JP2000009452A - 表面の凹凸検査方法および装置 - Google Patents

表面の凹凸検査方法および装置

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JP2000009452A
JP2000009452A JP10191041A JP19104198A JP2000009452A JP 2000009452 A JP2000009452 A JP 2000009452A JP 10191041 A JP10191041 A JP 10191041A JP 19104198 A JP19104198 A JP 19104198A JP 2000009452 A JP2000009452 A JP 2000009452A
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JP10191041A
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English (en)
Inventor
Norio Watabe
典生 渡部
Ryoya Nishiyama
亮哉 西山
Yasuo Iijima
康男 飯島
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Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の傷、付着異物等の表面の凹凸を能率よ
く高精度に検査する。 【解決手段】 表面の凹凸検査装置10は被検査面8に
対して斜めに光13を照射する斜方照明装置12と、被
検査面8からの正反射光14を受けて煽り撮像する煽り
撮像装置15と、煽り撮像装置15の画像の明度値と記
憶部21に記憶された明度値とを比較して表面の凹凸を
判定する判定部22とを備えている。斜方照明装置12
で被検査面8に対して斜めに光13が照射されると、被
検査面8からの正反射光14は煽り撮像装置15の撮像
面18aに煽り撮像で被検査面像を結ぶ。判定部22は
煽り撮像装置15の画像の明度値と、記憶部21の明度
値とを比較し被検査面8表面の異物6を検出する。 【効果】 被検査面の表面の色や性状に関わらず凹凸を
認識できるため、被検査面を能率よく精密に検査でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面の凹凸検査技
術、特に、表面に形成された傷や表面に付着した異物等
の表面の凹凸を検査する技術に関し、例えば、半導体集
積回路装置(以下、ICという。)の製造に使用される
配線基板を検査するのに利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ICを使用する電子機器の小型薄形化に
伴って、ICのパッケージの縮小が要望されている。こ
の要望に応ずるためのパッケージとして、ボール・グリ
ッド・アレイパッケージ(以下、BGAという。)や各
種のチップ・サイズパッケージ(以下、CSPとい
う。)が開発されている。これらのBGAやCSPにお
いては、半導体素子を含む集積回路が作り込まれた半導
体チップ(以下、チップという。)が、電気配線が敷設
された配線基板にコントロールド・コラプス・ボンディ
ング法(通常、CCBと呼ばれている。)によって機械
的かつ電気的に接続されることが多い。
【0003】その性質上、BGAやCSPに使用される
配線基板は、高密度かつ超精密に製造する必要がある。
そのため、BGAやCSPに使用される配線基板は製造
過程や出荷および入荷等におけるチップ接続前に、電気
配線の断線や傷の有無、異物の付着等を検査する必要が
ある。
【0004】BGAやCSPに使用される配線基板の製
造工程として、銅材料(銅または銅合金の上に絶縁膜を
被着し、絶縁膜に小さなホールをレーザ加工法によって
穿つ工程がある。レーザは微細なホールを高速に穿つこ
とができるという長所があるが、ミスファイアによって
ホールが形成されないという危険性がある。したがっ
て、ホール形成工程以降において、ホールが所定の位置
に正確に形成された否かを検査する必要がある。
【0005】絶縁膜には透明のものや、非透明で黒色の
濃いもの等のいくつかの種類がある。透明の絶縁膜の場
合には、下層の銅材料がそのまま見えるため、配線基板
は銅色に見える。非透明で黒色の絶縁膜の場合には、配
線基板は黒色に見える。
【0006】従来、このような配線基板に形成されたホ
ールの検査方法としては、被検査面を斜め上方から照明
(以下、斜方照明という。)した状態で、被検査面を垂
直方向に設置したテレビカメラによって撮像し、ホール
の有無を認識する方法が採用されている。この検査方法
の場合には、斜方照明の傾斜角度は被検査面の見える色
に対応して変更されている。例えば、被検査面が銅色に
見える場合には、かなり寝かされた斜方照明が使用され
る。この場合には、絶縁膜は白色に撮像され、ホールは
黒色に撮像される。他方、被検査面が黒色に見える場合
には、略垂直方向から照明される。この場合には、絶縁
膜は黒色に撮像され、ホールは白色に撮像される。そし
て、絶縁膜に付着した異物や表面に形成された傷等の検
査についても同様の検査方法が採用されている。
【0007】ところで、特公平1−36577号公報に
は、半導体ウエハ等の鏡面状加工物の表面を検査する鏡
面状加工物表面検査装置が提案されている。すわなち、
この鏡面状加工物表面検査装置は、光源と、この光源か
らの光ビームを試料表面に対して略直角に照射する光学
系と、前記試料表面に正対しない位置に配置されるとと
もに、前記試料表面に対して互いにそれぞれ平行に配置
されたレンズおよび結像面を有し、前記試料表面からの
散乱光、蛍光、あるいは偏光を受けて煽り撮像し、前記
試料表面に正比例した像を得る結像手段と、この結像手
段による像に基づく映像信号を出力する映像信号出力手
段と、この映像信号出力手段からの映像信号を処理し、
試料表面の傷の有無、傷の大きさ、凹凸、付着した粒子
の数、径あるいは分布を示すデータ信号を出力する映像
信号処理装置と、映像信号処理装置から出力されたデー
タ信号とを記憶している基準値とをそれぞれ比較検査
し、検査合格信号または検査不合格信号を出力するデー
タ信号判定装置を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】BGAやCSPに使用
される配線基板の検査方法として、斜方照明された被検
査面を垂直方向に設置したテレビカメラによって撮像す
る検査方法を採用すると、被検査面の色や表面の状態、
傷や異物等の検査対象毎に照明方法や撮像方法を切り換
える必要があるため、検査装置の構成が複雑になるとと
もに、検査作業の能率が低下するという問題点がある。
しかも、被検査面の色や表面状態が少し変わっただけ
で、検査不能になるという本質的な問題点がある。
【0009】前記した鏡面状加工物表面検査装置は異物
からの散乱光を検出して異物と判定する原理を利用して
いるため、微小の半田ボールやガラス片およびソルダレ
ジストの微粒子等の表面が鏡面の異物を認識することが
できない。したがって、半田ボールやガラス片およびソ
ルダレジストの微粒子等が付着する機会の多い配線基板
の検査方法として使用することはできない。
【0010】本発明の目的は、表面の傷、表面に付着し
た異物等の表面の凹凸を能率よく高精度に検査すること
ができる表面の凹凸検査技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0013】すなわち、表面の凹凸検査装置は、被検査
面に対して斜めに光を照射する斜方照明装置と、前記被
検査面からの正反射光を受けて煽り撮像する煽り撮像装
置と、この煽り撮像装置の画像の明度値と予め記憶され
た明度値とを比較することにより表面の凹凸を判定する
判定部とを備えていることを特徴とする。
【0014】前記手段において、斜方照明装置によって
被検査面に対して斜めに光が照射されると、被検査面か
らの正反射光は煽り撮像装置の撮像面に煽り撮像によっ
て被検査面の像を結ぶ。判定部はこの煽り撮像装置の画
像の明度値と予め記憶された明度値とを比較することに
より、被検査面表面の凹凸を判定する。この判定部の判
定によって被検査面の表面の凹凸が検査されることにな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に即して本発明の一実
施の形態を説明する。
【0016】本実施形態において、本発明に係る表面の
凹凸検査装置は、BGAやCSPに使用される配線基板
の表面を検査する装置(以下、表面検査装置という。)
として構成されている。表面検査装置は配線基板の表面
の次のような凹凸を検査するように構成されている。
配線基板の表面全体に付着した異物や傷。パターン
(電気配線やビアおよびランド等)に形成されたピンホ
ール、突起、凹み。パターンの表面に付着した異物、
ソルダレジスト。パターン表面のめっき未着、ざらつ
き、変色。
【0017】本実施形態において、検査の原理ないし作
用は前記各種の凹凸について同様であるので、図2に示
されているように、配線基板の被検査面に付着した異物
を検査する場合を具体例にして説明する。
【0018】図2において、被検査物としての配線基板
1は略正方形の平盤形状に形成された基板本体(以下、
本体という。)2を備えており、本体2の上面には下層
配線3が敷設されている。下層配線3の上にはポリイミ
ド樹脂等を使用されて形成された絶縁膜4が被着されて
おり、絶縁膜4には複数個のビア5がそれぞれ所定の位
置に配置されて形成されている。絶縁膜4は各ビア5を
取り囲んだ状態になっている。ビア5はフィルド・ビア
形成プロセスによって形成されており、絶縁膜4および
ビア5の表面はラッピングによって鏡面状になってい
る。
【0019】ちなみに、絶縁膜4およびビア5の表面が
ラッピングされると、ラッピング屑や研磨材等が異物と
して絶縁膜4およびビア5の表面に付着し易い。図2に
示されているように、異物6がビア5に付着した場合に
は、ビア5の上に形成される上層配線7(想像線参照)
との接続不良が発生し易くなるため、特に、厳格に異物
6を検査する必要がある。
【0020】図1に示されているように、本実施形態に
係る表面検査装置10は水平に設定された検査台11を
備えている。検査台11の上面には負圧供給路を接続さ
れた吸引口(図示せず)が開設されており、検査台11
は吸引口の真空吸引力により配線基板1の下面を吸着す
ることにより、配線基板1を位置決め保持し得るように
なっている。
【0021】検査台11の斜め上方には平行光束を検査
台11に対して45度の傾斜角をもって照射する斜方照
明装置12が設備されており、検査台11に保持された
配線基板1の被検査面8が斜方照明装置12から照射さ
れた照射光13によって全体的に照明されるようになっ
ている。照射光13の正反射(入射角と等しい反射角を
もって反射)した正反射光14は、左右対称の斜め45
度上方に進むことになる。
【0022】検査台11の斜方照明装置12と左右対称
の斜め上方には、被写体に対してカメラを後ろへ傾ける
状態(光学分野において所謂煽る状態)になるように構
成された撮像装置(以下、煽り撮像装置という。)15
が設備されている。煽り撮像装置15は機枠としての暗
箱16、レンズ17、画像取り込み装置としてのエリア
センサ18および画像処理部19を備えている。
【0023】レンズ17は光軸17aが垂直になるよう
に暗箱16に配設されており、検査台11からの正反射
光14が光軸17aに対し45度の夾角をもってレンズ
17に入射するようになっている。すなわち、レンズ1
7は被写体である配線基板1の被検査面8に対して煽る
状態に配置されている。レンズ17が被検査面8に対し
て煽り状態に配置されているため、レンズ17の焦点は
検査台11に保持された配線基板1の被検査面8の全面
において合った状態になる。したがって、エリアセンサ
18の撮像面18aには配線基板1の全体像が鮮明に結
像された状態になる。
【0024】エリアセンサ18はCCD(電荷結合素
子)等の光学センサ(固体撮像装置)が使用されて、被
写体である配線基板1の面(エリア)画像情報を取り込
むように構成されており、面画像情報である電気信号を
画像処理部19に入力させるようになっている。エリア
センサ18は撮像面18aが被写体である配線基板1の
被検査面8と平行になるように暗箱16に水平に配設さ
れており、検査台11からの正反射光14が撮像面18
aに対して45度の夾角をもって入射するようになって
いる。すなわち、エリアセンサ18は被写体である配線
基板1の被検査面8に対して煽る状態に配置されてい
る。
【0025】画像処理部19はエリアセンサ18からの
面画像情報としての電気信号を電気的に処理して、被写
体である配線基板1の面画像を形成するように構成され
ている。画像処理部19にはコンピュータによって構成
された演算部20が接続されており、画像処理部19は
面画像のデータをコンピュータ処理可能な電気信号にし
て演算部20へ入力し得るようになっている。
【0026】演算部20は予め設定された明度値を記憶
する記憶部21と、画像処理部19からの入力信号の明
度値と記憶部21からの明度値とを比較することにより
表面の凹凸を判定する判定部22とを備えている。本実
施形態において、記憶部21が記憶した明度値は、適正
な被検査面に対して斜めに光を照射し被検査面からの正
反射光を受けて煽り撮像した画像に基づいて設定されて
いる。判定部22は後述する作用によって異物6を検出
するように構成されている。
【0027】次に、前記構成に係る表面検査装置の作用
を説明することにより、本発明の一実施形態である表面
の凹凸検査方法を説明する。
【0028】被検査物である配線基板1はビア5群が配
列された被検査面8側を上側に向けた状態で、検査台1
1の所定位置に載置されて保持される。検査台11に保
持された配線基板1は斜方照明装置12によって全体的
に照明される。斜方照明装置12によって全体的に照明
された配線基板1はビア5の全てを煽り撮像装置15に
よって撮像される。
【0029】この撮像によって、煽り撮像装置15の画
像処理部19からは、図3(a)に示されている被検査
面像30が出力される。煽り撮像装置15の画像処理部
19からの被検査面像30は、演算部20における判定
部22の一方の入力端子に出力される。
【0030】この際、被検査面8の表面が鏡面状に形成
されていることにより、図1に示されているように、被
検査面8の表面に照射した照射光13の正反射光14は
煽り撮像装置15のレンズ17に入射するため、被検査
面8はエリアセンサ18の撮像面18aにおいて明るい
像を結んだ状態になる。
【0031】但し、図3(a)に示されているように、
被検査面像30における絶縁膜4に対応する絶縁膜像3
1と、ビア5に対応するビア像32とは互いに明度値が
異なる。ちなみに、明度値は例えば256階調によって
表現することができる。したがって、絶縁膜像31とビ
ア像32とは明度値の相違によって識別することができ
る。絶縁膜像31の明度値とビア像32の明度値が異な
る理由は、絶縁材料によって形成された絶縁膜4の光の
吸収率と、導電性材料によって形成されたビア5の光の
吸収率とが異なるためである。つまり、吸光率の高い絶
縁膜4に対応する絶縁膜像31は、吸光率の低いビア5
に対応するビア像32よりも暗い像になる。
【0032】ここで、異物6に照射した照射光13は散
乱光23を図1に示されているように発生するため、煽
り撮像装置15のレンズ17に入射する正反射光14は
その分減衰された状態になる。このため、図3(a)に
示されている被検査面像30において、異物6に対応す
る異物像33は明度が最も低下した暗い像として撮像さ
れた状態になる。
【0033】演算部20の判定部22における他方の入
力端子には、図3(b)に示されている比較像40が記
憶部21から入力される。ちなみに、比較像40は次の
ような作業によって予め取得されて記憶部21に記憶さ
れたものである。例えば、予め検査されて適正であると
判定された被検査面8に対して斜方照明装置12によっ
て照射光13が照射され、適正な被検査面の画像が煽り
撮像装置15によって取得され、画像処理部19の出力
信号が記憶部21に記憶される。
【0034】ここで、適正な被検査面8は異物6が付着
していないため、図3(b)に示されているように、記
憶部21に記憶された比較像40には絶縁膜4に対応す
る絶縁膜像41とビア5に対応するビア像42とは存在
するが、異物6に対応する異物像はない。
【0035】図3に示されているように、演算部20の
判定部22は被検査面像30から比較像40を減算す
る。この際、被検査面像30と比較像40との被検査面
8の条件は予め同一に設定されていることにより、被検
査面像30と比較像40とにおける絶縁膜像31と41
およびビア像32と42とは同一の明度値を示すため、
被検査面像30からの比較像40の差画像50には、異
物像53だけが図3(c)に示されているように残るこ
とになる。
【0036】判定部22は異物像53が差画像50に認
識されなかった場合には、表面検査結果は良好であると
判定する。しかし、異物像53が差画像50に認識され
た場合には、異物6が存在するため、表面検査結果は不
良であると判定する。また、図3(c)に示されている
ように、差画像50における異物像53の座標位置は特
定することができるため、判定部22は異物6の座標位
置を出力することができる。さらに、図3(c)に示さ
れているように、異物像53の大きさも認識することが
できるため、特定した各異物6の座標位置毎に各異物6
の大きさをそれぞれ表示することができる。
【0037】なお、便宜上、図3においては模式図によ
って説明しているが、本実施形態においては、演算部2
0の演算はコンピュータ処理されるため、図3に示され
ているような画像は作成しなくてもよい。但し、コンピ
ュータによる画像の作成を妨げるものではない。検査作
業の進行度や検査結果データを理解し易くするため、画
像データを作成することは好ましい。さらに、異物6の
座標位置や大きさを表示する場合には、画像や図を用い
ることが工程管理観点等から望ましい。
【0038】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、絶縁膜4に付着した異物6や、絶縁膜4の中に形成
されたビア5の上に付着した異物6を絶縁膜4およびビ
ア5の表面の色や性状に関わらず認識することができる
ため、BGAやCSPに使用される配線基板1の被検査
面8を能率よく精密に検査することができる。
【0039】図4は本発明の他の実施形態である表面検
査装置を示す模式図である。
【0040】本実施形態が前記実施形態と異なる点は、
煽り撮像装置にラインセンサが使用されている点であ
る。すなわち、本実施形態に係る表面検査装置10A
は、水平に設定されたXテーブル60を備えており、X
テーブル60には検査台61が水平に設置されている。
Xテーブル60は検査台61を段取りステージ60aと
検査ステージ60bとの間で往復移動させるように構成
されており、中央演算処理装置(以下、CPUとい
う。)70によって制御されるようになっている。
【0041】Xテーブル60の検査ステージ60bにお
ける斜め上方には平行光束を検査台61に対して45度
の傾斜角をもって照射する斜方照明装置62が設備され
ており、検査台61に保持された配線基板1の被検査面
8が斜方照明装置62から照射された照射光63によっ
て全体的に照明されるようになっている。
【0042】Xテーブル60の斜方照明装置62と左右
対称の斜め上方には、ラインセンサを使用した煽り撮像
装置65が設備されており、この煽り撮像装置65は走
査装置71に吊持されている。走査装置71はCPU7
0によって制御されることにより、煽り撮像装置65を
配線基板1の被検査面8に対して平行方向であるX方向
に走査するようになっている。なお、図示しないが、斜
方照明装置62も走査装置71によってX方向に走査さ
れるようになっている。
【0043】煽り撮像装置65は暗箱66、レンズ6
7、画像取り込み装置としてのラインセンサ68および
画像処理部69を備えている。レンズ67は光軸が45
度になるように暗箱66に配設されており、検査台61
からの正反射光64が光軸と平行に入射するようになっ
ている。すなわち、レンズ67は被写体である配線基板
1の被検査面8に対して煽る状態に配置されていない。
しかし、配線基板1の被検査面8に平行に走査するとい
う条件の下では、煽りによる斜め撮像(煽り撮像)の効
果が得られる。レンズ67の焦点は検査台61に保持さ
れた配線基板1の被検査面8において合うように設定さ
れているとともに、ラインセンサ68の撮像面68aに
被検査面8の像を鮮明に結像させるように設定されてい
る。
【0044】ラインセンサ68はCCD(電荷結合素
子)等の光学センサが使用されて、被写体である配線基
板1の線(ライン)画像情報を取り込むように構成され
ており、線画像情報である電気信号を画像処理部69に
入力させるようになっている。ラインセンサ68は撮像
面68aが被写体である配線基板1の被検査面8と平行
になるように暗箱66に水平に、かつ、配線基板1の被
検査面8の一方の中心線と一致する方向(以下、Y方向
とする。)に長く敷設されている。
【0045】そして、煽り撮像装置65が走査装置71
によって水平移動されると、ラインセンサ68の撮像面
68aは被写体である配線基板1の被検査面8と平行な
エリア(面)撮像面を構成するようになっている。
【0046】検査台61からの正反射光64はこのライ
ンセンサ68の撮像面68aが構成するエリア撮像面に
対して45度の夾角をもって入射するようになってい
る。すなわち、ラインセンサ68は被写体である配線基
板1の被検査面8に対して煽る状態に配置されている。
なお、ラインセンサ68は暗箱66に、撮像面68aの
光軸が検査台61からの正反射光64と平行になるよう
に設置することが望ましい。
【0047】画像処理部69にはCPU70が接続され
ており、画像処理部69はラインセンサ68からの線画
像情報としての電気信号と、走査装置71を制御するた
めのCPU70からの走査信号とを電気的に処理して被
写体である配線基板1の面(エリア)画像を形成するよ
うに構成されている。CPU70には演算部が組み込ま
れており、演算部は画像処理部69が形成した面画像を
併用して被検査面8の凹凸を判定するように構成されて
いる。
【0048】なお、72はCPU70の演算結果や判定
結果等をモニタリングするためのモニタであり、73は
煽り撮像装置65の面画像をモニタリングするためのモ
ニタである。
【0049】次に、前記構成に係る表面検査装置10A
の作用を説明することにより、本発明の他の実施形態で
ある表面の凹凸検査方法を説明する。
【0050】配線基板1はビア5群が配列された被検査
面8側を上側に向けた状態で、段取りステージ60aの
検査台61に載置されて保持される。検査台61が検査
ステージ60bに移動されると、走査装置71によって
煽り撮像装置65および斜方照明装置62が被写体であ
る配線基板1の被検査面8に対して平行であるX方向に
走査されるとともに、検査台61に保持された配線基板
1は斜方照明装置62によって斜方照明される。これに
より、煽り撮像装置65は被検査面8の全てを撮像して
面画像情報を出力する。すなわち、煽り撮像装置65の
画像処理部69からは、被検査面8について図3(a)
に示されている被検査面像30が出力されることにな
る。
【0051】被検査面画像取得後の作用は前記実施形態
と同様であるので、その作用の説明は省略する。
【0052】以上説明した本実施形態によれば、ライン
センサを使用することにより、コスト増を抑制しつつ解
像度を大幅に高めることができるため、測定精度や検査
精度を容易に高めることができる。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0054】例えば、撮像装置としてはエリアセンサや
ラインセンサ等の固体撮像装置を使用するに限らず、テ
レビカメラ等の撮像管装置を使用してもよい。
【0055】ラインセンサによって画像を取り込む場合
には、ラインセンサ側を移動させるに限らず、被検査物
側を移動させてもよく、要は、ラインセンサは被検査物
に対して相対的に走査させればよい。
【0056】演算部はコンピュータによって構成するに
限らず、画像処理装置等によって構成してもよい。
【0057】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるBGA
やCSPに使用される配線基板の検査技術に適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、プリント配線基板やコンピュータのマザーボード等
の配線基板、半導体ウエハや液晶パネル、コンパクトデ
ィスク、磁気ディスク等の板状物等々の表面の凹凸の検
査技術全般に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0059】被検査面の表面の色や性状に関わらず凹凸
を認識することができるため、被検査面を能率よく精密
に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である表面検査装置を示す
模式図である。
【図2】配線基板を示しており、(a)は外観斜視図、
(b)は(a)のb−b線に沿う拡大断面図である。
【図3】その作用を説明するための説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態である表面検査装置を示
す模式図である。
【符号の説明】
1…配線基板、2…本体、3…下層配線、4…絶縁膜、
5…ビア、6…異物、7…上層配線、8…被検査面、1
0…表面検査装置、10A…表面検査装置、11…検査
台、12…斜方照明装置、13…照射光、14…正反射
光、15…煽り撮像装置、16…暗箱、17…レンズ、
18…エリアセンサ、18a…撮像面、19…画像処理
部、20…演算部、21…記憶部、22…判定部、23
…散乱光、30…被検査面像、31…絶縁膜像、32…
ビア像、33…異物像、40…比較像、41…絶縁膜
像、42…ビア像、50…差画像、53…異物像、60
…Xテーブル、61…検査台、62…斜方照明装置、6
3…照射光、64…正反射光、65…煽り撮像装置、6
6…暗箱、67…レンズ、68…ラインセンサ、68a
…撮像面、69…画像処理部、70…CPU(演算
部)、71…走査装置、72、73…モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 康男 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA49 BB02 CC01 DD03 DD06 DD10 FF01 FF04 FF41 GG01 HH03 HH12 JJ02 JJ03 JJ08 JJ25 JJ26 LL04 MM03 PP12 QQ24 QQ31 QQ39 RR08 SS02 SS13 2G051 AA65 AB02 BB01 CA03 CA06 CB01 CD04 CD06 CD07 DA06 EA12 EA14 EA16 ED13 ED21 4M106 BA04 CA19 CA38 CA41 DB02 DB12 DJ18 DJ20 DJ21

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査面に対して斜めに光を照射し、被
    検査面からの正反射光を受けて煽り撮像し、この煽り撮
    像の画像の明度値と予め記憶された明度値とを比較する
    ことにより、表面の凹凸を検査することを特徴とする表
    面の凹凸検査方法。
  2. 【請求項2】 前記予め記憶された明度値は、適正な前
    記被検査面に対して斜めに光を照射し、その被検査面か
    らの正反射光を受けて煽り撮像した画像に基づいて設定
    された値であることを特徴とする請求項1に記載の表面
    の凹凸検査方法。
  3. 【請求項3】 前記予め記憶された明度値は、前記被検
    査面に関する過去の検査データに基づいて設定された値
    であることを特徴とする請求項1に記載の表面の凹凸検
    査方法。
  4. 【請求項4】 前記予め記憶された明度値は、前記被検
    査面に関する設計データに基づいて設定された値である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表面の凹凸検査方
    法。
  5. 【請求項5】 前記照射光および前記煽り撮像の前記被
    検査面に対する傾斜角度が45度以下に設定されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の表
    面の凹凸検査方法。
  6. 【請求項6】 前記被検査面が配線基板の表面であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の
    表面の凹凸検査方法。表面の凹凸検査装置。
  7. 【請求項7】 被検査面に対して斜めに光を照射する斜
    方照明装置と、前記被検査面からの正反射光を受けて煽
    り撮像する煽り撮像装置と、この煽り撮像装置の画像の
    明度値と予め記憶された明度値とを比較することにより
    表面の凹凸を判定する判定部とを備えていることを特徴
    とする表面の凹凸検査装置。
  8. 【請求項8】 前記煽り撮像装置が前記被検査面に平行
    に配置されたエリアセンサを備えていることを特徴とす
    る請求項7に記載の表面の凹凸検査装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像面がラインセンサによって構成
    されているとともに、このラインセンサがその長さ方向
    と直角方向に前記被検査面に対して相対的に走査される
    ように構成されていることを特徴とする請求項7に記載
    の表面の凹凸検査装置。
  10. 【請求項10】 前記判定部がコンピュータによって構
    成されていることを特徴とする請求項7、8または9に
    記載の表面の凹凸検査装置。
  11. 【請求項11】 前記判定部が画像処理装置によって構
    成されていることを特徴とする請求項7、8または9に
    記載の表面の凹凸検査装置。
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