JP2000050992A - 関節機構及び座席 - Google Patents
関節機構及び座席Info
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- JP2000050992A JP2000050992A JP11211977A JP21197799A JP2000050992A JP 2000050992 A JP2000050992 A JP 2000050992A JP 11211977 A JP11211977 A JP 11211977A JP 21197799 A JP21197799 A JP 21197799A JP 2000050992 A JP2000050992 A JP 2000050992A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/22—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
- B60N2/225—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by cycloidal or planetary mechanisms
- B60N2/2251—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by cycloidal or planetary mechanisms with gears having orbital motion, e.g. sun and planet gears
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 座席の背もたれの傾斜を調整する新規な関節
機構を提供する。 【解決手段】 関節機構は異なるピッチの内歯セット
(20、22)を備えた2つの同軸の環状歯車を有し、
一方の歯車が静止で他方の歯車が可動であり、これらの
歯車が、内歯セットと噛合することのできる2つの外歯
セット(24、26)を担持する少なくとも1つの遊星
歯車(S1ーS4)と噛み合う。可動の内歯セット(2
2)と噛合する外歯セット(26)が他方の外歯セット
(24)よりも短い円弧にわたって延び、2つの外歯セ
ットが2つの内歯セットと噛み合っているような角度距
離にわたって、2つの終端位置間で遊星歯車を移動させ
ることができるようにし、終端位置を越えた場合は、静
止の内歯セット(20)が相手方の外歯セット(24)
との噛み合いを維持するが、他方の外歯セット(26)
が可動の内歯セット(22)から離れるようになってい
る。
機構を提供する。 【解決手段】 関節機構は異なるピッチの内歯セット
(20、22)を備えた2つの同軸の環状歯車を有し、
一方の歯車が静止で他方の歯車が可動であり、これらの
歯車が、内歯セットと噛合することのできる2つの外歯
セット(24、26)を担持する少なくとも1つの遊星
歯車(S1ーS4)と噛み合う。可動の内歯セット(2
2)と噛合する外歯セット(26)が他方の外歯セット
(24)よりも短い円弧にわたって延び、2つの外歯セ
ットが2つの内歯セットと噛み合っているような角度距
離にわたって、2つの終端位置間で遊星歯車を移動させ
ることができるようにし、終端位置を越えた場合は、静
止の内歯セット(20)が相手方の外歯セット(24)
との噛み合いを維持するが、他方の外歯セット(26)
が可動の内歯セット(22)から離れるようになってい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に自動車の座席に
用いる関節機構に関する。
用いる関節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】異なるピッチの内歯セットを備えた2つ
の同軸の環状歯車からなる平行な歯車を有し、一方の歯
車が静止で他方の歯車が可動であり、これらの歯車が、
内歯セットと噛合し内歯セットの中心から外れた中心を
有する2つの外歯セットを担持する少なくとも1つの遊
星歯車と噛み合い、関節機構の軸線が環状歯車の軸線に
一致するような型式の関節機構は既に知られている。
の同軸の環状歯車からなる平行な歯車を有し、一方の歯
車が静止で他方の歯車が可動であり、これらの歯車が、
内歯セットと噛合し内歯セットの中心から外れた中心を
有する2つの外歯セットを担持する少なくとも1つの遊
星歯車と噛み合い、関節機構の軸線が環状歯車の軸線に
一致するような型式の関節機構は既に知られている。
【0003】この種の関節機構は、座席のクッションと
座席の背もたれとを一緒に連結するために、自動車の座
席に効果的に使用される。静止及び可動の環状歯車はそ
れぞれ座席のクッション及び背もたれに関連する。関節
機構は座席のクッションに対する背もたれの傾斜を連続
的に調整できるようにする。
座席の背もたれとを一緒に連結するために、自動車の座
席に効果的に使用される。静止及び可動の環状歯車はそ
れぞれ座席のクッション及び背もたれに関連する。関節
機構は座席のクッションに対する背もたれの傾斜を連続
的に調整できるようにする。
【0004】慣行としては、背もたれの傾斜を調整する
ために使用者が作動ノブを所望の方向に旋回させること
により、関節機構を作動させる。関節機構の歯車装置に
より得られる倍力作用のため使用者が作動ノブにかなり
大きなトルクを作用させる必要なしに、関節機構は背も
たれの傾斜の極めて精確で連続的な微調整を可能にす
る。
ために使用者が作動ノブを所望の方向に旋回させること
により、関節機構を作動させる。関節機構の歯車装置に
より得られる倍力作用のため使用者が作動ノブにかなり
大きなトルクを作用させる必要なしに、関節機構は背も
たれの傾斜の極めて精確で連続的な微調整を可能にす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、使用者が背も
たれを大きな角度にわたって(例えば、通常のほぼ垂直
な位置からリクライニングされたほぼ水平な位置まで)
移動させたい場合は、作動ノブを多数回旋回させねばな
らず、これは時間のかかる煩雑な操作である。
たれを大きな角度にわたって(例えば、通常のほぼ垂直
な位置からリクライニングされたほぼ水平な位置まで)
移動させたい場合は、作動ノブを多数回旋回させねばな
らず、これは時間のかかる煩雑な操作である。
【0006】本発明の目的は、上述の座席への応用にお
いて、大きな角度にわたって背もたれを移動させるため
に作動ノブを多数回旋回させる必要なしに、極めて精確
な微調整を可能にする関節機構を提供することである。
いて、大きな角度にわたって背もたれを移動させるため
に作動ノブを多数回旋回させる必要なしに、極めて精確
な微調整を可能にする関節機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段並びに作用効果】この目的
のため、本発明は上述の型式の関節機構を提供し、その
特徴とするところは、可動の内歯セットと噛合すること
のできる外歯セットが他方の外歯セットよりも短い円弧
にわたって延び、2つの外歯セットが2つの相手方の内
歯セットと噛み合っているような角度距離にわたって、
2つの終端位置間で遊星歯車を移動させることができる
ようにし、終端位置を越えた場合は、静止の内歯セット
が相手方の外歯セットとの噛み合いを維持するが、他方
の外歯セットが相手方の可動の内歯セットから離れるよ
うになっていることである。
のため、本発明は上述の型式の関節機構を提供し、その
特徴とするところは、可動の内歯セットと噛合すること
のできる外歯セットが他方の外歯セットよりも短い円弧
にわたって延び、2つの外歯セットが2つの相手方の内
歯セットと噛み合っているような角度距離にわたって、
2つの終端位置間で遊星歯車を移動させることができる
ようにし、終端位置を越えた場合は、静止の内歯セット
が相手方の外歯セットとの噛み合いを維持するが、他方
の外歯セットが相手方の可動の内歯セットから離れるよ
うになっていることである。
【0008】この関節機構の他の特徴によれば、(1)
遊星歯車が、関節機構の軸線のまわりで回転できるよう
に装着され関節機構を作動させる部材と一緒に回転する
支持体上で、関節機構の軸線から離れた枢軸のまわりを
回転できるように装着され、(2)終端位置において、
遊星歯車は、2つの外歯セットが2つの相手方の内歯セ
ットと噛み合うような位置へこの遊星歯車を帰還させる
弾性ストッパと共働し、(3)弾性ストッパが遊星歯車
支持体に担持された板バネにより構成され、(4)弾性
ストッパが、遊星歯車支持体に関連しこの遊星歯車の枢
軸を形成するピボット上に係止された一端と、遊星歯車
がどちらの終端位置にあるかに応じて、遊星歯車上に形
成された2つの向き合うストッパの一方又は他方と共働
するようになった自由端とを有する角度効果のバネによ
り構成され、(5)関節機構が、関節機構の軸線のまわ
りで等間隔にて位置する4つの遊星歯車を有し、2対の
隣接する遊星歯車においては、少なくとも一方の遊星歯
車の対は、対をなす2つの遊星歯車を互いに反対方向へ
押圧する弾性帰還手段を有し、(6)弾性帰還手段が反
対方向の角度効果を与える2つのバネを有し、各バネは
対応する遊星歯車、及び、遊星歯車支持体に関連しこの
対応する遊星歯車の枢軸を形成するピボット上に係止さ
れ、(7)環状歯車は、遊星歯車のためのハウジングを
間に形成する静止及び可動の側面部材内にそれぞれ形成
される。
遊星歯車が、関節機構の軸線のまわりで回転できるよう
に装着され関節機構を作動させる部材と一緒に回転する
支持体上で、関節機構の軸線から離れた枢軸のまわりを
回転できるように装着され、(2)終端位置において、
遊星歯車は、2つの外歯セットが2つの相手方の内歯セ
ットと噛み合うような位置へこの遊星歯車を帰還させる
弾性ストッパと共働し、(3)弾性ストッパが遊星歯車
支持体に担持された板バネにより構成され、(4)弾性
ストッパが、遊星歯車支持体に関連しこの遊星歯車の枢
軸を形成するピボット上に係止された一端と、遊星歯車
がどちらの終端位置にあるかに応じて、遊星歯車上に形
成された2つの向き合うストッパの一方又は他方と共働
するようになった自由端とを有する角度効果のバネによ
り構成され、(5)関節機構が、関節機構の軸線のまわ
りで等間隔にて位置する4つの遊星歯車を有し、2対の
隣接する遊星歯車においては、少なくとも一方の遊星歯
車の対は、対をなす2つの遊星歯車を互いに反対方向へ
押圧する弾性帰還手段を有し、(6)弾性帰還手段が反
対方向の角度効果を与える2つのバネを有し、各バネは
対応する遊星歯車、及び、遊星歯車支持体に関連しこの
対応する遊星歯車の枢軸を形成するピボット上に係止さ
れ、(7)環状歯車は、遊星歯車のためのハウジングを
間に形成する静止及び可動の側面部材内にそれぞれ形成
される。
【0009】本発明の別の特徴は、座席の横断方向に延
びる軸線を有する関節機構により座席クッションに連結
された背もたれを有する型式の自動車の座席を提供し、
その特徴とするところは、関節機構が上述のようなもの
であり、静止の環状歯車が座席クッションに関連し、可
動の環状歯車が背もたれに関連し、従って、関節機構
が、遊星歯車が2つの終端位置間にある場合は連続的
に、また、遊星歯車が終端位置の一方又は他方に到達し
た場合は不連続的に、座席クッションに対する背もたれ
の傾斜を調整できることである。
びる軸線を有する関節機構により座席クッションに連結
された背もたれを有する型式の自動車の座席を提供し、
その特徴とするところは、関節機構が上述のようなもの
であり、静止の環状歯車が座席クッションに関連し、可
動の環状歯車が背もたれに関連し、従って、関節機構
が、遊星歯車が2つの終端位置間にある場合は連続的
に、また、遊星歯車が終端位置の一方又は他方に到達し
た場合は不連続的に、座席クッションに対する背もたれ
の傾斜を調整できることである。
【0010】この座席の別の特徴によれば、座席は関節
機構の軸線のまわりでの回転により背もたれを座席の前
部の方へ弾性的に帰還させる手段を有する。
機構の軸線のまわりでの回転により背もたれを座席の前
部の方へ弾性的に帰還させる手段を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示す自動車のための座席E
は、座席の横断方向に延びる軸線Tに沿って位置する本
発明に係る2つの関節機構10により座席のクッション
Aに連結された背もたれDを有する。
は、座席の横断方向に延びる軸線Tに沿って位置する本
発明に係る2つの関節機構10により座席のクッション
Aに連結された背もたれDを有する。
【0012】各関節機構10は互いに鏡面対称関係にあ
る。関節機構10は好ましくはレバーハンドル12によ
り一緒に作動される。関節機構10を詳細に示す図2、
3を特に参照すると、この関節機構は平行な歯車を備え
た型式のものであって、全体として円形形状となった2
つの側面部材(cheeks)、即ち静止の側面部材14及び可
動の側面部材16を有する。静止の側面部材14は座席
のクッションAに関連し、可動の側面部材16は背もた
れDに関連する。
る。関節機構10は好ましくはレバーハンドル12によ
り一緒に作動される。関節機構10を詳細に示す図2、
3を特に参照すると、この関節機構は平行な歯車を備え
た型式のものであって、全体として円形形状となった2
つの側面部材(cheeks)、即ち静止の側面部材14及び可
動の側面部材16を有する。静止の側面部材14は座席
のクッションAに関連し、可動の側面部材16は背もた
れDに関連する。
【0013】側面部材14、16は、これらが軸線Tの
まわりて相対的に回転するように装着され、それ自体既
知の方法で互いに接するように保持され、軸線Tと同軸
の対応する周辺肩部E1、E2により相互にセンタリン
グされている。
まわりて相対的に回転するように装着され、それ自体既
知の方法で互いに接するように保持され、軸線Tと同軸
の対応する周辺肩部E1、E2により相互にセンタリン
グされている。
【0014】側面部材14、16は、その間に、これら
の側面部材を結合する歯車(後述)のためのハウジング
を形成する。これらの歯車はスピンドルを形成する部材
18により作動され、作動レバーハンドル12がそれ自
体既知の方法でスピンドルに固定される。
の側面部材を結合する歯車(後述)のためのハウジング
を形成する。これらの歯車はスピンドルを形成する部材
18により作動され、作動レバーハンドル12がそれ自
体既知の方法でスピンドルに固定される。
【0015】作動部材18は軸線Tのまわりで回転でき
るように装着され、例えば側面部材14、16内に形成
された軸受P1、P2により支持されている。作動部材
18は、座席の前部又は後部の方への座席クッションA
に対する背もたれDの傾斜を調整するように、レバーハ
ンドル12を介して両方向に作動できる。
るように装着され、例えば側面部材14、16内に形成
された軸受P1、P2により支持されている。作動部材
18は、座席の前部又は後部の方への座席クッションA
に対する背もたれDの傾斜を調整するように、レバーハ
ンドル12を介して両方向に作動できる。
【0016】2つの関節機構10の作動部材18は普通
の結合装置により相互連結される。結合歯車装置は異な
るピッチの内歯セット20、22を備えた2つの同軸の
環状歯車K1、K2を有する。第1の環状歯車K1は静
止の側面部材14内に形成され、第2の環状歯車K2は
可動の側面部材16内に形成される。図を明瞭にするた
め、可動の環状歯車K2の歯セット22はその輪郭のみ
を図2、5、6に示す。環状歯車K1、K2の軸線は関
節機構の軸線Tと一致する。
の結合装置により相互連結される。結合歯車装置は異な
るピッチの内歯セット20、22を備えた2つの同軸の
環状歯車K1、K2を有する。第1の環状歯車K1は静
止の側面部材14内に形成され、第2の環状歯車K2は
可動の側面部材16内に形成される。図を明瞭にするた
め、可動の環状歯車K2の歯セット22はその輪郭のみ
を図2、5、6に示す。環状歯車K1、K2の軸線は関
節機構の軸線Tと一致する。
【0017】2つの環状歯車K1、K2は少なくとも1
つの遊星歯車(好ましくは、図示の例ように4つの遊星
歯車S1、S2、S3、S4)と噛み合い、各遊星歯車
は内歯セット20、22と噛合することのできる2つの
外歯セット24、26を担持し、これら内歯セット2
0、22の中心から外れた中心を有する。
つの遊星歯車(好ましくは、図示の例ように4つの遊星
歯車S1、S2、S3、S4)と噛み合い、各遊星歯車
は内歯セット20、22と噛合することのできる2つの
外歯セット24、26を担持し、これら内歯セット2
0、22の中心から外れた中心を有する。
【0018】側面部材14、16間に収容され、軸線T
のまわりで等間隔にて位置する4つの遊星歯車S1、S
2、S3、S4は、作動部材18と共に回転する十字状
の全体形状となって支持体28により担持される。
のまわりで等間隔にて位置する4つの遊星歯車S1、S
2、S3、S4は、作動部材18と共に回転する十字状
の全体形状となって支持体28により担持される。
【0019】各遊星歯車S1、S2、S3、S4は軸線
Tから離れた(支持体28に関連するピボット30とし
て具体化される)枢軸のまわりを支持体28上で枢動で
きるように装着される。
Tから離れた(支持体28に関連するピボット30とし
て具体化される)枢軸のまわりを支持体28上で枢動で
きるように装着される。
【0020】任意の遊星歯車S1、S2、S3又はS4
(例えば、図4に詳細に示す遊星歯車S1)について考
察すると、可動の内歯セット22と噛合することのでき
る外歯セット26が他方の外歯セット24よりも短い円
弧にわたって延びることが分かる。この結果、特に図5
に示すように、遊星歯車S1、S2、S3、S4は、そ
の2つの外歯セット24、26が2つの相手方の内歯セ
ット20、22と噛み合っている角度距離にわたって移
動することができる。この噛み合いの角度距離は2つの
終端位置間を延び、これを越えると、図6に示すよう
に、固定の内歯セット20は遊星歯車の相手方の外歯セ
ット24との噛み合いを維持するが、遊星歯車の他方の
外歯セット26は相手方の可動の内歯セット22から離
れる。
(例えば、図4に詳細に示す遊星歯車S1)について考
察すると、可動の内歯セット22と噛合することのでき
る外歯セット26が他方の外歯セット24よりも短い円
弧にわたって延びることが分かる。この結果、特に図5
に示すように、遊星歯車S1、S2、S3、S4は、そ
の2つの外歯セット24、26が2つの相手方の内歯セ
ット20、22と噛み合っている角度距離にわたって移
動することができる。この噛み合いの角度距離は2つの
終端位置間を延び、これを越えると、図6に示すよう
に、固定の内歯セット20は遊星歯車の相手方の外歯セ
ット24との噛み合いを維持するが、遊星歯車の他方の
外歯セット26は相手方の可動の内歯セット22から離
れる。
【0021】すべての遊星歯車が第1の終端位置にある
状態を示す図6を参照すると、遊星歯車S4が支持体2
8に係留された板バネ32と共働することが分かる。こ
の板バネ32は、両方の外歯セット24、26が2つの
相手方の内歯セット20、22と噛み合うような位置の
方へ遊星歯車S4を帰還させる弾性ストッパを構成す
る。
状態を示す図6を参照すると、遊星歯車S4が支持体2
8に係留された板バネ32と共働することが分かる。こ
の板バネ32は、両方の外歯セット24、26が2つの
相手方の内歯セット20、22と噛み合うような位置の
方へ遊星歯車S4を帰還させる弾性ストッパを構成す
る。
【0022】もちろん、板バネにより遊星歯車に与えら
れた弾性帰還運動は、共通の支持体28に担持され共通
の静止の環状歯車K1と噛み合っている他の遊星歯車に
伝達される。
れた弾性帰還運動は、共通の支持体28に担持され共通
の静止の環状歯車K1と噛み合っている他の遊星歯車に
伝達される。
【0023】遊星歯車S1、S2、S3、S4が図6に
示す位置とは反対側の位置である第2の終端位置(図示
せず)にあるときは、遊星歯車S3が板バネ32に当接
し、遊星歯車の第1の終端位置に関連して述べたよう
に、板バネが同じ帰還効果をもたらす。
示す位置とは反対側の位置である第2の終端位置(図示
せず)にあるときは、遊星歯車S3が板バネ32に当接
し、遊星歯車の第1の終端位置に関連して述べたよう
に、板バネが同じ帰還効果をもたらす。
【0024】種々の歯セット間のいかなるバックラッシ
をも吸収するために、遊星歯車S1、S2、S3、S4
は2対の隣接する遊星歯車となって分布し、遊星歯車の
各対は、遊星歯車の対を互いに近づく方向へ押圧する弾
性帰還手段34を有する。
をも吸収するために、遊星歯車S1、S2、S3、S4
は2対の隣接する遊星歯車となって分布し、遊星歯車の
各対は、遊星歯車の対を互いに近づく方向へ押圧する弾
性帰還手段34を有する。
【0025】一例として、弾性帰還手段34は反対方向
の角度効果を与える平坦な螺旋バネR1、R2を有す
る。それ故、関節機構10は4つの平坦な螺旋バネを有
し、そのうちの3つを図2に示す。
の角度効果を与える平坦な螺旋バネR1、R2を有す
る。それ故、関節機構10は4つの平坦な螺旋バネを有
し、そのうちの3つを図2に示す。
【0026】各平坦な螺旋バネR1、R2は対応する遊
星歯車S1、S2、S3、S4及び対応するピボット3
0に係止される。背もたれDは、軸線Tのまわりで、図
1に略示する普通の弾性帰還手段36により座席の前部
の方へ弾性的に戻される。
星歯車S1、S2、S3、S4及び対応するピボット3
0に係止される。背もたれDは、軸線Tのまわりで、図
1に略示する普通の弾性帰還手段36により座席の前部
の方へ弾性的に戻される。
【0027】本発明に係る座席及び関節機構の作動の要
点を以下に説明する。最初、関節機構10は図2に示す
形状となって休止している。遊星歯車の2つの外歯セッ
ト24、26は環状歯車K1、K2の2つの内歯セット
20、22と噛み合っている。それ故、側面部材14、
16は遊星歯車S1、S2、S3、S4により一緒に結
合されている。
点を以下に説明する。最初、関節機構10は図2に示す
形状となって休止している。遊星歯車の2つの外歯セッ
ト24、26は環状歯車K1、K2の2つの内歯セット
20、22と噛み合っている。それ故、側面部材14、
16は遊星歯車S1、S2、S3、S4により一緒に結
合されている。
【0028】使用者が座席のクッションAに対する背も
たれDの傾斜を変更したい場合は、レバーハンドル12
を作動させ、作動部材18を所望の方向(例えば、図
5、6に矢印AHにて示す左回り方向)に駆動する。
たれDの傾斜を変更したい場合は、レバーハンドル12
を作動させ、作動部材18を所望の方向(例えば、図
5、6に矢印AHにて示す左回り方向)に駆動する。
【0029】各遊星歯車S1、S2、S3、S4は、2
つの外歯セット24、26が環状歯車K1、K2の2つ
の相手方の内歯セット20、22と噛み合っている角度
距離を移動する。2つの歯セットのピッチが異なるた
め、可動の側面部材16が静止の側面部材14に関して
移動し、連続的で微調整の態様で背もたれDの傾斜を変
更する。
つの外歯セット24、26が環状歯車K1、K2の2つ
の相手方の内歯セット20、22と噛み合っている角度
距離を移動する。2つの歯セットのピッチが異なるた
め、可動の側面部材16が静止の側面部材14に関して
移動し、連続的で微調整の態様で背もたれDの傾斜を変
更する。
【0030】作動部材18が左回り方向AHに回転し続
けると、遊星歯車S1、S2、S3、S4が図6に示す
ような終端位置に到達する。この終端位置を越えると、
遊星歯車S1、S2、S3、S4は可動の環状歯車K2
から離れ、これは側面部材14、16の結合が解除され
たことを意味する。
けると、遊星歯車S1、S2、S3、S4が図6に示す
ような終端位置に到達する。この終端位置を越えると、
遊星歯車S1、S2、S3、S4は可動の環状歯車K2
から離れ、これは側面部材14、16の結合が解除され
たことを意味する。
【0031】次いで、背もたれDは軸線Tのまわりで自
由に枢動できる。従って、使用者は、傾斜を調整すべき
方向に応じて、手段36の弾性帰還力に抗して背もたれ
を後方に押すことにより又は帰還手段36の作用の助け
を借りて背もたれを前方へ傾斜させることにより、背も
たれDの傾斜を極めて迅速に変更することができる。
由に枢動できる。従って、使用者は、傾斜を調整すべき
方向に応じて、手段36の弾性帰還力に抗して背もたれ
を後方に押すことにより又は帰還手段36の作用の助け
を借りて背もたれを前方へ傾斜させることにより、背も
たれDの傾斜を極めて迅速に変更することができる。
【0032】背もたれが所望の位置に到達したとき、使
用者がレバーハンドル12を解除すれば、板バネ32の
弾性帰還力により、遊星歯車S1、S2、S3、S4が
2つの環状歯車K1、K2に同時に再度噛合する。側面
部材14、16が再度一緒に結合され、背もたれの傾斜
の連続的な微調整が再度可能になる。
用者がレバーハンドル12を解除すれば、板バネ32の
弾性帰還力により、遊星歯車S1、S2、S3、S4が
2つの環状歯車K1、K2に同時に再度噛合する。側面
部材14、16が再度一緒に結合され、背もたれの傾斜
の連続的な微調整が再度可能になる。
【0033】終端位置に到達した一方の遊星歯車が板バ
ネ32に当接するときに感じる抵抗感により、使用者
は、連続的な調整状態(遊星歯車が環状歯車に同時に噛
合した状態)から連続的でない調整状態(遊星歯車が静
止の環状歯車に噛合した状態)への変化を知ることがで
きる。
ネ32に当接するときに感じる抵抗感により、使用者
は、連続的な調整状態(遊星歯車が環状歯車に同時に噛
合した状態)から連続的でない調整状態(遊星歯車が静
止の環状歯車に噛合した状態)への変化を知ることがで
きる。
【0034】図7、8は別の形態の関節機構10を示
す。図7、8において、先の図面におけるものと同様の
素子は同じ符号にて示す。この別の形態においては、関
節機構10は弾性帰還手段34を具備した一対のみの遊
星歯車S3、S4を有し、この弾性帰還手段34はこの
対の遊星歯車を互いに離れる方向へ押圧する。帰還手段
34は、先の図面に関連して述べた場合とは逆に、それ
ぞれの遊星歯車S3、S4を互いに離れるように押圧す
る反対方向の角度効果を与える2つの平坦な螺旋バネ
R′3、R′4を有する。
す。図7、8において、先の図面におけるものと同様の
素子は同じ符号にて示す。この別の形態においては、関
節機構10は弾性帰還手段34を具備した一対のみの遊
星歯車S3、S4を有し、この弾性帰還手段34はこの
対の遊星歯車を互いに離れる方向へ押圧する。帰還手段
34は、先の図面に関連して述べた場合とは逆に、それ
ぞれの遊星歯車S3、S4を互いに離れるように押圧す
る反対方向の角度効果を与える2つの平坦な螺旋バネ
R′3、R′4を有する。
【0035】この別の実施の形態においてはまた、弾性
ストッパを構成する板バネ32の代わりに、角度効果を
与える少なくとも1つのバネ(好ましくは、遊星歯車S
1、S2に関連する2つの平坦な螺旋バネT1、T2)
を用いる。
ストッパを構成する板バネ32の代わりに、角度効果を
与える少なくとも1つのバネ(好ましくは、遊星歯車S
1、S2に関連する2つの平坦な螺旋バネT1、T2)
を用いる。
【0036】各バネT1、T2は対応する遊星歯車のピ
ボット30に係止された一端T1A、T2Aと、遊星歯
車がどちらの終端位置にあるかに応じて、対応する遊星
歯車S1、S2に形成された2つの向き合うストッパ3
8、40の一方又は他方と共働するようになった自由端
T1B、T2Bとを有する。それ故、2つの平坦な螺旋
バネR′3、R′4は対応する遊星歯車S3、S4と常
に噛み合い、一方、バネT1、T2の自由端は、ある場
合(特に、図7に示すように、関節機構が休止状態にあ
る場合)は、対応する遊星歯車S1、S2から離れ、ま
た、ある場合(特に、遊星歯車が図8に示す終端位置に
ある場合)は、対応する遊星歯車S1、S2のストッパ
38、40に押し付けられる。
ボット30に係止された一端T1A、T2Aと、遊星歯
車がどちらの終端位置にあるかに応じて、対応する遊星
歯車S1、S2に形成された2つの向き合うストッパ3
8、40の一方又は他方と共働するようになった自由端
T1B、T2Bとを有する。それ故、2つの平坦な螺旋
バネR′3、R′4は対応する遊星歯車S3、S4と常
に噛み合い、一方、バネT1、T2の自由端は、ある場
合(特に、図7に示すように、関節機構が休止状態にあ
る場合)は、対応する遊星歯車S1、S2から離れ、ま
た、ある場合(特に、遊星歯車が図8に示す終端位置に
ある場合)は、対応する遊星歯車S1、S2のストッパ
38、40に押し付けられる。
【0037】本発明は上述の実施の形態に限定されな
い。特に、環状歯車の内歯セットはこれらの環状歯車の
周辺部のまわりで必ずしも完全に延びる必要はなく、あ
る円弧にわたって中断することができる。
い。特に、環状歯車の内歯セットはこれらの環状歯車の
周辺部のまわりで必ずしも完全に延びる必要はなく、あ
る円弧にわたって中断することができる。
【0038】本発明の利点は次の通りである。上述のよ
うな座席への応用において、本発明に係る関節機構は、
遊星歯車がその2つの終端位置間にある場合は連続的に
微調整で、また、遊星歯車が終端位置のうちの一方又は
他方に到達してしまった場合は不連続的でかつ迅速に、
座席のクッションに対する背もたれの傾斜の調整を可能
にする。
うな座席への応用において、本発明に係る関節機構は、
遊星歯車がその2つの終端位置間にある場合は連続的に
微調整で、また、遊星歯車が終端位置のうちの一方又は
他方に到達してしまった場合は不連続的でかつ迅速に、
座席のクッションに対する背もたれの傾斜の調整を可能
にする。
【0039】更に、2つの型式の(連続的及び不連続的
な)調整が、少数の部品(遊星歯車の数を4つより少な
い数、又は、1つにさえ減少させることができる)で構
成された関節機構により得られる。
な)調整が、少数の部品(遊星歯車の数を4つより少な
い数、又は、1つにさえ減少させることができる)で構
成された関節機構により得られる。
【0040】最後に、2つの隣接する遊星歯車を互いに
近づくように押圧する弾性帰還手段が関節機構における
種々の歯セット間のいかなるバックラッシュをも自動的
に吸収することを可能にする。
近づくように押圧する弾性帰還手段が関節機構における
種々の歯セット間のいかなるバックラッシュをも自動的
に吸収することを可能にする。
【図1】本発明に係る少なくとも1つの関節機構を取り
付けた車両用の座席の斜視図である。
付けた車両用の座席の斜視図である。
【図2】図1に示す座席の関節機構の前面図で、関節機
構の内部を示すために可動の側面部材を破断して示す図
である。
構の内部を示すために可動の側面部材を破断して示す図
である。
【図3】図2に示す関節機構の軸方向断面図である。
【図4】図2、3に示す関節機構の遊星歯車の斜視図で
ある。
ある。
【図5】図2と同様の図であるが、背もたれの傾斜を調
整するための操作中の関節機構の一状態を示す図であ
る。
整するための操作中の関節機構の一状態を示す図であ
る。
【図6】図2と同様の図であるが、背もたれの傾斜を調
整するための操作中の関節機構の別の状態を示す図であ
る。
整するための操作中の関節機構の別の状態を示す図であ
る。
【図7】本発明に係る関節機構の別の形を示す図で、図
2と同様の図である。
2と同様の図である。
【図8】本発明に係る関節機構の別の形を示す図で、図
6と同様の図である。
6と同様の図である。
10 関節機構 14、16 側面部材 18 作動部材 20、22 内歯セット 24、26 外歯セット 28 支持体 30 ピボット 32 板バネ 34 弾性帰還手段 36 弾性帰還手段 38、40 ストッパ K1、K2 環状歯車 S1、S2、S3、S4 遊星歯車 T 関節機構の軸線 R1、R2 バネ A 座席クッション D 背もたれ
Claims (10)
- 【請求項1】 関節機構であって、異なるピッチの内歯
セット(20、22)を備えた2つの同軸の環状歯車
(K1、K2)からなる平行な歯車を有し、一方の歯車
が静止で他方の歯車が可動であり、当該歯車が、上記内
歯セット(20,22)と噛合し同内歯セット(20、
22)の中心から外れた中心を有する2つの外歯セット
(24、26)を担持する少なくとも1つの遊星歯車
(S1ないしS4)と噛み合い、当該関節機構の軸線
(T)が上記環状歯車(K1、K2)の軸線に一致する
ような型式の関節機構において、 可動の上記内歯セット(22)と噛合することのできる
上記外歯セット(26)が他方の上記外歯セット(2
4)よりも短い円弧にわたって延び、2つの当該外歯セ
ット(24、26)が2つの相手方の当該内歯セット
(20、22)と噛み合う角度距離にわたって、2つの
終端位置間で上記遊星歯車(S1ないしS4)を移動さ
せることができるようにし、上記終端位置を越えた場合
は、静止の内歯セット(20)が相手方の外歯セット
(24)との噛み合いを維持するが、他方の外歯セット
(26)が相手方の可動の内歯セット(22)から離れ
るようになっていることを特徴とする関節機構。 - 【請求項2】 上記遊星歯車(S1、S4)が、関節機
構の上記軸線(T)のまわりで回転できるように装着さ
れ関節機構を作動させるための部材(18)と一緒に回
転する支持体(28)上で、当該関節機構の軸線(T)
から離れた枢軸のまわりを回転できるように装着される
ことを特徴とする請求項1に記載の関節機構。 - 【請求項3】 上記遊星歯車(S1、S4)は、上記終
端位置において、2つの上記外歯セット(24、26)
が2つの相手方の上記内歯セット(20、22)と噛み
合うような位置へ当該遊星歯車を帰還させる弾性ストッ
パ(32)と共働することを特徴とする請求項2に記載
の関節機構。 - 【請求項4】 上記弾性ストッパ(32)が上記遊星歯
車支持体(28)に担持された板バネにより構成される
ことを特徴とする請求項3に記載の関節機構。 - 【請求項5】 上記弾性ストッパが、上記遊星歯車支持
体(28)に関連し上記遊星歯車の上記枢軸を形成する
ピボット(30)上に係止された一端(T1A、T2
A)と、当該遊星歯車がどちらの上記終端位置にあるか
に応じて、該遊星歯車上に形成された2つの向き合うス
トッパ(38、40)の一方又は他方と共働するように
なった自由端(T1B、T2B)とを有する角度効果の
バネ(T1、T2)により構成されることを特徴とする
請求項3に記載の関節機構。 - 【請求項6】 関節機構の上記軸線(T)のまわりで等
間隔にて位置する4つの遊星歯車(S1ないしS4)を
有し、2対の隣接する遊星歯車においては、少なくとも
一方の遊星歯車の対が、対をなす2つの遊星歯車を互い
に反対方向へ押圧する弾性帰還手段(34)を有するこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の関節機構。 - 【請求項7】 上記弾性帰還手段(34)が反対方向の
角度効果を与える2つのバネ(R1、R2)を有し、上
記各バネが、対応する遊星歯車(S1、S4)、及び、
遊星歯車支持体(28)に関連し上記対応する遊星歯車
の枢軸を形成するピボット(30)上に係止されること
を特徴とする請求項6に記載の関節機構。 - 【請求項8】 上記環状歯車(K1、K2)が、上記遊
星歯車(S1ないしS4)のためのハウジングを間に形
成する静止及び可動の側面部材(14、16)内にそれ
ぞれ形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項
7のいずれかに記載の関節機構。 - 【請求項9】 座席の横断方向に延びる軸線(T)を有
する関節機構(10)により座席クッション(A)に連
結された背もたれ(D)を有する型式の自動車の座席に
おいて、 上記関節機構(10)が請求項1ないし請求項8のいず
れかに記載の構成を有し、静止の上記環状歯車(K1)
が上記座席クッション(A)に関連し、可動の上記環状
歯車(K2)が上記背もたれ(D)に関連し、もって、
当該関節機構(10)が、上記遊星歯車(S1ないしS
4)が2つの上記終端位置間にある場合は連続的に、ま
た、当該遊星歯車(S1ないしS4)が当該終端位置の
一方又は他方に到達した場合は不連続的に、当該座席ク
ッションに対する当該背もたれの傾斜を調整できること
を特徴とする自動車の座席。 - 【請求項10】 上記関節機構の上記軸線(T)のまわ
りでの回転により上記背もたれ(D)を座席の前部の方
へ弾性的に帰還させる手段(36)を有することを特徴
とする請求項9に記載の座席。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9809570A FR2781437B1 (fr) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | Articulation destinee notamment a un siege de vehicule automobile |
FR9809570 | 1998-07-27 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000050992A true JP2000050992A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=9529046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11211977A Withdrawn JP2000050992A (ja) | 1998-07-27 | 1999-07-27 | 関節機構及び座席 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6224157B1 (ja) |
JP (1) | JP2000050992A (ja) |
DE (1) | DE19935161C2 (ja) |
FR (1) | FR2781437B1 (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
KR20010085092A (ko) * | 2001-08-04 | 2001-09-07 | 김태만 | 차량용 의자등받이의 각도조절용 무단록크장치 |
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US7239962B2 (en) * | 2003-02-21 | 2007-07-03 | Sony Corporation | Method and apparatus for a routing agent |
US7895065B2 (en) | 2003-02-26 | 2011-02-22 | Sony Corporation | Method and apparatus for an itinerary planner |
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CN102131673B (zh) | 2008-01-17 | 2015-06-17 | 费希尔动力有限公司 | 躺椅机构及座椅组件 |
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-
1999
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- 1999-07-27 JP JP11211977A patent/JP2000050992A/ja not_active Withdrawn
- 1999-07-27 DE DE19935161A patent/DE19935161C2/de not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|
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