JPWO2013035174A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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水野 幸臣
幸臣 水野
中村 英貴
英貴 中村
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Abstract

エレベータ装置において、かごは、懸架手段により吊り下げられ、巻上機により昇降路内を昇降される。昇降路内には、かごの昇降方向に沿って延在する救出ガイド体が設けられている。かごには、かごを救出ガイド体に沿って移動させるかご内救出装置が搭載されている。かご内救出装置は、かご内からの操作により回転されるとともに救出ガイド体に接離される救出回転体を有している。救出回転体が救出ガイド体に接した状態で救出回転体が回転されることにより、かごが救出ガイド体に沿って移動される。

Description

この発明は、非常時に、階間に停止したかごをかご内からの操作により最寄り階まで移動させる機構を備えたエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータの閉じ込め救出方法では、地震やエレベータの故障によりかごが階間に停止した場合、作業員が昇降路に入り、ロープ把持金具を主ロープに取り付け、このロープ把持金具に索状体を連結する。そして、索状体を昇降路外へ引き出し、ブレーキ解放手段により巻上機のブレーキを解放しながら索状体を引っ張ることにより、主ロープを移動させてかごを最寄り階まで移動させる(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエレベータの救出装置では、ガバナロープ又はコンペンロープを引っ張るワイヤが、乗場に設けられたハンドルに巻き付けられており、ハンドルを操作することによりかごが最寄り階まで移動される(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−201074号公報 特開2011−46456号公報
上記のような従来の救出方法及び救出装置では、作業員がかごの救出操作を行うため、例えば広範囲に地震の被害が発生した場合など、作業員の到着に時間がかかる場合、かご内の乗客を救出するまでに長時間を要するという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、階間に停止したかごをかご内からの操作により最寄り階まで移動させることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、駆動シーブを有する巻上機、駆動シーブに巻き掛けられている懸架手段、懸架手段により吊り下げられ、巻上機により昇降路内を昇降されるかご、昇降路内に設けられ、かごの昇降方向に沿って延在する救出ガイド体、及びかごに搭載されており、かつかご内からの操作により回転されるとともに救出ガイド体に接離される救出回転体を有しており、救出回転体が救出ガイド体に接した状態で回転されることにより、かごを救出ガイド体に沿って移動させるかご内救出装置を備えている。
この発明のエレベータ装置は、かごの昇降方向に沿って延在する救出ガイド体を昇降路内に設け、かごには、かご内からの操作で救出ガイド体に沿ってかごを移動させるかご内救出装置を設けたので、階間に停止したかごをかご内からの操作により最寄り階まで移動させることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置の縦断面図である。 図1のエレベータ装置の要部を示す平面図である。 図1の収納ボックス内を示す正面図である。 図1のかご内救出装置の使用時の状態を示す斜視図である。 図4のかご内救出装置を示す平面図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 図4の上部ベルト端末とブレーキ解放ワイヤとの接続部を拡大して示す斜視図である。 図6の駆動ローラ及び従動ローラを公転させる前の状態を示す正面図である。 図8の駆動ローラ及び従動ローラを救出位置側へ公転させた状態を示す正面図である。 図9の駆動ローラ及び従動ローラを救出位置側へさらに公転させた状態を示す正面図である。 図10の駆動ローラ及び従動ローラを救出位置まで公転させた状態を示す正面図である。 図5の救出位置保持機構を示す正面図である。 図1のかご内救出装置をより詳細に示す平面図である。 図13のスライドピンが設けられている部分の内筒及び円錐筒部材の断面図である。 図13の軸ブレーキの断面図である。 図13のハンドル挿入位置決め部の断面図である。 図13のハンドル本体を一部破断して示す正面図である。 図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。 図17の要部拡大図である。 図19のXX−XX線に沿う断面図である。 図13の軸ブレーキを解放する機構を取り出して示す斜視図である。 図2のかごドアをかご室内から見た正面図である。 図22の要部を示す斜視図である。 図23のワイヤ巻取器の断面図である。 図23のハンドル孔付近を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置の縦断面図、図2は図1のエレベータ装置の要部を示す平面図である。図において、昇降路1の頂部には、巻上機2が設置されている。巻上機2は、駆動シーブ3と、駆動シーブ3を回転させる巻上機モータ4と、駆動シーブ3の回転を制動する巻上機ブレーキ5とを有している。
巻上機ブレーキ5は、駆動シーブ3とともに回転するブレーキ回転体(ブレーキドラム又はブレーキディスク)と、ブレーキ回転体に押し付けられてブレーキ回転体の回転を制動するブレーキシューと、ブレーキシューをブレーキ回転体に押し付けるブレーキばねと、ブレーキばねに抗してブレーキシューをブレーキ回転体から引き離す電磁マグネットとを有している。
駆動シーブ3には、懸架手段6が巻き掛けられている。懸架手段6としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。かご7及び釣合おもり8は、懸架手段6により吊り下げられており、巻上機2により昇降路1内を昇降される。昇降路1内には、かご7の昇降を案内する一対のかごガイドレール9a,9bと、釣合おもり8の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)とが設置されている。
昇降路1内の上部には、上部ベルト支持枠10aが固定されている。昇降路1内の下部には、下部ベルト支持枠10bが固定されている。上部ベルト支持枠10aと下部ベルト支持枠10bとの間には、救出ガイド体としてのガイドベルト11が設けられている。ガイドベルト11は、昇降路1内のかごガイドレール9aの近傍にかごガイドレール9aと平行に配置され、かご7の昇降方向に沿って延在している。
ガイドベルト11の上端部には、上部ベルト支持枠10aを貫通する上部ベルト端末11aが設けられている。ガイドベルト11の下端部には、下部ベルト支持枠10bを貫通する下部ベルト端末11bが設けられている。ベルト端末11a,11bには、複数のナット12が螺着されている。
ベルト支持枠10a,10bとナット12との間には、ガイドベルト11に張力を付与するベルト引張ばね13と、ベルト引張ばね13を受けるばね受け13aとがそれぞれ設けられている。ガイドベルト11は、ベルト引張ばね13のばね力により、ベルト支持枠10a,10b間に張られている。即ち、ベルト引張ばね12には、所定の予圧が与えられている。
上部ベルト端末11aと巻上機ブレーキ5との間には、ブレーキ解放部材としてのブレーキ解放ワイヤ14が接続されている。昇降路1内の上部には、ブレーキ解放ワイヤ14の中間部が巻き掛けられた転向プーリ15が設けられている。ブレーキ解放ワイヤ14の上部ベルト端末11a側の端部が下方へ引かれることにより、ブレーキシューがブレーキ回転体から離され、巻上機ブレーキ5が解放される。
かご7は、懸架手段6が接続されたかご枠(図示せず)と、かご枠に支持されたかご室16とを有している。かご室16は、かご出入口が設けられた前面部16aと、互いに対向する一対の側面部16b,16cと、前面部16aに対向する背面部16dと、天井部16eとを有している。かご出入口は、一対のかごドア17a,17bにより開閉される。
ガイドベルト11に対向する側面部16bには、収納ボックス18が設けられている。通常時には、収納ボックス18の前面開口部が蓋19により閉じられており、収納ボックス18内へのアクセスが禁止されている。収納ボックス18の昇降路壁に対向する面には、覗き窓18aが設けられている。昇降路1内の覗き窓18aに対向する位置には、複数の表示板20が設置されている。表示板20は、上下方向に互いに間隔をおいて設置されている。
また、昇降路壁の覗き窓18aに対向する位置には、帯状の着色部21が上下方向に連続して設けられている。着色部21の幅寸法は、例えば10cm程度である。また、着色部21は、かご7がドアゾーン(着床レベルから一定距離の範囲)内に位置しているときに覗き窓18aに対向する範囲と、かご7が階間のドアゾーン外に位置しているときに覗き窓18aに対向する範囲とが、異なる色に着色されている。例えば、着色部21のドアゾーン内に対応する範囲は青に、ドアゾーン外に対応する範囲は赤にそれぞれ着色されている。
かご7又は昇降路壁には、停電時に非常用バッテリの電力により表示板20や着色部21を照らす照明装置を設けるのが好ましい。
収納ボックス18には、非常時にかご7が階間に停止した場合に、かご7内からの操作によりかご7をガイドベルト11に沿って移動させるかご内救出装置22が設けられている。また、収納ボックス18には、かご内救出装置22の使用方法を利用者に説明するためのスピーカ装置23が設けられている。
図3は図1の収納ボックス18内を示す正面図である。蓋19は、かご7が地震などにより階間で停止したとき、電磁ロック(図示せず)が解除されることにより開く。収納ボックス18内のスピーカ装置23の近傍には、かご内救出装置22の使用方法に関する音声ガイドを開始するための操作ボタン24が設けられている。また、収納ボックス18内には、かご内救出装置22の使用方法が記載された説明書25が収納されている。
さらに、収納ボックス18内には、かご内救出装置22をガイドベルト11に係合する状態に変位させるための係合操作ハンドル26と、かご内救出装置22によりガイドベルト11に沿ってかご7を移動させるためのかご移動操作ハンドル27と、ドア開放操作ハンドル28とが収納されている。
図4は図1のかご内救出装置22の使用時の状態を示す斜視図、図5は図4のかご内救出装置22を示す平面図、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。
上部ベルト支持枠10a及び下部ベルト支持枠10bは、それぞれ複数のレールクリップを介してかごガイドレール9aに固定されている。表示板20は、複数の階床レベル位置と、複数の階床中間位置とに配置されている。階床中間位置は、上下に隣接する階床の中間点である。
階床レベル位置に配置された表示板20には、対応する階床名(階番号等)が表示されている。階床中間位置に配置された表示板20には、上下に隣接する階床名と中間位置を表す目印とが表示されている。
かご内救出装置22は、入力軸部31、救出装置枠32、減速歯車33、駆動歯車34、救出回転体としての駆動ローラ35、従動ローラ36、及び救出位置保持機構37を有している。入力軸部31は、収納ボックス18を貫通している。入力軸部31のかご7内に臨む端部には、係合操作ハンドル26及びかご移動操作ハンドル27が装着されて回転操作が入力される。
救出装置枠32は、収納ボックス18の外部で入力軸部31に取り付けられている。また、救出装置枠32は、係合操作ハンドル26による入力軸部31への回転操作の入力により、入力軸部31の軸線を中心として所定の範囲内で回転される。
減速歯車33は、入力軸部31の昇降路1側の端部に設けられている。また、減速歯車33は、かご移動操作ハンドル27による入力軸部31への回転操作の入力により、救出装置枠32とは独立して、入力軸部31の軸線を中心として回転される。
駆動歯車34は、救出装置枠32に回転可能に支持されており、減速歯車33と噛み合っている。また、駆動歯車34の径は、減速歯車33の径よりも大きい。駆動ローラ35は、駆動歯車34と同軸に設けられ、駆動歯車34と一体に回転される。かご移動操作ハンドル27により入力軸部31に入力された回転は、減速歯車33及び駆動歯車34からなる減速機構で減速されて駆動ローラ35に伝達される。
従動ローラ36は、駆動ローラ35との間に水平方向に間隔をおいて、救出装置枠32に回転可能に支持されている。駆動ローラ35及び従動ローラ36は、救出装置枠32の回転により、ガイドベルト11から離れた通常位置(図6)と、外周にガイドベルト11が巻き付けられる救出位置(図11)との間でそれぞれ公転可能になっている。
駆動ローラ35及び従動ローラ36が通常位置にあるとき、ガイドベルト11は、駆動ローラ35と従動ローラ36との間の空間を通されている。このため、かご7の通常運転時にガイドベルト11とかご内救出装置22とが干渉することはない。
救出位置保持機構37は、入力軸部31の中間部に設けられている。また、救出位置保持機構37は、かご内救出装置22の操作時に、通常位置へ戻る方向への救出装置枠32の回転を阻止し、駆動ローラ35及び従動ローラ36を救出位置に保持する。
図7は図4の上部ベルト端末11aとブレーキ解放ワイヤ14との接続部を拡大して示す斜視図である。ブレーキ解放ワイヤ14の端部には、ねじ棒14aが固着されている。ねじ棒14aは、上部ベルト端末11aの端部に設けられたねじ穴に螺着されている。
図8〜図11は、図6の駆動ローラ35及び従動ローラ36が通常位置から救出位置まで公転される様子を順に示す正面図である。係合操作ハンドル26を図の時計方向へ回転させることにより、駆動ローラ35及び従動ローラ36が図の時計方向へ公転される。
駆動ローラ35及び従動ローラ36は、図9の位置まで公転されると、ガイドベルト11に同時に接触する。この状態から係合操作ハンドル26をさらに回転させると、駆動ローラ35及び従動ローラ36の外周にガイドベルト11が巻き付けられていく。これにより、ベルト端末11a,11bがベルト引張ばね13に抗して昇降路1の中間部側へ引き寄せられ、ブレーキ解放ワイヤ14を介して巻上機ブレーキ5が解放される。
駆動ローラ35及び従動ローラ36が図11の救出位置まで公転されると、駆動ローラ35及び従動ローラ36のそれぞれに対してガイドベルト11が180度以上巻き付けられ、ガイドベルト11が把持される。このため、駆動ローラ35及び従動ローラ36とガイドベルト11との間に十分なトラクションが得られ、駆動ローラ35及び従動ローラ36に対してガイドベルト11が滑ることはない。また、駆動ローラ35及び従動ローラ36は、救出位置保持機構37により救出位置に保持される。
図12は図5の救出位置保持機構37を示す正面図である。入力軸部31は、収納ボックス18に固定された軸保持部38に回転可能に保持されている。軸保持部38には、径方向外側へ突出した爪支持部38aが設けられている。救出位置保持機構37は、ラチェット39と爪40とを有している。
ラチェット39は、入力軸部31に設けられ、救出装置枠32と一体に回転される。爪40は、爪支持部38aに回転可能に設けられ、ラチェット39の歯に係合する。爪40がラチェット39の歯に係合することにより、救出装置枠32の回転が一方向に規制される。
図13は図1のかご内救出装置22をより詳細に示す平面図である。軸保持部38には、円筒状の外筒41が挿通され回転可能に保持されている。外筒41の昇降路1側の端部は、救出装置枠32に溶接等で固定されている。ラチェット39は、外筒41の中間部に固定されている。これにより、救出装置枠32及びラチェット39は、外筒41と一体に回転される。
外筒41のかご7内に臨む端部である操作側端部は、断面多角形に加工されている。係合操作ハンドル26は、外筒41の操作側端部が嵌合される外側嵌合筒部26aを有している。外側嵌合筒部26aには、外筒41の操作側端部が挿入される断面多角形の嵌合穴が設けられている。外側嵌合筒部26aの嵌合穴に外筒41の操作側端部を挿入することにより、係合操作ハンドル26の回転が外筒41に伝達される。
外筒41内には、円筒状の内筒42が回転可能に挿通されている。減速歯車33は、内筒42の先端部に固定されており、内筒42と一体に回転される。
救出装置枠32には、内筒42の回転を阻止する軸ブレーキ43が設けられている。内筒42の外周部には、軸ブレーキ43のブレーキ力を解除する軸ブレーキ解放部材としての円錐筒部材44が設けられている。
円錐筒部材44は、内筒42を囲繞しており、内筒42の軸方向へ所定の範囲でスライド可能になっている。円錐筒部材44には、内筒42をその軸線に直角に貫通するスライドピン45が固定されている。内筒42には、スライドピン45が貫通する一対の長孔42a(図14、図21)が設けられている。内筒42の軸方向への円錐筒部材44の移動範囲は、長孔42aにより規制されている。図14は図13のスライドピン45が設けられている部分の内筒42及び円錐筒部材44の断面図である。
図13に戻って、内筒42内には、軸ブレーキ解放ロッド46が収容されている。軸ブレーキ解放ロッド46は、内筒42の軸方向にスライド可能になっている。また、軸ブレーキ解放ロッド46の先端部は、スライドピン45に当接されている。
図15は図13の軸ブレーキ43の断面図であり、軸線に直角な断面を示している。救出装置枠32内には、断面L字形の一対の支持部材47a,47bが固定されている。支持部材47a,47bには、内筒42をクランプする一対の軸ブレーキアーム48a,48bがピン49a,49bを介して支持されている。軸ブレーキアーム48a,48bには、内筒42に接する軸ブレーキシュー50a,50bが固着されている。
ピン49a,49bは、軸ブレーキアーム48a,48b及び支持部材47a,47bを貫通している。ピン49a,49bには、軸ブレーキシュー50a,50bが内筒42に押し付けられる方向へ軸ブレーキアーム48a,48bを付勢する軸ブレーキばね51a,51bが設けられている。
軸ブレーキばね51a,51bのばね力で軸ブレーキシュー50a,50bが内筒42に押し付けられることにより、内筒42の回転が阻止される。また、軸ブレーキばね51a,51bに抗して、軸ブレーキシュー50a,50bが内筒42から離れる方向へ軸ブレーキアーム48a,48bが変位されることにより、内筒42の回転が許容される。
図13に戻って、円錐筒部材44の軸ブレーキ43側の端部には、軸ブレーキアーム48a,48bの内面が接合している。円錐筒部材44及び軸ブレーキアーム48a,48bの接合面は、テーパ状に傾斜されている。軸ブレーキ解放ロッド46が図の上方へ押し込まれると、スライドピン45を介して円錐筒部材44が図の上方へ変位し、軸ブレーキアーム48a,48bが押し広げられ、軸ブレーキ43の制動力が解除される。円錐筒部材44は、軸ブレーキアーム48a,48bに対して滑らかにスライド及び回転可能である。
かご移動操作ハンドル27は、利用者が操作するハンドル本体61と、ハンドル本体61に直角に取り付けられ、かご内救出装置22に装着される筒状の装着部62とを有している。装着部62は、その軸線を中心として、ハンドル本体61に対して所定の範囲で回転可能になっている。
内筒42のかご7内に臨む端部である操作側端部は、断面多角形に加工されている。装着部62の先端部には、内筒42の操作側端部の内側に挿入され嵌合される断面多角形の内側嵌合筒部62aが設けられている。内筒42の操作側端部に内側嵌合筒部62aを嵌合することにより、かご移動操作ハンドル27の回転が内筒42に伝達される。
内筒42には、内筒42に対する装着部62の挿入方向への位置決めを行うハンドル挿入位置決め部52が設けられている。
図16は図13のハンドル挿入位置決め部52の断面図である。内側嵌合筒部62aの軸方向の所定の位置には、位置決め溝62bが設けられている。位置決め溝62bは、内側嵌合筒部62aの外周部の全周に連続して設けられている。ハンドル挿入位置決め部52は、位置決め溝62bに挿入される位置決め球53と、位置決め球53を内筒42の内径方向へ付勢するばね54と、位置決め球53及びばね54を保持するケース55とを有している。
図13に戻って、装着部62内には、操作ロッド63が挿入されている。操作ロッド63は、装着部62の軸方向に往復動可能になっている。また、装着部62内には、装着部62内に引っ込む方向へ操作ロッド63を付勢する戻しばね64が設けられている。
ハンドル本体61内には、操作ロッド63を操作するシーソー体65が設けられている。シーソー体65は、その中間部に設けられた揺動軸66を中心として揺動可能になっている。また、シーソー体65は、操作ロッド63に当接する第1の端部65aと、第1の端部65aとは反対側に位置する第2の端部65bとを有している。
図17は図13のハンドル本体61を一部破断して示す正面図、図18は図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。シーソー体65の揺動軸66を通す孔と揺動軸66との間には、ある程度の余裕が設けられている。揺動軸66には、シーソー体65を両側から押圧する一対のバランスばね67a,67bが設けられている。
ハンドル本体61には、シーソー体65の第2の端部65bを受けるテーパ面61aが設けられている。装着部62に対してハンドル本体61を回転させると、正逆いずれの方向へ回転させる場合でも、第2の端部65bがテーパ面61aに乗り上げて変位され、シーソー体65が揺動軸66を中心として揺動されるようになっている。このように、シーソー体65が揺動されると、第1の端部65aにより戻しばね64に抗して操作ロッド63が押圧される。そして、操作ロッド63により、軸ブレーキ解放ロッド46が押圧される。
図19は図17の要部拡大図、図20は図19のXX−XX線に沿う断面図、図21は図13の軸ブレーキ43を解放する機構を取り出して示す斜視図である。装着部62のハンドル本体61への連結部は円筒状である。この円筒状の連結部には、径方向外側へ突出した一対のピン68a,68bが固定されている。
ハンドル本体61には、装着部62が連結される円筒部61bが設けられている。円筒部61bには、ピン68a,68bが貫通する一対の長孔61c,61dが設けられている。長孔61c,61dは、円筒部61bの周方向に沿って設けられている。これにより、装着部62に対するハンドル本体61の回転範囲が規制されている。
円筒部61bには、装着部62に対するハンドル本体61の回転方向への位置決めを行うハンドル回転位置決め部69が設けられている。ハンドル回転位置決め部69は、位置決め球70と、位置決め球70を円筒部61bの内径方向へ付勢するばね71と、ばね71を保持するケース72とを有している。
円筒部61bには、位置決め球70を円筒部61bの内側に部分的に突出させる開口が設けられている。装着部62のハンドル本体61への連結部には、ハンドル本体61が中立位置に位置するとき(ピン68a,68bが長孔61c,61dの中間に位置するとき)に位置決め球70が挿入される凹部61eが設けられている。
図22は図2のかごドア17a,17bをかご室16内から見た正面図である。かご室16の側部には、ワイヤ接続部73が設けられている。ワイヤ接続部73は、かごドア17a,17bの開閉方向外側へ突出している。かごドア17bには、ワイヤ巻取器74が取り付けられている。ワイヤ接続部73とワイヤ巻取器74との間には、ドア開放ワイヤ75が接続されている。
ドア開放ワイヤ75の中間部は、リング76に通されている。リング76とかごドア17bとの間には、リング76を介してドア開放ワイヤ75の中間部を上方へ付勢する引きばね77が設けられている。引きばね77は、通常の戸開時にドア開放ワイヤ75が垂れ下がり他の機器と干渉するのを防止する。
かごドア17bには、ドア開放操作ハンドル28をワイヤ巻取器74に装着するためのハンドル孔78が設けられている。
図23は図22の要部を示す斜視図、図24は図23のワイヤ巻取器74の断面図である。かごドア17bの戸袋側の端部には、ドア開放ワイヤ75が貫通するワイヤ貫通孔79と、ドア開放ワイヤ75を案内するワイヤガイド80とが設けられている。ドア開放操作ハンドル28には、ワイヤ巻取器74に装着される角柱部28aが設けられている。
ワイヤ巻取器74は、ボビン81、ブレーキアーム支持部材82、ブレーキアーム83、及びブレーキアーム押圧ばね84を有している。
ボビン81は、かごドア17bに回転可能に取り付けられている。ボビン81には、ドア開放操作ハンドル28の角柱部28aが嵌合される角穴が設けられている。この角穴に角柱部28aを嵌合してドア開放操作ハンドル28を回転操作することにより、ドア開放ワイヤ75がボビン81に巻き取られる。
ブレーキアーム支持部材82は、かごドア17bの反戸袋側端部の内面に固定されている。ブレーキアーム83は、ブレーキアーム支持部材82に回動可能に支持されており、ボビン81の回転を阻止する。ブレーキアーム押圧ばね84は、ボビン81に巻き取られたドア開放ワイヤ75にブレーキアーム83を押し付ける。
かご7がドアゾーン内にあるとき、ドア開放ワイヤ75をワイヤ巻取器74に装着して回転操作することにより、ボビン81にドア開放ワイヤ75が巻き取られつつ、ドアクローザに抗してかごドア17a,17bが開放される。
図25は図23のハンドル孔78付近を示す斜視図である。かごドア17bの内面には、ハンドル孔78を塞ぐハンドル孔カバー85が設けられている。ハンドル孔カバー85は、その上端部に設けられたカバー軸85aを中心として回動可能になっている。
ハンドル孔カバー85とかごドア17bとの間には、ハンドル孔78が開放するようにハンドル孔カバー85を回動させるハンドル孔開放ばね86が設けられている。また、かごドア17bには、ハンドル孔開放ばね86に抗して、ハンドル孔78を閉鎖する位置にハンドル孔カバー85を保持する電磁マグネット87が設けられている。
通常時には、電磁マグネット87にハンドル孔カバー85が吸着されており、ハンドル孔78が閉鎖されている。かご7が地震などにより階間で停止すると、電磁マグネット87への通電が遮断され、ハンドル孔開放ばね86のばね力によりハンドル孔カバー85が回動され、ハンドル孔78が自動的に開放される。これにより、ドア開放操作ハンドル28によるワイヤ巻取器74の操作が可能となる。
次に、操作手順について説明する。非常時にかご7が階間に停止すると、収納ボックス18の蓋19が開く。蓋19の開放は、かご7の停止後所定時間が経過した後に設定してもよい。また、蓋19が開放されると、その旨を自動的にアナウンスしてかご7内の利用者に知らせるようにしてもよい。
この後、操作ボタン24を操作することにより、かご内救出装置22の使用方法に関する音声ガイドが開始される。なお、音声ガイドは、蓋19の開放後に自動的に開始されるようにしてもよい。
また、かご内救出装置22の使用方法は、収納ボックス18内の説明書25を読むことによっても知ることができる。説明書25には、できるだけ救助隊の救助を待つこと、かご内救出装置22は救助隊が来ない場合の最終手段として使用すること、音声ガイドも使用可能であること、正常に動作しない場合は使用を中止すること等の注意事項が記載されている。
また、説明書25には、エレベータ装置の基本的な構成(かご7と釣合おもり8とのバランス等)、かご内救出装置22の具体的な操作手順、表示板20や着色部21の意味、かごドア17a,17bの開放手順等が記載されている。
さらに、説明書25には、複数の図が記載されている。このような図としては、例えば図1、図4、図8〜11、図23等の図を用いることができる。
このような操作手順に従って、利用者は、まず係合操作ハンドル26をかご内救出装置22に装着し、図8の時計方向へ回転させる。係合操作ハンドル26を図10まで回すとガイドベルト11にテンションがかかり操作が徐々に重くなる。これにより、ベルト端末11a,11bがベルト引張ばね13に抗して昇降路1の中間部側へ引き寄せられ、ブレーキ解放ワイヤ14を介して巻上機ブレーキ5が解放される。
このとき、巻上機ブレーキ5は解放されるが、代わりに軸ブレーキ43が利くので、かご7は移動しない。軸ブレーキ43は小型であるが、減速歯車33を経由しているので、例えばギヤ比1/5程度となり、5倍のブレーキ力が得られる。
この後、係合操作ハンドル26をさらに図11の位置まで回すと、駆動ローラ35及び従動ローラ36にガイドベルト11が十分に巻き付けられるので、駆動ローラ35及び従動ローラ36に対してガイドベルト11が滑ることはない。
また、この状態で係合操作ハンドル26から手を離しても、救出位置保持機構37により、駆動ローラ35及び従動ローラ36が救出位置に保持されるので、かご内救出装置22から係合操作ハンドル26を取り外す。
次に、かご移動操作ハンドル27をかご内救出装置22に装着する。このとき、位置決め溝62bに位置決め球53が挿入されることを音や感触で確認し、装着部62を内筒42に十分に挿入する。装着部62が内筒42に十分に挿入されていなと、ハンドル本体61を回転させても軸ブレーキ43が解放されないため、かご移動操作ハンドル27が重くて回せなくなる。逆に、かご移動操作ハンドル27が重くて回せない場合には、装着部62が内筒42に十分に挿入されているかどうかを再確認する。
この後、かご移動操作ハンドル27を回してかご7を移動させるが、その際、かご7の負荷を判断するのが好適である。多くのエレベータ装置では、定員の半分の乗客がかご7に乗った荷重と釣り合うように釣合おもり8の重量が設定されている。例えば、8人乗りのエレベータ装置では、釣合おもり8の重量は、かご7に4人の乗客が乗った荷重と同じ重さに設定されている。
このため、8人乗りのエレベータ装置では、かご7に4人の乗客が乗っている場合、かご7を上方向へ移動させても下方向へ移動させても操作負荷は殆ど同じであり、より近い乗場に移動させることが好ましい。また、かご7に8人の乗客が乗っている場合は、釣合おもり8よりもかご7側が重いので、かご7の下方の乗場に移動させるのが容易である。さらに、かご7に例えば2人の乗客が乗っている場合は、かご7側よりも釣合おもり8が重いので、かご7の上方の乗場に移動させるのが容易である。
かご移動操作ハンドル27の回転始めにはガタ(裕度)が確保されており、ガタの中心にハンドル本体61が来るようにハンドル回転位置決め部69が設けられている。このため、かご移動操作ハンドル27の最初の動きで、シーソー体65の第2の端部65bがテーパ面61aに乗り上げ、シーソー体65が揺動され、操作ロッド63及び軸ブレーキ解放ロッド46を介して円錐筒部材44が軸ブレーキ43側へ押し込まれる。これにより、軸ブレーキ43が解放され、かご移動操作ハンドル27の回転が軽くなり、かご7を容易に移動させることができる。
かご移動操作ハンドル27を回す力を緩めると、軸ブレーキ43が作動し、かご7は停止する。覗き窓18aから確認し、最寄階までかご7を移動したら(例えば、着色部21の色が赤から青になったら)、かご移動操作ハンドル27の操作を止める。
この後、ドア開放操作ハンドル28をワイヤ巻取器74に装着して、ボビン81を回転させてかごドア17a,17bを開く。このとき、乗場ドアもかごドア17a,17bに係合して開放される。ドア開放操作ハンドル28の操作を止めると、ブレーキアーム83がブレーキアーム押圧ばね84によりボビン81に巻き取られたドア開放ワイヤ75に押し付けられていることにより、その位置でかごドア17a,17bが停止される。かごドア17a,17bは、全開させなくてもよく、利用者が通れる程度まで開放すればよい。
このようなエレベータ装置では、かご7の昇降方向に沿って延在するガイドベルト11を昇降路1内に設け、かご7には、かご7内からの操作でガイドベルト11に沿ってかご7を移動させるかご内救出装置22を設けたので、階間に停止したかご7をかご7内からの操作により最寄り階まで移動させることができ、救助時間を短縮することができる。
また、救出ガイド体としてガイドベルト11を用い、駆動ローラ35及び従動ローラ36とガイドベルト11との間のトラクションによりかご7を移動させるので、簡単な構成で、かご7を容易に移動させることができる。
さらに、駆動ローラ35を救出位置に変位させることにより、ガイドベルト11が変位され、巻上機ブレーキ5が解放されるので、駆動ローラ35の変位と巻上機ブレーキ5の解放とを1つの操作で容易に行うことができる。
さらにまた、かご内救出装置22に軸ブレーキ43を設けたので、巻上機ブレーキ5を解放したままでも、かご内救出装置22の操作によりかご7を停止させることができる。
また、蓋19により通常時の収納ボックス18内へのアクセスが禁止されているので、通常時にかご内救出装置22が誤って操作されるのが防止される。
さらに、かご7内からの回転操作が減速されて駆動ローラ35に伝達されるので、操作を容易にすることができるとともに、軸ブレーキ43の構成を簡素化することができる。
さらにまた、かご7に覗き窓18aを設け、昇降路1の覗き窓18aに対向する位置にかご7の着床位置を知らせるための表示、即ち表示板20や着色部21を設けたので、かご7をより容易に着床位置に移動させることができる。
また、かご7内からの操作によりワイヤ巻取器74にドア開放ワイヤ75を巻き取ることによって、かごドア17a,17bが開放されるので、かごドア17a,17bを手動操作により容易に開放することができる。
なお、救出ガイド体は、ガイドベルト11に限定されるものではなく、例えばロープや帯状の板材であってもよい。
また、上記の例では、駆動ローラ35及び従動ローラ36にガイドベルト11を巻き付けてトラクションを確保したが、これに限定されるものではなく、例えば、駆動ローラ35と従動ローラ36とで救出ガイド体を挟持して、又は駆動ローラ35を救出ガイド体に強く押し付けて、駆動ローラ35と救出ガイド体との間の摩擦力でかご7を移動させてもよい。
さらに、救出回転体は駆動ローラ35に限定されるものではなく、例えば救出ガイド体をラック状の部材とし、救出回転体を歯車としてもよい。
さらにまた、上記の例では、テーパ面61aによりシーソー体65を揺動させたが、軸ブレーキ43を解放するための操作ボタンをかご移動操作ハンドル27に設け、この操作ボタンを操作することによりシーソー体65を揺動又は操作ロッド63を押圧してもよい。
また、エレベータ装置全体のレイアウトも、上記の例に限定されるものではない。例えば、ローピング方式を2:1ローピングとしてもよい。また、巻上機2を昇降路1内の下部や昇降路1とは別の機械室に設置してもよい。

Claims (10)

  1. 駆動シーブを有する巻上機、
    前記駆動シーブに巻き掛けられている懸架手段、
    前記懸架手段により吊り下げられ、前記巻上機により昇降路内を昇降されるかご、
    前記昇降路内に設けられ、前記かごの昇降方向に沿って延在する救出ガイド体、及び
    前記かごに搭載されており、かつ前記かご内からの操作により回転されるとともに前記救出ガイド体に接離される救出回転体を有しており、前記救出回転体が前記救出ガイド体に接した状態で回転されることにより、前記かごを前記救出ガイド体に沿って移動させるかご内救出装置
    を備えているエレベータ装置。
  2. 前記救出ガイド体は、前記昇降路内に張られたベルト又はロープであり、
    前記かご内救出装置は、前記救出回転体との間に間隔をおいて設けられた従動ローラを有しており、
    前記救出回転体及び前記従動ローラは、前記かご内からの操作により、前記救出ガイド体から離れた通常位置と、外周に前記救出ガイド体が巻き付けられる救出位置との間でそれぞれ公転可能になっており、
    前記かご内救出装置は、前記救出回転体及び前記従動ローラを救出位置に保持する救出位置保持機構をさらに有しており、
    前記救出回転体及び前記従動ローラが救出位置に保持された状態で前記救出回転体を回転させることにより、前記救出回転体と前記救出ガイド体との間のトラクションにより前記かごが移動される請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記巻上機には、前記駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキが設けられており、
    前記救出ガイド体は、前記昇降路内に張られたベルト又はロープであり、
    前記救出ガイド体と前記巻上機ブレーキとの間には、ブレーキ解放部材が接続されており、
    前記かご内救出装置を操作することにより、前記救出ガイド体が変位され、前記ブレーキ解放部材を介して前記巻上機ブレーキが解放される請求項1記載のエレベータ装置。
  4. 前記かご内救出装置は、前記救出回転体との間に間隔をおいて設けられた従動ローラを有しており、
    前記救出回転体及び前記従動ローラは、前記かご内からの操作により、前記救出ガイド体から離れた通常位置と、外周に前記救出ガイド体が巻き付けられる救出位置との間でそれぞれ公転可能になっており、
    前記かご内救出装置は、前記救出回転体及び前記従動ローラを救出位置に保持する救出位置保持機構をさらに有しており、
    前記救出回転体及び前記従動ローラが救出位置に公転されることにより、前記救出ガイド体が変位され、前記ブレーキ解放部材を介して前記巻上機ブレーキが解放される請求項3記載のエレベータ装置。
  5. 前記かご内救出装置は、前記救出回転体が救出位置にあるときに前記救出回転体の回転を阻止することにより前記かごの移動を阻止する軸ブレーキを有している請求項4記載のエレベータ装置。
  6. 前記救出回転体及び前記従動ローラが救出位置に保持された状態で前記救出回転体を回転させることにより、前記救出回転体と前記救出ガイド体との間のトラクションにより前記かごが移動される請求項4記載のエレベータ装置。
  7. 前記かご内救出装置には、前記かご内からの回転操作を減速して前記救出回転体に伝達する減速機構が設けられている請求項1記載のエレベータ装置。
  8. 前記かご内には、前記かご内救出装置を収容した収納ボックスが設けられており、
    前記収納ボックスには、通常時に前記収納ボックス内へのアクセスを禁止する蓋が設けられている請求項1記載のエレベータ装置。
  9. 前記かごには、覗き窓が設けられており、
    前記昇降路の前記覗き窓に対向する位置には、前記かごの着床位置を知らせるための表示が設けられている請求項1記載のエレベータ装置。
  10. 前記かごには、かご出入口を開閉するかごドアとワイヤ接続部とが設けられており、
    前記かごドアには、ワイヤ巻取器が設けられており、
    前記ワイヤ巻取器と前記ワイヤ接続部との間には、ドア開放ワイヤが接続されており、
    前記かご内からの操作により前記ワイヤ巻取器に前記ドア開放ワイヤを巻き取ることによって、前記かごドアが開放される請求項1記載のエレベータ装置。
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