JP2000063878A - 無段変速機油組成物 - Google Patents

無段変速機油組成物

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JP2000063878A
JP2000063878A JP23821398A JP23821398A JP2000063878A JP 2000063878 A JP2000063878 A JP 2000063878A JP 23821398 A JP23821398 A JP 23821398A JP 23821398 A JP23821398 A JP 23821398A JP 2000063878 A JP2000063878 A JP 2000063878A
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Chika Saeki
親 佐伯
Kohei Matsuo
浩平 松尾
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Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力のエンジン動力を伝達することが可能
な高い摩擦係数を有し、しかも摩耗防止性に優れたCV
T用潤滑油を提供すること。 【解決手段】 潤滑油基油に、(a)ポリメタクリレー
ト、(b)アルカリ土類金属のフェネート及びアルカリ
土類金属のスルホネートから選ばれる1種以上、(c)
イミド化合物、(d)ジスルフィド化合物、及び(e)
ジチオりん酸亜鉛を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無段変速機油組成物
に係わり、特には摩擦係数が高く、摩擦係数の持続性に
優れ、しかも摩耗の少ない金属ベルト式無段変速機用潤
滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球の温暖化防止対策に伴い、二
酸化炭素の排出が抑制される方向にある。このため、自
動車についても、より一層燃費を改善することが求めら
れている。自動車用自動変速機(AT)は、トルクコン
バーター、湿式クラッチ、遊星ギアなどを組合わせたタ
イプが主流である。しかし、このトルクコンバーター
は、自動変速機油(ATF)を介して動力を伝達するた
め、ロスが大きい。このため、ロックアップにより、動
力伝達ロスの低減を図っているが、トルクコンバーター
を使用する限りは、伝達ロスの大幅な低減は難しいのが
現状である。
【0003】このため、金属ベルトを使用した連続可変
変速機(CVT)を採用する動きがある。ベルトタイプ
CVTは、駆動プーリと動力を伝達するためのベルトか
ら構成されており、ベルトは、エレメントとそれを保持
する鋼帯より成る。この変速機を用いると、伝達ロスを
大幅に低減可能である。しかし、エンジン出力が大きい
場合は、ベルトとプーリの滑りを生じやすいため、今ま
では小排気量の自動車に採用されるのが普通であった。
しかしながら、省燃費の要求から高出力エンジンにも採
用される動きが出て来た。
【0004】エンジン出力を効率よく伝達するために
は、プーリとベルトの滑りを防止する必要がある。しか
し、滑りを防止するためベルトを挟みこむ圧力を高める
と、摩耗しやすくなる。このため、装置面の改良だけで
なく、潤滑油に対しても、ベルトとプーリが滑りを生じ
難くかつベルト及びプーリが摩耗し難いものが要求され
るようになった。つまり、摩耗を防止するための潤滑性
を有しながら、十分な動力伝達のためプーリとベルトが
滑らないように一定以上の摩擦力を有するものが要求さ
れるようになったのである。
【0005】特開平9−25491号公報には、CVT
の「ひっかき現象」を排除するため、潤滑油基油に
(a)アルカリ金属、アルカリ土類金属でオーバーベー
ス化したスルホン酸アルキルアリール等のオーバーベー
ス化清浄剤、(b)ジイソオクチルジチオりん酸亜鉛等
のジアルキルジチオりん酸金属、(c)硫化オレフィ
ン、硫化脂肪酸等の硫黄含有摩擦調整剤、(d)脂肪酸
アミド、(e)ポリオレフィン等の粘度改良剤、からな
る添加剤パッケージを添加した潤滑油を開示している。
【0006】特開平9−78079号公報には、AST
MD2714に規定されているLFW−1試験方法を用
いて、垂直荷重を200lbとしてすべり速度を0〜1
00cm/sの範囲で変化させ、各滑り速度における摩
擦力から測定した摩擦係数が前記滑り速度と共に摩擦係
数が増加を示す正の摩擦特性を示し、かつ滑り速度2.
5cm以下の滑り速度の摩擦係数が0.12〜0.14
の範囲のものである潤滑油を提案している。具体的に
は、鉱油あるいは合成油の基油に、硫化エステル、金属
塩系清浄剤、ジアルキルジチオりん酸亜鉛、りん酸エス
テル、イミド化合物、ポリメタクリレートを含有する潤
滑油である。この潤滑油を使用することにより、大容量
の動力伝達が可能になり、金属同士の滑りによるスティ
ックスリップ現象を抑制できるとしている。
【0007】特開平9−100487号公報には、潤滑
油基油に、硫化油脂類、チオカーバメート類、チオテル
ペン類から選ばれる1種以上の硫黄系極圧剤と、トリク
レジルホスフェート、アルキル酸性りん酸エステルアミ
ン塩、アルケニル酸性りん酸エステルアミン塩から選ば
れる1種以上のリン系極圧剤と、カルシウムフェネート
等のアルカリ土類金属系清浄剤とを配合してなる無段変
速機用潤滑油組成物を開示している。これにより、耐摩
耗性及び極圧性に優れ、摩擦係数を長時間高く維持でき
るため、大容量のトルク伝達が可能になるとしている。
【0008】特開平9−263782号公報には、必要
に応じて粘度指数向上剤を含有する基油に、スルホネー
ト、イミド系化合物等の無灰系分散剤、酸アミド、ジチ
オりん酸モリブデン、ジチオカルバミン酸モリブデン等
の有機モリブデン化合物、アミン系酸化防止剤を添加し
た無段変速機油組成物を開示している。この組成物は、
100℃における最小摩擦係数が0.1以上で、すべり
速度Vにおける摩擦係数μdとすべり速度が0となる直
前の摩擦係数μsの比μs/μdが1より小さい。ま
た、脂肪酸誘導体、部分エステル化合物、硫黄系酸化防
止剤等を含んでいてもよいとしている。これにより、摩
擦係数を長期間保持でき、かつスクラッチ現象を防止で
きるとしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
文献は、摩擦係数を改善することに重点を置いているも
のの、高出力のエンジン動力を伝達するためには、摩擦
係数の点で更に改善が要求される。また、摩耗防止性能
も十分とは言えず、改善が求められていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、摩耗防止
と、高い摩擦係数を両立させることが可能な金属ベルト
タイプCVT用潤滑油について鋭意検討を進めた。その
結果、潤滑油基油に、(a)ポリメタクリレート、
(b)アルカリ土類金属のフェネート及びアルカリ土類
金属のスルホネートから選ばれる1種以上、(c)イミ
ド化合物、(d)ジスルフィド化合物、及び(e)ジチ
オりん酸亜鉛を配合した潤滑油が、前記課題を満足する
ことを見出した。
【0011】ここで前記ジスルフィド化合物は数式1で
現され、その配合量は無段変速機油基準で0.3〜3.
0質量%である。
【0012】
【数1】R−S−S−R’ (R、R’は、アルキル基、フェニル基、アリール基、
アミノフェニル基、ニトロフェニル基、フルフルリ基、
アミノナフチル基、ピリジル基、ベンジル基であり、R
とR’は同一でも異なっていてもよい)
【0013】また、前記ポリメタクリレートは分散型で
あって、その配合量は無段変速機油基準で5〜15質量
%である。前記アルカリ土類金属のフェネート及びアル
カリ土類金属のスルホネートは、カルシウム塩、マグネ
シウム塩、バリウム塩から選ばれる1種以上であり、そ
の配合量は、無段変速機油基準で0.5〜3.0質量%
である。前記イミド化合物は、コハク酸イミド及び/又
はホウ素含有コハク酸イミドであり、その配合量が、無
段変速機油基準で0.5〜5.0質量%である。さら
に、前記ジチオりん酸亜鉛は、通常入手できるアルキル
及び/又はアリール基を有するジチオりん酸と亜鉛の化
合物であり、その配合量は無段変速機油基準で亜鉛とし
て0.05〜0.2質量%である。このような組合わせ
とした場合に、摩耗防止と、高い摩擦係数を示すことを
見出し、本発明を完成させた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を更に詳細に説明
する。本発明で用いる潤滑油基油は、公知の鉱油および
/または合成油を用いることができる。例えば、公知の
方法により、原油を原料として製造されたニュートラル
油や、ブライトストック、常圧蒸留留出油をフルフラー
ルなどの溶剤で抽出処理し、得られたラフィネートをメ
チルエチルケトンなどの溶剤で脱ろう処理したもの、そ
れをさらに高圧下にて水素精製して硫黄分などの不純物
を除去したもの、などを挙げることができる。また、合
成油としては、ポリ−α−オレフィン、多価アルコール
エステル、ポリアルキレングリコールなどを挙げること
ができる。
【0015】本発明では、粘度指数が120以上の基材
を30質量%以上、好ましくは50質量%以上含有する
ことが好ましい。このような基材として、ワックス、高
度水素化精製処理油等を水素化異性化したもの、合成油
等を挙げることができる。粘度指数が120以上の基材
が30質量%を切ると、無段変速機油の寿命が低下する
ことがある。
【0016】ポリメタクリレートは、分散型のものが好
適に使用できる。このようなポリマーは、アルキルメタ
クリレートモノマーと、極性モノマーとの共重合で得る
ことができる。極性モノマーとしては、ジエチルアミノ
エチルメタクリレート、2−メチル−5−ビニルピロリ
ドン、N−ビニルピロリドン、モルホリノエチルメタク
リレートから選ばれる1種以上が好適に使用できる。ア
ルキルメタクリレートモノマーと、極性モノマーとのモ
ル比であるが、分散効果が極大となる80:20〜9
5:5の範囲のものが好ましい。また、ポリマーの分子
量であるが、剪断安定性などの点から、数平均分子量1
0000〜100000の範囲のものが好適に使用でき
る。ポリメタクリレートの添加量であるが、無段変速機
油全量基準で5〜15質量%、好ましくは7〜12質量
%である。5質量%を切ると、低温始動性及び摩耗防止
効果が低下することがある。また、15質量%を超えて
も摩耗防止効果が低下することがあるため、好ましくな
い。
【0017】アルカリ土類金属のフェネート及びアルカ
リ土類金属のスルホネートであるが、アルカリ土類金属
としては、カルシウム、マグネシウム、バリウムから選
ばれる1種以上が使用できる。しかし、カルシウム、マ
グネシウムから選ばれる1種以上の方が、摩擦係数向上
の点で好ましい。
【0018】アルカリ土類金属のフェネート及びアルカ
リ土類金属のスルホネートから選ばれる1種以上の添加
量であるが、無段変速機油全量基準で、0.5〜3.0
質量%、好ましくは0.7〜2.0質量%である。0.
5質量%を切ると、摩擦係数の持続性や清浄作用が不足
することがある。一方、3.0質量%を超えると、摩擦
係数が小さくなることがあり好ましくない。
【0019】本発明で用いるイミド化合物は、コハク酸
イミド及び/又はホウ素含有コハク酸イミドである。こ
れらは、アルケニル基を有するものが好適に使用でき
る。このアルケニルコハク酸イミドは、有機物の酸化に
より生成する不溶物、スラッジ等の分散のために用いる
が、摩擦係数の低下が比較的少なく、また摩擦係数の経
時変化を少なくする効果が見られる。
【0020】コハク酸イミド及び/又はホウ素含有コハ
ク酸イミドの添加量は、無段変速機油全量基準で0.5
〜5.0質量%、好ましくは1.0〜3.0質量%であ
る。0.5質量%を切ると、摩擦係数及び分散効果が低
下することがあり好ましくない。また、5.0質量%を
超えると、耐摩耗性の低下を招くため好ましくない。
【0021】本発明で用いるジスルフィド化合物は、前
述の数式1で現され、その配合量は無段変速機油基準で
0.3〜3.0質量%、好ましくは0.5〜2.0質量
%である。添加量が0.3質量%未満では摩擦係数が低
くなり、無段変速機油としての特性が十分でなくなるこ
とがある。また、3.0質量%を超えても、さらなる性
能向上は見られなくなるため好ましくない。
【0022】数式1のR、R’がアルキル基である場
合、炭素数2〜15のものが使用できる。より具体的に
は、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、t−ブチル基、s−ブチル基、t−オクチル
基から選ばれるものが、単一物質として入手が容易であ
る。しかし、工業的には炭素数がほぼ同じ分岐状のアル
キル基で合成したものが安価に入手できる。従って、分
岐鎖を有するペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オ
クチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシ
ル基、トリデシル基、テトラデシル基、ヘプタデシル基
から選ぶことが好ましいと言える。
【0023】アリール基としてはp−トリル基が入手の
容易さの点で好ましい。しかし、アルキル鎖の炭素数を
1に限定する必要はなく、1〜3の混合物であるものを
用いても差支えない。また、アルキル鎖が1個だけでな
く、2個のものでも問題はない。
【0024】アミノフェニル基としてはp―アミノフェ
ニル基、ニトロフェニル基としてはp−ニトロフェニル
基が入手の容易さの点で好ましい。しかし、m−位に置
換したものを用いても何ら問題はない。従って、p−位
とm−位の混合物であるものを用いても何ら支障はな
い。
【0025】アミノナフチル基としては1−アミノナフ
チル基が入手の容易さの点で好ましい。しかし、2−、
3−、4−位に置換したものを用いても何ら問題はな
い。従って、1−、2−、3−及び4−位の混合物であ
るものを用いても何ら支障はない。
【0026】ピリジル基としては2−ピリジル基、4−
ピリジル基及び両者の混合物であるものが使用でき、特
に制限はない。
【0027】基油に添加するジチオりん酸の亜鉛化合物
であるが、これは、通常入手可能なものが使用できる。
具体的には、ジチオりん酸の炭化水素基が炭素数3〜1
1の1級アルキル基、炭素数3〜18の2級アルキル
基、炭素数3〜18のβ位分岐アルキル基、フェニル
基、炭素数7〜18のアリール基から選ばれる1種或は
2種以上である。これらの中でも、無段変速機油として
用いる場合は摩擦係数の安定性の点で、フェニル基、ア
リール基のものが好ましい。また、2級アルキル基のも
のは、摩耗防止効果が優れ、1級アルキル基及びβ位分
岐アルキル基のものは、熱・酸化劣化に対する安定性に
優れる等の特徴があるため、用途に応じて配合割合を変
化させることが好ましい。
【0028】以上の点から、本発明の無段変速機油とし
て用いる場合、フェニル基、アリール基を有するジチオ
りん酸亜鉛を主体とし、この10重量部と、1〜20重
量部の1級アルキル基を有するジチオりん酸亜鉛を組合
わせたものが好適に使用できる。しかしながら、この組
合わせに固執する必要はなく、入手が容易なものを用い
ることは何ら問題はない。
【0029】また、不純物として、炭化水素基が1個の
ジチオりん酸が混入することは避けられないが、基油へ
の溶解性が問題にならない範囲であれば、そのまま使用
できる。
【0030】ジチオりん酸の亜鉛化合物の添加量は、無
段変速機油全量を基準とし、亜鉛として0.05〜0.
2質量%であり、0.074〜0.2質量%がより好ま
しい。添加量が、0.05質量%未満では摩擦係数が低
下するばかりでなく、摩耗防止効果も低下するため好ま
しくない。また、0.2質量%を超えても、さらなる性
能向上は見られなくなるため好ましくない。
【0031】この他に、摩擦調整剤として脂肪酸アルカ
ノールアミドを用いることができる。脂肪酸アルカノー
ルアミドの脂肪酸としては、炭素数が7〜22、好まし
くは8〜20のものが使用できる。具体的には、オクタ
ン酸、デカン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ヘキサ
デカン酸、オクタデカン酸等の飽和脂肪酸や、オレイン
酸等の不飽和脂肪酸、これらの混合物、或いは天然由来
の脂肪酸を挙げることができる。これらの中でも、オレ
イン酸等の不飽和脂肪酸の方が融点が低い点で好適に使
用できる。また、アミンとしては、ジエタノールアミ
ン、モノエタノールアミン、モノイソ−プロパノールア
ミン、或いはこれらの混合物を挙げることができる。
【0032】上記の脂肪酸とアミンから得られるものと
して、ドデカン酸(ラウリン酸)モノエタノールアミ
ド、ドデカン酸ジエタノールアミド、オクタデカン酸ジ
エタノールアミド、オクタデカン酸モノエタノールアミ
ド、オレイン酸ジエタノールアミド、オレイン酸モノエ
タノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤ
シ油脂肪酸モノエタノールアミド、テトラデカン酸(ミ
リスチン酸)ジエタノールアミド、テトラデカン酸モノ
エタノールアミド、ドデカン酸テトラデカン酸ジエタノ
ールアミド、ヘキサデカン酸(パルミチン酸)ジエタノ
ールアミド、ヘキサデカン酸モノエタノールアミド、ド
デカン酸イソプロパノールアミド、イソ−オクタデカン
酸ジエタノールアミド、イソ−オクタデカン酸モノエタ
ノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、
パーム核油脂肪酸モノエタノールアミド等を挙げること
ができるが、これらの中でもドデカン酸ジエタノールア
ミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアミドが入手の容易さの点で好ましい。
【0033】脂肪酸アルカノールアミドの製造方法であ
るが、所定量の脂肪酸に対して2倍モル量のジエタノー
ルアミン、モノエタノールアミン、モノイソ−プロパノ
ールアミンを添加し、窒素気流下で加熱、脱水縮合させ
る方法等を用いることができる。N−アルキルプロピレ
ンジアミン脂肪酸塩の場合と同様に、使用する脂肪酸
は、単一成分のものである必要はなく、2種以上の混合
物や、天然由来のものを用いることは何等問題がない。
【0034】以上の添加剤の他に、本発明の目的が損な
われない範囲で、従来から潤滑油に用いられている酸化
防止剤、防錆剤、流動点降下剤、金属不活性化剤などを
適宜添加することもできる。
【0035】酸化防止剤としては、リン系酸化防止剤、
フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤を単独
で、或は混合して使用する。酸化防止剤の添加量は無段
変速機油全量基準で0.1〜3.0質量%程度である。
0.1質量%を切ると、酸化防止能力が不足する場合が
ある。また、3.0質量%を超えた場合は、酸化分解生
成物の濃度が高くなることによるスラッジ生成を引き起
こしたり、摩擦係数の低下を招いたりすることがあり好
ましくない。
【0036】リン系酸化防止剤としては、ビス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、フェニルジイソデシルホスフィト、ジフェ
ニルジイソオクチルホスファイト、ジフェニルジイソデ
シルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリス
ノニルフェニルホスファイト、トリス−ジ−ノニルフェ
ニルホスファイト、トリス−(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ホスファイト、ジステアリル−ペンタエリス
リトールジホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、4,4’−イソプロ
ピリデンジフェノールアルキルホスファイト、4,4’
−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニ
ルジ−トリデシルホスファイト)、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−
t−ブチルフェニル)ブタン、テトラキス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビスフェニレンジ
ホスファイト、3,4,5,6−ジベンゾ−1,2−オ
キサホスファン−2−オキシド、トリラウリルトリチオ
ホスファイト、トリス(イソデシル)フォスファイト、
トリス(トリデシル)フォスファイト、フェニルジ(ト
リデシル)フォスファイト、ジフェニルトリデシルフォ
スファイト、フェニル−ビスフェノールAペンタエリス
リトールジフォスファイト、3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジルフォスフォン酸ジエチルエステ
ル等を挙げることができ、これらの1種或いは2種以上
が使用できる。
【0037】これらの中でも、アリールホスファイト、
特には1つのアリール基が少なくとも1つ以上、好まし
くは2つのアルキル基を有することが、加水分解安定性
の点から好ましく、トリス−(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ホスファイト、トリスノニルフェニルホスフ
ァイト、トリス−(モノ&ジ混合ノニルフェニル)ホス
ファイトなどが好適に使用できる。また、特に工業用グ
レードの試薬を用いる場合であるが、炭化水素基が1〜
2個のものが混入することは避けられない。しかし、基
油への溶解性が問題にならない範囲であれば、そのまま
使用できる。
【0038】本発明に使用できるフェノール系酸化防止
剤としては、たとえば2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル、2−t−ブチル−4−メトキシフェノール、2,4
−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、2,4−ジエ
チル−6−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−
エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシメチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4
−(N,N−ジメチルアミノメチル)フェノール、n−
オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ3’,5−ジ―
t−ブチルフェニル)プロピオネート、2,4−(n−
オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ3’,5’−ジ
−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ス
チレン化フェノール、スチレン化クレゾール、トコフェ
ノール、2−t−ブチル−6−(3’−t−ブチル−
5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチ
ルフェニルアクリレート、2,2’−メチレンビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シク
ロヘキシルフェノール)、2,2’−ジヒドロキシ−
3,3’−ジ(α−メチルシクロヘキシル)−5,5’
−ジメチルジフェニルメタン、2,2’−エチリデン−
ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’
−ブチリデン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−
ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,6−ヘキサ
ンジオールビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリエチレン
グリコール−ビス−3−(−t−ブチル−4−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)プロピオネート、N,N’−
ビス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオニル]ヒドラジン、N,N’−ヘ
キサメチレンビス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ)ヒドロシンナミド、2,2’−チオビス(4
−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
2,2−チオジエチレンビス−[3(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
ビス[2−t−ブチル−4−メチル−6−(3−t−ブ
チル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニ
ル]テレフタレート、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン、トリス(3,5−ジ−t−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)
イソシアヌレート、テトラキス[メチレン−3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン、カルシウム(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルモノエチルホス
フォネート)、没食子酸プロピル、没食子酸オクチル、
没食子酸ラウリル、2,4,6−トリ−t−ブチルフェ
ノール、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,5
−ジ−t−アミルヒドロキノン、1,1,3−トリス−
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、3,9−ビス[2−{3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,8,
10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等を挙
げることができ、これらの1種或いは2種以上が使用で
きる。
【0039】これらのなかでも、入手の容易さ、潤滑油
への使用実績の点で、2,6−ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4
−エチル−6−t−ブチル−4−エチルフェノール)、
4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェ
ノール)などが好ましい。
【0040】アミン系酸化防止剤としては、たとえば
p,p’−ジオクチルジフェニルアミン、N−フェニル
−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、ポリ
2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、
6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン、チオジフェニルアミン、4−アミノ−p
−ジフェニルアミン、等を挙げることができ、これらの
1種或いは2種以上が使用できる。
【0041】また、金属不活性化剤としては、たとえば
ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、炭素数2〜
10の炭化水素基を有するベンゾトリアゾール誘導体、
ベンゾイミダゾール、炭素数2〜20炭化水素基を有す
るイミダゾール誘導体、炭素数2〜20炭化水素基を有
するチアゾール誘導体、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル等を挙げることができ、これらの1種或いは2種以上
を用いることができる。
【0042】
【実施例】以下、ベルトタイプCVT用潤滑油を実施例
として本発明を具体的に説明する。なお、比較例として
例示したものは、いずれも実用レベルに到達した優れた
ものである。従って、実施例との差は小さい。しかし、
本発明のCVT油は、比較例よりも更に特性的に優れて
いるものである。また、本発明はこれらの実施例のみに
限定されるものではない。
【0043】(試験方法)ASTM D2714に記載
のあるLFW−1試験機を用いて、無段変速機油の摩擦
係数及び摩擦係数の安定性と、潤滑性を調べた。試験条
件は、荷重:200lbf、回転数:140rpm、油
温:110℃とした。テストピースは、標準品を使用し
た。
【0044】(潤滑油基油)ワックスの水素化異性化し
た基油40質量%、溶剤脱ろう基油20質量%及びニュ
ートラル油40質量%を混合した。ワックス水素化異性
化油の動粘度は40℃において20mm/s、100
℃において4.5mm/s、引火点は224℃、硫黄
分は10ppm、NDM環分析による芳香族成分は0
%、粘度指数は142である。溶剤脱ろう基油の動粘度
は40℃において96mm/s、100℃において1
1mm/s、引火点は266℃、硫黄分は0.15質
量%、NDM環分析による芳香族成分は6.5%、粘度
指数は97である。また、ニュートラル油の動粘度は4
0℃において12mm/s、100℃において2.9
mm/s、引火点は190℃、硫黄分は0.08質量
%、NDM環分析による芳香族成分は13%、粘度指数
は80である。
【0045】(添加剤) (a)分散型ポリメタクリレート:窒素系分散型ポリメ
タクリレート(数平均分子量が約53000)
【0046】(b)カルシウムフェネート:塩基価が2
50mgKOH/gのもの
【0047】(c)コハク酸イミド
【0048】(d1)ジベンジルジスルフィド (d2)二硫化t−オクチル (d3)ジt−ノニルポリサルファイド (d4)硫化油脂 (d5)硫化オレフィン80質量%と、硫化エステル2
0質量%の混合物
【0049】(e)ZnDTP:アルキル基の炭素数が
8である1級アルキル基を有するジアルキルジチオりん
酸亜鉛
【0050】(f)アミン系酸化防止剤:
【0051】(実施例1)前記の基油に、(a)のポリ
メタクリレートを7.0質量%、(b)のカルシウムフ
ェネートを1.3質量%、(c)のコハク酸イミドを
2.0質量%、(e)のアルキルジチオりん酸亜鉛を亜
鉛として0.047質量%、及び(f)の酸化防止剤を
0.3質量%となるように添加した。これに、(d1)
のジベンジルジスルフィドを0.9質量%となるように
添加し、無段変速機油組成物を得た。濃度は、無段変速
機油全量を基準とした値である。LFW−1試験の結果
を表1に示すが、試験初期から高い摩擦係数を示すばか
りでなく、摩擦係数の変化が少ない。
【0052】(実施例2)実施例1の(d1)ジベンジ
ルジスルフィドの添加量を0.45質量%とした以外は
実施例1と同様にして無段変速機油組成物を作製した。
LFW−1試験の結果を表1に示すが、試験初期から高
い摩擦係数を示すばかりでなく、摩擦係数の変化が少な
い。
【0053】(実施例3)実施例1の(d1)ジベンジ
ルジスルフィドに代えて、(d2)の二硫化t−オクチ
ルを1.0質量%添加した以外は実施例1と同様にして
無段変速機油組成物を作製した。LFW−1試験の結果
を表1に示すが、試験初期から高い摩擦係数を示す。
【0054】(実施例4)実施例1の組成物に、ヤシ油
ジエタノールアミドを0.7質量%添加した以外は実施
例1と同様にして無段変速機油組成物を作製した。LF
W−1試験の結果を表1に示すが、摩擦係数が高いばか
りでなく、摩擦係数の低下が少なく、摩耗も少ない。
【0055】(比較例1)実施例1の(d1)ジベンジ
ルジスルフィドに代えて、(d3)のジt−ノニルポリ
サルファイドを0.7質量%添加した以外は実施例1と
同様にして無段変速機油組成物を作製した。LFW−1
試験の結果を表1に示すが、摩擦係数が小さい。
【0056】(比較例2)実施例1の(d1)ジベンジ
ルジスルフィドに代えて、(d4)の硫化油脂を0.5
質量%添加した以外は実施例1と同様にして無段変速機
油組成物を作製した。LFW−1試験の結果を表1に示
すが、摩擦係数が小さい。
【0057】(比較例3)実施例1の(d1)ジベンジ
ルジスルフィドに代えて、(d5)の硫化オレフィン8
0質量%と、硫化エステル20質量%の混合物を0.6
質量%添加した以外は実施例1と同様にして無段変速機
油組成物を作製した。LFW−1試験の結果を表1に示
すが、摩擦係数が小さく、しかも摩耗が大きい。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明の無段変速機油組
成物を用いれば、摩擦係数が高いために動力伝達ロスが
少なく、しかも摩耗が少ない。このため、大容量のベル
トタイプCVTに用いることが可能になり、省燃費に優
れた自動車の普及が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 135/20 C10M 135/20 137/10 137/10 A 145/14 145/14 159/22 159/22 159/24 159/24 // C10N 10:04 30:06 40:04 Fターム(参考) 4H104 BE11C BG06C BG11C BH12C BJ05C CB08C CE01C DA02A DB06C DB07C EB02 FA02 LA03 PA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油基油に、(a)ポリメタクリレー
    ト、(b)アルカリ土類金属のフェネート及びアルカリ
    土類金属のスルホネートから選ばれる1種以上、(c)
    イミド化合物、(d)ジスルフィド化合物、及び(e)
    ジチオりん酸亜鉛を配合してなる無段変速機油組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリメタクリレートが分散型であ
    り、その配合量が無段変速機油基準で5〜15質量%で
    ある請求項1に記載の無段変速機油組成物。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ土類金属のフェネート及び
    アルカリ土類金属のスルホネートが、カルシウム塩、マ
    グネシウム塩、バリウム塩から選ばれる1種以上であ
    り、その配合量が、無段変速機油基準で0.5〜3.0
    質量%であることを特徴とする請求項1、2いずれか一
    つの請求項に記載の無段変速機油組成物。
  4. 【請求項4】 前記イミド化合物が、コハク酸イミド及
    び/又はホウ素含有コハク酸イミドであり、その配合量
    が、無段変速機油基準で0.5〜5.0質量%であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれか一つの請求項に記
    載の無段変速機油組成物。
  5. 【請求項5】 前記ジスルフィド化合物が、式(1)で
    現され、その配合量が無段変速機油基準で0.3〜3.
    0質量%であることを特徴とする請求項1〜4いずれか
    一つの請求項に記載の無段変速機油組成物。 R−S−S−R’ ・・・・・(1) (R、R’は、アルキル基、フェニル基、アリール基、
    アミノフェニル基、ニトロフェニル基、フルフルリ基、
    アミノナフチル基、ピリジル基、ベンジル基であり、R
    とR’は同一でも異なっていてもよい)
  6. 【請求項6】 前記ジチオりん酸亜鉛の添加量が、亜鉛
    として0.05〜0.2質量%(無段変速機油基準)で
    あることを特徴とする請求項1〜5いずれか一つの請求
    項に記載の無段変速機油組成物。
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