JPWO2014181516A1 - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
本発明に係る加熱調理器は、一次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する操作位置検知手段と、少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、前記操作位置検知手段が加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、前記操作位置検知手段が加熱開始後に操作されたときは、加熱開始時の最初の操作時に前記操作位置検知手段において決定された設定レベルに関わらず、前記操作位置検知手段に沿って指をスライドさせたときの移動距離および移動方向に応じて、前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する。
Description
本開示は、タッチ操作式の入力部を備えた加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器の設定入力方法として、例えば、左右方向に連続して配置され、各々に設定値が割り当てられた複数の電極により構成された操作部を備える加熱調理器において、使用者によって触れられた電極に割り当てられた設定値に応じて加熱制御に関する設定が為されるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。更に、当該加熱調理器は、各電極の下に夫々液晶パネルが配置され、設定パラメータ(火力、時間)ごとに表示を切り替えるものである。
また、前記加熱調理器では、使用者の指で単一の電極に触れたまま指の位置を変化させずに操作した絶対位置から設定値を入力する直接指定操作、若しくは、指で電極に触れた状態から入力部に沿って指をスライドさせるスライド操作によって、触れられた電極のもつ設定値に応じて加熱設定やタイマー時間設定などに関する制御設定がなされている。
図13は、特許文献1に記載された従来の加熱調理器を示す図である。図13に示すように、天板101と、天板101に形成された透過性を有する窓部104と、左右方向に連続して配置された電極で構成された入力部103と、各電極の下に配置された設定パラメータ(火力、時間)ごとに火力レベルなどの表示を切り替える液晶パネルなどによって構成された表示部102で構成されている。
本開示は、何度も操作しなくても指をスライドさせるだけで細かな設定レベルの変更を容易に行うことができ、また、どの位置を操作したらどの設定レベルになるのかが十分に分からなくても正確な設定レベルの調整が可能である、使い勝手が良い表示の操作部を備える加熱調理器を提供することを目的とする。また、本開示は、使用者が操作する絶対位置から設定値を入力する直接指定操作をしたいときには、意図しない動作の一つである、操作位置を移動させて設定値を入力するスライド操作の発生を抑制し得る加熱調理器を提供することを目的とする。更に、本開示は、上述のスライド操作のみを行いたいときには、使用者が、操作する指の絶対位置を意識することなく、所望の入力操作を選択できる加熱調理器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本開示に係る加熱調理器は、一次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する操作位置検知手段と、少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、前記操作位置検知手段が加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、前記操作位置検知手段が加熱開始後に操作されたときは、加熱開始時の最初の操作時に前記操作位置検知手段において決定された設定レベルに関わらず、前記操作位置検知手段に沿って指をスライドさせたときの移動距離および移動方向に応じて、前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する。
本開示に係る加熱調理器は、使用者が加熱に関する設定パラメータの細かなレベル調整を素早く容易かつ正確に実施することができる。また、本開示に係る加熱調理器は、使用者が操作する絶対位置に応じて設定パラメータの設定レベルを一意的に決定する操作をしたいときには、意図しない動作の一つである、操作位置をスライド(移動)させて設定値を入力するスライド操作の発生を抑制できる。更に、本開示に係る加熱調理器は、スライド操作による設定レベルの変更を行いたいときには、使用者が、操作する指の絶対位置を意識することなく、所望の入力方法を選択できる。
第1の発明は、一次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する操作位置検知手段と、少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、
前記操作位置検知手段が加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
前記操作位置検知手段が加熱開始後に操作されたときは、加熱開始時の最初の操作時に前記操作位置検知手段において決定された設定レベルに関わらず、前記操作位置検知手段に沿って指をスライドさせたときの移動距離および移動方向に応じて、前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、加熱調理器である。
前記操作位置検知手段が加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
前記操作位置検知手段が加熱開始後に操作されたときは、加熱開始時の最初の操作時に前記操作位置検知手段において決定された設定レベルに関わらず、前記操作位置検知手段に沿って指をスライドさせたときの移動距離および移動方向に応じて、前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、加熱調理器である。
第1の発明により、何度も操作しなくても指をスライドさせるだけで加熱に関する設定レベルの細かな変更を容易に行うことができ、また、どの位置を操作したらどの設定レベルになるのかが分からなくても正確な設定レベルの調整が可能であり、安価で使い勝手が良く、シンプルですっきりした表示の操作部を備えた加熱調理器を提供することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、
加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の一部の範囲のみで操作位置の検知を有効とし、加熱開始時の最初の操作から指を離すことなく続けてスライド操作されたときは、前記操作位置検知手段の前記一部の範囲よりも広い範囲において指の移動距離の検知を有効とする。
加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の一部の範囲のみで操作位置の検知を有効とし、加熱開始時の最初の操作から指を離すことなく続けてスライド操作されたときは、前記操作位置検知手段の前記一部の範囲よりも広い範囲において指の移動距離の検知を有効とする。
第2の発明により、例えば、使用者が操作位置検知手段を加熱開始時の最初に操作したとき、操作位置検知手段の一部における端部近傍に置いた指をそのまま離さずにスライドさせて設定レベルを変更する場合には、操作位置検知手段に沿って両方向のいずれに指をスライドさせても移動距離が検知され得る。このように、設定レベルの増加若しくは減少のどちらも可能となり、使い勝手が良い。
第3の発明は、特に第1又は第2の発明において、
前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを減少させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたとき、そのときの移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの減少量は、前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを増加させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたときの、移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの増加量よりも大きい。
前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを減少させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたとき、そのときの移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの減少量は、前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを増加させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたときの、移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの増加量よりも大きい。
第3の発明により、例えば火力の設定レベルが不適切であったときなど過度の加熱により調理物の温度が過度に上昇した場合や、吹き零れが発生した場合に、設定火力や設定温度などをすぐに大幅に下げて対処することができる。
第4の発明は、特に第3の発明において、
前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを減少させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたとき、そのときの移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの減少量は、指がスライドされたときの移動距離が所定値より短い場合には、前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを増加させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたときの、同じ移動距離に応じた前記設定パラメータの設定レベルの増加量と同量である。
前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを減少させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたとき、そのときの移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの減少量は、指がスライドされたときの移動距離が所定値より短い場合には、前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを増加させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたときの、同じ移動距離に応じた前記設定パラメータの設定レベルの増加量と同量である。
第4の発明により、指をスライドさせた距離が所定値よりも短いときには、設定レベルを減少させる場合であっても、使用者は微調整をしたい意思を有していると見なされて、細かな調整が可能となる。更に、指をスライドさせた距離が所定値よりも長いときには、使用者は急いで設定レベルを減少させたい意思を有していると見なされて、設定火力や設定温度などがすぐに大幅に下げられ得る。
第5の発明は、一次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する操作位置検知手段と、
少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータのうち何れかの設定レベルを表示しているとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、加熱調理器である。
少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータのうち何れかの設定レベルを表示しているとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、加熱調理器である。
第5の発明により、使用者が操作する絶対位置に応じて設定パラメータの設定レベルを一意的に決定する操作をしたいときには、意図しない動作の一つである、操作位置をスライド(移動)させて設定値を入力するスライド操作の発生を抑制できる。更に、スライド操作による設定レベルの変更を行いたいときには、使用者が、操作する指の絶対位置を意識することなく、所望の入力方法を選択できる。
第6の発明は、特に第5の発明において、
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータの設定レベルを表示していないとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、当該操作を無効とし前記第1の設定レベル表示手段に設定レベルを表示しない。
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータの設定レベルを表示していないとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、当該操作を無効とし前記第1の設定レベル表示手段に設定レベルを表示しない。
待機状態時など第1の設定レベル表示手段が何も表示していない状態においては、スライド操作により設定レベルの変更をするという操作の意思が発生しないと考えられる。このような状態のとき、第6の発明により、使用者が操作位置検知手段を操作する際に操作された位置に応じて一意的に設定レベルが決定される、という操作のみを有効な操作方法とすることができる。つまり、このような状況下においては不要である、スライドさせた距離と方向に応じて設定パラメータの設定値を変化させる操作を、動作させないようにできる。
第7の発明は、特に第5の発明において、
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータの設定レベルを表示していないとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、使用者の指が最初に触れた位置に応じて、又はスライドした距離が前記第1の所定値以上となった位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示するとともに、前記使用者の指が最初に触れた位置を基点として、又は前記スライドした距離が前記第1の所定値以上となった位置を基点として前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する。
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータの設定レベルを表示していないとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、使用者の指が最初に触れた位置に応じて、又はスライドした距離が前記第1の所定値以上となった位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示するとともに、前記使用者の指が最初に触れた位置を基点として、又は前記スライドした距離が前記第1の所定値以上となった位置を基点として前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する。
第7の発明により、待機状態時など第1の設定レベル表示手段が何も表示していない状態において、使用者が指を操作位置検知手段に触れた位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示し、その時点から指を離さずにスライド操作することにより、設定レベルの変更が可能となる。すなわち、設定パラメータの最初の設定時においておおまかに絶対位置を操作して決定された設定レベルを、さらにスライド操作により微調整して所望の設定レベルに合わせるという操作ができ、一度の操作で広い範囲の設定レベルを簡単に精度良く設定することができる。
第8の発明は、特に第5の発明において、
前記第1の設定レベル表示手段は少なくとも火力を含む複数の設定パラメータのうち何れかの設定レベルを表示するものであり、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が、前記第1の所定値以上である場合に表示される前記設定パラメータの設定レベルは、前記第1の所定値未満である場合に表示される前記設定レベルとは異なる前記設定パラメータの設定レベルである、請求項5に記載の加熱調理器。
前記第1の設定レベル表示手段は少なくとも火力を含む複数の設定パラメータのうち何れかの設定レベルを表示するものであり、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が、前記第1の所定値以上である場合に表示される前記設定パラメータの設定レベルは、前記第1の所定値未満である場合に表示される前記設定レベルとは異なる前記設定パラメータの設定レベルである、請求項5に記載の加熱調理器。
第8の発明により、一次元的に配置された操作位置検出手段において操作方法の違いにより2つの設定パラメータを設定できる。つまり、一度の操作で2つの設定パラメータを操作できる。よって、操作に掛かる時間を短縮できるとともに、他のスイッチなどで操作する設定パラメータを選択するための操作および部品を不要とでき、液晶パネルなどを用いて選択する設定値を表示させる必要がない。
第9の発明は、特に第5又は第7の発明において、
使用者の指が前記操作位置検知手段の任意の一点から他点まで前記操作位置検知手段に沿ってスライドしたときに前記第1の設定レベル表示手段に表示される前記設定パラメータの設定レベルの変化量は、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定される前記設定パラメータの前記一点に割り当てられて表示される設定レベルと前記他点に割り当てられて表示される設定レベルの差よりも小さくなるように設定されている。
使用者の指が前記操作位置検知手段の任意の一点から他点まで前記操作位置検知手段に沿ってスライドしたときに前記第1の設定レベル表示手段に表示される前記設定パラメータの設定レベルの変化量は、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定される前記設定パラメータの前記一点に割り当てられて表示される設定レベルと前記他点に割り当てられて表示される設定レベルの差よりも小さくなるように設定されている。
第9の発明により、スライド操作により相対的に設定レベルを変更する場合には操作位置検知手段の範囲において全ての設定レベルに変更できるようにする必要は無く、単位距離あたりの設定レベルの差を小さくできる。すなわち、使用者が迅速におおまかな設定レベルの設定を行った上で、設定レベルの微調整を容易に行うことができる。
第10の発明は、特に第1乃至第9の発明において、
前記操作位置検知手段の端部近傍を除く1箇所にのみ設定レベルを示す目安表示が設けられている。
前記操作位置検知手段の端部近傍を除く1箇所にのみ設定レベルを示す目安表示が設けられている。
第10の発明により、最初の操作時に、目的の設定レベルに対応する操作位置を推定しやすくできる。つまり、適切に操作を開始した設定レベルからの調整が可能となるので、設定レベルの決定までの時間が短縮され得る。また、操作位置検知手段における表示が煩雑になることが防がれ得る。
第11の発明は、
二次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する二次元操作位置検知手段と、
少なくとも火力を含む複数の設定パラメータの設定レベルを各々表示する第2の設定レベル表示手段とを含み、
前記第2の設定レベル表示手段が前記複数の設定パラメータのうち少なくとも1つの設定レベルを表示しているとき、
使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の所定領域面をスライドした距離が第2の所定値未満である場合には、前記二次元操作位置検知手段の操作された所定の一方向における位置に応じて一意的に決定される設定レベルを前記第2の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の前記所定領域面をスライドした距離が前記第2の所定値以上である場合には、使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の前記所定領域面をスライドした方向が前記所定の一方向における移動量と前記所定の一方向と直角に交差した他方向における移動量のうち移動量が多い方に対応した前記設定パラメータの設定レベルの表示をするとともに、前記指の移動距離と移動方向に応じて表示された前記設定レベルを変更する、加熱調理器である。
二次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する二次元操作位置検知手段と、
少なくとも火力を含む複数の設定パラメータの設定レベルを各々表示する第2の設定レベル表示手段とを含み、
前記第2の設定レベル表示手段が前記複数の設定パラメータのうち少なくとも1つの設定レベルを表示しているとき、
使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の所定領域面をスライドした距離が第2の所定値未満である場合には、前記二次元操作位置検知手段の操作された所定の一方向における位置に応じて一意的に決定される設定レベルを前記第2の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の前記所定領域面をスライドした距離が前記第2の所定値以上である場合には、使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の前記所定領域面をスライドした方向が前記所定の一方向における移動量と前記所定の一方向と直角に交差した他方向における移動量のうち移動量が多い方に対応した前記設定パラメータの設定レベルの表示をするとともに、前記指の移動距離と移動方向に応じて表示された前記設定レベルを変更する、加熱調理器である。
第11の発明により、複数の設定パラメータを二次元的に配置された二次元操作位置検知手段の操作において、操作の方向により選択的に設定や変更をすることができる。直感的に素早い操作が必要な絶対位置の指定による操作においては、特に加熱モードにおける火力や温度調節モードにおける温度設定のように主となる設定パラメータを適用できる。例えば左右方向のスライド操作においては主となる設定パラメータの設定レベルを変更するように設定でき、例えば左右方向と直角に交差した前後方向のスライド操作においては各調理モードにおける調理タイマーの設定時間を設定・変更するように設定できる。
第12の発明は、特に第1乃至第11の発明において、
更に、加熱出力を制御する制御部を含み、
前記制御部は、使用者が前記操作位置検知手段から指を離した時点で、前記第1の設定レベル表示手段又は前記第1の設定レベル表示手段が表示している前記設定パラメータの設定レベルに応じて加熱出力を制御する。
更に、加熱出力を制御する制御部を含み、
前記制御部は、使用者が前記操作位置検知手段から指を離した時点で、前記第1の設定レベル表示手段又は前記第1の設定レベル表示手段が表示している前記設定パラメータの設定レベルに応じて加熱出力を制御する。
第12の発明により、使用者は、設定レベル表示手段の表示を見ながら設定レベルを微調整でき、表示が所望の設定レベルになると指を離すことで容易に加熱を開始することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
[実施の形態1]
[1.1.実施の形態1に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
図1(a)は、実施の形態1に係る加熱調理器5の操作・表示部6の概略図である。図1(b)は、その実施の形態1に係る加熱調理器5の上面における、操作・表示部6の配置図である。
[1.1.実施の形態1に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
図1(a)は、実施の形態1に係る加熱調理器5の操作・表示部6の概略図である。図1(b)は、その実施の形態1に係る加熱調理器5の上面における、操作・表示部6の配置図である。
図1(a)に示すように、実施の形態1に係る加熱調理器5は、左右方向に帯状に延在し、使用者の指の接触によって操作された位置を検知する操作位置検知手段1を備える。操作位置検知手段1の左側には、設定レベルが小さくなる方向であることを示すためのマイナス記号がマーキングされており、操作位置検知手段1の右側には、設定レベルが大きくなる方向であることを示すため、プラス記号がマーキングされている。操作位置検知手段1の近傍には、火力、時間、温度などの複数の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段2を備えている。
図1(b)に示すように、実施の形態1に係る加熱調理器5の操作・表示部6は、加熱調理器5上面の、前後方向における前端に配置される。
[1.2.実施の形態1に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態1に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図2、図3を用いて説明する。
実施の形態1に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図2、図3を用いて説明する。
図2は、実施の形態1に係る加熱調理器における、火力設定時の操作・表示の流れを示す図である。ここでは、例として「1」、「1.」、「2」、「2.」、「3」、・・・「8」、「8.」、「9」、「9.」までの18段階の設定値を持つ火力を設定する場合を示す。ここで、例えば「1.」とは、「1」と「2」との中間レベルを意味する。操作位置検知手段1の全長が18分割され、分割された各箇所には火力「1」から火力「9.」までがそれぞれ割り当てられているものとする。
まず、図2(a)は、加熱開始時の火力設定の最初の操作を示している。使用者の指10が操作位置検知手段1の中央付近を操作すると、操作位置検知手段1はその操作位置を検知し、第1の設定レベル表示手段2は、その操作位置に応じて予め割り当てられた設定値「5」を表示する。その後、使用者は加熱開始の指示を別途行うことで火力設定値「5」にて加熱が開始される。
なお、加熱開始時の火力設定の最初の操作は、加熱開始の指示を行った後の最初の火力設定操作であってもよい。その場合、例えば加熱開始時の初期火力が仮に設定されていてもよく、加熱開始から所定時間の間に最初に操作する火力設定に限り上述のような操作を行えるようにしてもよい。そして、実際の加熱が開始されるのは、加熱開始の指示を行った直後でも、所定時間内に最初の火力設定操作を行った直後でもよい。また、所定時間内に最初の火力設定操作が行われなかったときには所定時間経過後に加熱が開始されるようにしてもよい。
次に、図2(b)及び図2(c)は、加熱開始後の操作を示している。まず、図2(b)に示すように、使用者の指10が、操作位置検知手段1の任意の位置に置かれたとする。この時点では、第1の設定レベル表示手段2の表示は「5」のまま変化しない。
次に、図2(c)に示すように、使用者が指10を操作位置検知手段1に接触したまま右方向にスライドさせたとする。このとき、そのスライドさせた距離および方向に応じて、第1の設定レベル表示手段2に表示される火力の値は「5」から「7.」に変更される。すなわち、図2(c)に示すスライド距離は、火力設定レベルを2.5だけ変更するものであり、右方向へのスライド操作は、火力設定レベルを増加させるよう予め決められていることになる。
図3は、実施の形態1に係る加熱調理器における、タイマー時間設定時の操作・表示の流れを示す図である。ここでは、「0」分、「1」分、「2」分、・・・「98」分、「99」分までの100段階の設定値を持つタイマー時間を設定できるようにしている。つまり、操作位置検知手段1の全長が10分割され、分割された各位置にはタイマー時間が10分間隔で夫々割り当てられている。
まず、図3(a)は、タイマー動作開始時の最初の操作を示している。使用者の指10が操作位置検知手段1の中央付近を操作すると、操作位置検知手段1はその操作位置を検知し、第1の設定レベル表示手段2は、その操作位置に応じて予め割り当てられた設定値「50」分を表示する。
次に、図3(b)及び図3(c)は、タイマー動作開始後の操作を示している。まず、図3(b)に示すように、使用者の指10が、操作位置検知手段1の任意の位置に置かれたとする。この時点では、第1の設定レベル表示手段2の表示は「50」分のまま変化しない。
次に、図3(c)に示すように、使用者が指10を操作位置検知手段1に接触したまま左方向にスライドさせたとする。このとき、そのスライドさせた距離および方向に応じて、第1の設定レベル表示手段2に表示されるタイマー時間の値は「50」分から「40」分に変更される。すなわち、図3(c)に示すスライド距離は、設定レベルを10だけ変更するものであり、左方向へのスライド操作は、タイマー時間設定レベルを減少させるよう予め決められていることになる。
[1.3.実施の形態1のまとめ]
上述のような構成を備える実施の形態1に係る加熱調理器においては、最初の操作時には操作範囲の視覚情報から目的値に対応する操作位置をおおよそ把握でき、素早い操作が可能となる。更に、加熱開始後の操作時には、操作の絶対位置に影響されずに目的の値とのずれを再調整できる。つまり、何度も操作しなくても指をスライドさせるだけで設定レベルの変更を容易に行うことができるので、使用者にとって使い勝手が良いものである。更に、どの位置を操作したらどの設定レベルになるのかという正確な絶対位置が分からなくても、おおよその位置を操作してから設定レベルの微調整が可能である。
上述のような構成を備える実施の形態1に係る加熱調理器においては、最初の操作時には操作範囲の視覚情報から目的値に対応する操作位置をおおよそ把握でき、素早い操作が可能となる。更に、加熱開始後の操作時には、操作の絶対位置に影響されずに目的の値とのずれを再調整できる。つまり、何度も操作しなくても指をスライドさせるだけで設定レベルの変更を容易に行うことができるので、使用者にとって使い勝手が良いものである。更に、どの位置を操作したらどの設定レベルになるのかという正確な絶対位置が分からなくても、おおよその位置を操作してから設定レベルの微調整が可能である。
なお、実施の形態1に係る加熱調理器において、加熱開始後の、スライド操作による設定値の調整時における、操作位置検知手段1の単位距離あたりのスライド距離に対する設定値変化量は、操作位置検知手段1の操作位置に予め割り当てられた設定値の単位距離あたりの設定値の差よりも、少なくなるようにしてもよい。例えば、図3に示す操作位置検知手段1において、タイマー動作開始時の最初の操作時に図3(a)に示す位置を操作すると「50」分を表示する。仮に、図3(b)に示す位置において最初に操作するならば「75」分を表示するものとすると、両者の差は25分である。一方で、上述のように、図3(b)に示す位置から図3(c)に示す位置まで指をスライド操作した場合の設定レベルの変化量は、減少方向の10分であるとしている。すなわち、加熱開始時の最初の操作のときの設定値の密度よりもスライド操作時の設定値の変化量の密度の方が小さくなるようにされている。このように設定することにより、加熱開始時の最初の操作のときには大まかな絶対位置を操作し、その後、相対値である移動量に応じて既に一旦設定された設定値を微調整できることになる。
[実施の形態2]
[2.1.実施の形態2に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態2に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[2.1.実施の形態2に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態2に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[2.2.実施の形態2に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態2に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図4を用いて説明する。
実施の形態2に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図4を用いて説明する。
実施の形態2に係る加熱調理器5における操作・表示部6では、加熱開始時やタイマー動作開始時などの最初の操作時は、操作位置検知手段1の一部の範囲のみで操作位置の検知を有効とする。続いて、指10を離さずに続けてスライド操作された場合には、操作位置検知手段1の検知の有効範囲がより広くされる。例えば、操作位置検知手段1の全ての範囲において操作位置の検知を有効として、指10の移動距離が測定される。図4は、そのような場合の動作を示しており、例として「0」分、「1」分、「2」分、・・・「98」分、「99」分までの100段階の設定値を持つタイマー時間を設定する動作を示している。
図4(a)は、タイマー動作開始時の最初の操作を示している。このとき、操作位置検知手段1は、一部の範囲のみで操作位置の検知が有効となっており、例として、その中心から両端部に達しない、図4(a)に示した有効範囲の位置までが操作有効であるとされている。操作位置検知手段1では、その有効範囲が10分割され、分割された各部分には時間が10分ごとに夫々割り当てられているものとする。使用者の指10が、操作位置検知手段1の有効範囲の右端付近を操作すると、操作位置検知手段1はその操作位置を検知し、第1の設定レベル表示手段2は、その操作位置に応じて予め割り当てられている設定値「90」分を表示する。
そして、最初の操作位置から指10を離すことなくスライド操作すると、微調整可能なモードとなる。この微調整可能なモードでは、最初の操作時における分割された設定値の密度よりも低い密度で、指10の移動距離に対応する設定値の変化量が設定されている。これにより、最初の操作位置からの移動距離に応じて第1の設定レベル表示手段2の数値がゆっくりと変化する。
図4(b)は、使用者が図4(a)に示す状態にて操作した指10を離すことなく操作位置検知手段1に触れさせたまま、図4(a)における有効範囲の右端部を超えた先の位置までスライドさせた操作を示している。このとき、操作位置検知手段1は、その全ての範囲において検知が有効となっている。その全ての範囲は特に表示されなくてもよい。そして、スライド操作した距離および方向に応じて第1の設定レベル表示手段2に表示される時間は、「90」分から「99」分に変更される。
仮に、最初の操作時から、操作位置検知手段1の全ての範囲において検知が有効であるとする。そのような状況において、最初に操作位置検知手段1の左端又は右端部近傍が操作された場合に、最初のその操作からそのまま指10を離すことなくスライド操作が試みられると、微調整可能なモードでは、左又は右方向にそれ以上指10をスライドさせても最小又は最大の設定レベルに達する前に検知がなされなくなる。すなわち、操作位置検知手段1の左端又は右端部近傍においては、一方向にしか設定レベル変更の微調整ができないこととなる。これは、上述のように、微調整可能なモードでは、最初の操作時における分割された設定値の密度よりも低い密度で、指10の移動距離に対応する設定値の変化量が設定されているからである。
本実施の形態では最初の操作時よりも微調整時の方が操作の有効範囲が広く設けられているので、上述の状況のような問題は生じることが無く、使い勝手は向上する。
なお、操作位置検知手段1の有効範囲については、最初の操作時から指10を離さずにスライド操作された場合には、拡張され、指10を一度離し更に指10を接触して再度スライド操作した場合は、最初の操作時の狭い範囲に設定するのが望ましい。このとき、狭い有効範囲にのみ目盛り等の目印を表示するようにするのが望ましい。
[2.3.実施の形態2のまとめ]
本実施の形態では、微調整可能なモードでは、最初の操作時における分割された設定値の密度よりも低い密度で、指の移動距離に対応する設定値の変化量が設定されているが、最初の操作時よりも微調整時の方が操作の有効範囲が広く設けられているので、微調整可能なモードにおいて操作位置検知手段1の左端又は右端部近傍で十分に使い勝手よく値を設定できる。
本実施の形態では、微調整可能なモードでは、最初の操作時における分割された設定値の密度よりも低い密度で、指の移動距離に対応する設定値の変化量が設定されているが、最初の操作時よりも微調整時の方が操作の有効範囲が広く設けられているので、微調整可能なモードにおいて操作位置検知手段1の左端又は右端部近傍で十分に使い勝手よく値を設定できる。
[実施の形態3]
[3.1.実施の形態3に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態3に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[3.1.実施の形態3に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態3に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[3.2.実施の形態3に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態3に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図5、図6を用いて説明する。
実施の形態3に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図5、図6を用いて説明する。
実施の形態3に係る加熱調理器5では、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを減少させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの減少量は、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを増加させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの増加量よりも、大きい。
図5(a)及び図5(b)は、上述の動作を示す図である。図5(a)は、右方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせてレベルを増加させる場合の、スライド距離とレベル増加量との関係を示している。これによると、スライド距離に応じてレベル増加量は+1ずつ増加していく。図5(b)は、左方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせてレベルを減少させる場合の、スライド距離とレベル減少量との関係を示している。これによると、スライド距離に応じてレベル減少量は−2ずつ減少していく。
本実施の形態により、例えば使用者が気づかないうちに調理物の温度が過度に上昇していたり、吹き零れが発生していたりした場合に、使用者はすぐに火力を下げて対処することができる。
なお、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを減少させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの減少量は、スライドさせた距離が所定の距離より短い場合は、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを増加させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの増加量と等しく、所定の距離より長い場合は、増加させる方向の増加量より大きくするようにしてもよい。
図6(a)及び図6(b)は、上述の動作を示す図である。図6(a)は、右方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせてレベルを増加させる場合の、スライド距離とレベル増加量との関係を示している。これによると、スライド距離に応じてレベル増加量は+1ずつ増加していく。図6(b)は、左方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせてレベルを減少させる場合の、スライド距離とレベル減少量との関係を示している。これによると、スライド距離が、変化量が2以内に相当する所定の距離より短い場合は、スライド距離に応じてレベル減少量は−1ずつ減少し、スライド距離が、変化量が2を越えるような所定の距離より長い場合は、スライド距離に応じてレベル減少量は−2ずつ減少していく。
本実施の形態により、指10をスライドさせる距離が短い場合は細かな調整が可能であり、かつ、例えば使用者が気づかないうちに調理物の温度が過度に上昇していたり、吹き零れが発生していたりした場合に、使用者はスライド距離を大きく操作してすぐに火力を下げて対処することができる。
[3.3.実施の形態3のまとめ]
本実施の形態では、少なくとも、操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離が所定の距離より長い場合、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを減少させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの減少量は、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを増加させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの増加量よりも、大きい。このことにより、使用者は、例えば、火力を即座に下げることができる。
本実施の形態では、少なくとも、操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離が所定の距離より長い場合、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを減少させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの減少量は、第1の設定レベル表示手段2が表示する設定パラメータのレベルを増加させる方向に操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた距離に応じた設定パラメータのレベルの増加量よりも、大きい。このことにより、使用者は、例えば、火力を即座に下げることができる。
[実施の形態4]
[4.1.実施の形態4に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態4に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[4.1.実施の形態4に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態4に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[4.2.実施の形態4に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態4に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図7を用いて説明する。
実施の形態4に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図7を用いて説明する。
図7は、実施の形態4に係る加熱調理器5における、加熱モード時の操作・表示の流れを示す図である。ここでは、例として「1」、「2」、「3」、・・・「8」、「9」までの9段階の設定値を持つ火力を設定する場合を示す。操作位置検知手段1の全長が9分割され、分割された各箇所には火力「1」から火力「9」までが夫々割り当てられているものとする。
図7(a)は、加熱開始前における第1の設定レベル表示手段2の表示例を示している。図7(a)では、第1の設定レベル表示手段2に「2」と表示している。ここで、一旦火力設定の設定パラメータが設定されたときの設定レベルや、加熱開始前に「5」などのデフォルト値の設定パラメータが設定されているときの設定レベルが、第1の設定レベル表示手段2に表示されている状態であってもよい。
図7(b)は、使用者が操作位置検知手段1に触れて火力設定の設定パラメータの入力操作を開始した状態を示す。使用者の指10が操作位置検知手段1の中央付近に触れると、操作位置検知手段1は指10が触れている位置を検知し、第1の設定レベル表示手段2は、その操作位置に応じて予め割り当てられている設定値「5」を表示する。
続けて、操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた移動距離Dが、第1の所定値C未満である場合の第1の設定レベル表示手段2の表示内容を、図7(c)に示している。指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C未満の間は、設定値「5」を表示し続けている。図7(d)において、その位置で使用者が指10を離すと、使用者が操作した位置に応じて一意的に決定される設定パラメータの設定レベルが決定し、第1の設定レベル表示手段2には最初に指10が触れた位置に応じて予め割り当てられている設定値「5」が表示され、設定レベルとして確定する。
一方、図7(d)のように指10を離すことなく、そのまま指10をスライドさせて移動距離Dが第1の所定値C以上となる位置になると、スライドさせた距離と方向に応じて設定パラメータの変化量が決定され、当初表示されていた設定値「2」からの変化量に応じた設定レベルが、第1の設定レベル表示手段2に表示される。この場合、指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C以上となると、設定パラメータの変化量が「1」となり、第1の設定レベル表示手段2には元の設定値「2」と変化量「1」とを合計した「3」が表示される。さらに、図7(e)の位置にまで指10をスライドさせたときには、移動距離Dに応じた変化量が「2」となり、第1の設定レベル表示手段2には元の設定値「2」と変化量「2」とを合計した「4」が表示される。その状態で、使用者が操作位置検知手段1から指10を離すと第1の設定レベル表示手段2に表示された「4」が設定レベルとして確定される。
なお、図7に示す例では、指10が右方向にスライドされたため、変化量は増加する方向の変化量であったが、逆に指10が左の方向にスライドされた場合には、変化量は減少する方向の変化量、すなわちマイナスの変化量となり、よって、設定レベルは減少することになる。
このように、使用者は感覚的に操作でき、使用者の指10が離れた時点で操作が確定する。つまり、指10が離される直前に表示されていた設定値が確定値となる。しかしながら、図7(a)のように予め第1の設定レベル表示手段2に設定レベルが表示されている場合、スライド操作による相対的な設定値の変更を行おうとしたときには図7(b)のように一点(スライド操作の基点)に触れられると突然表示が変わってしまい、そのままスライド操作を行えば移動距離Dが第1の所定値C以上となったときに元の表示されていた設定値の次のレベルの表示に切り替わることになる。この場合、スライド操作を行おうとする使用者には、目的と異なる表示が為されることへの違和感が生じる可能性もあると考えられる。この対策として、例えば、図7(b)に示す操作の直後には表示を変えずに、指10の位置が所定時間の間そのまま変わらないときには絶対位置で決定される設定レベルの表示に切換え、図7(b)に示す操作の直後から所定時間の間に指10の移動があったときには元の表示の設定レベルを表示し続け、移動距離Dが第1の所定値C未満である間に指10の移動が所定時間停止したときには、改めて絶対位置で決定される設定レベルの表示に切換えるようにするとよい。
[4.3.実施の形態4のまとめ]
実施の形態4に係る加熱調理器では、第1の設定レベル表示手段が設定パラメータの設定レベルを表示しているとき、使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合は操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示する。使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値以上である場合は使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて第1の設定レベル表示手段に表示する設定パラメータの設定レベルを変更する。
実施の形態4に係る加熱調理器では、第1の設定レベル表示手段が設定パラメータの設定レベルを表示しているとき、使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合は操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示する。使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値以上である場合は使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて第1の設定レベル表示手段に表示する設定パラメータの設定レベルを変更する。
このようにすることにより、本実施の形態に係る加熱調理器では、使用者が操作する絶対位置に応じて設定パラメータの設定レベルを一意的に決定する操作をしたいときには、意図しない動作の一つである、操作位置をスライド(移動)させて設定値を入力するスライド操作の発生を抑制できる。更に、本実施の形態に係る加熱調理器では、スライド操作による設定レベルの変更を行いたいときには、使用者が、操作する指の絶対位置を意識することなく、所望の入力方法を選択できる。
[実施の形態5]
[5.1.実施の形態5に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態5に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[5.1.実施の形態5に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態5に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[5.2.実施の形態5に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態5に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図8を用いて説明する。
実施の形態5に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図8を用いて説明する。
上述のように図7に示す実施の形態4に係る加熱調理器では、操作前に第1の設定レベル表示手段2に設定レベルの表示がされている状態で操作位置検知手段1が操作されているが、図8に示す本実施の形態に係る加熱調理器では、加熱モード開始時に第1の設定レベル表示手段2に何も表示されていない状態で操作位置検知手段1が操作されている。図8はその際の操作および表示の流れを示している。
図8(a)は、加熱開始前における第1の設定レベル表示手段2の表示例を示しており、第1の設定レベル表示手段2には何も表示されていない。
図8(b)は、加熱開始前に使用者が操作位置検知手段1に触れて火力設定の設定パラメータの入力操作を開始した状態を示す。使用者の指10が操作位置検知手段1の中央付近に触れると、操作位置検知手段1は指10が触れている位置を検知し、第1の設定レベル表示手段2は、その操作位置に応じて予め割り当てられている設定値「5」を表示する。
続けて、操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C未満である場合の第1の設定レベル表示手段2の表示内容を、図8(c)に示している。指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C未満の間は、図8(b)に示される設定値「5」を表示し続けている。その位置で使用者が指10を離すと、第1の設定レベル表示手段2には最初に指10が触れた位置に応じて予め割り当てられている設定値「5」がそのまま表示され、設定レベルとして確定する。
一方、指10を離すことなく、そのまま指10をスライドさせて移動距離Dが第1の所定値C以上となる位置になると、スライドさせた距離と方向に応じて設定パラメータの変化量が決定され、最初に触れた位置に応じて表示さていた設定値「5」からの変化量に応じた設定レベルが、第1の設定レベル表示手段2に表示される。この場合、指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C以上となると、設定パラメータの変化量が「1」となり、第1の設定レベル表示手段2には最初の設定値「5」と変化量「1」とを合計した「6」が表示される。さらに、図8(d)の位置にまで指10をスライドさせたときには、移動距離Dに応じた変化量が「2」となり、第1の設定レベル表示手段2には最初の設定値「5」と変化量「2」とを合計した「7」が表示される。その状態で使用者が操作位置検知手段1から指10を離すと第1の設定レベル表示手段2に表示された「7」が設定レベルとして確定される。本実施の形態の加熱調理器は、設定レベル「7」に応じた火力で加熱を行う。
なお、図8に示す例では、指10が右方向にスライドされたため、変化量は増加する方向の変化量であったが、逆に指10が左の方向にスライドされた場合には、変化量は減少する方向の変化量、すなわちマイナスの変化量となり、よって、設定レベルを減少することとなる。
また、図8(a)に示すように第1の設定レベル表示手段2に何も表示されていない場合において、指10をスライド操作させたときの移動距離Dが第1の所定値C以上となったときには、操作位置検知手段1は設定レベルの設定操作を無効として第1の設定レベル表示手段2の表示を再度無表示とするようにしてもよい。このようにすることにより、加熱調理器のモードに応じて、操作位置検知手段1の操作方式を、使用者が操作する絶対位置に応じて設定パラメータの設定レベルを一意的に決定する操作方式のみとすることができる。従って、例えば操作部周りの手入れのために布巾などで拭かれる場合に、操作位置検知手段1がスライド操作されていると誤認して設定レベルを設定してしまうような事態を防ぐことができる。
[5.3.実施の形態5のまとめ]
実施の形態5に係る加熱調理器では、特に、第1の設定レベル表示手段が当初設定パラメータの設定レベルを表示していないときに、使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合は、当初操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示する。使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値以上である場合は、当初操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルとスライドした距離Dに応じた変化量とを合計したレベル値を第1の設定レベル表示手段に表示する、若しくは、当該操作を無効とし第1の設定レベル表示手段に設定レベルを表示しないようにする。
実施の形態5に係る加熱調理器では、特に、第1の設定レベル表示手段が当初設定パラメータの設定レベルを表示していないときに、使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合は、当初操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示する。使用者の指が操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値以上である場合は、当初操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルとスライドした距離Dに応じた変化量とを合計したレベル値を第1の設定レベル表示手段に表示する、若しくは、当該操作を無効とし第1の設定レベル表示手段に設定レベルを表示しないようにする。
このようにすることにより、本実施の形態に係る加熱調理器では、待機状態時など第1の設定レベル表示手段が何も表示していない状態においては、スライド操作によって設定レベルの変更をするという操作の意思が使用者には発生しないと考えられるため、操作位置検知手段の操作方式を、使用者が操作する絶対位置に応じて設定パラメータの設定レベルを一意的に決定する操作方式のみとすることができる。つまり、該状況下においては、スライドさせた距離と方向に応じて設定パラメータの設定値を変化させる、という不要な動作を排除できる。
[実施の形態6]
[6.1.実施の形態6に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態6に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[6.1.実施の形態6に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態6に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[6.2.実施の形態6に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態6に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図9を用いて説明する。
実施の形態6に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図9を用いて説明する。
図9に示す実施の形態6に係る加熱調理器では、タイマー時間設定時の操作および表示の流れを示している。例として「1」分、「2」分、・・・「98」分、「99」分、「100」分までの100段階の設定値を含むタイマー時間を設定する場合を示す。操作位置検知手段1の全長が10分割され、分割された各箇所には時間が10分ごとにそれぞれ割り当てられているものとする。
図9(a)は、加熱開始前における第1の設定レベル表示手段2の表示を示している。第1の設定レベル表示手段2には何も表示されていない。
図9(b)は、タイマー時間を設定するモード時に使用者が操作位置検知手段1に触れた状態を示す。使用者の指10が操作位置検知手段1の中央付近に触れると、操作位置検知手段1は、指10が触れている位置を検知し、第1の設定レベル表示手段2は、その操作位置に応じて予め割り当てられている設定値「50」を表示する。
続けて、操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C未満である場合の第1の設定レベル表示手段2の表示内容を、図9(b)に示している。指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C未満の間は、図9(b)で表示された設定値「50」を表示し続けており、その位置で使用者が指10を離すと、第1の設定レベル表示手段2には最初に指10が触れた位置に応じて予め割り当てられている設定値「50」がそのまま表示され、設定レベルとして確定する。
一方、上述のように指10を離すことなく、そのまま指10をスライドさせて移動距離Dが第1の所定値C以上となる位置になると、設定パラメータの変化量が「1」となり、第1の設定レベル表示手段2には最初の設定値「50」と変化量「1」とを合計した「51」が表示される。さらに、同方向に指10をスライドさせていくと移動距離Dに応じた変化量が「2」、「3」、「4」、・・・と増加するとともに、第1の設定レベル表示手段2に表示される設定レベルは「52」、「53」、「54」・・・と増加していく。そして、図9(d)の位置まで指10をスライドさせたときには、移動距離Dに応じた変化量が「20」となり、第1の設定レベル表示手段2には最初の設定値「50」と変化量「20」とを合計した「70」が表示される。その状態で使用者が操作位置検知手段1から指10を離すと、第1の設定レベル表示手段2に表示された「70」が設定レベルとして確定される。本実施の形態の加熱調理器においては、タイマー時間が「70」分に設定され、例えば、加熱を開始すると70分後に自動的に加熱を停止するように動作する。
なお、図9に示す例では、指10が右方向にスライドされたため、変化量は増加する方向の変化量であったが、逆に左の方向にスライドさせた場合は、変化量は減少する方向の変化量、すなわちマイナスの変化量となり、設定レベルを減少させることとなる。
なお、図9に示すタイマー時間設定の動作は、図8に示す火力設定の動作とほぼ同一であるが、図9に示すタイマー時間における設定レベルは100段階であり、図8に示す火力設定における設定レベルの9段階よりも極めて多い。そのため、図9に示す操作位置検知手段1においては、指10をスライドさせたときの移動距離Dに応じた変化量がより多くなるように設定する必要がある。ここで、タイマー時間設定のように設定レベルの数が極端に多くなる場合には、移動距離Dと変化量の関係を線形の関係ではなく、例えば対数関数的な非線形の関係としてもよい。すなわち、移動距離Dが小さいときには移動距離Dの増加・減少量に伴う変化量の変化の割合を小さくし、移動距離Dが大きくなるに従い移動距離Dの増加・減少量に伴う変化量の変化の割合を大きくなるようにすれば、細かい微調整がスライド操作で可能となるとともに、大きく設定レベルを変更したいときには移動距離Dを大きくすれば変化量の変化の割合が大きくなる。よって、広い範囲の設定レベルに対して微調整と大きな変化とを移動距離Dに応じて使い分けることができ、入力操作が容易となる。
また、変化量は、移動距離Dに応じて線形的または非線形的に増加・減少するようにする代わりに、指10の移動速度を検知して移動速度が遅いときは移動距離Dの増加・減少量に伴う変化量の変化の割合を小さくし、移動速度が速いときは移動距離Dの増加・減少量に伴う変化量の変化の割合を大きくする、というようにしてもよい。そうすることにより、設定レベルを微調整したいときは指10の移動をゆっくりと動かしてゆっくり変化する設定レベルの微調整ができ、設定レベルを大きく変更したいときは指10の移動を速く動かして大きく変化する設定レベルのおおまかな調整ができると共に、所望の設定レベルに近づくと指10の移動速度を低下させることでそのまま簡単に微調整まですることができる。
[6.3.実施の形態6のまとめ]
実施の形態6に係る加熱調理器では、特に、使用者の指がスライドした距離が第1の所定値以上となった位置を基点として操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて第1の設定レベル表示手段に表示する設定パラメータの設定レベルを変更するようにしたものである。これにより、待機状態時など第1の設定レベル表示手段が何も表示していない状態において、使用者が指を操作位置検知手段に触れた位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示し、その時点から指を離さずにスライド操作することにより、設定レベルの変更が可能となり、設定パラメータの最初の設定時においておおまかに絶対位置を操作して決定された設定レベルをさらにスライド操作により微調整して所望の設定レベルに合わせるという操作ができ、一度の操作で広い範囲の設定レベルを簡単に精度良く設定することができる。
実施の形態6に係る加熱調理器では、特に、使用者の指がスライドした距離が第1の所定値以上となった位置を基点として操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて第1の設定レベル表示手段に表示する設定パラメータの設定レベルを変更するようにしたものである。これにより、待機状態時など第1の設定レベル表示手段が何も表示していない状態において、使用者が指を操作位置検知手段に触れた位置に応じて一意的に決定された設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段に表示し、その時点から指を離さずにスライド操作することにより、設定レベルの変更が可能となり、設定パラメータの最初の設定時においておおまかに絶対位置を操作して決定された設定レベルをさらにスライド操作により微調整して所望の設定レベルに合わせるという操作ができ、一度の操作で広い範囲の設定レベルを簡単に精度良く設定することができる。
なお、操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせた移動距離Dが第1の所定値C未満である場合と、第1の所定値C以上である場合とで、設定される設定パラメータをそれぞれ異ならせる構成としてもよい。例えば、操作された位置に応じて一意的に決定される設定パラメータの設定レベルを第1の設定レベル表示手段2が表示するという絶対位置の入力操作に対しては、複数の設定パラメータのうち火力のレベル設定を割り当て、スライドさせた移動距離と方向に応じて設定パラメータの変化量を決定する操作に対しては、複数の設定パラメータのうちタイマー時間の設定レベルの変更を割り当てる、というようにしてもよい。
このようにすることにより、例えば火力設定のように設定レベルの段階数の少ない設定パラメータについては、指10を所望の設定レベルに対応する位置に触れさせてその絶対位置で素早く設定することができ、例えばタイマー時間の設定のように設定レベルの段階数の多い設定パラメータについては、指10をスライド操作させた移動距離と方向に応じて設定パラメータの変化量を決定することで操作することができる。つまり、1つの操作位置検知手段1を介して、操作方法の違いにより複数の設定パラメータを設定できるようになるので、操作するべき設定パラメータを液晶パネルなどを用いて選択する操作をする必要がなくなる。即ち、簡単な操作機構を安価に構成することができる。
[実施の形態7]
[7.1.実施の形態7に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態7に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[7.1.実施の形態7に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態7に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[7.2.実施の形態7に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態7に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図10を用いて説明する。
実施の形態7に係る加熱調理器5における、操作・表示部6の動作を、図10を用いて説明する。
図10は、実施の形態7に係る加熱調理器における操作位置検知手段1に対するスライド操作により、タイマー時間の設定レベルを変更するときの操作および表示の流れを示す図である。図10において、設定パラメータの設定レベルは「1」〜「100」までの100段階である。操作位置検知手段1の全長は10分割され、分割された各箇所には時間が10分ごとにそれぞれ割り当てられている。図10に示す操作位置検知手段1においては、分かり易さのために、分割された各箇所に対して予め割り当てられた設定レベルであるタイマー時間の目安表示が表示されている。
なお、目安表示は、タイマー時間の設定時のように設定レベルの段階が多いときのみに表示してもよい。また、操作する設定パラメータに応じて適切に表示を切替えてもよい。更に、操作位置検知手段1の近傍に各設定パラメータに応じた目安表示を常に表示するようにしても、操作の位置に応じて一意的に決定される設定パラメータの設定レベルを入力する際の目安となり、使用者の入力作業を手助けすることができる。
図10(a)は、操作位置検知手段1において、目安表示の「80」表示の位置が操作された際の、第1の設定レベル表示手段2の表示を示している。使用者がタイマー時間の設定レベルを「80」分として入力したいときは、この操作後に指10を離すことでタイマー時間の設定レベルが「80」分に確定し、第1の設定レベル表示手段2にも「80」が表示される。
図10(b)は、操作位置検知手段1において、続いて、目安表示の「50」表示の位置が操作された際の、第1の設定レベル表示手段2の表示を示している。使用者がタイマー時間の設定レベルを「50」分として入力したいときは、この操作後に指10を離すことでタイマー時間の設定レベルが「50」分に確定し、第1の設定レベル表示手段2にも「50」が表示される。
ここで、図10(b)における上述の操作にて「50」表示後に、指10を離すことなく右方向へスライド操作し、目安表示の「80」表示の位置まで指10を移動させた場合には、図10(c)に示すように、第1の設定レベル表示手段2には「56」が表示される。図10(a)における目安表示の「80」表示の位置が操作された場合の第1の設定レベル表示手段2の表示「80」と、図10(b)における目安表示の「50」表示の位置が操作された場合の第1の設定レベル表示手段2の表示「50」との差は30である。しかし、図10(b)における目安表示の「50」表示の位置が操作された後に指10を離すことなくスライド操作により図10(c)における目安表示の「80」表示の位置まで操作された場合の第1の設定レベル表示手段2の表示「56」は、増分が6である。すなわち、図10(a)と図10(b)との差分の30よりも、小さくなるようにされている。
[7.3.実施の形態7のまとめ]
本実施の形態の加熱調理器では、操作位置検知手段1の任意の一点から他点まで操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせたときの設定パラメータの設定値の変化量が、操作された位置に応じて一意的に決定される前記設定パラメータの、前記一点に割り当てられた設定レベルと前記他点に割り当てられた設定レベルとの差よりも、小さくなるように、操作位置検知手段1の操作位置に対する設定レベルの割り当てが行われる。
本実施の形態の加熱調理器では、操作位置検知手段1の任意の一点から他点まで操作位置検知手段1に沿って指10をスライドさせたときの設定パラメータの設定値の変化量が、操作された位置に応じて一意的に決定される前記設定パラメータの、前記一点に割り当てられた設定レベルと前記他点に割り当てられた設定レベルとの差よりも、小さくなるように、操作位置検知手段1の操作位置に対する設定レベルの割り当てが行われる。
このようにすることにより、設定パラメータの設定レベルの段階数が多いときにも一度の操作で大まかな段階を指定でき、スライド操作を伴うことにより、又は一度設定レベルを設定した後に続いてスライド操作を行うことにより、設定レベルの微調整が容易となる。よって、広い範囲の設定レベルに対して微調整と大きな変化とを使い分けることができ、入力操作が容易となる。
なお、スライド操作の方向が減少方向であっても、増加方向と同様に設定レベルの減少方向の微調整が可能である。また、スライド操作の基点が、第1の設定レベル表示手段2に表示される数値が「50」以外に対応する位置であっても、スライド操作による移動距離に応じて、基点に対応して表示された値から設定レベルを微調整できるようにしている。
[実施の形態8]
[8.1.実施の形態8に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
図11は、実施の形態8に係る加熱調理器における、二次元的に配置された操作部と表示部の一例を示す概略図である。図1に示す操作位置検知手段1は一列の帯状に配置され、使用者の指10によって操作される所定方向の一次元的な位置を検知するものであるのに対し、図11に示す二次元操作位置検知手段4は、1つの平面または曲面により形成された領域面に配置され、使用者の指10によって操作される領域面上の二次元的な位置を検知するものである。
[8.1.実施の形態8に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
図11は、実施の形態8に係る加熱調理器における、二次元的に配置された操作部と表示部の一例を示す概略図である。図1に示す操作位置検知手段1は一列の帯状に配置され、使用者の指10によって操作される所定方向の一次元的な位置を検知するものであるのに対し、図11に示す二次元操作位置検知手段4は、1つの平面または曲面により形成された領域面に配置され、使用者の指10によって操作される領域面上の二次元的な位置を検知するものである。
二次元操作位置検知手段4は、二次元的な位置を検知して2つの設定パラメータを同時に検知するものであり、本実施の形態においては左右方向の設定パラメータと前後方向の設定パラメータとを検知することができる。二次元操作位置検知手段4の左端中央には、左右方向の設定パラメータの設定レベルが小さくなる方向であることを示すため、マイナス記号がマーキングされており、二次元操作位置検知手段4の右端中央には、左右方向の設定パラメータの設定レベルが大きくなる方向であることを示すため、プラス記号がマーキングされている。同様に、二次元操作位置検知手段4の前端中央には、前後方向の設定パラメータの設定レベルが小さくなる方向であることを示すため、マイナス記号がマーキングされており、二次元操作位置検知手段4の後端中央には、前後方向の設定パラメータの設定レベルが大きくなる方向であることを示すため、プラス記号がマーキングされている。
二次元操作位置検知手段4において、二次元的な位置を検知するための構成としては、複数の静電式入力部をマトリクス状に配置して個々の入力レベルの大きさの分布から位置を検知するものや、接触式や静電式などの二次元タッチパネルにより入力値を獲得するものなどがある。
二次元操作位置検知手段4の近傍には、火力設定値、時間、温度などの複数の設定パラメータの設定レベルを表示する第2の設定レベル表示手段2aが備わっている。
二次元操作位置検知手段4の外側には四角い枠が設定されており、その枠の内側が二次元的な位置を検知できる領域面である。
図11に示す本実施の形態においては、二次元操作位置検知手段4の左右方向の設定パラメータは火力設定の設定レベルに対応し、前後方向の設定パラメータはタイマー時間の設定レベルに対応している。なお、図11においては下方向が「前方向」を示し、上方向が「後方向」を示す。
火力設定の設定レベルは、例えば「1」、「2」、「3」、・・・「8」、「9」までの9段階の設定値を持つ。二次元操作位置検知手段4の領域面の左右の全長が9分割され、分割された各箇所には火力「1」から火力「9」までがそれぞれ割り当てられているものとする。
使用者の指10が、二次元操作位置検知手段4の領域面上のスライド始点15の位置に触れると、第2の設定レベル表示手段2aはその操作位置に応じて予め割り当てられた設定値を表示する(図11では、設定値「6」である。)。これは、領域面上のどの位置であっても、火力設定に対応する左右方向の設定パラメータに対する位置により、決定されるようにしている。
そして、スライド始点15から指10をスライドさせた移動距離が第2の所定値未満にて指10が離されると、火力設定の設定レベルが「6」で確定して入力される。すなわち、本実施の形態の二次元操作位置検知手段4においては、指10のスライドによる移動距離が第2の所定値未満のときには、左右方向の設定パラメータのみの一次元的な入力としている。なお、左右方向の設定パラメータと前後方向の設定パラメータは各々別の設定レベルに対応したものでもよく、移動距離が第2の所定値未満のときに何れの設定パラメータのみの入力としても同様の効果が得られる。
[8.2.実施の形態8に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
更にスライド操作をした場合の、加熱調理器の操作・表示部の動作について説明する。領域面における指10を触れたままのスライド操作の基本的な動作は、指10をスライドした方向が、一方の設定パラメータに対応した方向の移動量と、それとは直角に交差した他方の設定パラメータに対応した方向の移動量とのうち、移動量が多い方に対応する設定パラメータの設定レベルの表示を第2の設定レベル表示手段2aにすると共に、指10の移動距離と移動方向に応じて設定レベルの値を変更して表示する、というものである。
更にスライド操作をした場合の、加熱調理器の操作・表示部の動作について説明する。領域面における指10を触れたままのスライド操作の基本的な動作は、指10をスライドした方向が、一方の設定パラメータに対応した方向の移動量と、それとは直角に交差した他方の設定パラメータに対応した方向の移動量とのうち、移動量が多い方に対応する設定パラメータの設定レベルの表示を第2の設定レベル表示手段2aにすると共に、指10の移動距離と移動方向に応じて設定レベルの値を変更して表示する、というものである。
具体的な例を示すと、第2の設定レベル表示手段2aに火力設定値の「5」が表示されている状態において、最初に使用者の指10がスライド始点15の位置に触れ、その位置から指10を領域面から離さずに(図11の)太点線で示す軌跡に沿ってスライド経由点17まで移動し、その移動距離はスライド経由点17に到達した時点では既に第2の所定値以上となっているとする。ここで、移動距離とは、スライド始点15と現在の指10が触れている位置すなわちスライド経由点17との直線距離を測定したものでもよいし、軌跡に沿った距離を測定したものでもよい。スライド始点15とスライド経由点17との位置関係は、左右方向においては右方向に距離Xm移動し、前後方向においては後方向に距離Ym移動しているとする。
図11においては、左右方向と前後方向の各々設定レベルが増加する方向に移動する場合の、スライド始点15を基点とした右方向と後方向との移動距離が同量となる移動距離同量ライン18を、細点線で示している。図11においては、距離Xm>距離Ymであり、移動距離同量ライン18の右下側の領域にスライド経由点17が位置しているため、移動距離が長い方の右方向への移動に応じて第2の設定レベル表示手段2aに火力の設定レベルが表示される。すなわち、表示される火力の設定レベルには移動距離Xmに応じた変化量「+1」が適用され、第2の設定レベル表示手段2aには元の火力設定値「5」に変化量「+1」が加算された「6」が表示される。ここで指10を離すと、表示された火力設定「6」に従って火力の設定レベルが変更される。
一方、スライド経由点17において指10を離すことなく、さらに移動を続けてスライド終点16の位置まで指10を移動したとする。太点線で示されている軌跡が、移動距離同量ライン18を跨いで右下の領域から左上の領域に移動したときに、右方向への移動距離よりも後方向への移動距離が長くなることから、第2の設定レベル表示手段2aにはこれまで表示されていた左右方向の設定パラメータである火力の設定レベル「6」の表示から、前後方向の設定パラメータであるタイマー時間の設定レベルを示す表示、例えば「30」に変わる。なお、タイマー時間の設定レベルとして表示された「30」は、指10のスライドの軌跡が移動距離同量ライン18を越えた時点における、スライド始点15からの後方向への移動量に応じて決定されたものである。そして、そのままスライドを続けてスライド終点16に到達したときには、スライド始点15とスライド終点16との位置関係は、左右方向において右方向に距離Xe移動し、前後方向に距離Ye移動したものである。更に、スライド終点16の位置が、移動距離同量ライン18の左上側にあるため、距離Xe<距離Yeであり、移動距離が長い方の後方向への移動距離Yeに応じた変化量「+70」が適用され、第2の設定レベル表示手段2aにはタイマー時間の初期値「0」に変化量「+70」が加算された「70」が表示される。
このように、二次元操作位置検知手段4は、領域面の操作を二次元的に検知する。つまり、二次元操作位置検知手段4は、1つの操作により2つの設定パラメータを選択的に操作できるので、直感的な簡単な操作で複数の設定パラメータの入力ができる。
なお、二次元操作位置検知手段4において、スライド操作の移動距離が第2の所定値未満のときには、左右方向の設定パラメータのみの一次元的な入力を行うものとした。ここで、前後方向または他の方向に配置した他の設定パラメータの一次元的な入力を行うものであってもよく、所定の一方向における位置に応じて一意的に決定される設定レベルの入力を行うものであればよい。
また、所定の一方向は、操作した位置がどの位置にあるかによって決定されるものでもよく、例えば、操作した位置が、表示されている目盛り位置に近い側の設定パラメータが操作されるようにしてもよい。この場合、望ましくは、複数の設定パラメータの各々の特異点で目盛りを交差するように表示するとよい。
具体的には、図11に示す本実施の形態のように、左右方向の設定パラメータを火力とし、前後方向の設定パラメータをタイマー時間とすると、各々の設定レベルの特異点は火力では最低火力レベルの「1」であり、タイマー時間では「0」である(すなわち、タイマー時間無しの設定時である)。そして、火力「1」の位置は左端であり、タイマー時間「0」の位置は前端であるので、互いの特異点で目盛りを交差させるとすると、左右軸の目盛りは前端に、前後軸の目盛りは左端に位置することとなり、互いに交差する位置は左前角部となる。このとき、例えば領域面が正方形であるとすると、各々の目盛りに近い位置の領域は左前角部と右後角部とを結ぶ直線で分けることができ、直線の右前の領域は左右の設定パラメータである火力の設定領域、直線の左後の領域は前後の設定パラメータであるタイマー時間の設定領域とすることができる。
このように、2つの設定パラメータの特異点が共に端部であれば、併せた目盛りの形状がL字形状となる。何れかの設定パラメータが、例えばプラスとマイナスの両方を設定可能なパラメータである場合、特異点は「0」となり端部ではないので、特異点同士を交差させた目盛りの形状はT字形状となる。また、2つの設定パラメータが共に端部以外に特異点がある場合は+字形状となる。
[8.3.実施の形態8のまとめ]
本実施の形態の加熱調理器では、二次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する二次元操作位置検知手段と、少なくとも火力を含む複数の設定パラメータの設定レベルを各々表示する第2の設定レベル表示手段とを有し、第2の設定レベル表示手段が複数の設定パラメータのうち少なくとも1つの設定レベルを表示しているときに、使用者の指が二次元操作位置検知手段の範囲をスライドした距離が第2の所定値未満である場合は、二次元操作位置検地手段の、操作された所定の一方向における位置に応じて一意的に決定される設定レベルを第2の設定レベル表示手段に表示し、使用者の指が二次元操作位置検知手段の範囲をスライドした方向が所定の一方向における移動量と所定の一方向と直角に交差した他方向における移動量のうち移動量が多い方に対応した設定パラメータの設定レベルの表示をするとともに指の移動距離と移動方向に応じて表示された設定レベルを変更ようにしたものである。
本実施の形態の加熱調理器では、二次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する二次元操作位置検知手段と、少なくとも火力を含む複数の設定パラメータの設定レベルを各々表示する第2の設定レベル表示手段とを有し、第2の設定レベル表示手段が複数の設定パラメータのうち少なくとも1つの設定レベルを表示しているときに、使用者の指が二次元操作位置検知手段の範囲をスライドした距離が第2の所定値未満である場合は、二次元操作位置検地手段の、操作された所定の一方向における位置に応じて一意的に決定される設定レベルを第2の設定レベル表示手段に表示し、使用者の指が二次元操作位置検知手段の範囲をスライドした方向が所定の一方向における移動量と所定の一方向と直角に交差した他方向における移動量のうち移動量が多い方に対応した設定パラメータの設定レベルの表示をするとともに指の移動距離と移動方向に応じて表示された設定レベルを変更ようにしたものである。
このようにすることにより、複数の設定パラメータを、二次元的に配置された二次元操作位置検知手段の操作において操作の方向により選択的に設定や変更をすることができる。
[実施の形態9]
[9.1.実施の形態9に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態9に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[9.1.実施の形態9に係る加熱調理器の操作・表示部の構成]
実施の形態9に係る加熱調理器5の操作・表示部の構成は、実施の形態1に係る加熱調理器5と略同様であるので、以下では両者の差異を中心に説明する。
[9.2.実施の形態9に係る加熱調理器の操作・表示部の動作]
実施の形態9に係る加熱調理器5における、操作・表示部を、図12を用いて説明する。
実施の形態9に係る加熱調理器5における、操作・表示部を、図12を用いて説明する。
実施の形態9に係る加熱調理器5では、操作位置検知手段1の少なくとも1箇所にのみ設定レベルを示す目安表示が設けられる。図12に示すように、操作位置検知手段1の中央に、目安表示3が1箇所設けられており、火力を設定する場合は「5」が、タイマー時間を設定する場合は「50分」が、温度を設定する場合は「180℃」が、設定されることを示している。
このようにすることにより、加熱開始時の最初の操作時に、使用者は、目安表示3を操作位置の目安として、確認しながら操作することができるため、使い勝手がよい。また、加熱調理器5において、複数の設定パラメータを1つの操作位置検知手段1で設定する場合には、目安表示3の個数が一つで済むため煩雑になることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態に係る目安表示3は、図10に示す二次元操作位置検知手段4の近傍に設けられてもよい。
[9.3.実施の形態9のまとめ]
実施の形態9に係る加熱調理器5では、操作位置検知手段1の1箇所にのみ設定レベルを示す目安表示が設けられる。目安表示3の個数が一つで済む(機能する)理由は、本開示に係る実施の形態においては、最初の操作にて大まかな設定値のおおよその位置を表示すればよいことにある。つまり、最初から高い精度の正確な絶対位置を示す必要がないことにある。その後、第1の設定レベル表示手段2の表示を見ながらスライド操作による微調整が可能なことによるものである。このとき、目安表示3に表示する値としては、一般に利用する頻度の高い設定値とするのが好ましい。本実施の形態においては、火力「5」は加熱開始に適した中火力の設定であり、温度「180℃」は揚げ物または焼き物の調理に最も良く利用される温度である。
実施の形態9に係る加熱調理器5では、操作位置検知手段1の1箇所にのみ設定レベルを示す目安表示が設けられる。目安表示3の個数が一つで済む(機能する)理由は、本開示に係る実施の形態においては、最初の操作にて大まかな設定値のおおよその位置を表示すればよいことにある。つまり、最初から高い精度の正確な絶対位置を示す必要がないことにある。その後、第1の設定レベル表示手段2の表示を見ながらスライド操作による微調整が可能なことによるものである。このとき、目安表示3に表示する値としては、一般に利用する頻度の高い設定値とするのが好ましい。本実施の形態においては、火力「5」は加熱開始に適した中火力の設定であり、温度「180℃」は揚げ物または焼き物の調理に最も良く利用される温度である。
なお、使用者が操作位置検知手段1から指を離した時点で第1の設定レベル表示手段2が表示している設定パラメータのレベルに応じて、加熱調理器5が加熱出力を開始するように、加熱調理器5の制御部(図示せず)が制御してもよい。このようにすることにより、使用者は、第1の設定レベル表示手段2の表示を見ながら所望の設定で容易に加熱を開始することができる。例えば、使用者は、設定レベルの表示が目標値よりも超過したりしてもそのままスライド操作を継続していれば設定値が確定しないので、安心してスライド操作を行うことができる。
本開示に係る加熱調理器は、使用者が火力や温度などの設定パラメータの設定を素早く正確に行えるので、本発明は、使用者が設定値を入力する機器一般に幅広く適用することができる。
1・・・・操作位置検知手段
2・・・・第1の設定レベル表示手段
2a・・・第2の設定レベル表示手段
3・・・・目安表示
4・・・・二次元操作位置検知手段
5・・・・加熱調理器
6・・・・操作・表示部
2・・・・第1の設定レベル表示手段
2a・・・第2の設定レベル表示手段
3・・・・目安表示
4・・・・二次元操作位置検知手段
5・・・・加熱調理器
6・・・・操作・表示部
Claims (12)
- 一次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する操作位置検知手段と、
少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、
前記操作位置検知手段が加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
前記操作位置検知手段が加熱開始後に操作されたときは、加熱開始時の最初の操作時に前記操作位置検知手段において決定された設定レベルに関わらず、前記操作位置検知手段に沿って指をスライドさせたときの移動距離および移動方向に応じて、前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、加熱調理器。 - 加熱開始時の最初に操作されたときは、前記操作位置検知手段の一部の範囲のみで操作位置の検知を有効とし、加熱開始時の最初の操作から指を離すことなく続けてスライド操作されたときは、前記操作位置検知手段の前記一部の範囲よりも広い範囲において指の移動距離の検知を有効とする、請求項1に記載の加熱調理器。
- 前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを減少させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたとき、そのときの移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの減少量は、前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを増加させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたときの、移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの増加量よりも大きい、請求項1又は2に記載の加熱調理器。
- 前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを減少させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたとき、そのときの移動距離に応じた前記設定パラメータのレベルの減少量は、指がスライドされたときの移動距離が所定値より短い場合には、前記第1の設定レベル表示手段が表示する前記設定パラメータの設定レベルを増加させる方向に前記操作位置検知手段に沿って指がスライドされたときの、同じ移動距離に応じた前記設定パラメータの設定レベルの増加量と同量である、請求項3に記載の加熱調理器。
- 一次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する操作位置検知手段と、
少なくとも火力を含む1つ以上の設定パラメータの設定レベルを表示する第1の設定レベル表示手段とを含み、
前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータのうち何れかの設定レベルを表示しているとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、加熱調理器。 - 前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータの設定レベルを表示していないとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、当該操作を無効とし前記第1の設定レベル表示手段に設定レベルを表示しない、請求項5に記載の加熱調理器。 - 前記第1の設定レベル表示手段が前記設定パラメータの設定レベルを表示していないとき、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値未満である場合には、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が前記第1の所定値以上である場合には、使用者の指が最初に触れた位置に応じて、又はスライドした距離が前記第1の所定値以上となった位置に応じて一意的に決定された前記設定パラメータの設定レベルを前記第1の設定レベル表示手段に表示するとともに、前記使用者の指が最初に触れた位置を基点として、又は前記スライドした距離が前記第1の所定値以上となった位置を基点として前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離と移動方向に応じて前記第1の設定レベル表示手段に表示する前記設定パラメータの設定レベルを変更する、請求項5に記載の加熱調理器。 - 前記第1の設定レベル表示手段は少なくとも火力を含む複数の設定パラメータのうち何れかの設定レベルを表示するものであり、
使用者の指が前記操作位置検知手段に沿ってスライドした距離が、前記第1の所定値以上である場合に表示される前記設定パラメータの設定レベルは、前記第1の所定値未満である場合に表示される前記設定レベルとは異なる前記設定パラメータの設定レベルである、請求項5に記載の加熱調理器。 - 使用者の指が前記操作位置検知手段の任意の一点から他点まで前記操作位置検知手段に沿ってスライドしたときに前記第1の設定レベル表示手段に表示される前記設定パラメータの設定レベルの変化量は、前記操作位置検知手段の操作された位置に応じて一意的に決定される前記設定パラメータの前記一点に割り当てられて表示される設定レベルと前記他点に割り当てられて表示される設定レベルの差よりも小さくなるように設定された、請求項5又は7に記載の加熱調理器。
- 前記操作位置検知手段の端部近傍を除く1箇所にのみ設定レベルを示す目安表示が設けられている、請求項1乃至9のうちのいずれか一に記載の加熱調理器。
- 二次元的に配置され使用者の指が操作した位置を検知する二次元操作位置検知手段と、
少なくとも火力を含む複数の設定パラメータの設定レベルを各々表示する第2の設定レベル表示手段とを含み、
前記第2の設定レベル表示手段が前記複数の設定パラメータのうち少なくとも1つの設定レベルを表示しているとき、
使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の所定領域面をスライドした距離が第2の所定値未満である場合には、前記二次元操作位置検知手段の操作された所定の一方向における位置に応じて一意的に決定される設定レベルを前記第2の設定レベル表示手段に表示し、
使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の前記所定領域面をスライドした距離が前記第2の所定値以上である場合には、使用者の指が前記二次元操作位置検知手段の前記所定領域面をスライドした方向が前記所定の一方向における移動量と前記所定の一方向と直角に交差した他方向における移動量のうち移動量が多い方に対応した前記設定パラメータの設定レベルの表示をするとともに、前記指の移動距離と移動方向に応じて表示された前記設定レベルを変更する、加熱調理器。 - 更に、加熱出力を制御する制御部を含み、
前記制御部は、使用者が前記操作位置検知手段から指を離した時点で、前記第1の設定レベル表示手段又は前記第1の設定レベル表示手段が表示している前記設定パラメータの設定レベルに応じて加熱出力を制御する、請求項1乃至11のうちのいずれか一に記載の加熱調理器。
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