JPH05270650A - 垂直搬送リフト装置 - Google Patents

垂直搬送リフト装置

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JPH05270650A
JPH05270650A JP10043292A JP10043292A JPH05270650A JP H05270650 A JPH05270650 A JP H05270650A JP 10043292 A JP10043292 A JP 10043292A JP 10043292 A JP10043292 A JP 10043292A JP H05270650 A JPH05270650 A JP H05270650A
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JP
Japan
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vertical
lift device
conveyor
path
conveyed
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Withdrawn
Application number
JP10043292A
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English (en)
Inventor
Yasunari Hirata
耕也 平田
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HIRATA KIKO KK
Original Assignee
HIRATA KIKO KK
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/0471Storage devices mechanical with access from beneath
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • B65G1/04Storage devices mechanical
    • B65G1/06Storage devices mechanical with means for presenting articles for removal at predetermined position or level

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転音が静かで、フレキシビリティが高く、
さらにタクトタイムを短縮できると共に搬送物のストッ
ク機能も備えた垂直搬送リフト装置を提供する。 【構成】 垂直搬送路4の左右において上下にチェーン
21a,21bを掛け回す。前後のチェーン21a,2
1b間には、駆動コンベア27を備えた支持部22を一
定ピッチ毎に取り付ける。垂直搬送路4の下部には搬送
部24を有する仮保持部23を設ける。しかして、例え
ば垂直搬送路4の下部では搬送部24によって垂直搬送
路4内に搬送物3が搬入され、仮保持される。下方から
支持部22が上昇してくると、搬送物3は支持部22の
上に載置され、上方へ運ばれる。垂直搬送路4の上部に
達すると、搬送物3は駆動コンベア27によって搬出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は垂直搬送リフト装置に関
する。具体的にいうと、本発明は、例えばコンベヤライ
ン等の外部コンベアから搬入した搬送物を上方もしくは
下方へ搬送し、再び別な外部コンベアへ搬出する垂直搬
送リフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来例の垂直搬送リフト装置
(商品名バーチレータ)121を示す概略斜視図であ
る。これは、図18に示すような配置でフレーム122
内の上部後方に原動軸123を設け、下部後方にテーク
アップ軸124及び第一スプロケット125を設け、下
部前方に従動軸126及び第二スプロケット127を設
置し、上部前方に第三スプロケット128を設け、左右
の各内側チェーン129a,129bを原動軸123の
スプロケット123a、テークアップ軸124のスプロ
ケット124a、従動軸126のスプロケット126a
及び第一スプロケット125に掛け回し、左右の各外側
チェーン130a,130bを原動軸123のスプロケ
ット123a、テークアップ軸124のスプロケット1
24a、従動軸126のスプロケット126a、第二ス
プロケット127及び第三スプロケット128に掛け回
したものである。4本の各チェーン129a,129
b,130a,130bは同一の長さを有しており、4
本のチェーン129a,129b,130a,130b
には片面にのみ屈曲可能な金属製等の荷受スラッタ13
1を複数枚取り付けてある。さらに、原動軸123及び
従動軸126の近傍には、それぞれ水平なローラコンベ
ア132,133が設置されている。
【0003】しかして、図19に示すように、原動軸1
23を駆動することによって内側チェーン129a,1
29b及び外側チェーン130a,130bはそれぞれ
矢印ア,イの方向へ同一速度で動かされており、下方の
ローラコンベア133から搬送物134が送られてくる
と、従動軸126の位置で荷受スラッタ131が搬送物
134を引き取り、垂直搬送路135に沿って搬送物1
34を上方へ搬送した後、原動軸123の位置で搬送物
134を上方のローラコンベア132へ送り出してゆ
く。
【0004】しかし、図18のような構造の垂直搬送リ
フト装置121にあっては、チェーンの引き回し寸法が
長く、原動軸やスプロケット等のチェーンを掛けるため
の部材点数も多くなり、構造が複雑となると共に騒音も
大きいという欠点があった。さらに、金属製の荷受スラ
ッタがチェーンに取り付けられているため、一層運転時
の騒音が高く、作業環境が悪かった。
【0005】また、垂直搬送路内における水平な荷受ス
ラッタ間の距離は、荷受スラッタの長さ以上に小さくす
ることができないから、荷受スラッタ間の距離が大きく
なり、垂直搬送路内で同時に搬送物を搬送できる荷受ス
ラッタ数が少なかった。したがって、搬送物のストック
機能が低く、搬送物のタクトタイムも長くなっていた。
【0006】また、搬入出位置の高さは原動軸や従動軸
の高さによって決まり、搬入出方向はチェーンの回転方
向によって決まるので、搬入出位置の高さや搬入出方向
を自由に変更することもできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、構造が簡単で、運転音も比較的静かで、しか
も、フレキシビリティにすぐれた垂直搬送リフト装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の垂直
搬送リフト装置は、垂直搬送路内に前後方向から搬送物
を搬入出して垂直に搬送する垂直搬送リフト装置におい
て、垂直搬送路の上部と下部の間を周回する左及び右無
端帯をそれぞれ垂直搬送路の左右両側部に配設し、搬送
物の両側部を支持するための支持部を前記左右無端帯に
それぞれ設け、搬送物を垂直搬送路内に水平に搬入出す
るための駆動コンベア機構を左右の支持部のうち少なく
とも一方の支持部に設けたことを特徴としている。
【0009】本発明による第2の垂直搬送リフト装置
は、垂直搬送路内に前後方向から搬送物を搬入出して垂
直に搬送する垂直搬送リフト装置において、垂直搬送路
の左右両側部の上下部にてそれぞれ軸芯を前後方向に向
けてスプロケットを前後に配設し、垂直搬送路の左右両
側部にて前後に配設された各チェーンを上下のスプロケ
ット間に掛け回し、搬送物の両側部を支持するための支
持部を垂直搬送路の左右両側部において前後のチェーン
間に架設し、搬送物を垂直搬送路内に水平に搬入出する
ための駆動コンベア機構を左右の支持部のうち少なくと
も一方の支持部に設けたことを特徴としている。
【0010】上記駆動コンベア機構は、それぞれ個別に
動力部を備えていてもよい。あるいは、垂直搬送路の近
傍に駆動コンベア機構を駆動させるための動力部を設置
し、この動力部を各駆動コンベア機構と接続及び分離自
在にしてもよい。
【0011】また、左右の支持部にコンベア機構を設け
る場合、左右両側のコンベア機構を駆動コンベア機構と
してもよいが、一方のコンベア機構を駆動コンベア機構
とし、他方のコンベア機構を自由に動くフリーコンベア
機構としてもよい。
【0012】さらに、垂直搬送路の下部には、搬送物を
垂直搬送路内に水平に搬入出させると共に仮保持させる
ための仮保持部を設置してもよい。
【0013】
【作用】本発明の垂直搬送リフト装置にあっては、上下
に周回する無端帯を垂直搬送路の左右に分離して配設
し、左右の無端帯にそれぞれ支持部を設けているので、
左右の支持部によって例えば搬送物下面を左右両側から
支持して上方もしくは下方へ搬送物を搬送することがで
きる。しかも、垂直搬送路の左右に配置された無端帯を
上下に周回させているので、無端帯の引き回し距離が短
くなり、無端帯を掛け回すための原動軸やスプロケット
等の部材点数も少なくなり、垂直搬送リフト装置の構造
を簡単にすることができると共に運転音を低減すること
ができる。また、従来例のような金属製等の荷受スラッ
タを用いていないので、より騒音を低減でき、運転音を
比較的小さくすることができる。
【0014】また、上下の支持部間の距離に制約がない
から、搬送物の高さに合わせて上下の支持部間の距離を
任意に小さくすることができ、垂直搬送路内で同時に多
数の搬送物を支持部に載せて垂直に搬送することがで
き、搬送効率が向上する。さらに、搬送物のストック機
能が高くなると共に搬送物のタクトタイムも短くなる。
【0015】しかも、左右の支持部のうち少なくとも一
方の支持部が駆動コンベア機構を備えているので、駆動
コンベア機構によって搬送物を垂直搬送路内へ搬入し、
あるいは垂直搬送路外へ搬出することができる。特に、
駆動コンベア機構が動力部を備えている垂直搬送リフト
装置においては、駆動コンベア機構によって任意の高さ
で搬送物を搬入出することができ、搬送物の搬入位置及
び搬出位置の高さを自由に選択及び変更することができ
る。
【0016】また、垂直搬送路の近傍に動力部を設け、
この動力部を各駆動コンベア機構に接続または分離自在
とした垂直搬送リフト装置においては、動力部の共用に
よって動力部を必要最小限に抑えることができ、コスト
ダウンを図ることができる。さらに、動力部の共用によ
って支持部等の占有スペースを小さくできるので、垂直
搬送リフト装置をコンパクトに構成でき、設置面積を小
さくすることができる。
【0017】また、左右の支持部のうち一方に動力部で
駆動される駆動コンベア機構を設け、他方にフリーコン
ベア機構を設ければ、動力部をより少なくでき、垂直搬
送リフト装置をよりコンパクト化することができる。
【0018】さらに、垂直搬送路内に搬送物を搬入出さ
せると共に仮保持させるための仮保持部を垂直搬送路の
下部に設けておけば、チェーン等の無端帯に伸びが生じ
て支持部の停止位置に狂いが生じても、仮保持部によっ
て搬入され仮保持されている搬送物を支持部へ受け取っ
て上方へ搬送することができる。あるいは、支持部に載
せて下方へ搬送した搬送物を一旦仮保持部の上に置き、
仮保持部によって搬送物を外部へ搬出させることができ
る。したがって、無端帯に伸びが生じても、垂直搬送路
の下部において支障なく搬送物を搬入出することができ
る。
【0019】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例による垂直
搬送リフト装置の外観斜視図、図3及び図4はその内部
構造を示す概略正面図及び概略側面図である。
【0020】図3に示すように、垂直搬送リフト装置1
のフレーム2内には搬送物3を上下に搬送するための垂
直搬送路(空間)4が設けられ、垂直搬送路4の右左
(搬送物3の搬入出方向を前後方向とする。以下同じ)
両側部には右無端帯5と左無端帯6を配設するための側
部スペース7が設けられている。この右左の側部スペー
ス7の上部及び下部にはそれぞれ右左無端帯5,6を掛
け回すための転動部8a,9a;8b,9bが配設され
ている。
【0021】図4に示すように、上方の転動部8a,8
bにおいては、軸芯を前後方向に向けて回転自在に軸支
された回転軸10の前端(フレーム2の外部)に動力伝
達用スプロケット11が固着されており、回転軸10の
前部及び後部(フレーム2の内部)にはチェーン21
a,21bを掛けるためのスプロケット12,13が固
着されている。下方の転動部9a,9bにおいては、軸
芯を前後方向に向けて回転自在に軸支された回転軸14
の前部及び後部(フレーム2の内部)にチェーン21
a,21bを掛けるためのスプロケット15,16が固
着されている。なお、図示しないが、下方の転動部9
a,9bはチェーン21a,21bの弛みを除くための
テンション調整機能を有している。
【0022】さらに、図3及び図4に示すように、フレ
ーム2の上面の左右両側部にはそれぞれ駆動用モータ1
7及びモータ17の回転を減速して出力する減速機18
が設置されており、左右の減速機18の出力用スプロケ
ット19と左右の回転軸10の動力伝達用スプロケット
11との間にそれぞれ動力伝達チェーン20を掛け回し
てある。
【0023】また、右の側部スペース7において、上下
の転動部8a,9aの前部に設けられたスプロケット1
2,15間及び後部のスプロケット13,16間にそれ
ぞれ搬送用のチェーン21a,21bを掛け回し、前後
2本のチェーン21a,21bにより右無端帯5が構成
されている。同様に、左の側部スペース7において、上
下の転動部8b,9bの前部に設けられたスプロケット
12,15間及び後部のスプロケット13,16間にそ
れぞれ搬送用のチェーン21a,21bを掛け回し、前
後2本のチェーン21a,21bにより左無端帯6が構
成されている。右無端帯5を構成する前後のチェーン2
1a,21b間には搬送物3を下方から支持して搬送す
るための支持部22が一定ピッチ毎に架設されており、
左無端帯6を構成する前後のチェーン21a,21b間
にも搬送物3を支持するための支持部22が同一ピッチ
毎に架設されている。右左の各支持部22は同じ高さに
配置されており、各支持部22は搬送物3を水平に搬入
及び搬出するための駆動コンベア27を有している。
【0024】しかして、運転スイッチをオンにして2台
のモータ17を回転させると、上方に設置されている右
左の転動部8a,8bが互いに逆向きに回転駆動され、
チェーン21a,21bと共に右左の支持部22が等し
い上昇速度または下降速度で垂直搬送路4に沿って上方
もしくは下方へ移動する。例えば、図3に示すように、
側部スペース7の内側(垂直搬送路4に面した側)では
右左の支持部22が等しい速度で上昇し、上の転動部8
a,8bに達すると反転して側部スペース7の外側を下
降し、下の転動部9a,9bに達すると再び反転して側
部スペース7の内側を上昇する。
【0025】また、垂直搬送路4の下部においては、垂
直搬送路4を前後に横断するようにして仮保持部23が
フレーム2に固定されている。仮保持部23は、搬送物
3を前後方向に搬送するためのベルトコンベア等の搬送
部24を両側に備え、垂直搬送路4に搬入された搬送物
3をほぼ所定位置に位置決めして静止させるための位置
決め手段もしくは位置検出手段(いずれも図示せず)を
有している。
【0026】図5は垂直搬送リフト装置1の一部省略し
た断面図(図4のU−U線断面図)、図6は支持部22
の構造を詳細に示す平面図、図7(a)は支持部22の
側面図、図7(b)(c)は同図(a)のV−V線断面
図及びW−W線断面図である。
【0027】図5及び図6に示すように、チェーン21
a,21bは鉄骨製のフレーム2に設けられたチェーン
ガイド25によってスライド自在に保持されており、揺
れ動くことなく安定して上下に走行するようガイドされ
ている。支持部22はアングル状をした基板26に駆動
コンベア27を設けたものであり、チェーン21a,2
1bに設けられたL型金具28及びスペーサ金具29に
よって基板26の縦片30の両端をチェーン21a,2
1bに固定されている。
【0028】駆動コンベア27はベルトコンベアとなっ
ており、図6に示すように、基板26の縦片30の裏面
においてはモータやギア等からなる動力部31とテンシ
ョン調整部32が両端部に取り付けられている。一方、
縦片30の表面側においては、両端部にドライブプーリ
33とテールプーリ34が配設され、両プーリ33,3
4間に図7(b)に示すような複数個の転動自在なキャ
リアローラ35が配設されており、図7(a)に示すよ
うに、ドライブプーリ33及びテールプーリ34間には
ベルト36が掛けられている。ドライブプーリ33は、
図7(c)に示すように、縦片30の通孔37を貫通し
た動力部31の出力軸38に固定されており、動力部3
1でドライブプーリ33を回転させることによりベルト
36をいずれの方向にも回すことができる。また、テン
ション調整部32は、縦片30にスライド自在に取り付
けられたL形の調整プレート39と、縦片30に固定さ
れた固定プレート40と、固定プレート40に螺挿させ
られていて先端を調整プレート39に当接させられた調
整ボルト41とからなり、縦片30の長孔42を貫通さ
せるように調整プレート39から突設された軸棒43の
先端にテールプーリ34が回動自在に取り付けられてい
る。したがって、調整ボルト41を回してテールプーリ
34を前後方向に移動させることによりベルト36のテ
ンションを調整することができる。しかして、支持部2
2は駆動コンベア27のベルト36の上に搬送物3を載
せることにより、搬送物3を支持する。
【0029】さらに、図6に示すように、支持部22の
縦片30の裏面中央部には、動力部31に電力を供給す
るピン状やブレード状をした電気端子44が複数本突出
している。左右の側部スペース7内では、電力や制御信
号を送る摺電装置45が垂直搬送路4側(内側)に向け
て配設されており、側部スペース7の内側を通過する際
には支持部22の電気端子44は摺電装置45のレール
46内を摺動して溝内配線(図示せず)と電気的に接触
する。一方、側部スペース7の外側には摺電装置は設け
られていない。しかして、支持部22が側部スペース7
の外側から内側へ移動する際に電気端子44が摺電装置
45内へ入り、内側から外側へ移動する際に摺電装置4
5から抜ける。このため、駆動コンベア27は、支持部
22が垂直搬送路4に臨む側を移動するときにのみ駆動
可能となっている。このような摺電装置45を用いれ
ば、駆動コンベア27の給電を外部からコントロールす
ることができ、駆動コンベア27へのコード等による配
線が不要ですっきりとした形態にまとめることができ
る。なお、摺電装置45は、側部スペース7の上下全長
にわたって設けてもよく、搬送物3の搬入位置及び搬出
位置が定まっている場合には、搬入位置及び搬出位置に
あたる区切られた区間にのみ摺電装置45のレール46
を設けても良い。
【0030】つぎに、上記垂直搬送リフト装置1の動作
について説明する。この垂直搬送リフト装置1は搬送物
3を上方へ搬送することも、下方へ搬送することもでき
るが、以下では上方へ搬送する場合について説明する。
図4に示すように、仮保持部23とほぼ同じ高さには、
垂直搬送路4に搬送物3を搬入するための外部コンベア
47が配置されており、垂直搬送リフト装置1の上部に
は搬送物3を垂直搬送路4から搬出するための外部コン
ベア48が配置されている。また、支持部22は垂直搬
送路4側でチェーン21a,21bによって下方から上
方へ送られており、各支持部22は上下の外部コンベア
48,47と揃う高さで停止させられる。すなわち、支
持部22は、1段づつ外部コンベア47,48の位置へ
断続的に送られている。しかも、ある支持部22が上方
の外部コンベア48の位置で停止している場合には、別
な支持部22が下方の外部コンベア47と一致するよう
に外部コンベア47,48間の距離もしくは支持部22
間のピッチを調整してある。
【0031】しかして、下方の外部コンベア47によっ
て搬送物3(あるいは、搬送物3を搭載したパレット
等)が搬送されてくるときには支持部22は停止してお
り、いずれかの支持部22は仮保持部23と同じ高さで
静止している(このとき、別な支持部22が上方の外部
コンベア48の高さで停止し、外部コンベア48へ搬送
物3を搬出している。)。外部コンベア47によって送
られてくる搬送物3を検知すると、制御盤から出力され
た信号によって仮保持部23の搬送部24と支持部22
の駆動コンベア27とが駆動され、外部コンベア47か
ら搬送物3を引き取って垂直搬送路4内に搬入する。搬
送物3が垂直搬送路4内に搬入され、所定の位置まで達
すると、これを検知して搬送部24及び駆動コンベア2
7を停止させ、図5に示すように垂直搬送路4内の下部
の所定位置に搬送物3を一時的に保持する。ついで、支
持部22が駆動されて上昇すると、搬送物3が支持部2
2によって上方へ搬送される。
【0032】こうして、搬送物3を載置した支持部22
が上方の外部コンベア48の高さに達すると、外部コン
ベア48の高さで静止し、駆動コンベア27を駆動して
搬送物3を外部コンベア48へ送り出す。搬送物3を搬
出した後の左右の支持部22は転動部8a,8bの位置
で左右に分かれて下方へ周回し、転動部9a,9bで再
び周回して上方へ移動し、再び搬送物3を搬送する。
【0033】また、この垂直搬送リフト装置1は、コン
ピュータ制御と組合わせて複数に電気的制御することに
より、多段搬出位置を自動的に設定、変更することがで
き、種々の物流方法に対してフレキシブルに対応でき
る。例えば、ロット生産の場合で、複数段に外部コンベ
ア48を設置してあり、ロット毎に搬送物3を送り出す
高さが異なる場合には、ロット番号を制御装置にインプ
ットするだけで自動的に搬出する外部コンベア48が選
択されるようにすることができる。また、外部コンベア
47から複数種類の搬送物3が搬送されてくる場合、入
口に設置したセンサやカメラで搬送物3の種類を判別さ
せ、搬送物3の種類に応じてそれぞれ異なる外部コンベ
ア48へ搬出させることもできる。
【0034】なお、調整された状態においては、垂直搬
送路4の上部において外部コンベア48といずれかの支
持部22の高さを一致させた場合には、垂直搬送路4の
下部においても外部コンベア47といずれかの支持部2
2とが一致するが、チェーン21a,21bに伸びが生
じると、上方の外部コンベア48に一致させていずれか
の支持部22を停止させた場合でも、下方の外部コンベ
ア47と支持部22とが一致しなくなる。しかし、上記
垂直搬送リフト装置1にあっては、下方の外部コンベア
47と一致させて仮保持部23を設けているので、チェ
ーン21a,21bに伸びが生じた場合でも、仮保持部
23によって搬送物3を下方の外部コンベア47から垂
直搬送路内4内へ搬入し、仮保持部23に搬送物3を一
時ストックさせた後、下方から上昇してきた支持部23
に搬送物3を引き取ってスムーズに上方へ搬送すること
ができる。
【0035】また、この垂直搬送リフト装置1では、図
2に示すように複数段の外部コンベア48を設けてあれ
ば、いずれの外部コンベア48へも選択的に搬送物3を
搬出することができる。また、仮保持部23の高さの外
部コンベア47の上にも搬入用の外部コンベア(図示せ
ず)を設けてあっても、駆動コンベア27を用いること
によって支持部22の上に搬送物3を搬入することがで
きる。さらに、図4では、搬入側と反対側から搬送物3
を搬出しているが、搬入側と搬出側を同じ方向に設定す
ることもでき、使用方法の自由度が高くなっている。さ
らに、図1に示すように、垂直搬送路4内では、複数個
の搬送物3が同時に搬送されているので、ストック機能
も備えている。
【0036】図8に示すものは本発明の第2の実施例に
よる垂直搬送リフト装置51を示す一部破断した正面図
であって、これは1台のモータ17及び減速機18によ
って左右のチェーン21a,21bを駆動できるように
したものである。すなわち、左の動力伝達用スプロケッ
ト11の近傍に回転自在な補助スプロケット52を設
け、減速機18の出力用スプロケット19、右の動力伝
達用スプロケット11、左の動力伝達用スプロケット1
1及び補助スプロケット52に動力伝達チェーン20を
掛け回したものである。このように動力伝達チェーン2
0を掛け回してあると、1台のモータ17及び減速機1
8によって左右の動力伝達用スプロケット11を互いに
逆向きに回転させることができる。したがって、この実
施例によれば、モータ17及び減速機18の台数を減ら
すことができ、コストを削減できると共にモータ等の保
守点検作業も容易になる。
【0037】図9に示すものは本発明の第3の実施例に
よる垂直搬送リフト装置56を示す水平断面図である。
この実施例においては、アルミニウム押出成形品の支柱
57内にチェーンガイド溝58を設け、チェーン21
a,21bをチェーンガイド溝58内にスライド自在に
保持させている。このようなアルミニウム押出成形品の
支柱57を用いることによりフレーム2の構造及び組立
作業を簡単にできると共に垂直搬送リフト装置56を軽
量化することができる。
【0038】図10に示すものは本発明の第4の実施例
による垂直搬送リフト装置61を示す水平断面図であ
る。この実施例にあっては、左右の支持部22のうち、
一方の支持部22に動力部31を備えた駆動コンベア2
7を設け、他方の支持部22に自由に回転するフリーコ
ンベア62を設けたものである。駆動コンベア27はそ
れぞれ動力部31を備えているので、動力部31によっ
て駆動コンベア27のベルト36を走行させることがで
きる。また、フリーコンベア62は、支持部22の縦片
30に回転自在な複数のローラ63を取り付けたもので
ある。
【0039】しかして、支持部22によって垂直搬送路
4内に搬送物3を搬入する場合には、一方の支持部22
の駆動コンベア27のみを駆動して駆動コンベア27と
フリーコンベア62とによって搬送物3を垂直搬送路4
内へ搬入する。また、垂直搬送路4から外部へ搬送物3
を搬出する場合にも、一方の支持部22の駆動コンベア
27のみを駆動して駆動コンベア27とフリーコンベア
62とによって搬送物3を垂直搬送路4から搬出する。
【0040】このように一方を駆動コンベア27とし、
他方をフリーコンベア62とすれば、フリーコンベア6
2側で動力部31が不要となるので、動力部31を設け
るスペースが不要となり、垂直搬送リフト装置61をコ
ンパクトにできる。また、多数の動力部31を省略する
ことができるので、大幅なコストダウンを図ることがで
きる。
【0041】図11及び図12は本発明の第5の実施例
による垂直搬送リフト装置66を示す縦断面図及び水平
断面図である。この実施例の垂直搬送リフト装置66に
おいては、左右の各支持部22に駆動コンベア27を設
けているが、各駆動コンベア27は個々に動力部67を
有しておらず、左右の側部スペース7に設置された動力
部67と接続及び分離自在となっており、動力部67と
接続されることにより駆動コンベア27が駆動可能とな
っている。例えば上部の搬出高さ(もしくは、搬入高
さ)において側部スペース7内に動力部67が配置され
ており、一方、垂直搬送路4の下部の搬入位置(もしく
は、搬出位置)には仮保持部23が設置されている。
【0042】図13は当該垂直搬送リフト装置66にお
ける動力部67と駆動コンベア27の構造を示す平面
図、図14、図15及び図16はそれぞれ図13のX−
X線断面図、Y−Y線断面図及びZ−Z線断面図であ
る。側部スペース7の前後に立設されているアルミニウ
ム押出成形品の各支柱57には、2条のチェーンガイド
溝58が設けられており、チェーン21a,21bはチ
ェーンガイド溝58内を通って上下の転動部8a,8
b;9a,9b間を周回している。図13に示すよう
に、側部スペース7の上部において前後の支柱57間に
梁材68が架設され、支柱57の上部においてチェーン
ガイド溝58間には梁材68の端部が固定されており、
梁材68の上に動力部67が設置されている。したがっ
て、垂直搬送路4に臨む側を通る支持部22と、その外
側を通る支持部22の中間に動力部67が配置されてい
る。
【0043】動力部67は、図14及び図15に示すよ
うに、主として、駆動コンベア27に動力を伝えるため
の動力伝達機構部69と、動力伝達機構部69を駆動す
るためのモータ70と、動力伝達機構部69を移動させ
て駆動コンベア27と接続もしくは分離させるためのエ
アシリンダやソレノイド等のアクチュエータ71よりな
る。
【0044】動力伝達機構部69は、図16に示すよう
に、梁材68の上面に固定された軸受72によって従動
軸73を軸支し、従動軸73の一端に中継用スプロケッ
ト74を設けると共に他端に基部側スプロケット75を
設け、さらに従動軸73にベアリング76を介して可動
アーム77の基端部を回動自在に枢支し、可動アーム7
7の先端部に回転自在な先端側スプロケット78を設
け、基部側スプロケット75と先端側スプロケット78
との間に動力伝達用チェーン79を掛け回したものであ
る。なお、80は先端側スプロケット78をスライドさ
せて動力伝達用チェーン79のテンションを調整するた
めのテンション調整部である。
【0045】また、梁材68の上面にはモータ70が固
定されており、モータ70の側面に位置するモータ出力
軸81には原動側スプロケット82が取り付けられてい
る。動力伝達機構部69の中継用スプロケット74とモ
ータ70の原動側スプロケット82との間にはチェーン
83が掛け回されており、モータ70によって原動側ス
プロケット82を回転させと、チェーン83を介して中
継用スプロケット74が回転し、さらに従動軸73と共
に基部側スプロケット75が回転する。したがって、基
部側スプロケット75と先端側スプロケット78の間に
掛け回されている動力伝達用チェーン79が回転する。
【0046】一方、支持部22においては、基板26の
縦片30の両端部にドライブプーリ33とテールプーリ
34が設けられ、両プーリ33,34間において縦片3
0に複数個の転動自在なキャリアローラ35が取り付け
られており、ドライブプーリ33及びテールプーリ34
間にベルト36を掛け回して駆動コンベア27が構成さ
れている。ドライブプーリ33は縦片30に固定された
軸受部84により縦片30を貫通して回動自在に支持さ
れた軸棒85の一端に固定されており、縦片30の裏面
側において軸棒85の他端には噛み合わせ用スプロケッ
ト86が取り付けられている。垂直搬送路4に臨む側に
おいて支持部22が動力部67の近傍で停止したとき、
この噛み合わせ用スプロケット86は可動アーム77の
先端側スプロケット78及び基部側スプロケット75間
に掛け回された動力伝達用チェーン79と対向するよう
に配置されている。
【0047】再び、動力部67の説明に戻ると、アクチ
ュエータ71は、動力伝達機構部67とモータ70の中
間において梁材68の上面に立設されたポスト87の上
端部に上下回動自在に取り付けられており、アクチュエ
ータ71のロッド88の先端金具89が可動アーム77
に回動自在に連結されている。したがって、図14及び
図15に想像線で示すように、アクチュエータ71のロ
ッド88を突出させることにより可動アーム77を噛み
合わせ用スプロケット86側へ傾倒させることができ、
ロッド88を後退させることにより可動アーム77を起
立させることができる。可動アーム77が傾倒すると、
動力伝達用チェーン79が曲線状に押された状態で支持
部22の噛み合わせ用スプロケット86と噛み合い、モ
ータ70をオンにして動力伝達用チェーン79を回転さ
せると、ドライブプーリ33が回転して駆動コンベア2
7が走行させられる。また、モータ70を逆回転させる
ことにより駆動コンベア27の走行方向を反転させるこ
とができる。一方、アクチュエータ71のロッド88を
後退させて可動アーム77を起立させると、噛み合わせ
用スプロケット86が動力伝達用チェーン79から切り
離され、駆動コンベア27が停止し、支持部22を上方
もしくは下方へ移動させられるようになる。
【0048】また、垂直搬送路4の下部に設けられてい
る仮保持部23の搬送部24はモータ90によって駆動
される。
【0049】このような垂直搬送リフト装置66は、例
えば以下のようにして運転される。支持部22は垂直搬
送路4の下部において仮保持部23とほぼ同じ高さで停
止する。ここへ下方の外部コンベア47から搬送物3が
搬送されてくると、仮保持部23の搬送部24を駆動し
て搬送物3を垂直搬送路4内に搬入する。ついで、垂直
搬送路4内で搬送物3を載せた支持部22が上昇する。
搬送物3を載せた支持部22が搬出高さまで上昇する
と、この支持部22は搬出高さで停止する。支持部22
が停止すると、アクチュエータ71によって可動アーム
77が傾倒させられ、噛み合わせ用スプロケット86に
動力伝達用チェーン79が噛合される。ついで、モータ
70をオンにして動力部67を稼働し、動力部67によ
って駆動コンベア27を走行させ、搬送物3を上方の外
部コンベア48へ搬出する。搬送物3を搬出し終えると
モータ70がオフになり、アクチュエータ71によって
可動アーム77が起立させられ、動力伝達用チェーン7
9が噛み合わせ用スプロケット86から切り離され、再
び支持部22が上方へ送られる。
【0050】この実施例の垂直搬送リフト装置66にお
いても、動力部67を複数箇所に設けておくことによ
り、適宜複数の搬入位置もしくは搬出位置を設定するこ
とができ、搬送物を複数の搬入位置から搬入させたり、
複数の搬出高さへ振分けて搬出させたりすることができ
る。
【0051】このように動力部67を支持部22の駆動
コンベア27と切り離して共用化すれば、動力部67を
搬送物3の排出される位置にだけ設ければよいので、動
力部67の台数を大幅に削減することができ(搬送物3
の搬出位置が1箇所であれば、2台でよい)、垂直搬送
リフト装置66のコストダウンを図ることができる。ま
た、各支持部22に動力部67を設ける必要がないの
で、動力部67の電気的制御方法も簡単になり、動力部
67の占有スペースも非常に小さくなって垂直搬送リフ
ト装置66をコンパクト化できるようになる。
【0052】なお、この実施例では、動力部67は支柱
57の一定高さに固定されているが、動力部67を梁材
68と共に半固定としても良い。すなわち、梁材68を
支柱57に沿って上下に高さ調整できるようにし、梁材
68を高さ調整することにより動力部67の高さを調整
し、ひいては支持部22の駆動コンベア27の駆動位置
を調整できるようにしてもよい。また、上記実施例の説
明では、駆動コンベア27によって搬送物3を外部コン
ベア48へ搬出する場合について述べたが、駆動コンベ
ア27によって搬送物3を外部コンベア48から搬入
し、垂直搬送路4の下部で仮保持部23によって搬送物
3を外部コンベア47へ搬出する場合についても同様で
ある。
【0053】図17は本発明の第6の実施例による垂直
搬送リフト装置96を示す水平断面図である。この垂直
搬送リフト装置96においては、左右の支持部22のう
ち、一方の支持部22に動力部67と接続・分離自在な
駆動コンベア27を設け、他方の支持部22に自由に回
転するフリーコンベア62を設けたものである。駆動コ
ンベア27は所定位置で噛み合わせ用スプロケット86
に動力部67の動力伝達用チェーン79を噛み合わせる
ことにより走行させることができる。また、フリーコン
ベア62は、支持部22の縦片30に回転自在な複数の
ローラ63を取り付けたものである。
【0054】しかして、垂直搬送路4から外部へ搬送物
3を搬出する場合には、動力部67によって一方の支持
部22の駆動コンベア27を駆動し、駆動コンベア27
とフリーコンベア62とによって搬送物3を垂直搬送路
4から搬出する。
【0055】このように一方を動力部67を共用化した
駆動コンベア27とし、他方をフリーコンベア62とす
れば、フリーコンベア62側で動力部31が不要となる
ので、動力部31の必要数を最低限の台数(搬送物の搬
出位置が1箇所であれば、1台でよい)にすることがで
きる。したがって、動力部67の設置スペースがほとん
ど不要となり、垂直搬送リフト装置61をコンパクトに
できる。また、多数の動力部31を省略することができ
るので、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0056】なお、本発明の垂直搬送リフト装置は、上
記実施例以外にも種々の実施例が可能である。例えば、
垂直搬送路の下部の仮保持部を無くし、垂直搬送リフト
装置の下部においても支持部の駆動コンベア(あるいは
フリーコンベア)によって搬送物を直接搬入出させるよ
うにしてもよい。また、上記実施例では、前後2本のチ
ェーンによって左右無端帯を構成し、前後のチェーン間
に支持部を架設したが、3本以上のチェーンを用いても
良く、あるいは、左右無端帯として前後にわたる幅広の
無端帯(いわゆる、キャタピラ状の無端帯やスラット
等)を用い、その表面に支持部を固定してもよい。さら
に、支持部の駆動コンベアもベルトコンベアに限らず、
ローラコンベアやチェーンコンベア等を用いてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明の垂直搬送リフト装置によれば、
無端帯の引回し距離を短くでき、また、比較的低速で運
転してもタクトタイムをクリアできるので、運転時の騒
音を小さくでき、余裕のある静かな運転により快適な使
用環境を提供できる。
【0058】さらに、1度に複数個の搬送物を搬送する
ことができるので、搬送効率が高く、搬送物のストック
機能も有している。
【0059】また、動力部を備えた駆動コンベア機構を
支持部に設けた垂直搬送リフト装置にあっては、任意の
高さで搬送物を搬入出することができ、搬送物の搬入位
置及び搬出位置の高さを自由に選択及び変更することが
でき、フレキシビリティに優れている。
【0060】また、駆動コンベア機構を駆動するための
動力部を駆動コンベア機構と独立させ、動力部を駆動コ
ンベア機構と接続及び分離自在とした垂直搬送リフト装
置においては、動力部の必要数を最低限にすることがで
きるので、垂直搬送リフト装置を低コスト化することが
できると共に動力部の制御も容易になる。さらには、垂
直搬送リフト装置をコンパクト化することができる。
【0061】さらに、垂直搬送路内に搬送物を搬入出さ
せると共に仮保持させるための仮保持部を垂直搬送路の
下部に設けておけば、チェーン等の無端帯が伸びて外部
コンペア等からの搬入高さと支持部の停止位置とがずれ
てきた場合にも、いったん仮保持部へ搬送物を引き取っ
た後、仮保持部から支持部へ搬送物をわたすことができ
る。あるいは、チェーン等の無端帯が伸びて外部コンペ
ア等への搬出高さと支持部の停止位置がずれてきた場合
にも、いったん支持部から仮保持部へ搬送物を移動させ
た後、仮保持部から外部コンベアへ搬送物を搬出させる
ことができる。したがって、チェーン等の無端端に長さ
の誤差があったり、経年的に伸びが生じても垂直搬送路
の下部においてスムーズに搬送物を搬入もしくは搬出さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による垂直搬送リフト装置を
示す一部破断した外観斜視図である。
【図2】同上の垂直搬送リフト装置とコンベヤラインの
配置を示す斜視図である。
【図3】同上の実施例による垂直搬送リフト装置の内部
構造を示す概略正面図である。
【図4】同上の実施例による垂直搬送リフト装置の内部
構造を示す概略側面図である。
【図5】図4のU−U線断面図である。
【図6】図5の支持部の構造を詳細に示す平面図であ
る。
【図7】(a)は支持部の構造を示す側面図、(b)
(c)は(a)のV−V線断面図及びW−W線断面図で
ある。
【図8】本発明の別な実施例による動力伝達用スプロケ
ットの駆動機構を示す一部破断した正面図である。
【図9】本発明のさらに別な実施例による垂直搬送リフ
ト装置を示す水平断面図である。
【図10】本発明のさらに別な実施例による垂直搬送リ
フト装置を示す水平断面図である。
【図11】本発明のさらに別な実施例による垂直搬送リ
フト装置を示す断面図である。
【図12】同上の実施例の水平断面図である。
【図13】同上の駆動コンベア及び動力部を示す平面図
である。
【図14】図13のX−X線断面図である。
【図15】図13のY−Y線断面図である。
【図16】図13のZ−Z線断面図である。
【図17】本発明のさらに別な実施例による垂直搬送リ
フト装置を示す水平断面図である。
【図18】従来例の垂直搬送リフト装置を示す概略斜視
図である。
【図19】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
3 搬送物 4 垂直搬送路 5 右無端帯 6 左無端帯 8a,8b,9a,9b 転動部 12,13,15,16 スプロケット 21a,21b チェーン 22 支持部 23 仮保持部 27 駆動コンベア 31 動力部 67 動力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直搬送路内に前後方向から搬送物を搬
    入出して垂直に搬送する垂直搬送リフト装置において、 垂直搬送路の上部と下部の間を周回する左及び右無端帯
    をそれぞれ垂直搬送路の左右両側部に配設し、搬送物の
    両側部を支持するための支持部を前記左右無端帯にそれ
    ぞれ設け、搬送物を垂直搬送路内に水平に搬入出するた
    めの駆動コンベア機構を左右の支持部のうち少なくとも
    一方の支持部に設けたことを特徴とする垂直搬送リフト
    装置。
  2. 【請求項2】 垂直搬送路内に前後方向から搬送物を搬
    入出して垂直に搬送する垂直搬送リフト装置において、 垂直搬送路の左右両側部の上下部にてそれぞれ軸芯を前
    後方向に向けてスプロケットを前後に配設し、垂直搬送
    路の左右両側部にて前後に配設された各チェーンを上下
    のスプロケット間に掛け回し、搬送物の両側部を支持す
    るための支持部を垂直搬送路の左右両側部において前後
    のチェーン間に架設し、搬送物を垂直搬送路内に水平に
    搬入出するための駆動コンベア機構を左右の支持部のう
    ち少なくとも一方の支持部に設けたことを特徴とする垂
    直搬送リフト装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動コンベア機構がそれぞれ動力部
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    垂直搬送リフト装置。
  4. 【請求項4】 垂直搬送路の近傍に前記駆動コンベア機
    構を駆動させるための動力部を設置し、この動力部を各
    駆動コンベア機構と接続及び分離自在にしたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の垂直搬送リフト装置。
  5. 【請求項5】 前記左右の支持部のうち、一方の支持部
    に前記駆動コンベア機構を設け、他方の支持部に自由に
    動くフリーコンベア機構を設けたことを特徴とする請求
    項1,2,3又は4に記載の垂直搬送リフト装置。
  6. 【請求項6】 搬送物を垂直搬送路内に水平に搬入出さ
    せると共に仮保持させるための仮保持部を垂直搬送路内
    の下部に設置したことを特徴とする請求項1,2,3,
    4又は5に記載の垂直搬送リフト装置。
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