JP3084674B2 - ロータリダンパ - Google Patents

ロータリダンパ

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の車体と車軸間に介装され、路面から
の揺動等のエネルギーを減衰して乗心地及び操安性を向
上させるロータリダンパに関する。
〔従来の技術〕
車両にロータリダンパを装着する場合、車両の車体と
車軸間にロータリダンパを介装し、路面からの振動等の
エネルギーを減衰している。
例えば、第7図に示すように、車体20にロータリダン
パRのケーシング2を固定し、このロータリダンパRの
揺動軸1にアーム22の一端をスプライン等で固定し、ア
ーム22の他端は車軸21に設けたブラケット23に軸24を介
して枢着し、路面からの振動でアーム22が揺動すると揺
動軸1が時計方向又は反時計方向に回転し、この時ケー
シング2内に設けた揺動軸1と連動するベーンが回転し
て振動エネルギーを減衰する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のロータリダンパではシリンダとシリンダ内に設
けた一対のセパレートブロックとベーンの両端部に設け
たサイドプレートとを有し、ベーンが回転した時ベーン
外周とケーシング内周との間、各サイドプレートとセパ
レートブロック側面及び各サイドプレートとケーシング
内周の間を流れる油の流動抵抗で減衰力を発生させてい
る為に、一般的な筒型ダンパと同等の2/3乗型減衰力特
性を得ることが困難であり、それに加え、ロータリダン
パの構造上、減衰力調整機構を付加することも困難であ
る。
更に、減衰力は上記のベーンとケーシングとの間の隙
間及びサイドプレートとセパレートブロックの隙間によ
る通路抵抗に依存するため、作動油の粘度が温度によっ
て変化すると発生減衰力が変化し、その変化量は隙間の
長さ、いいかえれば、油通路が長い分、筒型ダンパの変
化量より大きくなってしまう。
そこで、本発明の第1の目的は、筒型ダンパと同等以
上の減衰力特性が得られると共に、減衰力調整が可能な
ロータリダンパを提供することである。
本発明の他の目的は、上記第1の目的に加え作動油の
粘度が温度によって変化しても減衰力特性の変化量を少
なくできるロータリダンパを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
ケーシングと、ケーシングの内周に設けた複数のセパレ
ートブロックと、ケーシング内に回転自在に挿入された
回転軸とこの回転軸の外周に設けたベーンとからなる回
転体と、ケーシングとベーンとの間及びセパレートブロ
ックと回転軸との間に形成されて複数の油室同士を連通
する減衰力発生用の連通路とを備え、上記ベーンを板状
のベーン本体部とベーン本体部の両端部に一体に固着し
た円盤状の一対のサイドプレートとで構成し、更にケー
シングを変形可能な肉厚又は材質で形成し、ベーンの回
転時に高圧側の油室に対応するケーシングを当該高圧側
の油室の内圧で外方に膨張させてケーシングとベーンと
の間の連通路の断面積を内圧に応じて可変にさせること
を特徴とするものである。
同じく第2の手段は、ケーシングと、ケーシングの内
周に設けた複数のセパレートブロックと、ケーシング内
に回転自在に挿入された回転軸とこの回転軸の外周に設
けたベーンとからなる回転体と、ケーシングとベーンと
の間及びセパレートブロックと回転体との間に形成され
て複数の油室同士を連通する減衰力発生用の連通路と、
複数の油室同士を開閉するバルブとを備え、セパレート
ブロックを回転体より熱膨張係数の大きい材料で成形す
ることによりセパレートブロックと回転体との間の連通
路を温度変化により可変ならしめるようにし、更に上記
ベーンを板状のベーン本体部とベーン本体部の両側端に
一体に固着した円盤状の一体のサイドブレードとで構成
し、一方のサイドプレートに各油室とバルブとを連通さ
せるポートを設けたことを特徴とするものである。
〔作 用〕
回転体が回転すると縮小する一方の油室の油が連通路
を介して他方の油室に流出し、連通路を流れる流動抵抗
で減衰力が発生する。
この場合、ベーンとケーシングとの間の連通路の断面
積はベーンの回転に伴なって小さくなり、減衰力が高く
なっていく。
更に、セパレートブロックが熱膨張係数の大きい材料
で成形されていると、温度変化に伴なってセパレートブ
ロックが回転体よりも大きく膨張又は収縮して連通路の
断面積を温度に応じて変化させ、温度変化による作動油
の粘度変化に起因する減衰力の変化量を小さくする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図において、1は一端をケーシング2の内側に同
心的に挿入した中空の揺動軸であり、この揺動軸1と一
体で揺動軸1の一部をなす回転軸10の外周に第2図及び
第3図に示すようにベーン4が一体に結合され、回転軸
10とベーン4とで回転体を構成している。
ベーン4はケーシング2の内周に減衰力発生用の連通
路たる隙間aを介して近接する板状のベーン本体部5
と、ベーン本体部5の両側端に一体に固着した円盤状の
一対のサイドプレート6A,6Bからなり、各サイドプレー
ト6A,6Bの外周とケーシング2の内周との間には減衰力
発生用の連通路たる隙間bが形成されている。
回転軸10はブッシュ9を介してケーシング2に回転自
在に支持されている。
ケーシング2はカバー15により密閉され、揺動軸1は
ブッシュ3を介してカバー15を揺動自由に貫通し、ケー
シング2の外側へ突出する。
ケーシング2の内側には第2図及び第4図に示すよう
に複数の、即ち一対のセパレートブロック7A,7Bが180゜
間隔で固接され、このセパレートブロック7A,7Bとベー
ン本体部5とによりケーシング2内のベーン本体部5の
両側に油室AとBが各一組ずつ画成される。
ベーン本体部5の外周とケーシング2の内周との間に
隙間aを形成し、サイドプレート6A,6Bの外周とケーシ
ング2の内周との間に隙間bを形成し、回転軸10の外周
とセパレートブロック7A,7Bの内周との間に隙間cを形
成し、更にサイドプレート6A,6Bの内側面とセパレート
ブロック7A,7Bの外側面との間に隙間dを形成し、これ
ら各隙間a,b,c,dを各油室A,Bに通じる減衰力発生用の連
通路として構成している。
一方のサイドプレート6Bにはこれらの油室AとBに面
してポート8Aと8Bがそれぞれ開口する。
ポート8Aと8Bはサイドプレート6Bを貫通して反対側に
開口し、この開口部とその外側のケーシング2内に形成
された通路14との間にリリーフ弁11と、チェック弁12と
からなるバルブVが設けられる。
リリーフ弁11とチェック弁12はサイドプレート6Bから
外方に延びる揺動軸たる回転軸10に揺動自由に嵌合する
円盤状のバルブで構成され、リリーフ弁11は板ばね13に
よりポート8Aと8Bを閉鎖するようにサイドプレート6A,6
Bに向けて付勢される。
また、チェック弁12は逆方向の油通のみを抵抗なく許
容する。
尚、リリーフ弁11のポート8Aに臨む受圧部11Aは環状
溝に形成され、ポート8Bに臨む受圧部11Bがその外側に
同じく環状溝に形成される。
従って、2つの油室Aは互いに受圧部11Aを介して連
通し、他方の2つの油室Bも受圧部11Bを介して連通す
る。
また、受圧部11Aと11Bは透孔19A,19Bを介してその外
側のチェック弁12の環状の弁部12A,12Bに連通する。
チェック弁12の各弁部12A,12Bは受圧部11A,11Bが通路
14よりも高圧の時に閉じ、逆の時に開く。
尚、リリーフ弁11が開く時はリリーフ弁11とチェック
弁12とが一体に揺動部1に沿って移動する。
通路14は中空の回転軸10を介して揺動軸1の内側に形
成した油溜室17に連通する。
油溜室17は温度変化などに伴う油室AとBや通路14の
油量変動を補償するもので、内側にはフリーピストン16
を介して圧縮空気が封入されたガス室17aが設けられて
いる。
次に基本的な作用を説明する。
このロータリダンパは例えば第7図に示すように車体
20に対して車軸21を支持するために使用される。
即ち、例えば車体20に揺動軸1を結合し、車軸21に連
通したアッパーアーム22の反対側の端部にケーシング2
を結合する。
この場合に、アッパーアーム22が先端を上方へ回動す
る圧側作動時には、ケーシング2とベーン4の相対回転
により油室Bが縮小し、油室Aが拡大する。
この結果、油室Bの作動油の一部はベーン本体部5と
ケーシング2の間の隙間a及びサイドプレート6A,6Bの
外周隙間b及び他の隙間c、dを介して油室Aに流入
し、その際の流動抵抗により圧側減衰力を発生させる。
また、油室Bの上昇圧力がポート8Bを介してリリーフ
弁11に作用し、この圧力が一定以上に上昇するとリリー
フ弁11が押し開かれ、油室Bの作動油はポート8Aとポー
ト8Bが連通状態となり油室Aに流入する。
一方、アツパーアーム22の先端が下方へ回動する伸側
作動時には、油室Aが縮小し、油室Bが拡大する。
この結果、油室Aの作動油が上記の隙間a,b及びc,dか
ら油室Bに伸側減衰力を発生させつつ流入するととも
に、油室Aの圧力が一定以上に上昇するとポート8Aを介
してリリーフ弁11が押し開かれ、油室Aの作動油はポー
ト8Aとポート8Bが連通状態となり油室Bへ流入する。
尚、リリーフ11のポート8Bに臨む受圧部11Bはポート8
Aに臨む受圧部11Aの外側に形成され、受圧面積がより大
きいためにリリーフ弁11が開く時のリリーフ圧が低く、
従って、発生減衰力は伸側が圧側より大きくなる。
このリリーフ弁11のリリーフ圧は板ばね13のばね荷重
を変更することにより任意に設定することができる。
その場合に、リリーフ圧を強めると油室AとBの差圧
が増大し、ベーン本体部5や揺動軸1に大きな負荷がか
かることになるが、このロータリダンパにおいては、サ
イドプレート6Aと6Bによりベーン本体部5の剛性が増強
され、高圧に十分耐える構造となり、ベーン4や揺動軸
1の寸法を大きくせずに十分な減衰力を発生させること
ができる。
次に、連通路たる隙間a,b,c,dの作用について述べ
る。
この場合、ケーシング2の肉厚は油室A又は油室Bの
内圧で変形能な厚さに成形されている。
更に、本発明では、温度変化による減衰力の変化量を
少なくする為に、セパレートブロック7A,7Bを回転軸10
とサイドプレート6A,6Bと異なる材料、即ち、これらよ
り熱膨張係数の大きい材料で成形している。
減衰トルクはベーン本体部5の外周隙間aとサイドプ
レート6A,6Bの外周隙間bとの流動抵抗で発生し、減衰
力特性の調整は隙間bで管理される。
隙間bの油の洩れ量Qは Q=Wδ3/12μ×△P −−−(1) で表わされる。
但し、△P;差圧 μ(=νρ);絶対粘度 ν;動粘度 ρ;密度 l;隙間長さ W;隙間巾 δ;隙間の間隔 第5図に示すようなベーン本体部5の位置から時計方
向へ回転するものとすると、油室Bが高圧となる。
ベーン4が時計方向に回転するにつれて油室Bの容積
が減少し、同時に油室Bに対応する隙間bの円周方向の
巾も短かくなる。
このことは上記(1)式において、隙間巾Wがベーン
4の回転角と共に減少することに相当する。
従って、洩れ量が一定で、ベーン回転角速度が一定で
あるならば、ベーン回転初期のWが最も大きい為、△P
は量も小さく、ベーン4が回転するにつれて△Pが増加
し、回転ストロークエンドで最大値となる。
逆方向に回転する場合も同じである。
△Pにより減衰力を発生させることになるから、ベー
ン回転角エンドに近くなるほど減衰力が高くなり、ベー
ンの位置に依存した減衰力特性が得られる。
この為、本発明のロータリダンパを車両のサスペンシ
ョンに使用した場合にはサスペンションストロークエン
ドに近くなるほど減衰力が高くなる位置依存、いいかえ
れば、サスペンションの振幅が小さいほど減衰が低い振
巾依存の減衰力特性が得られる。
上記の作動において、ベーン本体部5の外周に対応す
るケーシング2の肉厚を変形可能な肉厚又は材質で成形
すると、第5図のように、一方の油室、例えば、油室B
が高圧になると、誇張した図示例のように、外方に膨出
することになる。
ベーン4の回転初期は油室Bは大きくケーシング2の
内周に作用する圧力の範囲が広い為にケーシング2が外
方に変形する変形量も大きい。
そしてベーンの回転が進むにつれて負荷される圧力の
範囲が減少し、半径方向の変化量も回転角が大きくなる
につれて少なくなる。
上記のようなケーシング2の変形現象が減衰トルクに
与える影響としては、上記(1)式においての隙間の間
隔δを増大させることになる為、ストローク初期位置で
は減衰トルクは小さく、ストロークエンドで減衰トルク
を大きくさせることにより、位置依存の減衰力特性を更
に向上させることができる。
(1)式に示すように隙間の間隔δは3乗で差圧△P
の値に影響するため微小変形でも効果がある。
また(1)式における差圧△Pは回転角速度に依存す
るため、回転角速度が小さいとΔPが小さく、ケーシン
グ2の変形量も少なく減衰トルクはケーシング2の変形
の影響を受けない。
逆に回転角速度が大きくなると△Pが大となり、ケー
シング変形量も大となり、減衰トルクはケーシングの変
形の影響を受け、変形のない場合の値に比較して小さく
なる。
この関係を第6図に示すが、差圧△Pによりケーシン
グ2が適当に変形すると回転角速度と減衰トルクの関係
が2/3乗型特性となり、筒型ダンパと同等以上の特性が
得られる。
次に隙間c,dの作用について述べる。
隙間c,dにおいても上記(1)式が成り立ち、動粘度
νが変化したとき隙間c,dの間隔δを変化させるもので
ある。
例えば、ある種のシリコン油を作動油として使用する
と、温度−30℃でνは300%、100℃で30%程度まで変化
する。
この時δが一定であると発生減衰トルクは10倍程度変
化する。
しかして、本発明ではセパレートブロック7A及び7Bが
温度により拡大又は収縮し、高温になると隙間c,dの間
隔δが小さくなり、低温になると大きくなる。
この為、隙間c,dの隙間流れに温度補償が付加され、
この隙間c,dによる流量変化は温度変化に関係なくほぼ
一定となり、発生減衰トルクの変化も少なくなる。
ベーン4とサイドプレート6A,6Bを鉄系の材料(熱膨
張系数11.7×10-6)、セパレートブロック7A,7Bをアル
ミ系材料(熱膨張係数23.8×10-6)とすると、隙間c,d
が数μm代の設定であれば、発生減衰トルクの変動は温
度補償が無い場合に比べて50%程度以下とすることがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、次の効果がある。
請求項(1)の発明によれば、ケーシングとベーンの
間に連通路が形成されているから、ベーンの位置に依存
した減衰力特性が得られる。しかも、ケーシングを内圧
で外方に膨張可能な肉厚又は材質で成形したから、肉厚
又は材質に応じてベーン回転角エンド近くになるほど減
衰力が高くなり、ベーンの位置に依存した減衰トルクが
得られ、筒型ダンパと同等又はそれ以上の減衰トルク特
性が得られる。
請求項(2)の発明によれば、ベーン本体部とサイド
プレートとの位置依存の減衰トルク特性が得られると共
に、温度変化に応じてセパレートブロックを拡大又は収
縮させて連通路の大きさを変化させるため、温度による
油の粘性変化にほとんど関係なく減衰トルクの変化量を
小さくすることができる。更にベーンを板状のベーン本
体部とベーン本体部の両側端に一体に固着した円盤状の
一対のサイドプレートとで構成しているから、サイドプ
レートでベーン本体部が補強されて高圧に十分絶えら
れ、バルブと連通するポートの成形も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るロータリダンパの縦断
正面図、第2図は第1図の横断側面図、第3図はベーン
の概略斜視図、第4図は第1図のロータリダンパの油圧
回路図、第5図は作動時のケーシングの変形状態を示す
概略横断側面図、第6図は減衰トルクのグラフ、第7図
は車両に対するロータリダンパの取り付け状態を示す概
略側面図である。 〔符号の説明〕 1……揺動軸、2……ケーシング 4……ベーン、5……ベーン本体部 6A,6B……サイドプレート、10……回転軸 11……リリーフ弁、A,B……油室 V……バルブ、a,b,c,d……連通路たる隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 宣 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 松崎 末雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 北村 嘉朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭49−147487(JP,U) 特公 昭49−32496(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/14 F16F 9/52 B60G 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと、ケーシングの内周に設けた
    複数のセパレートブロックと、ケーシング内に回転自在
    に挿入された回転軸とこの回転軸の外周に設けたベーン
    とからなる回転体と、ケーシングとベーンとの間及びセ
    パレートブロックと回転軸との間に形成されて複数の油
    室同士を連通する減衰力発生用の連通路とを備え、上記
    ベーンを板状のベーン本体部とベーン本体部の両端部に
    一体に固着した円盤状の一対のサイドプレートとで構成
    し、更にケーシングを変形可能な肉厚又は材質で形成
    し、ベーンの回転時に高圧側の油室に対応するケーシン
    グを当該高圧側の油室の内圧で外方に膨張させてケーシ
    ングとベーンとの間の連通路の断面積を内圧に応じて可
    変にさせることを特徴とするロータリダンパ。
  2. 【請求項2】ケーシングと、ケーシングの内周に設けた
    複数のセパレートブロックと、ケーシング内に回転自在
    に挿入された回転軸とこの回転軸の外周に設けたベーン
    とからなる回転体と、ケーシングとベーンとの間及びセ
    パレートブロックと回転体との間に形成されて複数の油
    室同士を連通する減衰力発生用の連通路と、複数の油室
    同士を開閉するバルブとを備え、セパレートブロックを
    回転体より熱膨張係数の大きい材料で成形することによ
    りセパレートブロックと回転体との間の連通路を温度変
    化により可変ならしめるようにし、更に上記ベーンを板
    状のベーン本体部とベーン本体部の両側端に一体に固着
    した円盤状の一対のサイドプレートとで構成し、一方の
    サイドプレートに各油室とバルブとを連通させるポート
    を設けたことを特徴とするロータリダンパ。
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