JP2000054036A - バインダ、及びペレット - Google Patents
バインダ、及びペレットInfo
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- JP2000054036A JP2000054036A JP10225845A JP22584598A JP2000054036A JP 2000054036 A JP2000054036 A JP 2000054036A JP 10225845 A JP10225845 A JP 10225845A JP 22584598 A JP22584598 A JP 22584598A JP 2000054036 A JP2000054036 A JP 2000054036A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械的強度に富むペレットを造粒できるバイ
ンダを提供することである。 【解決手段】 粉体をペレットに造粒する為のバインダ
であって、前記バインダはセメント組成物を用いたもの
であり、前記セメント組成物中のカルシウム含有量がＣ
ａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％であるバインダ。
ンダを提供することである。 【解決手段】 粉体をペレットに造粒する為のバインダ
であって、前記バインダはセメント組成物を用いたもの
であり、前記セメント組成物中のカルシウム含有量がＣ
ａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％であるバインダ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体（特に、粉
鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等鉄分を含む粉体）をペ
レットに固化する為のバインダ、及びバインダによって
粉体（特に、粉鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等鉄分を
含む粉体）が固化されてなるペレットに関する。
鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等鉄分を含む粉体）をペ
レットに固化する為のバインダ、及びバインダによって
粉体（特に、粉鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等鉄分を
含む粉体）が固化されてなるペレットに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、製鉄過程において発生する鉄を
含むダストやスラッジ等は、転炉において鉄原料に用い
られるなど再利用されている。すなわち、粉鉄、含鉄ダ
スト、含鉄スラッジ等の鉄分を含む粉体に適当なバイン
ダを加えて混練し、造粒機でペレット化し、養生・固化
した後、炉内に投入されている。
含むダストやスラッジ等は、転炉において鉄原料に用い
られるなど再利用されている。すなわち、粉鉄、含鉄ダ
スト、含鉄スラッジ等の鉄分を含む粉体に適当なバイン
ダを加えて混練し、造粒機でペレット化し、養生・固化
した後、炉内に投入されている。
【０００３】このペレットにする為のバインダとして、
従来、普通ポルトランドセメントや高炉セメントが用い
られて来た。
従来、普通ポルトランドセメントや高炉セメントが用い
られて来た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、普通ポルトラ
ンドセメントや高炉セメントをバインダとして造粒した
ペレットには、次のような問題の有ることが判って来
た。すなわち、造粒されたペレットは、養生する為に保
管される。この時、積み重ねられた下側に位置するペレ
ットには大きな荷重が上から作用する。その結果、下側
のペレットは砕けてしまうことがある。
ンドセメントや高炉セメントをバインダとして造粒した
ペレットには、次のような問題の有ることが判って来
た。すなわち、造粒されたペレットは、養生する為に保
管される。この時、積み重ねられた下側に位置するペレ
ットには大きな荷重が上から作用する。その結果、下側
のペレットは砕けてしまうことがある。
【０００５】又、鉄原料として転炉に投入する際、ペレ
ットがホッパー内で砕けてしまい、ホッパーを詰まらせ
たりする。これらの問題は、造粒されたペレットの強度
に起因することが判って来た。従って、本発明が解決し
ようとする第１の課題は、機械的強度に富むペレットを
造粒できるバインダを提供することである。
ットがホッパー内で砕けてしまい、ホッパーを詰まらせ
たりする。これらの問題は、造粒されたペレットの強度
に起因することが判って来た。従って、本発明が解決し
ようとする第１の課題は、機械的強度に富むペレットを
造粒できるバインダを提供することである。
【０００６】本発明が解決しようとする第２の課題は、
機械的強度に富むペレットを提供することである。
機械的強度に富むペレットを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、セメント
をバインダとして用いて造粒したペレットの機械的強度
についての検討を鋭意押し進めて行った結果、ペレット
の機械的強度はセメント中のカルシウム量によって大き
く左右されることを見出すに至った。すなわち、普通ポ
ルトランドセメントに水酸化カルシウム等のＣａ（Ｃａ
++）補給材を添加し、これをバインダとして用いること
により粉鉄を固めたペレットの機械的強度を調べてみた
処、Ｃａ（Ｃａ++）補給材が添加されたセメントをバイ
ンダとして用いて造粒したペレットの機械的強度は大幅
に向上していた。
をバインダとして用いて造粒したペレットの機械的強度
についての検討を鋭意押し進めて行った結果、ペレット
の機械的強度はセメント中のカルシウム量によって大き
く左右されることを見出すに至った。すなわち、普通ポ
ルトランドセメントに水酸化カルシウム等のＣａ（Ｃａ
++）補給材を添加し、これをバインダとして用いること
により粉鉄を固めたペレットの機械的強度を調べてみた
処、Ｃａ（Ｃａ++）補給材が添加されたセメントをバイ
ンダとして用いて造粒したペレットの機械的強度は大幅
に向上していた。
【０００８】この為、積み重ねられて下側に位置する
為、大きな荷重が上からペレットに作用しても、砕け難
いものとなっていた。又、ホッパー内で砕けてしまい、
ホッパーを詰まらせたりすると言った事故も大幅に改善
されることが予想される。本発明は上記知見に基づいて
なされたものであり、前記第１の課題は、粉体をペレッ
トに造粒する為のバインダであって、前記バインダはセ
メント組成物を用いたものであり、前記セメント組成物
中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．
０ｗｔ％であることを特徴とするバインダによって解決
される。
為、大きな荷重が上からペレットに作用しても、砕け難
いものとなっていた。又、ホッパー内で砕けてしまい、
ホッパーを詰まらせたりすると言った事故も大幅に改善
されることが予想される。本発明は上記知見に基づいて
なされたものであり、前記第１の課題は、粉体をペレッ
トに造粒する為のバインダであって、前記バインダはセ
メント組成物を用いたものであり、前記セメント組成物
中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．
０ｗｔ％であることを特徴とするバインダによって解決
される。
【０００９】特に、粉体をペレットに造粒する為のバイ
ンダであって、前記バインダはセメント組成物を用いた
ものであり、前記セメント組成物中のカルシウム含有量
がＣａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％であり、セメ
ント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１０．０〜１８．５ｗ
ｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜４．５ｗｔ％である
ことを特徴とするバインダによって解決される。
ンダであって、前記バインダはセメント組成物を用いた
ものであり、前記セメント組成物中のカルシウム含有量
がＣａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％であり、セメ
ント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１０．０〜１８．５ｗ
ｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜４．５ｗｔ％である
ことを特徴とするバインダによって解決される。
【００１０】又、前記第２の課題は、粉体がバインダに
よって造粒されてなるペレットであって、前記バインダ
はセメント組成物を用いたものであり、前記セメント組
成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７
５．０ｗｔ％であることを特徴とするペレットによって
解決される。
よって造粒されてなるペレットであって、前記バインダ
はセメント組成物を用いたものであり、前記セメント組
成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７
５．０ｗｔ％であることを特徴とするペレットによって
解決される。
【００１１】特に、粉体がバインダによって造粒されて
なるペレットであって、前記バインダはセメント組成物
を用いたものであり、前記セメント組成物中のカルシウ
ム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％であ
り、セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１０．０〜１
８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜４．５ｗｔ
％であることを特徴とするペレットによって解決され
る。
なるペレットであって、前記バインダはセメント組成物
を用いたものであり、前記セメント組成物中のカルシウ
ム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％であ
り、セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１０．０〜１
８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜４．５ｗｔ
％であることを特徴とするペレットによって解決され
る。
【００１２】上記バインダによって造粒される対象は、
特に、粉鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等の鉄分を含む
粉体である。すなわち、このような粉体を上記バインダ
によって造粒したペレット（造粒前の粉体より大きさが
大きい）は、その機械的強度が極めて大きい。尚、上記
において、セメント組成物中のカルシウム含有量はＣａ
Ｏ換算で６６．０ｗｔ％以上、更には６７．０ｗｔ％以
上のものが、より機械的強度に富むペレットが得られる
点で好ましい。又、７２．５ｗｔ％以下、更には７０．
０ｗｔ％以下のものが好ましい。
特に、粉鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等の鉄分を含む
粉体である。すなわち、このような粉体を上記バインダ
によって造粒したペレット（造粒前の粉体より大きさが
大きい）は、その機械的強度が極めて大きい。尚、上記
において、セメント組成物中のカルシウム含有量はＣａ
Ｏ換算で６６．０ｗｔ％以上、更には６７．０ｗｔ％以
上のものが、より機械的強度に富むペレットが得られる
点で好ましい。又、７２．５ｗｔ％以下、更には７０．
０ｗｔ％以下のものが好ましい。
【００１３】本発明において、セメント組成物中のカル
シウム含有量を高める手段としては、水酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム
等のＣａ++を放出できるカルシウム化合物を添加する手
段が挙げられる。中でも、水酸化カルシウムや炭酸カル
シウムの添加は、造粒されたペレットが高炉内に投入さ
れても鉄原料に悪影響を与えず、かつ、環境汚染物質の
放出が少ないので、好ましい。
シウム含有量を高める手段としては、水酸化カルシウ
ム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム
等のＣａ++を放出できるカルシウム化合物を添加する手
段が挙げられる。中でも、水酸化カルシウムや炭酸カル
シウムの添加は、造粒されたペレットが高炉内に投入さ
れても鉄原料に悪影響を与えず、かつ、環境汚染物質の
放出が少ないので、好ましい。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明になるバインダは、粉体を
ペレットに造粒する為のバインダであって、前記バイン
ダはセメント組成物を用いたものであり、前記セメント
組成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜
７５．０ｗｔ％（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６
７．０ｗｔ％以上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．
０ｗｔ％以下。）である。特に、粉体をペレットに造粒
する為のバインダであって、前記バインダはセメント組
成物を用いたものであり、前記セメント組成物中のカル
シウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％
（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６７．０ｗｔ％以
上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．０ｗｔ％以
下。）であり、セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１
０．０〜１８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜
４．５ｗｔ％である。
ペレットに造粒する為のバインダであって、前記バイン
ダはセメント組成物を用いたものであり、前記セメント
組成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜
７５．０ｗｔ％（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６
７．０ｗｔ％以上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．
０ｗｔ％以下。）である。特に、粉体をペレットに造粒
する為のバインダであって、前記バインダはセメント組
成物を用いたものであり、前記セメント組成物中のカル
シウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．０ｗｔ％
（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６７．０ｗｔ％以
上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．０ｗｔ％以
下。）であり、セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１
０．０〜１８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜
４．５ｗｔ％である。
【００１５】本発明になるペレットは、粉体がバインダ
によって造粒されてなるペレットであって、前記バイン
ダはセメント組成物を用いたものであり、前記セメント
組成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜
７５．０ｗｔ％（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６
７．０ｗｔ％以上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．
０ｗｔ％以下。）である。特に、粉体がバインダによっ
て造粒されてなるペレットであって、前記バインダはセ
メント組成物を用いたものであり、前記セメント組成物
中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．
０ｗｔ％（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６７．０
ｗｔ％以上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．０ｗｔ
％以下。）であり、セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量
が１０．０〜１８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．
５〜４．５ｗｔ％である。
によって造粒されてなるペレットであって、前記バイン
ダはセメント組成物を用いたものであり、前記セメント
組成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜
７５．０ｗｔ％（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６
７．０ｗｔ％以上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．
０ｗｔ％以下。）である。特に、粉体がバインダによっ
て造粒されてなるペレットであって、前記バインダはセ
メント組成物を用いたものであり、前記セメント組成物
中のカルシウム含有量がＣａＯ換算で６５．０〜７５．
０ｗｔ％（特に、６６．０ｗｔ％以上、更には６７．０
ｗｔ％以上。７２．５ｗｔ％以下、更には７０．０ｗｔ
％以下。）であり、セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量
が１０．０〜１８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．
５〜４．５ｗｔ％である。
【００１６】上記バインダによって造粒される対象は、
特に、粉鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等の鉄分を含む
粉体である。本発明のバインダは、予め、カルシウム分
が上記のように調整されたセメントであっても良い。或
いは、普通ポルトランドセメントや高炉セメントを用い
る場合には、水酸化カルシウムや炭酸カルシウム等のＣ
ａ++を放出できるカルシウム化合物を、カルシウム分が
上記の範囲内のものになるよう添加することによって、
本発明のバインダが得られる。
特に、粉鉄、含鉄ダスト、含鉄スラッジ等の鉄分を含む
粉体である。本発明のバインダは、予め、カルシウム分
が上記のように調整されたセメントであっても良い。或
いは、普通ポルトランドセメントや高炉セメントを用い
る場合には、水酸化カルシウムや炭酸カルシウム等のＣ
ａ++を放出できるカルシウム化合物を、カルシウム分が
上記の範囲内のものになるよう添加することによって、
本発明のバインダが得られる。
【００１７】以下、更に、詳しく説明する。セメントと
して秩父小野田社製の普通ポルトランドセメント（ＮＰ
Ｃ）を用いた。Ｃａ++補給材としては水酸化カルシウム
を用いた。そして、普通ポルトランドセメント８０重量
部に対して水酸化カルシウムを２０重量部添加した本発
明になるバインダ１を用意した。又、普通ポルトランド
セメント７０重量部に対して水酸化カルシウムを３０重
量部添加した本発明になるバインダ２を用意した。
して秩父小野田社製の普通ポルトランドセメント（ＮＰ
Ｃ）を用いた。Ｃａ++補給材としては水酸化カルシウム
を用いた。そして、普通ポルトランドセメント８０重量
部に対して水酸化カルシウムを２０重量部添加した本発
明になるバインダ１を用意した。又、普通ポルトランド
セメント７０重量部に対して水酸化カルシウムを３０重
量部添加した本発明になるバインダ２を用意した。
【００１８】この普通ポルトランドセメント及び本発明
になるバインダ１，２の化学成分は下記の表−１に示す
ものである。 表−１ 化学成分（ｗｔ％） ＳｉＯ2 Ａｌ2 Ｏ3 Ｆｅ2 Ｏ3 ＣａＯ ＭｇＯ ＳＯ3 ＮＰＣ ２１．３ ５．１ ２．９ ６４．２ １．５ ２．０ バインダ１ １７．０ ４．１ ２．３ ６６．５ １．２ １．６ バインダ２ １４．９ ３．６ ２．０ ６７．７ １．１ １．４ 上記のセメント組成物を用いて含鉄スラッジ（主要化学
成分はＳｉＯ2 ＝２．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 ＝１．５ｗ
ｔ％，Ｆｅ2 Ｏ3 ＝４０．３ｗｔ％，ＦｅＯ＝５２．０
ｗｔ％，ＣａＯ＝１．２ｗｔ％，ＭｇＯ＝０．６ｗｔ
％）の固化（ペレット化）を行った。
になるバインダ１，２の化学成分は下記の表−１に示す
ものである。 表−１ 化学成分（ｗｔ％） ＳｉＯ2 Ａｌ2 Ｏ3 Ｆｅ2 Ｏ3 ＣａＯ ＭｇＯ ＳＯ3 ＮＰＣ ２１．３ ５．１ ２．９ ６４．２ １．５ ２．０ バインダ１ １７．０ ４．１ ２．３ ６６．５ １．２ １．６ バインダ２ １４．９ ３．６ ２．０ ６７．７ １．１ １．４ 上記のセメント組成物を用いて含鉄スラッジ（主要化学
成分はＳｉＯ2 ＝２．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 ＝１．５ｗ
ｔ％，Ｆｅ2 Ｏ3 ＝４０．３ｗｔ％，ＦｅＯ＝５２．０
ｗｔ％，ＣａＯ＝１．２ｗｔ％，ＭｇＯ＝０．６ｗｔ
％）の固化（ペレット化）を行った。
【００１９】すなわち、前記化学成分を持つ含鉄スラッ
ジ１００重量部に上記のセメント組成物１０重量部の割
合で添加し、更に外割重量比で２０％となるよう水を加
えて混練し、この後、パン型造粒機内に投入して粒径が
１５〜２５ｍｍのペレットを転動造粒した。この各５ペ
レットを大気、室温条件下で３日間養生したものについ
て、一軸圧縮試験機で圧潰荷重を測定したので、その結
果を表−２に示す。
ジ１００重量部に上記のセメント組成物１０重量部の割
合で添加し、更に外割重量比で２０％となるよう水を加
えて混練し、この後、パン型造粒機内に投入して粒径が
１５〜２５ｍｍのペレットを転動造粒した。この各５ペ
レットを大気、室温条件下で３日間養生したものについ
て、一軸圧縮試験機で圧潰荷重を測定したので、その結
果を表−２に示す。
【００２０】 表−２ バインダ 圧潰荷重 平均値（Ｎ） 標準偏差 使用せず ３０．１ ７．０ 本発明外 ＮＰＣ ７７．０ １９．４ 本発明外 バインダ１ ２１３．８ １８．７ 本発明 バインダ２ ３０６．５ ４１．０ 本発明 これによれば、水酸化カルシウムを添加することによっ
てカルシウム含有量を高めたセメントをバインダとして
用いた場合、ペレットの機械的強度が向上していること
が判る。
てカルシウム含有量を高めたセメントをバインダとして
用いた場合、ペレットの機械的強度が向上していること
が判る。
【００２１】従って、本発明のバインダが用いられた場
合、積み重ねられていてもペレットは砕け難く、又、鉄
原料として転炉に投入する際、ペレットがホッパー内で
砕け難く、ホッパーが詰まる等の事故が起き難い。
合、積み重ねられていてもペレットは砕け難く、又、鉄
原料として転炉に投入する際、ペレットがホッパー内で
砕け難く、ホッパーが詰まる等の事故が起き難い。
【００２２】
【発明の効果】本発明のバインダを用いて造粒したペレ
ットは、その機械的強度に優れている。従って、本発明
のバインダが用いられた場合、積み重ねられていてもペ
レットは砕け難く、従ってペレットを炉内に投入する作
業性に優れている。かつ、炉に投入する際、ペレットが
ホッパー内で砕け難く、ホッパーが詰まる等の事故が起
き難い。
ットは、その機械的強度に優れている。従って、本発明
のバインダが用いられた場合、積み重ねられていてもペ
レットは砕け難く、従ってペレットを炉内に投入する作
業性に優れている。かつ、炉に投入する際、ペレットが
ホッパー内で砕け難く、ホッパーが詰まる等の事故が起
き難い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 匡史 千葉県佐倉市大作２−４−２ 秩父小野田 株式会社中央研究所内 (72)発明者 南部 正光 千葉県佐倉市大作２−４−２ 秩父小野田 株式会社中央研究所内 (72)発明者 丸田 俊久 千葉県佐倉市大作２−４−２ 秩父小野田 株式会社中央研究所内 Ｆターム(参考） 4K001 AA10 BA14 CA30 CA31
Claims (6)
- 【請求項１】 粉体をペレットに造粒する為のバインダ
であって、 前記バインダはセメント組成物を用いたものであり、 前記セメント組成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算
で６５．０〜７５．０ｗｔ％であることを特徴とするバ
インダ。 - 【請求項２】 セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１
０．０〜１８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜
４．５ｗｔ％であることを特徴とする請求項１のバイン
ダ。 - 【請求項３】 粉体が鉄分を含む粉体であることを特徴
とする請求項１のバインダ。 - 【請求項４】 粉体がバインダによって造粒されてなる
ペレットであって、 前記バインダはセメント組成物を用いたものであり、 前記セメント組成物中のカルシウム含有量がＣａＯ換算
で６５．０〜７５．０ｗｔ％であることを特徴とするペ
レット。 - 【請求項５】 セメント組成物中のＳｉＯ2 含有量が１
０．０〜１８．５ｗｔ％，Ａｌ2 Ｏ3 含有量が２．５〜
４．５ｗｔ％であることを特徴とする請求項４のペレッ
ト。 - 【請求項６】 粉体が鉄分を含む粉体であることを特徴
とする請求項４のペレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10225845A JP2000054036A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | バインダ、及びペレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10225845A JP2000054036A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | バインダ、及びペレット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000054036A true JP2000054036A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16835742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10225845A Pending JP2000054036A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | バインダ、及びペレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000054036A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100537665B1 (ko) * | 2002-05-15 | 2005-12-19 | 주식회사 케이.알.티 | 스테인레스 제강부산물의 재활용을 위한 펠릿의 제조방법및 이로부터 제조되는 펠릿 |
| JP2009179854A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Jfe Steel Corp | 鉄含有ダスト塊成化物の製造方法 |
| JP2011208256A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Jfe Steel Corp | 粉粒状原料の塊成化物又は造粒物の製造方法 |
| CN106086398A (zh) * | 2016-05-09 | 2016-11-09 | 江苏省冶金设计院有限公司 | 冷压球团复合粘结剂和用于冶炼矿渣成型的方法 |
| CN114717412A (zh) * | 2022-04-18 | 2022-07-08 | 湖南中科颂辉科技有限公司 | 一种冷压球团用粘结剂、冷压球团及其制备方法 |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP10225845A patent/JP2000054036A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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