WO2009057227A1

WO2009057227A1 - 除草用組成物

Info

Publication number: WO2009057227A1
Application number: PCT/JP2007/071461
Authority: WO
Inventors: Yoshinao Sada; Satoru Kizawa
Original assignee: Sumitomo Chemical Company, Limited
Priority date: 2007-10-30
Filing date: 2007-10-30
Publication date: 2009-05-07
Also published as: US8399380B2; US20100255993A1; BRPI0722192A2

Abstract

　（ａ）Ｎ−（７−フルオロ−３，４−ジヒドロ−３−オキソ−４−プロプ−２−イニル−２Ｈ−１，４−ベンズオキサジン−６−イル）シクロヘク−１−エン−１，２−ジカルボキサミドと、（ｂ）１−（４，６−ジメトキシピリミジン−２−イル）−３−（２−エチルスルホニルイミダゾ［１，２−ａ］ピリジン−３−イルスルホニル）ウレアとを含有し、かつ、その混合割合（有効成分（ａ）と有効成分（ｂ）との重量比）が１：０．１～１０であることを特徴とする除草用組成物は、樹園地又は非農耕地において低薬量で広範囲の雑草を防除することができる。

Description

明細書除草用組成物技術分野

本発明は、除草用組成物等に関する。背景技術

現在、より除草効果が高く、幅広い殺草スペクトラムを有し、効果が長続きし、作物に対し薬害の問題を生じない除草剤が求められている。発明の開示

本発明では、より除草効果が高く、樹園地の樹木等の有用植物に対する薬害の問題を生じることなく、広範囲の雑草を防除する技術等を提供することを課題とする。本発明者らは、このような状況下において鋭意検討した結果、本発明に至つた。本発明は、

1. 樹園地又は非農耕地における雑草を防除するための除草用組成物であり、有効成分として (a) N— (7—フルオロー 3， 4—ジヒドロ _ 3 _ォキソ— 4 一プロプ— 2—ィニルー 2 H— 1， 4一べンズォキサジン一 6—ィル) シクロへク— 1一ェンー 1, 2—ジカルポキサミドと、 (b) 1 - (4, 6—ジメ.トキシピリミジン—2—ィル） - 3 - (2—ェチルスルホニルイミダゾ [1, 2— a] ピリジン一 3—ィルスルホニル) ゥレアとを含有し、かつ、その混合割合（有効成分（a) と有効成分（b) との重量比）が 1 ： 0. 1〜10であることを特徴とする除草用組成物（以下、本発明組成物と記すこともある。）；

2. 樹園地又は非農耕地において雑草を防除する方法であり、請求項 1記載の除草用組成物、或いは、同時に若しくは併用して（a) N— (7—フルオロー 3, 4—ジヒドロー 3一ォキソ一 4一プロプー 2ーィニルー 2 H— 1, 4一べンズォキサジン一 6—ィル）シクロへクー 1ーェン一1, 2—ジカルポキサミドと、（b) 1― (4, 6—ジメトキシピリミジン一 2—ィル) - 3 - (2—ェチルスルホニルイミダゾ [1， 2— a] ピリジン一 3—ィルスルホニル）ゥレアとの混合割合 (有効成分（a) 'と有効成分（b) との重量比）が 1 ： 0. 1〜10である組み合わせを、雑草が生育している若しくは生育する場所の土壌又は雑草に施用することを特徴とする方法（以下、本発明方法と記すこともある。）；

3. 樹園地又は非農耕地において雑草を防除するための除草用組成物の有効成分としての、（a) N- (7—フルオロー 3, 4—ジヒドロー 3—ォキソ—4一プロプー 2—ィニルー 2 H— 1, 4—べンズォキサジン一 6—ィル）シクロへク — 1ーェン— 1, 2—ジカルポキサミドと、（b) 1 - (4, 6—ジメトキシピリミジン一 2—ィル) - 3 - ( 2ーェチルスルホニルイミダゾ [ 1 , 2— a] ピリジン一 3ーィルスルホニル)ゥレアとの混合割合 (有効成分 (a) と有効成分 (b) との重量比）が 1 ： 0. 1〜10である組み合わせの使用（use) (以下、本発明使用と記すこともある。）；

を提供するものである。本発明組成物において有効成分として用いられる N— （7—フルオロー 3， 4 ージヒドロー 3—ォキソ— 4一プロプー 2—ィニル— 2 H— 1， 4一ベンズォキサジン— 6—ィル)シクロへクー 1ーェン _1， 2ージカルポキサミド（一般名：フルミオキサジン。以下、フルミオキサジンと記すこともある) は、クロッププロテクシヨンハンドブック 2003 (C r op P r o t e c t i on Han dbo ok、 Vo l. 89 (2003)、 Me i s t e r Pu 1 i s h i ng Comp any, I S B N : 1— 892829— 06— 1 ) C 236ぺ一ジに記載される除草活性化合物である。

本発明組成物において有効成分として用いられる 1一（4， 6—ジメトキシピリミジン— 2—ィル） —3— (2—ェチルスルホニルイミダゾ [1， 2— a] ピリジン一 3—ィルスルホニル）ゥレア (一般名：スルホスルフロン。以下、スルホスルフロンと記すこともある）は、クロッププロテクションハンドブック 20 03 (C r o p P r o t e c t i on Handbo ok, Vo l . 89 (2 003)、 Me i s t e r Pub l i s h i n Comp any、 I SBN : 1-892829-06- 1) C434ページに記載される除草活性化合物である。本発明組成物は、広範囲の雑草に対し除草活性を有し、樹園地、非農耕地において、効果的に広範囲の雑草を防除することができ、有用植物に対し問題となるような薬害を生じない。本発明における樹園地とは、果樹を栽培する果樹園等の樹木が生育する土地を意味する。果樹としては、リンゴ、ナシ、セィヨウナシ、カリン、マルメ口等の仁果類；モモ、スモモ、セィョウスモモ、ネクタリン、アンズ、ウメ、ォゥトウ等の石果類；アメリカブドウ、ォゥシユウブドウ等のブドウ類；オレンジ、ミカン、レモン、ライム、グレープフルーツ等の柑橘類；クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ビス夕チォ、カシュ一ナッツ、マカダミアナッツ等の堅果類；ブル一ベリ一、クランベリー、ブラックベリ一、ラズベリー等の漿果類；カキ；イチジク；ビヮ；ォリーブ；ナツメヤシ；ァブラヤシ；バナナ；コ一ヒ一；クヮ等を挙げることができる。果樹以外の樹木としては、クスノキ、サザン力、チヤノキ、ツバキ、ユーカリ、キヨゥチクトウ等の常緑広葉樹；トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、イチヨウ、ライラック、力ェデ、カシ、ポプラ、ハナズォゥ、フゥ、プラタナス、ケャキ等の落葉広葉樹；クロべ、モミノキ、ッガ、ネズ、マツ、トウヒ、ィチイ等の針葉樹を挙げることができる。

本発明における非農耕地としては、運動場、空き地、線路端、公園、駐車場、道路端、河川敷、送電線下、宅地、工場敷地等を挙げることができる。本発明組成物で防除できる雑草としては以下のものを挙げることができる。夕デ科雑草：ソバカズラ（P o 1 y g o num. c onvo l vu l u s), サナエタデ（P o l yg onum l ap a t h i f o l i um)、ァメリカサナエタテ (P o l ygon um p en s y l v an i c um)、ノ、レタテ (P o 1 y g o n um p e r s i c a r i a)、ナカノ、千シギシ (Rume x c r i s pu s ェゾノギシギシ（Rume X ob t u s i f o l i u s)、イタドリ（P o l y g o n um cu s i d a t um)

スベリヒュ科雑草：スベリヒュ（Po r t u l a c a o l e r a c e a) ナデシコ科雑草：ハコべ（S t e l l a r i a me d i a)

ァカザ科雑草：シロザ（Ch e nop o d i um a 1 b um)、ホウキギ（K o c i a s c op a r i a)

ヒュ科雑草：ァォゲイトウ（Am a r a n t u s r e t r o f l e xu s), ホナガァォゲイトウ (Am a r an t hu s hyb r i du s)

アブラナ科雑草：ワイルドラディッシュ（Raph anu s r aph an i s t r \1111)、ノノ、ラガラシ (S i n ap i s a r ven s i s)、ナズナ (Cap s e l l a bu r s a— p a s t o r i s)

マメ科雑草：アメリカッノクサネム（S e s b an i a e x a l t a t a)、ェビスグサ（Ca s s i a ob t u s i f o l i a)、フロリダべガーウイ一ド（D e smo d i um t o r t uo s um)、シロッメクサ（Tr i i o l i um r e p e n s；

ァオイ科雑草：ィチビ（Abu t i I on t h e o p r a s t i )、アメリカキンゴジカ (S i d a s p i n o s a)

スミレ科雑草：フィ—ルドパンジー (V i o l a a r V e n s i s)、ワイルドパンジー（V i o l a t r i c o l o r)

ァカネ科雑草：ヤエムダラ（G a 1 i um a p a r i n e)

ヒルガオ科雑草：ァメリカアサガオ（I p omo e a h e d e r a c e a), マルバアサガオ ( I p omo e a u r u r e a),マルバァメリカアサガオ ( I ■p omo e a he d e r a c e a v a r i n t e g r i u s c u l a)、マメアサガオ（I pomo e a l a c uno s a)、セィヨウヒルガオ（C o n v o 1 v u 1 u s a r v e n s i s )

シソ科雑草：ヒメォドリコソゥ（L ami um pu r pu r eum)^ ホトケノ if (Lam i um amp l ex i c au l e

ナス科雑草：シロバナチヨウセンアサガオ（D a t u r a s t r amo n i um)、ィヌホオズキ（S o 1 a n um n i g r um)

ゴマノハグサ科雑草：ォオイヌノフグリ（Ve r on i c a p e r s i c a)、フラサパ、ソゥ（Ve r on i c.a e d e r a e f o l i a)

キク科雑草：ォナモミ（X a n t h i um p e n s y l v an i c um)、野生ヒマヮリ（He l i an t hu s annuu s)、ィヌカミツレ（Ma t r i c a r i a i no do r a)、コーンマリ一ゴーリレド (Ch r y s an t hemu m s e g e t um)、ォロシャギク (Ma t r i c a r i a ma t r i c a r i o i d e s )、ブタクサ (Amb r o s i a a r t emi s i i f o l i a)、ォォブタクサ（Amb r o s i a t r i ί i d a)、ヒメムカショモギ（E r i g e r o n c an ad e n s i s)、ョモギ (Ar t em i s i a p r i nc e p s )、セィタカァヮダチソゥ（S o l i d ago a l t i s s ima)

ムラサキ科雑草：ヮスレナグサ（My o s o t i s a r v en s i s) ガガイモ科雑草：ォオトゥヮ夕（As c l e p i a s s y r i a c a) トウダイダサ科雑草：トウダイダサ（E u p h o r b i a h e 1 i o s c o p i a)、ォォニシキソゥ（Eupho rb i a ma c u 1 a t a)

イネ科雑草：ィヌビエ（Ech i noch l oa c ru s-ga l l i)、エノコログサ（Se t ar i a v i r i d i s)、アキノエノコログサ（S e t a r i a f abe r i)、メヒシノ (D i g i t a r i a s angu i na l i s) ォヒシバ（E 1 e u s i n e i n d i c a)、スズメノカタビラ（P o a a nn ua)、フフックグラス (Al opecu rus myo sur o i de s)、カラスムギ（A vena f a tua)、セィバンモロコシ（So rghum ha l e ens e)、シノム千 (A ropyr on r epens)、ゥマノチヤヒキ (B r omu s t e c t o r um)、ギヨウギシバ (C y n o d o n e dac ty l o n)、ォォクサキビ（Pan i cum d i cho t omi f l o rum)、テキサスパ二カム（Pan i cum t e x a n urn), シャ夕一ケーン（Sorgh um vu l gare)、ネズミムギ (L o 1 i um mu 1 t i f 1 o r um) ツユクサ科雑草：ツユクサ（Comme 1 i n a c ommu n i s)、マルバッュクサ (C omme l i na bengha l ens i s)

トクサ科雑草：スギナ（E Q u i s e t um a r v e n s e )

カャッリグサ科雑草：コゴメガャッリ（Cy p e r u s i r i a)、ハマスゲ（C y p e r u s r o t u n d u s )、キノ、マスゲ (C y p e r u s e s c u 1 e n t u s ) 本発明組成物において、有効成分として用いられるフルミオキサジンとスルホスルフロンとの混合割合は、 1 ： 0. 1〜10、好ましくは 1 ： 0. 2〜5の範囲、さらに好ましくは 1 ： 1/3〜4の範囲である。本発明組成物は、通常、固体担体、液体担体等と混合し、必要により界面活性剤、その他の製剤用補助剤等を添加して、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒剤等に製剤化して用いるとよい。これらの製剤中には、フルミオキサジンとスルホスルフロンとの合計量が一般に約 0. 1〜90重量％、好ましくは約 1〜80重量％含有させるとよい。本発明組成物を製剤化するに際し、用いられる固体担体としては、例えば粘土類（力オリナイト、珪藻土、合成含水酸化珪素、フバサミクレー、ベントナイト、酸性白土等)、タルク、その他の無機鉱物（セリサイト、石英粉末、硫黄粉末、活性炭、炭酸カルシウム等）化学肥料（硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等）等の微粉末や粒状物が挙げられ、液体担体としては、例えば水、アルコール類（メタノール、エタノール等）、ケトン類（アセトン、メチルェチルケトン、シクロへキサノン等)、芳香族炭化水素類 (トルエン、キシレン、ェチルベンゼン、メチルナフタレン等)、非芳香族炭化水素類（へキサン、シクロへキサン、ケロシン等)、ェステル類（酢酸ェチル、酢酸ブチル等)、二トリル類（ァセトニトリル、イソプチロニ卜リル等）、エーテル類（ジォキサン、ジイソプロピルエーテル等）、酸アミド類（ジメチルホルムアミド、ジメチルァセトアミド等）、ハロゲン化炭化水素類 (ジクロロェタン、トリクロロエチレン等）等が挙げられる。本発明組成物は、夫々の有効成分を上述の製剤手法により製剤した後、これらを混合することにより調製することもできる。

このようにして製剤化された本発明組成物は、そのまま散布してもよいし、水等で希釈して希釈液とした後に、土壌若しくは植物体に散布してもよい。本発明組成物は、さらに、他の除草剤と混合して用いることにより除草効力の増強を期待でき、さらに殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料、薬害軽減剤（saiener)、土壌改良剤等と併用することもできる。本発明組成物の施用量は、有効成分であるフルミオキサジンとスルホスルフロンとの混合比、気象条件、製剤形態、施用時期、施用方法、施用場所、防除対象雑草、対象作物により変わり得るが、 1ヘクタール当り有効成分化合物の合計量として、通常、約 1から 1 0 0 0 gである。乳剤、水和剤、懸濁剤等は、その所定量を 1ヘクタール当たり通常約 1 0 0〜 2 0 0 0リツトルの水で希釈して施用する。また、本発明組成物を雑草に茎葉処理する場合には、本発明組成物の希釈液にアジュバントを加え、雑草に対する効力の増強を期待することができる。実施例

以下、本発明をより詳細に説明するため、実施例を挙げて説明するが本発明はこれらの例に限定されるものではない。製剤例を以下に示す。以下の例において、部は重量部を表す。製剤例 1

フルミオキサジン 2 5部、スルホスルフロン 2 5部、リグニンスルホン酸カルシゥム 3部、ラウリル硫酸ナトリウム 2部及び合成含水酸化珪素 4 5部をよく粉碎混合して水和剤を得る。

製剤例 2

フルミオキサジン 7 0部、スルホスルフロン 1 4部、リグニンスルホン酸カルシゥム 3'部、ラウリル硫酸ナトリウム 2部及び合成含水酸化珪素 1 1部をよく粉砕混合して水和剤を得る。

製剤例 3

フルミオキサジン 1 4部、スルホスルフロン 7 0部、リグニンスルホン酸カルシゥム 3部、ラウリル硫酸ナトリウム 2部及び合成含水酸化珪素 1 1部をよく粉碎混合して水和剤を得る。

製剤例 4

フルミオキサジン 1 0部、スルホスルフロン 5部、リグニンスルホン酸カルシゥム 3部、ラウリル硫酸ナトリウム 2部及び合成含水酸化珪素 8 0部をよく粉碎混合して水和剤を得る。

製剤例 5

フルミオキサジン 2 0部、スルホスルフロン 2 0部、ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエ一ト 3部、 CM C (カルポキシメチルセルロース) 3部及び水 5 4部を混合し、粒度が 5ミクロン以下になるまで湿式粉碎して懸濁剤を得る。製剤例 6

フルミオキサジン 5 0部、スルホスルフロン 1 0部、ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエート 3部、 C M C (カルポキシメチルセル口一ス） 3部及び水 3 4部を混合し、粒度が 5ミクロン以下になるまで湿式粉砕して懸濁剤を得る。製剤例 7

フルミオキサジン 5部、スルホスルフロン 2 5部、ポリオキシエチレンソルビタンモノォレエート 3部、 C M C (カルポキシメチルセルロース) 3部及び水 6 4部を混合し、粒度が 5ミクロン以下になるまで湿式粉碎して懸濁剤を得る。製剤例 8

フルミオキサジン 4部、スルホスルフロン 2部、ポリオキシエチレンソルビ夕ンモノォレエ一ト 3部、 C M C (カルポキシメチルセルロース) 3部及び水 8 8 部を混合し、粒度が 5ミクロン以下になるまで湿式粉碎して懸濁剤を得る。以下に生物試験例を示す。

評価基準

除草効力の評価は、調査時の供試雑草の生育状態が無処理のそれと比較して全くないし殆ど違いが無いものを「0」とし、供試植物が完全枯死又は生育が完全に抑制されているものを「5」として、 0〜 5の 6段階に区分し、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」で示す。除草効力の評価値「4」、「5」は優れた除草効力であることを意味する。

薬害の評価は、薬害が全く認められないか薬害が認められるが実用上問題のない場合は「無害」、軽度であるが実用上許容できない薬害が認められる場合には「小」、中程度の薬害が認められる場合には「中」、強度の薬害が認められる場合には「大」として 4段階に区分し、「無害」、「小」、「中」、「大」で示す。試験例 1 (土壌処理試験） ·

直径 2 2 c m、高さ 1 9 c mのプラスチックポットに畑地土壌を詰め、ネズミムギ及びブラックグラスを播種した。フルミオキサジン製剤品（商品名 V a l o r S X、ベ一ラント U S A社製）、スルホスルフロン製剤品（商品名 M o n i t o r、モンサント社製）及びフルミオキサジン製剤品とスルホスルフロン製剤品との混合剤の各々所定量を水で希釈し、小型噴霧器で土壌表面に均一に散布した。' 処理後温室内で育成し、 3 4日目に雑草に対する除草効力を調査した。結果を表 1に示す。

表 1

試験例 2 (茎葉処理試験）

直径 1 2 c m、高さ 8 c mのプラスチックポットに畑地土壌を詰め、野外から採取したセィタカァヮダチソゥを移植し、温室内で 3 1日間育成させた。フルミォキサジン製剤品（商品名 V a 1 o r S X：ベーラント U S A社製）、スルホスルフロン製剤品（商品名 M o n i t o r ：モンサント社製）及びフルミオキサジン製剤品とスルホスルフロン製剤品との混合剤の各々所定量を水で希釈し、小型噴霧器で植物体上方より均一に散布した。処理後 2 9日間温室内で育成し、除草効力を調査した。結果を表 2に示す。表 2

以上の試験例に示すように、土壌処理試験及び茎葉処理試験のいずれにおいても、本発明組成物の処理区では、フルミオキサジン単用区若しくはスルホスルフ口ン単用区と比較して優れた除草効力が得られた。さらに、リンゴ、二ホンナシ、モモ、カキ、ブドウ、カンキッ類等を栽培している樹園地において本発明組成物を使用し、薬害の発生有無を調べたが、いずれの樹種にも薬害は全く認められなかった。試験例 3

ナシおよびミカンを栽培している果樹園において、フルミオキサジン製剤品（商品名 V a 1 o r S X：ベ一ラント U S A社製）とスルホスルフロン製剤品（商品名 M o n i t o r ：モンサント社製）との混合剤の所定量を水で希釈し、生育しているアメリカアサガオ、スギナに対し上方から炭酸ガススプレーヤーで均一に散布した。薬剤処理後 6 3日目に、雑草に対する除草効力および樹木に対する薬害を判定した。結果を表 3に示す。表 3

産業上の利用可能性

本発明により、樹園地又は非農耕地において低薬量で施用でき、広範囲の雑草を防除することが可能になる。

Claims

請求の範囲

1. 樹園地又は非農耕地における雑草を防除するための除草用組成物であり、有効成分として (a) N— (7—フルオロー 3, 4ージヒドロー 3—ォキソ一 4 一プロプー 2—ィニルー 2H— 1, 4—ベンズォキサジン一 6—^ fル）シクロへク一 1一ェン一 1, 2ージカルボキサミドと、 (b) 1一 (4, 6ージメ卜キシピリミジン一 2—ィル） -3- (2—ェチルスルホニルイミダゾ [1, 2 - a] ピリジン— 3—ィルスルホニル）ゥレアとを含有し、かつ、その混合割合'（有効成分（a) と有効成分（b) との重量比）が 1 ： 0. 1〜10であることを特徴とする除草用組成物。

2. 樹園地又は非農耕地において雑草を防除する方法であり、請求項 1記載の除草用組成物、或いは、同時に若しくは併用して（a) N— （7—フルオロー 3， 4ージヒドロ—3—ォキソ _4一プロプー 2—ィニルー 2H— 1, 4—ベンズォキサジン一 6—ィル）シクロへクー 1一ェンー 1, 2—ジカルポキサミドと、（b) 1一 (4, 6—ジメトキシピリミジン一 2一ィル) - 3 - (2—ェチルスルホニルイミダゾ [1, 2— a] ピリジン— 3—ィルスルホニル) ゥレアとの混合割合 (有効成分（a) と有効成分（b) との重量比）が 1 ： 0. 1〜10である組み合わせを、雑草が生育している若しくは生育する場所の土壌又は雑草に施用することを特徴とする方法。

3. 樹園地又は非農耕地において雑草を防除するための除草用組成物の有効成分としての、 (a) N— (7—フルオロー 3， 4ージヒドロ一 3—ォキソ _ 4一プロプー 2—ィニルー 2 H— 1， 4—ベンズォキサジン— 6—ィル) シクロへク — 1一ェン— 1, 2—ジカルポキサミドと、（b) 1— （4， 6—ジメトキシピリミジン _ 2 _ィル) 一 3— （2—ェチルスルホニルイミダゾ [1, 2— a] ピリジン— 3—ィルスルホニル)ゥレアとの混合割合 (有効成分（a)と有効成分（b) との重量比）が 1 ： 0. 1〜10である組み合わせの使用。