JPWO2016136148A1 - グルーピングシステム、方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
チャネルに応じた各顧客の行動の変化を考慮して顧客およびそれぞれのチャネルでの選択肢をグループ化できるグルーピングシステムを提供する。グルーピング手段3は、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第1のチャネルにおける活動の履歴と、顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第2のチャネルにおける活動の履歴とに基づいて算出される、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定する。
Description
本発明は、顧客をグループ化するとともに、顧客の活動の選択肢をグループ化するグルーピングシステム、グルーピング方法およびグルーピングプログラム、並びに、商品の販売態様を決定する販売態様決定システム、販売態様決定方法および販売態様決定プログラム、並びに、催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定システム、催事勧誘態様決定方法および催事勧誘態様決定プログラムに関する。
顧客が活動の選択肢を選択する態様をチャネルと呼ぶ。活動の選択肢の代表的な例として、顧客の購買活動において顧客に選択される種々の商品が挙げられる。以下、活動の選択肢が、商品である場合を例にして説明するが、活動の選択肢は商品に限定されない。
チャネルの例として、例えば、「顧客がコンビニエンスストアで商品を選択して購買する。」、「顧客が百貨店で商品を選択して購買する。」、「顧客がスーパーマーケットで商品を選択して購買する。」、「顧客がオンラインストアで商品を選択して購買する。」等の種々のチャネルが挙げられる。これらの各チャネルは、店舗のタイプに依存したチャネルであると言える。
また、チャネルの他の例として、例えば、「商品案内をダイレクトメールで受けた顧客がその商品を購買する。」、「商品案内を電子メールで受けた顧客がその商品を購買する。」、「商品案内をWebページで閲覧した顧客がその商品を購買する。」等の種々のチャネルも挙げられる。これらの各チャネルは、選択肢の案内のタイプに依存したチャネルであると言える。なお、選択肢の案内のタイプに依存したチャネルでは、顧客の購買の事実がなければ、チャネルに該当しない。例えば、顧客が商品案内をダイレクトメールで受けたがその商品を購入しなかった場合、「商品案内をダイレクトメールで受けた顧客がその商品を購買する。」というチャネルには該当しない。
店舗のタイプに依存したチャネルであっても、選択肢の案内のタイプに依存したチャネルであっても、顧客が商品等の選択肢を選択する態様であると言える。1つの企業が、複数のチャネルによって販路を持つことをマルチチャネルまたはオムニチャネルと呼ぶ。
商品購買における嗜好分析のための一般的な技術の例として、行列分解に基づく協調フィルタリングが挙げられる。この技術は、顧客を行とし商品を列とする行列を、よりランクの低い行列に分解する手法である。分解後の行は顧客のグループに対応し、分解後の列は商品のグループに対応する。この結果得られる顧客のグループは、商品の購買に関して似た嗜好を持つ顧客のグループであると判断される。
また、特許文献1には、異なる小売業者から割り当てられた会員IDを有する同一の人物がそれぞれの小売業者の店舗で商品を購買していると推測されることを利用して、1つの携帯端末の識別情報に対して、複数の会員IDを対応付けることが記載されている。
また、特許文献2にはレコメンド装置が記載されている。特許文献2に記載のレコメンド装置は、顧客毎に、その顧客の嗜好性と一致する特徴を持つ商品を記憶し、同時に、顧客毎に、その顧客に似た人が購買した商品を記憶し、推薦商品の商品情報をレコメンド情報として送信する。
複数のチャネルにおける個々の顧客が種々の商品を購買したという情報を用いて、上記の協調フィルタリングによって顧客および商品をグループ化することが考えられる。しかし、個々の顧客の商品選択行動は、チャネルに応じて変わる。例えば、コンビニエンスストアでは買い物をするが、百貨店では買い物をしないという顧客や、その逆の顧客もいる。このように、顧客の商品選択行動はチャネルに応じて変わるため、上記のように顧客や商品をグループ化したとしても、「百貨店を利用する顧客」、「コンビニエンスストアを利用する顧客」、「百貨店とコンビニエンスストアの両方を利用する顧客」、「百貨店で購買される商品」、「コンビニエンスストアで購買される商品」、「百貨店とコンビニエンスストアのどちらにおいても購買される商品」等のように、協調フィルタリングを用いなくても自明に得られるグループしか得られない。
また、同一の顧客でも、チャネルに応じて、同一の商品に対して異なる選択行動をとる場合がある。例えば、顧客は、品揃えの多いスーパーマーケットと、品揃えの少ないコンビニエンスストアでは、同一の商品であっても、購買傾向が異なる場合がある。
また、顧客のグループ分けや、各チャネルでの商品のグループ分けを行って、顧客のグループに応じた販売態様を適切に定められることが好ましい。
同様に、顧客のグループ分けや、各チャネルでの催事のグループ分けを行って、顧客のグループに応じた催事への勧誘態様を適切に定められることが好ましい。
そこで、本発明は、チャネルに応じた各顧客の行動の変化を考慮して顧客およびそれぞれのチャネルでの選択肢をグループ化できるようにするという技術課題を解決できるグルーピングシステム、グルーピング方法およびグルーピングプログラムを提供することを目的とする。
また、顧客のグループ分けや、各チャネルでの商品のグループ分けを行って、顧客のグループに応じた販売態様を適切に定めることができるようにするという技術課題を解決できる販売態様決定システム、販売態様決定方法および販売態様決定プログラムを提供することを目的とする。
また、顧客のグループ分けや、各チャネルでの催事のグループ分けを行って、顧客のグループに応じた催事への勧誘態様を適切に定めることができるようにするという技術課題を解決できる催事勧誘態様決定システム、催事勧誘態様決定方法および催事勧誘態様決定プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるグルーピングシステムは、顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、活動の履歴との組み合わせが入力される入力手段と、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第1のチャネルにおける活動の履歴と、顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第2のチャネルにおける活動の履歴とに基づいて算出される、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定するグルーピング手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による販売態様決定システムは、顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、顧客が商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング手段と、第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する販売態様決定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による催事勧誘態様決定システムは、顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、顧客が催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング手段と、第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明によるグルーピング方法は、顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、活動の履歴との組み合わせの入力を受け付け、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第1のチャネルにおける活動の履歴と、顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第2のチャネルにおける活動の履歴とに基づいて算出される、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定することを特徴とする。
また、本発明による販売態様決定方法は、顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、顧客が商品を購入した履歴との組み合わせの入力を受け付け、各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類し、第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定することを特徴とする。
また、本発明による催事勧誘態様決定方法は、顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、顧客が催事に参加した履歴との組み合わせの入力を受け付け、各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類し、第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定することを特徴とする。
また、本発明によるグルーピングプログラムは、顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、活動の履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、コンピュータに、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第1のチャネルにおける活動の履歴と、顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた活動の履歴の分布のパラメータと、第2のチャネルにおける活動の履歴とに基づいて算出される、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定するグルーピング処理を実行させることを特徴とする。
また、本発明による販売態様決定プログラムは、顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、顧客が商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、コンピュータに、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング処理、および、第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する販売態様決定処理を実行させることを特徴とする。
また、本発明による催事勧誘態様決定プログラムは、顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、顧客が催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、コンピュータに、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング処理、および、第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定処理を実行させることを特徴とする。
本発明の技術手段により、チャネルに応じた各顧客の行動の変化を考慮して顧客およびそれぞれのチャネルでの選択肢をグループ化できるという技術効果が得られる。
また、本発明の技術手段により、顧客のグループ分けや、各チャネルでの商品のグループ分けを行って、顧客のグループに応じた販売態様を適切に定めることができるという技術効果が得られる。
また、本発明の技術手段により、顧客のグループ分けや、各チャネルでの催事のグループ分けを行って、顧客のグループに応じた催事への勧誘態様を適切に定めることができるという技術効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。以下の説明では、顧客の活動の選択肢が、顧客の購買活動において顧客に選択される種々の商品である場合を例にして説明する。ただし、本発明において、顧客の活動の選択肢が商品でなくてもよい。例えば、活動の選択肢が、顧客の購買活動において顧客に選択される種々のサービスであってもよい。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態のグルーピングシステムの例を示すブロック図である。第1の実施形態のグルーピングシステム1は、入力手段2と、グルーピング手段3とを備える。
図1は、本発明の第1の実施形態のグルーピングシステムの例を示すブロック図である。第1の実施形態のグルーピングシステム1は、入力手段2と、グルーピング手段3とを備える。
入力手段2は、チャネル毎に得られる、顧客と、商品(顧客の購買活動の選択肢)と、活動(本実施形態では購買活動)の履歴との組み合わせが入力される入力デバイスである。
図2は、入力手段2に入力される情報の例を示す説明図である。図2(A)では、第1のチャネルに関して得られた顧客、商品、購買数の関係を例示し、図2(B)では、第2のチャネルに関して得られた顧客、商品、購買数の関係を例示している。入力手段2には、図2に例示する情報が入力される。顧客の情報として示した番号は、顧客を識別するための識別情報(顧客ID)であり、商品の情報として示した番号は、商品を識別するための識別情報(商品ID)である。例えば、図2(A)の1番目の情報は、顧客“3”が商品“5”を2個購買したことを意味している。
図2に示す購買数は、購買活動の履歴に該当する。購買活動の履歴を示す情報は、購買数に限定されず、例えば、購買金額や価格弾力性等であってもよい。価格弾力性のように、個々の購買事実から算出される情報も、購買活動の履歴を示す情報に該当するものとする。また、第1のチャネルと第2のチャネルとで、購買活動の履歴を示す情報が異なっていてもよい。例えば、第1のチャネルに関して、顧客、商品、購買数の対応関係を示す情報が入力され、第2のチャネルに関して、顧客、商品、購買金額の対応関係を示す情報が入力されてもよい。
図2では、「顧客」、「商品」、「購買数」という3つの属性の関係を示している。これらの属性の少なくとも1つの属性の情報は、いずれのチャネルにおいても、入力手段2に入力される。例えば、第2のチャネルに関して、「商品」、「購買数」の代わりに「サービス」、「購買金額」を示す情報が入力されるとしても、第1のチャネルに関して入力される「顧客」を示す情報が、第2のチャネルに関しても入力される。すなわち、「顧客」を示す情報は、いずれのチャネルにおいても入力される。この場合、入力手段2には、「顧客」に関する、第1のチャネルにおける関係を示す情報と、第2のチャネルにおける関係を示す情報とが入力されるので、「顧客」に関する多関係の情報が入力手段2に入力されると言うことができる。
また、第1のチャネルおよび第2のチャネルは、複数のチャネルによって販路を持つ1つの企業によって提供されるチャネルである。例えば、コンビニエンスストアとスーパーマーケットとを経営する企業によって、第1のチャネルおよび第2のチャネルが提供される。この場合、第1のチャネルが、「顧客がコンビニエンスストアで商品を選択して購買する。」というチャネルであり、第2のチャネルが、「顧客がスーパーマーケットで商品を選択して購買する。」というチャネルであってもよい。
以下の説明では、第1のチャネルが、「顧客がコンビニエンスストアで商品を選択して購買する。」というチャネルであり、第2のチャネルが、「顧客がスーパーマーケットで商品を選択して購買する。」というチャネルである場合を例にして説明する。ただし、第1のチャネルおよび第2のチャネルは、本例に限定されない。また、本例では、第1のチャネルおよび第2のチャネルがいずれも、店舗のタイプに依存したチャネルに該当するが、個々のチャネルは、それぞれ、店舗のタイプに依存したチャネルと、選択肢の案内のタイプに依存したチャネルのいずれであってもよい。例えば、第1のチャネルおよび第2のチャネルがいずれも選択肢の案内のタイプに依存したチャネルであってもよい。また、例えば、一方のチャネルが店舗のタイプに依存したチャネルであり、もう一方のチャネルが選択肢の案内のタイプに依存したチャネルであってもよい。
また、図2では、チャネルが2つである場合を示しているが、チャネルの数は3以上であってもよい。
また、同一顧客の顧客IDが第1のチャネルと第2のチャネルとで異なっている場合には、本発明のグルーピングシステムの管理者(以下、単に管理者と記す。)は、顧客マスタに基づいて、1つのチャネルで用いられている顧客IDを用いるように、他のチャネルで用いられている顧客IDを置き換えてから、図2に例示する情報を入力手段2に入力すればよい。以下、この処理が行われ、同一顧客の顧客IDが第1のチャネルと第2のチャネルとで共通になっているものとして説明する。なお、この処理を、グルーピング手段3が実行してもよい。この場合、管理者は、顧客マスタも入力手段2に入力すればよい。
また、同一商品の商品IDは、第1のチャネルと第2のチャネルとで共通であっても、異なっていてもよい。グルーピング手段3は、グループ化された商品IDを、具体的な商品(商品名)に置き換えてもよい。この場合、商品IDを具体的な商品名に置き換えられるように、管理者は、商品マスタも入力手段2に入力すればよい。
グルーピング手段3は、入力手段2に入力された情報に基づいて、顧客のグループ、第1のチャネルにおける商品のグループ、および、第2のチャネルにおける商品のグループを決定する。
顧客IDを符号cで表すこととする。また、第1のチャネルにおける商品IDを符号ich1で表し、第2のチャネルにおける商品IDを符号ich2で表すこととする。
また、顧客ID“c”の顧客を、顧客“c”と記す。商品ID“ich1”の商品を商品“ich1”と記し、商品ID“ich2”の商品を商品“ich2”と記す。
また、顧客“c”および商品“ich1”に対応付けられた購買活動の履歴(図2に示す例では、購買数)をxc,ich1と記す。例えば、図2(A)の1番目の情報に関しては、x3,5=2である。同様に、顧客“c”および商品“ich2” に対応付けられた購買活動の履歴(図2に示す例では、購買数)をxc,ich2と記す。例えば、図2(B)の1番目の情報に関しては、x3,7=1である。以下、xc,ich1,xc,ich2が購買数である場合を例にして説明する。
以下、説明を簡単にするために、個々の顧客(換言すれば、個々の顧客ID)がそれぞれ1つのグループのみに属し、第1のチャネルにおける個々の商品(換言すれば、個々の商品ID)がそれぞれ1つのグループのみに属し、第2のチャネルにおける個々の商品(換言すれば、個々の商品ID)がそれぞれ1つのグループのみに属するように、グルーピング手段3がグループを決定する場合を例にして説明する。なお、このように1つの要素が1つのグループのみに属するようにグループを定めることをクラスタリングと呼ぶ。
グルーピング手段3は、顧客、第1のチャネルにおける商品、および第2のチャネルにおける商品を対象にして、同時にグループ化する。図3は、グループ化前の顧客IDと、第1のチャネルにおける商品IDと、第2のチャネルにおける商品IDを順番に並べた状態を図示している。図3では、上半分で、顧客IDと第1のチャネルにおける商品IDとの関係を示し、下半分で、顧客IDと第2のチャネルにおける商品IDとの関係を示している。また、図3では、顧客IDを横軸方向に順番に並べ、第1のチャネルにおける商品IDおよび第2のチャネルにおける商品IDをそれぞれ、縦軸方向に順番に並べた状態を示している。第1のチャネルにおける購買数xc,ich1はそれぞれ、1つの顧客IDと第1のチャネルにおける1つの商品IDとの組に対応している。例えば、図3の上側に示す購買数x1,2は、顧客ID“1”と第1のチャネルにおける商品ID“2”との組に対応している。同様に、第2のチャネルにおける購買数xc,ich2はそれぞれ、1つの顧客IDと第2のチャネルにおける1つの商品IDとの組に対応している。例えば、図3の下側に示す購買数x1,3は、顧客ID“1”と第2のチャネルにおける商品ID“3”との組に対応している。なお、ある顧客がある商品を購買したことがない場合、その顧客およびその商品に対応する履歴は存在しない。
図4は、グルーピング手段3によって決定された顧客グループ、第1のチャネルにおける商品のグループ(以下、第1商品グループと記す。)、および第2のチャネルにおける商品のグループ(以下、第2商品グループと記す。)の例を模式的に示す説明図である。顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループはそれぞれ複数決定される。ただし、図4では説明を簡単にするため、ID“9”の顧客グループのみを図示し、ID“4”の第1商品グループのみを図示し、ID“6”の第2商品グループのみを図示している。顧客グループの数、第1商品グループの数および第2商品グループの数はそれぞれ、固定の値に定めてもよく、あるいは、固定の値に限定されなくてもよい。顧客グループの数がKc個であり、各顧客グループのIDは、1〜Kcであるとする。同様に、第1商品グループの数がKich1個であり、各第1商品グループのIDは、1〜Kich1であるとする。同様に、第2商品グループの数がKich2個であり、各第2商品グループのIDは、1〜Kich2であるとする。また、顧客グループのIDが“a(aは1〜Kcのうちのいずれか)”である場合、その顧客グループを顧客グループ“a”と記す。第1商品グループおよび第2商品グループに関しても同様である。
また、図4では、グループに属する顧客IDや商品IDを括弧で示している。例えば、顧客グループ“9”には、顧客ID“1”,“3”等が属している。第1商品グループ“4”には、第1のチャネルにおける商品ID“2”,“5”等が属している。第2商品グループ“6”には、第2のチャネルにおける商品ID“3”,“7”等が属している。1つの顧客グループに属する要素(顧客ID)の数は、特に限定されない。この点は、第1商品グループおよび第2商品グループに関しても同様である。
1つの顧客グループおよび1つの第1商品グループの組み合わせには、その顧客グループに属する顧客IDおよびその第1商品グループに属する商品IDの組み合わせに応じた購買数xc,ich1が対応している。例えば、図4に示す例では、顧客グループ“9”および第1商品グループ“4”の組み合わせには、x1,2,x3,5等が対応している。同様に、1つの顧客グループおよび1つの第2商品グループの組み合わせには、その顧客グループに属する顧客IDおよびその第2商品グループに属する商品IDの組み合わせに応じた購買数xc,ich2が対応している。例えば、図4に示す例では、顧客グループ“9”および第2商品グループ“6”の組み合わせには、x1,3,x3,7等が対応している。
なお、図4は、同一の顧客グループに属する顧客IDが連続して並び、かつ、同一の第1商品グループに属する第1のチャネルの商品IDが連続して並び、かつ、同一の第2商品グループに属する第2のチャネルの商品IDが連続して並ぶように、図3を変形した図であると言うことができる。
グルーピング手段3は、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループの尤度を用いて、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定する。
ここで、顧客グループおよび第1商品グループの組み合わせに応じたxc,ich1の分布のパラメータ(θc,ich1と記す。)と、顧客グループおよび第2商品グループの組み合わせに応じたxc,ich2の分布のパラメータ(θc,ich2と記す。)について説明する。各顧客グループおよび各第1商品グループの組み合わせに応じたxc,ich1の分布のパラメータθc,ich1と、各顧客グループおよび各第2商品グループの組み合わせに応じたxc,ich2の分布のパラメータθc,ich2は、予め定められている。以下、パラメータθc,ich1を例にして説明する。
図5は、パラメータθc,ich1を模式的に示す説明図である。図5では、説明を簡単にするため、顧客グループの数および第1商品グループの数がそれぞれ3である場合を例示している。1つの顧客グループと第1のチャネルの1つの商品グループとの組み合わせ毎に、予め、その組み合わせに応じたxc,ich1の分布のパラメータが定められている。図5では、このパラメータをA〜Iとして図示している。例えば、顧客グループ“1”と第1商品グループ“3”との組み合わせに対応する分布のパラメータは“A”である(図5参照)。このように予め定められた分布のパラメータA〜Iの集合が、θc,ich1である。各組み合わせにおける分布として、例えば、ガウス分布やポアソン分布等を適宜用いればよい。また、分布のパラメータとして、例えば、平均や分散等を適宜用いればよい。
例えば、ある顧客“c”が顧客グループ“2”に属し、第1のチャネルにおけるある商品“ich1”が第1商品グループ“3”に属していると仮定する。すると、顧客グループ“2”と第1商品グループ“3”の組み合わせに対応する分布のパラメータ“B”をθc,ich1から得ることができる(図5参照)。このように、ある顧客がある顧客グループに属し、第1のチャネルにおけるある商品がある第1商品グループに属すると仮定した場合、その顧客グループと第1商品グループの組み合わせに対応する分布のパラメータをθc,ich1から得ることができる。
上記の点はθc,ich2についても同様である。すなわち、1つの顧客グループと第2のチャネルの1つの商品グループとの組み合わせ毎に、予め、その組み合わせに応じたxc,ich2の分布のパラメータが定められている。この分布のパラメータの集合がθc,ich2である。ある顧客がある顧客グループに属し、第2のチャネルにおけるある商品がある第2商品グループに属すると仮定した場合、その顧客グループと第2商品グループの組み合わせに対応する分布のパラメータをθc,ich2から得ることができる。
前述の尤度は、以下に示す式(1)で表すことができる。
式(1)において、Scは、顧客IDの集合であり、S1は、第1のチャネルにおける商品IDの集合であり、S2は、第2のチャネルにおける商品IDの集合である。
また、zcは、顧客ID“c”が属する顧客グループを表す。zich1は、第1のチャネルにおける商品ID“ich1”が属する第1商品グループを表す。zich2は、第2のチャネルにおける商品ID“ich2”が属する第2商品グループを表す。
本例では、個々の顧客IDがそれぞれ1つの顧客グループのみに属し、第1のチャネルにおける個々の商品IDがそれぞれ1つの第1商品グループのみに属し、第2のチャネルにおける個々の商品IDがそれぞれ1つの第2商品グループのみに属するように、グルーピング手段3がグループを決定する。この場合、zc=2,zich1=3,zich2=4等のように、zcが顧客グループのIDを表し、zich1が第1商品グループのIDを表し、zich2が第2商品グループのIDを表してもよい。このとき、zcは、1〜Kcのいずれかの値となる。同様に、zich1は、1〜Kich1のいずれかの値となり、zich2は、1〜Kich2のいずれかの値となる。
また、例えば、zcを顧客グループのIDに対応する要素のみを1とし他の要素を0とするベクトルで表してもよい。例えば、顧客ID“4”が顧客グループ“2”に属する場合、2番目の要素のみを1とし、他の要素を全て0とするベクトルを用いて、zc=(0,1,0,0,0,・・・)Tと表してもよい。なお、本例において、zcにおける添え字cは、具体的には4である。
同様に、zich1を第1商品グループのIDに対応する要素のみを1とし他の要素を0とするベクトルで表してもよい。例えば、第1のチャネルにおける商品ID“7”が第1商品グループ“3”に属する場合、3番目の要素のみを1とし、他の要素を全て0とするベクトルを用いて、zich1=(0,0,1,0,0,・・・)Tと表してもよい。なお、本例において、zich1における添え字ich1は、具体的には7である。同様に、zich2を第2商品グループのIDに対応する要素のみを1とし他の要素を0とするベクトルで表してもよい。
式(1)において、“θc,ich1,zc,zich1”は、zc,zich1の組み合わせに応じて、θc,ich1から得られる分布のパラメータである。さらに、p(xc,ich1|θc,ich1,zc,zich1)は、その分布のパラメータのもとでxc,ich1が生じる確率である。
同様に、式(1)において、“θc,ich2,zc,zich2”は、zc,zich2の組み合わせに応じて、θc,ich2から得られる分布のパラメータである。さらに、p(xc,ich2|θc,ich2,zc,zich2)は、その分布のパラメータのもとでxc,ich2が生じる確率である。
前述のように、ある顧客がある顧客グループに属し、第1のチャネルにおけるある商品がある第1商品グループに属すると仮定した場合、その顧客グループと第1商品グループの組み合わせに対応する分布のパラメータが得られる。また、その顧客とその商品の組み合わせに対応する購買数xc,ich1と、その分布のパラメータから、p(xc,ich1|θc,ich1,zc,zich1)が得られる。
同様に、ある顧客がある顧客グループに属し、第2のチャネルにおけるある商品がある第2商品グループに属すると仮定した場合、その顧客グループと第2商品グループの組み合わせに対応する分布のパラメータが得られる。その顧客とその商品の組み合わせに対応する購買数xc,ich2と、その分布のパラメータから、p(xc,ich2|θc,ich2,zc,zich2)が得られる。
従って、各顧客IDが属する顧客グループ、第1のチャネルにおける各商品IDが属する第1商品グループ、および、第2のチャネルにおける各商品IDが属する第2商品グループを仮定することによって、グルーピング手段3は、式(1)で表される尤度を算出することができる。グルーピング手段3は、その尤度を用いて、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループをそれぞれ決定する。
例えば、グルーピング手段3は、式(1)の計算で得られる尤度が増加するように、各顧客IDが属する顧客グループ、第1のチャネルにおける各商品IDが属する第1商品グループ、および、第2のチャネルにおける各商品IDが属する第2商品グループを更新していき、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループをそれぞれ確定すればよい。また、例えば、グルーピング手段3は、各顧客IDが属する顧客グループ、第1のチャネルにおける各商品IDが属する第1商品グループ、および、第2のチャネルにおける各商品IDが属する第2商品グループを更新していき、式(1)の計算で得られる尤度が最大になるように、各顧客グループ、各第1商品グループおよび各第2商品グループを決定してもよい。
顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを更新するときに、グルーピング手段3は、MCMC法(Markov Chain Monte Carlo algorithm)の1つであるGibbsサンプリング法を用いてもよい。MCMC法は、近似式を用いずサンプリングをベースとする手法である。また、グルーピング手段3は、MCMC法ではなく、近似式を用いるEM(Expectation-Maximization)法、変分ベイズ法等を用いてもよい。尤度が最大になるように、各顧客グループ、各第1商品グループおよび各第2商品グループを決定する場合、グルーピング手段3は、EM法を用いればよい。
グルーピング手段3は、例えば、コンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、コンピュータのプログラム記憶装置(図1において図示略)等のプログラム記録媒体からグルーピングプログラムを読み込み、そのグルーピングプログラムに従って、グルーピング手段3として動作すればよい。
また、グルーピングシステムは、2以上の物理的に分離した装置が有線または無線で接続されている構成であってもよい。この点は、後述する各実施形態においても同様である。
次に、処理経過について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
チャネル毎に得られる、顧客と商品と、購買活動の履歴(本例では購買数)の組み合わせが、例えば、管理者によって入力手段2に入力される(ステップS1)。例えば、図2に例示する情報が入力手段2に入力される。
次に、グルーピング手段3は、式(1)の計算で算出される尤度を用いて、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定する(ステップS2)。このグルーピング手段3の動作については、既に説明したので、ここでは説明を省略する。
グルーピング手段3は、決定した各グループを、例えば、ディスプレイ装置(図1において図示略)に表示させてもよい。例えば、グルーピング手段3は、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループに関してそれぞれ、グループと、そのグループに属する要素(本実施形態では、顧客や商品)とを対応付けてディスプレイ装置に表示させてもよい。この点は、後述する他の実施形態でも同様である。
本実施形態によれば、グルーピング手段3が式(1)の計算で得られる尤度を用いて、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを同時に決定する。このような動作は、チャネルを区別しつつ、顧客という軸を共通にして、商品と顧客との関係に基づいて顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定する動作であると言える。従って、同一の顧客が、チャネルに応じて、同一の商品に対して異なる選択行動をとったとしても、そのようなチャネルによる購買傾向の変化を考慮した顧客および各チャネルにおける商品のグループ化を実現できる。
例えば、品揃えの多いスーパーマーケットでは野菜を購買するが、品揃えの少ないコンビニエンスストアではパックサラダを購買する顧客がいるとする。この顧客を顧客Aとする。また、スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでもパックサラダを購買する顧客がいるとする。この顧客を顧客Bとする。本発明によれば、顧客Aと顧客Bとを異なる顧客グループに属するように、顧客グループを決定することができる。図7は、顧客Aと顧客Bとが異なる顧客グループに分類された状況を示す模式図である。図7に示す顧客グループ“a”は、顧客Aが属するグループであり、顧客グループ“b”は、顧客Bが属するグループである。また、図7において、斜線で示した箇所は、購買数が多いことを表している。
この結果、本発明によれば、スーパーマーケットでは野菜を購買するがコンビニエンスストアではパックサラダを購買する顧客のグループと、スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでもパックサラダを購買する顧客のグル―プとを別個のグループとして定めることができる。その結果、分析者は、それぞれの顧客グループの性格を把握し、今後の販売促進等に役立てることができる。例えば、分析者は、スーパーマーケットでは野菜を購買するがコンビニエンスストアではパックサラダを購買する顧客のグループに対して、「本格的健康志向」という性格付けを行ったり、スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでもパックサラダを購買する顧客のグル―プに対して「お手軽健康志向」という性格付けを行ったりすることができる。
ここでは、野菜やパックサラダを購買する顧客を例に説明したが、グルーピング手段3は、第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している顧客のグループと、第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる顧客のグループとを互いに異なる顧客グループとして決定することができる。
このように、小売業やメーカの分析者は、グルーピング手段3によって決定された各グループを参照して、チャネル毎に異なる顧客の購買行動を的確に捉えることができる。その結果、小売業やメーカは、チャネルに応じて、商品を顧客に推薦したり、商品の広告を顧客に提示したりすることができる。また、小売業やメーカは、決定された顧客グループに属する顧客の年齢、性別、優良度等を参照して、チャネルに応じた商品販売戦略等のマーケッティング施策を立案することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。第1の実施形態では、個々の顧客IDがそれぞれ1つの顧客グループのみに属し、第1のチャネルにおける個々の商品IDがそれぞれ1つの第1商品グループのみに属し、第2のチャネルにおける個々の商品IDがそれぞれ1つの第2商品グループのみに属するように、グルーピング手段3がグループを決定する場合を説明した。グループの決定の仕方は上記のように限定されず、グルーピング手段3は、個々の顧客(換言すれば、個々の顧客ID)がそれぞれ1つ以上の顧客グループに属すること、第1のチャネルにおける個々の商品(換言すれば、個々の商品ID)がそれぞれ1つ以上の第1商品グループに属すること、および、第2のチャネルにおける個々の商品(換言すれば、個々の商品ID)がそれぞれ1つ以上の第2商品グループに属することを許容して、各顧客グループ、各第1商品グループおよび各第2商品グループを決定してもよい。この場合においても、グルーピング手段3は、式(1)の計算で得られる尤度を用いて、各顧客グループ、各第1商品グループおよび各第2商品グループを決定すればよい。グルーピング手段3は、尤度が増加するように、顧客グループ、第1商品グループ、第2商品グループを更新して、それらのグループを確定してもよい。あるいは、グルーピング手段3は、尤度が最大値になるように、各顧客グループ、各第1商品グループおよび各第2商品グループを決定してもよい。このとき、グルーピング手段3は、Gibbsサンプリング法、EM法、あるいは変分ベイズ法等を用いればよい。
また、上記の第1の実施形態では、チャネルの数が2である場合を例にして説明したが、チャネルの数は、3以上であってもよい。上記の第1の実施形態では、第1のチャネルが、「顧客がコンビニエンスストアで商品を選択して購買する。」というチャネルであり、第2のチャネルが、「顧客がスーパーマーケットで商品を選択して購買する。」というチャネルである場合を例にして説明した。チャネルとして他に、「顧客が百貨店で商品を選択して購買する。」等の他のチャネルが存在していてもよい。その場合、そのチャネルにおける、顧客と商品と購買活動の履歴(例えば、購買数等)の組み合わせも入力手段2に入力されればよい。また、グルーピング手段3は、尤度の算出式として、3つ目以上のチャネルに対応する要素も含む式を用いればよい。この場合においても、グルーピング手段3は、顧客を共通軸にして、顧客グループ、およびチャネル毎の商品のグループをそれぞれ決定することができる。
実施形態2.
第2の実施形態のグルーピングシステムは、顧客のグループ、第1のチャネルにおける商品のグループ、および第2のチャネルにおける商品のグループをそれぞれ決定し、その決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた販売態様を決定する。具体的には、第2の実施形態のグルーピングシステムは、顧客に推奨する商品を決定したり、あるいは、指定された商品を顧客に販売する場合のチャネルを決定したりする。本実施形態のグルーピングシステムは、販売態様決定システムと称することもできる。
第2の実施形態のグルーピングシステムは、顧客のグループ、第1のチャネルにおける商品のグループ、および第2のチャネルにおける商品のグループをそれぞれ決定し、その決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた販売態様を決定する。具体的には、第2の実施形態のグルーピングシステムは、顧客に推奨する商品を決定したり、あるいは、指定された商品を顧客に販売する場合のチャネルを決定したりする。本実施形態のグルーピングシステムは、販売態様決定システムと称することもできる。
第2の実施形態では、いずれのチャネルも、店舗のタイプに依存したチャネルである。
図8は、本発明の第2の実施形態のグルーピングシステムの例を示すブロック図である。第2の実施形態のグルーピングシステム11は、入力手段12と、グルーピング手段13と、販売態様決定手段14とを備える。
入力手段12は、チャネル毎に得られる、顧客と、商品と、その顧客がその商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力デバイスである。すなわち、入力手段12には、例えば、図2に例示する情報が入力される。本実施形態では、第1のチャネルにおいても、第2のチャネルにおいても、購買活動の履歴を示す情報が購買数である場合を例にして説明する。ただし、第1の実施形態と同様に、購買活動の履歴を示す情報は、購買数に限定されず、購買金額や価格弾力性等であってもよい。価格弾力性のように、個々の購買事実から算出される情報も、購買活動の履歴を示す情報に該当するものとする。
また、第1の実施形態と同様に、第1のチャネルおよび第2のチャネルは、複数のチャネルによって販路を持つ1つの企業によって提供されるチャネルである。
以下の説明では、第1のチャネルが「顧客がコンビニエンスストアで商品を選択して購買する。」というチャネルであり、第2のチャネルが「顧客がスーパーマーケットで商品を選択して購買する。」というチャネルである場合を例にして説明する。
グルーピング手段13は、入力手段12に入力された各チャネルにおける顧客、商品および履歴の各組み合わせに基づいて、顧客グループと、第1商品グループ(第1のチャネルにおける商品のグループ)と、第2商品グループ(第2のチャネルにおける商品のグループ)とを決定する。
グルーピング手段13は、第1の実施形態におけるグルーピング手段3と同様の動作で、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定してもよい。
あるいは、グルーピング手段13は、第1の実施形態とは異なる方法で各グループを決定してもよい。例えば、グルーピング手段13は、顧客を共通軸にしないで、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定してもよい。
以下の説明では、グルーピング手段13が、第1の実施形態におけるグルーピング手段3と同様の動作で、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定する場合を例にして説明する。第1の実施形態と同様の動作で各グループを決定する場合、グルーピング手段13は、第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している顧客のグループと、第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる顧客のグループとを互いに異なる顧客グループとして決定することになる。例えば、第1の実施形態で例示したように、グルーピング手段13は、スーパーマーケットでは野菜を購買するがコンビニエンスストアではパックサラダを購買する顧客のグループと、スーパーマーケットでもコンビニエンスストアでもパックサラダを購買する顧客のグル―プとを別個の顧客グループとして定める。
販売態様決定手段14は、グルーピング手段13の決定結果に基づいて、顧客グループに応じた販売態様を決定する。以下に示す例では、販売態様決定手段14は、顧客に推奨する商品を決定するものとする。
販売態様決定手段14は、顧客IDと、その顧客IDが示す顧客が現時点で存在している店舗に対応するチャネルを、例えば、外部システム(図示略)から指定される。例えば、外部システムは、顧客の所持している携帯端末から顧客IDおよび現在位置情報を取得し、その現在位置情報によって顧客が店舗に存在していると判定した場合、顧客IDおよびその店舗に対応するチャネルを、販売態様決定手段14に対して指定する。なお、この店舗は、第1のチャネルおよび第2のチャネルでそれぞれ販路を持つ1つの企業が経営するコンビニエンスストアまたはスーパーマーケットである。例えば、外部システムは、顧客がコンビニエンスストアに存在していると判定した場合、その顧客の顧客IDおよび第1のチャネルを販売態様決定手段14に指定する。また、例えば、外部システムは、顧客がスーパーマーケットに存在していると判定した場合、その顧客の顧客IDおよび第2のチャネルを販売態様決定手段14に指定する。また、外部システムは、顧客が店舗に存在していなくても、顧客の現在位置(携帯端末の現在位置)に最も近い店舗(前述の企業が経営するコンビニエンスストアまたはスーパーマーケット)を判断し、その顧客IDおよびその店舗に応じたチャネルを販売態様決定手段14に指定してもよい。
販売態様決定手段14は、顧客IDおよびチャネルを指定されると、その顧客が属する顧客グループと、そのチャネルの各商品グループとの組み合わせ毎に、その組み合わせに応じた履歴の統計値(例えば、平均値)を求め、その統計値に基づいて、最も顧客が購買しやすいと判定する商品グループを特定し、その商品グループ内の商品を推奨商品として決定する。
図9は、販売態様決定手段14が推奨商品を決定する状況を示す模式図である。図9では、説明を簡単にするため、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループの数が、それぞれ3である場合を例示している。また、ここでは、第1のチャネルが指定されたものとする。また、購買活動の履歴として、購買数が入力手段12に入力されているものとする。さらに、指定された顧客IDは、顧客グループ“2”に属しているものとする。
販売態様決定手段14は、指定された顧客IDが属している顧客グループ“2”を特定する。第1のチャネルが指定されているので、販売態様決定手段14は、顧客グループ“2”と第1商品グループ“1”〜“3”の組み合わせ毎に、履歴(購買数)xc,ich1の統計値(本例では、平均値とする。)を算出する。
図9に示す例では、顧客グループ“2”と第1商品グループ“1”の組み合わせではxc,ich1の平均値が1.2であり、顧客グループ“2”と第1商品グループ“2”の組み合わせではxc,ich1の平均値が2.0であり、顧客グループ“2”と第1商品グループ“3”のグループではxc,ich1の平均値が5.3である。購買数の平均値が大きいほど、顧客が商品を購買する確率が高いと言える。従って、本例では、販売態様決定手段14は、顧客グループ“2”において、購買数xc,ich1の平均値が最も大きい第1商品グループ“3”を特定する。本例において、第1商品グループ“3”は、推奨商品に最も適した商品を含む最適な商品グループであると言える。さらに、販売態様決定手段14は、第1商品グループ“3”に属する商品を、指定された顧客IDが示す顧客に対して推奨する商品として決定する。販売態様決定手段14は、第1商品グループ“3”に属する全商品を推奨商品として決定してもよく、あるいは、その一部の商品を推奨商品として決定してもよい。販売態様決定手段14は、第1商品グループ“3”に属する任意の商品を推奨商品として決定してよい。
さらに、販売態様決定手段14は、その顧客の携帯端末に対して、推奨商品の広告を送信する。広告の形式は、例えば、クーポン等であってもよい。この場合、例えば、各顧客IDに対応する携帯端末のアドレスを含む顧客マスタを、管理者が入力手段12に入力しておき、販売態様決定手段14が顧客IDに対応する携帯端末のアドレスを参照できるようにしておけばよい。
グルーピング手段13および販売態様決定手段14は、例えば、コンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、コンピュータのプログラム記憶装置(図8において図示略)等のプログラム記録媒体からグルーピングプログラムを読み込み、そのグルーピングプログラムに従って、グルーピング手段13および販売態様決定手段14として動作すればよい。また、グルーピング手段13および販売態様決定手段14が別個のハードウェアで実現されていてもよい。
次に、処理経過について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。
チャネル毎に得られる、顧客と、商品と、購買活動の履歴(本例では購買数)の組み合わせが、例えば、管理者によって入力手段12に入力される(ステップS11)。ステップS11は、第1の実施形態におけるステップS1(図6参照)と同様である。
次に、グルーピング手段13は、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループを決定する(ステップS12)。グルーピング手段13は、例えば、第1の実施形態におけるグルーピング手段3と同様の動作で、各グループを決定する。ただし、グルーピング手段13は、他の方法で各グループを決定してもよい。
続いて、外部システムから顧客IDおよびチャネルが指定されると、販売態様決定手段14は、その顧客IDが属する顧客グループと、そのチャネルにおける各商品グループとの組み合わせ毎に、履歴を参照し、最適な商品グループを特定する。さらに、販売態様決定手段14は、その顧客IDが示す顧客に推奨する商品を、その商品グループの中から決定する(ステップS13)。さらに、販売態様決定手段14は、その顧客の携帯端末に対して、推奨商品の広告を送信する。
ステップS13における販売態様決定手段14の動作は既に説明したので、ここでは詳細な説明を省略する。
以上のような動作により、顧客が購買する可能性が高い商品を精度よく決定することができる。その結果、商品の販売量の増加を期待することができる。
上記の例では、販売態様の決定動作の例として、販売態様決定手段14が推奨商品を決定する場合を説明した。販売態様決定手段14の販売態様の決定動作は、上記の例に限定されない。販売態様決定手段14は、商品および顧客が指定された場合に、その商品をその顧客に販売する場合のチャネルを決定してもよい。以下、この場合の販売態様決定手段14の動作について説明する。
例えば、管理者が、ある顧客にある商品を販売しようと決定したとすると、管理者は、販売態様決定手段14に対して、その顧客の顧客IDおよびその商品の商品IDを指定する。販売態様決定手段14は、その顧客IDおよび商品IDの指定を受け付ける。
すると、販売態様決定手段14は、その顧客IDが属している顧客グループを特定する。また、販売態様決定手段14は、その商品IDが属している第1商品グループおよび第2商品グループを特定する。
さらに、販売態様決定手段14は、特定した顧客グループと第1商品グループとの組み合わせに応じた履歴の統計値(例えば、平均値)を求め、同様に、特定した顧客グループと第2商品グループとの組み合わせに応じた履歴の統計値も求める。販売態様決定手段14は、その2つの統計値を比較することによって、指定された商品を指定された顧客に販売する際のチャネルを決定する。
図11は、販売態様決定手段14がチャネルを決定する状況を示す模式図である。図11では、説明を簡単にするため、顧客グループ、第1商品グループおよび第2商品グループの数が、それぞれ3である場合を例示している。また、購買活動の履歴として、購買数が入力手段12に入力されているものとする。また、指定された顧客IDは、顧客グループ“2”に属しているものとする。指定された商品IDは、第1商品グループの中では、第1商品グループ“2”に属し、第2商品グループの中では、第2商品グループ“3”に属しているものとする。
販売態様決定手段14は、指定された顧客IDが属している顧客グループ“2”を特定する。また、販売態様決定手段14は、指定された商品IDが属している第1商品グループ“2”と第2商品グル―プ“3”をそれぞれ特定する。
販売態様決定手段14は、顧客グループ“2”と第1商品グループ“2”の組み合わせに対応する履歴(購買数)xc,ich1の統計値(本例では、平均値とする。)を算出し、同様に、顧客グループ“2”と第2商品グループ“3”の組み合わせに対応する履歴xc,ich2の統計値を算出する。
図11に示す例では、顧客グループ“2”と第1商品グループ“2”の組み合わせではxc,ich1の平均値が2.0であり、顧客グループ“2”と第2商品グループ“3”の組み合わせではxc,ich2の平均値が6.2である。購買数の平均値が大きいほど、顧客が商品を購買する確率が高いと言える。従って、本例では、指定された商品を第1のチャネルで顧客に販売しようとするよりも、第2のチャネルで顧客に販売しようとした方が、顧客が商品を購買する確率が高いと言える。従って、販売態様決定手段14は、指定された商品を指定された顧客に販売するチャネルとして、第2のチャネルを決定する。すなわち、販売態様決定手段14は、指定された商品を指定された顧客に、スーパーマーケットで販売すると決定する。
なお、本実施形態では、チャネルは、店舗のタイプに依存したチャネルである。従って、チャネルを決定するということは、店舗のタイプを決定することを意味する。
販売態様決定手段14は、指定された商品を、そのチャネルに対応するタイプの店舗(本例ではスーパーマーケット)で購買することを推奨する広告を、指定された顧客の携帯端末に送信する。例えば、その商品をスーパーマーケットで購買した場合には値引きすることを示したクーポン情報を、販売態様決定手段14はその顧客の携帯端末に送信する。なお、既に説明したように、例えば、各顧客IDに対応する携帯端末のアドレスを含む顧客マスタを、管理者が入力手段12に入力しておき、販売態様決定手段14が顧客IDに対応する携帯端末のアドレスを参照できるようにしておけばよい。
図12は、上記の動作に対応するフローチャートである。ステップS11,S12は、図10に示すステップS11,S12と同様であり、説明を省略する。
ステップS12の後、例えば、管理者から顧客IDおよび商品IDが指定されると、販売態様決定手段14は、その顧客IDが属する顧客グループ、並びに、その商品IDが属する第1商品グループおよび第2商品グループを特定する。そして、販売態様決定手段14は、その顧客グループとその第1商品グループの組み合わせに対応する履歴の統計値と、その顧客グループとその第2商品グループの組み合わせに対応する履歴の統計値とを比較することによって、チャネルを決定する(ステップS14)。さらに、販売態様決定手段14は、指定された商品をそのチャネルに対応するタイプの店舗で購買することを推奨する広告を、指定された顧客の携帯端末に送信する。
そのような動作により、指定された顧客が指定された商品を購買する確率が高いチャネル(換言すれば店舗のタイプ)を特定することができる。その結果、商品の販売量の増加を期待することができる。
第2の実施形態において、販売態様決定手段14は、顧客IDおよびチャネルが指定されたときに推奨商品を決定する動作と、顧客IDおよび商品IDが指定されたときにチャネルを決定する動作の両方を行ってもよい。
実施形態3.
第3の実施形態では、顧客の購買活動における選択肢は、催事である。催事の具体例として、例えば、フォーマルな洋服の販売会、カジュアルな洋服の販売会、装飾品の販売会、贈答品の販売会等が挙げられるが、これらに限定されない。
第3の実施形態では、顧客の購買活動における選択肢は、催事である。催事の具体例として、例えば、フォーマルな洋服の販売会、カジュアルな洋服の販売会、装飾品の販売会、贈答品の販売会等が挙げられるが、これらに限定されない。
また、第3の実施形態では、いずれのチャネルも、選択肢(本実施形態では催事)の案内のタイプに依存したチャネルである。第3の実施形態におけるチャネルの例として、「催事の案内をダイレクトメールで受けた顧客がその催事に行き、その催事で買い物をする。」、「催事の案内を電子メールで受けた顧客がその催事に行き、その催事で買い物をする。」等が挙げられるが、第3の実施形態におけるチャネルは、これらに限定されない。
なお、各チャネルは、複数のチャネルによって販路を持つ1つの企業によって提供されるチャネルである。この点は、前述の各実施形態と同様である。
以下の説明では、第1のチャネルが「催事の案内をダイレクトメールで受けた顧客がその催事に行き、その催事で買い物をする。」というチャネルであり、第2のチャネルが「催事の案内を電子メールで受けた顧客がその催事に行き、その催事で買い物をする。」というチャネルである場合を例にして説明する。この場合、第1のチャネルにおける選択肢(催事)のグループは、ダイレクトメールによって顧客に知らされ、顧客が買い物を行った催事のグループである。同様に、第2のチャネルにおける選択肢(催事)のグループは、電子メールによって顧客に知らされ、顧客が買い物を行った催事のグループである。ただし、第1のチャネルおよび第2のチャネルは、上記の例に限定されない。
第3の実施形態のグルーピングシステムは、顧客のグループ、第1のチャネルにおける催事のグループ、および第2のチャネルにおける催事のグループをそれぞれ決定する。そして、グルーピングシステムは、その顧客のグループ、第1のチャネルにおける催事のグループ、および第2のチャネルにおける催事のグループに基づいて、顧客のグループに応じた催事勧誘態様を決定する。具体的には、グルーピングシステムは、新たに開催される催事の勧誘態様を、顧客のグループに応じて決定する。勧誘態様は、「ダイレクトメールで勧誘する。」、「電子メールで勧誘する。」等であり、チャネルに対応している。従って、グルーピングシステムは、チャネルを決定することで、催事勧誘態様を決定する。本実施形態のグルーピングシステムは、催事勧誘態様決定システムと称することもできる。
図13は、本発明の第3の実施形態のグルーピングシステムの例を示すブロック図である。第3の実施形態のグルーピングシステム21は、入力手段22と、グルーピング手段23と、催事勧誘態様決定手段24とを備える。
入力手段22は、チャネル毎に得られる、顧客と、催事と、その顧客がその催事に行った時の購買活動の履歴との組み合わせが入力される入力デバイスである。本実施形態では、説明を簡単にするために、第1のチャネルにおいても、第2のチャネルにおいても、購買活動の履歴が、催事での顧客の購買金額である場合を例にして説明する。ただし、購買活動の履歴は購買金額に限定されない。
グルーピング手段23は、入力手段22に入力された各チャネルにおける顧客、催事、および購入金額の各組み合わせに基づいて、顧客グループと、第1のチャネルにおける催事のグループ(以下、第1催事グループと記す。)と、第2のチャネルにおける催事のグループ(以下、第2催事グループと記す。)とを決定する。
グルーピング手段23は、第1の実施形態におけるグルーピング手段3と同様の動作で、顧客グループ、第1催事グループおよび第2催事グループを決定してもよい。本実施形態では、顧客の購買活動の選択肢は催事であるが、グルーピング手段23は、第1の実施形態と同様の動作によって、顧客グループ、第1催事グループおよび第2催事グループを決定できる。
あるいは、グルーピング手段23は、第1の実施形態とは異なる方法で各グループを決定してもよい。例えば、グルーピング手段23は、顧客を共通軸にしないで、顧客グループ、第1催事グループおよび第2催事グループを決定してもよい。
以下の説明では、グルーピング手段23が、第1の実施形態におけるグルーピング手段3と同様の動作で、顧客グループ、第1催事グループおよび第2催事グループを決定する場合を例にして説明する。第1の実施形態と同様の動作で各グループを決定する場合、グルーピング手段23は、第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している顧客のグループと、第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる顧客のグループとを互いに異なる顧客グループとして決定することになる。例えば、ダイレクトメールでフォーマルな洋服の販売会の案内を受けた場合であっても、電子メールでフォーマルな洋服の販売会の案内を受けた場合であっても、案内された販売会で買い物をする顧客のグループと、ダイレクトメールでフォーマルな洋服の販売会の案内を受けた場合にはその販売会で買い物をするが、電子メールでフォーマルな洋服の販売会の案内を受けた場合にはその販売会に参加しない顧客のグループとを別個の顧客グループとして定める。
催事勧誘態様決定手段24は、グルーピング手段23の決定結果に基づいて、顧客グループに応じた催事勧誘態様を決定する。
例えば、管理者が、新たに開催される催事を顧客に案内して、その顧客を催事に勧誘するとする。この場合、管理者は、その新たな催事が属するとみなす催事グループを、第1催事グループおよび第2催事グループからそれぞれ決定する。そして、管理者は、その新たな催事が属するとみなした第1催事グループおよび第2催事グループそれぞれのID、並びに、勧誘しようとする顧客の顧客IDを、催事勧誘態様決定手段24に対して指定する。催事勧誘態様決定手段24は、新たな催事が属すると管理者によってみなされた第1催事グループおよび第2催事グループそれぞれのIDと、顧客IDの指定を受け付ける。
催事勧誘態様決定手段24は、指定された顧客IDが属する顧客グループを特定する。なお、第1催事グループおよび第2催事グループは、IDを用いて直接指定される。
さらに、催事勧誘態様決定手段24は、特定した顧客グループと第1催事グループとの組み合わせに応じた履歴(購買金額)の統計値(例えば、平均値)を求め、同様に、特定した顧客グループと第2催事グループとの組み合わせに応じた履歴(購買金額)の統計値も求める。催事勧誘態様決定手段24は、その2つの統計値を比較することによって、指定された顧客IDが示す顧客を新たな催事に勧誘する際のチャネルを決定する。
図14は、催事勧誘態様決定手段24がチャネルを決定する状況を示す模式図である。図14では、説明を簡単にするため、顧客グループ、第1催事グループおよび第2催事グループの数が、それぞれ3である場合を例示している。また、指定された顧客IDは、顧客グループ“2”に属しているものとする。また、管理者によって新たな催事が属しているとみなされた第1催事グループのIDは“2”であり、管理者によって新たな催事が属しているとみなされた第2催事グループのIDは“3”であるとする。
催事勧誘態様決定手段24は、指定された顧客IDが属している顧客グループ“2”を特定する。
催事勧誘態様決定手段24は、顧客グループ“2”と指定された第1催事グループ“2”との組み合わせに対応する購買金額xc,ich1の平均値を算出し、同様に、顧客グループ“2”と指定された第2催事グループ“3”との組み合わせに対応する購買金額xc,ich2の平均値を算出する。
図14に示す例では、顧客グループ“2”と第1催事グループ“2”の組み合わせではxc,ich1の平均値が5000であり、顧客グループ“2”と第2催事グループ“3”の組み合わせではxc,ich2の平均値が10000である。購買金額の平均値が大きいほど、顧客が催事に来て買い物をする確率が高いと言える。従って、本例では、顧客を新たな催事に勧誘して顧客に買い物を促す場合、第1のチャネルよりも第2のチャネルの方が、顧客が催事に来て買い物をする確率が高いと言える。従って、催事勧誘態様決定手段24は、指定された顧客を新たな催事に勧誘して顧客に買い物を促す場合のチャネルとして、第2のチャネルを決定する。この決定内容は、電子メールで催事の案内を送るということであると言える。
グルーピング手段23および催事勧誘態様決定手段24は、例えば、コンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、コンピュータのプログラム記憶装置(図13において図示略)等のプログラム記録媒体からグルーピングプログラムを読み込み、そのグルーピングプログラムに従って、グルーピング手段23および催事勧誘態様決定手段24として動作すればよい。また、グルーピング手段23および催事勧誘態様決定手段24が別個のハードウェアで実現されていてもよい。
図15は、本発明の第3の実施形態における処理経過の例を示すフローチャートである。
チャネル毎に得られる、顧客と、催事と、購買活動の履歴(本例では、その顧客がその催事で買い物をした時の購買金額)との組み合わせが、例えば、管理者によって入力手段22に入力される(ステップS21)。
次に、グルーピング手段23は、顧客グループ、第1催事グループおよび第2催事グループを決定する(ステップS22)。グルーピング手段23は、例えば、第1の実施形態におけるグルーピング手段3と同様の動作で、各グループを決定する。ただし、グルーピング手段23は、他の方法で各グループを決定してもよい。
続いて、新たに開催される催事が属すると管理者によってみなされた第1催事グループおよび第2催事グループがIDを用いて指定され、さらに顧客IDが指定されると、催事勧誘態様決定手段24は、その顧客IDが属する顧客グループを特定する。そして、催事勧誘態様決定手段24は、その顧客グループと指定された第1催事グループとの組み合わせに対応する履歴の統計値と、その顧客グループと指定された第2催事グループとの組み合わせに対応する履歴の統計値とを比較することによって、チャネルを決定する(ステップS24)。チャネルは催事の勧誘態様に対応しているので、ステップS24は、催事の勧誘態様を決定する動作であると言える。
このような動作により、指定された顧客が新たな催事に参加して買い物をする確率が高い催事勧誘態様を特定することができる。そして、その催事勧誘態様で顧客を催事に勧誘することで、催事での販売額の増加を期待することができる。
図16は、本発明の各実施形態に係るコンピュータの構成例を示す概略ブロック図である。コンピュータ1000は、CPU1001と、主記憶装置1002と、補助記憶装置1003と、インタフェース1004と、ディスプレイ装置1005と、入力デバイス1006とを備える。
各実施形態のグルーピングシステムは、コンピュータ1000に実装される。グルーピングシステムの動作は、プログラム(グルーピングプログラム)の形式で補助記憶装置1003に記憶されている。CPU1001は、プログラムを補助記憶装置1003から読み出して主記憶装置1002に展開し、そのプログラムに従って上記の処理を実行する。
補助記憶装置1003は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例として、インタフェース1004を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1000に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1000がそのプログラムを主記憶装置1002に展開し、上記の処理を実行してもよい。
また、プログラムは、前述の処理の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、プログラムは、補助記憶装置1003に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで前述の処理を実現する差分プログラムであってもよい。
上記の各実施形態は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下に限定されるわけではない。
(付記1)顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、前記活動の履歴との組み合わせが入力される入力手段と、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第1のチャネルにおける前記活動の履歴と、前記顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第2のチャネルにおける前記活動の履歴とに基づいて算出される、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定するグルーピング手段とを備えることを特徴とするグルーピングシステム。
(付記2)グルーピング手段は、個々の顧客がそれぞれ1つのグループのみに属し、第1のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つのグループのみに属し、第2のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つのグループのみに属するように、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定する付記1に記載のグルーピングシステム。
(付記3)グルーピング手段は、個々の顧客がそれぞれ1つ以上のグループに属すること、第1のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つ以上のグループに属すること、第2のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つ以上のグループに属することを許容して、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定する付記1に記載のグルーピングシステム。
(付記4)活動の選択肢は、購買活動の選択肢である商品である付記1から付記3のうちのいずれかに記載のグルーピングシステム。
(付記5)顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、顧客のグループと、第1のチャネルにおける商品のグループと、第2のチャネルにおける商品のグループとを決定するグルーピング手段と、前記グルーピング手段の決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた販売態様を決定する販売態様決定手段とを備えることを特徴とするグルーピングシステム。
(付記6)グルーピング手段は、第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している顧客のグループと、前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる顧客のグループとを互いに異なるグループとして決定する付記5に記載のグルーピングシステム。
(付記7)販売態様決定手段は、顧客およびチャネルが指定された場合、前記顧客が属する顧客のグループと、前記チャネルにおける各商品のグループとに基づいて、前記顧客に推奨する商品を決定する付記5または付記6に記載のグルーピングシステム。
(付記8)販売態様決定手段は、顧客および商品が指定された場合に、前記顧客が属する顧客のグループと、第1のチャネルで前記商品が属しているグループと、第2のチャネルで前記商品が属しているグループとに基づいて、前記商品を前記顧客に販売する場合のチャネルを決定する付記5から付記7のうちのいずれかに記載のグルーピングシステム。
(付記9)顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、顧客のグループと、第1のチャネルにおける催事のグループと、第2のチャネルにおける催事のグループとを決定するグルーピング手段と、グルーピング手段の決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定手段とを備えることを特徴とするグルーピングシステム。
(付記10)グルーピング手段は、第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している顧客のグループと、前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる顧客のグループとを互いに異なるグループとして決定する付記9に記載のグルーピングシステム。
(付記11)催事勧誘態様決定手段は、新たに開催される催事が属すると管理者によってみなされた第1のチャネルにおける催事のグループおよび第2のチャネルにおける催事のグループ、並びに顧客が指定された場合に、前記顧客が属する顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける催事のグループ、および、前記第2のチャネルにおける催事のグループに基づいて、前記顧客に前記催事を勧誘する際のチャネルを決定する付記9または付記10に記載のグルーピングシステム。
(付記12)顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、前記活動の履歴との組み合わせの入力を受け付け、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第1のチャネルにおける前記活動の履歴と、前記顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第2のチャネルにおける前記活動の履歴とに基づいて算出される、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定することを特徴とするグルーピング方法。
(付記13)顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせの入力を受け付け、各組み合わせに基づいて、顧客のグループと、第1のチャネルにおける商品のグループと、第2のチャネルにおける商品のグループとを決定し、決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた販売態様を決定することを特徴とするグルーピング方法。
(付記14)顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせの入力を受け付け、各組み合わせに基づいて、顧客のグループと、第1のチャネルにおける催事のグループと、第2のチャネルにおける催事のグループとを決定し、決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた催事勧誘態様を決定することを特徴とするグルーピング方法。
(付記15)顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、前記活動の履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、前記コンピュータに、顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第1のチャネルにおける前記活動の履歴と、前記顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第2のチャネルにおける前記活動の履歴とに基づいて算出される、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定するグルーピング処理を実行させるためのグルーピングプログラム。
(付記16)顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、前記コンピュータに、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、顧客のグループと、第1のチャネルにおける商品のグループと、第2のチャネルにおける商品のグループとを決定するグルーピング処理、および、前記グルーピング処理の決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた販売態様を決定する販売態様決定処理を実行させるためのグルーピングプログラム。
(付記17)顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、前記コンピュータに、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、顧客のグループと、第1のチャネルにおける催事のグループと、第2のチャネルにおける催事のグループとを決定するグルーピング処理、および、グルーピング処理の決定結果に基づいて、顧客のグループに応じた催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定処理を実行させるためのグルーピングプログラム。
(付記18)顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する商品グループについて前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング手段と、前記第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する販売態様決定手段とを備えることを特徴とする販売態様決定システム。
(付記19)顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせの入力を受け付け、各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する商品グループについて前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類し、前記第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定することを特徴とする販売態様決定方法。
(付記20)顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、前記コンピュータに、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する商品グループについて前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング処理、および、前記第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する販売態様決定処理を実行させるための販売態様決定プログラム。
(付記21)顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する催事グループについて前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング手段と、前記第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定手段とを備えることを特徴とする催事勧誘態様決定システム。
(付記22)顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせの入力を受け付け、各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する催事グループについて前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類し、前記第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定することを特徴とする催事勧誘態様決定方法。
(付記23)顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、前記コンピュータに、入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する催事グループについて前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング処理、および、前記第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定処理を実行させるための催事勧誘態様決定プログラム。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2015年2月23日に出願された日本特許出願2015−032841を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、顧客をグループ化するとともに、顧客の活動の選択肢をグループ化するグルーピングシステムに好適に適用される。
1,11,21 グルーピングシステム
2,12,22 入力手段
3,13,23 グルーピング手段
14 販売態様決定手段
24 催事勧誘態様決定手段
2,12,22 入力手段
3,13,23 グルーピング手段
14 販売態様決定手段
24 催事勧誘態様決定手段
Claims (16)
- 顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、前記活動の履歴との組み合わせが入力される入力手段と、
顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第1のチャネルにおける前記活動の履歴と、前記顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第2のチャネルにおける前記活動の履歴とに基づいて算出される、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定するグルーピング手段とを備える
ことを特徴とするグルーピングシステム。 - グルーピング手段は、個々の顧客がそれぞれ1つのグループのみに属し、第1のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つのグループのみに属し、第2のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つのグループのみに属するように、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定する
請求項1に記載のグルーピングシステム。 - グルーピング手段は、個々の顧客がそれぞれ1つ以上のグループに属すること、第1のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つ以上のグループに属すること、第2のチャネルにおける個々の選択肢がそれぞれ1つ以上のグループに属することを許容して、顧客のグループ、第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定する
請求項1に記載のグルーピングシステム。 - 活動の選択肢は、購買活動の選択肢である商品である
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のグルーピングシステム。 - 顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、
入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する商品グループについて前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング手段と、
前記第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する販売態様決定手段とを備える
ことを特徴とする販売態様決定システム。 - 前記販売態様決定手段は、前記注目する商品グループに属する商品について、前記第1顧客グループに属する顧客に対して推奨する事項と、前記第2顧客グループに属する顧客に対して推奨する事項とで、それぞれ異なる内容の事項を推奨する
請求項5に記載の販売態様決定システム。 - 前記販売態様決定手段は、顧客およびチャネルが指定された場合、前記顧客が属する顧客のグループと、前記チャネルにおける各商品のグループとに基づいて、前記顧客に推奨する商品を決定する
請求項5または請求項6に記載の販売態様決定システム。 - 前記販売態様決定手段は、顧客および商品が指定された場合に、前記顧客が属する顧客のグループと、第1のチャネルで前記商品が属しているグループと、第2のチャネルで前記商品が属しているグループとに基づいて、前記商品を前記顧客に販売する場合のチャネルを決定する
請求項5から請求項7のうちのいずれか1項に記載の販売態様決定システム。 - 顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段と、
入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する催事グループについて前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング手段と、
前記第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定手段とを備える
ことを特徴とする催事勧誘態様決定システム。 - 催事勧誘態様決定手段は、新たに開催される催事が属すると管理者によってみなされた第1のチャネルにおける催事のグループおよび第2のチャネルにおける催事のグループ、並びに顧客が指定された場合に、前記顧客が属する顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける催事のグループ、および、前記第2のチャネルにおける催事のグループに基づいて、前記顧客に前記催事を勧誘する際のチャネルを決定する
請求項9に記載の催事勧誘態様決定システム。 - 顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、前記活動の履歴との組み合わせの入力を受け付け、
顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第1のチャネルにおける前記活動の履歴と、前記顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第2のチャネルにおける前記活動の履歴とに基づいて算出される、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定する
ことを特徴とするグルーピング方法。 - 顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせの入力を受け付け、
各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する商品グループについて前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類し、
前記第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する
ことを特徴とする販売態様決定方法。 - 顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせの入力を受け付け、
各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する催事グループについて前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類し、
前記第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する
ことを特徴とする催事勧誘態様決定方法。 - 顧客が活動の選択肢を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、活動の選択肢と、前記活動の履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、
前記コンピュータに、
顧客のグループと第1のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第1のチャネルにおける前記活動の履歴と、前記顧客のグループと第2のチャネルにおける選択肢のグループとの組み合わせに応じた前記活動の履歴の分布のパラメータと、前記第2のチャネルにおける前記活動の履歴とに基づいて算出される、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループの尤度を用いて、前記顧客のグループ、前記第1のチャネルにおける選択肢のグループ、および、前記第2のチャネルにおける選択肢のグループを決定するグルーピング処理
を実行させるためのグルーピングプログラム。 - 顧客が商品を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、商品と、前記顧客が前記商品を購入した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、
前記コンピュータに、
入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する商品グループについて第1のチャネルにおける商品購買傾向と第2のチャネルにおける商品購買傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する商品グループについて前記第1のチャネルにおける商品購買傾向と前記第2のチャネルにおける商品購買傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング処理、および、
前記第1顧客グループに属する顧客に対する販売態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する販売態様とで、それぞれ異なる販売態様を決定する販売態様決定処理
を実行させるための販売態様決定プログラム。 - 顧客が催事を選択する態様であるチャネル毎に得られる、顧客と、催事と、前記顧客が前記催事に参加した履歴との組み合わせが入力される入力手段を備えるコンピュータに搭載されるグルーピングプログラムであって、
前記コンピュータに、
入力手段に入力された各組み合わせに基づいて、注目する催事グループについて第1のチャネルにおける催事参加傾向と第2のチャネルにおける催事参加傾向とが類似している第1顧客グループと、前記注目する催事グループについて前記第1のチャネルにおける催事参加傾向と前記第2のチャネルにおける催事参加傾向とが異なる第2顧客グループと、を含む複数のグループに顧客を分類するグルーピング処理、および、
前記第1顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様と、前記第2顧客グループに属する顧客に対する催事勧誘態様とで、それぞれ異なる催事勧誘態様を決定する催事勧誘態様決定処理
を実行させるための催事勧誘態様決定プログラム。
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