JP3861594B2 - オイルポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば自動車のハンドル操作力を軽減する動力舵取装置のような圧力流体利用機器に用いる可変容量形ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、動力舵取装置に用いる流体圧ポンプは、舵取りハンドルの舵取り操作時(いわゆる操舵時)に操舵状態に対応した操舵補助力を得るために、充分な量の圧力流体を動力舵取装置のパワーシリンダに給送できることが要求される。これに対して車輌の直進走行時のような非操舵時には、圧力流体の給送は事実上不要である。また、この動力舵取装置用ポンプには、高速走行時の圧力流体の給送量を停車中や低速走行時の給送量よりも少なくし、高速走行時に舵取りハンドルに剛性感をもたせて高速での直進走行時の走行安定性を確保できることも望まれる。
【0003】
この種の動力舵取装置用のポンプとして従来一般には、車輌のエンジンを駆動源とする容量形ポンプを用いていた。容量形ポンプは、エンジンの回転数が増加するに伴って吐出流量が増大する特性をもっている。従って、容量形ポンプを動力舵取装置用のポンプとして用いるには、ポンプからの吐出流量を回転数の如何にかかわらず一定量以下に制御する流量制御弁が必須となる。しかし、このような流量制御弁を備えた容量形ポンプでは、圧力流体の一部を流量制御弁を介してタンクに還流させても、エンジンに対する負荷は減少せず、ポンプの駆動馬力は同じであるから省エネルギー効果は得られなかった。
【0004】
このような不具合を解消するため、ポンプ一回転当たりの吐出流量(cc/rev)を回転数の増加に比例して減少させることができる可変容量形ベーンポンプが、特開平6−200883号公報、特開平7−243385号公報、特開平8−200239号公報等によって従来から提案されている。これらの可変容量形ポンプはいわゆるエンジン回転数感応式ポンプであって、エンジン回転数(ポンプ回転数)が増加すると、ポンプ吐出側の流体圧の大きさに対応してカムリングをポンプ室のポンプ容量が減少する方向に移動させるようになっているので、ポンプ吐出側の流量を減少させることができる。
【0005】
前記のような可変容量形ポンプは、車輌の停車中や低速走行時であってもエンジン回転数が小さいときにポンプ吐出側の流量を相対的に多くすることができるから、停車中や低速走行時における操舵時に大きな操舵補助力を得て軽快な操舵を行うことができる。また、車輌の高速走行時にはエンジン回転数が大きくなり、ポンプ吐出側の流量が相対的に少なくなるから、高速走行時における舵取り操作力に適度な剛性感を与えた操舵が可能となる。
【0006】
また、この種の可変容量形ポンプによれば、操舵時(操舵必要時)に所定流量の圧力流体を給送して所定の操舵補助力を得るとともに、非操舵時(操舵が不要なとき)に圧力流体の給送流量をほとんど零または必要最小限とすることが省エネルギー化の観点から望まれている。例えば、可変容量形ポンプを車輌のエンジンで直接駆動しているときにおいて、エンジン回転数が大きいときであっても非操舵時であれば、ポンプからの吐出量は不要であり、このときのポンプ吐出量を減少させるとポンプの駆動馬力を抑制できるものであり、このような点を考慮することが望まれている。
【0007】
すなわち、この種の可変容量形ポンプを制御するに当たっては、車輌が停車しているか、低速、中速または高速で走行しているか、その走行時に操舵が行われているか、非操舵であるかを判断し、その車輌の走行状態に応じて最適なポンプ制御を行うことが望まれる。従って、このような車輌の走行状態、操舵状態を確実に把握し、ポンプ制御を適切に行って動力舵取装置としての性能を発揮させるとともに、ポンプの駆動制御を所要の状態で行い、可変容量形ポンプとして省エネルギー効果が得られるように、ポンプの作動状態や車輌の走行状態を加味して何らかの対策を講じる必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、直進走行中におけるポンプ吐出流量を低く押さえて、省エネルギー効果を向上させるとともに、操舵時の大流量が必要なときには、迅速に応答してポンプ吐出流量を増大させ、所要の操舵補助力を生じさせることができる可変容量形ポンプを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係る可変容量形ポンプは、ポンプボディの内部空間に揺動可能に支持されたカムリングと、このカムリング内に回転可能に配置されたロータと、前記カムリングの一側に形成された第1流体圧室と、他側に形成された第2流体圧室と、前記カムリングをポンプ室のポンプ容量が最大となる方向に付勢する付勢手段と、前記ポンプ室から吐出される圧力流体を圧力流体利用機器に供給する吐出通路の途中に設けたメータリングオリフィスと、このメータリングオリフィスの上流側と下流側の流体圧をスプールの両端面に作用させるとともに、下流側の流体圧が作用する端面側にスプリングを配置した制御バルブとを備え、この制御バルブの作動により前記流体圧室の少なくとも一方の流体圧を制御してカムリングを揺動させるようにしたものであって、さらに、前記圧力流体利用機器の作動圧力の上昇に応じて移動するピストンを設け、このピストンにより前記スプールのスプリング側端面に軸方向の推力を付加するようにしたものである。
【0010】
また、請求項2に記載の可変容量形ポンプは、前記ピストンを、スプリングを挟んでスプールと逆側に配置した段付きのピストンとし、その小径端に前記スプリングの一端を当接させ、かつ、大径端に前記圧力流体利用機器の作動圧力を作用させるとともに、ピストンの小径部と大径部との段差部の周囲に形成した空間に前記メータリングオリフィスの下流側の流体圧よりも低い圧力を導入し、前記流体圧力利用機器の作動圧力によってピストンを移動させることにより、前記スプリングを介して制御バルブのスプールに軸方向の推力を付加することを特徴とするものである。
【0011】
さらに、請求項3に記載の可変容量形ポンプは、前記スプリングの外周側に第2のスプリングを配置し、その一端をスプールの端面に、他端をバルブ孔の端面にそれぞれ当接させたことを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項4に記載の可変容量形ポンプは、前記ピストンを、スプリングを挟んでスプールと逆側に配置した段付きのピストンとし、その大径端に前記圧力流体利用機器の作動圧力を作用させるとともに、小径端をスプール側に延長し、前記流体圧力利用機器の作動圧力によりピストンが移動したときに、前記ピストンの小径端を直接スプールに当接させて軸方向の推力を付加することを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項5に記載の可変容量形ポンプは、前記ピストンの大径端に流体圧力利用機器の作動圧力を導く導入通路の途中に切替弁を設け、作動圧力が所定以上に上昇した際に、前記導入通路を遮断することを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る可変容量形ポンプの全体の構成を示す断面図、図2は前記可変容量形ポンプに設けられた制御バルブの構造を示す概略構成図である。この可変容量形ポンプ(全体を符号1で示す)は、本発明を動力舵取装置の油圧発生源となるベーンタイプのオイルポンプに適用した場合を示すものである。
【0015】
フロントボディとリアボディとを突き合わせてなるポンプボディ2内に、後に説明するポンプカートリッジとしてのポンプ構成要素を収納配置する収納空間4が形成され、この収納空間4の内面にアダプタリング6が嵌着されている。このアダプタリング6のほぼ楕円形の空間内に、揺動支点ピン8を介してカムリング10が揺動可能に配置されている。このカムリング10の、前記揺動支点ピン8とほぼ軸対称の位置にシール部材12が設けられており、これら揺動支点ピン8とシール部材12とによって、カムリング10の両側に第1流体圧力室14および第2流体圧力室16が区画形成されている。
【0016】
さらに、前記カムリング10の内周側には、複数枚のベーン18を放射方向に摺動自在に保持したロータ20が配置されている。このロータ20は、ポンプボディ2を貫通して回転自在に支持されたドライブシャフト22に連結されており、図示しないエンジンによって回転駆動されるドライブシャフト22により図1の矢印方向に回転する。前記カムリング10はドライブシャフト22に連結されたロータ20に対し、偏芯した状態で配置されており、これらカムリング10とロータ20との間に形成される空間内に、隣接する二枚のベーン18によってポンプ室24が形成される。このカムリング10が、前記揺動支点ピン8を支点に揺動することによって前記ポンプ室24の容積が増減する。
【0017】
ポンプボディ2の前記第2流体圧室16側には、圧縮コイルばね26が配置されており、前記カムリング10を常時第1流体圧室14側、つまり前記ポンプ室24の容積が最大になる方向に付勢している。
【0018】
前記ポンプボディ2の内部の収納空間4には、従来周知のように、前記アダプタリング6、カムリング10およびロータ20が、図示しないプレッシャプレートおよびサイドプレート(またはサイドプレートの機能を果たすリアボディ)によって両側から挟持されている。
【0019】
前記ロータ20の回転に伴って、隣接する二枚のベーン18間に形成されるポンプ室24の容積が次第に拡大していく領域(図1の上部)の、サイドプレートの側面には吸込側開口が形成されており、図示しない吸い込みポートを介してタンクから吸い込んだ作動流体をポンプ室24に供給する。また、前記ロータ20の回転に伴って、前記ポンプ室24の容積が次第に縮小していく領域(図1の下部)の、プレッシャプレートの側面に吐出側開口が形成されており、ポンプ室24から吐出された圧力流体が、ポンプボディ2の底部に形成された吐出側圧力室に導入される。この吐出側圧力室は、ポンプボディ2に形成されたポンプ吐出側通路を介して吐出ポートに接続されており、吐出側圧力室に導かれた圧力流体が、吐出ポートから動力舵取装置のパワーシリンダに送られる。
【0020】
前記ポンプボディ2内には、前記ドライブシャフト22と直交する方向を向けて制御バルブ28が設けられている。この制御バルブ28は、ポンプボディ2に形成されたバルブ孔30内に摺動可能に嵌合されたスプール32を有している。このスプール32は、その一方の端部(図1の右側の第2流体圧室16側端部)側の室34(以下スプリング室と呼ぶ)内に配置されたスプリング36によって、常時図1の左方(第1流体圧室14方向)に向けて付勢されており、非作動時には、前記バルブ孔30の開口部に螺合されて閉塞するプラグ37の前面に当たって停止している。
【0021】
前記ポンプ室24から流体圧力利用機器(この実施の形態では動力舵取装置)に至る吐出側通路の途中にメータリングオリフィス(図示せず)が設けられており、このメータリングオリフィスの上流側の流体圧が、パイロット圧通路38を介して、図1の左方の室40(以下高圧室と呼ぶ)内に導入され、一方、メータリングオリフィスの下流側の流体圧が、パイロット通路42(図2参照)を介して、スプリング室34に導入されており、これら両室34、40の圧力差が所定以上になると、スプール32がスプリング36に抗して図の右方へ移動する。なお、前記メータリングオリフィスは、図示を省略するが、前記カムリング10の揺動によって開口面積を増減される通路孔を有する可変オリフィスと、最少流量を規定する固定オリフィスからなっている。
【0022】
カムリング10の左側に形成された第1流体圧室14は、ポンプボディ2およびアダプタリング6に形成された接続通路2a、6aを介して、バルブ孔30の高圧室40側に連通し、カムリング10の右側に形成された第2流体圧室16は、ポンプボディ2およびアダプタリング6に形成された接続通路2b、6bを介して、バルブ孔30のスプリング室34側に連通している。
【0023】
スプール32の外周面には、前記高圧室40を区画する第1ランド部32aとスプリング室34を区画する第2ランド部32bとが形成され、これら両ランド部32a、32bの中間に環状の溝部32cが設けられている。この中間の環状溝部32cが、ポンプ吸込側通路43を介してタンクに接続されており、この環状溝部32cとバルブ孔30の内周面との間の空間がポンプ吸込側室44を構成している。
【0024】
カムリング10の左側に設けられた第1流体圧室14は、スプール32が図1に示す非作動位置にあるときには、接続通路2a、6aを介してポンプ吸込側室44に接続され、前記メータリングオリフィスの前後の差圧によってスプール32が作動すると、ポンプ吸込側室44から徐々に遮断されて、前記高圧室40に連通されるようになっている。従って、第1流体圧室14には、前記ポンプ吸込側の圧力Pと、ポンプ吐出側通路内に設けられたメータリングオリフィスの上流側の圧力Pが選択的に供給される。
【0025】
また、カムリング10の右側に設けられた第2流体圧室16は、スプール32の非作動時には、接続通路2b、6bを介してスプリング室34に接続され、スプール32が作動すると、前記スプリング室34から徐々に遮断されるとともに、次第にポンプ吸込側室44に接続される。従って、第2流体圧室16内には、前記メータリングオリフィスの下流側の圧力Pとポンプ吸込側の圧力Pが選択的に供給される。
【0026】
前記スプール32の内部には、リリーフバルブ46が設けられており、スプリング室34内の圧力(メータリングオリフィスの下流側の圧力、言い換えれば動力舵取装置の作動圧力)が所定以上に上昇したときに開放して、この流体圧をタンク側に逃がすようになっている。
【0027】
前記可変容量形ポンプ1の構成および作動については、従来知られたものとほぼ同一であるので、一部の図示および詳細な説明は省略している。さらに、本実施の形態に係る可変容量形ポンプ1には、動力舵取装置の作動圧力(負荷圧力)によって前記制御バルブ28のスプール32を押圧し、ポンプ吐出流量を増大させる推力付加手段としてピストンが設けられている。
【0028】
制御バルブ28のスプール32が摺動自在に嵌合しているバルブ孔30の底部(スプリング室34側端部)に、環状の保持部材50が嵌合固定されている(図1参照、なお、図2では構造を簡略化して示しているので図示を省略する)。この環状保持部材50の外周にはシール部材52が嵌着されてスプリング室34側とバルブ孔30の底部側(図1の右端側)の空間54とを、液密を保持して区画している。
【0029】
この環状保持部材54の軸芯を貫通して形成された内部孔56は、バルブ孔30の底部側の大径孔56aとスプリング室34側の小径孔56bとからなっており、この内部孔56内に段付きのピストン58が嵌合している。段付きピストン58の大径部58aが内部孔56の大径孔56a内に摺動自在に嵌合し、小径部58bが内部孔56の小径孔56b内に摺動自在に嵌合している。さらに、段付きピストン58の小径部58bの先端に形成された細径部58cが、環状保持部材50の内部孔56からスプリング室34内に突出している。
【0030】
この段付きピストン58の先端細径部58cにばね受け用のリング60が嵌合し、前記制御バルブ28のスプール32を高圧室40側に付勢するスプリング36の一端を支持している。ばね受け用リング60は、このスプリング36に押されて段付きピストン58の小径部58bと先端細径部58cとの間の段部に係止している。
【0031】
前記段付きピストン58には軸芯を貫通する通路孔62が形成されており、この通路孔62を介して段付きピストン58の大径部58aの背後の空間54(図の右端の空間)に、スプリング室34内の圧力すなわち、メータリングオリフィスの下流側でのポンプ吐出側の圧力が導入されている。また、段付きピストン58の大径部58aと小径部58bとの段差部と、環状保持部材50の大径孔56aの内面によって区画された空間63は、バルブボディ2内の通路64(図2参照)等を介してタンク側に接続されている。なお、この空間63に導入する圧力は、タンク圧に限るものではなく、メータリングオリフィスの下流側の圧力よりも低い圧力であればよい。
【0032】
前記段付きピストン58には、両端面に同じ流体圧(メータリングオリフィスの下流側の流体圧、つまり動力舵取装置の作動圧力)が作用しており、この作動圧力が所定以上大きくなると、大径部58aと小径部58bとの受圧面積差によりピストン58がスプリング36を撓めて図の左方へ移動する。このピストン58は、大径部58aの小径部58b側端面(図の左側端面)が環状保持部材56の小径孔56bと大径孔56aとの間の段部56c(ストッパ面)に当たると停止するようになっている。なお、この実施の形態では、動力舵取装置の作動圧力が例えば0.6Mpaに達するまでピストン58が移動しないようにスプリング36のばね力が設定される。
【0033】
前記制御バルブ28は、この可変容量形ポンプ1の始動直後はメータリングオリフィスの上流側と下流側の流体圧力差(差圧)が小さいので、スプリング36の力によってスプール32が図1に示す位置に停止している。従って、第1流体圧力室14はポンプ吸込側室44に接続されてタンク圧Pが導入され、一方、第2流体圧力室16はスプリング室34を介して前記メータリングオリフィスの下流側の圧力Pが導入されており、カムリング10は図1の左側に押されてポンプ室24の容積が最大となる状態にある。
【0034】
そして、エンジン回転数が増加するにつれて、ポンプ室24からの吐出流量が次第に増大し、メータリングオリフィスの上流側と下流側との圧力差(差圧)が大きくなり、所定の差圧になると、前記スプール32がスプリング36を撓ませる方向(スプリング室34方向)に移動し、所定位置で平衡して、その状態が維持されることになる(図2に示す状態)。このとき、スプール32は、カムリング10の両側に形成されている第1流体圧力室14および第2流体圧室16に、ともにポンプ吸込側を接続または接続可能な状態でほぼ安定する。
【0035】
このようなスプール32の平衡状態において、カムリング10は、両側の流体圧力室14、16間の差圧と前記圧縮コイルばね26の付勢力とによって、図1の右側に揺動してポンプ室24が最小のポンプ容量となる位置でバランスした状態となる。この状態では、ポンプは最少のポンプ吐出流量となっており、この実施の形態では、吐出流量が4.5l/minとなっている(図6の破線参照)。なお、このこの吐出流量の数値は一例であり、必要とされる最小の操舵補助力から、メータリングオリフィスの絞り量やポンプ室24の容積等によって適宜設定することができる。
【0036】
また、前記のような平衡状態において舵取り操作(操舵)が行われると、動力舵取装置の作動圧力が上昇し、所定以上の圧力になると、この作動圧力が作用する段付きピストン58の大径部58aと小径部58bとの面積差により、ピストン58がスプリング36を撓めて図の左方へ移動する。ピストン58が移動すると、撓められたスプリング36を介してスプール32に軸方向の推力が付加され、スプール32は、この推力に応じて図の左方へ移動する。
【0037】
スプール32が移動することによって、第1流体圧室14がポンプ吸込側室44に接続されるとともに、第2流体圧室16がメータリングオリフィスの下流側圧力が導入されているスプリング室34に接続される。これによってカムリング10は図1の左側に揺動し、ポンプ室24の容積を拡大する。従って、ポンプからの吐出流量が増大する。図6の実線はこのような吐出流量の一例を示すもので、急操舵時に必要とする最大流量(この例では7l/min)となる。
【0038】
動力舵取装置の作動圧力がさらに上昇すると、段付きピストン58は、大径部58aの前面(図の左側端面)が前記環状保持部材50のストッパ面56cに当たって停止し、ピストン58による推力がそれ以上スプール32に伝わらないようになっている。この実施の形態では、動力舵取装置の作動圧力が例えば1.5Mpaに達するとピストンが停止するように設定されている。
【0039】
前記のような流量特性が得られるように制御すると、非操舵時には、制御バルブ28のスプール32はメータリングオリフィスに規定された最少流量(例えば4.5l/min)になるように移動してその状態を維持している。そして、この非操舵時には、最少流量でスプール32を平衡状態に維持するため、メータリングオリフィスでの差圧を小さく設定することができる。例えば、従来はメータリングオリフィスの差圧が0.2MPaで平衡状態であったものが、本発明では0.07MPa程度に設定することができる。従って、このメータリングオリフィスでの圧力損失が小さくなる。
【0040】
一方、操舵時には、動力舵取装置の作動圧力に応じてピストン58に生じる推力によって、スプール32を図2に示す平衡状態から図の左側に移動させることが瞬時に行われる。これによって第1および第2の流体圧室14、16の流体圧を制御し、ポンプ吐出流量を所定の流量まで迅速に増大させて所要の操舵補助力を生じさせることができる。従って、急操舵時にあっても、応答遅れを生じることなく、所要の操舵力を生じさせ、動力舵取装置としての性能を確保することができる。
【0041】
以上のように、車輌の直進走行時には、スプリング36の力だけで制御バルブ28のスプール32を制御し、動力舵取装置の作動時にはその作動圧力(負荷圧力)をピストン58の推力に置き換えて前記スプール32を押圧し、ポンプ吐出流量を増大させている。従って、メータリングオリフィスの前後の差圧は、車輌の直進時にはスプリング36の力に対向するだけなので低く、操舵時には、スプリング36の力とピストン58の押圧力とを加えた大きさで従来の構成と同じになり、直進時の省エネルギー効果が極めて大きい。
【0042】
図3は、第2の実施の形態に係る可変容量形ポンプ1の制御バルブ128を示す図であり、前記第1の実施の形態の制御バルブ28と基本的な構成は共通しているので、同一または相当する部分には同一の符号を付してその説明を省略し、相違する部分についてだけ説明する。なお、図3は、前記図2と同様にスプール32がメータリングオリフィスの上流側と下流側との圧力差により移動してバランスした状態を示している。
【0043】
前記第1の実施の形態では、スプリング36の一端(図1および図2の左端)を、スプール32の端面に当接させるとともに、他端を、段付きピストン58の小径部58bと先端細径部58cとの間の段部に係止させたばね受け用リング60に当接させていたが、この実施の形態では、スプリング室34内に内外二重のスプリング136、137を配置している。内側のスプリング136は、前記第1の実施の形態のスプリング36と同様に、一端(図3の左端)がスプール32の端面に、他端が段付きピストン58に係止したばね受け用リング60に当接している。また、外側のスプリング137は、一端(図3の左端)がスプール32の端面に、他端がバルブボディ2に形成されたバルブ孔30の底面30a(図1に示すように環状保持部材50を配設した構成ではその側面)にそれぞれ当接させている。
【0044】
前記外側のスプリング137は、ばね定数を低くしてあり、セット長さがばらついてもセット荷重のばらつきを小さくでき、非操舵時の流量のばらつきひいてはメータリングオリフィスの差圧のばらつきを押さえることができるようになっている。また、内側のスプリング136は、操舵時に動力舵取装置側の流体圧が上昇して所定の圧力になったときに、ピストン58が所定の変位を発生するようなばね定数に設定されている。その他の構成は、前記第1の実施の形態と同様である。
【0045】
この実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様の作動を行い、同様の効果を奏することができる。さらに、前記第1の実施の形態では単一のスプリング36によって、スプール32を作動させるメータリングオリフィス前後の差圧を設定するとともに、動力舵取装置の作動圧力により移動するピストン58の推力をスプール32に伝達する機能を果たしてしているので、このスプリング36のセット荷重が高精度であることが要求されるが、この実施の形態では、前述のようにスプリング136、137のセット荷重にそれほど高精度が要求されない。
【0046】
図4は、第3の実施の形態に係る可変容量形ポンプ1の制御バルブ228を示す図であり、制御バルブ228の構成自体は前記第1の実施の形態の構成と同一であり、この制御バルブ228のスプール32に軸方向の推力を付与するピストン258の構成が異なっている。
【0047】
この実施の形態のピストン258は、前記第1および第2の実施の形態における段付きピストン58と同様の大径部258aと小径部258bとを有する段付きピストンの背後(図4の右側)に、前記スプリング室34側の小径部258bと同径の小径部258dが形成されており、この後方側小径部258dが、バルブボディ2に形成された大径孔256aの背後に連続する小径孔256c内に摺動可能に嵌合している。
【0048】
このピストン258の軸芯には貫通孔262が形成され、前記スプリング室34内と後方側小径部258dが嵌合している小径孔256cの底部の空間257との間を連通しており、スプリング室34内の圧力すなわち前記メータリングオリフィスの下流側の圧力が前記底部空間257内に導入されている。このようにピストン258の両端に同圧を作用させることにより、動力舵取装置の作動圧力の変動によりピストン258に推力が発生してスプリング36を押すことがないようになっている。
【0049】
段付きピストン258の中央に形成された大径部258aと後方側小径部258dとの間の段差部の周囲の空間(以下圧力室と呼ぶ)254には、導入通路270を介して動力舵取装置側の流体圧が導入されるようになっている。そして、大径部258aと前方側小径部258bとの間の段差部の周囲の空間263内には、タンク側の流体圧が導入されている。
【0050】
前記導入通路270の途中に切替弁272が設けられている。この切替弁272は、バルブボディ2に形成された弁孔274内に摺動自在に嵌合されたスプール弁体276と、このスプール弁体276を付勢するスプリング278とを備えている。このスプリング278が収容されている室280は通路264を介してタンク側に接続されている。弁孔274内の前記スプリング278が収容されている室280と逆の端部側(図4の左側)の室284内は、導入通路270の下流部270Bを介して前記ピストン大径部258aの背後の圧力室254に接続されている。
【0051】
切替弁272のスプール弁体276の中間部外周に環状溝276aが形成され、この環状溝276aと前記圧力室254に接続された端部室284とが内部通路276bにより連通している。従って、図4に示すように、スプール弁体276がスプリング278に押されて非作動位置に停止しているときには、導入通路270(その上流部270A)を介して弁孔274内に導入された動力舵取装置側の流体圧は、スプール弁体276の環状溝276a、内部通路276b、端部室284および導入通路270の下流部270Bを介して、前記ピストン大径部258aの後方側の圧力室254に導入されている。
【0052】
また、動力舵取装置の作動圧力が所定以上に上昇すると、スプール弁体276がスプリング278を撓めて図4の右方へ移動し、その環状溝276aと導入通路270の上流部270Aとが遮断される。なお、流体圧力利用機器は、無負荷時でも配管抵抗等により若干の圧力損失があり、この動力舵取装置では0.3Mpa程度の損失があるため、この実施の形態では、動力舵取装置の作動圧力が例えば0.5Mpaまでスプール弁体276が作動しないように前記スプリング280力が設定されている。
【0053】
この実施の形態では、非操舵時には、前記第1の実施の形態と同様に、ポンプ回転数が増大しメータリングオリフィスの前後の圧力差が大きくなると、スプール32がスプリング36を撓めて図の右方へ移動し、前述のようにバランスした状態になる。
【0054】
この状態で舵取り操作が行われると、動力舵取装置側の圧力が上昇する。この動力舵取装置側の作動圧力がパイロット通路42からスプール32の右端のスプリング室34内に入るとともに、導入通路270の上流部270A、スプール弁体276の環状溝276a、内部通路276b、弁孔274の端部室284および導入通路270の下流部270Bを介してピストン258の大径部258aの後方に形成された圧力室254内にも導入される。動力舵取装置の作動圧力が所定以上になると、この圧力が作用するピストン258の大径部258aと小径部258bとの受圧面積差によってピストン258が左行する。ピストン258が移動すると、撓められたスプリング36を介してスプール32に軸方向の推力が付加され、スプール32は、この推力に応じて図4の左方へ移動する。
【0055】
スプール32が移動することによって、第1流体圧室14がポンプ吸込側室44に接続されるとともに、第2流体圧室16がメータリングオリフィスの下流側圧力が導入されているスプリング室34に接続される。これによってカムリング10は図1の左側に揺動し、ポンプ室24の容積を拡大する。従って、ポンプからの吐出流量が増大する。
【0056】
以上のように、この実施の形態でも、前記第1の実施の形態と同様の作動を行い、同様の効果を奏することができる。また、前記第1の実施の形態では、動力舵取装置の作動圧力が所定以上上昇すると、ピストン58がストッパ面56cに当たって停止し、スプール32にそれ以上の推力を付加しないようになっているが、この実施の形態では、動力舵取装置の作動圧力が所定以上になると、切替弁272が作動し、前記ピストン258の背後の圧力室254への導入通路270を遮断してピストン258がそれ以上移動しないようにすることにより、スプール32に伝達する推力を制限するようにしている。
【0057】
図5は、第4の実施の形態に係る可変容量形ポンプ1の制御バルブ328を示す図であり、この実施の形態では、前記第3の実施の形態とピストン358の構成が異なっている。この実施の形態のピストン358は、スプール32側の小径部358bがバルブ孔30の内部まで延長されており、前記メータリングオリフィスの前後の差圧によって制御バルブ328のスプール32が作動して平衡状態(図5に示す状態)になったときに、スプール32のスプリング336側端面とピストン358の小径部358bの先端面とがほぼ当接した状態で対向する。また、制御バルブ328のスプール32を付勢するスプリング336のピストン358側の端部は、ピストン358に係合させず、バルブ孔30の底面30aに当接させている。その他の構成は、第3の実施の形態と同一であるのでその説明は省略する。
【0058】
この実施の形態では、前記スプール32の平衡状態(図5の状態)から、操舵が行われて動力舵取装置の作動圧力が上昇しピストン358を左行させると、前記各実施の形態のようにスプリング36、136を介して推力を付加するのではなく、ピストン358が直接スプール32を押圧して、図5の左方向へ移動させる。
【0059】
この実施の形態でも前記各実施の形態と同様に作動し、同様の効果を奏することができる。さらに、スプール32を付勢するスプリング336は、ばね定数を低くし、セット長さがばらついても非操舵時の流量のばらつきを押さえることができるようになっている。また、ピストン358はスプリング336を介さず直接スプール32を押すので、操舵時には迅速に、かつ確実に制御バルブ328を切換え、ポンプの吐出流量を増加させることができる。
【0060】
なお、本発明は、前記実施の形態で説明した構造に限定されるものではなく、各部の形状、構造等を適宜変形、変更しうることはいうまでもない。また、前記実施の形態では、車輌に搭載されている動力舵取装置の油圧源として用いる可変容量形ポンプについて説明したが、本発明はこれに限らず、ポンプからの供給流量を必要に応じて増減することにより圧力流体利用機器側の動作上での信頼性を確保する一方、ポンプ動力を軽減し、省エネルギー効果を発揮させることができるものであれば適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、可変容量形ポンプにおいて、圧力流体利用機器の作動圧力の上昇に応じて移動するピストンを設け、このピストンにより制御バルブのスプールのスプリング側端面に軸方向の推力を付加するようにしたことにより、直進時のポンプ駆動トルクを減らして省エネルギー効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る可変容量形ポンプの全体の構成を示す縦断面図である。
【図2】 前記可変容量形ポンプの制御バルブを簡略化して示す概略構造図である。
【図3】 第2の実施の形態に係る可変容量形ポンプの制御バルブを簡略化して示す概略構造図である。
【図4】 第3の実施の形態に係る可変容量形ポンプの制御バルブを簡略化して示す概略構造図である。
【図5】 第4の実施の形態に係る可変容量形ポンプの制御バルブを簡略化して示す概略構造図である。
【図6】 前記可変容量形ポンプの流量特性を示す図である。
【符号の説明】
2 ポンプボディ
10 カムリング
14 第1流体圧室
16 第2流体圧室
18 ベーン
20 ロータ
24 ポンプ室
26 付勢手段(スプリング)
28 制御バルブ
32 スプール
36 スプリング
58 ピストン

Claims (5)

  1. ポンプボディの内部空間に揺動可能に支持されたカムリングと、このカムリング内に回転可能に配置されたロータと、前記カムリングの一側に形成された第1流体圧室と、他側に形成された第2流体圧室と、前記カムリングをポンプ室のポンプ容量が最大となる方向に付勢する付勢手段と、前記ポンプ室から吐出される圧力流体を圧力流体利用機器に供給する吐出通路の途中に設けたメータリングオリフィスと、このメータリングオリフィスの上流側と下流側の流体圧をスプールの両端面に作用させるとともに、下流側の流体圧が作用する端面側にスプリングを配置した制御バルブとを備え、この制御バルブの作動により前記流体圧室の少なくとも一方の流体圧を制御してカムリングを揺動させる可変容量形ポンプにおいて、
    前記圧力流体利用機器の作動圧力の上昇に応じて移動するピストンを設け、このピストンにより前記スプールのスプリング側端面に軸方向の推力を付加することを特徴とする可変容量形ポンプ。
  2. 請求項1に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記ピストンを、スプリングを挟んでスプールと逆側に配置した段付きのピストンとし、その小径端に前記スプリングの一端を当接させ、かつ、大径端に前記圧力流体利用機器の作動圧力を作用させるとともに、ピストンの小径部と大径部との段差部の周囲に形成した空間に前記メータリングオリフィスの下流側の流体圧よりも低い圧力を導入し、前記流体圧力利用機器の作動圧力によってピストンを移動させることにより、前記スプリングを介して制御バルブのスプールに軸方向の推力を付加することを特徴とする可変容量形ポンプ。
  3. 請求項2に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記スプリングの外周側に第2のスプリングを配置し、その一端をスプールの端面に、他端をバルブ孔の端面にそれぞれ当接させたことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  4. 請求項1に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記ピストンを、スプリングを挟んでスプールと逆側に配置した段付きのピストンとし、その大径端に前記圧力流体利用機器の作動圧力を作用させるとともに、小径端をスプール側に延長し、前記流体圧力利用機器の作動圧力によりピストンが移動したときに、前記ピストンの小径端を直接スプールに当接させて軸方向の推力を付加することを特徴とする可変容量形ポンプ。
  5. 請求項2または請求項4に記載の可変容量形ポンプにおいて、
    前記ピストンの大径端に流体圧力利用機器の作動圧力を導く導入通路の途中に切替弁を設け、作動圧力が所定以上に上昇した際に、前記導入通路を遮断することを特徴とする可変容量形ポンプ。
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