JP2000054084A - 磁気特性の優れた珪素含有熱延板およびその製造方法 - Google Patents

磁気特性の優れた珪素含有熱延板およびその製造方法

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JP2000054084A JP22214098A JP22214098A JP2000054084A JP 2000054084 A JP2000054084 A JP 2000054084A JP 22214098 A JP22214098 A JP 22214098A JP 22214098 A JP22214098 A JP 22214098A JP 2000054084 A JP2000054084 A JP 2000054084A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は磁気特性の優れた珪素含有熱延板お
よびその製造法の提供を目的とする。 【解決手段】 重量%で、0.1%≦Si≦4.0%、
0.05%≦Mn≦1.5%を含有し、残部がFeおよ
び不可避的不純物からなる熱延板において、板厚が1.
20mm以下であり、圧延方向に対し45°、135°
方向の磁束密度が、他の方向に比べ高いことを特徴とす
る磁気特性の優れた珪素含有熱延板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の鉄心材
料として用いられる、磁束密度が高く、鉄損が低い優れ
た磁気特性を有する無方向性電磁鋼板の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無方向性電磁鋼板がその鉄心材料
として使用される回転機においては、世界的な電力、エ
ネルギー節減、環境保全の動きの中で、高効率化の動き
が急速に広まりつつある。このため、無方向性電磁鋼板
に対しても、その特性向上、すなわち、高磁束密度かつ
低鉄損化への要請がますます強まってきている。また、
世界的大競争時代に突入しつつある中、需要家からは低
コストで磁気特性の優れた無方向性電磁鋼板の提供を強
く求められている。
【0003】ところで、無方向性電磁鋼板においては、
従来、低鉄損化の手段として一般に、電気抵抗増大によ
る渦電流損低減の観点からSiあるいはAl等の含有量
を高める方法がとられてきた。しかし、この方法では反
面、磁束密度の低下は避け得ないという問題点があっ
た。このような問題点の克服のために、熱延板結晶粒径
を粗大化することで磁束密度と鉄損の両方を改善させる
方法が行われてきた。
【0004】従来技術による無方向性電磁鋼板の冷延前
結晶組織を安価に粗大化する技術として、再結晶および
粒成長の進行の緩慢な高Si系成分のハイグレード無方
向性電磁鋼板の磁気特性を制御熱延により改善する技術
として、特開昭59−74222号公報には、仕上熱延
最終スタンドの圧下率を20%以上として、熱延板の巻
取温度を700℃以上とする技術が開示されている。こ
の出願においては、最終スタンド圧下率を高めて巻取温
度を上昇させることにより熱延終了後の熱延組織の再結
晶および粒成長を促進し、結果として磁気特性を改善す
ることを狙っている。しかしながら鋼板中のSi含有量
が高い場合、この技術では熱延板の再結晶は促進される
ものの、その後の粒成長が不十分であり、粒成長を十分
に進行させるためには巻取後のコイルを長時間高温で保
持する必要があり、この高温での保持中に内部酸化が進
行し鉄損が悪化する。このため従来の技術ではSi含有
量の高いハイグレード無方向性電磁鋼板における高磁束
密度と低鉄損の両立は困難であった。
【0005】また、特開昭54−76422号公報には
仕上熱延後の熱延板を700℃から1000℃の高温で
巻取り、これをコイルの保有熱で焼鈍する自己焼鈍法が
開示されている。
【0006】しかしながらこの技術においてはコイルを
高温で巻き取ることによるコイル内温度不均一によるコ
イル長手方向の磁気特性の変動、また長時間の自己焼鈍
中に生じる内部酸化層の発生により仕上焼鈍時の結晶粒
成長が不十分となり、結果として鉄損が悪化するという
問題点があった。
【0007】このほかにも、冷間圧延を一回施すことに
より最終板厚に仕上げる一回法では、熱延板焼鈍、二回
法では一回目と二回目の冷延の間に中間焼鈍を実施し、
冷延前結晶粒径の粗大化をはかる方法が公知である。し
かし、これらの方法では冷延前結晶粒径を粗大化するた
めに熱延板焼鈍を施す必要があるが、これが製品コスト
の上昇を招き、需要家の素材への低コスト化要求に応え
ることが出来なかった。
【0008】また従来技術による高磁束密度化方法によ
ると、製品のL方向の磁束密度の値は高くなるが、他の
方向の磁束密度は冷延前結晶粒径を粗大化しない場合と
ほとんど変化せず、無方向性電磁鋼板としての磁気特性
の異方性が増大する。
【0009】その結果として、この様な従来技術による
高磁束密度無方向性電磁鋼板を、特に回転機として使用
に供する場合、モーターの回転むらであるコギング発生
を防止するためにロータ、ステータの鉄心を回し積みに
しなければならず、需要家での作業コストの上昇を招く
という問題があった。
【0010】この様な従来技術による高磁束密度無方向
性電磁鋼板における課題に対処するには、鉄の磁化容易
軸である<100>方向を板面内に有する結晶粒をより
多く含有する無方向性電磁鋼板の開発が待たれていた。
また、昨今のメガコンペティションの時代においては、
磁気特性に優れるだけでなく、安価な製造方法の開発が
待たれていた。
【0011】一方で、鉄損低減の為に、単にSiあるい
はAl等の含有量を高めるのみではなく、鋼を高純度化
する技術として、Si含有量が2.5%〜4.0%であ
る鋼において、特開昭59−74258号公報にはS≦
15ppm、O≦20ppm、N≦25ppmの高純度
鋼化を図る方法が、特開昭59−74257号公報には
S≦15ppm、O≦20ppm、N≦25ppmに加
えてTi+Zr+Ce+Ca≦150ppmとする方法
が、特開昭59−74223号公報にはS≦15pp
m、O≦20ppm、N≦25ppmに加えて仕上焼鈍
時の昇温速度を300℃/S以上とする技術が、特開昭5
9−74224号公報には一回冷延法においてS≦15
ppm、O≦20ppm、N≦25ppmに制限する規
定に加えて熱延板焼鈍条件を規定しかつ冷間圧延率を6
5%以上に規定する技術が、特開昭59−74225号
公報には二回冷延法においてS≦15ppm、O≦20
ppm、N≦25ppmの規定に加えて中間焼鈍条件を
規定しかつ二回目の冷間圧延率を70%以上に規定する
技術がそれぞれ開示されている。
【0012】これらのS、O、Nの低減を中心とした技
術では、Si含有量の高いハイグレード無方向性電磁鋼
板の制御熱延による冷延前結晶組織粗大化が不十分であ
るという課題があった。このため、これらの技術におい
ては一回法では熱延板焼鈍、二回法では一回目と二回目
の冷延の間に中間焼鈍を実施し、冷延前結晶粒径の粗大
化をはかる必要があった。このため製造コストの増大を
招く問題があった。さらに、介在物制御、ならびにS、
O、N等の不純物を低減するために製鋼のコストが増大
するという難点があり、需要家からの低コスト材提供の
要求に応えることが出来なかった。
【0013】また、低コスト無方向性電磁鋼板を提供す
る手段として、特開平9−194939号公報には、粗
熱間圧延後、シートバーを巻取り均熱処理を施した後、
板厚1mm以下のホットファイナル無方向性電磁鋼板を
製造する技術が開示されている。しかしながらシートバ
ーの巻取りによるシートバー自身の均熱化のみで薄手熱
延板を安定製造することには限界があり、薄手材を製造
した場合に、仕上熱延の圧下率が増大することからシー
トバー噛み込み時にスタンド間で上反りが生じやすく、
結果として圧延を停止せざるを得なかった。また、仕上
熱延の圧下率低減のためにシートバーを薄手化すると、
シートバー巻取りを行ったとしても、シートバーの温度
むら生じるため、成品の特性がコイル採取位置に対して
安定せず、限界があった。この様に、薄手ホットファイ
ナル無方向性電磁鋼板の製造には大きな課題を残してい
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のコス
ト増を招く高磁束密度無方向性電磁鋼板製造法の問題点
を解決し、安価で磁気特性に優れた珪素含有熱延板を安
定して製造する方法を提供することを主目的とするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、以下の通りである。 (1) 重量%で 0.1%≦Si≦4.0% 0.05%≦Mn≦1.5% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる熱
延板において、板厚が1.20mm以下であり、圧延方
向に対し45°、135°方向の磁束密度が、他の方向
に比べ高いことを特徴とする磁気特性の優れた珪素含有
熱延板。 (2) 酸可溶性Alを0.1%以上1.5%以下含有
することを特徴とする前記(1)記載の磁気特性の優れ
た珪素含有熱延板。 (3) 板厚が0.8mm以下であることを特徴とする
前記(1)または(2)記載の磁気特性の優れた珪素含
有熱延板。 (4) 熱延板をそのまま、あるいは酸洗後、スキンパ
ス圧延したことを特徴とする前記(1)、(2)または
(3)記載の磁気特性の優れた珪素含有熱延板。 (5) 仕上熱延の少なくとも1パスにおいて、熱延ロ
ールと鋼板との摩擦係数を0.25以下とすることを特
徴とする前記(1)、(2)、(3)または(4)記載
の磁気特性の優れた珪素含有熱延板の製造方法。 (6) 仕上熱延において熱延ロール冷却水に0.5〜
20%の油脂を混入したエマルジョンを用いることを特
徴とする前記(5)記載の磁気特性の優れた珪素含有熱
延板の製造方法。 (7) 粗圧延後のシートバーを仕上熱延前に先行する
シートバーに接合し、当該シートバーを連続して仕上熱
延に供することを特徴とする前記(5)または(6)記
載の磁気特性の優れた珪素含有熱延板の製造方法。 (8) 熱延仕上温度を制御することにより鉄損レベル
を造り分けることを特徴とする磁気特性の優れた珪素含
有熱延板の製造方法。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明の請求項1においては、圧延方向に対し45
°、135°の方向の励磁電流5000A/mにおける
磁束密度B50の値が他の方向に対し高いことを特徴とし
ている。その測定方法としては、圧延方向に対しそれぞ
れ0°、22.5°、45°、67.5°、90°、1
12.5°、135°、157.5°、180°の方向
にJISC2550に定められたエプスタイン試験片を
切り出し、それぞれの方向のみの試料を用いて測定した
エプスタインデータを用いて発明の範囲に適合するかど
うかの判定を行う。また、その測定は圧延方向に対しそ
れぞれ0°、22.5°、45°、67.5°、90
°、112.5°、135°、157.5°、180°
の方向に切り出した試料を用いてシングルシートテスタ
ー、略称SSTを用いて行う簡便法によっても判定して
も良い。
【0017】発明者らは、低鉄損と高磁束密度を同時に
達成すべく従来技術における問題点を鋭意検討を重ねた
結果、重量%でSiを0.1%を上回り4.0%以下、
Mnを0.1%以上1.5%以下、Alを0.1%以上
1.5%以下含有する鋼にあって、仕上熱間圧延時の熱
延ロールと鋼板との平均摩擦係数を0.25以下とする
ことにより、薄手ホットファイナル無方向性電磁鋼板の
圧延を安定して行うことができることを見出すと共に、
板面内の磁束密度の高い方向を4方向有し、特に回転機
にとり極めて好ましい磁束密度の異方性を有するホット
ファイナル無方向性電磁鋼板ならびにその製造法を見出
し、発明の完成に至った。また、本発明の様な低摩擦率
の仕上熱間圧延を安定的に行うために、粗圧延後のシー
トバーを、先行するシートバーに接合し、仕上熱間圧延
を連続的に行うことで、低摩擦圧延時のロールのスリッ
プを防止し、スリップ疵等のない表面性状の優れた鋼板
を製造することが可能であることも見いだした。また、
この無方向性電磁鋼板の鉄損のグレード作り分けには、
仕上熱延の終了温度を制御することが最も有効であるこ
とをも見出した。
【0018】以下に、本発明の詳細について説明する。
まず、成分について説明すると、Siは鋼板の固有抵抗
を増大させ渦流損を低減させ、鉄損値を改善するために
添加される。Si含有量が0.1%未満であると本発明
が目的とする低鉄損無方向性電磁鋼板に必要な固有抵抗
が十分に得られないので0.1%以上の量を添加する必
要がある。一方、Si含有量が4.0%を超えると圧延
時の耳割れが著しく増加し、圧延が困難になるので4.
0%以下とする必要がある。
【0019】鋼中のAlは不純物レベルであってもなん
ら問題はないが、AlはSiと同様に鋼板の固有抵抗を
増大させ渦電流損を低減させる効果を有するので、特に
低鉄損を得たい場合には0.1%以上1.5%以下添加
するのが好ましい。多量にAl添加した場合には、磁束
密度が低下し、コスト高ともなるので1.5%以下とす
る。
【0020】Mnは、Al、Siと同様に鋼板の固有抵
抗を増大させ渦電流損を低減させる効果を有する。この
目的のため、Mn含有量は0.10%以上とする必要が
ある。一方、Mn含有量が1.5%を超えると熱延時の
変形抵抗が増加し熱延が困難となるとともに、熱延後の
結晶組織が微細化しやすくなり、製品の磁気特性が悪化
するので、Mn含有量は1.5%以下とする必要があ
る。
【0021】また、Mn添加量は仕上げ熱延前の高温の
シートバー接合部の強度確保の点からもきわめて重要で
ある。なぜなら、低融点の硫化物が結晶粒界に存在する
ことによるシートバー接合部の熱間脆化を防止するため
に、MnとSとの重量濃度の比であるMn/Sの値を2
0以上とすることが必要であるからである。本発明に規
定する成分範囲では、Mn含有量が0.1%以上であ
り、S含有量は0.005%以下とすれば、Mn/Sの
値は20以上に保たれ、この観点からは問題がない。
【0022】また、製品の機械的特性の向上、磁気的特
性、耐錆性の向上あるいはその他の目的のために、P、
B、Ni、Cr、Sb、Sn、Cuの1種または2種以
上を鋼中に含有させても本発明の効果は損なわれない。
【0023】C含有量が0.005%を超えると使用中
の磁気時効により鉄損が悪化して使用時のエネルギーロ
スが増加するため、0.005%以下に制御することが
好ましい。
【0024】S、Nは熱間圧延工程におけるスラブ加熱
中に一部再固溶し、熱間圧延中にMnS等の硫化物、A
lN等の窒化物を形成する。これらが存在することによ
り熱延組織の粒成長を妨げるとともに仕上げ焼鈍時の結
晶粒成長を妨げ鉄損が悪化するのでSは0.005%、
Nは0.005%以下にすることが好ましい。
【0025】次に本発明のプロセス条件について説明す
る。本発明の製品の最たる特徴である、回転機として優
れた磁気特性の異方性について説明する。表1に示す成
分の鋼を溶製し仕上げ熱延を実施した。比較例では仕上
熱延の板厚を2.5mmとし、冷間圧延により0.65
mmに仕上げ、950℃、30秒の仕上げ焼鈍を施し
た。本発明例では、仕上げ熱間圧延により0.65mm
の薄手に仕上げ、酸洗を施した。仕上げ熱間圧延の終了
温度は850℃とした。両者の試料から、それぞれ圧延
方向に対し0°、22.5°、45°、67.5°、9
0°、112.5°、135°、157.5°、180
°方向のエプスタイン試料を切り出し、それぞれの磁束
密度を測定した。測定結果を図1に示す。
【0026】図1より、本発明のホットファイナル無方
向性電磁鋼板では45°、135°方向の磁束密度が比
較材のL方向の磁束密度よりも高いことが分かる。ま
た、圧延方向に対して比較材では0°方向と、その逆方
向である180°方向の磁束密度が最も高いが、本発明
のホットファイナル無方向性電磁鋼板では圧延方向に4
5°方向、135°方向の磁束密度が最も高くなってい
る。これにより、本発明のホットファイナル無方向性電
磁鋼板は、圧延方向から一周回転していってみた場合
に、磁束密度の高い方向を4方向有することになる。こ
れに対し、比較材では、磁束密度の高い方向は、圧延方
向とその逆方向である180°の2方向のみに限られ
る。また、その値も本発明に比べて劣っていることが分
かる。
【0027】この様に、本発明によれば、磁束密度の値
が圧延方向に対して4方向高いホットファイナル無方向
性電磁鋼板を提供できるだけでなく、その値も従来の冷
延電磁鋼板と比較して高磁束密度であることが分かる。
【0028】次に、製品板厚と磁束密度の関係について
調査した。表1の成分のホットファイナル無方向性電磁
鋼板を板厚を変えて製造し、各試料について、圧延方向
から22.5°おきに剪断方向を変えたエプスタイン試
料を切り出し、それぞれの試料を用いて各方向の素材の
磁束密度B50を求めた。この求めた値をもとに、下記の
式に従って磁束密度の全周特性を測定し、板厚との関係
を調査した。 B50ROUND ={B500 +(B5022.5+B5045+B5067.5
+B5090+B50112.5+B50135 +B50157.5 )×2+
B50180 }/16 B500 :圧延方向から0°方向に切断したエプスタ
イン試料での測定値 B5022.5 :圧延方向から22.5°方向に切断したエ
プスタイン試料での測定値 B5045 :圧延方向から45°方向に切断したエプス
タイン試料での測定値 B5067.5 :圧延方向から67.5°方向に切断したエ
プスタイン試料での測定値 B5090 :圧延方向から90°方向に切断したエプス
タイン試料での測定値 B50112.5 :圧延方向から112.5°方向に切断した
エプスタイン試料での測定値 B50135 :圧延方向から135°方向に切断したエプ
スタイン試料での測定値 B50157.5 :圧延方向から157.5°方向に切断した
エプスタイン試料での測定値 B50180 :圧延方向から180°方向(0°方向)に
切断したエプスタイン試料での測定値 以下、各方向の磁束密度の測定値のを表すには同様の表
記方法を用いる。
【0029】
【表1】 また、本実験では仕上げ熱延のロール冷却水に3%の潤
滑油を混入し、これを50℃に保ち仕上げ熱延を行っ
た。50℃でのこの潤滑油の動粘性係数は400cSt
(センチストークス)であり、仕上げ熱延時の鋼板とロ
ールの摩擦係数は0.20〜0.23であった。図2に
板厚をリング試料で測定したB50の測定値との関係を示
す。
【0030】図2より、本発明の範囲(1)とした板厚
1.20mm以下では高い磁束密度が得られることが分
かる。また、本発明の範囲(2)とした板厚0.80m
m以下では更に高い磁束密度を得ることが可能であるこ
とが分かる。
【0031】次に、仕上熱延時の熱延ロールと鋼板との
平均摩擦係数の成品磁気特性に対する影響を調査するた
め、7スタンドからなる仕上げ熱延機を用い、下記の様
な実験を行った。成分としては表1の電磁鋼を用いた。
【0032】仕上熱延時の摩擦係数をロール冷却水中の
油脂含有量を変化させることにより各スタンドにおいて
変化させた。摩擦係数は各スタンドにおける実測の先進
率より計算し求めた。仕上熱延終了温度は860℃で一
定とし、1.0mm厚に仕上げた。これを酸洗した後、
各方向のエプスタイン試料を切断して磁気特性を測定し
た。測定後の磁気特性は全周特性B50ROUND として、下
記の式に従いその大小を評価した。 B50ROUND ={B500 +(B5022.5+B5045+B5067.5
+B5090+B50112.5+B50135 +B50157.5 )×2+
B50180 }/16
【表2】
【0033】同一のパススケジュールで仕上熱延した時
の各パスの摩擦係数に対する製品磁束密度B50ROUND
依存性を表2に示した。仕上熱延時の摩擦係数が0.2
5以下であるパスを含む場合に、製品磁束密度B50
ROUND が上昇することがわかる。
【0034】表2から分かるように、少なくとも1パス
において鋼板とロール間の摩擦係数を0.25以下にす
ることで、磁束密度B50ROUND の値を高めることが可能
であることが分かる。
【0035】このように発明者等は、薄手ホットファイ
ナル無方向性電磁鋼板の仕上熱延時の鋼板とロールとの
摩擦係数を低減するという手段により、無方向性電磁鋼
板の磁束密度を向上する手段を開発することに成功し
た。
【0036】以上の実験から示されるように、仕上熱延
の圧延ロールと鋼板との間の摩擦係数の値は、仕上熱延
全スタンドのうち、少なくとも1パスの値が0.25以
下であれば良い。全てのパスにおいて0.25超では前
述のように成品磁束密度が低下する。
【0037】本発明のごとく仕上熱間圧延で薄手仕上げ
する場合、仕上熱延機へのシートバーの噛み込み時に、
スタンド間におけるシートバーの上ぞりによるシートバ
ーの噛み込み不良の発生や、仕上熱延中にロールと鋼板
の間にスリップが生じ、圧延ロールの寿命を著しく縮め
るとともに、鋼板表層に深い圧延疵を生じせしめる場合
があるという問題が明らかになった。この様な薄手材の
仕上熱間圧延における問題点を解決し、安定的に操業を
行う方法として、粗圧延後のシートバーを、仕上熱間圧
延前に先行するシートバーに接合し、当該シートバーを
連続して仕上熱間圧延に供することが有効である。この
方法は、潤滑油中の油脂濃度を上昇させて摩擦係数を低
減させた場合に、ロールのスリップを防ぎ、圧延疵を防
止することに対して特に効果的である。
【0038】次に、ホットファイナル無方向性電磁鋼板
の鉄損と仕上げ熱延の終了温度との関係について明らか
にするため、以下のような実験を行った。
【0039】表3の成分の無方向性電磁鋼板スラブを熱
延し、板厚1.10mmに仕上げた。この際、仕上げ熱延
終了温度を変化させた。得られたホットファイナル熱延
鋼板を酸洗し、測定後の磁気特性は全周特性W15/50
ROUND として、下記の式に従いその大小を評価した。こ
こで、 W15/50 ROUND ={W15/50 0 +(W15/50 22.5+W15
/50 45+W15/50 67.5+W15/50 90+W15/50 112.5
W15/50 135+W15/50 157.5 )×2+W15/50 180
/16 W15/50 0 :圧延方向から0°方向に切断したエプ
スタイン試料での測定値 W15/50 22.5 :圧延方向から22.5°方向に切断し
たエプスタイン試料での測定値 W15/50 45 :圧延方向から45°方向に切断したエ
プスタイン試料での測定値 W15/50 67.5 :圧延方向から67.5°方向に切断し
たエプスタイン試料での測定値 W15/50 90 :圧延方向から90°方向に切断したエ
プスタイン試料での測定値 W15/50 112.5 :圧延方向から112.5°方向に切断
したエプスタイン試料での測定値 W15/50 135 :圧延方向から135°方向に切断した
エプスタイン試料での測定値 W15/50 157.5 :圧延方向から157.5°方向に切断
したエプスタイン試料での測定値 W15/50 180 :圧延方向から180°方向(0°方
向)に切断したエプスタイン試料での測定値 以下、各方向の鉄損の測定値のを表すには同様の表記方
法を用いる。
【0040】
【表3】
【0041】図3に仕上げ熱延終了温度と鉄損W15/50
ROUND との関係を示す。図3から、ホットファイナル無
方向性電磁鋼板の鉄損の値が、仕上げ熱延終了温度を制
御することによりコントロールすることが出来る。金属
組織観察の結果、800℃未満の低温側では圧延組織の
歪の解放が不十分で鉄損が悪化することが判明した。ま
た、875℃超の高温側では、熱延終了後冷却過程でγ
相からα相への変態が進行した結果、得られたホットフ
ァイナル無方向性電磁鋼板の結晶組織が微細化してしま
い、鉄損が悪化したことが判明した。800℃以上87
5℃以下の範囲においては、仕上げ熱延終了温度を上昇
させることにより、鉄損の値の制御が可能である。この
様に、ホットファイナル無方向性電磁鋼板製造において
は、仕上げ熱延の終了温度を変化させることにより、鉄
損の改善が可能であるばかりでなく、鉄損のグレードそ
のものの造り分けも可能であることが図3よりわかる。
【0042】仕上熱延時にロール冷却水に混入する油脂
の量は体積比で0.5%以上20%以下とする。油脂と
冷却水が分離することを防止するために必要に応じ界面
活性剤を加えてもよい。ロール冷却水中の油脂量が0.
5%未満ではその効果が得られず、20%超ではその効
果が飽和し、不経済であるので20%以下とする。
【0043】このようにして得られた熱延板は酸洗後、
さらにスキンパス圧延工程を付加して製品としてもよ
い。スキンパス圧延率は2%未満ではその効果が得られ
ず、20%超では磁気特性が悪化するため2%から20
%とする。
【0044】
【実施例】次に、本発明の実施例について述べる。 [実施例1]本発明の最たる特徴である、回転機として
優れた磁気特性の異方性について実施例を示す。表4に
示す成分の鋼を溶製し仕上げ熱延を実施した。比較例で
は仕上熱延の板厚を2.5mmとし、冷間圧延により
0.65mmに仕上げ、950℃、30秒の仕上げ焼鈍
を施した。本発明例では、仕上げ熱間圧延により0.6
5mmの薄手に仕上げ、酸洗を施した。仕上げ熱間圧延
の終了温度は850℃とした。両者の試料から、それぞ
れ圧延方向に対し0°、22.5°、45°、67.5
°、90°、112.5°、135°、157.5°、
180°方向のエプスタイン試料を切り出し、それぞれ
の磁束密度を測定した。測定結果を表5に示す。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】表5より、本発明のホットファイナル無方
向性電磁鋼板では45°、135°方向の磁束密度が比
較材のL方向の磁束密度よりも高いことが分かる。ま
た、比較材では圧延方向に対して0°方向と、その逆方
向である180°方向の磁束密度が最も高いが、本発明
のホットファイナル無方向性電磁鋼板では圧延方向に4
5°方向、135°方向の磁束密度が最も高くなってい
る。これにより、本発明のホットファイナル無方向性電
磁鋼板は、圧延方向から一周回転していってみた場合
に、磁束密度の高い方向を4方向有することになる。こ
れに対し、比較材では、磁束密度の高い方向は、圧延方
向とその逆方向である180°の2方向のみに限られ
る。また、その値も本発明に比べて劣っていることが分
かる。
【0048】この様に、本発明によれば、磁束密度の値
が圧延方向に対して4方向高いホットファイナル無方向
性電磁鋼板を提供できるだけでなく、その値も従来の冷
延電磁鋼板と比較して高磁束密度であることが分かる。
【0049】[実施例2]製品板厚と磁束密度の関係に
ついて明らかにするため、下記の実験を行った。表6の
成分の鋼にて、ホットファイナル無方向性電磁鋼板を板
厚を変えて製造し、内径20mm、外径40mmのリン
グ試料を採取し、磁束密度を測定し、板厚との関係を調
査した。また、本実験では仕上げ熱延のロール冷却水に
50℃での動粘性係数が400cSt(センチストーク
ス)の潤滑油を体積にて3%混入して仕上げ熱延を行っ
た。潤滑油を混入した冷却水の温度は50℃とした。仕
上げ熱延時の鋼板とロールの摩擦係数は0.20〜0.
23であった。
【0050】
【表6】
【0051】その後、酸洗を施し、0°から180°ま
で22.5°おきにエプスタイン試料に切断し、各方向
でのエプスタイン測定値から、下記の式に従ってB50
ROUNDを測定した。表7に本発明と比較例の板厚と磁気
測定結果をあわせて示す。 B50ROUND ={B500 +(B5022.5+B5045+B5067.5
+B5090+B50112.5+B50135 +B50157.5 )×2 +
B50180 }/16
【表7】
【0052】表7より、板厚1.20mm以下では高い磁
束密度が得られることが分かる。また、板厚0.80mm
以下では更に高い磁束密度を得ることが可能であること
が分かる。
【0053】[実施例3]次に、ホットファイナル無方
向性電磁鋼板の鉄損と仕上げ熱延の終了温度との関係に
ついて明らかにするため、以下のような実験を行った。
【0054】表8の成分のスラブを熱延し、板厚1.1
0mmに仕上げた。この際、仕上げ熱延終了温度を変化さ
せた。得られたホットファイナル熱延鋼板を酸洗し、各
方向の試料につき測定後磁気特性は全周特性W15/50
ROUND として、下記の式に従いその大小を評価した。こ
こで、 W15/50 ROUND ={W15/50 0 +(W15/50 22.5+W15/50 45+W15/50 67.5 +W15/50 90+W15/50 112.5 +W15/50 135 +W15/50 157.5 )×2+W15/50 180 }/16
【表8】
【0055】表9に仕上げ熱延終了温度と鉄損W15/50
ROUND との関係を示す。
【0056】
【表9】
【0057】表9から明らかなように、ホットファイナ
ル無方向性電磁鋼板では、鉄損の値を仕上げ熱延終了温
度を制御することによりコントロールすることが出来
る。
【0058】本実施例での成分系ではγ相からα相への
変態点以下であるAr1点以下である870℃以下でか
つ、回復、再結晶が進行する800℃以上の範囲におい
て比較的優れた鉄損の製品を得ることが出来る。さら
に、この範囲においては、仕上げ熱延終了温度を上昇さ
せることにより、鉄損の値を向上させることが可能であ
る。この様に、ホットファイナル無方向性電磁鋼板製造
においては、仕上げ熱延の終了温度を変化させることに
より、鉄損の改善が可能であるばかりでなく、鉄損レベ
ルの造り分けも可能であることがわかる。
【0059】[実施例4]表10に示した成分を有する
スラブを通常の方法にて加熱し、粗圧延機により厚み3
0mmの粗バーに仕上げ、その後、仕上げ熱延機により
1.0mmに仕上げた。仕上げ熱延機のロール冷却水に
油脂をエマルジョン状態で混入し、その混入量を変える
ことにより摩擦係数を調整した。摩擦係数は各スタンド
における実測の先進率より計算した。また、仕上熱間圧
延時に鋼板とワークロール間にスリップが生じ鋼板の表
面に疵が形成されることを防止するために、粗圧延後の
シートバーを先行するシートバーに溶接し、仕上熱間圧
延を連続して行った。この時、熱延仕上げ温度は860
℃とした。
【0060】
【表10】
【0061】その後、酸洗を施し、0°から180°ま
で22.5°おきにエプスタイン試料に切断し、各試料
でのエプスタイン測定値から、下記の式に従ってB50
ROUNDを測定した。表11に本発明と比較例の成分と磁
気測定結果をあわせて示す。 B50ROUND ={B500 +(B5022.5+B5045+B5067.5
B5090+B50112.5+B50135 +B50157.5 )×2+B5
0180 }/16
【表11】
【0062】このように仕上げ熱延時に少なくとも1パ
スの圧延ロールと鋼板との間の摩擦係数を0.25以下
に低減すれば、磁束密度の値が高い磁気特性の優れた無
方向性電磁鋼板を得ることが可能である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、磁気特性の優れた珪素
含有熱延板を供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と比較例の磁束密度の測定角度依存性を
示す図表である。
【図2】板厚と磁束密度の関係を示す図表である。
【図3】熱間圧延仕上温度と鉄損との関係を示す図表で
ある。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 0.1%≦Si≦4.0%、 0.05%≦Mn≦1.5% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる熱
    延板において、板厚が1.20mm以下であり、圧延方
    向に対し45°、135°方向の磁束密度が、他の方向
    に比べ高いことを特徴とする磁気特性の優れた珪素含有
    熱延板。
  2. 【請求項2】 酸可溶性Alを0.1%以上1.5%以
    下含有することを特徴とする請求項1記載の磁気特性の
    優れた珪素含有熱延板。
  3. 【請求項3】 板厚が0.8mm以下であることを特徴
    とする請求項1または2記載の磁気特性の優れた珪素含
    有熱延板。
  4. 【請求項4】 熱延板をそのまま、あるいは酸洗後、ス
    キンパス圧延したことを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の磁気特性の優れた珪素含有熱延板。
  5. 【請求項5】 仕上熱延の少なくとも1パスにおいて、
    熱延ロールと鋼板との摩擦係数を0.25以下とするこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の磁気特性
    の優れた珪素含有熱延板の製造方法。
  6. 【請求項6】 仕上熱延において熱延ロール冷却水に
    0.5〜20%の油脂を混入したエマルジョンを用いる
    ことを特徴とする請求項5に記載の磁気特性の優れた珪
    素含有熱延板の製造方法。
  7. 【請求項7】 粗圧延後のシートバーを仕上熱延前に先
    行するシートバーに接合し、当該シートバーを連続して
    仕上熱延に供することを特徴とする請求項5又は6記載
    の磁気特性の優れた珪素含有熱延板の製造方法。
  8. 【請求項8】 熱延仕上温度を制御することにより鉄損
    レベルを造り分けることを特徴とする磁気特性の優れた
    珪素含有熱延板の製造方法。
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