やデジタル方式の複写装置、あるいは光プリ
ンタ等として広く知られている。これらの画像形成装置
は長足の進歩を遂げ、極めて高品質の画像が得られるよ
うになった。形成される画像を最終的に担持する「最終
画像担持体」として、普通紙の他、オーバヘッドプロジ
ェクタ用の「OHPシート」と呼ばれるプラスチックシ
ートも使用できるようになっている。一方、画像形成装
置の普及に伴い、普通紙やOHPシートのみならず、
「織物をベースとしてその表面に画像担持層をコーティ
ングしたもの」や「表面にレリーフ状の凹凸を形成した
厚紙」のような、従来の最終画像担持体の概念から離れ
たような「シート状媒体」にも画像形成を行いたいとい
う要請がある。
【0003】このようなシート状媒体に可視像の転写を
行ってみると、シート状媒体の表面の凹凸に影響され、
転写された画像に「かなり見苦しい濃度むら」が発生す
ることが認められた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、像担持体
上に形成されたトナーによる可視像を転写材に転写する
方式の画像形成装置において、普通紙やOHPシートの
みならず、より広範な最終画像担持体に良好な画像を形
成できるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は「像担持体上のトナーによる可視像を転写材へ静電転
写する画像形成装置」であって、「可視像に対し、像担
持体側から静電斥力を作用させて転写を行うようにし
た」ことを特徴とする(請求項1)。即ち、像担持体の
側に、可視像を構成するトナーと同極性の電圧を生じさ
せ、可視像に「像担持体から離れさせる」ように静電斥
力を作用させ、この静電斥力により可視像を転写材へ転
写するのである。
【0006】従来の可視像転写は「静電引力」により行
われていた。即ち、転写されるべき可視像に転写材を重
ね、転写材の裏面から印加される電圧や電荷により「可
視像を転写材側へ引き付ける静電引力」を可視像に作用
させて転写が行われる。このとき転写材が最終画像担持
体であると、普通紙・OHPシート・前記シート状媒体
等の転写材の種類に応じ、静電引力の作用が異なる。特
に、転写材が前述の「シート状媒体」である場合は、転
写材の表面が凹凸状であり、この凹凸のため「転写材表
面と像担持体との間における転写電界」が乱れ(転写電
界の電気力線が転写方向に揃わない)、これが原因とな
って均質な転写が行われず、前述の「濃度むら」が発生
するものと考えられる。
【0007】この発明におけるように、像担持体の側か
ら静電斥力を作用させて、転写を行うようにすると、像
担持体は画像形成装置の一部であるから、その表面は平
滑であり、可視像に(像担持体から転写材へ向かって電
気力線の揃った)均一な転写電界を作用させることがで
き、均質な転写を行うことが可能になる。
【0008】請求項1記載の発明の画像形成装置はまた
「可視像に対し、転写材側から静電引力を作用させて転
写を行う機能を有し、転写条件に応じて、静電引力また
は静電斥力を選択的に作用させて像担持体上の可視像を
転写材へ静電転写する」ように構成することができる
(請求項2)。この場合、「可視像に作用する静電斥力
を静電引力よりも大きくする」ことができる(請求項
3)。
【0009】上記請求項2または3記載の画像形成装置
においては「静電斥力と静電引力のうちの一方を選択す
る転写条件」を、転写材の表面平滑性の良否とすること
ができ(請求項4)、この場合、転写材の表面平滑性が
良い場合は、静電引力による可視像の転写を行い、転写
材の表面平滑性が悪い場合は、静電斥力による転写を行
うようにできる(請求項5)。
【0010】請求項5記載の画像形成装置は、「転写材
の表面平滑性の良否を検出する平滑性検知手段と、該平
滑性検知手段の検知信号に基づき、静電引力による転写
もしくは静電斥力による転写を選択し、実行する制御手
段を有する」ように構成することもできるし(請求項
6)、「静電引力による転写と、静電斥力による転写の
選択を手動で行う」ように構成することもできる(請求
項7)。
【0011】請求項1〜7の任意の1に記載の画像形成
装置は、像担持体の裏面側に可視像と同極性の転写電圧
を印加する「静電斥力用電極手段」を有することができ
(請求項8)、静電斥力用電極手段は、放電式のものや
ブラシ接触式のもの、ブレード方式のもの等種々のもの
可能であるが、好適な形態として「ローラ状」のものを
使用することができる(請求項9)。
【0012】上記請求項2〜9の任意の1に記載の画像
形成装置は、転写材の裏面側に可視像と逆極性の転写電
圧を印加する「静電引力用電極手段」を有することがで
きる(請求項10)。静電引力用電極手段としては、放
電式のものやブラシ接触式のものやブレード方式のもの
等種々のものが可能であるが、好適な形態として「ロー
ラ状もしくはベルト状」のものを使用できる(請求項1
1)。
【0013】請求項1〜11記載の画像形成装置におけ
る「像担持体」は、光導電性の感光体等の「潜像担持
体」であることができ、この場合「転写材」は最終画像
担持体としての普通紙やOHPシート、前述のシート状
媒体等であることもできるし、中間転写ドラムや中間転
写ベルト等の「中間転写媒体」であることもできる。即
ち、静電斥力による可視像の転写は「潜像担持体から最
終画像担持体への転写」として、あるいは「潜像担持体
から中間転写媒体への転写」として行うことができる。
この場合における上記潜像担持体の形態としては、ドラ
ム状やベルト状(有端もしくは無端)の形態が可能であ
る。
【0014】また、上記「像担持体」は「中間転写媒
体」であることもできる。この場合、像担持体である中
間転写媒体は、感光体等の潜像担持体に形成されたトナ
ーの可視像を「第1転写部で1次転写」され、転写材で
ある最終画像担持体に「第2転写部で可視像を静電斥力
もしくは静電引力で2次転写」させることになる(請求
項12)。「像担持体としての中間転写媒体」は、ドラ
ム状に構成することもできるが、好ましい形態として
「ベルト状」に構成することができる(請求項13)。
ベルト状の中間転写媒体は、画像形成装置内における配
備形態上の自由度が大きいので、これを用いることによ
り、画像形成装置のコンパクト化や他の機材のレイアウ
トの自由度を大きくすることが可能になる。
【0015】像担持体が中間転写媒体であると、転写材
である最終画像担持体は普通紙等であり、第2転写部で
中間転写媒体上の可視像を転写されるが、このとき、転
写材を「中間転写媒体に接離可能な転写材搬送手段」に
より、第2転写部を通して搬送して2次転写を行うよう
にしてもよいし(請求項14)、あるいは、転写材を
「中間転写媒体に接離可能でローラ状もしくはベルト状
の静電引力用電極手段」と中間転写媒体とにより挾持搬
送しつつ2次転写により可視像を転写してもよい(請求
項15)。
【0016】請求項12〜15の任意の1に記載の画像
形成装置において、中間転写媒体の1次転写部と2次転
写部とを「2以上の接地手段により互いに電気的に分
離」することができる(請求項16)。このようにする
と、1次転写と2次転写とが時間的にオーバラップして
も相互に影響し合わないので、2次転写の開始時期を1
次転写の終了時点以前とすることができ(請求項1
7)、画像形成の時間短縮が可能となるほか、第1転写
部から第2転写部に至る距離を小さくできるので、中間
転写媒体の周長を「可視像を保持するのに必要最小限の
長さ」に設定できる。
【0017】中間転写媒体を「中間転写ベルト」とする
場合、該中間転写ベルトは「中抵抗領域の体積抵抗を有
するベース層上に、中抵抗領域の体積抵抗を有する中間
層と薄い絶縁層を、この順序に積層してなり、全体とし
て中抵抗領域の体積抵抗を有する」ように構成できる
(請求項18)。「中抵抗領域」は、体積抵抗:107
〜1015Ω・cm程度の領域である。中間転写ベルトが
「中抵抗領域における比較的高い体積抵抗」を有する場
合、1次現像部の下流側で2次現像部の上流側に「1次
転写された可視像の帯電むらを均一化するための転写前
帯電手段」を有することができる(請求項19)。勿
論、中間転写媒体の材料・構造や電気抵抗等の電気特性
は、作像条件に応じて適正な材料や構造・電気特性を種
々選択可能である。
【0018】上記請求項1〜19の任意の1に記載の画
像形成装置において、転写される可視像は単色可視像で
もよいし、カラー可視像でもよい。像担持体が潜像担持
体である場合、潜像担持体に順次に形成される互いに色
の異なる単色可視像(マゼンタ・シアン・イエロー・
黒)を順次、転写材である最終画像画像担持体や中間転
写媒体に、静電斥力あるいは静電斥力や静電引力で転写
することができる。
【0019】請求項12〜19の任意の1に記載の画像
形成装置のように、像担持体が中間転写媒体である場合
には、転写される可視像は「互いに色の異なるトナー可
視像を複数種重ね合わせたカラー可視像」であることが
できる(請求項20)。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の画像形成装置
の実施の1形態を説明するための図である。図1(a)
において、潜像担持体である光導電性の感光体10は、
ドラム状の導電性基体の外周面に光導電層を形成して成
り、反時計回りに回転可能である。上記導電性基体は接
地される。帯電手段12は、感光体10を所定極性に均
一帯電する帯電手段である。
【0021】潜像形成用光Lは感光体に静電潜像形成の
ための露光を行う光である。この実施の形態において、
形成される静電潜像は、カラー画像を構成するための4
色成分潜像、即ち、イエロー潜像(イエロートナーで現
像される静電潜像)、マゼンタ潜像(マゼンタトナーで
現像される静電潜像)、シアン潜像(シアントナーで現
像される静電潜像)およびブラック潜像(黒トナーで現
像される静電潜像)である。
【0022】潜像露光用光Lは、例えば、形成すべきカ
ラー画像を上記現像の色と補色関係にある色に色分解し
た画像を結像する「色分解画像露光光束」であることも
できるし(画像形成装置がアナログカラー複写機として
実施される場合)、あるいは上記各色潜像を、光走査装
置やLEDアレイ等の「光書込装置」により書き込むた
めの「書込み光束」であることもできる。ここでは説明
の具体性のため、潜像形成用光Lは「光走査装置による
書込み光束」であるものとする。書込み光束を強度変調
する画像情報は、原稿を色分解して読み取った色分解画
像情報であることも、コンピュータやワードプロセッサ
で生成されたカラー画像形成用の画像信号であることも
できる。
【0023】現像装置14は、この実施の形態におい
て、周知の「レボルバ現像装置」であって、イエロー潜
像の現像を行うイエロー現像ユニットY、マゼンタ潜像
の現像を行うマゼンタ現像ユニットM、シアン潜像の現
像を行うシアン現像ユニットCとブラック潜像の現像を
行うブラック現像ユニットBKとを「レボルバ状」に有
し、全体を回転して所望の現像ユニットを現像部に持ち
来して現像を行う。
【0024】中間転写ベルト16は「中間転写媒体」で
あり、図1(b)に示すように、ベース層16A上に中
間層16Bが接着形成され、その上にさらに表面層16
Cが形成されたものである。ベース層16Aおよび中間
層16Bは「中抵抗領域」の体積抵抗を有し、表面層1
6Cは絶縁層であり、「中間転写ベルト全体としては中
抵抗領域の体積抵抗」を有する。中間転写ベルト16
は、ローラ160,162,163,164,166,
167に巻き掛けられている。ローラ160は「転写バ
イアス電圧」を印加するためのローラで「金属ローラ」
であり、電源161から転写バイアス電圧を印加され
る。電源161としては定電圧電源もしくは定電流電源
を使用可能であり、定電圧電源を用いるときは中間転写
ベルト16を介して転写電圧が一定電圧となるように、
定電流電圧を用いるときは、中間転写ベルト16を介し
て一定電流が流れるように転写バイアス電圧が印加され
る。ローラ167は中間転写ベルトを除電するローラで
「金属ローラ」であり、電気的には接地される。中間転
写ベルト16はローラ160とローラ167との間の部
分で感光体10に面積接触して「ニップ部」を形成す
る。可視像の「1次転写」はこのニップ部において行わ
れる。このニップ部における中間転写ベルト16の裏面
側には接地された除電ブラシ168が設けられ、その導
電性の穂先(カーボン含有樹脂製)を中間転写ベルト1
6の裏面に接触させている。1次転写は「静電引力によ
る転写」である。
【0025】ローラ162,163,166は「金属も
しくは導電性樹脂のローラ」で、接地される。ローラ1
62は「駆動ローラ」として時計回りに回転駆動され、
中間転写ベルト16を時計回りに回転させる。ローラ1
63は「テンションローラ」であり、図示されない弾性
力印加手段により弾性力を作用されて、中間転写ベルト
16を張り、「弛み」が生じないようにする。ローラ1
66は、中間転写ベルト16をクリーニングするクリー
ニング手段18におけるブレード181の圧接力を支え
る「対抗ローラ」である。ブレード181は、中間転写
ベルト16に接離可能であり、クリーニング時にはブレ
ードエッジを中間転写ベルト16に、その周面の移動方
向に対し「カウンタ方向」となるように圧接させる。
【0026】ローラ164は「2次転写用対向ローラ」
で、金属もしくは導電性樹脂のローラであり、電源16
5から、静電斥力による転写の転写バイアス電圧を印加
されるようになっている。電源165は「定電圧電源」
もしくは「定電流電源」を用いることができる。
【0027】除電手段20は中間転写ベルト16の表面
側を除電する手段で、この実施の形態では、ACもしく
はDCを重畳させたACコロナ放電による除電を行う。
除電の他の方法としては除電ローラ等による接触式の除
電も可能である。ブラシ23は中間転写ベルト16の表
面に「潤滑剤」を塗布するためのブラシである。潤滑剤
22は固形に形成された「ステアリン酸亜鉛」で、ブラ
シ23に押しつけられている。ブラシ23は回転して潤
滑剤23を穂先に捕らえ、これを中間転写ベルト16の
表面に塗布する。
【0028】中間転写ベルト16がローラ162に巻き
掛けられた部分の近傍に設けられた「転写前帯電手段」
は、グリッドにより放電電流を制御できるスコロトロン
24であり、後述の「2次転写前に可視像の帯電むらを
均す」ためのものである。
【0029】転写ベルト30は、2次転写時に最終画像
担持体である転写材Sを2次転写部を通して定着部側へ
搬送する「転写材搬送手段」であり、ローラ300,3
01,303に巻き掛けられている。転写ベルト30
は、例えば「ポリフッ化ビニリデン」等、体積抵抗:1
13Ω・cm程度の材質の厚さ:100μm程度のベル
トである。転写ベルト30を巻き掛けられるローラ30
3は「実線のポジションと破線のポジション」を選択的
に占めることができ、実線のポジションを占めることに
より「中間転写ベルト16に当接して第2転写部を形成
する」とともに、破線のポジションを占めることにより
「中間転写ベルト16から離隔する」ことができる。即
ち、ローラ303の位置が実線のポジションか破線のポ
ジションかに応じて、転写ベルト30は中間転写ベルト
16に接離する。
【0030】除電手段32は、可視像を転写された転写
材Sを、転写ベルト30から剥離させるために定着に先
立って除電する手段であり、ACもしくはDCを重畳さ
せたACコロナ放電による除電を行う。また除電手段3
4は、転写材Sが剥離した後の転写ベルト30を除電す
る手段であって、ACもしくはDCを重畳させたACコ
ロナ放電による除電を行う。クリーニング手段360
は、転写ベルト30をクリーニングする手段であって、
ブレード361のブレードエッジを、転写ベルト30の
周面に対し、その移動方向にカウンタ方向となるように
圧接している。ローラ301はブレード361の圧接力
を受ける対抗ローラとなっている。ローラ300は転写
ベルト30を回転させる駆動ローラであり反時計回りに
回転する。
【0031】ローラ28は「2次転写用ローラ」で、金
属もしくは導電性樹脂によるコアローラの周面を、導電
性スポンジもしくは導電性ゴムにより被覆してなり、転
写ベルト30を介して中間転写ベルト16に圧接し、電
源29から、「静電引力による転写の転写バイアス電
圧」を印加されるようになっている。電源29としては
「定電圧電源」もしくは「定電流電源」を用いることが
できるが、この実施の形態では「定電流電源」が用いら
れる。ローラ28は、転写ベルト30の中間転写ベルト
16への接離に合わせて、変位されるようになってい
る。定着ローラ対38は、2次転写された可視像を転写
材Sに定着する。転写材Sの2次転写部への入り口側に
設けられた平滑性検知手段40は「転写材Sの表面平滑
性の良否を検出する手段」である。制御手段25は「マ
イクロコンピュータやCPU等」として構成され、画像
形成プロセスに従って上記各部を制御するとともに、後
述するように、平滑性検知手段40が検知する転写材S
の平滑性の良否に応じて、第2転写部における第2転写
を「静電引力による転写とするか、静電斥力による転写
とするか」を選択し、実行する。クリーニング手段42
は、感光体10の周面をクリーニングする手段でクリー
ニングブラシとクリーニングブレードとを有する。
【0032】以下、図1(a)に示す画像形成装置によ
るカラー画像形成プロセスを説明する。感光体10を反
時計回りに定速回転しつつ、帯電手段12により感光体
周面を所定極性に均一帯電し、潜像形成用光Lによる光
書込みで「イエロー潜像」を書き込む。書き込みで形成
されたイエロー潜像を、現像装置14のイエロー現像ユ
ニットYにより現像すると、感光体10上に「イエロー
トナーによる可視像」が形成される。この可視像を第1
転写部において、中間転写ベルト16表面へ「静電引
力」により1次転写する。可視像転写後の感光体10の
周面を図示されない除電器で除電し、クリーニング手段
42によりクリーニングし、感光体10を再度均一帯電
し、新たに「マゼンタ潜像」を書込み、形成されたマゼ
ンタ潜像をマゼンタ現像ユニットMで現像し、マゼンタ
トナーにより形成された可視像を、中間転写ベルト16
上の「先に転写されているイエロートナーによる可視
像」に重ね合わせて1次転写する。
【0033】同様のプロセスを繰返し、「シアン潜像」
の形成とシアン現像ユニットCによる現像、シアントナ
ーによる可視像の中間転写ベルト16上への1次転写、
「ブラック潜像」の形成、ブラック現像ユニットBKに
よる現像、黒トナーによる可視像の中間転写ベルト16
への1次転写を行うと、中間転写ベルト16上に、上記
イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各トナーにより形成
された4種の可視像が互いに重なりあって「カラー可視
像」を形成する。中間転写ベルト16上に「カラー可視
像」が得られるまで、転写ベルト30は中間転写ベルト
16から離しておき、除電手段20による除電、クリー
ニング手段18によるクリーニング、ブラシ23による
潤滑剤塗布、転写前帯電手段24による転写前帯電は行
わない。また、黒トナーによる可視像の1次転写後、感
光体10は図示されない除電器で除電され、クリーニン
グ手段42により残留トナーを除去される。
【0034】このようにして、中間転写ベルト16上に
カラー可視像が形成されたら、転写材Sが第2転写部へ
向かって搬送される。搬送される転写材Sは、先ず平滑
性検知手段40により「表面の平滑性」を検知され、中
間転写ベルト16から離れた状態にある転写ベルト30
に乗り上げると、転写ベルト30は中間転写ベルト16
に当接し、転写材Sを2次転写部に搬送する(このと
き、必要に応じ、図示されないコロナ放電手段により転
写材Sを転写ベルト30上に静電吸着させる)。
【0035】図1(c)に示すように、平滑性検知手段
40による検知結果は制御手段25に送られる。制御手
段25は検知された平滑性が良好か否かに応じ、2次転
写を「静電引力で行うか、静電斥力で行うか」を決定す
る。即ち、転写材Sの表面の平滑性が良好であるとき
は、制御手段25は、電源29によりローラ28に「可
視像の帯電極性と逆極性の現像バイアス電圧」を印加
し、定電流制御で静電引力による2次転写を行う。ま
た、転写材Sの表面の平滑性が悪く表面に凹凸が存在す
る場合は、制御手段25は電源165によりローラ16
4に「可視像の帯電極性と同極性の現像バイアス電圧」
を印加し、定電流制御もしくは定電圧制御で「静電斥力
による2次転写」を行う。
【0036】転写材Sの表面の平滑性が悪い場合に、転
写材Sの裏面側からの電圧により静電引力場を形成する
と、転写材Sの表面(可視像を転写される側)の凹凸に
より上記静電引力場が乱れ、可視像の各部に作用する静
電引力が均一にならないため、均質な2次転写が実現さ
れず、転写材S上に転写された可視像に「濃度むら」が
生じるが、ローラ164により「像担持体」としての中
間転写ベルト16の裏面側に現像バイアス電圧を印加し
て静電斥力場を形成すると、中間転写ベルト16の表面
は平滑性が良いので、可視像に均一な静電斥力が作用
し、均質な2次転写を実現することができる。
【0037】平滑性検知手段40としては種々のものが
実施可能である。転写材表面の平滑性の良否は、転写材
表面の凹凸の程度によるから、例えば、転写材に指向性
の高い光を照射すると、平滑性が悪いほど反射光の拡散
性が強くなる。従って、転写材による反射光を正反射の
位置で光センサで検知するようにすると、平滑性が良い
ほど光センサの受光量は大きくなり、平滑性が悪くなる
ほど受光量は小さくなるので、光センサの出力に対応さ
せて転写材の平滑性を検出することが可能である。ある
いはまた、揺動自在に支持した軽量のアクチュエータの
先端部が転写材に接触するようにし、上記アクチュエー
タの基部に軽量小型のマグネットを装着し、その近傍に
コイルを配備して、転写材がアクチュエータ位置を通過
する際のアクチュエータの微少な揺動を上記コイルに生
じる誘導電流の変動として検出するようにすると、転写
材の平滑性が悪いほどアクチュエータの揺動量も大きく
なり、検出電流も大きくなるので、この検出電流の大小
で平滑性を検知することもできる。制御手段25には、
検出された平滑性に対する「閾値」が設定されており、
平滑性が上記閾値を超えて悪い場合には、静電斥力によ
る2次転写の実施を決定する。なお、可視像は、2次転
写に先立ち、転写前帯電手段24により均一帯電され
て、帯電むらを均される。
【0038】1次転写部のニップ部において互いに接触
した感光体10と中間転写ベルト16とが互いに離れる
離れ際に、両者の離隔により形成された電界により両者
の空隙を介して剥離放電が生じる。この剥離放電による
電荷は、中間転写ベルト16に転写された可視像を「ま
だらに帯電」させる。また、可視像における像濃度の低
い部分ほど剥離放電による帯電電位が高い。このため可
視像における所謂「ベタ部」よりも「ハーフトーン画像
部」の帯電電位が高くなる傾向がある。中間転写ベルト
16の体積抵抗が1013Ωcm程度の高い値であると、
上記の如く生じた「可視像の帯電むら」が中間転写ベル
トを通じて解消されにくく、帯電むらをもったまま2次
転写されることがある。すると、可視像内の帯電むらの
ため、2次転写のための最適条件の設定範囲が狭まった
り、あるいは上記最適条件を実現できず、良好な2次転
写を行うことができない場合もある。このような問題を
避けるために、転写前帯電手段24による直流のコロナ
放電により可視像の帯電むらを均一化した後に2次転写
を行うのである。
【0039】上述のように、図1に示す実施の形態の画
像形成装置は、像担持体16上のトナーによる可視像を
転写材Sへ静電転写する画像形成装置であって、可視像
に対し像担持体16側から「静電斥力」を作用させて転
写を行うようにしたものであり(請求項1)、可視像に
対し、転写材S側から静電引力を作用させて転写を行う
機能をも有し、転写条件に応じて静電引力または静電斥
力を選択的に作用させて像担持体16上の可視像を転写
材Sへ静電転写するものであり(請求項2)、静電斥力
と静電引力のうちの一方を選択する転写条件が、転写材
の表面平滑性の良否であり(請求項4)、転写材Sの表
面平滑性が良い場合は、静電引力による可視像の転写を
行い、転写材Sの表面平滑性が悪い場合は、静電斥力に
よる転写を行い(請求項5)、転写材Sの表面平滑性の
良否を検出する平滑性検知手段40と、平滑性検知手段
40の検知信号に基づき、静電引力による転写と静電斥
力による転写を選択し実行する制御手段25を有する
(請求項6)。
【0040】また、像担持体16の裏面側に「可視像と
同極性の転写バイアス電圧」を印加する静電斥力用電極
手段164を有し(請求項8)、この静電斥力用電極手
段164がローラ状である(請求項9)。転写材Sの裏
面側に配備され、可視像と逆極性の転写バイアス電圧を
印加する静電引力用電極手段28(請求項10)はロー
ラ状である(請求項11)。
【0041】また、像担持体16は「中間転写媒体」
で、潜像担持体10に形成されたトナーの可視像を第1
転写部で1次転写され、最終画像担持体である転写材S
に第2転写部で、可視像を静電斥力もしくは静電引力で
2次転写させるものであり(請求項12)、かつ、中間
転写媒体16はベルト状である(請求項13)。また、
最終画像担持体である転写材Sは、中間転写媒体16に
接離可能な転写ベルト30により第2転写部を搬送され
る(請求項14)。
【0042】中間転写媒体16の1次転写部と2次転写
部とは、2以上の接地手段162,163,166,1
67により互いに電気的に分離し(請求項16)、中間
転写媒体である中間転写ベルト16は、中抵抗領域の体
積抵抗を有するベース層16A上に、中抵抗領域の体積
抵抗を有する中間層16Bと薄い絶縁層16Cを、この
順序に積層してなり、全体として「中抵抗領域の体積抵
抗」を有する(請求項18)。そして、転写される可視
像は「互いに色の異なるトナー可視像を複数種重ね合わ
せたカラー可視像」である(請求項20)。
【0043】図2は、この発明の実施の別の形態を示す
図である。繁雑を避けるため、混同の虞れが無いと思わ
れるものに就いては、図1(a)におけると同一の符号
を付し、これらについての説明は省略する。図1の実施
の形態との主な違いの第1は、潜像担持体である感光体
10から可視像を1次転写される「像担持体」である中
間転写媒体が中間転写ベルト17であり、中間転写ベル
ト17から最終画像担持体である転写材Sへの2次転写
は、転写ベルト17と「導電性ゴム」によるローラ28
Aとで転写材Sを挾圧搬送しつつ行われる。ローラ28
Aは転写ベルト17に対して接離可能で「1次転写によ
りカラー可視像が中間転写ベルト17に形成される間」
は中間転写ベルト17から離されている。感光体10の
帯電から1次転写によるカラー可視像の中間転写ベルト
17への形成、感光体10の除電・クリーニングの実施
は図1の実施の形態の場合と同様である。
【0044】中間転写ベルト17は、ローラ170,1
72,173,175,176に巻きかけられている。
これらのローラのうち、ローラ170は1次転写用の電
圧印加用ローラで「金属ローラ」であり、電源171か
ら定電圧制御または定電流制御の転写バイアス電圧を印
加されるようになっている。ローラ172は「テンショ
ンローラ」、ローラ175は「駆動ローラ」で、これら
は金属ローラもしくは導電性樹脂ローラとして形成さ
れ、電気的には接地される。ローラ176は「除電ロー
ラ」で金属ローラとして形成され接地される。ローラ1
73は「静電斥力用電極手段」を兼ねた2次転写対向ロ
ーラであり、金属ローラもしくは導電性樹脂ローラとし
て形成され、2次転写を静電斥力で行うときには電源1
74から可視像と同極性の転写バイアス電圧(定電圧制
御もしくは定電流制御される)を印加される。除電ブラ
シ177は図1の実施の形態における除電ブラシ168
と同様のものである。
【0045】図2の実施の形態が図1の実施の形態と異
なる第2の点は、図2に図示されていないが、2次転写
を、静電斥力で行うか静電引力で行うかを「手動で切り
換える」ようにしたことである。勿論、この図2の実施
の形態においても、図1の実施の形態と同様、平滑性検
知手段により転写材Sの表面の平滑性を検知して、制御
手段25により2次転写を静電斥力で行うか静電引力で
行うかを選択・実行するようにしてもよい。勿論、転写
材Sの表面の平滑性が良好であるときは、静電引力によ
る2次転写を行い、平滑性が悪いときは、静電斥力で2
次転写を行うのである。
【0046】2次転写を「静電斥力で行うか静電引力で
行うか」を手動で切り換えるには、種々のやり方が可能
である。平滑性の悪い、表面の凹凸の大きい転写材は
「手差し」で給紙されることが多いから、例えば、「手
差し給紙が行われる」場合に、手差し用の転写材セット
部を使用状態にする動作(手動)を制御手段25が検知
して、静電斥力による2次転写を実行するようにしても
よいし、あるいは平滑性の悪い転写材を専用のカセット
に収納するようにし、この専用のカセットの使用が操作
部において手動で選択された場合に、静電斥力による2
次転写を行うようにすることもできる。あるいは、操作
部に静電斥力による2次転写を選択するボタンを配備
し、ユーザが転写材の平滑度に応じて、静電斥力による
2次転写を手動で選択するようにしてもよい。
【0047】第3の相違点は、図2の実施の形態では、
図1の実施の形態では行われている「転写前帯電手段」
による2次転写前の可視像帯電を行わないことである。
図2の実施の形態においても、中間転写ベルト17は、
図1の実施の形態の中間転写ベルト16と同様に「ベー
ス層上に中間層が接着形成され、その上にさらに表面層
が形成されたもの」であり、ベース層および中間層は
「中抵抗領域」の体積抵抗を有し、表面層は絶縁層であ
り、中間転写ベルト全体としては中抵抗領域の体積抵抗
を有するが、中間転写ベルト全体の体積抵抗は108
1011Ωcm程度と「中抵抗領域では比較的低い体積抵
抗のもの」であるため、1次転写における剥離放電で生
じた可視像の「帯電むら」が中間転写ベルト17を通じ
て速やかに解消されるから、転写前帯電は不用なのであ
る。
【0048】即ち、図2に示した実施の形態の画像形成
装置は、像担持体17上のトナーによる可視像を転写材
Sへ静電転写する画像形成装置であって、可視像に対し
像担持体側から静電斥力を作用させて転写を行うように
したものであり(請求項1)、可視像に対し、転写材S
側から静電引力を作用させて転写を行う機能を有し、転
写条件に応じて静電引力または静電斥力を選択的に作用
させて像担持体17上の可視像を転写材Sへ静電転写す
るものであり(請求項2)、静電斥力と静電引力のうち
の一方を選択する転写条件が、転写材の表面平滑性の良
否であり(請求項4)、転写材Sの表面平滑性が良い場
合は静電引力による可視像の転写を行い、転写材Sの表
面平滑性が悪い場合は静電斥力による転写を行い(請求
項5)、これら静電斥力と静電引力の切り換えは手動で
行われる(請求項7)。
【0049】また、像担持体17の裏面側に、可視像と
同極性の転写電圧を印加する静電斥力用電極手段173
を有し(請求項8)、静電斥力用電極手段173はロー
ラ状である(請求項9)。転写材Sの裏面側に配備さ
れ、可視像と逆極性の転写電圧を印加する静電引力用電
極手段28A(請求項10)はローラ状である(請求項
11)。像担持体17は「中間転写媒体」で、潜像担持
体10に形成されたトナーの可視像を第1転写部で1次
転写され、最終画像担持体である転写材Sに第2転写部
で可視像を静電斥力もしくは静電引力で2次転写させ
(請求項12)、かつ、中間転写媒体17はベルト状で
ある(請求項13)。最終画像担持体である転写材S
は、中間転写媒体17に接離可能でローラ状の静電引力
用電極手段28Aと中間転写媒体17とにより挾持搬送
されつつ2次転写により可視像を転写され(請求項1
5)、中間転写媒体17の1次転写部と2次転写部とは
2以上の接地手段172,175,176により互いに
電気的に分離し(請求項16)、中間転写媒体である中
間転写ベルト17は、中抵抗領域の体積抵抗を有するベ
ース層上に、中抵抗領域の体積抵抗を有する中間層と薄
い絶縁層をこの順序に積層してなり、全体として中抵抗
領域の体積抵抗を有する(請求項18)。そして、転写
される可視像は「互いに色の異なるトナー可視像を複数
種重ね合わせたカラー可視像」である(請求項20)。
【0050】勿論、この発明の画像形成装置は、上記実
施の形態に限られるものではない。例えば、潜像担持体
である感光体10は上記ドラム状のものに変えて「ベル
ト状」や他の形態のものでもよく、帯電手段12もコロ
ナ放電式のものに限らず帯電ローラ等の接触方式のもの
でもよい。中間転写媒体16,17も中間転写ベルトに
限らず、ドラム状のものや他の形態のものを用いること
も可能である。中間転写媒体の構造も上記3層構成のも
のに限らず、単層構造や2層構造等が可能であり、体積
抵抗や表面抵抗等の電器的特性、材料・材質も作像条件
等に応じて適宜に選択・設定が可能である。
【0051】中間転写媒体の除電ブラシ168,177
に代えて、ローラやブレードを除電手段として用いても
よく、除電ブラシ(あるいはこれに代えたローラやブレ
ード)の位置は、中間転写ベルトと感光体とのニップ部
内で、1次転写用の転写バイアス電圧印加部(図1のロ
ーラ160、図2のローラ170)の下流であれば良
い。また、1次転写における1次転写用の転写バイアス
電圧印加手段も、ローラ状に限らずブラシ状やブレード
状の形態を利用でき、転写バイアス電圧印加位置も、除
電手段の下流側であれば上記ニップ内であってもよい。
また図1のローラ167、図2のローラ176に代えて
ブレードやブラシ等の除電手段を用いることができる。
【0052】静電斥力用の2次転写用電極手段も、ロー
ラ164やローラ173に代えてブラシ状やブレード状
のものを用いることができ、「静電引力用の2次転写用
電極手段」もローラ状に限らずベルト状でもよく、「転
写材搬送手段」もベルト形状に限らずドラム形状等他の
形状でもよい。上記除電ブラシや除電ローラ等の接触型
の除電手段は、これを接地するかわりに、1次・2次転
写に影響を与えない範囲において、被除電体の帯電極性
と逆極性の電圧を印加してもよい。
【0053】
【実施例】図1に即して説明した実施の形態を以下のよ
うに具体的に実施した。 実施例1 感光体10、帯電手段12、現像装置14、クリーニン
グ手段42等は「最大でA列3番サイズの原稿を複写で
きるデジタルのカラー画像形成装置(カラー原稿を複写
する複写機能と、テキスト情報および/またはイメージ
情報として与えられる画像情報を記録画像として形成す
る機能を有する)」を用いた。
【0054】中間転写ベルト16として、酸化チタンを
混入して体積抵抗を108 〜1011Ωcmに調整した厚
さ:75μmのPVDF(ポリフッ化ビニリデン)をベ
ース層とし、その上に体積抵抗:1013Ωcm、厚さ:
75μmのPVDFを中間層として接着し、その上に厚
さ:1μmの絶縁層を設けたものを用いた。中間転写ベ
ルトとしての全体の体積抵抗は1012Ωcmである。中
間転写ベルト16のサイズは、幅:368mm、長さ:
440mmである。
【0055】感光体10と中間転写ベルト16との1次
転写部の「ニップ幅」は10mmとし、除電ブラシ16
8と上記ニップ幅下流側端部までの間隔は7mmであ
る。ローラ160はニッケル鍍金の金属ローラ、1次転
写の転写電圧(ローラ160に印加される電圧)は、第
1色可視像(イエロー可視像)に対し1.0KV、第2
色可視像(マゼンタ可視像)に対し1.3〜1.4K
V、第3色可視像(シアン可視像)に対し1.6〜1.
8KV、第4色可視像(ブラック可視像)に対し1.9
〜2.2KVとした。転写ベルト30としては、幅:3
70mm、長さ:500mm、厚さ:100μmのPV
DFフィルムを用いた。体積抵抗は1013Ωcmであ
る。転写材Sとして、普通紙、画用紙(カレンダがけの
ない平滑性のないもの)、OHPシート、表面に凹凸を
レリーフ状に形成した厚紙を用いた。「転写材」が上記
普通紙、画用紙、OHPシートであるときは、静電引力
による2次転写が行われるように、制御手段25におけ
る平滑性の閾値を設定した。これらの転写材に対して、
ローラ28に印加する転写バイアス電圧を、転写電流が
10〜20μAとなるように定電流制御して印加し、静
電引力による2次転写を行い、定着を行った結果、何れ
の転写材に対しても極めて良好なカラー画像を形成する
ことができた。しかし、転写材が上記「表面に凹凸をレ
リーフ状に形成した厚紙」である場合には、上記の条件
で「静電引力による2次転写」を行った結果は、レリー
フ状の凹凸に応じて見苦しい濃度むらが発生した。上記
厚紙は、厚さが略0.3mmで、その表面には幅〜1.
5mm程度の溝がランダムにレリーフ状に形成されてお
り、転写されたカラー画像の濃度は溝の部分で低くなっ
た。
【0056】そこで、上記「表面に凹凸をレリーフ状に
形成した厚紙」に対して、ローラ164に可視像と同極
性の転写バイアス電圧を印加し「静電斥力による2次転
写」を行ったところ、上記普通紙等の場合と同様、良好
なカラー画像を形成できた。即ち、可視像は「厚紙にお
ける凹部」にも十分に転写され、凹部における濃度不足
もなかった。
【0057】また、中間転写ベルト16の体積抵抗が高
いので、2次転写を静電引力で行うか静電斥力により行
うかに拘らず、2次転写に先だって転写前帯電手段24
による転写前帯電をおこなって、可視像の帯電むらを均
一にした。
【0058】記録画像をA列3番サイズにした場合に
は、1次転写部でブラック可視像(第4色可視像)の後
部の1次転写が行われているとき、カラー可視像の先端
部は2次転写部へ到達するので、1次転写が行われてい
る状態で2次転写を行ったが、1次転写部と2次転写部
とが接地ローラ163,166等により電気的に分離さ
れているため「1次転写と2次転写とが相互に作用しあ
う」ことはなかった。画像形成は上記カラー画像の形成
のみならず、単色画像の場合も上記と同様の結果を得
た。
【0059】除電手段20による中間転写ベルト16の
表面側の除電はDCを重畳させたACコロナ放電による
除電を行い、カラー画像1枚を形成する場合には、2次
転写終了後、中間転写ベルト16が1回転する間除電を
行い、カラー画像をリピート画像形成するときは、2次
転写終了後、次の画像が除電位置に到達するまでの間除
電を行い、単色画像を1枚画像形成するときは、1次転
写終了後少なくともベルト1周分を除電し、単色画像を
リピート画像形成するときは、1次転写終了後、次の画
像が除電位置に到達するまでの間除電をおこなった。
【0060】図2に示す実施の形態を以下の如く具体的
に実施した。 実施例2 図1の実施の形態における中間転写ベルトを、図2の中
間転写ベルト17に代え、この中間転写ベルト17と
(導電性ゴムによる)ローラ28Aとで転写材Sを挾圧
搬送しつつ2次転写を行うようにした。中間転写ベルト
17は、酸化チタンを混入して体積抵抗を108〜10
11Ωcmに調整した厚さ:75μmのPVDF(ポリフ
ッ化ビニリデン)をベース層とし、このベース層と同程
度に体積抵抗を調整した厚さ:75μmのPVDFを中
間層として接着し、その上に厚さ:1μmの絶縁層を設
けたものを用いた。中間転写ベルトとしての全体の体積
抵抗は108 〜1011Ωcmで、サイズは実施例1の中
間転写ベルト16と同じく、幅:368mm、長さ:4
40mmである。中間転写ベルト17の体積抵抗が10
8 〜1011Ωcmと「中間抵抗領域では低い値」なの
で、転写前帯電器による転写前帯電を省略した。
【0061】感光体10と中間転写ベルト17との1次
転写部の「ニップ幅」は10mm、除電ブラシ177と
上記ニップ幅下流側端部までの間隔は6〜7mmであ
る。ローラ170はニッケル鍍金の金属ローラとし、1
次転写の転写電圧(ローラ160に印加される電圧)
は、第1色可視像(イエロー可視像)に対し1.2K
V、第2色可視像(マゼンタ可視像)に対し1.3K
V、第3色可視像(シアン可視像)に対し1.4KV、
第4色可視像(ブラック可視像)に対し1.5KVとし
た。転写材Sとして、普通紙、画用紙(カレンダがけの
ない平滑性のないもの)、OHPシート、表面に凹凸を
レリーフ状に形成した前記厚紙を用いた。「転写材」が
上記普通紙、画用紙、OHPシートであるときは、静電
引力による2次転写が行われるように、手動で2次転写
を設定した。これらの転写材に対して、ローラ28に印
加する転写バイアス電圧を、転写電流が10〜20μA
となるように定電流制御して印加して静電引力による2
次転写を行い、定着を行った結果、何れの転写材に対し
ても極めて良好なカラー画像を形成することができた。
しかし、転写材が上記「表面に凹凸をレリーフ状に形成
した厚紙」である場合には、上記の条件で静電引力によ
る2次転写を行った結果は、レリーフ状の凹凸に応じて
見苦しい濃度むらが発生した。
【0062】そこで上記「表面に凹凸をレリーフ状に形
成した厚紙」に対しては、手動により「ローラ164に
可視像と同極性の転写電圧が印加される」用に2次転写
を設定して、静電斥力による2次転写を行ったところ、
上記普通紙等の場合と同様に良好なカラー画像を形成で
きた。可視像は厚紙における凹部にも十分に転写され、
凹部における濃度不足もなかった。
【0063】記録画像がA列3番サイズのとき、第4色
可視像の1次転写が行われている状態で2次転写を行っ
たが、1次転写部と2次転写部とが接地ローラ172,
175等により電気的に分離されているため「1次転写
と2次転写とが相互に作用しあう」ことはなかった。画
像形成は上記カラー画像の形成のみならず、単色画像の
形成、何れも同様の結果を得た。除電手段20による中
間転写ベルト17の表面側の除電はDCを重畳させたA
Cコロナ放電による除電で、前記実施例1と同様におこ
なった。
【0064】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な画像形成装置を実現できる。この発明の画像形
成装置は、像担持体上のトナーによる可視像に対し像担
持体側から静電斥力を作用させて転写材へ静電転写する
ので、普通紙やOHPシートのみならず、表面にレリー
フ状に凹凸を有する厚紙等、広範な転写材にも良好な可
視像転写を実現できる。
【0065】請求項2〜7記載の画像形成装置は、転写
条件に応じて上記静電引力または静電斥力を選択的に作
用させて像担持体上の可視像を転写材へ静電転写するの
で、転写条件に応じて、適正な転写が可能である。
【0066】また、請求項12〜19記載の画像形成装
置は、中間転写媒体を介して可視像の転写を行い、中間
転写媒体から最終画像担持体への2次転写を、静電斥力
により、もしくは静電斥力または静電引力により適切且
つ良好に行うことができる。
【0067】請求項16,17記載の画像形成装置は、
中間転写媒体の1次転写部と2次転写部とが、2以上の
接地手段により互いに電気的に分離しているので、1次
転写と2次転写を時間的にオーバラップさせて行うこと
が可能であり、画像形成プロセスを高速化できる。
【0068】また請求項19記載の画像形成装置は、1
次転写された可視像の帯電むらを均一化するので、上記
帯電むらの2次転写への影響を除去できる。請求項20
記載の画像形成装置によれば、広範な種類の転写材に対
して高画質のカラー画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の実施の1形態を説明
するための図である。
【図2】この発明の画像形成装置の実施の別形態を説明
するための図である。
【符号の説明】
16 中間転写ベルト 164 静電斥力による転写のための静電斥力用電
極手段としてのローラ 40 平滑性検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 博司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上のトナーによる可視像を転写材
    へ静電転写する画像形成装置において、 可視像に対し、像担持体側から静電斥力を作用させて転
    写を行うようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 可視像に対し、転写材側から静電引力を作用させて転写
    を行う機能を有し、 転写条件に応じて上記静電引力または静電斥力を選択的
    に作用させて、像担持体上の可視像を転写材へ静電転写
    することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 可視像に作用させられる静電斥力が静電引力よりも大き
    いことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の画像形成装置にお
    いて、 静電斥力と静電引力のうちの一方を選択する転写条件
    が、転写材の表面平滑性の良否であることを特徴とする
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 転写材の表面平滑性が良い場合は、静電引力による可視
    像の転写を行い、転写材の表面平滑性が悪い場合は、静
    電斥力による転写を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、 転写材の表面平滑性の良否を検出する平滑性検知手段
    と、 該平滑性検知手段の検知信号に基づき、静電引力による
    転写もしくは静電斥力による転写を、選択実行する制御
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の画像形成装置において、 静電引力による転写と静電斥力による転写の選択を手動
    で行えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の任意の1に記載の画像形成
    装置において、 像担持体の裏面側に、可視像と同極性の転写電圧を印加
    する静電斥力用電極手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成装置において、 静電斥力用電極手段がローラ状であることを特徴とする
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項2〜9の任意の1に記載の画像形
    成装置において、 転写材の裏面側に、可視像と逆極性の転写電圧を印加す
    る静電引力用電極手段を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の画像形成装置におい
    て、 静電引力用電極手段がローラ状もしくはベルト状である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11の任意の1に記載の画像
    形成装置において、 像担持体が中間転写媒体であって、潜像担持体に形成さ
    れたトナーの可視像を第1転写部で1次転写され、最終
    画像担持体である転写材に第2転写部で可視像を静電斥
    力もしくは静電引力で2次転写させることを特徴とする
    画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の画像形成装置におい
    て、 中間転写媒体はベルト状であることを特徴とする画像形
    成装置。
  14. 【請求項14】請求項12または13記載の画像形成装
    置において、 最終画像担持体である転写材は、中間転写媒体に接離可
    能な転写材搬送手段により第2転写部を通して搬送され
    ることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項12または13記載の画像形成装
    置において、 最終画像担持体である転写材は、中間転写媒体に接離可
    能でローラ状もしくはベルト状の静電引力用電極手段と
    上記中間転写媒体とにより挾持搬送されつつ2次転写に
    より可視像を転写されることを特徴とする画像形成装
    置。
  16. 【請求項16】請求項12〜15の任意の1に記載の画
    像形成装置において、 中間転写媒体の1次転写部と2次転写部とは、2以上の
    接地手段により互いに電気的に分離していることを特徴
    とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の画像形成装置におい
    て、 2次転写の開始時期が1次転写の終了時点以前であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項13〜17の任意の1に記載の画
    像形成装置において、 中間転写媒体が中間転写ベルトであり、 該中間転写ベルトは、中抵抗領域の体積抵抗を有するベ
    ース層上に、中抵抗領域の体積抵抗を有する中間層と薄
    い絶縁層とをこの順序に積層してなり、全体として中抵
    抗領域の体積抵抗を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】請求項18記載の画像形成装置におい
    て、 中間転写ベルトは、中抵抗領域の比較的高い体積抵抗を
    有し、1次現像部の下流側で2次現像部の上流側に、1
    次転写された可視像の帯電むらを均一化するための転写
    前帯電手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項12〜19の任意の1に記載の画
    像形成装置において、 転写される可視像は、互いに色の異なるトナー可視像を
    複数種重ね合わせたカラー可視像であることを特徴とす
    る画像形成装置。
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