JP2014165014A - 点灯回路及び照明用光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模が小さく、かつ、安価な点灯回路を提供する。
【解決手段】交流電源20に接続され、LEDユニット38を点灯する点灯回路30であって、交流電源20から交流電力の供給を受ける、直列に接続されたコンデンサ32及びブリッジダイオード34と、LEDユニット38と直列に接続されたツェナーダイオード36であって、直列に接続されたツェナーダイオード36及びLEDユニット38にブリッジダイオード34からの直流電圧が印加されるように、ブリッジダイオード34と接続されたツェナーダイオード36とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)等の固体発光素子を点灯させる点灯回路及びそれを用いた照明用光源に関する。
LED(Light Emitting Diode)等の固体発光素子は、高効率及び長寿命であることから、各種ランプ等を含む新しい照明用光源として期待されている。
従来、LED用の点灯回路として、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に開示された点灯回路10の回路図である。この点灯回路10は、交流電源20に接続され、LEDユニット15を点灯する回路であり、入力端子11a及び11b、コンデンサ12、ブリッジダイオード13、ダイオード14及びLEDユニット15を備える。交流電源20からの交流電圧は、入力端子11a及び11b間に接続されたコンデンサ12とブリッジダイオード13とに印加される。ブリッジダイオード13での整流によって得られた直流電圧がLEDユニット15に印加されてLEDユニット15に電流が流れ、LEDユニット15が点灯する。なお、LEDユニット15と並列に接続されたダイオード14は、ブリッジダイオード13の故障等によってLEDユニット15の逆方向に流れる電流が生じた場合に、その電流を電源側に還流させる。
このような回路によれば、交流電源20からの交流電圧は、コンデンサ12によって電圧降下が行われ、電圧降下後の交流電圧(つまり、LEDユニット15の発光に適した電圧)がブリッジダイオード13に印加される。これにより、交流電圧の電圧降下に関して、コンデンサ12が有する直列抵抗分のみが発熱要因として作用するので、抵抗等の発熱性電子部品を用いて同じ電圧降下を実現した場合に比べ、発熱量(つまり、無駄な消費電力)が抑えられる。
特開平7−273371号公報
しかしながら、上記従来の点灯回路10では、LEDユニット15に適した交流電圧(ブリッジダイオード13に印加する交流電圧)を得るためにコンデンサ12だけで電圧降下を実現している。そのために、大きな電圧降下を生じるコンデンサ12が必要とされ、コンデンサ12は、大きな容量及び大きな耐電圧をもつことが要求される。その結果、コンデンサ12は、サイズが大きく、高価なものになり、ひいては、点灯回路のサイズを大きくし、かつ、点灯回路のコストアップをもたらすという問題がある。
特に、交流電源20として、AC100V等の低い交流電圧ではなく、AC230V等の高い交流電圧が供給される場合には、この問題が特に顕著になる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、回路規模が小さく、かつ、安価な点灯回路及びそのような点灯回路を用いた照明用光源を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態における点灯回路は、交流電源に接続され、固体発光素子を点灯する点灯回路であって、前記交流電源から交流電力の供給を受ける、直列に接続されたコンデンサ及び整流素子と、前記固体発光素子と直列に接続される定電圧ダイオードであって、直列に接続された当該定電圧ダイオード及び前記固体発光素子に前記整流素子からの直流電圧が印加されるように、前記整流素子と接続された定電圧ダイオードとを備える。
ここで、前記整流素子は、2つの出力端子を有し、前記2つの出力端子間には、前記定電圧ダイオードと前記固体発光素子だけが接続されてもよい。
また、さらに、前記定電圧ダイオード及び前記固体発光素子と直列に接続される抵抗を含んでもよい。
また、さらに、前記コンデンサに並列に接続された抵抗を備えてもよい。
また、さらに、前記コンデンサ及び前記整流素子に直列に接続された抵抗を備えてもよい。
また、前記固体発光素子は、LEDであってもよい。
なお、本発明は、点灯回路として実現できるだけでなく、固体発光素子と、交流電源に接続され、前記固体発光素子を点灯する上記点灯回路とを備える照明用光源として実現することもできる。
本発明によれば、回路規模が小さく、かつ、安価な点灯回路及びそのような点灯回路を用いた照明用光源が実現される。特に、本発明は、AC230V等の高い交流電圧で動作する点灯回路及び照明用光源として適用した場合には、より大きな効果が奏される。
よって、本発明は、固体発光素子を備える照明器具が普及してきた今日において、その実用的価値は極めて高い。
本発明の実施の形態における点灯回路の回路図 (a)は、本発明の実施の形態における点灯回路の主要箇所での電圧のフェーザ・ダイヤグラム、(b)は、ツェナーダイオードを備えない従来の点灯回路の主要箇所での電圧のフェーザ・ダイヤグラム スパイク電流に対する耐性に関する実験結果を説明するための図 本発明の実施の形態の変形例における点灯回路の回路図 本発明の実施の形態における電球形ランプの断面図 本発明に係る照明用光源を冷蔵庫の庫内照明装置に適用した例を説明する図 従来の点灯回路の回路図
以下、本発明に係る点灯回路及び照明用光源の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態及び変形例は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態及び変形例で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、動作タイミングなどは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態及び変形例における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
図1は、本発明の実施の形態における点灯回路30の回路図である。なお、本図には、点灯回路30だけでなく、点灯回路30に交流電力を供給する交流電源20と、点灯の対象となる固体発光素子(ここでは、LEDユニット38)も併せて図示されている。
この点灯回路30は、交流電源20に接続され、LEDユニット38を点灯する点灯回路であり、入力端子31a及び31b、コンデンサ32、抵抗33a及び33b、ブリッジダイオード34、抵抗35、ツェナーダイオード36、並びに、出力端子37a及び37bを備える。
交流電源20は、交流電力を供給する電源であり、例えば、AC230Vの電源である。
入力端子31a及び31bは、交流電源20からの交流電力の供給を受ける端子対である。
入力端子31a及び31b間には、直列に接続されたコンデンサ32、ブリッジダイオード34及び抵抗35が接続されている。また、コンデンサ32と並列に、直列に接続された2つの抵抗33a及び33bが接続されている。
コンデンサ32は、交流電源20からの交流電圧に対して電圧降下を生じさせるための容量である。このコンデンサ32の容量は、次のことを満たすような所定の電圧降下を生じさせる値に設定されている。つまり、適切な大きさの交流電圧がブリッジダイオード34に印加され、その結果、ブリッジダイオード34で得られる直流電圧がツェナーダイオード36及びLEDユニット38での電圧降下と略一致するように、コンデンサ32の容量が決定されている。
抵抗33a及び33bは、この点灯回路30が交流電源20から取り外されたときに、コンデンサ32に蓄積された電荷を放電させるための抵抗であり、極めて高い抵抗値(例えば、それぞれ約300KΩ)をもつ。なお、2つの抵抗33a及び33bで構成されているのは、それぞれが耐電圧の低い抵抗なので、それを補うため(トータルの耐電圧を高めるため)である。
抵抗35は、ヒューズとして機能する抵抗であり、極めて低い抵抗値(例えば、100Ω)をもつ。
ブリッジダイオード34は、交流電圧を直流電圧に変換する整流素子の一例であり、交流電圧が入力される2つの入力端子と、整流後の直流電圧を出力する2つの出力端子とを有する。
ブリッジダイオード34の2つの出力端子間には、直列に接続されたツェナーダイオード36及びLEDユニット38が接続される。
ツェナーダイオード36は、一定電圧の電圧降下(ツェナー電圧)を生じる定電圧ダイオードの一例であり、例えば、ツェナー電圧が12Vの定電圧ダイオードである。
出力端子37a及び37bは、この点灯回路30が電流を出力する端子対であり、ここでは、LEDユニット38が接続される。LEDユニット38は、固体発光素子の一例であり、例えば、直列に接続された複数のLEDチップ(例えば、順方向電圧が3VのLEDチップが6個、直列に接続されたLEDユニット)である。
以上のように構成された本実施の形態における点灯回路30の動作は、次の通りである。
交流電源20から供給された交流電圧は、コンデンサ32で電圧降下が行われ、電圧降下後の交流電圧がブリッジダイオード34の入力端子に印加される。
なお、抵抗33a及び33bの抵抗値は、交流電源20の電源周波数におけるコンデンサ32のインピーダンスに比べて無視できる程度に大きい。よって、コンデンサ32の両端における電圧降下は、ほとんど、コンデンサ32だけによる電圧降下とみなせる。
また、抵抗35の抵抗値は、コンデンサ32及びブリッジダイオード34のインピーダンスに比べて無視できる程度に小さい。よって、抵抗35での電圧降下は、コンデンサ32及びブリッジダイオード34での電圧降下に比べて、無視できる程度に小さい。
ブリッジダイオード34の入力端子に印加された交流電圧は、ブリッジダイオード34で整流され、直流電圧に変換される。なお、上述したように、コンデンサ12での電圧降下により、ブリッジダイオード34での整流で得られた直流電圧は、ツェナーダイオード36及びLEDユニット38での電圧降下に略等しい。たとえば、ブリッジダイオード34での整流で得られた直流電圧は、ツェナーダイオード36におけるツェナー電圧12VとLEDユニット38における順方向電圧18Vとを合わせた約30Vになっている。このような直流電圧が、直列に接続されたツェナーダイオード36及びLEDユニット38に印加され、これにより、出力端子37a及び37bを介してLEDユニット38に電流が流れ、LEDユニット38が点灯する。
以上のような本実施の形態における点灯回路30によれば、LEDユニット38と直列にツェナーダイオード36が接続されている。よって、ブリッジダイオード34で得られた直流電圧に対して、ツェナーダイオード36で一定の電圧降下を生じさせ、電圧降下後の直流電圧がLEDユニット38に印加される。これにより、このようなツェナーダイオード36を備えない従来の点灯回路に比べ、本実施の形態によれば、コンデンサ32での電圧降下は、ツェナーダイオード36での電圧降下分だけ小さくて済む。つまり、コンデンサ32は、従来よりも、小さな容量及び小さな耐電圧をもつもので済む。よって、コンデンサ32は、従来よりもサイズが小さく、かつ、安価なものになり、ひいては、点灯回路のサイズを小さくし、かつ、点灯回路のコストダウンをもたらすことができる。
なお、本実施の形態における点灯回路30では、従来の点灯回路では必要とされなかったツェナーダイオード36が追加されている。ところが、ツェナーダイオード36の部品サイズ及びコストは、コンデンサ32の容量及びサイズの削減分よりも小さい。よって、点灯回路30の全体として、本実施の形態における点灯回路30によれば、従来の点灯回路に比べ、回路規模の縮小化とコストダウンが図られる。
図2の(a)は、本実施の形態における点灯回路30の主要箇所での電圧のフェーザ・ダイヤグラムである。図2の(b)は、ツェナーダイオード36を備えない従来の点灯回路の主要箇所での電圧のフェーザ・ダイヤグラムである。図2において、Vinは交流電源20から供給される電圧(入力電圧)である。Vcapはコンデンサ32の両端における電圧(電圧降下)である。VLEDはLEDユニット38の両端における電圧(順方向電圧)である。Vzenerは、ツェナーダイオード36の両端における電圧(ツェナー電圧)である。
図2の(a)に示されるように、本実施の形態における点灯回路30では、Vinは、VLEDとVzenerとを加算した成分と、それと90度位相がずれたVcapの成分とに分離される。図2の(b)に示されるように、ツェナーダイオード36を備えない従来の点灯回路では、Vinは、VLEDの成分とVcapの成分とに分離される。図2の(a)におけるVcapの大きさが図2の(b)におけるVcapの大きさよりも小さいことから分かるように、本実施の形態における点灯回路30によれば、従来の点灯回路に比べ、コンデンサ32での電圧降下は小さくて済む。よって、本実施の形態の点灯回路30によれば、コンデンサ32は、従来よりも、小さな容量及び小さな耐電圧をもつもので済む。その結果、点灯回路30の回路規模は小さくなり、かつ、安価に実現される。
なお、より大きなツェナー電圧をもつツェナーダイオード36を採用するほど、コンデンサ32での電圧降下は小さくて済む。しかしながら、ツェナーダイオード36のツェナー電圧が大きくなるほど、ツェナーダイオード36での消費電力が増大する。よって、ツェナーダイオード36のツェナー電圧については、コンデンサ32の容量及び耐電圧の観点と、ツェナーダイオード36での消費電力の観点とから最適な値に決定する必要がある。本実施の形態では、交流電源20からの交流電圧がAC230V、LEDユニット38の両端における電圧が18Vである場合に、コンデンサ32での電圧降下を標準的な耐電圧である630V以下に収めることができるツェナー電圧は、12V以上18V以下であった。ここでは、最も好ましい形態として、最も小さなツェナー電圧、すなわち12Vのツェナー電圧をもつツェナーダイオード36を採用した。もちろん、最適なツェナー電圧は、直列に接続されるLEDチップの数に応じて適宜変わるし、入力電圧によっても変わるものである。
図3は、スパイク電流に対する耐性に関する実験結果を説明するための図である。図3の(a)は、比較用の点灯回路の回路図である。この比較用の点灯回路では、本実施の形態における点灯回路30のツェナーダイオード36に代えて抵抗16が接続されている。この実験では、ブリッジダイオード34から出力される直流電圧に対する電圧分圧器として、ツェナーダイオード36を用いた点灯回路と、抵抗16を用いた点灯回路とで、動作を比較した。具体的には、交流電源20から、2種類の商用交流電圧(AC150V、AC230V)を供給し、各点灯回路の動作を観察した。
図3の(b)は、実験結果を示す図である。ここで、図3の(b)に示される表における「Input Voltage」は、交流電源20から供給される交流電圧である。また、「Voltage divider」の欄の「Zener」は、本実施の形態における点灯回路30に対応し、「Resister」は、比較用の点灯回路に対応する。この実験によれば、入力電圧をAC150Vに設定した場合には、本実施の形態における点灯回路30及び比較用の点灯回路ともに、正常に動作した。しかし、入力電圧をAC230Vに設定した場合には、本実施の形態における点灯回路30は正常に動作したが、比較用の点灯回路では、LEDユニット38が破損した。
図3の(b)に示される波形は、入力電圧がAC150Vでの本実施の形態における点灯回路30及び比較用の点灯回路におけるLEDユニット38に流れたスパイク電流の波形を示している。「Zener/AC150V」は本実施の形態における点灯回路30におけるスパイク電流の波形を示し、「Resistor/AC150V」は比較用の点灯回路におけるスパイク電流の波形を示す。これらの波形から分かるように、本実施の形態における点灯回路30では、スパイク電流は、より短い時間で発生している。一方、比較用の点灯回路では、スパイク電流は、より長い時間、発生している。この相違により、AC230Vの入力電圧が供給された場合に、比較用の点灯回路では、LEDユニット38が破損したと考えられる。
このように、本実施の形態における点灯回路30によれば、回路規模が小さくなり、安価で実現されるだけでなく、電圧分圧器が抵抗で構成された点灯回路に比べ、スパイク電流に対する耐性が高くなり、安定した動作を継続することができる。
なお、図3の(a)に示される比較用の点灯回路のようにツェナーダイオードではなく、抵抗16を用いた場合であっても、AC150Vの入力電圧であれば、LEDユニット38が破損することがなかった。このことから、入力電圧がAC150V以下、例えばAC110V以上127V以下、または、AC100V以上110V以下の場合、回路規模を小さく、かつ安価に点灯回路を構成することができると言える。
なお、本発明に係る点灯回路は、上記実施の形態に限定されるものではない。たとえば、図4に示される点灯回路であってもよい。図4は、上記実施の形態の変形例における点灯回路30aの回路図である。この点灯回路30aは、上記実施の形態の点灯回路30におけるLEDユニット38に代えて、並列に接続された3個のLEDユニット38a〜38cを備え、かつ、さらに、ツェナーダイオード36と直列に接続された抵抗39を有する。
本変形例における点灯回路30aによれば、ブリッジダイオード34から出力される直流電圧について、ツェナーダイオード36における電圧降下だけでなく、抵抗39においても電圧降下を生じる。よって、本変形例における点灯回路30aによれば、上記実施の形態における点灯回路30に比べ、コンデンサ32での電圧降下は、より小さくて済む。つまり、本変形例における点灯回路30aによれば、上記実施の形態における点灯回路30に比べ、コンデンサ32の容量及び耐電圧は、より小さくて済む。その結果、本変形例における点灯回路30aは、さらに小さな回路規模で、かつ、安価に実現され得る。
また、本変形例における点灯回路30aによれば、3個のLEDユニット38a〜38cを駆動するので、上記実施の形態における点灯回路30に比べ、より大きな発光量をもつLEDユニットを駆動できる。
なお、本変形例では、抵抗39において電力が消費されるので、消費電力の増大というデメリットと、コンデンサ32の容量及び耐電圧の減少というメリットとのバランスを考慮して、抵抗39の抵抗値を決定する必要がある。
次に、上記点灯回路を備える本発明に係る照明用光源の実施の形態について説明する。
図5は、本発明の実施の形態における電球形ランプ40の断面図である。この電球形ランプ40は、固体発光素子(ここでは、LEDユニット)と上述した点灯回路とを備える照明用光源の一例である。より詳しくは、この電球形ランプ40は、透光性のグローブ41と、光源であるLEDユニット42と、ランプ外部から電力を受ける口金43と、支柱44と、支持板45と、樹脂ケース46と、リード線47と、点灯回路48とを備える。
グローブ41は、LEDユニット42を収納するとともに、LEDユニット42からの光をランプ外部に透過させる透光性カバーである。グローブ41の内面に入射したLEDユニット42の光は、グローブ41を透過してグローブ41の外部へと取り出される。
LEDユニット42は、上述したLEDユニット38又は並列接続されたLEDユニット38a〜38cであり、リード線47を介してLEDチップに電流が供給されることにより発光する。このLEDユニット42は、支柱44によってグローブ41内で保持されている。グローブ41の中心位置にLEDユニット42が配置されることにより、電球形ランプ40の配光特性は、従来のフィラメントコイルを用いた一般的な白熱電球と近似した配光特性となる。
より詳しくは、LEDユニット42は、透光性を有する基板と、基板の主面に配置された複数のLEDチップと、波長変換材を含み、それら複数のLEDチップを封止する封止部材とから構成される。LEDチップとしては、例えば、青色光を発光する青色LEDチップが採用される。波長変換材は、LEDチップが発する光の波長を変換する部材であり、例えば、蛍光体粒子が含有された蛍光体含有の樹脂である。蛍光体粒子としては、例えばYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系の黄色蛍光体粒子が採用される。この黄色蛍光体粒子は、LEDチップからの青色光によって励起されると黄色光を放出する。その結果、当該黄色光とLEDチップからの青色光とによって得られる白色光が放出される。
口金43は、LEDユニット42を発光させるための電力を電球形ランプ40の外部から受ける受電部である。口金43は、二接点によってAC230V等の交流電圧を受電し、口金43で受電した電力はリード線を介して点灯回路48に入力される。
支柱44は、グローブ41の開口部の近傍からグローブ41の内方に向かって延びるように設けられた金属製のステム(金属支柱)である。支柱44は、グローブ41内でLEDユニット42を支持する支持部材として機能するとともに、LEDユニット42で発生する熱を口金43側に放熱させるための放熱部材としても機能する。
支持板45は、支柱44を支持する部材であり、樹脂ケース46に固定されている。この支持板45は、グローブ41の開口部を塞ぐように配置されている。また、この支持板45は、支柱44と同様に、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料により構成される。
樹脂ケース46は、支柱44と口金43とを電気的に絶縁すると共に点灯回路48を収納するための絶縁ケース(回路ホルダ)である。
2本のリード線47は、LEDユニット42を点灯させるための電力を点灯回路48からLEDユニット42に供給するためのリード線対である。
点灯回路48は、上記実施の形態に係る点灯回路30又は上記変形例に係る点灯回路30aである。
以上のように構成された本実施の形態における電球形ランプ40は、交流電力が供給される点灯器具のソケットに、その口金43がねじ込まれて使用される。この電球形ランプ40が備える点灯回路48は、上述したように、従来よりも容量及び耐電圧の小さなコンデンサ32を備えるので、回路規模が小さく、かつ、安価である。よって、この電球形ランプ40も、サイズが小さく、かつ、安価に実現され得る。
なお、本発明に係る点灯回路を備える照明用光源は、上記のようなランプとして実現できるだけでなく、各種電子機器の照明装置としても実現できる。
図6は、本発明に係る照明用光源を冷蔵庫の庫内照明装置に適用した例を説明する図である。図6の(a)は、本発明に係る照明用光源を備える冷蔵庫の扉を開けた状態の冷蔵庫の正面図、図6の(b)は、図6の(a)のA−A線断面図である。
冷蔵庫本体50は、図6の(a)に示されるように、複数の区画に区分されて貯蔵室を形成している。冷蔵庫本体50の最上部には冷蔵室51が配置され、その直下に製氷室52と第1の冷凍室53が横並びで配置され、つづいて野菜室55が配置され、最下段には第2の冷凍室54が配置されている。
冷蔵室51は、図6の(b)に示されるように、前面に扉58を有する。冷蔵室51には、保存物を重ならずに整理して保存するための複数の収納棚57が設けられている。冷蔵室51の最下段には、特定低温室56が設けられている。
庫内照明装置は、固体発光素子(ここでは、LEDユニット)と上述した点灯回路とを備える照明用光源の一例であり、ここでは、図6の(a)及び(b)に示されるように、2つのLEDユニット60a及び60bと、制御回路59とから構成される。2つのLEDユニット60a及び60bは、上述したLEDユニット38又は38a〜38cに相当する。これら2つのLEDユニット60a及び60bは、扉58の開放側前面から冷蔵室51の庫内の奥行方向を見て、それぞれ、収納棚57の先端より手前の左側壁面と右側壁面に、複数のLEDチップが縦方向に並ぶように、配設されている。制御回路59は、上述した点灯回路30又は30aに、扉58の開閉動作を検知してLEDユニット60a及び60bへの通電を制御する回路を付加した回路に相当し、冷蔵庫本体50の背面に設けられている。
以上のように構成された庫内照明装置によれば、制御回路59が備える点灯回路は、従来よりも容量及び耐電圧の小さなコンデンサ32を備えるので、回路規模が小さく、かつ、安価である。よって、コンパクトで、安価な庫内照明装置が実現される。
以上、本発明に係る点灯回路及び照明用光源について、実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態及び変形例に施したものや、異なる実施の形態及び変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれる。
たとえば、上記実施の形態における点灯回路30によって駆動されるLEDユニット38は、複数個のLEDチップが直列に接続された一列のLEDチップから構成されたが、並列に接続された複数の列のLEDチップで構成されてもよい。さらに、直列に接続されるLEDチップは、1個でもよい。
また、上記変形例における点灯回路30aでは、抵抗39、ツェナーダイオード36及びLEDユニット38a〜38cの順に直列に接続されていたが、これら3つの部品の接続順序はこの順に限られず、いかなる順で接続されてもよい。
また、上記実施の形態では、固体発光素子として、LEDが採用されたが、半導体レーザ、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等の固体発光素子が採用されてもよい。
また、上記各種電子機器の照明装置では、冷蔵庫の庫内照明装置に適用した例が説明されたが、各種電子機器の照明装置としては、これに限られず、電子レンジ等の他のあらゆる種類の電子機器の照明装置としても適用できる。
20 交流電源
30、30a、48 点灯回路
31a、31b 入力端子
32 コンデンサ
33a、33b、35、39 抵抗
34 ブリッジダイオード
36 ツェナーダイオード
37a、37b 出力端子
38、38a〜38c、42、60a、60b LEDユニット
40 電球形ランプ
41 グローブ
43 口金
44 支柱
45 支持板
46 樹脂ケース
47 リード線
50 冷蔵庫本体
51 冷蔵室
52 製氷室
53 第1の冷凍室
54 第2の冷凍室
55 野菜室
56 特定低温室
57 収納棚
58 扉
59 制御回路

Claims (7)

  1. 交流電源に接続され、固体発光素子を点灯する点灯回路であって、
    前記交流電源から交流電力の供給を受ける、直列に接続されたコンデンサ及び整流素子と、
    前記固体発光素子と直列に接続される定電圧ダイオードであって、直列に接続された当該定電圧ダイオード及び前記固体発光素子に前記整流素子からの直流電圧が印加されるように、前記整流素子と接続された定電圧ダイオードと
    を備える点灯回路。
  2. 前記整流素子は、2つの出力端子を有し、
    前記2つの出力端子間には、前記定電圧ダイオードと前記固体発光素子だけが接続される
    請求項1記載の点灯回路。
  3. さらに、前記定電圧ダイオード及び前記固体発光素子と直列に接続される抵抗を含む
    請求項1記載の点灯回路。
  4. さらに、前記コンデンサに並列に接続された抵抗を備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の点灯回路。
  5. さらに、前記コンデンサ及び前記整流素子に直列に接続された抵抗を備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の点灯回路。
  6. 前記固体発光素子は、LEDである
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の点灯回路。
  7. 固体発光素子と、
    交流電源に接続され、前記固体発光素子を点灯する請求項1記載の点灯回路と
    を備える照明用光源。
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