JPWO2019066008A1 - 搬送装置 - Google Patents

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JPWO2019066008A1 JP2019545158A JP2019545158A JPWO2019066008A1 JP WO2019066008 A1 JPWO2019066008 A1 JP WO2019066008A1 JP 2019545158 A JP2019545158 A JP 2019545158A JP 2019545158 A JP2019545158 A JP 2019545158A JP WO2019066008 A1 JPWO2019066008 A1 JP WO2019066008A1
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尚矢 山田
尚矢 山田
裕之 峯山
裕之 峯山
平井 達也
達也 平井
拓郎 森
拓郎 森
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    • B65G17/00Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
    • B65G17/12Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface comprising a series of individual load-carriers fixed, or normally fixed, relative to traction element

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Abstract

搬送装置(14)は、一対の第1輪体(26)と、一対の第2輪体(27)と、一対の無端条体(30)と、搬送部材(31)とを備える。一対の第1輪体(26)は、第1位置に配置された同一の軸線を中心に回転する。一対の第2輪体(27)は、第1位置よりも高い第2位置に配置された同一の軸線を中心に回転する。無端条体(30)はそれぞれ、対応する一つの第1輪体(26)及び対応する一つの第2輪体(27)に噛合するように、対応する第1輪体(26)及び対応する第2輪体(27)に巻き掛けられている。搬送部材(31)は、一対の無端条体(30)に片持ち支持されるように取り付けられ、ケース(15)を支持可能である。【選択図】図3

Description

本発明は、搬送物を搬送する搬送装置に関する。
従来、搬送物を垂直に搬送する搬送装置として、例えば特許文献1に示す垂直搬送機が知られている。この垂直搬送機は、外装と、外装内に配置された第1〜第3の無端条体とを備えている。第1〜第3の無端条体はそれぞれ、上部2個及び下部2個の輪体からなる輪体群に張架されている。すなわち、第1〜第3の無端条体はそれぞれ、4個の輪体からなる輪体群に張架されている。各無端条体には、複数の搬送台が保持されている。一部の輪体を回転させることにより、各無端条体が走行する。複数の搬送台は、外装内を循環するように、連続して上昇及び下降する。
搬送台は、第1の取付部品によって第1の無端条体に取り付けられ、第2の取付部品によって第2の無端条体に取り付けられている。また、搬送台は、第2の取付部品と一体に形成された接続部品によって第3の無端条体に取り付けられている。すなわち、搬送台と接続部品とは、一体化され、その全体が第1〜第3の無端条体に保持されている。したがって、搬送台と接続部品とは、常に水平な状態を保っている。
特開2009−113942号公報
上述のような垂直搬送機では、第1及び第2の無端条体に加えて、搬送台と接続部品とを常に水平な状態に保つために第3の無端条体及び接続部品を必要とする。このため、搬送機の構造が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、簡単な構造を有する搬送装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する搬送装置は、一対の第1輪体と、一対の第2輪体と、一対の無端条体と、搬送部材と、を備える。一対の前記第1輪体は、第1位置に配置された同一の軸線を中心に回転する。一対の前記第2輪体は、前記第1位置よりも高い第2位置に配置された同一の軸線を中心に回転する。前記無端条体はそれぞれ、対応する一つの前記第1輪体及び対応する一つの前記第2輪体に噛合するように、前記対応する第1輪体及び前記対応する第2輪体に巻き掛けられている。前記搬送部材は、一対の前記無端条体に片持ち支持されるように取り付けられ、搬送物を支持可能である。
この構成によれば、第1輪体及び第2輪体のうちのいずれか一方を回転させることで、第1輪体及び第2輪体の周りを無端条体と共に搬送部材が循環移動する。この場合、搬送部材は、一対の無端条体に片持ち支持されている。このため、搬送部材は、第1輪体及び第2輪体を通過する過程で反転される。したがって、搬送部材を常に水平な状態に保つための余分なチェーンなどの部品が不要となる。これにより、搬送装置の構造を簡単にすることができる。
上記搬送装置において、一対の前記無端条体は、前記搬送部材の移動経路の内側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、一対の無端条体を搬送部材の移動経路の外側に配置する場合に比べて、一対の無端条体の長さを短くすることができる。
上記搬送装置において、前記搬送部材は、一対の前記無端条体に対して取付部材を介して取り付けられ、前記取付部材は、前記無端条体の長手方向における異なる2箇所において前記無端条体に取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、無端条体に対して搬送部材を安定して取り付けることができる。
上記搬送装置において、前記無端条体はチェーンであり、前記取付部材は、孔と、前記長手方向に延在する長孔とを有しており、前記孔及び前記長孔は、互いに前記長手方向に離れて配置されており、前記取付部材は、前記孔及び前記長孔において前記孔及び前記長孔に摺動可能に挿入されるピンを介して前記チェーンに取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、取付部材がチェーンと共に第1輪体及び第2輪体に沿ってUターンするように移動される際に、ピンが長孔内で移動できる。このため、取付部材を円滑に移動させることができる。
上記搬送装置は、一対の前記第2輪体を回転駆動する駆動部を備えることが好ましい。
第2輪体は、第1輪体よりも高い位置にある。このため、第2輪体は第1輪体よりも大きな荷重を無端条体から受ける。この点、この構成によれば、第2輪体が駆動部によって回転駆動される。したがって、駆動部の駆動力を、第2輪体を介して無端条体に効率よく伝達することができる。
本発明によれば、搬送装置の構造を簡単にすることができる。
一実施形態の搬送システムを示す模式斜視図。 搬送装置の斜視図。 搬送装置の内部を示す正面模式図。 搬送装置の内部を示す要部拡大斜視図。 図4の要部拡大図。 取付部材をチェーンに取り付ける途中の状態を示す斜視図。
以下、搬送システムの一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、搬送システム11は、鉛直方向Zに延びる略直方体状の搬送装置14を備えている。搬送装置14は、1階フロア12に立設されて、例えば4階フロア18よりも高い位置まで鉛直方向Zに延在する。本実施形態の搬送装置14は、その内部で搬送物を循環移動させることによって垂直搬送を行う。本実施形態では、搬送物の一例として、有底矩形箱状のケース15が用いられている。搬送装置14は、ケース15の下方への搬送と、ケース15の上方への搬送とを同時に行う。ケース15の下方への搬送は、鉛直方向Zと直交する幅方向Xにおける一方側の領域(以下、第1領域101。図1〜図4参照)で行われる。ケース15の上方への搬送は、幅方向Xにおける他方側の領域(以下、第2領域102。図1〜4参照)で行われる。ケース15内には、例えば野菜などの収穫物Sが収容される。
作業フロアである2階フロア16、3階フロア17、及び4階フロア18にはそれぞれ、第1搬送コンベヤ19と、第1回収コンベヤ20とが設けられている。第1搬送コンベヤ19は、ケース15に収穫物Sを入れる作業場所(図示略)から搬送装置14へ、収穫物Sが入ったケース15を搬送する。第1回収コンベヤ20は、搬送装置14から上記作業場所へ、空のケース15を搬送する。
各第1搬送コンベヤ19は、搬送装置14の一側面における第1領域101に位置する作業搬入口56を介して、搬送装置14に接続されている。各第1回収コンベヤ20は、搬送装置14の一側面における第2領域102に位置する作業搬出口57を介して、搬送装置14に接続されている。搬送装置14は、2階フロア16、3階フロア17、及び4階フロア18のそれぞれの位置において、押圧機構50と、第1プッシャー21とを備えている。押圧機構50は、搬送装置14の第1領域101に配置される。第1プッシャー21は、搬送装置14の第2領域102に配置される。第1プッシャー21には、第1プッシャー21を駆動させる動力源52が接続されている。押圧機構50は、第1領域101に位置する作業搬入口56を介して、対応する第1搬送コンベヤ19上から搬送装置14内に、収穫物Sが入ったケース15を押し込む。第1プッシャ―21は、動力源52の作動により、第2領域102に位置する作業搬出口57を介して、搬送装置14内の空のケース15を対応する第1回収コンベヤ20上へ押し出す。
1階フロア12において、搬送装置14の上記一側面とは反対に位置する側面には、第2搬送コンベヤ22と、第2回収コンベヤ23とが配置されている。第2搬送コンベヤ22は、搬送装置14における2階フロア16よりも若干低い中途位置から、収穫物Sが収容されたケース15を、出荷フロアである1階フロア12における収穫物Sの出荷場所(図示略)へ搬送する。第2回収コンベヤ23は、上記出荷場所から空のケース15を、搬送装置14の上記中途位置へ搬送する。
第2搬送コンベヤ22は、搬送装置14の上記中途位置における第1領域101に位置する出荷搬出口55を介して、搬送装置14に接続されている。第2回収コンベヤ23は、搬送装置14の上記中途位置における第2領域102に位置する出荷搬入口54を介して、搬送装置14に接続されている。搬送装置14は、鉛直方向Zにおいて第2搬送コンベヤ22及び第2回収コンベヤ23が配置された高さ位置に、第2プッシャー24と、押圧機構51とを備えている。第2プッシャー24は、搬送装置14の第1領域101に配置される。押圧機構51は、搬送装置14の第2領域102に配置される。第2プッシャー24には、第2プッシャー24を駆動させる動力源53が接続されている。第2プッシャー24は、動力源53の作動により、第1領域101に位置する出荷搬出口55を介して、搬送装置14内から第2搬送コンベヤ22上へ、収穫物Sが収容されたケース15を押し出す。押圧機構51は、第2領域102に位置する出荷搬入口54を介して、第2回収コンベヤ23上から空のケース15を、搬送装置14内へ押し込む。
次に、搬送装置14の構成について詳述する。
図2及び図3に示すように、搬送装置14は、フレーム25を備えている。フレーム25は、装置全体を形作るように略直方体状をなすように組まれている。フレーム25内の幅方向Xの中央部における下端部である第1位置には、一対の第1輪体26が配置されている。一対の第1輪体26は、幅方向X及び鉛直方向Zの両方と直交する奥行方向Yにおいて、離れて互いに対向するように配置されている。一対の第1輪体26は、奥行方向Yに沿って延びる同一の軸線を中心に回転する。
フレーム25内の幅方向Xの中央部における上端部である第2位置には、一対の第2輪体27が配置されている。一対の第2輪体27は、奥行方向Yにおいて、離れて互いに対向するように配置されている。一対の第2輪体27は、奥行方向Yに沿って延びる同一の軸線を中心に回転する。一対の第2輪体27は、一対の第1輪体26が配置された第1位置よりも高い第2位置に配置されている。一対の第1輪体26と一対の第2輪体27とは、鉛直方向Zにおける位置が対応している。
一対の第2輪体27は、軸28によって連結されている。軸28は、一対の第2輪体27の中心を通って奥行方向Yに延びている。一対の第2輪体27は、軸28と共に一体回転する。軸28は、一対の第2輪体27の中心部を貫通しており、軸28の一端は、駆動部29に連結されている。駆動部29は、例えばモーターなどによって構成される。駆動部29は、フレーム25に固定されている。したがって、駆動部29の駆動により、軸28と共に一対の第2輪体27が回転駆動される。駆動部29は、制御部(図示略)によって駆動制御される。
一対の第1輪体26及び一対の第2輪体27には、一対の無端条体30が噛合するように巻き掛けられている。すなわち、一方の第1輪体26及び一方の第2輪体27に一方の無端条体30が巻き掛けられ、他方の第1輪体26及び他方の第2輪体27に他方の無端条体30が巻き掛けられている。
なお、本実施形態では、第1輪体26及び第2輪体27はスプロケットとして、無端条体30はチェーンとして具体化されている。
図3及び図4に示すように、一対の無端条体30の外側には、それぞれケース15を支持可能な複数の矩形板状の搬送部材31が取り付けられている。搬送部材31は、第1載置面58と、第1載置面58の裏面に位置する第2載置面59とを有している。また、搬送部材31は、一対の取付部材32を介して無端条体30に取り付けられている。搬送部材31は、一対の無端条体30に対して、無端条体30の長手方向にほぼ等間隔に取り付けられている。すなわち、搬送部材31は、一対の無端条体30に跨るように、一対の無端条体30に対して一対の取付部材32を介して取り付けられている。
この場合、搬送部材31は、一対の無端条体30に略直角をなす状態で片持ち支持されるように、一対の無端条体30に対して一対の取付部材32を介して取り付けられている。すなわち、搬送部材31は、一対の無端条体30に対して一対の取付部材32を介して、その片側のみが支持されるように取り付けられている。したがって、駆動部29の駆動により、一対の無端条体30を一対の第1輪体26及び一対の第2輪体27の周りで循環移動させたとき、一対の無端条体30は搬送部材31の移動経路の内側に配置される。
図4及び図5に示すように、フレーム25内には、ガイド部材33が鉛直方向Zに延びるように設けられている。ガイド部材33は、無端条体30における第1輪体26及び第2輪体27と噛合しない直線部分をガイドする。ガイド部材33はそれぞれ、鉛直方向Zに延びるとともに対応する無端条体30の直線部分を収容する凹溝34を備えている。
図5及び図6に示すように、無端条体30はそれぞれ、略矩形状の一対の内リンクプレート35と、略矩形状の一対の外リンクプレート36と、円筒状のブシュ37と、円筒状のローラ38とを備えている。一対の内リンクプレート35は、互いに離れて対向している。一対の外リンクプレート36は、一対の内リンクプレート35を外側から挟むように配置されている。ブシュ37は、一対の内リンクプレート35と一対の外リンクプレート36とをこれらの端部で回転可能に交互に連結する。ローラ38は、ブシュ37に回転可能に支持されている。
ブシュ37は、一対の内リンクプレート35及び一対の外リンクプレート36を貫通している。ブシュ37の両端部は、一対の外リンクプレート36よりも外側に突出している。ブシュ37は、一対の内リンクプレート35に回転可能に支持され、一対の外リンクプレート36に回転不能に支持されている。ローラ38の一部は、一対の内リンクプレート35及び一対の外リンクプレート36の短手方向の両側からはみ出している。したがって、ローラ38が凹溝34内の両側面に接触可能なように、無端条体30の直線部分が凹溝34内に収容される。
取付部材32は、L字板状をなしている。取付部材32は、固定部40と、取付部41とを備えている。固定部40は、搬送部材31に固定される。取付部41は、無端条体30に取り付けられる。固定部40は、搬送部材31の幅方向Xに延びる側面に沿って延びる矩形板状をなしている。固定部40は、搬送部材31の内部に挿入された状態で、搬送部材31の奥行方向Yにおける端部において、複数(本例では4本)のボルト42によって固定されている。
取付部41は、無端条体30の長手方向に延びる略矩形板状をなしている。取付部41は、長手方向の一端部に円形の孔43を有し、長手方向の他端部に長手方向に延在する長孔44を有している。すなわち、取付部41は、互いに長手方向に離れて配置された孔43と長孔44とを有している。取付部41の孔43及び長孔44には、これらに対応する無端条体30のブシュ37に挿入された頭付のピン45がそれぞれ摺動可能に挿入されている。
孔43に挿入されたピン45の先端部には、ワッシャー46をかませた状態でナット47が締め付けられている。この場合、孔43に挿入されたピン45は、孔43に対して回転可能になっている。長孔44に挿入されたピン45の先端部には、ワッシャー46をかませた状態でナット47が締め付けられている。長孔44に挿入されたピン45と長孔44との間には、円筒状の摺動ローラ48が回転可能に介在している。この場合、長孔44に挿入されたピン45は、長孔44に沿って摺動ローラ48を介して摺動可能である。
したがって、取付部材32の取付部41は、孔43及び長孔44において孔43及び長孔44に摺動可能に挿入されるピン45を介して、無端条体30に取り付けられている。すなわち、取付部材32は、無端条体30の長手方向における異なる2箇所において無端条体30に取り付けられている。
次に、搬送装置14の作用について説明する。
搬送装置14によって空のケース15及び収穫物Sの入ったケース15を垂直搬送する場合には、まず、駆動部29が間欠的に駆動される。すると、駆動部29の駆動力によって一対の第2輪体27が間欠的に回転される。これにより、一対の無端条体30が一対の第2輪体27及び一対の第1輪体26の周りを間欠的に循環移動するとともに、一対の第1輪体26が間欠的に回転される。
これにより、図3に示すように、第1領域101に位置する搬送部材31が間欠的に下降されるとともに、第2領域102に位置する搬送部材31が間欠的に上昇される。このとき、第1領域101に位置する搬送部材31は、第1輪体26に沿ってUターンするように移動する過程で反転される。第2領域102に位置する搬送部材31は、第2輪体27に沿ってUターンするように移動する過程で反転される。
さらにこのとき、搬送部材31を無端条体30に取り付けるための取付部材32も、無端条体30とともに第1輪体26及び第2輪体27に沿ってUターンするように移動する。この場合、図4及び図5に示すように、無端条体30の湾曲により、取付部材32を無端条体30に取り付けるための2つのピン45の距離が変化する。しかしながら、2つのピン45のうちの一方が長孔44内で移動できる。このため、取付部材32を第1輪体26及び第2輪体27に沿って円滑に移動させることができる。
また、搬送装置14に対するケース15の出し入れは、一対の無端条体30が間欠的に移動しているときの停止時に行われる。図1及び図3に示すように、第1領域101に位置する搬送部材31上には、収穫物Sを収容したケース15が第1搬送コンベヤ19上から作業搬入口56を介して押圧機構50により押し込まれて載せられる。このとき、図3及び図5に示すように、収穫物Sを収容したケース15の荷重は、無端条体30のローラ38で受けられる。しかしながら、ローラ38はガイド部材33の凹溝34の側面上を転動する。このため、収穫物Sを収容したケース15の荷重によって無端条体30の循環移動が妨げられることが抑制される。
図1及び図3に示すように、搬送部材31上の収穫物Sを収容したケース15は、出荷フロアまで下降されて第2搬送コンベヤ22上へ出荷搬出口55を介して第2プッシャー24により押し出される。第2領域102に位置する搬送部材31上には、空のケース15が第2回収コンベヤ23上から出荷搬入口54を介して押圧機構51により押し込まれて載せられる。この場合、第1領域101で収穫物Sを収容したケース15を支持していた搬送部材31は、第1輪体26を通過して第2領域102に移動する過程で反転される。
このため、搬送部材31は、収穫物Sを収容したケース15を支持していた第1載置面58の裏面に位置する第2載置面59(図3参照)で、空のケース15を支持する。搬送部材31上の空のケース15は、出荷フロアから作業フロアまで上昇されて第1回収コンベヤ20上へ作業搬出口57を介して第1プッシャー21により押し出される。その後、第2領域102で空のケース15を支持していた搬送部材31は、第2スプロケット27を通過して第1領域101に移動する過程で反転される。
次に、作業場所から出荷場所へ収穫物Sが入ったケース15を搬送する流れの観点から、搬送装置14の作用を詳述する。
作業フロアである2階フロア16、3階フロア17、4階フロア18ではそれぞれ、第1領域101に位置する作業搬入口56を介して、第1搬送コンベヤ19上の収穫物Sが入ったケース15が搬送装置14に搬送される。このケース15は、搬送装置14内の搬送部材31の第1載置面58上に載置される。その後、ケース15は搬送装置14の第1領域101内を、出荷フロアである1階フロア12の位置まで下降する。1階フロア12では、第1領域101に位置する出荷搬出口55を介して、搬送部材31の第1載置面58上に載置された、収穫物Sが入ったケース15が第2搬送コンベヤ22に搬送される。このようにして、作業フロアの作業場所から出荷フロアの出荷場所へ、収穫物Sが入ったケース15が搬送される。
次に、出荷場所から作業場所へ空のケース15を搬送する流れを説明する。
出荷フロアである1階フロア12では、第2領域102に位置する出荷搬入口54を介して、第2回収コンベヤ23上の空のケース15が搬送装置14に搬送される。このケース15は、搬送装置14内の搬送部材31の第2載置面59上に載置される。その後、ケース15は搬送装置14の第2領域102内を、作業フロアである2階フロア16、3階フロア17、4階フロア18のいずれかの位置まで上昇する。前記いずれかの作業フロアでは、第2領域102に位置する作業搬出口57を介して、搬送部材31の第2載置面59上に載置された空のケース15が第1回収コンベヤ20に搬送される。このようにして、出荷フロアの出荷場所から作業フロアの作業場所へ、空のケース15が搬送される。
このように、本実施形態の搬送装置14では、幅方向Xにおける一方側の領域(第1領域101)において、搬送部材31の第1載置面58を用いて収穫物Sが入ったケース15の搬送を行うとともに、幅方向Xにおける他方側の領域(第2領域102)において、搬送装置31の第2載置面59を用いて空のケースの搬送を行う。そして、本実施形態の搬送装置14では、幅方向Xにおける一方側の領域(第1領域101)に設けられた作業搬入口56又は出荷搬出口55を介して、ケース15を搬送装置14に対して出し入れする一方、幅方向Xにおける他方側の領域(第2領域102)に設けられた作業搬出口57又は出荷搬入口54を介して、ケース15を搬送装置14に対して出し入れすることで、スペースの有効活用を図っている。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)搬送装置14は、一対の無端条体30に片持ち支持されるように取り付けられるとともに、ケース15を支持可能な搬送部材31を備えている。このため、搬送部材31は、第1輪体26及び第2輪体27を通過する過程で反転される。したがって、搬送部材31を反転させずに常に水平な状態に保つための余分なチェーンなどの部品が不要となる。これにより、搬送装置14の構造を簡単にすることができる。また、搬送部材31において、上昇するときにケース15を支持する第2載置面59は、下降するときにケース15を支持する第1載置面58と異なる。このため、両載置面58及び59を使い分けることができる。例えば、搬送部材31の両載置面58及び59のうちの一方で水に濡れた搬送物を支持し、他方で水に濡れるのが好ましくない搬送物を搬送することができる。
(2)搬送装置14において、一対の無端条体30は、搬送部材31の移動経路の内側に配置されている。このため、一対の無端条体30を搬送部材31の移動経路の外側に配置する場合に比べて、一対の無端条体30の長さを短くすることができる。加えて、一対の無端条体30が搬送部材31の移動経路の内側に配置されているため、搬送部材31に対して、搬送部材31の移動経路の外側からアクセスすることができる。
(3)搬送装置14において、搬送部材31は、一対の無端条体30に対して取付部材32を介して取り付けられている。取付部材32は、無端条体30の長手方向における異なる2箇所において無端条体30に取り付けられている。このため、無端条体30に対して搬送部材31を安定して取り付けることができる。
(4)搬送装置14において、取付部材32は、孔43と、長手方向に延在する長孔44とを有している。孔43及び長孔44は、互いに無端条体30の長手方向に離れて配置されている。取付部材32は、孔43及び長孔44において孔43及び長孔44に摺動可能に挿入されるピン45を介して無端条体30に取り付けられている。このため、取付部材32が無端条体30と共に第1輪体26及び第2輪体27に沿ってUターンするように移動される際に、孔43に挿入されたピン45と長孔44に挿入されたピン45との距離が変化しても、長孔44に挿入されたピン45が長孔44内で移動できる。このため、取付部材32を円滑に移動させることができる。
(5)第2輪体27は、第1輪体26よりも高い位置にある。このため、通常、第2輪体27は第1輪体26よりも大きな荷重を無端条体30から受ける。本実施形態の搬送装置14は、一対の第2輪体27を回転駆動する駆動部29を備えている。第2輪体27は、駆動部29によって回転駆動される。このため、駆動部29の駆動力を、第2輪体27を介して無端条体30に効率よく伝達することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・駆動部29をフレーム25の下端部に配置して、駆動部29が第1輪体26を回転駆動してもよい。
・取付部材32は、必ずしも孔43及び長孔44において孔43及び長孔44に摺動可能に挿入されるピン45を介して無端条体30に取り付けられる必要はない。例えば、取付部材32は、無端条体30に溶接されていてもよい。
・取付部材32は、必ずしも無端条体30の長手方向における異なる2箇所において無端条体30に取り付けられる必要はない。例えば、取付部材32は、無端条体30に対して1箇所で取り付けられてもよい。
・搬送部材31は、無端条体30に対して必ずしも取付部材32を介して取り付けられる必要はない。すなわち、取付部材32を省略して、搬送部材31を直接無端条体30に取り付けてもよい。
・無端条体30は、必ずしも搬送部材31の移動経路の内側に配置する必要はない。例えば、無端条体30は、搬送部材31の移動経路の外側に配置してもよい。この場合、搬送部材31は、取付部材32を介して無端条体30の内側に取り付けられる。
・搬送物は、必ずしもケース15である必要はない。
・ケース15に収容される物品は、必ずしも収穫物Sである必要はない。
・一対の第1輪体26と一対の第2輪体27とは、鉛直方向Zの位置がずれていてもよい。
・一対の第1輪体26及び一対の第2輪体27は、回転により一対の無端条体30を回転させるものであればよい。本実施形態では第1輪体26及び第2輪体27はスプロケットとして、無端条体30はチェーンとして具体化されているが、例えば第1輪体26及び第2輪体27をプーリーとし、無端条体30をベルトとしてもよい。
・上記実施形態では出荷場所に繋がるフロアを1階フロア12とし、作業場所に繋がるフロアを2階フロア16、3階フロア17、4階フロア18とした。すなわち、出荷フロアを、他の作業フロアよりも低い位置に配置した。しかしながら、出荷フロアは、一つ以上の作業フロアよりも高い位置に配置してもよい。
・上記実施形態のプッシャー21及びその動力源52は、省略されてもよい。すなわち、搬送装置14内の空のケース15を対応する第1回収コンベヤ20上へ押し出す作業は、手動で行われてもよい。
同様に、上記実施形態のプッシャー24及びその動力源53は、省略されてもよい。すなわち、搬送装置14内から第2搬送コンベヤ22上へ、収穫物Sが収容されたケース15を押し出す作業は、手動で行われてもよい。
14…搬送装置、15…ケース(搬送物の一例)、26…第1輪体(スプロケット)、27…第2輪体(スプロケット)、29…駆動部、30…無端条体(チェーン)、31…搬送部材、32…取付部材、43…孔、44…長孔、45…ピン。

Claims (5)

  1. 第1位置に配置された同一の軸線を中心に回転する一対の第1輪体と、
    前記第1位置よりも高い第2位置に配置された同一の軸線を中心に回転する一対の第2輪体と、
    一対の無端条体であって、前記無端条体はそれぞれ、対応する一つの前記第1輪体及び対応する一つの前記第2輪体に噛合するように、前記対応する第1輪体及び前記対応する第2輪体に巻き掛けられる、一対の無端条体と、
    一対の前記無端条体に片持ち支持されるように取り付けられ、搬送物を支持可能な搬送部材と、
    を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 一対の前記無端条体は、前記搬送部材の移動経路の内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記搬送部材は、一対の前記無端条体に対して取付部材を介して取り付けられ、
    前記取付部材は、前記無端条体の長手方向における異なる2箇所において前記無端条体に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記無端条体はチェーンであり、前記取付部材は、孔と、前記長手方向に延在する長孔とを有しており、前記孔及び前記長孔は、互いに前記長手方向に離れて配置されており、前記取付部材は、前記孔及び前記長孔において前記孔及び前記長孔に摺動可能に挿入されるピンを介して前記チェーンに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 一対の前記第2輪体を回転駆動する駆動部を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の搬送装置。
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