JPWO2012133775A1 - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

正極板(11)と負極板(12)とをセパレータを介して積層してなる電極体(10)と、この電極体(10)を収容する電池ケース(2)と、電極体(10)において正極板(11)および負極板(12)の積層方向と平行する端面(13)と電池ケース(2)における容器(3)の側壁(4)との間に配されるものであって、容器(3)を構成する材料よりも融点の高い材料により形成された保護部材(8)とを備える。異常発熱によって電極体(10)の内部で高温のガスが発生した場合、発生したガスは、正極板(11)および負極板(12)の板面方向に沿って流れ、電極体(10)の端面(13)から放出される。このとき、電極体(10)の端面(13)と容器(3)の側壁(4)との間には保護部材(8)が配されているから、放出されたガスはこの保護部材(8)によって受けられ、側壁(4)には当たらない。これにより、容器(3)の溶融・破損が防止される。

Description

本発明は、蓄電素子に関する。
従来、正極板と負極板とをセパレータを介して積層してなる蓄電要素と、電解液と、蓄電要素を電解液に浸した状態で収容するケースと、外部接続端子との接続部と極板に接続される集電部材と、を備える蓄電素子としては、例えば特許文献1に記載の電池などが知られている。
特開2005−209529号公報
(発明が解決しようとする課題)
この種の電池においては、小型化、軽量化が可能であること、コスト的に有利であること、および加工性がよいことから、ケースの材料として、アルミニウムやアルミニウム合金等が使用されることが多い。
しかし、このような比較的低融点の材料によってケースを形成する場合には、例えば、誤使用により電池が過充電状態となった場合に、異常発熱によって高温のガスが蓄電要素から放出され、その熱によってケースが溶融・破損することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡易な構成で、安全性に優れた蓄電素子を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、正極板と負極板とを積層してなる蓄電要素と、前記蓄電要素を収容するケースと、前記蓄電要素において前記正極板および前記負極板の積層方向と平行する端面と前記ケースとの間に配されるものであって、前記ケースを構成する材料よりも融点の高い材料により形成された保護部材とを備える蓄電素子である。
ここで、異常発熱によって蓄電要素の内部で高温のガスが発生した場合、発生したガスは、正極板および負極板の板面方向に沿って流れ、正極板および負極板において蓄電要素の外部に露出している端部、すなわち、蓄電要素において正極板および負極板の積層方向と平行する端面から蓄電要素の外部に放出される。本発明によれば、蓄電要素の端面とケースの壁部との間に保護部材が配されているから、放出されたガスはこの保護部材によって受けられる。これにより、高温のガスがケースの壁部に直接吹き付けられることを抑制し、ケースの溶融・破損を防止することができる。
本発明は以下の構成であってもよい。
前記保護部材を形成する材料としては、セラミックス材料を好ましく適用できる。
また、前記ケースを形成する材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金のような、比較的低融点の材料である場合に、本発明を好ましく適用できる。
さらに、本発明の蓄電素子は、前記蓄電要素を包装する絶縁シートを備えていてもよい。このような構成によれば、ケースの壁部と蓄電要素との間に、絶縁シートと保護部材とが介在することとなるから、ケースの溶融・破損がより確実に防止される。
また、前記蓄電要素が、前記正極板と前記負極板とを積層したものを巻回することにより形成された巻回型のものであってもよい。巻回型の蓄電要素においては、「前記正極板および前記負極板の積層方向と平行する端面」に相当する面は巻回軸方向の両端面のみである。したがって、この2つの端面と対向するように保護部材を配すればよく、簡易な構成で蓄電素子の安全性を確保できる。
加えて、前記ケースには、このケースの内部の圧力が所定値以上となったときに開弁する安全弁が設けられ、前記保護部材が、前記蓄電要素の前記端面と対向する面に、前記ケースにおいて前記安全弁が設けられている側に対応する側の端部が開放された通路が形成されたものであってもよい。
このような構成によれば、蓄電素子の端面から放出されたガスは、この通路に導かれて、安全弁が設けられている側に速やかに流れ、安全弁から外部へ放出される。これにより、放出されたガスが、ケースの内部において蓄電要素の端面近傍に滞留する時間を少なくできるから、ケースの溶融・破損をより確実に防止することができる。
(発明の効果)
本発明によれば、簡易な構成で、安全性に優れた蓄電素子を提供できる。
図1は、実施形態1における電池の分解斜視図である。 図2は、実施形態2における電池の分解斜視図である。 図3は、実施形態3における電池の分解斜視図である。 図4は、変形例1における電池の分解斜視図である。 図5は、変形例2において、リブを設けた保護部材の斜視図である。 図6は、変形例3において、リブを設けた保護部材の一例を示す斜視図である。 図7は、変形例3において、リブを設けた保護部材の他の例を示す斜視図である。
<実施形態1>
実施形態1を、図1を参照しつつ説明する。
[電池の基本構成]
本実施形態の電池1(蓄電素子に該当)は、所定の容積を有する電池ケース2(ケースに該当)と、この電池ケース2内に電解液とともに収容される電極体10(蓄電要素に該当)とを備える。
電池ケース2は、角型に形成されて上面側が開放された容器3と、板状に形成されて、容器3の開口部を封止する蓋体5とを備えている。容器3および蓋体5の材料としては、アルミニウムまたはアルミニウム合金が好適に用いられる。蓋体5は、容器3の開口部に対し、溶着、圧着、接着剤による接着等の方法で固着される。
この電池ケース2の内部に収容される電極体10は、正極板11と負極板12との間にセパレータを挟んで重ね合わせたものを巻回して長円筒形状としたものである。この電極体10は、その巻回軸方向を水平方向(蓋体5の板面と平行方向)に向けて容器3の内部に収容されている。
正極板11、負極板12には、詳細に図示しないが、それぞれ集電体の一端部が接続され、集電体の他端部は、蓋体5に固定された出力端子6A、6Bに電気的に接続されている。
また、蓋体5には、電池1内部の圧力が所定値以上となったときに開弁してガス等を電池1の外部へ放出する安全弁7が設けられている。
[保護部材]
この電池1の内部には、異常発熱によって高温のガスが電極体10から放出された場合に、容器3の溶融・破損を防止するための保護部材8が配されている。
保護部材8は、板状に形成されたものであって、電極体10において正極板11および負極板12の積層方向に対して平行する一対の端面13、13と、容器3においてこの端面13、13と対向する一対の側壁4、4との間に挿入されている。本実施形態においては、電極体10は巻回型のものであるから、正極板11および負極板12の積層方向とは電極体10の径方向であり、これと平行する端面13、13とは電極体10の軸方向の両端面である。
保護部材8は、容器3の側壁4、4とほぼ同じ大きさに形成され、電極体10の端面13、13の全面を覆うことの可能な大きさとされている。
この保護部材8を構成する材料としては、容器3を構成する材料よりも融点が高いものであることを要し、かつ、容器3を構成する材料よりも熱伝導性が低いものであることが好ましい。また、電極体10の端面13、13に露出する正極板11、負極板12と容器3との間の絶縁を図り、正極板11と負極板12との間の短絡を回避するため、絶縁性の材料であることを要する。さらに、電解質の成分によって腐食されない材料であることが好ましい。具体的には、シリカ、アルミナ等のセラミックス材料、ガラスクロス、不織布を基材としてセラミックスのスラリーを塗布し固めたもの等を好適に使用することができ、特に、セラミックスを好適に使用できる。
保護部材8の好ましい厚さは、使用する材料の種類等によっても異なり一概に限定できないが、例えば使用する材料がセラミックスである場合、0.5mm以上であれば、容器3の溶融、破損を充分に防止することができる。また、保護部材8があまり厚くなりすぎると、容器3の内部において電極体10や電解液を収容するためのスペースが小さくなり、電池容量が小さくなってしまうため、保護部材8の厚さは2mm以下とすることが好ましい。
[保護部材による電池ケースの溶融・破損防止効果]
誤使用等により電池が過充電状態となった場合には、異常発熱によって、電極体10の内部で高温のガスが発生することがある。発生したガスは、正極板11および負極板12の板面方向に沿って流れ、両端面13、13から容器3の側壁4、4に向かって噴出される。このとき、電極体の両端面13、13と容器3の側壁4、4との間には保護部材8、8が配されているから、噴出されたガスはこの保護部材8、8によって受けられる。これにより、高温のガスが容器3の側壁4、4に直接吹き付けられることを抑制し、容器3の溶融・破損を防止することができる。
保護部材8、8によって受けられたガスは、この保護部材8、8の表面を伝って上方へ導かれ、蓋体5に設けられた安全弁7から外部へ放出される。
[まとめ]
以上のように本実施形態の電池1は、正極板11と負極板12とをセパレータを介して積層してなる電極体10と、この電極体10を収容する電池ケース2と、電極体10において正極板11および負極板12の積層方向と平行する端面13と電池ケース2における容器3の側壁4との間に配されるものであって、電池ケース2を構成する材料よりも融点の高い材料により形成された保護部材8とを備える。
ここで、異常発熱によって電極体10の内部で高温のガスが発生した場合、発生したガスは、正極板11および負極板12の板面方向に沿って流れ、電極体10の端面13から放出される。このとき、電極体10の端面13と容器3の側壁4との間には保護部材8が配されているから、放出されたガスはこの保護部材8によって受けられる。これにより、高温のガスが容器3の側壁4、4に直接吹き付けられることを抑制し、電池ケース2の溶融・破損を防止することができる。
特に電池ケース2を形成する材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金のような、比較的低融点の材料である場合に、保護部材8を設けておくことが、容器3の溶融・破損の防止のために効果的である。
また、本実施形態においては、電極体10が、正極板11と負極板12とをセパレータを介して積層したものを巻回することにより形成された巻回型のものである。このような巻回型の電極体10においては、ガスが噴出する端面13は、電極体10の軸方向の両端面のみである。したがって、この2つの端面と対向するように保護部材8を配すればよく、簡易な構成で電池1の安全性を確保できる。
<実施形態2>
実施形態2を、図2を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、実施形態1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電池20は、実施形態1と同様に、電池ケース2と、この電池ケース2内に電解液とともに収容される電極体10とを備える。
本実施形態の電極体10は、樹脂性の絶縁シート21によって包装されている。この絶縁シート21は、主として電池ケース2と電極体10との間を絶縁するために用いられるものであるが、ある程度の耐熱性を有する材料により形成されることが好ましい。具体的には、ポリイミド、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等を好適に使用することができる。
容器3の内部には、保護部材8が配されている。この保護部材8は、絶縁シート21の外側であって、電極体10において正極板11および負極板12の積層方向に対して平行する一対の端面13、13と対向する一対の側壁4、4の内側に挿入されている。これにより、電極体10の一対の端面13、13と、これと対向する一対の側壁4、4との間には、絶縁シート21および保護部材8が介在することとなる。
本実施形態においても、異常発熱によって、電極体10の内部で高温のガスが発生した場合には、発生したガスは、正極板11および負極板12の板面方向に沿って流れ、端面13から容器3の側壁4に向かって噴出される。このとき、電極体10の端面13と容器3の側壁4との間には絶縁シート21および保護部材8が介在しているから、噴出されたガスはこれらの絶縁シート21および保護部材8によって受けられる。これにより、高温のガスが容器3の側壁4、4に直接吹き付けられることを抑制し、電池ケース2の溶融・破損を防止することができる。
なお、本実施形態においては、電極体10と保護部材8との間に絶縁シート21が介在しているから、保護部材8が必ずしも絶縁性材料によって形成されていることを要しない。しかし、保護部材8が絶縁性材料によって形成されていれば、仮に噴出したガスの熱によって絶縁シート21が破れてしまった場合であっても、電極体10と容器3との間の絶縁を確保し、正極板11と負極板12との短絡を回避することができるから、好ましい。
<実施形態3>
実施形態3を、図3を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、実施形態1と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電池30は、実施形態1と同様に、電池ケース2と、この電池ケース2内に電解液とともに収容される電極体10とを備える。加えて、電極体10は、樹脂性の絶縁シート21によって包装されている。絶縁シート21の構成は、実施形態2と同様である。
本実施形態においては、保護部材8は、絶縁シート21の内側に、電極体10において正極板11および負極板12の積層方向に対して平行する一対の端面13、13を覆うように配されている。これにより、電極体10の一対の端面13、13と、これと対向する一対の側壁4、4との間には、絶縁シート21および保護部材8が介在することとなる。
本実施形態においても、異常発熱によって、電極体10の内部で高温のガスが発生した場合には、発生したガスは、正極板11および負極板12の板面方向に沿って流れ、端面13から容器3の側壁4に向かって噴出される。このとき、電極体10の端面13と容器3の側壁4との間には、絶縁シート21および保護部材8が介在しているから、噴出されたガスはこれらの絶縁シート21および保護部材8によって受けられる。これにより、高温のガスが容器3の側壁4、4に直接吹き付けられることを抑制し、電池ケース2の溶融・破損を防止することができる。
<変形例1>
図4に示す電池40のように、保護部材8が容器3における側壁4、4の内側面に貼り付けられていてもよい。このような構成によれば、容器3の内部で保護部材8が固定されるから、容器3の内部での保護部材8のがたつきがない。また、組み立て時の作業性が向上する。
<変形例2>
図5に示す保護部材50のように、その板面全体に、補強のための格子状のリブ51が設けられていてもよい。
<変形例3>
図6に示す保護部材52においては、電極体10の端面13と対向する側の面に、両側縁および下側縁から端面13側に突出するリブ53、54が設けられている。リブ53をこのような形状とすることにより、このリブ53に囲まれた領域が、縦方向に延び、上側に開放された通路55となる。
このような保護部材52を上記実施形態と同様の電池に適用した場合、異常発熱によって、電極体10の内部で高温のガスが発生した場合には、発生したガスは、正極板11および負極板12の板面方向に沿って流れ、端面13から容器3の側壁4に向かって噴出される。このとき、上記と同様に噴出されたガスは保護部材52によって受けられ、容器3の溶融・破損が防止される。加えて、保護部材52において端面13と対向する側の面に、縦方向に延びるとともに、上側(電池ケース2において安全弁7が設けられた側)に開放された通路55が形成されているから、噴出したガスはこの通路55に導かれて上方へ速やかに流れ、蓋体5(電池ケース2の天井壁)に設けられた安全弁7から外部へ放出される。これにより、噴出したガスが、容器3において電極体10の端面13近傍に滞留する時間を少なくできるから、容器3の溶融・破損をより確実に防止することができる。
なお、図7に示す保護部材56のように、両側縁のリブ53の間に、このリブ53と平行方向に延びるリブ57を形成することによって、通路58が複数に分割されていてもよい。図7では、両側縁のリブ53の間に、縦方向に延びるリブ57が1本形成され、通路58が2本に分割された例を示したが、両側縁のリブ53の間に、縦方向に延びるリブが2本以上形成され、通路が3本以上に分割されていても構わない。
<検証実験>
本電池について、その技術的効果を検証するための実験を行なった。
(1)検証条件
実施形態1と同様の構成を有する電池を作成した。また、比較例として、保護部材を設けない他は実施形態1と同様の構成を有するに電池を作成した。これらの電池について、過充電を行い、過熱状態を作り出して、その変化を検証した。
(2)検証結果
数10分後、保護部材を設けた電池においては、比較的低温のガスが安全弁から放出されることが確認された。一方、保護部材を設けていない電池においては、容器短側面の一部が高温となり、その後その一部が溶融し、高温ガスが吹き出していることが確認された。
以上のように、保護部材を設けることにより、電極体の内部から高温ガスが放出された場合においても、容器の破損を未然に防止し、安全性の高い連続使用ができる電池を提供することが可能となった。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
1)上記実施形態では、保護部材8は、電極体10の端面13の全面を覆うことの可能な大きさとされていたが、保護部材は、端面の一部を覆う大きさとされていてもよい。
2)上記実施形態では、電極体10がその巻回軸方向を横方向(蓋体5の板面と平行方向)に向けて容器3に収容されていたが、電極体はその巻回軸を縦方向(蓋体の板面方向と平行方向)に向けて容器に収容されていてもよい。
3)上記実施形態では、電極体10は巻回型のものであったが、電極体は、複数の正極板および負極板を、セパレータを介して積層した積層型のものであってもよい。この場合、正極板および負極板の積層方向とは、積層されている正極板、負極板の板面方向と直交する方向であり、これと平行する端面とは、板面方向の表裏面を除く4面である。
4)上記実施形態2および実施形態3では、電極体10が絶縁シート21により包装され、この絶縁シート21の内側または外側に保護部材8が配されていたが、電極体の端面に対向する位置に配される保護部材と、この端面を除く面を覆う絶縁シートとが一体化された包装部材によって電極体が包装されていても構わない。
5)上記実施形態では、蓄電素子が電池である例を示したが、蓄電素子は、例えば電気化学現象を伴うキャパシタであってもよい。
1...電池(蓄電素子)
2...電池ケース(ケース)
7...安全弁
8...保護部材
10...電極体(蓄電要素)
11...正極板
12...負極板
13...端面
21...絶縁シート
55、58...通路

Claims (7)

  1. 正極板と負極板とを積層してなる蓄電要素と、
    前記蓄電要素を収容するケースと、
    前記蓄電要素において前記正極板および前記負極板の積層方向と平行する端面と前記ケースとの間に配されるものであって、前記ケースを構成する材料よりも融点の高い材料により形成された保護部材とを備える蓄電素子。
  2. 前記保護部材を形成する材料がセラミックス材料である、請求項1記載の蓄電素子。
  3. 前記ケースを形成する材料がアルミニウムまたはアルミニウム合金である、請求項1または請求項2に記載の蓄電素子。
  4. 前記蓄電要素を包装する絶縁シートを備える、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  5. 前記蓄電要素が、前記正極板と前記負極板とを積層したものを巻回することにより形成された巻回型のものである、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  6. 前記保護部材が、前記蓄電要素における巻回軸方向の両端面のうち少なくとも一方の端面と前記ケースとの間に配されている、請求項5に記載の蓄電素子。
  7. 前記ケースには、このケースの内部の圧力が所定値以上となったときに開弁する安全弁が設けられ、
    前記保護部材には、前記蓄電要素の前記端面と対向する面に、前記ケースにおいて前記安全弁が設けられている側に対応する側の端部が開放された通路が形成されている、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の蓄電素子。
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