JPWO2016006249A1 - マイクロ波加熱装置 - Google Patents

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Abstract

回転アンテナ(105a)は、導波管構造(108)を構成する天井面(109)および側壁面(110)と、マイクロ波を加熱室内に放射するホーン部(113)とを含む。回転アンテナ(105a)は、加熱室内の一つの壁面である底面(111)に対向するように、かつ、側壁面(110)を囲むように、側壁面(110)の縁部に設けられたフランジ部(112)をさらに有する。フランジ部(112)は、マイクロ波の漏洩を抑制するチョーク部(117)を有する。本構成によれば、側壁面(110)を囲むように相対的にインピーダンスの低い領域を発生させることができ、回転アンテナ(105a)における漏洩抑制性能とマイクロ波放射の指向性とを強化することができる。その結果、皿に盛り付けた被加熱物の一部に温めたくない食品がある場合に、温めたい食品が存在する領域を集中的に加熱し、温めたくない食品をほとんど加熱しないようにすることができる。

Description

本開示は、食品などの被加熱物をマイクロ波加熱する電子レンジなどのマイクロ波加熱装置に関するものである。
近年、加熱室に収容された温度の異なる複数の食品に対して同時に加熱を開始し、それらの加熱を同時に終了させる同時調理機能(Simultaneously-cooking function)を備えた電子レンジが実用化されている。
このような同時調理機能において、例えば、冷凍食品と室温状態の食品とに対して同時に加熱を開始し同時に加熱を完了するために、より低温の食品をより高温の食品より強く加熱する必要がある。これらを同じように加熱すると、室温状態の食品に関しては加熱が完了する一方、冷凍食品に関しては加熱が不十分であるという状況が生じるからである。
同時調理機能を実現するためには、加熱室内の被加熱物を均一に加熱する(以下、均一加熱という)のではなく、加熱室内の一部の被加熱物を集中的に加熱する(以下、局所加熱という)機能が必要となる。
局所加熱を行うための手段として、赤外線センサにより検出された庫内温度分布に基づき、加熱室の底面(以下、単に底面という)のほぼ中央の下方に配置された回転アンテナ(Antenna)の回転および停止を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
上記先行技術では、外向きに強いマイクロ波放射の指向性を有する回転アンテナが用いられる。複数の食品を同時に調理する場合、回転アンテナをより低温の食品に向けた状態で停止させる時間帯を設けることにより、より低温の食品を集中的に加熱する制御が行われる。
ここで、回転導波管方式と呼ばれる局所加熱性能に優れた回転アンテナの構成として、上記先行技術に開示された回転アンテナについて説明する。
図18Aは、特許文献1に記載された従来のマイクロ波加熱装置の正面断面図である。図18Bは、特許文献1に記載された従来の回転アンテナの平面図である。図19Aは、特許文献2に記載された従来の回転アンテナを示す平面図である。図19Bは、特許文献2に記載された従来の他の回転アンテナを示す平面図である。
図18Aから図19Bに示すように、回転アンテナ1a、1b、1cは、箱型の導波管構造3a、3b、3cをそれぞれ有する。導波管構造3a、3b、3cは、加熱室内に供給されるマイクロ波が経由する結合軸2a、2b、2cをそれぞれ囲むように構成される。
導波管構造3aは、結合軸2aに連結された天井面4aと、天井面4aの周囲三方を覆う側壁面5aa、側壁面5ab、側壁面5acとを有する。側壁面5aa、5ab、5acの外側には、底面6とわずかな隙間を介して並行に形成されたフランジ(Flange)部7aが設けられる。回転アンテナ1aには、一方向のみ広く開放されたホーン部8aが形成される。
同様に、導波管構造3bは、結合軸2bに連結された天井面4bと、天井面4bの周囲三方を覆う側壁面5ba、側壁面5bb、側壁面5bcとを有する。側壁面5ba、5bb、5bcの外側には、底面6とわずかな隙間を介して並行に形成されたフランジ部7bが設けられる。回転アンテナ1bには、一方向のみ広く開放されたホーン部8bが形成される。
導波管構造3cは、結合軸2cに連結された天井面4cと、天井面4cの周囲三方を覆う側壁面5ca、側壁面5cb、側壁面5ccとを有する。側壁面5ca、5cb、5ccの外側には、底面6とわずかな隙間を介して並行に形成されたフランジ部7cが設けられる。回転アンテナ1cには、一方向のみ広く開放されたホーン部8cが形成される。
回転アンテナ1a、1b、1cによれば、ホーン部8a、8b、8cからマイクロ波の大部分をそれぞれ放射させることにより、ホーン部8a、8b、8cからのマイクロ波放射の指向性が高められる。
特開昭60−130094号公報 特許第2894250号公報
上記従来のマイクロ波加熱装置は、複数の食品を所望の温度まで加熱することを目的とするため、加熱方向以外に多少の電界漏洩が発生する回転アンテナを用いても、目的を達成することが可能である。
しかしながら、従来の回転アンテナはマイクロ波の漏洩を抑制する性能(以下、漏洩抑制性能という)が不十分であるため、従来のマイクロ波加熱装置では、複数の食品の一部が温めたくない食品、例えばサラダなどである場合、温めたくない食品も加熱されてしまう。
そのため、例えば、調理後の食品をサラダとともに一つの皿に盛りつけた場合において、調理された食品のみを温め直すには、温めたくない食品を一旦別の皿に移す必要がある。このように、従来のマイクロ波加熱装置は、漏洩抑制性能が不十分なため、使用者の手間と時間とを要することがあった。
本開示は上記従来の問題を解決するものであり、皿に盛りつけた被加熱物の一部に温めたくない食品がある場合に、より高い漏洩抑制性能を有して、温めたい食品が存在する領域を集中的にマイクロ波加熱し、温めたくない食品の加熱をほとんど加熱しないようにすることが可能なマイクロ波加熱装置を提供することを目的とする。
上記従来の問題を解決するために、本開示の一態様に係るマイクロ波加熱装置は、被加熱物を収納する加熱室と、マイクロ波を生成するマイクロ波生成部と、導波管構造を有する回転アンテナと、回転アンテナを回転させる駆動部と、マイクロ波生成部と駆動部とを制御する制御部とを備える。
回転アンテナは、導波管構造を構成する天井面および側壁面と、マイクロ波を加熱室内に放射するマイクロ波放射部とを含む。回転アンテナは、加熱室内の一つの壁面に対向するように、かつ、側壁面を囲むように、側壁面の縁部に設けられたフランジ部をさらに有する。フランジ部は、マイクロ波の漏洩を抑制するチョーク部を有する。
本態様によれば、相対的に低いインピーダンスを有する領域を、側壁面の縁部を囲むように発生させることができる。これにより、チョーク部の漏洩抑制性能とマイクロ波放射の指向性とを強化することができる。その結果、皿に盛り付けた被加熱物の一部に温めたくない食品がある場合に、温めたい食品が存在する領域を集中的に加熱し、温めたくない食品はできる限り加熱しないようにすることができる。
図1は、実施の形態1に係るマイクロ波加熱装置の正面断面図を含むブロック図である。 図2は、実施の形態1に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。 図3は、一般的な導波管構造を示す斜視図である。 図4Aは、本実施の形態におけるチョーク部の一例を説明するために、横方向から見た場合の回転アンテナの模式図である。 図4Bは、本実施の形態におけるチョーク部の他の例を説明するために、横方向から見た場合の回転アンテナの模式図である。 図4Cは、本実施の形態におけるチョーク部の他の例を説明するために、裏側から見た場合の回転アンテナの模式図である。 図4Dは、図4Cに示す回転アンテナの横方向から見た場合の模式図である。 図5Aは、実施の形態1において、フランジ部全体に一定の間隔で周期的にスリット(Slit)を設けた場合のフランジ部周辺におけるインピーダンス分布を示す解析図である。 図5Bは、フランジ部全体に一定の間隔で周期的にスリットを設けた場合のフランジ部周辺における低インピーダンス領域を示す図である。 図5Cは、側壁面110bのみに一定の間隔で周期的にスリットを設けた場合のフランジ部周辺における低インピーダンス領域を示す図である。 図6は、実施の形態1に係るフランジ部の機能を説明するための回転アンテナの平面図である。 図7Aは、導波管構造の幅と長さとの定義を示すための図である。 図7Bは、導波管構造の長さを幅より大きくした場合のマイクロ波エネルギーの流れを示す図である。 図7Cは、導波管構造の長さと幅とがほぼ等しい場合のマイクロ波エネルギーの流れを示す図である。 図8は、実施の形態2に係るマイクロ波加熱装置の正面断面図を含むブロック図である。 図9は、実施の形態2に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。 図10は、実施の形態2の変形例に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。 図11Aは、フランジ部にチョーク部が設けられず、天井面に開口部が設けられない場合の加熱実験の結果を示す図である。 図11Bは、フランジ部にチョーク部が設けられ、天井面に開口部が設けられた場合の加熱実験の結果を示す図である。 図12Aは、円偏波開口の形状の一例を示す図である。 図12Bは、円偏波開口の形状の一例を示す図である。 図12Cは、円偏波開口の形状の一例を示す図である。 図12Dは、円偏波開口の形状の一例を示す図である。 図12Eは、円偏波開口の形状の一例を示す図である。 図12Fは、円偏波開口の形状の一例を示す図である。 図13は、実施の形態3に係るマイクロ波加熱装置の正面断面図を含むブロック図である。 図14は、実施の形態3に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。 図15Aは、実施の形態3に係る回転アンテナの構成を説明するための上面図および側面図である。 図15Bは、垂直にフランジ部に入射するマイクロ波に対する、チョーク部による漏洩抑制の原理を説明するための図である。 図15Cは、やや斜めにフランジ部に入射するマイクロ波に対する、チョーク部による漏洩抑制の原理を説明するための図である。 図15Dは、斜めにフランジ部に入射するマイクロ波がチョーク部から漏洩する原理を説明するための図である。 図16Aは、漏洩したマイクロ波の振る舞いを説明するための図である。 図16Bは、実施の形態3に係る共振部の作用を説明するための図である。 図16Cは、実施の形態3の一つの変形例に係る共振部の構成および作用を説明するための図である。 図17Aは、実施の形態3の他の変形例に係る回転アンテナの構成を説明するための上面図および側面図である。 図17Bは、斜めにフランジ部に入射するマイクロ波がチョーク部から漏洩する原理を説明するための図である。 図17Cは、実施の形態3に係る共振部の構成および作用を説明するための図である。 図17Dは、実施の形態3におけるスリット付き共振部の漏洩マイクロ波整流機能を説明する図である。 図18Aは、特許文献1に記載された従来のマイクロ波加熱装置の正面断面図である。 図18Bは、特許文献1に記載された従来の回転アンテナの平面図である。 図19Aは、特許文献2に記載された従来の回転アンテナを示す平面図である。 図19Bは、特許文献2に記載された従来の他の回転アンテナを示す平面図である。
本開示の第1の態様に係るマイクロ波加熱装置は、被加熱物を収納する加熱室と、マイクロ波を生成するマイクロ波生成部と、導波管構造を有する回転アンテナと、回転アンテナを回転させる駆動部と、マイクロ波生成部と駆動部とを制御する制御部とを備える。
回転アンテナは、導波管構造を構成する天井面および側壁面と、マイクロ波を加熱室内に放射するマイクロ波放射部とを含む。回転アンテナは、加熱室内の一つの壁面に対向するように、かつ、側壁面を囲むように、側壁面の縁部に設けられたフランジ部をさらに有する。フランジ部は、マイクロ波の漏洩を抑制するチョーク部を有する。
本態様によれば、相対的に低いインピーダンスを有する領域を、側壁面の縁部を囲むように発生させることができる。これにより、チョーク部の漏洩抑制性能とマイクロ波放射の指向性とを強化することができる。その結果、皿に盛り付けた食品の一部に温めたくない食品がある場合に、より高い漏洩抑制性能を有して、温めたい食品が存在する領域を集中的にマイクロ波加熱し、温めたくない食品をほとんど加熱しないようにすることができる。
本開示の第2の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1の態様において、フランジ部は、加熱室の壁面との間の間隙が場所によって異なるように構成されたものである。
本態様によれば、高い漏洩抑制性能を有するチョーク部をフランジ部に構成することができる。
本開示の第3の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1の態様において、フランジ部に形成されたスリットによりチョーク部が構成されたものである。
本態様によれば、高い漏洩抑制性能を有するチョーク部をフランジ部に構成することができる。
本開示の第4の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1から第3のいずれかの態様において、チョーク部がフランジ部に周期的に配置されたものである。
本態様によれば、高い漏洩抑制性能を有するチョーク部をフランジ部に構成することができる。
本開示の第5の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1から第4のいずれかの態様において、側壁面の縁部からフランジ部の縁部までの長さが、マイクロ波の波長の実質的に四分の一であるように構成されたものである。
本態様によれば、フランジ部に設けられたチョーク部の基本的な漏洩抑制性能を確保するとともに、各側壁面からの漏洩電界の回りこみを抑制することが可能なマイクロ波加熱装置を提供することができる。
本開示の第6の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1から第4のいずれかの態様において、一端が天井面に、他端が駆動部にそれぞれ連結された結合軸をさらに備える。結合軸とマイクロ波放射部の中央とをつなぐ導波管構造の中心線に平行な方向における天井面の長さが、中心線に垂直な方向における天井面の長さより大きくなるように構成される。
本態様によれば、漏洩抑制性能を強化するとともに、漏洩させなかったマイクロ波を狙った領域に向けることにより、マイクロ波の指向性を強化することができる。
本開示の第7の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1から第6のいずれかの態様において、天井面が、少なくとも一つの開口部を有する。
本態様によれば、漏洩抑制性能を強化するとともに、漏洩させなかったマイクロ波を狙った領域に向けることにより、マイクロ波放射の指向性を強化することができる。
本開示の第8の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第7の態様において、回転アンテナが、一端が天井面に、他端が駆動部にそれぞれ連結された結合軸をさらに備える。開口部が、結合軸とマイクロ波放射部の中央とをつなぐ導波管構造の中心線からずれた位置に配置され、開口部から円偏波が放射されるように構成されたものである。
本態様によれば、開口部の周辺における加熱分布の均一性を向上させることができる。
本開示の第9の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第1から第8のいずれかの態様において、フランジ部と側壁面とを覆うように共振部が設けられ、側壁面とフランジ部と共振部とに囲まれた共振空間が設けられたものである。本態様によれば、チョーク部の漏洩抑制性能を強化させることができる。
本開示の第10の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第9の態様において、フランジ部が、共振部の一部を構成するものである。
本態様によれば、よりコンパクト(Compact)なチョーク部を構成することができ、回転アンテナの大型化を防ぐことが可能となる。
本開示の第11の態様に係るマイクロ波加熱装置は、第10の態様において、フランジ部および共振部の両方にスリットが形成され、共振部に形成されたスリットと、フランジ部に形成されたスリットとが、重ならないよう交互に配置されたものである。
本態様によれば、チョーク部の漏洩抑制性能を強化することができる。
以下、本開示に係るマイクロ波加熱装置の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態においては、電子レンジを例として説明するが、本開示に係るマイクロ波加熱装置は、電子レンジに限定されるものではなく、マイクロ波加熱を利用した生ゴミ処理機、半導体製造装置などを含む。
また、本開示は、以下の実施の形態の具体的な構成に限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が本開示に含まれる。
(実施の形態1)
図1から図7Cは、本開示の実施の形態1に係るマイクロ波加熱装置の構成を説明するための図である。図1は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱装置の正面断面図を含むブロック図である。図2は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。
図1、図2に示すように、マイクロ波加熱装置である電子レンジ101は、加熱室102とマグネトロン103と導波管104と回転アンテナ105aと載置台106とを有する。
加熱室102は、被加熱物である食品(図示せず)を収納する。マグネトロン103は、マイクロ波を生成するマイクロ波生成部の代表例である。導波管104は、マグネトロン103から放射されたマイクロ波を回転アンテナ105aまで導く。回転アンテナ105aは、導波管104内を伝播してきたマイクロ波を加熱室102内に放射する。載置台106は、食品を載置するために用いられる。
加熱室102の前面に設けられた開口には、開閉可能に扉(不図示)が設けられる。
なお、本実施の形態においては、加熱室102の開口側を前方、加熱室102の開口と反対側を後方とそれぞれ定義し、それに伴って、前方から後方に向かって右側を右方、左側を左方とそれぞれ定義する。
載置台106は、加熱室102内の一つの壁面である底面111の全体を覆う。載置台106は、加熱室102内の空間を、その上方に位置する食品収納空間とその下方に位置するアンテナ収納空間とに区画する。回転アンテナ105aから加熱室102内にマイクロ波を放射させるため、載置台106は、マイクロ波を透過し易いガラスやセラミックなどの材料で形成される。
回転アンテナ105aは、下方が開放され、結合軸107を囲むように構成された、ほぼ箱型の導波管構造108を有する。結合軸107は、その下端が駆動部114の駆動軸に連結され、その上端が回転アンテナ105aに連結される。
回転アンテナ105aは、導波管104と結合軸107とを伝播するマイクロ波を狙った領域に放射するよう、底面111の下方に回転自在に設けられる。
導波管構造108を構成する壁面は、結合軸107に連結された天井面109と、天井面109の縁部から下方に折曲して形成された側壁面110a、側壁面110b、側壁面110cを含む。以下、これらを総称して側壁面110という。側壁面110は、天井面109の周囲三方を囲むよう構成される。
天井面109は、底面111に対してほぼ平行に配置される。側壁面110a、110b、110cの外側には、フランジ部112a、フランジ部112b、フランジ部112cがそれぞれ設けられる。以下、これらを総称してフランジ部112という。
フランジ部112は、底面111に対してわずかな隙間を空けて平行に形成される。フランジ部112a、112b、112cには、導波管構造108におけるマイクロ波漏洩を抑制するチョーク部117a、チョーク部117b、チョーク部117cがそれぞれ設けられる。以下、これらを総称してチョーク部117という。
すなわち、フランジ部112aは、導波管構造108の外方かつ側壁面110aに対して垂直方向に、側壁面110aの下縁部から延在する。同様に、フランジ部112bは側壁面110bの下縁部から、フランジ部112cは側壁面110cの下縁部から、それぞれ延在する。
フランジ部112aと112bとの間、および、フランジ部112bと112cとの間には、それぞれ切り欠きが設けられる。言い換えると、回転アンテナ105aは、フランジ部112aと112bとの間、および、フランジ部112bと112cとの間には、これらを連結するフランジが設けられない。
側壁面によって覆われた三方以外の一方向は広く開放され、ここにマイクロ波放射部として機能するホーン部113が形成される。回転アンテナ105aは、結合軸107からホーン部113への方向にマイクロ波を放射する。
さらに、本実施の形態に係る電子レンジ101は、回転アンテナ105aを回転させるモータ(不図示)を駆動する駆動部114と、食品の温度を検出する赤外線センサ115と、赤外線センサ115の出力信号に基づき、マグネトロン103の発振制御、および、駆動部114による回転アンテナ105aの回転制御を行う制御部116とを有する。
導波管構造108は、天井面109と側壁面110とによって、ほぼ直方体形状を有し、結合軸107からホーン部113の方向へ、マイクロ波を放射する。結合軸107は、図2に示すように、底面111のほぼ中央に配置される。
ここで、導波管構造108の理解のために、図3を用いて一般的な導波管について説明する。
図3は、最も単純で一般的な導波管を示す斜視図である。図3に示すように、一般的に、方形導波管である導波管104は、断面が一定の幅104aおよび高さ104bの直方体形状を有し、その内部をマイクロ波がその長手方向に伝送する。
導波管104を、幅104aおよび高さ104bを所定の範囲、すなわち、λ0>幅104a>λ0/2(λ0は自由空間におけるマイクロ波の波長)、高さ104b<λ0/2として設計すれば、マイクロ波が導波管の内部をTE10モードで伝播することが知られている。
TE10モードとは、導波管104内において、マイクロ波の伝播方向には磁界成分のみを有し電界成分を有しない、H波またはTE波(Transverse electric wave)としてのマイクロ波の伝送モードを意味する。
ここで、導波管104内の管内波長λgの説明に先立って、自由空間におけるマイクロ波の波長λ0について説明する。
一般的な電子レンジのマイクロ波の場合、自由空間におけるマイクロ波の波長λ0は、約120mmとして知られている。
より正確には、波長λ0は、光の速度cとマイクロ波の周波数fとから、式(1)により算出される。
ここで、光の速度cは、3.0*10[m/s]であり、マイクロ波の周波数fは、2.4〜2.5[GHz](ISMバンド)の幅で変動する。
マグネトロン103が発振するマイクロ波は、負荷条件などに応じてその周波数fが変動するので、自由空間における波長λ0は、最小で120[mm](発振周波数が2.5GHzの場合)、最大で125[mm](発振周波数が2.4GHzの場合)であり、この間で変動する。
自由空間における波長λ0の変動幅も考慮して、一般的には、導波管104の寸法を、幅104aが80〜100mm、高さ104bが15〜40mm程度に設計することが多い。ここで、図3において、垂直の幅狭面(Narrow plain)を、電界に平行な面という意味でE面(E plain)302と呼び、幅狭面より幅の広い水平の幅広面(Wide plain)を、その水平な表面で磁界が渦巻くという意味でH面(H plain)301と呼ぶ。
因みに、マイクロ波が導波管104内を伝播するときの波長である管内波長λgは、式(2)で表される。
λgは、導波管104の幅104aに応じて変化するが、導波管104の高さ104bには無関係である。TE10モードでは、導波管104の幅方向の両端、すなわちE面302上において電界はゼロとなり、導波管104の幅方向の中央において電界は最大となる。
図1、図2に示すように、本実施の形態に係る回転アンテナ105aに関しても同様の考えが適用できる。すなわち、本実施の形態において、天井面109と底面111とがH面301を構成し、側壁面110a、110cがE面302を構成する。側壁面110bは、マイクロ波をホーン部113の方向に全反射させるための反射端である。
本実施の形態における導波管構造108の幅104aは、通常で80〜100[mm]、最大で120[mm]である。
以下、本実施の形態に係る電子レンジ101の動作について説明する。使用者により、電子レンジ101の操作部(不図示)が操作され、加熱開始の指示が行われると、マグネトロン103がマイクロ波の出力を開始する。マグネトロン103からのマイクロ波は、導波管104、結合軸107、回転アンテナ105aを経由して、ホーン部113から加熱室102内へ放射される。
制御部116は、赤外線センサ115からの出力信号に応じて、加熱室102内の載置台106上に載置された被加熱物(不図示)の温度を検出する。制御部116は、駆動部114を駆動して、回転アンテナ105aの向きと回転速度とを制御する。被加熱物が所望の温度まで加熱するだけが目的であれば、このようにして、上記基本的な構成、動作により、その目的は達成することができる。
しかしながら、一つの皿に温めたくない食品と温めたい食品が盛り付けされ、温めたい食品のみを加熱する場合は、フランジ部112の構成、および、フランジ部112に設けられたチョーク部117により、どのように漏洩抑制性能を強化するかが重要になる。
以下、本実施の形態において、チョーク部117の漏洩抑制性能をどのように強化しているかについて説明する。
(1)チョーク部による方法
まず、チョーク部117の漏洩抑制性能の強化方法として、フランジ部112と底面111との間隙による方法と、スリットの構成による方法とについて説明する。
(1−a)フランジ部と底面との間隙を調整する方法
ここでは、フランジ部112bと底面111との間の間隙を調整することによる漏洩抑制性能の強化方法について、図4Aから図4Dを用いて説明する。
漏洩抑制性能を強化する最も容易な方法は、フランジ部112bを底面111に接触させ、フランジ部112bと底面111との間の隙間をなくすことである。
しかし、これでは、回転アンテナ105aの回転導波管としての機能が損なわれる。そこで、フランジ部112bと底面111との間の間隙が場所によって異なるようにして、場所によってインピーダンスが変わるように調整することで、回転機能を維持しつつ漏洩抑制性能を強化する。
図4Aは、本実施の形態におけるチョーク部の一例を説明するために、横方向から見た場合の回転アンテナ105aの模式図である。
図4Aに示すように、フランジ部112bには、側壁面110bから離れるにつれて底面111との間の間隙が狭くなるように、底面111に対して傾斜する間隙調整部401が設けられる。この形状により、側壁面110bの側から、フランジ部112bの開放端に向かうにつれてインピーダンスが小さくなる。このため、フランジ部112bに、マイクロ波の漏洩を抑制するチョーク部117bを構成することができる。
同様に、フランジ部112aにはチョーク部117aが、フランジ部112cにはチョーク部117cが、それぞれ設けられる。
図4Bは、本実施の形態におけるチョーク部の他の例を説明するために、横方向から見た場合の回転アンテナ105aの模式図である。
図4Bに示すように、フランジ部112bに、フランジ部112bから下方に突出する凸部を有する間隙調整部402が設けられる。この形状により、凸部におけるインピーダンスを、側壁面110bの側におけるインピーダンスおよびフランジ部112bの開放端におけるインピーダンスより大きくすることができる。
このため、フランジ部112bに、マイクロ波漏洩を抑制するチョーク部117を構成することができる。なお、フランジ部112bの開放端におけるインピーダンスは、側壁面110bの側におけるインピーダンスに比べて小さく設定される。
このようなチョーク部117が側壁面110に構成されることで、チョーク部117の基本的な漏洩抑制性能を確保するとともに、一つの側壁面から他の側壁面への漏洩電界の回り込みを抑制することができる。さらに、漏洩させなかったマイクロ波を狙った領域に向けることにより、回転アンテナ105aからのマイクロ波放射の指向性を強化することができる。
同様に、フランジ部112aにはチョーク部117aが、フランジ部112cにはチョーク部117cが、それぞれ設けられる。
フランジ部112bに凸部を設ける場合は、必ずしもフランジ全体に設ける必要はない。図4Cは、本実施の形態におけるチョーク部の他の例を説明するために、裏側から見た場合の回転アンテナ105aの模式図である。図4Dは、図4Cに示す回転アンテナ105aの正面から見た場合の模式図である。
図4C、図4Dに示すように、フランジ部112a、112b、112cに、発振波長の四分の一より小さい間隔で、円筒形の凸部を周期的に配置してもよい。
このような構成により、チョーク部117の漏洩抑制性能を強化するとともに、チョーク部117により漏洩させなかったマイクロ波を、ホーン部113から放射することができる。その結果、回転アンテナ105aから狙った領域へのマイクロ波放射の指向性を強化することができる。
本構成によれば、間隙調整部401、402を設けることにより、底面111との間の間隙が、場所によって異なるフランジ部112を構成することができる。その結果、皿に盛り付けた被加熱物の一部に温めたくない食品がある場合でも、温めたい食品が存在する領域を集中的に加熱し、温めたくない食品はできる限り加熱しないようにすることができる。
(1−b)スリット構成を利用する方法
ここでは、フランジ部112にスリットを設けることによる漏洩抑制性能の強化方法について、図5Aから図5Cを用いて説明を行う。
図5Aは、フランジ部112の全体に、一定の間隔で周期的にスリットが設けられた場合における、フランジ部112の周辺のインピーダンス分布を示すCAE解析結果である。図5Aに示す例では、幅5mmのスリットが、26mmの間隔で周期的に配置される。
図5Bは、フランジ部全体に一定の間隔で周期的にスリットを設けた場合のフランジ部周辺における低インピーダンス領域を示す図である。図5Cは、側壁面110bのみに、一定の間隔で周期的にスリットを設けた場合のフランジ部周辺における低インピーダンス領域を示す図である。
図5Bと図5Cとを比較すると、側壁面110の付近に、低インピーダンス領域が発生することが分かる。すなわち、一定の間隔で周期的にスリットが設けられたチョーク部117により、側壁面110を囲むように低インピーダンス領域を発生させることができる。
その結果、チョーク部117の漏洩抑制性能を強化するとともに、チョーク部117により漏洩させなかったマイクロ波を、ホーン部113から放射することができ、回転アンテナ105aから狙った領域へのマイクロ波放射の指向性を強化することができる。
また、チョーク部117が側壁面110に構成されることで、チョーク部117の基本的な漏洩抑制性能を確保するとともに、一つの側壁面から他の側壁面への漏洩電界の回りこみを抑制することができる。このため、漏洩させなかったマイクロ波を狙った領域に向けさせることができ、回転アンテナ105aからのマイクロ波放射の指向性を強化することができる。
ここで、スリット間においてマイクロ波の流れが発生しないように、マイクロ波の波長の四分の一より短い間隔でスリットを形成することが望ましい。
本構成によれば、チョーク部117によって、側壁面110を囲むように、フランジ部112に相対的にインピーダンスの低い領域を発生させることができる。これにより、漏洩抑制性能を強化し、漏洩させなかったマイクロ波をホーン部113から放射することが可能となる。
(2)フランジ部の構成による漏洩抑制性能の強化方法
次に、フランジ部112の構成による漏洩抑制性能の強化方法について、図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係るフランジ部112の機能を説明するための回転アンテナ105aの平面図である。
図6に示すように、漏洩抑制強化のためには、フランジ部112において、側壁面110からフランジ外縁までの長さを適切に設定する必要がある。本実施の形態では、この長さを、マグネトロン103が生成するマイクロ波の波長の4分の1の長さに設定する。
本構成によれば、チョーク部117によって、側壁面110を囲むように、フランジ部112に相対的にインピーダンスの低い領域を発生させることができる。これにより、漏洩抑制性能を強化し、漏洩させなかったマイクロ波をホーン部113から放射することが可能となる。
(3)導波管構造の寸法による漏洩抑制強化方法
最後に、導波管構造108の寸法による漏洩抑制性能の強化方法について、図7Aから図7Cを用いて説明する。
図7Aは、導波管構造の幅と長さとの定義を示すための図である。図7Aに示すように、導波管構造108は、幅108aより長さ108bが充分に長い形状を有する。ここで、長さ108bは、天井面109において、結合軸107とホーン部113の中央とをつなぐ導波管構造108の中心線(以下、中心線118という)に平行な方向における最大寸法と定義する。幅108aは、天井面109において、中心線118に垂直な方向における最大寸法と定義する。
結合軸107により導波管構造108に伝えられたマイクロ波は、側壁面110a、110cで反射しながら、導波管構造108内を進行する。
図7B、図7Cは、幅108aと長さ108bとの比が異なる二つの導波管構造におけるマイクロ波エネルギーの流れを示したCAE解析結果である。図7B、図7Cに示すように、幅108aより長さ108bが大きい方が、導波管構造108内においてホーン部113に向かう進行波を強化することができる。
このように、長さ108bが幅108aより大きい構成により、導波管構造108内におけるホーン部113への進行波を強めることは、マイクロ波の漏洩抑制のための負担の軽減に寄与する。このため、狙った領域へのマイクロ波の放射を強化するために有効である。これにより、漏洩抑制性能をさらに高めるとともに、回転アンテナ105aから狙った領域へのマイクロ波の放射を強化することができる。その結果、被加熱物を温めたい方向へのマイクロ波の放射を強化するとともに、温めたくない方向への漏洩抑制性能を強化することが可能となる。
本構成によれば、チョーク部117によって、側壁面110を囲むように、フランジ部112に相対的にインピーダンスの低い領域を発生させることができる。これにより、漏洩抑制性能を強化し、その漏洩を防止したマイクロ波をホーン部113から放射することが可能となる。
以上のように、本実施の形態に係る回転アンテナ105aは、導波管構造108を有し、加熱室102内の底面111に対向する天井面109と、天井面109に垂直な側壁面110と、マイクロ波を加熱室内に放射するホーン部113とを含む。
回転アンテナ105aは、底面111に対向するように、かつ、側壁面110を囲むように、側壁面110の縁部に設けられたフランジ部112をさらに有する。フランジ部112は、マイクロ波の漏洩を抑制するチョーク部117を有する。
本実施の形態によれば、皿に盛り付けた被加熱物の一部に温めたくない食品がある場合でも、温めたい食品が存在する領域に集中的にマイクロ波を供給し、温めたくない食品が存在する領域にはできる限りマイクロ波を供給しないようにすることができる。その結果、温めたい食品が存在する領域を集中的に加熱し、温めたくない食品はできる限り加熱しないようにすることができる。
(実施の形態2)
図8から図11Bは、本開示の実施の形態2に係るマイクロ波加熱装置の構成を説明するための図である。図8は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱装置の正面断面図を含むブロック図である。図9は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。
以下、その構成、動作、作用について説明する。なお、各図面において、実施の形態1と同一または対応の箇所には同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
本実施の形態における基本的な動作は、実施の形態1と同様である。図8、図9に示すように、本実施の形態において実施の形態1と異なるのは、回転アンテナ105bが、天井面109に開口部801を有することである。
開口部801は、結合軸107とホーン部113との間の天井面109に設けられ、結合軸107とホーン部113の中央とをつなぐ導波管構造108の中心線に垂直な方向に延在する長方形スリットである。
回転アンテナ105bは、実施の形態1における回転アンテナ105aと同様にフランジ部112を有するため、実施の形態1と同様の漏洩抑制性能を有する。このため、回転アンテナ105bは、フランジ部112によって漏洩させなかったマイクロ波を、ホーン部113からだけでなく、開口部801からも放射することが可能となる。本実施の形態によれば、狙った領域へのマイクロ波放射の指向性を強化することができる。
図10は、本実施の形態の変形例に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。図10に示すように、本構成では、回転アンテナ105cの天井面109に、円偏波(Rotation round polarization)を発生させる開口部1001が設けられる。
円偏波とは、移動通信および衛星通信の分野で広く用いられる技術であり、身近な使用例として、車両の通過時に高速道路の料金を自動的に収集するシステム、いわゆる、ETC(Electronic toll collection system)などがある。
円偏波は、電界の偏波面が電波の進行方向に対して、時間に応じて回転するマイクロ波である。円偏波が形成されると、電界の方向は時間とともに変化し続ける一方、電界強度は時間的に変化しない。
そのため、円偏波をマイクロ波加熱に適用すれば、直線偏波による従来のマイクロ波加熱と比較して、マイクロ波がより広範囲に分散される。その結果、被加熱物を均一にマイクロ波加熱することが可能となる。特に、円偏波の周方向における均一加熱の傾向が強い。
なお、円偏波は、回転方向に応じて、右旋偏波(Clockwise rotation round polarization)と左旋偏波(Counterclockwise rotation round polarization)とに分類されるが、マイクロ波加熱の性能に違いはない。
図10に示すように、開口部1001は二つの円偏波開口を含む。各円偏波開口は、直角に交差する二つの長方形スリットで構成されたクロススロット(Cross slot)形状を有する。これらの円偏波開口は、それぞれの中心が、導波管構造108の中心線118から外れるように配置される。
マイクロ波が、このような構成の開口部1001を通過する時、円偏波が発生する。
具体的には、回転アンテナ105cは、次のように設計されたものである。
フランジ部112の長さは30mmである。チョーク部117は、幅が5mm、間隔が26mmのスリット方式である。導波管構造108は、幅が80mm、長さが110mmである。開口部1001は、クロススロット形状の二つの円偏波開口を含む。円偏波開口は、直交する二つの長方形スリット(長さが45mm、幅が10mm)が、結合軸107からホーン部113に向かう方向に35mm離れた位置に配置される。
ここで、回転アンテナ105cの作用、効果について説明する。
図11A、図11Bは、丸い皿に均等な厚さで盛り付けた冷凍ピラフ(Pilaf)を、回転アンテナを左方向に向けて停止させた状態でマイクロ加熱した場合において、サーモビューア(Thermo-viewer)を用いて観察された皿上の加熱分布を示す。
図11Aは、フランジ部にチョーク部が設けられず、天井面に開口部が設けられない回転アンテナが用いられた場合の例である。図11Bは、図10に示す回転アンテナ105cが用いられた場合の例である。これらの図において、より明るい部分がより暗い部分より温度が高いことを表している。
図11A、図11Bから明らかなように、前者の例より後者の例の方が、左方向に集中した加熱分布を示している。
以上のように、本実施の形態によれば、円偏波されたマイクロ波を加熱室内に放射することで、開口部付近に均一な加熱分布を形成することができる。また、回転アンテナ105cは、実施の形態1における回転アンテナ105aと同様にフランジ部112を有するため、実施の形態1と同様の漏洩抑制性能を有する。
このため、回転アンテナ105cは、フランジ部112によって漏洩させなかったマイクロ波を、ホーン部113からだけでなく、開口部1001からも放射することが可能となる。本実施の形態によれば、マイクロ波の漏洩抑制のための負担を少なくするとともに、狙った領域へのマイクロ波の放射を多くすることができる。
なお、開口部1001は、図10に示す形状に限らず、例えば、図12Bから図12Fに例示するように様々な形状が適用可能である。
図12Aから図12Fは、開口部1001の円偏波開口の形状の一例を示す図である。
図12Aに示す円偏波開口は、図10に示すものと同じものである。図12Bに示す円偏波開口は、二つの長方形スリットが交差せず、アルファベットのT字型の形状を有する。図12Cに示す円偏波開口は、二つの長方形スリットが交差せず、アルファベットのL字型の形状を有する。
図12Dに示す円偏波開口は、二本のより短い長方形スリットが、一つのより長い長方形スリットの両端付近から、より長い長方形スリットに垂直に、かつ、互いに異なる方向に延在するような形状を有する。
図12Eに示す円偏波開口は、二本の長方形スリットが一定距離を隔ててT字型を構成するような形状を有する。図12Fに示す円偏波開口は、同じ長さの四つの長方形スロットが互いに直角をなすような十字型の形状を有する。
また、本実施の形態において、開口部801、1001は、回転アンテナ105b、105cの天井面109に設けられる。しかし、これに限定されるものではない。開口部801、1001は、例えば、回転アンテナ105b、105cの側壁面110に設けられても、また、天井面109および側壁面110の両方に設けられてもよく、同様の効果を奏する。
(実施の形態3)
図13から図17Dは、本開示の実施の形態3におけるマイクロ波加熱装置の構成を説明するための図である。図13は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱装置の正面断面図を含むブロック図である。図14は、本実施の形態に係るマイクロ波加熱装置の上方からの平面断面図である。
以下、その構成、動作、作用について説明する。なお、各図面において、実施の形態1および2と同一または対応する箇所には同一符号を付し、その説明を省略することがある。
本実施の形態における基本的な動作は、実施の形態1および2と同様である。図13、図14に示すように、本実施の形態において実施の形態1および2と異なるのは、回転アンテナ105dが共振部1501を有することである。
図13、図14に示すように、共振部1501は、側壁面110bとフランジ部112bとを覆うように設けられる。側壁面110bおよびフランジ部112bは、共振部1501の一部として共振部1501を構成する。このような構成により、側壁面110とフランジ部112と共振部1501とに囲まれた共振空間が設けられる。
本実施の形態によれば、共振部1501が、チョーク部117から僅かに漏れ出たマイクロ波を共振空間内に閉じ込め、共振部1501外へのマイクロ波の漏洩を防止する。すなわち、共振部1501は、チョーク部117の補強部材として機能する。
本実施の形態において、側壁面110bおよびフランジ部112bの外側に、共振部1501が設けられる。しかしながら、共振部1501を含めたチョーク部全体がよりコンパクトに構成される。その結果、回転アンテナの大型化を防ぐことが可能となる。
以下、本実施の形態に係る共振部の動作および作用について、図面を参照して説明する。
図15Aは、本実施の形態に係る回転アンテナ105dの構成を説明するための上面図および側面図である。図15Bは、垂直にフランジ部112bに入射するマイクロ波に対する、チョーク部117bによる漏洩抑制の原理を説明するための図である。
図15Cは、やや斜めにフランジ部112bに入射するマイクロ波に対する、チョーク部117bによる漏洩抑制の原理を説明するための図である。図15Dは、さらに斜めにフランジ部112bに入射するマイクロ波がチョーク部117から漏洩する原理を説明するための図である。
図15Aに示すように、フランジ部112bには、実施の形態1と同様に、マグネトロン103が生成するマイクロ波の波長の4分の1の間隔でスリットが形成され、チョーク部117bが構成される。チョーク部117bは、その構成により、垂直にフランジ部112bに入射するマイクロ波の漏洩を抑制する(図15B参照)。
また、チョーク部117bは、フランジ部112bに対して、斜め方向に漏洩しようとするマイクロ波を、実質的に垂直な方向に調整する作用を有する。図15Cに示すように、ベクトル合成によって、斜め方向に漏洩しようとするマイクロ波(図中の点線)は、フランジ部112に垂直に入射するマイクロ波(図中の実線)に調整される。
この作用により、チョーク部117bは、図15Bの場合と同様に、マイクロ波の漏洩を抑制することができる。以下、この作用を、スリットによるマイクロ波の漏洩方向の調整作用と呼ぶ。
しかしながら、図15Dに示すように、フランジ部112の隅部に向かって斜めに入射するマイクロ波に対してはフランジ部112の長さが合わないため、フランジ部112では、このようなマイクロ波の漏洩を抑制することができない。
図16Aは、漏洩したマイクロ波の振る舞いを説明するための図である。図16Aにおいて、実線矢印は電界とその向き、点線矢印はマイクロ波とその向きを表す。図16Aに示すように、マイクロ波の僅かな漏洩が、フランジ部112bの外側に電界を発生させる原因となり、その電界の付近に存在する食品を意図せず加熱する原因となる。
図16Bは、本実施の形態に係る共振部1501の作用を説明するための図である。図16Bにおいて、実線矢印は電界とその向き、点線矢印はマイクロ波とその向きを表す。図16Bに示すように、本実施の形態に係る共振部1501は、フランジ部112bと側壁面110bとを覆うように設けられる。フランジ部112bは、共振部1501の一部を構成する。
本実施の形態において、フランジ部112の長さはマイクロ波の波長の4分の1であるため、図16Bにおける地点1801から地点1802を経由して地点1803に至る経路の長さが、マイクロ波の波長の略2分の1となる。
本実施の形態によれば、漏洩したマイクロ波は、地点1801を振幅の節とし、地点1802を振幅の腹とし、地点1803を振幅の節とした安定した定在波となる。すなわち、フランジ部112bと側壁面110bと共振部1501とに囲まれた空間は、漏洩したマイクロ波をその中に閉じ込める共振空間として機能する。その結果、共振部1501は高い漏洩抑制性能を発揮する。
図16Cは、本実施の形態の一つの変形例に係る共振部1502の構成および作用を説明するための図である。図16Cにおいて、実線矢印は電界とその向き、点線矢印はマイクロ波とその向きを表す。
図16Cにおいて、図16Bと同様、地点1801から地点1802を経由して地点1803に至る経路の長さはマイクロ波の波長の略2分の1である。地点1801から地点1802を経由して地点1804に至る経路の長さもマイクロ波の波長の略2分の1であり、この空間も共振空間として機能する。すなわち、共振部1502は、複数の共振空間を備えた構成を有する。本構成によれば、漏洩抑制性能を強化することができる。
図17Aは、本実施の形態の他の変形例に係る回転アンテナ105eの構成を説明するための上面図および側面図である。図17Bは、図15Dと同じ図であり、斜めにフランジ部112bに入射するマイクロ波がチョーク部117bから漏洩する原理を説明するための図である。図17C、図17Dは、本実施の形態の他の変形例に係る共振部1503の作用を説明するための図である。
図17Aに示すように、共振部1503は、回転アンテナ105eに設けられ、フランジ部112bと同様に、一定の間隔で設けられたスリットを有する。共振部1503の各スリットは、フランジ部112bの各スリットとそれぞれ重ならないように、フランジ部112bの二つのスリットの間に配置される。
図17Bに示すように、共振部1503は、チョーク部117bから漏洩したマイクロ波を受け止める。それに加えて、共振部1503に設けられたスリットが、上述したマイクロ波の漏洩方向の調整作用を発揮する(図17D参照)。その結果、チョーク部117bは、調整されたマイクロ波の漏洩を抑制することができる。本構成によれば、漏洩抑制性能を強化することができる。
以上のように、本変形例によれば、フランジ部112および共振部1503の両方にスリットが形成され、共振部1503に形成されたスリットと、フランジ部112bに形成されたスリットとが、重ならないよう交互に配置される。その結果、漏洩抑制性能を強化することができる。
なお、本実施の形態では、共振部1501、1502、1503が、フランジ部112bにのみ設けられる。しかしながら、同様の共振部を、フランジ部112a、112cにも設ければ、漏洩抑制性能をさらに強化することができる。
フランジ部112bにのみ設けられた構成を例としたのは、フランジ部112bが結合軸107に最も近いため、フランジ部112b側からマイクロ波の漏洩が発生しやすいからである。
フランジ部112bおよび共振部1503に設けられるスリットは、漏洩したマイクロ波が斜め方向に進行しないようにするために設けられる。そのため、スリットの間隔は、少なくともマイクロ波の波長の4分の1よりも小さく設定する必要がある。
さらに、上記実施の形態では、回転アンテナ105a〜105eが底面111の下方に設けられる。しかしながら、回転アンテナ105a〜105eが、加熱室102の他の壁面である天井近辺において、加熱室102の天井に対向して設けられた構成であっても、同様の効果を奏することが可能である。
以上、詳細に説明したように、本開示のマイクロ波加熱装置は、食品の加熱、殺菌などを行うマイクロ波加熱装置などに適用可能である。
1a,1b,1c,105a,105b,105c,105d,105e 回転アンテナ
2a,2b,2c,107 結合軸
3a,3b,3c,108 導波管構造
4a,4b,4c,109 天井面
5aa,5ab,5ac,5ba,5bb,5bc,5ca,5cb,5cc,110,110a,110b,110c 側壁面
6,111 底面
7a,7b,7c,112,112a,112b,112c フランジ部
8a,8b,8c,113 ホーン部
101 電子レンジ
102 加熱室
103 マグネトロン
104 導波管
104a,108a 幅
104b 高さ
106 載置台
108b 長さ
114 駆動部
115 赤外線センサ
116 制御部
117,117a,117b,117c チョーク部
118 中心線
301 H面
302 E面
401,402 間隙調整部
801,1001 開口部
1501,1502,1503 共振部
1801,1802,1803,1804 地点

Claims (11)

  1. 被加熱物を収納する加熱室と、
    マイクロ波を生成するマイクロ波生成部と、
    導波管構造を構成する天井面および側壁面と、マイクロ波放射部とを含み、前記マイクロ波を前記マイクロ波放射部から前記加熱室内に放射する回転アンテナと、
    前記回転アンテナを回転させる駆動部と、
    前記マイクロ波生成部と前記駆動部とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記回転アンテナは、前記加熱室内の一つの壁面に対向するように、かつ、前記側壁面を囲むように、前記側壁面の縁部に設けられたフランジ部をさらに有し、
    前記フランジ部は、前記マイクロ波の漏洩を抑制するチョーク部を有するマイクロ波加熱装置。
  2. 前記フランジ部が前記壁面との間の間隙が場所によって異なるように構成されることで、前記フランジ部に前記チョーク部が構成された請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
  3. 前記フランジ部に形成されたスリットにより、前記フランジ部に前記チョーク部が構成された請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
  4. 前記チョーク部が前記フランジ部に周期的に配置された請求項3に記載のマイクロ波加熱装置。
  5. 前記側壁面の縁部から前記フランジ部の縁部までの長さが、前記マイクロ波の波長の実質的に四分の一である請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
  6. 前記回転アンテナは、一端が前記天井面に、他端が前記駆動部にそれぞれ連結された結合軸をさらに備え、
    前記結合軸と前記マイクロ波放射部の中央とをつなぐ前記導波管構造の中心線に平行な方向における前記天井面の長さが、前記中心線に垂直な方向における前記天井面の長さより大きくなるように構成された請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
  7. 前記天井面が、少なくとも一つの開口部を有する請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
  8. 前記回転アンテナは、一端が前記天井面に、他端が前記駆動部にそれぞれ連結された結合軸をさらに備え、
    前記開口部が、前記結合軸と前記マイクロ波放射部の中央とをつなぐ前記導波管構造の中心線からずれた位置に配置され、前記開口部から円偏波が放射されるように構成された請求項7に記載のマイクロ波加熱装置。
  9. 前記フランジ部と前記側壁面とを覆うように共振部が設けられ、前記側壁面と前記フランジ部と前記共振部とに囲まれた共振空間が設けられた請求項1に記載のマイクロ波加熱装置。
  10. 前記フランジ部が、前記共振部の一部を構成する請求項9に記載のマイクロ波加熱装置。
  11. 前記フランジ部および前記共振部の両方にスリットが形成され、前記共振部に形成されたスリットと、前記フランジ部に形成されたスリットとが、重ならないよう交互に配置された請求項9記載のマイクロ波加熱装置。
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