JP2000035107A - 液圧式の歯車機械 - Google Patents

液圧式の歯車機械

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JP2000035107A
JP2000035107A JP11143595A JP14359599A JP2000035107A JP 2000035107 A JP2000035107 A JP 2000035107A JP 11143595 A JP11143595 A JP 11143595A JP 14359599 A JP14359599 A JP 14359599A JP 2000035107 A JP2000035107 A JP 2000035107A
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transmission
bearing
casing
shaft
gear
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JP11143595A
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English (en)
Inventor
Klaus-Dieter Buchmueller
ブーフミュラー クラウス−ディーター
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LuK Getriebe Systeme GmbH
Original Assignee
LuK Getriebe Systeme GmbH
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Publication date
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0057Driving elements, brakes, couplings, transmission specially adapted for machines or pumps
    • F04C15/0061Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C11/00Combinations of two or more machines or pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type; Pumping installations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/101Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member with a crescent-shaped filler element, located between the inner and outer intermeshing members

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動装置における液圧式の歯車機械、例えば
ポンプ又はモータであって、構成部分の数が少なく、で
きるだけ構成空間を必要としないものを提供すること。 【解決手段】 液圧式の歯車機械、例えば内歯歯車ポン
プであって、ケーシングと、ケーシング内に回転可能に
支承された第1の歯車、例えば中空歯車と、回転可能に
支承された、駆動された第2の歯車、例えばピニオンと
を有する形式のものにおいて、第2の歯車、例えばピニ
オンを支承するための中央の支承管が配置されており、
支承管が車両伝動装置の伝動装置軸を受容しており、こ
の伝動装置軸が半径方向で軸と支承管との間の軸受を介
して支承されて支承管内に受容されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液圧式の歯車機械、
例えばポンプ又はモータ、特に内歯車ポンプ、外歯車ポ
ンプ又はそれに類似したものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような液圧式の歯車機械は例えばD
E−OS2942417号によって公知である。このポ
ンプにおいては駆動は駆動モータにより駆動される特別
な軸によって実現されている。この欠点は付加的な部材
が使用されなければならず、所要構成空間が大きいこと
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は部品数
が少なく、できるだけ小さな構成空間で構成できる液圧
式の歯車機械を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明による
歯車機械において、第2の歯車、例えばピニオンを支承
するための中央の支承管が配置されており、支承管が車
両伝動装置の伝動装置軸を受容しており、この伝動装置
軸が半径方向で軸と支承管との間の軸受を介して支承さ
れて支承管内に受容されていることによって解決され
た。この支承装置は一方ではポンプ歯車のラジアル支承
装置としてかつ他方では伝動装置軸のラジアル支承装置
として役立つ。
【0005】この場合には伝動装置軸は伝動装置入力軸
であると有利である。別の実施例においては伝動装置軸
が伝動装置出力軸であると有利である。さらに別の実施
例においては、前記軸が中間軸、例えばカウンタシャフ
トであると有利である。この場合、車両伝動装置は歯車
伝動装置、例えば円筒歯車伝動装置又は遊星歯車伝動装
置であることができる。同様に車両伝動装置は無段に調
節可能な伝動装置、例えば円錐円板巻掛け伝動装置であ
ることもできる。
【0006】この場合に特に有利であるのはピニオン、
例えば外歯を有する歯車が伝動装置軸により駆動される
ことである。
【0007】合目的的であることは、歯車、例えばピニ
オンが円形リング状の部材に回動不能に結合され、該部
材が内歯を有し、伝動装置軸の外歯と噛合っていること
である。
【0008】特に有利であることは、伝動装置軸と支承
管との間にシール、例えばシールリングが配置されてい
ることである。
【0009】さらに、歯車機械又はポンプのケーシング
が伝動装置ケーシングに固定されていると合目的的であ
る。この場合には1実施例によれば、歯車機械のケーシ
ングが伝動装置ケーシングの内側に配置されていると有
利である。別の実施例においては、前記ケーシングが伝
動装置ケーシングの外側に配置されていると有利であ
る。
【0010】さらに特に有利であることは軸と伝動装置
ケーシングとの間にシールが配置されていることであ
る。
【0011】さらに有利であるのは軸受、例えば滑り軸
受又は特に転がり軸受が潤滑剤供給装置を介して、ポン
プ又は伝動装置の潤滑剤と接続されていることである。
この場合に合目的的であることは、潤滑剤の供給が潤滑
剤で充たされた室領域と軸受との間に構成されるか又は
その間を延びる接続部、例えば孔又は通路を用いて行な
われることである。同様に合目的的であることは、潤滑
剤の供給が軸受から潤滑剤を有する室領域に達する通路
で構成されていることである。
【0012】本発明にとって特に有利であることは、伝
動装置軸、例えば伝動装置入力軸又は伝動装置出力軸が
軸方向で支承管を貫通し、片側で、伝動装置内部の切換
え部材と作用結合しておりかつ他方の側で駆動側の結合
を、例えば歯を介して有していることである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施例
を、本発明をこれに限定することなく、詳細に説明す
る。
【0014】図1と図3とに示された歯車機械1、例え
ばポンプにおいては、内歯を有する中空歯車2と外歯を
有するピニオン3とがケーシング5の孔4内に回転可能
に配置されかつ支承されている。ピニオン3は支承管6
を用いてケーシング5内に回転可能に支承されている。
支承管には軸7、例えば伝動装置軸7が通されている。
伝動装置軸7は結合部材8、例えばほぼ円形リング状の
フランジ部材を有している。この結合部材8は伝動装置
軸7と回動不能に結合されかつ同様にピニオン3と回動
不能に結合されているので、伝動装置軸7が回転すると
ピニオン3が駆動可能である。
【0015】フランジ部材8は半径方向で内側に歯8a
又は少なくとも個別の突起を有している。この歯8a又
は突起は軸7の対抗歯9又は対応する切欠きに噛合う。
半径方向外側にフランジ部材8は外歯8b又は突起を有
し、この外歯8b又は突起は、ピニオン3の適当な内歯
10又は切欠きに係合する。有利には少なくとも2つ、
例えば3つの突起8bが設けられ、該突起8bがピニオ
ンの対応する切欠きに係合している。
【0016】ピニオン3と伝動装置ケーシングにほぼ回
動不能に配置された支承管6との間には、軸受11、例
えば転がり軸受又は滑り軸受が配置されている。この場
合、転がり軸受の転動体は支承管の外周面の上を直接的
に転動する。このために支承管6は焼き入れされている
と有利である。
【0017】伝動装置軸7は軸受12を介して半径方向
で支承管6内に支承されている。この使用例の場合で
も、軸受の転動体は支承管の内周面上を直接転動する。
これによって支承管は半径方向内側でも半径方向外側で
も転動体の転動面を形成する。支承管6は伝動装置軸7
のための支承個所又は伝動装置軸を支承する軸受12の
ための支承個所として役立つ。有利には軸受12は転が
り軸受、例えばころ軸受又はニードル軸受として構成さ
れている。さらに軸受12は他の実施例では滑り軸受と
して構成されていることもできる。
【0018】この軸受12の配置に際しては、軸受が軸
7の溝7b、例えば周方向溝に受容されていると合目的
的である。
【0019】特に有利であるのは、軸受12が軸方向で
ポンプの範囲、特にポンプの歯車の範囲に配置されてい
ることである。この場合には、軸受12は、少なくとも
支承管6を動的に変形させるポンプの半径方向力を半径
方向内方へ受け止める。これによりポンプの動的な半径
方向力は、通常は内実である伝動装置軸により吸収され
ることになる。
【0020】この構成ではポンプが付加的な駆動軸を必
要としないという利点を有している。駆動は伝動装置軸
を介して行なわれる。若干の有利な使用例では、伝動装
置軸がポンプ側で付加的な軸受を必要としないように該
伝動装置軸が支承されていることができる。この場合に
は軸受12と管6とを用いた支承装置が軸のモータ側又
はポンプ側の唯一の支承装置である。
【0021】軸受12への潤滑剤の供給、例えば潤滑油
の供給は軸受室を伝動装置における圧力室に接続するこ
とで達成される。この接続は、回転導通部をシールする
ためのシール、例えばシールリング14が、軸受と圧力
室13とが互いに接続されるように配置され、シールリ
ング14が圧力室13と軸受12との間に配置されない
ことで行なわれる。このためにはシールリングは軸7の
周方向溝に受容されかつ支承管に対し内側で負荷されて
いる。シールリング14は軸方向で軸受13とフランジ
8との間に配置されている。
【0022】シール15、例えばラジアル軸シールは伝
動装置軸を伝動装置ケーシングに対してシールする。
【0023】ケーシング5を有するポンプは有利には多
部分から構成され、少なくとも2つの軸方向板20,2
1と孔4を有する中央のケーシング部分とから成ってい
る。これらの構成部分はポンプの内室を制限し、該内室
には歯車が配置され、該内室を流入部22と流出部23
とを除いてシールしている。この流入部(入口)と流出
部(出口)とのためには通路24,25が伝動装置ケー
シング40に設けられている。
【0024】軸方向板20は有利には伝動装置ケーシン
グ40又は伝動装置ケーシングカバーの凹所90に受容
されている。この場合、ポンプケーシング5は軸方向板
20に対して引っ込められている。これによって伝動装
置ケーシングはこの範囲にて、図面には示されていない
がポンプ5を固定するための螺合ねじを有利な形式で有
している大きな壁厚を、所定の軸方向の構成空間を正確
に維持して有することで達成される。
【0025】特に有利であるのは、軸方向板20,21
が、ポンプケーシング5及び/又は伝動装置ケーシング
40内に少なくとも2つのピン91,92で固定される
ことである。このピンは例えば軸方向板とケーシングと
の孔に係合する。この固定によって摩擦力に基づき軸方
向板が動くこと又は回動することは阻止される。
【0026】さらに有利であることは少なくとも1つの
軸方向板が連行体202と対抗支承部32の領域で軸方
向に固定されていることである。図3及び図4を参照せ
よ。
【0027】内歯を有する中空歯車2と外歯を有するピ
ニオン3とに設けられた両方の歯の間には、鎌形の中空
室4が形成される。この中空室4内には少なくとも1つ
の充填片31又は複数の充填片部分を有する分割された
充填片が配置されている。この充填片は充填ピン32に
当接しかつ/又は支持される。充填ピンは室4を貫通
し、有利には軸向板に、有利には孔に受容されている。
充填片部分の間には有利にはシール部材33が配置され
ている。
【0028】ポンプケーシング5は伝動装置ケーシング
に固定、例えばねじ固定されている。ポンプケーシング
と伝動装置ケーシングとの間には少なくとも1つのシー
ル41が配置されている。固定のためにはポンプケーシ
ング内に図示されていない孔がある。この孔をねじが貫
通し、伝動装置ケーシングのねじ孔にねじ込まれてい
る。これにより伝動装置ケーシング40が固定孔のため
にシールされる必要はなくなる。
【0029】伝動装置軸は有利には伝動装置入力軸であ
ると有利である。何故ならばこの伝動装置入力軸は出力
軸よりも高い回転数で回転するからである。この場合に
有利であることは、伝動装置入力軸が歯7aを有し、こ
の歯7aで駆動モータに入力側で接続されかつこの歯が
伝動装置ケーシング40の外側に位置していることであ
る。
【0030】図3に示された別の変化実施例において
は、軸受52は軸方向でシール51とフランジ又は連結
部材53との間に配置されている。潤滑剤を供給するた
めにはポンプの低圧室/高圧室56からケーシング5に
おける通路57と支承管59における通路58が延びて
おり、軸受が有利には低圧室に接続されている。連結部
材53は有利には軸方向板20とピニオン3との間で軸
方向に固定されている。
【0031】本発明による1実施例において特に有利で
あることは支承管6によってポンプ駆動装置から発する
横力が吸収され得ることである。
【0032】図4には歯車機械、例えばポンプ201の
半分が断面して示されている。このポンプ201におい
てはフランジ202は図1から3の実施例とは異なって
円板状ではなく、I字形の横断面をもって構成されてい
る。フランジ302は半径方向に延びる範囲202aを
有し、該範囲202aは半径方向外側でピニオン203
の歯又は切欠きに係合している。さらにフランジは軸方
向に延びる範囲202bを有している。この場合、この
範囲202bとケーシング210との間にはシール21
1、例えばラジアル軸シールが配置されている。フラン
ジ202の、軸方向の範囲202aとは反対の端部に
は、内歯202cが配置されている。この内歯202c
は管204に受容された、図示されていない伝動装置軸
の歯に噛合う。従って歯202cはシール211によっ
てシールされた空間には、図1に示すように図示されて
いない。
【0033】ポンプ201を保持する伝動装置ケーシン
グ210は伝動装置カバーとして構成されている。この
伝動装置カバーは本来の伝動装置ケーシングに、固定す
るためのねじで固定されている。このためには半径方向
外側でカバーに配置された螺合開口220が設けられて
いる。
【0034】有利であることは支承管204がポンプケ
ーシング205内にプレス嵌めされており、ケーシング
と支承管との間の接触面がシールされていることであ
る。これは場合によってはシール部材でシールされてい
ることもできる。
【0035】図5に部分的に示された無段階に調節可能
な円錐円板巻掛け伝動装置の変化実施例は、入力軸Aの
上に回動不能に配置された駆動側の円板対、例えば円板
組101と出力軸Bの上に回動不能に配置された円板対
102とを有している。各円板対は軸方向に移動可能な
1つの円板部分、例えば円錐円板101aと102a
と、軸方向で不動な1つの円板部分、例えば円錐円板1
01bと102bとを有している。両方の円板対の間に
はトルク伝達のためにチェーン又はベルトの形をした巻
掛け部材が設けられている。
【0036】図示された当該円板対101,102の上
半分には、低速への最大伝達比(アンダドライブ)に相
当する当該円板部分101a,101bもしくは102
a,102bの間の軸方向の相対位置が示されているの
に対し、この図の下半分には、相応する円板部分101
a,101bもしくは102a,102bの間に与えら
れた、高速への最大伝達比オーバドライブに相当する相
対位置が示されている。
【0037】円板対101は調節部材、例えばピストン
シリンダユニットとして構成された調節手段104を介
して軸方向に緊締可能である。円錐円板対102は同じ
ような形式で調節部材、例えば同様にピストンシリンダ
ユニットとして構成された調節部材105を介してチェ
ーン103に抗して緊締可能である。ピストンシリンダ
ユニット105の圧力室6にはコイルばねによって形成
された蓄力器107が設けられている。この蓄力器10
7は軸方向に移動可能な円板部分102aを軸方向で不
動な円板部分102bの方向に押す。チェーン103が
出力側で、円板対102の半径方向内側の範囲に位置し
ていると、蓄力器107によって与えられた緊締力は、
チェーン103が円板対102の大きい直径範囲にある
ときよりも大きくなる。これは、高速への伝動比が増大
すると、蓄力器107によって与えられたプレロード力
が増強されることを意味する。コイルばね107は一方
では軸方向に運動可能な円板部分102aに直接的に支
えられ、他方では圧力室106を制限する鉢形の、出力
軸Bと剛性的に結合された構成部分108に支えられて
いる。
【0038】ピストンシリンダユニット104,105
に対して作用的に並列に接続されて、それぞれ1つの別
のピストンシリンダユニット110,111が設けられ
ている。これらのピストンシリンダユニット110,1
11は伝動装置の伝動比を変えるために役立つ。ピスト
ンシリンダユニット110,111の圧力室112,1
13は要求される伝動比に相応して交互に圧力媒体で充
たされるか又はこれから圧力媒体が抜かれる。このため
には圧力室112,113は要求に応じ圧力媒体源、例
えばポンプと結合されるか又は流出導管と接続される。
したがって伝動比を変える場合には圧力室112,11
3の一方が圧力媒体で充たされ、その容積が拡大される
のに対し、他方の圧力室113,112が少なくとも部
分的に空にされ、その容積が縮小される。このように交
互に行なわれる圧力室112,113の圧力負荷もしく
は放出は適当な弁で行なうことができる。このような弁
の構成と作用形式に関してはすでに述べた公知技術を参
照されたい。
【0039】少なくともトルクに関連した圧力を生ぜし
めるためにはハイドロメカニック式の原理に基づくトル
クフィーラ114が設けられている。トルクフィーラ1
14は駆動歯車又は駆動ピニオン115を介して導入さ
れたトルクを円錐円板対101に伝達する。駆動歯車1
15は転がり軸受116を介して入力軸Aに支承されて
おり、形状接続もしくは歯117を介して、トルクフィ
ーラ114の駆動歯車115にも軸方向で支えられたカ
ム円板118と回動不能に結合されている。トルクフィ
ーラ114は軸方向で不動なカム円板118と軸方向に
移動可能なカム円板119とを有している。これらのカ
ム円板118と119はそれぞれ乗り上げランプを有
し、これらの乗り上げランプの間には球120の形をし
た拡開体が設けられている。カム円板119は入力軸A
に対して軸方向に移動可能であるが、しかし入力軸Aに
対し回動不能である。このためにはカム円板119は軸
方向で球120とは反対を向いた半径方向外側の範囲1
19aを有している。この範囲119aは歯119bを
保持し、歯119bは、入力軸Aに軸方向にも周方向に
も不動に結合された構成部分121の対抗歯121aと
協働する。この場合、歯119bと対抗歯121aは相
互に、構成部分119と121との間で軸方向の移動が
可能であるように構成されている。
【0040】トルクフィーラ114の構成部分は2つの
圧力室122,123を制限している。圧力室122は
入力軸Aと剛性的に結合されたリング状の構成部分12
4と、カム円板119によって形成されるかもしくは保
持された範囲もしくは構成部分125,126とによっ
て制限されている。リング状の圧力室123は実地にお
いてリング状の圧力室122の半径方向外側にあるが、
該圧力室に対して軸方向にずらされて配置されている。
第2の圧力室123は同様にリング状の構成部分124
と、該構成部分124に不動に結合されたスリーブ状の
構成部分121とによって制限される他に、カム円板1
19と固定的に結合された、軸方向に移動可能でかつピ
ストンに似た働きをするリング状の構成部分125によ
って制限されている。
【0041】トルクフィーラ114と円錐円板対101
を保持する入力軸Aはトルクフィーラ側ではニードル軸
受127を介してかつ円錐円板対101の、トルクフィ
ーラ114とは反対側では軸方向の力を受け止める球軸
受128と半径方向の力のために設けられたころ軸受1
29とを介してケーシング130に支承されている。出
力円板対102を受容する出力軸Bは、調節部材105
と111に隣接した端部では、半径方向力も両軸方向に
発生する軸方向力も受け止める2重円錐ころ軸受を介し
てかつ円板対の、調節部材105,111とは反対側で
は、ころ軸受132を介してケーシング130に支承さ
れている。出力軸Bは調節部材105,111とは反対
側の端部に傘歯車133を保持している。この傘歯車1
33は例えば差動伝動装置と作用的に結合させられてい
る。
【0042】円錐円板巻掛け伝動装置を緊張させるため
に必要である、トルクフィーラを介して少なくともトル
クに関連して調整された圧力を生ぜしめるためにはポン
プ134、P1が設けられている。このポンプ134,
1は入力軸Aに取付けられた中空管135を介してト
ルクフィーラ114の圧力室122と接続されている。
中空室135は少なくとも2つの室を有し、該室は少な
くとも1つの半径方向の通路136に開口している。ポ
ンプ134はさらに結合導管137を介して、第2の円
板対102におけるピストンシリンダユニット105の
圧力室106に接続されている。
【0043】トルクフィーラ114の圧力室122は図
5の断面に対して周方向にずらされ、したがって破線で
示された通路140を介してピストンシリンダユニット
104の圧力室109と接続されている。通路140は
軸Aに剛性的に結合されたリング状の構成部分124内
に取付けられている。したがって通路140を介しては
常に第1の圧力室122と圧力室109との間に結合状
態が与えられている。さらに入力軸Aには少なくとも1
つの流出通路141が設けられている。この流出通路1
41は圧力室122と接続されているかもしくは圧力室
122と接続させることができ、流出通路141の流出
横断面は、少なくとも伝達されたトルクに関連して変化
可能である。流出通路141は軸Aの中央の孔142に
開口している。この孔142はトルクフィーラ114か
ら流出する油を、例えば構成部分の潤滑を目的として、
適当な個所に導くことができる。入力軸Aに軸方向に移
動可能に支承された、軸方向に移動可能なランプもしく
はカム円板119は内方の範囲126aと共に、流出通
路141と協働する閉鎖範囲を形成する。この閉鎖範囲
は少なくとも発生するトルクに関連して流出通路141
を多かれ少なかれ閉鎖することができる。閉鎖範囲12
6aはしたがって流出通路141と共に弁もしくは絞り
個所を形成する。少なくとも両方の円板118,119
の間に発生するトルクに関連して、制御ピストンとして
作用する円板19を介して流出開口もしくは流出通路1
41は適当に開閉される。これによって、少なくとも発
生するモーメントに相応する、ポンプ134によって与
えられた圧力が少なくとも圧力室122にて生ぜしめら
れるようになる。圧力室122は圧力室109にかつ通
路もしくは導管135,136,137,138を介し
て圧力室106とも接続されているので、これらの室1
09,106においても適当な圧力が生ぜしめられる。
【0044】ピストンシリンダユニット104,105
がピストンシリンダユニット110,111と並列に接
続されていることに基づき、トルクフィーラ114から
送られてきた圧力により、軸方向に移動可能な円板10
1a,102aに生ぜしめられた力は、伝動装置の伝動
比を調節するために室112,113内に存在する圧力
に基づき円板101a,102aに作用する力に加算さ
れる。
【0045】圧力室112に圧力媒体を供給することは
軸Aに設けられた通路143を介して行なわれる。この
通路143は半径方向の孔144を介して、軸Aに設け
られたリング溝145と接続されている。リング溝14
5からは少なくとも1つの、リング状の構成部分124
に設けられた通路146が発している。この通路146
は圧力室112に開口する、スリーブ状の構成部分12
1に設けられた半径方向の導通部147との接続を成し
ている。似たような形式で圧力室113にも油が供給さ
れる。しかもこれは通路138の周囲に配置され、半径
方向に延びる接続通路149を介して圧力室113と連
通する通路148を介して行なわれる。通路143と1
48には共通の圧力源から少なくとも1つの弁150を
介在させ、結合導管151,152を介して圧力媒体が
供給される。弁150もしくは弁システム150と接続
された圧力源153は別個のポンプによって形成されて
いることができるが、すでに存在するポンプ134によ
っても形成されていることができる。この場合には複数
の弁を含むことのできる適当な容積もしくは圧力分配シ
ステム154が必要である。この選択的な解決策は破線
で示されている。
【0046】圧力負荷に際して作用的に圧力室122と
並列に接続された圧力室123は、円錐円板対101の
上半分の図に示された相対位置に個々の構成部分がある
状態で、圧力媒体供給装置から切離されている。何故な
らば圧力室123と接続されている通路もしくは孔15
5,156,157,158,159,160は圧力
源、例えば特にポンプ134には接続されていないから
である。軸方向に移動可能な円板101aの位置に基づ
き、半径方向の孔160は完全に開かれているので室1
23の圧力は完全に除去されている。伝達しようとする
トルクに基づきトルクフィーラからカムもしくはカム円
板119に作用させられた軸方向力は、圧力室122に
形成された圧力クッションだけで受け止められる。この
場合には、圧力室122内に生じる圧力は、伝達しよう
とするトルクが大きければ大きいほど高くなる。この圧
力は既に述べたように絞り弁として作用する範囲と流出
孔141とを介して制御される。
【0047】高速へ伝動比を変化させる場合には、円錐
円板101aは右へ円錐円板101bに向かって移動さ
せられる。この結果、円錐円板対102にて、円錐円板
102aが軸方向で不動な円錐円板102bから軸方向
に離されることになる。既に述べたように円錐円板対1
01,102の図の上半分には、低速への伝動のための
特別な位置に相当する円板101a,101b及び10
2a,102bの間の相対位置が示されているのに対
し、この図の下半分には高速への伝動のために円板10
1a,101bと102a,102b相互間に与えられ
る円板101a,101bと102a,102bの他方
の極端に相当する当該円板101a,101bと102
a,102bの間の相対位置が示されている。円錐円板
対101,102を示した図の上半分に示された伝動比
から、対応する下半分に示された伝動比に移行するため
には弁150の適当な制御によって圧力室112が適当
に充たされ、圧力室113が適当に空にされるかもしく
は容積が減少させられる。
【0048】軸方向に移動可能な円錐円板101a,1
02aはそれらに配属された軸AもしくはBに、それぞ
れ歯を用いた結合161,162を介して回動不能に連
結されている。円板101a,102aにおける内歯と
軸AとBにおける外歯とによって形成された回動不能な
結合161,162は、該当する軸A,Bの上で円板1
01a,102aが軸方向に移動することを可能にす
る。
【0049】駆動する円板対を示した図の上半分に一点
鎖線で示された軸方向に移動可能な円板101aとチェ
ーン103との位置は、伝動装置で高速へ与えられ得る
最高の伝動比に相応する。円板組101のチェーン10
3の一点鎖線で示された位置には円板組102のチェー
ン103の実線で示された位置が関係する。
【0050】駆動された円板組102を示した図の下半
分に一点鎖線で示された軸方向に移動可能な円錐円板1
02aとチェーン103の位置は、伝動装置で低速へ与
えることのできる最大の伝動比に相応している。チェー
ン103のこの位置には、第1の円板組101を示した
図の上半分に実線で示されたチェーンの位置が対応して
いる。
【0051】図示の実施例では円板101a,102a
は半径方向内側にセンタリング範囲163,164もし
くは165,166を有している。このセンタリング範
囲163,164もしくは165,166を介して円板
101a,102aは直接的に該当する軸AもしくはB
に受容されるかもしくはセンタリングされる。実質的に
遊びなく軸Aの周面に受容された、軸方向に移動可能な
円板101aの案内範囲163,164は、通路15
9,160と協働して弁を形成する。この場合、円板1
01aは通路159,160に対し実質的に弁スライダ
として役立つ。円板組101を示した図の上半分に示さ
れた位置から円板101aを右へ移動させた場合には、
所定の距離区間のあとで、通路160は、円板101a
の軸方向距離が増大するにつれて次第に閉じられる。こ
れは、案内範囲164が半径方向で通路160の上に位
置することを意味する。この位置では通路159も半径
方向外方へ向かって円錐円板101aによって、しかも
案内範囲163によって閉じられる。円板101aが円
板101bに向かって軸方向の移動を継続する間、通路
160は閉じられたままに保たれる。これに対し円板1
01aもしくはその制御もしくは案内範囲163は通路
159を次第に開放する。これによって通路159を介
してシリンダピストンユニット104の圧力室109と
通路158との間が接続され、これにより再び通路15
7,156及び155を介して圧力室123への接続が
成される。通路160は実地において閉じられており、
いまや圧力室109と両圧力室122及び123との間
の接続が成されているので、両方の圧力室122,12
3と圧力室109、ひいては通路135と導管137,
138を介してこれら圧力室と作用的に結合された室1
06においては、伝達路において場合によっては存在す
るわずかな損失を除いて、実質的に同じ圧力が生じる。
両方の圧力室122と123との間の伝動比に関連した
結合によって、トルクフィーラ114に存在する圧力媒
体クッションの軸方向に有効な面が拡大される。この拡
大は、両方の圧力室122,123の軸方向の有効な面
が作用的に加算されることで成される。軸方向に有効な
支持面の前記拡大によって、トルクフィーラにより形成
された圧力は同じトルクに関し、実質的に面の増大に比
例して減少することになる。これは同様に、圧力室10
9と106とにおいても相応に低下させられた圧力が作
用することを意味する。したがって、本発明によるトル
クフィーラ114によっては、トルクに関連した圧力調
整に重畳された、伝動比に関連した圧力調整を生ぜしめ
ることができる。図示のトルクフィーラ114は実質的
に圧力もしくは圧力レベルの2段階の調整を可能にす
る。
【0052】図示の実施例においては両方の通路15
9,160は互いにかつ該通路と協働する円板101a
の範囲163,164に対し、圧力室122から両方の
圧力室122と123への切換えとその反対の切換えと
が円錐円板巻掛け伝動装置の伝動比約1:1で行なわれ
るように配置されるかもしくは構成されている。しかし
ながらすでに開示したようにこのような切換えは構成的
な特徴に基づき衝撃的に行なわれないので、流出通路1
60はすでに閉じられているが結合通路159はまだ圧
力室109と接続されていない移行範囲が生じる。この
移行範囲において伝動装置もしくはトルクフィーラ11
4の機能を保証する(このためにはカム円板119の軸
方向の移動可能性が保証されなければならない)ために
は、圧力室123の容積変化を可能にする補償手段が設
けられている。したがってトルクフィーラ114はポン
プ作用を発揮することができる。これはトルクフィーラ
114のシリンダ構成部分とピストン構成部分が互いに
軸方向に移動できることを意味する。図示の実施例で
は、この補償部材はリング状の構成部分124の半径方
向の溝に受容され、構成部分125の内側のシリンダ面
と協働して両方の圧力室122,123を互いにシール
する舌もしくはリップシールであるシールリング167
によって形成されている。この場合、シールリング16
7は一方の軸方向だけで遮断するかもしくは両方の室1
22と123との間の圧力補償を妨げるのに対し、他の
軸方向では、少なくとも圧力室123と圧力室122と
の間に正の差圧が存在する場合にシールリング167の
圧力補償もしくは流過が可能であるように構成されかつ
配置されている。したがってシールリング167は逆止
弁と似たように作用する。この場合には圧力室122か
ら圧力室123への流れは阻止されるが、圧力室122
に対し圧力室123が所定の過圧を有していると、シー
ルリング167によって形成されたシール個所を圧力媒
体が流過することは可能である。したがってカム円板1
19が右へ移動した場合には圧力液体は閉じられた圧力
室123から圧力室122へ流れることができる。それ
に次いでカム円板119が左へ移動した場合には圧力室
123に負圧が生じ、場合によっては油に小さな気泡が
形成されるが、これはトルクフィーラもしくは円錐円板
巻掛け伝動装置の働きにとって害にはならない。
【0053】逆止弁と似たように作用するシールリング
167の代りに、両方の圧力室122,123の間で有
効な逆止弁が設けられていることができる。この逆止弁
はリング状の構成部分124に設けられていることもで
きる。この場合には両軸方向に有効なシールを使用する
ことができる。さらにこのような逆止弁はこの逆止弁が
両方の通路135と158との間で有効であるように配
置されていてもよい。この場合には逆止弁は容積流が圧
力室123から圧力室122に向かっては可能である
が、反対の方向では逆止弁が遮断するように配置されて
いなければならない。
【0054】機能についての先の記述から判るように、
伝動装置が低速へ伝動する部分伝動範囲(アンダドライ
ブ範囲)全体に亘って、円板118,119に設けられ
たボールランプによって生ぜしめられた軸方向力は、圧
力室122により形成された軸方向に有効な面だけで支
えられる。これに対し伝動装置が高速へ伝動する部分伝
動範囲(オーバドライブ範囲)全体に亘ってはボールラ
ンプによって円板119に生ぜしめられた軸方向力は圧
力室122,123の両方の軸方向に作用する面によっ
て受け止められる。この結果、同じ入力モーメントに関
し、伝動装置が低速へ伝動する場合にトルクフィーラに
より生ぜしめられた圧力は、伝動装置が高速へ伝動する
場合にトルクフィーラ114により生ぜしめられる圧力
よりも高くなる。すでに述べたように図示の伝動装置
は、両方の圧力室122,123の間の結合又は分離を
行なう切換え点が伝動比約1:1の範囲にあるように設
計されている。しかし、通路159,160と該通路1
59,160と協働する円錐円板101aの範囲16
3,164との適当な配置と構成とによって切換え点も
しくは切換え範囲は円錐円板伝動装置の総伝動範囲内で
適当に移動させることができる。
【0055】両方の圧力室122,123の間の結合も
しくは分離はこのために設けられた特別な弁を介して行
なうこともできる。この弁は両方の圧力室122,12
3を結合する通路の範囲に配置されていることができ
る。さらにこの場合にはこの弁は直接円板101a又は
102aを介して作動可能である必要はなく、例えば外
のエネルギ源により作動可能であることができる。この
ためには例えば電磁式、液圧式又は空気力式に作動可能
な弁を使用することができる。この弁は伝動装置の伝動
比もしくは伝動比の変化に関連して切換え可能であるこ
とができる。例えば両方の圧力室122,123の間の
結合又は分離を行なういわゆる3/2弁を使用すること
ができる。しかしながら圧力弁を使用することもでき
る。適当な弁は両方の通路135と158とを結合する
導管に設けられていることができる。この場合には両方
の通路159と160は閉じられているかもしくは存在
しない。適当な弁は圧力室122,123が分離された
状態で圧力室123が放圧されるように切換えられるか
もしくは接続されていることができる。このためには弁
は油タンクに戻された導管に接続されていることができ
る。
【0056】外部から制御可能な弁を使用した場合に
は、この弁は他のパラメータに関連して作動可能である
ことができる。したがってこの弁は例えば駆動装置にお
いて発生するトルク衝撃に関連して作動可能である。こ
れにより例えばチェーンがすべることは円錐円板伝動装
置の少なくとも所定の運転状態でもしくは伝動範囲で回
避されるか少なくとも減少させられるようになる。
【0057】図5に示された構成ではトルクフィーラ1
14は駆動側にかつ軸方向に移動可能な円錐円板101
aに隣接して配置されている。しかしながらトルクフィ
ーラ114はトルク流において任意の個所に設けられか
つ適当に改造されていることもできる。したがって1つ
のトルクフィーラ114が公知のように、出力側にも、
例えば出力軸Bの上にも設けられることができる。この
ようなトルクフィーラは−トルクフィーラ114と同じ
ような形式で−軸方向に移動可能な円錐円板102aに
隣接していることができる。さらに、公知のように複数
のトルクフィーラを使用することもできる。例えば駆動
側にも被駆動側にも適当なトルクフィーラを配置してお
くこともできる。
【0058】さらに少なくとも2つの圧力室122,1
23を有する本発明のトルクフィーラ114は、トルク
に関連した及び/又は伝動比に関連した圧力調整を行な
うための他の自体公知の手段と組み合わされていること
ができる。例えば転動体120はDE−OS42342
94号に記載されているように伝動比の変化に関連して
半径方向で、該転動体と協働する転動ランプもしくは転
動路に沿って移動可能であることが可能である。
【0059】図5に示された実施例では圧力室106は
トルクフィーラ114と接続されている。しかしながら
外側の圧力室113も、トルクフィーラ114から送ら
れた圧力で負荷されていることができる。この場合には
内側の圧力室106は伝動比を変えるために役立つ。こ
のためには第2の円板対102における両方の導管15
2と137の接続を交替させるかもしくは相互に交換す
ることしか必要でない。
【0060】図5に示されたトルクフィーラの実施例で
は、このトルクフィーラを形成する部分はほとんど金属
薄板から製作されている。特にカム円板118と119
は金属薄板成形部分として、プレス加工で製作すること
ができる。個々の圧力室の圧力制御のためには場合によ
っては少なくとも個別の弁V1を設け、該弁V1にポンプ
1から圧力媒体を液圧導管90を用いて供給すること
ができる。
【0061】本願の請求範囲の各請求項の記載は記載形
式の提案であるに過ぎず、特許権の請求をこれだけに限
定するものではない。出願人はこれまで明細書及び/又
は図面に開示した他の特徴の請求を保留する。
【0062】請求項2以下に使用された請求項の引用は
各請求項の特徴による請求項1の変化実施例を示したも
のである。つまり、各請求項の引用は従属請求項の特徴
の独立した保護を断念したものではない。
【0063】従属請求項の特徴は先行する従属請求項と
は無関係な構成を有する独立した発明を成すものでもあ
る。
【0064】又、本発明は明細書に記載した実施例に限
定されるものではない。むしろ、本発明の枠内では数多
くの変更と改良、特に明細書全体及び実施例並びに請求
の範囲に記載されかつ図面に示された特徴もしくは部材
又は方法段階と関連して発明的でありかつ組み合わされ
た特徴によって新しい対象を成す変更と改良が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯車機械、例えばポンプの断面図。
【図2】歯車機械、例えばポンプの断面図。
【図3】本発明の歯車機械の断面図。
【図4】本発明の歯車機械の半分の断面図。
【図5】伝動装置を示した図。
【符号の説明】
1 歯車機械、 2 中空歯車、 3 ピニオン、 4
孔、 5 ケーシング、 6 支承管、 7 軸、
8 フランジ部材、 9 対抗歯、 10 内歯、 1
1 軸受、 12 軸受、 13 圧力室、 14 シ
ール、 20,21 軸方向板、 22 流入部、 2
3 流出部、 24,25 通路、 31 充填片、
32 充填ピン、 33 シール部材、 40 伝動装
置ケーシング、 41 シール、 51 シール、 5
2 軸受、 53 フランジ、54 シール、 56
低圧/高圧室、 57 通路、 58 通路、 59支
承管、 101,102 円板組、 103 チェーン
又はベルト、 104,105 ピストンシリンダユニ
ット、 107 蓄力器、 108 構成部分、 11
0,111 ピストンシリンダユニット、 112,1
13 圧力室、114 トルクフィーラ、 115 駆
動ピニオン、 116 転がり軸受、117 歯、 1
18 カム円板、 119 カム円板、 120 球、
121 構成部分、 122,123 圧力室、 1
24 構成部分、 125,126 構成部分、 12
7 ニードル軸受、 128 球軸受、 129 ころ
軸受、 130 ケーシング、 131 複式円錐ころ
軸受、 132 ころ軸受、 133 傘歯車、 13
4 ポンプ、 135 中空歯車、 136通路、 1
37 接続導管、 138 中空管、 139 通路、
140 通路、 141 流出通路、 142 孔、
143 通路、 144 半径方向の孔、 145
リング溝、 146 通路、 147 導通路、 14
8 通路、 149 接続通路、 150 弁、 15
1,152 接続導管、 153 圧力源、 154
容積もしくは圧力分配系、 155,156,157,
158,159,160 通路又は孔、 161,16
2 結合部、 163,164,165,166 セン
タリング範囲、 167 シールリング、 201 ポ
ンプ、 202 フランジ、 204 支承管、 20
5 ポンプケーシング、 210 ケーシング、 21
1 シール、 220 螺合開口

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧式の歯車機械、例えば内歯歯車ポン
    プであって、ケーシングと、ケーシング内に回転可能に
    支承された第1の歯車、例えば中空歯車と、回転可能に
    支承された、駆動された第2の歯車、例えばピニオンと
    を有する形式のものにおいて、 第2の歯車、例えばピニオンを支承するための中央の支
    承管が配置されており、支承管が車両伝動装置の伝動装
    置軸を受容しており、この伝動装置軸が半径方向で軸と
    支承管との間の軸受を介して支承されて支承管内に受容
    されていることを特徴とする、液圧式の歯車機械。
  2. 【請求項2】 伝動装置軸が伝動装置入力軸である、請
    求項1記載の歯車機械。
  3. 【請求項3】 伝動装置軸が伝動装置出力軸である、請
    求項1記載の歯車機械。
  4. 【請求項4】 ピニオンが伝動装置軸により駆動され
    る、請求項1記載の歯車機械。
  5. 【請求項5】 ピニオンが円形リング状の部材と回動不
    能に結合されており、該部材が内歯を有し、伝動装置軸
    の外歯に噛合っている、請求項4記載の歯車機械。
  6. 【請求項6】 伝動装置軸と支承管との間にシールが配
    置されている、請求項1記載の歯車機械。
  7. 【請求項7】 前記ケーシングが伝動装置ケーシングに
    固定されている、請求項1記載の歯車機械。
  8. 【請求項8】 前記ケーシングが伝動装置ケーシングの
    内側に配置されている、請求項7記載の歯車機械。
  9. 【請求項9】 前記ケーシングが伝動装置ケーシングの
    外側に配置されている、請求項7記載の歯車機械。
  10. 【請求項10】 前記軸と伝動装置ケーシングとの間に
    シールが配置されている、請求項1記載の歯車機械。
  11. 【請求項11】 軸受が潤滑剤供給装置を介してポンプ
    又は伝動装置の潤滑剤と接続されている、請求項1記載
    の歯車機械。
  12. 【請求項12】 潤滑剤供給装置が軸受から潤滑剤を有
    する空間領域への通路を用いて構成されている、請求項
    1記載の歯車機械。
  13. 【請求項13】 伝動装置軸が軸方向で支承管を貫通し
    ている、請求項1記載の歯車機械。
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