JPWO2012070610A1 - 光走査装置 - Google Patents

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雄士 本田
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Abstract

本発明の光走査装置1は、主可動部10と、主可動部10の両端に互いに対向して配置され、主可動部10を揺動可能に支持するねじれ変形可能な一対の主ねじり梁部21,22と、主可動部10を揺動駆動する主駆動部30と、を有し、主可動部10が、光を反射する反射面11aを備えたミラー部11と、ミラー部11を挟んで互いに対向して配置され、それぞれが主可動部10の揺動軸X−Xに沿って延びる一対の永久磁石12,13と、を有し、主駆動部30が、主可動部10の揺動軸X−Xに沿って永久磁石12,13を囲むように配置されたヨーク部31,32,33と、ヨーク部31,32,33に巻き付けられ、通電によってヨーク部31,32,33を励磁して、永久磁石12,13に作用する磁場を発生させるコイル34と、を有している。

Description

本発明は、光走査装置に関する。
ミラーを揺動させることで光を走査する光走査装置は、デジタル複写機、レーザプリンタ、バーコードリーダ、スキャナ、プロジェクタなどで広く用いられている。この光走査装置として、近年の微細加工技術の発展に伴って、Micro Electro Mechanical Systems(MEMS)技術を応用した光走査装置が注目を集めている。
MEMS技術による光走査装置では、半導体プロセスによるミラー機構の一体成形が可能であり、そのため、装置の小型化を実現できることが有利である。しかしながら、逆にミラーサイズ(チップサイズ)が大きくなると、コスト面で問題が生じる。つまり、1枚当たりのウエハは高価であり、そこから実際に取れるチップ数や歩留まりを考慮すると、1cm角以上のMEMSチップを低コストで製作することが困難となる。そのため、十分なミラーサイズが必要となる高解像度のプロジェクタでの使用にはあまり適していない。
その一方で、MEMS技術による光走査装置には、次のような利点もある。すなわち、このような光走査装置では、両端を弾性材料からなる梁部で支持されたミラーが、その梁部を揺動軸として、静電力や電磁力などの駆動力によって揺動することで、光走査が行われている。そのため、モータによってポリゴンミラーやガルバノミラーを回転させるタイプの光走査装置とは異なり、モータなどの機械的な駆動機構が必要ない。その結果、構造が簡単になり、組立性も良好となる点で、低コスト化に寄与することができる。また、上述の光走査装置と比べて、ミラーの振れ角も比較的大きくすることができる。このことは、大画面表示可能なプロジェクタを実現する上で重要となる。
そこで、ミラーサイズの大きな光走査装置に対して、MEMS技術による光走査装置の上述の利点を利用して、プロジェクタなどの画像表示装置において大画面表示および高解像度を実現することが求められている。
ところで、MEMS技術による光走査装置では、多くの場合、ミラーの振れ角を大きくするために、構造体の共振周波数でミラーを駆動させる共振ミラーが用いられている。ミラーの共振周波数frは、
fr=(2π)−1(k/I1/2 (1)
で与えられる。ここで、kはミラーを支持するねじり梁部のねじりばね定数、Iはミラーの慣性モーメントである。
また、ミラーに加わる駆動力をTとすると、ミラーの振れ角θは、
θ=QT/k (2)
で与えられる。ここで、Qは系の品質係数であり、空気中および真空中での典型的な値は、それぞれ約100および約1000である。
共振ミラーでは、多くの場合、共振周波数frとして数10kHz程度の高速な振動が要求され、それに応じて、ねじり梁部としては、ねじりばね定数kの大きなもの、すなわち固いねじり梁部が用いられる(式(1)参照)。その場合、式(2)によって与えられる共振ミラーの振れ角θは、ミラーの品質係数Qがねじりばね定数kによってキャンセルされるため、結果的に、駆動力Tに依存することになる。したがって、ミラーの振れ角θを大きくするためには、大きな駆動力が必要となる。
一方、ある種の光走査装置では、ミラーが非共振駆動(DC駆動)で動作するように構成されている。この非共振ミラーの場合、ミラーの振れ角θは、
θ=T/k (3)
で与えられる。ここで、Tおよびkはそれぞれ同様に、ミラーに加わる駆動力およびねじりばね定数である。
式(3)によれば、駆動力Tを増大させるか、ねじりばね定数kを小さくすることで、ある程度の振れ角θを確保することが可能となる。しかしながら、ねじりばね定数kを小さくすると、式(1)によって共振周波数frが低下することになる。その場合、共振周波数が非共振モードでの駆動周波数(通常60Hz)と接近するため、ミラーの駆動波形に共振波形が重畳されてしまう。これを避けるためには、共振周波数frを約1kHz以上に設定しておく必要があり、結果として、ねじりばね定数kをあまり小さくすることができない。したがって、非共振ミラーにおいても、ミラーの振れ角θを大きくするには、駆動力を大きく増大させることが必要となる。
このように、共振型であるか非共振型であるかにかかわらず、光走査装置においてミラーの大きな振れ角を実現するには、大きな駆動力を確保することが重要となる。この点において、永久磁石とコイルによって駆動力を発生する磁気力型駆動装置を用いることが有利である。磁気力型駆動装置は、永久磁石とコイルの配置によって、以下の2つに分類される。
(1)可動コイル(MC)型
例えば、特許文献1および2には、可動部にコイルが搭載されたMC型の駆動装置が記載されている。可動部の周囲に複数の永久磁石が配置され、コイルに電流を流した時にコイルに働くローレンツ力を利用して、可動部が駆動されるようになっている。
(2)可動磁石(MM)型
MM型の駆動装置としては、板状の可動部の板面に少なくとも1つの永久磁石が搭載されている構成が多く用いられている。この可動部の近傍にコイルが配置され、コイルに電流を流した時に発生する、永久磁石とコイルとの磁気的相互作用を利用して、可動部が駆動されるようになっている。
このような駆動装置では、従来から、駆動力を効率良く発生させるための種々の提案がなされている。
例えば、特許文献3には、可動板(可動部)の永久磁石が搭載された面と対向する位置に、可動板の偏向角に応じて傾斜して設置されたコイルを備えた駆動装置が開示されている。これにより、可動板が偏向した場合でも、十分な大きさの磁場が永久磁石に印加されるようになっている。
一方、特許文献4には、磁化方向が水平方向となるようにミラープレート(可動部)の裏面に配置された永久磁石と、コイルが収められた固定ヨークとを備えた光スキャナが開示されている。永久磁石が固定ヨークの端部間に挟まれるように配置されていることで、固定ヨークを通じて永久磁石に印加される磁場を比較的大きくすることができる。
特開2007−14130号公報 特開2008−122955号公報 特開2005−169553号公報 特開2007−94109号公報
プロジェクタなどの画像表示装置では、上述のように、ミラーサイズの大きな光走査装置を用いることが要求されている。したがって、そのための駆動装置には、これまで以上に大きな駆動力を発生することが求められる。
上述のMC型の駆動装置において発生する駆動力を増大させるためには、コイルに流す電流を大きくするか、コイルの巻き数を増やすことが考えられる。しかしながら、前者の場合、電流の増加は、コイルの発熱を引き起こし、コイルを搭載する光走査装置の光学性能の劣化を引き起こすことになる。また、後者の場合、コイルの巻き数は、コイルの線径とトレードオフの関係になるため、大きな駆動力を得ることは困難となる。すなわち、コイルの巻き数を稼ぐためにはコイルの線径を細くする必要があるが、その場合、発熱や断線を防ぐために、通電可能な電流の上限を低くせざるを得ない。一方、コイルの線径を太くすると通電可能な電流の上限は多少緩和されるが、巻き数自体が減少してしまう。したがって、MC型の駆動装置では、所望の駆動力を発生させることができないという問題がある。
それに対して、特許文献3および4に記載のMM型の駆動装置では、コイル設置場所の制約が少ないため、通電可能な電流の上限を高く設定することができる。また、MC型の駆動装置と比べて、コイルで発生する磁場をより大きくすることが可能となる。
しかしながら、特許文献3に記載の駆動装置では、コイルが巻かれたボビンの先端間の間隔が長い。そのため、永久磁石に印加される磁場は空間的なばらつきが大きくなり、ミラーサイズの大きな光走査装置を駆動するには大きさ自体も十分ではない。また、特許文献4に記載の駆動装置では、ミラー下部に設けられた、永久磁石を支持する支柱が非磁性であるため、その部分は駆動力に寄与せず、十分な駆動力を発生させることが困難である。
上述のMM型の駆動装置においても、コイルに流す電流を大きくすることで十分な駆動力を発生させることが可能である。しかしながら、その場合には、消費電力が増大するため好ましくない。
そこで、本発明の目的は、ミラーサイズの大きな光走査装置において、低消費電力を実現しながら、十分な駆動力を発生させることができる構造を提供することである。
上述した目的を達成するために、本発明の光走査装置は、主可動部と、主可動部の両端に互いに対向して配置され、主可動部を揺動可能に支持するねじれ変形可能な一対の主ねじり梁部と、主可動部を揺動駆動する主駆動部と、を有している。主可動部は、光を反射する反射面を備えたミラー部と、ミラー部を挟んで互いに対向して配置され、それぞれが主可動部の揺動軸に沿って延びる一対の永久磁石と、を有し、主駆動部は、主可動部の揺動軸に沿って永久磁石を囲むように配置されたヨーク部と、ヨーク部に巻き付けられ、通電によってヨーク部を励磁して、永久磁石に作用する磁場を発生させるコイルと、を有している。
以上、本発明によれば、ミラーサイズの大きな光走査装置において、低消費電力を実現しながら、十分な駆動力を発生させることができる構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における光走査装置の構成を示す概略平面図である。 図1AのA−A’線に沿った概略断面図である。 図1AのB−B’線に沿った概略断面図である。 図1Aから図1Cの光走査装置の可動ミラーを概略的に示す分解斜視図である。 図1Bの光走査装置において可動ミラーが揺動した状態を示す概略断面図である。 図1Bの光走査装置において可動ミラーが揺動した状態を示す概略断面図である。 永久磁石の軸方向長さに対して、図1Aから図1Cの可動ミラーの最大揺動角度の絶対値をプロットした図である。 本発明の光走査装置を備えた画像表示装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における光走査装置の構成を示す概略平面図である。 図6AのA−A’線に沿った概略断面図である。 図6AのB−B’線に沿った概略断面図である。 図6Aから図6Cの光走査装置におけるミラー部の概略平面図である。 図6Aから図6Cの光走査装置におけるミラー部の概略断面図である。 図6Aから図6Cの光走査装置におけるミラー部の概略平面図である。 フランジ幅に対して、図6Aから図6Cの可動ミラーの最大揺動角度の絶対値をプロットした図である。 本発明の第3の実施形態における光走査装置の構成を示す概略平面図である。 図9AのA−A’線に沿った概略断面図である。 図9AのB−B’線に沿った概略断面図である。 図9Bの光走査装置において可動ミラーが揺動した状態を示す概略断面図である。 図9Bの光走査装置において可動ミラーが揺動した状態を示す概略断面図である。 永久磁石の軸方向長さに対して、図9Aから図9Cの可動ミラーの最大揺動角度の絶対値をプロットした図である。 永久磁石の厚さに対して、図9Aから図9Cの可動ミラーの最大揺動角度の絶対値をプロットした図である。 本発明の第4の実施形態における光走査装置の構成を示す概略平面図である。 図13AのA−A’線に沿った概略断面図である。 図13AのB−B’線に沿った概略断面図である。 本発明の第5の実施形態における光走査装置の構成を示す概略平面図である。 図14AのA−A’線に沿った概略断面図である。 図14AのB−B’線に沿った概略断面図である。 本発明の第6の実施形態における光走査装置の構成を示す概略平面図である。 図15AのA−A’線に沿った概略断面図である。 図15AのB−B’線に沿った概略断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態における光走査装置について説明する。本実施形態の光走査装置は、共振周波数で動作するように構成された共振型の光走査装置である。
図1A〜図1Cは、本実施形態の光走査装置の構成を示す概略図である。図1Aは、本実施形態の光走査装置を光の反射面側から見た概略平面図であり、図1Bおよび図1Cは、それぞれ図1AのA−A’線およびB−B’線に沿った概略断面図である。
本実施形態の光走査装置1は、光を走査させるための可動ミラー(主可動部)10と、可動ミラー10の両端に互いに対向して配置され、それぞれ可動ミラー10に連結されたねじり変形可能な一対の主ねじり梁部21,22と、を有している。可動ミラー10は、主ねじり梁部21,22を介して支持部41,42に連結され、したがって、主ねじり梁部21,22によって揺動可能に支持されている。さらに、光走査装置1は、可動ミラー10を揺動駆動する主駆動部30を有している。これにより、可動ミラー10は、主駆動部30によって駆動され、棒状の主ねじり梁部21,22が延びる方向を揺動軸X−Xとして揺動するようになっている。
可動ミラー10は、光を反射する反射面11aを備えたミラー部11と、ミラー部11を挟んで互いに対向して配置された一対の永久磁石12,13と、ミラー部11および一対の永久磁石12,13がそれぞれ嵌め込まれる可動枠部14と、から構成されている。ミラー部11と永久磁石12,13とは、可動枠部14にそれぞれ嵌め込まれ、接着剤によって接着されている。図2は、本実施形態の可動ミラー10と主ねじり梁部21,22の具体的な構成を示す斜視図であり、ミラー部11と一対の永久磁石12,13とが可動枠部14に嵌め込まれる前の可動ミラー10を示している。
可動枠部14は、適度な剛性および弾性を有する材料で主ねじり梁部21,22と一体成形され、主ねじり梁部21,22を介して支持部(図2には図示せず)に連結されている。可動枠部14および主ねじり梁部21,22の材料として、本実施形態では、ステンレスやモリブデンなどの弾性を有する金属材料や、単結晶シリコンが好適に用いられる。
ミラー部11は、図1Aに示すように、楕円状に形成された反射面11aを有し、その短軸方向が可動ミラー10の揺動軸X−Xと実質的に同軸になるように配置されている。すなわち、ミラー部11は、可動ミラー10の揺動軸X−Xに対して実質的に回転対称となるように配置されている。これにより、ミラー部11の慣性モーメントを下げることができる。このことは、所定の共振周波数(ここでは4kHz)を得るための主ねじり梁部21,22のねじりばね定数を下げることができ(式(1)参照)、その結果、同じ駆動力でもより大きな振れ角を実現できる点で有利である。
ミラー部11の反射面11aには、使用する光に対して十分に高い反射率を有する材料で構成された、十分平坦な金属薄膜または誘電体多層膜からなる鏡面が形成されている。本実施形態では、このような鏡面を備えたミラー部11が、上述したように、可動枠部14と別体で形成され、可動枠部14の開口部分に嵌め込まれるようになっている。このような構成は、可動ミラー10の組立の容易性とミラー部11自体の加工容易性とから低コスト化に寄与するだけでなく、可動枠部14および主ねじり梁部21,22を構成する材料と異なる材料でミラー部11を形成できる点でも有利である。すなわち、ミラー部11を、可動枠部14および主ねじり梁部21,22を構成する材料の密度より小さい密度の材料で形成することで、可動ミラー10の慣性モーメントを下げることができる。
ミラー部11の寸法は、一例として、反射面11aの長軸(ミラー幅)が6mm、短軸(ミラー長)が3mmであり、厚さが0.3mmである。また、このときの可動枠部14の寸法は、一例として、ミラー部11が嵌め込まれる楕円形部分の厚さが0.3mm、枠幅が0.7mmである。
ミラー部は、可動枠部と別体で形成する代わりに、上述のような鏡面を板状の可動枠部に直接形成することで構成されていてもよい。
各永久磁石12,13は、ミラー部11の両端で、可動ミラー10の揺動軸X−Xに沿って延びるように配置されている。このとき、永久磁石12,13は、図1Aから図2に示すように、可動ミラー10の揺動軸X−Xに沿って延びる側面がそれぞれN極およびS極に着磁され、したがって、その磁化方向は、可動ミラー10の揺動軸X−Xと実質的に直交している。本実施形態では、この磁化方向がミラー部11の反射面11aと実質的に平行になるように、永久磁石12,13はミラー部11に対して配置されている。このような永久磁石12,13とミラー部11との配置に応じて、後述する主駆動部30の構成が決定される。
慣性モーメントを下げるという観点から、ミラー部11の場合と同様に、各永久磁石12,13は、可動ミラー10の揺動軸X−Xに対して回転対称となるように配置されていることが好ましい。
主ねじり梁部21,22は、上述のように、可動枠部14と一体成形され、可動ミラー10を揺動可能に支持している。主ねじり梁部21,22の寸法は、可動ミラー10の寸法に応じて決定される。すなわち、用いられるミラー部11や永久磁石12,13などの寸法から求められた慣性モーメントを有する可動ミラー10が所定の共振周波数で揺動するように、式(1)からねじりばね定数が決定され、それに応じて、主ねじり梁部21,22の寸法が決定される。
主駆動部30は、図1Bに示すように、3つの部分から構成されたヨーク部31,32,33を有し、それらは、可動ミラー10の揺動軸X−Xに沿って永久磁石12,13を囲むように配置されている。
ヨーク部の3つの部分31,32,33は、それぞれ永久磁石12,13に対向する端部を有している。第1および第2のヨーク31,32は、永久磁石12,13を挟んで互いに対向する第1および第2の端部31a,32aを有している。第3のヨーク33は、永久磁石12,13の磁化方向と実質的に直交する方向で永久磁石12,13に対向する第3の端部33aを有している。このように構成されたヨーク部31,32,33が、可動ミラー10の揺動軸X−Xを含み永久磁石12,13の磁化方向と実質的に直交する平面Y−Yに対して対称に配置されている。ヨーク部31,32,33の寸法は、一例として、第1および第3の端部31a,33a間のギャップと、第2および第3の端部32a,33a間のギャップとが、それぞれ1〜2mmの範囲である。
さらに、主駆動部30は、第1のヨーク31に巻き付けられ、通電によってヨーク部31,32,33を励磁して、可動ミラー10の永久磁石12,13に作用する磁場を発生させるコイル34を有している。本実施形態のコイル34は、後で詳述するように、通電によって第1および第2の端部31a,32aと第3の端部33aとに互いに異なる磁極を形成するように構成されている。コイル34の巻き数は、一例として200である。
第1および第3の端部31a,33a間のギャップと、第2および第3の端部32a,33a間のギャップとをそれぞれgとし、コイル34の巻き数および電流をそれぞれNおよびIとすると、各ギャップg間に発生する磁場Hの大きさは、概ねH=NI/gで与えられる。例えば、コイルの巻き数Nが200、電流Iが200mA、ギャップgが2mmの場合、永久磁石12,13に作用する磁場Hは、2×10A/m(250Oe)となる。このような寸法や磁場の大きさは、現実的に設計可能な値である。
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、本実施形態における可動ミラー10の揺動動作について説明する。
図3Aおよび図3Bは、本実施形態の可動ミラー10の動作を説明するための光走査装置1の概略断面図であり、それぞれ図1Bに対応した図である。
主駆動部30のコイル34に通電すると、第1から第3のヨーク31,32,33内に磁束が発生し、第1から第3の端部31a,32a,33aにそれぞれ磁極が形成される。そのとき、図3Aおよび図3Bに示すように、第1および第2の端部31a,32aには同種の磁極が形成され、第3の端部33aにはそれと異なる磁極が形成される。その結果、第1の端部31aと第3の端部33aとの間、および第2の端部32aと第3の端部33aとの間に、それぞれ磁場が発生する。
コイル34に所定方向の電流を流すと、図3Aに示すように、第1および第2の端部31a,32aにはN極が、第3の端部33aにはS極がそれぞれ発生する。それにより、第1および第2の端部31a,32aからそれぞれ第3の端部33aの方向への磁場が発生する。この磁場が永久磁石13に作用して、永久磁石13のS極が第3の端部33aのN極と引き合うように、永久磁石13(すなわち可動ミラー)を図で見て左側に傾ける。
一方、コイル34に上記所定方向と反対方向の電流を流すと、図3Bに示すように、第1および第2の端部31a,32aにはS極が、第3の端部33aにはN極がそれぞれ発生する。それにより、第3の端部33aからそれぞれ第1および第2の端部31a,32aの方向への磁場が発生する。この磁場が永久磁石13に作用して、永久磁石13のN極が第1の端部31aのS極と引き合うように、永久磁石13(すなわち可動ミラー)を図で見て右側に傾ける。
したがって、ある角度で入射する光を、例えば、一方では浅い角度で反射させ(図3A参照)、他方では深い角度で反射させることが可能となる(図3B参照)。このようにして、コイル34に流れる電流の方向および大きさを変化させることで、走査光の角度を任意に設定できることが可能となる。
ここで、本実施形態の永久磁石12,13の形状について、具体例を挙げて説明する。
図4に、図1Aから図2に示す可動ミラー10について、各永久磁石12,13の体積および厚さ(反射面11aに垂直な方向の長さ)を一定として、永久磁石12,13の軸方向長さ(可動ミラー10の揺動軸X−Xに沿った長さ)を変化させたときの可動ミラー10の揺動角度を計算した結果を示す。縦軸は、可動ミラー10の最大揺動角度の絶対値である。ここで、可動ミラー10の共振周波数は4kHz、永久磁石12,13の体積および厚さは、それぞれ3.6mmおよび0.3mmとし、永久磁石12,13の磁化は1.3Tとした。また、永久磁石12,13に印加される磁場は10A/m、機械品質係数は50とした。この大きさの磁場は、ギャップが1mmの主駆動部30に巻き付けられた、巻き数200のコイル34で生成可能(電流は50mA)であり、機械品質係数も妥当な大きさである。
図4から、永久磁石12,13の軸方向長さが長くなるにつれて、可動ミラー10の最大揺動角度が大きくなっていることがわかる。これは、軸方向長さに反比例して、永久磁石12,13の幅(反射面11aの長軸方向に沿った長さ)が短くなることで、永久磁石12,13の慣性モーメントが下がるためである。すなわち、この慣性モーメントの変化に応じて、所定の共振周波数(ここでは4kHz)を得るための主ねじり梁部21,22のねじりばね定数を下げることができ(式(1)参照)、その結果、可動ミラー10を大きく揺動させることが可能となる。これに伴って、主駆動部30の軸方向の長さも長くなり、若干の体積増加とDC抵抗の増加が発生するが、それは大きな問題とはならない。
永久磁石の軸方向の長さが長すぎる場合、デバイスの形状としては適当でないため、本実施形態では、永久磁石12,13は、軸方向に長い扁平な直方体であることが好ましい。永久磁石12,13の寸法は、一例として、軸方向の長さが6mm、幅が2mm、厚さが0.3mmである。
次に、可動ミラー10の揺動角度(回転角度)について、具体例を挙げて説明する。
図3Aおよび図3Bにおいて、可動ミラー10の静止位置(図1B参照)からの揺動角度θ(t)は、以下の運動方程式によって導かれる。
I(d/dt)θ(t)+kθθ(t)+b(d/dt)θ(t)
−MH(t)cos(θ−θ(t))=0 (4)
I:可動ミラー10の慣性モーメント
H(t):永久磁石12,13の位置での印加磁場
M:可動ミラー10の磁気モーメント(水平方向左向き)
θ:主ねじり梁部21,22のねじりばね定数
b:ダンピング係数
θ:鉛直方向に対する印加磁場H(t)の傾斜角度
θ(t)およびθは、図3Aおよび図3Bで見て時計回りの方向を正とし、印加磁場H(t)の大きさは、簡単のため一様とする。また、可動ミラー10の慣性モーメントIは、鏡面を形成する材料を含むミラー部11と永久磁石12,13の慣性モーメントとする。
式(4)で示す運動方程式の解は、H(t)=Hsin(ωt)、θ=0として、θ(t)が10°以下である場合を仮定すると、近似的に、
θ(t)=(QMH/kθ)sin(ωt+φ) (5)
で与えられる。ここで、ωおよびφは、それぞれコイル34に流れる交流電流の角周波数および位相のずれである。また、Qは系の機械品質係数であり、通常空気中で数10〜100程度である。
可動ミラー10の共振周波数frを4kHz、永久磁石12,13としてネオジム磁石を用い、その寸法を2×6×0.3mm、印加磁場Hを2×10A/mとすると、機械品質係数Qが50の場合、可動ミラー10の揺動角度は最大で±7°となる。これにより、±14°の範囲に光を走査することが可能となる。
本実施形態では、このような可動ミラー10の揺動角度を得るために、必要となる印加磁場の大きさが2×10A/m程度であるため、コイル34に流す電流も比較的少なくて済み、その結果、消費電力も小さくなる。また、所定の周波数(例えば4kHz)を有する交流電流がコイル34に流れた場合、コイル34の配線抵抗(例えば1Ω)以外に、コイル34のインダクタンスに応じたインピーダンスが発生することになる。そのような場合でも、電流回路にコンデンサを直列に挿入して、LCR共振回路を構成することで、電流回路のインピーダンスを配線抵抗程度に下げることができ、消費電力を低減させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、ミラー部の両端に、可動ミラーの揺動軸に沿って一対の永久磁石を配置することで、コイルが巻き付けられたヨークを永久磁石を囲むように配置することができる。これにより、磁極が形成されるヨーク端部と永久磁石との間隔だけでなく、ヨーク端部間の間隔をも狭くすることが可能となる。しかも、このヨーク端部と永久磁石との間隔は、永久磁石が可動ミラーの揺動軸に沿って配置されているため、可動ミラーが大きく揺動した場合でも、狭い間隔を維持することができる。そのため、可動ミラーの揺動状態にかかわらず、ヨーク端部間に発生する磁場と永久磁石との相互作用を増大させることが可能となる。その結果、比較的小さな電流でも、十分に大きな駆動力を発生させることができ、それにより、可動ミラーの大きな振れ角を得ることで、広範囲な光走査が可能となる。
ここで、本実施形態の光走査装置が組み込まれる画像表示装置の構成および動作について説明する。
図5に、本実施形態の光走査装置を備えた画像表示装置の一構成例を示す。
画像表示装置は、外部から供給される映像信号に応じて変調された各色の光束を生成する光束生成装置P1と、光束生成装置P1で生成された各光束を平行光化するためのコリメート光学系P2と、平行光化された各光束を合成するための合成光学系P3と、を有している。また、画像表示装置は、合成光学系P3で合成された光束を画像表示するために水平方向に走査する水平走査部P4と、水平走査部P4で水平方向に走査された光束を垂直方向に走査する垂直走査部P5と、水平方向と垂直方向走査された光束をスクリーン上に出射するための光学系(図示せず)と、を備えている。本実施形態の光走査装置は、水平走査部P4の走査ミラーP41として画像表示装置に組み込まれる。
光束生成装置P1は、映像信号が入力され、その入力信号に基づいて画像を構成するための要素となる信号を発生させるとともに、水平走査部で使用される水平同期信号と、垂直走査部で使用される垂直同期信号とをそれぞれ出力する信号処理回路を有している。この信号処理回路において、赤(R)、緑(G)、青(B)の各映像信号が生成される。
さらに光束生成装置P1は、信号処理回路から出力される3つの映像信号(R,G,B)をそれぞれ光束にするための光源部P11を有している。光源部P11は、映像信号の各色に対して、光束を発生させるレーザP12と、それを駆動するためのレーザ駆動系P13と、を有している。各レーザとしては、半導体レーザあるいは高調波発生機構(SHG)付き固体レーザが好適に用いられる。
光束生成装置P1の各レーザP12から出射した各色の光束は、コリメート光学系P2によってそれぞれ平行光化された後、合成光学系P3の各色に対応するダイクロイックミラーに入射される。これらの3つのダイクロイックミラーに入射した各色の光束は、波長選択的に反射または透過して合成され、水平走査部P4に出力される。
水平走査部P4および垂直走査部P5では、水平操作部P4に入射した光束を、走査ミラーP41,P51を水平方向および垂直方向に走査することで、画像として投影する。それぞれの走査ミラーP41,P51は、信号処理回路から出力され、走査同期回路を通じて入力される同期信号に基づいて、走査駆動回路によって駆動される。
[第2の実施形態]
図6Aから図6Cは、本発明の第2の実施形態における光走査装置の構成を示す概略図である。図6Aは、本実施形態の光走査装置を光の反射面側から見た概略平面図であり、図1Aに対応する図である。図6Bおよび図6Cは、それぞれ図6AのA−A’線およびB−B’線に沿った概略断面図である。
本実施形態は、第1の実施形態に対して、ミラー部(とそれに伴う可動枠部)の構成を変更した変形例である。具体的には、第1の実施形態におけるミラー部11は、図1Cに示すように、反射面11aに垂直な断面が矩形であるのに対して、本実施形態のミラー部111には、図6Cに示すように、反射面111aの外周部分にフランジ部111bが設けられている。また、これに応じて、可動枠部114の、ミラー部111が嵌め込まれる楕円形部分の大きさが変更されている。これら以外の構成については、第1の実施形態と同様であり、動作方法についても、第1の実施形態と同様である。本実施形態を含め、以下に示す各実施形態において、第1の実施形態と同じ部材については各図面に同じ符号を付し、説明は省略する。
図7Aから図7Cは、本実施形態のミラー部111を示す概略図である。図7Aおよび図7Cは、ミラー部111を上方および下方から見た概略平面図であり、図7Aが反射面111a側を示している。また、図7Bは、図6Cと同様の概略断面図である。
本実施形態のミラー部111は、上述のように、反射面111aの外周部分に設けられたフランジ部111bを有している。フランジ部111bは、ガラスで通常行われるエッチング処理で形成することができ、ミラー部111が可動枠部114に嵌め込まれる際に可動枠部114の楕円形部分と係合するようになっている。ミラー部111の固定は、可動枠部114の楕円形部分にフランジ部111bが接着剤によって接着されることで行われている。可動枠部114の材料としては、第1の実施形態と同様に、ステンレスやモリブデンなどの弾性を有する金属材料や、単結晶シリコンを用いることができるが、本実施形態ではモリブデンが好適に用いられる。
図8は、反射面111aの大きさ(ミラー長およびミラー幅)を一定として、フランジ部111bの幅(フランジ幅)を変化させたたときの、可動ミラー110の揺動角度を計算した結果である。縦軸は、可動ミラー110の最大揺動角度の絶対値である。ここで、ミラー部111のミラー長を3mm、ミラー幅を6mmとし、フランジ部111bの厚さを0.05mm、フランジ部111bが形成されていない部分のミラー部111の厚さを0.3mmとした。したがって、フランジ幅が0mmの場合は、第1の実施形態の場合に相当する。計算は、図4の計算の場合と同様の条件で行い、永久磁石12,13の軸方向の長さは6mm、幅は2mm、厚さは0.3mmとした。
図8から、フランジ幅が大きくなるにつれて、可動ミラー110の最大揺動角度は大きくなっているのがわかる。例えば、フランジ幅が0.8mmの場合、可動ミラー110の最大揺動角度は、0mmの場合(第1の実施形態)と比べて約2倍の、±14°(走査角±28°)に達する。このことから、フランジ幅はできるだけ大きいことが好ましい。ただし、フランジ幅が広くなると、反射面の強度が下がることでたわみなどが誘発されるため、実用的には、走査光で要求される光学特性に従って選択されればよい。
このように、本実施形態では、フランジ部111bが形成されていることで、反射面111aの大きさを第1の実施形態と同じにしながら、第1の実施形態と比べて、ミラー部111と可動枠部114の慣性モーメントを低減させることができる。それにより、所定の共振周波数を得るための主ねじり梁部21,22のねじりばね定数を下げることができ、可動ミラーの揺動角度をより大きくすることが可能となる。
[第3の実施形態]
図9Aから図9Cは、本発明の第3の実施形態における光走査装置の構成を示す概略図である。図9Aは、本実施形態の光走査装置を光の反射面側から見た概略平面図であり、図1Aに対応する図である。図9Bおよび図9Cは、それぞれ図9AのA−A’線およびB−B’線に沿った概略断面図である。
本実施形態は、第1の実施形態に対して、永久磁石と主駆動部との構成を変更した変形例である。具体的には、本実施形態における永久磁石の磁化方向が、第1の実施形態での磁化方向に対して、可動ミラーの揺動軸を中心として90°回転しており、それに応じて、永久磁石(とそれに伴う可動枠部)の形状とヨーク部の構成が変更されている。これら以外の構成については、第1の実施形態と同様であるが、可動枠部の材料としては、第2の実施形態と同様に、モリブデンが好適に用いられる。
本実施形態の永久磁石212,213は、図9Bに示すように、その磁化方向がミラー部11の反射面11aと実質的に直交するように配置されており、すなわち、平面Y−Yと実質的に平行になるように配置されている。これに応じて、主駆動部230では、第1および第2のヨーク231,232のみが永久磁石212,213を挟んで互いに対向する端部231a,232aをそれぞれ有している。また、コイル234は、これら第1および第2のヨーク231,232にそれぞれ巻き付けられ、後述するように、通電によって第1の端部231aと第2の端部232aとに互いに異なる磁極を形成するように構成されている。コイル234の巻き数は、一例として200である。本実施形態においても、第1から第3のヨーク231,232,233は、可動ミラー210の揺動軸X−Xを含む平面Y−Yに対して対称に配置されている。
次に、図10Aから図10Cを参照して、本実施形態における可動ミラー210の揺動動作について説明する。
図10Aおよび図10Bは、本実施形態の可動ミラー210の動作を説明するための光走査装置201の概略断面図であり、それぞれ図9Bに対応した図である。
主駆動部230のコイル234に通電すると、第1から第3のヨーク231,232,233内に磁束が発生し、第1および第2の端部231a,232aには、図10Aおよび図10Bに示すように、それぞれ異なる磁極が形成される。その結果、それらの端部231a,232a間に磁場が発生する。
コイル234に所定方向の電流を流すと、図10Aに示すように、第1の端部231aにはS極が、第2の端部232aにはN極がそれぞれ発生する。それにより、第2の端部232aから第1の端部231aの方向への磁場が発生する。この磁場が永久磁石213に作用して、永久磁石213のN極が第1の端部231aのS極と引き合うように、永久磁石213(すなわち可動ミラー)を図で見て左側に傾ける。
一方、コイル234に上記所定方向と反対方向の電流を流すと、図10Bに示すように、第1の端部231aにはN極が、第2の端部232aにはS極がそれぞれ発生する。それにより、第1の端部231aから第2の端部232aの方向への磁場が発生する。この磁場が永久磁石213に作用して、永久磁石213のN極が第2の端部232aのS極と引き合うように、永久磁石213(すなわち可動ミラー)を図で見て右側に傾ける。
したがって、ある角度で入射する光を、例えば、一方では浅い角度で反射させ(図10A参照)、他方では深い角度で反射させることが可能となる(図10B参照)。このようにして、コイル234に流れる電流の方向および大きさを変化させることで、走査光の角度を任意に設定できることが可能となる。
ここで、本実施形態の永久磁石212,213の形状について、具体例を挙げて説明する。
図11は、図9Aから図9Cに示す可動ミラー210について、各永久磁石212,213の体積を一定として、永久磁石212,213の異なる厚さに対して、永久磁石212,213の軸方向長さを変化させたときの可動ミラー210の揺動角度を計算した結果である。図には、永久磁石212,213の厚さtが、それぞれt=0.3mm、0.5mm、および1.0mmの場合が示されており、縦軸は、可動ミラー210の最大揺動角度の絶対値である。ここで、可動ミラー210の共振周波数(4kHz)や、永久磁石213,213の体積(3.6mm)など、計算の条件は、図4の計算の場合と同様とした。
図11から、永久磁石212,213の軸方向長さが所定の長さ以下では、永久磁石212,213の厚さが厚くなることで、可動ミラー210の最大揺動角度が大きく増加していることがわかる。これは、永久磁石212,213において、軸方向長さを一定とした場合、体積一定(したがって駆動力一定)の下では、厚さに反比例して幅が短くなることで、慣性モーメントが下がるためである。すなわち、この慣性モーメントの変化に応じて、所定の共振周波数(ここでは4kHz)を得るための主ねじり梁部21,22のねじりばね定数を下げることができ(式(1)参照)、その結果、可動ミラー210を大きく揺動させることが可能となる。
図12は、図11と同様の計算結果を、永久磁石212,213の厚さに対してプロットしたものであり、永久磁石212,213の軸方向長さが6mmの場合の計算結果を示している。
可動ミラー210の最大揺動角度は、永久磁石212,213の厚さが0.8mm付近で最大値を示している。このときの角度(約9°)は、厚さが0.3mmの場合と比べて、約20%大きくなっている。このことは、この付近で永久磁石212,213の慣性モーメントが最も小さくなることを示している。したがって、上述のような条件では、永久磁石212,213の厚さは0.7〜0.9mmの範囲にあることが好ましい。
[第4の実施形態]
図13Aから図13Cは、本発明の第4の実施形態における光走査装置の構成を示す概略図である。図13Aは、本実施形態の光走査装置を光の反射面側から見た概略平面図であり、図1Aに対応する図である。図13Bおよび図13Cは、それぞれ図13AのA−A’線およびB−B’線に沿った概略断面図である。
本実施形態は、第1の実施形態に対して第2の実施形態で行った構成の変更を、第3の実施形態に対して行った変形例である。すなわち、第3の実施形態(つまり第1の実施形態)のミラー部11を、第2の実施形態の、フランジ部111bを備えたミラー部111に置き換えた実施形態である。それに伴い、可動枠部314の、ミラー部111が嵌め込まれる楕円形部分の大きさも、第3の実施形態に対して変更されている。しかしながら、これら以外の構成については、第3の実施形態と同様であり、動作方法についても、第3の実施形態と同様である。
また、本実施形態によって得られる効果も、第2の実施形態と同様である。すなわち、本実施形態においてフランジ幅を0.8mmとすると、可動ミラー310の最大揺動角度は、0mmの場合(第3の実施形態)と比べて約2倍となる。例えば、永久磁石212,213の厚さが(慣性モーメントが最も小さくなる)0.8mmの場合、第3の実施形態では、可動ミラー310の最大揺動角度は、上述のように±9°であるが、本実施形態では、約2倍の±18°(走査角±36°)に達することになる。
[第5の実施形態]
図14Aから図14Cは、本発明の第5の実施形態における光走査装置の構成を示す概略図である。図14Aは、本実施形態の光走査装置を光の反射面側から見た概略平面図であり、図1Aに対応する図である。図14Bおよび図14Cは、それぞれ図14AのA−A’線およびB−B’線に沿った概略断面図である。
本実施形態は、外形的には、第4の実施形態のミラー部(とそれに伴う可動枠部)の形状を楕円形から矩形に変更した変更例である。しかしながら、本実施形態の光走査装置401は、上述した実施形態とは異なり、非共振周波数で動作するように構成された非共振型の光走査装置であり、図5に示す画像表示装置の垂直走査部P5の走査ミラーP51として用いられる。そのために、ミラー部411の反射面411aが矩形状に形成されている。ミラー部411の寸法は、一例として、反射面411aの短辺(ミラー幅)が4mm、長辺(ミラー長)が8mmであり、厚さが0.3mmである。
本実施形態の光走査装置401は、上述のように、非共振駆動(DC駆動、駆動周波数60Hz)で動作することが要求されるため、ローパスフィルタで効果的に共振モードを排除する必要がある。そのため、本実施形態の可動ミラー410は、共振周波数が1kHz程度となるように構成されていることが望ましい。可動枠部414の材料としては、モリブデンが好適に用いられる。永久磁石212,213の寸法は、一例として、軸方向長さが5mm、幅が1mm、厚さが0.5mmである。このとき、永久磁石212,213の磁化、および永久磁石212,213に作用する磁場の大きさを上述の実施形態と同様と仮定し、機械品質係数が1の場合の可動ミラー410の最大揺動角度を計算すると、フランジ幅が0.8mmでは、±13.5°に達する。これは、フランジ幅が0mmの場合の最大揺動角度(±3.3°)の約4倍以上である。
[第6の実施形態]
図15Aから図15Cは、本発明の第6の実施形態における光走査装置の構成を示す概略図である。図15Aは、本実施形態の光走査装置を光の反射面側から見た概略平面図であり、図1Aに対応する図である。図15Bおよび図15Cは、それぞれ図15AのA−A’線およびC−C’線に沿った概略断面図である。
本実施形態の光走査装置501は、2軸型の光走査装置である。すなわち、可動ミラー510全体は、第5の実施形態と同様に、主ねじり梁部21,22を揺動軸X−Xとして非共振モードで揺動するようになっている。それに対して、ミラー部511が、可動ミラー510に対して、揺動軸X−Xと実質的に直交する方向に延びる軸Z−Zを揺動軸として共振モードで揺動するようになっている。したがって、本実施形態では、ミラー部511を2次元的に揺動させることができ、光を2次元的に走査することが可能となる。可動ミラー510全体を非共振モードで揺動させる構成は、永久磁石の厚さ(とそれに伴うヨーク部のギャップ間の距離)を除いて、第5の実施形態と同様である。
本実施形態の可動ミラー510は、2つの永久磁石212,213の間に、ミラー部511を共振モードで揺動させる構成を有している。具体的には、可動ミラー510は、ミラー部511の両端に互いに対向して配置され、ミラー部511を揺動可能に支持するねじれ変形可能な一対の副ねじり梁部515,516と、ミラー部511を揺動駆動する副駆動部517と、を有している。副ねじり梁部515,516は、可動ミラー510の揺動軸X−Xと実質的に直交する方向に延びている。この方向を揺動軸Z−Zとして、ミラー部511は、副駆動部517によって駆動されて揺動するようになっている。
副駆動部517は、圧電材料(圧電素子)からなる圧電層517aと、電極パットとしてAl薄膜またはPt等の他の材料で形成された、下部電極および上部電極517b,517cと、を有している。下部電極517bと圧電層517aと上部電極517cとは、図15Cに示すように、可動枠部514上にこの順で積層されている。
副駆動部517は、図15Aに示すように、揺動軸Z−Zを挟んで2つずつ、合計4つ設けられている。揺動軸Z−Zに対して(図15Aで見て)右側の2つの副駆動部517は、配線によって、支持部41上に設けられた電圧印加手段518aに接続されている。こうして、それぞれの圧電層517aに同一の電圧V1が印加されるようになっている。揺動軸Z−Zに対して(図14Aで見て)左側の2つの副駆動部517は、配線によって、支持部42上に設けられた電圧印加手段518bに接続されている。こうして、それぞれの圧電層517aに同一の電圧V2が印加されるようになっている。このとき、電圧V1,V2を相補的な電圧とすることで、ミラー部511を共振モードで効率的に駆動することが可能となる。
ミラー部511、一対の副ねじり梁部515,516、可動枠部514、および支持部41,42は、微細加工が可能で適度な剛性を有する材料(単結晶シリコンやバネ鋼、モリブデンなど)で一体成形されている。本実施形態では、下部電極517bと可動枠部514とを物理的と同時に電気的に接続して、下部電極517bに接地電圧(GND)を与えることを容易にするために、これらの部材は、金属材料から形成されていることが好ましい。また、ミラー部511および一対の副ねじり梁部515,516の寸法は、所望の共振周波数が得られるように設計されている。ミラー部511の反射面としては、使用する光に対して十分な反射率を有する金属薄膜等の鏡面が形成されている。
本実施形態では、ミラー部511を揺動駆動するための駆動力として、圧電材料(圧電素子)の変形力を用いていたが、電磁力や静電力を用いることもできる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年11月24曰に出願された日本出願特願2010−261087を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1,101,201,301,401,501 光走査装置
10,110,210,310,410,510 可動ミラー
11,111,411,511 ミラー部
11a,111a,411a 反射面
12,13,212,213 永久磁石
14,114,214,314,414,514 可動枠部
21,22 主ねじり梁部
30,230 主駆動部
31,231 第1のヨーク
31a,231a 第1の端部
32,232 第2のヨーク
32a,232a 第2の端部
33,233 第3のヨーク
33a 第3の端部
34,234 コイル
41,42 支持部
111b フランジ部
515,516 副ねじり梁部
517 副駆動部
517a 圧電層
517b 下部電極
517c 上部電極
518a,518b 電圧印加手段

Claims (10)

  1. 主可動部と、該主可動部の両端に互いに対向して配置され、該主可動部を揺動可能に支持するねじれ変形可能な一対の主ねじり梁部と、前記主可動部を揺動駆動する主駆動部と、を有する光走査装置であって、
    前記主可動部が、
    光を反射する反射面を備えたミラー部と、
    前記ミラー部を挟んで互いに対向して配置され、それぞれが前記主可動部の揺動軸に沿って延びる一対の永久磁石と、
    を有し、
    前記主駆動部が、
    前記主可動部の揺動軸に沿って前記永久磁石を囲むように配置されたヨーク部と、
    前記ヨーク部に巻き付けられ、通電によって前記ヨーク部を励磁して、前記永久磁石に作用する磁場を発生させるコイルと、
    を有する、光走査装置。
  2. 前記永久磁石は、前記主可動部の揺動軸に対して実質的に回転対称に配置されているとともに、磁化方向が前記主可動部の揺動軸と実質的に直交するように配置されている、請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記ヨーク部が、前記主可動部の揺動軸を含む平面に対して実質的に対称に配置されている、請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記永久磁石は、磁化方向が前記平面と実質的に直交するように配置され、
    前記ヨーク部が、前記永久磁石を挟んで互いに対向する2つの端部と、前記永久磁石の磁化方向と実質的に直交する方向で該永久磁石に対向する1つの端部と、を有し、
    前記コイルが、通電によって前記2つの端部と前記1つの端部とに異なる磁極を形成するように、前記ヨーク部に巻き付けられている、請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記永久磁石は、磁化方向が前記平面と実質的に平行になるように配置され、
    前記ヨーク部が、前記永久磁石を挟んで互いに対向する2つの端部を有し、
    前記コイルが、通電によって前記2つの端部にそれぞれ異なる磁極を形成するように、前記ヨーク部に巻き付けられている、請求項3に記載の光走査装置。
  6. 前記ミラー部が、前記一対の主ねじり梁部を構成する材料の密度より小さい密度の材料で構成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記ミラー部が、前記主可動部の揺動軸に対して実質的に回転対称に配置されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記ミラー部は、前記反射面の周縁部がフランジ状に形成されている、請求項1から6のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 前記主可動部が、
    前記ミラー部の両端に互いに対向して配置され、該ミラー部を揺動可能に支持するねじれ変形可能な一対の副ねじり梁部であって、該各副ねじり梁部が、前記主可動部の揺動軸と実質的に直交する方向に延びる、一対の副ねじり梁部と、
    前記ミラー部を揺動駆動する副駆動部と、
    を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 前記副駆動部が圧電材料を有する、請求項9に記載の光走査装置。
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