JP5955071B2 - エレベータ乗客確認システムおよび方法 - Google Patents

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Description

この発明は、地震時の管制運転が実行された後に、休止したエレベータのかご内の状態を確認するエレベータ乗客確認システムおよび方法に関するものである。
地震時の管制運転機能を備えたエレベータにおいては、地震感知器によって地震の揺れが感知されると、その地震の規模(建築物の加速度など)に応じて、最寄り階停止などの乗客の救出運転が行われる。このとき、かご内には、地震発生を伝えるアナウンスが流れ、最寄り階に停止後、ドアを開けて乗客へ降車を促すアナウンスを流し、かご内の照明を消灯する。そして、照明消灯から所定時間経過後に、ドアを閉めてエレベータを休止状態とし、専門のエレベータ保守員による点検作業が行われるまで、上記運転休止状態が継続される。
また、かご内の乗客閉じ込めを防止するために、乗客が降車する前にドアが閉まった場合でも、かご内の戸開ボタンを押すことにより、乗客はドアを開けることが可能となっており、乗客がエレベータかご内に閉じ込められないように構成されている。
さらに、休止階にかごが位置しているときに、かご内乗客の有無を外部に表示させる手段や、休止階にかごが位置しているときに休止階の乗場釦によりかごの戸を開く手段(または、監視室においてかごの戸を開く手段)を備えた装置も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1においては、地震時管制運転装置により休止したエレベータのかご内に乗客が取り残されるのを防止するために、かご内乗客の有無によって、外部への表示やかごの戸を開く手段を備えているものの、かご内乗客の有無を検出する精度に影響を受けるという問題があった。
特開昭61−169470号公報
従来のエレベータ装置においては、地震時管制運転により最寄階停止後に休止すると、専門のエレベータ保守員による点検作業が行われるまでは、かご内の状態を確認することができないので、特許文献1に記載のように、休止階にかごが位置しているときにかご内乗客の有無を外部に表示させる手段や、休止階の乗場釦を有効にしてかごの戸を開く手段を備えることにより、かご内の乗客の有無を確認していた。
上記のように、かご内乗客の有無に応じて、外部への表示することや、かごの戸開手段の有効化を判定していることから、かご内乗客の有無を検出する精度に影響を受けて、誤検出する可能性があるという課題があった。
また、誤検出の結果として、かご内乗客を救出したにも関わらず、かご内に乗客有りと判定し、外部への表示を出力し続けたり、かご内に子供のような軽い重量の乗客が居るにもかからず、かご内に乗客なしと判定して、かご内からの乗客の救出が遅れるという課題もあった。
さらに、休止階の乗場釦を有効にしていることから、エレベータが休止状態であるにも関わらず、かご内に乗り込める状態が継続するので、地震後に乗客がエレベータを利用できるものと勘違いして、乗場への乗客の集中による2次災害を招く可能性があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、地震時管制運転後に最寄階停止して休止したエレベータにおいて、専門のエレベータ保守員が到着する前に、乗場からかごの乗客の有無を確実に確認して乗客を避難させ、避難完了後は避難完了情報を案内するとともに、不要なかごの戸開閉を防止したエレベータ乗客確認システムおよび方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ乗客確認システムは、地震発生時に地震時管制運転によって最寄階に停止して休止したエレベータのかご内の重量を検出する秤装置と、地震発生前のエレベータ運転履歴を記憶する運転履歴記憶装置と、秤装置からの重量信号と、運転履歴記憶装置からの履歴信号とに基づいて、かご内の乗客の有無を判定する乗客無人検出装置と、かごが最寄階に停止して休止状態となった休止階の乗場に設けられ、乗場側からの操作により休止しているエレベータの戸開を有効にする乗客確認操作装置と、を備え、乗客確認操作装置は、乗客無人検出装置の検出結果が乗客ありを示す場合のみに、有効化されるものである。
この発明によれば、専門のエレベータ保守員が到着する前であっても確実にかご内の乗客の有無を確認することにより、地震時管制運転装置により休止したエレベータかご内に乗客が取り残されるのを確実に防止し、避難完了後は避難完了情報を案内するとともに、不要なかごの戸開閉を防止することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの昇降路内構成を透視して示す側面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの乗場機器を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムを示す機能ブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの動作手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるエレベータ乗客無人判定用の判定マップを示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの昇降路内構成を透視して示す側面図である。
図1において、エレベータ乗客確認システムは、複数の乗場7に沿った昇降路内を昇降するかご1と、昇降路内をかご1とは逆方向に昇降する釣合い重り2と、かご1と釣合い重り2とをつるべ式に懸架する複数の主ロープ3と、機械室内に設置された巻上機の駆動綱車4と、駆動綱車4を駆動制御するエレベータ制御装置5と、昇降路に設置されて地震の揺れを感知する地震感知器6と、かご1内の乗客の重量を検出するための秤装置8と、を備えている。
主ロープ3は、昇降路内や昇降路上方の機械室内に設置された巻上機の駆動綱車4に巻き掛けられている。
かご1は、駆動綱車4の回転に連動して主ロープ3が移動することにより、主ロープ3の移動に連動して昇降路内を昇降して、各乗場7の間を移動する。
図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの乗場機器を示す正面図である。
図2において、エレベータの乗場扉13を有する各乗場7には、乗場操作盤10が設置されており、乗場操作盤10には、乗場呼び釦装置11および乗場表示装置12が設置されている。
図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムを示す機能ブロック図である。
図3において、エレベータ乗客確認システムは、エレベータ制御装置5、地震感知器6および秤装置8と関連した複数の装置からなり、運転履歴記憶装置9と、戸開閉装置14と、地震時管制運転装置15と、乗客確認操作装置16と、救出完了操作装置17と、救出完了外部表示装置18と、乗客無人検出装置80と、を備えている。
また、乗客無人検出装置80は、乗客無人演算部81および乗客無人判定部82を備えている。
地震時管制運転装置15は、地震感知器6からの地震信号に応答して所定のエレベータ避難動作を行うための指令をエレベータ制御装置5に入力する。
運転履歴記憶装置9は、エレベータ制御装置5からの制御情報に基づいて、エレベータの走行履歴や乗場呼び登録、かご内行き先登録を所定期間にわたって履歴情報として記憶する。
乗客無人検出装置80は、秤装置8からの重量情報(乗客の重量信号)と、運転履歴記憶装置9からの履歴情報とに基づいて乗客の無人状態を検出し、検出結果をエレベータ制御装置5に入力する。
具体的には、乗客無人検出装置80内において、乗客無人演算部81は、秤装置8からの重量信号を演算し、乗客無人判定部82は、乗客無人演算部81の演算結果により乗客の無人状態を判定する。
乗客確認操作装置16は、エレベータ制御装置5に対して、乗客確認用の操作入力を行う。
エレベータ制御装置5は、乗客無人検出装置80からの検出結果に基づき、戸開閉装置14に対して、エレベータの扉の開閉指令を生成する。
救出完了操作装置17は、乗客確認操作装置16の操作終了後のみに所定操作で有効化され、エレベータ制御装置5に対して、救出完了のための操作入力を行う。
救出完了外部表示装置18は、救出完了操作装置17の操作終了後に、エレベータ制御装置5の制御下で外部に救出完了情報を表示する。
次に、図4を参照しながら、図1〜図3に示したこの発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの動作手順について説明する。
図4はこの発明の実施の形態1によるエレベータ乗客確認システムの動作手順を示すフローチャートである。
図4において、まず、地震が発生すると、地震感知器6が地震の揺れを感知し(ステップS101)、地震時管制運転装置15およびエレベータ制御装置5は、揺れの大きさに応じて、地震時管制運転を行う(ステップS102)。
すなわち、地震時管制運転装置15による所定シーケンスにしたがい、エレベータ制御装置5は、感知された地震の揺れが所定以上の場合に、エレベータが走行中であれば、かごを最寄階に停止させて(ステップS103)、エレベータの扉を全開にする(ステップS104)。
このとき、乗客が乗っているかご内には、地震発生を知らせるアナウンスやかご内から降車を促すアナウンスが流れ、スムーズな乗客の避難を手助けする。
さらに、かご内の乗客の降車を促すように、かご内照明を消灯し、消灯時にもかご内の乗客が操作できるようにかご内の戸開釦を点灯させる(ステップS105)。
続いて、乗客が降車完了可能な所定時間(15〜20秒)の経過後に、エレベータの戸閉を開始し(ステップS106)、エレベータの扉を全閉して(ステップS107)、運転休止状態とする(ステップS108)。
これにより、専門のエレベータ保守員による点検作業が行われるまでは、エレベータは利用できなくなる。
次に、かご内で戸開釦が押されたか否かを判定し(ステップS109)、かご内に残された乗客によってかご内で戸開釦が押された(すなわち、Yes)と判定されれば、ステップS106の前段階に戻り、再度の戸開閉処理を行う。
一方、ステップS109において、かご内の戸開釦が操作されない(すなわち、No)と判定されれば、かご内に残された乗客はいないものと見なし、運転休止を継続する(ステップS110)。
また、運転休止継続中に、乗場操作盤10に設置された乗場表示装置12の階表示において、かごが休止している階の表示を点滅させる(ステップS111)。
次に、運転休止が継続されている最中に、乗客確認操作装置16により乗客確認操作が行われた(乗客確認操作装置16が有効化された)か否かを判定し(ステップS112)、乗客確認操作が行われていない(すなわち、No)と判定されれば、ステップS111に戻る。
一方、ステップS112において、乗客確認操作が行われた(すなわち、Yes)と判定されれば、続いて、かご内が無人か否かの確認を行い(ステップS113)、かご内が無人である(すなわち、Yes)と判定されれば、ステップS111に戻る。
一方、ステップS113において、かご内に乗客が居る(すなわち、No)と判定されれば、乗客確認操作(ステップS112)を有効として、かご内の救出操作を行う(ステップS114)。
具体的には、エレベータの扉を所定時間にわたって全開し、エレベータ保守員により、かご内が確認できるようにするとともに、かご内から乗客を救出できるようにする。
次に、救出完了操作装置17により救出完了操作が行われたか否かにより、かご内の救出が完了したか否かを判定し(ステップS115)、救出完了操作が行われておらず、救出が未完了(すなわち、No)と判定されれば、ステップS114に戻る。
一方、ステップS115において、救出完了操作装置17が操作されて救出が完了した(すなわち、Yes)と判定されれば、扉を全閉し、救出完了外部表示装置18を駆動して、かご内の救出完了表示を行う(ステップS116)。
最後に、再度の運転休止を継続して(ステップS117)、図4の処理ルーチンを終了する。
かご内の乗客確認に関して具体的に説明すると、ステップS112において乗客確認操作が行われた後、ステップS113において、乗客無人検出装置80は、秤装置8の重量信号と運転履歴記憶装置9からの履歴情報とにより、乗客の有無を確認する。
その後、かご内に乗客が居ると判定されれば、かご内救出操作(ステップS114)が行われるが、かご内に乗客が居ないと判定されれば、不必要なエレベータ扉の開閉動作を回避するために、かご内乗客確認動作は行われない。
また、乗客無人検出装置80は、かご内の乗客無人を確認するために、図5のような判定マップを備えている。
図5は乗客無人検出装置80にあらかじめ記憶されたエレベータ乗客無人判定用の判定マップを示す説明図である。
乗客無人検出装置80は、秤装置8による重量情報(乗客の有無判定結果)と、運転履歴記憶装置9からの履歴情報(走行履歴、乗場呼び登録、かご内行き先登録など)との組み合わせテーブル(図5)から、各情報信号の条件に応じて一義的に乗客無人判定(有無判定)を行う。
図5において、たとえば、秤装置8による乗客判定が「乗客なし」だったとしても、履歴情報として、「走行履歴あり」または「乗場呼び登録あり」の場合には、「乗客あり」として最終的な判定を行う。
なお、図5においては、秤装置8による判定は、「乗客あり」、「乗客なし」の2パターンのみの例を示したが、一般的に、秤装置8は経年変化によって検出精度が悪化する場合があり、経年変化による変動を乗客ありと誤判定する可能性があるので、誤判定を回避するために、秤装置8による判定を複数パターン用意してもよい。
たとえば、経年変化による変動か乗客による変動かを区別できない条件において、「走行なし」、「乗場呼び登録なし」、「かご内行き先登録なし」の場合には、「乗客なし」として最終判定を行うようにしてもよい。
また、乗客無人検出装置80は、秤装置8からの重量信号に基づく判定を行うために、たとえばエレベータ据付時に、かごが無人の状態の秤装置8からの重量信号を記憶しておく。これにより、乗客確認操作が行われたときの重量信号と、記憶された無人状態の重量信号とを比較して、乗客無人状態を検出することができる。
このように、かご内に乗客が居る場合のみに、運転休止状態のエレベータの扉の開閉を許可することにより、必要時においては確実に乗客を救出できるとともに、不要な扉の開閉を防止することができる。
また、検出精度が悪い秤装置8を用いた場合でも、運転履歴記憶装置9との複合判定により、乗客確認精度を向上させることができる。
また、乗客無人検出装置80は、秤装置8からの重量信号のみでなく、たとえばかご内に設置されたカメラ(図示せず)の画像を入力情報として、画像情報から乗客無人を判定するように構成してもよい。
なお、乗客確認操作(ステップS112)は、たとえば、エレベータが休止してかごが停止している階の乗場操作盤10の乗場呼び釦装置11を15秒間継続して長押しするなど、通常のエレベータ利用時の操作とは異なる特異操作形態を設定しておき、特異操作が行われた場合に、かご内の乗客を確認するためのエレベータの扉が全開するように構成してもよい。
また、このとき、かご内の状況を分かり易くするために、消灯していたかご内照明を点灯させてもよい。
また、ここでは、乗客確認操作や戸開継続操作を、エレベータに標準的に設置されている釦操作により実現した例を示したが、各操作に対応するように、乗場7やかご1内に新たな釦を個別に設置してもよい。
また、かご内救出完了判定(ステップS115)においては、かご内救出完了操作が行われた場合に有効として、乗場7や外部にかご1内乗客の救出が完了していることを表示させるが(ステップS116)、かご内救出操作(ステップS114)は、乗客確認操作(ステップS112)と同じ操作を再度繰り返し実行するような設定としてもよい。または、乗客確認操作(ステップS112)が行われた後、所定時間後に、自動的にかご内救出操作に移行するようにしてもよい。
さらに、図4のフローチャートにおいては、かご内救出完了表示(ステップS116)の後に、運転休止を継続し(ステップS117)、救出完了後の不必要な扉の開閉を防止するように構成したが、かご内救出完了後も、乗客確認操作が行われた場合に、同様の救出操作を有効にしてもよい。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1〜図5)に係るエレベータ乗客確認システムは、地震発生時に地震時管制運転によって最寄階に停止して休止したエレベータのかご1内の重量を検出する秤装置8と、地震発生前のエレベータ運転履歴を記憶する運転履歴記憶装置9と、秤装置8からの重量信号と、運転履歴記憶装置9からの履歴信号とに基づいて、かご1内の乗客の有無を判定する乗客無人検出装置80と、休止しているエレベータの戸開を有効にする乗客確認操作装置16と、を備えている。
乗客確認操作装置16は、乗客無人検出装置80の検出結果が乗客ありを示す場合のみに、有効化される。
また、この発明の実施の形態1に係るエレベータ乗客確認システムの乗客無人検出装置80は、秤装置8からの重量信号を演算する乗客無人演算部81と、乗客無人演算部81の演算結果により乗客の無人状態を判定する乗客無人判定部82と、を備えている。
また、乗客無人検出装置80は、かご1の乗客有無と、重量信号および履歴信号の各条件とを対応付けた判定テーブル(図5)を備えており、履歴信号は、かご1の走行履歴、乗場呼び登録およびかご内行き先登録を含む。
さらに、この発明の実施の形態1(図4)に係るエレベータ乗客確認方法は、地震発生時に地震時管制運転によりエレベータのかごを最寄階に停止させるステップと、最寄階に休止したかごの戸を全開にするステップと、かごの戸を全開してから所定時間経過後にかごの戸を全閉にしてエレベータのかごを休止させるステップと、休止したかご内の戸開釦が操作されたか否かを判定するステップと、戸開釦が操作された場合に、かごの戸を開閉させるステップと、戸開釦が操作されない場合に、乗客確認操作が行われたか否かを判定するステップと、乗客確認操作が行われた場合に、かご内が無人であるか否かを判定するステップと、かご内が無人でない場合に、かご内の乗客の救出操作を行うステップと、かご内の乗客の救出操作が完了したか否かを判定するステップと、かご内の乗客の救出操作が完了した場合に、救出完了を表示させるステップと、を備えている。
このように、地震の揺れを検知して地震時管制運転によって最寄階停止した後に休止したエレベータにおいて、専門のエレベータ保守員による点検作業が行われる前に、エレベータが休止した階で乗客確認操作(ステップS112)が行われた場合に、エレベータの扉を全開して、かご1内を確認し、乗客無人検出装置80の判定結果(乗客あり)に基づき乗客確認操作に移行する(有効化する)。
これにより、地震時管制運転装置15により休止したエレベータかご1内に乗客が取り残されるのを確実に防止して、乗客の避難完了後は、完了情報を案内するとともに不要なかごの戸開閉を防止する。
すなわち、専門のエレベータ保守員が到着する前であっても、確実にかご1内の乗客の有無を確認することができるとともに、乗客無人検出装置80の判定に基づき乗客確認操作に移行することにより、かご内が無人の場合の不要な戸開閉を防止することができる。
また、この発明の実施の形態1(図3、図4)に係るエレベータ乗客確認システムは、乗客確認操作装置16が有効化された後に有効化される救出完了操作装置17と、救出完了操作装置17が有効化された場合に、救出完了操作装置17の情報を外部に表示する救出完了外部表示装置18と、を備えている。
乗客確認操作装置16の有効化は、救出完了操作装置17が有効化された後は、制限される。
このように、乗客確認操作が行われた後に救出完了操作された場合に、乗客確認操作の制限を可能とすることにより、救出完了後の不要な戸開閉を防止することができる。
なお、乗客確認操作(ステップS112)が行われた場合に、乗客無人検出装置80による無人確認(ステップS113)を行う場合を例にとって説明したが、地震時管制運転装置15により休止したエレベータにおいて、乗客確認操作が行われない場合にも、乗客無人検出装置80による無人確認を行うように構成してもよい。
また、通常、かご1内に乗客ありと判定された場合には、図4内の所定時間後に戸閉開始(ステップS106)が行われるが、戸閉を阻止して戸開状態を維持し、かご1内の乗客の状態が乗場7の人から確認できるようにしてもよい。
また、たとえば、かご1内の照明の点滅や、かご1内および乗場7のアナウンスによって、乗客がかご内に居ることを伝えることが可能な手段を設けてもよい。
さらに、かご1内に乗客が居るという情報は、かご1が停止している乗場7の周辺への表示のみでなく、エレベータを監視する管理人などが居る監視盤(図示せず)への表示や、建物全体の放送に利用してもよいし、エレベータの保守会社へ通報するようにしてもよい。
1 かご、2 釣合い重り、3 主ロープ、4 巻上機の駆動綱車、5 エレベータ制御装置、6 地震感知器、7 乗場、8 秤装置、9 運転履歴記憶装置、10 乗場操作盤、11 乗場呼び釦装置、12 乗場表示装置、13 乗場扉、14 戸開閉装置、15 地震時管制運転装置、16 乗客確認操作装置、17 救出完了操作装置、18 救出完了外部表示装置、80 乗客無人検出装置、81 乗客無人演算部、82 乗客無人判定部。

Claims (5)

  1. 地震発生時に地震時管制運転によって最寄階に停止して休止したエレベータのかご内の重量を検出する秤装置と、
    地震発生前のエレベータ運転履歴を記憶する運転履歴記憶装置と、
    前記秤装置からの重量信号と、前記運転履歴記憶装置からの履歴信号とに基づいて、前記かご内の乗客の有無を判定する乗客無人検出装置と、
    前記かごが前記最寄階に停止して休止状態となった休止階の乗場に設けられ、乗場側からの操作により休止しているエレベータの戸開を有効にする乗客確認操作装置と、を備え、
    前記乗客確認操作装置は、前記乗客無人検出装置の検出結果が乗客ありを示す場合のみに、有効化されることを特徴とするエレベータ乗客確認システム。
  2. 前記乗客確認操作装置が有効化された後に、前記休止階の乗場側からの操作により有効化される救出完了操作装置と、
    前記救出完了操作装置が有効化された場合に、前記救出完了操作装置の情報を外部に表示する救出完了外部表示装置と、を備え、
    前記乗客確認操作装置の有効化は、前記救出完了操作装置が有効化された後は、制限されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗客確認システム。
  3. 前記乗客無人検出装置は、前記かごの乗客有無と、前記重量信号および前記履歴信号の各条件とを対応付けた判定テーブルを備え、
    前記履歴信号は、前記かごの走行履歴、乗場呼び登録およびかご内行き先登録を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータ乗客確認システム。
  4. 前記乗客無人検出装置は、
    前記秤装置からの重量信号を演算する乗客無人演算部と、
    前記乗客無人演算部の演算結果により乗客の無人状態を判定する乗客無人判定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ乗客確認システム。
  5. 地震発生時に地震時管制運転によりエレベータのかごを最寄階に停止させるステップと、
    前記最寄階に休止したかごの戸を全開にするステップと、
    前記かごの戸を全開してから所定時間経過後に前記かごの戸を全閉にして前記エレベータのかごを休止させるステップと、
    前記休止したかご内の戸開釦が操作されたか否かを判定するステップと、
    前記戸開釦が操作された場合に、前記かごの戸を開閉させるステップと、
    前記戸開釦が操作されない場合に、前記最寄階の乗場側からの操作により乗客確認操作が行われたか否かを判定するステップと、
    前記乗客確認操作が行われた場合に、前記かご内が無人であるか否かを判定するステップと、
    前記かご内が無人でない場合に、前記かご内の乗客の救出操作を行うステップと、
    前記かご内の乗客の救出操作が完了したか否かを判定するステップと、
    前記かご内の乗客の救出操作が完了した場合に、救出完了を表示させるステップと、
    を備えたエレベータ乗客確認方法。
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