WO2011086799A1

WO2011086799A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

Info

Publication number: WO2011086799A1
Application number: PCT/JP2010/072202
Authority: WO
Inventors: 鷹田　良樹
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2010-01-13
Filing date: 2010-12-10
Publication date: 2011-07-21
Also published as: US20120293726A1; US8721159B2

Abstract

照明装置において構成部品の組み付け及び取り外しに係る作業性を改善する。本発明に係るバックライト装置（１２）は、ＬＥＤ（１７）を有するＬＥＤ基板（１８）と、ＬＥＤ基板（１８）が収容されるシャーシ（１４）と、ＬＥＤ基板（１８）のＬＥＤ（１７）に対して端部が対向状に配される導光部材（１９）と、シャーシ（１４）外に配されるとともに、ＬＥＤ基板（１８）のＬＥＤ（１７）に駆動電力を供給可能な電力供給基板（２１）と、シャーシ（１４）に組み付けられるとともに、電力供給基板（２１）とＬＥＤ基板（１８）のＬＥＤ（１７）との間の電力供給を中継するコネクタ（２０）とを備え、コネクタ（２０）には、ＬＥＤ基板（１８）を保持するＬＥＤ基板保持部（２０ａ）と、電力供給基板（２１）がその板面に沿う方向に挿抜可能とされるとともに挿入された電力供給基板（２１）を保持する電力供給基板保持部（２０ｂ）と、電力供給基板（２１）の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で電力供給基板（２１）に接触される接続端子（２８）とが設けられている。

Description

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　近年、テレビ受信装置をはじめとする画像表示装置の表示素子は、従来のブラウン管から液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどの薄型の表示パネルに移行しつつあり、画像表示装置の薄型化を可能としている。液晶表示装置は、これに用いる液晶パネルが自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としており、バックライト装置はその機構によって直下型とエッジライト型とに大別されている。液晶表示装置の一層の薄型化を実現するには、エッジライト型のバックライト装置を用いるのが好ましく、その一例として下記特許文献１に記載されたものが知られている。

　この特許文献１に記載のバックライト装置は、導光板と、導光板の端部に対して対向状をなすＬＥＤと、ＬＥＤを実装したＬＥＤ基板と、ＬＥＤ基板を外部の電力供給基板に電気的に接続するためのリードフレームとを備える。リードフレームは、一端側に形成されたクリップ形状端子がＬＥＤ基板に半田付けされるとともに、他端側に形成された平板状端子が外部の電力供給基板に半田付けされることで、ＬＥＤ基板への電力供給を中継するものとされる。

特開平１１－１３３３９４号公報

（発明が解決しようとする課題）
　ところが、上記した特許文献１に記載されたものでは、バックライト装置の組み付けに際しては、ＬＥＤ基板及び電力供給基板に対してリードフレームを接触状態に維持しつつ半田付け作業を行うことによって、機械的な保持と電気的な接続とを図るようにしているため、組み付け作業性が芳しくないという問題があった。さらには、修理や廃棄にあたってバックライト装置を分解する際、半田により相互に固定されたリードフレームとＬＥＤ基板及び電力供給基板とを取り外す作業がし辛く、やはり取り外し作業性が芳しくないという問題があった。

　本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、組み付け及び取り外しに係る作業性を改善することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本発明の照明装置は、光源を有する光源基板と、前記光源基板が収容されるシャーシと、前記光源基板の前記光源に対して端部が対向状に配される導光部材と、前記シャーシ外に配されるとともに、前記光源基板の前記光源に駆動電力を供給可能な電力供給基板と、前記シャーシに組み付けられるとともに、前記電力供給基板と前記光源基板の前記光源との間の電力供給を中継するコネクタとを備え、前記コネクタには、前記光源基板を保持する光源基板保持部と、前記電力供給基板がその板面に沿う方向に挿抜可能とされるとともに挿入された前記電力供給基板を保持する電力供給基板保持部と、前記電力供給基板の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で前記電力供給基板に接触される接続端子とが設けられている。

　このようにすれば、シャーシ内に収容される光源基板は、シャーシに組み付けられたコネクタの光源基板保持部により保持されることで、その光源が導光部材の端部に対して対向状に配された状態に保たれる。これにより、光源から導光部材に対して光を安定的に入射させることができる。一方、シャーシ外に配される電力供給基板は、シャーシに組み付けられたコネクタの電力供給基板保持部に対して板面に沿う方向に挿入されることで、その保持が図られるとともに接続端子が接触されることで、光源基板の光源に対する電力供給が中継される。ここで、接続端子は、電力供給基板の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で電力供給基板に接触されるから、従来のようにリードフレームを電力供給基板に半田付けした場合に比べると、組み付け及び取り外しに係る作業性に優れる。すなわち、本発明では、組み付けに際しては、電力供給基板を電力供給基板保持部に対して挿入する作業を行えば、電力供給基板の機械的な保持と電気的な接続とが共になされるので、従来よりも組み付け作業性に優れる。一方、取り外しに際しても、本発明では、電力供給基板を電力供給基板保持部から脱抜する作業を行えば、機械的な保持と電気的な接続とが共に解除されるので、従来よりも取り外し作業性に優れる。

　本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
（１）前記電力供給基板保持部は、前記電力供給基板を挿入可能な電力供給基板挿入溝を保有しつつ互いに対向状をなす一対の電力供給基板保持壁部を有している。このようにすれば、電力供給基板保持部の電力供給基板挿入溝内に電力供給基板を挿入すると、一対の電力供給基板保持壁部間にて電力供給基板が挟まれることで、保持が図られる。

（２）前記接続端子は、前記電力供給基板に対する接触部位が、一対の前記電力供給基板保持壁部のいずれか一方の電力供給基板保持壁部側に配される形態とされる。このようにすれば、一方の電力供給基板保持壁部側に配される接続端子の接触部位が電力供給基板に接触された状態では、電力供給基板が接続端子とは反対側に配された他方の電力供給基板保持壁部により受けられているので、良好な接触状態を得ることができる。

（３）前記接続端子は、前記電力供給基板に対して弾性接触可能な電力供給基板弾性接触片を有している。このようにすれば、電力供給基板に対して電力供給基板弾性接触片を弾性接触させることで、相互の接続状態を安定的に維持することができる。

（４）前記電力供給基板挿入溝は、前記光源と前記導光部材との並び方向に沿って開口する形態とされる。このようにすれば、電力供給基板挿入溝に対して光源と導光部材との並び方向に沿って電力供給基板を挿入することができる。ここで、導光部材は、光源から入射した光を内部にて導光する距離を稼ぐ都合上、光源との並び方向について所定の大きさが必要とされるので、この並び方向と電力供給基板の挿入方向とを一致させることで、電力供給基板の挿入ストロークを十分に確保することが可能とされる。

（５）前記電力供給基板挿入溝における奥端には、前記電力供給基板を受ける電力供給基板受け面が形成されている。このようにすれば、電力供給基板保持部に対する電力供給基板の挿入深さを規制することができるから、電力供給基板をコネクタに対して挿抜方向について位置決めすることができる。

（６）前記コネクタは、前記電力供給基板の板面に沿う方向で且つ前記電力供給基板の前記挿抜方向と交差する方向について一対が互いに離間した位置に配されており、一対の前記コネクタにおける各前記電力供給基板挿入溝は、それぞれ他の前記コネクタ側に向けて開口する形態とされる。仮に電力供給基板挿入溝が電力供給基板の挿抜方向についてのみ開口する形態とされた場合には、電力供給基板にコネクタの電力供給基板挿入溝に対応した部分的な突部を設ける必要が生じ、その部分的な突部が応力集中により破損する可能性がある。その点、本発明では、一対のコネクタにおける各電力供給基板挿入溝がそれぞれ他のコネクタ側に向けて開口する形態であるから、一対のコネクタにおける各電力供給基板挿入溝に対して挿入される電力供給基板に上記のような部分的な突部を設ける必要がなく、それにより、電力供給基板に破損などが生じるのを回避することができる。

（７）前記シャーシは、前記光源基板及び前記導光部材に対して光出射側とは反対側に配されるとともに前記コネクタが組み付けられる底部を有しており、前記電力供給基板は、その板面が前記底部に並行する形で配されている。このようにすれば、電力供給基板の板面と直交する方向について当該照明装置を薄型化することが可能とされる。

（８）前記底部は、前記導光部材を支持する導光部材支持部と、前記コネクタが組み付けられるコネクタ組付部とを有し、このコネクタ組付部が前記導光部材支持部よりも外側に突出する形態とされている。このようにすれば、底部のうちコネクタ組付部が導光部材支持部よりも外側に突出する形態とされるので、シャーシ内にコネクタの光源基板保持部の設置スペースを十分に確保することができる。

（９）前記コネクタは、前記コネクタ組付部と前記導光部材支持部とに跨る範囲に配されるとともに、前記電力供給基板保持部が前記導光部材支持部と重畳する位置に配されている。このようにすれば、コネクタ組付部に対して相対的に内側に配される導光部材支持部と重畳する位置に電力供給基板保持部を配したから、電力供給基板及び電力供給基板保持部がコネクタ組付部からさらに外側に突出し難いものとなり、それにより電力供給基板の板面と直交する方向について当該照明装置をさらに薄型化することが可能とされる。

（１０）前記電力供給基板は、前記電力供給基板の板面と直交する方向について前記コネクタ組付部の外端よりも内側に配されている。このようにすれば、電力供給基板がコネクタ組付部からさらに外側に突出することが避けられるから、電力供給基板の板面と直交する方向について当該照明装置を薄型化することができる。

（１１）前記コネクタの前記光源基板保持部は、前記電力供給基板の板面と直交する方向について前記導光部材とはずれた位置に配されている。このようにすれば、導光部材とコネクタの光源基板保持部とが相互に干渉するのを回避することができる。

（１２）前記光源基板保持部には、前記光源基板がその板面に沿う方向に挿抜可能とされており、前記光源基板保持部は、前記光源基板を挿入可能な光源基板挿入溝を保有しつつ互いに対向状をなす一対の光源基板保持壁部を有している。このようにすれば、光源基板保持部の光源基板挿入溝内に光源基板を挿入すると、一対の光源基板保持壁部間にて光源基板が挟まれることで、保持が図られる。

（１３）前記光源基板には、前記光源に電気的に接続されるとともに前記接続端子が接触される端子部が設けられており、前記接続端子は、前記端子部に対する接触部位が、一対の前記光源基板保持壁部のいずれか一方の光源基板保持壁部側に配される形態とされる。このようにすれば、一方の光源基板保持壁部側に配される接続端子の接触部位が端子部に接触された状態では、光源基板が接続端子とは反対側に配された他方の光源基板保持壁部により受けられているので、良好な接触状態を得ることができる。

（１４）前記光源基板挿入溝における奥端には、前記光源基板を受ける光源基板受け面が形成されている。このようにすれば、光源基板保持部に対する光源基板の挿入深さを規制することができるから、光源基板をコネクタに対して挿入方向について位置決めすることができる。

（１５）前記光源基板保持部には、前記光源基板がその板面に沿う方向に挿抜可能とされており、前記接続端子は、前記光源基板の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で前記光源基板に接触されている。このようにすれば、接続端子は、光源基板の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で光源基板に接触されるから、従来のようにリードフレームを光源基板に半田付けした場合に比べると、組み付け及び取り外しに係る作業性に優れる。すなわち、本発明では、組み付けに際しては、光源基板を光源基板保持部に対して挿入する作業を行えば、光源基板の機械的な保持と電気的な接続とが共になされるので、従来よりも組み付け作業性に優れる。一方、取り外しに際しても、本発明では、光源基板を光源基板保持部から脱抜する作業を行えば、機械的な保持と電気的な接続とが共に解除されるので、従来よりも取り外し作業性に優れる。

（１６）前記接続端子は、前記端子部に対して弾性接触可能な光源基板弾性接触片を有している。このようにすれば、光源基板の端子部に対して光源基板弾性接触片を弾性接触させることで、相互の接続状態を安定的に維持することができる。

（１７）前記光源基板は、長手状をなすとともに前記光源に電気的に接続された端子部が設けられるのに対し、前記接続端子は、前記光源基板の長辺方向について相対的なスライドを許容した状態で前記端子部に接触されている。このようにすれば、光源基板が熱膨張または熱収縮に伴って長辺方向に伸縮した場合、従来ではリードフレームを光源基板に半田付けしているため、半田付け部分に応力が作用してクラックが生じるおそれがあるのに比べると、本発明では、接続端子と端子部とが互いに接触状態を維持しつつ光源基板の長辺方向に相対的にスライド可能とされるので、接触不良が生じることが避けられる。特に、当該照明装置が大型化された場合には、光源基板も長辺方向に長大化される傾向にあり、それに伴って熱膨張または熱収縮に伴い伸縮量も大きくなることから、本発明は大型化に好適であると言える。

（１８）前記端子部は、前記光源基板の前記長辺方向について前記接続端子よりも相対的に幅広に形成されている。このようにすれば、光源基板が熱膨張または熱収縮に伴って長辺方向に伸縮し、それにより端子部と接続端子とが長辺方向に相対的にスライドした場合でも、端子部を長辺方向について相対的に幅広としているので、接続端子の接触状態を良好に維持することができる。ここで、端子部は、上記のように幅広とされるものの、長手状をなす光源基板に形成されているので、光源基板を大型化することなくその設置スペースを容易に確保することが可能とされる。逆に言うと、コネクタ側の接続端子については相対的に幅狭とすることができるので、コネクタが大型化するのを回避することができる。

（１９）前記光源基板挿入溝は、前記光源基板の短辺方向に沿って開口する形態とされる。このようにすれば、光源基板をコネクタの光源基板保持部に対して短辺方向に沿って挿入することができる。

（２０）前記光源基板挿入溝は、前記光源基板の前記長辺方向に沿って開口する形態とされる。このようにすれば、光源基板挿入溝内に挿入された状態で光源基板が長辺方向について伸縮自在とされるので、熱膨張または熱収縮が生じたときに光源基板に応力が生じて変形などするのを回避することができる。

（２１）前記シャーシには、前記コネクタを内外に貫通した状態で組み付け可能とする組付孔が形成されている。このようにすれば、組付孔に組み付けられることでシャーシの内外に貫通した状態とされるコネクタを介して、シャーシ内の光源基板を外部に対して電気的に接続することができる。

（２２）前記コネクタは、前記接続端子を内蔵するとともに絶縁性を有するコネクタハウジングを有する。このようにすれば、コネクタハウジングにより接続端子をシャーシなどに対して絶縁状態に保つことができる。

（２３）前記コネクタハウジングは、合成樹脂製とされており、前記接続端子は、前記コネクタハウジング内にインサートされている。このようにすれば、コネクタに係る製造コストを低減することができる。

（２４）前記光源と、前記光源に対して対向状に配される前記導光部材の端部とは、空間を保有しつつ互いに離間して配されており、前記空間を挟む形で配される一対の反射部材を備えている。このようにすれば、光源から発せられた光は、対向する導光部材の端部との間に保有される空間において一対の反射部材により繰り返し反射されることで、導光部材の端部に対して効率的に入射される。これにより、光の利用効率を向上させることができる。

（２５）前記光源は、ＬＥＤとされる。このようにすれば、高輝度化及び低消費電力化などを図ることができる。

　次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える。

　このような表示装置によると、表示パネルに対して光を供給する照明装置が、組み付け及び取り外しに係る作業性が改善されたものであるから、低コスト化を図ることが可能となる。

　前記表示パネルとしては液晶パネルを例示することができる。このような表示装置は液晶表示装置として、種々の用途、例えばテレビやパソコンのディスプレイ等に適用でき、特に大型画面用として好適である。

（発明の効果）
　本発明によれば、組み付け及び取り外しに係る作業性を改善することができる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図テレビ受信装置が備える液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図ＬＥＤ基板、シャーシ、コネクタ、及び電力供給基板などの断面構成を示す図３のiv-iv線断面図図４のv-v線断面図図４のvi-vi線断面図コネクタにＬＥＤ基板を挿入する前の状態を示す図４のvi-vi線断面図コネクタに電力供給基板を挿入する前の状態を示す図４のvi-vi線断面図本発明の実施形態２に係るコネクタに対してＬＥＤ基板及び電力供給基板を挿入した状態を示す断面図図１０のx-x線断面図図１０のxi-xi線断面図図１１のxii-xii線断面図コネクタにＬＥＤ基板及び電力供給基板を挿入する前の状態を示す断面図本発明の実施形態３に係るＬＥＤ基板、シャーシ、コネクタ、及び電力供給基板などの断面構成を示す断面図図１０のxv-xv線断面図図１０のxvi-xvi線断面図本発明の他の実施形態（１）に係るＬＥＤ基板の斜視図

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１から図８によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０について例示する。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸及びＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、図３及び図４に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする。

　本実施形態に係るテレビ受信装置ＴＶは、図１に示すように、液晶表示装置１０と、当該液晶表示装置１０を挟むようにして収容する表裏両キャビネットＣａ，Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴと、スタンドＳとを備えて構成される。液晶表示装置（表示装置）１０は、全体として横長（長手）の方形状（矩形状）をなし、縦置き状態で収容されている。この液晶表示装置１０は、図２に示すように、表示パネルである液晶パネル１１と、外部光源であるバックライト装置（照明装置）１２とを備え、これらが枠状のベゼル１３などにより一体的に保持されるようになっている。

　液晶パネル１１は、図２に示すように、平面に視て横長（長手）の方形状（矩形状）をなしており、一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶が封入された構成とされる。一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板には、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、両基板の外側には偏光板が配されている。

　バックライト装置１２は、図２に示すように、光出射面側（液晶パネル１１側）に向けて開口する開口部を有した略箱型をなすシャーシ１４と、シャーシ１４の開口部を覆うようにして配される光学部材１５群（拡散板（光拡散部材）１５ａと、拡散板１５ａと液晶パネル１１との間に配される複数の光学シート１５ｂ）とを備える。さらに、シャーシ１４内には、光源であるＬＥＤ１７（Light Emitting Diode：発光ダイオード）と、ＬＥＤ１７が実装されたＬＥＤ基板１８と、ＬＥＤ１７からの光を導光して光学部材１５（液晶パネル１１）へと導く導光部材１９と、導光部材１９を表側から押さえるフレーム１６とが備えられる。そして、このバックライト装置１２は、その長辺側の両端部にＬＥＤ１７を有するＬＥＤ基板１８をそれぞれ備えるとともに、両ＬＥＤ基板１８間に挟まれた中央側に導光部材１９を配置してなる、いわゆるエッジライト型（サイドライト型）とされている。さらには、このバックライト装置１２は、シャーシ１４外に配されるとともにＬＥＤ基板１８のＬＥＤ１７の駆動電力を供給可能な電力供給基板２１と、シャーシ１４に組み付けられるとともにＬＥＤ基板１８及び電力供給基板２１を機械的に保持しつつそれらを電気的に中継接続するコネクタ２０とを備えている。以下では、バックライト装置１２の各構成部品について詳しく説明する。

　シャーシ１４は、金属製とされ、図２及び図３に示すように、液晶パネル１１と同様に横長の方形状をなす底板１４ａと、底板１４ａにおける長辺側の両外端からそれぞれ立ち上がる一対の側板１４ｂとからなる。シャーシ１４（底板１４ａ）は、その長辺方向がＸ軸方向（水平方向）と一致し、短辺方向がＹ軸方向（鉛直方向）と一致している。また、側板１４ｂには、押さえ部材１６及びベゼル１３がねじ止め可能とされる。なお、底板１４ａの詳しい形状などについては後に詳しく説明する。

　光学部材１５は、図２に示すように、液晶パネル１１及びシャーシ１４と同様に平面に視て横長の方形状をなしている。光学部材１５は、導光部材１９の表側（光出射側）に載せられていて液晶パネル１１と導光部材１９との間に介在して配される。光学部材１５は、裏側（導光部材１９側、光出射側とは反対側）に配される拡散板１５ａと、表側（液晶パネル１１側、光出射側）に配される光学シート１５ｂとから構成される。拡散板１５ａは、所定の厚みを持つほぼ透明な樹脂製で板状をなす基材内に拡散粒子を多数分散して設けた構成とされ、透過する光を拡散させる機能を有する。光学シート１５ｂは、拡散板１５ａと比べると板厚が薄いシート状をなしており、３枚が積層して配されている。具体的な光学シート１５ｂの種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。

　フレーム１６は、図２に示すように、導光部材１９の外周端部に沿って延在する枠状（額縁状）に形成されており、導光部材１９の外周端部をほぼ全周にわたって表側から押さえることが可能とされる。このフレーム１６は、合成樹脂製とされるとともに、表面が例えば黒色を呈する形態とされることで、遮光性を有するものとされる。フレーム１６のうち両長辺部分における裏側の面、つまり導光部材１９及びＬＥＤ基板１８（ＬＥＤ１７）との対向面には、図３に示すように、光を反射させる第１反射シート２２がそれぞれ取り付けられている。第１反射シート２２は、フレーム１６の長辺部分におけるほぼ全長にわたって延在する大きさを有しており、導光部材１９におけるＬＥＤ１７側の端部に直接当接されるとともに導光部材１９の上記端部とＬＥＤ基板１８とを一括して表側から覆うものとされる。また、フレーム１６は、液晶パネル１１における外周端部を裏側から受けることができる。

　ＬＥＤ１７は、図２，図３及び図５に示すように、ＬＥＤ基板１８に固着される基板部上にＬＥＤチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるＬＥＤチップは、主発光波長が１種類とされ、具体的には、青色を単色発光するものが用いられている。その一方、ＬＥＤチップを封止する樹脂材には、ＬＥＤチップから発せられた青色の光により励起されて所定の色を発光する蛍光体が分散配合されており、全体として概ね白色光を発するものとされる。なお、蛍光体としては、例えば黄色光を発光する黄色蛍光体、緑色光を発光する緑色蛍光体、及び赤色光を発光する赤色蛍光体の中から適宜組み合わせて用いたり、またはいずれか１つを単独で用いることができる。このＬＥＤ１７は、ＬＥＤ基板１８に対する実装面とは反対側の面が発光面となる、いわゆるトップ型とされている。

　ＬＥＤ基板１８は、合成樹脂製（エポキシ樹脂など）またはセラミック製とされ、図２から図４に示すように、シャーシ１４の長辺方向（導光部材１９におけるＬＥＤ１７側の端部）に沿って延在する、長手の板状をなしており、その主板面をＸ軸方向及びＺ軸方向に並行させた姿勢、すなわち液晶パネル１１及び導光部材１９（光学部材１５）の板面と直交させた姿勢でシャーシ１４内に収容されている。つまり、このＬＥＤ基板１８は、主板面における長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＺ軸方向とそれぞれ一致し、さらには主板面と直交する板厚方向がＹ軸方向と一致した姿勢とされる。ＬＥＤ基板１８は、図２及び図３に示すように、Ｙ軸方向について導光部材１９を挟んだ位置に一対配されており、詳しくは導光部材１９とシャーシ１４における各側板１４ｂとの間に介在するようそれぞれ配され、シャーシ１４に対してはＺ軸方向に沿って表側から収容されるようになっている。ＬＥＤ基板１８の主板面のうち、内側、つまり導光部材１９側を向いた面（導光部材１９との対向面）には、上記した構成のＬＥＤ１７が表面実装されている。一対のＬＥＤ基板１８は、ＬＥＤ１７の実装面が互いに対向状をなす姿勢でシャーシ１４内に収容されるので、両ＬＥＤ基板１８にそれぞれ実装された各ＬＥＤ１７の発光面が対向状をなすとともに、各ＬＥＤ１７における光軸がＹ軸方向とほぼ一致する。言い換えると、一対のＬＥＤ基板１８に実装された各ＬＥＤ１７は、それぞれ導光部材１９における両端部に対してそれぞれ対向状に配されている。なお、ＬＥＤ基板１８に用いる素材としては、例えばシャーシ１４と同じアルミ系材料などの金属材料とし、その表面に絶縁層を介して配線パターンを形成された構成とすることも可能である。

　ＬＥＤ１７は、図２及び図４に示すように、ＬＥＤ基板１８の実装面において、その長辺方向（Ｘ軸方向）に沿って複数（図２では３０個）が一列に（直線的に）並列配置されている。これらのＬＥＤ１７群は、ＬＥＤ基板１８のうち、短辺方向について一方の端寄り（後述する端子部１８ｂとは反対側の端寄り）、具体的にはフレーム１６側（液晶パネル１１側、表側）の端部寄りに偏心して配されている。ＬＥＤ基板１８には、図４に示すように、実装されたＬＥＤ１７群を横切るとともに隣り合うＬＥＤ１７同士を直列接続する、金属膜（銅箔など）からなる配線パターン１８ａが形成されている。詳しくは、配線パターン１８ａは、ＬＥＤ基板１８における長辺方向の一方の端に位置するＬＥＤ１７Ｅ１と、他方の端に位置するＬＥＤ１７Ｅ２との間を、同長辺方向に沿って直線的に横切る形態とされ、実装された全てのＬＥＤ１７同士を電気的に接続している。そして、ＬＥＤ基板１８のうち、長辺方向の両端部付近には、それぞれコネクタ２０に対して接続される端子部（ランド）１８ｂが一対形成されている。続いて、端子部１８ｂについて詳しく説明する。なお、以下では、ＬＥＤ１７を区別する場合には、図４に示す左端に位置するＬＥＤの符号に添え字「Ｅ１」を、同図右端に位置するＬＥＤの符号に添え字「Ｅ２」をそれぞれ付すものとし、区別せずに総称する場合には、添え字を付さないものとする。また、図４では、配線パターン１８ａを一点鎖線にて図示する。

　端子部１８ｂは、図４に示すように、配線パターン１８ａと同様に金属膜からなり、正面から視て方形状（四角形状）に形成されており、ＬＥＤ基板１８の主板面の面内にて所定の面積（ＬＥＤ１７よりはやや小さい程度の面積）を有している。端子部１８ｂは、ＬＥＤ１７に対してＺ軸方向、すなわちＬＥＤ基板１８の短辺方向について相対的にずれた位置（離間した位置）に配されている。詳しくは、端子部１８ｂは、ＬＥＤ基板１８において長辺方向の両端に位置する各ＬＥＤ１７Ｅ１，１７Ｅ２に対して所定の間隔を空けつつＺ軸方向に並列する位置にそれぞれ配されている。各端子部１８ｂは、ＬＥＤ基板１８における長辺方向の両端に位置する各ＬＥＤ１７Ｅ１，１７Ｅ２に対して配線パターン１８ａにより電気的に接続されている。配線パターン１８ａのうち端子部１８ｂとＬＥＤ１７Ｅ１，１７Ｅ２とを繋ぐ部分は、Ｚ軸方向に沿って直線状をなしており、その長さは端子部１８ｂとＬＥＤ１７Ｅ１，１７Ｅ２との距離と一致している。端子部１８ｂは、ＬＥＤ基板１８のうち、短辺方向（Ｚ軸方向）について他方の端寄り（ＬＥＤ１７側とは反対側寄り）に偏心して配されており、具体的にはＬＥＤ基板１８のうちシャーシ１４の底板１４ａ側（コネクタ２０側、裏側）の端部に配されている。なお、上記した配線パターン１８ａ及び端子部１８ｂは、共にＬＥＤ基板１８におけるＬＥＤ１７の実装面に形成されている。従って、本実施形態に係るＬＥＤ基板１８は、主板面の片面のみが実装面とされる片面実装タイプとされる。

　導光部材１９は、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な（透光性に優れた）合成樹脂材料（例えばアクリルなど）からなる。導光部材１９は、図２に示すように、液晶パネル１１及びシャーシ１４と同様に平面に視て横長の方形状をなす板状とされており、その主板面における長辺方向がＸ軸方向と、短辺方向がＹ軸方向とそれぞれ一致し、且つ主板面と直交する板厚方向がＺ軸方向と一致している。導光部材１９は、図３に示すように、シャーシ１４内において液晶パネル１１及び光学部材１５の直下位置に配されており、シャーシ１４における長辺側の両端部に配された一対のＬＥＤ基板１８間にＹ軸方向について挟み込まれる形で配されている。従って、ＬＥＤ１７（ＬＥＤ基板１８）と導光部材１９との並び方向がＹ軸方向と一致するのに対して、光学部材１５（液晶パネル１１）と導光部材１９との並び方向がＺ軸方向と一致しており、両並び方向が互いに直交するものとされる。そして、導光部材１９は、ＬＥＤ１７からＹ軸方向に向けて発せられた光を導入するとともに、その光を内部で伝播させつつ光学部材１５側（Ｚ軸方向）へ向くよう立ち上げて出射させる機能を有する。この導光部材１９は、シャーシ１４の底板１４ａにおいてその短辺方向の中央位置に配されていることから、底板１４ａにおける短辺方向の中央部分が導光部材１９を裏側から支持する導光部材支持部２３とされている。なお、導光部材１９は、上記した光学部材１５よりも一回り大きく形成されており、その外周端部が光学部材１５の外周端面よりも外側に張り出すとともに既述したフレーム１６により押さえられるものとされる（図３）。

　導光部材１９の主板面のうち表側を向いた面は、図３に示すように、内部の光を光学部材１５及び液晶パネル１１に向けて出射させる光出射面１９ａとなっている。導光部材１９における主板面に対して隣り合う外周端面のうち、Ｘ軸方向に沿って長手状をなす長辺側の両端面は、それぞれＬＥＤ１７（ＬＥＤ基板１８）と所定の間隔を空けて対向状をなしており、これらがＬＥＤ１７から発せられた光が入射される光入射面１９ｂとなっている。このＬＥＤ１７と光入射面１９ｂとの間に保有される空間の表側には、図５に示すように、既述した第１反射シート２２が配されているのに対し、同空間の裏側には、第１反射シート２２との間で同空間を挟み込む形で第２反射シート２４が配されている。両反射シート２２，２４は、上記空間に加えて導光部材１９におけるＬＥＤ１７側の端部及びＬＥＤ１７をも挟み込む形で配されている。これにより、ＬＥＤ１７からの光を両反射シート２２，２４間で繰り返し反射することで、光入射面１９ｂに対して効率的に入射させることができる。また、光入射面１９ｂは、Ｘ軸方向及びＺ軸方向（ＬＥＤ基板１８の主板面）に沿って並行する面とされ、光出射面１９ａに対して略直交する面とされる。また、ＬＥＤ１７と光入射面１９ｂとの並び方向は、Ｙ軸方向と一致しており、光出射面１９ａに並行している。

　導光部材１９における光出射面１９ａとは反対側の面１９ｃには、導光部材１９内の光を反射して表側へ立ち上げることが可能な導光反射シート２５がその全域を覆う形で設けられている。なお、導光部材１９における光出射面１９ａまたはその反対側の面１９ｃの少なくともいずれか一方には、内部の光を反射させる反射部（図示せず）または内部の光を散乱させる散乱部（図示せず）が所定の面内分布を持つようパターニングされており、それにより光出射面１９ａからの出射光が面内において均一な分布となるよう制御されている。

　電力供給基板２１は、合成樹脂製（エポキシ樹脂など）の基材上に所定の配線パターン（図示せず）が形成されるとともに各種電子部品を実装した構成とされるており、液晶表示装置１０の電源Ｐに接続されている。電力供給基板２１は、図３に示すように、シャーシ１４の底板１４ａの裏側外部に対向状に配されるとともに、底板１４ａにおける長辺方向の両端位置に一対がほぼ対称配置されている。電力供給基板２１は、その板面が底板１４ａの板面に並行する形で配されるとともに平面に視て横長の方形状をなしており、その長辺方向が底板１４ａの短辺方向（Ｙ軸方向）と一致し且つその短辺方向が底板１４ａの長辺方向（Ｘ軸方向）と一致した向きで配されている。電力供給基板２１のうち、底板１４ａの短辺方向の端側の端部、つまり次述するコネクタ２０側の端部には、配線パターンに接続された端子部２１ａが形成されている。端子部２１ａは、図３及び図４に示すように、組み付け状態とした電力供給基板２１のうちコネクタ２０と平面に視て重畳する位置、つまり電力供給基板２１のうち底板１４ａの短辺方向（Ｙ軸方向）の外側の端部で且つＸ軸方向の両側端部に一対配されている。

　続いて、コネクタ２０について詳しく説明する。コネクタ２０は、図２及び図４に示すように、各ＬＥＤ基板１８における長辺方向の両端部付近に配された一対の端子部１８ｂに対応して、シャーシ１４における長辺方向の両端部付近に一対ずつ配されている。コネクタ２０は、図３に示すように、シャーシ１４の底板１４ａに形成された組付孔１４ｃに組み付けられることで、底板１４ａを内外に貫通した状態で保持される。コネクタ２０のうち、シャーシ１４内に突出する部分がＬＥＤ基板１８を保持可能なＬＥＤ基板保持部２０ａとされるのに対し、シャーシ１４外に突出する部分が外部の電力供給基板２１を保持可能な電力供給基板保持部２０ｂとされる。このうち、ＬＥＤ基板保持部２０ａにおけるシャーシ１４内への突出先端部は、導光部材１９よりも低い位置、つまりＺ軸方向（電力供給基板２１の板面と直交する方向、ＬＥＤ基板１８の挿抜方向）について導光部材１９とはずれた位置に配されており、それにより導光部材１９に干渉するといった事態が回避されている。このコネクタ２０は、シャーシ１４の底板１４ａにおいてその短辺方向の両端位置付近にそれぞれ一対ずつ配されていることから、底板１４ａのうち導光部材支持部２３を除いた短辺方向の両端部がそれぞれコネクタ２０が組み付けられるコネクタ組付部２６とされる。コネクタ組付部２６は、導光部材支持部２３から裏側に向けて立ち上がるとともに傾斜状をなす立ち上がり部２６ａと、立ち上がり部２６ａの立ち上がり端からＹ軸方向に沿って外向きに突出する外端部２６ｂとからなる。外端部２６ｂは、導光部材支持部２３に並行するとともに組付孔１４ｃを有しており、またその外端から側板１４ｂが立ち上がるものとされる。組付孔１４ｃは、外端部２６ｂのうちＸ軸方向の両端部付近に一対ずつ形成されている（図４）。また、既述した第２反射シート２４は、コネクタ組付部２６の内面に沿って配されるとともに、立ち上がり部２６ａと外端部２６ｂとに跨る範囲に配されている（図５）。

　コネクタ２０は、図６に示すように、コネクタハウジング２７と、コネクタハウジング２７内にインサート（埋設）される接続端子２８とから構成されている。コネクタハウジング２７は、絶縁性を有する合成樹脂製とされ、全体として断面略Ｌ字型をなしており、シャーシ１４内に配される一端側がＬＥＤ基板保持部２０ａを構成するとともにＬＥＤ基板１８を保持可能とされ、シャーシ１４外に配される他端側が電力供給基板保持部２０ａを構成するとともに電力供給基板２１を保持可能とされる。接続端子２８は、導電性に優れた金属製とされ、概ねコネクタハウジング２７に倣う形状、つまり断面略Ｌ字型をなしており、シャーシ１４内に配される一端側がＬＥＤ基板保持部２０ａを構成するとともにＬＥＤ基板１８の端子部１８ｂに対して接触可能とされ、シャーシ１４外に配される他端側が電力供給基板保持部２０ａを構成するとともに電力供給基板２１の端子部２１ａに対して接触可能とされる。

　コネクタハウジング２７のうち、シャーシ１４内に配される部分、つまりＬＥＤ基板保持部２０ａを構成する部分には、ＬＥＤ基板１８をその板面（Ｚ軸方向）に沿って挿抜可能なＬＥＤ基板挿入溝２９を保有しつつ互いに対向状をなす一対のＬＥＤ基板保持壁部３０，３１が形成されている。ＬＥＤ基板挿入溝２９は、Ｚ軸方向（ＬＥＤ基板１８の短辺方向）に沿って表側に向けて開口するとともにＸ軸方向（ＬＥＤ基板１８の長辺方向）に沿って両側方に開口する形態とされる（図４）。また、ＬＥＤ基板挿入溝２９の奥端には、挿入されるＬＥＤ基板１８を受けるＬＥＤ基板受け面２９ａが形成されており、それによりＬＥＤ基板１８の挿入深さを規制することができ、もってＺ軸方向についてＬＥＤ基板１８とコネクタ２０との位置関係を一定に保つことが可能とされる。

　一対のＬＥＤ基板保持壁部３０，３１は、ＬＥＤ基板挿入溝２９に挿入されるＬＥＤ基板１８をＹ軸方向について両側方から挟み込む形で配されており、ＬＥＤ基板１８に対して、シャーシ１４における短辺方向の外側（側板１４ｂ側）に配される外側保持壁部３０と、同短辺方向の内側（導光部材１９側）に配される内側保持壁部３１とからなる。このうち、外側保持壁部３０は、ＬＥＤ基板１８の主板面のうちＬＥＤ１７及び端子部１８ｂの実装面とは反対側の面に当接して支持可能とされる。一方、内側保持壁部３１は、ＬＥＤ基板１８の主板面のうちＬＥＤ１７及び端子部１８ｂの実装面との間に僅かな間隔（次述するＬＥＤ基板接触片３３の板厚程度の間隔）を空けた位置に対向状に配される。そして、一対のＬＥＤ基板保持壁部３０，３１のうち、内側保持壁部３１側には、接続端子２８のうちＬＥＤ基板１８の端子部１８ｂに対して接触されるＬＥＤ基板接触片３３が配されている。このＬＥＤ基板接触片３３は、コネクタ２０におけるＬＥＤ基板保持部２０ａを構成している。ＬＥＤ基板接触片３３は、内側保持壁部３１の内壁面に沿って延在するものとされ、対向する外側保持壁部３０との間に所定の間隔（端子部１８ｂを含むＬＥＤ基板１８の板厚程度の間隔）を空けて配されている。ＬＥＤ基板接触片３３は、その先端部が両ＬＥＤ基板保持壁部３０，３１よりもさらに表側に突出している。このＬＥＤ基板接触片３３における両ＬＥＤ基板保持壁部３０，３１からの突出部分は、例えばＬＥＤ基板１８をＬＥＤ基板挿入溝２９内に挿入した状態において半田付けをすることが可能とされ、それにより端子部１８ｂとＬＥＤ基板接触片３３とを接触状態に固定することが可能とされる。なお、ＬＥＤ基板挿入溝２９内に挿入されたＬＥＤ基板１８は、その短辺方向の他方の端部、すなわち端子部１８ｂが配された端部が両ＬＥＤ基板保持壁部３０，３１間に保持される。また、両ＬＥＤ基板保持壁部３０，３１の外面には、シャーシ１４の組付孔１４ｃの縁部に対して係止することで、コネクタ２０をシャーシ１４から抜け止め状態に保持可能な保持突起３２がそれぞれ一対ずつ形成されている。

　一方、コネクタハウジング２７のうち、シャーシ１４外に突出する部分、つまり電力供給基板保持部２０ｂを構成する部分には、図４及び図６に示すように、電力供給基板２１をその板面（Ｙ軸方向）に沿って挿抜可能な電力供給基板挿入溝３４が形成されている。電力供給基板挿入溝３４は、Ｙ軸方向（電力供給基板２１の短辺方向、ＬＥＤ１７と導光部材１９との並び方向）に沿って底板１４の短辺方向の中央側に向けて開口するとともにＸ軸方向（電力供給基板２１の長辺方向）に沿って底板１４の長辺方向の中央側、つまり他のコネクタ２０側に向けて開口する形態とされる（図４）。これにより、電力供給基板２１は、その長辺方向の両端部に部分的な突出部位を形成することなく、同両端部を一対のコネクタ２０の各電力供給基板挿入溝３４内に挿抜することが可能とされる。また、電力供給基板挿入溝３４の奥端には、挿入される電力供給基板２１を受ける電力供給基板受け面３４ａが形成されており、それにより電力供給基板２１の挿入深さを規制することができ、もってＹ軸方向について電力供給基板２１とコネクタ２０との位置関係を一定に保つことが可能とされる。

　コネクタハウジング２７における電力供給基板保持部２０ｂの構成部位には、電力供給基板挿入溝３４を保有しつつ互いに対向状をなす一対の電力供給基板保持壁部３５，３６が形成されている。一対の電力供給基板保持壁部３５，３６は、電力供給基板挿入溝３４に挿入される電力供給基板２１をＺ軸方向について表裏両側から挟み込む形で配されており、電力供給基板２１に対して、表側に配される表側保持壁部３５と、裏側に配される裏側保持壁部３６とからなる。このうち、表側保持壁部３５は、電力供給基板２１の主板面のうち端子部２１ａの形成面とは反対側の面に当接して支持可能とされる。一方、裏側保持壁部３６は、電力供給基板２１の主板面のうち端子部２１ａの形成面との間に所定の間隔を空けた位置に対向状に配される。そして、一対の電力供給基板保持壁部３５，３６のうち、裏側保持壁部３６側には、接続端子２８のうち電力供給基板２１の端子部２１ａに対して接触される電力供給基板弾性接触片３７が配されている。この電力供給基板接触片３７は、コネクタ２０における電力供給基板保持部２０ｂを構成している。

　電力供給基板弾性接触片３７は、コネクタハウジング２７における裏側保持壁部３６側から表側保持壁部３５側、つまり挿入される電力供給基板２１側に向けて突出することで電力供給基板挿入溝３４内に露出した形で配されており、断面形状が略Ｖ字型をなしている。電力供給基板弾性接触片３７は、裏側保持壁部３６からの突出基端部を支点として弾性変形可能とされている。電力供給基板弾性接触片３７のうち、電力供給基板２１側への突出先端部が端子部２１ａに対する接点３７ａとされる。この接点３７ａは、電力供給基板２１を挿入する前の状態では、表側保持壁部３５との間に保有される間隔が端子部２１ａを含む電力供給基板２１の板厚よりも少し小さくなる位置に配されている（図８）。従って、電力供給基板２１を電力供給基板挿入溝３４内に挿入すると、電力供給基板弾性接触片３７は、接点３７ａが端子部２１ａに接触するのに伴って開きつつ弾性変形されるようになっている。これにより、電力供給基板弾性接触片３７から作用する弾発力により、電力供給基板２１を表側保持壁部３５との間で機械的に保持することができるとともに、端子部２１ａに対して電力供給基板弾性接触片３７を所定の接圧でもって接触状態に保つことが可能とされる。

　このように接続端子２８の電力供給基板弾性接触片３７は、電力供給基板２１の端子部２１ａに対して弾性的に接触されることで、電気的接続状態が維持されるようになっており、従来のように半田などによって固定されることがない。つまり、本実施形態に係る接続端子２８は、電力供給基板２１の挿抜方向（Ｙ軸方向）について相対的なスライドを許容した状態で電力供給基板２１の端子部２１ａに対して接触されていると言える。従って、電力供給基板２１をコネクタ２０の電力供給基板挿入溝３４に対して挿入する作業を行えば、機械的な保持及び電気的な接続の双方を共に図ることができ、逆に電力供給基板２１をコネクタ２０の電力供給基板挿入溝３４から脱抜する作業を行えば、機械的な保持及び電気的な接続の双方を共に解除することができる。また、電力供給基板２１は、電力供給基板挿入溝３４に挿入された状態では、底板１４ａにおけるコネクタ組付部２６よりも裏側に突出した位置に配されている（図６）。また、両電力供給基板保持壁部３５，３６のうち、底板１４の長辺方向の端側の端部は、連結壁部３８により相互に連結されている（図４）。

　本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。液晶表示装置１０を製造するには、それぞれ別途に製造した液晶パネル１１、バックライト装置１２及びベゼル１３などを組み付けるようにする。以下、液晶表示装置１０の製造手順について説明する。

　まず、シャーシ１４内にコネクタ２０、第２反射シート２４及び導光部材１９を組み付ける作業を行う。コネクタ２０の組み付けに際しては、シャーシ１４の底板１４ａのうちコネクタ組付部２６（短辺方向の端部）における組付孔１４ｃ内に、コネクタ２０を裏側から挿入する。すると、図７に示すように、保持突起３２が組付孔１４ｃの縁部に対して表側から係止されることで、コネクタ２０がシャーシ１４に対して内外に貫通した状態で抜け止め保持される。第２反射シート２４は、底板１４ａにおけるコネクタ組付部２６に沿って敷設され、Ｘ軸方向に並ぶ一対のコネクタ２０間に配される（図４）。導光部材１９は、裏側の面１９ｃに導光反射シート２５を取り付けた状態で底板１４ａのうち導光部材支持部２３（短辺方向の中央部）に載せるようにする。

　続いて、ＬＥＤ基板１８の組み付け作業を行う。ＬＥＤ基板１８は、シャーシ１４の側板１４ｂと導光部材１９の光入射面１９ｂとの間に表側からＺ軸方向（ＬＥＤ基板１８の短辺方向）に沿って組み付けられる。この作業は、ＬＥＤ基板１８における長辺方向の両端側に配された各端子部１８ｂを各コネクタ２０に対してＸ軸方向について位置合わせしつつ行うものとする。ＬＥＤ基板１８のうち、端子部１８ｂが配された裏側の端部がコネクタ２０のＬＥＤ基板挿入溝２９内に挿入されると、ＬＥＤ基板挿入溝２９内に露出したＬＥＤ基板接触片３３が端子部１８ｂに接触する。そして、ＬＥＤ基板１８が正規深さまで挿入されると、図８に示すように、ＬＥＤ基板挿入溝２９のＬＥＤ基板受け面２９ａに当接されることで、それ以上の挿入が規制されることで、ＬＥＤ基板１８がコネクタ２０及び導光部材１９に対してＺ軸方向について位置決めされる。この挿入状態では、ＬＥＤ基板１８は、コネクタ２０における両ＬＥＤ基板保持壁部３０，３１間に挟み込まれた状態で保持される。この状態で、ＬＥＤ基板接触片３３のうち内側保持壁部３１から表側に突出した部分を半田付けすることで、端子部１８ｂに対して接触状態にて固定される。これにより、ＬＥＤ基板１８とコネクタ２０との電気的接続が図られる。

　その後、フレーム１６を組み付けることで、導光部材１９を表側から保持するとともに各光学部材１５を導光部材１９上に載置してから、液晶パネル１１及びベゼル１３を順次組み付けるようにする。一方、シャーシ１４の裏面側においては、電力供給基板２１の組み付け作業を行う。電力供給基板２１は、コネクタ２０の電力供給基板保持部２０ｂに対して、底板１４ａにおける短辺方向の中央側からＹ軸方向（電力供給基板２１の短辺方向）に沿って組み付けられる。電力供給基板２１における一対の端子部２１ａが配された側の端部を、コネクタ２０の電力供給基板挿入溝３４内に挿入すると、電力供給基板挿入溝３４内に露出した電力供給基板接触片３７の接点部３７ａが端子部２１ａに接触することで、弾性接触片３７が弾性的に開き変形される。そして、電力供給基板２１が正規深さまで挿入されると、図６に示すように、電力供給基板挿入溝３４の電力供給基板受け面３４ａに当接されることで、それ以上の挿入が規制されることで、電力供給基板２１がコネクタ２０に対してＹ軸方向について位置決めされる。この挿入状態では、電力供給基板２１は、コネクタ２０における表側保持壁部３５と、電力供給基板弾性接触片３７との間に挟み込まれた状態で保持される。このとき、電力供給基板弾性接触片３７は、弾性変形しているので、所定の弾発力を電力供給基板２１に対して作用させており、それにより電力供給基板２１は、表側保持壁部３５との間で弾性的に挟み込まれて機械的な保持が図られるとともに、端子部２１ａに対して所定の接圧でもって安定的に接触状態が維持されるようになっている。これにより、電力供給基板２１とコネクタ２０との電気的接続が図られる。つまり、電力供給基板２１は、コネクタ２０を介してＬＥＤ基板１８における各ＬＥＤ１７に対して電力供給が可能な状態に中継接続される。このように本実施形態では、電力供給基板２１を電力供給基板保持部２０ｂに対して挿入する作業を行えば、機械的な保持と電気的な接続とが共になされるので、従来のように電力供給基板をコネクタの接続端子に半田付けした場合に比べると、組み付け作業性に優れる。

　上記のようにして製造された液晶表示装置１０の電源をＯＮすると、図示しない制御回路により液晶パネル１１の駆動が制御されるとともに、電力供給基板２１からの駆動電力がコネクタ２０を介してＬＥＤ基板１８の各ＬＥＤ１７に供給されることでその駆動が制御される。各ＬＥＤ１７からの光は、導光部材１９により導光されることで、液晶パネル１１に照射され、もって液晶パネル１１に所定の画像が表示される。以下、バックライト装置１２に係る作用について詳しく説明する。各ＬＥＤ１７を点灯させると、各ＬＥＤ１７から出射した光は、図５に示すように、導光部材１９における光入射面１９ｂに入射する。ここで、ＬＥＤ１７と光入射面１９ｂとの間には、所定の空間が保有されているものの、その空間が表側の第１反射シート２２と裏側の第２反射シート２４とにより光学的に閉鎖されているので、ＬＥＤ１７からの光は両反射シート２２，２４により繰り返し反射されることで、殆ど外部に漏れ出すことなく効率的に光入射面１９ｂに入射される。

　ところで、液晶表示装置１０を修理、点検（メンテナンス）または廃棄処分する場合には、その構成部品を取り外して分解する必要がある。取り外しに際しては、既述した組み付け時とは逆の手順で取り外し作業を行うのであるが、ここでは特に電力供給基板２１の取り外し作業について説明する。電力供給基板２１の取り外しに際しては、コネクタ２０の電力供給基板保持部２０ｂからＹ軸方向に沿って挿入時とは逆方向に電力供給基板２１を脱抜する作業を行えば、機械的な保持と電気的な接続とが共に解除されるので、従来のように電力供給基板をコネクタの接続端子に半田付けした場合に比べると、取り外し作業性に優れる。

　以上説明したように本実施形態のバックライト装置１２は、光源であるＬＥＤ１７を有する光源基板であるＬＥＤ基板１８と、ＬＥＤ基板１８が収容されるシャーシ１４と、ＬＥＤ基板１８のＬＥＤ１７に対して端部が対向状に配される導光部材１９と、シャーシ１４外に配されるとともに、ＬＥＤ基板１８のＬＥＤ１７に駆動電力を供給可能な電力供給基板２１と、シャーシ１４に組み付けられるとともに、電力供給基板２１とＬＥＤ基板１８のＬＥＤ１７との間の電力供給を中継するコネクタ２０とを備え、コネクタ２０には、ＬＥＤ基板１８を保持するＬＥＤ基板保持部２０ａと、電力供給基板２１がその板面に沿う方向に挿抜可能とされるとともに挿入された電力供給基板２１を保持する電力供給基板保持部２０ｂと、電力供給基板２１の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で電力供給基板２１に接触される接続端子２８とが設けられている。

　このようにすれば、シャーシ１４内に収容されるＬＥＤ基板１８は、シャーシ１４に組み付けられたコネクタ２０のＬＥＤ基板保持部２０ａにより保持されることで、そのＬＥＤ１７が導光部材１９の端部に対して対向状に配された状態に保たれる。これにより、ＬＥＤ１７から導光部材１９に対して光を安定的に入射させることができる。一方、シャーシ１４外に配される電力供給基板２１は、シャーシ１４に組み付けられたコネクタ２０の電力供給基板保持部２０ｂに対して板面に沿う方向に挿入されることで、その保持が図られるとともに接続端子２８が接触されることで、ＬＥＤ基板１８のＬＥＤ１７に対する電力供給が中継される。ここで、接続端子２８は、電力供給基板２１の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で電力供給基板２１に接触されるから、従来のようにリードフレームを電力供給基板に半田付けした場合に比べると、組み付け及び取り外しに係る作業性に優れる。すなわち、本実施形態では、組み付けに際しては、電力供給基板２１を電力供給基板保持部２０ｂに対して挿入する作業を行えば、電力供給基板２１の機械的な保持と電気的な接続とが共になされるので、従来よりも組み付け作業性に優れる。一方、取り外しに際しても、本実施形態では、電力供給基板２１を電力供給基板保持部２０ｂから脱抜する作業を行えば、機械的な保持と電気的な接続とが共に解除されるので、従来よりも取り外し作業性に優れる。このように、本実施形態によれば、組み付け及び取り外しに係る作業性を改善することができる。

　また、電力供給基板保持部２０ｂは、電力供給基板２１を挿入可能な電力供給基板挿入溝３４を保有しつつ互いに対向状をなす一対の電力供給基板保持壁部３５，３６を有している。このようにすれば、電力供給基板保持部２０ｂの電力供給基板挿入溝３４内に電力供給基板２１を挿入すると、一対の電力供給基板保持壁部３５，３６間にて電力供給基板２１が挟まれることで、保持が図られる。

　また、接続端子２８は、電力供給基板２１に対する接触部位が、一対の電力供給基板保持壁部３５，３６のうち、裏側保持壁部３６側に配される形態とされる。このようにすれば、裏側保持壁部３６側に配される接続端子２８の接触部位が電力供給基板２１に接触された状態では、電力供給基板２１が接続端子２８とは反対側に配された表側保持壁部３５により受けられているので、良好な接触状態を得ることができる。

　また、接続端子２８は、電力供給基板２１に対して弾性接触可能な電力供給基板弾性接触片３７を有している。このようにすれば、電力供給基板２１に対して電力供給基板弾性接触片３７を弾性接触させることで、相互の接続状態を安定的に維持することができる。

　また、電力供給基板挿入溝３４は、ＬＥＤ１７と導光部材１９との並び方向に沿って開口する形態とされる。このようにすれば、電力供給基板挿入溝３４に対してＬＥＤ１７と導光部材１９との並び方向に沿って電力供給基板２１を挿入することができる。ここで、導光部材１９は、ＬＥＤ１７から入射した光を内部にて導光する距離を稼ぐ都合上、ＬＥＤ１７との並び方向について所定の大きさが必要とされるので、この並び方向と電力供給基板２１の挿入方向とを一致させることで、電力供給基板２１の挿入ストロークを十分に確保することが可能とされる。

　また、電力供給基板挿入溝３４における奥端には、電力供給基板２１を受ける電力供給基板受け面３４ａが形成されている。このようにすれば、電力供給基板保持部２０ｂに対する電力供給基板２１の挿入深さを規制することができるから、電力供給基板２１をコネクタ２０に対して挿抜方向について位置決めすることができる。

　また、コネクタ２０は、電力供給基板２１の板面に沿う方向で且つ電力供給基板２１の挿抜方向と交差する方向について一対が互いに離間した位置に配されており、一対のコネクタ２０における各電力供給基板挿入溝３４は、それぞれ他のコネクタ２０側に向けて開口する形態とされる。仮に電力供給基板挿入溝が電力供給基板２１の挿抜方向についてのみ開口する形態とされた場合には、電力供給基板２１にコネクタ２０の電力供給基板挿入溝３４に対応した部分的な突部を設ける必要が生じ、その部分的な突部が応力集中により破損する可能性がある。その点、本実施形態では、一対のコネクタ２０における各電力供給基板挿入溝３４がそれぞれ他のコネクタ２０側に向けて開口する形態であるから、一対のコネクタ２０における各電力供給基板挿入溝３４に対して挿入される電力供給基板２１に上記のような部分的な突部を設ける必要がなく、それにより、電力供給基板２１に破損などが生じるのを回避することができる。

　また、シャーシ１４は、ＬＥＤ基板１８及び導光部材１９に対して光出射側とは反対側に配されるとともにコネクタ２０が組み付けられる底板１４ａを有しており、電力供給基板２１は、その板面が底板１４ａに並行する形で配されている。このようにすれば、電力供給基板２１の板面と直交する方向について当該バックライト装置１２を薄型化することが可能とされる。

　また、底板１４ａは、導光部材１９を支持する導光部材支持部２３と、コネクタ２０が組み付けられるコネクタ組付部２６とを有し、このコネクタ組付部２６が導光部材支持部２３よりも外側に突出する形態とされている。このようにすれば、底板１４ａのうちコネクタ組付部２６が導光部材支持部２３よりも外側に突出する形態とされるので、シャーシ１４内にコネクタ２０のＬＥＤ基板保持部２０ａの設置スペースを十分に確保することができる。

　また、コネクタ２０のＬＥＤ基板保持部２０ａは、電力供給基板２１の板面と直交する方向について導光部材１９とはずれた位置に配されている。このようにすれば、導光部材１９とコネクタ２０のＬＥＤ基板保持部２０ａとが相互に干渉するのを回避することができる。

　また、ＬＥＤ基板保持部２０ａには、ＬＥＤ基板１８がその板面に沿う方向に挿抜可能とされており、ＬＥＤ基板保持部２０ａは、ＬＥＤ基板１８を挿入可能なＬＥＤ基板挿入溝２９を保有しつつ互いに対向状をなす一対のＬＥＤ基板保持壁部３０，３１を有している。このようにすれば、ＬＥＤ基板保持部２０ａのＬＥＤ基板挿入溝２９内にＬＥＤ基板１８を挿入すると、一対のＬＥＤ基板保持壁部３０，３１間にてＬＥＤ基板１８が挟まれることで、保持が図られる。

　また、ＬＥＤ基板１８には、ＬＥＤ１７に電気的に接続されるとともに接続端子２８が接触される端子部１８ｂが設けられており、接続端子２８は、端子部１８ｂに対する接触部位が、一対のＬＥＤ基板保持壁部３０，３１のうち、内側保持壁部３１側に配される形態とされる。このようにすれば、内側保持壁部３１側に配される接続端子２８の接触部位が端子部１８ｂに接触された状態では、ＬＥＤ基板１８が接続端子２８とは反対側に配された外側保持壁部３０により受けられているので、良好な接触状態を得ることができる。

　また、ＬＥＤ基板挿入溝２９における奥端には、ＬＥＤ基板１８を受けるＬＥＤ基板受け面２９ａが形成されている。このようにすれば、ＬＥＤ基板保持部２０ａに対するＬＥＤ基板１８の挿入深さを規制することができるから、ＬＥＤ基板１８をコネクタ２０に対して挿入方向について位置決めすることができる。

　また、シャーシ１４には、コネクタ２０を内外に貫通した状態で組み付け可能とする組付孔１４ｃが形成されている。このようにすれば、組付孔１４ｃに組み付けられることでシャーシ１４の内外に貫通した状態とされるコネクタ２０を介して、シャーシ１４内のＬＥＤ基板１８を外部に対して電気的に接続することができる。

　また、コネクタ２０は、接続端子２８を内蔵するとともに絶縁性を有するコネクタハウジング２７を有する。このようにすれば、コネクタハウジング２７により接続端子２８をシャーシ１４などに対して絶縁状態に保つことができる。

　また、コネクタハウジング２７は、合成樹脂製とされており、接続端子２８は、コネクタハウジング２７内にインサートされている。このようにすれば、コネクタ２０に係る製造コストを低減することができる。

　また、ＬＥＤ１７と、ＬＥＤ１７に対して対向状に配される導光部材１９の端部とは、空間を保有しつつ互いに離間して配されており、空間を挟む形で配される一対の反射シート２２，２４を備えている。このようにすれば、ＬＥＤ１７から発せられた光は、対向する導光部材１９の端部との間に保有される空間において一対の反射シート２２，２４により繰り返し反射されることで、導光部材１９の端部に対して効率的に入射される。これにより、光の利用効率を向上させることができる。

　また、光源は、ＬＥＤ１７とされる。このようにすれば、高輝度化及び低消費電力化などを図ることができる。

　＜実施形態２＞
　本発明の実施形態２を図９から図１３によって説明する。この実施形態２では、コネクタ１２０の形状及びＬＥＤ基板１８に対する接続構造を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るコネクタ１２０は、図９及び図１２に示すように、シャーシ１４の底板１４ａにおける導光部材支持部２３とコネクタ組付部２６とに跨る範囲に配されるような大きさを有している。詳しくは、コネクタ１２０は、全体としてＹ軸方向に沿って横長な略ブロック状をなしており、その電力供給基板保持部１２０ｂが導光部材支持部２３に対して平面に視て重畳する位置に配されている。電力供給基板保持部１２０ｂは、導光部材支持部２３の直ぐ裏側に隣接する位置に配されており、Ｚ軸方向についてコネクタ組付部２６と重なり合う配置、つまりほぼ同じ位置に配されている。この電力供給基板保持部１２０ｂに対して挿抜される電力供給基板２１は、挿入状態では、図１０及び図１２に示すように、Ｚ軸方向についてコネクタ組付部２６の外端部２６ｂよりも内側に配されており、外端部２６ｂからＺ軸方向について外側に突出することが避けられている。従って、本実施形態に係るバックライト装置１２は、上記した実施形態１に記載したものよりもＺ軸方向について薄型化されている、と言える。このような大きさのコネクタ１２０を組み付けるため、底板１４ａに形成される組付孔１１４ｃは、Ｙ軸方向についてコネクタ組付部２６における外端部２６ｂから立ち上がり部２６ａに跨る範囲に形成されている。

　一方、本実施形態に係るコネクタ１２０の接続端子１２８は、図９に示すように、上記した実施形態１のＬＥＤ基板接触片３３に代えて、ＬＥＤ基板１８の端子部１８ｂに対して弾性接触されるＬＥＤ基板弾性接触片３９を有している。ＬＥＤ基板弾性接触片３９は、ＬＥＤ基板保持部１２０ａにおける内側保持壁部１３１側から外側保持壁部１３０側、つまり挿入されるＬＥＤ基板１８側に向けて突出することでＬＥＤ基板挿入溝１２９内に露出した形で配されており、断面形状が略Ｖ字型をなしている。ＬＥＤ基板弾性接触片３９は、内側保持壁部１３１からの突出基端部を支点として弾性変形可能とされている。ＬＥＤ基板弾性接触片３９のうち、ＬＥＤ基板１８側への突出先端部が端子部１８ｂに対する接点３９ａとされる。この接点３９ａは、ＬＥＤ基板１８を挿入する前の状態では、外側保持壁部１３０との間に保有される間隔がＬＥＤ基板１８の板厚よりも少し小さくなる位置に配されている（図１３）。従って、ＬＥＤ基板１８をＬＥＤ基板挿入溝１２９内に挿入すると、ＬＥＤ基板弾性接触片３９は、接点３９ａが端子部１８ｂに接触するのに伴って開きつつ弾性変形されるようになっている。これにより、ＬＥＤ基板弾性接触片３９から作用する弾発力により、ＬＥＤ基板１８を外側保持壁部１３０との間で機械的に保持することができるとともに、端子部１８ｂに対してＬＥＤ基板弾性接触片３９を所定の接圧でもって接触状態に保つことが可能とされる。

　このように接続端子１２８のＬＥＤ基板弾性接触片３９は、ＬＥＤ基板１８の端子部１８ｂに対して弾性的に接触されることで、電気的接続状態が維持されるようになっている。これらＬＥＤ基板弾性接触片３９及び端子部１８ｂは、半田付けなど固定されることがないから、ＬＥＤ基板保持部１２０ａにおける両ＬＥＤ基板保持壁部１３０，１３１がＸ軸方向の両側方に開口していることも相まって、相互の接触状態を維持したまま端子部１８ｂの面に沿って相対的にスライドすることが可能とされている。従って、例えばＬＥＤ基板１８が熱膨張または熱収縮に伴ってその長辺方向（Ｘ軸方向）について伸縮した場合でも、端子部１８ｂは、ＬＥＤ基板弾性接触片３９に対して接触状態を維持したままＸ軸方向について相対的にスライドすることが可能とされる。これにより、接触不良を招くことなく、熱膨張または熱収縮に伴うＬＥＤ基板１８の伸縮を許容することができるのである。

　そして、本実施形態では、端子部１８ｂは、図１１に示すように、ＬＥＤ基板弾性接触片３９（接続端子２８）よりもＸ軸方向の寸法が相対的に大きなものとされる。つまり、端子部１８ｂは、ＬＥＤ基板１８の長辺方向についてＬＥＤ基板弾性接触片３９（接続端子２８）よりも幅広に形成されている。ＬＥＤ基板１８をコネクタ１２０に対してＸ軸方向について正規に位置合わせしつつ嵌合した状態では、ＬＥＤ基板弾性接触片３９は、端子部１８ｂにおけるＸ軸方向の略中央位置にて接触されるとともに、ＬＥＤ基板弾性接触片３９の両側には端子部１８ｂのマージン部分がそれぞれ所定幅ずつ確保されている。従って、熱膨張または熱収縮に伴ってＬＥＤ基板１８が長辺方向について伸縮し、端子部１８ｂがＬＥＤ基板弾性接触片３９に対してＸ軸方向について相対的にスライドした場合でも、ＬＥＤ基板弾性接触片３９は、上記した端子部１８ｂのマージン部分に接触されることで、接触状態が確実に維持されるようになっている。これにより、ＬＥＤ基板１８とコネクタ２０との間に接触不良が生じることが避けられ、もって高い接続信頼性を得ることができるのである。なお、端子部１８ｂにおけるＸ軸方向の寸法は、熱膨張または熱収縮に伴うＬＥＤ基板１８の伸縮量の想定され得る最大値を見越した大きさに設定されている。なお、図１１では、端子部１８ｂを網掛け状に図示している。

　以上説明したように本実施形態によれば、コネクタ１２０は、コネクタ組付部２６と導光部材支持部２３とに跨る範囲に配されるとともに、電力供給基板保持部１２０ｂが導光部材支持部２３と重畳する位置に配されている。このようにすれば、コネクタ組付部２６に対して相対的に内側に配される導光部材支持部２３と重畳する位置に電力供給基板保持部１２０ｂを配したから、電力供給基板２１及び電力供給基板保持部１２０ｂがコネクタ組付部２６からさらに外側に突出し難いものとなり、それにより電力供給基板２１の板面と直交する方向について当該バックライト装置１２をさらに薄型化することが可能とされる。

　また、電力供給基板２１は、電力供給基板２１の板面と直交する方向についてコネクタ組付部２６の外端よりも内側に配されている。このようにすれば、電力供給基板２１がコネクタ組付部２６からさらに外側に突出することが避けられるから、電力供給基板２１の板面と直交する方向について当該バックライト装置１２を薄型化することができる。

　また、ＬＥＤ基板保持部１２０ａには、ＬＥＤ基板１８がその板面に沿う方向に挿抜可能とされており、接続端子１２８は、ＬＥＤ基板１８の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態でＬＥＤ基板１８に接触されている。このようにすれば、接続端子１２８は、ＬＥＤ基板１８の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態でＬＥＤ基板１８に接触されるから、従来のようにリードフレームをＬＥＤ基板に半田付けした場合に比べると、組み付け及び取り外しに係る作業性に優れる。すなわち、本実施形態では、組み付けに際しては、ＬＥＤ基板１８をＬＥＤ基板保持部１２０ａに対して挿入する作業を行えば、ＬＥＤ基板１８の機械的な保持と電気的な接続とが共になされるので、従来よりも組み付け作業性に優れる。一方、取り外しに際しても、本実施形態では、ＬＥＤ基板１８をＬＥＤ基板保持部１２０ａから脱抜する作業を行えば、機械的な保持と電気的な接続とが共に解除されるので、従来よりも取り外し作業性に優れる。

　また、接続端子１２８は、端子部１８ｂに対して弾性接触可能なＬＥＤ基板弾性接触片３９を有している。このようにすれば、ＬＥＤ基板１８の端子部１８ｂに対してＬＥＤ基板弾性接触片３９を弾性接触させることで、相互の接続状態を安定的に維持することができる。

　また、ＬＥＤ基板１８は、長手状をなすとともにＬＥＤ１７に電気的に接続された端子部１８ｂが設けられるのに対し、接続端子１２８は、ＬＥＤ基板１８の長辺方向について相対的なスライドを許容した状態で端子部１８ｂに接触されている。このようにすれば、ＬＥＤ基板１８が熱膨張または熱収縮に伴って長辺方向に伸縮した場合、従来ではリードフレームをＬＥＤ基板１８に半田付けしているため、半田付け部分に応力が作用してクラックが生じるおそれがあるのに比べると、本実施形態では、接続端子１２８と端子部１８ｂとが互いに接触状態を維持しつつＬＥＤ基板１８の長辺方向に相対的にスライド可能とされるので、接触不良が生じることが避けられる。特に、当該バックライト装置１２が大型化された場合には、ＬＥＤ基板１８も長辺方向に長大化される傾向にあり、それに伴って熱膨張または熱収縮に伴い伸縮量も大きくなることから、本実施形態は大型化に好適であると言える。

　また、端子部１８ｂは、ＬＥＤ基板１８の長辺方向について接続端子１２８よりも相対的に幅広に形成されている。このようにすれば、ＬＥＤ基板１８が熱膨張または熱収縮に伴って長辺方向に伸縮し、それにより端子部１８ｂと接続端子１２８とが長辺方向に相対的にスライドした場合でも、端子部１８ｂを長辺方向について相対的に幅広としているので、接続端子１２８の接触状態を良好に維持することができる。ここで、端子部１８ｂは、上記のように幅広とされるものの、長手状をなすＬＥＤ基板１８に形成されているので、ＬＥＤ基板１８を大型化することなくその設置スペースを容易に確保することが可能とされる。逆に言うと、コネクタ１２０側の接続端子１２８については相対的に幅狭とすることができるので、コネクタ１２０が大型化するのを回避することができる。

　また、ＬＥＤ基板挿入溝１２９は、ＬＥＤ基板１８の短辺方向に沿って開口する形態とされる。このようにすれば、ＬＥＤ基板１８をコネクタ１２０のＬＥＤ基板保持部１２０ａに対して短辺方向に沿って挿入することができる。

　また、ＬＥＤ基板挿入溝１２９は、ＬＥＤ基板１８の長辺方向に沿って開口する形態とされる。このようにすれば、ＬＥＤ基板挿入溝１２９内に挿入された状態でＬＥＤ基板１８が長辺方向について伸縮自在とされるので、熱膨張または熱収縮が生じたときにＬＥＤ基板１８に応力が生じて変形などするのを回避することができる。

　＜実施形態３＞
　本発明の実施形態３を図１４から図１６によって説明する。この実施形態３では、上記した実施形態２から端子部２１８ｂの配置を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　端子部２１８ｂは、図１４に示すように、ＬＥＤ基板２１８においてＬＥＤ１７に対して長辺方向（Ｘ軸方向）について相対的にずれた位置に配されている。詳しくは、端子部２１８ｂは、ＬＥＤ基板１８のうち、長辺方向の端に位置するＬＥＤ１７Ｅ１，１７Ｅ２よりもさらに端寄りに配されており、ＬＥＤ１７Ｅ１，１７Ｅ２に対してＸ軸方向について並列して配されている。端子部２１８ｂは、図１５及び図１６に示すように、ＬＥＤ１７に対してＺ軸方向について重なり合う配置であるとも言える。このようにすれば、上記した実施形態１に比べて、ＬＥＤ基板２１８の短辺寸法を小さなものとすることができる。従って、バックライト装置１２並びに液晶表示装置１０をＺ軸方向について小型化、つまり薄型化することが可能とされる。なお、底板２１４ａは、導光部材支持部２２３からコネクタ組付部２２６にわたって全域にわたって平坦な形状とされる。また、コネクタ２２０は、ＬＥＤ基板弾性接触片２３９については実施形態２とほぼ同様の構造とされるものの、それ以外の構成（電力供給基板保持部２２０ｂなど）については実施形態１とほぼ同様の構造とされる。

　以上説明したように本実施形態によれば、端子部２１８ｂは、ＬＥＤ１７に対してＬＥＤ基板２１８の長辺方向に相対的にずれた位置に配されている。このようにすれば、実施形態１，２のように端子部１８ｂとＬＥＤ１７とがＬＥＤ基板１８の短辺方向に相対的にずれた配置とされた場合に比べると、ＬＥＤ基板２１８を短辺方向について小型化することができる。これにより、当該バックライト装置１２全体を薄型化することが可能となる。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
　（１）ＬＥＤ基板に実装するＬＥＤとして、次のような構成とすることも可能である。このＬＥＤ１７′の発光面側には、図１７に示すように光を広角に拡散させつつ出射させるためのレンズ部材４０が設けられている。レンズ部材４０は、ＬＥＤ１７′と導光部材の光入射面との間に介在するとともに導光部材側に凸となるよう、その光出射面が球面状をなしている。

　（２）上記した実施形態１において、実施形態２に記載したＬＥＤ基板とコネクタとの接続構造（端子部にＬＥＤ基板弾性接触片を弾性接触させるとともに、ＬＥＤ基板の長辺方向についての相対的なスライドを許容する構造）を適用することも可能である。同様に実施形態３に記載した端子部とＬＥＤとの配置構成を実施形態１または実施形態２の構成に適用することも可能である。

　（３）上記した各実施形態では、コネクタにおける一対の電力供給基板保持壁部間に電力供給基板が挟み込まれるものを示したが、例えば一対の電力供給基板保持壁部のうち裏側保持壁部を省略することも可能である。逆に一対の電力供給基板保持壁部のうち表側保持壁部を省略することも可能であり、特に実施形態２においては、シャーシの底板により電力供給基板を受けるようにすることができる。

　（４）上記した各実施形態では、コネクタにおける一対のＬＥＤ基板保持壁部間にＬＥＤ基板が挟み込まれるものを示したが、例えば一対のＬＥＤ基板保持壁部のうち内側保持壁部を省略することも可能である。逆に一対のＬＥＤ基板保持壁部のうち外側保持壁部を省略することも可能であり、その場合例えばシャーシの側板によりＬＥＤ基板を受けるようにすればよい。

　（５）上記した各実施形態では、コネクタにおける一対の電力供給基板保持壁部のうち、裏側保持壁部側に電力供給基板弾性接触片を配したものを示したが、電力供給基板弾性接触片を表側保持壁部側に配したものも本発明に含まれる。

　（６）上記した各実施形態では、コネクタにおける一対のＬＥＤ基板保持壁部のうち、内側保持壁部側にＬＥＤ基板接触片（ＬＥＤ基板弾性接触片）を配したものを示したが、ＬＥＤ基板接触片（ＬＥＤ基板弾性接触片）を外側保持壁部側に配したものも本発明に含まれる。

　（７）上記した各実施形態では、電力供給基板挿入溝がＹ軸方向とＸ軸方向との双方に開口するものを示したが、電力供給基板挿入溝がＹ軸方向についてのみ開口し、Ｘ軸方向については閉じた形態とされるものも本発明に含まれる。逆に電力供給基板挿入溝がＸ軸方向についてのみ開口し、Ｙ軸方向については閉じた形態とされるものも本発明に含まれ、その場合は電力供給基板をＸ軸方向に沿って電力供給基板挿入溝に対して挿入すればよい。

　（８）上記した各実施形態では、電力供給基板挿入溝がＸ軸方向について底板の長辺方向の中央側（他のコネクタ側）にのみ開口するものを示したが、電力供給基板挿入溝がＬＥＤ基板挿入溝と同様にＸ軸方向について両側方に開口する形態とされるものも本発明に含まれる。

　（９）上記した各実施形態では、ＬＥＤ基板挿入溝がＸ軸方向について両側方に開口する形態とされるものを示したが、ＬＥＤ基板挿入溝が電力供給基板挿入溝と同様にＸ軸方向について底板の長辺方向の中央側（他のコネクタ側）にのみ開口する形態とされるものも本発明に含まれる。

　（１０）上記した各実施形態では、端子部が弾性接触片よりもＬＥＤ基板の長辺方向について幅広に形成されるものを示したが、逆に弾性接触片を端子部よりもＬＥＤ基板の長辺方向について幅広に形成したものも本発明に含まれる。

　（１１）上記した各実施形態では、ＬＥＤ基板が片面実装タイプのものを示したが、両面実装タイプとすることも可能である。その場合、ＬＥＤ基板における一方の面にＬＥＤが、他方の面に端子部がそれぞれ形成されるものでもよい。

　（１２）上記した実施形態１，２では、端子部がＬＥＤに対してＺ軸方向に並ぶ配置、つまりＸ軸方向についてほぼ一致する配置のものを示したが、端子部がＬＥＤに対してＸ軸方向についてずれた配置としたものも本発明に含まれる。それ以外にも、例えば端子部がＬＥＤ基板における長辺方向の端に位置するＬＥＤよりも、中央寄りに位置するＬＥＤに対してＺ軸方向に並ぶ配置としたものも本発明に含まれる。

　（１３）上記した各実施形態では、青色を単色発光する青色ＬＥＤチップを内蔵し、蛍光体によって略白色光を発光するタイプのＬＥＤを用いた場合を示したが、紫外光（青紫光）を単色発光するＬＥＤチップを内蔵し、蛍光体によって略白色光を発光するタイプのＬＥＤを用いたものも本発明に含まれる。

　（１４）上記した各実施形態では、青色を単色発光するＬＥＤチップを内蔵し、蛍光体によって略白色光を発光するタイプのＬＥＤを用いた場合を示したが、赤色、緑色、青色をそれぞれ単色発光する３種類のＬＥＤチップを内蔵したタイプのＬＥＤを用いたものも本発明に含まれる。それ以外にも、Ｃ（シアン），Ｍ（マゼンタ），Ｙ（イエロー）をそれぞれ単色発光する３種類のＬＥＤチップを内蔵したタイプのＬＥＤを用いたものも本発明に含まれる。

　（１５）上記した各実施形態では、ＬＥＤ基板（ＬＥＤ）がシャーシ（導光部材）における両長辺側の端部に一対配されるものを示したが、例えばＬＥＤ基板（ＬＥＤ）がシャーシ（導光部材）における両短辺側の端部に一対配されるものも本発明に含まれる。

　（１６）上記した（１５）以外にも、ＬＥＤ基板（ＬＥＤ）をシャーシ（導光部材）における両長辺及び両短辺の各端部に対して一対ずつ配したものや、逆にＬＥＤ基板（ＬＥＤ）をシャーシ（導光部材）における一方の長辺または一方の短辺の端部に対してのみ１つ配したものも本発明に含まれる。

　（１７）上記した実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてＴＦＴを用いたが、ＴＦＴ以外のスイッチング素子（例えば薄膜ダイオード（ＴＦＤ））を用いた液晶表示装置にも適用可能であり、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。

　（１８）上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

　（１９）上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。

　１０…液晶表示装置（表示装置）、１１…液晶パネル（表示パネル）、１２…バックライト装置（照明装置）、１４…シャーシ、１４ａ…底板（底部）、１４ｃ…組付孔、１７…ＬＥＤ（光源）、１８…ＬＥＤ基板（光源基板）、１８ｂ…端子部、１９…導光部材、２０…コネクタ、２１…電力供給基板、２２…第１反射シート（反射部材）、２３…導光部材支持部、２４…第２反射シート（反射部材）、２６…コネクタ組付部、２７…コネクタハウジング、２８…接続端子、２９…ＬＥＤ基板挿入溝（光源基板挿入溝）、３０…外側保持壁部（光源基板保持壁部）、３１…内側保持壁部（光源基板保持壁部）、３４…電力供給基板挿入溝、３５…表側保持壁部（電力供給基板保持壁部）、３６…裏側保持壁部（電力供給基板保持壁部）、３７…電力供給基板弾性接触片、３９…ＬＥＤ基板弾性接触片（光源基板弾性接触片）、ＴＶ…テレビ受信装置

Claims

　光源を有する光源基板と、
　前記光源基板が収容されるシャーシと、
　前記光源基板の前記光源に対して端部が対向状に配される導光部材と、
　前記シャーシ外に配されるとともに、前記光源基板の前記光源に駆動電力を供給可能な電力供給基板と、
　前記シャーシに組み付けられるとともに、前記電力供給基板と前記光源基板の前記光源との間の電力供給を中継するコネクタとを備え、
　前記コネクタには、前記光源基板を保持する光源基板保持部と、前記電力供給基板がその板面に沿う方向に挿抜可能とされるとともに挿入された前記電力供給基板を保持する電力供給基板保持部と、前記電力供給基板の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で前記電力供給基板に接触される接続端子とが設けられている照明装置。
　前記電力供給基板保持部は、前記電力供給基板を挿入可能な電力供給基板挿入溝を保有しつつ互いに対向状をなす一対の電力供給基板保持壁部を有している請求項１記載の照明装置。
　前記接続端子は、前記電力供給基板に対する接触部位が、一対の前記電力供給基板保持壁部のいずれか一方の電力供給基板保持壁部側に配される形態とされる請求項２記載の照明装置。
　前記接続端子は、前記電力供給基板に対して弾性接触可能な電力供給基板弾性接触片を有している請求項２または請求項３記載の照明装置。
　前記電力供給基板挿入溝は、前記光源と前記導光部材との並び方向に沿って開口する形態とされる請求項２から請求項４のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記電力供給基板挿入溝における奥端には、前記電力供給基板を受ける電力供給基板受け面が形成されている請求項２から請求項５のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記コネクタは、前記電力供給基板の板面に沿う方向で且つ前記電力供給基板の前記挿抜方向と交差する方向について一対が互いに離間した位置に配されており、
　一対の前記コネクタにおける各前記電力供給基板挿入溝は、それぞれ他の前記コネクタ側に向けて開口する形態とされる請求項２から請求項６のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記シャーシは、前記光源基板及び前記導光部材に対して光出射側とは反対側に配されるとともに前記コネクタが組み付けられる底部を有しており、
　前記電力供給基板は、その板面が前記底部に並行する形で配されている請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記底部は、前記導光部材を支持する導光部材支持部と、前記コネクタが組み付けられるコネクタ組付部とを有し、このコネクタ組付部が前記導光部材支持部よりも外側に突出する形態とされている請求項８記載の照明装置。
　前記コネクタは、前記コネクタ組付部と前記導光部材支持部とに跨る範囲に配されるとともに、前記電力供給基板保持部が前記導光部材支持部と重畳する位置に配されている請求項９記載の照明装置。
　前記電力供給基板は、前記電力供給基板の板面と直交する方向について前記コネクタ組付部の外端よりも内側に配されている請求項１０記載の照明装置。
　前記コネクタの前記光源基板保持部は、前記電力供給基板の板面と直交する方向について前記導光部材とはずれた位置に配されている請求項９から請求項１１のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記光源基板保持部には、前記光源基板がその板面に沿う方向に挿抜可能とされており、
　前記光源基板保持部は、前記光源基板を挿入可能な光源基板挿入溝を保有しつつ互いに対向状をなす一対の光源基板保持壁部を有している請求項１から請求項１２のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記光源基板には、前記光源に電気的に接続されるとともに前記接続端子が接触される端子部が設けられており、
　前記接続端子は、前記端子部に対する接触部位が、一対の前記光源基板保持壁部のいずれか一方の光源基板保持壁部側に配される形態とされる請求項１３記載の照明装置。
　前記光源基板挿入溝における奥端には、前記光源基板を受ける光源基板受け面が形成されている請求項１３または請求項１４記載の照明装置。
　前記光源基板保持部には、前記光源基板がその板面に沿う方向に挿抜可能とされており、
　前記接続端子は、前記光源基板の挿抜方向について相対的なスライドを許容した状態で前記光源基板に接触されている請求項１から請求項１５のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記接続端子は、前記端子部に対して弾性接触可能な光源基板弾性接触片を有している請求項１６記載の照明装置。
　前記光源基板は、長手状をなすとともに前記光源に電気的に接続された端子部が設けられるのに対し、前記接続端子は、前記光源基板の長辺方向について相対的なスライドを許容した状態で前記端子部に接触されている請求項１６または請求項１７記載の照明装置。
　前記端子部は、前記光源基板の前記長辺方向について前記接続端子よりも相対的に幅広に形成されている請求項１８記載の照明装置。
　前記光源基板挿入溝は、前記光源基板の短辺方向に沿って開口する形態とされる請求項１８または請求項１９記載の照明装置。
　前記光源基板挿入溝は、前記光源基板の前記長辺方向に沿って開口する形態とされる請求項２０記載の照明装置。
　前記シャーシには、前記コネクタを内外に貫通した状態で組み付け可能とする組付孔が形成されている請求項１から請求項２１のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記コネクタは、前記接続端子を内蔵するとともに絶縁性を有するコネクタハウジングを有する請求項１から請求項２２のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記コネクタハウジングは、合成樹脂製とされており、
　前記接続端子は、前記コネクタハウジング内にインサートされている請求項２３記載の照明装置。
　前記光源と、前記光源に対して対向状に配される前記導光部材の端部とは、空間を保有しつつ互いに離間して配されており、
　前記空間を挟む形で配される一対の反射部材を備えている請求項１から請求項２４のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記光源は、ＬＥＤとされる請求項１から請求項２５のいずれか１項に記載の照明装置。
　請求項１から請求項２６のいずれか１項に記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルとを備える表示装置。
　前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルとされる請求項２７記載の表示装置。
　請求項２７または請求項２８に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。