WO2014049725A1 - 農業用フィルム - Google Patents

Abstract

　本発明は、農業用フィルムに情報を安定して定着しかつ保持することができる、農業用フィルムを提供する。本発明にあっては、農業用フィルムの短手方向の端部を基準に、農業用フィルムの長手方向に沿って、前記農業用フィルムの表面に、情報を表した刻印を備えてなる、農業用フィルムによって達成することができる。

Description

農業用フィルム

　本発明は、農業用フィルム、取り分け、農業用フィルム表面に情報を表した刻印を備えてなる、農業用フィルムに関する。

　従来、農園芸業の分野では、ハウス、トンネル、マルチ等の施設を利用した農園芸植物の栽培が盛んに行われており、農業用フィルムはその被覆材、保護材、機能性材等として多用されている。例えば、日本国２００５－２０４５９７号公開公報（先行技術文献１）では、フィルムの表面または裏面にフィルム長さに沿って端部からのフィルム長さを示す数字を設けた農業用フィルムが提案されている。

　先行技術文献１では、農業用フィルムの表面にインクジェットプリンタを用いて数字を印刷することが開示されている。この農業用フィルムによれば、一度に使用したフィルムの使用量及び使用後の残量が容易に把握できるとされている。

　しかしながら、農業用フィルムが設置される環境及び気候等の影響によっては、印刷したインク組成物が欠落又は脱色し、印刷した情報が失われることがある。また、欠落等したインク組成物が、農業用フィルムの別の表面に転移し、或いは転写された結果、印刷された情報が不正確なものとなり、所望の情報提示（例えば、フィルム残量）が十分に行うことができないことがある。また、農業用フィルムの成分によっては、インク組成物との印刷適合性が悪く、そのフィルム表面に、インク組成物が定着せず、必要な情報が印刷されないことがある。
　従って、今尚、情報が安定的に定着され、保持され、適切な情報を永続的に付与してなる農業用フィルムの開発が要求されている。　

　本発明者等は、今般、農業用フィルムに、所望の情報を付与する際に、刻印を施すことにより、農業用フィルムに情報を安定して定着しかつ保持することができる、との知見を得た。本発明は係る知見に基づいてなされてものである。従って、本発明は、農業用フィルム表面に刻印を施すことにより、設置される環境及び気候等に影響されることなく、所望の情報の脱落及び喪失を高い次元において抑制することができる、農業用フィルムを提供するものである。

　よって、本発明は、農業用フィルムであって、
　前記農業用フィルムの短手方向の端部を基準に、前記農業用フィルムの長手方向に沿って、前記農業用フィルムの表面に、情報を表した刻印を備えてなるものである。

　本発明によれば、農業用フィルムの表面に、情報を表した刻印を施すことにより、所望の情報を農業用フィルムに安定的及び永続的に提示し、保持することができる農業用フィルムを提供することができる。

　より具体的には、本発明による刻印を備えた農業用フィルムによれば、農業用フィルムが設置される環境及び気候等の影響を受けず、刻印された情報を保持することが可能となる。また、農業用フィルムに印刷されたインク組成物が、農業用フィルムの別の表面に転移し、或いは転写されるといった懸念を予め払拭することができる。特に、ロール状形態の農業用フィルムにおいて生じうるインク組成物の転移及び転写を杞憂する必要がない。また、農業用フィルムの成分と、インク組成物との印刷適合性を考慮する必要性がなく、様々な成分からなる農業用フィルムに、必要な情報を呈示することが可能となる。

本発明の実施態様１である農業用フィルムの斜視図である。 本発明の実施態様１である農業用フィルムの端面図である。 本発明の実施態様２である農業用フィルムの端面図である。 本発明の実施態様３である農業用フィルムの端面図である。

発明の詳細な説明

Ｉ．刻印
　本発明にあっては、農業用フィルムの表面に、情報を表した刻印（マーキング）を備えてなる。刻印は、好ましくは、農業用フィルムの表面に凹凸形状を施し、又は農業用フィルムの表面に農業用フィルムに貫通孔を形成することで施される。刻印を施すことにより、印刷方法による印刷物と比較して、農業用フィルムの表面に施された、情報が安定的及び永続的に保持されることとなる。
　特に、インク組成物とのインク適合性が好ましくない農業用フィルムにあっては、刻印は情報を簡易に付与できるものであることから好ましい。また、農業用フィルムの厚さが薄い場合であっても、刻印による貫通孔を施すことで、情報を簡易に付与することができるので好ましい。

　情報
　農業用フィルムに施される情報は、文字、図形、記号、形状、模様、画像又はこれらの組み合わせ等の様々なものを用いて刻印によって表示される。情報は、農業用フィルム自体、農業又はこれらの組合せに関する情報をも包含するものである。例えば、農業用フィルムの長さ〔使用長さ、フィルムロールに巻き残った長さ（以下、残存長さという）)、幅、及び間隔からなる群から選択される一種又は二種以上の組合せに関する情報；育苗及び育成する植物の種類、施肥の種類、及び農薬等の種類からなる群から選択される一種又は二種以上の組合せに関する情報；育成期間、育苗及び育成する植物の位置等からなる群から選択される一種又は二種以上の組合せに関する情報等、様々な情報が挙げられる。
　本発明の一態様によれば、例えば、農業用フィルムの長さを示す数字は、農業用フィルムの残存長さ、使用長さ、及び等間隔の長さからなる群から選択される一種又はこれらの組合せ等、様々なものが挙げられる。また、農業用フィルムの長さ(使用長さ、残存長さ)を示す数字及び文字情報として、例えば、「残り５メートル」と呈示することもできる。

　刻印態様
　刻印は農業用フィルムのいずれの箇所（端部、中央部等）に施してもよいが、農業用フィルムが長方形形状（短手及び長手）であれば、農業用フィルムの短手方向の端部を基準に、農業用フィルムの長手方向に沿って、情報を表した刻印を備えてなることが可能である。無論、農業用フィルムが正方形状であってもよい。その場合には、先の短手及び長手は同一長さとなるので、何れか一片の端部を基準に、農業用フィルムの他方の方向に沿って、情報を刻印すればよい。

　刻印方法
　本発明における刻印の方法としては、特に限定されず、手動、自動を問わない。例えば、打刻式、ロール式、プレス式、チャック式、ドット式、けがき式、エンボス式、エッチング式、彫刻式、及びレーザー式からなる群から選択される一種又は二種以上の組合せからなる方法で行われてよい。本発明においては、量産性の観点から、ロール式、プレス式、エンボス式、又はレーザー式による刻印方式が好ましく、より好ましくはレーザー式による刻印方式が用いられる。

　インク組成物の利用
　本発明にあっては、好ましくは、凹凸形状の刻印における凸部、凹部又は凸部及び凹部（好ましくは凹部）に、或いは貫通孔の内部に、インク組成物を付与することが可能である。凸部及び／又は凹部に、或いは貫通孔の内部に、インク組成物が付与されることにより、刻印による情報に、色彩を施すことが可能となり、より多くの情報性と視認性とを付与することが可能となる。とりわけ、農業用フィルムが透明又は半透明である場合に、色彩を施すことは、情報性と視認性を向上させる上で好ましい。
　また、インク組成物に特徴的な成分を添加し、蛍光発光、電磁波発光、電子線発光等を発光させて、並びに温度及び湿度に応じて色の濃淡又は色彩を変化させて、刻印された情報の視認性及び識別性を向上させることができる。

　本発明にあっては、農業用フィルムの残量を表示する場合に、残量に逐次応答して、インク組成物の色を変化させてもよい。農業用フィルムの残量を色彩により視覚的に容易に認識することが可能となる。

　また、インク組成物との印刷適合性が好ましくない農業用フィルムであっても、凹凸形状の刻印における凹部、或いは貫通孔の内部に、インク組成物を付与することにより、刻印と印刷方法の併用が可能となる。好ましくは、インク組成物が貫通孔の内部に付与される場合、貫通孔全体をインク塗膜で充填してもよく、或いは、貫通孔の内部表面にのみにインク塗膜を形成し、貫通孔を維持するものであってもよい。

　インク組成物が凹部、或いは貫通孔の内部に付与される場合、インク組成物により形成されたインク塗膜の厚さは、凹部の深さ或いは貫通孔の長さよりも小さいものとし、農業用フィルム表面にインク塗膜が突出しないよう印刷されることが好ましい。このような印刷を行うことにより、農業用フィルムに印刷されたインク組成物が、農業用フィルムの別の表面に転移し、又は転写されることを有効に抑制することができる。貫通孔の長さは、貫通孔の縦の長さであり、農業用フィルムの厚さに対応するものである。

　インク組成物は、顔料インク、染料インク、水性、油性を問わず使用することが可能である。好ましくは、インク塗膜が凹凸形状の刻印における凹部、或いは貫通孔の内部から漏出しないように、インク組成物を付与した後に、インク塗膜が凹部内に或いは貫通孔の内部に定着及び固着させる為に、インク組成物に、定着剤、硬化剤等を添加することが好ましい。また、顔料インクは、光輝顔料であってもよい。光輝顔料としては、ガラス片を金属や金属酸化物でコーティングしたもの、パール顔料、アルミニウム粒子、オキシ塩化、ビスマス、金属蒸着粉、光発光繊維等が挙げられ、これらのうち１種類又は２種類以上を用いてもよい。

　インク組成物を付与する手段は、いずれのものであってもよく、塗布方法、被覆方法、印刷方法を用いて行ってよく、好ましくは、印刷方法が挙げられる。印刷方法は、いずれの方法であってよく、オフセット印刷、凸版印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、レーザー印刷等が挙げられ、好ましくは、インクジェット印刷（ピエゾ方式、バブルジェット方式等）又はレーザー印刷を用いることができる。

　金属の利用
　本発明にあっては、好ましくは、凹凸形状の刻印における凸部、凹部又は凸部及び凹部（好ましくは凹部）に、或いは貫通孔の内部に、金属物質を付与することが可能である。金属物質を付与する手段としては、金属物質を接着し、又は金属蒸着することが挙げられる。凸部及び／又は凹部、或いは貫通孔の内部に、金属物質が付与されることにより、刻印による情報に、金属色、金属質感等を施すことが可能となり、より多くの情報性と視認性とを呈示することが可能となる。

　金属物質を接着する手法としては、金属箔のような薄い金属薄膜を、接着剤を用いて接着する手段が挙げられる。また、金属蒸着を行う手法としては、物理的蒸着、化学的蒸着が挙げられる。

ＩＩ．農業用フィルム
　農業用フィルムとは、農業において使用されるフィルム一般を意味し、具体的には、農園芸作物（野菜、果樹、花）の育苗及び栽培等に使用されるものであり、例えば、被覆材、保護剤、補助材等を意味する。実際、農業用フィルムは、ハウス、トンネル、マルチ用途として用いられている。
　農業用フィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、エチレン－酢酸共重合体フィルム、ポリプロピレン系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びフッ素樹脂フィルムからなる群から選択されてなる一種又はこれらの二種以上の組合せ等があげられる。これら農業用フィルムのうち、ポリエチレンフィルム及びエチレン－酢酸共重合体フィルム又はこれらの組み合わせは、一般に、インク組成物との印刷適合性が好ましくないとされている。しかいながら、これら農業用フィルムであっても、本発明による刻印を使用することにより、情報が安定的に定着、保持され、適切な情報を永続的に付与することが可能となる。

　農業用フィルムの厚さは、適宜定めることができるが、刻印が凹凸形状を備えてなるものである場合には、３０μｍ以上３００μｍ以下であり、好ましくは、下限値が５０μｍ以上であり上限値が２５０μｍ以下（より好ましくは２００μｍ以下）である。農業用フィルムの厚さが上記範囲内にあることにより、農業用フィルムとしての用途を十分に達成させることができ、かつ、コスト性が高いものとなる。
　刻印が凹凸形状を備えてなるものである場合には、刻印における凹部の深さは、農業用フィルムの厚さとの兼ね合いで定めることができる。凹部の深さを下記に示すが、凹部の深さを実現するために、農業用フィルムの厚さもまた、当然にそれに適合した厚さとなる。
　本発明にあっては、凹部の深さは、適宜定めることができるが、好ましくは０μｍ超過３０μｍ未満であり、より好ましくは、下限値が３μｍ以上であり、上限値が２０μｍ以下である。凹部の深さが上記範囲内になることにより、刻印された情報の視認性を達成することができる。

　本発明にあっては、上述した通り、貫通孔の長さは、農業用フィルムの厚さと対応する。従って、刻印による貫通孔を設ける場合、農業用フィルムの厚さは、適宜定めることができ、通常０μｍ超過３００μｍ以下であり、好ましくは、下限値が１０μｍ以上であり上限値が２５０μｍ以下（最も好ましくは２００μｍ以下）である。

発明の好ましい実施態様

　実施態様１
　本発明の好ましい態様として、実施態様１である農業用フィルム１を、図１及び図２によって説明する。図１に示される通り、ロール状の巻き取られた農業用フィルム１の短手方向の端部（図１手前に表されている短い端部）を基準に、農業用フィルム１の長手方向に沿って、農業用フィルム１の表面に、情報を表した刻印２を備えてなる。刻印の内容は、図２に示されている通り、凹部２として形成されてなる。図１において、３００及び２９９との数字の刻印は、フィルムの残存長さが３００メートル及び２９９メートルであることを示している。

　図１の態様は、インク組成物等を用いた印刷方法によることなく、刻印のみを用いて、凹凸形状を形成させることにより、情報を表した態様である。図１では、例えば、インク組成物との印刷適合性がある農業用フィルムのみならず、インク組成物との印刷適合性が好ましくないポリエチレンフィルム、エチレン－酢酸共重合体フィルムを対象とすることができる。実際、図１及び図２の態様は、インク組成物との印刷適合性がある農業用フィルムと、適合性のない農業用フィルムとを用いて、レーザー式刻印方法によって、凹部２を形成したものである。

　本発明の好ましい態様にあっては、この凹部２に、金属物質を接着し、或いは、蒸着することが可能である（図示せず）。

　実施態様２
　本発明の好ましい態様として、実施態様２である農業用フィルム３を、図１及び図３によって説明する。図３に示される通り、農業用フィルム３は、刻印により貫通孔４が形成されてなるものである。従って、凹部２（図２）を貫通孔４とした以外は、実施態様１の農業用フィルム１と同じである。

　本発明の好ましい態様にあっては、この貫通孔４の内部にインク組成物を付与し、或いは、金属物質を接着し、或いは、蒸着することが可能である（図示せず）。

　実施態様３
　本発明の好ましい態様として、実施態様３である農業用フィルム３を、図１、図２及び図４によって説明する。図２及び図４に示される通り、農業用フィルム５は、刻印により形成された凹部２にインク組成物６が付与されてなる。従って、凹部２（図２及び図４）にインク組成物６を付与した以外は、実施態様１の農業用フィルム１と同じである。

　図４に示されるように、インク組成物６は凹部２に付与され、インク塗膜の厚さは凹部２の深さよりも小さく、農業用フィルム５の表面にインク組成物６の塗膜表面が突出しないよう構成されてなる。これにより、農業用フィルム５がロール状に形成されても、インク組成物６により形成されたインク塗膜の表面が農業用フィルム５と密着することを抑制し、インク組成物６が転写又は移動することを有効に防止する。

　本発明の好ましい態様にあっては、凹部２に、インク塗膜を形成した後に、金属物質を接着し、或いは、蒸着することが可能である（図示せず）。

１、３及び５：農業用フィルム
２：凹部
４：貫通孔
６：インク組成物

Claims (16)

1. 　農業用フィルムであって、
   　前記農業用フィルムの短手方向の端部を基準に、前記農業用フィルムの長手方向に沿って、前記農業用フィルムの表面に、情報を表した刻印を備えてなる、農業用フィルム。
2. 　前記刻印が、前記農業用フィルムの表面に凹凸形状を施したもの、又は前記農業用フィルムに貫通孔を形成したものである、請求項１記載の農業用フィルム。
3. 　前記情報が、農業用フィルム自体、農業又はこれらの組み合わせに関するものである、請求項１に記載の農業用フィルム。
4. 　前記情報が、農業用フィルムの使用長さ、残存長さ、幅、及び間隔からなる群から選択される一種又は二種以上の組合せである、請求項１に記載の農業用フィルム。
5. 　前記凹凸形状の凸部、凹部又は凸部及び凹部に、或いは貫通孔の内部に、インク組成物を付与してなる、請求項２に記載の農業用フィルム。
6. 　前記凹凸形状の凹部に、或いは貫通孔の内部にインク組成物を付与する場合、インク組成物により形成されたインク塗膜の厚さが、前記凹部の深さ、或いは貫通孔の長さよりも小さいものである、請求項５に記載の農業用フィルム。
7. 　前記凹凸形状の凸部、凹部又は凸部及び凹部に、或いは貫通孔の内部に、金属物質を付与してなる、請求項２に記載の農業用フィルム。
8. 　前記金属物質を付与する手段が、金属物質を接着し、又は金属蒸着するものである、請求項７に記載の農業用フィルム。
9. 　前記農業用フィルムが、ポリエチレンフィルム、エチレン－酢酸共重合体フィルム、ポリプロピレン系樹脂フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル系樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びフッ素樹脂フィルムからなる群から選択される一種又は二種以上の組合せである、請求項１に記載の農業用フィルム。
10. 　前記農業用フィルムが、ポリエチレンフィルム、エチレン－酢酸共重合体フィルム又はこれらの組み合わせである、請求項５に記載の農業用フィルム。
11. 　前記刻印が凹凸形状を施すものである場合、前記農業用フィルムの厚さが、３０μｍ以上３００μｍ以下である、請求項１に記載の農業用フィルム。
12. 　前記刻印が凹凸形状を施すものである場合、前記凹部の深さが、０μｍ超過３０μｍ未満である、請求項１に記載の農業用フィルム。
13. 　前記刻印が貫通孔を形成する場合、前記貫通孔の長さは、農業用フィルムの厚さと対応するものである、請求項１に記載の農業用フィルム。
14. 　前記刻印がロール式、プレス式、エンボス式、又はレーザー式による刻印方式によって施されてなる、請求項１に記載の農業用フィルム。
15. 　前記インク組成物を付与してなる手段が、インクジェット印刷又はレーザー印刷である、請求項２に記載の農業用フィルム。
16. 　農園芸作物に使用される、請求項１に記載の農業用フィルム。

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