JPWO2018167905A1 - 植物育成用光発生装置、およびそれを用いた植物育成装置および植物育成方法 - Google Patents

植物育成用光発生装置、およびそれを用いた植物育成装置および植物育成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】収穫を多くするのに適した人口光を発生する植物育成用照明装置、あるいはそれを用いた植物育成装置あるいは植物育成方法を提供することである。【解決手段】植物の側部から前記照射対象植物に向けて前記人口光を照射する植物育成用照明装置であって、前記植物育成用照明装置は、前記人工光を発生する複数個のLED素子を有するLED回路と、前記LED回路に、電流値の大きい第1期間と電流値が小さいあるいは電流が流れない第2期間とを有して周期的に変化するLED駆動電流を供給するLED駆動回路と、を備え、周期的に電流値が変化する前記LED駆動電流に基づいて、強度が周期的に変化する前記人口光が前記照射対象植物に照射される、ことを特徴とする植物育成用照明装置。【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は植物を育成するための光を発生する植物育成用光発生装置、あるいはそれを用いた植物育成装置および植物育成方法に関する。
陸上あるいは水中に生育する植物は光を受けて成長する。例えば多くの植物は葉緑体を有し、光を吸収して葉緑体でデンプンを生成し、生成したデンプンをエネルギー源として成長すると共に種子などをつくる。太陽光はこれら生物を育成する上で、必要である。しかし色々な理由から太陽光に加えて人工的に発生した光(以下人口光と記す)を利用して植物を育成したり、あるいは人口光のみで植物を育成したりする場合がある。
人口光により植物を育成する装置に関する技術は、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている。また植物に強度が周期的に変化する人口光を照射する技術が、特許文献3に記載されている。
特開2013−21980号公報 特開2016−52280号公報 特開2016−81684号公報
植物を育成するために使用する従来の育成用照明装置は、植物を育成するための人口光を、太陽と同じく、育成対象である植物の上からのみ照射している。このように植物の上からのみ植物育成用人口光を照射すると、植物の背丈が伸びるが、茎が太くなりにくい問題がある。すなわち植物はそれぞれ他の植物より多くの光を受ける目的で、競って上へ伸びようとする性質を備えている。このため上からのみ光を照射すると植物の背丈が高くなる。
植物は葉等で光合成によりデンプンを生成するが、必要とする成分を根からも吸収する。従って収穫を多くするためには、例えば茎を太くすることが好ましい。あるいは果実をつける新芽を増やすことが好ましい。
本発明の目的は、収穫を多くするのに適した人口光を発生する植物育成用照明装置、あるいはそれを用いた植物育成装置あるいは植物育成方法を提供することである。
第1発明の植物育成用照明装置は、人口光の照射対象植物の側部から前記照射対象植物に向けて前記人口光を照射する植物育成用照明装置であって、前記植物育成用照明装置は、前記人工光を発生する複数個のLED素子を有するLED回路と、前記LED回路に、電流値の大きい第1期間と電流値が小さいあるいは電流が流れない第2期間とを有して周期的に変化するLED駆動電流を供給するLED駆動回路と、を備え、周期的に電流値が変化する前記LED駆動電流に基づいて、強度が周期的に変化する前記人口光が前記照射対象植物に照射されることを特徴とする。
第2発明の植物育成用照明装置は、第1発明の植物育成用照明装置において、前記照射対象植物が植えつけられている畝に沿って前記LED回路のLED素子が配置されている、ことを特徴とする。
第3発明の植物育成用照明装置は、第1発明の植物育成用照明装置において、前記照射対象植物の茎に沿って前記LED回路のLED素子が配置されている、ことを特徴とする。
第4発明の植物育成用照明装置は、第1発明の植物育成用照明装置において、前記LED駆動回路は交流電流を受けて脈流電流を発生する整流回路を備え、前記整流回路の入力側に前記交流電流が供給され、前記整流回路の出力側の電流に基づいて前記LED駆動電流が前記LED駆動回路に供給される、ことを特徴とする。
第5発明の植物育成用照明装置は、第4発明の植物育成用照明装置において、前記整流回路の入力側に前記LED回路の前記複数個のLED素子が直列に接続され、前記LED素子の直列接続の数により前記周期的に電流値が変化する前記LED駆動電流の前記第2期間が設定される、ことを特徴とする。
第6発明の植物育成用照明装置は、第1発明の植物育成用照明装置において、直流電源が更に設けられ、前記LED駆動回路には第1のコンデンサと第2のコンデンサとが設けられ、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサがそれぞれ前記直流電源から今日供給される直流電流により充電され、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとが直列接続されることにより発生した電圧に基づいて前記LED駆動電流が前記LED回路に供給される、ことを特徴とする。
第7発明の植物育成装置は、第1発明の植物育成用照明装置乃至第6発明の植物育成用照明装置の内の1発明の植物育成用照明装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、収穫を増やすことができる人口光を発生するのに適した植物育成用照明装置、あるいはそれを用いた植物育成装置あるいは植物育成方法を得ることができる。
本発明の一実施の形態である、植物育成用照明装置を使用した農業用ハウスの説明図である。 太陽光の代わりに人工光を照射した実施の形態の説明図である。 本発明の一実施の形態である植物育成用照明装置200の概要を説明する説明図である。 図3に記載の植物育成用照明装置200のA−A断面図である。 照明装置150の概要を説明する説明図である。 図5に記載の発光装置152のB−B断面図である。 植物育成用照明装置200あるいは発光装置152の回路構成の一例を説明する説明図である。 LED電流制御回路420の出力電流を説明する説明図である。 LED電流制御回路420により生じるLED電流460のパターンの説明図である。 LED回路352を構成するLED素子の直列接続数を変えた場合のLED電流460のパターンを示すグラフである。 本発明が適用された他の実施の形態を説明する説明図である。 図11に記載の回路におけるLED電流の波形を示すグラフである。 図7に示す回路において刺激度調整回路430のコンデンサ436の値をパラメータとしたLED電流460のシミュレーション結果を示すグラフである。 駆動回路362の他の実施の形態である駆動回路500を説明する説明図である。 駆動回路500を使用した植物育成用照明装置200あるいは照明装置150の構成を示す説明図である。 駆動回路500の動作モードを説明する説明図である。 植物50に対する植物育成用照明装置200の配置を説明する説明図である。 植物育成用照明装置200の固定具を説明する説明図である。 植物育成用照明装置200の配置を説明する説明図である。 太陽光に加え本発明を適用した植物育成用照明装置200による人工光310を照射したブロッコリの生育状況を示す図である。 太陽光のみで育てたブロッコリの生育状況を示す図である。 太陽光に加えて脇から強度が変化する人工光310を照射した状態と上からいつ低強度の人口光を照射した場合のパクチの生育状況を示す説明図である。
1.はじめに
本発明の実施の形態では、太陽光を受けて栽培される農業用ハウスに本発明を適用した例を代表例として説明する。しかし、本発明の適用はこれに限るものではなく、太陽光を利用しないで全て人工光による植物の栽培にも適用できる。太陽光を利用した植物の栽培だけでなく、全て人工光による植物の栽培に適用した場合であっても、大きな効果が期待できる。
2.本発明の一実施形態である、植物育成用照明装置を備える植物栽培装置の説明
2.1 本発明の一実施形態である農業用ハウスの説明
図1は、本発明を適用した一実施形態である農業用ハウス100の説明図である。農業用ハウス100は、屋外に設けられ、その内部に植物50を栽培するための畝130が作られている。130は植物栽培用土で作られており、植物50が植えられている。屋根114からは植物50を成長させるのに必要な太陽光が取り入れられている。
農業用ハウス100は、植物50を育成するための畝130を囲むようにして光透過材で作られた外壁112が設けられており、その上部を覆うようにして光透過材で作られた屋根114が設けられている。また外壁112を互いに固定するための梁116が設けられ、風などに対できる強度が保たれている。畝130には、植物50が植えられており、植物50は例えば野菜や草花等である。
植物50の側部に本発明に係る植物育成用照明装置200が、支持装置240により固定されている。植物育成用照明装置200は、植物50根元近傍を横から照らすように、人工光310を植物50に対して照射する。例えば朝5時から夕方7時まで人工光310を植物50に照射する。植物育成用照明装置200を植物50の両側に設けても両側から人工光310を照射しても良いし、片側だけに設けて片側からのみ人工光310を照射しても良い。また、本実施例では、植物50を育成する畝130は、腐葉土などの土で作られているが、植物50を水耕栽培する場合であっても同様に本発明が適用可能であり、植物育成用照明装置200が水耕栽培される植物50の根元近傍に人工光310を照射するように、植物育成用照明装置200を設置してもよい。
屋根114を介して取り込まれる太陽光に加えて植物育成用照明装置200が発生する人口光を植物50に照射する理由は、植物50の茎52を太くして植物50自身の生育を良くしたり、あるいは花芽を多くつけさせて、実の収穫を増やしたり、するためである。植物50の上部から太陽光や人工光を照射することにより、植物50は光合成によりデンプンを生成することができる。デンプンを多く生成することにより、植物50が成長しまた果実の収穫を増やすことができるが、それだけでは不十分である。植物50は根からも養分を吸収することが必要である。根の生育を良くすることで根から吸収する養分を増やすことができるが、さらに茎を太くすることが必要である。以下で説明するように植物育成用照明装置200を側面から茎に照射することにより、植物50の茎を通常の2倍以上に太くすることができた。またいちごの栽培において多数の花を長期間連続的に開花させることができた。さらにパクチの栽培において、同じ株から多くの新芽を連続してつけさせることができた。アイスプラントにおいても同様の結果が得られた。
図1に記載の農業用ハウス100は太陽光と植物育成用照明装置200が発する人工光の両方で植物を育成する構成であるが、太陽光の代わりに人工光を植物50の上から照射し、植物育成用照明装置200による人工光310を植物50の横から照射するようにしても良い。
2.2 太陽光の代わりに人工光を照射した実施の形態の説明

図2は太陽光の代わりに人工光を照射した実施の形態の説明図である。農業用ハウス100は太陽光を利用できるメリットがあるが、農業用ハウス100を光透過材で作る必要がある。また光透過材は熱を外部に漏らし易い傾向があり、外気温が低くなると農業用ハウス100内部の温度を所定温度以上に維持するための暖房費が多く掛かる問題がある。太陽光の代わりに照明装置150が発生する人工光320を利用することにより、植物50を屋内で栽培することが可能となる。
照明装置150はどのような構造でも良いが、一例を示すと反射板170を有する発光装置152により人工光320を発生させることができる。太陽光は通常3万ルーメンから10万ルーメン程度の光強度を示すので、例えば発光装置152を複数個設けて光強度を増加させても良い。
発光装置152は、光を反射する反射板170に複数の発光装置152が固定装置160により固定されている。発光装置152は以下で述べるLED素子をそれぞれ複数個有しており、人工光320を発生し、植物50に対して照射している。なお反射板170は設けなくても良いが、植物50に対する照射効率を向上するためには、ある方が望ましい。
照明装置150が発生する人工光320のみを植物50に上から照射すると、50が上へどんどん成長する傾向が見られるが、植物50の茎52が太くなる傾向が少ない。植物育成用照明装置200からの人工光310を照射することにより、茎52を太くすることができる。また葉物野菜などの新芽の発生を活発にすることができる。
3.照明装置200の概要
3.1 植物育成用照明装置200の概要
図3は植物育成用照明装置200の概要を説明する説明図であり、図4は図3に記載の植物育成用照明装置200のA−A断面図である。なお、図面が複雑になるのを避けるために、図3ではケース340の図示を省略している。植物育成用照明装置200は回路基板350の一方の面に設けられたLED回路352とLED回路354とを備えている。LED回路352やLED回路354に電流を供給する駆動回路362や駆動回路364は、それぞれ回路基板350の裏面に設けられている。電源コード302を介して、回路基板350の電源接続端子304と電源接続端子306に50Hzあるいは60Hzの商用電力が供給される。図4に記載のごとく、回路基板350やLED回路352、LED回路354、駆動回路362、駆動回路364は、ケース340に内蔵され、ケース340は内部が防水剤342によって充填されている。防水剤342は光透過性樹脂であり、LED回路352やLED回路354が発生する光を外部に放出することができる。一方植物育成用照明装置200はコネクタ部以外の本体部が防水機能を有し、例えば水中に入れても、水により電気的な絶縁が破壊することがない。
なお、図3に記載の回路基板350や以下の図5に記載の回路基板350Aから回路基板350Dは、各回路基板の長手方向の両側に電源接続端子304や電源接続端子306、あるいは電源接続端子304Aから電源接続端子304Dまたは電源接続端子306Aから電源接続端子306Dを有している。各回路基板の長手方向の両側の電源接続端子は、同じ符号同士が互いに電気的に接続されている。このためどちらか一方の電源接続端子に電力を供給すると、他方の電源接続端子にも、供給された電力が伝達される。従って一方の電源接続端子から電力を受け取り、他方の電源接続端子から他の回路基板へ電力を供給することができる。
図3や図4に示す実施の形態は、LED素子を直線的に配置した、基板のLED素子が配置されている面が長方形の形状を為している。しかしこれに限るものではなく、基板のLED素子が配置されている面が、円形に近い形状であっても良く、あるいは正方形に近い形状であっても良い。
図2において、植物育成用照明装置200は、そのLED素子を配置している回路基板350の面が、植物50が植え付けられている畝の上面に対して垂直に近い関係となるように、固定されている。例えばLED素子を配置している回路基板350の面が長方形の形状を為している場合には、回路基板350は畝130の長手方向に沿うようにして伸びており、LED回路352やLED回路354を構成する複数のLED素子もまた畝130の面に沿うようにして配置されている。これにより畝130に植えられた複数の植物50の根元を一個の植物育成用照明装置200で照らすことができる。
3.2 50の上部に配置した照明装置150の発光装置152の構造
図2に記載の実施の形態では、植物50の上部に照明装置150が設けられ、照明装置150から人工光320が50に照射される。人工光320に加えて太陽光を照射しても良い。もちろん上述したように植物50上部からは太陽光のみを照射し、照明装置150を用いないようにしても良い。
発光装置152の具体的な構造を図5と図6に示す。図5では図面が複雑になるのを避けるために、ケース370の記載を省略している。図6は図5のB−B断面図である。光を透過する樹脂製のケース370の内部に、以下で説明するLED回路352AからLED回路352DおよびLED回路354AからLED回路354Dが配置されている回路基板350Aから回路基板350Dが配置されている。回路基板350Aから回路基板350Dの各基板の電源接続端子304Aから電源接続端子304Dおよび電源接続端子306Aから電源接続端子306Dに電源コード302から電力が供給されることにより、LED回路352AからLED回路352DおよびLED回路354AからLED回路354Dに駆動電流が供給されることにより、これらLED回路が有するLED素子が人工光320を発生し、人工光320がケース370を介して対象植物50に照射される。
図6は図5のB−B断面図であり、回路基板350Aが、ケース370の基板支持部372と基板支持部374とによって、ケース370の内側に固定されている。この構造は回路基板350Aから回路基板350Dに関して同じである。また回路基板350Aから回路基板350Dは同じ構造であり、上述した図3や図4に記載の回路基板350とも同じ構造である。回路基板350や回路基板350Aから回路基板350Dは一例であり、これに限るものではない。また植物育成用照明装置200の回路基板350と発光装置152の回路基板350Aから回路基板350Dとは異なる構造であっても良い。回路基板350Aから回路基板350Dを代表して回路基板350Aで説明する。
回路基板350Aの一方の面に人工光320を発生するためのLED回路352AやLED回路354Bが配置されている。回路基板350Aの他方の面には、LED回路352Aを駆動するための駆動回路362AやLED回路354Aを駆動するための駆動回路364Aが設けられている。なおこの回路基板350AはLED回路352AとLED回路354Aの2組のLED回路を備えている。しかしLED回路は一組であっても良いし、さらに多くのLED回路を有していても良い。LED回路の数を増やすことによって人工光320の光量を増加させることができる。育成対象の植物50に与える光量はLED回路の数を増やすことによって増加することができる。また育成対象の植物50とLED回路との距離を縮めることによっても育成対象の植物50に与える光量を増やすことができる。さらにLED回路を流れる電流値を増やすことにより、人工光320の光量を増加させることができる。もちろんLED回路を流れる電流値を減らすとLED回路が発生する人工光320の光量は減少し、LED回路を流れる電流値を大きくするとLED回路が発生する人工光320の光量は増大する。これらのことは、上述の植物育成用照明装置200に地位しても同様である。
3.3 回路基板350Aから回路基板350Dの配置構造
図5に、ケース370の内部に固定した回路基板350Aから回路基板350Dの配置状態を示す。回路基板350Aの一方の電源接続端子304Aおよび電源接続端子306Aから電源コード302を介して電力が供給され、回路基板350Aの駆動回路362Aや駆動回路362Bが動作するとともに他方の電源接続端子304Aおよび電源接続端子306Aに電力が伝達される。回路基板350Aの他方の電源接続端子304Aおよび電源接続端子306Aと回路基板350Bの一方の電源接続端子304Bおよび電源接続端子306Bを電気的に接続することにより、回路基板350Bに電力が供給される。以下同様にして、回路基板350Bから回路基板350Cへ電力が供給され、回路基板350Cから回路基板350Dへ電力が供給される。回路基板350や回路基板350Aから回路基板350Dが長手方向の両端に電力を授受するための電源接続端子を有するので、植物育成用照明装置200や発光装置152のために使用する回路基板の数を容易に選択することができ、大変便利である。使用する回路基板の数を選択することにより、植物育成用照明装置200や発光装置152から照射される人工光の量、すなわち強さを簡単に設定あるいは変更することができる。
植物育成用照明装置200や照明装置150から植物50に照射される人工光310や人工光320は、植物50において光合成や発芽作用、開花作用、などの作用を促進するのに使用される。特に植物育成用照明装置200が発生する人工光310は、発芽作用や開花作用、などを促進する効果が大きい。これらのことから人工光310や人工光320には、赤色や青紫色の波長の光が含まれていることが望ましい。LED回路352やLED回路354、LED回路352AからLED回路352DあるいはLED回路354AからLED回路354Dが、赤色や青紫色の波長の光を発生するLED素子を有していることが必要である。
4.植物育成用照明装置200や発光装置152の回路構成
4.1 植物育成用照明装置200および発光装置152の回路構成の概要
図7は、植物育成用照明装置200および発光装置152の回路の一例を説明する説明図である。植物育成用照明装置200と発光装置152は、異なる回路であっても良いが、この実施例では基本的な構成や基本的な動作がほぼ同じである。植物育成用照明装置200と発光装置152回路構成や動作に付いて、植物育成用照明装置200を、植物育成用照明装置200や発光装置152の代表例として以下説明する。
図4や図6で説明したごとく、回路基板350の一方の面にLED回路352やLED回路354が設けられており、回路基板350の他方の面に、LED回路352を駆動するための駆動回路362と、LED回路354を駆動するための駆動回路364、が設けられている。駆動回路362と駆動回路364とは同じ構成の回路であり、駆動回路362は作用や効果に関しても駆動回路364と同じである。これらを代表して駆動回路362について、構成および作用や効果を説明する。なお図3や図5の説明では、回路基板350にLED回路352と354とが平行に配置されているが、1回路だけでも良く、必要とする光量によって1列にするか2列にするか、あるいはもっと多くするかを決めるようにすればよい。
光合成を行う植物に対して、植物育成用照明装置200が発生する人工光310の光量即ち人工光310の強さを低周波例えば400Hz以下の低周波数で変化させている。人工光320についても同様である。駆動回路362や駆動回路364は、商用電源の周波数を利用して、LED回路352やLED回路354のLED素子に供給するLED電流の強さを周期的に変化させている。日本では商用電源周波数は50Hzあるいは60Hzである。商用電力を半波整流することにより、50Hzあるいは60Hzの脈流電流を得ることができる。また商用電力を全波整流すれば100Hzあるいは120Hzの脈流電流を得ることができる。
本実施形態では、植物50の細胞に適度の刺激を与えるように、植物50に照射する人工光310の光量を、商用電源周波数を利用して低周波で変化させている。このように商用電源周波数を利用することにより、安価でしかも非常に安定した動作が得られ、しかも植物50の細胞に対して良好に作用する植物育成用照明装置200を得ることが可能となる。上記作用と効果は、照明装置150の発光装置152についても同様である。
図7において、LED回路352を点灯するためのLED電流460をLED回路450に供給する駆動回路362は、LED電流制御回路420と整流回路426とを有しており、必要に応じてさらに刺激度を調整する刺激度調整回路430を有している。LED電流制御回路420はLED回路450へ供給するLED電流460の電流値を制御する回路であり、例えばコンデンサ422を有している。コンデンサ422でLED電流460を制御することにより、LED電流制御回路420自身の発熱を抑制した状態でLED電流460を制御でき、非常に効率的である。さらに植物に不要な熱の影響を与えるのを抑制できる。抵抗424はコンデンサ422に蓄えられている電荷を放電するための回路を形成する。図示していない電源スイッチが商用電源301とLED電流制御回路420との間に設けられており、電源スイッチを閉じた状態で、LED電流制御回路420から整流回路426を介してLED回路352にLED電流460が供給されて、LED回路352が点灯する。
次に上記図示していない電源スイッチを閉じた状態から解放状態に切り替えるとLED電流460の供給が停止し、LED回路352は点灯しなくなる。上記図示していない電源スイッチの開放状態への切り替え時のコンデンサ422の蓄積電化がコンデンサ422に保持されることになるが、このコンデンサ422の蓄積電荷を速やかに放電することが好ましい。抵抗424を設けることで、図示していない電源スイッチを開放いた場合にコンデンサ422の蓄積電荷を速やかに放電することが可能となる。抵抗424の値は50KΩから1MΩが適当であり、100KΩ以上がより好ましい。抵抗424の値を50KΩ未満にするとコンデンサ422を介さないで、抵抗424を介してLED回路450へ供給する電流値が増大し、抵抗424の発熱量が増大する。駆動回路410やLED回路450の発熱量が増大すると植物などに光だけでなく熱を照射することとなり、好ましくない。抵抗424の値を50KΩ以上、特に100KΩ以上とすることで抵抗424を介してLED回路450へ供給する電流値を非常に小さい値に低減でき、抵抗424の発熱を低減できる。
コンデンサ422はほとんど発熱しないので、コンデンサ422で照射光である人工光310の強さを制御することにより、人工光310が照射される植物への熱の影響を低減できる。
図8に示すグラフは、シミュレーションプログラムQUCSを使用して解析したシミュレーション結果である。なお、シミュレーション結果が実際の試作品における電流値とほぼ一致していることを確認している。図8では、図7の商用電源301から電源コード302を介してLED電流制御回路420へ供給される電源電圧をグラフ1で示しており、LED電流制御回路420から整流回路426へ供給される電流をグラフ2で示す。図7に記載の回路ではグラフ2に示す電流は、商用電源301から電源コード302を介して供給される、電源電流を表している。
グラフ2は、商用電源301が100V、50Hz電源であり、コンデンサ422が10μF、整流回路426が全波整流回路、LED回路450が、LED素子を35個直列に接続した回路で構成されている場合のシミュレーション結果である。なおこのグラフに示すシミュレーションでは、刺激度調整回路430を動作させていない。即ちこのシミュレーションでは、刺激度調整回路430を設けていない。グラフ2の第1期間1が、電流が流れている期間であり、また第2期間2が、電流が流れていない期間である。第2期間2はLED回路450を形成するLED素子の直列接続の数を増やすことにより増大し、また端子電圧の高いLED素子を使用することにより、第2期間2は増大する。第2期間2が増大するとその分第1期間1が減少する。またコンデンサ422の容量の大きさを変えることでグラフ2のピーク値を変えることができる。コンデンサ422の容量を大きくするとグラフ2のピーク値が増大し、逆にコンデンサ422の容量を小さくするとグラフ2のピーク値が減少する。
図9に示すグラフは、整流回路426からLED回路352へ供給されるLED電流460の波形であり、図8のグラフ2の電流に基づいて、図9のグラフ5に示す波形の電流がLED回路352へ供給される。第1期間1ではLED回路352が点灯するが、第2期間2ではLED回路352が点灯しない。即ちLED回路352によって発生した人工光310の強弱の期間すなわち人工光310の強弱のパターンを、図9に記載のLED電流460の第1期間1と第2期間2とによって設定することができる。またLED回路352によって発生した人工光310の強弱の周期は、商用電源301の周波数に基づいて設定される。以下で述べるがこのように植物育成用照明装置200が発生する人工光310の強弱の期間を非常に簡単に設定できるので、シンプルで安定した植物育成用照明装置200を得ることができる。
4.2 LED電流制御回路420による生物への刺激量の制御
図9に記載のグラフ5はLED電流制御回路420のコンデンサ422の値を10μFに設定した場合であり、グラフ6はLED電流制御回路420のコンデンサ422の値を6μF、グラフ7はLED電流制御回路420のコンデンサ422の値を4μF、グラフ8はLED電流制御回路420のコンデンサ422の値を1μF、にそれぞれ設定した場合のLED電流460のシミュレーションの結果である。グラフ5やグラフ6、グラフ7、グラフ8では、商用電源301の周波数は50Hzで、一定であり、またLED回路352を構成するLED素子の直列の数は35個で、一定である。
LED電流制御回路420の回路定数を変えた場合に、植物育成用照明装置200からの人工光310が高出力である第1期間1と、逆に植物育成用照明装置200からの人工光310の発光の停止も含む発光の低出力の期間である第2期間2との関係、言い換えると第1期間1と第2期間2との関係がほとんど変化せず、LED電流460の値、特にピーク値、が変化する。第1期間1と第2期間2とのLED電流460の値の差に基づいて、植物育成用照明装置200が発生する人工光310の出力差が生じ、人工光310が照射される植物の細胞に刺激を与え、この刺激により細胞の作用や動作がより活発となる。
図9に記載のグラフでは、コンデンサ422の値を大きくするとLED電流460のピーク値が増大して人工光310が植物50に与える刺激を大きくできることを上述した。コンデンサ422の容量を10μFから更に大きくするとそれに従って刺激を増大できる。コンデンサ422の容量を30μFとすると第1期間1のピーク電流を750mアンペア程度に上げることができ、コンデンサ422の容量を50μFとすると第1期間1のピーク電流を1アンペア以上に上げることができる。このようにすることにより、人工光310の刺激を増大できると共に、人工光310の総量即ち強さを増大できる。
この実施の形態では、LED電流制御回路420のコンデンサ422の値を変えることにより、刺激のパターンである第1期間1と第2期間2との関係である各期間の割合、を維持して、第1期間1と第2期間2との人工光310の出力差を変えることができる。これにより植物50に適した刺激量を与えるための設定が非常に容易であり、また与える刺激量を安定して維持することができる。また人工光310の強さのパターンの周期が、商用電源周波数で定まるので、動作が安定しており、しかも植物に適した低周波の刺激を与えることができる。
本実施例では、植物50の側面から人工光310を照射するので、光合成を行う植物に対して非常に大きな効果を生じる。通常の太陽光のみの照射による植物50の生育状態に対して、株が大きくなったり、根元の方の茎が太くなったり、また根元の方で新芽が多く作られたりする。その結果として収穫の増大につながる。本実施例では、単に一定強度の光を50の側面から与えるのではなく、300Hz以下の低い周波数で光の照射量を変化させることにより、対象の植物50に刺激を与えることができ、より成長を促進することができる。
上述のように本実施例では、LED電流制御回路420の回路定数であるコンデンサ422の容量値を変えることで、植物育成用照明装置200が発生する人工光310のピーク値を簡単に変えることができる。さらにこの場合に、人工光310の光量の強い期間である第1期間1と、人工光310の光量が無いまたは弱い期間である第2期間2との期間の関係、第1期間1と第2期間2との割合を一定に維持したままで、上記人工光310のピーク値を変えることができる。このように本実施の形態によれば、照射対象の植物50に対する人工光310の光強度のパターン即ち刺激のパターンを安定して維持できる。この作用効果は照明装置150においても同じである。
4.3 植物育成用照明装置200あるいは人工光310の発光パターンの設定1
図10に記載のグラフは、図7に記載のLED電流制御回路420の回路定数例えばコンデンサ422の値を所定値、例えば10μFに固定して、LED回路352を構成するLED素子の直列接続の数を変えた場合に、LED回路352を流れるLED電流460をシミュレーションした結果を示すグラフである。グラフ10はLED回路352を構成するLED素子の直列接続の数を35個にした場合のLED電流460の波形であり、グラフ11は上記LED素子の直列接続の数を25個にした場合のLED電流460の波形、グラフ12は上記LED素子の直列接続の数を15個にした場合のLED電流460の波形、グラフ13は上記LED素子の直列接続の数を5個にした場合のLED電流460の波形、グラフ14は上記LED素子の直列接続の数を1個にした場合のLED電流460の波形、である。
グラフ10では、LED電流460の電流値が第2期間22より大きい値を示す第1期間12が短く、逆にLED電流460が流れないかあるいは小さい値を示す第2期間22が長い電流波形、すなわち電流パターン、でLED電流460が流れる。このパターンの電流値に基づいて照明装置300のLED素子が光を発生するので、LED素子の直列接続の数を35個にした場合には、このパターンに基づく人工光310が植物育成用照明装置200から照射対象の植物50に照射される。例えば植物の葉緑体においては、図10に記載のパターンを有する人工光310や人工光320を受けて、光合成作用が行われる。また植物50が、図10に記載のパターンを有する人工光310や人工光320を受けて発芽や開花を促す植物ホルモンを生成する。
LED回路352のLED素子の直列接続の数を減らして25個にした状態のLED電流460をグラフ11として示す。グラフ11では、第1期間がグラフ10の第1期間22より長くなり、逆に第2期間がグラフ10の第2期間より短くなる。さらにLED回路352のLED素子の直列接続の数を減らして、LED素子の直列の数を15個にしたグラフ12では、第1期間がさらに長くなり、逆に第2期間がさらに短くなる。LED素子の直列の数を5個にしたグラフ13ではこの傾向がさらに強くなる。LED回路450のLED素子の直列接続の数を、最小値である1個にした場合には、グラフ14で示す如く、第1期間14で示すLED素子の点灯期間が非常に長くなり、逆に第2期間24で示す、LED素子の消灯あるいは発光量の少ない期間である第2期間が非常に短くなる。
図10のグラフからわかるように、LED回路352のLED素子の直列接続の数を増やすことにより、上記LED電流パターンの第1期間が短くなり、第2期間が長くなる。電流波形は示していないが、LED素子を並列接続にした場合には上記LED電流パターンの第1期間と第2期間の長さの変化が生じない。図7に示す回路ではLED素子の並列接続の図示を省略しているが、LED素子の直列接続の数を調整することにより、上記LED電流460の電流パターンを調整することができる。このLED電流460の電流パターンの調整により、植物育成用照明装置200や照明装置150が発生する人工光310や人工光320の光強度のパターンを調整し制御することができる。
植物育成用照明装置200や照明装置150が発生する人工光310や人工光320の発光量を所定値以上にするためにはLED回路450のLED素子の数を確保することが必要となる。例えばLED素子の数を30個使用してグラフ12に示すパターンを発生させたい場合には、15個のLED素子の直列回路を2組設けることで、30個のLED素子を点灯することができる。各組を流れるLED電流460の波形がグラフ12に示す波形となる。このようにLED素子の直列回路と並列回路とを組み合わせることにより、希望かるLED電流460のパターンを得ることができ、好みのパターンの人工光350を対象の植物50に照射することが可能となる。
図7に示すLED回路352には並列回路を記載していないが、LED回路352が複数の並列回路を備えていても問題ない。並列回路は互いに同数であることが好ましい。1個のLED素子が発する光量は、そのLED素子を流れる電流に依存する。従って互いに同数の並列回路が作れるように、各LED素子を流れる電流値をLED電流制御回路420の定数を調整することにより、望ましい光量と発光パターンが得られる。LED素子の端子電圧は流れる電流が増加することに基づき増加する傾向を示すので、並列接続された複数のLED素子の直列回路において、互いに電流が均等化する傾向で各直列回路に電流が分配される。従って一つの直列回路に電流が偏る危険性が避けられる。
4.4 植物育成用照明装置200や発光装置152が発生する発光パターンの設定2
図7に記載の回路では、整流回路426として全波整流器を使用している。従って図10に記載のLED電流460は、電源周波数の倍の周波数で変化する。電源周波数が50Hzの場合は図10に記載のLED電流460は100Hzで強弱の変化を繰り返す。また。電源周波数が60Hzの場合には、図10に記載のLED電流460のグラフは120Hzで強弱の変化を繰り返す。
植物50に刺激を与える場合にさらに低い周波数の方が好ましい場合が多い。その場合には、図7に記載の整流回路426を半波整流回路とすることにより、LED電流460の強弱の変化の周波数を下げることができる。その一例である実施形態を図11に示す。図11に記載の回路400は、商用電源301の周波数で人工光310の発光量の強弱を変化させる制御を行う。駆動回路362から商用電源301の周波数で電流値が変化するLED電流460やLED電流461がLED回路352やLED回路354へ供給される。
商用電源301から供給される電圧の半サイクルで、LED電流制御回路420に正の電圧が印加される場合に、LED電流460が商用電源301から、LED電流制御回路420および整流回路426の整流素子427を介して、LED回路352へ供給され、商用電源301に戻る。また商用電源301のLED電流制御回路420の側が負の電圧となる他の半サイクルでは、商用電源301からLED電流461が、LED回路451および整流回路426の整流素子428、LED電流制御回路420を介して、商用電源301に戻る回路を流れる。LED電流制御回路420のコンデンサ422は商用電源301の交流電流の半サイクル毎に逆方向に充電される。このためLED電流460やLED電流461の大きさは、刺激量制御回路420のコンデンサ422の値に基づいて定まる。なお抵抗424は、コンデンサ422に蓄えられた電荷を放電させるための回路であり、LED電流460やLED電流461の電流はほとんど流れない。このため抵抗424はほとんど発熱しない。
図11に記載の実施形態におけるLED電流460の電流波形を図12に示す。なおLED電流461はLED電流460に対して商用電源301の周波数の半サイクル遅れているだけで、LED電流461の波形はLED電流460と同じである。従ってLED電流460とLED電流461とを代表してLED電流460の波形を用いて説明する。
グラフ21は、商用電源301から供給される交流電圧である。グラフ22はLED回路352のLED素子の直列接続の個数を15個にした場合のLED電流460の波形であり、グラフ23はLED回路352のLED素子の直列接続の個数を5個にした場合のLED電流461の波形である。グラフ22の第1期間122よりグラフ23の第1期間123が長く、逆にグラフ22の第2期間222よりグラフ23の第2期間223が短くなっている。上記実施形態で説明した全波整流の場合と同様に、LED回路352のLED素子の直列接続の個数を増やすことにより、電流値の大きい第1期間が短くなり、電流が流れないあるいは電流値の少ない第2期間を長くすることができる。従って半波整流により植物育成用照明装置200や照明装置150が発生する人工光の周波数を電源周波数と同じにした場合であっても、人工光310や人工光320の光量の強弱のパターンをLED回路352のLED素子の直列接続の個数により調整し、設定することができる。上述したように上記動作はLED電流461に関しても同じである。
4.5 電磁波ノイズの発生抑制作用
上記図11や図7に記載の回路は、短い周期でスイッチング動作を繰り返すスイッチング回路を必要としないので、電磁波ノイズが発生しない。このため光合成作用におけるイオンの移動や分子モータの回転に悪影響を与える恐れがない。光合成作用では色々なイオンの移動が行われる。イオンは電気を帯びており、電磁波ノイズ特による電界の影響を受けやすい。磁波ノイズが葉緑体に照射されると電磁波周波数に基づく電界の振動が発生し、光合成作用における水素イオンなどのイオンに悪影響を及ぼす可能性が高い。電磁波ノイズは、デンプンを合成するカルビン回路に悪影響を与える恐れがある。上記実施の形態では、整流回路426を使用して交流電流を脈流に変換しており、電磁波を発生するスイッチング回路を使用していないので、このような恐れがない。
4.6 刺激度調整回路430の作用
図7や図11には、刺激度調整回路430や刺激度調整回路431が設けられている。図8や図9、図10、図12に記載の回路では、刺激度調整回路430や刺激度調整回路431が動作していない状態のLED電流460やLED電流461の波形を記載している。これらの波形では、第2期間においてはLED素子を動作させる電流が流れていない。従って第2期間ではLED素子が点灯していない。その結果人工光310が照射される植物50に対して強い刺激が与えられることになる。照射される植物50の種類によっては刺激が強すぎる可能性がある。また同じ種類の植物50、例えば同じ種類の植物の葉であっても、種から芽が出たばかりの状態と苗が大きく育った状態では、光合成の作用の状態が異なる。このようなことから、植物育成用照明装置200や照明装置150から照射される人工光310や人工光320の刺激の強度を調整することが好ましい場合がある。
図7に刺激度調整回路430の一例を記載する。刺激度調整回路430や刺激度調整回路431は基本的には同じ回路であり、同じ作用を為し、同じ効果を奏する。一例として図7に記載する刺激度調整回路430は、LED回路352を流れるLED電流460の変化を抑制するために、コンデンサ436と抵抗434や抵抗438を有している。なお、抵抗437はコンデンサ436に蓄積された電荷が長時間保持されるのを防ぐために、所定の時定数でコンデンサ436の蓄積電荷を放電する放電回路を形成するための抵抗である。
抵抗438はなくても良いが、抵抗438を設けることにより、コンデンサ436の蓄積電荷を増やすことができ、同じコンデンサ436の容量に対して刺激抑制作用を増大させる作用をする。また商用電源301の電圧を400に加えた瞬間に流れる突入電流の抑制にも効果を発揮する。抵抗434はコンデンサ436の蓄積電荷が無い状態でコンデンサ436に流れ込む突入電流を抑制する作用をするとともに、コンデンサ436に蓄えされた電荷がLED回路450に供給される電流の時定数を設定する働きをする。
図7の回路において、商用電源301の電源電圧が100V50Hz、コンデンサ422が10μFであり、刺激度調整回路430を構成する抵抗434が10Ωまた抵抗438が10Ωとし、さらにLED回路352が有するLED素子の直列個数を35個とし、刺激度調整回路430のコンデンサ436の容量を変化させたときのLED電流460のシミュレーション結果を、図13に記載する。
図13に記載のグラフ31はコンデンサ436の容量が1μFの状態のLED電流460の波形であり、グラフ32はコンデンサ436の容量が10μFのLED電流460の波形、グラフ33はコンデンサ436の容量が20μFの状態のLED電流460の波形、グラフ34はコンデンサ436の容量が30μFの状態のLED電流460の波形である。コンデンサ436の容量を増加させることにより、第1期間1と第2期間2との電流値の差が小さくなり、この結果植物育成用照明装置200が発生する人工光310の光量の変動差が減少する。従って人工光310が照射される植物50に与える刺激量が減少する。さらにコンデンサ436の容量を大きくし、例えば436の値を50μFとすると、第1期間1のピーク電流が130mアンペア、第2期間2の最低電流が40mアンペアとなり、さらに第1期間1と第2期間2との間の人工光310の光量差が減少する。即ち与える刺激が弱くなる。
代表して図7に記載の刺激度調整回路430の作用と効果を説類したが、図11に記載の刺激度調整回路430や刺激度調整回路431も構成と作用および効果は同じである。
図7や図11に記載の回路において、LED電流460の電流値の高い第1期間1とLED電流460の電流値の小さい第2期間2との期間の関係が変化しないので、本明細書に記載の実施形態では、いずれの実施形態でも刺激量の調整が極めて容易である。言い換えると照射対象の植物50に与える刺激の要素の内、刺激の周波数は電源周波数と整流方式で設定でき、刺激が強い第1期間1と刺激の弱い第2期間2との関係をLED素子454の直列接続の数で設定できる。さらに刺激の強さを刺激度調整回路430で設定できる。このように本実施形態を含むいずれの実施形態においても、刺激に関係する要素をそれぞれ設定できるので、照射対象の生物、特に植物、に与える刺激の調整が極めて容易である。
5.駆動回路362や駆動回路364に代わる他の実施の形態
他の実施形態による植物育成用照明装置200の構成について、図14および図15、図16を用いて説明する。駆動回路362は、商用電源301からの電力に基づいて周期的に変化する電流を出力する。一方図14に記載する駆動回路500は、2次電池などの直流電源510からの直流電力を受けて周期的に変化する電流を出力する。一般に2次電池などは出力電圧が低い傾向にあり、LED回路352やLED回路354を駆動するためには、昇圧することが望ましい。インダクタンスを用いた昇圧回路は効率が悪い問題があり、駆動回路500は周期的に変化する電流を出力すると共に効率の良い昇圧機能を有している。以下具体的に動作を説明する。
駆動回路500は、図16に示す、動作モード550と動作モード560の2つの基本的な動作モードを有していて、動作モード550と動作モード560とを繰り返すことにより、電圧を昇圧すると共に周期的に電流値が変化する駆動電流を出力する。
動作モード550では、図14に示すスイッチS1とスイッチS2、スイッチS3、スイッチS4、スイッチS6、スイッチS7が閉状態となるように制御され、スイッチS5とスイッチ8、スイッチ9が開状態となるように制御される。この結果直流電源510の正極端子512と負極端子514との間にコンデンサ502とコンデンサ504とが、それぞれ並列に接続される。コンデンサ502とコンデンサ504は直流電源510により充電される。この状態は、駆動回路500の出力端子520と出力端子522からの電流の供給が停止される。
次の動作モード560で、スイッチS1とスイッチS2、スイッチS3、スイッチS7が、開状態となるように制御され、スイッチS4とスイッチS5、スイッチS6、スイッチ8、スイッチ9が閉状態となるように制御される。この結果出力端子520と出力端子522に対してコンデンサ502とコンデンサ504が直列に接続される。このためコンデンサ502とコンデンサ504との直列接続に伴う電圧に基づいて出力端子520と出力端子522とから電流が供給される。
図15は、上述した駆動回路500を使用した植物育成用照明装置200あるいは照明装置150の回路構成を示す。図7と同様、駆動回路500の出力端子520と出力端子522とからは周期的に遮断する電流が出力される。抵抗530は保護抵抗である。刺激度調整回路430は既に上述した回路であり、詳細は図7に示すとおりである。刺激度調整回路430の内部のコンデンサ436の容量が非常に小さいと駆動回路500の出力電流はLED電流460としてLED回路352に流れる。コンデンサ436の容量を大きくすると、500からの電流の変化が抑制され、LED電流460の変化幅が抑制される。これは既に上述したとおりである。図14から図16を用いて説明した他の実施例の構成を使用すると、直流電源510を使用して植物育成用照明装置200や照明装置150を点灯することができる。太陽光発電装置を利用して直流電源510に電力を蓄電し、蓄電した電力を使用して植物育成用照明装置200や照明装置150を動作させることにより、環境にやさしい植物の栽培が可能となる。
6.植物育成用照明装置200の配置について
図17は植物育成用照明装置200の配置の具体例を説明する説明図である。上記説明では、植物50は畝130に植えられているとして説明した。一般に130は、植物栽培用の土で構成されているが、本発明は水耕栽培など、土の代わりに他の材料を使用して栽培する植物の栽培装置や栽培用照明装置としても非常に有効である。従って畝130は土に限るものではなく、栽培用溶液を含む、植物栽培装置と考えてもらえばよい。畝130の長手方向に沿うようにして植物50が植えられている場合に、植物育成用照明装置200の人工光310を照射する照射面が長方形の形状を為す場合に、前記長方形の長手方向が畝130の長手方向に沿うようにして、植物50の脇に植物育成用照明装置200を配置する。植物50先端部より植物育成用照明装置200を低く配置することにより、植物50の根元に人工光310を照射することができ、植物50の茎や株を太くすることができる。この結果、収穫量が増大する。
図18は植物育成用照明装置200の固定方法の具体例を示す。支持装置240に相当する固定具204で植物育成用照明装置200を固定する例である。固定具204は、畝130に突き刺すための挿入部206と植物育成用照明装置200を挟み込んで支持する支持部205を有しており、植物育成用照明装置200を畝130に沿って配置し、固定具204の挿入部206を畝130に挿入しながら植物育成用照明装置200を支持部205で固定することができ、作業性が向上する。
図19は、背丈の伸びる植物、例えばトマトや、えんどう等のつるものに対する植物育成用照明装置200の設定方法を示す。植物育成用照明装置200の人工光310を照射する照射面が長方形の形状を為す場合に、前記長方形の長手方向が植物50の茎52に沿う方向に、あるいは蔓の伸びる方向に沿うように配置する。このようにすることで、植物50の茎52あるいは蔓に植物育成用照明装置200の人工光310を照射することができる。我々の実験では、周期的に強さの変わる人工光310を茎52や蔓に照射することで、茎52や蔓が太くなる結果を得ている。
7.生育状況の比較
図20は、太陽光の照射に加えて植物育成用照明装置200からブロッコリの根元に人工光310を照射した状態のブロッコリの生育状況を示す。図21は太陽光の照射のみによるブロッコリの生育状況を示す。土として、共に同一の市販の野菜栽培用土を使用している。また気温を同一としている。太陽光の強さは植物の葉の部分で、2万ルックスから10万ルックスであり、天候状態で変化する。植物育成用照明装置200からの人工光310は植物の茎の部分で約1万ルックスであり、100Hzで明るさが周期的に変化している。
図20と図21のブロッコリは、非常に小さい苗を植えて約1ヵ月経過の状態であり、植物育成用照明装置200からの人工光310を照射している図20に示す方は、茎が非常に太くなっている。茎が非常に太くなることにより、養分の吸い上げが活発になり、収穫量の増大につながると考えられる。
図22において、左側はパクチ600であり、パクチに対して上からの太陽光に加え、強度が100Hzで変化する人工光310を植物育成用照明装置200からパクチの根元に照射するようにして育てた、パクチの生育状態を示す。
一方右側は同日に植えたパクチ602であり、パクチに対して上からの太陽光に加え、上から強さが一定の人口光を照射して育てたパクチの生育状態を示す。
左側のパクチの方が明らかに生育状態において勝っている。またパクチ600とパクチ602とをプログラムの料理人に食べ比べてもらったところ、パクチ600の方が非常においしいとの評価を得た。その他、アイスプラントなどに付いても同様の結果が得られた。またイチゴの栽培において、イチゴの根元に人工光310を照射したところ温度がイチゴの栽培に対して低いにも係らず、8株の内7株のイチゴに花芽ができ、開花に至った。上から強度が変化しない人口光を加えた場合に、葉が大きく育つが花芽の付が悪いことが実験で明らかになった。なお、植物育成用照明装置200は発熱が少なく、8株の内7株のイチゴに花芽ができたのは、熱放射の影響ではなく人工光310の効果と考えられる。
50・・・植物、52・・・茎、100・・・農業用ハウス、112・・・外壁、114・・・屋根、116・・・梁、130・・・畝、150・・・照明装置、152・・・発光装置、200・・・植物育成用照明装置、240・・・支持装置、301・・・商用電源、302・・・電源コード、304・・・電源接続端子、306・・・電源接続端子、310・・・人工光、320・・・人工光、340・・・ケース、342・・・防水剤、350・・・回路基板、352・・・LED回路、354・・・LED回路、362・・・駆動回路、364・・・駆動回路、370・・・ケース、372・・・基板支持部、374・・・基板支持部、420・・・LED電流制御回路、430・・・刺激度調整回路、500・・・駆動回路、520・・・出力端子、522・・・出力端子。

Claims (7)

  1. 人口光の照射対象植物の側部から前記照射対象植物に向けて前記人口光を照射する植物育成用照明装置であって、
    前記植物育成用照明装置は、前記人工光を発生する複数個のLED素子を有するLED回路と、
    前記LED回路に、電流値の大きい第1期間と電流値が小さいあるいは電流が流れない第2期間とを有して周期的に変化するLED駆動電流を供給するLED駆動回路と、を備え、
    周期的に電流値が変化する前記LED駆動電流に基づいて、強度が周期的に変化する前記人口光が前記照射対象植物に照射される、ことを特徴とする植物育成用照明装置。
  2. 請求項1に記載の植物育成用照明装置において、前記照射対象植物が植えつけられている畝に沿って前記LED回路のLED素子が配置されている、ことを特徴とする植物育成用照明装置。
  3. 請求項1に記載の植物育成用照明装置において、前記照射対象植物の茎に沿って前記LED回路のLED素子が配置されている、ことを特徴とする植物育成用照明装置。
  4. 請求項1に記載の植物育成用照明装置において、
    前記LED駆動回路は交流電流を受けて脈流電流を発生する整流回路を備え、前記整流回路の入力側に前記交流電流が供給され、前記整流回路の出力側の電流に基づいて前記LED駆動電流が前記LED駆動回路に供給される、ことを特徴とする植物育成用照明装置。
  5. 請求項4に記載の植物育成用照明装置において、
    前記整流回路の入力側に前記LED回路の前記複数個のLED素子が直列に接続され、前記LED素子の直列接続の数により前記周期的に電流値が変化する前記LED駆動電流の前記第2期間が設定される、ことを特徴とする植物育成用照明装置。
  6. 請求項1に記載の植物育成用照明装置において、
    直流電源が更に設けられ、前記LED駆動回路には第1のコンデンサと第2のコンデンサとが設けられ、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサがそれぞれ前記直流電源から今日供給される直流電流により充電され、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとが直列接続されることにより発生した電圧に基づいて前記LED駆動電流が前記LED回路に供給される、ことを特徴とする植物育成用照明装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の内の1に記載の植物育成用照明装置を備えたことを特徴とする植物育成装置。
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