明 細 書
. 着脱可能な記憶媒体を備えた F M多重放送受信装置
技術分野
この発明は、 放送局等から送信されてく る有料の表示情報 を受信して表示する受信装置に関する。 特に、 この発明は、 F Mラジォ放送電波に多重されて送信される F M多重放送の 受信機に適用して好適であるが、 それのみに限定されない。 背景技術
従来、 音声情報である F M (Frequency modulat ion) 放送 電波に文字情報等のサー ビス情報を多重させて送信し、 その サービス情報を受信側に設けた表示手段に表示させる F M放 送電波を媒体と したサービスが考えられている。 このサービ スは、 いわゆる F M文字多重放送とも称され、 見えるラジオ (Visual Ioiormation Radio) と して実用化されつつある。 具体的には、 送信側の F M放送局から通常の F M放送電波 に文字や数字等の表示情報を多重化させた電波を送信し、 受 信側の液晶ディ スプレイ付き F Mラジオにより前記電波を受 信して、 F M放送電波と文字や数字等の表示情報とを分離し、 表示情報を文字コー ドに変換して液晶ディ スプレイに表示し 利用者の視認に供するようにしたものである。 これにより、 利用者は例えば天気予報、 交通情報等を文字により視認する ことが可能となる。 この F M文字多重放送においては、 無料
のサー ビス情報の提供の他、 特定のサー ビス情報については 有料化することが考えられている。
上述した F M文字多重放送における有料サービス情報を利 用者に提供する場合、 この F M文字多重放送を営む事業者は 何等かの方法で利用者から利用料金を徴収する必要がある。 しかし、 単純に事業者と利用者との間の料金月払い契約等で 徴収しょう とすると、 利用者側の支払い滞納等が生じ易く、 利用者の管理が煩雑になるという問題がある。 しかも、 サー ビス情報を提供する事業者は、 複数存立することが予測され ることから、 各事業者が自己のサービスの利用者を特定して. 料金を徴収することは実際上不可能である。
また、 利用者側にしてみれば、 事業者又は金融機関等へ利 用料金を支払いに行かなければならず、 利用者側の負担が大 きいという問題がある。 更に、 F M文字多重放送の場合、 F M放送電波を利用する関係上支払い滞納の利用者のみサー ビス情報の提供を中止することもまた実際上不可能である。 この発明の目的は、 有料の表示情報の送信を行う際に、 利 用者にとつて利用料金の支払い処理が簡略であり、 事業者に とって煩雑さを伴う ことなく利用者を管理するこ とのできる 表示情報受信装置、 表示情報送受信システム並びに記憶媒体 を提供することである。 発明の開示
上記目的を達成するため、 1つの好ま しい態様では、 表示情報受信装置に、 表示情報放送局から送信される表示
情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された 表示情報を表示する表示手段と、 時刻を示す時刻情報を記憶 してなる記憶媒体を着脱可能な装置本体と、 現在時刻を取得 する取得手段と、 前記装置本体に装着されている記憶媒体に 記憶されている時刻情報が示す時刻に前記取得手段により取 得される現在時刻が達したか否かを判別する判別手段と、 前 記判別手段が達したと判別した後に前記表示情報放送局から 送信される表示情報の表示を禁止する制御手段とを備えるよ うに構成するこ とによって、 表示情報受信装置に着脱可能な 記憶媒体を販売する時点で、 表示情報受信装置で有料の表示 情報を視認することができる期間に対応した課金を行えるよ όにした。
また、 他の好ま しい態様では、
表示情報および現在時刻情報を送信する表示情報送信装置 と、 時刻を示す時刻情報を記憶してなる記憶媒体と、 前記表 示情報送信装置から送信された表示情報および現在時刻情報 を受信する前記記憶媒体を装着可能な表示情報受信装置とか ら成り、 前記表示情報受信装置は、 前記表示情報送信装置か ら送信される表示情報および現在時刻情報を受信する受信手 段と、 前記受信手段により受信された表示情報を表示する表 示手段と、
前記記憶媒体に記憶されている時刻情報が示す時刻に、 前 記受信手段により受信された現在時刻情報が示す現在時刻が 達したか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段が達した と判別した後に前記表示情報送信装置から送信される表示情
報の表示を禁止する制御手段とを備えるようなシステムを提 供するこ とによって、 表示情報受信装置に着脱可能な記憶媒 体を販売する時点で、 表示情報送信装置が送信する有料の表 示情報を表示情報受信装置で視認することができる期間に対 応した課金を行えるようにした。
また、 他の好ま しい態様では、
表示情報放送局から送信される表示情報を受信する表示情 報受信装置の表示を許可するか禁止するかの制御のための時 刻を示す時刻情報を記億する記憶手段と、 着脱可能とされて いる前記表示情報受信装置とのィ ンターフユイスを行うイ ン ターフェイス手段とを備えるような記憶媒体を提供すること によって、 記憶媒体を販売する時点で、 着脱可能とされてい る表示情報受信装置で有料の表示情報を視認することができ る期間に対応した課金を行えるようにした。 図面の簡単な説明
第 1図は本発明の一実施例を適用した F M多重文字多重放 送のシステム構成を示す概略説明図である。
第 2図は本実施例のサービス情報受信装置の平面図である。 第 3図は同サービス情報受信装置の左側面図である。
第 4図は同サービス情報受信装置の右側面図である。
第 5図は同サービス情報受信装置の構成を示すプロ ッ ク図 である。
第 6図は本実施例のサービス情報受信装置に使用する I C カー ドの構成を示すブロッ ク図である。
第 7図は同 I Cカー ドの E E P R O Mの構成を示す説明図
I?ある。
-第 8図は本実施例のサー ビス情報受信装置において R O M に記憶されているテーブルの内容を示す図である。
第 9図は本実施例のサービス情報送信装置の構成を示すブ ロ ッ ク図である。
第 1 0図はサー ビス情報の送信信号フ ォーマツ ト図である《 第 1 1図は本実施例のサー ビス情報受信装置の処理内容の
—部を示すフローチャー トである。
第 1 2図は第 1 1図に続く フローチヤ一 トである。
第 1 3図は第 1 1図に続く フローチヤ一トである。
第 1 4図は番組選択画面作成処理の内容を示すフローチヤ 一トである。
第 1 5図は有料番組受信設定処理の内容を示すフローチヤ 一トである。
第 1 6図は番組透択操作処理の内容を示すフローチャー ト 乙、,める。
第 1 7図は有料受信周波数設定処理の内容を示すフローチ ヤー トである。
第 1 8図は番組選択画面の表示例を示す図である。
第 1 9図は番組選択画面の他の表示例を示す図である。
第 2 0図は有料番組受信設定時の表示例を示す図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施例を詳細に説明する。 第 1図は、 本発
明の一実施例を適用した FM文字多重放送のシステム構成を 示すものである。
-この FM文字多重放送のシステムは、 有料及び無料のサー ビス情報を多重化した F M放送電波を送信する事業者である FM放送局 3と、 この F M放送局 3から送信された FM放送 電波を受信する本実施例のサー ビス情報受信装置 1 と、 この サー ビス情報受信装置 1 において、 有料のサー ビス情報を 受信する際に用いる情報記憶媒体である I C (Integrated Circuit ) カー ド 2、 及びこの I Cカー ド 2の販売を行う コ ン ビニエンスス トア等の販売店 4を有してなり、 この販売店 4はサービスセンター 9 1 と所定のカー ド売買契約等を交わ している。
すなわち、 サービスセンター 9 1は、 I Cカー ド 2の発行 会社であるとともに、 有料のサービス情報である有料番組の 製作会社でもある。 そして、 このサー ビスセンター 9 1で製 作された有料番組は、 有料のサービス情報と して F M放送局 3に送られ、 FM放送局 3等が製作した無料番組である無料 のサービス情報とともに送信される。 なお、 サービスセンタ 一 9 1から F M放送局 3への有料のサービス情報の移送は、 有線、 無線、 あるいは磁気テープに記録して搬送する等の方 法を採用し得る。
次に、 前記サー ビス情報受信装置 1について、 第 2図から 第 5図を参照して説明する。
このサ一ビス情報受信装置 1には、 第 2図に示すように、 略直方体状の装置本体 1 Aの表面に、 キー入力部 5、 サービ
ス情報等を表示する表示手段と しての表示部 6が設けられて いる。 キー入力部 5には、 文字削除キー 7、 機能選択キー 8、 英字及び数字を選択する英字 ·数字選択キー 9、 絵文字キー 1 0、 " A " 〜 のアルフ ァべッ ト及び " 1 * 〜 " 0 " の数字を入力する英字 ·数字入力キー群 1 1、 放送電波の受 信チューニングを行うチューニングキー 1 2、 ラジオ、 サー ビス情報の切り替えキー 1 3、 情報メ モ リ 14、 有料受信周 波数設定キー 1 5、 O Kキー 1 6、 F M多重の番組選択、 力 一ソル移動、 実行、 計算実行等を行うカーソルキー 1 7、 情 報バンク、 電話、 計算、 シーク レツ ト等のモー ドを選択する モー ドキ一群 1 8等が設けられている。
前記サービス情報受信装置 1の一方の側面には、 第 3図に 示すように、 ステレオヘッ ドホン用ジャ ッ ク 1 9、 音量調整 ダイャル 2 0、 電源スィ ツチ 2 1が 15けられている。 前記サ 一ビス情報受信装置 1の他方の側面には、 第 4図に示すよう に、 情報記憶媒体である I Cカ ー ド 2を装着するスロッ ト 2 2が設けられている。
第 5図は、 前記サー ビス情報受信装置 1 の構造を示すプロ ッ ク図であり、 F M放送電波を受信し対応する音声を発音す る F M放送受信部 3 0と、 この F M放送受信部 3 0により受 信した F M放送電波に多重化されている有料、 無料のサービ ス情報の受信に対する各種の処理を行うサー ビス情報受信部 4 0 とを有している。
前記 F M放送受信部 3 0は、 F M放送電波を受信するアン テナ 3 1 と、 F M放送電波のチューニングを行う F Mチュー
ナ 3 2と、 F M信号の復調を行う F M復調器 3 3と、 復調さ れた F M信号をステレオ信号に復調するステレオ復調器 34 と、 このステレオ復調器 34の出力信号を増幅する一対のァ ンプ 3 5 a , 3 5 b と、 アンプ 3 5 a , 3 5 bで增幅された 信号を音声と して出力する一対のスピーカ 3 6 a , 3 6 b と を具備している。 なお、 前記ステレオへッ ドホン用ジャ ッ ク 1 9にステレオへッ ドホンを装着して F Mステレオ放送を聴 取すること も勿論可能である。
前記サー ビス情報受信部 4 0は、 前記 F M復調器 3 3に接 続され、 前記 F Mステレオ放送の L、 R信号の変調度に対し て多重信号の大きさ (レベル) を 4〜 1 0 %まで変化させる デジタル変調を行い F M放送電波に多重化されているサービ ス情報を分離する L一 M S K (Level Control led Minimum Shif t Keying) 復調器 4 1 と、 誤り訂正復号器 4 2と、 分離 されたサービス情報に対する各種の処理を行う制御部 4 3と を有している。
この制御部 4 3に対して、 制御部 4 3の処理プログラムを 格納した R O M (Read Only Memory) 44と、 前記キー入力 部 5及び表示部 6と、 前記 I Cカー ド 2に対する読取り書き 込み処理を行うカー ド処理部 4 5と、 受信データ (受信情報) を記憶する受信データメモリ 4 7及び前記キー入力部 5から の入力データ (入力情報) を記憶する人力データメ モリ 4 8 と、 制御部 4 3の処理結果に応じて警報を発するブザー等の 報音部 4 9と、 前記キー入力部 5におけるチューニングキ一 1 2の操作や後述する有料受信周波数設定処理に応じて前記
F Mチューナ 3 2の受信チューニングを行う受信制御部 5 5 とが接続されている。
—第 6図は、 前記 I Cカー ド 2の構成を示すブロッ ク図であ り、 この I Cカー ド 2は、 サービス情報受信装置 1本体とデ 一夕の授受を行う コネクタ 5 1 と、 後述する有効期間相対値 デ一夕等を記憶する E E P R 0 M (Electrical ly Erasable Prograimab I e Read Only Memory ) 5 2と、 暗号化受け渡し 用の C P U (Central Processing Uni t ) 5 3とから構成さ れている。
第 7図は、 この I Cカー ド 2における E E P R O M 5 2の メ モリエリア構造を示すものであり、 有効期間相対値データ 記億領域 5 2 a、 使用開始日データ書き込み領域 5 2 b、 使 用終了日データ書き込み領域 5 2 c、 未使用フラグデータ記 憶領域 5 2 d、 有料番組許可数データ記 tt領域 5 2 e、 サー ビス地域数データ記憶領域 5 2 f 、 サービス地域データ記憶 領域 5 2 g、 サー ビス局数データ記憶領域 5 2 h、 サー ビス 局データ記憶領域 5 2 i 、 有効サー ビス種別データ記憶領域 5 2 j 及び発行会社 I Dデータ記憶領域 5 2 kが設けられて いる。 有効期間相対値データ記億領域 52 aには、 有効期間 相対値データ U Dが予め記憶されており、 この有効期間相対 値データ U Dは、 "日- を単位として 1〜 3 6 5のいずれか の相対有効期間を示す 9 ビッ トデータで構成され、 例えば 6 ヶ月であれば、 " 1 82 " を示すデータが、 1 2ヶ月であれ ば " 3 6 5 ' を示すデータ力 <、 例えば工場出荷時等において 予め記億されている。
使用開始日データ書き込み領域 52 bには、 後述する処理 によ り使用開始年データ S K Y Dと、 使用開始月 日データ S K D Dとが書き込まれる。 使用開始年データ S K Y Dは、 1 994年から 20 1 0年までを示す 4 ビッ トデータで書き 込まれ、 使用開始月日データ S K D Dは、 1 日から 365曰 に対応する 0〜 364の 9ビッ 卜データで書き込まれる。 し たがって、 例えば使用開始日が 1 994年 1 2月 3 1である とすると、 S KYDと して " 1 994" を示す 4 ビッ トデー タが書き込まれ、 S K D Dと して 1 2月 3 1 日に対応する "364" を示す 9ビッ トデータが書き込まれるこ ととなる, 使用終了日データ書き込み領域 52 cにも、 後述する処理 によ り使用終了年データ S S Y Dと、 使用終了月 日データ S S D Dと力 <、 同様にして各々 1 994年から 20 1 0年ま でを示す 4 ビッ トデータと、 1 日から 365日に対応する 0 〜 364の 9ビッ トデータで書き込まれる。 さ らに、 未使用 フラグデータ書き込み領域 52 dにも、 工場出荷時等におい て予め未使用を示すフラグ M F = 1が書き込まれており、 こ のフラグ M Fは、 この I Cカー ド 2の使用が開始された時点 で、 使用開始済みを示す MF = 0に書き換えられる。
有料番組許可数データ記憶領域 52 eには、 有料のサービ ス情報の最大選択ポイ ン ト数としての有料番組許可数データ U B D (本例の場合 "3" ) が工場出荷時等において予め害 き込まれており、 この有料番組許可数データ U B Dは 1番組 〜 3番組に対応する " 1 " 〜 "3" のいずれかの値からなる c サー ビス地域数データ記憶領域 52 f には、 サー ビス地域数
データ S C S Dが記憶されており、 このサービス地域数デー タ S C S Dは I Cカー ド 2の発行会社が有料サー ビスを行つ ている地域数 N (N -都道府県数) を、 1〜 7のいずれかの 値をもって示す。 そして、 この S C S Dが示す N個分のサー ビスデータ S D (N) が、 以下の各記億領域 52 g, 52 h , 5 2 i に記億されている。 すなわち、 N個分の S D (N) は、 各々サー ビス地域データ S C D、 サー ビス局数データ S K S D、 及びサー ビス局データ S K D ( 1 ) 〜 S KD (M) で構成されている。 サービス地域データ S C Dは、 有料サ一 ビスを行っている地域 (都道府県) に対応する 1〜47のい ずれかの値である。 サービス局数データ S K S Dは、 前記サ 一ビス地域デ一夕 S C Dにより示される地域に存在する I C カー ド 2の発行会社が行っている有料のサービス局数 (M) を示す最小値 1から最大値 7までのいずれかの値である。 ま た、 サー ビス局データ S K Dは、 前記サー ビス局数データ S K S Dが示す M局のサービス局に各々対応する S K D ( 1 ) 〜S KD (M) のデータで構成され、 これら S KD ( 1 ) 〜 S K D (M) は局番号を示す。
有効サービス種別データ記憶領域 52 j には、 この I C力 — ド 2を用いて利用可能な情報サービスの利用者種別を示す 有効サービス種別データ U S D (本例の場合 "2" ) が記憶 されている。 この有効サー ビス種別データ U S Dは、 特定企 業向け情報サービスを示す " 1 " 、 学生向け情報サービスを 示す "2* 、 一般ビジネスマン向け情報サー ビスを示す "3" のいずれかの値である。 この有効サービス種別データ U S D
と前記有料番組許可数データ U B Dと前記有効期間相対値デ 一夕 UDとは、 当該 I Cカー ド 2の種類及び販売価格に応じ て異なり、 販売価格の高い I Cカー ド 2ほど、 大きな値から なる有料番組許可数データ U B Dと有効期間相対値データ U Dとが記憶されている。 また、 発行会社 I Dデータ書き込み 領域 52 kには、 I Cカー ド 2の発行会社 (有料番組の提供 者でもあるサービスセンター 9 1 ) に割り当てられた 1〜 5 1 2のいずれかの値であって、 本実施例における発行会社を 示す情報 HKは、 例えば工場出荷時に書き込まれている。 な お、 発行会社を示す情報は数値に限ることなく 、 文字データ 等でもよい。
許可番組番号データ書き込み領域 52 i には、 後述する処 理により許可番組番号データ K B D ( 1〜Nのいずれかの値) が書き込まれる。 許可番組番号レジスタ K B R〗 〜 3は有料 視認する こ とに決めた番組番号を格納し、 K B R4は常時 "0" を格納する。
—方、 R 0M44には、 処理プログラムとともに、 第 8図 に示したテーブルが記憶されている。 このテーブルには、 1 〜47の地域番号に対応して 「北海道」 〜 「沖緙」 の地域名 称が記憶されているとともに、 各地域名称に対応して、 当該 地域に存在する F M局の局番号、 送信周波数、 放送局名が記 億されている。
第 9図は、 前記 F M放送局 3に配置されるサービス情報送 信装置 7 0を示すものであり、 このサー ビス情報送信装置 7 0は、 送信部 7 1 と、 多重化処理部 7 2と、 後述するよ
うな有料、 無料のサー ビス情報を多重化処理部 7 2に送り 出す送信処理部 73、 及び現在年月 日データを発生する計時 部 74を具備している。 送信部 7 1は、 音声情報のステレオ 変調器 75と、 FM変調器 76と、 送信器 77と、 送信アン テナ 78とを具備している。 多重化処理部 72は、 符号化部 82、 多重化部 79、 誤り訂正付加器 80、 L一 M S K変調 器 S 1を具備している。
前記 F M放送電波に多重化されるサービス情報の送信信号 フ ォーマッ トについて第 1 0図を参照して説明する。 サービ ス情報の送信情報は、 年月日データ HD、 番組表データと、 これに続く サー ビス情報である番組 1 〜番組 Nの内容デー タ とで構成され、 これら一連のデータが繰り返し送信され る。 番組表データは、 番組表であることを示す I D ( I D = H I ) . 番組提供者 I D - B I、 番組総数 B S、 及び番組 1 〜番組 Nの番組固有データで構成される。 こ こで、 番組提供 者 I Dは、 前述の発行会社 I Dと同様に、 1〜 5 1 2のいず れかの値である。 また、 前記番組固有データは、 番組名 B M、 有料放送コー ド UH ( "0" で無料を示し " 1 " で有料を示 す) 、 見本番組有無コー ド MB ( "0" で見本番組無し " 1 " で見本番組有りを示す) 、 サービス種別を識別するためのサ 一ビス種別コー ド S S (0〜 3のいずれかの値) 及び有料番 組の重み付けポイ ン ト値と しての料金割增コー ド KY ( - 1 - 〜 "3" の割増倍率を示す) とで構成されている。
前記サー ビス種別コー ド S Sの各値は下記内容を意味する。 0 ; 全ての情報サー ビス種に共通する内容の情報サー ビス
(内容例一海外ニュース、 地域天気予報など)
1 ; 特定企業向け情報サー ビス (内容例 -業界情報、 最新壳 れ筋情報など)
2 ; 学生向け情報サー ビス (内容例 -安い飲食店紹介、 大学 紹介など)
3 ; ―般ビジネスマン向け情報サー ビス (内容例—株価情報 ビジネスホテル紹介など)
なお、 図示は実データであり、 実際は誤り訂正用のチェ ッ クサムゃ暗号化処理等を行って送信される。 また、 無料番組 の場合には、 料金割增コー ド K Y = 0である。 さ らに、 前記 受信データメモリ 4 7には、 この第 1 0図に示した送信信号 フ ォーマツ 卜と同一構成からなるメ モ リエリァが設けられて おり、 同図に示したサービス情報の全てのデー夕が受信デー 夕メ モ リ 47のメ モ リ エリ アに記億される。
次に、 前記サービス情報受信装置 1の動作を第 1 1図以降 に示したフローチャー トに従って説明する。 なお、 フローに おいては、 下記に示すデータ及び制御部 4 3内に設けられた レジス夕を用いている。
年月 日データ H D :
前記使用終了年データ S S Y D及び使用終了曰データ S S D Dと同様に、 1 994年から 20 1 0年までを示 す 4 ビッ トデータと、 1 日から 365日に対応する 0〜 364の 9 ビッ トデータとから構成される。
現在年データ レジスタ G Y R :
4ビッ ト構成であって 1 994年から 20 1 0年までの
現在年を格納する。
現在月 日データ レジスタ G D R :
- 9 ビッ ト構成であって、 1 日から 3 6 5日に対応する
0〜 364の現在月日を格納する。 (なお、 GRによ り、
G YR及び G DRの両レジスタを示す。 )
日付演算レジスタ H Z R :
使用終了日を演算する際の途中データを格納する。
期限切れレジスタ K GR :
- 0 " で期限内、 " 1 " で期限切れを示す。
番組許可演算レジスタ B Z R :
番組許可数を演算する際の途中データを格納する。
カウ ンタ N :
有料サービスを行っている地域数を力ゥ ン トする。
カウ ンタ M :
有料サービス局数をカウン トする。
レジスタ X :
有料サービス局を示すデータを一時的に格納する。
イ ンク リ メ ン ト レジスタ NR :
K B R 1〜4を指定するための値を格納する。
すなわち、 サービス情報受信装置 1内の制御部 4 3は、 電 源の投入に伴って第 1 1図〜第 1 3図に示した一連のフロー に従つて動作を開始し、 電源の投入に応答して期限切れレジ ス夕 K G Rをセッ ト し (S A 1 ) 、 年月 日データ HDの受信 を監視する ( S A 2 ) 。 そして、 前述したフ ォーマツ 卜から なる送信信号から年月日データ H Dが受信されると > この年
月 日データ HDを G Rに格納する。 こ こで、 G Rは前記のよ うに G Y R及び G D Rの両レジスタを示すことから、 この 受信した年月 日データ H Dのう ち、 4 ビッ トの現在年デー 夕を現在年データ レジスタ G Y Rに格納し、 9 ビッ トの現 在月 日データを現在月 日データ レ ジスタ G D Rに格納する ( S A 3 ) o
次に、 番組表を示す I Dであ る H I の受信を監視 し
( S A 4 ) 、 H Iを受信したならば番組表データを取り込ん で ( S A 5) 、 後述する番組選択 (メニュー) 画面作成処 理 ( S A 6 ) を実行した後、 番組内容データを取り込んで
( S A 7 ) 、 後述する番組選択操作処理 (S A 8) を実行す る。 次に、 I Cカー ド 2がスロ ッ ト 22に装着されているか 否かを検出し (S A 9) 、 装着されていない場合には、 レジ スタ K G Rに 1をセッ ト した後 (S A 27) 、 S A 2に戻る。
そして、 I Cカー ド 2がスロッ ト 22に装着されたならば、 この I C力一 ド 2の発行会社 I Dデータ書き込み領域 52 k に記憶されている前記情報 H Kを読み取って、 この情報 H K
( 1〜 5 1 2のいずれかの値) と番組提供者の I Dである B I (同様に、 1〜 5 1 2のいずれかの値) と比較し、 両 者が等しいか否かを判別する ( S A 1 0 ) 。 この判別の結 果 B I ≠ H Kであれば、 前述の I Cカー ド 2が装着されて いない場合と同様に、 レ ジスタ K G Rに 1をセッ ト した後
( S A 27 ) 、 S A 2に戻る。 したがって、 I Cカー ド 2力、' 装着されていない場合、 あるいは装着されていても当該 I C カー ド 2の発行会社を示す HKと、 有料番組の提供者を示す
B I との不一致により、 I Cカー ド 2の発行会社が行ってい る有料番組ではない場合に、 S A 1 1以降の処理は行われず、 よって、 第 1 2図の S A 2 1における有料番組受信設定処理 も実行されない。
しかし、 B I =H Kであって、 当該 I Cカー ド 2の発行会 社を示す HKと、 有料番組の提供者を示す B I とが一致して いれば、 引き続き当該 I Cカー ド 2の未使用フラグデータ記 億領域 52 dに記憶されているフラグ MFの状態を読み取つ て、 M F - 1であるか否かを判別する ( S A 1 1 ) 。 この判 別の結果、 MF - 1であって、 当該 I Cカー ド 2が未使用で あれば、 この日が当該 I Cカー ド 2の使用開始日である。 し たがって、 G YRに格納されている現在年データを、 使用開 始年データ S K Y Dと して、 E E P R 0 M 52の使用開始 曰データ書き込み領域 5 2 bに書き込むとと もに、 G D R に格納されている現在月 日データを、 使用開始月 日データ S K DDと して、 前記使用開始曰データ書き込み領域 52 b に書き込む (第 1 2図中 S A 1 2) 。
次に、 E E P R OM 52の有効期間相対値データ記憶領域 52 aから、 有効期間相対値データ U Dを読み取って、 この 有効期間相対値データ UDと G D Rに格钠されている現在月 日データを加算し、 この値を日付演算レジスタ H Z Rに格納 する ( S A 1 3) 。 引き铳き、 H Z Rの値が 364以下であ るか否かを判別する ( S A 1 4 ) 。 こ こで、 H Z Rの値が 364以下であれば、 "年" の値を繰り上げなく ても、 現在 年と、 現在月 日 +有効期間相対値データとで、 使用終了曰を
示すことができる。
よって、 この場合には G Y Rに格納されている現在年デ 一.タをそのま ま、 使用終了年デ一夕 S S Y Dと して、 使 用終了日デー タ書き込み領域 5 2 c に書き込むと と もに ( S A 1 5) 、 H Z Rに格納されている "現在月 日 +有効期 間相対値データ" を使用終了月日データ S S DDと して、 使 用終了日データ書き込み領域 52 cに書き込む ( S A 1 6) 。 しかる後に、 当該 I Cカー ド 2が使用開始済みとなったこと を示すべく 、 フラグ M Fを リ セ ッ ト した後 ( S A 1 9) 、 K G Rをリセッ 卜 して当該 I Cカー ド 2が有料のサービス情 報の受信有効期限内にあることを示し (S A 20) 引き続き、 後述する有料番組受信設定処理 ( S A 2 1 ) を実行して、 S A 2に戻る。
しかし、 S A 14での判別の結果、 H Z Rの値が 364を 超える塌合には、 "年" の値を繰り上げなければ、 1 日から 365日に対応する 0〜364の数値で使用終了日を表すこ とができない。 そこで、 GYRに格納されている現在年デー タの値をイ ンク リ メ ン ト して、 このイ ンク リ メ ン ト した値を 使用終了年データ S S YDと して、 使用終了日データ書き込 み領域 52 cに書き込む (S A 1 7) 。 引き続き、 H Z Rに 格納されている '現在月 日 +有効期間相対値データ ' から 364を減じて、 その値を使用終了月 日データ S S D Dと して、 同使用終了日データ書き込み領域 52 cに書き込む ( S A 1 8 ) o しかる後に、 前述した S A 1 9〜 S A 2 1の 処理を行って、 S A 2に戻る。
他方、 S A 1 1での判別の結果 M F = 0であれば、 この I Cカー ド 2は既に使用開始済みのものである。 そして、 使用開始済みの状態である場合には、 先ず使用終了年データ S S Y Dと G Y Rに格納されている現在年データとを比較 し、 S S Y D≤ G Y Rであるか否かを判別する (第 1 3図の S A 22 ) 。 この判別の結果、 S S Y D≤ G Y Rでなければ、 この時点で当該 I Cカー ド 2は期限切れでないことが明らか であり、 よって、 期限切れレジスタ K G Rに "0" をセ ッ ト して有効期限内であることを示した後 ( S A 26) 、 S A 2 民 O o
また、 S A 22で S S YD≤ G Y Rであった場合には、 使 用終了年データと現在年データとが一致している場合も有り 得る。 そこで、 次に、 S S Y D = G Y Rであるか否かを判別 する (S A 23) 。 この判別の結果、 S S YD = G YRであ れば、 次に使用終了月日データ S S DDと G D Rに格納され ている現在月 日データ とを比較し、 S S D D≤ G D Rか否 かを判別する ( S A 24 ) 。 この判別の結果、 S S D D≤ G D Rでなければ、 当該 I Cカー ド 2は有効期限内であるこ とから、 期限切れレジスタ K G Rに "0" をセッ 卜 して有効 期限内であることを示す (S A 26) 。 しかし、 S A 24で S S DD≤ G DRであった場合には、 当該 I Cカー ド 2は既 に有効期限切れとなっている こ とから、 K G Rに " 1 " を セ ッ 卜 して期限切れである こ とを示した後 ( S A 25) 、 S A 2に戻る。 また、 S A 23で S S YD - G YRでないと 判別された場合には、 この時点で当該 1 Cカー ド 2は既に有
効期限切れであることが明らかであり、 よって、 S A 25で K G Rに 1 " をセッ ト して、 S A 2に戻る。
前記番組選択画面作成処理 (S A 6) は、 第 14図に示す フローに従って行われ、 表項目、 枠を描画した後 ( S B 1 ) 、 ΒΜ 1〜Νの番組名を表示する (S B 2) 。 この S B 1及び S B 2の処理により、 第 1 8図に示すように表示部 6には、
「番組名」 「有料」 「見本番組」 「割増」 の表項目とと もに 枠が表示される。 引き続き、 有料放送コー ド U H - 1である 番組の 「有料」 欄に 「〇」 を描画するとと もに ( S B 3) 、 見本番組有無コー ド MB = 1である岙組の 「見本番組」 欄に
「〇」 を描画する ( S B 4 ) 。
次に、 料金割増コー ド K Yの値が 1を超える番組があるか 否かを判別して (S B 5) 、 K Y = 0である場合及び K Y = 1である場合には、 S B 6の処理を行う ことなく、 S B 7に 進む。 また、 K Y - 2 o r 3である場合には、 その番組の
「割増」 櫊に 「 X」 と KYの値を描画する (S B 6) 。 した がって、 例えば受信信号が図 1 0に示したデータを有して いるとすると、 以上の処理により第 1 8図に示すように、
「番組名」 には 「番組 a j 〜 「番組 h」 が表示され、 「有 料」 攔には 「番組 b」 〜 「番組 h」 に対応して 「〇」 が表示 され、 「見本番組」 欄には 「番組 c」 、 「番組 d」 及び 「番 組 f 」 に対応して 「〇」 が表示されるとともに、 「割増」 欄 には 「番組 d」 に対応して 「 X 2」 、 「番組 f 」 に対応して
「 X 3」 が表示されることとなる。
また、 S B 5及び S B 6に続く S B 7では、 期限切れレジ
スタ K G R = 1であるか否かを判別する力《、 この K G Rは図 1 1の S A 1で初期時にセッ 卜されていることから、 始動時 においては K G R = 1であり、 よって、 有料放送コー ド U H = 1の番組の 「有料」 櫊を網掛けするとと もに (S B 8) 、 U H = 1かつ見本番組有無コー ド M B - 0の番組の 「番組名」 櫊を網掛けする (S B 9) 。 この S B 8及び S B 9の処理に より、 第 18図に例示するように、 「番組 b」 、 「番組 e J 、 「番組 g j 、 「番組 h」 の 「番組名」 櫊及び 「番組 b」 〜 「番組 h j の 「有料」 櫊に網掛けが表示される。 つま り、 「番組名」 欄の網掛けにより、 見本番組のない有料番組であ ることが示されるとと もに、 「有料」 襴の網掛けにより、 表 示不可能な有料番組であることが示される。
しかし、 K GR≠ 1である場合、 すなわち当該 I Cカー ド 2が有効期限内である場合には、 S B 9から S B 1 0に進み、 I C力一 ド 2の使用終了日データ書き込み領域 52 cに記憶 されている使用終了年データ S S Y Dと、 使用終了月 曰デ 一夕 S S D Dとに基づいて使用終了年月 日を表示した後、 S B 1 1で有料放送コー ド U H = 1の番組の 「有料」 欄を網 掛けするとともに、 U H == 1かつ見本番組有無コ一 ド M B == 0の番組の 「番組名」 欄を網掛けする ( S B 1 2) 。 次に、 U H = 1かつサー ビス種別コー ド S S - 0の番組の 「有料」 欄の網掛けを消す ( S B 1 3) 。 これにより、 U H = 1かつ S S - 0の番組は、 後述する有料番組受信設定処理に係らず 有効期限内であり さえすれば有料視認が可能な番組であるこ とを示す n 次に、 この S B 1 3で 「有料」 欄の網掛けが消さ
れた番組のうち、 見本番組有無コー ド MB - 1の 「見本番組」 櫊を網掛けするとと もに ( S B 14) 、 見本番組有無コ一ド MB - 0の 「 組名」 欄の網掛けを消す (S B 1 5) 。 これ により、 有料視認が可能である こ とを示す。 次に、 N Rに
" 1 " をセッ ト した後 (S B 1 6) 、 この NRの示す K B R の値の 「有料」 欄の網掛けを消す ( S B 1 7 ) 。 こ こで、 許 可番組番号データ書き込み領域 52 1 は、 前述のように許可 番組番号レジスタ K B R 1〜 4で構成され、 K B R 1〜 3に は、 後述する処理により有料視認することに決めた番組番号
(本例の場合 2、 4、 8のいずれか) が格納され、 このとき 有料視認することを決めた番組番号は K B R 1から順に格納 され、 また、 K B R4は常時に "0' が格納されている。
そこで、 先ず S B 1 6では、 N R = 1をセッ 卜 して、 続く S B 1 7で K B R 1の値に対応する番組番号の 「有料」 欄の 網掛けを消し、 これにより当該番組番号の番組が有料視認と して選択されていることを示す。 次に、 この K B R 1の値の 番組の見本番組有無コー ド M B = 1であるか否かを判別し
(S B 1 8) 、 MB = 1であって見本番組がある場合には、 同番組に対応する 「見本番組」 櫊を網掛けする (S B 1 9) 。 これにより、 この番組は有料視認と して選択されたから、 見 本番組の視認は不要である こ とを示す。 また、 S B 1 8で M B = 0であって見本番組がない場合には、 同番組に対応 する 「番組名」 攔の網掛けを消す (S B 20) 。 S B 1 9又 は S B 20に引き続き、 N Rをイ ンク リ メ ン ト した後 ( S B 2 1 ) 、 このイ ン ク リ メ ン ト した N Rの示す K B Rの値力く
"0" であるか否かを判別し (S B 22) 、 " 0 " でない場 合には S B 1 7に戻り、 "0" である場合には、 この番組選 択画面作成処理を終了する。
したがって、 例えば K B R 1〜 3の全てに番組番号が格納 されている場合には、 S B 1 6〜 S B 2 1のループが 3回繰 り返されることとなり、 NR 4となったとき、 K B R4は 常に "0" であることから S B 2 1からス ト ップ処理に進む こととなる。 また、 例えば "8 2 =番組 13 ' と "BM4 = 番組 d " (この "B M4 -番組 d " は見本番組有) とが予め 選択されている場合には、 前記ループが 2回繰り返され、 第
1 9図に示すように、 「番組 c」 、 「番組 f 」 〜 「番組 h」 の 「有料」 櫊及び 「番組 g」 、 「番組 h」 の 「番組名」 櫊に 網掛けが残り、 「番組 d」 の 「見本番組」 欄に網掛けが付さ れる。 つま り、 「有料」 欄の.網掛けにより選択されていない、 あるいは ϋ択できない有料番組であることが示されるとと も に、 「見本番組」 櫊の網掛けにより当該有料番組が選択され ていて、 見本番組の視認は不可能であることが示される。 ま た、 このとき、 使用終了年月 日がともに表示される。
他方、 前記有料番組受信設定処理 ( S A 2 1 ) は、 第 1 5 図に示すフ ローに従って行われ、 表項目、 枠を描画した後
( S C 1 ) 、 B M 1〜 Nの番組名を表示し ( S C 2 ) 、 さ ら に有料放送コー ド UH = 0 (無料) の 「番組名」 及び 「設定」 櫊を網掛けするとともに (S C 3) 、 U H = 1 (有料) かつ サー ビス種別コー ド S S≠有効サー ビス種別データ U S Dの
「番組名」 及び 「番組名」 櫊を網掛けする (S C 4 ) 。 この
S C 1〜 S C 4の処理により、 第 20図に示すように表示部 6には、 「番組名」 「設定」 「割増」 の表項目及び枠が表示 され、 「番組名」 櫊に 「番組 a j 〜 「番組 h」 が表示される とともに、 無料番組及び選択対象とならない有料番組である
「番組 a」 、 「番組 c」 、 「番組 e」 〜 「番組 g」 の 「番組 名」 「設定」 櫊に網掛けが表示される。 これにより、 選択対 象となる S S == 2の有料番組である 「番組 b _| 「番組 d」
「番組 h」 が網掛けのない状態となって明瞭化する。
次に、 番組許可演算レジスタ B Z Rに有料番組許可数デー 夕 U B Dの値 ( 1〜 3のいずれか) を格納し ( S C 5) 、 N Rに初期値 " 1 " をセ ッ トする ( S C 6) 。 引き統き、 各番組の料金割增コー ド K Y 〉 1であるか否かを判別し
( S C 7) 、 全ての番組が K Y≤ 1であれば S C 8の処理を 行う ことなく S C 9に進み、 KY〉 1の番組があれば、 その 番組の 「割增」 櫊に 「xJ と ΚΥの値を描画する ( S C 8) 。 よって、 「番組 dj 「番組 f 」 が K Y > 1である本例におい ては、 第 2 0図に示すよ うに、 「番組 d」 の 「割增」 櫊に
「 X 2] 、 「番組 f 」 の 「割増」 櫊に 「 X 3] が表示される。 また、 S C 7又は S C 8に続く S C 9では、 SW 1〜 9 が押されたか否かを判別する。 こ こで、 S W 1〜 9とは、 第 2図に示した英字 · 数字選択キー 9が数字選択の状態で ある場合における、 英字 ♦ 数字入力キー群 1 1の " 1 " 〜
" 9 " に対応するキーである。 そ して、 これら SW 1〜 9 のいずれかが押されたならば、 押された S W番号は番組総 数 B S (本例では、 前記のよう に B S = 8) 以下か否かを
判別 (S C 1 0) 、 B S以下でない場合には S C 9に戻る。 また。 B S以下である場合には、 SW番号と同じ番組番号の サ.一ビス種別コ一 ド S S = U S Dであるか否かを判別する ( S C 1 1 ) 。 そして、 S S≠ U S Dであつて選択設定でき ない番組であれば S C 9に戻り、 S S = U S Dであって ;31択 設定できる番組であれば、 番組許可演算レジスタ B Z Rの現 在値から上記番組番号の料金割增コー ド K Yの値を減じて、 B Z Rの値を更新する ( S C 1 2) 。
引き続き、 この番組許可演算レジスタ B Z R≥ 0であるか 否かを判別し ( S C 1 3 ) 、 B Z R≥ 0であれば S C 1 5に 進む。 しかし、 B Z R 0の条件を満たさない場合には、 前 述の S C 5で B Z Rにセ ッ ト された有料番組許可数データ U B Dを超える値の有料番組が選択されたこ ととなり、 こ の選択された有料番組の視認を許可することはできない。 し たがって、 かかる場合には、 番組許可演算レジスタ B Z Rの 現在値に上記番組番号の料金割増コ一 ド K Yの値を加えて、 B Z Rの値を S C 1 2の処理前の状態に戻し ( S C 14 ) 、 再度 S C 9から処理を実行する。
しか し、 B Z R ^ Oであれば、 有料番組許可数データ U B Dが示す値の範囲内での有料番組選択であることから、 上記番組の 「設定」 橢に 「〇」 を描画する ( S C 1 5) 。 さ らに、 N Rの示す K B Rに押された S W番号 (番組番号) を 格納した後 ( S C 1 6 ) 、 N Rをイ ン ク リ メ ン ト し ( S C 1 7) 、 B Z R = 0となるまで ( S C 1 8) 、 S C 9〜 S C 18のループを繰り返し、 B Z R = 0となった時点で、 この
有料番組受信設定処理を終了する。 したがって、 有料番組許 可数データ U B D力、' "3" 有効サー ビス種別データ U S が
" 2 " であり、 S W 2と S W4 とを順次押したとすると、 S C 1 5の処理により第 20図に示すように、 「番組 b」 と
「番組 d」 の 「設定」 櫊に 「〇」 が表示される。 S C 1 6 の処理によ り K B R 1 = 2、 K B R 2 - 4 となり、 かつ、 K B R 3 = 0 K B R4 = 0のままであるとともに、 B Z R == 3 - 1 一 2 - 0となって、 この有料番組受信設定処理を終 了する。
また、 このとき同図に示すように 「設定可能番組数」 の値 が表示され、 この 「設定可能番組数」 の値は、 本例の場合 3 — 2— 0と変化してその値を減少させつつ、 順次設定可能な 番組数を示す。 よって、 これを視認することにより、 設定可 能な番組数を認識しつつ設定操作を行う ことができる。
他方、 前記番組;!択操作処理 (S A 9) は、 第 1 6図に示 すフ ローに従って行われ、 前述の SW 1〜 9が押されたか否 かを判別し ( S D 1 ) 、 これら S W 1〜 9のいずれかが押さ れたな らば、 さ らに押された S W番号は番組総数 B S以下 か否かを判別する ( S D 2 ) 。 B S以下である場合には、 S W番号と同じ番組番号の有料放送コー ド U Hが "0" で あるか否かを判別し ( S D 3 ) 、· U H 0であって無料で あれば、 即時に上記番組の本番組内容データを表示処理す る ( S D 4 ) 。 この S D 4の処理によ り、 受信データメモ リ 4 7のメモリエリアに記憶されている無料番組 (本例では 「番組 a」 ) の本番組内容が読み出され、 表示部 6に表示さ
れる。
また、 S D 3での判別の結果、 UH = 1であって有料番組 である場合には、 期限切れレジスタ K G R力、' " 1 " か否か、 つま り当該 I Cカー ド 2が期限切れであるか若しく はスロ ッ ト 22に装着されていないかを判別し (S D 5) 、 K G R = 0であって有効期限内であれば、 SW番号と同じ番組番号の サービス種別コー ド S S力く "0" であるか否かを判別 ( S D 6) 。 こ こで、 S S = 0であって全ての情報サー ビス種に共 通する内容の有料番組であれば、 上記番組の本番組内容デー 夕を表示処理する ( S D 9) 。 しかし、 S S - 0でない場合 には、 N Rに " 1 " をセッ トする (S D 7) 。 次に、 N Rの 示す K B Rの値は押された S Wと同じであるか否かを判別し ( S D 8) 、 同じであれば上記番組の本番組内容データを表 示処理する (S D 9) 。 し力、し、 同じでない場合には、 N R をイ ンク リ メ ン ト した後 (S D 1 0) 、 NRの示す K B Rの 値力《 "0" か否かを判別し ( S D 1 1 ) 、 "0" でなければ S D 8に戻り、 "0" であれば S D 1 2に進む。
すなわち、 第 1 5図をもって前述した有料番組受信設定処 理において選択設定操作した SWと同一番号の SWを操作す ると、 S D 8において必ず N Rの示す K B Rの値が押された SW番号と同じとなる。 つま り、 第 1 5図の有料番組受信設 定処理における例では、 S W2と S W4とを順次押し、 前記 S C 1 6の処理により K B R 1 = 2、 K B R 2 =4であり、 かつ、 K B R 3 = 0、 K B R4 - 0がセッ トされている。 し たがって、 この番組選択操作処理中において、 SW2を操作
すると、 N R = 1の時点で、 N R = 1が示す K B R 1力、' " 2 " であることとなって、 S D 8で SW2の番号と K B R 1の値
"2" とが同じとなる。 よって、 S D 9では、 番組番号 2で ある 「番組 b」 の番組内容を表示部 6に表示させる。
また、 この番組選択操作処理中において、 S W4を操作す ると、 N R = 2の時点で、 N R - 2が示す K B R 2力《 "4 " であるこ ととなって、 S D 8で SW4の番号と K B R 2の値
"4 " とが同じとなる。 よって、 S D 9では、 番組番号 4で ある 「悉組 d」 の番組内容を表示部 6に表示させる。 よって、 このように番組選択操作処理中において、 有料番組受信設定 処理時と同じ番号の S Wを操作することにより、 予め視認す ることを決定した有料番組の内容を視認することができる。 なお、 本例においては前述したように、 K B R 3 = 0、 K B R4 = 0がセッ 卜されていることから、 NR = 3となつ た時点で、 NR - 3が示す K B R 3 - 0であることにより、 S D 1 1力、ら S D 1 2に進む。 し力、し、 K B R 3にも、 ある 番組番号が格納されている場合であっても、 K B R4に常時
" 0 " が格納されていることから、 NR -4となった時点で も S D 1 1から S D 1 2に進むこととなる。
そして、 サー ビス種別コー ド S S≠ 0の番号であり、 かつ 有料番組受信設定処理時と異なる番号の S Wを操作した場 合、 及び K G R = 1であって当該 I Cカー ド 2が期限切れ、 若し く はスロ ッ ト 2 2に未装着である場合に、 S D 5及び S D 1 1 に続く S D 1 2では、 SW番号と同じ番組番号の見 本有無コー ド M B 1であるか否かを判別し ( S D 1 2 ) 、
M B = 0であつて見本番組がない場合にはこの番組選択操作 処理を終了し、 MB = 1であって見本番組がある場合には、 上-記番組の見本番組内容データを表示処理する (S D 1 3) , したがって、 有料番組受信設定処理時と異なる番号の S W を操作することにより、 番組選択していない他の有料番組に 見本番組があれば、 これを自由に視認することができるとと もに、 I Cカー ド 2が期限切れ若しく は未装着である場合に は、 番組総数 B S以内の番号の SWを操作すれば、 見本番紐 があれば、 これを自由に視認することができる。 また、 この 見本番組を視認した結果、 利用者が本番組の内容を視認する 必要性があると判断した場合には、 新たな I Cカー ド 2を購 入するであろう ことから、 これにより I Cカー ド 2の購買頻 度を高めることができる。
また、 制御部 4 3は、 電源 S W 2 1の投入に伴って、 第 1 7図に示すフローに従って動作し、 有料受信周波数設定 S W 1 5の操作状態を監視する (S E 1 ) 。 そして、 この有 料受信周波数設定 SW 1 5が操作されるまで待機状態を維持 し、 I Cカー ド 2の発行会社が行っている有料番組を視認す るために有料受信周波数設定 SW 1 5が操作されたならば、 S E 2に進み、 I Cカー ド 2がスロッ ト 22に装着れている か否かを判別する。 そして、 I Cカー ド 2が装着されていな い場合には、 この有料受信周波数設定処理を終了するが、 I Cカー ド 2が装着されている場合には、 カウンタ Nに、 I Cカー ド 2のサービス地域数データ記憶領域 f に記憶され ているサービス地域数データ S C S Dが示す値を格納すると
ともに ( S E 3 ) 、 「N (カウンタ Nの値) 、 φ」 を L C D (表示部 6 ) に表示する ( S E 4 ) 。 次に、 このカウ ンタ N の.値によって示される S D (N) 内の S C Dの値に対応する 本体 R 0 M44内の地名を上記 Oの位置に表示する。 つま り S D (N) 内には、 サービス地域データ S C Dとして、 都道 府県に対応する 1 〜4 7の値が含まれており、 一方、 装置本 体の R 0 M4 4 には、 第 8図をもって説明したように、 地域 番号 1 〜 4 7に対応して地域名称が格納されている。 そこで S C Dに対応する地域番号の地域名称を、 R 0 M4 4から読 み出して、 Nの値の横に表示させる。
次に、 改行処理を行うとともに ( S E 6 ) 、 カウ ンタ Nを デク リ メ ン ト し ( S E 7 ) 、 カウ ンタ N = 0 となるまで、 S E 4〜 S E 7のループを繰り返す。 したがって、 N = 0と なるまで、 このループが N回繰り返されることとなり、 例え ば N = 7であったとすると、 下記に例示するように各行毎に シ リアル番号と地域名とが表示されることとなる。
「 7、 青森 J
「 6、 東京」
「 1、 山梨」
そ して、 S E 8に続く S E 9では、 カウ ンタ Nに再度 S C S Dの値をセッ 卜する。 引き続き、 このカウンタ Nの値の範 囲で示される数字 S W ( 1 〜 N) のいずれか、 つま り第 2図 に示した 1 〜 0の数字キーのうち 1 〜 Nのいずれかが押され
たか否かを判別する ( S E 1 0 ) 。 1〜 Nのいずれかの数 字キーが押されたな らば、 カウ ンタ Nに押されたキーの数 字をセ ッ 卜するとと もに ( S E 1 1 ) 、 カウ ンタ Mにサー ビス局数データ S K S Dの値をセ ッ トする ( S E 1 2) 。 次に、 「M (カウンタ Mの値) 、 ©」 を L C D (表示部 6) に表示した後 (S E 1 3) 、 カウンタ Nの値で示される S D
( N ) 内の M番目の S K D (M) の値をレジスタ Xに格納 する ( S E 1 4 ) 。 さ らに、 この レジスタ Xの値に対応す る本体 R 0 M44内の放送局名を上記 の位置に表示する
( S E 1 5) o
すなわち、 前述したよ うに、 各地域毎のデータ群である S D (N) 〜S D ( 1 ) は、 各々当該地域に存在する有料サ — ビス局を示すデータ S KD ( 1 ) 〜 S KD (M) を有して 構成されている。 そして、 前述の S E 1 0により検出された 数字により、 S D (N) 〜 S D ( 1 ) に対応する地域からい ずれかの地域が既に選択されている。 また、 この選択された 地域内には、 データ S KD ( 1 ) 〜 S K D (M) に対応する 複数の有料サー ビス局が存在している。 一方、 装置本体の R 0M44には、 第 8図をもって説明したように、 地域名称 毎に、 局番号、 送信周波数、 放送局名が格納されている。 そ こで、 既に選択されている地域内において、 S K D (M) の 値に対応する局番号の放送局名を、 R 0M44から読み出し て、 Mの値の横に表示させるのである。
次に、 改行処理を行う とと もに (S E 1 6) 、 カウンタ M をデク リ メ ン ト し (S E 1 7) 、 カウンタ M= 0となるまで、
S E 1 3〜 S E 1 8のループを繰り返す。 したがって、 M= 0となるまで、 このループが M回繰り返されることとなり、 前述の例示において、 数字 SW "7" が押され、 また M== 5 であったとすると、 各行毎にシリアル番号と予め選択した地 域 (青森) に存在する有料サービス局の局名が表示されるこ ととなる。
「5、 K局」
「 2、 Z局」
「 1、 X局」
そして、 S E 1 8に铳く S E 1 9では、 カウン夕 Mに再度 S K S Dの値をセッ 卜する。 引き続き、 このカウンタ Mの値 の範囲で示される数字 SW ( 1〜M) のいずれか、 つま り第 2図に示した 1〜 0のキーのうち 1〜Mのいずれかが押され たか否かを判別する (S E 20) 。 いずれかのキーが押され たならば、 カウンタ Mに押されたキーの数字をセッ トすると と もに (S E 2 1 ) 、 カウンタ Mの値で示される S K D (M) の値に対応する、 本体 R 0 M44内の放送局の送信周波数を チューナにセッ トする (S E 22) 。 すなわち、 S K D (M) は、 予め選択された地域内に存在している有料サー ビス局の 中から、 更に選択された有料サービス局の局番号を示す。 そ して、 第 8図をもって説明したように、 R 0M44には各地 域毎に局番号に対応して送信周波数が記憶されていることか ら、 この局番号に対応する送信周波数を F Mチューナ 32に
セッ トする。 したがって、 前述の例示において、 数字 S W " 2 · が押されたとすると、 「青森」 における局番号 3に対 応する Z局の Z M H Zが F Mチューナ 3 2にセッ トされるこ ととなる。
なお、 実施例においては I C力一 ドに有料サービス局を示 すデータを記憶させ、 本体 R O Mに有料サー ビス局を示すデ 一夕に対応して送信周波数を記憶させておく ことにより、 有 料番組の送信周波数を設定できるようにしたが、 本体 R O M に送信周波数を記億させずに I Cカー ドに有料番組の送信周 波数を記億させるようにしてもよく 、 また、 I Cカー ドの発 行会社が行っている有料番組を放送している放送局の中から 受信可能な放送局をオー ト リサーチするようにしたり、 I C カー ド 2の発行会社が行つている有料番組を放送している放 送局が 1局のみの場合は、 当然送信周波数も 1つであるので、 有料受信周波数設定 S W 1 5が押されると直ちに送信周波数 を F Mチューナにセッ トする構成と してもよいことは勿論で ある。
また、 実施例においては、 受信した年月日データによって I Cカー ドが期限切れであるか否かを判別するようにした力《、 例えば、 受信装置側に時計回路を持たせ、 この時計回路の計 時データを受信データによって校正し、 この時計回路の計時 データによって I Cカー ドが期限切れであるか否かを判別す るように構成してもよい。
また、 実施例においては情報記憶媒体と して I Cカー ドを 示したが、 これに限ることなく、 コイ ン状の I Cチップや、
切手型の I Cチップやバーコ一 ド等が印刷されたカー ド等、 他の媒体を用いてもよく 、 さらに、 受信装置本体に着脱可能 な情報記憶媒体にではなく 、 例えば、 受信装置本体に情報記 憶手段を設け、 有線や無線、 あるいは R O Mライター等によ り前記情報記億手段に、 有料のサービス情報の受信に係る情 報を書き込むようにしてもよい。 さ らに、 本発明は、 F M多 重放送システムに適用する他、 無線通信を利用するページン グシステムや、 有線や無線による各種の通信、 放送等に幅広 く適用できることは勿論である。
また、 実施例においては有効期限が経過したときに受信し た有料情報の表示を禁止するように構成したが、 有効期限の 経過にともなって有料情報の受信自体を禁止するように構成 することもできる。