JP2000036195A - ダイナミック型ram - Google Patents

ダイナミック型ram

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JP2000036195A
JP2000036195A JP10201618A JP20161898A JP2000036195A JP 2000036195 A JP2000036195 A JP 2000036195A JP 10201618 A JP10201618 A JP 10201618A JP 20161898 A JP20161898 A JP 20161898A JP 2000036195 A JP2000036195 A JP 2000036195A
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JP10201618A
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Haruko Tadokoro
晴子 田所
Sadayuki Morita
貞幸 森田
Hirofumi Zushi
弘文 厨子
Takanori Miyase
崇徳 宮瀬
Takahiro Sonoda
崇宏 園田
Hirotaka Ogata
宏孝 緒方
Kiyoshi Nagai
清 永井
Atsushi Hiraishi
厚 平石
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速化と高集積化を実現したダイナミック型
RAMを提供する。 【解決手段】 複数のワード線、複数の相補ビット線対
及びこれらの交点に設けられた複数の上記ダイナミック
型メモリセルによりサブアレイが構成されてワード線方
向及びビット線方向に複数が配列されてなるダイナミッ
ク型RAMにおいて、上記サブアレイの複数の相補ビッ
ト線対に対応して設けられたローカル入出力線と、上記
ローカル入出力線の複数に対応して設けられたメイン入
出力線とを接続するIOスイッチ回路のスイッチ制御に
用いられるハイレベル側の信号電圧を上記ローカル入出
力線及びメイン入出力線に伝えられる信号レベルよりも
高い電圧にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイナミック型
RAM(ランダム・アクセス・メモリ)におけるデータ
の入出力回路に利用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】低消費電力化や素子の微細化に伴うMO
SFETのゲート酸化膜の薄膜化による電界強度の問題
を解消する等のために部端子から供給された電源電圧を
降圧して内部電圧を用いたダイナミック型RAMがあ
る。また、外部端子から供給される電源電圧も低電圧化
の傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような動作電圧
の低下に伴い、オン状態でのMOSFETの抵抗値が大
きくなってしまう。特に、大記憶容量化のためにメモリ
アレイを複数のサブアレイに分割し、サブアレイに対応
してローカル入出力線を設け、上記複数のサブアレイに
対応したローカル入出力線に対してメイン入出力線を設
ける構成において、上記ローカル入出力線とメイン入出
力線とを接続するIOスイッチ回路において、上記のよ
うにMOSFETのオン抵抗値が大きくなると、そこで
の信号遅延が無視できなくなり、書き込み動作や読み出
し動作の高速化を妨げるものになってしまう。
【0004】この発明の目的は、高速化と高集積化を実
現したダイナミック型RAMを提供することにある。こ
の発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のワード線、複数の相
補ビット線対及びこれらの交点に設けられた複数の上記
ダイナミック型メモリセルによりサブアレイが構成され
てワード線方向及びビット線方向に複数が配列されてな
るダイナミック型RAMにおいて、上記サブアレイの複
数の相補ビット線対に対応して設けられたローカル入出
力線と、上記ローカル入出力線の複数に対応して設けら
れたメイン入出力線とを接続するIOスイッチ回路のス
イッチ制御に用いられるハイレベル側の信号電圧を上記
ローカル入出力線及びメイン入出力線に伝えられる信号
レベルよりも高い電圧にする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用される
ダイナミック型RAMの一実施例の概略レイアウト図が
示されている。同図においては、この発明が適用される
ダイナミック型RAMを構成する各回路ブロックのう
ち、その主要部が判るように示されており、それが公知
の半導体集積回路の製造技術により、単結晶シリコンの
ような1個の半導体基板上において形成される。
【0007】この実施例では、特に制限されないが、メ
モリアレイは、全体として4個に分けられる。半導体チ
ップの長手方向に対して左右に分けられて、中央部分1
4にアドレス入力回路、データ入出力回路及びボンディ
ングパッド列からなる入出力インターフェイス回路及び
昇圧回路や降圧回路を含む電源回路等が設けられる。こ
れら中央部分14の両側のメモリアレイに接する部分に
は、カラムデコーダ領域13が配置される。
【0008】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に2個、上下に2個ずつに分けられた4個から
なる各メモリアレイにおいて、長手方向に対して上下中
央部にメインロウデコーダ領域(メモリアレイ制御回
路)11が設けられる。このメインロウデコーダの上下
には、メインワードドライバ領域12が形成されて、上
記上下に分けられたメモリアレイのメインワード線を駆
動する駆動回路が設けられることの他、後述するような
サブワード選択線やセンスアンプを駆動するメモリアレ
イ制御回路が設けられる。
【0009】上記メモリセルアレイ(以下、サブアレイ
と称する)15は、その拡大図に示すように、センスア
ンプ領域16、サブワードドライバ領域17に囲まれて
形成される。上記センスアンプ領域16と、上記サブワ
ードドライバ領域17の交差部は、交差領域(クロスエ
リア)18とされる。上記センスアンプ領域16に設け
られるセンスアンプは、シェアードセンス方式により構
成され、上記メモリアレイの両端部に配置されるサブア
レイに対応したものを除いて、センスアンプを中心にし
て左右に相補ビット線が設けられ、左右いずれかのサブ
アレイ15の相補ビット線に選択的に接続される。
【0010】上述のように半導体チップの長手方向に対
して左右に4個ずつに分けられたメモリアレイは、2個
ずつ組となって配置される。このように2個ずつ組とな
って配置された2つのメモリアレイは、その中央部分に
上記メインロウデコーダ領域11とメインワードドライ
バ12が配置される。メインワードドライバ12は、上
記1つのメモリアレイを貫通するように延長されるメイ
ンワード線の選択信号を形成する。上記メインワードド
ライバ領域12にサブワード選択用のサブワード選択線
のドライバも設けられ、後述するように上記メインワー
ド線と平行に延長されてサブワード選択線の選択信号を
形成する。そして、センスアンプを駆動する後述するス
イッチMOSFETも設けられる。
【0011】拡大図として示された1つのメモリセルア
レイ(サブアレイ)15は、特に制限されないが、サブ
ワード線が256本と、それと直交する相補ビット線
(又はデータ線)が256対とされる。上記1つのメモ
リアレイにおいて、上記サブアレイ15がビット線方向
に16個設けられるからサブワード線が約4K分設けら
れ、ワード線方向に16個設けられるから相補ビット線
が約4K分設けられる。このようなメモリアレイがメモ
リチップ10の全体で4個設けられるから、メモリチッ
プ10の全体での記憶容量は、4×4K×4K=64M
ビットのようにされる。
【0012】上記1つのメモリアレイは、メインワード
線方向に対して16個に分割される。かかる分割された
サブアレイ15毎にサブワードドライバ(サブワード線
駆動回路)17が設けられる。サブワードドライバ17
は、メインワード線に対して1/16の長さに分割さ
れ、それと平行に延長されるサブワード線の選択信号を
形成する。この実施例では、メインワード線の数を減ら
すために、言い換えるならば、メインワード線の配線ピ
ッチを緩やかにするために、特に制限されないが、1つ
のメインワード線に対して、相補ビット線方向に8本か
らなるサブワード線を配置させる。このようにメインワ
ード線方向には8本に分割され、及び相補ビット線方向
に対して8本ずつが割り当てられたサブワード線の中か
ら1本のサブワード線を選択するために、サブワード選
択ドライバが配置される。このサブワード選択ドライバ
は、上記サブワードドライバの配列方向に延長される8
本のサブワード選択線の中から1つを選択する選択信号
を形成する。
【0013】図2には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおけるサブアレイとその周辺回路の一実施例の
概略レイアウト図が示されている。同図には、図1に示
されたメモリアレイの中の4つのサブアレイSBARY
が代表として示されている。図2においては、サブアレ
イSBARYが形成される領域には斜線を付すことによ
って、その周辺に設けられたサブワードドライバ領域、
センスアンプ領域及びクロスエリアとを区別するもので
ある。
【0014】サブアレイSBARYは、次のような4種
類に分けられる。つまり、ワード線の延長方向を水平方
向とすると、同図の右下に配置される第1のサブアレイ
SBARYは、サブワード線SWLが256本配置さ
れ、相補ビット線対は256対から構成される。それ
故、上記256本のサブワード線SWLに対応した25
6個のサブワードドライバSWDは、かかるサブアレイ
の左右に128個ずつに分割して配置される。上記25
6対の相補ビット線BLに対応して設けられる256個
のセンスアンプSAは、前記のようなシェアードセンス
アンプ方式に加えて、さらに交互配置とし、かかるサブ
アレイの上下において128個ずつに分割して配置され
る。
【0015】同図の右上配置される第2のサブアレイS
BARYは、特に制限されないが、正規のサブワード線
SWLが256本に加えて8本の予備(冗長)ワード線
が設けられ、相補ビット線対は256対から構成され
る。それ故、上記256+8本のサブワード線SWLに
対応した264個のサブワードドライバSWDは、かか
るサブアレイの左右に132個ずつに分割して配置され
る。センスアンプは、上記同様に128個ずつが上下に
配置される。すなわち、上記右側の上下に配置されるサ
ブアレイSBARYに形成される256対のうちの12
8対の相補ビット線は、それに挟まれたセンスアンプS
Aに対してシェアードスイッチMOSFETを介して共
通に接続される。
【0016】同図の左下配置される第3のサブアレイS
BARYは、右隣接のサブアレイSBARYと同様にサ
ブワード線SWLが256本により構成される。上記同
様に128個のサブワードドライバが分割して配置され
る。上記下側左右に配置されたサブアレイSBARYの
256本のうちの128本のサブワード線SWLは、そ
れに挟まれた領域に形成された128個のサブワードド
ライバSWDに対して共通に接続される。上記のように
左下配置されるサブアレイSBARYは、256対から
なる正規の相補ビット線BLに加えて、4対の予備(冗
長)ビット線4REDが設けられる。それ故、上記26
0対からなる相補ビット線BLに対応した260個のセ
ンスアンプSAは、かかるサブアレイの上下に130個
ずつに分割して配置される。
【0017】同図の左上配置される第4のサブアレイS
BARYは、右隣接のサブアレイSBARYと同様に正
規のサブワード線SWLが256本に予備サブワード線
が8本設けられ、下隣接のサブアレイと同様に正規の相
補ビット線対の256対に加えて、予備のビット線が4
対設けられるので、サブワードドライバは、左右に13
2個ずつ分割して配置され、センスアンプSAは上下に
130個ずつが分割して配置される。
【0018】メインワード線MWLは、その1つが代表
として例示的に示されているように前記のような水平方
向に延長される。また、カラム選択線YSは、その1つ
が代表として例示されるように縦方向に延長される。上
記メインワード線MWLと平行にサブワード線SWLが
配置され、上記カラム選択線YSと平行に相補ビット線
BL(図示ぜす)が配置されるものである。この実施例
では、特に制限されないが、上記4つのサブアレイを基
本単位の1組として、図1のように16MビットのDR
AMでは、ビット線方向には8組のサブアレイが形成さ
れ、ワード線方向には8組のサブアレイが構成される。
1つの組が4個のサブアレイで構成されるから、上記1
6Mビットのメモリアレイでは、8×8×4=256個
のサブアレイが設けられる。上記256個のサブアレイ
を持つメモリアレイがチップ全体では4個設けられるか
ら、メモリチップ全体では256×4=1024個もの
サブアレイが形成されるものである。
【0019】上記4個からなるサブアレイに対して、8
本のサブワード選択線FX0B〜FX7Bが、メインワ
ード線MWLと同様に8組(16個)のサブアレイを貫
通するように延長される。そして、サブワード選択線F
X0B〜FX3Bからなる4本と、FX4B〜FX7B
からなる4本とが上下のサブアレイ上に分けて延長させ
るようにする。このように2つのサブアレイに対して1
組のサブワード選択線FX0B〜FX7Bを割り当て、
かつ、それらをサブアレイ上を延長させるようにする理
由は、メモリチップサイズの小型化を図るためである。
【0020】つまり、各サブアレイに対して上記8本の
サブワード選択線FX0B〜FX7Bを割り当て、しか
もそれをセンスアンプエリア上の配線チャンネルに形成
した場合、図1のメモリアレイのように短辺方向の32
個ものセンスアンプで、8×32=256本分もの配線
チャンネルが必要になるものである。これに対して、上
記の実施例では、配線そのものが上下2つのサブアレイ
に対して上記8本のサブワード選択線FX0B〜FX7
Bを共通に割り当て、しかも、それをサブアレイ上をメ
インワード線と平行に互いに混在させるように配置させ
ることにより、格別な配線専用領域を設けることなく形
成することができる。
【0021】上記サブアレイ上には、8本のサブワード
線に対して1本のメインワード線が設けられるものであ
り、その8本の中の1本のサブワード線を選択するため
にサブワード選択線FX0B〜FX7Bが必要になるも
のである。メモリセルのピッチに合わせて形成されるサ
ブワード線SWLの8本分に1本の割り合いでメインワ
ード線MWLが形成されるものであるために、メインワ
ード線MWLの配線ピッチは緩やかになっている。した
がって、メインワード線MWLと同じ配線層を利用し
て、上記サブワード選択線をメインワード線の間に形成
することは配線ピッチの緩やかさを少し犠牲にするだけ
で比較的容易にできるものである。
【0022】この実施例のサブワードドライバSWD
は、上記サブワード選択線FX0B等を通して供給され
る選択信号と、それを反転させた選択信号とを用いて1
つのサブワード線SWLを選択する構成を採る。そし
て、サブワードドライバSWDは、それを中心として左
右に配置されるサブアレイのサブワード線SWLを同時
に選択するような構成を採るものである。そのため、上
記のようにFX0B等を共有する2つのサブアレイに対
しては、128×2=256個ものサブワードドライバ
に対して、上記4本のサブワード選択線を割り振って供
給する。つまり、サブワード選択線FX0Bに着目する
と、2つのサブアレイに対して256÷4=64個もの
サブワードドライバSWDに選択信号を供給する必要が
ある。
【0023】上記メインワード線MWLと平行に延長さ
れるものを第1のサブワード選択線FX0Bとすると、
左上部のクロスエリアに設けられ,上記第1のサブワー
ド選択線FX0Bからの選択信号を受けるサブワード選
択線駆動回路FXDを介して、上記上下に配列される6
4個のサブワードドライバに選択信号を供給する第2の
サブワード選択線FX0が設けられる。上記第1のサブ
ワード選択線FX0Bは上記メインワード線MWL及び
サブワード線SWLと平行に延長されるのに対して上記
第2のサブワード選択線は、それと直交するカラム選択
線YS及び相補ビット線BLと平行にサブワードドライ
バ領域上を延長される。上記8本の第1のサブワード選
択線FX0B〜FX7Bと同様に、上記第2のサブワー
ド選択線FX0〜FX7も、偶数FX0,2,4,6
と、奇数FX1,3,5,7とに分割されてサブアレイ
SBARYの左右に設けられたサブワードドライバSW
Dに振り分けられて配置される。
【0024】上記サブワード選択線駆動回路FXDは、
同図において■で示したように、1つのクロスエリアの
上下に2個ずつ分配して配置される。つまり、上記のよ
うに左上部のクロスエリアでは、下側に配置されたサブ
ワード選択線駆動回路が上記第1のサブワード選択線F
X0Bに対応され、左中間部のクロスエリアに設けられ
た2つのサブワード選択線駆動回路FXDが、第1のサ
ブワード選択線FX2Bと、FX4Bに対応され、左下
部のクロスエリアの上側に配置されたサブワード選択線
駆動回路が上記第1のサブワード選択線FX6Bに対応
される。
【0025】中央上部のクロスエリアでは、下側に配置
されたサブワード選択線駆動回路が上記第1のサブワー
ド選択線FX1Bに対応され、中央中間部のクロスエリ
アに設けられた2つのサブワード選択線駆動回路FXD
が、第1のサブワード選択線FX3Bと、FX5Bに対
応され、中央下部のクロスエリアの上側に配置されたサ
ブワード選択線駆動回路が上記第1のサブワード選択線
FX7Bに対応される。そして、右上部のクロスエリア
では、下側に配置されたサブワード選択線駆動回路が上
記第1のサブワード選択線FX0Bに対応され、右中間
部のクロスエリアに設けられた2つのサブワード選択線
駆動回路FXDが、第1のサブワード選択線FX2B
と、FX4Bに対応され、右下部のクロスエリアの上側
に配置されたサブワード選択線駆動回路が上記第1のサ
ブワード選択線FX6Bに対応される。このようにメモ
リアレイの端部に設けられたサブワードドライバSWD
では、その右側にはサブアレイが存在しないから、左側
だけのサブワード線SWLのみを駆動する。
【0026】この実施例のようにサブアレイ上のメイン
ワード線MWLのピッチの隙間にサブワード選択線FX
Bを配置する構成では、格別な配線チャンネルが不要に
できるから、1つのサブアレイに8本のサブワード選択
線を配置するようにしてもメモリチップが大きくなるこ
とはない。しかしながら、上記のようなサブワード選択
線駆動回路FXDを形成するためにクロス領域の面積が
増大し、高集積化を妨げることとなる。つまり、上記ク
ロスエリアには、同図において点線で示したようなメイ
ン入出力線(メインIO線ともいう)MIOやローカル
入出力線(ローカルIO線ともいう)LIOに対応して
設けられるIOスイッチ回路IOSWや、センスアンプ
を駆動するパワーMOSFET、シェアードスイッチM
OSFETを駆動するための駆動回路、プリチャージM
OSFETを駆動する駆動回路等の周辺回路を形成する
必要があるために、その素子数は少なくする必要があ
る。図2の実施例では、上/下の2つのサブアレイでサ
ブワード選択線駆動回路FXDを共用して面積増加を抑
えている。
【0027】上記クロスエリアのうち、第2のサブワー
ド選択線のうち偶数に対応したFX0〜FX6の延長方
向Aに配置されたものには、後述するようにセンスアン
プに対してオーバードライブ用の電源電圧VCCを供給
するNチャンネル型のパワーMOSFETQ16、内部
降圧電圧VDLを供給するNチャンネル型のパワースイ
ッチMOSFETQ15、及びセンスアンプに対して回
路の接地電位VSSを供給するためのNチャンネル型の
パワーMOSFETQ14が設けられる。
【0028】上記クロスエリアのうち、第2のサブワー
ド選択線のうち奇数に対応したFX1〜FX7の延長方
向Bに配置されたものには、IOスイッチ回路(ローカ
ルIO(LIO)とメインIO(MIO)間のスイッ
チ)と、ビット線のプリチャージ及びイコライズ用MO
SFETをオフ状態にさせるインバータ回路と、特に制
限されないが、センスアンプに対して回路の接地電位V
SSを供給するためのNチャンネル型のパワーMOSF
ETとが設けられる。このNチャンネル型のパワーMO
SFETは、センスアンプ列の両側からセンスアンプを
構成するNチャンネル型MOSFETの増幅MOSFE
Tの共通ソース線(CSN)に接地電位を供給するもの
である。つまり、センスアンプエリアに設けられる12
8個又は130個のセンスアンプに対しては、上記A側
のクロスエリアに設けられたNチャンネル型のパワーM
OSFETと、上記B側のクロスエリアに設けられたN
チャンネル型のパワーMOSFETの両方により接地電
位が供給される。
【0029】上記のようにサブワード線駆動回路SWD
は、それを中心にして左右両側のサブアレイのサブワー
ド線を選択する。これに対して、上記選択された2つの
サブアレイのサブワード線に対応して左右2つのセンス
アンプが活性化される。つまり、サブワード線を選択状
態にすると、アドレス選択MOSFETがオン状態とな
り、記憶キャパシタの電荷がビット線電荷と合成されて
しまうので、センスアンプを活性化させてもとの電荷の
状態に戻すという再書き込み動作を行う必要があるから
である。このため、上記端部のサブアレイに対応したも
のを除いて、上記パワーMOSFETは、それを挟んで
両側のセンスアンプを活性化させるために用いられる。
これに対して、サブアレイ群の端に設けられたサブアレ
イの右側又は左側に設けられたサブワード線駆動回路S
WDでは、上記サブアレイのサブワード線しか選択しな
いから、上記パワーMOSFETは、上記サブアレイに
対応した片側のセンスアンプ群のみを活性化するもので
ある。
【0030】上記センスアンプは、シェアードセンス方
式とされ、それを挟んで両側に配置されるサブアレイの
うち、上記サブワード線が非選択された側の相補ビット
線に対応したシェアードスイッチMOSFETがオフ状
態にされて切り離されることにより、上記選択されたサ
ブワード線に対応した相補ビット線の読み出し信号を増
幅し、メモリセルの記憶キャパシタをもとの電荷状態に
戻すという再書き込み動作を行う。この場合、上記オー
バードライブ用のMOSFETにより増幅開始時には、
電源電圧VCCのような高い電圧が供給されるので、ハ
イレベルにされるべきビット線の変化を高速にでき、ビ
ット線の電位がVDLに到達すると上記共通化されたパ
ワースイッチMOSFETによりVDLが与えられる。
【0031】図3には、この発明に係るダイナミック型
RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレス入力か
らデータ出力までの簡略化された一実施例の回路図が示
されている。同図においては、2つのサブアレイ15に
上下から挟まれるようにされたセンスアンプ16と前記
交差エリア18に設けられる回路が例示的に示され、他
はブロック図として示されている。また、点線で示され
た回路ブロックは、前記符号によりそれぞれが示されて
いる。
【0032】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
サブアレイ15に設けられたサブワード線SWLと、相
補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BLと
の間に設けられた1つが代表として例示的に示されてい
る。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MOS
FETQmと記憶キャパシタCsから構成される。アド
レス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線S
WLに接続され、このMOSFETQmのドレインがビ
ット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCsが
接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通化
されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MOS
FETQmの基板(チャンネル)には負のバックバイア
ス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、上記
バックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧に設
定される。上記サブワード線SWLの選択レベルは、上
記ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選択MO
SFETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧V
PPとされる。
【0033】センスアンプを内部降圧電圧VDLで動作
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置される。かかる相補ビット線BLとBLBは、シ
ェアードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンス
アンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
【0034】センスアンプの単位回路は、ゲートとドレ
インとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネ
ル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネル型
の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からなるC
MOSラッチ回路で構成される。Nチャンネル型MOS
FETQ5とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接
続される。Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソ
ースは、共通ソース線CSPに接続される。上記共通ソ
ース線CSNとCSPには、それぞれパワースイッチM
OSFETが接続される。特に制限されないが、Nチャ
ンネル型の増幅MOSFETQ5とQ6のソースが接続
された共通ソース線CSNには、上記クロスエリア18
に設けられたNチャンネル型のパワースイッチMOSF
ETQ14により接地電位に対応した動作電圧が与えら
れる。
【0035】特に制限されないが、上記Pチャンネル型
の増幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共
通ソース線CSPには、上記クロスエリア18に設けら
れたオーバードライブ用のNチャンネル型のパワーMO
SFETQ16と、上記内部電圧VDLを供給するNチ
ャンネル型のパワーMOSFETQ15が設けられる。
上記オーバードライブ用の電圧には、特に制限されない
が、外部端子から供給される電源電圧VCCが用いられ
る。あるいは、センスアンプ動作速度の電源電圧VCC
依存性を軽減するために、ゲートにVPPが印加され、
ドレインに電源電圧VCCが供給されたNチャンネル型
MOSFETのソースから上記電圧を得るものとしてわ
ずかに降圧してもよい。
【0036】上記Nチャンネル型のパワーMOSFET
Q16のゲートに供給されるセンスアンプオーバードラ
イブ用活性化信号SAP1は、上記Nチャンネル型MO
SFETQ15のゲートに供給される活性化信号SAP
2と同相の信号とされ、SAP1とSAP2は時系列的
にハイレベルにされる。特に制限されないが、SAP1
とSAP2のハイレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号
とされる。つまり、昇圧電圧VPPは、約3.8Vであ
るので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15、16
を十分にオン状態にさせることができる。MOSFET
Q16がオフ状態(信号SAP1がロウレベル)の後に
はMOSFETQ15のオン状態(信号SAP2がハイ
レベル)によりソース側から内部電圧VDLに対応した
電圧を出力させることができる。
【0037】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。このプリチ
ャージ信号PCBを形成するドライバ回路は、図示しな
いが、上記クロスエリアにインバータ回路を設けて、そ
の立ち上がりや立ち下がりを高速にする。つまり、メモ
リアクセスの開始時にワード線選択タイミングに先行し
て、各クロスエリアに分散して設けられたインバータ回
路を通して上記プリチャージ回路を構成するMOSFE
TQ9〜Q11を高速に切り替えるようにするものであ
る。
【0038】上記クロスエリア18には、IOスイッチ
回路IOSW(ローカルIOとメインIOを接続するス
イッチMOSFETQ19,Q20)が置かれる。さら
に、図3に示した回路以外にも、必要に応じて、センス
アンプのコモンソース線CSPとCSNのハーフプリチ
ャージ回路、ローカル入出力線LIOのハーフプリチャ
ージ回路、メイン入出力線のVDLプリチャージ回路、
シェアード選択信号線SHRとSHLの分散ドライバ回
路等も設けられる。なお、この回路図では同じクロスエ
リア18内に、上記センスアンプに動作電圧を与えるM
OSFETQ15、Q16と、IOスイッチ回路IOS
Wを構成するMOSFETQ19,Q20が設けられる
ように示されているが、半導体基板上では前記図2の実
施例で説明した通りにA領域とB領域のように分散して
配置されるものである。
【0039】センスアンプの単位回路は、シェアードス
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ム(Y)スイッチ回路を構成するものであり、上記選択
信号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状
態となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノード
とローカル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,
LIO2B等とを接続させる。
【0040】これにより、センスアンプの入出力ノード
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に延長される。上記ローカル入出力線LI
O1,LIO1Bは、クロスエリア18に設けられたN
チャンネル型MOSFETQ19とQ20からなるIO
スイッチ回路を介してメインアンプ61の入力端子が接
続されるメイン入出力線MIO,MIOBに接続され
る。上記IOスイッチ回路は、X系のアドレス信号を解
読して形成された選択信号よりスイッチ制御され、動作
速度の高速化のために後述するようにその選択レベル
は、特に制限されないが、昇圧電圧VPPのような高い
電圧が用いられる。なお、後述するように上記Nチャン
ネル型MOSFETQ19とQ20のそれぞれにPチャ
ンネル型MOSFETを並列に接続したCMOSスイッ
チ構成としてもよい。
【0041】上記のようにカラム選択信号YSにより、
2対の相補ビット線を選択する構成では、図2の実施例
で2本の点線で示されたローカル入出力線LIOとメイ
ン入出力線MIOは、上記二対の入出力線に対応するも
のである。シンクロナスDRAMのバーストモードで
は、上記カラム選択信号YSがカウンタ動作により切り
換えられ、上記ローカル入出力線LIO1,LIO1B
及びLIO2,LIO2Bとサブアレイの二対ずつの相
補ビット線BL,BLBとの接続が順次に切り換えられ
る。
【0042】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであるので、外部端子から供
給される電源電圧VCCにより動作させられ、上記プリ
デコーダは、降圧電圧VPERIにより動作させられ、
上記メインワードドライバ12は、昇圧電圧VPPによ
り動作させられる。カラムデコーダ(ドライバ)53
は、上記アドレスバフッァ51の時分割的な動作によっ
て供給されるYアドレス信号を受けて、上記選択信号Y
Sを形成する。
【0043】上記メインアンプ61は、降圧電圧VPE
RIにより動作させられ、外部端子から供給される電源
電圧VCCで動作させられる出力バッファ62を通して
外部端子Dout から出力される。外部端子Dinから入力
される書き込み信号は、入力バッファ63を通して取り
込まれ、同図においてメインアンプ61に含まれる後述
するようなライトアンプを通して上記メイン入出力線M
IOとMIOBに書き込み信号を供給する。上記出力バ
ッファの入力部には、レベルシフト回路とその出力信号
を上記クロック信号に対応したタイミング信号に同期さ
せて出力させるための論理部が設けられる。
【0044】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VCCは、第1の形態では3.3Vに
され、内部回路に供給される降圧電圧VPERIは2.
5Vに設定され、上記センスアンプの動作電圧VDLは
2.0Vとされる。そして、ワード線の選択信号(昇圧
電圧)は、3.6Vにされる。ビット線のプリチャージ
電圧VBLRは、VDL/2に対応した1.0Vにさ
れ、プレート電圧VPLTも1.0Vにされる。そし
て、基板電圧VBBは−1.0Vにされる。上記外部端
子から供給される電源電圧VCCは、第2の形態では
2.5Vのような低電圧にされる。このように低い電源
電圧VCCのときには、降圧電圧VPERIが省略さ
れ、上記2.5Vの電源電圧VCCによって上記デコー
ダ回路等の周辺回路が動作させられ、他の電圧は上記と
同様である。
【0045】図4には、この発明に係るダイナミック型
RAMのデータの入出力を行う入出力線の構成図が示さ
れている。この実施例は、前記のようにメモリアレイが
4個に分割されたメモリチップのうち、1つのメモリア
レイのワード線方向に分割されたメモリマットの構成が
拡大して示されている。
【0046】1つのメモリアレイでは、前記のように1
6個のサブアレイが並べられ、サブアレイの両側にはサ
ブワードドライバ17が設けられる。このサブワードド
ライバ17は、チップ中央部から#1から#17まで1
7個設けられる。この17個のサブワードドライバ領域
のうち、偶数番目のサブワードドライバ領域#2〜#1
6に、2対ずつのメイン入出力線MIOが配置される。
上記4個に分割されたメモリアレイをそれぞれメモリバ
ンク(Bank)0〜3に割り当てて、各メモリバンク
において1本のメインワード線とそれに対応して16分
割された16本のサブワード線を選択すると、メモリバ
ンク当たり16ビットの単位でのデータのリード/ライ
トを行うようにされる。
【0047】上記のように16ビット単位でのメモリア
クセスを行う場合には、メインワードドライバ領域12
に、上記IOスイッチ回路の上記昇圧電圧VPPを利用
した選択信号を形成するドライバが設けられ、選択され
たメインワード線に属する16個のサブアレイに対応し
て、それを挟むようにされた一対のセンスアンプ領域上
を上記IOスイッチ回路の選択信号を伝える信号線が延
長させられる。つまり、メインワード線とそれに対応し
たサブワード線が選択された状態では、Y選択信号によ
ってサブアレイを挟んで上下に振り分けられたローカル
入出力線LIOのいずれかに属する相補ビット線BLが
選択されるかが不定であるので、上記ローカル入出力線
LIOの両方がIOスイッチ回路によりメイン入出力線
MIOに接続される。それ故、上記両方のIOスイッチ
回路をオン状態にするように一対のドライバにより選択
信号が形成される。
【0048】図5には、この発明に係るダイナミック型
RAMにおける入出力信号経路の一実施例の概略回路図
が示されている。同図には、代表として2つのサブアレ
イ、それぞれに対応したローカル入出力線LIO,LI
OB、一対のメインIO線MIO,MIOB、上記IO
スイッチ回路の選択信号を形成する駆動回路IOSD、
IOイコライズ回路、メインアンプMA及びライトドラ
イバWDが代表として例示的に示されている。上記のよ
うにサブアレイに対して二対の相補ビット線を選択する
構成では、それに対応してローカル入出力線LIO,L
IOB、一対のメインIO線MIO,MIOBが二対設
けられる。同図では、サブアレイの相補ビット線BL,
BLBとセンスアンプSAとを接続させるシェアードス
イッチ回路は省略されている。
【0049】上記IOスイッチ回路は、上記相補のロー
カル入出力線LIO,LIOBとメインIO線MIO,
MIOBの間にそれぞれ並列形態にされたNチャンネル
型MOSFETとPチャンネル型MOSFETからなる
CMOSスイッチ回路で構成される。上記Nチャンネル
型MOSFETのゲートは、選択線IOSに接続され、
Pチャンネル型MOSFETのゲートは選択線IOSB
に接続される。上記選択線IOSは、上記駆動回路IO
SDにより形成された昇圧電圧VPPが選択レベルとし
て供給される。これに対して、Pチャンネル型MOSF
ETのゲートが接続される選択線IOSBは、電源電圧
VCC又は前記降圧電圧VPERIに対応した内部信号
がそのまま供給供給される。
【0050】上記ローカル入出力線LIO,LIOBと
メインIO線MIO,MIOBを通して伝えられる信号
レベルは、センスアンプSAの動作電圧VDLに対応し
たハイレベルの回路の接地電位のようなロウレベルであ
る。したがって、内部降圧電圧VPERIのようなハイ
レベルの信号を供給しても、IOスイッチ回路のPチャ
ンネル型MOSFETをオフ状態にすることについては
問題ない。選択状態では、Pチャンネル型MOSFET
のゲートには回路の接地電位のようなロウレベルが供給
されるのでオン状態にさせることができる。
【0051】これに対して、Nチャンネル型MOSFE
Tは、選択状態では上記3.8Vのような昇圧電圧VP
Pが供給されるので、ゲートとソース間に印加される電
圧を大きくできるためにオン抵抗値を十分に小さくする
ことができる。これにより、上記ローカル入出力線LI
O,LIOBとIOスイッチ回路及びメインIO線MI
O,MIOBの信号伝達経路での寄生抵抗値を小さくで
きる。したがって、書き込み動作ではライトドライバW
Dの信号を高速に選択されたサブアレイの相補ビット線
BLとBLBに伝えることができ、読み出し動作では選
択されたセンスアンプSAの増幅信号をメインアンプM
Aの入力に高速に伝えることができる。
【0052】上記のようにNチャンネル型MOSFET
のオン抵抗値を十分に小さくすること及びしきい値電圧
による信号レベルの損失を無くすことができるので、P
チャンネル型MOSFETを省略することができる。こ
のようにPチャンネル型MOSFETを省略した場合に
は、上記交差領域に設けられるPチャンネル型MOSF
ETの数を減らせることと、そのゲートに供給される選
択信号も省略できるので、高集積化に寄与するものとな
る。上記駆動回路IOSDは、面積的に余裕のあるワー
ドドライバ領域12に設けられるものである。
【0053】図6には、上記駆動回路IOSDの一実施
例の回路図が示されている。図6(A)の実施例では、
入力信号IN(IOS)は、上記内部降圧電圧VPER
I(又は電源電圧VCC)で動作させられるCMOSイ
ンバータ回路IV1の入力に供給される。このCMOS
インバータ回路IV1の出力信号は、Nチャンネル型M
OSFETQ23のソースとQ24のゲートに供給され
る。上記MOSFETQ23のゲートには、上記降圧電
圧VPERIが供給され、MOSFETQ24のソース
には回路の接地電位が与えられている。
【0054】上記Nチャンネル型MOSFETQ23と
Q24のドレインと昇圧電圧VPPとの間には、昇圧電
圧VPPにソースが接続され、ゲートとドレインとが交
差接続されてラッチ形態にされたPチャンネル型MOS
FETQ21とQ22が設けられる。上記MOSFET
Q22とQ24の共通化されたドレインからレベル変換
された選択信号IOSTが出力され、前記IOスイッチ
回路のNチャンネル型MOSFETのゲートに供給され
る。前記IOスイッチ回路をCMOS構成とした場合に
は、IOスイッチ回路を構成するPチャンネル型MOS
FETのゲートが接続される選択線IOSBに供給され
る選択信号は、上記インバータ回路IV1の出力信号が
用いられる。
【0055】上記回路(A)の動作は次の通りである。
CMOSインバータ回路IV1の出力信号がハイレベル
(VPERI)のときには、MOSFETQ23のゲー
トとソースとが同電位となってオフ状態にされ、MOS
FETQ24がオン状態にされる。このMOSFETQ
24のオン状態によりPチャンネル型MOSFETQ2
1のゲートを回路の接地電位のようなロウレベルにする
ので、かかるMOSFETQ21がオン状態にされる。
上記MOSFETQ23がオフ状態であるので、MOS
FETQ21のドレイン電位は、昇圧電圧VPPに対応
した高電圧となってMOSFETQ22をオフ状態にさ
せる。これにより、出力信号IOSTは回路の接地電位
のようなロウレベルとなる。
【0056】CMOSインバータ回路IV1の出力信号
がロウレベルのときには、MOSFETQ23のゲート
とソース間にVPERIが印加されてオン状態にされ、
MOSFETQ24がオフ状態にされる。このMOSF
ETQ23のオン状態によりPチャンネル型MOSFE
TQ22のゲートを回路の接地電位のようなロウレベル
にするので、かかるMOSFETQ22がオン状態にさ
れる。上記MOSFETQ24がオフ状態であるので、
MOSFETQ22のドレイン電位は、昇圧電圧VPP
に対応した高電圧となってMOSFETQ21をオフ状
態にさせる。これにより、出力信号IOSTは昇圧電圧
VPPのようなハイレベルにされる。
【0057】図6(B)の実施例では、昇圧電圧VPP
と回路の接地電位との間にPチャンネル型MOSFET
Q31,Q32とNチャンネル型MOSFETQ35と
Q36が直列接続されて第1の回路が構成される。同様
に昇圧電圧VPPと回路の接地電位との間にPチャンネ
ル型MOSFETQ33,Q34とNチャンネル型MO
SFETQ37とQ38が直列接続されて第2の回路が
構成される。上記第1の回路のPチャンネル型MOSF
ETQ32とNチャンネル型MOSFETQ36のゲー
トには、入力信号IN(IOS)が供給される。この入
力信号INが上記内部降圧電圧VPERI(又は電源電
圧VCC)で動作させられるCMOSインバータ回路I
V2により反転させられ、上記第2の回路のPチャンネ
ル型MOSFETQ34とNチャンネル型MOSFET
Q38のゲートに供給される。
【0058】上記Nチャンネル型MOSFETQ35と
Q37のゲートには、内部降圧電圧VPERIが供給さ
れ、それぞれのドレインと上記Pチャンネル型MOSF
ETQ31とQ33のゲートとが交差接続されてラッチ
形態とされる。上記MOSFETQ35とQ37は、上
記VPERIによって昇圧電圧VPPを分割してオフ状
態のNチャンネル型MOSFETQ36又はQ38のド
レイン,ソース間に印加される電圧をVPREIに制限
する。同様に、Pチャンネル型MOSFETQ32とQ
34は、上記入力信号INのハイレベル(VPERI)
により、昇圧電圧VPPを分割してオフ状態のPチャン
ネル型MOSFETQ31又はQ32のドレイン,ソー
ス間に印加される電圧をVPP−VPREIに制限す
る。
【0059】上記MOSFETQ32とQ35の共通化
されたドレインからレベル変換された選択信号IOST
が出力され、前記IOスイッチ回路のNチャンネル型M
OSFETのゲートに供給される。前記IOスイッチ回
路をCMOS構成とした場合には、IOスイッチ回路を
構成するPチャンネル型MOSFETのゲートが接続さ
れる選択線IOSBに供給される選択信号は、上記イン
バータ回路IV2の出力信号が用いられる。この実施例
回路の動作は、基本的には前記(A)の回路と同様であ
り、入力信号INのハイレベル/ロウレベルに対応して
Nチャンネル型MOSFETQ36とQ38が相補的に
オン/オフとなり、それに対応してラッチ形態のPチャ
ンネル型MOSFETがオン/オフとなるものである。
【0060】図7には、この発明に係るダイナミック型
RAMのライト動作の一例を説明するための波形図が示
されている。同図では、特に制限されないが、電源電圧
VCCが2.5Vにされた場合に対応され、それ故、前
記内部降圧電圧VPERIが省略されている。上記内部
降圧電圧VPERIを用いた場合に、VCCがVPER
Iに相当するものと理解されたい。つまり、3.3Vの
電源電圧VCCを用いた場合には、入出力回路がVCC
により動作させられるものである。
【0061】ロウ系の選択動作によってIOスイッチ回
路の選択信号は、選択されたものがVPPのようなハイ
レベルになっている。この状態では、Y系の選択動作に
よってイコライズ回路の信号EQMIOBがVCCのよ
うな非選択レベルにされてPチャンネル型MOSFET
からなるイライズMOSFETがオフ状態にされる。ラ
イトドライバからの書き込み信号に対応してメインIO
線MIOとMIOBにVDLと0Vのように変化する。
この書き込み信号は、上記IOスイッチ回路を通してロ
ーカルIO線LIO0とLIO0Bに伝えられる。この
状態で、YS選択信号が選択レベルにされると、選択さ
れたサブアレイの相補ビット線BL0とBL0Bの電位
が変化し、それをセンスアンプが増幅することによりメ
モリセルに上記ライトデータが書き込まれる。
【0062】上記のようにIOスイッチ回路でのオン抵
抗が小さいことから、Y選択動作によって相補ビット線
BL0,BL0Bの変化を高速にでき、YSの切り換え
タイミングt1を速くできる。つまり、Yスイッチ回路
を開いている期間を短くできるのでサイクル時間高速化
につながる。従来のIOスイッチ回路では、細い線で示
したように相補ビット線BL0,BL0Bの変化タイミ
ングが遅れ、それに対応してYSの切り換えもタイミン
グt2のように遅くなってしまい、サイクル時間が遅く
なる。また、前記状態では省略されているが、メインI
O線側にしかプリチャージ回路が設けられておらず、ロ
ーカルIO線のプリチャージ動作はメインIO線側のプ
リチャージ電圧がIOスイッチ回路を介して行われるた
めに、上記IOスイッチ回路の駆動能力の向上によって
ローカルIO線のプリチャージ完了までの時間もあわせ
て短縮できるものとなる。
【0063】図8には、この発明に係るダイナミック型
RAMのリード動作の一例を説明するための波形図が示
されている。同図でも前記同様に、電源電圧VCCが
2.5Vにされた場合に対応され、それ故、前記内部降
圧電圧VPERIが省略されている。上記内部降圧電圧
VPERIを用いた場合に、VCCがVPERIに相当
するものと理解されたい。
【0064】ロウ系の選択動作によってIOスイッチ回
路の選択信号は、選択されたものがVPPのようなハイ
レベルになっている。この状態では、Y系の選択動作に
よってイコライズ回路の信号EQMIOBがVCCのよ
うな非選択レベルにされてPチャンネル型MOSFET
からなるイライズMOSFETがオフ状態にされる。Y
S選択信号のハイレベルによってYSスイッチがオン状
態にされて、ローカルIO線LIO0とLIO0Bに選
択されたセンスアンプの増幅信号が伝えらる。同様に上
記オン状態のIOスイッチ回路を通してメインIO線M
IO,MIOBにも上記増幅信号が伝えられる。
【0065】上記のようにIOスイッチ回路でのオン抵
抗が小さいことから、Y選択動作によってメインIO線
MIO,MIOBに伝えられる信号振幅が短き時間内に
メインアンプの動作に必要な信号振幅にされるので、メ
インアンプの活性化信号を早いタイミングで立ち上げる
ことができる。これによりYSの切り換えタイミングt
1を速くできる。つまり、Yスイッチ回路を開いている
期間を短くできるのでサイクル時間高速化につながる。
従来のIOスイッチ回路では、細い線で示したようにメ
インIO線MIO,MIOBに伝えられる信号振幅の変
化が遅れて、それに対応してメインアンプの活性化タイ
ミング及びYSの切り換えもタイミングt2のように遅
くなってしまい、サイクル時間が遅くなる。また、前記
同様に上記IOスイッチ回路の駆動能力の向上によって
ローカルIO線のプリチャージ完了までの時間もあわせ
て短縮できるものとなる。
【0066】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。 (1) 複数のワード線、複数の相補ビット線対及びこ
れらの交点に設けられた複数の上記ダイナミック型メモ
リセルによりサブアレイが構成されてワード線方向及び
ビット線方向に複数が配列されてなるダイナミック型R
AMにおいて、上記サブアレイの複数の相補ビット線対
に対応して設けられたローカル入出力線と、上記ローカ
ル入出力線の複数に対応して設けられたメイン入出力線
とを接続するIOスイッチ回路のスイッチ制御に用いら
れるハイレベル側の信号電圧を上記ローカル入出力線及
びメイン入出力線に伝えられる信号レベルよりも高い電
圧にすることにより、そこでの駆動能力を大きくでき書
き込み及び読み出し動作の高速化を図ることができると
いう効果が得られる。
【0067】(2) 上記相補ビット線対に対応して設
けられるセンスアンプの動作電圧は、外部端子から供給
される電源電圧を降圧した内部降圧電圧とし、上記ワー
ド線の選択レベルを上記電源電圧より高くされた昇圧電
圧を用い、上記IOスイッチ回路のスイッチ制御に用い
られるハイレベル側の信号電圧を上記ワード線の選択レ
ベルに対応した昇圧電圧を利用することにより、簡単な
構成により上記高速化を図ることができるという効果が
得られる。
【0068】(3) 上記ワード線をメインワード線と
上記メインワード線の延長方向に対して分割された長さ
とされ、かつ、上記メインワード線と交差するビット線
方向に対して複数配置され、複数からなるダイナミック
型メモリセルのアドレス選択端子が接続されてなるサブ
ワード線とし、上記複数のサブワード線及び上記複数の
相補ビット線対及びこれらの交点に設けられた複数の上
記ダイナミック型メモリセルによりサブアレイを構成
し、上記複数からなるサブワード線配列の両端側にサブ
ワード線駆動回路が振り分けられて分割して配置し、上
記複数からなる相補ビット線対の両側にセンスアンプが
振り分けられて分割して配置し、上記サブアレイの1つ
は、上記複数のサブワード線駆動回路列と上記複数のセ
ンスアンプ列とにより囲まれるように形成することによ
り高集積化を図りつつ、上記IOスイッチ回路のスイッ
チ制御に用いられるハイレベル側の信号電圧を上記ワー
ド線の選択レベルに対応した昇圧電圧を利用することに
より高速化を図ることができるという効果が得られる。
【0069】(4) 上記ローカル入出力線をサブアレ
イに対応して設けられた上記センスアンプ例に沿って延
長させ、上記メイン入出力線をサブアレイに対応して設
けられた上記サブワード線駆動回路に沿って延長させ、
上記IOスイッチ回路を上記サブワード線駆動回路とセ
ンスアンプ列に挟まれた交差領域に設けらることにより
高集積化を図りつつ、上記IOスイッチ回路のスイッチ
制御に用いられるハイレベル側の信号電圧を上記ワード
線の選択レベルに対応した昇圧電圧を利用することによ
り高速化を図ることができるという効果が得られる。
【0070】(5) 上記IOスイッチ回路として、N
チャンネル型MOSFETを含み、かかるNチャンネル
型MOSFETのゲートには上記昇圧電圧がソースに供
給され、ゲートとドレインとがラッチ形態にされたPチ
ャンネル型MOSFETを含むレベル変換回路により形
成される選択信号を供給するという簡単な回路の追加に
より、高速化を図ることができるという効果が得られ
る。
【0071】(6) メモリアレイをメモリチップに4
個設け、メモリチップの長手方向の中央部にボンディン
グパッドと周辺回路が形成し、メモリチップの短手方向
の中央部にはワード線の選択回路を配置し、上記ワード
線方向に並べられた複数のサブアレイに対応した複数の
IOスイッチ回路に対して共通に選択信号を供給するレ
ベル変換回路を設けることにより、高集積化と高速化と
を有効に発揮させることができるという効果が得られ
る。
【0072】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記
図1に示したダイナミック型RAMにおいてメモリアレ
イ、サブアレイ及びサブワードドライバの構成は、種々
の実施形態を採ることができるし、ダイナミック型RA
Mの入出力インターフェイスは、シンクロナス仕様やラ
ンバス仕様等に適合したもの等種々の実施形態を採るこ
とができるものである。この発明に係るダイナミック型
RAMは、1チップマイクロコンピュータ等のようなデ
ィジタル集積回路に内蔵されるものであってもよい。こ
の発明は、ダイナミック型RAMに広く利用することが
できる。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のワード線、複数の相
補ビット線対及びこれらの交点に設けられた複数の上記
ダイナミック型メモリセルによりサブアレイが構成され
てワード線方向及びビット線方向に複数が配列されてな
るダイナミック型RAMにおいて、上記サブアレイの複
数の相補ビット線対に対応して設けられたローカル入出
力線と、上記ローカル入出力線の複数に対応して設けら
れたメイン入出力線とを接続するIOスイッチ回路のス
イッチ制御に用いられるハイレベル側の信号電圧を上記
ローカル入出力線及びメイン入出力線に伝えられる信号
レベルよりも高い電圧にすることにより、そこでの駆動
能力を大きくでき書き込み及び読み出し動作の高速化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるダイナミック型RAMの
一実施例を示す概略レイアウト図である。
【図2】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
サブアレイとその周辺回路の一実施例を示す概略レイア
ウト図である。
【図3】この発明に係るダイナミック型RAMのセンス
アンプ部を中心にして、アドレス入力からデータ出力ま
での簡略化された一実施例を示す回路図である。
【図4】この発明に係るダイナミック型RAMのデータ
の入出力を行う入出力線の構成図である。
【図5】この発明に係るダイナミック型RAMにおける
入出力信号経路の一実施例を示す概略回路図である。
【図6】この発明に係るダイナミック型RAMに用いら
れるIOスイッチ回路の選択信号を形成する駆動回路I
OSDの一実施例を示す回路図である。
【図7】この発明に係るダイナミック型RAMのライト
動作の一例を説明するための波形図である。
【図8】この発明に係るダイナミック型RAMのリード
動作の一例を説明するための波形図である。
【符号の説明】
10…メモリチップ、11…メインロウデコーダ領域、
12…メインワードドライバ領域、13…カラムデコー
ダ領域、14…周辺回路、ポンディングパッド領域、1
5…メセリセルアレイ(サブアレイ)、16…センスア
ンプ領域、17…サブワードドライバ領域、18…交差
領域(クロスエリア)、51…アドレスバッファ、52
…プリデコーダ、53…デコーダ、61…メインアン
プ、62…出力バッファ、63…入力バッファ、SBA
RY…サブアレイ、SWD…サブワードドライバ、SA
…センスアンプ、IOSW…IOスイッチ回路、MA…
メインアンプ、WD…ライトドライバ、IV1,IV2
…CMOSインバータ回路、Q1〜Q38…MOSFE
T。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 貞幸 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 厨子 弘文 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 宮瀬 崇徳 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 園田 崇宏 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 緒方 宏孝 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 永井 清 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 平石 厚 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 Fターム(参考) 5B024 AA07 AA15 BA10 BA13 BA27 BA29 CA07 CA16 CA21 CA27 5F083 AD00 GA01 GA09 LA03 LA04 LA05 LA07 LA16 LA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対応するワード線にゲートが接続され、
    対応する相補ビット線の一方にソース,ドレインの一方
    が接続されたアドレス選択MOSFETと、上記アドレ
    ス選択MOSFETのソース,ドレインの他方に蓄積ノ
    ードが接続され、他方に所定の電圧が与えられた記憶キ
    ャパシタとからなるダイナミック型メモリセルを備え、 上記相補ビット線は、上記ダイナミック型メモリセルの
    入出力端子がその一方に接続された複数の相補ビット線
    対からなり、 上記ワード線の複数、上記相補ビット線対の複数及びこ
    れらの交点に設けられた複数の上記ダイナミック型メモ
    リセルによりサブアレイが構成されてなり、 上記サブアレイをワード線及びビット線方向に複数個を
    設けてメモリアレイが構成されてなり、 上記サブアレイの複数の相補ビット線対に対応して設け
    られたローカル入出力線と、 上記複数の相補ビット線対のうち選択されたものを上記
    ローカル入出力線に接続させるYスイッチ回路と、 上記ローカル入出力線の複数に対応して設けられたメイ
    ン入出力線と、 上記複数のローカル入出力線のうち選択されたものを上
    記メイン入出力線に接続させるIOスイッチ回路とを設
    け、 上記ローカル入出力線及びメイン入出力線を通して伝達
    されるハイレベル側の信号電圧に対して、上記IOスイ
    ッチ回路のスイッチ制御に用いられるハイレベル側の信
    号電圧を高くしてなることを特徴とするダイナミック型
    RAM。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記相補ビット線対は、上記メモリセルからの読み出し
    信号を増幅するセンスアンプが設けられるものであり、 上記センスアンプの動作電圧は、外部端子から供給され
    る電源電圧を降圧した内部降圧電圧とされ、 上記ワード線の選択レベルは、上記電源電圧より高くさ
    れた昇圧電圧とされるものであり、 上記IOスイッチ回路のスイッチ制御に用いられるハイ
    レベル側の信号電圧は、上記ワード線の選択レベルに対
    応した昇圧電圧とされるものであることを特徴とするダ
    イナミック型RAM。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記ワード線は、メインワード線と上記メインワード線
    の延長方向に対して分割された長さとされ、かつ、上記
    メインワード線と交差するビット線方向に対して複数配
    置され、複数からなるダイナミック型メモリセルのアド
    レス選択端子が接続されてなるサブワード線からなり、 上記複数のサブワード線及び上記複数の相補ビット線対
    及びこれらの交点に設けられた複数の上記ダイナミック
    型メモリセルによりサブアレイが構成され、 上記複数からなるサブワード線配列の両端側にサブワー
    ド線駆動回路が振り分けられて分割して配置され、 上記複数からなる相補ビット線対の両側にセンスアンプ
    が振り分けられて分割して配置され、 上記サブアレイの1つは、上記複数のサブワード線駆動
    回路列と上記複数のセンスアンプ列とにより囲まれるよ
    うに形成されるものであることを特徴とするダイナミッ
    ク型RAM。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記ローカル入出力線は、サブアレイに対応して設けら
    れた上記センスアンプ例に沿って延長されるものであ
    り、 上記メイン入出力線は、サブアレイに対応して設けられ
    た上記サブワード線駆動回路に沿って延長されるもので
    あり、 上記IOスイッチ回路は、上記サブワード線駆動回路と
    センスアンプ列に挟まれた交差領域に設けられるもので
    あることを特徴とするダイナミック型RAM。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記IOスイッチ回路は、Nチャンネル型MOSFET
    を含み、かかるNチャンネル型MOSFETのゲートに
    は、上記昇圧電圧がソースに供給され、ゲートとドレイ
    ンとがラッチ形態にされたPチャンネル型MOSFET
    を含むレベル変換回路により形成された選択信号が供給
    されるものであることを特徴とするダイナミック型RA
    M。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記サブアレイの複数個がワード線及びビット線方向に
    並べられてメモリアレイが構成され、かかるメモリアレ
    イがメモリチップに4個設けられ、 メモリチップの長手方向の中央部にはボンディングパッ
    ドと周辺回路が形成され、 メモリチップの短手方向の中央部にはワード線の選択回
    路が配置されるものであり、 上記ワード線の選択回路が形成される領域に、上記ワー
    ド線方向に並べられた複数のサブアレイに対応した複数
    のIOスイッチ回路に対して共通に選択信号を供給する
    レベル変換回路を設けたことを特徴とするダイナミック
    型RAM。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262670A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Hynix Semiconductor Inc 半導体記憶装置
KR100878313B1 (ko) 2007-06-11 2009-01-14 주식회사 하이닉스반도체 데이터 입출력 라인 제어 회로 및 이를 포함하는 반도체집적 회로

Cited By (3)

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US7668026B2 (en) 2007-06-11 2010-02-23 Hynix Semiconductor Inc. Data I/O line control circuit and semiconductor integrated circuit having the same

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