JPS6147042A

JPS6147042A - 偏向ヨ−ク

Info

Publication number: JPS6147042A
Application number: JP16847984A
Authority: JP
Inventors: Sadakichi Saruta; 猿田　貞吉
Original assignee: Denki Onkyo Co Ltd
Current assignee: Denki Onkyo Co Ltd
Priority date: 1984-08-11
Filing date: 1984-08-11
Publication date: 1986-03-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、カラーテレビジ、ン受像機に用いられる偏向
ヨークに関し、特に調整手段による回路調整のみで、水
平偏向コイルまたは垂直偏向コイルによる偏向磁界全体
上バレル磁界またはピンクッシ、ン磁界等の磁界分布に
変更しうるようにした偏向ヨークに関するものである。

〔従来技術〕

一般に、インライン型受像管ま′ｆｃはデルタ型受像管
を用いたカラーテレビジ、ン受像機においては、赤、緑
および青の電子銃によって映像を得ている。この際、各
電子ビーム金映像面上で収束するために、陰極線管ネッ
ク部に偏向ヨークを設け、該偏向ヨークによる水平偏向
磁界、垂直偏向磁界を適宜設定することによシ最適なコ
ンバージェンスを得ろようになされている。

しかし、偏向ヨークは水平偏向コイルと垂直偏向コイル
とコアとからなるもので６４）、巻ｍ全終り一度組上げ
られたものに製造上のバラツキがあっても、これを調整
することは容易にはできず、−万陰極ＭＷについても同
様に一度製造されたものは製造上のバラツキがあっても
、これｔ−調整することは碓しい。そして、偏向ヨーク
や陰極線管の製造上のバラツキを調整するには、磁性片
や調整ねじによるものでは調整範囲が狭く、自由度も少
ないため、充分な補正ができず、また精度的にも満足の
行くものはなかった。

また、最適磁界全発生すべく巻回されるコイルも、製造
上および構造上の制約により必ずしも最適磁界を発生し
得ないため、ある程度のミスフンバージェンス等金残し
た状態でコイルの設計をしなければならないことがあり
、いわゆる設計残りがあるという問題点があり友。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、前述した従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、巻線を終り一度組上げられた偏向ヨークであって
も、偏向電流を調整する電流調整手段を調整するのみで
、水平磁界または垂直柩界の磁界分布を連続的に、かつ
　■高精度に調整できるように、■コイル分布の自由度
の拡大がなされろようにし、もってディスプレイの高精
密化によって今後要求されろコンバージェンスレベルの
高度化に適合しうるようにした偏向ヨーク全提供するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するために、本発明に係る偏向ヨーク
が採用する構成の特徴は、水平偏向コイルと垂直偏向コ
イルのうち一方の偏向コイルは、コイル分布の異なった
対称コイルを２個以上組合せることにより形成し、該各
対称コイルは該各対称コイルを流れる偏向電流を変化さ
せる電流調整機構と接続し、該電流調整機構を調整する
ことによシ、前記各対称コイルを流れろ偏向電流を変化
させ、前記一方の偏向コイルによって発生する磁界分布
を可変ならしめ几ことにある。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を水平偏向コイルを例に挙げ、第
１図ないし第８図に基づき詳細に述べる。

第１図は本実施例による偏向ヨークを示す横断面図にし
て、偏向ヨークは軸線Ｘ−Ｘから上側に也位置する一力の偏向ヨーク部１（以下、「上側偏向ヨー
ク部１」という）と、軸線ｘ−ｘから下側に位置する他
方の偏向ヨーク部２（以下、「下側偏向ヨーク部２」と
いう）と金一体的に組付けることにより構成される。こ
こで上側偏向ヨーク部１は軸線ｙ−ｙに対して左仙、右
側が対称な分散巻部１１Ａ、１１Ｂとなった第１の水平
コイル部１１と、同じく左側１．右側が対称な集中巻部
１２Ａ。

］、２Ｂとなった第２の水平コイル部１２と、軸線ｙ−
ｙ上に中心を有する垂直偏向コイル１３とから構成され
、冬水平コイル１１．１２’ｉ対称コイルとして組合せ
ることにより、軸線ｙ−ｙに対称な水平偏向コイル１４
を構成している。１５は垂直偏向コイル１３が巻回され
るコアを示す。−万、下側偏向ヨーク部２も軸線ｙ−ｙ
に対して左側。

右側が対称な分散巻部２１Ａ、２１Ｂとなった第３の水
平コイル部２１と、同じく左側、右側が対称な集中巻部
２２Ａ　、２２Ｂとなった第４の水平コイル部２２と、
軸線ｙ−ｙ上に中心を有する垂直偏向コイル２３とから
構成され、各水平コイル２１．２２’！ｌ一対称コイル
として組合せることにより、軸線ｙ−ｙｖｃ対称な水平
偏向コイル２４全構成している。２５は垂直偏向コイル
２３が巻回されるコアを示す。

次に、第２図は第１図中の各水平コイル部１１゜１２．
２１．２２を含む回路構成図にして、３１゜３２は本発
明の電流調整機構を構成する可変インダクタンスコイル
を示し、各コイ＃３１，３２Ｈそれぞれ可動コア３１Ａ
、３２Ａｌ動かすことにより、インダクタンスが変化す
るようになっている。そして、水平偏向コイル１４の各
水平コイル部１１．１２の一端側は可変インダクタンス
コイル３１の両端と接続され、水平偏向コイル２４の各
水平コイル部２１．２２の一端側は可変インダクタンス
コイに３２の両端と接続され、かつ該各可変インダクタ
ンヌコイル３１．３２の中点３１Ｂ。

３２Ｂは偏向電流用端子３３Ａと接続されている。

−万各水平コイル部１１，１２，２１，２２の他端側は
それぞれ並列に接続され、偏向電流用端子３３Ｂと接続
されている。

本実施例ば前述のように構成されるが、次にその作動に
ついて述べる。

まず、作動に先立って水平偏向コイルを斉−巷、分散巻
および集中巻とした場合の磁界分布について述べる。

第３図は水平偏向フィルを斉−巻とした場合の磁界分布
を示す。図において、任意の角度θにおける水平偏向コ
イル４１の径方向厚みＩｄ、該水平偏向コイル４１の接
合端面における径方向の厚みｔ−Ｄとすると、ｄ　＝　］）　ｃｏｓθ　・・・・・・・・・・・・（
１）となるように巻線全巻回した場合を斉−巻といい、
このときのコイルの断面重心はθ＝３０°の位置となる
。そして、水平偏向コイル４１を上記α３式に従って斉
−巻とした場合には、軸線ｙ−ｙと平行な斉一磁界４２
となる。

一方、第４図は水平偏向コイルを分散巻とした場合の磁
界分布を示す。ここで、水、平偏向コイル４１の断面重
心位置がθ〉３０°の位置にある場合を分散巻といい、
水平偏向コイル４１′ヲ分散巻とした場合にはバレル磁
界４２′となる。

さらに、第５図は水平偏向コイル全集中巻とした場合の
磁界分布を示す。ここで、水平偏向コイル４１′の断面
重心位置がθ＜３０°の位置にある場合を集中巻といい
、水平偏向コイル４１′全集中巻とした場合には、ピン
ク、ジョン磁界４２′となる。

而して、本実施例では可変インダクタンスコイル３１．
３２のインダクタンス金斉−磁界となる中間位置から適
宜調整し、水平コイル部１１゜１２．２１．２２ｔ−そ
れぞれ流れる偏向電流を変化させ、これらから発生する
磁界分布を所望の磁界分布とすることができる。

即ち、各水平コイル部１１，１２，２１，２２の各イン
ダクタンスをＬｕ　ｔ　Ｌ□２９　”２１　ｔ　Ｌ２２
とし、午れらはＬ１□＝　Ｌ１□＝　Ｌ、□＝しわに設
定されている、とする。

一方、可変インダクタンスコイル３１．３２ｆｌ可動コ
ア３１Ａ、３２Ａが中間位置にある場合には、中点３１
Ｂ、３２Ｂ全それぞれ挾んで前後におけるインターフタ
ンスＬ３□ａ＊　Ｌｓｔｂｙ　Ｌ３□ａｔ　”ｎｂはＬ
ｚｌａ　＝　Ｌｓｘｂ　＝　Ｌｓｚａ　＝　Ｌ：ａｂに
設定されているとする。

前述した中立状態から、可動コア３１Ａ、３１Ｂｔ−第
２図中の矢示５１Ａ、５２Ａ方向（図中上方ンに動かし
たものとすると、冬可変インダクタンスコイル３１．３
２のインダクタンスはＬ３□１〉Ｌ３□ｂ。

となり、各水平コイル部１１，１２，２１，２２を流れ
る偏向電流を１１１．Ｉ□２　ｊ　Ｉｌｌ　ｔ　　−と
すると、工１１　　”　　　”２１　　　〈　　ｚ　、ｚ　　”
　　　”！　　　　　・・・　・・・　・・・　（３ン
となる。

従って、各水平フィル部１１．２１によって発生する磁
界に比較し、各水平コイル部１２．２２による磁界の万
が顕著となり、第６図に示す如く、ビンクッション磁界
６１全得ることができる。

次に、前述の中立状態から、可動コア３１Ａ。

３２Ａｔ第２図中の矢示５１Ｂ、５２Ｂ方向（図中下方
）に動かしたものとすると、各可変インダクタンスコイ
ル３１，３２のインダクタンスはＬｚｓａ　＜Ｌ、ｔｂ
　ｔ　Ｌｎａ　＜Ｌ、ｂとなるから、となり、各水平コ
イル部１１，１２，２１．２２を流れる偏向電流工１１
１　　”１２　ｔ　　■２１　ｔ　　Ｉ２□は、工１１
　”　工２１　＞　工１２　”　Ｉゎ　　・・・・・・
（５）となる。

従って、この場合には各水平コイル部１１゜２１１！ｃ
よる磁界の方が顕著となるから、第７図に示すバレル磁
界６２を得ることができろ。

なお、可動コア３１Ａ、３２Ａｆｆｉ中間位置においた
ときには、となり、第３図に示すものと同様の斉一磁界を得ること
ができることは勿論である。

一方、可動コア３１Ａを矢示５１Ｂ方向にｗＪかし、可
動コア３２Ａｔ−矢示５２Ａ方向に動かすことにより、
− 工１１　”　　■！　＞　　１１！　＝工２．　　・・
・・・・・・・（７）となるように調整した場合には、
第８図に示す如き磁界６３を得ることができる。

かくして、本実施例では可変インダクタンスコイル３１
．３２ｔ−構成する可動；ア３１Ａ、３２Ａ全適宜調整
することにより、斉一磁界から第６〜８図に示す如き各
湾曲磁界圧磁界分布を変化させろことができ、従来技術
による如く外部補正や磁性片によることなく、回路的に
色ずれの補正を行なうことができる。

本発明の実施例は以上の如くであるが、実施例では各水
平偏向コイル１４．２４は２個の水平コイル＠１１，１
２．２１．２２からそれぞれなるものとして述べたが、
３個以上の水平コイル部から構成してもよいものである
。

また、実施例では本発明の偏向電流調整機構として、可
動コア３１Ａ、３２Ａ’を有する可変インダクタンスコ
イル３１．３２Ａ例に挙げたが、これに限ることなく、
適宜の可変コイル、差動コイル等を用いることができる
。

さらに、実施例では各水平コイル１１，１２゜２１．２
２は同一のインダクタンスを有し、Ｌ１□＝Ｌ１□＝Ｌ
２１　＝Ｌｆｉ　となるものとして述べたが、必要に応
じて水平偏向コイル１４．２４間でインダクタンスを異
ならしめ、例えば（Ｌｌｌ　＝Ｌ１□　）キ（Ｌ□　＝Ｌ、）なる構成と
してもよいものである。

さらにまた、実施例では水平偏向コイルＪ４゜２４を流
れる電流を調整することにより、水平側。

内磁界の磁界分布を変化させる場合を例に挙げたが、据
置偏向コイル１３．２３についても水平偏向コイル１４
．２４と同様に構成し、垂直偏向磁界の磁界分布を変化
させるようにしてもよいことは勿論である。

−〔発明の効果〕本発明に係る偏向ヨークは以上詳細に述べた如くであっ
て、水平偏向コイルま友は垂直偏向コイルによって発生
する磁界分布を電流調整機構による偏向電流の調整のみ
で、所望の磁界分布に変化させろこと示できろ構成とし
たから、偏向ヨークや陰極線管等の製造上のバラツキ等
による色ずれ等の微調整を極めて筒単に補正することが
でき、また磁界分布の自由度が増して、高品位、高精細
な画質妙二得られろ。しかも、インライン型、セルフコ
ンバージェンス型の偏向ヨークにおいては、水平偏向コ
イルによる水平偏向磁界はかなり強いピンク、シ、ン磁
界となりていることから、当該ビンクッション磁界の調
整方法としても大きな効果ｐ、複雑な補正をも可能とす
ることができる等、幾多の効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例による傭同ヨーク會示す横断面図、第
２図は第１図中の水平偏向コイルを含む回路構成図、第
３図は水平偏向コイルを斉−巻とした場合の磁界分布を
示す説明図、第４図は水平偏向コイルを分散巻とした場
合の磁界分布を示す説明図、第５図は水平偏向コイルを
集中巻とした場合の磁界分布を示す説明図、第６図ない
し第８図は本実施例によって発生するそれぞれ異なる磁
界分布を示す説明図である。１・・・上側偏向ヨーク部、２下側偏向ヨ一ク部、１１
．１２，２１，２２・・・水平コイ、ル部、１１Ａ。１１Ｂ、２１Ａ、２１Ｂ・・・分散巻部、１２Ａ。１２Ｂ、２２Ａ、２２Ｂ・・・集中巻部、１３．２３・
・・垂直偏向コイル、１４．２４・・・水平偏向コイル
。１５．２５・・・コア、３１．３２・・・可変インダク
タンスコイル、６１°・°ビンクッション磁界、６２・
−・バレル磁界。特許出願人　　電気音響株式会社代理人弁理士　　広　瀬　和　彦同　　　　　　中　　村　　厘　　樹第１図第２図Ｌ

Claims

【特許請求の範囲】

　カラーテレビジョン受像機の陰極線管ネック部に装着
される水平偏向コイルと垂直偏向コイルとを備えてなる
偏向ヨークにおいて、前記水平偏向コイルと垂直偏向コ
イルとのうち一方の偏向コイルはコイル分布の異なった
対称コイルを２個以上組合せることにより形成し、該各
対称コイルは該各対称コイルを流れる偏向電流を変化さ
せる電流調整機構と接続し、該電流調整機構を調整する
ことにより、前記各対称コイルを流れる偏向電流を変化
させ、前記一方の偏向コイルによって発生する磁界分布
を可変ならしめたことを特徴とする偏向ヨーク。