JP2000006654A - 導線入り樹脂ウインド及びその製造法 - Google Patents

導線入り樹脂ウインド及びその製造法

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JP2000006654A JP10173388A JP17338898A JP2000006654A JP 2000006654 A JP2000006654 A JP 2000006654A JP 10173388 A JP10173388 A JP 10173388A JP 17338898 A JP17338898 A JP 17338898A JP 2000006654 A JP2000006654 A JP 2000006654A
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conductive
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film
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Hiroshi Kuno
宏 久野
Kotaro Oami
浩太郎 大網
Yasushi Iimori
康司 飯森
Akiteru Nishio
彰晃 西尾
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    • HELECTRICITY
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    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • H01Q1/1278Supports; Mounting means for mounting on windscreens in association with heating wires or layers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥がれの問題がなく導通性の良好な信頼性の
ある導線入り樹脂ウインドを提供する。 【解決手段】 樹脂パネル2と、該樹脂パネル2の片面
に接合される樹脂フィルム4との間に導線プリント3を
挟み込むことによって構成される導線入り樹脂ウインド
1において、樹脂フィルム4に開口5を設ける。そし
て、樹脂フィルム4の樹脂パネル2との接合面側に、一
部が導線プリント3に接続する金属製の箔又は板6を開
口5を塞ぐように設ける。また、金属製の箔又は板6を
開口5から樹脂フィルム4の表面側に膨出して該フィル
ム表面に面一をなして露出させ、その露出面に端子7を
接触させて固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のウ
インドガラスに替えて用いられる樹脂ウインドに係り、
詳しくはアンテナやデフォッガ等の導線を備えた導線入
り樹脂ウインド及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドガラス(多くの
場合、リヤウインドガラス)に放送受信用のアンテナや
曇り止め用デフォッガ等の導線プリントを設けたものが
知られている。図7はウインドガラス31に設けられる
アンテナの端子構造の一例を示し、図8は図7のA部を
示したものである。図示の車両用窓ガラスアンテナは、
ウインドガラス31の室内側に導電インクを所定のパタ
ーンでプリント後、焼き付けることによってアンテナ3
2を構成し、そのアンテナ32の一部に充分な電気的接
続が得られるような広幅の導通部33を形成してそこに
端子34をハンダ35付けによって固定した構造であ
る。
【0003】ところで、近年、自動車産業分野において
は、ウインドガラスに替えて樹脂ウインドを適用しよう
という試みがある。ところが、樹脂ウインドにアンテナ
を構成しようとした場合、樹脂パネルの耐熱性の関係
で、樹脂パネルにプリントされたアンテナはガラス並み
の高熱で焼き付けることができないため、耐摩耗性が低
く荷物等の接触で断線し易いこと、同様に樹脂パネルの
耐熱性の許容の範囲内で用いることができる低温のハン
ダは取付強度に劣ること、等の問題を有し、図7に示し
たガラス構造をそのまま流用することができない。その
ため、ガラスを樹脂に置き換えるには、全体を含めての
構造の変更が必要となる。例えば、その1つの方法とし
て、片面に導電インクの印刷によって所定パターンの導
線プリントを形成した樹脂フィルムを、その導線プリン
トが内側になるように樹脂パネルの表面に接合すること
によって、樹脂パネルと樹脂フィルムとの間に導線プリ
ントを挟み込んだ構成の導線入り樹脂ウインドを形成す
ることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な導線プリントの挟み込み構造を採用した場合、導線プ
リントの一部には、該導線プリントと、樹脂パネルに固
定される端子とを接続するための導電材料(例えば金属
製)からなる導通部を設定することになるが、その導通
部をウインド表面に露出させるために、樹脂フィルムに
開口部を設定した場合、その開口部の縁が剥がれ易いと
いう問題がある。これは、樹脂同士が接合される樹脂パ
ネルと樹脂フィルム間に対し、主に金属製の導通材料が
介在する導通部回りは接合が相対的に弱く、加えて、凹
状に形成される開口部は、製造工程やウインド表面をウ
ェス等で拭き取る場合において、外力が作用し易いため
である。その結果、開口部の縁が浮き上がり、それに伴
い導線プリントも浮き上がって導通部に対する導通性に
悪影響を与えるといった問題が発生することになる。
【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、剥がれ
の問題がなく導通性の良好な信頼性のある導線入り樹脂
ウインド及びその製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、樹脂パネルと、該樹脂パネルに接合さ
れる樹脂フィルム又は樹脂シートとの間に導線を挟み込
むことによって構成される導線入り樹脂ウインドであっ
て、前記樹脂フィルム又は樹脂シートの前記樹脂パネル
との接合面側には、前記導線に接続された導電材料から
なる端子接続用の導通部を設ける一方、前記樹脂フィル
ム又は樹脂シートには前記導通部を露出するための開口
を形成するとともに、その開口から前記導通部を前記樹
脂フィルム又は樹脂シートの表面側に膨出して露出させ
たものである。
【0007】上記のように構成された請求項1の発明に
よれば、導線を樹脂パネルと樹脂フィルム又は樹脂シー
トとの間に封じ込む構造のため、導線が外力によって剥
離されるといったことがなく、高熱による焼き付け処理
を施すことなく実用に耐えることが可能な堅牢にして簡
単な構造の導線入り樹脂ウインドを提供することができ
る。この場合において、導通部が、樹脂フィルム又は樹
脂シートの開口より樹脂フィルム又は樹脂シートの表面
に対し膨出して、凹状をなす樹脂フィルム又は樹脂シー
トの開口の内側が塞がれるため、開口縁部に対する引っ
掛かりが減り、剥がれの問題を低減できる。このため、
長期にわたって導通部と導線との導通状態を確保して信
頼性を得ることが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の導線入
り樹脂ウインドにおいて、導通部の表面に端子の下面を
接触した状態で該端子をスクリューによって樹脂パネル
に締結したものである。このような構成によれば、端子
が導通部に対して加圧状態下に保持されるため、両者間
の導通性が確保され、信頼性を高めることができる。こ
の場合、導通部の露出面が樹脂フィルム又は樹脂シート
の表面に対して面一であれば、導通部に対して端子が確
実に接触されることになり、導通部と端子間の導通性を
確保することができる。
【0009】請求項3の発明は、導線入り樹脂ウインド
の製造法であって、樹脂フィルム又は樹脂シートの片面
に導線を形成する工程と、前記樹脂フィルム又は樹脂シ
ートに所定大の開口を設ける工程と、導電材料からなる
端子接続用の導通部をその一部が前記導線に接触した状
態で前記樹脂フィルム又は樹脂シートに貼り付けて前記
開口を塞ぐ工程と、上記の各工程を経たのちの前記樹脂
フィルム又は樹脂シートを成形型内に配置後、該成形型
内に樹脂を充填して樹脂パネルを成形するとともに該樹
脂パネルと前記樹脂フィルム又は樹脂シートとを接合す
る工程と備えており、前記樹脂充填時の充填圧力で前記
導通部を開口から押し出して樹脂フィルム又は樹脂シー
ト表面と面一に形成するようにしたものである。
【0010】このような構成の請求項3の製造法によれ
ば、堅牢にして構造が簡単で、しかも導通性の確保され
た信頼性の高い導線入り樹脂ウインドを得ることができ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項3記載の導線入
り樹脂ウインドの製造法において、端子接続用の導通部
が金属箔である。従って、請求項4の発明によれば、導
通部を金属箔としたことによって、樹脂パネルの成形時
において、熱収縮の違いに起因して樹脂パネルに発生す
る熱歪みを極力軽減できる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1記載の導線入
り樹脂ウインドにおいて、導通部を金属箔とし、開口か
ら膨出した金属箔が樹脂フィルム又は樹脂シートの表面
と面一をなすようにしたものである。このような構成に
よれば、開口縁部に対する引っ掛かりを完全に無くすこ
とができ、剥がれの問題を解消する上でより有効であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は導線入り樹脂ウインドを示
す平面図、図2は要部を示す拡大断面図である。本実施
の形態に係る導線入り樹脂ウインド1は、例えば自動車
のクォータウインドに適用される。図示のように、樹脂
ウインド1は透明なポリカーボネート樹脂製の樹脂パネ
ル2を主体として構成され、その樹脂パネル2の片面
(室内側)には、一方の面に導線としてのラジオやテレ
ビ等の放送受信用のアンテナプリント又は曇り止め用の
熱線プリント3(以下、実施の形態の説明では導線プリ
ント3という)が形成され、他方の面にハードコート処
理が施された透明なポリカーボネート樹脂製の樹脂フィ
ルム4が導線プリント3を内側にして接合されている。
【0014】樹脂フィルム4には、端子取付用として所
定形状(例えば長方形)の開口5が設けられている。そ
して、樹脂フィルム4の内面側である樹脂パネル2との
接合面側には、導線プリント3と、樹脂パネル2に固定
される端子7とを接続するための導電材料製の導通部が
設けられており、本実施の形態においては、導通部は金
属製の箔又は板6(以下、本実施の形態では金属箔とし
て説明する)から構成されている。金属箔6は前記開口
5を塞ぐように設けられるとともに、その一部が導線プ
リント3に接するように配置される。また、金属箔6は
開口5から樹脂フィルム4の表面側に膨出されて該樹脂
フィルム4の表面と面一状態とされて露出されている。
なお、金属箔6は厚みが0,05〜0,2mmの銅、アル
ミ、ニッケル等から構成される。
【0015】導線プリント3をフィーダ線(図示省略)
に接続するために設けられる端子7は、本実施の形態で
は、基端部に金属箔6の露出広さよりもやや広い大きさ
の平板状の取付座7aを有し、その取付座7aには適数
個の取付孔7bが設けられるとともに、下面中央部には
下面を平坦面とした突起部7cが形成されている。そし
て、端子7はその取付座7aを金属箔6の上面に接触す
るように重ねた状態で取付孔7bを通して樹脂パネル2
にねじ込まれたタッピングスクリュー(ボルト)8によ
って締結されている。また、樹脂パネル2の他方の片面
(室外側)には、表面にハードコート処理を施した透明
なポリカーボネート樹脂製の樹脂フィルム9が接合され
て樹脂ウインド1の室外側表面の保護が図られている。
【0016】上記のように構成される導線入り樹脂ウイ
ンド2は、以下に説明する工程で製造される。先ず、図
3に示すように、一方の面に所定形状の導線プリント3
が形成され、他方の面にハードコート処理が施されたポ
リカーボネート製の樹脂フィルム4が用意される。な
お、導線プリント3は導電性インクをスクリーン印刷に
よって樹脂フィルム4に所定パターンで印刷後、従来の
ウインドガラスよりも低温による焼き付け(乾燥)を行
うことによって形成される。次いで、樹脂フィルム4に
おける端子取付予定部位に所定形状の開口5が形成され
る。その後、樹脂フィルム4のインク印刷面側に開口5
よりも大きい金属箔6がその一部を導線プリント3に接
するようにかつ開口5を塞ぐように貼り付けられる。一
方、片方の面にハードコート処理を施したポリカーボネ
ート製の樹脂フィルム9が用意される。
【0017】次いで、図4に示すように、射出成形用の
金型における上型21と下型22の型内(キャビティ
内)に上記2種の樹脂フィルム4,9がセットされ、適
宜手段にて位置決め保持される。その後、金型が型締め
されて型内に溶融ポリカーボネート樹脂が充填される。
冷却後、脱型して板状の成形品、即ち図5に示す導線入
り樹脂ウインド1が得られる。
【0018】しかして、上記の成形時において、溶融ポ
リカーボネート樹脂の充填圧力によって、金属箔6が開
口5から押し出され、上型21内の成形面に押圧され
る。このため、成形後の金属箔6は開口5から膨出され
てその表面が樹脂フィルム4の表面と面一状態に整合さ
れる。なお、上記成形において、充填樹脂と樹脂フィル
ム4,9が共に同種のポリカーボネート樹脂であるた
め、樹脂フィルム4,9と樹脂パネル2の接着性は良好
となり一体化が確保される。
【0019】次いで、上記のように製造された導線入り
樹脂ウインド2には、図2に示すように、端子7がその
取付座7aを金属箔6の上面に接触するように重ねた状
態で、取付孔7bを通して樹脂パネル2に予め形成され
た下孔にタッピングスクリュー8をねじ込むことによっ
て締結される。この場合、取付座7aが金属箔6に対し
て加圧状態で締結されるため、金属箔6と端子7間にお
ける導通性が確保されることになり、特に本実施の形態
では、取付座7aの下面に突起部7cを設けてあるた
め、金属箔6に対する加圧力が強化されることになり、
金属箔6と端子7間における導通性をより高めることが
可能になる。なお、タッピングスクリュー8がねじ込ま
れる下孔は樹脂パネル2の成形時又は成形後のいずれに
形成しても差し支えない。
【0020】上記のように構成され、製造される導線入
り樹脂ウインド2は、室内・室外の両面共、ハードコー
ト処理の施された樹脂フィルム4,9によって表面を覆
われて保護されているため、傷がつき難く長期にわたっ
て耐久性が維持される。また、金属箔6が開口5から膨
出し、樹脂フィルム4と面一に整合されているため、ウ
ェス等による拭き取り時において、開口5の縁部に対す
る引っ掛かりが防止され、剥がれの問題が発生しない。
即ち、若し、金属箔6が樹脂フィルム4に対して凹んだ
状態で存在した場合、ウェス等が開口5の縁に引っ掛か
って樹脂フィルム4が剥がれる虞があり、そのときは金
属箔6から導線プリント3が浮き上がって導通性が損な
われる可能性があるが、本実施の形態によれば、このよ
うな剥がれの問題が解消され、導通性の良好な信頼性の
ある樹脂ウインド1を提供することが可能となる。
【0021】なお、端子接続用の導通部として金属箔6
を用いた場合は、それよりも厚みの大きい金属板を用い
る場合に比べると、樹脂と金属の熱収縮率が相違するこ
とに起因して樹脂パネル2に発生する歪み、本実施の形
態では特に車両の意匠面にあたる樹脂フィルム9側にあ
らわれる歪みを抑える上で有効である。
【0022】また、本実施の形態では、端子7の固定構
造として、タッピングスクリュー8による締結構造を採
用した場合で説明したが、固定構造については、例えば
図6に示すような他の手段を利用することが可能であ
る。図6の(a)に示す固定構造は、樹脂パネル2の成
形時において、金属箔6を貫通して樹脂フィルム4の表
面側に突出するピン11を設定し、そのピン11に端子
7の取付座7aに設けた取付孔7bを嵌合後、ピン11
の先端を熱カシメによって固定する構造である。また、
(b)は端子7の取付座7aに切り起こしによる爪7d
を設定し、その爪7dを超音波インサートによって樹脂
パネル2に挿入して固定(爪7dに替えてボルトやピン
を用いることも可)する構造である。さらに、(c)は
端子7の取付座7aを金属箔6に対して導電性接着剤又
はハンダ12によって固定する構造である。
【0023】そして、(a)及び(b)に示す熱カシメ
及び超音波インサートによる固定構造の場合は、樹脂パ
ネル2に対して局部的加熱であり、しかも外力を衝撃的
に付加することもないため、端子7の固定に伴う樹脂パ
ネル2への弊害が生じない。なお、接着剤又はハンダ1
2による固定構造の場合は、導通部への固定となるた
め、固定強度を確保する意味で、導通部としてはある程
度の板厚を持つ金属板であることが望ましい。
【0024】なお、本実施の形態では、樹脂パネル2及
び樹脂フィルム4,9をそれぞれポリカーボネート樹脂
製としたが、これに限るものではなく、樹脂パネル2の
成形時において、樹脂フィルム4,9に対して充分な接
着強度が確保される相溶性のある樹脂であれば差し支え
ない。また、樹脂ウインドに用いられる樹脂は、透明な
樹脂に限らず、半透明あるいは着色された樹脂を適宜に
選択してもよい。また、本実施の形態は自動車のクォー
タウインドに適用する場合で説明したが、適用箇所につ
いては、クォータウインド以外のウインドは勿論のこ
と、ショーウインドのような車両以外のウインドであっ
てもよい。さらにまた、本実施の形態では樹脂フィルム
4,9として説明したが、一般にフィルムよりも厚いと
されるシートであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
剥がれの問題がなく導通性の良好な信頼性のある導線入
り樹脂ウインド及びその製造法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る導線入り樹脂ウインドを示す
平面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】導線プリント付き樹脂フィルムを示す断面図で
ある。
【図4】樹脂パネルの成形態様を示す説明図である。
【図5】成形品としての樹脂ウインドの断面図である。
【図6】端子の固定構造に関する変更例を示し、(a)
は熱カシメによる固定構造を示し、(b)は超音波イン
サートによる固定構造を示し、(c)は接着剤又はハン
ダによる固定構造を示す。
【図7】従来のガラス製導線付きウインドを示す断面図
である。
【図8】図7におけるA部の斜視図である。
【符号の説明】
1…樹脂ウインド 2…樹脂パネル 3…導線プリント 4…樹脂フィルム 5…開口 6…金属製の箔又は板 7…端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯森 康司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 西尾 彰晃 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 5J046 AA05 AA10 AB17 LA01 LA02 LA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂パネルと、該樹脂パネルに接合され
    る樹脂フィルム又は樹脂シートとの間に導線を挟み込む
    ことによって構成される導線入り樹脂ウインドであっ
    て、前記樹脂フィルム又は樹脂シートの前記樹脂パネル
    との接合面側には、前記導線に接続された導電材料から
    なる端子接続用の導通部を設ける一方、前記樹脂フィル
    ム又は樹脂シートには前記導通部を露出するための開口
    を形成するとともに、その開口から前記導通部を前記樹
    脂フィルム又は樹脂シートの表面側に膨出して露出させ
    た導線入り樹脂ウインド。
  2. 【請求項2】 導通部の表面に端子の下面を接触した状
    態で該端子をスクリューによって樹脂パネルに締結した
    請求項1記載の導線入り樹脂ウインド。
  3. 【請求項3】 樹脂フィルム又は樹脂シートの片面に導
    線を形成する工程と、前記樹脂フィルム又は樹脂シート
    に所定大の開口を設ける工程と、導電材料からなる端子
    接続用の導通部をその一部が前記導線に接触した状態で
    前記樹脂フィルム又は樹脂シートに貼り付けて前記開口
    を塞ぐ工程と、上記の各工程を経たのちの前記樹脂フィ
    ルム又は樹脂シートを成形型内に配置後、該成形型内に
    樹脂を充填して樹脂パネルを成形するとともに該樹脂パ
    ネルと前記樹脂フィルム又は樹脂シートとを接合する工
    程と備えており、前記樹脂充填時の充填圧力で前記導通
    部を開口から押し出して樹脂フィルム表面と面一に形成
    する導線入り樹脂ウインドの製造法。
  4. 【請求項4】 端子接続用の導通部が金属箔である請求
    項3記載の導線入り樹脂ウインドの製造法。
  5. 【請求項5】 端子接続用の導通部が金属箔であり、前
    記開口から膨出した該金属箔は前記樹脂フィルム又は樹
    脂シートの表面と面一をなす請求項1記載の導線入り樹
    脂ウインド。
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