JP2000034986A - 油圧搬送装置 - Google Patents

油圧搬送装置

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JP2000034986A JP11178937A JP17893799A JP2000034986A JP 2000034986 A JP2000034986 A JP 2000034986A JP 11178937 A JP11178937 A JP 11178937A JP 17893799 A JP17893799 A JP 17893799A JP 2000034986 A JP2000034986 A JP 2000034986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧搬送装置が従来技術に比較してわずかな
構造スペースしか必要とせず、構造が簡単であり、備品
の数がわずかであり、更に、この油圧搬送装置を備えた
自動車の消費エネルギが削減されるようにする。 【解決手段】 軸に対して半径方向に配向された面によ
って制限されるポンプ室がその一方の側を1つのプレー
ト(54)によって制限され、このプレートは、油圧搬
送装置の油圧制御機能,油圧搬送装置の種々の圧力下に
ある範囲をシールするシール装置及びプレートの組み付
け及び心出しの後に軸の軸方向の位置固定を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング内に配
置されていて、駆動可能な軸を介して回転させることの
できる押しのけユニットを有し、この押しのけユニット
は、ポンプケーシング内で該軸上に回転不能に配置され
ているロータを含んでおり、更に、ロータの回転の際に
容積が増大する少なくとも1つの第1の範囲(吸い込み
範囲)と容積が減少する少なくとも1つの第2の範囲
(吐出範囲)とを形成する手段を有し、その際第1の範
囲は搬送装置の吸い込み接続部と接続され、第2の範囲
は搬送装置の吐出接続部に接続されている形式の油圧搬
送装置に関する。
【0002】このような形式の油圧搬送装置は公知であ
る。この油圧搬送装置はベーンポンプとして、あるいは
回転ピストンポンプなどとして構成されている。このよ
うな搬送装置を自動車のかじ取り補助系、ブレーキ補助
系などに使用することは公知であり、その場合液力油が
タンクから油圧消費器に加圧されて送られる。
【0003】ポンプ室が軸に対して半径方向に配向され
た面によって制限され、この面は圧力密にロータに接触
し、ポンプが少なくとも1つの第1の範囲及び第2の範
囲への接続通路を有しており、更に油圧搬送装置の体積
流の調節のための流動調節装置を有しているようにする
ことも公知である。
【0004】更に、油圧搬送装置を自動車の内燃機関を
介して駆動することも公知であり、その際油圧搬送装置
のロータの回転数は自動車の内燃機関の回転数に相応し
て変化する。これによって油圧搬送装置は内燃機関の回
転数ひいては油圧搬送装置の回転数に関連して変動する
体積流を生ぜしめる。消費器にほぼコンスタントな最大
の体積流を供給するために、油圧搬送装置内に内蔵され
ている流動調節装置が公知であり、この流動調節装置に
よって、油圧搬送装置の吸い込み範囲から吐出範囲への
ブースタ接続を生ぜしめることができる。これによって
油圧搬送装置のケーシングの内部に多数の案内路(通
路)が生じ、これらの案内路は押しのけユニットの吐出
範囲若しくは吸い込み範囲にシール作用をもって連結し
なければならない。
【0005】更に、油圧搬送装置の軸をケーシングの軸
受け箇所において軸受けすることが公知である。ポンプ
室の内部でロータを圧力密に案内することに基づいて、
軸を、可及的にわずかな軸受け遊びの、同時に可及的に
わずかな部品を使用する圧力密の軸受けで、軸受けする
ことが必要である。
【0006】更に本発明は、第1のケーシング部分内に
配置されていて、駆動可能な軸を介して回転させること
のできる押しのけユニットと、第1のケーシング部分を
閉鎖するためのカバーと、油圧搬送装置のための、カバ
ーと結合されている保持体とを有している油圧搬送装置
に関する。
【0007】第1のケーシング部分はカバーによって閉
鎖可能であり、このカバーには油圧搬送装置のための保
持体がねじ止めされている。この結合形式に基づいて、
公知の油圧搬送装置においてアルミニウムから成ってい
て普通はダイカスト法で製作されるカバーは比較的に大
きく、したがって油圧搬送装置のために相応して大きな
取り付けスペースを準備しなければならない。このこと
は、特に油圧搬送装置を自動車に使用する場合に欠点で
ある。それは、この場合油圧搬送装置は例えばエンジン
ルーム内に収容されていて、エンジンルーム内では油圧
搬送装置のために使用できるスペースが極めてわずかで
あるためである。
【0008】本発明は更に、ケーシング内に配置された
少なくとも1つの押しのけユニットを有し、その際押し
のけユニットは油圧搬送装置の吸い込み接続部及び吐出
接続部と接続されており、吸い込み接続部は吸い込み接
続部と圧力密に接続可能な接続短管を介して、搬送すべ
き媒体の源、特にタンク、貯蔵容器などと接続可能であ
る形式の油圧搬送装置に関する。
【0009】更に本発明は、油圧搬送装置のケーシング
に取り付けられる、吸い込み接続部と圧力密に接続可能
な接続短管が、搬送すべき媒体の源に通じる導管と接続
するために位置決め可能である形式の油圧搬送装置を組
み立てる方法に関する。
【0010】ケーシング内に配置されている押しのけユ
ニットは接続導管、例えば可とう性の圧力ホースを介し
て油を吸い込んで、これを加圧してサーボかじ取り装置
に搬送する。油圧搬送装置の吸い込み接続部と接続導管
との間の接続は接続短管を介して行われ、この接続短管
に接続導管が差しはめ可能である。この接続短管をプラ
スチックから製作することは既に公知である。接続短管
と油圧搬送装置のケーシングとの間の接続は次のように
して行われる。すなわち接続短管が袋穴に係合し、その
際接続短管の外周が袋穴の内周とほぼ等しく、袋穴が半
径方向で内方に向いた少なくとも1つの突起を有してお
り、この突起が接続短管の相応する切り欠き内に係止す
る。これによって接続短管の軸方向の固定が達成され
る。付加的にケーシングと接続短管との間にシール装置
が設けられており、このシール装置は圧力密の接続を可
能にする。
【0011】接続短管と油圧搬送装置のケーシングとの
間のこのスナップ結合若しくは係止結合によって、油圧
搬送装置を例えば自動車のエンジンルーム内に組み付け
た後に、接続短管を袋穴内で回動させることができる。
これによって接続短管の配向が行われ、搬送すべき媒体
を含有しているタンクへの接続導管に接続するのに最も
良い位置に接続短管が向けられる。公知の油圧搬送装置
においては、接続短管が組み付けの行われた後にも袋穴
内で回動可能であることは、欠点である。すなわちこれ
によって、例えば発生する振動によって、油圧搬送装置
を規定どおりに使用している間に接続短管が回動するこ
とがあり、したがって接続短管とタンクへの接続導管と
の間に漏えいが生じたり、あるいは最も不都合な場合に
は解離が生ずることがある。
【0012】更に本発明は、初期圧力下の吸い込み接続
部から、消費器に接続可能で消費器圧力下にある吐出接
続部に媒体を搬送する押しのけユニットと油圧搬送装置
によって搬送される体積流を調整若しくは制限する調節
装置とを有している油圧搬送装置に関する。本発明にお
いて、「初期圧力」とは、吸い込み圧力、入口圧力など
を意味し、一般に気圧よりも小さいか、あるいは気圧と
等しい圧力である。
【0013】このような油圧搬送装置は普通は内燃機関
によって駆動され、したがって内燃機関の被駆動軸の回
転数が変動する場合、ポンプ回転数も変動する。変動す
るポンプ回転数によって、油圧搬送装置は種々の体積流
を供給し、この体積流はポンプ回転数が増大するにつれ
てやはり増大する。ポンプに接続されている消費器はそ
れ自体としては単に特定の最大の体積流を必要とするに
すぎず、したがって大きな回転数の場合にはポンプによ
って過度に大きな体積流が供給される。この場合、ポン
プに流動調節装置を設け、この流動調節装置が、ポンプ
の吐出側から吸い込み側への排出通路を開いて、消費器
への体積流を減少制御するようにすることが公知であ
る。
【0014】このような流動調節弁に付加的な絞り機能
をもたせることは公知である。このために流動調節弁の
弁ピストンは軸方向の延長部を有しており、この延長部
は不動の絞りを通して案内可能である。この場合、弁ピ
ストンの位置に応じて同時に絞りの自由な流通横断面の
調整が行われる。これによって流動調節ピストンの調節
距離に関連する付加的な体積流絞りが達成される。欠点
は、絞り機能が流動調節弁の機能に結び付いていて、絞
り機能も流動調節弁の調節距離に関連して行われること
である。更に、このような絞り機能は油圧搬送装置の圧
力集合室内の圧力(作業圧力)に関連している。それは
流動調節弁が、油圧搬送装置の圧力集合室内の圧力と、
消費器圧力との間の差圧力によって調節されるからであ
る。更に欠点は、流動調節弁と絞りとの組み合わせによ
って比較的に高価な組み付けが必要なことであり、更に
この組み付けは、正確な体積流特性曲線を生ぜしめるた
めに、注意深く行わなければならない。流動調節及び絞
りは互いに正確に調和させて、油圧搬送装置の所望の体
積流特性曲線を生ぜしめ得るようにしなければならな
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、油圧搬送装置が従来技術に比較してわずかな構造
スペースしか必要とせず、構造が簡単であり、備品の数
がわずかであり、更に、この油圧搬送装置を備えた自動
車の消費エネルギが減少せしめられるようにすることで
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の構成では、ポンプ室がその一方の側を1つ
のプレートによって制限され、このプレートは、油圧搬
送装置の油圧制御機能,油圧搬送装置の種々の圧力下に
ある範囲をシールするシール装置及びプレートの組み付
け及び心出しの後に軸の軸方向の位置固定を実現するよ
うにした。このようにして有利にはただ1つの部品によ
って油圧搬送装置の種々の機能範囲の間のシールが可能
であり、その際同時に軸のほぼ軸方向遊びのない正確な
支承及び軸のシールが実現されている。この本発明によ
り設けられるプレート(以下においては制御プレートと
も呼ぶ)によって、油圧搬送装置の構造がコンパクトに
なり、油圧搬送装置はわずかな単個部品から成り、容易
に組み付けすることができ、したがって安価に製作可能
である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の有利な1実施形態では、
制御プレートが1つの貫通開口を有しており、この貫通
開口を通して軸が導かれており、その際有利には貫通開
口が成形部を有しており、この成形部は、軸の成形部に
対応していて、軸のための軸方向のストッパを形成して
いる。これによって簡単な形式で、軸の正確な軸方向の
位置決めを可能にする規定された軸のストッパを形成す
ることが可能である。したがって軸は軸方向のずれを防
止されており、油圧搬送装置のケーシングの軸を受容す
る開口から抜け出ることはない。更にばねリングあるい
は当て付け円板のような付加的な部品が節減され、これ
によって重量が軽くなり、製作費が安価になる。
【0018】本発明の別の有利な実施形態では、制御プ
レートが半径方向に配向された面を有しており、この面
はケーシングのやはり半径方向に配向された面に平らに
接触しており、これによって、ケーシングの面に開口し
ている種々の通路若しくは孔の間のシール機能を引き受
け、これらの通路若しくは孔内には種々の機能エレメン
ト、特に流動調節弁、圧力制限弁及び主流動絞りが配置
されており、更に種々の圧力下の孔をシールする。特
に、制御プレートの面が油圧でケーシングの面に押し付
けられる場合には、油圧搬送装置の個々の範囲の間の申
し分のないシールを簡単に行うことができる。この場合
制御プレートは間接的に圧力板を介して油圧で負荷され
る。
【0019】本発明の別の有利な実施形態では、制御プ
レートが油圧搬送装置の腎臓形吸い込み開口若しくは腎
臓形吐出開口を形成する透かし穴若しくは切り欠き、特
に主流動絞りピストンのための圧力室内に設けられてい
る油圧搬送装置の最高圧力がある制御圧力孔を有してお
り、その際別の切り欠きが押しのけユニットを油圧搬送
装置の吸い込み若しくは吐出通路若しくは範囲に連結す
る。これによって制御プレートによって簡単な形式で、
油圧搬送装置の複数の制御機能を、切り欠き若しくは開
口の規定された構成により達成することができる。
【0020】本発明の別の有利な実施形態では、貫通開
口がほぼだ円形の横断面を有しており、その際軸の回転
軸線は、制御プレートの組み付け・心出し後の貫通開口
の半円形の範囲の中心点と合致しており、回転軸線に対
して同軸的に配置された***部が軸の案内区分を受容す
るためのリング段を形成している。
【0021】制御プレートの面が油圧搬送装置の腎臓形
吸い込み開口及び腎臓形吐出開口を互いにシールしてい
るようにすることも、有利である。
【0022】本発明によれば、制御プレートは弁側で間
接的に(カバー側の圧力板及びカムリングを介して)油
圧によって搬送装置の作業圧力によりケーシング部分に
押し付けられ、その際制御プレートはリング溝を有して
おり、このリング溝を介してロータのベーンの下方の範
囲が圧力下の媒体で負荷されている。
【0023】更に本発明の課題は、油圧搬送装置が簡単
かつコンパクトな構造を有しており、簡単に組み立て可
能であり、大きな圧力室及び又は小さな外形寸法を有
し、並びに場合によっては重量が減少せしめられている
ようにすることである。
【0024】この課題を解決するために、本発明が提案
する油圧搬送装置においては、カバー及び保持体が一体
であるか、あるいはねじ及び開口内に係合する押し出し
変形部を介して互いに回動不能に結合されている。ねじ
結合を省略することによって、コンパクトな構造が可能
であり、したがって油圧搬送装置は単に小さな取り付け
スペースしか必要とせず、その重量は減少せしめられて
いる。更に保持体を組み付ける費用並びに、公知の搬送
装置において保持体をカバーに固定するのに必要なねじ
結合のための費用が不要になる。
【0025】油圧搬送装置の有利な1実施形態では、カ
バー及び又は保持体は深絞り法で製作される。薄壁のカ
バーによって節減された構造スペースは、油圧搬送装置
の圧力室を増大させるため、かつ又は流動に有利に形成
するために利用され、これによって搬送装置の出力消費
を減少させることができる。カバー及び又は保持体は1
工程で、あるいは複数の工程で、例えば鋼、アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金の薄板から製作される。カ
バー及び又は保持体を深絞りで製作することは、安価に
実施することができる。それは、付加的な加工がもはや
不要であるからである。
【0026】要するに、この場合アルミニウムのダイカ
スト鋳造で製作されたカバーに比して構造スペースが節
減され、流動に有利な圧力室を形成することができ、ひ
いては良好な効率を生ぜしめることが可能である。更
に、薄壁の鋼カバーは比重が大きいにもかかわらず、厚
壁のアルミニウムカバーよりも軽量である。
【0027】別の有利な1実施形態では、カバーが鉢形
に構成されていて、第1のケーシング部分とともに、閉
じた圧力集合室を形成している。
【0028】本発明によれば、カバーは組み付けられた
状態において少なくとも1つのシールを介して軸方向の
圧着力を押しのけユニットに作用させる。
【0029】別の1実施形態では、圧力集合室は外部に
対して少なくとも1つの第2のシールを介してシールさ
れており、この第2のシールはカバーが組み付けられた
状態において第1のケーシング部分に押し付けられてい
る。
【0030】更に本発明の課題は、接続短管と接続導管
との間、並びに接続短管と油圧搬送装置ケーシングとの
間の確実な結合を補償する最初に述べた形式の油圧搬送
装置及びその組み立て法を提供することである。
【0031】本発明によればこの課題は、接続短管が外
部の固定手段によって袋穴内で半径方向及び軸方向に固
定可能であるようにすることによって解決される。この
ようにして接続短管とケーシングとの間の相対運動が回
避され、したがって接続短管はその所望の位置を維持す
る。これによって、接続短管と接続導管との間の接続箇
所の機械的負荷が回避され、したがって接続短管が接続
導管に対して傾いてしまうことを抑制することができ
る。これによっていつでも、例えば振動によって機械的
な負荷が作用するときでも、接続短管と接続導管との間
の接続箇所のシール性及び確実性を保証することができ
る。
【0032】本発明の有利な1実施形態では、固定手段
は自分で切り込むねじであって、そのねじ山外周は接続
短管の壁面に部分的に切り込む。これによって接続短管
の位置決め後にねじを工具によってねじ締めることがで
き、その際自分で切り込むねじ山は接続短管の外とうに
食い込んで、接続短管の材料を部分的に押しのける。こ
れによって、接続短管の簡単な、しかし確実な軸方向及
び半径方向の固定が達成される。特に、固定ねじを受容
する孔が接続短管を受容する袋穴に対して垂直に延びて
いる場合には、接続短管の軸方向及び半径方向の固定の
ために最大の保持力を作用させることができる。
【0033】本発明の別の有利な1実施形態では、固定
手段は、吸い込み接続短管を取り囲むケーシング区分の
少なくとも1つの押しのけられた材料範囲によって形成
されている。これによって吸い込み接続短管の位置決め
後に適当な工具によってケーシングの材料を特定の箇所
で押しのけることができ、したがって有利には吸い込み
接続短管に設けられている切り欠き内にこの材料が押し
込まれ、したがって同時に軸方向及び半径方向の吸い込
み接続短管の固定が行われる。
【0034】特に、吸い込み接続短管として、ガラス繊
維分を有するポリイミドあるいはポリアミドのプラスチ
ックの吸い込み接続短管を使用するのが有利であり、ガ
ラス繊維分は有利にはポリアミドの場合は30〜60%
であり、ポリイミドの場合には10%である。これによ
ってこのプラスチックから成る吸い込み接続短管は一面
では比較的に温度に対して抵抗性があり、かつ他面では
なかんずく必要な強度を有していて、普通はアルミニウ
ムのダイカスト鋳造品から成る油圧搬送装置のケーシン
グの材料を相応する切り欠き内に押し込んでも、吸い込
み接続短管がこれによって損傷せしめられることはな
い。他の多くのプラスチックはこのようなケーシング材
料のかしめ加工を行うのには適していない。
【0035】更に本発明による組み立て法では、搬送装
置の組み立てが行われ、接続短管がタンクに通じる接続
導管と接続された後に、接続短管が固定される。これに
よって有利には、組み立て作業中に、接続短管がケーシ
ングに対して回動可能な状態が維持され、接続短管と接
続導管との間の接続を申し分なく行うことが可能であ
る。この接続が行われた後に初めて、接続短管が固定さ
れ、それ以後は、特に油圧搬送装置の使用中に、接続短
管ひいては接続短管と接続導管との間の緩み若しくは解
離が生じることはない。接続短管の固定は、有利には、
接続短管の材料及び又はケーシングの材料が部分的に押
しのけられて、接続短管とケーシングとの間にアンダカ
ット部が生ぜしめられることによって行われる。
【0036】本発明の別の有利な1実施形態では、固定
手段のための孔は接続短管の回転軸線に対して90°の
角度で延びている。
【0037】この場合有利には孔の中心軸線は袋孔の外
側を延びている。
【0038】有利な1実施形態では、接続短管の肩がケ
ーシングのリング溝内に係合し、このリング溝をつかむ
ケーシングの***部が少なくとも部分的に肩の上に変形
可能である。
【0039】本発明によれば、肩はその円周にわたって
特に対称的に分配された複数の切り欠きを有しており、
これらの切り欠き内にそれぞれ1つの***部区分が変形
可能である。
【0040】有利には切り欠きは弓形に形成されてい
る。
【0041】更に本発明の課題は、油圧搬送装置のロー
タの回転数に関連して、かつ流動調節ピストンの位置に
無関係に、簡単な形式で、種々の体積流特性曲線を生ぜ
しめることができるようにすることである。更に絞りピ
ストンを操作するために付加的な動圧が生ぜしめられな
いようにする。
【0042】本発明によればこの課題を解決するため
に、油圧搬送装置の圧力集合室が搬送装置の吐出接続部
と、油圧搬送装置の圧力集合室内の作業圧力とは無関係
に作用する可変の絞り装置を介して、接続されているよ
うにする。これによって圧力集合室内の圧力(作業圧
力)とはほぼ無関係な体積流調節を行うことができる。
【0043】特に、有利には絞り装置が弁装置であっ
て、この弁装置が油圧搬送装置の消費器圧力と押しのけ
ユニットの腎臓形吐出開口の前の圧力室内の圧力との間
の差圧力に関連して、油圧搬送装置の圧力集合室と消費
器に接続されている油圧搬送装置の吐出接続部との間の
接続部の自由流通横断面を制御する場合には、特に簡単
な形式で、特にポンプの回転数によって定められる該差
圧力を使用して、油圧搬送装置の体積流調節を行うこと
ができる。これによって、圧力集合室内の圧力にほぼ無
関係な調節が可能になる。なぜなら、弁装置を調節する
ために、大体において、消費器圧力と腎臓形吐出開口の
前のポンプ内部の圧力室内の圧力との間の差圧力が利用
されるからである。この差圧力は消費器体積流を制御す
るために利用され、したがって油圧搬送装置の吐出接続
部における体積流(消費器流)を低下させることが可能
であり、これによって特性曲線の制御、特に低下させる
ことが可能である。この圧力室内部の圧力は本来のポン
プ内に生ずる最高の圧力であり、したがって効率は調節
のためにほかの圧力を使用する場合よりも良好である。
【0044】本発明の有利な1実施形態では、弁装置は
孔内で軸方向にしゅう動可能に支承されている弁ピスト
ンを有しており、この弁ピストンは、一面では油圧搬送
装置の腎臓形吐出開口を通る油出口の前の圧力室内の圧
力によって負荷可能であり、かつ他面では消費器圧力と
ばね部材の力とによって負荷可能であり、その際差圧力
に関連して弁ピストンの制御装置が油圧搬送装置の吐出
接続部への自由流通横断面を変化させる。これによっ
て、流動調節弁から公知の弁装置の構造を、搬送装置の
作業圧力にほぼ無関係な可変の主流動絞りに適用するこ
とができる。特に、弁ピストンが、不動の絞りの開口を
貫通する調節ピンを有し、この調節ピンの外面輪郭が軸
方向で変化する形状を有している場合には、油圧搬送装
置の腎臓形吐出開口内の圧力と圧力集合室内の消費器圧
力との間の差圧力に基づく弁ピストンの簡単な移動によ
って、絞りの自由流通横断面を変化させることができ
る。例えば円すい状に先細にかつ又は円すい状に拡大し
ている調節ピンの外面輪郭の形状は自由流通横断面を変
化させる。弁ピストンひいては調節ピンの、不動の絞り
に対する位置は、腎臓形吐出開口の前の圧力室内の圧力
に関連しており、この圧力自体は油圧搬送装置の回転数
に関連しているので、簡単な形式で、油圧搬送装置の回
転数に関連して、作業圧力に無関係な種々の特性曲線を
生ぜしめることができる。
【0045】別の有利な1実施形態では、絞りは孔内に
押し込まれたスリーブによって形成される。
【0046】本発明によれば、調節ピンはばね受けに支
えられており、このばね受けに作用するばね部材の他方
の端部は孔の底に支えられている。
【0047】別の有利な1実施形態では、ばね部材は一
端部を弁ピストンに、かつ他端部を絞りに支えられてい
る。
【0048】
【実施例】以下においては、図面に示した実施例に基づ
いて、本発明の構成を具体的に説明する。
【0049】図1は油圧搬送装置10を示す。この油圧
搬送装置10はケーシング12を有しており、ケーシン
グの内部にはポンプ室14が配置されている。ポンプ室
14を形成するために、第1のケーシング部分16がカ
バー18(図2)によって閉鎖可能であり、その際カバ
ー18はポンプ室14を形成するためにほぼ鉢形に構成
されている。ケーシング部分16とカバー18との結合
は結合エレメント20を介して行われる。ケーシング部
分16は、軸24を受容するための貫通孔22を有して
いる。軸24はケーシング部分16から突出しており、
軸24に相対回転不能に配置されたロータ26を支持し
ている。ロータ26は半径方向に延びるスリットを有し
ており、これらのスリット内には、半径方向に可動に支
承されたベーンが配置されている。本明細書において
は、ベーンポンプとして構成された油圧搬送装置の具体
的な構造及び機能については、一般に周知であるので、
詳細に説明することはしない。
【0050】軸24はケーシング部分16内で軸受けブ
ッシュ27によって案内されている。ケーシング12は
吸い込み接続部28を有しており、この吸い込み接続部
は接続短管30を介してタンクと接続可能である。更に
ケーシング12は吐出接続部32を有しており、この吐
出接続部に油圧消費器、例えば自動車のかじ取り補助系
が接続可能である。ケーシング部分16は大体において
平らな面34を形成しており、この面は軸24の回転軸
線36に対して半径方向に配向されている。面34に
は、断面線A−Aに関して対称的に配置された通路38
が開口しており、これらの通路は吸い込み接続部28と
接続している。更に面34には孔40が開口しており、
この孔の内部には流動調節弁42が配置されている。更
に面34には孔44が開口しており、この孔内には圧力
制限弁46が配置されている。加えて面34には孔48
が開口しており、この孔の内部には可変の主流動絞り5
0が配置されている。面34に向かって開いている溝5
2は流動調節弁42のばね室を圧力制限弁46に接続し
ている。
【0051】面34にはプレート54(図2)が接触し
ている。このプレート54は例えば窒化された鋼、焼結
金属、境界被覆された鋼あるいは特殊なアルミニウム合
金から成っている。プレート54は、以下において図2
及び図3を参照しながら詳細に説明するような油圧搬送
装置10のための中央機能を行う。プレート54の厚さ
は、ケーシング部分16にカバー18が載着された場
合、プレート54がシール作用をもってロータ26に接
触するように、定められている。この場合プレート54
は回動しないように配置されている。換言すればプレー
ト54は不動である。このためにプレート54は固定ピ
ン58のための受容部56(図3)を有しており、これ
らの固定ピンはケーシング12内に配置されていて、ケ
ーシング12の相応する切り欠き内に係合している。受
容部56がほぼ直径方向で向き合って配置されているこ
とによって、同時に、油圧搬送装置10のケーシング1
2内にプレート54を自動的に心出しして取り付けるこ
とが可能である。これによって取り付け誤差が生じるこ
とが回避されている。
【0052】プレート54を不動に取り付けることによ
って、同時にプレート54の面60はロータ26若しく
はロータ26内で可動に支承されているベーンの半径方
向に延びる端縁のための走行面を形成する。これらのベ
ーンは、油圧搬送装置10の運転の際に回転しながらプ
レート54の面60に沿って案内される。プレート54
の、面60とは逆の側の面62はケーシング部分16の
面34に平らに接触している。
【0053】プレート54は中央の貫通開口64(図
3)を有しており、この貫通開口はほぼだ円形の横断面
を有している。この横断面は半円69によって形成され
ており、この半円は、図面で見て上方に向かって、卵形
範囲71に移行している。この場合、だ円形の貫通開口
64の半円69の中心点は、組み付けられ心出しされた
状態では、軸24の回転軸線36と合致している。貫通
開口64の、回転軸線36が延びる範囲(ここでは下方
に図示されている)の内部において、貫通開口64は半
径方向で内方に向かって、回転軸線36若しくは軸24
に対して同軸的に突出している***部66を有してい
る。この場合この***部66は軸方向で見てプレート5
4の厚さよりも狭く構成されている。これによってリン
グ段68が形成されている。このリング段68はロータ
26の方向に向けられている。リング段68は軸24の
案内区分70を受容するのに役立つ。案内区分70は軸
24の転削溝の回転対称的な肉厚部によって形成され
る。
【0054】このような構成によって、油圧搬送装置1
0を組み立てる際に、一緒に回転するように固定された
ロータ26を有する軸24をプレート54の貫通開口6
4及びケーシング部分16の貫通孔22を通して差し通
すことができ、その際リング段68と案内区分70とが
互いに係合する。軸24が貫通孔22に差し通される
と、プレート54が固定ピン58によって心出しされ
る。この場合案内区分70はプレート54のリング段6
8内に支えられる。プレート54がその面62をケーシ
ング部分16の面34に平らに接触させていることによ
って、案内区分70がリング段68内に係合する際に、
軸24全体の規定された軸方向位置が生ぜしめられる。
プレート54を相応して精密に加工することによって、
案内区分70がリング段68内に係合する際に、再生可
能な正確に規定可能な位置決めが行われる。プレート5
4はしたがって簡単な形式で、軸24の軸方向の位置固
定を行う。
【0055】更にプレート54は回転軸線36に関して
直径方向で向き合うように配置された2つの貫通開口7
2を有しており、これらの貫通開口はケーシング部分1
6内の通路38と流体接続している。貫通開口72はカ
ムリング100とともに、油圧搬送装置10のいわゆる
腎臓形吸い込み開口を形成している。
【0056】更にプレート54は、やはり回転軸線36
に関して直径方向で向き合うように配置されたポケット
形の2つの切り欠き74を有している。この場合これら
の切り欠き74はプレート54の面60に向かってかつ
周縁76に向かって開いている。ポケット形の切り欠き
74には油圧搬送装置10の圧力集合室78(図2)が
接続されている。切り欠き74はカムリング100とと
もに、油圧搬送装置10のいわゆる腎臓形吐出開口を形
成している。切り欠き74はいわゆる緩衝溝79を有し
ており、この緩衝溝は切り欠き74からロータ26の回
転方向とは逆の方向に延びている。
【0057】図3において上方のポケット形切り欠き7
4は周縁76上に湾入部80を有しており、この湾入部
を介して圧力集合室78(図2)が流動調節弁42と接
続している。
【0058】下方のポケット形切り欠き74は貫通開口
82を有しており、この貫通開口は可変の主流動絞り5
0と接続していて、そのピストン室とともに、流動が行
われない閉鎖された圧力室を形成している。
【0059】更に、プレート54の貫通開口64は、面
60に向かって開いているリング溝94,いわゆるベー
ン下溝、によって取り囲まれており、このリング溝の範
囲においてロータ内のベーン下側が走行する。これによ
って、ロータ内で半径方向で外方に向かって可動に配置
されているベーンを、半径方向で外方に向いた搬送すべ
き媒体に基づく力で負荷することが可能であり、この力
はベーンがカムリング100に確実に接触することを補
助する。
【0060】プレート54が軸24の軸方向の位置固定
のほかに、搬送装置10の液力制御機能を行うことは明
らかであり、この場合プレートは、一面ではケーシング
部分16内に配置されていて吸い込み接続部28若しく
は吐出接続部32に接続されている通路への必要な圧力
接続を実現し、かつ他面では搬送装置10の種々異なる
圧力範囲を相互にシールする。プレート54がケーシン
グ部分16の面34に緊密に接触していることによっ
て、吸い込み範囲と吐出範囲とが互いに分離される。更
に、プレート54の面62は、一面では、流動調節弁4
2,圧力制限弁46及び主流動絞り50を収容している
孔40,44及び48並びに通路38,制御溝52及び
軸24を受容している貫通孔22を相互にシールし、か
つなかんずく最高の圧力の箇所においてこの最高の圧力
を貫通開口82を通して主流動絞り50の作用面(ピス
トンの面)に導き、その際主流動絞りの作用面に所属す
る圧力室は流動が行われず、したがって最高の圧力は減
少せしめられない。
【0061】プレート54はしたがって油圧搬送装置の
多機能構成部分であり、貫通開口72(腎臓形吸い込み
開口),ポケット形切り欠き74(腎臓形吐出開口)並
びに緩衝溝79の形成によって油圧搬送装置10の液力
式制御機能を行う。更にプレート54は一般的なシール
エレメントとして作用し、油圧搬送装置10の種々異な
る圧力範囲を相互にシールする。加えて、同時に油圧搬
送装置10の軸24の特に軸方向の位置固定を行う。プ
レート54のシール作用は液力で行われる。換言すれ
ば、油圧搬送装置10の運転の際にポンプ圧力が後方の
圧力板86及びカムリング100を介してプレート54
をケーシング部分16に押し付け、したがってプレート
54の面62及びケーシング部分16の面34がシール
作用をもって密着する。
【0062】このシール力は圧力板86(図2)を介し
てカムリング100に、かつカムリングを介してプレー
ト54に作用せしめられる。圧力板86は、そのロータ
26とは逆の側の面を圧力集合室78に接続されてお
り、したがって圧力集合室78のポンプ圧力が圧力板8
6を軸方向でカムリング100に押し、したがってカム
リングをプレート54に押す。圧力板86及びカムリン
グ100並びにプレート54の回動防止は固定ピン58
によって行われ、この固定ピンはプレート54を貫通し
てケーシング部分16の凹所88内に係合するととも
に、カムリング100の孔102及び圧力板86の切り
欠き90内に係合している。更に図2においては、流動
分配ピン92が示されており、この流動分配ピンは流動
調節弁42の衝突する噴流を2つの部分噴流に分けて通
路38内に導く。
【0063】図4は油圧搬送装置201の1実施例の断
面図を示し、この油圧搬送装置は第1のケーシング部分
205を備えたケーシング203を有しており、このケ
ーシング部分はポンプ室207を形成するために、この
場合鉢形に構成されているカバー209によって閉鎖可
能である。カバー209は図面においては単に1つしか
示されていない複数の固定エレメント211によって解
離可能に固定されている。固定エレメント211はこの
場合ねじによって構成されており、このねじはカバー2
09の貫通開口を貫通して、第1のケーシング部分20
5のねじ孔内にねじ込まれている。
【0064】第1のケーシング部分205内には貫通開
口213が形成されており、この貫通開口はトルクを負
荷可能な軸を受容するのに役立ち、この軸は押しのけユ
ニットの一部である。軸の、第1のケーシング部分20
5から突出している図面で右側の端部には、ロータ21
7が相対回転不能に取り付けられている。以下において
は単に、カバー209の構成及び機能についてだけ詳細
に説明する。
【0065】カバー209は保持体221と一体的に結
合されており、この保持体は油圧搬送装置201を、そ
のために設けられている取り付け位置、例えば自動車の
エンジンルームの内部に固定するのに役立つ。保持体2
21はこの実施例では比較的に薄壁のエレメント224
から成り、このエレメントは複数の箇所で折り曲げられ
ている。保持体221の剛性を増大させるために、複数
のビード223が設けられており、これらのビードは、
エレメント224の、互いに角度をなして例えば折り曲
げられている2つの面の間の移行範囲に配置されてお
り、有利にはこれらの面内に形成されている。カバー自
体の内部の圧力によるたわみに対する剛性を増大させる
ために、ねじの間の範囲において折り曲げ部が設けられ
ている。保持体221を、そのために設けられている取
り付けスペース内に固定するために、この実施例では、
貫通孔226が保持体221に形成されており、この貫
通孔を図示していない固定エレメント、例えばねじが貫
通する。保持体221の構成は特に油圧搬送装置のため
に設けられている取り付けスペースに関連している。保
持体の構成は取り付けスペースに隣接している部分又は
装置に適合させることができる。カバー209と保持体
221とを一体的に結合することによって得られたモジ
ュールユニットは、公知の油圧搬送装置において保持体
をカバーに固定するために必要とされるような保持体2
21のための付加的な固定エレメントの省略を可能に
し、したがって油圧搬送装置の費用を軽減し、その組み
立てを簡単にすることができる。
【0066】有利な1実施例では、カバー209及び保
持体221は、例えば鋼、アルミニウムあるいはアルミ
ニウム合金の薄板から成っている。カバー209及び保
持体221の一体的な構成は、有利な1実施例では、深
絞り法によって行われ、カバー若しくは保持体のその都
度の構成に応じて、これら両方の部分が単数又は複数の
工程で1枚の薄板から製作される。カバー及び保持体の
ための材料を選択する場合、不銹鋼から成る薄板におい
ては、深絞り工程の後にもはや表面処理が必要でないの
に対し、銹びる鋼から成る薄板はクロメート処理又はZ
n−Ni被覆処理を行わなければならないということ
を、考慮すべきである。深絞りによって製作された鋼カ
バーの場合に、材料体積量が例えばアルミニウムダイカ
ストカバーの場合よりもわずかで、したがって鋼の比重
が大きいにもかかわらず、構造部分「カバー」の重量及
び場合によって所要スペースがわずかであることは、特
に有利である。
【0067】図示のように、ロータ217は2つのプレ
ート215及び227の間に配置されており、これらの
プレートは圧力板と呼ぶこともできる。プレート227
はカバー209が取り付けられている状態において、カ
バーによってコンビシールを使用してカムリング219
に押し付けられ、その際カムリング219自体は、第1
のケーシング部分205に接触しているプレート215
に支えられる。要するにカバー209は軸方向の力を押
しのけユニットに作用させ、押しのけユニットはこれに
よってまとめられ、シールされる。中央の範囲において
押しのけユニットの方に突出している突起によってプレ
ート227に接触しているカバー209と、プレート2
27との間には第1のシール229が設けられており、
この第1のシールはプレート227に形成されているリ
ング溝内に配置されている。シール229はカバー22
9が取り付けられている状態では、圧縮される。
【0068】鉢形のカバー209及び第1のケーシング
部分205は押しのけユニットの範囲において圧力集合
室231を形成しており、この圧力集合室は外部に対し
て第2のシール233によってシールされている。シー
ル233はこの場合第1のケーシング部分205に形成
されているリング溝内に配置されていて、カバー209
が取り付けられている状態では圧縮される。
【0069】以上から明らかなように、カバー209は
多機能構成部分であり、油圧搬送装置201の複数の重
要な機能を行う。カバーと保持体との間の一体的な結合
によって、わずかな重量で構造がコンパクトである油圧
搬送装置を実現することができる。この油圧搬送装置は
例えば自動車に設けられるかじ取り補助系及びブレーキ
補助系などと組み合わせて有利に使用することができ
る。保持体をカバーに固定するためのねじ結合部を省略
することによって、保持体カバーの構造スペースが小さ
くなる。
【0070】カバーについての本発明による重要な利点
は、例えば保持体が一体的に結合されていなくても、鋼
薄板から成る深絞り部品としてのカバーがアルミニウム
ダイカストカバーよりも軽量であることである。それ
は、鋼薄板は相応して薄壁に構成することができ、大き
な内圧によるたわみに対する剛性をビード223のよう
な補強部によって達成することができるからである。付
加的に、圧力室(ポンプ室207及び圧力集合室23
1)が流動に有利なように拡大され、したがって流動損
失が減少せしめられ、効率が改善される。これらの利点
は深絞り薄板から成る保持体をカバーにねじ止めする場
合でも維持される。保持体はその場合例えば型押しされ
た付加的な乳頭部によって深絞りカバーの縁の穴内に係
合して、回動防止作用を生ぜしめる。
【0071】図5は油圧搬送装置のケーシング310の
一部を示す。ケーシング310の内部には図示していな
い押しのけユニットが配置されており、この押しのけユ
ニットは単に略示した孔312を介して吸い込み接続部
314と接続されている。孔312は袋穴316、例え
ば袋穴316の底に開口している。袋穴316内には接
続短管318がその固定フランジ320をもって係合し
ている。この場合、固定フランジ320の外形は袋穴3
16の内径にほぼ等しく、したがって固定フランジは遊
びなしに袋穴316の底にまで押し込み可能である。袋
穴316はリング***部322を有しており、このリン
グ***部は半径方向で袋穴316内に突出している。接
続短管318の固定フランジ320はリング***部32
2に相応する周溝324を有しており、したがって接続
短管318は袋穴316内に軸方向に導入すると、その
周溝324をもってリング***部322に係合させる。
接続短管318とケーシング310との間にはシール3
26、例えばOリングが配置されている。固定フランジ
320から肩328が突出しており、この肩は接続短管
318を導入するためのストッパとして役立つ。接続短
管は、肩328がケーシング310に当接するまで、袋
穴316内に軸方向に押し込まれ、その際同時にリング
***部322が周溝324内に係止する。この位置にお
いて接続短管318は回転軸線330を中心にして自由
に可動で回転可能である。リング***部322と周溝3
24との間のスナップ結合によって接続短管318の軸
方向の固定が行われ、これに対し接続短管318の半径
方向の固定はまだ行われていない。
【0072】この予備組み立てされた状態において、油
圧搬送装置が組み付けられ、例えば自動車の内燃機関の
エンジンブロックにフランジ結合される。油圧搬送装置
と図示していない例えば液力油を含有しているタンクと
の間の接続を生ぜしめるために、やはり図示していない
接続ホースが設けられており、この接続ホースは接続短
管318の接続端部332に差しはめ可能である。接続
端部332は半径方向で外方に向かって突出する***部
334を有しており、この***部は接続ホースの固定に
役立つ。付加的に接続ホースは締め付け金具などによっ
て固定することができる。この場合袋穴316内で接続
短管318が半径方向に動き得ることによって、接続短
管318の最適の位置を選択することができ、したがっ
てタンクへの接続ホースは折れ曲がりなしに接続端部3
32上に差しはめ可能である。
【0073】ケーシング310には孔336が形成され
ており、その周線は袋穴316の内周面と交差してい
る。この場合孔336は接続短管318の回転軸線33
0に対して90°の角度で延びている。この場合孔33
6は次のように位置せしめられている。すなわちその中
心軸線338が袋穴316の外側に、つまりケーシング
310内に位置するように、されている。これによって
孔336の周線は袋穴316の内周面と180°よりも
小さな円弧で交差する。孔336はシール326の上方
に配置されており、したがって孔336は孔312に対
してシールされている。
【0074】接続短管318を袋穴316内に押し込む
と、孔336が部分的に固定フランジ320の壁340
によって覆われる。壁340の厚さ若しくは孔336の
直径は、次のように選ばれている。すなわち孔336の
周線が、接続短管318が押し込まれた場合に、壁34
0と単に部分的に交差するように、選ばれている。
【0075】タンクへの接続ホースの既に述べた組み付
けが行われ、したがって接続短管318の配向が行われ
た後に、孔336内に図6に示すように固定エレメント
342が取り付けられる。
【0076】図6においては、図5の線A−Aに沿った
断面が示されており、その際図5と同じ部分には同じ符
号が付けられており、説明を繰り返すことはしない。固
定エレメント342は例えば自分で切り込むねじ山34
4を有するねじとして構成されている。ねじのねじ込み
の間、ねじ山344は固定フランジ320の壁340の
材料内に切り込む。接続短管318は有利にはプラスチ
ック材料から成っており、したがってねじ山344の自
動切り込みは、大きな力を加えることなしに、例えばね
じドライバなどによって可能である。ねじは、ねじ頭部
346がケーシング310の受けフランジ348に接触
するまで、孔336内にねじ込まれる。自分で切り込む
ねじ山344によって、ねじは自動制動作用をもって孔
336内に挿入されている。ねじ山344のピッチに相
応して、ねじ山は固定フランジ320内に切り込んでお
り、したがって接続短管318は袋穴316からの軸方
向の抜け出しも、また中心軸線338を中心とする半径
方向の回動も、防止されている。したがって、組み立て
終了後に袋穴316の内部で接続短管318を後から回
動させることはできない。したがって振動が作用しても
接続短管318の位置変化が生ぜしめられることはな
い。接続短管318の接続端部332はしたがってその
一度占めた位置にとどまり、接続端部332と接続ホー
スとの間の折れ曲がりのない接続は油圧搬送装置の使用
中維持される。
【0077】図7〜9には、別の変化実施形で、ケーシ
ング310の袋穴316内における接続短管318の軸
方向及び半径方向の固定が示されている。この場合図7
は接続短管318とケーシング310との間の結合箇所
の縦断面を示す。接続短管318の肩328はこの場合
ケーシング310のリング溝350内に位置している。
図8にはこの範囲の拡大された部分図が示されている。
更に図8から分かるように、肩328は少なくとも1つ
の切り欠き352を有しており、この切り欠きは―図9
の平面図が更に明らかにしているように―肩328の特
定の角度範囲にわたって延びている。切り欠き352は
例えば肩328の円周に沿って対称的に配置されてい
て、弓形に構成されている。切り欠き352の深さは次
のように選ばれている。すなわち、肩328がリング溝
350内に係合している場合に、ケーシング310の隆
起部354が切り欠き352の底の上方に配置されてい
るように、選ばれている。
【0078】接続短管318の固定は次のようにして行
われる。すなわち、図示していない工具、例えばプラン
ジャによって図8の矢印356の方向に力が***部35
4に加えられる。この力は次のように大きさを定められ
ている。すなわち、***部354の材料が接続短管31
8の切り欠き352の範囲内で切り欠き352内に押し
のけられるように、定められている。これによって係止
部358が形成され、この係止部は***部354の押し
のけられた材料の範囲360によってつかまれる。この
係止部358は切り欠き352の構成(図9の平面図)
に相応して、接続短管318を半径方向で固定し、かつ
付加的に接続短管318を軸方向に固定する。
【0079】***部354の材料の比較的に薄壁の範囲
360が押しのけられることによって、この押しのけ
は、例えば自動車内での油圧搬送装置の取り付けが行わ
れた後に行うことができ、したがってまず接続短管31
8の位置決めを行うことができる。
【0080】もちろん、接続短管318の軸方向及び半
径方向の固定を、自動車内での最終組み付けの前に、図
5及び6に示した実施例のようにして、並びに図7〜9
に示した実施例のようにして、行うことも可能である。
【0081】接続短管318は有利にはプラスチック材
料がら成り、プラスチックの射出成形、注型などによっ
て構成することができる。プラスチックとしてはガラス
繊維分10%のポリイミド、あるいはガラス繊維30%
〜60%のポリアミドが適している。これによって接続
短管318は、自分で切り込むねじの切り込みあるいは
ケーシング310の***部354のかしめを接続短管の
強度及びシール性を損なうことなしに可能にする、必要
な強度を与えられる。
【0082】図10は、油圧搬送装置410の代替回路
図を示す。油圧搬送装置410は例えばベーンポンプ、
回転ピストンポンプなどであることができる。油圧搬送
装置410はケーシング412内に配置されている押し
のけユニット414を有しており、この押しのけユニッ
トによって媒体例えば液力油が吸い込み接続部416か
ら吐出接続部418に搬送可能である。吸い込み接続部
416は例えばタンクと接続されており、吐出接続部4
18は消費器例えば自動車のかじ取り補助系と接続され
ている。押しのけユニット414のロータは例えばここ
で概略的に示した巻き掛け伝動手段420(例えばベル
ト伝動機構)を介して駆動可能であり、巻き掛け伝動手
段自体は自動車の内燃機関によって駆動可能である。内
燃機関の回転数に応じて油圧搬送装置410の作業回転
数が生じる。
【0083】回転する押しのけユニット414によっ
て、容積が変化するポンプ室が形成され、これらのポン
プ室を介して媒体が吸い込み接続部416から吸い込ま
れ、かつ圧力を増大せしめられて吐出接続部418に引
き渡される。この場合生じる体積流Qは油圧搬送装置4
10の駆動回転数に関連している。ここでは単に略示さ
れている圧力室422,すなわち、容積が減少するポン
プ室の範囲内に配置されている圧力室内で、圧力P
生じる。圧力室422とは、油圧搬送装置410内で腎
臓形吐出開口の前方(圧力集合室内への媒体の出口の前
方)に位置する範囲を意味する。油圧搬送装置410
の、例えば複数の圧力室422がその中に媒体を圧送す
ることができる圧力集合室451内には作業圧力P
生じる。最後に吐出接続部418には、接続されている
消費器によって取り出される体積流Qに応じて、消費器
圧力Pが生ずる。
【0084】油圧搬送装置410の回転数が比較的に高
い場合には、流動調節弁がないと、吐出接続部418
に、消費器によって必要とされる特定の最大体積流Qよ
りも多い体積流Qが準備されることになる。この多い体
積流Qを減少制御し得るようにするために、流動調節弁
426が設けられており、その弁ピストンは一面では作
業圧力Pで負荷可能であり、他面では消費器圧力P
で負荷可能である。作業圧力Pと消費器圧力Pとの
間の生ぜしめられる圧力差に応じて、流動調節弁426
の弁ピストンはばねエレメント428の力に抗して、油
圧搬送装置410の吸い込み範囲において流出接続部4
30が開かれるまで、変位せしめられる。これによって
流動調節弁426の前方の作業圧力Pの媒体は油圧搬
送装置410の吸い込み範囲内に流れ戻る。この場合、
媒体はインゼクタ430を通過し、このインゼクタによ
って図示していないタンクから出発圧力の媒体が、大き
な速度の噴流を形成する媒体によって連行され、したが
って油圧搬送装置410の吸い込み範囲の特に良好な媒
体供給が生じる。流動調節弁426のばね室は付加的に
圧力制限弁432と連結されており、したがって消費器
圧力Pが所定の最大値を超えると、圧力制限弁432
がばねエレメント434の力に抗して開き、油圧搬送装
置410の吸い込み範囲への付加的な接続路436を開
放する。
【0085】油圧搬送装置410の作業圧力Pの圧力
集合室451と油圧搬送装置410の消費器圧力P
吐出接続部418との間の接続部に主流動絞り438が
配置されている。この主流動絞り438は可変で調節可
能であり、その際主流動絞りは一面では圧力室422の
圧力Pで接続導管440を介して負荷可能であり、か
つ他面では消費器圧力Pで接続導管442を介して負
荷可能である。圧力P と消費器圧力Pとの間の生ぜ
しめられる差圧力に応じて、可変の主流動絞り438の
弁ピストン450はばねエレメント444の力に抗して
変位せしめられ、したがって、油圧搬送装置410の圧
力集合室を吐出接続部418に接続する圧力通路446
の流通横断面が可変である。この可変の流通横断面に応
じて、消費器への体積流Qの制御、特に減少を、流動調
節弁426とは無関係に、行うことができる。したがっ
て流動調節弁416と相まって、実際上体積流Qの精密
調整あるいは付加変化(いつから多く/少なく、どの程
度に強く/弱く)を実現することができる。主流動絞り
438は一面では圧力室422内の圧力Pによって、
かつ他面では消費器圧力Pによって負荷されているの
で、主流動絞り438の自由な流通横断面の変化は、ほ
とんど油圧搬送装置410の作業圧力Pとは無関係
に、行われる。
【0086】図11には断面図で可変の主流動絞り43
8の1つの構造可能性が示されている。この主流動絞り
は、油圧搬送装置410のケーシング412の孔448
内に配置され軸方向にしゅう動可能に支承されている弁
ピストン450を有している。この弁ピストン450の
外径はこの場合孔448の内径にほぼ等しく、したがっ
て弁ピストンはシール作用をもって孔448内で案内さ
れている。孔448内には一面では圧力通路446が開
口し、他面では圧力通路452が開口しており、圧力通
路452を介しては、押しのけユニット414によって
搬送される作業圧力Pの媒体が圧力通路446へ、ひ
いては油圧搬送装置410の吐出接続部418に搬送さ
れる。孔448の内部には絞り454が配置されてお
り、この絞りはコップ形のスリーブ456として構成さ
れていて、その、孔448の縦軸線458に対して半径
方向に延びる底460は貫通開口462を有している。
貫通開口462を通って、弁ピストン450と固く結合
され場合により弁ピストンと一体に構成されている調節
ピン464が延びている。調節ピン464は回転対称的
に構成されていて、貫通開口462の方向に円すい状に
先細になっている外面輪郭466を有している。調節ピ
ン464の最大の直径は貫通開口462の直径よりも小
さく、したがって外面輪郭466の円すい形状及び調節
ピン464の位置に応じて、調節ピン464と絞り45
4との間に可変の自由な流通横断面468(環状透き
間)が生ぜしめられる。
【0087】調節ピン464の端部470はばね受け4
72に支えられており、このばね受けはばねエレメント
474の力に抗して孔448の底476の方向に変位可
能である。ばねエレメント474はやはり孔448の底
476に支えられている。絞り454は孔448の内部
で、孔448内に開口している圧力通路446と452
との間に配置されている。
【0088】図11に示した主流動絞り438は次の機
能を示す:弁ピストン450は一面では押しのけユニッ
ト414の圧力室422内の圧力Pによって負荷され
る。この圧力Pは回転数に関連しており、換言すれば
油圧搬送装置410の回転数が増大するにつれて圧力P
が上昇する。他面において弁ピストン450は大体に
おいて圧力通路446を介しての消費器圧力Pと、ば
ねエレメント474の力とによって負荷されている。ば
ねエレメント474の力はばねエレメント474のばね
特性曲線によって定められる。したがって弁ピストン4
50の位置は大体において圧力PとPとの間の差圧
力に関連して生ぜしめられる。油圧搬送装置410の回
転数が増大すると、圧力Pが増大し、したがって弁ピ
ストン450はばねエレメント474の力に抗して、図
で見て右に向かって、変位せしめられる。これによって
弁ピストン450と固く結合されている調節ピン464
が絞り454の貫通開口462の内部で変位する。この
場合外面輪郭466の円すい形状に応じて孔448内の
自由な流通横断面468が変化せしめられ、換言すれば
圧力P(及びP)が増大すると、Pがいくぶんか
減少せしめられる。これによって圧力通路452と44
6との間の流通横断面468が変化し、したがって体積
流Q(図10)の絞りが生ずる。回転数が低下するにつ
れて、圧力Pが低下し、したがって弁ピストン450
がばねエレメント474の力によって、図で見て左に向
かって、変位せしめられ、したがって調節ピン464と
絞り454との間の流通横断面468が再び増大せしめ
られる。
【0089】絞り454は例えば孔448内にプレスば
めされている金属薄板部分などから製作することができ
る。このプレスばめによって、絞り454の、油圧搬送
装置410の使用中不変のままである規定された位置を
達成することができる。したがって全体として、わずか
な、安価に得ることのできる部品によって、簡単な、可
変の主流動絞り438が製作可能である。調節ピン46
4の外面輪郭466の最適化及びばねエレメント474
のばね力の調節によって、可変の主流動絞り438によ
り、油圧搬送装置410の作業圧力Pに大体において
無関係な油圧搬送装置410の任意の体積流特性曲線を
生ぜしめることができる。
【0090】別の利点は、油流がばねによって絞られる
ことがなく、「外側」を通って流れることである。
【0091】図12においては、別の変化実施形の可変
の主流動絞り438が示されており、その際図11と同
じ部分には同じ符号が付けてあり、繰り返して説明する
ことはしない。したがって、単にこの実施形の相違点に
ついてだけ述べる。
【0092】絞り454はやはり押し込み絞りとして構
成されていて、孔448内に不動に挿入されている。図
11に示した実施例と異なって、ばねエレメント474
は弁ピストン450と絞り454の底460との間に支
えられている。絞り454はこのために、図11の実施
例と異なって、左右を180°逆にした位置に配置され
ている。図12に示した変化実施形によって、主流動絞
り438の配置のために、図11に示した変化実施形に
比して、必要な取り付けスペースがわずかであり、しか
もこれによって主流動絞り438の調節機能が不都合な
影響を受けることはない。調節ピン464と絞り454
との間の可変の自由な流通横断面(環状透き間)によっ
て、圧力通路452を経て圧力通路446への体積流が
制御される。調節ピン464の右端部に対する圧力P
の作用は無視することができる。なぜなら、この右端部
の面は大きな面の4%に過ぎず、更にPの流動速度が
大きいことによって、静的に減少せしめられているから
である。
【0093】本明細書の特許請求の範囲は、広範な特許
保護を達成するために提案したものである。本出願人は
単に明細書及び又は図面においてのみ開示されている特
徴についても後から請求することができるものである。
【0094】従属請求項は、独立請求項ともなりうるも
のである。
【0095】本発明は明細書に記載した実施例に限定さ
れるものではない。本発明の範囲内で、更に多数の変化
形が可能である。また種々の特徴を更に種々に組み合わ
せることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】開かれた油圧搬送装置の平面図である。
【図2】図1の油圧搬送装置の断面図である。
【図3】制御プレートの平面図である。
【図4】油圧搬送装置の断面図である。
【図5】油圧搬送装置の一部分の縦断面図である。
【図6】図5の縦断面図に対して90°回した縦断面図
である。
【図7】接続短管とケーシングとの間の接続部の別の実
施形の断面図である。
【図8】図7の丸で囲んだ部分の拡大図である。
【図9】図7の接続部の平面図である。
【図10】油圧搬送装置の回路図である。
【図11】可変の主流動絞りの第1実施例を示した断面
図である。
【図12】可変の主流動絞りの第2実施例を示した断面
図である。
【符号の説明】
10 油圧搬送装置、 12 ケーシング、 14 ポ
ンプ室、 16 第1のケーシング部分、 18 カバ
ー、 20 結合エレメント、 22 貫通孔、 24
軸、 26 ロータ、 27 軸受けブッシュ、 2
8 吸い込み接続部、 30 接続短管、 32 吐出
接続部、 34 面、 36 回転軸線、 38 通
路、 40 孔、 42 流動調節弁、 44 孔、
46 圧力制限弁、 48 孔、 50 主流動絞り、
52 制御溝、 54 プレート、 56 受容部、
58 固定ピン、 60 面、 62 面、 64
貫通開口、 66 ***部、 68 リング段、 69
半円、 70 案内区分、71 卵形範囲、 72
貫通開口、 74 切り欠き、 76 周縁、 78
圧力集合室、 79 緩衝溝、 80 湾入部、 82
貫通開口、 86圧力板、 88 凹所、 90 切
り欠き、 92 流動分配ピン、 94リング溝、 1
00 カムリング、 102 孔、 201 油圧搬送
装置、203 ケーシング、 205 第1のケーシン
グ部分、 207 ポンプ室、209 カバー、 21
1 固定エレメント、 213 貫通開口、 215プ
レート、 217 ロータ、 219 カムリング、
221 保持体、223 ビード、 224 比較的に
薄壁のエレメント、 226 貫通孔、227 プレー
ト、 229 第1のシール、 231 圧力集合室、
233第2のシール、 310 ケーシング、 31
2 孔、 314 吸い込み接続部、 316 袋穴、
318 接続短管、 320 固定フランジ、 32
2 リング***部、 324 周溝、 326 シー
ル、 328 肩、 330 回転軸線、 332 接
続端部、 334 ***部、 336 孔、 338
中心軸線、 340 壁、 342 固定エレメント、
344 ねじ山、346 ねじ頭部、 348 受け
フランジ、 350 リング溝、 352切り欠き、
354 ***部、 356 矢印、 358 係止部、
360押しのけられた材料の範囲、 410 油圧搬
送装置、 412 ケーシング、 414 押しのけユ
ニット、 416 吸い込み接続部、 418 吐出接
続部、 420 巻き掛け伝動手段、 422 圧力
室、 426 流動調節弁、 428 ばねエレメン
ト、 430 流出接続部(インゼクタ)、 432圧
力制限弁、 434 ばねエレメント、 436 接続
路、 438 主流動絞り、 440 接続導管、 4
42 接続導管、 444 ばねエレメント、 446
圧力通路、 448 孔、 450 弁ピストン、
451 圧力集合室、 452 圧力通路、 454
絞り、 456 スリーブ、 458縦軸線、 460
底、 462 貫通開口、 464 調節ピン、 4
66外面輪郭、 468 流通横断面、 470 端
部、 472 ばね受け、474 ばねエレメント、
476 底面、 P 圧力、 P 作業圧力、P
消費器圧力、 Q 体積流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 19834119.9 (32)優先日 平成10年7月29日(1998.7.29) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19834118.0 (32)優先日 平成10年7月29日(1998.7.29) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19834117.2 (32)優先日 平成10年7月29日(1998.7.29) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 19850240.0 (32)優先日 平成10年10月31日(1998.10.31) (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (72)発明者 ファン ドン ニュイエン ドイツ連邦共和国 ノイ−アンシュパッハ ルドルフ−ゼルツァー−シュトラーセ 14アー (72)発明者 ハンス−ユルゲン ラウト ドイツ連邦共和国 ノイ−アンシュパッハ シュターベルシュタイナー ヴェーク 46アー (72)発明者 ランドルフ ケルトゲ ドイツ連邦共和国 ミュンヘン ティーメ −シュトラーセ 5 (72)発明者 マーティン ヨルダン ドイツ連邦共和国 バート ホムブルク リンデンシュトラーセ 8 (72)発明者 フォルカー ザイペル ドイツ連邦共和国 ベンスハイム ダルム シュテッター シュトラーセ 190 (72)発明者 クリストフ ラウサー ドイツ連邦共和国 フリードリッヒスドル フ アルベルト−シュヴァイツァー−シュ トラーセ 17

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に配置されていて、駆動可
    能な軸を介して回転させることのできる押しのけユニッ
    トを有し、この押しのけユニットは、ポンプケーシング
    内で該軸上に回転不能に配置されているロータを含んで
    おり、更に、ロータの回転の際に容積が増大する少なく
    とも1つの第1の範囲(吸い込み範囲)と容積が減少す
    る少なくとも1つの第2の範囲(吐出範囲)とを形成す
    る手段を有し、その際第1の範囲は搬送装置の吸い込み
    接続部と接続され、第2の範囲は搬送装置の吐出接続部
    に接続されている形式の油圧搬送装置において、本明細
    書及び添付図面に開示されている少なくとも1つの発明
    的構成要件が設けられていることを特徴とする、油圧搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 軸に対して半径方向に配向された面によ
    って制限されるポンプ室がその一方の側を1つのプレー
    トによって制限され、このプレートは、油圧搬送装置の
    油圧制御機能,油圧搬送装置の種々の圧力下にある範囲
    をシールするシール装置及びプレートの組み付け及び心
    出しの後に軸の軸方向の位置固定を実現することを特徴
    とする、特に請求項1記載の油圧搬送装置。
  3. 【請求項3】 プレートが回転不能に配置されていて、
    一方の面をもってケーシング部分の1つの面に平らに接
    触していることを特徴とする、特に請求項2記載の油圧
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 プレートの一方の面に対して平行な他方
    の面がロータのための走行面を形成していることを特徴
    とする、特に請求項1から3までのいずれか1項記載の
    油圧搬送装置。
  5. 【請求項5】 プレートが1つの貫通開口を有してお
    り、この貫通開口を通して軸が導かれていることを特徴
    とする、特に請求項1から4までのいずれか1項に記載
    の油圧搬送装置。
  6. 【請求項6】 貫通開口が成形部を有しており、この成
    形部は、軸を組み付けた後に、特にプレートを心出しし
    た後に、軸の案内区分とともに、軸のための軸方向のス
    トッパを形成することを特徴とする、特に請求項5記載
    の油圧搬送装置。
  7. 【請求項7】 貫通開口がほぼだ円形の横断面を有して
    おり、その際軸の回転軸線は貫通開口の半円形の範囲の
    中心点と合致しており、回転軸線に対して同軸的に配置
    された***部が軸の案内区分を受容するためのリング段
    を形成していることを特徴とする、特に請求項1から6
    までのいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  8. 【請求項8】 プレートが貫通開口を有しており、この
    貫通開口はケーシングの吸い込み通路と接続していて、
    搬送装置の腎臓形吸い込み開口を形成していることを特
    徴とする、特に請求項1から7までのいずれか1項記載
    の油圧搬送装置。
  9. 【請求項9】 プレートが1つのポケット形の切り欠き
    を有しており、この切り欠きは圧力集合室と接続してい
    て、搬送装置の腎臓形吐出開口を形成していることを特
    徴とする、特に請求項1から8までのいずれか1項記載
    の油圧搬送装置。
  10. 【請求項10】 プレートが1つの切り欠きを有してお
    り、この切り欠きを介して流動調節弁が圧力集合室内の
    圧力を負荷可能であり、かつ又はプレートが1つの切り
    欠きを有しており、この切り欠きを介して主流動絞りが
    腎臓形吐出開口内のの圧力を負荷可能であることを特徴
    とする、特に請求項1から9までのいずれか1項記載の
    油圧搬送装置。
  11. 【請求項11】 プレートの他方の面が搬送装置の腎臓
    形吸い込み開口及び腎臓形吐出開口を相互にシールして
    いることを特徴とする、特に請求項1から10までのい
    ずれか1項記載の油圧搬送装置。
  12. 【請求項12】 プレートの一方の面が、吸い込み通
    路,流動調節弁を受容している孔,主流動絞りを受容し
    ている孔,制御溝,軸を受容している孔を相互にシール
    していることを特徴とする、特に請求項1から11まで
    のいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  13. 【請求項13】 プレートが間接的に(圧力板及びカム
    リングを介して)液力でケーシング部分に搬送装置の作
    業圧力によって押し付けられることを特徴とする、特に
    請求項1から12までのいずれか1項記載の油圧搬送装
    置。
  14. 【請求項14】 プレートが1つのリング溝を有してお
    り、このリング溝を介してロータのベーンの下方の範囲
    が圧力下の媒体で負荷可能であることを特徴とする、特
    に請求項1から13までのいずれか1項記載の油圧搬送
    装置。
  15. 【請求項15】 ケーシングの第1のケーシング部分内
    に配置されていて、駆動可能な軸を介して回転せしめる
    ことのできるロータを含む押しのけユニットと、この第
    1のケーシング部分を閉鎖するためのカバーと、このカ
    バーと結合されている搬送装置のための保持体とを有
    し、カバー及び保持体は一体であるか、あるいはねじと
    1つの開口内に係合する押し出し変形部とを介して互い
    に回動不能に結合されていることを特徴とする、特に請
    求項1から14までのいずれか1項記載の油圧搬送装
    置。
  16. 【請求項16】 カバー及び又は保持体が深絞り法で製
    作されていることを特徴とする、特に請求項1から15
    までのいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  17. 【請求項17】 カバー及び又は保持体が金属薄板から
    成っていることを特徴とする、特に請求項15又は16
    記載の油圧搬送装置。
  18. 【請求項18】 カバーが鉢形に構成されていて、第1
    のケーシングとともに、1つの閉じた圧力集合室を形成
    していることを特徴とする、特に請求項1から17まで
    のいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  19. 【請求項19】 カバーが、組み付けられた状態におい
    て、少なくとも1つの第1のシールを介して軸方向の圧
    着力を押しのけユニットに作用させることを特徴とす
    る、特に請求項1から18までのいずれか1項記載の油
    圧搬送装置。
  20. 【請求項20】 圧力集合室が外部に対して少なくとも
    1つの第2のシールを介してシールされており、この第
    2のシールは、カバーが組み付けられた状態において、
    第1のケーシング部分に押し付けられていることを特徴
    とする、特に請求項1から19までのいずれか1項記載
    の油圧搬送装置。
  21. 【請求項21】 ケーシング内に配置されている少なく
    とも1つの押しのけユニットを有し、その際この押しの
    けユニットは搬送装置の吸い込み接続部及び吐出接続部
    と接続されており、吸い込み接続部は吸い込み接続部と
    圧力密に接続可能な接続短管を介して、搬送すべき媒体
    の源と接続可能であり、接続短管が外部の固定手段によ
    って半径方向及び軸方向に固定可能であることを特徴と
    する、特に請求項1から20までのいずれか1項記載の
    油圧搬送装置。
  22. 【請求項22】 固定手段が自分で切り込むねじであ
    り、そのねじ山が接続短管の壁に少なくとも部分的に切
    り込むことを特徴とする、特に請求項1から21までの
    いずれか1項記載の油圧搬送装置。
  23. 【請求項23】 ねじを受容するために、ケーシング内
    に孔が設けられており、この孔の周線は、接続短管がそ
    の中に差し込み可能である袋穴の周面と交差しているこ
    とを特徴とする、特に請求項1から22までのいずれか
    1項記載の油圧搬送装置。
  24. 【請求項24】 接続短管を固定するねじを受容するケ
    ーシングの孔が接続短管の回転軸線に対して90°の角
    度で延びていることを特徴とする、特に請求項1から2
    3までのいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  25. 【請求項25】 接続短管を固定するねじを受容するケ
    ーシングの孔の中心軸線が、接続短管を差し込まれる袋
    穴の外側に位置していることを特徴とする、特に請求項
    1から24までのいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  26. 【請求項26】 ケーシングの少なくとも1つの区分が
    接続短管の切り欠き内に押し込み可能(変形可能)であ
    ることを特徴とする、特に請求項1から25までのいず
    れか1項記載の油圧搬送装置。
  27. 【請求項27】 接続短管の肩がケーシングのリング溝
    内に係合しており、このリング溝をつかむケーシングの
    ***部が少なくとも部分的に肩上に変形可能であること
    を特徴とする、特に請求項1から26までのいずれか1
    項記載の油圧搬送装置。
  28. 【請求項28】 接続短管の肩がその円周にわたって、
    特に対称的に分配された複数の切り欠きを有しており、
    これらの切り欠き内にケーシングの***部のそれぞれ1
    つの区分が変形可能であることを特徴とする、特に請求
    項1から27までのいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  29. 【請求項29】 ケーシングの肩が有している複数の切
    り欠きが弓形に構成されていることを特徴とする、特に
    請求項1から28までのいずれか1項記載の油圧搬送装
    置。
  30. 【請求項30】 接続短管がプラスチック部品から成っ
    ていることを特徴とする、特に請求項1から29までの
    いずれか1項記載の油圧搬送装置。
  31. 【請求項31】 接続短管が、ガラス繊維分を有するポ
    リイミド又はポリアミドから成っていることを特徴とす
    る、特に請求項30記載の油圧搬送装置。
  32. 【請求項32】 プラスチック製接続短管が10%のガ
    ラス繊維分を有するポリイミドから成っていることを特
    徴とする、特に請求項31記載の油圧搬送装置。
  33. 【請求項33】 プラスチック製接続短管が30%〜6
    0%のガラス繊維分を有するポリアミドから成っている
    ことを特徴とする、特に請求項31記載の油圧搬送装
    置。
  34. 【請求項34】 油圧搬送装置のケーシングに取り付け
    られる、吸い込み接続部と圧力密に接続可能な接続短管
    が、搬送すべき媒体の源に通じる導管と接続するために
    位置決め可能である形式の油圧搬送装置を組み立てる方
    法において、油圧搬送装置の組立を終了し、かつ接続短
    管を媒体源に通じる接続導管と接続した後に、接続短管
    を半径方向及び軸方向に固定することを特徴とする、油
    圧搬送装置の組立法。
  35. 【請求項35】 接続短管の材料を、接続短管の位置決
    めが行われた後に、少なくとも部分的に、押しのけ変形
    させることを特徴とする、特に請求項34記載の方法。
  36. 【請求項36】 ケーシングの材料を、接続短管の位置
    決めのために、少なくとも部分的に押しのけ変形させる
    ことを特徴とする、請求項34又は35記載の方法。
  37. 【請求項37】 押しのけユニットを有し、この押しの
    けユニットは媒体を、初期圧力下の吸い込み接続部から
    消費器と接続可能な消費器圧力下の吐出接続部に搬送
    し、更に、油圧搬送装置によって搬送される体積流を調
    整若しくは制限するための調節装置を有しており、搬送
    装置の圧力集合室が吐出接続部と、搬送装置の作業圧力
    とほぼ無関係に作用する可変の絞り装置を介して接
    続されていることを特徴とする、特に請求項1から33
    までのいずれか1項記載の油圧搬送装置。
  38. 【請求項38】 絞り装置が弁装置であり、この弁装置
    は、消費器圧力Pと押しのけユニットの腎臓形吐出開
    口の前の圧力室内の圧力Pとの間の圧力差に関連し
    て、圧力集合室と吐出接続部との間の圧力接続部を絞り
    によって制御することを特徴とする、特に請求項37記
    載の油圧搬送装置。
  39. 【請求項39】 弁装置が孔内で軸方向にしゅう動可能
    に支承されている弁ピストンを有しており、この弁ピス
    トンは一面では圧力室の圧力Pで負荷可能であり、か
    つ他面では消費器圧力P及びばねエレメントの力で負
    荷可能であり、その際圧力PとPとの圧力差に関連
    して弁ピストンの制御装置が自由流通横断面を変化させ
    るることを特徴とする、特に請求項37又は38記載の
    油圧搬送装置。
  40. 【請求項40】 弁ピストンが調節ピンを有しており、
    この調節ピストンは定置の絞りの開口を貫通しており、
    調節ピンの外面輪郭が、貫通開口の範囲内のその運動範
    囲において、軸方向で変化する外面輪郭を有しているこ
    とを特徴とする、特に請求項37から39までのいずれ
    か1項記載の油圧搬送装置。
  41. 【請求項41】 調節ピンの外面輪郭が貫通開口の方向
    に変化しており、特に円すい状に先細になっており、か
    つ又は円すい状に拡大していることを特徴とする、特に
    請求項40記載の油圧搬送装置。
  42. 【請求項42】 絞りが弁ピストンを支承している孔内
    にプレスばめされたスリーブによって形成されることを
    特徴とする、特に請求項37から41までのいずれか1
    項記載の油圧搬送装置。
  43. 【請求項43】 調節ピンがばね受けに支えられてお
    り、このばね受けにはばねエレメントの一方の端部が支
    えられており、ばねエレメントの他方の端部は弁ピスト
    ンを支承している孔の底面に支えられていることを特徴
    とする、特に請求項37から42までのいずれか1項記
    載の油圧搬送装置。
  44. 【請求項44】 ばねエレメントが一方の端部を弁ピス
    トンに支えられ、かつ他方の端部をばね受けに支えられ
    ていることを特徴とする、特に請求項37から42まで
    のいずれか1項記載の油圧搬送装置。
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