WO2014021209A1

WO2014021209A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

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Publication number: WO2014021209A1
Application number: PCT/JP2013/070301
Authority: WO
Inventors: 香織生田
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2012-07-30
Filing date: 2013-07-26
Publication date: 2014-02-06
Also published as: US20150124177A1; CN104471305B; CN104471305A; US9581757B2

Abstract

バックライト装置（照明装置）１２は、ＬＥＤ（光源）１７と、ＬＥＤ１７と対向する端面を有し、その端面がＬＥＤ１７からの光が入射される光入射面１６ｂとされるのに対し、一方の板面が光を出射させる光出射面１６ａとされる導光板１６と、導光板１６のうち光出射面１６ａとは反対側の他方の板面１６ｃを支持するシャーシ１４と、ＬＥＤ１７が取り付けられるＬＥＤ基板（光源取付部材）１８であって、少なくとも導光板１６における他方の板面１６ｃに並行する形で延在する底板部１８ｂを有するＬＥＤ基板１８と、底板部１８ｂの板面１８ｂ１に並行する形で延在するとともに底板部１８ｂの板面１８ｂ１に対して面接触する形で配される放熱部材１９と、を備える。

Description

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　近年、テレビ受信装置をはじめとする画像表示装置の表示素子は、従来のブラウン管から液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどの薄型の表示パネルに移行しつつあり、画像表示装置の薄型化を可能としている。液晶表示装置は、これに用いる液晶パネルが自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としており、バックライト装置はその機構によって直下型とエッジライト型とに大別されている。液晶表示装置の一層の薄型化を実現するには、エッジライト型のバックライト装置を用いるのが好ましく、その一例として下記特許文献１に記載されたものが知られている。

　この特許文献１では、光源であるＬＥＤを実装したＬＥＤ基板を導光板の端面に対して対向状に配置するとともに、そのＬＥＤ基板を放熱部材に対して取り付けることで、ＬＥＤからの熱をＬＥＤ基板を介して放熱部材へと伝達させて放熱を促すようにしている。

特開２０１２－１４９４９号公報

（発明が解決しようとする課題）
　しかしながら、上記のようなエッジライト型のバックライト装置では、端部に光源が集約して配されており、同端部に熱がこもり易くなっているため、例えば液晶表示装置の画面サイズを大型化するのに伴って光源の設置数が増加したり、表示画像の高輝度化を図るのに伴って光源への供給電流量が増加することで、発熱量が増加すると、さらなる放熱対策を求められる場合があった。ところが、上記した特許文献１に記載された構造においてさらなる放熱対策を図るには、例えばＬＥＤ基板及び放熱部材を導光板の板厚方向について延長させることで、相互の接触面積を増加させることが考えられるものの、そうするとバックライト装置が厚くなってしまい、薄型化を図る上で問題が生じることとなる。

　本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、当該照明装置を薄型に保ちつつも、高い放熱性能を得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本発明の照明装置は、光源と、前記光源と対向する端面を有し、その端面が前記光源からの光が入射される光入射面とされるのに対し、一方の板面が光を出射させる光出射面とされる導光板と、前記導光板のうち前記光出射面とは反対側の他方の板面を支持するシャーシと、前記光源が取り付けられる光源取付部材であって、少なくとも前記導光板における前記他方の板面に並行する形で延在する底板部を有する光源取付部材と、前記底板部の板面に並行する形で延在するとともに前記底板部の板面に対して面接触する形で配される放熱部材と、を備える。

　このようにすれば、光源からの光は、導光板の光入射面に入射されて導光板内を伝播された後に、光出射面から出射される。発光に伴って光源から発せられた熱は、まず光源取付部材に伝達されてから放熱部材へと伝達されることで、放熱が図られる。この放熱部材は、シャーシとは別途に備えられたものであるから、仮にシャーシに放熱部材としての機能を兼用させた場合に比べると、例えば放熱部材に用いる材料として放熱性能の高い材料を自由に選択することができ、また放熱部材の形状や配置などを自由に設計することができて放熱経路の設計自由度が高くなるなどの効果を得ることができる。

　ここで、光源取付部材は、少なくとも導光板の他方の板面に並行する形で延在する底板部を有しているのに対し、放熱部材は、この底板部の板面に並行する形で延在するとともに底板部の板面に対して面接触する形で配されているから、従来のように光源取付部材及び放熱部材が導光板の端面に並行する板面同士を当接させる構造のものに比べると、放熱部材に対する光源取付部材の接触面積を容易に拡大することができる。すなわち、従来の構造において導光板の端面に沿う方向についてのスペース、という限られたスペースを利用して光源取付部材及び放熱部材の接触面積の増加を図るには限界があり、それでも同接触面積の増加を図ろうとすると、導光板の板厚方向について照明装置を大型化せざるを得なくなるのに対し、上記のように放熱部材が光源取付部材の底板部に並行する形で延在する構成とすれば、当該照明装置を導光板の端面に沿う方向について大型化することなく、放熱部材及び底板部の延在範囲を増加させて光源取付部材及び放熱部材の接触面積を増加させることができる。これにより、当該照明装置を薄型に保ちつつも、光源からの熱を光源取付部材を介して放熱部材へと効率的に伝達させることができて放熱効率を高いものとすることができる。

　本発明の照明装置の実施態様として、次の構成が好ましい。
（１）前記放熱部材は、前記光源と前記導光板との並び方向について前記底板部よりも広範囲にわたって延在する形で配されるとともに、前記底板部と前記シャーシとの間に介在する形で配されている。このようにすれば、光源から発せられた熱は、第１に光源取付部材の底板部から放熱部材へと伝達される。この放熱部材は、光源と導光板との並び方向について光源取付部材の底板部よりも広範囲にわたって延在しているので、伝達された熱を同並び方向について広範囲に拡散させることができる。そして、放熱部材は、底板部とシャーシとの間に介在する形で配されているので、放熱部材において広範囲に拡散された熱をシャーシへと伝達させることで、シャーシの熱容量をも利用して放熱をさらに促進させることができる。これにより、一層優れた放熱性能を得ることができる。

（２）前記光源取付部材は、前記光源が実装されるとともに前記光源に給電するための配線パターンを有する光源基板とされる。このようにすれば、光源基板に実装された光源は、配線パターンから給電されることで発光される。この光源基板が放熱部材に対して面接触される底板部を有することで、発光に伴って光源から発せられる熱を効率的に放熱することができる。

（３）前記光源基板は、前記底板部から前記導光板の前記光入射面と対向状をなすよう立ち上がるとともに前記光源及び前記配線パターンが設けられた光源取付部を有している。このようにすれば、仮に底板部に光源及び配線パターンを設けるようにした場合に比べると、例えば相対的に大型で発光面積が大きな光源を用いるのに好適となる。従って、当該照明装置の大型化にも好適となる。

（４）前記底板部及び前記放熱部材は、少なくとも一部ずつが前記導光板と平面に視て重畳するよう配されている。このようにすれば、仮に底板部及び放熱部材が共に導光板とは平面に視て非重畳となる配置とした場合に比べると、当該照明装置の狭額縁化を図る上で好適となる。

（５）前記シャーシは、前記導光板の前記他方の板面との間で前記底板部及び前記放熱部材を挟み込む形で配されている。このようにすれば、底板部及び放熱部材がシャーシ内に収容されることになる。ここで、仮に底板部や放熱部材をシャーシ外に露出させた場合には、底板部や放熱部材とシャーシとの間に生じ得る隙間から外部の塵埃などがシャーシ内に侵入するおそれがあるのに対し、底板部及び放熱部材をシャーシ内に収容する構成とすれば、上記のような隙間が生じないため、外部の塵埃などがシャーシ内に侵入し難くなる。

（６）前記シャーシは、前記導光板の前記他方の板面を支持する導光板支持部と、前記導光板支持部から前記導光板側とは反対側に膨出するとともに前記底板部及び前記放熱部材を収容する収容部とを有しており、前記放熱部材は、前記底板部と前記収容部との間に介在する形で配されるとともに前記底板部側の板面とは反対側の板面が前記収容部に対して面接触されている。このようにすれば、シャーシは、導光板支持部によって導光板の他方の板面を支持しつつ、収容部によって底板部及び放熱部材を収容することができる。収容部には、放熱部材における底板部側の板面とは反対側の板面が面接触されているから、底板部から放熱部材へと伝達された熱が収容部へと効率的に伝達されるようになっている。これにより、より優れた放熱性能を得ることができる。

（７）前記底板部及び前記放熱部材は、前記導光板の前記他方の板面との間で前記シャーシを挟み込む形で配されている。このようにすれば、底板部及び放熱部材がシャーシ外に配されることになるので、光源から底板部及び放熱部材へと伝達された熱をシャーシ外へと効率的に放熱することができる。これにより、シャーシ内に熱がこもり難くなって高い放熱性能を得ることができる。

（８）前記底板部は、前記シャーシとの間で前記放熱部材を挟み込む形で配されている。このようにすれば、光源からの熱が第１に伝達される底板部が、放熱部材に対してシャーシ側とは反対側に配されることになるから、底板部から熱をシャーシ外へとより効率的に放熱することができる。

（９）前記放熱部材は、前記シャーシにおける前記導光板側とは反対側の板面に接触されるシャーシ当接部と、前記シャーシにおける前記導光板側とは反対側の板面に対して空気層を介して対向するシャーシ非当接部とを有している。このようにすれば、放熱部材がシャーシ当接部とシャーシ非当接部とを有することで、仮にシャーシ非当接部を有さない場合に比べると、放熱部材とシャーシとの接触面積が小さなものとなる。その上で、シャーシ非当接部とシャーシとの間に有される空気層が断熱層として機能することから、放熱部材の熱がシャーシを介して導光板へと伝達し難くなる。以上により、導光板が高温化し難くなるとともに熱膨張や熱変形などが生じ難くなる。

　次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置が備える前記導光板の前記光出射面からの光を利用して表示を行う表示面を有する表示パネルとを備える。

　このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、当該照明装置を薄型に保ちつつも高い放熱性能を得ることができるものであるから、当該表示装置の薄型化を図ることができるとともに動作信頼性を高めることができるなどの効果を得ることができる。

　本発明の表示装置の実施態様として、次の構成が好ましい。
（１）前記表示パネルに対して前記表示面側に配されるとともに前記照明装置との間で前記表示パネルを挟み込んで保持し且つ当該表示装置の外観を構成する枠状部材が備えられており、前記照明装置に備えられる前記光源取付部材が前記枠状部材とは非接触となるよう配されている。このようにすれば、光源にて発生した熱が光源取付部材から枠状部材には伝達され難くなるので、同熱に起因して枠状部材が高温化し難くなる。この枠状部材は、表示パネルに対して表示面側に配されるとともに当該表示装置の外観を構成していることから、外部の物体が接触され易い傾向にあるものの、高温化し難くされることで外部の物体が接触しても問題が生じ難くなる。

（２）前記照明装置において、前記底板部及び前記放熱部材は、前記導光板の前記他方の板面との間で前記シャーシを挟み込む形で配されており、前記底板部及び前記放熱部材を前記シャーシ側とは反対側から押さえるとともに前記枠状部材に対して固定される固定部材であって、少なくとも前記底板部または前記放熱部材との接触部分の熱伝導性が前記底板部及び前記放熱部材の熱伝導性よりも低いものとされた固定部材を備える。このようにすれば、照明装置において、底板部及び放熱部材がシャーシ外に配されることになるので、光源から底板部及び放熱部材へと伝達された熱をシャーシ外へと効率的に放熱することができる。これにより、シャーシ内に熱がこもり難くなって高い放熱性能を得ることができる。しかも、底板部及び放熱部材をシャーシ側とは反対側から押さえるとともに枠状部材に対して固定される固定部材が、少なくとも底板部または放熱部材との接触部分の熱伝導性が底板部及び放熱部材の熱伝導性よりも低いものとされているから、底板部または放熱部材からの熱が固定部材を介して枠状部材へと伝達され難くなる。これにより、底板部及び放熱部材の保持を図りつつも、枠状部材を一層高温化し難くすることができる。

（３）前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。

（発明の効果）
　本発明によれば、当該照明装置を薄型に保ちつつも、高い放熱性能を得ることができる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置及び液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図テレビ受信装置及び液晶表示装置の背面図液晶表示装置をなす液晶表示ユニットの概略構成を示す分解斜視図液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図図４の拡大図液晶表示装置におけるＹ軸方向についての一端部における温度を基準にした場合の相対温度と液晶表示装置におけるＹ軸方向についての位置との関係を表すグラフ本発明の実施形態２に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図液晶表示装置におけるＹ軸方向についての一端部における温度を基準にした場合の相対温度と液晶表示装置におけるＹ軸方向についての位置との関係を表すグラフ本発明の実施形態３に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図本発明の実施形態４に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図本発明の実施形態５に係る液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１から図６によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０について例示する。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸及びＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図４及び図５に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする。

　本実施形態に係るテレビ受信装置ＴＶは、図１に示すように、液晶表示ユニット（表示ユニット）ＬＤＵと、液晶表示ユニットＬＤＵの裏面側（背面側）に取り付けられる各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢと、液晶表示ユニットＬＤＵの裏面側に各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢを覆う形で取り付けられるカバー部材ＣＶと、スタンドＳＴとを備えてなり、スタンドＳＴによって液晶表示ユニットＬＤＵの表示面をＹ軸方向（鉛直方向）に概ね沿わせた状態で支持されている。本実施形態に係る液晶表示装置１０は、上記した構成のテレビ受信装置ＴＶから、少なくともテレビ信号を受信するための構成（メイン基板ＭＢのチューナー部など）を除いたものである。液晶表示ユニットＬＤＵは、図３に示すように、全体として横長の方形状（矩形状、長手状）をなしており、画像を表示する表示面１１ｃを有する液晶パネル（表示パネル）１１と、外部光源であるバックライト装置（照明装置）１２と、液晶パネル１１の表示面１１ｃに対して表側（表示面１１ｃ側）に配されるとともにバックライト装置１２との間で液晶パネル１１を挟み込んで保持する外側フレーム（枠状部材、外側枠状部材、ベゼル）１３とを備えている。この外側フレーム１３と、バックライト装置１２を構成するシャーシ１４とが液晶表示装置１０の外観を構成する外観部材となっている。なお、本実施形態に係るシャーシ１４は、外観部材の一部を構成するとともにバックライト装置１２の一部を構成している。

　先に、液晶表示装置１０における裏面側の構成について説明する。液晶表示装置１０における裏側の外観を構成するシャーシ１４の裏面には、図２に示すように、Ｙ軸方向に沿って延在する形態のスタンド取付部材ＳＴＡがＸ軸方向に離間した２位置に一対取り付けられている。これらスタンド取付部材ＳＴＡは、断面形状がシャーシ１４側の面が開口した略チャンネル型をなしており、シャーシ１４との間に保有される空間内にスタンドＳＴにおける一対の支柱部ＳＴｂが差し込まれるようになっている。スタンドＳＴは、Ｘ軸方向及びＺ軸方向に並行する台座部ＳＴａと、台座部ＳＴａからＹ軸方向に沿って立ち上がる一対の支柱部ＳＴｂとからなる。カバー部材ＣＶは、合成樹脂製とされており、一対のスタンド取付部材ＳＴＡをＸ軸方向について横切りつつもシャーシ１４の裏面における一部、具体的には図２に示す下側約半分程度を覆う形で取り付けられている。このカバー部材ＣＶとシャーシ１４との間には、次述する各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢなどの部品を収容可能な部品収容空間が保有されている。

　各種基板ＰＷＢ，ＭＢ，ＣＴＢには、図２に示すように、電源基板ＰＷＢ、メイン基板ＭＢ及びコントロール基板ＣＴＢが含まれている。電源基板ＰＷＢは、当該液晶表示装置１０の電力供給源とも言えるものであり、他の各基板ＭＢ，ＣＴＢ及びバックライト装置１２が有するＬＥＤ１７などに駆動電力を供給することが可能とされる。従って、電源基板ＰＷＢが「ＬＥＤ１７を駆動するＬＥＤ駆動基板（光源駆動基板、電源）」を兼用していると言える。メイン基板ＭＢは、テレビ信号を受信可能なチューナー部と、受信したテレビ信号を画像処理する画像処理部（チューナー部共々図示せず）とを少なくとも有しており、処理した画像信号を次述するコントロール基板ＣＴＢへと出力可能とされる。なお、このメイン基板ＭＢは、当該液晶表示装置１０が図示しない外部の画像再生機器に接続されたときには、その画像再生機器からの画像信号が入力されるので、その画像信号を画像処理部にて処理してコントロール基板ＣＴＢへと出力可能とされる。コントロール基板ＣＴＢは、メイン基板ＭＢから入力される画像信号を液晶駆動用の信号に変換し、その変換した液晶駆動用の信号を液晶パネル１１に供給する機能を有する。

　液晶表示装置１０を構成する液晶表示ユニットＬＤＵは、図３に示すように、その主要な構成部品が、表側の外観を構成する外側フレーム１３と、裏側の外観を構成するシャーシ１４との間に保有される空間内に収容されてなる。外側フレーム１３及びシャーシ１４内に収容される主要な構成部品には、少なくとも、液晶パネル１１、光学部材１５、導光板１６、内側フレーム（内側枠状部材）２２及びＬＥＤユニット（光源ユニット）ＬＵが含まれている。このうち、液晶パネル１１及び光学部材１５は、相互に積層された状態で表側の外側フレーム１３と裏側の内側フレーム２２とによって挟み込まれる形で保持されるのに対し、導光板１６は、表側の内側フレーム２２と裏側のシャーシ１４とによって挟み込まれる形で保持されている。バックライト装置１２は、導光板１６、内側フレーム２２、ＬＥＤユニットＬＵ、及びシャーシ１４からなるものとされ、上記した液晶表示ユニットＬＤＵから液晶パネル１１、光学部材１５及び外側フレーム１３を除いた構成とされる。バックライト装置１２が有するＬＥＤユニットＬＵは、内側フレーム２２及びシャーシ１４の内部において、導光板１６をその短辺方向（Ｙ軸方向、鉛直方向）の両側方から挟み込む形で対をなしている。このＬＥＤユニットＬＵ（ＬＥＤ１７）と導光板１６との並び方向がＹ軸方向と一致している。ＬＥＤユニットＬＵは、光源であるＬＥＤ１７と、ＬＥＤ１７が取り付けられるＬＥＤ基板（光源基板、光源取付部材）１８と、ＬＥＤ基板１８が取り付けられる放熱部材１９とからなる。以下、各構成部品について説明する。

　液晶パネル１１は、図３及び図４に示すように、平面に視て横長の方形（矩形状、長手状）をなしており、透光性に優れた一対のガラス製の基板１１ａ，１１ｂが所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両基板１１ａ，１１ｂ間に液晶が封入された構成とされる。一対の基板１１ａ，１１ｂのうち表側（正面側）がＣＦ基板１１ａとされ、裏側（背面側）がアレイ基板１１ｂとされる。このうち、アレイ基板１１ｂには、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられている。一方、ＣＦ基板１１ａには、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両基板１１ａ，１１ｂの外側にはそれぞれ偏光板（図示は省略する）が配されている。

　液晶パネル１１を構成する一対の基板１１ａ，１１ｂのうち、アレイ基板１１ｂは、図４に示すように、平面に視た大きさがＣＦ基板１１ａよりも大きく形成されており、その端部がＣＦ基板１１ａよりも外側に突き出す形で配されている。詳しくは、アレイ基板１１ｂは、その外周端部が全周にわたってＣＦ基板１１ａの外周端部よりも外側に突き出すよう、ＣＦ基板１１ａよりも一回り大きく形成されている。アレイ基板１１ｂのうち一方の長辺側の端部には、上記したゲート配線及びソース配線から引き回された端子部が複数設けられており、これらの各端子部には、液晶駆動用のドライバが実装されたフレキシブル基板が接続されている。各端子部には、フレキシブル基板を介して上記したコントロール基板ＣＴＢからの信号が供給されるようになっており、それにより、液晶パネル１１における表示面１１ｃに画像が表示されるようになっている。

　この液晶パネル１１は、図４に示すように、次述する光学部材１５の表側（光出射側）に積層する形で載せられており、その裏側の面（裏側の偏光板の外面）が光学部材１５に対して殆ど隙間無く密着している。これにより、液晶パネル１１と光学部材１５との間に塵埃などが侵入するのが防がれている。液晶パネル１１における表示面１１ｃは、画面中央側にあって画像が表示可能な表示領域と、画面外周端側にあって表示領域の周りを取り囲む枠状（額縁状）をなす非表示領域とからなる。また、液晶パネル１１は、平面に見た大きさ（短辺寸法及び長辺寸法）が次述する光学部材１５よりも一回り大きくなっており、その外周端部が光学部材１５よりも外側に突き出している。

　光学部材１５は、図３に示すように、液晶パネル１１と同様に平面に視て横長の方形状をなしており、平面に視た大きさ（短辺寸法及び長辺寸法）が液晶パネル１１よりも一回り小さなものとされる。光学部材１５は、次述する導光板１６の表側（光出射側）に積層する形で載せられていて上記した液晶パネル１１と導光板１６との間に挟み込まれた状態で配されている。光学部材１５は、いずれもシート状をなすとともに３枚が積層して配されている。具体的な光学部材１５の種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。

　次に、上記した液晶パネル１１を表側から押さえるとともに外観部材を構成する外側フレーム１３について説明する。外側フレーム１３は、例えばアルミニウムなどの金属製とされており、仮に合成樹脂製とした場合に比べると、機械的強度（剛性）及び熱伝導性がいずれも高くなっている。外側フレーム１３は、図３及び図４に示すように、液晶パネル１１の表示面１１ｃにおける表示領域を取り囲むよう、全体として横長の枠状をなしている。外側フレーム１３は、液晶パネル１１の表示面１１ｃに並行するとともに液晶パネル１１を表側から押さえるパネル押さえ部１３ａと、パネル押さえ部１３ａの外周側部分から裏側に向けて突出する側壁部１３ｂとからなり、断面形状が略Ｌ字型となっている。このうち、パネル押さえ部１３ａは、液晶パネル１１の外周端部（非表示領域、額縁部分）に倣って横長の枠状をなすとともに液晶パネル１１の外周端部をほぼ全周にわたって表側から押さえることが可能とされる。なお、パネル押さえ部１３ａと液晶パネル１１との間には、緩衝材２３が介設されている。パネル押さえ部１３ａのうち表側を向いた外面（液晶パネル１１に対する対向面とは反対側の面）は、液晶パネル１１の表示面１１ｃと同じく液晶表示装置１０における表側外部に露出しており、液晶パネル１１の表示面１１ｃと共に液晶表示装置１０の正面を構成している。一方、側壁部１３ｂは、パネル押さえ部１３ａにおける外周端部から裏側に向けて突出する略角筒状をなしている。側壁部１３ｂは、バックライト装置１２（内側フレーム２２、放熱部材１９及びシャーシ１４）を全周にわたって取り囲んでいる。側壁部１３ｂは、液晶表示装置１０における周方向に沿った外面が、液晶表示装置１０における周方向外部に露出しており、液晶表示装置１０における天面、底面、両側面を構成している。

　側壁部１３ｂの内側面には、図４に示すように、裏側からネジ部材（固定部材）ＳＭが取り付けられるネジ取付部（固定部材取付部）２１が一体形成されている。ネジ取付部２１は、側壁部１３ｂの内側面から内側（内側フレーム２２側）に向けて突出する略ブロック状をなしている。ネジ取付部２１は、側壁部１３ｂの各辺において、各辺の延在方向について間欠的に複数ずつ並んで配されている。ネジ取付部２１は、裏側に配されるシャーシ１４との間で内側フレーム２２及び放熱部材１９を挟み込むことができるものとされ、シャーシ１４に対して裏側から取り付けられるネジ部材ＳＭによってこれらを保持することが可能とされる。また、各ネジ取付部２１には、裏側に向けて開口するとともにネジ部材ＳＭを締め付けることが可能な孔部２１ａが形成されている。

　続いて、バックライト装置１２の各構成部品について説明する。導光板１６は、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な（透光性に優れた）合成樹脂材料（例えばＰＭＭＡなどのアクリル樹脂やポリカーボネートなど）からなる。導光板１６は、図３に示すように、液晶パネル１１及び光学部材１５と同様に平面に視て横長の方形状をなしており、その板面における長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＹ軸方向とそれぞれ一致し、且つ板面と直交する板厚方向がＺ軸方向（液晶パネル１１及び導光板１６の重なり方向）と一致している。この導光板１６は、短辺寸法と長辺寸法との比率が概ね「９：１６」程度とされている。導光板１６は、光学部材１５の裏側に所定の間隔を空けて対向状に配されている。この導光板１６は、その短辺方向（Ｙ軸方向）の両側方に分けて配された一対のＬＥＤユニットＬＵによってＹ軸方向について挟み込まれる形で配されており、短辺方向についての両端部にＬＥＤ１７からの光がそれぞれ導入されるようになっている。そして、この導光板１６は、その短辺方向についての両端部から導入したＬＥＤ１７からの光を内部で伝播させつつ光学部材１５側（表側）へ向くよう立ち上げて出射させる機能を有する。

　この導光板１６の板面のうち、表側を向いた板面（光学部材１５との対向面）が、図４に示すように、内部の光を光学部材１５及び液晶パネル１１に向けて出射させる光出射面１６ａとなっている。導光板１６における板面に対して隣り合う外周端面のうち、Ｘ軸方向に沿って長手状をなす長辺側の両端面（短辺方向についての両端部が有する両端面）は、それぞれＬＥＤ１７（ＬＥＤ基板１８）と所定の空間を空けて正対する形で対向状をなしており、これらがＬＥＤ１７から発せられた光が入射される一対の光入射面１６ｂとなっている。この光入射面１６ｂは、Ｘ軸方向及びＺ軸方向（ＬＥＤ基板１８の板面）に沿って並行する面とされ、光出射面１６ａに対して略直交する面とされる。また、ＬＥＤ１７と光入射面１６ｂとの並び方向は、Ｙ軸方向と一致しており、光出射面１６ａに並行している。この光入射面１６ｂは、ＬＥＤ１７と対向状をなしていることから、「ＬＥＤ対向端面（光源対向端面）」を構成している、とも言える。これに対して、導光板１６における板面に対して隣り合う外周端面のうち、Ｙ軸方向に沿って長手状をなす短辺側の両端面は、それぞれＬＥＤ１７とは対向しないＬＥＤ非対向端面（光源非対向端面）とされている。

　導光板１６における裏側、つまり光出射面１６ａとは反対側の板面（シャーシ１４との対向面）１６ｃには、図４に示すように、その板面１６ｃから裏側外部に出射した光を反射して表側へ立ち上げることが可能な導光反射シート（反射部材）２０がそのほぼ全域を覆う形で設けられている。言い換えると、導光反射シート２０は、シャーシ１４と導光板１６との間に挟み込まれた形で配されている。この導光反射シート２０は、合成樹脂製とされ、表面が光の反射性に優れた白色を呈するものとされる。なお、導光板１６における光出射面１６ａまたはその反対側の板面１６ｃの少なくともいずれか一方には、内部の光を反射させる反射部（図示せず）または内部の光を散乱させる散乱部（図示せず）が所定の面内分布を持つようパターニングされており、それにより光出射面１６ａからの出射光が面内において均一な分布となるよう制御されている。

　内側フレーム２２は、図３及び図４に示すように、全体として外側フレーム１３と同様に横長の枠状（額縁状）に形成されており、合成樹脂製とされるとともに表面が例えば黒色を呈する形態とされることで、遮光性を有するものとされる。内側フレーム２２は、液晶パネル１１及び光学部材１５と導光板１６との間に介在する形で配される内側枠状部２２ａと、外側フレーム１３とシャーシ１４との間に介在する形で配される外側枠状部２２ｂと、内側枠状部２２ａと外側枠状部２２ｂとを繋ぐ繋ぎ部２２ｃと、外側フレーム１３を裏側から支持する外側フレーム支持部２２ｄとからなる。内側枠状部２２ａは、導光板１６の外周端部をほぼ全周にわたって表側から押さえるとともに、液晶パネル１１及び光学部材１５の外周端部をそれぞれほぼ全周にわたって裏側から受けることができる。内側枠状部２２ａのうち液晶パネル１１の外周端部を受ける外側部分は、光学部材１５の外周端部を受ける内側部分に対して表側に階段状に突き出している。なお、内側枠状部２２ａと液晶パネル１１との間と、内側枠状部２２ａと光学部材１５との間と、内側枠状部２２ａと導光板１６との間とには、それぞれ緩衝材２３が介設されている。外側枠状部２２ｂは、内側枠状部２２ａよりも裏側に引っ込んだ位置して配されていて、外側フレーム１３のネジ取付部２１とシャーシ１４の外端部との間に挟み込まれた状態でネジ止めされている。繋ぎ部２２ｃは、裏側に配された外側枠状部２２ｂの内端部と、表側に配された内側枠状部２２ａの外端部とを繋ぐ形で配されており、上記内端部から上記外端部に向けてＺ軸方向に沿って立ち上がる形態とされる。外側フレーム支持部２２ｄは、内側枠状部２２ａの外端部から表側に向けて突出するとともに外側フレーム１３の裏側の面に当接することで、外側フレーム１３を機械的に支持してその補強を図ることができるものとされる。

　次に、ＬＥＤユニットＬＵを構成するＬＥＤ１７、ＬＥＤ基板１８及び放熱部材１９の構成について順次に説明する。ＬＥＤ１７は、図３及び図４に示すように、ＬＥＤ基板１８に固着される基板部上にＬＥＤチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるＬＥＤチップは、主発光波長が１種類とされ、具体的には、青色を単色発光するものが用いられている。その一方、ＬＥＤチップを封止する樹脂材には、ＬＥＤチップから発せられた青色の光により励起されて所定の色を発光する蛍光体が分散配合されており、全体として概ね白色光を発するものとされる。なお、蛍光体としては、例えば黄色光を発光する黄色蛍光体、緑色光を発光する緑色蛍光体、及び赤色光を発光する赤色蛍光体の中から適宜組み合わせて用いたり、またはいずれか１つを単独で用いることができる。このＬＥＤ１７は、ＬＥＤ基板１８に対する実装面とは反対側の面（導光板１６の光入射面１６ｂと正対する対向面）が主発光面１７ａとなる、いわゆる頂面発光型とされている。ＬＥＤ１７は、主発光面１７ａが正面から視て横長な（Ｘ軸方向に沿って細長い）略方形状をなしている。

　ＬＥＤ基板１８は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性に優れた金属製の基材を備える。ＬＥＤ基板１８は、図３及び図４に示すように、導光板１６の長辺方向（Ｘ軸方向、光入射面１６ｂの長手方向）に沿って延在しており、その長さ寸法が導光板１６の長辺寸法の概ね半分程度の大きさとされている。ＬＥＤ基板１８は、その長さ方向に沿って２枚が並んだ状態で後述する放熱部材１９に対して取り付けられている。ＬＥＤ基板１８は、その基材の断面形状が全体として略Ｌ字型の屈曲形状をなしており、導光板１６の光入射面１６ｂと対向状をなすとともにＬＥＤ１７が実装されるＬＥＤ取付部（光源取付部）１８ａと、導光板１６のうち裏側（光出射面１６ａとは反対側）の板面１６ｃに並行する形で延在する底板部１８ｂとを備えている。

　ＬＥＤ取付部１８ａは、図５に示すように、その板面がＸ軸方向及びＺ軸方向に並行した姿勢、つまり導光板１６の光入射面１６ｂに並行した姿勢で、光入射面１６ｂとの間に所定の間隔を空けた位置に配されている。ＬＥＤ取付部１８ａは、その長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＺ軸方向と、厚さ方向がＹ軸方向とそれぞれ一致する平板状をなしている。このＬＥＤ取付部１８ａは、次述する底板部１８ｂにおける外側の端部からＺ軸方向に沿って表側に向けて立ち上がる形で設けられている。ＬＥＤ取付部１８ａのうち内側の板面、つまり導光板１６側を向いた板面には、ＬＥＤ１７が表面実装されており、ここが実装面１８ａ１とされる。ＬＥＤ１７は、ＬＥＤ取付部１８ａの実装面１８ａ１において、その長さ方向（Ｘ軸方向）に沿って複数が所定の間隔を空けつつ一列に（直線的に）並列配置されている。つまり、ＬＥＤ１７は、バックライト装置１２における長辺側の両端部においてそれぞれ長辺方向に沿って複数ずつ間欠的に並列配置されていると言える。Ｘ軸方向について隣り合うＬＥＤ１７間の間隔、つまりＬＥＤ１７の配列ピッチは、ほぼ等しいものとされる。ＬＥＤ取付部１８ａは、実装されたＬＥＤ１７と共に内側フレーム２２によって表側から覆われていて、外側フレーム１３、液晶パネル１１、及び光学部材１５からは物理的にも光学的にも隔離されている。従って、ＬＥＤ取付部１８ａは、外側フレーム１３とは非接触状態に保たれており、ＬＥＤ１７にて発生した熱がＬＥＤ取付部１８ａから外側フレーム１３へと直接伝達されることが防がれている。また、ＬＥＤ取付部１８ａの実装面１８ａ１には、Ｘ軸方向に沿って延在するとともにＬＥＤ１７群を横切って隣り合うＬＥＤ１７同士を直列接続する、金属膜（銅箔など）からなる配線パターン（図示せず）が形成されており、この配線パターンの両端部に形成された端子部が外部のＬＥＤ駆動回路に接続されることで、駆動電力を各ＬＥＤ１７に供給することが可能とされる。なお、この配線パターンは、ＬＥＤ基板１８の基材が上記したように金属製とされているので、絶縁層を介してＬＥＤ取付部１８ａの実装面１８ａ１上に形成されている。また、ＬＥＤ１７の並び方向は、ＬＥＤ基板１８の長さ方向（Ｘ軸方向）と一致していることになる。また、各ＬＥＤ１７における光軸がＹ軸方向、つまり導光板１６とＬＥＤ１７との並び方向とほぼ一致している。

　底板部１８ｂは、図５に示すように、その板面１８ｂ１がＸ軸方向及びＹ軸方向に並行した姿勢、つまり導光板１６の裏側の板面１６ｃに並行した姿勢で、同板面１６ｃに対して導光反射シート２０を介して裏側に対向状をなす形で配されている。つまり、底板部１８ｂは、導光板１６と平面に視て重畳する部分を有しており、この重畳部分が導光板１６との間で導光反射シート２０を挟み込んでいる。底板部１８ｂは、その長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＹ軸方向と、厚さ方向がＺ軸方向とそれぞれ一致する平板状をなしている。この底板部１８ｂは、上記したＬＥＤ取付部１８ａにおける裏側の端部からＹ軸方向に沿って導光板１６の中央側に向けて延出する形で設けられている。この底板部１８ｂのうち光入射面１６ｂよりもＹ軸方向について内側に配される部分が導光板１６との重畳部分となっている。

　放熱部材１９は、図３及び図４に示すように、例えばアルミニウムなどの熱伝導性に優れた金属製とされている。放熱部材１９は、導光板１６の長辺方向に沿って延在しており、その長さ寸法が導光板１６の長辺寸法とほぼ同じ程度の大きさとされている。放熱部材１９には、その長さ方向に沿ってＬＥＤ基板１８が２枚並んだ状態で取り付けられている。そして、放熱部材１９は、図５に示すように、その板面がＸ軸方向及びＹ軸方向に並行した姿勢、つまりＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂの裏側の板面１８ｂ１及び導光板１６の裏側の板面１６ｃに並行した姿勢で配されるとともに、底板部１８ｂの板面１８ｂ１に対して面接触されている。底板部１８ｂの板面１８ｂ１は、その全域が放熱部材１９に対して面接触されている。これにより、ＬＥＤ１７にて点灯に伴って発生した熱は、第１にＬＥＤ基板１８に伝達されてから、第２に底板部１８ｂが面接触された放熱部材１９へと伝達され、それから第３に放熱部材１９からシャーシ１４へと伝達されるようになっている。ここで、放熱部材１９は、導光板１６の裏側の板面１６ｃに並行するＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂにおける裏側の板面１８ｂ１に対して面接触する形で配されているから、従来のようにＬＥＤ基板と放熱部材とが導光板の光入射面に並行する板面同士を当接させる構造のものに比べると、放熱部材１９に対するＬＥＤ基板１８の接触面積を容易に拡大することができる。すなわち、上記した従来の構造では、導光板の光入射面に沿う方向についてのスペースを考えたとき、光入射面の長手方向についてＬＥＤ基板及び放熱部材を目一杯の大きさとした上で、さらに接触面積の増加を図ろうとした場合、導光板の板厚方向についてＬＥＤ基板及び放熱部材を延長するしかなく、そうなるとバックライト装置が厚くならざるを得なくなる。これに対して、本実施形態では、放熱部材１９がＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂに並行する形で延在する構成であるから、ＬＥＤ１７と導光板１６との並び方向（Ｙ軸方向）についてＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂ及び放熱部材１９を延長すれば、バックライト装置１２の厚みを増すことなく、底板部１８ｂ及び放熱部材１９の接触面積を増加させることができる。これにより、バックライト装置１２を薄型に保ちつつも、ＬＥＤ１７からの熱をＬＥＤ基板１８を介して放熱部材１９へと効率的に伝達させて放熱を促進することができ、もって高い放熱性能を得ることができる。

　放熱部材１９は、図５に示すように、板厚が相対的に大きな主放熱部１９ａと、板厚が相対的に小さな取付片部１９ｂとからなり、このうち主放熱部１９ａに上記したＬＥＤ基板１８が、底板部１８ｂの裏側の板面１８ｂ１が面接触した状態で取り付けられている。主放熱部１９ａは、その板厚が取付片部１９ｂよりも大きいのに加えて、Ｙ軸方向についての長さ寸法についても取付片部１９ｂよりも大きくされており、放熱部材１９の容積（重量）の大部分を占めている。しかも、主放熱部１９ａは、その板厚がＬＥＤ基板１８のＬＥＤ取付部１８ａ及び底板部１８ｂよりも大きなものとなっている。このことから、主放熱部１９ａは、大きな熱容量を有しており、ＬＥＤ基板１８から伝達された熱を放熱する機能を主として担っている。これに対して、取付片部１９ｂは、主放熱部１９ａに対して表側に段差状に突出するとともに、主放熱部１９ａのうちＬＥＤ基板１８よりも外側の端部からＹ軸方向に沿って外向きに延出しており、その延出先端部が内側フレーム２２の外側枠状部２２ｂとシャーシ１４との間に挟み込まれた状態で取り付けられている。

　主放熱部１９ａは、図５に示すように、その長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＹ軸方向と、厚さ方向がＺ軸方向とそれぞれ一致する平板状をなしている。主放熱部１９ａは、Ｙ軸方向、つまりＬＥＤ１７と導光板１６との並び方向について、底板部１８ｂよりも広範囲にわたって延在する形で配されている。具体的には、主放熱部１９ａは、Ｙ軸方向についての大きさが底板部１８ｂの同大きさの２倍～３倍程度とされている。ＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂは、主放熱部１９ａのうち取付片部１９ｂに連なる外側の端部に隣り合う部分、つまりＹ軸方向について外側部分に対して両面テープや接着剤などの固着部材を介して取り付けられている。主放熱部１９ａは、底板部１８ｂが取り付けられた部分（底板部取付部分）が、Ｚ軸方向について導光板１６との間でＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂ及び導光反射シート２０を挟み込んでいる。さらには、主放熱部１９ａは、上記した底板部取付部分の一部と、そこからＹ軸方向に沿って内側（光入射面１６ｂ側とは反対側）に延出する部分とが導光板１６と平面に視て重畳している。これにより、液晶表示装置１０及びバックライト装置１２の狭額縁化が図られている。

　続いて、バックライト装置１２及び外観部材を構成するシャーシ１４について説明する。シャーシ１４は、例えばアルミニウムなどの金属製とされており、仮に合成樹脂製とした場合に比べると、機械的強度（剛性）及び熱伝導性がいずれも高くなっている。シャーシ１４は、図３に示すように、導光板１６及びＬＥＤユニットＬＵなどを裏側からほぼ全域にわたって覆うよう、全体として横長な略浅皿状をなしている。このシャーシ１４のうち裏側を向いた外面（導光板１６及びＬＥＤユニットＬＵに対する対向面とは反対側の面）は、液晶表示装置１０における裏側外部に露出していて液晶表示装置１０の背面を構成している。

　シャーシ１４は、図３及び図４に示すように、導光板１６の裏側の板面１６ｃとの間で、ＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂ及び放熱部材１９を挟み込む形で配されている。つまり、ＬＥＤ基板１８及び放熱部材１９は、共にシャーシ１４内に収容されている。シャーシ１４は、導光板１６と同様に横長の方形状をなす導光板支持部１４ａと、導光板支持部１４ａのうち長辺側の両端部からそれぞれ裏側に段差状に突出することでＬＥＤユニットＬＵを収容する一対の収容部１４ｂと、各収容部１４ｂの長辺側の各端部からそれぞれＹ軸方向に沿って外向きに延出する取付板部１４ｃとを有している。このうち、導光板支持部１４ａは、導光板１６の裏側の板面１６ｃにおける中央側の大部分を裏側から支持することが可能な平板状をなしている。これに対し、収容部１４ｂは、導光板支持部１４ａにおける長辺側の端部から一段裏側に引っ込むことで、ＬＥＤユニットＬＵを構成するＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂ及び放熱部材１９を収容することが可能とされる。

　収容部１４ｂは、図５に示すように、導光板支持部１４ａに並行する底部１４ｂ１と、底部１４ｂ１の両端部から表側に向けてそれぞれ立ち上がる一対の側部１４ｂ２，１４ｂ３とから構成され、一対の側部１４ｂ２，１４ｂ３のうちの内側の側部１４ｂ２が導光板支持部１４ａに連なっている。この底部１４ｂ１には、その内面（主放熱部１９ａとの対向面）に対して放熱部材１９の主放熱部１９ａにおける裏側の板面１９ａ１が全域にわたって面接触された状態で配されている。これにより、ＬＥＤ１７からＬＥＤ基板１８を介して放熱部材１９の主放熱部１９ａへと伝達された熱が、放熱部材１９よりもさらに大きな熱容量を有する金属部材であるシャーシ１４へと効率的に伝達され、シャーシ１４の熱容量を利用して放熱をさらに促進させることができるものとされる。取付板部１４ｃは、収容部１４ｂのうち外側の側部１４ｂ３に連なっており、外側フレーム１３のネジ取付部２１、内側フレーム２２の外側枠状部２２ｂ、及び放熱部材１９の取付片部１９ｂに対してそれぞれ平面に視て重畳する配置とされる。これら互いに重なり合う取付片部１９ｂ、外側枠状部２２ｂ及びシャーシ１４には、フレーム１３のネジ取付部２１の孔部２１ａに連通するネジ挿通孔がそれぞれ貫通形成されており、これらのネジ挿通孔に取付片部１９ｂの裏側から取り付けられるネジ部材ＳＭが挿通されることで、ネジ取付部２１の孔部２１ａに対するネジ部材ＳＭの締め付けが許容されている。

　ここで、本実施形態に係る液晶表示装置１０と、従来の液晶表示装置との比較実験について説明する。この比較実験では、本実施形態に係る液晶表示装置１０を実施例とし、従来の液晶表示装置を比較例として、それぞれの液晶表示装置を所定時間使用した後に液晶パネルの表示面上の温度を測定し、その温度がＹ軸方向についての位置に応じてどのように変化するかを図６に表している。この図６では、横軸を液晶表示装置におけるＹ軸方向についての位置（単位は「ｍｍ」）とし、縦軸を相対温度（単位は「℃」）としている。なお、図６における横軸は、液晶表示装置におけるＹ軸方向についての中央位置を基準（０ｍｍ）とした相対的な数値であるのに対し、縦軸は、Ｙ軸方向についての一端部（図６に示す左側端部）で測定された最も高い温度を基準（０℃）とした相対温度とされる。また、図６では、実施例に関するグラフを実線にて、比較例に関するグラフを一点鎖線にて、それぞれ図示している。

　なお、比較例に係る従来の液晶表示装置の構成について説明すると、バックライト装置を構成する導光板の端面からなる光入射面に対して、ＬＥＤが実装された平板状のＬＥＤ基板を対向状に配置するとともに、そのＬＥＤ基板に対して光入射面側とは反対側に同様の平板状の放熱部材を配置し、ＬＥＤ基板及び放熱部材における光入射面に並行する板面同士を面接触させてなる。なお、放熱部材は、ＬＥＤ基板側とは反対側の板面が外側フレームのネジ取付部に対して面接触した状態で取り付けられている。比較例に係る従来の液晶表示装置は、上記した構成（ＬＥＤ基板及び放熱部材）を除いては、実施例に係る液晶表示装置１０と概ね共通の部材及び構造を有している。なお、実施例及び比較例に係る液晶表示装置は、厚さ寸法がほぼ同じとされる。

　比較実験の実験結果について説明する。まず、比較例では、図６に示すように、Ｙ軸方向についての両端部が相対的に温度の高い高温部とされるのに対して、Ｙ軸方向についての中央部分が相対的に温度の低い低温部とされているが、これら高温部と低温部との温度差が「１２℃強」の値となっている。一方、実施例では、高温部（Ｙ軸方向についての両端部）と低温部（Ｙ軸方向についての中央部分）との温度差が「１０℃弱」の値となっている。従って、実施例では、比較例に比べると温度上昇が抑制されていてより高い放熱性能が得られている、と言える。特に、Ｙ軸方向についての両端部付近（３００ｍｍ～４００ｍｍ、－３００ｍｍ～－４００ｍｍ）においては、実施例と比較例との間に生じる温度差が、中央部分において生じる温度差よりもさらに大きなものとなっている。これは、液晶表示装置におけるＹ軸方向についての両端部は、ＬＥＤユニットが配されていて最も温度が上昇し易い部分であるのに対し、実施例では同部分において温度上昇が効果的に抑制されている、と言える。

　さらには、上記した比較実験の他にも、上記した実施例及び比較例に係る液晶表示装置を所定時間使用した後、外側フレーム及びＬＥＤ基板におけるＬＥＤ付近（詳細にはＬＥＤが有するリード端子の半田付け部分）の温度をそれぞれ測定する実験も併せて行った。その実験結果について説明すると、外側フレームの温度に関しては、実施例が比較例よりも「１５．４℃」程度低くなり、ＬＥＤ基板におけるＬＥＤ付近の温度に関しては、実施例が比較例よりも「７．２℃」程度低くなっていた。このように、実施例に係る液晶表示装置１０では、比較例に係る従来の液晶表示装置に比べると、放熱部材１９がＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂに並行する形で延在する構成であるから、ＬＥＤ１７と導光板１６との並び方向についてＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂ及び放熱部材１９を延長することで、底板部１８ｂ及び放熱部材１９の接触面積を容易に増加させることができ、もってより高い放熱性能を得ることができるのである。しかも、比較例に係る従来の液晶表示装置において放熱性能を高めるには、バックライト装置の厚みを増加させざるを得ないのに対し、実施例に係る液晶表示装置１０では、バックライト装置１２の厚みを増加させることなく放熱性能の向上を図ることができるのである。

　以上説明したように本実施形態のバックライト装置（照明装置）１２は、ＬＥＤ（光源）１７と、ＬＥＤ１７と対向する端面を有し、その端面がＬＥＤ１７からの光が入射される光入射面１６ｂとされるのに対し、一方の板面が光を出射させる光出射面１６ａとされる導光板１６と、導光板１６のうち光出射面１６ａとは反対側の他方の板面１６ｃを支持するシャーシ１４と、ＬＥＤ１７が取り付けられるＬＥＤ基板（光源取付部材）１８であって、少なくとも導光板１６における他方の板面１６ｃに並行する形で延在する底板部１８ｂを有するＬＥＤ基板１８と、底板部１８ｂの板面１８ｂ１に並行する形で延在するとともに底板部１８ｂの板面１８ｂ１に対して面接触する形で配される放熱部材１９と、を備える。

　このようにすれば、ＬＥＤ１７からの光は、導光板１６の光入射面１６ｂに入射されて導光板１６内を伝播された後に、光出射面１６ａから出射される。発光に伴ってＬＥＤ１７から発せられた熱は、まずＬＥＤ基板１８に伝達されてから放熱部材１９へと伝達されることで、放熱が図られる。この放熱部材１９は、シャーシ１４とは別途に備えられたものであるから、仮にシャーシに放熱部材１９としての機能を兼用させた場合に比べると、例えば放熱部材１９に用いる材料として放熱性能の高い材料を自由に選択することができ、また放熱部材１９の形状や配置などを自由に設計することができて放熱経路の設計自由度が高くなるなどの効果を得ることができる。

　ここで、ＬＥＤ基板１８は、少なくとも導光板１６の他方の板面１６ｃに並行する形で延在する底板部１８ｂを有しているのに対し、放熱部材１９は、この底板部１８ｂの板面１８ｂ１に並行する形で延在するとともに底板部１８ｂの板面１８ｂ１に対して面接触する形で配されているから、従来のようにＬＥＤ基板及び放熱部材が導光板の端面に並行する板面同士を当接させる構造のものに比べると、放熱部材１９に対するＬＥＤ基板１８の接触面積を容易に拡大することができる。すなわち、従来の構造において導光板の端面に沿う方向についてのスペース、という限られたスペースを利用してＬＥＤ基板及び放熱部材の接触面積の増加を図るには限界があり、それでも同接触面積の増加を図ろうとすると、導光板の板厚方向についてバックライト装置を大型化せざるを得なくなるのに対し、上記のように放熱部材１９がＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂに並行する形で延在する構成とすれば、当該バックライト装置１２を導光板１６の端面に沿う方向について大型化することなく、放熱部材１９及び底板部１８ｂの延在範囲を増加させてＬＥＤ基板１８及び放熱部材１９の接触面積を増加させることができる。これにより、当該バックライト装置１２を薄型に保ちつつも、ＬＥＤ１７からの熱をＬＥＤ基板１８を介して放熱部材１９へと効率的に伝達させることができて放熱効率を高いものとすることができる。本実施形態によれば、当該バックライト装置１２を薄型に保ちつつも、高い放熱性能を得ることができる。

　また、放熱部材１９は、ＬＥＤ１７と導光板１６との並び方向について底板部１８ｂよりも広範囲にわたって延在する形で配されるとともに、底板部１８ｂとシャーシ１４との間に介在する形で配されている。このようにすれば、ＬＥＤ１７から発せられた熱は、第１にＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂから放熱部材１９へと伝達される。この放熱部材１９は、ＬＥＤ１７と導光板１６との並び方向についてＬＥＤ基板１８の底板部１８ｂよりも広範囲にわたって延在しているので、伝達された熱を同並び方向について広範囲に拡散させることができる。そして、放熱部材１９は、底板部１８ｂとシャーシ１４との間に介在する形で配されているので、放熱部材１９において広範囲に拡散された熱をシャーシ１４へと伝達させることで、シャーシ１４の熱容量をも利用して放熱をさらに促進させることができる。これにより、一層優れた放熱性能を得ることができる。

　また、光源取付部材は、ＬＥＤ１７が実装されるとともにＬＥＤ１７に給電するための配線パターンを有するＬＥＤ基板（光源基板）１８とされる。このようにすれば、ＬＥＤ基板１８に実装されたＬＥＤ１７は、配線パターンから給電されることで発光される。このＬＥＤ基板１８が放熱部材１９に対して面接触される底板部１８ｂを有することで、発光に伴ってＬＥＤ１７から発せられる熱を効率的に放熱することができる。

　また、ＬＥＤ基板１８は、底板部１８ｂから導光板１６の光入射面１６ｂと対向状をなすよう立ち上がるとともにＬＥＤ１７及び配線パターンが設けられたＬＥＤ取付部１８ａを有している。このようにすれば、仮に底板部にＬＥＤ１７及び配線パターンを設けるようにした場合に比べると、例えば相対的に大型で発光面積が大きなＬＥＤ１７を用いるのに好適となる。従って、当該バックライト装置１２の大型化にも好適となる。

　また、底板部１８ｂ及び放熱部材１９は、少なくとも一部ずつが導光板１６と平面に視て重畳するよう配されている。このようにすれば、仮に底板部及び放熱部材が共に導光板１６とは平面に視て非重畳となる配置とした場合に比べると、当該バックライト装置１２の狭額縁化を図る上で好適となる。

　また、シャーシ１４は、導光板１６の他方の板面１６ｃとの間で底板部１８ｂ及び放熱部材１９を挟み込む形で配されている。このようにすれば、底板部１８ｂ及び放熱部材１９がシャーシ１４内に収容されることになる。ここで、仮に底板部や放熱部材をシャーシ１４外に露出させた場合には、底板部１８ｂや放熱部材１９とシャーシ１４との間に生じ得る隙間から外部の塵埃などがシャーシ１４内に侵入するおそれがあるのに対し、底板部１８ｂ及び放熱部材１９をシャーシ１４内に収容する構成とすれば、上記のような隙間が生じないため、外部の塵埃などがシャーシ１４内に侵入し難くなる。

　また、シャーシ１４は、導光板１６の他方の板面１６ｃを支持する導光板支持部１４ａと、導光板支持部１４ａから導光板１６側とは反対側に膨出するとともに底板部１８ｂ及び放熱部材１９を収容する収容部１４ｂとを有しており、放熱部材１９は、底板部１８ｂと収容部１４ｂとの間に介在する形で配されるとともに底板部１８ｂ側の板面とは反対側の板面１９ａ１が収容部１４ｂに対して面接触されている。このようにすれば、シャーシ１４は、導光板支持部１４ａによって導光板１６の他方の板面１６ｃを支持しつつ、収容部１４ｂによって底板部１８ｂ及び放熱部材１９を収容することができる。収容部１４ｂには、放熱部材１９における底板部１８ｂ側の板面とは反対側の板面１９ａ１が面接触されているから、底板部１８ｂから放熱部材１９へと伝達された熱が収容部１４ｂへと効率的に伝達されるようになっている。これにより、より優れた放熱性能を得ることができる。

　さらには、本実施形態に係る液晶表示装置（表示装置）１０は、上記したバックライト装置１２と、バックライト装置１２が備える導光板１６の光出射面１６ａからの光を利用して表示を行う表示面１１ｃを有する液晶パネル（表示パネル）１１とを備える。このような液晶表示装置１０によると、液晶パネル１１に対して光を供給するバックライト装置１２が、当該バックライト装置１２を薄型に保ちつつも高い放熱性能を得ることができるものであるから、当該液晶表示装置１０の薄型化を図ることができるとともに動作信頼性を高めることができるなどの効果を得ることができる。

　また、液晶パネル１１に対して表示面１１ｃ側に配されるとともにバックライト装置１２との間で液晶パネル１１を挟み込んで保持し且つ当該液晶表示装置１０の外観を構成する外側フレーム（枠状部材）１３が備えられており、バックライト装置１２に備えられるＬＥＤ基板１８が外側フレーム１３とは非接触となるよう配されている。このようにすれば、ＬＥＤ１７にて発生した熱がＬＥＤ基板１８から外側フレーム１３には伝達され難くなるので、同熱に起因して外側フレーム１３が高温化し難くなる。この外側フレーム１３は、液晶パネル１１に対して表示面１１ｃ側に配されるとともに当該液晶表示装置１０の外観を構成していることから、外部の物体が接触され易い傾向にあるものの、高温化し難くされることで外部の物体が接触しても問題が生じ難くなる。

　＜実施形態２＞
　本発明の実施形態２を図７または図８によって説明する。この実施形態２では、ＬＥＤ基板１１８及び放熱部材１１９をシャーシ１１４の外部に露出した構成のものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るバックライト装置１１２では、図７に示すように、ＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９が、導光板１１６の裏側の板面１１６ｃとの間でシャーシ１１４を挟み込む形で配されている。つまり、シャーシ１１４は、Ｚ軸方向についてＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９に対して導光板１１６側に配されており、ＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９がシャーシ１１４の外部に配されていることになる。具体的には、シャーシ１１４は、Ｙ軸方向について概ね全域にわたって導光板１１６の裏側の板面１１６ｃを支持する導光板支持部１１４ａとされている。なお、本実施形態のシャーシ１１４は、上記した実施形態１に記載した収容部１４ｂ及び取付板部１４ｃを有していない。

　放熱部材１１９は、図７に示すように、導光板１１６の裏側の板面１１６ｃ及び導光板支持部１１４ａの裏側の板面に沿って延在する主放熱部１１９ａと、主放熱部１１９ａから部分的に表側に向けて突出するとともに導光板支持部１１４ａの裏側の板面に接触されるシャーシ当接部２４とを有している。シャーシ当接部２４は、主放熱部１１９ａのうちＹ軸方向についての両端部、つまりＬＥＤ１１７側の端部と、ＬＥＤ１１７側とは反対側の端部とにそれぞれ設けられている。主放熱部１１９ａのうち、シャーシ当接部２４が設けられていないＹ軸方向についての中央部分は、導光板支持部１１４ａの裏側の板面に対して空気層ＡＲを介して対向していて、導光板支持部１１４ａとは非接触とされるシャーシ非当接部２５とされている。これにより、仮に主放熱部が全域にわたってシャーシ１１４に対して当接された場合に比べると、シャーシ１１４に対する放熱部材１１９の接触面積が小さなものとなるとともに、空気層ＡＲが断熱層として機能することから、次述するＬＥＤ基板１１８から放熱部材１１９の主放熱部１１９ａへと伝達された熱がシャーシ１１４を介して導光板１１６へと伝達され難くなる。もって導光板１１６が高温化し難くなるとともに熱膨張や熱変形などが生じ難くなる。また、ＬＥＤ１１７側のシャーシ当接部２４は、導光板１１６の端部及びシャーシ１１４の端部に対して緩衝材１２３を介して当接されている。なお、本実施形態の放熱部材１１９は、上記した実施形態１に記載した取付片部１９ｂを有していない。

　ＬＥＤ基板１１８は、図７に示すように、ＬＥＤ取付部１１８ａがＺ軸方向について導光板１１６及び放熱部材１１９よりも裏側に至るまで延長されるとともに、その裏側の端部に連なる底板部１１８ｂが放熱部材１１９に対して裏側に重なる形で配されている。つまり、底板部１１８ｂは、シャーシ１１４に対して裏側外部に配された放熱部材１１９に対してさらにその裏側外部に配されており、バックライト装置１１２における最外位置に配されている。底板部１１８ｂは、その表側の板面１１８ｂ２が放熱部材１１９の主放熱部１１９ａにおける裏側の板面１１９ａ１に対して全域にわたって面接触されている。言い換えると、底板部１１８ｂとシャーシ１１４との間に放熱部材１１９が挟み込まれている。このようにＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９は、シャーシ１１４の外部に露出する形で配されているので、ＬＥＤ１１７から底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９へと伝達された熱が効率的に外部の空気へと放散される。これにより、シャーシ１１４の内部に熱がこもり難くなり、より高い放熱性能を得ることができる。また、ＬＥＤ取付部１１８ａにおける導光板１１６側を向いた板面（実装面１１８ａ１）のうち、放熱部材１１９と対向する部分は、放熱部材１１９（主放熱部１１９ａ）に対して面接触されている。

　本実施形態に係る液晶表示装置１１０には、図７に示すように、上記したＬＥＤ基板１１８及び放熱部材１１９を取付状態に固定するための固定部材２６が備えられている。固定部材２６は、金属製または合成樹脂製とされており、ＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９を裏側（シャーシ１１４側とは反対側）から押さえるとともに、外側フレーム１１３のネジ取付部１２１に対して固定されている。固定部材２６は、Ｙ軸方向に沿って延在するとともに底板部１１８ｂの裏側の板面１１８ｂ１及びネジ取付部１２１の裏側の面と対向状をなす固定部本体２６ａと、固定部本体２６ａから表側に向けて突出するとともにネジ取付部１２１の内側面に宛われるガイド部２６ｂとからなり、全体として断面略Ｔ字型をなしている。このうち、固定部本体２６ａは、ネジ取付部１２１との当接部位にネジ部材ＳＭを挿通するネジ挿通孔を有しており、ネジ取付部１２１に対するネジ部材ＳＭの締め付けが可能とされている。さらには、固定部本体２６ａは、底板部１１８ｂの裏側の板面１１８ｂ１を、断熱緩衝材２７を介して裏側から押さえている。断熱緩衝材２７は、例えば発泡ウレタンなどからなり、その熱伝導性がＬＥＤ基板１１８、放熱部材１１９及び固定部材２６の熱伝導性よりも低いものとされるとともに、高い緩衝性能を有している。従って、ＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂへと伝達されたＬＥＤ１１７の熱は、固定部材２６へと伝達され難くなっており、固定部材２６が固定された外側フレーム１１３にも伝達され難くなっている。これにより、液晶表示装置１１０において表側の外観を構成する外側フレーム１１３が高温化し難くなるので、外部の物体が接触された場合に問題が生じ難くなっている。また、内側フレーム１２２は、導光板１１６と液晶パネル１１１及び光学部材１１５との間に介在する形で配されている。

　ここで、本実施形態に係る液晶表示装置１１０と、上記した実施形態１に係る液晶表示装置１０と、従来の液晶表示装置との比較実験について説明する。この比較実験では、上記した実施形態１に係る液晶表示装置１０を実施例１とし、本実施形態に係る液晶表示装置１１０を実施例２とし、従来の液晶表示装置を比較例として、それぞれの液晶表示装置を所定時間使用した後に液晶パネルの表示面上の温度を測定し、その温度がＹ軸方向についての位置に応じてどのように変化するかを図８に表している。この図８では、横軸を液晶表示装置におけるＹ軸方向についての位置（単位は「ｍｍ」）とし、縦軸を相対温度（単位は「℃」）としている。なお、図８における横軸は、液晶表示装置におけるＹ軸方向についての中央位置を基準（０ｍｍ）とした相対的な数値であるのに対し、縦軸は、Ｙ軸方向についての一端部（図８に示す左側端部）で測定された最も高い温度を基準（０℃）とした相対温度とされる。また、図８では、実施例２に関するグラフを太い実線にて、実施例１に関するグラフを細い実線にて、比較例に関するグラフを一点鎖線にて、それぞれ図示している。なお、実施例１及び比較例に係る各液晶表示装置の構成は、上記した実施形態１において説明した通りである。

　比較実験の実験結果について説明する。実施例２では、図８に示すように、Ｙ軸方向についての両端部の相対的に温度の高い高温部と、Ｙ軸方向についての中央部分の相対的に温度の低い低温部との温度差が「６℃強」の値となっており、実施例１の同温度差「１０℃弱」よりもさらに低くなっている。従って、実施例２では、実施例１に比べると温度上昇がさらに抑制されていて一層高い放熱性能が得られている、と言える。さらには、上記した比較実験の他にも、上記した実施例１，２及び比較例に係る液晶表示装置を所定時間使用した後、外側フレーム及びＬＥＤ基板におけるＬＥＤ付近（詳細にはＬＥＤが有するリード端子の半田付け部分）の温度をそれぞれ測定する実験も併せて行った。その実験結果について説明すると、外側フレームの温度に関しては、実施例２が実施例１よりも「０．７℃」程度低くなり、ＬＥＤ基板におけるＬＥＤ付近の温度に関しては、実施例２が実施例１よりも「６．０℃」程度低くなっていた。このように、実施例２に係る液晶表示装置１１０では、実施例１に係る液晶表示装置１０に比べると、ＬＥＤ基板１１８の底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９がシャーシ１１４の外部に露出する形で配されているなどの構成を有していることから、一層高い放熱性能が得られている。

　以上説明したように本実施形態に係るバックライト装置１１２によれば、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９は、導光板１１６の他方の板面１１６ｃとの間でシャーシ１１４を挟み込む形で配されている。このようにすれば、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９がシャーシ１１４外に配されることになるので、ＬＥＤ１１７から底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９へと伝達された熱をシャーシ１１４外へと効率的に放熱することができる。これにより、シャーシ１１４内に熱がこもり難くなって高い放熱性能を得ることができる。

　また、底板部１１８ｂは、シャーシ１１４との間で放熱部材１１９を挟み込む形で配されている。このようにすれば、ＬＥＤ１１７からの熱が第１に伝達される底板部１１８ｂが、放熱部材１１９に対してシャーシ１１４側とは反対側に配されることになるから、底板部１１８ｂから熱をシャーシ１１４外へとより効率的に放熱することができる。

　また、放熱部材１１９は、シャーシ１１４における導光板１１６側とは反対側の板面に接触されるシャーシ当接部２４と、シャーシ１１４における導光板１１６側とは反対側の板面に対して空気層ＡＲを介して対向するシャーシ非当接部２５とを有している。このようにすれば、放熱部材１１９がシャーシ当接部２４とシャーシ非当接部２５とを有することで、仮にシャーシ非当接部を有さない場合に比べると、放熱部材１１９とシャーシ１１４との接触面積が小さなものとなる。その上で、シャーシ非当接部２５とシャーシ１１４との間に有される空気層ＡＲが断熱層として機能することから、放熱部材１１９の熱がシャーシ１１４を介して導光板１１６へと伝達し難くなる。以上により、導光板１１６が高温化し難くなるとともに熱膨張や熱変形などが生じ難くなる。

　さらには、本実施形態に係る液晶表示装置１１０は、バックライト装置１１２において、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９は、導光板１１６の他方の板面１１６ｃとの間でシャーシ１１４を挟み込む形で配されており、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９をシャーシ１１４側とは反対側から押さえるとともに外側フレーム１１３に対して固定される固定部材２６であって、少なくとも底板部１１８ｂまたは放熱部材１１９との接触部分（断熱緩衝材２７）の熱伝導性が底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９の熱伝導性よりも低いものとされた固定部材２６を備える。このようにすれば、バックライト装置１１２において、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９がシャーシ１１４外に配されることになるので、ＬＥＤ１１７から底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９へと伝達された熱をシャーシ１１４外へと効率的に放熱することができる。これにより、シャーシ１１４内に熱がこもり難くなって高い放熱性能を得ることができる。しかも、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９をシャーシ１１４側とは反対側から押さえるとともに外側フレーム１１３に対して固定される固定部材２６が、少なくとも底板部１１８ｂまたは放熱部材１１９との接触部分の熱伝導性が底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９の熱伝導性よりも低いものとされているから、底板部１１８ｂまたは放熱部材１１９からの熱が固定部材２６を介して外側フレーム１１３へと伝達され難くなる。これにより、底板部１１８ｂ及び放熱部材１１９の保持を図りつつも、外側フレーム１１３を一層高温化し難くすることができる。

　＜実施形態３＞
　本発明の実施形態３を図９によって説明する。この実施形態３では、上記した実施形態１からＬＥＤ基板２１８の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るＬＥＤ基板２１８は、図９に示すように、導光板２１６の裏側の板面２１６ｃに並行する底板部２１８ｂのみからなり、底板部２１８ｂに対してＬＥＤ２１７及び配線パターンが設けられている。ＬＥＤ２１７は、ＬＥＤ基板２１８に対する実装面に隣り合う側面が主発光面２１７ａとなる、側面発光型とされている。このような構成であっても、底板部２１８ｂにおける裏側の板面２１８ｂ１が放熱部材２１９の主放熱部２１９ａに対して面接触されることで、十分に高い放熱性能を得ることができる。

　＜実施形態４＞
　本発明の実施形態４を図１０によって説明する。この実施形態４では、上記した実施形態２からＬＥＤ基板３１８と放熱部材３１９との配置を変更したものを示す。なお、上記した実施形態２と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るＬＥＤ基板３１８の底板部３１８ｂは、図１０に示すように、シャーシ３１４と放熱部材３１９との間に挟み込まれる形で配されている。つまり、底板部３１８ｂは、シャーシ３１４の裏側外部に配されているものの、放熱部材３１９よりもシャーシ３１４側に配されていることになる。これに対し、放熱部材３１９は、底板部３１８ｂに対してさらにその裏側外部に配されていて、バックライト装置３１２における最外位置に配されている。また、放熱部材３１９は、断熱緩衝材３２７を介して固定部材３２６によって裏側から押さえられている。このような構成であっても、底板部３１８ｂ及び放熱部材３１９がシャーシ３１４の外部に露出することで、シャーシ３１４の内部に熱がこもり難くなるので、上記した実施形態２に記載したものと概ね同様の高い放熱性能を得ることができる。

　＜実施形態５＞
　本発明の実施形態５を図１１によって説明する。この実施形態５では、上記した実施形態２から内側フレームを省略したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係る液晶表示装置４１０及びバックライト装置４１２は、図１１に示すように、内側フレームを有しておらず、光学部材４１５が導光板４１６の光出射面４１６ａ上に直接載置された構成となっている。つまり、液晶パネル４１１、光学部材４１５及び導光板４１６は、互いに積層されてほぼ隙間なく密着した状態で、表側の外側フレーム４１３と裏側のシャーシ４１４との間に挟み込まれる形で保持されている。このような構成によれば、導光板４１６と光学部材４１５との間に空気層が介在しないので、表示品位に一層優れるとともに薄型化を図る上で好適とされる。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
　（１）実施形態１，３に記載したものにおいて、底板部と導光板との間に放熱部材が挟み込まれる構成とすることも可能である。

　（２）実施形態１，３に記載したものにおいて、上記した実施形態５の構成を適用して、内側フレームを省略することも可能である。

　（３）上記した実施形態２，４，５に記載したものにおいて、放熱部材が有するシャーシ当接部の設置数、Ｙ軸方向についての配置、断面形状などは適宜に変更可能である。

　（４）上記した実施形態２，４，５に記載したものにおいて、上記した実施形態２の構成を適用して、ＬＥＤ基板からＬＥＤ取付部を省略して側面発光型のＬＥＤを底板部に実装するようにしても構わない。
　（５）上記した実施形態２，４，５に記載したものにおいて、断熱緩衝材を省略することも可能である。その場合は、固定部材の全域または固定部材のうち底板部または放熱部材と接触する部分について熱伝導率が底板部や放熱部材よりも低くなる材料により構成すればよい。

　（６）上記した実施形態２，４，５に記載したものにおいて、放熱部材の全域にわたってシャーシ当接部を設けるようにしても構わない。このようにすれば、放熱部材とシャーシとの間に空気層が介在せず、放熱部材が全域にわたってシャーシに対して当接されることになる。

　（７）上記した各実施形態（実施形態４を除く）では、放熱部材がＬＥＤ基板の底板部とシャーシとの間に介在する構成のものを示したが、ＬＥＤ基板の底板部をシャーシに対して直接接触させる構成（底板部が放熱部材とシャーシとの間に介在する構成）とすることも可能である。その場合、放熱経路は、ＬＥＤ基板、シャーシ、放熱部材の順となる。

　（８）上記した各実施形態では、ＬＥＤ基板の底板部が固着部材を介して放熱部材に固着される構成のものを示したが、固着部材を省略して底板部が放熱部材に対して固着されない構成とすることも可能である。それ以外にも、固着部材に代えてネジ部材やクリップ部材などによって底板部を放熱部材に対して固定することも可能である。

　（９）上記した各実施形態では、放熱部材がＹ軸方向について底板部よりも広範囲にわたって延在する構成のものを示したが、放熱部材と底板部とがＹ軸方向についてほぼ同じ大きさとされる構成のものや、放熱部材が底板部よりもＹ軸方向について短くなる構成のものも本発明に含まれる。

　（１０）上記した各実施形態（実施形態２を除く）では、ＬＥＤ基板のＬＥＤ取付部に配線パターンが形成されたものを示したが、ＬＥＤ取付部にＬＥＤが実装されたＬＥＤ基板において、底板部に配線パターンが形成されたものも本発明に含まれる。

　（１１）上記した各実施形態（実施形態５を除く）では、内側フレームに対して表側に光学部材が配される構成のものを示したが、光学部材が導光板の光出射面上に直接載置されて内側フレームに対して裏側に配される構成とすることも可能である。その場合、互いに積層された光学部材及び導光板が表側から内側フレームによって押さえられることになるとともに、光学部材がバックライト装置の構成部品となる。

　（１２）上記した各実施形態では、放熱部材に対して２枚のＬＥＤ基板を取り付けるようにしたものを示したが、放熱部材に対して１枚または３枚以上のＬＥＤ基板を取り付けるようにしてもよい。

　（１３）上記した各実施形態では、導光板の一対の長辺側の端面が光入射面とされるものを示したが、導光板の一対の短辺側の端面が光入射面となるよう、ＬＥＤユニットの配置を変更することも可能である。

　（１４）上記した各実施形態では、ＬＥＤユニットが導光板を短辺方向について両側から挟み込む形で一対配されるものを示したが、ＬＥＤユニットが導光板に対して片側にのみ配される構成のものも本発明に含まれる。その場合、ＬＥＤユニットを導光板の長辺側の一端面または短辺側の一端面に対して対向状に配置することができる。

　（１５）上記した（１３），（１４）以外にも、ＬＥＤユニットを導光板における任意の３つの端面に対して対向状に配したものや、ＬＥＤユニットを導光板の４つの端面全てに対して対向状に配したものも本発明に含まれる。

　（１６）上記した各実施形態では、外側フレーム及びシャーシが共に液晶表示装置の外観を構成する外観部材とされるものを示したが、例えばシャーシについてはその裏面側に別途に用意した外観部品を装着して覆うようにすることで、シャーシが外部に露出しないようにしたものも本発明に含まれる。それ以外にも、外側フレーム及びシャーシを、別途に用意した外観部品によって共に覆うようにすることで、外側フレーム及びシャーシが外部に露出しないようにしたものも本発明に含まれる。

　（１７）上記した各実施形態では、外観部材を構成するシャーシ及び外側フレームが金属製とされるものを示したが、シャーシと外側フレームとのいずれか一方または双方を合成樹脂製としたものも本発明に含まれる。この構成は、液晶表示装置に要求される機械的強度がそれほど高くない中小型の機種に採用するのが好ましい。

　（１８）上記した各実施形態では、電源基板にＬＥＤへの電力を供給する機能を持たせたものを示したが、ＬＥＤへ電力を供給するＬＥＤ駆動基板を電源基板から独立させるようにしたものも本発明に含まれる。

　（１９）上記した各実施形態では、メイン基板にチューナー部を設けるようにしたものを示したが、チューナー部を有するチューナー基板をメイン基板から独立させるようにしたものも本発明に含まれる。

　（２０）上記した各実施形態では、液晶パネルが有するカラーフィルタの着色部をＲ，Ｇ，Ｂの３色としたものを例示したが、着色部を４色以上とすることも可能である。

　（２１）上記した各実施形態では、光源としてＬＥＤを用いたものを示したが、有機ＥＬなどの他の光源を用いることも可能である。

　（２２）上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてＴＦＴを用いたが、ＴＦＴ以外のスイッチング素子（例えば薄膜ダイオード（ＴＦＤ））を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。

　（２３）上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

　（２４）上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。具体的には、電子看板（デジタルサイネージ）や電子黒板として使用される液晶表示装置にも本発明は適用することができる。

　１０，１１０，４１０…液晶表示装置（表示装置）、１１，１１１，４１１…液晶パネル（表示パネル）、１１ｃ…表示面、１２，１１２，３１２，４１２…バックライト装置（照明装置）、１３，１１３，４１３…外側フレーム（枠状部材）、１４，１１４，３１４，４１４…シャーシ、１４ａ，１１４ａ…導光板支持部、１４ｂ…収容部、１６，１１６，４１６…導光板、１６ａ，４１６ａ…光出射面、１６ｂ…光入射面、１６ｃ，１１６ｃ…板面、１７，１１７，２１７…ＬＥＤ（光源）、１８，１１８，２１８，３１８…ＬＥＤ基板（光源取付部材）、１８ａ，１１８ａ…ＬＥＤ取付部（光源取付部）、１８ｂ，１１８ｂ，２１８ｂ，３１８ｂ…底板部、１８ｂ１…板面、１９，１１９，２１９，３１９…放熱部材、１９ａ１…板面、２４…シャーシ当接部、２５…シャーシ非当接部、２６，３２６…固定部材、２７，３２７…断熱緩衝材（接触部分）、ＡＲ…空気層、ＴＶ…テレビ受信装置

Claims

　光源と、
　前記光源と対向する端面を有し、その端面が前記光源からの光が入射される光入射面とされるのに対し、一方の板面が光を出射させる光出射面とされる導光板と、
　前記導光板のうち前記光出射面とは反対側の他方の板面を支持するシャーシと、
　前記光源が取り付けられる光源取付部材であって、少なくとも前記導光板における前記他方の板面に並行する形で延在する底板部を有する光源取付部材と、
　前記底板部の板面に並行する形で延在するとともに前記底板部の板面に対して面接触する形で配される放熱部材と、を備える照明装置。
　前記放熱部材は、前記光源と前記導光板との並び方向について前記底板部よりも広範囲にわたって延在する形で配されるとともに、前記底板部と前記シャーシとの間に介在する形で配されている請求項１記載の照明装置。
　前記光源取付部材は、前記光源が実装されるとともに前記光源に給電するための配線パターンを有する光源基板とされる請求項１または請求項２記載の照明装置。
　前記光源基板は、前記底板部から前記導光板の前記光入射面と対向状をなすよう立ち上がるとともに前記光源及び前記配線パターンが設けられた光源取付部を有している請求項３記載の照明装置。
　前記底板部及び前記放熱部材は、少なくとも一部ずつが前記導光板と平面に視て重畳するよう配されている請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシは、前記導光板の前記他方の板面との間で前記底板部及び前記放熱部材を挟み込む形で配されている請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシは、前記導光板の前記他方の板面を支持する導光板支持部と、前記導光板支持部から前記導光板側とは反対側に膨出するとともに前記底板部及び前記放熱部材を収容する収容部とを有しており、
　前記放熱部材は、前記底板部と前記収容部との間に介在する形で配されるとともに前記底板部側の板面とは反対側の板面が前記収容部に対して面接触されている請求項６記載の照明装置。
　前記底板部及び前記放熱部材は、前記導光板の前記他方の板面との間で前記シャーシを挟み込む形で配されている請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記底板部は、前記シャーシとの間で前記放熱部材を挟み込む形で配されている請求項８記載の照明装置。
　前記放熱部材は、前記シャーシにおける前記導光板側とは反対側の板面に接触されるシャーシ当接部と、前記シャーシにおける前記導光板側とは反対側の板面に対して空気層を介して対向するシャーシ非当接部とを有している請求項８または請求項９記載の照明装置。
　請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の照明装置と、前記照明装置が備える前記導光板の前記光出射面からの光を利用して表示を行う表示面を有する表示パネルとを備える表示装置。
　前記表示パネルに対して前記表示面側に配されるとともに前記照明装置との間で前記表示パネルを挟み込んで保持し且つ当該表示装置の外観を構成する枠状部材が備えられており、
　前記照明装置に備えられる前記光源取付部材が前記枠状部材とは非接触となるよう配されている請求項１１記載の表示装置。
　前記照明装置において、前記底板部及び前記放熱部材は、前記導光板の前記他方の板面との間で前記シャーシを挟み込む形で配されており、
　前記底板部及び前記放熱部材を前記シャーシ側とは反対側から押さえるとともに前記枠状部材に対して固定される固定部材であって、少なくとも前記底板部または前記放熱部材との接触部分の熱伝導性が前記底板部及び前記放熱部材の熱伝導性よりも低いものとされた固定部材を備える請求項１２記載の表示装置。
　前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる請求項１１から請求項１３のいずれか１項に記載の表示装置。
　請求項１１から請求項１４のいずれか１項に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。