JP2000032244A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2000032244A
JP2000032244A JP10200826A JP20082698A JP2000032244A JP 2000032244 A JP2000032244 A JP 2000032244A JP 10200826 A JP10200826 A JP 10200826A JP 20082698 A JP20082698 A JP 20082698A JP 2000032244 A JP2000032244 A JP 2000032244A
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Fumihiro Kitahara
史広 北原
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成でスループットの向上を図ること
ができる画像読取装置を得る。 【解決手段】 両面読取手段11,23による読取走査
で得られる表裏両面の画像データは原則として二つの画
像記憶手段39,48にそれぞれ一時記憶される。ここ
で、データ量取得手段により取得された表裏両面の画像
データの総データ量が二つの画像記憶手段39,48の
総記憶容量以下であって、一の画像データのデータ量が
対応する一の画像記憶手段39の記憶容量を超過する場
合には、その一の画像データの超過分の記憶先が記憶先
切替手段50によって他の画像記憶手段48に切り替え
られ、その一の画像データの超過分が他の画像記憶手段
48に記憶される。これにより、読取走査を間欠的に行
う必要がなくなるので、安価な構成でスループットの向
上を図ることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像の両面読
取可能な画像読取装置及びその画像読取装置を備えるイ
メージスキャナ、デジタル複写機やデジタルファクシミ
リ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像読取装置では、両
面同時読取機能を備える場合、読取原稿の表裏両面の各
々の読取画像に対して各々専用の記憶手段であるDRA
M等の画像メモリを備えているものが多い。
【0003】この場合、原稿の読取走査による画像デー
タ量が画像メモリのメモリ容量以上にならないように、
SIBC(Scanner Image Buffer Controller)が、原
稿の読取走査中に画像データ量を検出しながら、画像読
取装置に対して読取走査処理を間欠的にする間欠動作を
実行させている。例えば、画像メモリのメモリ容量が2
Mbyteの場合において、画像読取中に画像データ量が2
Mbyteを超えそうになると読取走査処理が一時停止され
る。ここで、一般にこの種の画像読取装置の駆動モータ
にはステッピングモータが使用されており、モータの性
質上、瞬時に止めることができないために、読取走査処
理を一時停止させる場合、「スルーダウン」と称される
徐々に速度を低下させて停止させる制御方法が採られ
る。そのため、画像データ量が完全に2Mbyteに達して
から一時停止させるのではなく、画像メモリのメモリ容
量に若干余裕を持ってニアフル時点(ニアフルポイン
ト)で一時停止させるようにしている。また、一時停止
後、画像データの外部装置への転送処理に伴って画像メ
モリのメモリ容量に余裕を生じた時点(ニアフル解除ポ
イント)で、一時停止を解除することでモータの駆動が
再開され、読取走査処理の間欠動作が実行される。な
お、読取処理の再開についても、モータの性質上、瞬時
に動かすことができないので、「スルーアップ」と称さ
れる徐々に速度を上げて読取走査処理を再開する制御方
法が採られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表裏両面毎
の各画像メモリの記憶容量が大きければ大きいほど、前
述したような間欠動作は発生しにくくなり、画像読取装
置としてのスループットは向上する。
【0005】しかしながら、各画像メモリの記憶容量を
大きくすることは、生産コストをアップさせ、装置の価
格を上昇させてしまう。
【0006】本発明の目的は、安価な構成でスループッ
トの向上を図ることができる画像読取装置を得ることで
ある。
【0007】本発明の目的は、安価な構成でスループッ
トの向上を図ることができる画像読取装置を備える画像
形成装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像読取装置は、原稿表面画像と原稿裏面画像との両方を
読取走査して表裏両面の画像データをそれぞれ得る両面
読取手段と、この両面読取手段により得た表裏両面の前
記画像データをそれぞれ一時記憶する二つの画像記憶手
段と、これら二つの画像記憶手段に記憶される表裏両面
の前記画像データの記憶先を切り替える記憶先切替手段
と、表裏両面の前記画像データのデータ量をそれぞれ取
得するデータ量取得手段と、このデータ量取得手段によ
り取得された表裏両面の前記画像データの総データ量と
二つの前記画像記憶手段の総記憶容量とを比較する比較
手段と、前記データ量取得手段により取得された表裏両
面の前記画像データの総データ量が二つの前記画像記憶
手段の総記憶容量以下であって、一の画像データのデー
タ量が対応する一の画像記憶手段の記憶容量を超過する
場合、その一の画像データの超過分の記憶先を前記記憶
先切替手段により他の画像記憶手段に切り替えて記憶す
る記憶制御手段と、二つの前記画像記憶手段に記憶され
た各画像データを外部装置に順次転送するデータ転送手
段と、を備える。
【0009】したがって、両面読取手段による読取走査
で得られる表裏両面の画像データは原則として二つの画
像記憶手段にそれぞれ一時記憶される。ここで、データ
量取得手段により取得された表裏両面の画像データの総
データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量以下であっ
て、一の画像データのデータ量が対応する一の画像記憶
手段の記憶容量を超過する場合には、その一の画像デー
タの超過分の記憶先が記憶先切替手段によって他の画像
記憶手段に切り替えられ、その一の画像データの超過分
が他の画像記憶手段に記憶される。これにより、データ
量取得手段により取得された表裏両面の画像データの総
データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量以下である
ことを条件として、たとえ一の画像データのデータ量が
対応する一の画像記憶手段の記憶容量を超過する場合で
あっても、他の画像記憶手段に記憶先が切り替えられる
ので、両面読取手段による読取走査を間欠的に行う必要
がなくなる。
【0010】請求項2記載の発明の画像読取装置は、原
稿表面画像と原稿裏面画像との両方を読取走査して表裏
両面の画像データをそれぞれ得る両面読取手段と、この
両面読取手段により得た表裏両面の前記画像データをそ
れぞれ一時記憶する二つの画像記憶手段と、これら二つ
の画像記憶手段に記憶される表裏両面の前記画像データ
の記憶先を切り替える記憶先切替手段と、表裏両面の前
記画像データのデータ量をそれぞれ取得するデータ量取
得手段と、このデータ量取得手段により取得された表裏
両面の前記画像データの総データ量と二つの前記画像記
憶手段の総記憶容量とを比較する比較手段と、前記デー
タ量取得手段により取得された表裏両面の前記画像デー
タの総データ量が二つの前記画像記憶手段の総記憶容量
以下であって、一の画像データのデータ量が対応する一
の画像記憶手段の記憶容量を超過する場合、一の画像デ
ータのデータ量と他の画像データのデータ量との比率に
合わせて二つの前記画像記憶手段の総記憶容量を分配
し、その一の画像データの超過分の記憶先を前記記憶先
切替手段により他の画像記憶手段に分配された一の画像
データの記憶領域に切り替えて記憶する記憶制御手段
と、二つの前記画像記憶手段に記憶された各画像データ
を外部装置に順次転送するデータ転送手段と、を備え
る。
【0011】したがって、両面読取手段による読取走査
で得られる表裏両面の画像データは原則として二つの画
像記憶手段にそれぞれ一時記憶される。ここで、データ
量取得手段により取得された表裏両面の画像データの総
データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量以下であっ
て、一の画像データのデータ量が対応する一の画像記憶
手段の記憶容量を超過する場合には、一の画像データの
データ量と他の画像データのデータ量との比率に合わせ
て二つの前記画像記憶手段の総記憶容量が分配され、そ
の一の画像データの超過分の記憶先が記憶先切替手段に
よって他の画像記憶手段に切り替えられ、その一の画像
データの超過分が他の画像記憶手段に分配された一の画
像データの記憶領域に記憶される。これにより、データ
量取得手段により取得された表裏両面の画像データの総
データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量以下である
ことを条件として、たとえ一の画像データのデータ量が
対応する一の画像記憶手段の記憶容量を超過する場合で
あっても、一の画像データのデータ量と他の画像データ
のデータ量との比率に合わせて分配された他の画像記憶
手段の一の画像データの記憶領域に記憶先が切り替えら
れるので、両面読取手段による読取走査を間欠的に行う
必要がなくなる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像読取装置において、前記データ量取得手段に
より取得された表裏両面の前記画像データの総データ量
が二つの前記画像記憶手段の総記憶容量以上である場
合、各画像記憶手段の記憶容量が二つの前記画像記憶手
段の総記憶容量を二分割した容量に相当する記憶容量に
なるように前記記憶先切替手段により記憶先を切り替え
る二分割手段と、総記憶容量を二分割された容量に相当
する各画像記憶手段の記憶容量が一杯にならないように
前記両面読取手段を間欠的に繰り返す間欠読取手段と、
を備える。
【0013】したがって、データ量取得手段により取得
された表裏両面の画像データの総データ量が二つの画像
記憶手段の総記憶容量以上である場合には、各画像記憶
手段の記憶容量が二つの画像記憶手段の総記憶容量を二
分割した容量に相当する記憶容量になるように記憶先切
替手段によって記憶先が切り替えられ、総記憶容量を二
分割された容量に相当する各画像記憶手段の記憶容量が
一杯にならないように両面読取手段による読取走査が間
欠的に繰り返される。これにより、例えば一の画像記憶
手段の記憶容量が小さく、他の画像記憶手段の記憶容量
が大きい場合には、二つの画像記憶手段の総記憶容量を
二分割した容量に相当する記憶容量に基づいて間欠動作
が発生するので、記憶容量の小さな一の画像記憶手段の
記憶容量に基づく間欠動作の発生に比べ、間欠動作の発
生頻度が少なくなる。
【0014】請求項4記載の発明の画像形成装置は、請
求項1ないし3のいずれか一記載の画像読取装置と、こ
の画像読取装置から送信される前記画像データに係る画
像を電子写真プロセスに従って印刷する画像印刷装置
と、を備える。
【0015】したがって、データ量取得手段により取得
された表裏両面の画像データの総データ量が二つの画像
記憶手段の総記憶容量以下であるという条件の下に、両
面読取手段による読取走査とデータ転送手段によるデー
タ転送とが連続的に実行されるので、印刷動作が無駄な
く実行される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。本実施の形態は、画像
読取装置として画像形成装置であるデジタル複写機のス
キャナ部に適用したものである。
【0017】ここで、図1はスキャナ部1の構造を概略
的に示す正面図である。図1に示すように、スキャナ部
1は、ADF(Automatic Document Feeder)2を載置
して原稿固定モードと原稿搬送モードとを選択自在にす
る表面読取部3と、ADF2に備えられる裏面読取部4
とにより構成され、原稿搬送モードにおいては両面同時
読取可能とされている。
【0018】まず、表面読取部3の構成について説明す
る。表面読取部3は、読取原稿が載置されるコンタクト
ガラスGを有しており、このコンタクトガラスGに下方
から対向する位置には、反射ミラー5と光源6とが搭載
された第一走行体7が副走査方向Aに移動自在に設けら
れている。第一走行体7の反射光路には、2個の反射ミ
ラー8により光路を折り返す第二走行体9が副走査方向
Aに移動自在に設けられており、この第二走行体9の反
射光路には、結像レンズ10を介して両面読取手段の一
部として機能するCCD(Charge Coupled Device)1
1が備えられている。
【0019】第一走行体7と第二走行体9とには、ステ
ッピングモータからなる走行体モータ12がプーリやワ
イヤなどにより連結されており、2対1の速度で同一の
副走査方向Aに移動自在とされている。このように2個
の走行体7,9が移動することにより、コンタクトガラ
スGに載置された読取原稿の読取画像がCCD11によ
り読取走査される。
【0020】このような表面読取部3による読取原稿の
読取走査は、原稿固定モードであるブックモードの設定
下で実行されるが、スキャナ部1には、上述したブック
モードの他に原稿搬送モードであるADFモードも動作
モードとして、後述する操作パネルP(図2参照)にお
いて切替自在に設定されている。このADFモードの設
定下では、図中右端に破線で図示するように、2個の走
行体7,9をホームポジションなる表面停止読取位置1
3にセットした状態でADF2により読取原稿を順次搬
送することにより、読取画像がCCD11により読取走
査される。
【0021】ADF2は、原稿トレイ14、ピックアッ
プローラ15、一対のレジストローラ16、搬送ドラム
17、一対の搬送ローラ18、一対の排紙ローラ19等
を有しており、表面停止読取位置13を順次通過するよ
うに読取原稿を副走査方向Aに順次搬送して排紙トレイ
20に排紙させる。この排紙トレイ20は原稿圧板21
の上面に設けられており、この原稿圧板21はコンタク
トガラスGに対して開閉自在とされている。ADF2の
ピックアップローラ15とレジストローラ16と搬送ド
ラム17と搬送ローラ18と排紙ローラ19とには、ス
テッピングモータからなる給紙モータ33(図2参照)
がギヤ列などにより連結されている。
【0022】また、表面読取部3の外面には、キーボー
ドとディスプレイとを備えた操作パネルP(図2参照)
が設けられている。操作パネルPのキーボードには、動
作モードキー、スタートキー、アボートキー等の各種キ
ー(図示せず)の他、読取原稿のサイズを指定する原稿
サイズ指定キーk(図2参照)が設けられている。この
原稿サイズ指定キーkは、読取原稿のサイズのみなら
ず、その画像密度をも指定するものである。
【0023】次に、裏面読取部4の構成について説明す
る。裏面読取部4は、ADF2の搬送ドラム17より原
稿搬送方向下流であって搬送ローラ18の手前に設定さ
れた裏面読取位置22において、両面読取手段の一部と
して機能する密着型イメージセンサ23と白色ローラ2
4とを搬送経路を挟んで対向配置させることにより構成
されている。ここに、密着型イメージセンサ23は、C
CD11側とは逆側の原稿面(裏面)の読取りを行うも
ので、搬送経路上方側に下向きに設けられており、原稿
面を照射するランプや等倍結像レンズアレイやセンサア
レイを一体化して構成される等倍型の光電変換素子であ
る。搬送経路を挟んで反対側に位置する白色ローラ24
は、密着型イメージセンサ23による読取時のシェーデ
ィング補正用白色部材としても使用される。
【0024】また、スキャナ部1の内部下方には、各部
を電気的に制御するマイコン29(図2参照)を備えて
電装系を構成する基板である読取制御部25が内蔵され
ている。次いで、スキャナ部1に内蔵された各部の電気
的接続について図2に基づいて以下に説明する。各部を
集中的に制御するCPU26,制御プログラム等の固定
的データを記憶するROM27,各種データを書換自在
に記憶するRAM28を主体に構成されるマイコン29
は、SDU(Scanner Driving Unit)30を介して光源
6や走行体モータ12の動作タイミングを駆動パルス制
御により制御する。また、マイコン29は、操作パネル
Pの各種キーが押下されるとSDU30を介してそのキ
ーの押下を検出し、当該キーに対応する信号を出力す
る。さらに、MBU(Mother Board Unit)31に接続
されたADU(ADF Driving Unit)32はADF2に用
いる電装部品の電力供給を中継する機能を有し、このA
DU32を介してマイコン29がADF2の給紙モータ
33の動作タイミングを駆動パルス制御により制御す
る。
【0025】SDU30からの電力供給によって光源6
と走行体モータ12とを駆動させることにより、SBU
(Sensor Board Unit)34上のCCD11に入射する
読取原稿表面からの反射光は、このCCD11内で光の
強度に応じた電圧値を持つアナログの画像データに変換
され、奇数ビットと偶数ビットとに二分されて出力され
る。このアナログ信号は、MBU31に順次出力され、
AHP(Analog dataHandling Peripheral)35で暗電
位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットとが合成
され、所定の振幅にゲイン調整された後で、A/Dコン
バータ36に入力されてデジタル信号化される。このM
BU31でデジタル化された表面画像データは、CPU
26,ROM27,RAM28が実装されたSCU(Sc
annerControl Unit)37上のNIPU38によりシェ
ーディング補正、ガンマ補正、MTF補正等が行われて
から2値化処理される。この2値化処理された画像デー
タは、ページ同期信号、ライン同期信号、画像クロック
と共に、ビデオ信号として出力される。
【0026】NIPU38から出力されるビデオ信号
は、画像記憶手段として機能する表面画像メモリである
DRAM(Dynamic Random Access Memory)39を管理
する表面読取用メモリコントローラであるSIBC(Sc
anner Image Buffer Controller)40に入力され、原
則的にはDRAM39に表面画像データとして蓄えられ
る。ここで、DRAM39のメモリ容量は2Mbyteであ
って、その容量は記憶可能容量としてSIBC40にセ
ットされている。SIBC40は、CCD11による読
取原稿表面の読取走査に伴う表面画像データのDRAM
39へ記憶されるデータ量をそのSIBC40にセット
されているDRAM39の記憶可能容量(初期設定は2
Mbyte)に基づいて監視する。そして、DRAM39に
蓄えられた表面画像データは、SIBC40からデータ
転送手段として機能するSCSIコントローラ41を介
して外部装置であるデジタル複写機のプリンタ部(画像
印刷装置)42に転送される。
【0027】一方、密着型イメージセンサ23で光電変
換された読取原稿裏面のアナログ画像信号は、RSBU
(Reverse Sensor Board Unit)43上でAHP44と
A/Dコンバータ45とによりデジタル画像信号に変換
される。このRSBU43でデジタル化された裏面画像
データは、RCU46上のNIPU47により2値化処
理され、ビデオ信号として出力される。
【0028】NIPU47から出力されるビデオ信号
は、画像記憶手段として機能する裏面画像メモリである
DRAM48を管理する裏面読取用メモリコントローラ
であるSIBC49に入力され、原則的にはDRAM4
8に裏面画像データとして蓄えられる。ここで、DRA
M48のメモリ容量は8Mbyteであって、その容量は記
憶可能容量としてSIBC49にセットされている。こ
こで、SIBC49は、密着型イメージセンサ23によ
る読取原稿裏面の読取走査に伴う裏面画像データのDR
AM48へ記憶されるデータ量をそのSIBC49にセ
ットされているDRAM48の記憶可能容量(初期設定
は8Mbyte)に基づいて監視する。そして、DRAM4
8に蓄えられた裏面画像データは、SIBC49からS
CSIコントローラ41を介してデジタル複写機のプリ
ンタ部(画像印刷装置)42に転送される。
【0029】また、SIBC40とDRAM48との
間、及びSIBC49とDRAM39との間は、記憶先
切替手段として機能するメモリパス50により接続され
ており、表面画像データ及び裏面画像データの送受信が
選択的に切り替え可能とされている。このメモリパス5
0の切り替えは、CPU26のポート操作により行われ
る。
【0030】次に、ROM27に記憶された制御プログ
ラムがマイコン29に実行させるSIBC40とSIB
C49とにおけるメモリコントロール機能について説明
する。ここで、図3はメモリコントロール処理の流れを
概略的に示すフローチャートである。
【0031】まず、操作パネルPの原稿サイズ指定キー
kの押下によって指定された読取原稿のサイズ及びその
画像密度に基づいて表面画像データ及び裏面画像データ
の各データ量が取得される(ステップS1)。ここに、
データ量取得手段の機能が実行される。例えば、A3サ
イズの読取原稿の表面画像を400dpiの画像密度で
読取走査する場合の表面画像データ量は、 297mm×420mm=4677dot×6614dot=4Mbyte として取得され、また、A3サイズの半分の読取原稿の
裏面画像を400dpiの画像密度で読取走査する場合
の裏面画像データ量は、 297mm×210mm=4677dot×3307dot=2Mbyte として取得される。
【0032】次いで、取得した表面画像データ量と裏面
画像データ量とに基づいて総画像データ量が算出される
(ステップS2)。
【0033】算出された総画像データ量(4Mbyte+2
Mbyte=6Mbyte)は、表面画像メモリであるDRAM
39と裏面画像メモリであるDRAM48との合計であ
るメモリ総容量と比較される(ステップS3)。ここ
に、比較手段の機能が実行される。この場合には、メモ
リ総容量は10Mbyte(2Mbyte+8Mbyte=10Mby
te)であるので、「総画像データ量≦メモリ総容量」で
あると判断され(ステップS3のY)、ステップS4に
進む。
【0034】ステップS4では、読取原稿画像の表裏両
面の読取走査がCCD11と密着型イメージセンサ23
とにおいて実行され、読み取られた表面画像データ及び
裏面画像データがそれぞれ対応する画像メモリに記憶さ
れる。
【0035】また、ステップS5では、この読取走査中
において、表面画像データ又は裏面画像データが、ニア
フルポイントであるか否かが判断される。例えば、表面
画像メモリであるDRAM39の記憶可能容量である2
Mbyte分の表面画像データがDRAM39に記憶された
場合にはニアフルポイントであると判断され(ステップ
S5のY)、表面画像データの記憶先が裏面画像メモリ
であるDRAM48に切り替えられて、表面画像データ
がメモリパス50を介して裏面画像メモリであるDRA
M48に記憶される(ステップS6)。これらステップ
S4〜S6において、記憶制御手段の機能が実行され
る。
【0036】ステップS4〜S6の処理は、各画像デー
タの読取が終了したと判断されるまで(ステップS7の
Y)、繰り返される。
【0037】一方、ステップS3において、「総画像デ
ータ量≦メモリ総容量」であると判断されない場合があ
る(ステップS3のN)。例えば、表面画像データ量
が、A3サイズの読取原稿の表面画像を600dpiの
画像密度で読取走査するために、 297mm×420mm=7016dot×9921dot=8.7Mbyte となって、裏面画像データ量が、A3サイズの読取原稿
の裏面画像を600dpiの画像密度で読取走査するた
めに、 297mm×420mm=7016dot×9921dot=8.7Mbyte となる場合である。
【0038】このように「総画像データ量≦メモリ総容
量」であると判断されない場合には(ステップS3の
N)、ステップS8に進む。
【0039】ステップS8では、各画像データの記憶可
能容量がメモリ総容量の1/2(10Mbyte÷2=5M
byte)に相当する容量にセットされ、記憶可能容量の少
ない画像メモリ(この場合、表面画像メモリであるDR
AM39)の記憶容量を画像データ量(この場合、表面
画像データ量)が超える場合には、その表面画像データ
がメモリパス50を介して裏面画像メモリであるDRA
M48に記憶されるようにする。ここに、二分割手段の
機能が実行される。
【0040】その後、ステップS9では、読取原稿画像
の表裏両面の読取走査がCCD11と密着型イメージセ
ンサ23とにおいて実行され、読み取られた表面画像デ
ータ及び裏面画像データがそれぞれ対応する画像メモリ
に記憶される。
【0041】ステップS10では、この読取走査中にお
いて、表面画像データ又は裏面画像データが、ニアフル
ポイントであるか否かが判断される。例えば、表面画像
メモリであるDRAM39の記憶可能容量である2Mby
te分、及び記憶先が切り替えられることによる裏面画像
メモリであるDRAM48の表面画像データの記憶可能
容量である3Mbyte(5Mbyte−2Mbyte)分が記憶さ
れた場合にはニアフルポイントであると判断され(ステ
ップS10のY)、読取走査が一時停止される(ステッ
プS11)。
【0042】その後、画像データのプリンタ部42への
転送処理に伴ってDRAM39及びDRAM48のメモ
リ容量に余裕を生じた時点(ニアフル解除ポイント)で
(ステップS12のY)、一時停止を解除することで
(ステップS13)、モータの駆動が再開され、読取走
査の間欠動作が実行される。
【0043】ステップS9〜S13の処理は、各画像デ
ータの読取が終了したと判断されるまで(ステップS1
4のY)、繰り返される。これらステップS9〜S14
において、間欠読取手段の機能が実行される。
【0044】ここに、両面読取手段による読取走査で得
られる表裏両面の画像データは原則としてDRAM39
とDRAM48とにそれぞれ一時記憶される。ここで、
データ量取得手段により取得された表裏両面の画像デー
タの総データ量がDRAM39とDRAM48との総記
憶容量以下であって、表面画像データ量が表面画像メモ
リであるDRAM39の記憶容量を超過する場合には、
その表面画像データの超過分の記憶先がメモリパス50
によって裏面画像メモリであるDRAM48に切り替え
られ、その表面画像データの超過分がDRAM48に記
憶される。これにより、読取走査を間欠的に行う必要が
なくなるので、安価な構成でスループットの向上を図る
ことが可能になる。
【0045】一方、データ量取得手段により取得された
表裏両面の画像データの総データ量がDRAM39とD
RAM48との総記憶容量以上である場合には、DRA
M39とDRAM48とのそれぞれの記憶容量がDRA
M39とDRAM48との総記憶容量を二分割した容量
に相当する記憶容量になるようにメモリパス50によっ
て記憶先が切り替えられ、DRAM39とDRAM48
とのそれぞれの記憶容量が一杯にならないように読取走
査が間欠的に繰り返される。これにより、例えば表面画
像メモリであるDRAM39の記憶容量が小さく、裏面
画像メモリであるDRAM48の記憶容量が大きい場合
には、DRAM39とDRAM48との総記憶容量を二
分割した容量に相当する記憶容量に基づいて間欠動作が
発生するので、記憶容量の小さな表面画像メモリである
DRAM39の記憶容量に基づく間欠動作の発生に比
べ、間欠動作の発生頻度が少なくなる。
【0046】次に、本発明の第二の実施の形態を図4に
基づいて説明する。なお、前述した実施の形態と同一部
分は同一符号で示し説明も省略する。本実施の形態のス
キャナ部と第一の実施の形態のスキャナ部1とは、RO
M27に記憶された制御プログラムがマイコン29に実
行させるSIBC40とSIBC49とにおけるメモリ
コントロール機能についてのみ異なるものである。
【0047】ここで、図4はメモリコントロール処理の
流れを概略的に示すフローチャートである。まず、操作
パネルPの原稿サイズ指定キーkの押下によって指定さ
れた読取原稿のサイズ及びその画像密度に基づいて表面
画像データ及び裏面画像データの各データ量が取得され
る(ステップS21)。ここに、データ量取得手段の機
能が実行される。例えば、A3サイズの読取原稿の表面
画像を400dpiの画像密度で読取走査する場合の表
面画像データ量は、 297mm×420mm=4677dot×6614dot=4Mbyte として取得され、また、A3サイズの半分の読取原稿の
裏面画像を400dpiの画像密度で読取走査する場合
の裏面画像データ量は、 297mm×210mm=4677dot×3307dot=2Mbyte として取得される。
【0048】次いで、取得した表面画像データ量と裏面
画像データ量とに基づいて総画像データ量が算出される
(ステップS22)。
【0049】算出された総画像データ量(4Mbyte
+2Mbyte=6Mbyte)は、表面画像メモリであるDR
AM39と裏面画像メモリであるDRAM48との合計
であるメモリ総容量と比較される(ステップS23)。
ここに、比較手段の機能が実行される。この場合には、
メモリ総容量は10Mbyte(2Mbyte+8Mbyte=10
Mbyte)であるので、「総画像データ量≦メモリ総容
量」であると判断され(ステップS23のY)、ステッ
プS24に進む。
【0050】ステップS24では、各画像データの記憶
可能容量が各画像データ量の比率に合わせてメモリ総容
量を配分した量にそれぞれセットされ、いずれかの画像
メモリ(この場合、表面画像メモリであるDRAM3
9)の記憶容量を画像データ量(この場合、表面画像デ
ータ量)が超える場合には、その画像データ(表面画像
データ)がメモリパス50を介して別の画像メモリ(こ
の場合、裏面画像メモリであるDRAM48)に記憶さ
れるようにする。この場合、表面画像データ量は4Mby
te、裏面画像データ量は2Mbyteであり、メモリ総容量
は10Mbyteであるので、表面画像データの記憶可能容
量としては、 10×4/(4+2)=6.7Mbyte がセットされ、裏面画像データの記憶可能容量として
は、 10×2/(4+2)=3.3Mbyte がセットされる。
【0051】その後、ステップS25では、読取原稿画
像の表裏両面の読取走査がCCD11と密着型イメージ
センサ23とにおいて実行され、読み取られた表面画像
データ及び裏面画像データがそれぞれ対応する画像メモ
リに記憶される。
【0052】また、ステップS26では、この読取走査
中において、表面画像データ又は裏面画像データが、ニ
アフルポイントであるか否かが判断される。例えば、表
面画像メモリであるDRAM39の記憶可能容量である
2Mbyte分の表面画像データがDRAM39に記憶され
た場合にはニアフルポイントであると判断され(ステッ
プS26のY)、表面画像データの記憶先が裏面画像メ
モリであるDRAM48に切り替えられて、表面画像デ
ータがメモリパス50を介して裏面画像メモリであるD
RAM48の4.7Mbyte分を利用して記憶される(ス
テップS27)。これらステップS24〜S27におい
て、記憶制御手段の機能が実行される。
【0053】ステップS25〜S27の処理は、各画像
データの読取が終了したと判断されるまで(ステップS
28のY)、繰り返される。
【0054】一方、ステップS23において、「総画像
データ量≦メモリ総容量」であると判断されない場合が
ある(ステップS23のN)。例えば、表面画像データ
量が、A3サイズの読取原稿の表面画像を600dpi
の画像密度で読取走査するために、 297mm×420mm=7016dot×9921dot=8.7Mbyte となって、裏面画像データ量が、A3サイズの読取原稿
の裏面画像を600dpiの画像密度で読取走査するた
めに、 297mm×420mm=7016dot×9921dot=8.7Mbyte となる場合である。
【0055】このように「総画像データ量≦メモリ総容
量」であると判断されない場合には(ステップS23の
N)、ステップS29に進む。
【0056】ステップS29では、各画像データの記憶
可能容量がメモリ総容量の1/2(10Mbyte÷2=5
Mbyte)に相当する容量にセットされ、記憶可能容量の
少ない画像メモリ(この場合、表面画像メモリであるD
RAM39)の記憶容量を画像データ量(この場合、表
面画像データ量)が超える場合には、その表面画像デー
タがメモリパス50を介して裏面画像メモリであるDR
AM48に記憶されるようにする。ここに、二分割手段
の機能が実行される。
【0057】その後、ステップS30では、読取原稿画
像の表裏両面の読取走査がCCD11と密着型イメージ
センサ23とにおいて実行され、読み取られた表面画像
データ及び裏面画像データがそれぞれ対応する画像メモ
リに記憶される。
【0058】ステップS31では、この読取走査中にお
いて、表面画像データ又は裏面画像データが、ニアフル
ポイントであるか否かが判断される。例えば、表面画像
メモリであるDRAM39の記憶可能容量である2Mby
te分、及び記憶先が切り替えられることによる裏面画像
メモリであるDRAM48の表面画像データの記憶可能
容量である3Mbyte(5Mbyte−2Mbyte)分が記憶さ
れた場合にはニアフルポイントであると判断され(ステ
ップS31のY)、読取走査が一時停止される(ステッ
プS32)。
【0059】その後、画像データのプリンタ部42への
転送処理に伴ってDRAM39及びDRAM48のメモ
リ容量に余裕を生じた時点(ニアフル解除ポイント)で
(ステップS33のY)、一時停止を解除することで
(ステップS34)、モータの駆動が再開され、読取走
査の間欠動作が実行される。
【0060】ステップS30〜S34の処理は、各画像
データの読取が終了したと判断されるまで(ステップS
35のY)、繰り返される。これらステップS30〜S
35において、間欠読取手段の機能が実行される。
【0061】ここに、両面読取手段による読取走査で得
られる表裏両面の画像データは原則としてDRAM39
とDRAM48とにそれぞれ一時記憶される。ここで、
データ量取得手段により取得された表裏両面の画像デー
タの総データ量がDRAM39とDRAM48との総記
憶容量以下であって、表面画像データ量が表面画像メモ
リであるDRAM39の記憶容量を超過する場合には、
その表面画像データのデータ量と裏面画像データのデー
タ量との比率に合わせてDRAM39とDRAM48と
の総記憶容量が分配され、その表面画像データの超過分
の記憶先がメモリパス50によって裏面画像メモリであ
るDRAM48に切り替えられ、その表面画像データの
超過分が裏面画像メモリであるDRAM48に分配され
た表面画像データの記憶領域に記憶される。これによ
り、読取走査を間欠的に行う必要がなくなるので、安価
な構成でスループットの向上を図ることが可能になる。
【0062】一方、データ量取得手段により取得された
表裏両面の画像データの総データ量がDRAM39とD
RAM48との総記憶容量以上である場合には、DRA
M39とDRAM48とのそれぞれの記憶容量がDRA
M39とDRAM48との総記憶容量を二分割した容量
に相当する記憶容量になるようにメモリパス50によっ
て記憶先が切り替えられ、DRAM39とDRAM48
とのそれぞれの記憶容量が一杯にならないように読取走
査が間欠的に繰り返される。これにより、例えば表面画
像メモリであるDRAM39の記憶容量が小さく、裏面
画像メモリであるDRAM48の記憶容量が大きい場合
には、DRAM39とDRAM48との総記憶容量を二
分割した容量に相当する記憶容量に基づいて間欠動作が
発生するので、記憶容量の小さな表面画像メモリである
DRAM39の記憶容量に基づく間欠動作の発生に比
べ、間欠動作の発生頻度が少なくなる。
【0063】なお、各実施の形態の画像読取装置として
は画像形成装置であるデジタル複写機のスキャナ部1に
適用し、外部装置としてはデジタル複写機のプリンタ部
42に適用したが、これに限るものではなく、デジタル
ファクシミリ装置等に適用しても良い。また、画像読取
装置としてイメージスキャナを適用し、パーソナルコン
ピュータ等の外部装置に出力するようにしても良い。
【0064】さらに、各実施の形態においては、操作パ
ネルPの原稿サイズ指定キーkの押下によって指定され
た読取原稿のサイズ及びその画像密度に基づいて表面画
像データ及び裏面画像データの各データ量を取得するよ
うにしたが、これに限るものではなく、読取原稿のサイ
ズをセンサ等で検知するようにしても良い。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像読取装置によ
れば、読取走査で得られる表裏両面の画像データを原則
として二つの画像記憶手段にそれぞれ一時記憶するが、
データ量取得手段により取得された表裏両面の画像デー
タの総データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量以下
であって、一の画像データのデータ量が対応する一の画
像記憶手段の記憶容量を超過する場合には、その一の画
像データの超過分の記憶先を他の画像記憶手段に切り替
え、その一の画像データの超過分を他の画像記憶手段に
記憶することにより、読取走査を間欠的に行う必要がな
くなるので、安価な構成でスループットの向上を図るこ
とができる。
【0066】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、読取走査で得られる表裏両面の画像データを原則と
して二つの画像記憶手段にそれぞれ一時記憶するが、デ
ータ量取得手段により取得された表裏両面の画像データ
の総データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量以下で
あって、一の画像データのデータ量が対応する一の画像
記憶手段の記憶容量を超過する場合には、一の画像デー
タのデータ量と他の画像データのデータ量との比率に合
わせて二つの前記画像記憶手段の総記憶容量を分配し、
その一の画像データの超過分の記憶先を他の画像記憶手
段に切り替え、その一の画像データの超過分を他の画像
記憶手段に分配した一の画像データの記憶領域に記憶す
ることにより、読取走査を間欠的に行う必要がなくなる
ので、安価な構成でスループットの向上を図ることがで
きる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の画像読取装置において、データ量取得手段
により取得された表裏両面の画像データの総データ量が
二つの画像記憶手段の総記憶容量以上である場合には、
各画像記憶手段の記憶容量を二つの画像記憶手段の総記
憶容量を二分割した容量に相当する記憶容量になるよう
に記憶先を切り替え、各画像記憶手段の記憶容量が一杯
にならないように読取走査を間欠的に繰り返すことによ
り、例えば一の画像記憶手段の記憶容量が小さく、他の
画像記憶手段の記憶容量が大きい場合には、二つの画像
記憶手段の総記憶容量を二分割した容量に相当する記憶
容量に基づいて間欠動作を発生させるので、記憶容量の
小さな一の画像記憶手段の記憶容量に基づく間欠動作の
発生に比べ、間欠動作の発生頻度を少なくすることがで
きる。
【0068】請求項4記載の発明の画像形成装置によれ
ば、データ量取得手段により取得された表裏両面の画像
データの総データ量が二つの画像記憶手段の総記憶容量
以下であるという条件の下に、読取走査とデータ転送と
を連続的に実行することができるので、印刷動作を無駄
なく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のスキャナ部の構造
を概略的に示す正面図である。
【図2】各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】メモリコントロール処理の流れを概略的に示す
フローチャートである。
【図4】本発明の第二の実施の形態のメモリコントロー
ル処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取装置 11,23 両面読取手段 39,48 画像記憶手段 41 データ転送手段 42 画像印刷装置 50 記憶先切替手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿表面画像と原稿裏面画像との両方を
    読取走査して表裏両面の画像データをそれぞれ得る両面
    読取手段と、 この両面読取手段により得た表裏両面の前記画像データ
    をそれぞれ一時記憶する二つの画像記憶手段と、 これら二つの画像記憶手段に記憶される表裏両面の前記
    画像データの記憶先を切り替える記憶先切替手段と、 表裏両面の前記画像データのデータ量をそれぞれ取得す
    るデータ量取得手段と、 このデータ量取得手段により取得された表裏両面の前記
    画像データの総データ量と二つの前記画像記憶手段の総
    記憶容量とを比較する比較手段と、 前記データ量取得手段により取得された表裏両面の前記
    画像データの総データ量が二つの前記画像記憶手段の総
    記憶容量以下であって、一の画像データのデータ量が対
    応する一の画像記憶手段の記憶容量を超過する場合、そ
    の一の画像データの超過分の記憶先を前記記憶先切替手
    段により他の画像記憶手段に切り替えて記憶する記憶制
    御手段と、 二つの前記画像記憶手段に記憶された各画像データを外
    部装置に順次転送するデータ転送手段と、を備える画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿表面画像と原稿裏面画像との両方を
    読取走査して表裏両面の画像データをそれぞれ得る両面
    読取手段と、 この両面読取手段により得た表裏両面の前記画像データ
    をそれぞれ一時記憶する二つの画像記憶手段と、 これら二つの画像記憶手段に記憶される表裏両面の前記
    画像データの記憶先を切り替える記憶先切替手段と、 表裏両面の前記画像データのデータ量をそれぞれ取得す
    るデータ量取得手段と、 このデータ量取得手段により取得された表裏両面の前記
    画像データの総データ量と二つの前記画像記憶手段の総
    記憶容量とを比較する比較手段と、 前記データ量取得手段により取得された表裏両面の前記
    画像データの総データ量が二つの前記画像記憶手段の総
    記憶容量以下であって、一の画像データのデータ量が対
    応する一の画像記憶手段の記憶容量を超過する場合、一
    の画像データのデータ量と他の画像データのデータ量と
    の比率に合わせて二つの前記画像記憶手段の総記憶容量
    を分配し、その一の画像データの超過分の記憶先を前記
    記憶先切替手段により他の画像記憶手段に分配された一
    の画像データの記憶領域に切り替えて記憶する記憶制御
    手段と、 二つの前記画像記憶手段に記憶された各画像データを外
    部装置に順次転送するデータ転送手段と、を備える画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 前記データ量取得手段により取得された
    表裏両面の前記画像データの総データ量が二つの前記画
    像記憶手段の総記憶容量以上である場合、各画像記憶手
    段の記憶容量が二つの前記画像記憶手段の総記憶容量を
    二分割した容量に相当する記憶容量になるように前記記
    憶先切替手段により記憶先を切り替える二分割手段と、 総記憶容量を二分割された容量に相当する各画像記憶手
    段の記憶容量が一杯にならないように前記両面読取手段
    を間欠的に繰り返す間欠読取手段と、を備える請求項1
    または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一記載の画
    像読取装置と、 この画像読取装置から送信される前記画像データに係る
    画像を電子写真プロセスに従って印刷する画像印刷装置
    と、を備える画像形成装置。
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